JP2000041209A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JP2000041209A
JP2000041209A JP10209234A JP20923498A JP2000041209A JP 2000041209 A JP2000041209 A JP 2000041209A JP 10209234 A JP10209234 A JP 10209234A JP 20923498 A JP20923498 A JP 20923498A JP 2000041209 A JP2000041209 A JP 2000041209A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
data
display
image
thumbnail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10209234A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000041209A5 (ja
JP3982072B2 (ja
Inventor
Takashi Kawakami
高 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP20923498A priority Critical patent/JP3982072B2/ja
Publication of JP2000041209A publication Critical patent/JP2000041209A/ja
Publication of JP2000041209A5 publication Critical patent/JP2000041209A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3982072B2 publication Critical patent/JP3982072B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サムネイル表示において、録画ファイルごと
を代表するサムネイル画像を、グループ(フォルダ)に
纏めるような管理形態を採った場合にも、再生順などが
視覚的に把握しやすいようにする。 【解決手段】 再生順(3)〜(7)の5つのサムネイ
ル画像401について、グループ囲み枠により一纏めに
して括って表示することで、1つのグループに属するサ
ムネイル画像(録画ファイル)であることが視覚的に把
握できるように提示する。このグループに対してはその
グループ名を表すグループタブ403も例えば図のよう
な形態により表示される。また、グループとしての表示
は、これに含まれるサムネイル画像を展開して提示する
展開表示と、グループとしての代表画像のみを提示する
クローズ表示とが可能とされる。そして、このようなグ
ループ表示は、あくまでも再生順に従ったサムネイル表
示の中で行われるようにすることで、グループとその前
後の再生順(即ちディレクトリ)との関係が視覚的に把
握されるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば或る記録媒
体に記録されたファイルを代表する代表画像を、1画面
に対して複数表示させるための画像処理を行う画像処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、パーソナルコンピュータでは、例
えばハードディスクなどの記憶装置に記録されている各
種ファイルを管理するのに、いわゆるデスクトップ画面
上で行われるようなGUI(Graphical User Interface)
による管理形態を採っている。これは、基本的には、記
録媒体に記録されているファイルをアイコン化して表示
するものである。一般には、このアイコンを選択してク
リックすると、そのアイコンに対応するファイルについ
ての再生(例えば表示や音声出力等)が行われるように
なっている。そして、パーソナルコンピュータのGUI
では、ユーザが選択した任意の複数のファイルを1つの
フォルダに纏めるようにし、更にフォルダを階層化して
管理することも行われている。周知のように、このフォ
ルダは、ユーザの操作により展開されて、内部に纏めら
れているとされる各ファイルをユーザが把握できるよう
に表示させることができ、逆に、この状態から、そのフ
ォルダを閉じた状態で表示させる(このときファイルは
フォルダ内部に格納されているものとして見なされる)
ことも出来るようになっている。また、フォルダが階層
化されている場合、例えば或る子のフォルダから、その
親のフォルダ(1つ上の階層のフォルダ)に移行する必
要のある場合には、一般には子のフォルダが展開されて
いる画像上で親のフォルダに移行するためのキーが表示
されているので、このキーをクリック操作することなど
によって、親のフォルダに移行することができるように
なっている。
【0003】そして、ビデオカメラなどにおいて、記録
媒体に記録した動画像や静止画等の画像データのファイ
ル等を検索するためのGUI(Graphical User Interfac
e)の形態を考えた場合、上記したようなパーソナルコン
ピュータで採用されているGUIとしてのファイル管理
形態を応用することが考えられる。。つまり、記録媒体
に記録されているファイルを、例えばサムネイル画像な
どによりアイコン化して表示するようにする。「サムネ
イル画像」とは、例えば記録媒体に記録されているファ
イルごとに代表となるような、静止画或いは動画による
代表画面を、1画面内において、通常よりも縮小した形
態で表示した画像のことをいう。また、本明細書では、
このようにしてサムネイル画像を提示する表示を「サム
ネイル表示」ともいうことにする。このようなサムネイ
ル表示画像上において、ユーザが所定操作によって、所
望のアイコン(サムネイル画像)に対してクリック操作
などを行えば、そのクリックされたアイコンに対応する
ファイルの再生が行われるようにされる。そして、複数
のファイルのアイコンをフォルダ化して1つに纏められ
るようにしたうえで、これらのフォルダについて階層化
構造が得られるようにするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うなパーソナルコンピュータのGUIでは、例えば或る
1つのフォルダと、このフォルダの親、又は子との関係
が1目では把握しづらいという問題がある。例えば、或
る1つのフォルダのみが表示されている状態から、その
親フォルダを参照しようとした場合について考えてみる
と、この場合には先ず、親フォルダを表示させるための
キー表示に対して操作を行うことになる。この操作によ
り、親フォルダは展開された状態で画面上に表示される
ことになるが、パーソナルコンピュータのGUI画面で
は、一般には、この親フォルダと、先から表示されてい
た子のフォルダとが同一画面上で並列的に表示されるた
め、やはりフォルダ間の親子関係が一目では把握しにく
い状態となっている。
【0005】このようなGUIを、前述したビデオカメ
ラなどにより記録されたファイルの検索画面に応用した
とすると、例えばパーソナルコンピュータの操作に或る
程度慣れているユーザならばいざ知らず、普段パーソナ
ルコンピュータを扱うことの無いような家電製品のユー
ザにとっては、フォルダの親子関係の概念を理解するの
が難しいことになる。従って、例えばビデオカメラのよ
うな、一般の家電品に近いような製品のGUIとしては
パーソナルコンピュータに不慣れなユーザにとっても見
易く、扱いやすいGUI画面を構築することが望まれ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記した
課題を考慮して、少なくとも、複数のデータファイルが
記録される記録媒体に対応して記録又は再生が可能とさ
れる記録又は再生装置に設けられる画像処理装置とし
て、データファイルごとに対応して形成された代表画像
を1画面上の表示領域に対して複数配列した代表画像画
面を形成して出力することのできる画像処理手段と、記
録媒体に記録された複数のデータファイルのうちから選
択した複数のデータファイルを1つの集合として纏めて
グループ化することで、記録媒体に記録された複数のデ
ータファイルを階層構造を有して管理可能とするグルー
プ設定手段と、代表画像画面として、グループ設定手段
によるグループ化の結果に基づいてグループ化されたデ
ータファイルに対応する代表画像についてはグループ化
されたことを表す所定の表示形態により表示可能とする
と共に、或るグループに対して階層構造的に直下又は直
上にあるとされる代表画像又は他のグループとの関係が
視覚的に認識可能な表示形態により表示されるように画
像処理手段を制御する表示制御手段とを備えて構成する
こととした。
【0007】上記構成によれば、記録媒体に記録された
複数の画像データファイルについて、その代表画像(サ
ムネイル画像)による表示(即ちサムネイル表示)が行
われるようにされたうえで、画像データファイルのうち
から選択した複数の代表画像が階層構造を有するグルー
プとして管理されることになる。そして、上記サムネイ
ル表示としては、或るグループと、この或るグループ以
外の他のグループ又はファイルとの親又は子の関係が視
覚的に把握可能な表示形態を採るようにすることで、ユ
ーザは、サムネイル表示において提示されているファイ
ル(サムネイル画像)のリストについて、グループの階
層構造を含めて容易に認識を行いながら、検索等のため
の操作を行うことが可能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の画像
処理装置について説明していく。本実施の形態の画像処
理装置としては、カメラ装置部と画像(静止画又は動
画)及び音声の記録再生が可能な記録再生装置部とが一
体化された可搬型のビデオカメラに搭載されている場合
を例にあげる。また、本例のビデオカメラに搭載される
記録再生装置部は、光磁気ディスクの一種として知られ
ている、いわゆるミニディスクに対応してデータを記録
再生する構成を採るものとされる。説明は次の順序で行
う。 1.ディスクフォーマット 2.ビデオカメラの外観構成 3.ビデオカメラの内部構成 4.メディアドライブ部の構成 5.本実施の形態に対応するディスク構造例 6.サムネイル画像生成処理 7.スクリプト 8.サムネイル表示 9.本実施の形態のサムネイル表示
【0009】1.ディスクフォーマット 本例のビデオカメラに搭載される記録再生装置部は、ミ
ニディスク(光磁気ディスク)に対応してデータの記録
/再生を行う、MDデータといわれるフォーマットに対
応しているものとされる。このMDデータフォーマット
としては、MD−DATA1とMD−DATA2といわ
れる2種類のフォーマットが開発されているが、本例の
ビデオカメラは、MD−DATA1よりも高密度記録が
可能とされるMD−DATA2のフォーマットに対応し
て記録再生を行うものとされている。そこで、先ずMD
−DATA2のディスクフォーマットについて説明す
る。
【0010】図1及び図2は、MD−DATA2として
のディスクのトラック構造例を概念的に示している。図
2(a)(b)は、それぞれ図1の破線Aで括った部分
を拡大して示す断面図及び平面図である。これらの図に
示すように、ディスク面に対してはウォブル(蛇行)が
与えられたウォブルドグルーブWGと、ウォブルが与え
られていないノンウォブルドグルーブNWGとの2種類
のグルーブ(溝)が予め形成される。そして、これらウ
ォブルドグルーブWGとノンウォブルドグルーブNWG
は、その間にランドLdを形成するようにしてディスク
上において2重のスパイラル状に存在する。
【0011】MD−DATA2フォーマットでは、ラン
ドLdがトラックとして利用されるのであるが、上記の
ようにしてウォブルドグルーブWGとノンウォブルドグ
ルーブNWGが形成されることから、トラックとしても
トラックTr・A,Tr・Bの2つのトラックがそれぞ
れ独立して、2重のスパイラル(ダブルスパイラル)状
に形成されることになる。トラックTr・Aは、ディス
ク外周側にウォブルドグルーブWGが位置し、ディスク
内周側にノンウォブルドグルーブNWGが位置するトラ
ックとなる。これに対してトラックTr・Bは、ディス
ク内周側にウォブルドグルーブWGが位置し、ディスク
外周側にノンウォブルドグルーブNWGが位置するトラ
ックとなる。つまり、トラックTr・Aに対してはディ
スク外周側の片側のみにウォブルが形成され、トラック
Tr・Bとしてはディスク内周側の片側のみにウォブル
が形成されるようにしたものとみることができる。この
場合、トラックピッチは、互いに隣接するトラックTr
・AとトラックTr・Bの各センター間の距離となり、
図2(b)に示すようにトラックピッチは0.95μm
とされている。
【0012】ここで、ウォブルドグルーブWGとしての
グルーブに形成されたウォブルは、ディスク上の物理ア
ドレスがFM変調+バイフェーズ変調によりエンコード
された信号に基づいて形成されているものである。この
ため、記録再生時においてウォブルドグルーブWGに与
えられたウォブリングから得られる再生情報を復調処理
することで、ディスク上の物理アドレスを抽出すること
が可能となる。また、ウォブルドグルーブWGとしての
アドレス情報は、トラックTr・A,Tr・Bに対して
共通に有効なものとされる。つまり、ウォブルドグルー
ブWGを挟んで内周に位置するトラックTr・Aと、外
周に位置するトラックTr・Bは、そのウォブルドグル
ーブWGに与えられたウォブリングによるアドレス情報
を共有するようにされる。なお、このようなアドレッシ
ング方式はインターレースアドレッシング方式ともいわ
れる。このインターレースアドレッシング方式を採用す
ることで、例えば、隣接するウォブル間のクロストーク
を抑制した上でトラックピッチを小さくすることが可能
となるものである。また、グルーブに対してウォブルを
形成することでアドレスを記録する方式については、A
DIP(Adress In Pregroove) 方式ともいう。
【0013】また、上記のようにして同一のアドレス情
報を共有するトラックTr・A,Tr・Bの何れをトレ
ースしているのかという識別は次のようにして行うこと
ができる。例えば3ビーム方式を応用し、メインビーム
がトラック(ランドLd)をトレースしている状態で
は、残る2つのサイドビームは、上記メインビームがト
レースしているトラックの両サイドに位置するグルーブ
をトレースしているようにすることが考えられる。
【0014】図2(b)には、具体例として、メインビ
ームスポットSPmがトラックTr・Aをトレースして
いる状態が示されている。この場合には、2つのサイド
ビームスポットSPs1,SPs2のうち、内周側のサ
イドビームスポットSPs1はノンウォブルドグルーブ
NWGをトレースし、外周側のサイドビームスポットS
Ps2はウォブルドグルーブWGをトレースすることに
なる。これに対して、図示しないが、メインビームスポ
ットSPmがトラックTr・Bをトレースしている状態
であれば、サイドビームスポットSPs1がウォブルド
グルーブWGをトレースし、サイドビームスポットSP
s2がノンウォブルドグルーブNWGをトレースするこ
とになる。このように、メインビームスポットSPm
が、トラックTr・Aをトレースする場合とトラックT
r・Bをトレースする場合とでは、サイドビームスポッ
トSPs1,SPs2がトレースすべきグルーブとして
は、必然的にウォブルドグルーブWGとノンウォブルド
グルーブNWGとで入れ替わることになる。
【0015】サイドビームスポットSPs1,SPs2
の反射によりフォトディテクタにて得られる検出信号と
しては、ウォブルドグルーブWGとノンウォブルドグル
ーブNWGの何れをトレースしているのかで異なる波形
が得られることから、上記検出信号に基づいて、例え
ば、現在サイドビームスポットSPs1,SPs2のう
ち、どちらがウォブルドグルーブWG(あるいはノンウ
ォブルドグルーブNWG)をトレースしているのかを判
別することにより、メインビームがトラックTr・A,
Tr・Bのどちらをトレースしているのかが識別できる
ことになる。
【0016】図3は、上記のようなトラック構造を有す
るMD−DATA2フォーマットのの主要スペックをM
D−DATA1フォーマットと比較して示す図である。
先ず、MD−DATA1フォーマットとしては、トラッ
クピッチは1.6μm、ピット長は0.59μm/bi
tとなる。また、レーザ波長λ=780nmとされ、光
学ヘッドの開口率NA=0.45とされる。記録方式と
しては、グルーブ記録方式を採っている。つまり、グル
ーブをトラックとして記録再生に用いるようにしてい
る。アドレス方式としては、シングルスパイラルによる
グルーブ(トラック)を形成したうえで、このグルーブ
の両側に対してアドレス情報としてのウォブルを形成し
たウォブルドグルーブを利用する方式を採るようにされ
ている。
【0017】記録データの変調方式としてはEFM(8
−14変換)方式を採用している。また、誤り訂正方式
としてはACIRC(Advanced Cross Interleave Reed-
Solomon Code) が採用され、データインターリーブには
畳み込み型を採用している。このため、データの冗長度
としては46.3%となる。
【0018】また、MD−DATA1フォーマットで
は、ディスク駆動方式としてCLV(Constant Linear V
erocity)が採用されており、CLVの線速度としては、
1.2m/sとされる。そして、記録再生時の標準のデ
ータレートとしては、133kB/sとされ、記録容量
としては、140MBとなる。
【0019】これに対して、本例のビデオカメラが対応
できるMD−DATA2フォーマットとしては、トラッ
クピッチは0.95μm、ピット長は0.39μm/b
itとされ、共にMD−DATA1フォーマットよりも
短くなっていることが分かる。そして、例えば上記ピッ
ト長を実現するために、レーザ波長λ=650nm、光
学ヘッドの開口率NA=0.52として、合焦位置での
ビームスポット径を絞ると共に光学系としての帯域を拡
げている。
【0020】記録方式としては、図1及び図2により説
明したように、ランド記録方式が採用され、アドレス方
式としてはインターレースアドレッシング方式が採用さ
れる。また、記録データの変調方式としては、高密度記
録に適合するとされるRLL(1,7)方式(RLL;
Run Length Limited)が採用され、誤り訂正方式として
はRS−PC方式、データインターリーブにはブロック
完結型が採用される。そして、上記各方式を採用した結
果、データの冗長度としては、19.7%にまで抑制す
ることが可能となっている。
【0021】MD−DATA2フォーマットにおいて
も、ディスク駆動方式としてはCLVが採用されるので
あるが、その線速度としては2.0m/sとされ、記録
再生時の標準のデータレートとしては589kB/sと
される。そして、記録容量としては650MBを得るこ
とができ、MD−DATA1フォーマットと比較した場
合には、4倍強の高密度記録化が実現されたことにな
る。例えば、MD−DATA2フォーマットにより動画
像の記録を行うとして、動画像データについてMPEG
2による圧縮符号化を施した場合には、符号化データの
ビットレートにも依るが、時間にして15分〜17分の
動画を記録することが可能とされる。また、音声信号デ
ータのみを記録するとして、音声データについてATR
AC(Adaptve Transform Acoustic Coding) 2による圧
縮処理を施した場合には、時間にして10時間程度の記
録を行うことができる。
【0022】2.ビデオカメラの外観構成 図6(a)(b)(c)は、本例のビデオカメラの外観
例を示す側面図、平面図及び背面図である。これらの図
に示すように、本例のビデオカメラの本体200には、
撮影を行うための撮像レンズや絞りなどを備えたカメラ
レンズ201が表出するようにして設けられ、また、例
えば、本体200の上面部においては、撮影時において
外部の音声を収音するための左右一対のマイクロフォン
202が設けられている。つまり、このビデオカメラで
は、カメラレンズ201により撮影した画像の録画と、
マイクロフォン202により収音したステレオ音声の録
音を行うことが可能とされている。
【0023】また、本体200の側面側には、表示部6
A、スピーカ205、インジケータ206が備えられて
いる。表示部6Aは、撮影画像、及び内部の記録再生装
置により再生された画像等を表示出力する部位とされ
る。なお、表示部6Aとして実際に採用する表示デバイ
スとしては、ここでは特に限定されるものではないが、
例えば液晶ディスプレイ等が用いられればよい。また、
表示部6Aには、機器の動作に応じて所要のメッセージ
をユーザに知らせるための文字やキャラクタ等によるメ
ッセージ表示等も行われるものとされる。スピーカ20
5からは録音した音声の再生時に、その再生音声が出力
される他、例えばビープ音等による所要のメッセージ音
声の出力等も行われる。またインジケータ206は、例
えば記録動作中に発光され、ユーザーにビデオカメラが
記録動作中であることを示す。
【0024】本体200の背面側には、ビューファイン
ダ204が設けられており、記録動作中及びスタンバイ
中において、カメラレンズ201から取り込まれる画像
及びキャラクタ画像等が表示される。ユーザーはこのビ
ューファインダ204をみながら撮影を行うことができ
る。さらにディスクスロット203、ビデオ出力端子T
1、ヘッドフォン/ライン端子T2、I/F端子T3が
設けられる。ディスクスロット203は、本例のビデオ
カメラが対応する記録媒体としてのディスクが挿入、あ
るいは排出されるためのスロット部分とされる。ビデオ
出力端子T1は、外部の映像機器に対して再生画像信号
等を出力する端子、ヘッドフォン/ライン端子T2は外
部の音声機器やヘッドホンに対して再生音声信号を出力
する端子である。I/F端子T3は、例えば外部のデー
タ機器とデータ伝送を行うためのインターフェイスの入
出力端子とされる。
【0025】さらに、本体200の各部には、ユーザー
操作のための各種の操作子(300301,及び304
〜310)が設けられる。メインダイヤル300は、ビ
デオカメラのオン/オフ、記録動作、再生動作を設定す
る操作子である。メインダイヤルが図示するように「O
FF」の位置にあるときは電源オフとされており、「S
TBY」の位置に回動されることで、電源オンとなって
記録動作のスタンバイ状態となる。また、「PB」の位
置に回動されることで、電源オンとなって再生動作のス
タンバイ状態となる。
【0026】レリーズキー301は、記録スタンバイ状
態にある際において、記録開始や記録シャッタの操作子
として機能する。
【0027】ズームキー304は、画像撮影に関しての
ズーム状態(テレ側〜ワイド側)を操作する操作子であ
る。イジェクトキー305は、ディスクスロット203
内に装填されているディスクを排出させるための操作子
である。再生/一時停止キー306、停止キー307、
サーチキー308,309は、ディスクに対する再生時
の各種操作のために用意されている。
【0028】十字/クリックキー310は、ユーザが、
後述するサムネイル表示画面上でポインタ表示を左右上
下方向に移動させるために用いられる。また、この場合
には、このキーの中央部分を押圧操作することで、クリ
ック操作を行うことが出来るようになっているものとさ
れる。ジョグダイヤル311は、各操作モードの下で回
転操作を行うことで所要の選択操作や入力操作を行うた
めのキーとされる。例えば文字入力モードとされている
状態の下では、このジョグダイヤル311を回転操作す
ることで、入力すべき文字を選択することが可能とな
る。入力文字を確定する場合には、例えば上記十字/ク
リックキー310を用いてクリック操作を行うようにさ
れればよい。
【0029】なお、図6に示すビデオカメラの外観はあ
くまでも一例であって、実際に本例のビデオカメラに要
求される使用条件等に応じて適宜変更されて構わないも
のである。もちろん操作子の種類や操作方式、さらに外
部機器との接続端子類などは各種多様に考えられる。
【0030】3.ビデオカメラの内部構成 図4は、本例のビデオカメラの内部構成例を示すブロッ
ク図である。この図に示すレンズブロック1において
は、例えば実際には撮像レンズや絞りなどを備えて構成
される光学系11が備えられている。上記図6に示した
カメラレンズ201は、この光学系11に含まれる。ま
た、このレンズブロック1には、光学系11に対してオ
ートフォーカス動作を行わせるためのフォーカスモータ
や、上記ズームキー304の操作に基づくズームレンズ
の移動を行うためのズームモータなどが、モータ部12
として備えられる。
【0031】カメラブロック2には、主としてレンズブ
ロック1により撮影した画像光をデジタル画像信号に変
換するための回路部が備えられる。このカメラブロック
2のCCD(Charge Coupled Device) 21に対しては、
光学系11を透過した被写体の光画像が与えられる。C
CD21においては上記光画像について光電変換を行う
ことで撮像信号を生成し、サンプルホールド/AGC(A
utomatic Gain Control)回路22に供給する。サンプル
ホールド/AGC回路22では、CCD21から出力さ
れた撮像信号についてゲイン調整を行うと共に、サンプ
ルホールド処理を施すことによって波形整形を行う。サ
ンプルホールド/AGC回路2の出力は、ビデオA/D
コンバータ23に供給されることで、デジタルとしての
画像信号データに変換される。
【0032】上記CCD21、サンプルホールド/AG
C回路22、ビデオA/Dコンバータ23における信号
処理タイミングは、タイミングジェネレータ24にて生
成されるタイミング信号により制御される。タイミング
ジェネレータ24では、後述するデータ処理/システム
コントロール回路31(ビデオ信号処理回部3内)にて
信号処理に利用されるクロックを入力し、このクロック
に基づいて所要のタイミング信号を生成するようにされ
る。これにより、カメラブロック2における信号処理タ
イミングを、ビデオ信号処理部3における処理タイミン
グと同期させるようにしている。カメラコントローラ2
5は、カメラブロック2内に備えられる上記各機能回路
部が適正に動作するように所要の制御を実行すると共
に、レンズブロック1に対してオートフォーカス、自動
露出調整、絞り調整、ズームなどのための制御を行うも
のとされる。例えばオートフォーカス制御であれば、カ
メラコントローラ25は、所定のオートフォーカス制御
方式に従って得られるフォーカス制御情報に基づいて、
フォーカスモータの回転角を制御する。これにより、撮
像レンズはジャストピント状態となるように駆動される
ことになる。
【0033】ビデオ信号処理部3は、記録時において
は、カメラブロック2から供給されたデジタル画像信
号、及びマイクロフォン202により集音したことで得
られるデジタル音声信号について圧縮処理を施し、これ
ら圧縮データをユーザ記録データとして後段のメディア
ドライブ部4に供給する。さらにカメラブロック2から
供給されたデジタル画像信号とキャラクタ画像により生
成した画像をビューファインダドライブ部207に供給
し、ビューファインダ204に表示させる。また、再生
時においては、メディアドライブ部4から供給されるユ
ーザ再生データ(ディスク51からの読み出しデー
タ)、つまり圧縮処理された画像信号データ及び音声信
号データについて復調処理を施し、これらを再生画像信
号、再生音声信号として出力する。
【0034】なお本例において、画像信号データ(画像
データ)の圧縮/伸張処理方式としては、動画像につい
てはMPEG(Moving Picture Experts Group)2を採用
し、静止画像についてはJPEG(Joint Photographic
Coding Experts Group) を採用しているものとする。ま
た、音声信号デーのタ圧縮/伸張処理方式には、ATR
AC(Adaptve Transform Acoustic Coding) 2を採用す
るものとする。
【0035】ビデオ信号処理部3のデータ処理/システ
ムコントロール回路31は、主として、当該ビデオ信号
処理部3における画像信号データ及び音声信号データの
圧縮/伸張処理に関する制御処理と、ビデオ信号処理部
3を経由するデータの入出力を司るための処理を実行す
る。また、データ処理/システムコントロール回路31
を含むビデオ信号処理部3全体についての制御処理は、
ビデオコントローラ38が実行するようにされる。この
ビデオコントローラ38は、例えばマイクロコンピュー
タ等を備えて構成され、カメラブロック2のカメラコン
トローラ25、及び後述するメディアドライブ部4のド
ライバコントローラ46と、例えば図示しないバスライ
ン等を介して相互通信可能とされている。
【0036】ビデオ信号処理部3における記録時の基本
的な動作として、データ処理/システムコントロール回
路31には、カメラブロック2のビデオA/Dコンバー
タ23から供給された画像信号データが入力される。デ
ータ処理/システムコントロール回路31では、入力さ
れた画像信号データを例えば動き検出回路35に供給す
る。動き検出回路35では、例えばメモリ36を作業領
域として利用しながら入力された画像信号データについ
て動き補償等の画像処理を施した後、MPEG2ビデオ
信号処理回路33に供給する。
【0037】MPEG2ビデオ信号処理回路33におい
ては、例えばメモリ34を作業領域として利用しなが
ら、入力された画像信号データについてMPEG2のフ
ォーマットに従って圧縮処理を施し、動画像としての圧
縮データのビットストリーム(MPEG2ビットストリ
ーム)を出力するようにされる。また、MPEG2ビデ
オ信号処理回路33では、例えば動画像としての画像信
号データから静止画としての画像データを抽出してこれ
に圧縮処理を施す際には、JPEGのフォーマットに従
って静止画としての圧縮画像データを生成するように構
成されている。なお、JPEGは採用せずに、MPEG
2のフォーマットによる圧縮画像データとして、正規の
画像データとされるIピクチャ(Intra Picture) を静止
画の画像データとして扱うことも考えられる。MPEG
2ビデオ信号処理回路33により圧縮符号化された画像
信号データ(圧縮画像データ)は、例えば、バッファメ
モリ32に対して所定の転送レートにより書き込まれて
一時保持される。なおMPEG2のフォーマットにおい
ては、周知のようにいわゆる符号化ビットレート(デー
タレート)として、一定速度(CBR;Constant Bit R
ate)と、可変速度(VBR;Variable Bit Rate)の両者
がサポートされており、ビデオ信号処理部3ではこれら
に対応できるものとしている。
【0038】例えばVBRによる画像圧縮処理を行う場
合には、例えば、動き検出回路35において、画像デー
タをマクロブロック単位により前後数十〜数百フレーム
内の範囲で動き検出を行って、動きありとされればこの
検出結果を動きベクトル情報としてMPEG2ビデオ信
号処理回路33に伝送する。MPEG2ビデオ信号処理
回路33では、圧縮符号化後の画像データをある所要の
データレートとするように、上記動きベクトル情報をは
じめとする所要の情報を利用しながら、マクロブロック
ごとの量子化係数を決定していくようにされる。
【0039】音声圧縮エンコーダ/デコーダ37には、
A/Dコンバータ64(表示/画像/音声入出力部6
内)を介して、例えばマイクロフォン202により集音
された音声がデジタルによる音声信号データとして入力
される。音声圧縮エンコーダ/デコーダ37では、前述
のようにATRAC2のフォーマットに従って入力され
た音声信号データに対する圧縮処理を施す。この圧縮音
声信号データもまた、データ処理/システムコントロー
ル回路31によってバッファメモリ32に対して所定の
転送レートによる書き込みが行われ、ここで一時保持さ
れる。
【0040】上記のようにして、バッファメモリ32に
は、圧縮画像データ及び圧縮音声信号データが蓄積可能
とされる。バッファメモリ32は、主として、カメラブ
ロック2あるいは表示/画像/音声入出力部6とバッフ
ァメモリ32間のデータ転送レートと、バッファメモリ
32とメディアドライブ部4間のデータ転送レートの速
度差を吸収するための機能を有する。バッファメモリ3
2に蓄積された圧縮画像データ及び圧縮音声信号データ
は、記録時であれば、順次所定タイミングで読み出しが
行われて、メディアドライブ部4のMD−DATA2エ
ンコーダ/デコーダ41に伝送される。ただし、例えば
再生時においてバッファメモリ32に蓄積されたデータ
の読み出しと、この読み出したデータをメディアドライ
ブ部4からデッキ部5を介してディスク51に記録する
までの動作は、間欠的に行われても構わない。このよう
なバッファメモリ32に対するデータの書き込み及び読
み出し制御は、例えば、データ処理/システムコントロ
ール回路31によって実行される。
【0041】ビデオ信号処理部3における再生時の動作
としては、概略的に次のようになる。再生時には、ディ
スク51から読み出され、MD−DATA2エンコーダ
/デコーダ41(メディアドライブ部4内)の処理によ
りMD−DATA2フォーマットに従ってデコードされ
た圧縮画像データ、圧縮音声信号データ(ユーザ再生デ
ータ)が、データ処理/システムコントロール回路31
に伝送されてくる。データ処理/システムコントロール
回路31では、例えば入力した圧縮画像データ及び圧縮
音声信号データを、一旦バッファメモリ32に蓄積させ
る。そして、例えば再生時間軸の整合が得られるように
された所要のタイミング及び転送レートで、バッファメ
モリ32から圧縮画像データ及び圧縮音声信号データの
読み出しを行い、圧縮画像データについてはMPEG2
ビデオ信号処理回路33に供給し、圧縮音声信号データ
については音声圧縮エンコーダ/デコーダ37に供給す
る。
【0042】MPEG2ビデオ信号処理回路33では、
入力された圧縮画像データについて伸張処理を施して、
データ処理/システムコントロール回路31に伝送す
る。データ処理/システムコントロール回路31では、
この伸張処理された画像信号データを、ビデオD/Aコ
ンバータ61(表示/画像/音声入出力部6内)に供給
する。音声圧縮エンコーダ/デコーダ37では、入力さ
れた圧縮音声信号データについて伸張処理を施して、D
/Aコンバータ65(表示/画像/音声入出力部6内)
に供給する。
【0043】表示/画像/音声入出力部6においては、
ビデオD/Aコンバータ61に入力された画像信号デー
タは、ここでアナログ画像信号に変換され、表示コント
ローラ62及びコンポジット信号処理回路63に対して
分岐して入力される。表示コントローラ62では、入力
された画像信号に基づいて表示部6Aを駆動する。これ
により、表示部6Aにおいて再生画像の表示が行われ
る。また、表示部6Aにおいては、ディスク51から再
生して得られる画像の表示だけでなく、当然のこととし
て、レンズブロック1及びカメラブロック2からなるカ
メラ部位により撮影して得られた撮像画像も、ほぼリア
ルタイムで表示出力させることが可能である。また、再
生画像及び撮像画像の他、前述のように、機器の動作に
応じて所要のメッセージをユーザに知らせるための文字
やキャラクタ等によるメッセージ表示も行われるものと
される。このようなメッセージ表示は、例えばビデオコ
ントローラ38の制御によって、所要の文字やキャラク
タ等が所定の位置に表示されるように、データ処理/シ
ステムコントロール回路31からビデオD/Aコンバー
タ61に出力すべき画像信号データに対して、所要の文
字やキャラクタ等の画像信号データを合成する処理を実
行するようにすればよい。
【0044】コンポジット信号処理回路63では、ビデ
オD/Aコンバータ61から供給されたアナログ画像信
号についてコンポジット信号に変換して、ビデオ出力端
子T1に出力する。例えば、ビデオ出力端子T1を介し
て、外部モニタ装置等と接続を行えば、当該ビデオカメ
ラで再生した画像を外部モニタ装置により表示させるこ
とが可能となる。
【0045】また、表示/画像/音声入出力部6におい
て、音声圧縮エンコーダ/デコーダ37からD/Aコン
バータ65に入力された音声信号データは、ここでアナ
ログ音声信号に変換され、ヘッドフォン/ライン端子T
2に対して出力される。また、D/Aコンバータ65か
ら出力されたアナログ音声信号は、アンプ66を介して
スピーカSPに対しても分岐して出力され、これによ
り、スピーカSPからは、再生音声等が出力されること
になる。
【0046】メディアドライブ部4では、主として、記
録時にはMD−DATA2フォーマットに従って記録デ
ータをディスク記録に適合するようにエンコードしてデ
ッキ部5に伝送し、再生時においては、デッキ部5にお
いてディスク51から読み出されたデータについてデコ
ード処理を施すことで再生データを得て、ビデオ信号処
理部3に対して伝送する。
【0047】このメディアドライブ部4のMD−DAT
A2エンコーダ/デコーダ41は、記録時においては、
データ処理/システムコントロール回路31から記録デ
ータ(圧縮画像データ+圧縮音声信号データ)が入力さ
れ、この記録データについて、MD−DATA2フォー
マットに従った所定のエンコード処理を施し、このエン
コードされたデータを一時バッファメモリ42に蓄積す
る。そして、所要のタイミングで読み出しを行いながら
デッキ部5に伝送する。
【0048】再生時においては、ディスク51から読み
出され、RF信号処理回路44、二値化回路43を介し
て入力されたデジタル再生信号について、MD−DAT
A2フォーマットに従ったデコード処理を施して、再生
データとしてビデオ信号処理部3のデータ処理/システ
ムコントロール回路31に対して伝送する。なお、この
際においても、必要があれば再生データを一旦バッファ
メモリ42に蓄積し、ここから所要のタイミングで読み
出したデータをデータ処理/システムコントロール回路
31に伝送出力するようにされる。このような、バッフ
ァメモリ42に対する書き込み/読み出し制御はドライ
バコントローラ46が実行するものとされる。なお、例
えばディスク51の再生時において、外乱等によってサ
ーボ等が外れて、ディスクからの信号の読み出しが不可
となったような場合でも、バッファメモリ42に対して
読み出しデータが蓄積されている期間内にディスクに対
する再生動作を復帰させるようにすれば、再生データと
しての時系列的連続性を維持することが可能となる。
【0049】RF信号処理回路44には、ディスク51
からの読み出し信号について所要の処理を施すことで、
例えば、再生データとしてのRF信号、デッキ部5に対
するサーボ制御のためのフォーカスエラー信号、トラッ
キングエラー信号等のサーボ制御信号を生成する。RF
信号は、上記のように二値化回路43により2値化さ
れ、デジタル信号データとしてMD−DATA2エンコ
ーダ/デコーダ41に入力される。また、生成された各
種サーボ制御信号はサーボ回路45に供給される。サー
ボ回路45では、入力したサーボ制御信号に基づいて、
デッキ部5における所要のサーボ制御を実行する。
【0050】なお、本例においては、MD−DATA1
フォーマットに対応するエンコーダ/デコーダ47を備
えており、ビデオ信号処理部3から供給された記録デー
タを、MD−DATA1フォーマットに従ってエンコー
ドしてディスク51に記録すること、或いは、ディスク
51からの読み出しデータがMD−DATA1フォーマ
ットに従ってエンコードされているものについては、そ
のデコード処理を行って、ビデオ信号処理部3に伝送出
力することも可能とされている。つまり本例のビデオカ
メラとしては、MD−DATA2フォーマットとMD−
DATA1フォーマットとについて互換性が得られるよ
うに構成されている。ドライバコントローラ46は、メ
ディアドライブ部4を総括的に制御するための機能回路
部とされる。
【0051】デッキ部5は、ディスク51を駆動するた
めの機構からなる部位とされる。ここでは図示しない
が、デッキ部5においては、装填されるべきディスク5
1が着脱可能とされ、ユーザの作業によって交換が可能
なようにされた機構(ディスクスロット203(図6参
照))を有しているものとされる。また、ここでのディ
スク51は、MD−DATA2フォーマット、あるいは
MD−DATA1フォーマットに対応する光磁気ディス
クであることが前提となる。
【0052】デッキ部5においては、装填されたディス
ク51をCLVにより回転駆動するスピンドルモータ5
2によって、CLVにより回転駆動される。このディス
ク51に対しては記録/再生時に光学ヘッド53によっ
てレーザ光が照射される。光学ヘッド53は、記録時に
は記録トラックをキュリー温度まで加熱するための高レ
ベルのレーザ出力を行ない、また再生時には磁気カー効
果により反射光からデータを検出するための比較的低レ
ベルのレーザ出力を行なう。このため、光学ヘッド53
には、ここでは詳しい図示は省略するがレーザ出力手段
としてのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや対
物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するため
のディテクタが搭載されている。光学ヘッド53に備え
られる対物レンズとしては、例えば2軸機構によってデ
ィスク半径方向及びディスクに接離する方向に変位可能
に保持されている。
【0053】また、ディスク51を挟んで光学ヘッド5
3と対向する位置には磁気ヘッド54が配置されてい
る。磁気ヘッド54は記録データによって変調された磁
界をディスク51に印加する動作を行なう。また、図示
しないが、デッキ部5においては、スレッドモータ55
により駆動されるスレッド機構が備えられている。この
スレッド機構が駆動されることにより、上記光学ヘッド
53全体及び磁気ヘッド54はディスク半径方向に移動
可能とされている。
【0054】操作部7は図6に示した各操作子300〜
311等に相当し、これらの操作子によるユーザの各種
操作情報は例えばビデオコントローラ38に供給され
る。ビデオコントローラ38は、ユーザー操作に応じた
必要な動作が各部において実行されるようにするための
操作情報、制御情報をカメラコントローラ25、ドライ
バコントローラ46に対して供給する。
【0055】外部インターフェイス8は、当該ビデオカ
メラと外部機器とでデータを相互伝送可能とするために
設けられており、例えば図のようにI/F端子T3とビ
デオ信号処理部間に対して設けられる。なお、外部イン
ターフェイス8としてはここでは特に限定されるもので
はないが、例えばIEEE1394等が採用されればよ
い。例えば、外部のデジタル画像機器と本例のビデオカ
メラをI/F端子T3を介して接続した場合、ビデオカ
メラで撮影した画像(音声)を外部デジタル画像機器に
録画したりすることが可能となる。また、外部デジタル
画像機器にて再生した画像(音声)データ等を、外部イ
ンターフェイス8を介して取り込むことにより、MD−
DATA2(或いはMD−DATA1)フォーマットに
従ってディスク51に記録するといったことも可能とな
る。更には、例えばキャプションの挿入などに利用する
文字情報としてのファイルも取り込んで記録することが
可能となる。
【0056】電源ブロック9は、内蔵のバッテリにより
得られる直流電源あるいは商用交流電源から生成した直
流電源を利用して、各機能回路部に対して所要のレベル
の電源電圧を供給する。電源ブロック9による電源オン
/オフは、上述したメインダイヤル300の操作に応じ
てビデオコントローラ38が制御する。また記録動作中
はビデオコントローラ38はインジケータ206の発光
動作を実行させる。
【0057】4.メディアドライブ部の構成 続いて、図4に示したメディアドライブ部4の構成とし
て、MD−DATA2に対応する機能回路部を抽出した
詳細な構成について、図5のブロック図を参照して説明
する。なお、図5においては、メディアドライブ部4と
共にデッキ部5を示しているが、デッキ部5の内部構成
については図4により説明したため、ここでは、図4と
同一符号を付して説明を省略する。また、図5に示すメ
ディアドライブ部4において図4のブロックに相当する
範囲に同一符号を付している。
【0058】光学ヘッド53のディスク51に対するデ
ータ読み出し動作によりに検出された情報(フォトディ
テクタによりレーザ反射光を検出して得られる光電流)
は、RF信号処理回路44内のRFアンプ101に供給
される。RFアンプ101では入力された検出情報か
ら、再生信号としての再生RF信号を生成し、二値化回
路43に供給する。二値化回路43は、入力された再生
RF信号について二値化を行うことにより、デジタル信
号化された再生RF信号(二値化RF信号)を得る。こ
の二値化RF信号はMD−DATA2エンコーダ/デコ
ーダ41に供給され、まずAGC/クランプ回路103
を介してゲイン調整、クランプ処理等が行われた後、イ
コライザ/PLL回路104に入力される。イコライザ
/PLL回路104では、入力された二値化RF信号に
ついてイコライジング処理を施してビタビデコーダ10
5に出力する。また、イコライジング処理後の二値化R
F信号をPLL回路に入力することにより、二値化RF
信号(RLL(1,7)符号列)に同期したクロックC
LKを抽出する。
【0059】クロックCLKの周波数は現在のディスク
回転速度に対応する。このため、CLVプロセッサ11
1では、イコライザ/PLL回路104からクロックC
LKを入力し、所定のCLV速度(図3参照)に対応す
る基準値と比較することにより誤差情報を得て、この誤
差情報をスピンドルエラー信号SPEを生成するための
信号成分として利用する。また、クロックCLKは、例
えばRLL(1,7)復調回路106をはじめとする、
所要の信号処理回路系における処理のためのクロックと
して利用される。
【0060】ビタビデコーダ105は、イコライザ/P
LL回路104から入力された二値化RF信号につい
て、いわゆるビタビ復号法に従った復号処理を行う。こ
れにより、RLL(1,7)符号列としての再生データ
が得られることになる。この再生データはRLL(1,
7)復調回路106に入力され、ここでRLL(1,
7)復調が施されたデータストリームとされる。
【0061】RLL(1,7)復調回路106における
復調処理により得られたデータストリームは、データバ
ス114を介してバッファメモリ42に対して書き込み
が行われ、バッファメモリ42上で展開される。このよ
うにしてバッファメモリ42上に展開されたデータスト
リームに対しては、先ず、ECC処理回路116によ
り、RS−PC方式に従って誤り訂正ブロック単位によ
るエラー訂正処理が施され、更に、デスクランブル/E
DCデコード回路117により、デスクランブル処理
と、EDCデコード処理(エラー検出処理)が施され
る。これまでの処理が施されたデータが再生データDA
TApとされる。この再生データDATApは、転送ク
ロック発生回路121にて発生された転送クロックに従
った転送レートで、例えばデスクランブル/EDCデコ
ード回路117からビデオ信号処理部3のデータ処理/
システムコントロール回路31に対して伝送されること
になる。
【0062】転送クロック発生回路121は、例えば、
クリスタル系のクロックをメディアドライブ部4とビデ
オ信号処理部3間のデータ伝送や、メディアドライブ部
4内における機能回路部間でのデータ伝送を行う際に、
適宜適正とされる周波数の転送クロック(データ転送レ
ート)を発生するための部位とされる。また、当該ビデ
オカメラの動作状態に応じて、メディアドライブ部4及
びビデオ信号処理部3の各機能回路部に供給すべき所要
の周波数のクロックを発生する。
【0063】光学ヘッド53によりディスク51から読
み出された検出情報(光電流)は、マトリクスアンプ1
07に対しても供給される。マトリクスアンプ107で
は、入力された検出情報について所要の演算処理を施す
ことにより、トラッキングエラー信号TE、フォーカス
エラー信号FE、グルーブ情報(ディスク51にウォブ
ルドグルーブWGとして記録されている絶対アドレス情
報)GFM等を抽出しサーボ回路45に供給する。即ち
抽出されたトラッキングエラー信号TE、フォーカスエ
ラー信号FEはサーボプロセッサ112に供給され、グ
ルーブ情報GFMはADIPバンドパスフィルタ108
に供給される。
【0064】ADIPバンドパスフィルタ108により
帯域制限されたグルーブ情報GFMは、A/Bトラック
検出回路109、ADIPデコーダ110、及びCLV
プロセッサ111に対して供給される。A/Bトラック
検出回路109では、例えば図2(b)にて説明した方
式などに基づいて、入力されたグルーブ情報GFMか
ら、現在トレースしているトラックがトラックTR・
A,TR・Bの何れとされているのかについて判別を行
い、このトラック判別情報をドライバコントローラ46
に出力する。また、ADIPデコーダ110では、入力
されたグルーブ情報GFMをデコードしてディスク上の
絶対アドレス情報であるADIP信号を抽出し、ドライ
バコントローラ46に出力する。ドライバコントローラ
46では、上記トラック判別情報及びADIP信号に基
づいて、所要の制御処理を実行する。
【0065】CLVプロセッサ111には、イコライザ
/PLL回路104からクロックCLKと、ADIPバ
ンドパスフィルタ108を介したグルーブ情報GFMが
入力される。CLVプロセッサ111では、例えばグル
ーブ情報GFMに対するクロックCLKとの位相誤差を
積分して得られる誤差信号に基づき、CLVサーボ制御
のためのスピンドルエラー信号SPEを生成し、サーボ
プロセッサ112に対して出力する。なお、CLVプロ
セッサ111が実行すべき所要の動作はドライバコント
ローラ46によって制御される。
【0066】サーボプロセッサ112は、上記のように
して入力されたトラッキングエラー信号TE、フォーカ
スエラー信号FE、スピンドルエラー信号SPE、ドラ
イバコントローラ46からのトラックジャンプ指令、ア
クセス指令等に基づいて各種サーボ制御信号(トラッキ
ング制御信号、フォーカス制御信号、スレッド制御信
号、スピンドル制御信号等)を生成し、サーボドライバ
113に対して出力する。サーボドライバ113では、
サーボプロセッサ112から供給されたサーボ制御信号
に基づいて所要のサーボドライブ信号を生成する。ここ
でのサーボドライブ信号としては、二軸機構を駆動する
二軸ドライブ信号(フォーカス方向、トラッキング方向
の2種)、スレッド機構を駆動するスレッドモータ駆動
信号、スピンドルモータ52を駆動するスピンドルモー
タ駆動信号となる。このようなサーボドライブ信号がデ
ッキ部5に対して供給されることで、ディスク51に対
するフォーカス制御、トラッキング制御、及びスピンド
ルモータ52に対するCLV制御が行われることにな
る。
【0067】ディスク51に対して記録動作が実行され
る際には、例えば、ビデオ信号処理部3のデータ処理/
システムコントロール回路31からスクランブル/ED
Cエンコード回路115に対して記録データDATAr
が入力されることになる。このユーザ記録データDAT
Arは、例えば転送クロック発生回路121にて発生さ
れた転送クロック(データ転送レート)に同期して入力
される。
【0068】スクランブル/EDCエンコード回路11
5では、例えば記録データDATArをバッファメモリ
42に書き込んで展開し、データスクランブル処理、E
DCエンコード処理(所定方式によるエラー検出符号の
付加処理)を施す。この処理の後、例えばECC処理回
路116によって、バッファメモリ42に展開させてい
る記録データDATArに対してRS−PC方式による
エラー訂正符号を付加するようにされる。ここまでの処
理が施された記録データDATArは、バッファメモリ
42から読み出されて、データバス114を介してRL
L(1,7)変調回路118に供給される。
【0069】RLL(1,7)変調回路118では、入
力された記録データDATArについてRLL(1,
7)変調処理を施し、このRLL(1,7)符号列とし
ての記録データを磁気ヘッド駆動回路119に出力す
る。
【0070】ところで、MD−DATA2フォーマット
では、ディスクに対する記録方式として、いわゆるレー
ザストローブ磁界変調方式を採用している。レーザスト
ローブ磁界変調方式とは、記録データにより変調した磁
界をディスク記録面に印加すると共に、ディスクに照射
すべきレーザ光を記録データに同期してパルス発光させ
る記録方式をいう。このようなレーザストローブ磁界変
調方式では、ディスクに記録されるピットエッジの形成
過程が磁界の反転速度等の過渡特性に依存せず、レーザ
パルスの照射タイミングによって決定される。このた
め、例えば単純磁界変調方式(レーザ光をディスクに対
して定常的に照射すると共に記録データにより変調した
磁界をディスク記録面に印加するようにした方式)と比
較して、レーザストローブ磁界変調方式では、記録ピッ
トのジッタをきわめて小さくすることが容易に可能とさ
れる。つまり、レーザストローブ磁界変調方式は、高密
度記録化に有利な記録方式とされるものである。
【0071】メディアドライブ部4の磁気ヘッド駆動回
路119では、入力された記録データにより変調した磁
界が磁気ヘッド54からディスク51に印加されるよう
に動作する。また、RLL(1,7)変調回路118か
らレーザドライバ120に対しては、記録データに同期
したクロックを出力する。レーザドライバ120は、入
力されたクロックに基づいて、磁気ヘッド54により磁
界として発生される記録データに同期させたレーザパル
スがディスクに対して照射されるように、光学ヘッド5
3のレーザダイオードを駆動する。この際、レーザダイ
オードから発光出力されるレーザパルスとしては、記録
に適合する所要のレーザパワーに基づくものとなる。こ
のようにして、本例のメディアドライブ部4により上記
レーザストローブ磁界変調方式としての記録動作が可能
とされる。
【0072】5.本実施の形態に対応するディスク構造
例 次に、本実施の形態に対応するディスク51の構造例に
ついて説明する。図7は、本実施の形態に対応するとさ
れるディスク51の構造例を概念的に示している。な
お、この図に示すディスク51の物理フォーマットにつ
いては、先に図1及び図2により説明した通りである。
【0073】ディスク51においては、例えば、管理情
報エリアとしてPTOC、及びRTOCの領域が設けら
れる。PTOCは、例えばディスク最内周のプリマスタ
ードエリア(ピットエリア)において、ピット形態によ
り所要の管理情報が記録される。このPTOCの内容は
書き換えが不可とされている。例えば、上記PTOCが
記録されるプリマスタードエリアの外周には、光磁気記
録再生が可能とされる光磁気記録領域が形成される。そ
して、先ずその最内周における所定サイズの区間に対し
て上記RTOCの領域が設けられるものとされる。この
RTOCは、例えばディスクに記録されたデータを管理
するのに必要な基本的な情報が記録される。例えば本例
の場合であれば、ディスクに記録されたデータとして、
後述するトラック(ファイルと同義の場合有り)、及び
フォルダ(トラックをグループ化して管理するための構
造)を記録再生時において管理するための情報が格納さ
れる。なお、管理エリアにおけるU−TOCの内容は、
例えば、これまでのディスクに対するデータの記録結果
や、トラック(ファイル)、フォルダの削除等の編集処
理結果に従って逐次書き換えが行われるものとされる。
【0074】上記RTOCの外周側に対しては、ユーザ
データが記録されるためのデータエリアが設けられる。
本実施の形態では、このデータエリアは、1つのルート
フォルダ内に置かれたボリュームフォルダ(Volume Fold
er)として管理される。本実施の形態においてボリュー
ム(Volume)とは、ユーザデータの完全な集合として定義
され、1枚のディスクにはただ1つのボリュームが存在
するものとして規定される。そして、このボリューム内
に含まれるデータは、上記PTOC、RTOCで管理さ
れるものを除いて、ボリュームフォルダ以下のフォルダ
及びトラックとして格納されることになる。
【0075】ボリュームフォルダ内においては、先ず、
物理的に最内周側の位置(RTOC近傍の管理トラッ優
先領域)において、所定サイズ(例えば12クラスタ)
のボリュームインデックストラック(Volume Index Trac
k)が置かれる。このボリュームインデックストラック
は、例えば上記PTOC、RTOCが主的管理情報とす
れば、いわば副管理情報が記録される領域として規定さ
れるもので、トラック(ファイル)、フォルダ、及び補
助データ(Auxiliary Data)に関すプロパティ、タイト
ル、及びトラックを形成するパケットデータを管理する
ための情報が記録されるテーブルを有する。
【0076】また、少なくとも最初の1クラスタがRT
OC近傍の管理トラック優先領域に位置するようにして
記録されるトラックとして、サムネイルトラック(Thumb
nailPicture Track)がオプションとして配置可能とされ
ている。本実施の形態においては、ディスクに記録され
た各ファイルごとに対応付けして、所定解像度による1
枚の静止画像をサムネイル画像として有することが可能
とされている。サムネイル画像は、ファイルを視覚的に
認識可能とするための代表画像として扱われる。サムネ
イルトラックには、ディスクに記録されているファイル
(トラック)との対応付けと、サムネイル画像の格納位
置とが示されるインデックス情報と共に記録される。サ
ムネイルトラックのデータ長は、格納されるサムネイル
画像数等に応じて任意に拡張可能とされる。
【0077】そして、例えばユーザが撮影等によって記
録した画像/音声データはファイル単位で管理され、ボ
リュームフォルダ内において、トラックとしてボリュー
ムフォルダの下に置かれる、或いは、ボリュームフォル
ダ以下に置かれるフォルダ内に置かれることになる。図
7では、或る1ファイルが1トラックとして表現された
上で、このトラックが或る1つのフォルダ内に格納され
ている状態が示されている。フォルダは、上述のよう
に、トラック又はフォルダを1グループにまとめて管理
するための構造である。従ってボリュームフォルダ以下
の構造においては、ボリュームフォルダ内に格納可能な
最大件数と、フォルダの階層構造の最大段数により規定
される範囲内で、任意の数のトラック又はフォルダが格
納されることになる。
【0078】また、ボリュームフォルダ内には、補助デ
ータ(Auxiliary Data)が格納される補助データトラック
(Auxiliary Data Track)が配置される。補助データトラ
ックに格納されるべき情報としては、例えば、実際に適
用されるアプリケーションによって任意とされる。本実
施の形態においては、再生制御情報としてのスクリプト
の情報が格納されることになる。
【0079】ところで、上記した管理情報であるPTO
C,RTOC、また更にはボリュームインデックストラ
ックに格納された情報(これらの情報を総称しても、本
実施の形態では「管理情報」ということにする)は、例
えば、ディスク装填時において読み出されて、例えば、
メディアドライブ部4のバッファメモリ42(又はバッ
ファメモリ32)の所定領域に保持される。そして、デ
ータ記録時や編集時においては、その記録結果や編集結
果に応じてバッファメモリに保持されているこれら管理
情報について書き換えを行うようにし、その後、所定の
機会、タイミングでもって、バッファメモリに保持され
ている管理情報の内容に基づいて、ディスク51の管理
情報を書き換える(更新する)ようにされる(但し、P
TOCについては更新は行われない)。
【0080】なお、この図に示すディスク構造例はあく
までも一例であって、ディスク上での各エリアの物理的
位置関係は、実際の使用条件等に応じて変更されて構わ
ないし、データが格納される構造も変更されてかまない
ものである。
【0081】6.サムネイル画像生成処理 上記図7に示したサムネイルトラックに格納されるサム
ネイル画像は、本実施の形態のビデオカメラにより生成
することが可能とされるが、ここで、サムネイル画像の
生成処理について説明しておく。なお、ここでは一旦デ
ィスクに記録された画像ファイルについてのサムネイル
画像を生成する場合について説明する。
【0082】前述のように、例えばディスク51に記録
されている管理情報(PTOC、RTOC、ボリューム
インデックストラック)は、ディスク装填時などの所定
のタイミングで読み出されて、バッファメモリ42(或
いはバッファメモリ32)に対して格納されているもの
とされる。
【0083】そして、ドライバコントローラ46は、例
えばバッファメモリ42に格納されている管理情報を参
照して、これよりサムネイル画像を生成すべきファイル
について、サムネイル画像として指定されている画像デ
ータが記録されているディスク上のアドレスを求め、こ
のアドレスにアクセスしてディスクに対する読み出し動
作を実行させることで、サムネイル画像の生成元として
の画像データを得るようにされる。この画像データは、
順次メディアドライブ部4からビデオ信号処理部3に伝
送され、データ処理/システムコントロール回路31に
供給される。なお、管理情報によりサムネイル画像の生
成元として規定される画像データは、特段の指定が無け
れば、例えばファイル中における先頭のフレーム(又は
フィールド)画像データが指定されているものとされる
【0084】そして、データ処理/システムコントロー
ル回路31では、供給された画面データについて、先
ず、MPEG2ビデオ信号処理回路33を制御してMP
EG2フォーマットに従った伸張処理を施し、フィール
ド画像単位の画像データのレベルにまでデコードしたデ
ータを獲得するようにされる。
【0085】例えば、上記フィールド画像単位のレベル
にまでデコードされた画像データの段階では、通常は、
表示画面に対してほぼフルサイズで表示されるだけの画
像サイズ(画素数)を有したデータとされる。そこで、
上記フィールド画像単位によるフルサイズの画像データ
が得られた後は、このフルサイズの画像データについて
縮小処理を行って、実際に必要とされるサムネイル画像
のサイズが得られるように処理を行うことになる。この
ような画像サイズの縮小のためには、例えば元のフルサ
イズの画像データに対して、適切なタイミングで画素デ
ータに対するサンプリングを行い、このサンプリングし
た画素データによって画像データを再構成するように信
号処理を実行すればよい。
【0086】そして、例えばビデオコントローラ38
は、このようにして得られたサムネイル画像データにつ
いてのインデックス情報(図7により説明)を生成し、
このインデックス情報と共にこのサムネイル画像データ
をディスクのサムネイルトラックに記録するように制御
を実行する。このようにして、ファイルごとに対応した
サムネイル画像データが得られ、ディスクに記録され
る。
【0087】なお、本実施の形態としては、これまでの
説明から分かるように、画像データ(音声データを含
む)の他、音声のみによる音声データ、更には文字情報
データなどもファイルとして記録可能とされるが、例え
ば、音声データ、文字情報データ等、そのファイル内に
サムネイル画像の生成元となる画像データが無いような
場合には、例えば、予め音声データや文字情報データで
あることを視覚的に認識できるような絵柄の画像データ
を用意しておき(例えばビデオコントローラ38のRO
M内に格納しておいたり、ディスクの所定領域に格納す
るなどしておけばよい)、この画像データをサムネイル
画像として利用するようにすればよいものである。
【0088】7.スクリプト また、本実施の形態においては、当該ビデオカメラによ
り記録したファイル(主として録画ファイル)について
の、再生順指定や再生時に所要の特殊効果を与えるなど
の編集処理を行うことができる。上記のような編集を行
うのにあたり、本実施の形態では、録画ファイルについ
て所要の再生出力態様を与えることのできる再生制御情
報としてのスクリプトを用意し、ビデオカメラにおいて
は、例えばビデオコントローラ38がこのスクリプトを
解釈することで、編集結果に応じた再生出力態様(例え
ば再生順)を得るようにするものである。また、編集段
階においては、スクリプトの内容の更新を行うことで編
集処理を実行するように構成されるものである。なお、
ここでいう「スクリプト」とは、動画像データ、静止画
像データ、音声データ、更には文書データ等を同時タイ
ミングで再生出力するために、所定のプログラム言語に
より記述された手続き書き構造をいうものとされる。
【0089】そこで先ず、本実施の形態において再生制
御情報として利用されるスクリプトについて概略的に説
明する。
【0090】本実施の形態としては、スクリプトとして
SMIL(Synchronized MultimediaIntegration Langua
ge)を採用するものとする。SMILとは、例えばイン
ターネット上でのテレビ番組放送、プレゼンテーション
等を実現するために、W3C(インターネットの標準化
団体)で標準化が行われている言語であり、XML(H
TMLのスーパーセット)の文法に基づき、時系列的な
プレゼンテーション等を実現しようとするものである。
【0091】先ず、スケジューリングは<seq>,<
par>の2つのタグにより表現される。<seq>
は、seqential、つまり直列を意味し、このタ
グで囲まれた情報は時間順に再生されることになる。<
par>は、parallel、つまり並列を意味し、
このタグで囲まれた情報は同期して再生されることにな
る。
【0092】ここで、例えばディスクに記録されている
とされるファイルにおいて、video1,video
2,video3として表される画像データのファイル
について、video1→video2→video3
の順に再生するように指定した場合には、 <seq> <video src=”video1”> <video src=”video2”> <video src=”video3”> </seq> 或いは <seq> <play video1> <play video2> <play video3> </seq> のようにして記述が行われる。
【0093】また、ファイルvideo1→video
2→video3の順に再生すると共に、video1
に対しては、音声データのファイルであるaudio1
をアフレコトラックとして同時再生させたいときには、 <seq> <par> <video src=”video1”> <audio src=”audio1”> </par> <video src=”video2”> <video src=”video3”> </seq> のようにして記述が行われることになる。
【0094】また、或るファイルと同期再生させるべき
ファイルについて、この或るファイルが再生されて何秒
後の位置から再生させる等の指定を行うための記述も用
意されている。例えば、video1の画像ファイルが
表示(再生)されてから5秒後にキャプション(例えば
文字情報としての画像)を表示させるような場合には、 <par> <video src=”video1”> <image src=”scratch1”begi
n=”5s”> </par> のようにして記述が行われることになる。
【0095】また、例えば静止画ファイルとしてのファ
イルpicture1を5秒間表示するように指示する
のであれば、 <image src=”picture1” dur
= ”5s”> のようにして記述される。
【0096】また、いわゆるフレームミュートといわ
れ、或る動画ファイルの一部を抜き出すようにして再生
する場合には、「range」を利用する。例えば、タ
イムコードとしてSMPTE(Society of Motion Pictu
re and Television)の規格を採用しているとして、 <video src=”video1”range
=”smpte:10:07:00−10:07:3
3”> のようにして記述することができる。
【0097】また、或るファイルを指定してリピートを
行うのには、「repeat」を利用する。例えばvi
deo1のファイルを10回リピートするのであれば、 <video src = ”video1”repe
at = ”10”> のようにして記述する。
【0098】そして本実施の形態においては、このよう
な、SMILといわれるスクリプトを利用し、サムネイ
ル表示として所要の表示形態を与えるための表示制御を
実行可能に構成されるものである。このため、例えば本
実施の形態のビデオカメラシステムにおいては、このS
MILに対応した解釈、及びスクリプトの記述(生成)
が行えるように、XMLのサブセットが用意されること
になる。これは、例えばビデオコントローラ38が実行
すべきプログラムとして、ビデオコントローラ38内の
ROM等に予め格納したり、或いはディスクのアプリケ
ーションレイヤーに対して記録して、読み出しが行える
ようにしておけばよい。
【0099】本実施の形態においては、このようなスク
リプトは、例えば、編集段階(又は録画操作を行ってい
る段階)において、ビデオコントローラ38が生成又は
更新を行って、例えばバッファメモリ32内の所定領域
に保持しておくものとされる。そして、このようにして
バッファメモリ32に保持されたスクリプトを、所定の
機会、又はタイミングでもってディスクに記録するよう
にされる。このスクリプトのデータは、図7にて説明し
た補助データトラック(Auxiliary Data Track)に対し
て、スクリプトファイルとして格納されることになる。
このようにしてディスクにスクリプトが記録されること
で、次にこのディスクを新たに装填したときには、この
ディスクに記録されたスクリプトを読み出し、例えば、
バッファメモリ32に対して保持させてこれを参照する
ことで、以前の編集により得られた再生順等に従って編
集再生等を行うことが可能となるものである。
【0100】8.サムネイル表示 本実施の形態のビデオカメラでは、ディスクに記録され
たファイルの検索や各種編集処理を行うのにあたり、デ
ィスクに記録されたファイルごとに対応するサムネイル
画像を提示する、いわゆるサムネイル表示を行う。この
サムネイル表示はいわゆるGUIとして、記録再生、及
び編集操作のための操作画面として利用される。そこ
で、本実施の形態におけるサムネイル表示の基本的な表
示形態例について図8を参照して説明する。
【0101】なお、以降の説明において扱うファイルと
しては、説明の便宜上、録画ファイルであることを前提
として説明することとする。録画ファイルとは、前述し
たように、当該ビデオカメラにより撮影した画像を録画
して得られる動画像ファイルであって、同時にマイクロ
フォンにより収音された音声も含まれ得るファイルのこ
とである。
【0102】例えば、本実施の形態のビデオカメラ装置
に対してファイルが記録済みのディスクを装填した状態
で、メインダイヤル300を操作して電源をオフからオ
ンの状態にしたとすると、例えば表示部6Aの表示画面
に対しては、初期画面として、図8に示すサムネイル表
示が行われるようにされる。
【0103】この図に示すサムネイル表示としては、最
大12ファイル分のサムネイル画像が表示可能とされて
おり、ここでは、12ファイル分のサムネイル画像の表
示領域に対してサムネイル画像401,401・・・が
表示されている状態が示されている。
【0104】また、ここで各サムネイル画像401内に
示される、(1)〜(12)の数値は、前述したスクリ
プトにより指定されるファイル再生順を示しているもの
とされる。つまり、本実施の形態においては、スクリプ
トにより指定されるファイル再生順に従った所定の配列
順によってサムネイル画像が表示されることになる。
【0105】サムネイル画像の生成処理は前述したとお
りであり、また、生成されたサムネイル画像データを利
用したサムネイル表示のための画像処理、及びこれを実
現するための制御については後述するが、サムネイル画
像とは、例えば動画のファイルであれば、その動画中に
おける代表としての画像を、縮小された静止画像として
形成することで得られるものである。従って、図8に示
すような本実施の形態のサムネイル表示を見ることで、
ユーザは、ディスクに記録されているファイルの内容を
視覚的に認識することができると共に、これらファイル
についての再生順も視覚的に把握することが可能となる
ものである。
【0106】また、このサムネイル表示においては、1
つのサムネイル画像を指定するためのポインタ402が
表示される。このポインタ402は、例えば十字キー3
10に対して行われた操作に従った方向に、順次隣接す
るサムネイル画像401を移動するようにして表示が行
われるものとされる。なお、サーチキー308,309
を用いて、再生順に従ってポインタ402がサムネイル
画像間を移動できるようにしてもよい。
【0107】この場合、ポインタ402は、再生又は記
録開始位置の基点となるファイルを選択指定するものと
される。例えば再生に関すれば、ユーザは、上記十字キ
ー310等の操作により、ポインタ402を所望のファ
イルに対応するサムネイル画像に対して配置させるため
の操作を行った後、再生キー306を操作するようにさ
れる。これにより、ビデオカメラでは、再生キー306
の操作時点においてポインタ402が配置されていたサ
ムネイル画像が対応するファイルについての再生を開始
するようにされる。また、上記のようにしてファイルの
再生を開始した後においては、再生停止のための操作が
行われるまで、スクリプトにより指定されたファイル再
生順に従って、順次ファイルが再生されていく。具体的
には、図8に示す再生順(7)のファイルを選択して再
生を開始したとすれば、以降は、再生順(8)(9)
(10)・・・の順にファイル再生が行われていくこと
になる。また、再生されるべきファイルにアフレコトラ
ックが付随するようにして管理されているのであれば、
このアフレコトラックもスクリプトの記述内容に従っ
て、同期して再生される。なお、ファイル再生が行われ
ているときには、上記図8に示したサムネイル表示の代
わりにその再生画像が表示されることになる。また、再
生が停止されれば図8に示すサムネイル表示に戻るよう
にされればよい。
【0108】ここで、図8に示すサムネイル表示が実現
されるためのスクリプトの記述内容例を以下に示してお
く。前述したように、サムネイル表示におけるサムネイ
ル画像の配列順はスクリプトにより記述された再生順に
基づく。従って、以下に示すスクリプトは、図8に示さ
れている各サムネイル画像が対応する12のファイルの
再生順を示すスクリプトである。ここで、図8のサムネ
イル画像として示されている(1)〜(12)の再生順
に対応する録画ファイルのファイル名が、それぞれVi
deo1〜Video12であるとすると、そのスクリ
プトの内容は、 <seq> <video src=”video1”> <video src=”video2”> <video src=”video3”> <video src=”video4”> <video src=”video5”> <video src=”video6”> <video src=”video7”> <video src=”video8”> <video src=”video9”> <video src=”video10”> <video src=”video11”> <video src=”video12”> </seq> のようにして記述されることになる。
【0109】9.本実施の形態のサムネイル表示 上記図8に示した基本的なサムネイル表示例を前提とし
て、本実施の形態としての特徴となるサムネイル表示に
ついて、以降説明する。
【0110】例えば、図8に示すサムネイル表示内にお
いて、再生順(3)〜(7)までのサムネイル画像40
1に対応する5つの録画ファイルが、例えばどこかの観
光地にて記念撮影したものであるなど、その内容として
1纏まりの或る特定の意味を有するものであるとする。
本実施の形態では、このような再生順的に連続する任意
の複数のサムネイル画像401を一纏めにして、「グル
ープ」として管理することが出来るが、そのための操作
は、例えば次のようにして行う。
【0111】ユーザは、図8に示すサムネイル表示が行
われている状態の下で、例えばグループに属するサムネ
イル画像401のうち、先ず再生順的に先頭となるサム
ネイル画像401を指定する。この場合であれば、再生
順(3)とされているサムネイル画像401である。こ
のために、ユーザは、例えば十字/クリックキー310
を操作してポインタ402を再生順(3)のサムネイル
画像401上に配置させ、この状態のもとでクリック操
作(十字/クリックキー310のセンター部に対する押
圧操作)を行うようにされる。これにより、グループに
おける再生順的に先頭のサムネイル画像が指定される。
続いては、同様の操作によって、再生順的に最後となる
サムネイル画像を指定する。つまり、この場合には、再
生順(7)のサムネイル画像401に対してクリック操
作を行うようにされる。
【0112】これまでの操作により、グループ化すべき
複数のサムネイル画像が特定されることになる。つま
り、1グループにおける先頭(再生順(3))と最後
(再生順(7))のサムネイル画像401を指定したこ
とで再生順(3)〜(7)の5つのサムネイル画像40
1が1グループとして扱われるべきであることが指定さ
れることになる。
【0113】なお、上記1グループにおける先頭と最後
のサムネイル画像の指定操作としては、結果的にこれら
2つのサムネイル画像の指定が行われればよいので、先
に最後のサムネイル画像を指定し、続いて先頭のサムネ
イル画像を指定しても構わない。また、以降において
は、例えばサムネイル画像等のクリック操作の対象とな
る位置に対してポインタを配置させ、この状態でクリッ
ク操作を行うことを、「−−に対するクリック操作」と
いって簡略した表現を用いることとする。
【0114】上記までのような操作が行われると、図8
に示したサムネイル表示は、例えば図9(a)(b)の
いづれかに示すように変更される。なお、ここでは、各
サムネイル画像401における表示内容の図示は省略
し、各サムネイル画像401の表示枠内には、再生順の
みを便宜上示している。例えば図9(a)に示す表示で
あれば、再生順(3)〜(7)の5つのサムネイル画像
401は、グループ囲み枠により一纏めにして括られる
ようにして表示されることで、或る1つのグループに属
するサムネイル画像(録画ファイル)であることが視覚
的に示される。つまり、この図に示すサムネイル表示で
はグループ1が展開されて、このグループ1のディレク
トリ内に含まれる複数のサムネイル画像が提示されてい
る形態で表示が行われているものである。
【0115】そして、このグループに対しては、例えば
そのグループ名を表すグループタブ403も例えば図の
ような形態により表示される。なお、ここではグループ
タブ403におけるグループ名として「グループ1」と
いう文字が表示されているが、例えば、実際には、ユー
ザによる所定の文字入力操作によって、任意のグループ
名を入力可能とし、この入力されたグループ名がグルー
プタブ403にて表示されるようにしても構わない。
【0116】そして、例えば、ユーザが図9(a)に示
されているグループタブ403に対してクリック操作を
行ったとすると、サムネイル表示は例えば図9(b)に
示すようにして変更される。つまり、図9(a)に示す
ようにして展開表示されていた「グループ1」に属する
5つのサムネイル画像401(再生順(3)〜(7))
のうち、グループ1内において2番目以降の再生順とな
る、再生順(4)〜(7)のサムネイル画像401の表
示は行われなくなり、グループ1としては、グループ1
内において先頭となる再生順(3)のサムネイル画像4
01のみが表示されることになる。この場合、グループ
囲み枠404は、再生順(3)のサムネイル画像401
のみを囲むようにされ、このグループ囲み枠404に対
してグループタブ403が付随するようにして表示が行
われる。
【0117】つまり、図9(b)のグループ表示は、グ
ループ1を一纏めにした表示形態とみることができる。
そして、この場合には、その先頭の再生順(3)のサム
ネイル画像401を表示させていることで、この再生順
(3)のサムネイル画像をグループ1の代表画像として
扱い、他の再生順(4)〜(7)のサムネイル画像は、
潜在的に、このグループ1としての再生順(3)のサム
ネイル画像表示に格納されているものとして扱うように
される。なお、以降は図9(a)に示すようなグループ
表示を「展開表示」ともいい、図9(b)に示すような
グループ表示を「クローズ表示」ともいいうこととす
る。
【0118】これら図9(a)(b)に示す形態のグル
ープ表示では、グループ1以外のサムネイル画像(録画
ファイル)が在るとされる階層に対して、グループ1に
属するサムネイル画像(録画ファイル)は、これより1
段下の階層に存在するものとして扱われることになる。
【0119】ここで、グループ1に対して続く再生順の
サムネイル画像は、再生順(8)とされているサムネイ
ル画像401となる。このため、図9(b)のようにし
てグループ1がクローズ表示された状態では、このグル
ープ1に続く再生順のサムネイル画像が表示される位置
に対して、再生順(8)のサムネイル画像401が繰り
上がるようにして表示され、以降、再生順(9)〜(1
2)のサムネイル画像401が再生順に従って順次配列
表示されることになる。そして、実際には、再生順(1
2)のサムネイル画像401以降においても、これに続
く複数のサムネイル画像(録画ファイル)が有ったので
あれば、これらのサムネイル画像401が、サムネイル
表示における最大表示可能数を満たすまで順次繰り上げ
表示されることになる。図9(b)の場合には、再生順
(12)のサムネイル画像401に続けて、再生順(1
2)〜(16)までのサムネイル画像が繰り上げ表示さ
れている例が示されている。つまり、図9(b)に示す
サムネイル表示とした場合は、グループを展開せずに纏
めて表示することで、限られたサムネイル画像数しか表
示されないサムネイル表示画面上に出来るだけ多くのサ
ムネイル画像(録画ファイル)を再生順に従って表示さ
せることができるものである。
【0120】そして、例えば図9(b)に示す表示状態
の下で、再度、グループ1を示すグループタブ403に
対するクリック操作を行うと、表示画面は図9(a)に
示す表示形態に戻るようにされる。つまり、グループ1
を示すグループタブ403に対するクリック操作を行う
ことで、図9(a)に示すグループの展開表示と、図9
(b)に示すクローズ表示との切り換えが行われるもの
である。
【0121】これまで説明したような、サムネイル表示
におけるグループ1についての表示をこれまでのパーソ
ナルコンピュータのGUIと対応させると、例えば図9
(a)に示した表示形態は、或るフォルダを展開して、
そのフォルダのなかにあるとされるファイルが視覚可能
なように表示している状態に対応し、図9(b)に示す
表示はフォルダが閉じられて表示されて、内部のファイ
ルが何なのかについては、視覚的に認識が出来ないよう
な状態に対応しているものとされる。
【0122】ここで、上記図9に示したサムネイル表示
に対するファイル再生操作例として、グループ化された
サムネイル画像に対する操作に応じたファイル再生動作
について簡単に述べておく。先ず、図9(a)に示す表
示状態の下で、グループ1に属するものとして表示され
ているサムネイル画像401のうちから、任意のサムネ
イル画像に対してクリック操作を行ったとすれば、その
クリック操作が行われたサムネイル画像のファイルから
再生順に従ってファイル再生が行われることになる。こ
の点では、図8により説明したファイル再生と変わると
ころはない。但し、再生終了の機会についていえば、こ
れまでと同様に、特に再生停止操作がない限りディスク
に記録されている最後の再生順のファイルまで再生を行
っていくようにすることも考えられるが、1つのグルー
プが内容的に或る共通した意味合いを有するものである
ことを考慮すると、グループ内における最後のファイル
の再生が終了するのを以て、ファイル再生動作が終了さ
れるように構成することが考えられる。例えば、図9
(a)に示す表示状態の下で、再生順(5)のサムネイ
ル画像に対してクリック操作を行ってファイル再生を開
始したとすると、再生順(5)→(6)→(7)の順に
各録画ファイルの再生を行い、これら録画ファイルの再
生終了を以て、ファイル再生動作を終了させるものであ
る。
【0123】また、図9(b)に示す表示状態の下で、
再生順(3)のサムネイル画像401(つまりグループ
1のサムネイル画像)に対するクリック操作を行った場
合には、グループ1内の録画ファイルを指定されている
再生順に従って、順次再生するようにされる。再生終了
の機会については、上記図9(a)に対応して説明した
再生終了動作に準ずればよい。
【0124】なお、図9(a)(b)に示す何れの表示
状態の下であっても、グループ1に属していないサムネ
イル画像に対してクリック操作を行ってファイル再生を
開始した場合には、グループ内で再生終了することな
く、再生停止操作が行われない限りは、ディスクに記録
されている最後の再生順のファイルまで再生していくよ
うにすればよい。例えば、再生順(1)の録画ファイル
から再生を行ったとすれば、再生順として、(1)→
(2)→(3)→(4)→(5)→(6)→(7)→
(8)→(9)→(10)→(11)→(12)・・・
のようにしてファイル再生が行われるようにされればよ
いものである。
【0125】また、図9(a)(b)には示していない
が、同一のサムネイル表示画像上において、グループ1
と階層的に並列するようにして他のグループが存在して
も構わない。つまりは、図9(a)或いは図9(b)に
示す表示状態の下で、例えば、再生順(1)のサムネイ
ル画像が表示されている位置にクローズ状態にあるグル
ープが表示されていたり、或いは、再生順(1)→
(2)のサムネイル画像が表示されている位置に対して
2つのサムネイル画像によるグループが展開表示されて
いたりすることも、本実施の形態のサムネイル表示とし
ては、当然あり得るものである。
【0126】本実施の形態では、上記図9(a)(b)
のようなグループ化に対応したサムネイル表示も、スク
リプトの記述に従って行われるものとされる。このため
には、再生順を指定するスクリプトに対して、上記した
指定操作により指定された複数のサムネイル画像(録画
ファイル)がグループ化されたことを示す記述内容を追
加すればよいものである。このような、グループ化を指
定したスクリプトの記述例として、上記図9に対応する
記述内容は次のようなものとなる。なお、ここでは便宜
上、再生順(1)〜(12)までの録画ファイルについ
て記述した場合を挙げておく。 <seq> <video src=”video1”> <video src=”video2”> <group> <video src=”video3”> <video src=”video4”> <video src=”video5”> <video src=”video6”> <video src=”video7”> </group> <video src=”video8”> <video src=”video9”> <video src=”video10”> <video src=”video11”> <video src=”video12”> </seq> 上記記述から分かるように、1つのグループに属する録
画ファイルであることを示すタグとして、<group
>を規定し、この場合であれば、<videosrc
=”video3”>〜<video src=”vi
deo7”>までのファイルを、<group>,</
group>のタグにより囲うことで、再生順(4)〜
(7)のサムネイル画像(録画ファイル)が1グループ
に属することを表現するものである。
【0127】また、グループを展開表示とするか、或い
はクローズ表示とするのかの切り換えは、本実施の形態
では、スクリプトにより記述されるのではなく、グルー
プタブ403に対するクリック操作に対応したビデオコ
ントローラ38の表示制御(これについては後述する)
によって実現されるものとする。
【0128】上記図9に示すグループ化を含むサムネイ
ル表示では、おおもとのサムネイル表示に対して、1階
層のグループ化が行われている場合の表示形態を示した
が、或るグループ内に対して更に他のグループが存在す
るようにして管理する、つまり、グループが複数階層の
構造を有するようにして管理することも可能とされる。
図10は、上記のような階層構造を有する場合のサムネ
イル表示の表示例を示すものとされる。この場合には、
図10(a)には、再生順(1)〜(12)までのサム
ネイル画像のうち、再生順(3)〜(7)のサムネイル
画像がグループ1として扱われて展開表示されている点
では、図9(a)に示す表示形態と同様とされる。但
し、ここでは、グループ1のディレクトリ内において、
再生順(7)としてのサムネイル画像401がグループ
化されていることを示す表示が行われている。つまり、
グループ1に属することを示すグループ囲み枠404に
より囲まれた中で、さらに再生順(7)のサムネイル画
像401に対して、グループ囲み枠404による囲み表
示が行われた上で、グループ名が「グループ2」である
ことを示すグループタグ403が付けられて表示されて
いる。この場合、再生順(7)のサムネイル画像401
により示されるグループ2は、クローズ表示が行われて
いる状態とされており、ここで再生順(7)として表示
されているサムネイル画像401を先頭として、複数の
サムネイル画像(録画ファイル)が潜在的に格納されて
いることを示しているものである。
【0129】そして、図10(a)に示すグループ2の
グループタブ403に対してクリック操作を行った場合
には、サムネイル表示は例えば図10(b)に示すもの
となる。つまり、既に図10(a)の表示のもとで展開
されていたグループ1のディレクトリ内において、更に
グループ2が展開されている表示状態が得られることに
なる。この状態では、グループ2は、再生順として
(7)→(7−1)→(7−2)に従って、3つの録画
ファイルがグループ化されていることが各サムネイル画
像によって示される。そして、この場合には、再生順
(7−1),(7−2)の2枚のサムネイル画像が追加
的に表示されたことで、図10(a)に示されていた再
生順(11),(12)の各サムネイル画像は繰り下げ
られるようにして、このサムネイル表示のページから外
され、再生順(10)のサムネイル画像がこのサムネイ
ル表示のページにおいて最後の再生順の位置に表示され
ている状態となる。
【0130】この図9(a)(b)に提示されているサ
ムネイル画像に対応する録画ファイルについて、例えば
再生順(1)の録画ファイルから再生を行ったとすれ
ば、再生順として、(1)→(2)→(3)→(4)→
(5)→(6)→(7)→(7−1)→(7−2)→
(8)→(9)→(10)・・・のようにしてファイル
再生が行われることになる。
【0131】上記のような、或るグループのディレクト
リ内に対して、更にグループが存在するようにして管理
を行い、これを図10に示したようにして表示するのに
あたっても、スクリプトにより記述されることになる。
例えば上記図10に示すグループ化を再生順と共に指定
するスクリプトとしては、 <seq> <video src=”video1”> <video src=”video2”> <group1> <video src=”video3”> <video src=”video4”> <video src=”video5”> <video src=”video6”> <group2> <video src=”video7”> <video src=”video7−1”> <video src=”video7−2”> </group2> </group1> <video src=”video8”> <video src=”video9”> <video src=”video10”> <video src=”video11”> <video src=”video12”> </seq> のように記述することが考えられる。つまり、<gro
up1>のタグによりグループ1に含められるビデオソ
ース(録画ファイル)を表現し、更に、<group1
>,</group1>のタグで囲まれたスクリプトの
行内において、<group2>,</group2>
のタグによりグループ2に含められる録画ファイルを表
現するものである。この場合の基本的な再生順は、<g
roup1>、</group2>のタグを無視した場
合の、<seq>により表現されるスクリプトの行(ビ
デオソースの記述順)によって指定される。
【0132】ここで、上記図9、又は図10に示した本
実施の形態としてのサムネイル表示と、図13に示すサ
ムネイル表示とを比較してみる。図13に示すサムネイ
ル表示は、録画ファイルについてのサムネイル表示を、
パーソナルコンピュータのGUIの形態を応用して実現
したと仮定した場合に想定される表示形態例を示すもの
である。
【0133】図13においては、図9、図10の場合と
同様に、再生順(3)〜(7)の5つのファイルをグル
ープ1として纏めるものとして既に設定が行われている
ものとされた上で、このグループ1を展開して表示して
いる場合が示されている。この場合には、グループ1と
してのウィンドウWDが表示され、このウィンドウWD
内に対して、再生順(3)〜(7)の各サムネイル画像
401が表示されている状態が示されている。また、こ
こでは親ディレクトリに移行するためのディレクトリ移
行ボタン405が表示されており、この表示状態の下
で、ディレクトリ移行ボタン405に対するクリック操
作を行うと、これより1段階上の階層のディレクトリの
表示も行われる。例えば、図9(b)に似たサムネイル
表示が行われる場合も有れば、このグループ1が他のグ
ループの階層下に属しているような場合には、その親の
グループについて、図13に示すグループ1と同様に、
ウィンドウWDによる展開表示が行われる。
【0134】上記図13に示すようなサムネイル表示の
場合、グループ1のディレクトリと、これと隣り合う親
又は子のディレクトリとの連結関係が把握しづらいもの
となる。つまり、グループ1のディレクトリ内における
録画ファイルの再生順は少なくとも視覚的に認識するこ
とは出来るものの、例えば、このグループ1より上のデ
ィレクトリに対する関係として、グループ1の先頭の録
画ファイルより以前に再生されるべき録画ファイルとの
関係や、グループ1の最後の録画ファイル以降に再生さ
れるべき録画ファイルとの関係を、図13に示す画面に
より一目で把握することは出来ない。つまり、録画ファ
イル全体についての再生順を見渡すようにして認識する
ことが難しい。同様にして、例えばグループ1のディレ
クトリ内において、更に複数のサムネイル画像を纏めた
グループ(例えばグループ2)が有る場合、このグルー
プ2を展開すれば、上記図13に示すグループ1の展開
表示とは並列的(或いは独立的にとも言える)にこのグ
ループ2のウィンドウが表示されるため、やはり、グル
ープ1とグループ2間での録画ファイルの再生順が把握
しにくいことになる。
【0135】これに対して、図9又は図10に示した本
実施の形態としてのサムネイル表示では、グループが展
開表示された状態には、或るグループ内での再生順と、
そのグループの前後におけるファイル又はグループとの
再生順が示されることになる。また、或るグループがク
ローズ表示された場合には、このグループと、そのグル
ープの前後におけるファイル又はグループとの再生順が
示される。つまり、本実施の形態のサムネイル表示とし
ては、グループのディレクトリ構造は、常に再生順とい
う枠組みの中で提示が行われるものであり、或るグルー
プについて展開表示或いはクローズ表示の何れが行われ
ているにせよ、或るグループとその前後の録画ファイル
又はグループとの再生順の関係を視覚的に把握できるも
のである。これは、言い換えれば、例えば図13に示し
たようなパーソナルコンピュータGUIを操作するのに
必要となるディレクトリの親子関係の概念を特に理解し
ていなくとも、グループ化により必然となるディレクト
リの階層構造を、1画面上で容易に認識できることにな
るものである。これにより、例えばパーソナルコンピュ
ータの扱いには不慣れなユーザであっても、グループ化
によるディレクトリの階層構造を自然に把握して、特に
混乱することなくサムネイル画像に対する操作を行うこ
とが可能になるものである。
【0136】続いて、上記した本実施の形態としてのサ
ムネイル表示を実現するための処理動作について、図1
1及び図12のフローチャートを参照して説明する。な
お、この図に示す処理動作は、例えばビデオコントロー
ラ38がマスターコントローラとして機能したうえで、
必要に応じてドライバコントローラ46及びカメラコン
トローラ25が制御処理を実行することにより実現され
る。
【0137】図11に示す処理は主として、先に説明し
たグループ化のための指定操作(グループ化すべき先頭
のサムネイル画像と、最後のサムネイル画像を指定する
ための操作)に応じた制御処理を示すものである。ま
た、この図に示す処理が開始される段階においては、既
にサムネイル表示が表示部6Aに対して行われており、
操作部7に対する所定操作により、グループ化設定を行
うためのグループ設定モードとされているものとされ
る。グループ設定モードの下では、前述したように、こ
れよりユーザがグループ化しようと思っている再生順が
連続した複数のサムネイル画像401のうち、再生順的
に先頭となるサムネイル画像401と、最後となるサム
ネイル画像401に対するクリック操作を、サムネイル
表示上で行うようにされる。
【0138】ステップS101では、上記クリック操作
に応じて、これよりグループ化すべきサムネイル画像に
おける先頭のサムネイル画像(録画ファイル)を指定す
る処理を実行し、更に続くステップS102において、
これよりグループ化すべきサムネイル画像における先頭
のサムネイル画像を指定するための処理を実行する。な
お、前述したように、グループ指定のためのサムネイル
画像の指定は、先頭のサムネイル画像を指定した後に最
後のサムネイル画像を指定しても、また、最後のサムネ
イル画像を指定した後に先頭のサムネイル画像を指定し
ても構わないため、上記ステップS101,S102の
処理については、S102→S101の順で実行されて
も構わないものである。
【0139】上記ステップS101,S102により、
グループ化すべきサムネイル画像の指定操作に対応する
処理を実行した後は、ステップS103に進む。前述し
たように、サムネイル表示に際しては再生順に従ってサ
ムネイル画像を配列させる必要上、この図に示す処理が
実行される前段階において、既に、ディスクから再生順
を指定するスクリプトは読み出されて、バッファメモリ
32に保持されている状態にある。つまり、この図に示
す処理が開始される前におけるサムネイル表示は、先に
バッファメモリ32に読み込まれた再生順を指定するス
クリプトを解釈することで表示が行われたものである。
【0140】そこで、ステップS103では、上記バッ
ファメモリ32に保持されている再生順を指定するスク
リプトの記述内容を、上記指定操作に従って指定された
サムネイル画像(録画ファイル)が1つのグループとし
て管理されるように更新する。具体的には、指定操作に
従って指定された先頭のサムネイル画像(録画ファイ
ル)から最後のサムネイル画像(録画ファイル)までの
記述部分を、先に図9又は図10に対応して示したスク
リプトの記述内容のようにして、<group>,</
group>のタグで囲むようにしてその記述内容を変
更するものである。このようなスクリプトの更新は、例
えばマスターコントローラとして機能するビデオコント
ローラ38がXMLのサブセットを利用して実行するこ
とになる。
【0141】そして、続くステップS104において、
上記ステップS103により更新されたスクリプトの記
述内容に基づくサムネイル表示を実行するようにされ
る。つまり、ステップS101,102に対応する指定
操作に応じて設定されたグループが表現されるようにサ
ムネイル表示の内容を更新する。
【0142】上記ステップS104のサムネイル表示の
ための処理は、例えば図12に示す処理動作となる。な
お、この図12に示すステップS104としてのサムネ
イル表示のための処理は、図11により説明したように
して、ユーザによるグループ設定のための操作に対応し
て実行される他、例えばビデオカメラに対する電源オン
後などにおいて、サムネイル表示を最初に行う場合、更
には、グループタブ403に対するクリック操作(グル
ープの展開表示/クローズ表示の切り換え操作)が行わ
れた場合等にもこの図に準じた処理が実行される。
【0143】図12に示すルーチンにおいては、先ず、
ステップS201において、フラグFについて、F=0
としてからステップS201に進む。なお、フラグFの
意義については後述する。
【0144】ステップS202では、現在バッファメモ
リ32に保持されている再生順を示すスクリプトを、こ
れからのサムネイル表示制御のために、例えば内部のR
AMに取り込む(書き込む)ための処理が実行される。
そして、続くステップS203において、RAMに読み
込まれたスクリプトにおいて、現サムネイル画像(録画
ファイル)についての記述内容を解析するために、この
現サムネイル画像の記述部分をビデオコントローラ38
が読み込む処理が実行される。ここでいう現サムネイル
画像とは、これより記述内容の読み込みが行われる録画
ファイルのことをいい、例えばこれからの処理が、図9
に示すサムネイル表示を行うための処理であるとすれ
ば、最初にステップS203の処理に至った段階では、
再生順として最も先頭にあるとされる再生順(1)の録
画ファイル(Video1)の記述部分についての読み
込みが行われることになる。つまり<seq>の次の行
から読み込みが開始される。そして以降、後述する処理
によりステップS203の処理に至るごとに、順次、再
生順として次の録画ファイルの記述内容の読み込みが実
行される。
【0145】ステップS203の処理によりスクリプト
における所要の記述部分が読み込まれた後は、ステップ
S204に進む。ステップS204においては、現在グ
ループ化処理が実行中であるか否かについて判別が行わ
れる。ここでいう「グループ化処理」とは、後述するス
テップS207の処理に移行して、最終的にステップS
213(若しくはステップS217)の処理を経るまで
の処理経過中にあることをいうものである。
【0146】ステップS204において、現在グループ
化処理が実行中でないと判別された場合には、ステップ
S205に進む。ステップS205では、現在読み込ん
でいる現サムネイル画像についてのスクリプトの記述内
容として、グループ化の開始を示す<group>タグ
が、その直前に付されているか否かが判別される。ここ
で否定結果が得られる場合とは、現在グループ化処理も
行われておらず、かつ<group>タグも得られない
ということで、先のステップS203にて読み込んだ録
画ファイルはグループ化されていない独立したディレク
トリ(最上階層)に在るということを意味する。従っ
て、ステップS205で否定結果が得られた場合には、
ステップS206に進み、現サムネイル画像を、サムネ
イル表示上において再生順に従った所要の配列位置に対
して表示させるための制御処理が実行される。例えば、
この図に示す処理が図9に示すサムネイル表示を行うも
のであるとして、上記ステップS206の処理が最初に
実行されたものである場合には、図9に示す位置(最上
行の最も右の列)に、再生順(1)のサムネイル画像を
マッピングして表示するように制御を実行することにな
る。この場合、サムネイル画像表示に使用するサムネイ
ル画像の画像データは、前述したディスクのサムネイル
トラックから所要のサムネイル画像データを読み出すこ
とにより得られるものである。
【0147】上記ステップS206の処理が完了すると
ステップS215に進み、これまでのサムネイル画像表
示処理によって、例えば1ページ分のサムネイル画像表
示が完了したか否かが判別される。つまり、図9や図1
0に示したようなサムネイル画像表示数(この場合には
12)を満たすサムネイル表示画像が得られている状態
にあるか否か、或いは、サムネイル画像表示数に満たな
いとしても、表示すべき全てのサムネイル画像を表示し
終えたか否かが判別される。ここで、未だ1ページ分の
サムネイル画像表示が完了していないことが判別されれ
ば、ステップS203に戻ることで、スクリプトの次の
行(次の現サムネイル画像(録画ファイル)又はタグ)
に対する読み込みが実行される。
【0148】一方、ステップS205において、現在読
み込んでいるスクリプトの記述内容として、現サムネイ
ル画像に対応する録画ファイルの記述部分の直前にグル
ープ化の開始を示す<group>タグが付されている
という肯定結果が得られた場合には、ステップS207
に進む。
【0149】ステップS207においては、これよりグ
ループ化を開始し、グループの先頭として、現サムネイ
ル画像を表示出力させるための制御処理を実行して、ス
テップS208に進む。
【0150】ステップS208においては、上記ステッ
プS208によりグループ化が開始されたグループにつ
いて、展開表示すべき指示が行われているか否かが判別
される。この判別処理にあたっては、基本的には3つの
状況が考えられる。1つには、図12に示す処理が、前
述したユーザによるグループタブ403に対するクリッ
ク操作による指示に応じて行われた場合であり、この場
合には、このクリック操作が行われた時点でのグループ
の表示が展開表示/クローズ表示の何れであったのかと
いうことに依存する。例えば、展開表示されていた状態
でグループタブ403に対するクリック操作が行われた
のであれば、クローズ表示を指示していることになり、
ステップS208では否定結果が得られることになる。
また、グループ化設定に応答した変更表示等の場合に
は、例えば、展開表示とするかクローズ表示(展開しな
い表示)とするかを予め設定しておき、この設定内容に
従って、判別を行うようにすればよい。また、例えばサ
ムネイル表示を例えば電源投入などに応じて最初に表示
するような場合には、これより以前の段階での最後の表
示状態として各グループを展開表示していたのかクロー
ズ表示としていたのかの情報を、ディスクに書き込む、
或いはビデオコントローラ38内部の不揮発性メモリ
(図示せず)にメモリしておくようにし、この情報を利
用して、ステップS208における判別処理を実行する
ようにすればよい。
【0151】上記ステップS208にて肯定結果が得ら
れた場合には、一旦ステップS209に進んで、フラグ
FについてF=1と設定してからステップS215に進
むようにされる。つまり、フラグFは、現在グループ化
処理中とされるグループについて展開表示が指示されて
いるか否かを示すもので、F=1であれば展開表示が指
示されており、F=0であればクローズ表示が指示され
ていることを示す。これに対して、ステップS208に
て否定結果が得られた場合には、そのままステップS2
15に進むようにされる。
【0152】これまで説明した処理が実行されること
で、再生順のスクリプトに<group>タグが付され
ていれば、ステップS208→ステップS209を経
て、ステップS203に戻る処理によって、グループ化
処理が実行されることになる。この過程では、前述した
ステップS204において肯定結果が得られ、ステップ
S210に進むことになる。
【0153】ステップS210においては、現録画ファ
イル(サムネイル画像)についてのスクリプトの記述内
容の直後に対してグループの最後の録画ファイルである
ことを示す、</group>のタグが付されているか
否かについて判別する。この</group>のタグが
付されていないと判別された場合、つまり、現録画ファ
イルがグループにおける最後のファイルではないと判別
された場合には、ステップS211に進んで、フラグF
についてF=1とされているか否かについて判別が行わ
れる。つまり、このグループについて展開/クローズ表
示の何れが指示されているのかが判別される。ここで、
ステップS211において肯定結果が得られた、つま
り、展開表示するものとして指示が行われている場合に
は、ステップS212に進み、現サムネイル画像を、現
在グループ化処理中のグループに対して、その再生順に
従って追加するようにして表示するための制御を実行し
て、ステップS215の処理に進むようにされる。この
ステップS212の処理が実行されることで、グループ
内のサムネイル画像が再生順に従って順次マッピングさ
れるようにして表示されることになり、例えば、図9
(a)、図1(a)に示すようなグループ1の展開表
示、及び図10(b)に示したようなグループ1の展開
表示の下でのグループ2の展開表示が実現される。
【0154】一方、現在グループ化処理中のグループに
ついてクローズ表示が指示されており、ステップS21
1にて否定結果が得られた場合には、そのままステップ
S203の処理に戻るようにされる。この処理によっ
て、例えスクリプトによりグループ設定されていること
を示す記述がされていたとしても、グループにおいて再
生順的に先頭となるサムネイル画像のみが、先に述べた
ステップS207の処理によって表示出力されるだけ
で、以降、グループ内において、これに続く再生順のサ
ムネイル画像は、表示出力されることなくスキップされ
る。このような処理によって、例えば図9(b)に示す
グループ2のようなクローズ表示が最終的には得られる
ことになる。
【0155】また、グループ化処理中であるとして、ス
テップS204からステップS210に移行する処理経
過中において、現録画ファイルのスクリプトの記述内容
の直後に</group>のタグが付されていることが
判別された場合には、ステップS210からステップS
213に移行する処理となる。
【0156】ステップS213においては、これまで実
行していたグループ化処理を終了する。そして、これま
でグループ化処理の過程で表示出力させていた1又は複
数のサムネイル画像を、グループとして提示されるよう
に表示するための制御処理が実行される。つまり、これ
までのグループ化の過程で表示したサムネイル画像に対
して、図9及び図10に示すようなグループ囲み枠40
4、及びグループタブ403を付加して表示させるもの
である。そして、この処理が終了したら、ステップS2
14に進んでフラグFについてF=0にクリアし、ステ
ップS215に戻るようにされる。
【0157】ステップS215で1ページ分のサムネイ
ル画像表示処理が完了したことが判別された場合には、
ステップS216に進むようにされる。ステップS21
6では、先のステップS207において開始されたグル
ープ化処理が終了したか否かが判別される。このステッ
プS216に至った段階でグループ化が終了していない
状態とは、図9及び図10では図示及びその説明は行わ
なかったが、例えば或るグループを展開表示させなが
ら、これまでのサムネイル表示処理を実行してきたが、
1ページ内におけるサムネイル画像の最大表示可能数に
至った段階で、上記或るグループの最後のサムネイル画
像までの表示が終了しなかったような場合に相当する。
このような場合には、ステップS217に進むことで、
これまでのグループ化処理は終了させてしまい、とりあ
えず、これまでグループ化したサムネイル画像によりグ
ループ化されていることを示す表示形態を与えるように
制御を実行する。つまり、これまでにグループ化された
サムネイル画像をグループ囲み枠40で囲み、グループ
タブ403を付加して表示させるものである。
【0158】上記ステップS217の処理を経過した
後、及び上記ステップS216でグループ化処理は終了
している状態にあると判別された場合には、これまでの
サムネイル画像表示のための処理を終了することにな
る。
【0159】なお、本発明としては上記した実施の形態
に限定されるものではなく、各種変更が可能とされ、サ
ムネイル表示、及びサムネイル表示内でグループである
ことを示す実際の表示形態等は、実際の使用条件や、使
い勝手等を考慮して変更されても構わないものである。
【0160】また、上記実施の形態では、本発明の画像
処理装置として、ミニディスクに対応して記録再生が可
能なビデオカメラ装置に搭載された場合について例を挙
げたが、これに限定されるものではなく、例えば、他の
ディスクメディアに対応して画像等のファイルを記録再
生可能な記録再生装置や、VTR(Video Tape Recorde
r)などのテープメディアに対応する記録再生装置など適
用することも可能とされる。
【0161】更に、本実施の形態のビデオカメラとして
は、ビデオ記録再生部位として、MD−DATA2に基
づくディスク記録再生装置としたが、ビデオ記録再生部
位としては、本実施の形態としての構成の他、他の種類
のディスク状記録媒体に対応する記録再生装置とされて
も構わない。更に、動画像データを圧縮するために本実
施の形態では、MPEG2方式を採用するものとして説
明したが、例えば他の動画像データの圧縮符号化が可能
な方式が採用されて構わない。また、静止画データ及び
音声データについての圧縮方式も、本実施の形態として
例示したもの(JPEG,ATRAC2等)に限定され
る必要も特にない。
【0162】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、サムネイ
ル表示画面において、複数のサムネイル画像をひとまと
めにしたグループと、このグループに対して階層構造的
に直上又は直下のグループ又はサムネイル画像との関係
が視覚的に把握できるようにした表示形態を採ってい
る。これにより、例えばグループを閉じて表示したとき
と展開して表示させときとに関わらず、ユーザにとって
はサムネイル表示上において、あるグループがどの階層
(ディレクトリ)に在るのかが一目で理解されることに
なる。言い換えれば、例えばパーソナルコンピュータの
GUIのように、ペアレントフォルダに戻るなどの概念
を理解する必要がなく、サムネイル表示に関して、より
ユーザフレンドリな環境を提供することが可能になる。
【0163】また、上記構成の下で、サムネイル表示と
しては、画像ファイルの再生順に従ってサムネイル画像
を配列して表示するようにしたうえで、再生順が連続す
るサムネイル画像についてグループ化が行えるようにす
れば、階層構造のつながりが再生順に対応することにな
り、また、グループの展開、クローズは常に「再生順」
に従った条件の下で行われることになる。これによって
ユーザは、グループやサムネイル画像間の再生順を常に
視覚的に把握することが可能になる。また、再生順の把
握が視覚的に可能なことで、再生順が指定されているこ
とを前提としてのグループ化操作を伴う編集作業等も容
易に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のビデオカメラに対応する
ディスクのトラック構造を示す説明図である。
【図2】実施の形態のビデオカメラに対応するディスク
のトラック部分を拡大して示す説明図である。
【図3】実施の形態のビデオカメラに対応するディスク
の仕様を示す説明図である。
【図4】実施の形態のビデオカメラの内部構成のブロッ
ク図である。
【図5】実施の形態のビデオカメラのメディアドライブ
部の内部構成のブロック図である。
【図6】実施の形態のビデオカメラの側面図、平面図、
及び背面図である。
【図7】実施の形態に対応するディスク内のデータ構造
例を示す概念図である。
【図8】本実施の形態のビデオカメラにおけるサムネイ
ル表示の基本的表示形態例を示す説明図である。
【図9】本実施の形態として、グループを含むサムネイ
ル表示の表示形態例を示す説明図である。
【図10】本実施の形態として、グループを含むサムネ
イル表示の表示形態例を示す説明図である。
【図11】グループを含むサムネイル表示を実現するた
めの処理動作を示すフローチャートである。
【図12】グループを含むサムネイル表示を実現するた
めの処理動作を示すフローチャートである。
【図13】本実施の形態において、パーソナルコンピュ
ータのGUIを応用した場合のサムネイル表示の表示形
態例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 レンズブロック、2 カメラブロック、3 ビデオ
信号処理部、4 メディアドライブ部、5 デッキ部、
6 表示/画像/音声入出力部、6A 表示部、7 操
作部、8 外部インターフェイス、9 電源ブロック、
11 光学系、12 モータ部、22 サンプルホール
ド/AGC回路、23 A/Dコンバータ、24 タイ
ミングジェネレータ、25 カメラコントローラ、31
データ処理/システムコントロール回路、32 バッ
ファメモリ、33 ビデオ信号処理回路、34 メモ
リ、35 動き検出回路、36 メモリ、37 音声圧
縮エンコーダ/デコーダ、38 ビデオコントローラ、
41 MD−DATA2エンコーダ/デコーダ、42
バッファメモリ、43 二値化回路、44 RF信号処
理回路、45 サーボ回路、46 ドライバコントロー
ラ、51 ディスク、52 スピンドルモータ、53
光学ヘッド、54 磁気ヘッド、55 スレッドモー
タ、61 ビデオD/Aコンバータ、62 表示コント
ローラ、63 コンポジット信号処理回路、64 A/
Dコンバータ、65 D/Aコンバータ、66 アン
プ、101 RFアンプ、103 AGC/クランプ回
路、104イコライザ/PLL回路、105 ビタビデ
コーダ、106 RLL(1,7)復調回路、107
マトリクスアンプ、108 ADIPバンドパスフィル
タ、109 A/Bトラック検出回路、110 ADI
Pデコーダ、111 CLVプロセッサ、112 サー
ボプロセッサ、113 サーボドライバ、114 デー
タバス、115 スクランブル/EDCエンコード回
路、116 ECC処理回路、117 デスクランブル
/EDCデコード回路、118 RLL(1,7)変調
回路、119 磁気ヘッド駆動回路、120 レーザド
ライバ、121転送クロック発生回路、201 カメラ
レンズ、202マイクロフォン、203ディスクスロッ
ト、204 ビューファインダ、205 スピーカ、3
00メインダイヤル、301 レリーズキー、304
ズームキー、305 イジェクトキー、306 再生キ
ー、307 停止キー、308,309 サーチキー、
310 十字/クリックキー、311 ジョグダイヤ
ル、401 サムネイル画像、402 ポインタ、40
3 グループタブ、404グループ囲み枠、Ldラン
ド、NWG ノンウォブルドグルーブ、WG ウォブル
ドグルーブ、Tr・A,Tr・B トラック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、複数のデータファイルが記
    録される記録媒体に対応して記録又は再生が可能とされ
    る記録又は再生装置に設けられ、 上記データファイルごとに対応して形成された代表画像
    を1画面上の表示領域に対して複数配列した代表画像画
    面を形成して出力することのできる画像処理手段と、 上記記録媒体に記録された複数のデータファイルのうち
    から選択した複数のデータファイルを1つの集合として
    纏めてグループ化することで、記録媒体に記録された複
    数のデータファイルを階層構造を有して管理可能とする
    グループ設定手段と、 上記代表画像画面として、グループ設定手段によるグル
    ープ化の結果に基づいて、グループ化されたデータファ
    イルに対応する代表画像についてはグループ化されたこ
    とを表す所定の表示形態により表示可能とすると共に、
    或るグループに対して階層構造的に直下又は直上にある
    とされる代表画像又は他のグループとの関係が視覚的に
    認識可能な表示形態により表示されるように、上記画像
    処理手段を制御する表示制御手段と、 を備えていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記画像処理手段は、記録媒体に記録さ
    れているデータファイルに対して与えられている再生順
    に対応して、上記代表画像を所定の順序で配列表示させ
    ることで上記代表画像画面を形成するものとされ、 上記グループ設定手段は、上記再生順が連続していると
    される複数の画像データファイルについてグループ化を
    行うように構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の画像処理装置。
JP20923498A 1998-07-24 1998-07-24 画像処理装置、及び表示方法 Expired - Lifetime JP3982072B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20923498A JP3982072B2 (ja) 1998-07-24 1998-07-24 画像処理装置、及び表示方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20923498A JP3982072B2 (ja) 1998-07-24 1998-07-24 画像処理装置、及び表示方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2000041209A true JP2000041209A (ja) 2000-02-08
JP2000041209A5 JP2000041209A5 (ja) 2005-09-02
JP3982072B2 JP3982072B2 (ja) 2007-09-26

Family

ID=16569587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20923498A Expired - Lifetime JP3982072B2 (ja) 1998-07-24 1998-07-24 画像処理装置、及び表示方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3982072B2 (ja)

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001285779A (ja) * 2000-03-29 2001-10-12 Minolta Co Ltd デジタルカメラ、画像保存方法、画像再生方法、画像再生装置および記録媒体
JP2001309200A (ja) * 2000-02-29 2001-11-02 Sony Service Center Europ Nv インタラクティブデジタルテレビジョンシステム及びデータオブジェクトグループ化方法
JP2002163878A (ja) * 2000-11-24 2002-06-07 Pioneer Electronic Corp 情報編集装置
KR100631008B1 (ko) 2003-06-20 2006-10-04 캐논 가부시끼가이샤 화상표시방법 및 프로그램
JP2007066005A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Sony Corp 画像処理装置および画像処理方法、並びにプログラム
JP2007095217A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Toshiba Corp 記録再生装置
US7327641B2 (en) 2000-11-24 2008-02-05 Pioneer Corporation Editing device capable of displaying logical positions of tracks
JP2008109338A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Olympus Imaging Corp 画像管理装置、カメラ、画像管理方法、プログラム
JP2008141270A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Olympus Imaging Corp カメラ、画像記録方法およびプログラム
JP2008175994A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Sony Corp 画像表示制御装置、画像表示制御方法およびプログラム
JP2008197932A (ja) * 2007-02-13 2008-08-28 Sharp Corp 画像ファイル管理装置
US7430565B2 (en) 2003-10-30 2008-09-30 Sony Corporation Information processing apparatus, information processing method, and computer program
JP2008251049A (ja) * 2008-07-04 2008-10-16 Hitachi Ltd 映像情報再生装置
JP2008299818A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Sony Corp 画像管理装置、画像管理方法および画像管理プログラム
US7609896B2 (en) 2004-11-24 2009-10-27 Sony Corporation Recorder and method therefor, player and therefor, program, and recording medium
JP2010009608A (ja) * 2009-07-13 2010-01-14 Sony Corp 画像管理装置、画像管理方法および画像管理プログラム
US7664743B2 (en) 2006-04-20 2010-02-16 Seiko Epson Corporation Data processing unit
JP2011103123A (ja) * 2010-11-01 2011-05-26 Hitachi Ltd 映像情報再生装置
US8107787B2 (en) 2004-09-02 2012-01-31 Sony Corporation Recording and reproducing device and recording and reproducing method
KR101113234B1 (ko) * 2004-12-27 2012-02-20 삼성전자주식회사 이미지 처리장치의 이미지 표시방법
KR101113239B1 (ko) * 2010-08-02 2012-02-20 삼성전자주식회사 이미지 처리장치의 이미지 표시방법
US8280929B2 (en) 2004-09-02 2012-10-02 Canon Kabushiki Kaisha Recording apparatus
US8352882B2 (en) 2000-04-21 2013-01-08 Sony Corporation System for managing data objects
JP2013219502A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Canon Inc 画像再生装置、方法及びプログラム
JP2018018555A (ja) * 2017-11-02 2018-02-01 シャープ株式会社 表示装置、表示方法及びプログラム

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001309200A (ja) * 2000-02-29 2001-11-02 Sony Service Center Europ Nv インタラクティブデジタルテレビジョンシステム及びデータオブジェクトグループ化方法
JP2001285779A (ja) * 2000-03-29 2001-10-12 Minolta Co Ltd デジタルカメラ、画像保存方法、画像再生方法、画像再生装置および記録媒体
US8352882B2 (en) 2000-04-21 2013-01-08 Sony Corporation System for managing data objects
US7327641B2 (en) 2000-11-24 2008-02-05 Pioneer Corporation Editing device capable of displaying logical positions of tracks
JP2002163878A (ja) * 2000-11-24 2002-06-07 Pioneer Electronic Corp 情報編集装置
US7369464B2 (en) 2000-11-24 2008-05-06 Pioneer Corporation Editing device capable of changing the displaying mode of management information
KR100631008B1 (ko) 2003-06-20 2006-10-04 캐논 가부시끼가이샤 화상표시방법 및 프로그램
US7430565B2 (en) 2003-10-30 2008-09-30 Sony Corporation Information processing apparatus, information processing method, and computer program
US8107787B2 (en) 2004-09-02 2012-01-31 Sony Corporation Recording and reproducing device and recording and reproducing method
US8280929B2 (en) 2004-09-02 2012-10-02 Canon Kabushiki Kaisha Recording apparatus
US7609896B2 (en) 2004-11-24 2009-10-27 Sony Corporation Recorder and method therefor, player and therefor, program, and recording medium
KR101113234B1 (ko) * 2004-12-27 2012-02-20 삼성전자주식회사 이미지 처리장치의 이미지 표시방법
JP2007066005A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Sony Corp 画像処理装置および画像処理方法、並びにプログラム
JP2007095217A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Toshiba Corp 記録再生装置
US7664743B2 (en) 2006-04-20 2010-02-16 Seiko Epson Corporation Data processing unit
JP2008109338A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Olympus Imaging Corp 画像管理装置、カメラ、画像管理方法、プログラム
JP2008141270A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Olympus Imaging Corp カメラ、画像記録方法およびプログラム
JP2008175994A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Sony Corp 画像表示制御装置、画像表示制御方法およびプログラム
US8286091B2 (en) 2007-01-17 2012-10-09 Sony Corporation Image display controlling apparatus, image display controlling method, and program
JP2008197932A (ja) * 2007-02-13 2008-08-28 Sharp Corp 画像ファイル管理装置
JP2008299818A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Sony Corp 画像管理装置、画像管理方法および画像管理プログラム
US8341555B2 (en) 2007-06-04 2012-12-25 Sony Corporation Image managing apparatus, image managing method and image managing program
JP2008251049A (ja) * 2008-07-04 2008-10-16 Hitachi Ltd 映像情報再生装置
JP2010009608A (ja) * 2009-07-13 2010-01-14 Sony Corp 画像管理装置、画像管理方法および画像管理プログラム
KR101113239B1 (ko) * 2010-08-02 2012-02-20 삼성전자주식회사 이미지 처리장치의 이미지 표시방법
JP2011103123A (ja) * 2010-11-01 2011-05-26 Hitachi Ltd 映像情報再生装置
JP2013219502A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Canon Inc 画像再生装置、方法及びプログラム
JP2018018555A (ja) * 2017-11-02 2018-02-01 シャープ株式会社 表示装置、表示方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3982072B2 (ja) 2007-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3982072B2 (ja) 画像処理装置、及び表示方法
US7236684B2 (en) Editing apparatus and editing method
US7970259B2 (en) Recording and / or reproducing apparatus and editing method
US7212731B1 (en) Recording and/or reproduction apparatus and recording and/or reproduction method
JP4269465B2 (ja) 画像表示システム、及び画像表示方法
JP4820485B2 (ja) 画像処理装置
JP4178679B2 (ja) 記録再生装置、画像表示方法
JP2000215648A (ja) 記録装置
JP2000217055A (ja) 画像処理装置
JP2001069387A (ja) 記録装置、記録方法
JPH11339446A (ja) 記録再生装置
JP2002135709A (ja) 編集装置、記録再生装置、編集方法、及び記録媒体
JP4423698B2 (ja) サムネイル表示装置
JPH11213524A (ja) 記録再生装置
JPH11195288A (ja) 編集装置、ディスク状記録媒体
JP4114317B2 (ja) 編集装置
JPH11273230A (ja) 記録媒体、記録再生装置、及び記録再生方法
JPH11219525A (ja) ディスク状記録媒体、記録装置、及び再生装置
JP2000048543A (ja) 記録再生装置、記録再生方法、及び記録媒体
JP2000236466A (ja) 記録装置、再生装置
JP2000050191A (ja) 編集装置
JPH11205719A (ja) 画像処理装置
JP4553054B2 (ja) 編集装置、記録再生装置、編集方法、及び記録媒体
JP2003189215A (ja) 記録装置、及び記録方法
JP2001203963A (ja) 記録媒体、記録及び/又は再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050302

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070313

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070612

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070625

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100713

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100713

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100713

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110713

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120713

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130713

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term