JP2000044011A - 台車退避装置 - Google Patents

台車退避装置

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JP2000044011A
JP2000044011A JP10215363A JP21536398A JP2000044011A JP 2000044011 A JP2000044011 A JP 2000044011A JP 10215363 A JP10215363 A JP 10215363A JP 21536398 A JP21536398 A JP 21536398A JP 2000044011 A JP2000044011 A JP 2000044011A
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JP
Japan
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track
bogie
trucks
evacuation
truck
Prior art date
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Pending
Application number
JP10215363A
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English (en)
Inventor
Masataka Hanabusa
英昌孝
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】消費電力を逓減し、消耗部品の交換頻度を逓減
し、故障の際の作業の中断を減少させる台車退避装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】被搬送物1を移送するための複数の台車2
と、前記台車2を載せて移動するための軌道3と、から
なる台車装置4に使用される台車退避装置5であって、
前記台車2を前記軌道3外に移動して退避させる退避手
段6と、前記退避手段6により、前記台車2を前記軌道
3から退避させておくための退避スペース7と、前記複
数の台車2のうち、前記軌道3の上を移動している台車
2aの台数nを、被搬送物1の搬送量にあわせて、前記
台車2が前記軌道3上を移動するように、前記退避手段
6を制御し、前記軌道3上を移動させない台車2bを前
記退避スペース7に退避させる制御手段8と、からなる
ことを特徴とする台車退避装置5を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に自動倉庫内
において、軌道を有する台車により、被搬送物、例え
ば、ユニットロード(輸送、保管、荷役などの物流活動
を合理的に行うために、幾つかの物品または包装貨物を
機械・器具による取り扱いに適するように一つにまとめ
た貨物)等を移送するための台車装置に、退避スペース
を設け、台車を退避することを可能とする台車退避装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、従来の台車装置は、
被搬送物の搬送量の最大搬送量の時(以下、「ピーク
時」という。)にあわせて、軌道上を移動する台車の台
数を定めて台車を軌道上に載せて移動させていた。それ
により、被搬送物が、ピーク時に近い搬送量であるとき
には、台車装置が効率的に運用されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、被搬送物の搬
送量が、ピーク時に近い搬送量のときは効率的である
が、被搬送物の搬送量は、いつもピーク時に近い搬送量
になるとは限らず、時により、その搬送量が少ない場合
もある。かかる場合でも、ピーク時に定めた台数の台車
が、軌道上を移動しているため、被搬送物を移送してい
ない空の台車も軌道上を移動していることになるため、
必要以上の消費電力を必要とするという問題があった。
【0004】また、台車は、被搬送物が積載されず、空
であっても、常に軌道上を移動しているため、消耗しや
すく、時間により実際の搬送量にあわせて台車を軌道上
に移動させる場合に比べ、消耗が早く、消耗部品の交換
頻度が高いという問題があった。
【0005】さらに、台車が1台でも故障した場合に
は、退避させるために、作業を中断しなければならず、
効率が悪いという問題があった。
【0006】そこで、前記問題を解決するために、この
発明は、消費電力を逓減し、消耗部品の交換頻度を逓減
し、故障の際の作業の中断を減少させる台車退避装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明は、『被搬送物を移送するための複数の台
車と、前記台車を載せて移動するための軌道と、からな
る台車装置に使用される台車退避装置であって、前記台
車を前記軌道外に移動して退避させる退避手段と、前記
退避手段により、前記台車を前記軌道から退避させてお
くための退避スペースと、前記複数の台車のうち、前記
軌道の上を移動している台車の台数を、被搬送物の搬送
量にあわせて、前記台車が前記軌道上を移動するよう
に、前記退避手段を制御し、前記軌道上を移動させない
台車を前記退避スペースに退避させる制御手段と、から
なることを特徴とする台車退避装置。』を提供すること
を目的とする。
【0008】すなわち、この発明は、台車装置に退避ス
ペースを設け、退避手段を制御する制御手段により、軌
道上の台車の台数を制限することができることにより、
無駄な消費電力を逓減し、台車の消耗を逓減し、故障の
際の作業中断を減少させることが可能であるところに特
徴がある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、この発明に
係る台車退避装置の実施の形態を説明する。図2は、こ
の発明に係る台車退避装置を示す平面図であり、図3
は、この発明に係る台車退避装置の制御手段による制御
の流れを示す流れ図である。
【0010】以下、図2、図3に基づき、この発明に係
る台車退避装置の実施の形態を説明する。この発明に係
る台車退避装置は、『被搬送物1を移送するための複数
の台車2と、前記台車2を載せて移動するための軌道3
と、からなる台車装置4に使用される台車退避装置5で
あって、前記台車2を前記軌道3外に移動して退避させ
る退避手段6と、前記退避手段6により、前記台車2を
前記軌道3から退避させておくための退避スペース7
と、前記複数の台車2のうち、前記軌道3の上を移動し
ている台車2aの台数nを、被搬送物1の搬送量にあわ
せて、前記台車2が前記軌道3上を移動するように、前
記退避手段6を制御し、前記軌道3上を移動させない台
車2bを前記退避スペース7に退避させる制御手段8
と、からなることを特徴とする台車退避装置5。』であ
る。
【0011】ここで、前記被搬送物1とは、例えば、荷
やユニットロード等であり、後述する台車2により、目
的の位置まで搬送されるものである。
【0012】また、前記台車2とは、後述する軌道3の
上を移動し、前記被搬送物1を目的の位置(ステーショ
ン9)まで搬送するために用いられるものである。主に
立体式自動倉庫内を移動する台車2であり、無人で移動
するものである。前記台車2の台数は、この発明には、
複数の台数を用いた方が効果的である。また、後述する
軌道3上を移動している台車2aの台数nと移動させな
い台車2bの台数sは、後述する制御手段8により、後
述する退避手段6を制御することにより適切に調整す
る。
【0013】また、前記軌道3とは、主に立体式自動倉
庫内に敷設される軌道であり、前記台車2を載せて誘導
するために用いられるものである。前記軌道3の外側に
は、コンベヤ等からなるステーション9が複数設置され
ており、そのステーション9から被搬送物1が入出され
前記台車2に積載され搬送される。
【0014】また、前記台車装置4とは、主として複数
の前記台車2と、前記軌道3からなる装置であり、前記
台車2は、ステーション9cで前記被搬送物1を前記台
車2に搬出し、前記軌道3上を移動して、搬送すべきス
テーション9aのところで停止し、被搬送物1を搬入す
る装置である。搬入した被搬送物1は、ステーション9
中のラック(物品を保管するために使用する支柱と棚で
構成される構造物)等に保管される。この逆に、ステー
ション9bから前記被搬送物1を搬入し、ステーション
9dで前記被搬送物1を搬出し、外部に運び出すことも
できる。さらに、前記台車装置4は、それに付属される
コンベヤ等からなるステーション、それらを制御する制
御装置等をも含むものである。
【0015】また、前記台車退避装置5とは、主として
前記台車装置4に前記台車2を退避する後述する退避手
段6を設けた装置をいい、その他、搬送量等を制御する
制御手段8等をも含むものである。
【0016】また、前記退避手段6とは、前記台車2を
前記軌道3上から別の場所へ、移動するための手段であ
る。これは、後述する制御手段8により、制御される。
この退避手段6には、例えば、トラバーサ等(主に、あ
るコンベヤラインから他のラインへ移載するために軌道
上を移動するコンベヤ付き移動台車装置をいう)のよう
なある軌道から他の軌道へ移載するために、レール上を
移動する軌道(前記軌道3の一部)を有する移動台車装
置を用いると効果的である。また、前記トラバーサに限
らず、クレーン等を用いて前記台車2を移動することに
より、退避する手段でもこの発明は実施可能である。
【0017】また、前記退避スペース7とは、前記台車
2を前記軌道3上から退避させておく場所である。この
退避スペース7は、前記軌道3以外の場所に設けるもの
であり、例えば、前記軌道3の外側側方位置や、前記軌
道3の内側側方位置、前記軌道3がある程度の高い位置
にある場合は下方位置に設けることができる。さらに、
前記軌道3の上方に前記台車2を収容するための棚等を
設けて、その上方位置等に立体的に設けることが可能で
ある。また、前記退避スペース7は、なるべく、前記軌
道3に近い位置に設けるほうが効果的である。さらに、
前記退避スペース7は、前記台車2が複数ある場合に対
応できるように、複数台分設けておくほうが効果的であ
る。これには、複数の退避スペース7を有する場合も、
一の退避スペース7の収容台数が複数台分ある場合も、
または、それらの組み合わせである場合も含まれ、前記
台車2の台数に応じて適宜選択できる。そして、この退
避スペース7を設けることにより、前記台車2が故障し
た場合等にも、前記台車2を退避させておくことができ
る。
【0018】さらに、前記制御手段8とは、図示されて
いないが、前記退避手段6を制御するものであり、前記
複数の台車2のうち、前記軌道3の上を移動している台
車2aの台数nを、被搬送物1の搬送量に応じて適切
に、前記台車2が前記軌道3上を移動することができる
ようにするために、前記軌道3上を移動させない台車2
bを前記退避スペース7に前記退避手段6を用いて退避
させるものである。また、この発明を効果的に実施する
ためには、前記軌道3上を移動させない台車2bの内、
前記退避スペース7に退避された後の複数の台車2cの
うち、実働回数の少ないものから順番に前記軌道3上に
戻すように前記制御手段8により、前記退避手段6を制
御するとよい。
【0019】ここで、前記制御手段8は、図3に示すよ
うな流れで、前記退避手段6を制御する。以下、図3に
基づき、この発明に係る台車退避装置5の制御手段8に
よる制御の流れについて説明する。まず、操作の前提と
して、対象となる台車退避装置5で搬送することのでき
る最大の搬送量である最大搬送量mmaxを前記台車2一
台あたりの搬送量K(あらかじめ、試験運用等で算出し
ておく)で除し、前記軌道3上に移動させうる最大の台
車の台数である最大台車数nmaxを定め、この装置の始
動状態において、その台数だけ前記軌道3上に前記台車
2を移動させる。あとは、この台車退避装置5の制御を
終了するまでは、前記制御手段8により自動的に前記軌
道3上の前記台車2の台数nが調整される。
【0020】前記制御手段8は、まず時間t(例えば、
30分、1時間等の一定の時間)ごとの搬送量を調査
し、時間tの時の搬送量mtを重量または個数等を算定
できる手段により算出する。つぎに、前記制御手段8は
計算処理1により前記mtを前記台車2一台あたりの搬
送量Kで除した値である時間tの時の移動している台車
2aの台数ntを算出し、それを、最大台車数nmaxから
引いた値である時間tの時の移動させない台車2bの台
数stを算出する。
【0021】つぎに、前記制御手段8は、時間tより1
期だけ前の時間である時間t−1(以下、「時間t−
1」とする。)の時の移動させない台車2bの台数s
t-1と時間tの時の前記移動させない台車2bの台数st
を比べ、時間t−1の時の移動させない台車2bの台数
t-1が、時間tの時の前記移動させない台車2bの台
数stより小さいときは、前記移動している台車2aか
ら、時間tの時の前記移動させない台車2bの台数st
から時間t−1の時の移動させない台車2bの台数s
t-1を引いただけの台数分だけ前記退避手段6を用いる
ことにより前記台車2を前記退避スペース7に退避させ
る。
【0022】また、前記制御手段8は、時間t−1の時
の移動させない台車2bの台数st- 1と時間tの時の前
記移動させない台車2bの台数stを比べ、時間t−1
の時の移動させない台車2bの台数st-1が、時間tの
時の前記移動させない台車2bの台数stより大きいと
きは、前記移動している台車2aから、時間t−1の時
の移動させない台車2bの台数st-1から時間tの時の
前記移動させない台車2bの台数stを引いただけの台
数分だけ前記退避手段6を用いることにより前記退避ス
ペース7上にある台車2を前記軌道3上に復帰させる。
このとき、はじめから、台車それぞれについて、実働回
数をカウントしておき、図示しないが、退避スペース7
の構造を前述したような立体構造等とすることにより、
前記退避スペース7上にある退避された後の複数の台車
2cのうち、実働回数の少ない台車2から順番に前記軌
道3上に復帰させることが望ましい。この操作により、
前記台車2の消耗度を一定に保つことができるため、極
端に消耗しやすい台車2を減じることができるため、全
体としての消耗度を減少することができるからである。
【0023】そして、前記制御手段8は、時間tが経過
した後、同様に、前記時間tの搬送量mtの算出から前
述のような制御を繰り返す。
【0024】これにより、前記搬送物1の搬送量に対応
して前記軌道3上を移動している台車2aの台数nを調
整できるため、すべての台車2が前記軌道3上を移動し
ている従来の台車装置4に比べ、消費電力が逓減でき、
前記台車2の消耗度を逓減することが可能となる。な
お、図3に示す制御の流れは、この発明の実施の形態の
一つあり、この発明と同じ目的、作用、効果を有する制
御の流れである制御手段8であれば、この発明に適用で
きる。
【0025】
【発明の効果】この発明に係る台車退避装置は、すべて
の台車が軌道上を移動しているわけではなく、被搬送物
の搬送量に応じて台車の数を調整可能であるので、この
発明を用いない従来の通常の台車装置よりも、消費電力
を減少させることができるので、効率的である。
【0026】また、この発明を用いない従来の通常の台
車装置に比べ、台車が常に軌道上を移動してはいないの
で、台車の消耗度が逓減でき、その結果、消耗部品の交
換頻度が減少できるため、効率的である。
【0027】さらに、この発明を用いない従来の通常の
台車装置は、1台でも台車が故障した場合、作業を中断
しなければならなかったが、この発明を用いることによ
り、台車が故障した際、退避スペースを有するので、故
障した台車を退避スペースに退避させておけば、通常の
作業が影響を受けることがないため、作業効率を高める
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の台車装置を示す平面図である。
【図2】この発明に係る台車退避装置を示す平面図であ
る。
【図3】この発明に係る台車退避装置の制御手段による
制御の流れを示す流れ図である。
【符号の説明】
1 被搬送物 2 台車 2a 移動している台車 2b 移動させない台車 2c 退避された後の複数の台車 3 軌道 4 台車装置 5 台車退避装置 6 退避手段 7 退避スペース 8 制御手段 9 ステーション 9a ステーション 9b ステーション 9c ステーション 9d ステーション K 台車一台あたりの搬送量 mmax 最大搬送量 mt 時間tの時の搬送量 n 移動している台車の台数 nmax 最大台車数 nt 時間tの時の移動している台車の台
数 s 移動させない台車の台数 st 時間tの時の移動させない台車の台数 t 時間 t−1 時間tより1期だけ前の時間 x 台車を移動する回数

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被搬送物を移送するための複数の台車と、 前記台車を載せて移動するための軌道と、 からなる台車装置に使用される台車退避装置であって、 前記台車を前記軌道外に移動して退避させる退避手段
    と、 前記退避手段により、前記台車を前記軌道から退避させ
    ておくための退避スペースと、 前記複数の台車のうち、前記軌道の上を移動している台
    車の台数を、被搬送物の搬送量にあわせて、前記台車が
    前記軌道上を移動するように、前記退避手段を制御し、
    前記軌道上を移動させない台車を前記退避スペースに退
    避させる制御手段と、 からなることを特徴とする台車退避装置。
JP10215363A 1998-07-30 1998-07-30 台車退避装置 Pending JP2000044011A (ja)

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JP10215363A JP2000044011A (ja) 1998-07-30 1998-07-30 台車退避装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009051378A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Hitachi Plant Technologies Ltd 工程間搬送システムにおける搬送車のシフト装置
JP2009087138A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Elpida Memory Inc 搬送システム、搬送車管理装置、および搬送制御方法
JP2009241758A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Murata Mach Ltd 運搬台車、有軌道搬送システム
CN1939815B (zh) * 2005-09-29 2011-01-26 株式会社大福 物品输送设备及其控制方法
WO2022168456A1 (ja) * 2021-02-04 2022-08-11 村田機械株式会社 搬送台車システム

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