JP3578305B2 - 隙間閉塞装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビルトイン家具や間仕切り用家具、さらには間仕切り建具枠や間仕切り壁といった各種備品と部屋の内壁との間に生ずる隙間を塞ぐための隙間閉塞装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ビルトイン家具は、部屋の天井や壁の不陸、断熱構造の採用等によりその設置場所の内寸が変わることを考慮して、設置場所の内寸に対してある程度余裕を持たせた規格寸法で量産されることが多く、従ってこの家具を設置場所に設置した場合には、家具と天井面や壁面との間に隙間が生じることになり、この隙間を塞ぐ処置が必要となる。
【0003】
従来においては、図6に示すように、合板(1)を家具(2)の側面に壁面(3)方向に突出した状態で取り付けたり、図7に示すように、家具(2)の扉(4)と同材の巾合わせ板(5)を壁面(3)に家具(2)方向に突出した状態で取り付けたり、図8に示すように、軟質樹脂材(6)を家具(2)の側面に壁面(3)方向に突出した状態で取り付けたり、さらには図9に示すように、壁面(3)から角柱(7)を介して家具(2)と壁面(3)との間の隙間に至るまでのクロス(8)を貼るといった処置がなされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6に示す従来例では、現場での職人による合板(1)の削り合わせといった煩雑な作業が必要であり、しかも合板(1)の突出量が決まってしまうため、家具(2)を所定の設置場所に設置した後で他の場所に移し変えることが困難であった。また、密閉性にも乏しかった。
【0005】
図7に示す従来例では、予め詳細な採寸をしてその寸法の巾合わせ板(5)を特注する必要があるので高価であり、しかも家具(2)を所定の設置場所から移動すると、巾合わせ板(5)が壁面(3)に残るため、設置した後に移し変えのない家具(2)に限定される。また、密閉性にも乏しかった。
図8に示す従来例では、家具(2)と壁面(3)との隙間が狭い場合には軟質樹脂材(6)が湾曲して隙間を塞ぎ、隙間が広い場合には軟質樹脂材(6)がほぼ帯状となって隙間を塞ぐので、隙間の大きさが多少変わっても対応できるようになっているが、軟質樹脂材(6)の突出量は決まっているので、上記と同様に家具(2)の移し変えが困難である。しかも、軟質樹脂材(6)は単に帯状に突出しているだけであり、突出量が大きいと軟質樹脂材(6)に腰がなくなって撓み易くなるため、突出量はさほど大きくすることができず、これにより数ミリ程度の小さな隙間にしか対応できない。
【0006】
図9に示す従来例においては、クロス(8)を貼る作業が非常に煩雑となり、しかも家具(2)を所定の設置場所から移動すると、クロス(8)が壁面(3)に中途半端に貼られた状態で残るため、設置した後に移し変えのない家具(2)に限定される。
このように、従来の処置では、手間やコストがかかるとともに、密閉性にも乏しく、家具(2)の移し変えに際して隙間の大きさが変わるような場合には、さらに大工工事や仕上工事が必要となり、今後さらにニーズが高まると予想される家具の移し変えを伴うリフォームに対応しずらいといった不具合があった。特に、予め設置された家具を移し変えて部屋の間仕切り用として利用するような場合には、家具と壁面との間の隙間がより大きくなる可能性が高く、従来のような方法では新たに隙間を塞ぐ処置をする以外は対応できなかった。
【0007】
本発明は、上記に鑑み、隙間を簡単に塞ぐことができ、備品の移し変えに伴う隙間の変化にも柔軟に対応でき、しかもその調整を素人にでも簡単に行うことができる隙間閉塞装置の提供を目的とする
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段は、ビルトイン家具や間仕切り用家具、さらには間仕切り建具枠や間仕切り壁といった各種備品の本体の側面又は上面に沿って配された変形可能な軟質部材と、該軟質部材の備品本体からの突出量を可変する突出量可変手段とを備えたものである。
【0009】
これにより、 軟質部材の突出量を調整して備品と部屋の内壁との間に生じる隙間を簡単に塞ぐことができ、しかも一度設置した備品をリフォーム等に際して移し変えたときに隙間の大きさが変化したり、さらには備品で部屋の間仕切るときに大きな隙間が生じても、柔軟に対応することができる。
ここで、軟質部材を略U字状に湾曲し、その内曲面を備品本体に対向させるとともに、外曲面を部屋の内壁との接触面となるように配されているので、軟質部材の突出量調整時や備品の移し変え時に内壁に貼着されたクロス等を傷付けるようなことがない。しかも、この略U字状の軟質部材が内壁に接触することによって、隙間を少なくとも2重に塞ぐことになるので、密閉性が高まる。
【0010】
さらに、突出量可変手段は、軟質部材の前後端部を貫通して前後方向に配されたボルトと、ボルトの回転により前後方向にスライドして軟質部材の前後端部を近接離間させるスライド部材とを備えている。これによって、備品本体の前面側よりドライバー等によってボルトを回転させるだけで、軟質部材の突出量を調整することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態の隙間閉塞装置の横断面図、図2は隙間閉塞装置を備えたクローゼットの分解斜視図、図3は隙間閉塞装置の要部斜視図、図4はクローゼット本体に装着した隙間閉塞装置の上部部分の斜視図、図5は隙間閉塞装置により隙間を塞いだときの正面図である。
【0012】
本実施形態の隙間閉塞装置を備えたクローゼットは、図2に示すように、クローゼット本体(10)と、該クローゼット本体(10)の上部に配された幕板装置(11)と、前記クローゼット本体(10)の下部に配された走行装置(12)とを備えている。
前記クローゼット本体(10)は、ダボ孔付きの左右側板(13)(14)と、該両側板(13)(14)に開閉自在に取り付けられた扉(15)と、前記両側板(13)(14)間に差し渡された背板(16)と、両側板(13)(14)及び背板(16)が立設された台輪(17)付きの底板(18)とから上面開放の箱形に形成されている。
【0013】
そして、両側板(13)(14)間には、これらと平行にダボ孔付きの中間板(19)が立設されている。この中間板(19)と両側板(13)(14)との間には、ダボ孔に挿入されたピンを介して複数の柵板(20)が差し渡され、また引き出し式の複数の収納箱(21)が
収容されている。
【0014】
前記幕板装置(11)は、左右一対の操作用ボルト(25)を手動で回転させることにより、方形枠状の幕板部材(26)が昇降してクローゼットと天井面との隙間を塞ぐ構造となっている。
前記走行手段(12)は、底板(18)を貫通したハンドル(27)を手動で回転させることにより、図示しないギア機構を介して4個のキャスタ−が台輪(17)よりも下方に突出してクローゼットの走行を可能にする構造となっている。
【0015】
そして、本実施形態の隙間閉塞装置(29)は、クローゼット本体(10)の左側板(13)又は右側板(14)の前後両端部に沿って上下方向に互いに平行に配された前後一対の軟質部材(30)と、各軟質部材(30)のクローゼット本体(10)外方向への突出量を可変する突出量可変手段(31)とを備えている。なお、軟質部材(30)及び突出量可変手段(31)は、クローゼットの配置に応じて左右の両側板(13)(14)に配してもよい。また、以後、これらを左側板(13)に配したものとして説明する。
【0016】
前記軟質部材(30)は、図1,3に示すように、ブチル系充填剤からなる帯状のものをその取付状態において略U字状に湾曲して、その内曲面(32)が左側板(13)に対向し、外曲面(33)が部屋の壁面(34)との接触面となるように配されている。また、この軟質部材(30)の前後端部には、上下方向に適当な間隔を空けて複数のボルト挿入孔(35)が形成されている。
【0017】
前記突出量可変手段(31)は、図1,3に示すように、左側板(13)の前後両端部に沿って上下方向に配された前後一対の支持プレート(36)と、該支持プレート(36)の前側で支持プレート(36)に沿って配された補強用角柱(37)と、軟質部材(30)の前後のボルト挿入孔(35)を貫通して支持プレート(36)及び補強用角柱(37)に支持された複数のボルト(38)と、各ボルト(38)の回転により前後方向にスライドして軟質部材(30)の前後端部を近接離間させるスライド部材(39)とから構成されている。
【0018】
前記支持プレート(36)は、金属製で、上下方向に適当な間隔を空けて複数の螺子孔が形成された基部(40)と、該基部(40)の前後端が夫々直角に折曲されてなる前後突片(41)(42)とからコ字形に形成されている。そして、複数の固定ボルト(43)をクローゼット本体(10)の内部から左側板(13)を貫通して基部(40)の螺子孔に螺じ込むことにより、支持プレート(36)が左側板(13)に締め付け固定されている。また、前記前後突片(41)(42)には、軟質部材(30)のボルト挿入孔(35)に対応して、上下方向に複数のボルト挿入孔(44)が形成されている。
【0019】
前記補強用角柱(37)は、その前面が扉(15)と同色に化粧合わせされており、これによって隙間閉塞装置(29)を装着した場合でもクローゼットの美観を損なうことがないようにしている。また、軟質部材(30)のボルト挿入孔(35)に対応して上下方向に複数のボルト挿入孔(45)が形成されている。
前記ボルト(38)は、補強用角柱(37)のボルト挿入孔(45)及び支持プレート(36)の前後突片(41)(42)のボルト挿入孔(44)を前後方向に貫通して、これらに回転自在に支持されており、前後突片(41)(42)間において軟質部材(30)のボルト挿入孔(35)を貫通している。従って、軟質部材(30)は、前後突片(41)(42)間においてボルト(38)に沿って前後方向に移動可能な状態でボルト(38)に支持されている。
【0020】
また、ボルト(38)の前端部のボルトヘッド(50)は、前方に広がったテーパ状に形成され、これに対応して補強用角柱(37)のボルト挿入孔(45)もテーパ状に形成されており、ボルトヘッド(50)がボルト挿入孔(45)に嵌り込むことによって、ボルト(38)の後方への移動が規制されている。しかも、この嵌り込みにより美観を損なうことがなく、扉(15)の開閉の邪魔にもならない。さらに、ボルト(38)の後突片(42)よりも後方に突出した部分には、抜け止めリング(51)が外嵌されており、これによってボルト(38)の前方への移動が規制されている。
【0021】
前記スライド部材(39)は、軟質部材(30)の後端部と支持プレート(36)の後突片(42)との間で前後突片(41)(42)と平行に配された金属製の帯状プレートで、軟質部材(30)のボルト挿入孔(35)に対応して上下方向に複数の螺子孔(52)が形成されている。そして、この螺子孔(52)を介してボルト(38)とスライド部材(39)が螺合しており、ボルト(38)が回転すると、スライド部材(39)は支持プレート(36)の基部(40)によって回転が規制されてボルト(38)に沿って前後方向にスライドするようになっている。
【0022】
ここで、ボルト(38)は、ピッチの比較的大きなものが使用されており、ボルト(38)が1回転したときのスライド部材(39)の移動量を大きくして操作性の向上を図っている。
上記構成において、ビルトインクローゼットを部屋の所定の設置場所に設置したとき、クローゼット本体(10)の左側板(13)と部屋の壁面(34)との間に隙間が生じると、この隙間を塞ぐために、クローゼット本体(10)の前面側に露出したボルト(38)をドライバーによって回転させる。すると、図1に示すように、スライド部材(39)が前方に移動して軟質部材(30)の後端部を前方に押し、一方軟質部材(30)の前端部は支持プレート(36)の前突片(41)に当接して前方への移動が規制されているので、軟質部材(30)の前後端部が互いに近接してさらに湾曲する。これによって、軟質部材(30)の外方向への突出量が大きくなり、その外曲面(33)が壁面(34)に密着して隙間が閉塞される。
【0023】
一方、軟質部材(30)の突出量を小さくする場合には、ドライバーによりボルト(38)を先程とは反対の方向に回転させる。すると、スライド部材(39)が後方に移動し、これによって軟質部材(30)の後端部を規制するものがなくなるので、軟質部材(30)自身の弾性復帰力によってその後端部が後方に移動し、突出量が小さくなる。
【0024】
また、クローゼットと天井面との間に隙間が生じている場合には、幕板装置(11)の幕板部材(26)を上昇させてその隙間を塞ぐが、図4に示すように、軟質部材(30)は幕板部材(26)の最大上昇時の上面と同じ高さ位置まで延設されているので、幕板部材(26)が上昇したときにでも、左側板(13)と壁面(34)との間の隙間を天井面まできっちりと塞ぐことができる。なお、幕板部材(26)が上昇していないときには、図5に示すように、軟質部材(30)が天井面に押されて屈曲しながら隙間を塞ぐようになっている。また、壁面(34)から巾木(53)が突出していても、軟質部材(30)が変形して巾木(53)に密着し、隙間をきっちりと塞ぐことができる。
【0025】
このように、本実施形態の隙間閉塞装置(29)は、ボルト(38)を補強用角柱(37)、支持プレート(36)及び軟質部材(30)に挿入するとともに、スライド部材(39)に螺じ込むといった素人にでも組み立てることのできる量産可能な簡単な構造であり、しかも支持プレート(36)を固定ボルト(43)で締付け固定するだけでクローゼット本体(10)に装着されているので、クローゼット本体(10)に対しての着脱が容易で、クローゼットの設置状況や間仕切り用としての用途変更等に柔軟に対応できる。
【0026】
さらに、クローゼット本体(10)の前面側よりドライバーによってボルト(38)を回転させるだけの素人にでもできる極めて簡単な操作により、軟質部材(30)の外方向への突出量を可変して調整することできるので、従来のような手間やコストをかけることなくクローゼットと部屋の壁面(34)との間に生じる隙間を簡単に塞ぐことができ、一度設置したビルトインクローゼットをリフォーム等に伴って移し変えたときに隙間の大きさが変化したり、さらにはクローゼットを部屋の間仕切り用として使用したときにより大きな隙間が生じることがあっても、新たに大工工事や仕上工事を必要とせずに極めて容易に対応することができる。
【0027】
また、略U字状に湾曲させたスライド部材(39)の外曲面(33)が壁面(34)との接触面とされているので、軟質部材(30)の突出量調整時やクローゼットの移し変え時に壁面(34)に貼着されたクロス等を傷付けるようなことがない。しかも、この略U字状の軟質部材(30)は、側面(13)の前後端部に沿って配されているので、壁面(34)に対してクローゼットを平行に配置し易く、地震等の振動に対するクローゼットの水平方向の振れも防止できる。加えて、隙間を前後の軟質部材(30)で4重に塞ぐことになるので密閉性が高まり、特にクローゼットを間仕切り用として使用した場合、隣接する部屋への音や光の漏れを少なくすることができる。なお、軟質部材(30)を側面(13)の前端部に配しただけであっても、隙間を2重に塞ぐことになるので、従来よりは密閉性が高くなる。
【0028】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実施形態においては、隙間閉塞装置をクローゼットに適用したが、間仕切り建具枠や間仕切り壁に適用して、これらと部屋の内壁との間に生じる隙間を塞ぐようにしてもよい。また、本実施形態においては、クローゼットと部屋の天井面との間に生じる隙間を幕板装置によって塞いでいるが、この幕板装置の代わりにクローゼット本体の上部に隙間閉塞装置を設けて、天井面との隙間を塞ぐようにしてもよい。一方、軟質部材は、略U字状に湾曲したものに限らず、略円筒状のものや中実構造のものであってもよい。また、突出量可変手段は、軟質部材の後端部にワイヤ等を取り付け、このワイヤを引っ張ったり緩めたりすることによって軟質部材の突出量を可変するようにしたり、クローゼット本体の内部からシャフト等を用いて軟質部材を外方向に押し出すようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によると、軟質部材の突出量を可変して調整することができるので、従来のように手間やコストをかけずに備品と部屋の内壁との間に生じる隙間を簡単に塞ぐことができ、一度設置した備品をリフォーム等に際して移し変えたときに隙間の大きさが変化したり、さらには備品で部屋の間仕切るときにより大きな隙間が生じても、従来のように新たに大工工事や仕上工事を必要とせずに柔軟に対応することができる。
【0030】
また、軟質部材を略U字状に湾曲してその外曲面を部屋の内壁との接触面としているので、軟質部材の突出量調整時や備品の移し変え時に内壁に貼着されたクロス等を傷付けるようなことがない。しかも、密閉性が高まり、特に備品により部屋を間仕切る場合、隣接する部屋への音や光の漏れを少なくすることができる。
【0031】
さらに、前後方向に配されたボルトの回転により軟質部材の前後端部を近接離間させる構造としているので、備品本体の前面側よりドライバー等によってボルトを回転させるだけの素人にでもできる極めて簡単な操作により、軟質部材の突出量を可変することでき、使用性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の隙間閉塞装置の横断面図である。
【図2】隙間閉塞装置を備えたクローゼットの分解斜視図である。
【図3】隙間閉塞装置の要部斜視図である。
【図4】クローゼットに装着した隙間閉塞装置の上部部分の斜視図である。
【図5】隙間閉塞装置により隙間を塞いだときの正面図である。
【図6】従来の隙間閉塞処理を示す図 である。
【図7】従来の他の隙間閉塞処理を示す図である。
【図8】従来のその他の隙間閉塞処理を示す図である。
【図9】従来の別の隙間閉塞処理を示す図である。
【符号の説明】
(10) クローゼット本体
(30) 軟質部材
(31) 突出量可変手段
(32) 内曲面
(33) 外曲面
(34) 壁面
(38) ボルト
(39) スライド部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビルトイン家具や間仕切り用家具、さらには間仕切り建具枠や間仕切り壁といった各種備品と部屋の内壁との間に生ずる隙間を塞ぐための隙間閉塞装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ビルトイン家具は、部屋の天井や壁の不陸、断熱構造の採用等によりその設置場所の内寸が変わることを考慮して、設置場所の内寸に対してある程度余裕を持たせた規格寸法で量産されることが多く、従ってこの家具を設置場所に設置した場合には、家具と天井面や壁面との間に隙間が生じることになり、この隙間を塞ぐ処置が必要となる。
【0003】
従来においては、図6に示すように、合板(1)を家具(2)の側面に壁面(3)方向に突出した状態で取り付けたり、図7に示すように、家具(2)の扉(4)と同材の巾合わせ板(5)を壁面(3)に家具(2)方向に突出した状態で取り付けたり、図8に示すように、軟質樹脂材(6)を家具(2)の側面に壁面(3)方向に突出した状態で取り付けたり、さらには図9に示すように、壁面(3)から角柱(7)を介して家具(2)と壁面(3)との間の隙間に至るまでのクロス(8)を貼るといった処置がなされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6に示す従来例では、現場での職人による合板(1)の削り合わせといった煩雑な作業が必要であり、しかも合板(1)の突出量が決まってしまうため、家具(2)を所定の設置場所に設置した後で他の場所に移し変えることが困難であった。また、密閉性にも乏しかった。
【0005】
図7に示す従来例では、予め詳細な採寸をしてその寸法の巾合わせ板(5)を特注する必要があるので高価であり、しかも家具(2)を所定の設置場所から移動すると、巾合わせ板(5)が壁面(3)に残るため、設置した後に移し変えのない家具(2)に限定される。また、密閉性にも乏しかった。
図8に示す従来例では、家具(2)と壁面(3)との隙間が狭い場合には軟質樹脂材(6)が湾曲して隙間を塞ぎ、隙間が広い場合には軟質樹脂材(6)がほぼ帯状となって隙間を塞ぐので、隙間の大きさが多少変わっても対応できるようになっているが、軟質樹脂材(6)の突出量は決まっているので、上記と同様に家具(2)の移し変えが困難である。しかも、軟質樹脂材(6)は単に帯状に突出しているだけであり、突出量が大きいと軟質樹脂材(6)に腰がなくなって撓み易くなるため、突出量はさほど大きくすることができず、これにより数ミリ程度の小さな隙間にしか対応できない。
【0006】
図9に示す従来例においては、クロス(8)を貼る作業が非常に煩雑となり、しかも家具(2)を所定の設置場所から移動すると、クロス(8)が壁面(3)に中途半端に貼られた状態で残るため、設置した後に移し変えのない家具(2)に限定される。
このように、従来の処置では、手間やコストがかかるとともに、密閉性にも乏しく、家具(2)の移し変えに際して隙間の大きさが変わるような場合には、さらに大工工事や仕上工事が必要となり、今後さらにニーズが高まると予想される家具の移し変えを伴うリフォームに対応しずらいといった不具合があった。特に、予め設置された家具を移し変えて部屋の間仕切り用として利用するような場合には、家具と壁面との間の隙間がより大きくなる可能性が高く、従来のような方法では新たに隙間を塞ぐ処置をする以外は対応できなかった。
【0007】
本発明は、上記に鑑み、隙間を簡単に塞ぐことができ、備品の移し変えに伴う隙間の変化にも柔軟に対応でき、しかもその調整を素人にでも簡単に行うことができる隙間閉塞装置の提供を目的とする
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段は、ビルトイン家具や間仕切り用家具、さらには間仕切り建具枠や間仕切り壁といった各種備品の本体の側面又は上面に沿って配された変形可能な軟質部材と、該軟質部材の備品本体からの突出量を可変する突出量可変手段とを備えたものである。
【0009】
これにより、 軟質部材の突出量を調整して備品と部屋の内壁との間に生じる隙間を簡単に塞ぐことができ、しかも一度設置した備品をリフォーム等に際して移し変えたときに隙間の大きさが変化したり、さらには備品で部屋の間仕切るときに大きな隙間が生じても、柔軟に対応することができる。
ここで、軟質部材を略U字状に湾曲し、その内曲面を備品本体に対向させるとともに、外曲面を部屋の内壁との接触面となるように配されているので、軟質部材の突出量調整時や備品の移し変え時に内壁に貼着されたクロス等を傷付けるようなことがない。しかも、この略U字状の軟質部材が内壁に接触することによって、隙間を少なくとも2重に塞ぐことになるので、密閉性が高まる。
【0010】
さらに、突出量可変手段は、軟質部材の前後端部を貫通して前後方向に配されたボルトと、ボルトの回転により前後方向にスライドして軟質部材の前後端部を近接離間させるスライド部材とを備えている。これによって、備品本体の前面側よりドライバー等によってボルトを回転させるだけで、軟質部材の突出量を調整することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態の隙間閉塞装置の横断面図、図2は隙間閉塞装置を備えたクローゼットの分解斜視図、図3は隙間閉塞装置の要部斜視図、図4はクローゼット本体に装着した隙間閉塞装置の上部部分の斜視図、図5は隙間閉塞装置により隙間を塞いだときの正面図である。
【0012】
本実施形態の隙間閉塞装置を備えたクローゼットは、図2に示すように、クローゼット本体(10)と、該クローゼット本体(10)の上部に配された幕板装置(11)と、前記クローゼット本体(10)の下部に配された走行装置(12)とを備えている。
前記クローゼット本体(10)は、ダボ孔付きの左右側板(13)(14)と、該両側板(13)(14)に開閉自在に取り付けられた扉(15)と、前記両側板(13)(14)間に差し渡された背板(16)と、両側板(13)(14)及び背板(16)が立設された台輪(17)付きの底板(18)とから上面開放の箱形に形成されている。
【0013】
そして、両側板(13)(14)間には、これらと平行にダボ孔付きの中間板(19)が立設されている。この中間板(19)と両側板(13)(14)との間には、ダボ孔に挿入されたピンを介して複数の柵板(20)が差し渡され、また引き出し式の複数の収納箱(21)が
収容されている。
【0014】
前記幕板装置(11)は、左右一対の操作用ボルト(25)を手動で回転させることにより、方形枠状の幕板部材(26)が昇降してクローゼットと天井面との隙間を塞ぐ構造となっている。
前記走行手段(12)は、底板(18)を貫通したハンドル(27)を手動で回転させることにより、図示しないギア機構を介して4個のキャスタ−が台輪(17)よりも下方に突出してクローゼットの走行を可能にする構造となっている。
【0015】
そして、本実施形態の隙間閉塞装置(29)は、クローゼット本体(10)の左側板(13)又は右側板(14)の前後両端部に沿って上下方向に互いに平行に配された前後一対の軟質部材(30)と、各軟質部材(30)のクローゼット本体(10)外方向への突出量を可変する突出量可変手段(31)とを備えている。なお、軟質部材(30)及び突出量可変手段(31)は、クローゼットの配置に応じて左右の両側板(13)(14)に配してもよい。また、以後、これらを左側板(13)に配したものとして説明する。
【0016】
前記軟質部材(30)は、図1,3に示すように、ブチル系充填剤からなる帯状のものをその取付状態において略U字状に湾曲して、その内曲面(32)が左側板(13)に対向し、外曲面(33)が部屋の壁面(34)との接触面となるように配されている。また、この軟質部材(30)の前後端部には、上下方向に適当な間隔を空けて複数のボルト挿入孔(35)が形成されている。
【0017】
前記突出量可変手段(31)は、図1,3に示すように、左側板(13)の前後両端部に沿って上下方向に配された前後一対の支持プレート(36)と、該支持プレート(36)の前側で支持プレート(36)に沿って配された補強用角柱(37)と、軟質部材(30)の前後のボルト挿入孔(35)を貫通して支持プレート(36)及び補強用角柱(37)に支持された複数のボルト(38)と、各ボルト(38)の回転により前後方向にスライドして軟質部材(30)の前後端部を近接離間させるスライド部材(39)とから構成されている。
【0018】
前記支持プレート(36)は、金属製で、上下方向に適当な間隔を空けて複数の螺子孔が形成された基部(40)と、該基部(40)の前後端が夫々直角に折曲されてなる前後突片(41)(42)とからコ字形に形成されている。そして、複数の固定ボルト(43)をクローゼット本体(10)の内部から左側板(13)を貫通して基部(40)の螺子孔に螺じ込むことにより、支持プレート(36)が左側板(13)に締め付け固定されている。また、前記前後突片(41)(42)には、軟質部材(30)のボルト挿入孔(35)に対応して、上下方向に複数のボルト挿入孔(44)が形成されている。
【0019】
前記補強用角柱(37)は、その前面が扉(15)と同色に化粧合わせされており、これによって隙間閉塞装置(29)を装着した場合でもクローゼットの美観を損なうことがないようにしている。また、軟質部材(30)のボルト挿入孔(35)に対応して上下方向に複数のボルト挿入孔(45)が形成されている。
前記ボルト(38)は、補強用角柱(37)のボルト挿入孔(45)及び支持プレート(36)の前後突片(41)(42)のボルト挿入孔(44)を前後方向に貫通して、これらに回転自在に支持されており、前後突片(41)(42)間において軟質部材(30)のボルト挿入孔(35)を貫通している。従って、軟質部材(30)は、前後突片(41)(42)間においてボルト(38)に沿って前後方向に移動可能な状態でボルト(38)に支持されている。
【0020】
また、ボルト(38)の前端部のボルトヘッド(50)は、前方に広がったテーパ状に形成され、これに対応して補強用角柱(37)のボルト挿入孔(45)もテーパ状に形成されており、ボルトヘッド(50)がボルト挿入孔(45)に嵌り込むことによって、ボルト(38)の後方への移動が規制されている。しかも、この嵌り込みにより美観を損なうことがなく、扉(15)の開閉の邪魔にもならない。さらに、ボルト(38)の後突片(42)よりも後方に突出した部分には、抜け止めリング(51)が外嵌されており、これによってボルト(38)の前方への移動が規制されている。
【0021】
前記スライド部材(39)は、軟質部材(30)の後端部と支持プレート(36)の後突片(42)との間で前後突片(41)(42)と平行に配された金属製の帯状プレートで、軟質部材(30)のボルト挿入孔(35)に対応して上下方向に複数の螺子孔(52)が形成されている。そして、この螺子孔(52)を介してボルト(38)とスライド部材(39)が螺合しており、ボルト(38)が回転すると、スライド部材(39)は支持プレート(36)の基部(40)によって回転が規制されてボルト(38)に沿って前後方向にスライドするようになっている。
【0022】
ここで、ボルト(38)は、ピッチの比較的大きなものが使用されており、ボルト(38)が1回転したときのスライド部材(39)の移動量を大きくして操作性の向上を図っている。
上記構成において、ビルトインクローゼットを部屋の所定の設置場所に設置したとき、クローゼット本体(10)の左側板(13)と部屋の壁面(34)との間に隙間が生じると、この隙間を塞ぐために、クローゼット本体(10)の前面側に露出したボルト(38)をドライバーによって回転させる。すると、図1に示すように、スライド部材(39)が前方に移動して軟質部材(30)の後端部を前方に押し、一方軟質部材(30)の前端部は支持プレート(36)の前突片(41)に当接して前方への移動が規制されているので、軟質部材(30)の前後端部が互いに近接してさらに湾曲する。これによって、軟質部材(30)の外方向への突出量が大きくなり、その外曲面(33)が壁面(34)に密着して隙間が閉塞される。
【0023】
一方、軟質部材(30)の突出量を小さくする場合には、ドライバーによりボルト(38)を先程とは反対の方向に回転させる。すると、スライド部材(39)が後方に移動し、これによって軟質部材(30)の後端部を規制するものがなくなるので、軟質部材(30)自身の弾性復帰力によってその後端部が後方に移動し、突出量が小さくなる。
【0024】
また、クローゼットと天井面との間に隙間が生じている場合には、幕板装置(11)の幕板部材(26)を上昇させてその隙間を塞ぐが、図4に示すように、軟質部材(30)は幕板部材(26)の最大上昇時の上面と同じ高さ位置まで延設されているので、幕板部材(26)が上昇したときにでも、左側板(13)と壁面(34)との間の隙間を天井面まできっちりと塞ぐことができる。なお、幕板部材(26)が上昇していないときには、図5に示すように、軟質部材(30)が天井面に押されて屈曲しながら隙間を塞ぐようになっている。また、壁面(34)から巾木(53)が突出していても、軟質部材(30)が変形して巾木(53)に密着し、隙間をきっちりと塞ぐことができる。
【0025】
このように、本実施形態の隙間閉塞装置(29)は、ボルト(38)を補強用角柱(37)、支持プレート(36)及び軟質部材(30)に挿入するとともに、スライド部材(39)に螺じ込むといった素人にでも組み立てることのできる量産可能な簡単な構造であり、しかも支持プレート(36)を固定ボルト(43)で締付け固定するだけでクローゼット本体(10)に装着されているので、クローゼット本体(10)に対しての着脱が容易で、クローゼットの設置状況や間仕切り用としての用途変更等に柔軟に対応できる。
【0026】
さらに、クローゼット本体(10)の前面側よりドライバーによってボルト(38)を回転させるだけの素人にでもできる極めて簡単な操作により、軟質部材(30)の外方向への突出量を可変して調整することできるので、従来のような手間やコストをかけることなくクローゼットと部屋の壁面(34)との間に生じる隙間を簡単に塞ぐことができ、一度設置したビルトインクローゼットをリフォーム等に伴って移し変えたときに隙間の大きさが変化したり、さらにはクローゼットを部屋の間仕切り用として使用したときにより大きな隙間が生じることがあっても、新たに大工工事や仕上工事を必要とせずに極めて容易に対応することができる。
【0027】
また、略U字状に湾曲させたスライド部材(39)の外曲面(33)が壁面(34)との接触面とされているので、軟質部材(30)の突出量調整時やクローゼットの移し変え時に壁面(34)に貼着されたクロス等を傷付けるようなことがない。しかも、この略U字状の軟質部材(30)は、側面(13)の前後端部に沿って配されているので、壁面(34)に対してクローゼットを平行に配置し易く、地震等の振動に対するクローゼットの水平方向の振れも防止できる。加えて、隙間を前後の軟質部材(30)で4重に塞ぐことになるので密閉性が高まり、特にクローゼットを間仕切り用として使用した場合、隣接する部屋への音や光の漏れを少なくすることができる。なお、軟質部材(30)を側面(13)の前端部に配しただけであっても、隙間を2重に塞ぐことになるので、従来よりは密閉性が高くなる。
【0028】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実施形態においては、隙間閉塞装置をクローゼットに適用したが、間仕切り建具枠や間仕切り壁に適用して、これらと部屋の内壁との間に生じる隙間を塞ぐようにしてもよい。また、本実施形態においては、クローゼットと部屋の天井面との間に生じる隙間を幕板装置によって塞いでいるが、この幕板装置の代わりにクローゼット本体の上部に隙間閉塞装置を設けて、天井面との隙間を塞ぐようにしてもよい。一方、軟質部材は、略U字状に湾曲したものに限らず、略円筒状のものや中実構造のものであってもよい。また、突出量可変手段は、軟質部材の後端部にワイヤ等を取り付け、このワイヤを引っ張ったり緩めたりすることによって軟質部材の突出量を可変するようにしたり、クローゼット本体の内部からシャフト等を用いて軟質部材を外方向に押し出すようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によると、軟質部材の突出量を可変して調整することができるので、従来のように手間やコストをかけずに備品と部屋の内壁との間に生じる隙間を簡単に塞ぐことができ、一度設置した備品をリフォーム等に際して移し変えたときに隙間の大きさが変化したり、さらには備品で部屋の間仕切るときにより大きな隙間が生じても、従来のように新たに大工工事や仕上工事を必要とせずに柔軟に対応することができる。
【0030】
また、軟質部材を略U字状に湾曲してその外曲面を部屋の内壁との接触面としているので、軟質部材の突出量調整時や備品の移し変え時に内壁に貼着されたクロス等を傷付けるようなことがない。しかも、密閉性が高まり、特に備品により部屋を間仕切る場合、隣接する部屋への音や光の漏れを少なくすることができる。
【0031】
さらに、前後方向に配されたボルトの回転により軟質部材の前後端部を近接離間させる構造としているので、備品本体の前面側よりドライバー等によってボルトを回転させるだけの素人にでもできる極めて簡単な操作により、軟質部材の突出量を可変することでき、使用性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の隙間閉塞装置の横断面図である。
【図2】隙間閉塞装置を備えたクローゼットの分解斜視図である。
【図3】隙間閉塞装置の要部斜視図である。
【図4】クローゼットに装着した隙間閉塞装置の上部部分の斜視図である。
【図5】隙間閉塞装置により隙間を塞いだときの正面図である。
【図6】従来の隙間閉塞処理を示す図 である。
【図7】従来の他の隙間閉塞処理を示す図である。
【図8】従来のその他の隙間閉塞処理を示す図である。
【図9】従来の別の隙間閉塞処理を示す図である。
【符号の説明】
(10) クローゼット本体
(30) 軟質部材
(31) 突出量可変手段
(32) 内曲面
(33) 外曲面
(34) 壁面
(38) ボルト
(39) スライド部材
Claims (2)
- 家具や間仕切り部材等の備品と部屋の内壁との間に生じる隙間を閉塞するためのものであって、備品本体の側面又は上面に沿って配された変形可能な軟質部材と、該軟質部材の前記備品本体からの突出量を可変する突出量可変手段とを備えるとともに、前記軟質部材は、略U字状に湾曲され、その内曲面が前記備品本体に対向するとともに、外曲面が前記部屋の内壁との接触面となるように配されたことを特徴とする隙間閉塞装置。
- 前記突出量可変手段は、前記略U字状の軟質部材の前後端部を貫通して前後方向に配されたボルトと、前記ボルトの回転により前後方向にスライドして前記軟質部材の前後端部を近接離間させるスライド部材とを備えた請求項1記載の隙間閉塞装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11480097A JP3578305B2 (ja) | 1997-05-02 | 1997-05-02 | 隙間閉塞装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11480097A JP3578305B2 (ja) | 1997-05-02 | 1997-05-02 | 隙間閉塞装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10295478A JPH10295478A (ja) | 1998-11-10 |
JP3578305B2 true JP3578305B2 (ja) | 2004-10-20 |
Family
ID=14647013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11480097A Expired - Fee Related JP3578305B2 (ja) | 1997-05-02 | 1997-05-02 | 隙間閉塞装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3578305B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111827530A (zh) * | 2020-07-09 | 2020-10-27 | 商丘工学院 | 一种超高层建筑反吊隔墙及其施工方法 |
-
1997
- 1997-05-02 JP JP11480097A patent/JP3578305B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH10295478A (ja) | 1998-11-10 |
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