JP2000043092A - 浴槽の再生方法および当該方法によって製造された浴槽 - Google Patents

浴槽の再生方法および当該方法によって製造された浴槽

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JP2000043092A JP11022512A JP2251299A JP2000043092A JP 2000043092 A JP2000043092 A JP 2000043092A JP 11022512 A JP11022512 A JP 11022512A JP 2251299 A JP2251299 A JP 2251299A JP 2000043092 A JP2000043092 A JP 2000043092A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 原料としてリサイクル使用できるアクリル浴
槽の再生方法。 【解決手段】 廃棄されるべきアクリル浴槽から金具類
を除去し、所定の大きさの破片に切断する工程と、該破
片を破砕機にかけて、細粒化する工程と、内面層材をイ
ンサートしたのち、該金型を閉じる工程と、ガラス繊維
強化または非強化の溶融状態の熱可塑性樹脂を第2のノ
ズルから射出する工程と、前記細粒化されたアクリル樹
脂と、強化ガラス繊維を含んだ熱可塑性樹脂との混合物
を加熱溶融し、これを第1のノズルを経て当該キャビテ
ィーに射出してサンドイッチ成形または二層成形を行
い、外殻補強層を形成する工程と、この射出成形におけ
る射出温度と射出圧力によって該内面層材を再成形する
と共に外殻補強層を融着させる工程とを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は浴槽の再生方法およ
び該方法によって製造された浴槽に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、浴槽は(I)アクリル樹脂シートを加熱軟化させ
る工程と、(II)真空成形によって所望の浴槽形状に成
形する工程と、(III)ガラス繊維で補強された不飽和
ポリエステル(以下、単に「FRP」という)で裏打ち
する工程と、(IV)FRP層を脱泡しながら平滑にした
のち、硬化させる工程とによって製造されている(従来
技術1)。
【0003】しかしながら、従来技術1のばあい第(II
I)工程において、ガラス繊維が作業者の皮膚に付着し
たり、飛散したガラス繊維を作業者が体内に吸引すると
いう問題がある。
【0004】さらに従来技術1のばあい、補強材として
FRPが用いられており、この原料には熱硬化性樹脂が
使用されているため、そのままではリサイクルを行うこ
とができないという問題がある。
【0005】特開平8−90688号公報には、かかる
従来技術1の問題点を解消する浴槽として、アクリル系
樹脂シートを成形してえられた内面層材の外面に、熱可
塑性樹脂発泡体からなる外殻補強層が設けられてなるも
のが開示されている(従来技術2)。
【0006】しかしながら、従来技術2の一実施態様に
おいて、熱可塑性樹脂発泡体がガラス繊維強化樹脂発泡
体であることが記載されているが、このように外殻補強
層にガラス繊維強化樹脂発泡体が採用されている浴槽の
具体的なリサイクル方法には言及されていない。
【0007】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
消し、原料としてリサイクル使用できるアクリル浴槽の
再生方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様であ
る浴槽の再生方法は、(a)廃棄されるべきアクリル浴
槽から金具類を除去し、所定の大きさの破片に切断する
工程と、(b)該破片を破砕機にかけて、当該アクリル
浴槽を構成しているアクリル樹脂層と、強化ガラス繊維
を含んだ熱可塑性樹脂層とを一緒に細粒化する工程と、
(c)アクリル樹脂シートを浴槽形状の内面層材に最初
に熱成形する工程と、(d)射出成形用金型を開き該内
面層材をインサートしたのち、該金型を閉じる工程と、
(e)ガラス繊維強化または非強化の溶融状態の熱可塑
性樹脂を第2のノズルから前記射出成形用金型内にイン
サートされた内面層材と雌型とのあいだのキャビティー
内に射出する工程と(f)ついで前記工程(b)でえら
れた細粒化されたアクリル樹脂と、強化ガラス繊維を含
んだ熱可塑性樹脂との混合物を加熱溶融し、これを第1
のノズルを経て当該キャビティーに射出する工程と、
(g)該熱可塑性樹脂の射出温度および射出二次圧力に
より、前記内面層材を軟化させると共に、前記の射出二
次圧力を充分に保持することにより、該内層材を前記射
出成形用金型の雄型に圧着させ、雄型に沿って内面沿う
材を再成形する工程と、(h)前記工程(c)において
えられた内面層材と前記工程(e)および(f)におい
てえられた該外殻補強層とを融着させる工程とからなる
ことを特徴としている。
【0009】また、前記工程(c)で用いられるアクリ
ル樹脂シートがポリメタクリル酸メチルからなり、前記
工程(e)および(f)で用いられる熱可塑性樹脂がガ
ラス繊維強化または非強化のABS樹脂またはAS樹脂
からなることが好ましい。
【0010】本発明の第2の態様である浴槽は、内面層
と、該内面層の外側に設けられた外殻補強層とからな
り、該外殻補強層が表皮層と内部層とのサンドイッチ構
造からなる浴槽であって、前記内面層がアクリル樹脂か
らなり、前記表皮層がガラス繊維強化または非強化の熱
可塑性樹脂からなり、前記内部層が、金具類が除去され
た廃棄されるべきアクリル浴槽を細粒化することによっ
てえられたアクリル樹脂と、ガラス繊維を含んだ熱可塑
性樹脂との混合物からなることを特徴としている。もう
一つの態様である浴槽は、内面層と該内面層の外側に設
けられた外殻補強層からなり、該外殻補強層が二層構造
からなる浴槽であって、アクリル樹脂からなる内面層に
接する第一層が、ガラス繊維強化または非強化の熱可塑
性樹脂からなり、最外層の第二層が、金具類が除去され
た廃棄されるべきアクリル浴槽を細粒化することによっ
て得られたアクリル樹脂と、ガラス繊維を含んだ熱可塑
性樹脂との混合物からなることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明のアクリル浴槽(以下、単に「浴槽」という)の再生
方法を説明する。
【0012】図1は本発明の再生方法にかかわる真空成
形工程の一実施の形態を示す説明図、図2〜4は本発明
の再生方法にかかわる射出成形工程の一実施の形態を示
す説明図、図5の(a)は本発明の一実施の形態にかか
わる再生方法によって製造された浴槽の構造の一例を示
す説明図、図5の(b)は図5の(a)の部分詳細図、
図6は本発明の再生方法の他の実施の形態にかかわる射
出成形工程の一例を示す説明図、図7の(a)は本発明
の他の実施の形態にかかわる再生方法によって製造され
た浴槽の一例を示す説明図、図5の(b)および(c)
は図5の(a)の部分詳細図である。
【0013】実施の形態1 本発明の実施の形態1にかかわる浴槽の再生方法につい
て説明する。
【0014】まず、廃棄されるべきアクリル浴槽から、
排水管や栓などの金具類を除去し、丸ノコまたは帯ノコ
を用いて当該浴槽を□150mm〜□250mm程度の
大きさの破片に切断する。
【0015】つぎに、破片を破砕機(例えば近畿工業
(株)製のハンマークラッシャー)にかけて、当該アク
リル浴槽を構成しているアクリル樹脂層と、強化ガラス
繊維を含んだ熱可塑性樹脂とを10〜20mm程度の大
きさに破砕する。更にこの破砕品を粉砕機(例えば
(株)朋來鉄工所製のUO−360)にかけて10mm
以下の大きさに細粒化してリサイクル材をうる。
【0016】ついで、図1の(a)に示されるように、
合成樹脂シートであるキャストアクリル板1を真空成形
機の雌型2に載せたのち、クランプ材3により周辺部を
クランプし、キャストアクリル板1を約175〜205
℃で加熱・軟化して矢印A方向に真空引きする。
【0017】ついで、図1の(b)および(c)に示さ
れるように、冷却後、クランプ材3を外し、雌型2から
内面層材4を矢印B方向へ抜き取る。なお、形状によっ
ては外周のトリミングを実施する。
【0018】しかるのち、射出成形を行う。すなわち射
出成形用金型5、6を開き内面層材4を金型5、6内に
インサートしたのち、該金型5、6を閉じる(図2およ
び3参照)。
【0019】つぎに、剛性を高めるために、約1〜10
mm程度の大きさのガラス繊維を約10〜30重量%程
度配合した外殻補強層の表皮層となる熱可塑性樹脂10
を約220〜280℃に加熱し、溶融させて、第2のノ
ズルN2から射出成形用金型5、6内にインサートされ
た内面層材4と雌型6とのあいだのキャビティー内に射
出する(図4参照)。
【0020】ついで、前述の細粒化されたアクリル樹脂
と、強化ガラス繊維を含んだ熱可塑性樹脂との混合物2
0とを約230〜290℃に加熱・溶融し、これを第1
のノズルN1を経てキャビティーに射出し、内部層20
を構成すると共に、サンドイッチ状の外殻補強層30を
形成する(図4および5参照)。
【0021】この射出成形における射出温度(約220
〜290℃)と射出圧力(約200〜1000kgf/
cm2)によって内面層材1が軟化、再成形されると共
に、内面層材4と外殻補強層30が融着される。
【0022】図5の(b)(図5の(a)の円Aで囲ま
れた領域の詳細図)に示されるように、叙上のように再
生された浴槽100は、内面層4と、内面層4の外側に
設けられた外殻補強層30とから構成される。また外殻
補強層は、表皮層10と、表皮層10のあいだに設けら
れた内部層20から構成される(図5の(b)参照)。
【0023】実施の形態2 つぎに本発明の実施の形態2にかかわる浴槽の再生方法
について説明する。
【0024】まず、廃棄されるべきアクリル浴槽から、
排水管や栓などの金具類を除去し、丸ノコまたは帯ノコ
を用いて当該浴槽を□150mm〜□250mm程度の
大きさの破片に切断する。
【0025】つぎに、破片を破砕機(例えば近畿工業
(株)製のハンマークラッシャー)にかけて、当該アク
リル浴槽を構成しているアクリル樹脂層と、強化ガラス
繊維を含んだ熱可塑性樹脂とを10〜20mm程度の大
きさに破砕する。更にこの破砕品を粉砕機(例えば
(株)朋來鉄工所製のUO−360)にかけて10mm
以下の大きさに細粒化してリサイクル材をうる。
【0026】ついで、図1の(a)に示されるように、
合成樹脂シートであるキャストアクリル板1を真空成形
機の雌型2に載せたのち、クランプ材3により周辺部を
クランプし、キャストアクリル板1を約175〜205
℃で加熱・軟化して矢印A方向に真空引きする。
【0027】ついで、図1の(b)および(c)に示さ
れるように、冷却後、クランプ材3を外し、雌型2から
内面層材4を矢印B方向へ抜き取る。なお、形状によっ
ては外周のトリミングを実施する。
【0028】しかるのち、射出成形を行う。すなわち射
出成形用金型5、6を開き内面層材4を金型5、6内に
インサートしたのち、該金型5、6を閉じる(図2およ
び3参照)。
【0029】つぎに、剛性を高めるために、約1〜10
mm程度の大きさのガラス繊維を約10〜30重量%程
度配合した熱可塑性樹脂10を約220〜280℃に加
熱し、溶融させて、第2のノズルN2から射出成形用金
型5、6内にインサートされた内面層材4と雌型6との
あいだのキャビティー内に射出する(図6参照)。
【0030】ついで金型を寸開して金型キャビティーの
肉厚を浴槽製品100の肉厚相当に調節し、前述の細粒
化されたアクリル樹脂と熱可塑性樹脂の混合物21とを
約230〜290℃に加熱・溶融し、これを第1のノズ
ルN1を経て先に射出された熱可塑性樹脂11と雌型6
との間のキャビティー内に射出し、二層構造の外殻補強
層を一体成形する(図6および7参照)。
【0031】なお、図6に示す射出成形用金型を用い
て、本発明の実施の形態1にかかわる再生を実施するこ
ともできる。
【0032】この射出成形における射出温度(約220
〜290℃)と射出圧力(約200〜1000kgf/
cm2)によって内面層材1が軟化、再成形されると共
に、内面層材4と二層からなる外殻補強層30が融着さ
れる。
【0033】図5の(c)(図5の(a)の円Aで囲ま
れた領域の詳細図)に示されるように、叙上のように再
生された浴槽100は、内面層4と外殻補強層30とか
ら構成される。また外殻補強層は、内面層4の外側に設
けられた第一層11と最外層の第二層21とから構成さ
れる(図7の(c)参照)。
【0034】なお、実施の形態1および2において採用
される熱可塑性樹脂はABS樹脂、AS樹脂、ポリカー
ボネート、ポリエステル系樹脂、オレフィン系樹脂、変
性ポリフェニレンエーテルなどがあるが、アクリル樹脂
との融着性および耐衝撃性性の観点からABS樹脂およ
びAS樹脂が好ましい。これらはガラス繊維で強化され
た樹脂でも、非強化のものでもよく、浴槽に要求される
強度や剛性などの物理的性能および色調や模様などの外
観的性能によって使い分けて使用する。
【0035】また、内面層20の材料は、前述の細粒化
されたアクリル樹脂と強化ガラス繊維を含んだ熱可塑性
樹脂との混合物20をそのまま使用しても、適量のガラ
ス繊維強化または非強化のABS樹脂またはAS樹脂を
加えた混合物として使用してもよい。さらには、前述の
細粒化された浴槽のリサイクル材の全量または一部の代
わりに、従来技術1で作られた浴槽を細粒化して使用す
ることもできる。なお、浴槽を細粉化する方法は、必ず
しも本文に記載する内容に限定されるものではなく、た
とえば粉砕機を使用して一度に細粒化することもでき
る。
【0036】なお、実施の形態1および2においては、
真空成形機2と射出成形機は別体であってもよく、また
射出成形機が真空成形機の機能をあわせもつものであっ
てもよい。また、射出成形機はサンドイッチ成形機また
は二色成形機が望ましく、型式は縦型、横型のいずれで
もかまわない。加えて射出成形用金型の雄型5には真空
引きを可能にする真空孔を設けておくことが望ましい。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、原料としてリサイクル
使用できるアクリル浴槽の再生方法および該方法によっ
て製造される浴槽を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の再生方法にかかわる真空成形工程の一
実施の形態を示す説明図である。
【図2】本発明の再生方法にかかわる射出成形工程の一
実施の形態を示す説明図である。
【図3】本発明の再生方法にかかわる射出成形工程の一
実施の形態を示す説明図である。
【図4】本発明の再生方法の一実施の形態にかかわる射
出成形工程の一例を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態にかかわる再生方法によ
って製造された浴槽の構造の一例を示す説明図である。
【図6】本発明の再生方法の他の実施の形態にかかわる
射出成形工程の一例を示す説明図である。
【図7】本発明の他の実施の形態にかかわる再生方法に
よって製造された浴槽の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 キャストアクリル板 2 真空成形用金型 4 内面層材 5 射出成形用雄型 6 射出成形用雌型 10 表皮層 11 第一層 20 内部層 21 第二層 30 外殻補強層 100 浴槽製品
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29D 31/00 B29D 31/00 // B29B 17/00 ZAB B29B 17/00 ZAB B29K 101:12 105:12 105:20 105:26 309:08 B29L 9:00 31:00 (72)発明者 羽田 康彦 群馬県太田市大字八重笠463番地の1 ア ァルピィ東プラ株式会社技術開発センター 内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)廃棄されるべきアクリル浴槽から
    金具類を除去し、所定の大きさの破片に切断する工程
    と、(b)該破片を破砕機にかけて、当該アクリル浴槽
    を構成しているアクリル樹脂層と、強化ガラス繊維を含
    んだ熱可塑性樹脂層とを一緒に細粒化する工程と、
    (c)アクリル樹脂シートを浴槽形状の内面層材に最初
    に熱成形する工程と、(d)射出成形用金型を開き該内
    面層材をインサートしたのち、該金型を閉じる工程と、
    (e)ガラス繊維強化または非強化の溶融状態の熱可塑
    性樹脂を第2のノズルから前記射出成形用金型内にイン
    サートされた内面層材と雌型とのあいだのキャビティー
    内に射出する工程と(f)ついで前記工程(b)でえら
    れた細粒化されたアクリル樹脂と、強化ガラス繊維を含
    んだ熱可塑性樹脂との混合物を加熱溶融し、これを第1
    のノズルを経て当該キャビティーに射出して外殻補強層
    を形成する工程と、(g)該熱可塑性樹脂の射出温度お
    よび射出二次圧力により、前記内面層材を軟化させると
    共に、前記の射出二次圧力を充分に保持することにより
    該内層材を前記射出成形用金型の雄型に圧着させ、雄型
    に沿って内面層材を再成形する工程と、(h)前記工程
    (c)においてえられた内面層材と前記工程(e)およ
    び(f)においてえられた該外殻補強層とを融着させる
    工程とからなる浴槽の再生方法。
  2. 【請求項2】 前記工程(c)で用いられるアクリル樹
    脂シートがポリメタクリル酸メチルからなり、前記工程
    (e)および(f)で用いられる熱可塑性樹脂がガラス
    繊維強化または非強化のABS樹脂からなる請求項1記
    載の再生方法。
  3. 【請求項3】 前記工程(c)で用いられるアクリル樹
    脂シートがポリメタクリル酸メチルからなり、前記工程
    (e)および(f)で用いられる熱可塑性樹脂がガラス
    繊維強化または非強化のAS樹脂からなる請求項1記載
    の再生方法。
  4. 【請求項4】 前記工程(f)で用いられるアクリル樹
    脂と強化ガラス繊維を含んだ熱可塑性樹脂との混合物
    に、ガラス繊維強化の熱硬化性樹脂で補強されたアクリ
    ル浴槽のリサイクル材を混合使用することからなる請求
    項2または3記載の再生方法。
  5. 【請求項5】 内面層と、該内面層の外側に設けられた
    外殻補強層とからなり、該外殻補強層が表皮層と内部層
    とのサンドイッチ構造からなる浴槽であって、前記内面
    層がアクリル樹脂からなり、前記表皮層がガラス繊維強
    化または非強化の熱可塑性樹脂からなり、前記内部層
    が、金具類が除去された廃棄されるべきアクリル浴槽を
    細粒化することによってえられたアクリル樹脂と、ガラ
    ス繊維を含んだ熱可塑性樹脂との混合物からなることを
    特徴とする浴槽。
  6. 【請求項6】 内面層と該内面層の外側に設けられた外
    殻補強層からなり、該外殻補強層が二層構造からなる浴
    槽であって、アクリル樹脂からなる内面層に接する第一
    層が、ガラス繊維強化または非強化の熱可塑性樹脂から
    なり、最外層の第二層が、金具類が除去された廃棄され
    るべきアクリル浴槽を細粒化することによって得られた
    アクリル樹脂と、ガラス繊維を含んだ熱可塑性樹脂との
    混合物からなることを特徴とする浴槽。
  7. 【請求項7】 外殻補強層の内部層が、ガラス繊維強化
    の熱硬化性樹脂で補強されたアクリル浴槽のリサイクル
    材とABS樹脂またはAS樹脂との混合物からなること
    を特徴とする請求項5または6記載の浴槽。
JP02251299A 1998-05-26 1999-01-29 浴槽の製造方法 Expired - Lifetime JP3914347B2 (ja)

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