JP2000041337A - 太陽光発電用電力変換装置の直流電圧制御装置 - Google Patents
太陽光発電用電力変換装置の直流電圧制御装置Info
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- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
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- Inverter Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 PVインバータにおいて、直流電圧調節器の
ゲイン調整によらずに直流電圧の振動を抑制する。最大
電力追従制御の時間間隔を短くし、追従精度を上げる。 【解決手段】 太陽電池1の発電電力が最大になるよう
にインバータ4の入力側直流コンデンサ2の電圧を制御
する最大電力追従制御回路8Aを備えた直流電圧制御装
置に関する。最大電力追従制御回路8Aから出力される
直流電圧指令値とコンデンサ2の直流電圧検出値とが一
致するようにインバータ4の出力電流を制御する調節器
10と、予め予測されるコンデンサ2の充放電分に相当
する電流指令の増減分を演算する|Δi*|演算回路2
2とを備え、この演算回路22から出力される|Δi*
|を前記調節器10の出力に加算することにより出力電
流振幅指令値|i*|を得る。
ゲイン調整によらずに直流電圧の振動を抑制する。最大
電力追従制御の時間間隔を短くし、追従精度を上げる。 【解決手段】 太陽電池1の発電電力が最大になるよう
にインバータ4の入力側直流コンデンサ2の電圧を制御
する最大電力追従制御回路8Aを備えた直流電圧制御装
置に関する。最大電力追従制御回路8Aから出力される
直流電圧指令値とコンデンサ2の直流電圧検出値とが一
致するようにインバータ4の出力電流を制御する調節器
10と、予め予測されるコンデンサ2の充放電分に相当
する電流指令の増減分を演算する|Δi*|演算回路2
2とを備え、この演算回路22から出力される|Δi*
|を前記調節器10の出力に加算することにより出力電
流振幅指令値|i*|を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統に連系さ
れた太陽電池の発電電力を交流電力に変換して系統に供
給する太陽光発電用電力変換装置(以下、PVインバー
タという)の直流電圧制御装置に関する。
れた太陽電池の発電電力を交流電力に変換して系統に供
給する太陽光発電用電力変換装置(以下、PVインバー
タという)の直流電圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、一般的に利用されている電圧形
インバータを用いた電流制御形PVインバータの制御ブ
ロック図である。図において、まず、最大電力追従制御
回路8から出力される直流電圧指令値V d *と直流電圧検
出値Vd(直流コンデンサ2の電圧)との偏差が加算器
9により求められ、この偏差は直流電圧調節器(DCA
VR)10に入力されてインバータ出力電流振幅指令値
|i*|が生成される。
インバータを用いた電流制御形PVインバータの制御ブ
ロック図である。図において、まず、最大電力追従制御
回路8から出力される直流電圧指令値V d *と直流電圧検
出値Vd(直流コンデンサ2の電圧)との偏差が加算器
9により求められ、この偏差は直流電圧調節器(DCA
VR)10に入力されてインバータ出力電流振幅指令値
|i*|が生成される。
【0003】次に、この指令値|i*|と、系統電圧と
同相の基準正弦波信号Vrefとが乗算器11により乗算
され、出力電流(瞬時値)指令値i*が出力される。こ
の指令値i*と出力電流検出値iとの偏差が加算器12
により求められ、出力電流調節器(ACR)15に入力
されてPWMインバータ4に対する出力電圧指令値λ*
に変換される。この出力電圧指令値λ*はPWMパルス
発生回路16に入力されてPWM信号となり、インバー
タ4のスイッチング素子を点弧することによりインバー
タ4は電力系統に電力を供給する。なお、図2の主回路
において、1は系統に連系された太陽電池、2は直流コ
ンデンサ、4はPWMインバータ、6はリアクトル、P
は前記最大電力追従制御回路8に入力される出力電力検
出値、7は連系される系統電源、Vsはその電圧であ
る。
同相の基準正弦波信号Vrefとが乗算器11により乗算
され、出力電流(瞬時値)指令値i*が出力される。こ
の指令値i*と出力電流検出値iとの偏差が加算器12
により求められ、出力電流調節器(ACR)15に入力
されてPWMインバータ4に対する出力電圧指令値λ*
に変換される。この出力電圧指令値λ*はPWMパルス
発生回路16に入力されてPWM信号となり、インバー
タ4のスイッチング素子を点弧することによりインバー
タ4は電力系統に電力を供給する。なお、図2の主回路
において、1は系統に連系された太陽電池、2は直流コ
ンデンサ、4はPWMインバータ、6はリアクトル、P
は前記最大電力追従制御回路8に入力される出力電力検
出値、7は連系される系統電源、Vsはその電圧であ
る。
【0004】次に、最大電力追従制御の動作原理を説明
する。太陽電池1は、図3に示すような電流/電力−電
圧特性を持っており、最大電力Pmaxを発生する直流電
圧Vopが存在する。この特性カーブは日射量や温度によ
り変化するため、最大電力Pmaxを発生する時のVopも
変化する。前述した最大電力追従制御回路8は、直流電
圧指令値Vd *に対して一定時間毎に一定の増減指令を与
え、太陽電池1が図3の特性上で常に最大電力Pmaxを
発生できる直流電圧で動作するように制御を行ってい
る。
する。太陽電池1は、図3に示すような電流/電力−電
圧特性を持っており、最大電力Pmaxを発生する直流電
圧Vopが存在する。この特性カーブは日射量や温度によ
り変化するため、最大電力Pmaxを発生する時のVopも
変化する。前述した最大電力追従制御回路8は、直流電
圧指令値Vd *に対して一定時間毎に一定の増減指令を与
え、太陽電池1が図3の特性上で常に最大電力Pmaxを
発生できる直流電圧で動作するように制御を行ってい
る。
【0005】図4は、最大電力追従制御回路8の動作原
理を示している。まず、直流電圧指令値Vd *の変化(増
加または減少)に対する出力電力Pの変化から、太陽電
池1がaエリア/bエリアのどちらで動作しているかを
判別する。例えば、直流電圧指令値Vd *を増加させたと
きに出力電力Pが増加していたらaエリアで動作してい
ると判断し、出力電力Pが減少していたらbエリアで動
作していると判断する。
理を示している。まず、直流電圧指令値Vd *の変化(増
加または減少)に対する出力電力Pの変化から、太陽電
池1がaエリア/bエリアのどちらで動作しているかを
判別する。例えば、直流電圧指令値Vd *を増加させたと
きに出力電力Pが増加していたらaエリアで動作してい
ると判断し、出力電力Pが減少していたらbエリアで動
作していると判断する。
【0006】最大電力追従制御回路8は、上述したよう
な判定結果に基づいて、次回の直流電圧指令値Vd *の増
減を決める。例えば、上述のように現在aエリアで動作
している場合には、次回は増加指令となり、bエリアで
動作している場合には、次回は減少指令となる。最大電
力追従制御回路8が上記の動作を一定時間毎に繰り返す
ことにより、常に、図3に示した最大電力Pmaxを出力
可能な直流電圧Vopで太陽電池1を動作させることが可
能となる。
な判定結果に基づいて、次回の直流電圧指令値Vd *の増
減を決める。例えば、上述のように現在aエリアで動作
している場合には、次回は増加指令となり、bエリアで
動作している場合には、次回は減少指令となる。最大電
力追従制御回路8が上記の動作を一定時間毎に繰り返す
ことにより、常に、図3に示した最大電力Pmaxを出力
可能な直流電圧Vopで太陽電池1を動作させることが可
能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図2に示した如く、最
大電力追従制御回路8から出力された直流電圧指令値V
d *は、直流電圧検出値Vdとの間で偏差がとられ、直流
電圧調節器10に入力される。ここで、図5は、直流電
圧調節器10から出力されるインバータ出力電流振幅指
令値|i*|及び直流電圧検出値Vdをaエリアについて
示した波形図、図6は同じくbエリアについて示した波
形図である。
大電力追従制御回路8から出力された直流電圧指令値V
d *は、直流電圧検出値Vdとの間で偏差がとられ、直流
電圧調節器10に入力される。ここで、図5は、直流電
圧調節器10から出力されるインバータ出力電流振幅指
令値|i*|及び直流電圧検出値Vdをaエリアについて
示した波形図、図6は同じくbエリアについて示した波
形図である。
【0008】図5から、aエリアでは直流電圧Vdが振
動していることが分かる。その理由としては、図2の直
流コンデンサ2の充放電分を直流電圧調節器10が補償
しようとするためである。図6に示すbエリアでは、直
流電圧Vdの減少指令が最大電力追従制御回路8から出
力されるが、このとき直流電圧調節器10から出力され
る電流振幅指令値|i*|は直流コンデンサ2の放電方
向すなわち電流増加方向に動作する。この動作は、太陽
電池1の出力の増加方向に等しいため、直流電圧Vdは
振動していない。
動していることが分かる。その理由としては、図2の直
流コンデンサ2の充放電分を直流電圧調節器10が補償
しようとするためである。図6に示すbエリアでは、直
流電圧Vdの減少指令が最大電力追従制御回路8から出
力されるが、このとき直流電圧調節器10から出力され
る電流振幅指令値|i*|は直流コンデンサ2の放電方
向すなわち電流増加方向に動作する。この動作は、太陽
電池1の出力の増加方向に等しいため、直流電圧Vdは
振動していない。
【0009】一方、aエリアでは、直流電圧Vdの増加
指令が最大電力追従制御回路8から出力されるため、直
流コンデンサ2の充電方向すなわち電流減少方向に動作
する。しかし、太陽電池1の出力は増加方向となるため
に、直流電圧調節器10は相反する動作を行うこととな
り、出力の|i*|が振動してしまう。これは、直流電
圧Vdの振動を誘発し、装置の破壊をおこす恐れがあ
る。
指令が最大電力追従制御回路8から出力されるため、直
流コンデンサ2の充電方向すなわち電流減少方向に動作
する。しかし、太陽電池1の出力は増加方向となるため
に、直流電圧調節器10は相反する動作を行うこととな
り、出力の|i*|が振動してしまう。これは、直流電
圧Vdの振動を誘発し、装置の破壊をおこす恐れがあ
る。
【0010】従来は、直流電圧調節器10のゲイン調整
によって振動を抑制していたが、応答速度が遅くなるた
め、最大電力追従制御の時間間隔を短縮することができ
ず、その結果、最大電力追従精度を上げられないという
問題があった。そこで本発明は、直流電圧調節器の応答
速度を変えずに、上記理由によって発生する直流電圧の
振動を抑制するための制御装置を提案しようとするもの
である。
によって振動を抑制していたが、応答速度が遅くなるた
め、最大電力追従制御の時間間隔を短縮することができ
ず、その結果、最大電力追従精度を上げられないという
問題があった。そこで本発明は、直流電圧調節器の応答
速度を変えずに、上記理由によって発生する直流電圧の
振動を抑制するための制御装置を提案しようとするもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、太陽電池の発電電力を交流
に変換して電力系統に供給する太陽光発電用電力変換装
置の直流電圧制御装置であって、太陽電池の発電電力が
最大になるように前記電力変換装置の入力側直流コンデ
ンサの電圧を制御する最大電力追従制御回路を備えた直
流電圧制御装置において、前記最大電力追従制御回路か
ら出力される直流電圧指令値と前記コンデンサの直流電
圧検出値とが一致するように前記電力変換装置の出力電
流を制御する調節手段と、予め予測される前記直流コン
デンサの充放電分に相当する電流指令の増減分を演算す
る電流指令増減分演算手段とを備え、この電流指令増減
分演算手段から出力される電流指令増減分を前記調節手
段の出力に加算するものである。
め、請求項1記載の発明は、太陽電池の発電電力を交流
に変換して電力系統に供給する太陽光発電用電力変換装
置の直流電圧制御装置であって、太陽電池の発電電力が
最大になるように前記電力変換装置の入力側直流コンデ
ンサの電圧を制御する最大電力追従制御回路を備えた直
流電圧制御装置において、前記最大電力追従制御回路か
ら出力される直流電圧指令値と前記コンデンサの直流電
圧検出値とが一致するように前記電力変換装置の出力電
流を制御する調節手段と、予め予測される前記直流コン
デンサの充放電分に相当する電流指令の増減分を演算す
る電流指令増減分演算手段とを備え、この電流指令増減
分演算手段から出力される電流指令増減分を前記調節手
段の出力に加算するものである。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の直
流電圧制御装置において、前記最大電力追従制御回路
が、電力変換装置の出力電力に基づいて直流電圧指令増
減分を演算し、この直流電圧指令増減分を前記電流指令
増減分演算手段に出力するものである。
流電圧制御装置において、前記最大電力追従制御回路
が、電力変換装置の出力電力に基づいて直流電圧指令増
減分を演算し、この直流電圧指令増減分を前記電流指令
増減分演算手段に出力するものである。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の直
流電圧制御装置において、前記電流指令増減分演算手段
が、前記直流電圧指令増減分が入力される一次遅れ手段
と、この一次遅れ手段の出力を前記電流指令増減分に変
換する微分演算手段とを有するものである。
流電圧制御装置において、前記電流指令増減分演算手段
が、前記直流電圧指令増減分が入力される一次遅れ手段
と、この一次遅れ手段の出力を前記電流指令増減分に変
換する微分演算手段とを有するものである。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1,2また
は3記載の直流電圧制御装置において、前記調節手段
が、電力変換装置の出力電流振幅指令値を出力する直流
電圧調節器であることを特徴とする。
は3記載の直流電圧制御装置において、前記調節手段
が、電力変換装置の出力電流振幅指令値を出力する直流
電圧調節器であることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。図1は、この実施形態の構成を示す制御
ブロック図である。なお、図2と同一の構成要素には同
一符号を付してある。この実施形態では、最大電力追従
制御回路8AがΔVd *演算手段17、加算器18及び前
回指令保持手段19を備えており、ΔVd *演算手段17
はインバータ4の出力電力Pに基づいて直流電圧指令増
減分ΔVd *を発生し、この値を前回指令保持手段19か
ら出力される前回の直流電圧指令値Vd *に加算した結果
を、今回の直流電圧指令値Vd *として直流電圧調節器1
0側に出力している。
態を説明する。図1は、この実施形態の構成を示す制御
ブロック図である。なお、図2と同一の構成要素には同
一符号を付してある。この実施形態では、最大電力追従
制御回路8AがΔVd *演算手段17、加算器18及び前
回指令保持手段19を備えており、ΔVd *演算手段17
はインバータ4の出力電力Pに基づいて直流電圧指令増
減分ΔVd *を発生し、この値を前回指令保持手段19か
ら出力される前回の直流電圧指令値Vd *に加算した結果
を、今回の直流電圧指令値Vd *として直流電圧調節器1
0側に出力している。
【0016】上述した直流電圧指令増減分ΔVd *は、電
流指令増減分演算手段としての|Δi*|演算回路22
に送られ、一次遅れ回路20、微分演算回路21を介し
て、図2の直流コンデンサ2の充放電分に相当する電流
指令増減分|Δi*|が演算される。この電流指令増減
分|Δi*|は加算器13に入力されて直流電圧調節器
10の出力(もとの出力電流振幅指令値)に加算され、
最終的な出力電流振幅指令値|i*|となる。
流指令増減分演算手段としての|Δi*|演算回路22
に送られ、一次遅れ回路20、微分演算回路21を介し
て、図2の直流コンデンサ2の充放電分に相当する電流
指令増減分|Δi*|が演算される。この電流指令増減
分|Δi*|は加算器13に入力されて直流電圧調節器
10の出力(もとの出力電流振幅指令値)に加算され、
最終的な出力電流振幅指令値|i*|となる。
【0017】以下、|Δi*|演算回路22の動作を詳
述すると、一次遅れ回路20では、入力された直流電圧
指令増減分ΔVd *を直流電圧の過渡動作を模擬してなる
信号ΔVd **に変換し、次いで、微分演算回路21が、
以下に示される数式1により、直流コンデンサ2の充放
電分に相当する電流指令増減分|Δi*|に変換する。
述すると、一次遅れ回路20では、入力された直流電圧
指令増減分ΔVd *を直流電圧の過渡動作を模擬してなる
信号ΔVd **に変換し、次いで、微分演算回路21が、
以下に示される数式1により、直流コンデンサ2の充放
電分に相当する電流指令増減分|Δi*|に変換する。
【0018】
【数1】 |Δi*| =−{C×(d/dt)×ΔVd ** }
【0019】なお、数式1において、Cは直流コンデン
サ2の静電容量、 ΔVd **は一次遅れ回路20の出力で
ある。
サ2の静電容量、 ΔVd **は一次遅れ回路20の出力で
ある。
【0020】数式1で示される演算結果|Δi*|は、
直流電圧の過渡動作を模擬した電圧波形を出力するため
に必要となるインバータ出力電流の振幅指令であるか
ら、この値をもとの出力電流振幅指令値(直流電圧調節
器10の出力)に加算することにより、直流電圧調節器
10の動作に影響されずに直流電圧の振動分を補うこと
が可能となる。このため、直流電圧調節器10は太陽電
池1の出力を調節するための電流指令値のみを制御すれ
ばよくなり、直流電圧の振動を抑制するために応答速度
を低下させる必要はない。
直流電圧の過渡動作を模擬した電圧波形を出力するため
に必要となるインバータ出力電流の振幅指令であるか
ら、この値をもとの出力電流振幅指令値(直流電圧調節
器10の出力)に加算することにより、直流電圧調節器
10の動作に影響されずに直流電圧の振動分を補うこと
が可能となる。このため、直流電圧調節器10は太陽電
池1の出力を調節するための電流指令値のみを制御すれ
ばよくなり、直流電圧の振動を抑制するために応答速度
を低下させる必要はない。
【0021】すなわち、本実施形態では、従来、直流電
圧調節器10が補償していた直流コンデンサ2の充放電
分を|Δi*|演算回路22が補うことになるため、直
流電圧調節器10の応答速度を下げることなく直流電圧
Vdの振動を抑制することができる。
圧調節器10が補償していた直流コンデンサ2の充放電
分を|Δi*|演算回路22が補うことになるため、直
流電圧調節器10の応答速度を下げることなく直流電圧
Vdの振動を抑制することができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電流指令
増減分演算手段としての|Δi*|演算回路を従来の制
御回路に追加することにより、従来では直流電圧調節器
が補償していた直流コンデンサの充放電分を補うことが
でき、直流電圧調節器の応答速度を下げることなく直流
電圧の振動を抑制することができる。このため、従来行
っていた最大電力追従制御の時間間隔を短縮することが
でき、結果として最大電力追従精度を上げることが可能
になる。
増減分演算手段としての|Δi*|演算回路を従来の制
御回路に追加することにより、従来では直流電圧調節器
が補償していた直流コンデンサの充放電分を補うことが
でき、直流電圧調節器の応答速度を下げることなく直流
電圧の振動を抑制することができる。このため、従来行
っていた最大電力追従制御の時間間隔を短縮することが
でき、結果として最大電力追従精度を上げることが可能
になる。
【図1】本発明の実施形態を示す制御ブロック図であ
る。
る。
【図2】電流制御形PVインバータの制御ブロック図で
ある。
ある。
【図3】太陽電池の特性を示す図である。
【図4】最大電力追従制御の動作原理を示す図である。
【図5】最大電力追従制御におけるインバータ出力電流
振幅指令値及び直流電圧の波形図である。
振幅指令値及び直流電圧の波形図である。
【図6】最大電力追従制御におけるインバータ出力電流
振幅指令値及び直流電圧の波形図である。
振幅指令値及び直流電圧の波形図である。
1 太陽電池 2 直流コンデンサ 4 PWMインバータ 6 リアクトル 7 系統電源 8A 最大電力追従制御回路 9,13,18 加算器 10 直流電圧調節器 17 ΔVd *演算手段 19 前回指令保持手段 20 一次遅れ回路 21 微分演算回路 22 |Δi*|演算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F051 KA03 5G066 DA08 HA15 HA30 HB06 5H007 BB07 CC01 CC09 DA05 DA06 DB02 DC02 DC05 EA02 5H420 BB12 BB13 CC03 DD03 DD08 EB09 EB39 FF03 FF04 FF22 FF25 LL01
Claims (4)
- 【請求項1】 太陽電池の発電電力を交流に変換して電
力系統に供給する太陽光発電用電力変換装置の直流電圧
制御装置であって、太陽電池の発電電力が最大になるよ
うに電力変換装置の入力側直流コンデンサの電圧を制御
する最大電力追従制御回路を備えた直流電圧制御装置に
おいて、 前記最大電力追従制御回路から出力される直流電圧指令
値と前記コンデンサの直流電圧検出値とが一致するよう
に電力変換装置の出力電流を制御する調節手段と、 予め予測される前記直流コンデンサの充放電分に相当す
る電流指令の増減分を演算する電流指令増減分演算手段
と、 を備え、 前記電流指令増減分演算手段から出力される電流指令増
減分を前記調節手段の出力に加算することを特徴とする
太陽光発電用電力変換装置の直流電圧制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載した太陽光発電用電力変
換装置の直流電圧制御装置において、 前記最大電力追従制御回路は、電力変換装置の出力電力
に基づいて直流電圧指令増減分を演算し、この直流電圧
指令増減分を前記電流指令増減分演算手段に出力するこ
とを特徴とする太陽光発電用電力変換装置の直流電圧制
御装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載した太陽光発電用電力変
換装置の直流電圧制御装置において、 前記電流指令増減分演算手段は、前記直流電圧指令増減
分が入力される一次遅れ手段と、この一次遅れ手段の出
力を前記電流指令増減分に変換する微分演算手段とを有
することを特徴とする太陽光発電用電力変換装置の直流
電圧制御装置。 - 【請求項4】 請求項1,2または3に記載した太陽光
発電用電力変換装置の直流電圧制御装置において、 前記調節手段は、前記電力変換装置の出力電流振幅指令
値を出力する直流電圧調節器であることを特徴とする太
陽光発電用電力変換装置の直流電圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10206336A JP2000041337A (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | 太陽光発電用電力変換装置の直流電圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10206336A JP2000041337A (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | 太陽光発電用電力変換装置の直流電圧制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000041337A true JP2000041337A (ja) | 2000-02-08 |
Family
ID=16521623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10206336A Withdrawn JP2000041337A (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | 太陽光発電用電力変換装置の直流電圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000041337A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001309561A (ja) * | 2000-04-24 | 2001-11-02 | Mitsubishi Electric Corp | 連系装置 |
JP2009019546A (ja) * | 2007-07-11 | 2009-01-29 | Mitsubishi Electric Corp | バルブ可変機構駆動装置、及びバルブ制御システム |
-
1998
- 1998-07-22 JP JP10206336A patent/JP2000041337A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001309561A (ja) * | 2000-04-24 | 2001-11-02 | Mitsubishi Electric Corp | 連系装置 |
JP2009019546A (ja) * | 2007-07-11 | 2009-01-29 | Mitsubishi Electric Corp | バルブ可変機構駆動装置、及びバルブ制御システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051004 |