JP4553054B2 - 編集装置、記録再生装置、編集方法、及び記録媒体 - Google Patents

編集装置、記録再生装置、編集方法、及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、例えば画像、音声などについて編集を行うための編集装置及び編集方法、また、上記のような編集を行うことのできる記録再生装置に係わる。また、画像、音声についての編集を行うためのプログラムが記憶された記憶媒体に係わる。
近年、カメラ等の撮像装置と、ビデオデッキ等の記録再生装置が一体化されたビデオカメラが普及してきている。
このようなビデオカメラにあっては、例えば、記録媒体に対して録画を行った画像データについて、各種の編集を行うことができるようになっている。
そして、このような編集の1つとして、既に記録媒体に対して記録を行った画像に対して、この再生時間に同期させるようにして新たにナレーションや楽曲などの音声情報を追加的に録音するという、いわゆるアフターレコーディング(以降、単に「アフレコ」ともいう)といわれるものが知られている。これは、いわゆる電子アルバムといわれるもののための編集でしばしば用いられている。
このようなアフレコは、例えば通常、次のようにして行われる。
先ず、編集を行うユーザは、予めアフレコ用の音声素材となるオーディオデータを記録しておくようにされる。そして、ユーザは、既にビデオカメラにより録画してある編集元としての画像データについて再生を行いながら、アフレコ用のオーディオデータの再生を行う。このときには、再生される画像を見ながら、再生音として聞こえるアフレコ用のオーディオデータが所望のタイミングで挿入されるように調整を行うようにされる。そして、このようにして再生を行った画像データとオーディオデータを、いわゆるダビングの手法を用いて合成し、新たな1つのトラック(ファイル)として作成する。この新たなトラックが、アフレコ編集されたトラックとなる。
しかし、上記したようなアフレコ編集を行う装置では、現状は、画像と音声との再生時間的タイミングを視覚的に把握できるようなユーザインターフェイスを持ち合わせていない。このため、画像と音声とについての再生時間的な同期を取るのにほとんどユーザの勘に頼ることとなっており、そのために、アフレコ編集のための作業は非常に面倒なものとなっている。
また、上記したような編集の仕方の場合には、アフレコ編集が行われた新規なトラックを作成するのには、信号処理的には、素材となる元の画像及び音声をコピー(ダビング)して、再度、記録媒体に記録し直すことが行われている。
つまり、コピー元の素材からコピーした画像及び音声データにより編集トラックを作成しているものである。
従って、新規に編集されたトラックとしては、コピー元の素材からコピーした画像及び音声データに対応したデータサイズを有していることになるため、それだけ、記録媒体の記録容量を圧迫することになる。このような問題は、例えば記録媒体の記録容量にさほどの余裕がないような場合に特に問題となる。
そこで本発明は上記課題を考慮して、ビデオカメラなどにより収録した画像/音声等の編集に関して、利点が得られるようにすることを目的とする。
つまり、これまでよりも簡単、かつ、正確にアフレコ編集等をはじめとする編集作業が行えるようにする。特に本発明にあっては、アフレコ編集に限ることなく、各種の編集作業を行うのにあたっても、その編集のための操作性が向上されることを配慮するようにされる。
また、アフレコ編集等の編集により新規なトラックを作成するのにあたっても、できるだけ記録媒体の記録容量を有効に使用できるようにすることを目的とする。
そこで、先ず、編集装置として、記憶媒体に記憶されるデータに基づいて得られる小画面を表示部に表示出力可能とされると共に、上記記憶媒体に記憶されるデータについての複数のデータに対する編集項目を表示出力させることのできる表示出力手段と、表示出力された上記小画面に対して行われた指示を検出する第1の検出手段と、表示出力された上記編集項目に対して行われた指示を検出する第2の検出手段と、上記第1の検出手段により小画面に対する指示が検出されると、上記表示出力手段は小画面に対する複数のデータに対する編集項目を表示し、上記第2の検出手段による上記新たに表示された編集項目に対する指示に応じて、上記第1の検出手段により検出された上記小画面に対応する上記記憶媒体に記憶されるデータについて所要の編集処理を実行可能にするとともに、上記第2の検出手段による編集項目に対する指示が複数のデータに対する編集項目であった場合に、上記選択されたデータを上記編集対象となるデータ範囲の起点とする編集制御手段と、を備え、上記表示部には、タッチ操作手段が設けられ、上記第1の検出手段により上記表示部上での小画面に対する所定のタッチ操作が検出されると、上記表示出力手段は小画面に対する複数のデータに対する編集項目を表示し、上記第1の検出手段は、上記所定のタッチ操作が、ポインティング操作である場合は、該当する小画面が選択され、長押し操作である場合は、複数のデータに対する編集項目を表示し、上記編集制御手段は、上記第2の検出手段により検出された編集項目に対する指示に応じて実行すべき編集処理に含まれるとされる、処理手順の段階数を所定の表示態様により示す段階数画像を表示出力させるための上記表示出力手段に対する制御を実行し、上記段階数画像を表示出力させるのに際して、手順の段階の進行状況が視覚的に認識可能なように上記表示出力手段に対する制御を実行し、上記表示出力手段は、上記第2の検出手段が検出すべき編集項目の指示のための操作が行われる際において、必要とされる複数の編集項目を表示出力可能とされると共に、指示された編集項目ごとの頻度に応じて、上記複数の編集項目についての優先順位を変更して表示出力するとともに、複数の上記小画面を表示出力させる際に、これら小画面に対応するデータの時系列的な順序を示し得る標識を表示し、記編集制御手段は、上記編集処理が、或る制限された時間内においてデータの入力を行うものである場合に、上記データの入力時において、上記時間幅における時間経過が視覚的に認識可能とするための時間進行表示が行われるように、上記表示出力手段を制御可能とされていることとした。
また、記録再生装置として、撮像画像又は収音音声をデータに変換する変換手段と、上記変換手段により変換されたデータを記憶媒体に対して記憶可能な記憶制御手段と、上記記憶媒体に記憶されるデータに基づいて得られる小画面を表示部に表示出力可能とされると共に、上記記憶媒体に記憶されるデータについての複数のデータに対する編集項目を表示出力させることのできる表示出力手段と、表示出力された上記小画面に対して行われた指示を検出する第1の検出手段と、表示出力された上記編集項目に対して行われた指示を検出する第2の検出手段と、上記第1の検出手段により小画面に対する指示が検出されると、上記表示出力手段は小画面に対する複数のデータに対する編集項目を表示し、上記第2の検出手段による上記新たに表示された編集項目に対する指示に応じて、上記第1の検出手段により検出された上記小画面に対応する上記記憶媒体に記憶されるデータについて所要の編集処理を実行可能にするとともに、上記第2の検出手段による編集項目に対する指示が複数のデータに対する編集項目であった場合に、上記選択されたデータを上記編集対象となるデータ範囲の起点とする編集制御手段と、を備え、上記表示部には、タッチ操作手段が設けられ、上記第1の検出手段により上記表示部上での小画面に対する所定のタッチ操作が検出されると、上記表示出力手段は小画面に対する複数のデータに対する編集項目を表示し、上記第1の検出手段は、上記所定のタッチ操作が、ポインティング操作である場合は、該当する小画面が選択され、長押し操作である場合は、複数のデータに対する編集項目を表示し、上記編集制御手段は、上記第2の検出手段により検出された編集項目に対する指示に応じて実行すべき編集処理に含まれるとされる、処理手順の段階数を所定の表示態様により示す段階数画像を表示出力させるための上記表示出力手段に対する制御を実行し、上記段階数画像を表示出力させるのに際して、手順の段階の進行状況が視覚的に認識可能なように上記表示出力手段に対する制御を実行し、上記表示出力手段は、上記第2の検出手段が検出すべき編集項目の指示のための操作が行われる際において、必要とされる複数の編集項目を表示出力可能とされると共に、指示された編集項目ごとの頻度に応じて、上記複数の編集項目についての優先順位を変更して表示出力するとともに、複数の上記小画面を表示出力させる際に、これら小画面に対応するデータの時系列的な順序を示し得る標識を表示し、記編集制御手段は、上記編集処理が、或る制限された時間内においてデータの入力を行うものである場合に、上記データの入力時において、上記時間幅における時間経過が視覚的に認識可能とするための時間進行表示が行われるように、上記表示出力手段を制御可能とされていることとした。
また、編集方法として、記憶媒体に記憶されるデータに基づいて得られる小画面を表示部に表示出力可能とされると共に、上記記憶媒体に記憶されるデータについての複数のデータに対する編集項目を表示出力させる表示出力処理と、表示出力された上記小画面に対して行われた指示を検出する第1の検出処理と、表示出力された上記編集項目に対して行われた指示を検出する第2の検出処理と、上記第1の検出処理により小画面に対する指示が検出されると、上記表示出力処理により小画面に対する複数のデータに対する編集項目を表示し、上記第2の検出処理による上記新たに表示された編集項目に対する指示に応じて、上記第1の検出処理により検出された上記小画面に対応する上記記憶媒体に記憶されるデータについて所要の編集処理を実行可能にするとともに、上記第2の検出処理による編集項目に対する指示が複数のデータに対する編集項目であった場合に、上記選択されたデータを上記編集対象となるデータ範囲の起点とする編集制御処理と、を実行可能とされ、上記表示出力処理においては、上記表示部には、タッチ操作手段が設けられ、上記第1の検出手段により上記表示部上での小画面に対する所定のタッチ操作が検出されると、上記表示出力手段は小画面に対する複数のデータに対する編集項目を表示させ、上記第1の検出処理においては、上記所定のタッチ操作が、ポインティング操作である場合は、該当する小画面が選択され、長押し操作である場合は、複数のデータに対する編集項目を表示させ、上記編集制御処理においては、上記第2の検出処理において検出された編集項目に対する指示に応じて実行すべき編集処理に含まれるとされる、処理手順の段階数を所定の表示態様により示す段階数画像を表示出力させるための上記表示出力処理における制御を実行し、上記段階数画像を表示出力させるのに際して、手順の段階の進行状況が視覚的に認識可能なように上記表示出力手段に対する制御を実行し、上記表示出力処理においては、上記第2の検出手段が検出すべき編集項目の指示のための操作が行われる際において、必要とされる複数の編集項目を表示出力可能とされると共に、指示された編集項目ごとの頻度に応じて、上記複数の編集項目についての優先順位を変更して表示出力するとともに、複数の上記小画面を表示出力させる際に、これら小画面に対応するデータの時系列的な順序を示し得る標識を表示させ、記編集制御処理においては、上記編集処理が、或る制限された時間内においてデータの入力を行うものである場合に、上記データの入力時において、上記時間幅における時間経過が視覚的に認識可能とするための時間進行表示が行われるように、上記表示出力処理を制御することを実行可能とすることとした。
更に、記憶媒体としては、記憶媒体に記憶されるデータに基づいて得られる小画面を表示部に表示出力可能とされると共に、上記記憶媒体に記憶されるデータについての複数のデータに対する編集項目を表示出力させる表示出力処理と、表示出力された上記小画面に対して行われた指示を検出する第1の検出処理と、表示出力された上記編集項目に対して行われた指示を検出する第2の検出処理と、上記第1の検出処理により小画面に対する指示が検出されると、上記表示出力処理により小画面に対する複数のデータに対する編集項目を表示し、上記第2の検出処理による上記新たに表示された編集項目に対する指示に応じて、上記第1の検出処理により検出された上記小画面に対応する上記記憶媒体に記憶されるデータについて所要の編集処理を実行可能にするとともに、上記第2の検出処理による編集項目に対する指示が複数のデータに対する編集項目であった場合に、上記選択されたデータを上記編集対象となるデータ範囲の起点とする編集制御処理と、を実行可能とし、上記表示出力処理においては、上記表示部には、タッチ操作手段が設けられ、上記第1の検出手段により上記表示部上での小画面に対する所定のタッチ操作が検出されると、上記表示出力手段は小画面に対する複数のデータに対する編集項目を表示させ、上記第1の検出処理においては、上記所定のタッチ操作が、ポインティング操作である場合は、該当する小画面が選択され、長押し操作である場合は、複数のデータに対する編集項目を表示させ、上記編集制御処理においては、上記第2の検出処理において検出された編集項目に対する指示に応じて実行すべき編集処理に含まれるとされる、処理手順の段階数を所定の表示態様により示す段階数画像を表示出力させるための上記表示出力処理における制御を実行し、上記段階数画像を表示出力させるのに際して、手順の段階の進行状況が視覚的に認識可能なように上記表示出力手段に対する制御を実行し、上記表示出力処理においては、上記第2の検出手段が検出すべき編集項目の指示のための操作が行われる際において、必要とされる複数の編集項目を表示出力可能とされると共に、指示された編集項目ごとの頻度に応じて、上記複数の編集項目についての優先順位を変更して表示出力するとともに、複数の上記小画面を表示出力させる際に、これら小画面に対応するデータの時系列的な順序を示し得る標識を表示させ、記編集制御処理においては、上記編集処理が、或る制限された時間内においてデータの入力を行うものである場合に、上記データの入力時において、上記時間幅における時間経過が視覚的に認識可能とするための時間進行表示が行われるように、上記表示出力処理を制御することを実行可能に構成することとした。
上記各構成によっては、例えばアフレコ編集などに代表される追加編集により記憶媒体上に作成される新規データの実体は、既に記憶媒体に記憶されていた編集対象としての元データと追加データとを、再生制御情報によって再生同期をとる形式のものとなる。そしてまた、記憶媒体に記憶される新規データの形式としては、例えば従来のように、編集元のデータと追加データとをダビングして新たに作成した形式のデータではなく、元データ、追加データ、再生制御情報とを、記憶媒体上で関連づけたものとなる。
以上説明したように本発明は、サムネイル表示(小画面による表示)をGUIとして利用する各種編集のための手順として、先ず、サムネイル画像の指示を検出した後に、その指示されたサムネイル画像に対して行われる、編集対象指示などの指示操作を検出するようにしている。
この構成では、先にサムネイル画像が特定されるので、次の編集項目に対する指定操作のためのGUIとしては、この指定された編集項目に適合したものとすることができ、それだけ、ユーザにとってのGUIの操作性が向上されるという効果を有している。
また、上記のような指定を行うための操作については、例えばいわゆるジョグダイヤルなどといわれる、回転操作子による操作が可能とされているが、これによっては、例えば本発明による装置が携帯型などの形態を採る場合には、例えばマウスやペンなどの別体の操作手段によることなく、その装置に取り付けられた回転操作子により同等の操作を実現できるために、非常に有用となる。
また、本発明としては、指定された編集項目に応じて実行すべき編集処理の手順の段階数(操作段階表示)を表示出力させるようにしている。ユーザは、このような段階数を示す表示を見ることで、必要な手順数を把握することができることになる。
また、このような手順の段階数を表示出力させるのに際して、手順の段階の進行状況が視覚的に認識可能とする表示(段階マーク)を行うようにすれば、ユーザは、この表示を見て、現在までの編集の進行状況を容易に把握することができる。
また本発明では、例えばアフレコ編集時におけるデータ録音の場合のようにして、編集処理が、或る制限された時間内においてデータの入力を伴うものである場合には、そのデータ入力時において、時間経過を視覚的に認識可能とする時間進行表示(進度バーによる表示)を行うようにもしている。これによって、ユーザの編集操作としては、勘などに頼る割合は著しく減少し、例えば特に編集作業に熟練していない一般のユーザであっても、自分の意図するとおりの編集をより容易に行うことが可能になるものである。
更に本発明においては、例えばポップアップメニューなどの表示態様によって複数の編集項目を提示する場合において、例えばこれまでに指示などが行われた頻度に応じて、例えばポップアップメニュー内での表示順とされる、編集項目の優先順位を変更するようにもされている。このようなGUIとすれば、ユーザが頻繁に使用する編集項目に高い優先順位が与えられるようにして表示が行われることになるため、編集項目の選択指示等に際しての操作性が向上されることになる。
また、複数のサムネイル画像(小画像)を表示させるサムネイル画像を表示出力させる際には、これらサムネイル画像に対応するデータの時系列的な順序(例えば再生順等)を示し得る標識(順序指示標識アイコン)を表示するようにもされており、これによっては、例えば単にサムネイル画像を配列表示する場合よりも、順序指示標識アイコンにより、その再生順などを一目で把握することが可能になる。
このように、本発明としては、編集操作のためのGUI画面として、操作性の向上や視認性の向上を図っており、従って、これまでよりも、よりユーザフレンドリな機能を提供できるものである。
また、本発明としては、例えばアフレコ編集などのように、記憶媒体に記憶されている元データと、この元データの再生時間に同期するようにして再生出力されるべき追加データとから成る新規データを作成するためのデータ追加編集を行うのにあたり、その編集結果に応じて、アフレコ再生を実現するための記述内容を有する再生制御情報(スクリプト)を生成するようにされる。そして、例えばアフレコ音声などに代表される追加データと、再生制御情報を記憶媒体に記憶し、この記憶媒体上において、追加データと、再生制御情報と、例えば画像データなどの元データとを対応付けることによって、新規編集データ(例えば新規のアフレコファイル)として管理されるようにしている。
このような構成であれば、例えば新規編集ファイルは、既に記憶媒体に記憶されていた元データに加え、追加データと、これらを同期再生するための再生制御情報とにより構成されることになるため、記憶媒体に新たに記憶されるのは、実質、再生制御情報と追加データのみとなる。従って、従来のように新規編集データとして、コピーした元データと追加データからなるデータを改めて作成する場合よりも、新規編集ファイルの作成に応じて増加するデータ容量は著しく少なくすることができる。つまり、記憶媒体の記憶容量を大幅に節約することが可能になるものである。
このように本発明としては、総合的には、編集が行われるのにあたって、ユーザにとってより利便性や有用性が与えられるようにしているものである。
本発明の実施の形態のビデオカメラに対応するディスクのトラック構造を示す説明図である。 実施の形態のビデオカメラに対応するディスクのトラック部分を拡大して示す説明図である。 実施の形態のビデオカメラに対応するディスクの仕様を示す説明図である。 実施の形態のビデオカメラの内部構成のブロック図である。 実施の形態のビデオカメラのメディアドライブ部の内部構成のブロック図である。 実施の形態のビデオカメラの側面図及び平面図である。 実施の形態のビデオカメラの正面図及び背面図である。 可動パネル部の動きを示す斜視図である。 実施の形態に対応するディスク内のデータ構造例を示す概念図である。 実施の形態に対応するディスク内のデータ構造例を、ディスクの物理領域に対応させて示す概念図である。 本実施の形態のビデオカメラにおける操作画面(サムネイル表示)の表示形態例を示す説明図である。 再生メニューキーに対する操作例を示す説明図である。 アフレコ編集のための操作手順として、インデックス画面に対する操作例を示す説明図である。 アフレコ編集のための操作手順として、アフレコ範囲設定のための操作例を示す説明図である。 アフレコ編集時における録音画面の表示態様例を示す説明図である。 アフレコ編集時におけるプレビュー画面とインデックス画面とを示す説明図である。 GUIプログラムの一般的構成を概念的に示す説明図である。 本実施の形態のアフレコ編集に対応したGUIプログラムの構成例を示す説明図である。 本実施の形態の編集処理を実現するための処理動作を示すフローチャートである。 本実施の形態の編集処理を実現するための処理動作を示すフローチャートである。 図19に示す編集処理のステップとして、アフレコ編集が対応する場合の処理動作を示すフローチャートである。 図20に示す編集確定処理のステップとして、アフレコ編集が対応する場合の処理動作を示すフローチャートである。 本実施の形態のGUIプログラムにより動作可能とされるコンピュータの構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について説明していく。
本実施の形態の編集装置、記録再生装置としては、カメラ装置部と画像(静止画又は動画)及び音声等の記録再生が可能な記録再生装置部とが一体化された可搬型のビデオカメラに搭載されている場合を例にあげる。また、本実施の形態のビデオカメラに搭載される記録再生装置部は、光磁気ディスクの一種として知られている、いわゆるミニディスク(MD:Mini Disc)に対応してデータを記録再生する構成を採るものとされる。

説明は次の順序で行う。
1.ディスクフォーマット
2.ビデオカメラの外観構成
3.ビデオカメラの内部構成
4.メディアドライブ部の構成
5.本実施の形態に対応するディスク構造例
6.サムネイル画像生成処理
7.スクリプト
8.操作画面表示
9.アフレコ編集
9−1.操作手順
9−2.プログラム構成
9−3.処理動作

1.ディスクフォーマット

本例のビデオカメラに搭載される記録再生装置部は、ミニディスク(光磁気ディスク)に対応してデータの記録/再生を行う、MDデータといわれるフォーマットに対応しているものとされる。このMDデータフォーマットとしては、MD−DATA1とMD−DATA2といわれる2種類のフォーマットが開発されているが、本例のビデオカメラは、MD−DATA1よりも高密度記録が可能とされるMD−DATA2のフォーマットに対応して記録再生を行うものとされている。そこで、先ずMD−DATA2のディスクフォーマットについて説明する。
図1及び図2は、MD−DATA2としてのディスクのトラック構造例を概念的に示している。図2(a)(b)は、それぞれ図1の破線Aで括った部分を拡大して示す断面図及び平面図である。
これらの図に示すように、ディスク面に対してはウォブル(蛇行)が与えられたウォブルドグルーブWGと、ウォブルが与えられていないノンウォブルドグルーブNWGとの2種類のグルーブ(溝)が予め形成される。そして、これらウォブルドグルーブWGとノンウォブルドグルーブNWGは、その間にランドLdを形成するようにしてディスク上において2重のスパイラル状に存在する。
MD−DATA2フォーマットでは、ランドLdが記録トラック(データが記録されるトラック)として利用されるのであるが、上記のようにしてウォブルドグルーブWGとノンウォブルドグルーブNWGが形成されることから、記録トラックとしてもトラックTr・A,Tr・Bの2つのトラックがそれぞれ独立して、2重のスパイラル(ダブルスパイラル)状に形成されることになる。
トラックTr・Aは、ディスク外周側にウォブルドグルーブWGが位置し、ディスク内周側にノンウォブルドグルーブNWGが位置するトラックとなる。
これに対してトラックTr・Bは、ディスク内周側にウォブルドグルーブWGが位置し、ディスク外周側にノンウォブルドグルーブNWGが位置するトラックとなる。
つまり、トラックTr・Aに対してはディスク外周側の片側のみにウォブルが形成され、トラックTr・Bとしてはディスク内周側の片側のみにウォブルが形成されるようにしたものとみることができる。
この場合、トラックピッチは、互いに隣接するトラックTr・AとトラックTr・Bの各センター間の距離となり、図2(b)に示すようにトラックピッチは0.95μmとされている。
ここで、ウォブルドグルーブWGとしてのグルーブに形成されたウォブルは、ディスク上の物理アドレスがFM変調+バイフェーズ変調によりエンコードされた信号に基づいて形成されているものである。このため、記録再生時においてウォブルドグルーブWGに与えられたウォブリングから得られる再生情報を復調処理することで、ディスク上の物理アドレスを抽出することが可能となる。
また、ウォブルドグルーブWGとしてのアドレス情報は、トラックTr・A,Tr・Bに対して共通に有効なものとされる。つまり、ウォブルドグルーブWGを挟んで内周に位置するトラックTr・Aと、外周に位置するトラックTr・Bは、そのウォブルドグルーブWGに与えられたウォブリングによるアドレス情報を共有するようにされる。
なお、このようなアドレッシング方式はインターレースアドレッシング方式ともいわれる。このインターレースアドレッシング方式を採用することで、例えば、隣接するウォブル間のクロストークを抑制した上でトラックピッチを小さくすることが可能となるものである。また、グルーブに対してウォブルを形成することでアドレスを記録する方式については、ADIP(Adress In Pregroove) 方式ともいう。
また、上記のようにして同一のアドレス情報を共有するトラックTr・A,Tr・Bの何れをトレースしているのかという識別は次のようにして行うことができる。
例えば3ビーム方式を応用し、メインビームがトラック(ランドLd)をトレースしている状態では、残る2つのサイドビームは、上記メインビームがトレースしているトラックの両サイドに位置するグルーブをトレースしているようにすることが考えられる。
図2(b)には、具体例として、メインビームスポットSPmがトラックTr・Aをトレースしている状態が示されている。この場合には、2つのサイドビームスポットSPs1,SPs2のうち、内周側のサイドビームスポットSPs1はノンウォブルドグルーブNWGをトレースし、外周側のサイドビームスポットSPs2はウォブルドグルーブWGをトレースすることになる。
これに対して、図示しないが、メインビームスポットSPmがトラックTr・Bをトレースしている状態であれば、サイドビームスポットSPs1がウォブルドグルーブWGをトレースし、サイドビームスポットSPs2がノンウォブルドグルーブNWGをトレースすることになる。
このように、メインビームスポットSPmが、トラックTr・Aをトレースする場合とトラックTr・Bをトレースする場合とでは、サイドビームスポットSPs1,SPs2がトレースすべきグルーブとしては、必然的にウォブルドグルーブWGとノンウォブルドグルーブNWGとで入れ替わることになる。
サイドビームスポットSPs1,SPs2の反射によりフォトディテクタにて得られる検出信号としては、ウォブルドグルーブWGとノンウォブルドグルーブNWGの何れをトレースしているのかで異なる波形が得られることから、上記検出信号に基づいて、例えば、現在サイドビームスポットSPs1,SPs2のうち、どちらがウォブルドグルーブWG(あるいはノンウォブルドグルーブNWG)をトレースしているのかを判別することにより、メインビームがトラックTr・A,Tr・Bのどちらをトレースしているのかが識別できることになる。
図3は、上記のようなトラック構造を有するMD−DATA2フォーマットのの主要スペックをMD−DATA1フォーマットと比較して示す図である。
先ず、MD−DATA1フォーマットとしては、トラックピッチは1.6μm、ピット長は0.59μm/bitとなる。また、レーザ波長λ=780nmとされ、光学ヘッドの開口率NA=0.45とされる。
記録方式としては、グルーブ記録方式を採っている。つまり、グルーブをトラックとして記録再生に用いるようにしている。
アドレス方式としては、シングルスパイラルによるグルーブ(トラック)を形成したうえで、このグルーブの両側に対してアドレス情報としてのウォブルを形成したウォブルドグルーブを利用する方式を採るようにされている。
記録データの変調方式としてはEFM(8−14変換)方式を採用している。また、誤り訂正方式としてはACIRC(Advanced Cross Interleave Reed-Solomon Code) が採用され、データインターリーブには畳み込み型を採用している。このため、データの冗長度としては46.3%となる。
また、MD−DATA1フォーマットでは、ディスク駆動方式としてCLV(Constant Linear Verocity)が採用されており、CLVの線速度としては、1.2m/sとされる。
そして、記録再生時の標準のデータレートとしては、133kB/sとされ、記録容量としては、140MBとなる。
これに対して、本例のビデオカメラが対応できるMD−DATA2フォーマットとしては、トラックピッチは0.95μm、ピット長は0.39μm/bitとされ、共にMD−DATA1フォーマットよりも短くなっていることが分かる。そして、例えば上記ピット長を実現するために、レーザ波長λ=650nm、光学ヘッドの開口率NA=0.52として、合焦位置でのビームスポット径を絞ると共に光学系としての帯域を拡げている。
記録方式としては、図1及び図2により説明したように、ランド記録方式が採用され、アドレス方式としてはインターレースアドレッシング方式が採用される。また、記録データの変調方式としては、高密度記録に適合するとされるRLL(1,7)方式(RLL;Run Length Limited)が採用され、誤り訂正方式としてはRS−PC方式、データインターリーブにはブロック完結型が採用される。そして、上記各方式を採用した結果、データの冗長度としては、19.7%にまで抑制することが可能となっている。
MD−DATA2フォーマットにおいても、ディスク駆動方式としてはCLVが採用されるのであるが、その線速度としては2.0m/sとされ、記録再生時の標準のデータレートとしては589kB/sとされる。そして、記録容量としては650MBを得ることができ、MD−DATA1フォーマットと比較した場合には、4倍強の高密度記録化が実現されたことになる。
例えば、MD−DATA2フォーマットにより動画像の記録を行うとして、動画像データについてMPEG2による圧縮符号化を施した場合には、符号化データのビットレートにも依るが、時間にして15分〜17分の動画を記録することが可能とされる。また、音声信号データのみを記録するとして、音声データについてATRAC(Adaptve Transform Acoustic Coding) 2による圧縮処理を施した場合には、時間にして10時間程度の記録を行うことができる。

2.ビデオカメラの外観構成

次に本例のビデオカメラの外観例について説明しておく。
図6(a)(b)、図7(a)(b)は、それぞれ、本例のビデオカメラの平面図、側面図、正面図、背面図である。
これらの図に示すように、本例のビデオカメラの本体200の正面部には、撮影を行うための撮像レンズや絞りなどを備えたカメラレンズ201が表出するようにして設けられる。また、同じ本体200の背面部下側には、撮影時において外部の音声を収音するためのマイクロフォン202が設けられている。つまり、このビデオカメラでは、カメラレンズ201により撮影した画像の録画と、マイクロフォン202により収音したステレオ音声の録音を行うことが可能とされている。また、ここでは、マイクロフォン202と同じ位置に再生音声を出力するためのスピーカ205も備えられているものとしている。また、スピーカ205からはビープ音等による所要のメッセージ音も出力される。
また、本体200の背面側には、ビューファインダ204が設けられており、記録動作中及びスタンバイ中等においては、カメラレンズ201から取り込まれる画像(スルー画ともいう)及びキャラクタ画像等が表示される。ユーザーはこのビューファインダ204をみながら撮影を行うことができる。
また、後述するメインダイヤル300、レリーズキー301、削除キー302が設けられた部位は電池蓋部206として開閉可能となっており、この電池蓋部206を開くことで、バッテリ(充電池)を装脱することが可能となっている。
また、本体200の側面側には、可動パネル部203が備えられている。この可動支持部208によって支持されていることで、本体200に対して可動可能に取り付けられている。この可動パネル部203の動きについては後述する。
また、可動パネル部203の背面側には表示パネル67(表示画面)が設けられている。従って、図6(b)に示すように可動パネル部203が収納状態にあるときは、表示パネル67は本体側に向いて格納される状態となる。
表示パネル67は、撮影画像、及び内部の記録再生装置により再生された画像等を表示出力するための部位とされる。また、機器の動作に応じて所要のメッセージをユーザに知らせるための文字やキャラクタ等によるメッセージ表示等も行われる。なお、この表示パネル67として実際に採用する表示デバイスは、ここでは特に限定されるものではないが、例えば液晶ディスプレイ等が用いられればよい。
また、表示パネル67は、例えば液晶ディスプレイの表示面の背面側に対して、押圧操作を関知してこれを操作情報として出力するタッチパネルが設けられている。つまり、本実施の形態にあっては、表示パネル67に表示された画像に対して押圧操作を行う、いわゆるGUI(Graphical User Interface)としての操作が可能とされる。
ここで、表示パネル67に対する操作としては、タッチパネルに対して押圧力が加わった位置を座標位置情報として検知する構成とされていることから、指などによって操作されてもよいのものとされる。しかし、表示パネル67の表示面積に制限があって、そのポインティングの操作も指では困難な場合があることを考慮して、図6(b)に示すように、スティック形状のペン320が添え付けされる。ユーザは、指の代わりにこのペン320を使用して表示パネル67に対するポインティング(タッチ)操作を行うことができる。
また、可動パネル部203が収納される本体部200側の部位がディスク装脱部205となっており、このディスク装脱部205において、本例のビデオカメラが対応する記録媒体としてのディスクを挿入、あるいは排出させることができる。
また、ここでは図示していないが、実際には、外部の映像機器に対して再生画像信号等を出力するビデオ出力端子や、外部の音声機器やヘッドホンに対して再生音声信号を出力するヘッドフォン/ライン端子等が設けられている。また、外部のデータ機器とデータ伝送を行うためのインターフェイス機能に対応してI/F端子等も設けられている。
さらに、本体200の各部には、ユーザー操作のための各種の操作子が設けられる。以下、主要となる各操作子について説明する。
メインダイヤル300は、図7(b)に示されるようにして本体200の背面側に設けられ、ビデオカメラのオン/オフ、記録動作、再生動作を設定する操作子とされる。この場合には、回転操作が行えるものとなっている。
メインダイヤル300が電源オフ位置PS2にある場合には電源がオフの状態にある。そして、例えばこの状態からメインダイヤル300を再生/編集位置PS1に回転操作すれば、電源オンの状態となって、録画ファイルの再生や、各種編集操作が可能なモード状態となる。また、カメラモード位置PS2に回転操作を行えば、電源オンの状態で、動画、又は静止画としての録画ファイルを記録可能なモード(カメラモード)となる。更に、カメラモード位置PS2とすれば、インタビューモードとなる。
インタビューモードとは、ここでは詳しい説明は省略するが、記録動作としては、音声主体で記録を行って、任意の時点で、後述するレリーズキー301又はフォトキー304を押圧操作すれば、その時点で撮影されている画像を静止画として記録するモードである。そして、インタビューモードの再生では、このインタビューモードによって記録された録画ファイルを再生するものである。このときには、例えば音声を再生しながら記録時のタイミングで、静止画を切り換えるようにして表示させていく。
また、メインダイヤル300の回転部中央には、レリーズキー301が備えられる。
このレリーズキー301は、カメラモード又はインタビューモードにある状態で記録開始/終了のための操作子として機能するものである。
また、本体200背面部にはジョグダイヤル303も設けられる。ジョグダイヤル303は、円盤状の操作子とされ、正/逆方向に回転操作可能に取り付けられていると共に、所定の回転角度ごとにクリック感が得られるようになっている。このジョグダイヤル303は、例えば実際には、例えば2相式のロータリエンコーダなどと組み合わされることで、例えば1クリックが1回転ステップとなるようにして、その回転方向と回転角度に対応した回転ステップ数の情報を出力する。
また、この場合のジョグダイヤル311は、図7(b)の左方向に対して押圧操作が行えるようにもなっている。
削除キー302は、所定のモードで再生されているデータについて、削除を行うための決定ボタンとして機能する。
また、主としては図6(a)に示されるように、本体200側面部においてはやや上向きの状態でフォトキー304、ズームキー305,フォーカスキー306,及び逆光補正キー307が備えられる。
フォトキー304は、例えばカメラモードの状態で押圧操作することで静止画の録画ファイルを記録するためのシャッターとして機能する操作子である。
ズームキー305は、レンズ光学系(カメラレンズ201)におけるズーム状態(テレ側〜ワイド側)を操作する操作子である。
フォーカスキー306は、レンズ光学系のフォーカス状態(例えばノーマル/無限など)を切り換えるための操作子である。
逆光補正キー307は、逆光補正機能をオン/オフするための操作子である。
また、図6(b)に示すようにして、可動パネル部203が配置される側の本体200側面部には、主としてファイル(トラック)の記録再生に関するキーとして、再生/ポーズキー308、停止キー309、スロー再生キー310、サーチキー311,312、録音キー313が設けられる。
また、図6(a)に示すように、本体200の上面部には、画面表示のための画面表示キー314と、スピーカからの出力音声の音量調節のための音量キー315,316が設けられる。
なお、上記図6及び図7に示すビデオカメラの外観はあくまでも一例であって、実際に本例のビデオカメラに要求される使用条件等に応じて適宜変更されて構わないものである。もちろん操作子の種類や操作方式、さらに外部機器との接続端子類などは各種多様に考えられる。
また、図8により、先に述べた可動パネル部203の動き方について説明しておく。なお、図8にあっては、説明の便宜上、ビデオカメラの外観は簡略化して示している。
可動パネル部203の動きとしては、先ず、図6(b)に示した位置状態から図8(a)に示すようにして矢印YJ1の方向に沿って引き起こすようにしてその位置状態を変えることができるようになっている。
この場合、表示画面(表示パネル67)は撮影者(ビューファインダ204)側に向くようにされ、撮像画像を捉えるカメラレンズ201とはほぼ対向する方向を向くことになる。この表示パネルの位置状態では、例えばビデオカメラを所持する撮影者が表示パネル67に表示された撮像画像をモニタしながら撮影(録画)を行うことができる。
また、上記図8(a)に示す状態から矢印YJ2の方向に沿って約180°程度の範囲で可動パネル部203を回転させることができるようになっている。つまり、図8(b)に示すようにして、表示パネル67が被写体(カメラレンズ)側を向く位置状態とすることができる。
この状態では、被写体側にいるユーザが撮像画像を見ることができることになる。
ディスク装脱部205に対してディスクの挿入を行ったり、ディスクの取り出しを行ったりする場合には、この図8(a)(b)に示すようにして、本体200から可動パネル部203を起こした状態で行うようにされる。
また、図8(b)に示す状態から矢印YJ3の方向に可動パネル部203を動かすこともできる。このようにすれば、図示はしないが、表示パネル67が外側から見える状態で、可動パネル部203が収納位置にあるようにされることになる。
なお、上述のようにして矢印YJ2の方向に沿って表示パネルを回転させると、表示パネル67が撮影者側に向いたときと被写体側に向いたときとでは、そのままでは表示画像の見え方が上下左右で反転することになるが、本実施の形態では、可動パネル部203の回動状態に応じて、表示パネル67の表示画像が常にユーザ(撮影者及び被写体)から適正な方向で見えるように反転表示制御を行うことでこのような不都合を解消している。

3.ビデオカメラの内部構成

図4は、本例のビデオカメラの内部構成例を示すブロック図である。
この図に示すレンズブロック1においては、例えば実際には撮像レンズや絞りなどを備えて構成される光学系11が備えられている。上記図6に示したカメラレンズ201は、この光学系11に含まれる。また、このレンズブロック1には、光学系11に対してオートフォーカス動作を行わせるためのフォーカスモータや、上記ズームキー304の操作に基づくズームレンズの移動を行うためのズームモータなどが、モータ部12として備えられる。
カメラブロック2には、主としてレンズブロック1により撮影した画像光をデジタル画像信号に変換するための回路部が備えられる。
このカメラブロック2のCCD(Charge Coupled Device) 21に対しては、光学系11を透過した被写体の光画像が与えられる。CCD21においては上記光画像について光電変換を行うことで撮像信号を生成し、サンプルホールド/AGC(Automatic Gain Control)回路22に供給する。サンプルホールド/AGC回路22では、CCD21から出力された撮像信号についてゲイン調整を行うと共に、サンプルホールド処理を施すことによって波形整形を行う。サンプルホールド/AGC回路2の出力は、ビデオA/Dコンバータ23に供給されることで、デジタルとしての画像信号データに変換される。
上記CCD21、サンプルホールド/AGC回路22、ビデオA/Dコンバータ23における信号処理タイミングは、タイミングジェネレータ24にて生成されるタイミング信号により制御される。タイミングジェネレータ24では、後述するデータ処理/システムコントロール回路31(ビデオ信号処理回部3内)にて信号処理に利用されるクロックを入力し、このクロックに基づいて所要のタイミング信号を生成するようにされる。これにより、カメラブロック2における信号処理タイミングを、ビデオ信号処理部3における処理タイミングと同期させるようにしている。
カメラコントローラ25は、カメラブロック2内に備えられる上記各機能回路部が適正に動作するように所要の制御を実行すると共に、レンズブロック1に対してオートフォーカス、自動露出調整、絞り調整、ズームなどのための制御を行うものとされる。
例えばオートフォーカス制御であれば、カメラコントローラ25は、所定のオートフォーカス制御方式に従って得られるフォーカス制御情報に基づいて、フォーカスモータの回転角を制御する。これにより、撮像レンズはジャストピント状態となるように駆動されることになる。
ビデオ信号処理部3は、記録時においては、カメラブロック2から供給されたデジタル画像信号、及びマイクロフォン202により集音したことで得られるデジタル音声信号について圧縮処理を施し、これら圧縮データをユーザ記録データとして後段のメディアドライブ部4に供給する。さらにカメラブロック2から供給されたデジタル画像信号とキャラクタ画像により生成した画像をビューファインダドライブ部207に供給し、ビューファインダ204に表示させる。
また、再生時においては、メディアドライブ部4から供給されるユーザ再生データ(ディスク51からの読み出しデータ)、つまり圧縮処理された画像信号データ及び音声信号データについて復調処理を施し、これらを再生画像信号、再生音声信号として出力する。
なお本例において、画像信号データ(画像データ)の圧縮/伸張処理方式としては、動画像についてはMPEG(Moving Picture Experts Group)2を採用し、静止画像についてはJPEG(Joint Photographic Coding Experts Group) を採用しているものとする。また、音声信号デーのタ圧縮/伸張処理方式には、ATRAC(Adaptve Transform Acoustic Coding) 2を採用するものとする。
ビデオ信号処理部3のデータ処理/システムコントロール回路31は、主として、当該ビデオ信号処理部3における画像信号データ及び音声信号データの圧縮/伸張処理に関する制御処理と、ビデオ信号処理部3を経由するデータの入出力を司るための処理を実行する。
また、データ処理/システムコントロール回路31を含むビデオ信号処理部3全体についての制御処理は、ビデオコントローラ38が実行するようにされる。このビデオコントローラ38は、例えばマイクロコンピュータ等を備えて構成され、カメラブロック2のカメラコントローラ25、及び後述するメディアドライブ部4のドライバコントローラ46と、例えば図示しないバスライン等を介して相互通信可能とされている。
ビデオ信号処理部3における記録時の基本的な動作として、データ処理/システムコントロール回路31には、カメラブロック2のビデオA/Dコンバータ23から供給された画像信号データが入力される。データ処理/システムコントロール回路31では、入力された画像信号データを例えば動き検出回路35に供給する。動き検出回路35では、例えばメモリ36を作業領域として利用しながら入力された画像信号データについて動き補償等の画像処理を施した後、MPEG2ビデオ信号処理回路33に供給する。
MPEG2ビデオ信号処理回路33においては、例えばメモリ34を作業領域として利用しながら、入力された画像信号データについてMPEG2のフォーマットに従って圧縮処理を施し、動画像としての圧縮データのビットストリーム(MPEG2ビットストリーム)を出力するようにされる。また、MPEG2ビデオ信号処理回路33では、例えば動画像としての画像信号データから静止画としての画像データを抽出してこれに圧縮処理を施す際には、JPEGのフォーマットに従って静止画としての圧縮画像データを生成するように構成されている。なお、JPEGは採用せずに、MPEG2のフォーマットによる圧縮画像データとして、正規の画像データとされるIピクチャ(Intra Picture) を静止画の画像データとして扱うことも考えられる。
MPEG2ビデオ信号処理回路33により圧縮符号化された画像信号データ(圧縮画像データ)は、例えば、バッファメモリ32に対して所定の転送レートにより書き込まれて一時保持される。
なおMPEG2のフォーマットにおいては、周知のようにいわゆる符号化ビットレート(データレート)として、一定速度(CBR;Constant Bit Rate)と、可変速度(VBR;Variable Bit Rate)の両者がサポートされており、ビデオ信号処理部3ではこれらに対応できるものとしている。
例えばVBRによる画像圧縮処理を行う場合には、例えば、動き検出回路35において、画像データをマクロブロック単位により前後数十〜数百フレーム内の範囲で動き検出を行って、動きありとされればこの検出結果を動きベクトル情報としてMPEG2ビデオ信号処理回路33に伝送する。
MPEG2ビデオ信号処理回路33では、圧縮符号化後の画像データをある所要のデータレートとするように、上記動きベクトル情報をはじめとする所要の情報を利用しながら、マクロブロックごとの量子化係数を決定していくようにされる。
音声圧縮エンコーダ/デコーダ37には、A/Dコンバータ64(表示/画像/音声入出力部6内)を介して、例えばマイクロフォン202により集音された音声がデジタルによる音声信号データとして入力される。
音声圧縮エンコーダ/デコーダ37では、前述のようにATRAC2のフォーマットに従って入力された音声信号データに対する圧縮処理を施す。この圧縮音声信号データもまた、データ処理/システムコントロール回路31によってバッファメモリ32に対して所定の転送レートによる書き込みが行われ、ここで一時保持される。
上記のようにして、バッファメモリ32には、圧縮画像データ及び圧縮音声信号データが蓄積可能とされる。バッファメモリ32は、主として、カメラブロック2あるいは表示/画像/音声入出力部6とバッファメモリ32間のデータ転送レートと、バッファメモリ32とメディアドライブ部4間のデータ転送レートの速度差を吸収するための機能を有する。
バッファメモリ32に蓄積された圧縮画像データ及び圧縮音声信号データは、記録時であれば、順次所定タイミングで読み出しが行われて、メディアドライブ部4のMD−DATA2エンコーダ/デコーダ41に伝送される。ただし、例えば再生時においてバッファメモリ32に蓄積されたデータの読み出しと、この読み出したデータをメディアドライブ部4からデッキ部5を介してディスク51に記録するまでの動作は、間欠的に行われても構わない。
このようなバッファメモリ32に対するデータの書き込み及び読み出し制御は、例えば、データ処理/システムコントロール回路31によって実行される。
ビデオ信号処理部3における再生時の動作としては、概略的に次のようになる。
再生時には、ディスク51から読み出され、MD−DATA2エンコーダ/デコーダ41(メディアドライブ部4内)の処理によりMD−DATA2フォーマットに従ってデコードされた圧縮画像データ、圧縮音声信号データ(ユーザ再生データ)が、データ処理/システムコントロール回路31に伝送されてくる。
データ処理/システムコントロール回路31では、例えば入力した圧縮画像データ及び圧縮音声信号データを、一旦バッファメモリ32に蓄積させる。そして、例えば再生時間軸の整合が得られるようにされた所要のタイミング及び転送レートで、バッファメモリ32から圧縮画像データ及び圧縮音声信号データの読み出しを行い、圧縮画像データについてはMPEG2ビデオ信号処理回路33に供給し、圧縮音声信号データについては音声圧縮エンコーダ/デコーダ37に供給する。
MPEG2ビデオ信号処理回路33では、入力された圧縮画像データについて伸張処理を施して、データ処理/システムコントロール回路31に伝送する。データ処理/システムコントロール回路31では、この伸張処理された画像信号データを、ビデオD/Aコンバータ61(表示/画像/音声入出力部6内)に供給する。
音声圧縮エンコーダ/デコーダ37では、入力された圧縮音声信号データについて伸張処理を施して、D/Aコンバータ65(表示/画像/音声入出力部6内)に供給する。
表示/画像/音声入出力部6においては、ビデオD/Aコンバータ61に入力された画像信号データは、ここでアナログ画像信号に変換され、表示コントローラ62及びコンポジット信号処理回路63に対して分岐して入力される。
表示コントローラ62では、入力された画像信号に基づいて表示部6Aを駆動する。これにより、表示部6Aにおいて再生画像の表示が行われる。また、表示部6Aにおいては、ディスク51から再生して得られる画像の表示だけでなく、当然のこととして、レンズブロック1及びカメラブロック2からなるカメラ部位により撮影して得られた撮像画像も、ほぼリアルタイムで表示出力させることが可能である。
また、再生画像及び撮像画像の他、前述のように、機器の動作に応じて所要のメッセージをユーザに知らせるための文字やキャラクタ等によるメッセージ表示も行われるものとされる。このようなメッセージ表示は、例えばビデオコントローラ38の制御によって、所要の文字やキャラクタ等が所定の位置に表示されるように、データ処理/システムコントロール回路31からビデオD/Aコンバータ61に出力すべき画像信号データに対して、所要の文字やキャラクタ等の画像信号データを合成する処理を実行するようにすればよい。
また、表示部6Aに対しては、タッチパネル6Bが組み合わされることで、表示パネル67を構成する。
タッチパネル6Bでは、表示部6A上に対して行われた押圧操作の位置情報を検知し、これを操作情報としてビデオコントローラ38に対して出力する。
コンポジット信号処理回路63では、ビデオD/Aコンバータ61から供給されたアナログ画像信号についてコンポジット信号に変換して、ビデオ出力端子T1に出力する。例えば、ビデオ出力端子T1を介して、外部モニタ装置等と接続を行えば、当該ビデオカメラで再生した画像を外部モニタ装置により表示させることが可能となる。
また、表示/画像/音声入出力部6において、音声圧縮エンコーダ/デコーダ37からD/Aコンバータ65に入力された音声信号データは、ここでアナログ音声信号に変換され、ヘッドフォン/ライン端子T2に対して出力される。また、D/Aコンバータ65から出力されたアナログ音声信号は、アンプ66を介してスピーカ205に対しても分岐して出力され、これにより、スピーカ205からは、再生音声等が出力されることになる。
メディアドライブ部4では、主として、記録時にはMD−DATA2フォーマットに従って記録データをディスク記録に適合するようにエンコードしてデッキ部5に伝送し、再生時においては、デッキ部5においてディスク51から読み出されたデータについてデコード処理を施すことで再生データを得て、ビデオ信号処理部3に対して伝送する。
このメディアドライブ部4のMD−DATA2エンコーダ/デコーダ41は、記録時においては、データ処理/システムコントロール回路31から記録データ(圧縮画像データ+圧縮音声信号データ)が入力され、この記録データについて、MD−DATA2フォーマットに従った所定のエンコード処理を施し、このエンコードされたデータを一時バッファメモリ42に蓄積する。そして、所要のタイミングで読み出しを行いながらデッキ部5に伝送する。
再生時においては、ディスク51から読み出され、RF信号処理回路44、二値化回路43を介して入力されたデジタル再生信号について、MD−DATA2フォーマットに従ったデコード処理を施して、再生データとしてビデオ信号処理部3のデータ処理/システムコントロール回路31に対して伝送する。
なお、この際においても、必要があれば再生データを一旦バッファメモリ42に蓄積し、ここから所要のタイミングで読み出したデータをデータ処理/システムコントロール回路31に伝送出力するようにされる。このような、バッファメモリ42に対する書き込み/読み出し制御はドライバコントローラ46が実行するものとされる。
なお、例えばディスク51の再生時において、外乱等によってサーボ等が外れて、ディスクからの信号の読み出しが不可となったような場合でも、バッファメモリ42に対して読み出しデータが蓄積されている期間内にディスクに対する再生動作を復帰させるようにすれば、再生データとしての時系列的連続性を維持することが可能となる。
RF信号処理回路44には、ディスク51からの読み出し信号について所要の処理を施すことで、例えば、再生データとしてのRF信号、デッキ部5に対するサーボ制御のためのフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号等のサーボ制御信号を生成する。RF信号は、上記のように二値化回路43により2値化され、デジタル信号データとしてMD−DATA2エンコーダ/デコーダ41に入力される。
また、生成された各種サーボ制御信号はサーボ回路45に供給される。サーボ回路45では、入力したサーボ制御信号に基づいて、デッキ部5における所要のサーボ制御を実行する。
なお、本例においては、MD−DATA1フォーマットに対応するエンコーダ/デコーダ47を備えており、ビデオ信号処理部3から供給された記録データを、MD−DATA1フォーマットに従ってエンコードしてディスク51に記録すること、或いは、ディスク51からの読み出しデータがMD−DATA1フォーマットに従ってエンコードされているものについては、そのデコード処理を行って、ビデオ信号処理部3に伝送出力することも可能とされている。つまり本例のビデオカメラとしては、MD−DATA2フォーマットとMD−DATA1フォーマットとについて互換性が得られるように構成されている。
ドライバコントローラ46は、メディアドライブ部4を総括的に制御するための機能回路部とされる。
デッキ部5は、ディスク51を駆動するための機構からなる部位とされる。ここでは図示しないが、デッキ部5においては、装填されるべきディスク51が着脱可能とされ、ユーザの作業によって交換が可能なようにされた機構(ディスクスロット203(図6参照))を有しているものとされる。また、ここでのディスク51は、MD−DATA2フォーマット、あるいはMD−DATA1フォーマットに対応する光磁気ディスクであることが前提となる。
デッキ部5においては、装填されたディスク51をCLVにより回転駆動するスピンドルモータ52によって、CLVにより回転駆動される。このディスク51に対しては記録/再生時に光学ヘッド53によってレーザ光が照射される。
光学ヘッド53は、記録時には記録トラックをキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出力を行ない、また再生時には磁気カー効果により反射光からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出力を行なう。このため、光学ヘッド53には、ここでは詳しい図示は省略するがレーザ出力手段としてのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するためのディテクタが搭載されている。光学ヘッド53に備えられる対物レンズとしては、例えば2軸機構によってディスク半径方向及びディスクに接離する方向に変位可能に保持されている。
また、ディスク51を挟んで光学ヘッド53と対向する位置には磁気ヘッド54が配置されている。磁気ヘッド54は記録データによって変調された磁界をディスク51に印加する動作を行なう。
また、図示しないが、デッキ部5においては、スレッドモータ55により駆動されるスレッド機構が備えられている。このスレッド機構が駆動されることにより、上記光学ヘッド53全体及び磁気ヘッド54はディスク半径方向に移動可能とされている。
操作部7は図6に示した各種操作子に相当し、これらの操作子によるユーザの各種操作情報は例えばビデオコントローラ38に出力される。
ビデオコントローラ38は、先に述べたタッチパネル6B、及び上記操作部7から出力される操作情報に応じた必要な動作が各部において実行されるようにするための制御情報をカメラコントローラ25、ドライバコントローラ46に対して供給する。
外部インターフェイス8は、当該ビデオカメラと外部機器とでデータを相互伝送可能とするために設けられており、例えば図のようにI/F端子T3とビデオ信号処理部間に対して設けられる。なお、外部インターフェイス8としてはここでは特に限定されるものではないが、例えばIEEE1394等が採用されればよい。
例えば、外部のデジタル画像機器と本例のビデオカメラをI/F端子T3を介して接続した場合、ビデオカメラで撮影した画像(音声)を外部デジタル画像機器に録画したりすることが可能となる。また、外部デジタル画像機器にて再生した画像(音声)データ等を、外部インターフェイス8を介して取り込むことにより、MD−DATA2(或いはMD−DATA1)フォーマットに従ってディスク51に記録するといったことも可能となる。更には、例えばキャプションの挿入などに利用する文字情報としてのファイルも取り込んで記録することが可能となる。
電源ブロック9は、内蔵のバッテリにより得られる直流電源あるいは商用交流電源から生成した直流電源を利用して、各機能回路部に対して所要のレベルの電源電圧を供給する。電源ブロック9による電源オン/オフは、上述したメインダイヤル300の操作に応じてビデオコントローラ38が制御する。
また記録動作中はビデオコントローラ38はインジケータ206の発光動作を実行させる。

4.メディアドライブ部の構成

続いて、図4に示したメディアドライブ部4の構成として、MD−DATA2に対応する機能回路部を抽出した詳細な構成について、図5のブロック図を参照して説明する。なお、図5においては、メディアドライブ部4と共にデッキ部5を示しているが、デッキ部5の内部構成については図4により説明したため、ここでは、図4と同一符号を付して説明を省略する。また、図5に示すメディアドライブ部4において図4のブロックに相当する範囲に同一符号を付している。
光学ヘッド53のディスク51に対するデータ読み出し動作によりに検出された情報(フォトディテクタによりレーザ反射光を検出して得られる光電流)は、RF信号処理回路44内のRFアンプ101に供給される。
RFアンプ101では入力された検出情報から、再生信号としての再生RF信号を生成し、二値化回路43に供給する。二値化回路43は、入力された再生RF信号について二値化を行うことにより、デジタル信号化された再生RF信号(二値化RF信号)を得る。
この二値化RF信号はMD−DATA2エンコーダ/デコーダ41に供給され、まずAGC/クランプ回路103を介してゲイン調整、クランプ処理等が行われた後、イコライザ/PLL回路104に入力される。
イコライザ/PLL回路104では、入力された二値化RF信号についてイコライジング処理を施してビタビデコーダ105に出力する。また、イコライジング処理後の二値化RF信号をPLL回路に入力することにより、二値化RF信号(RLL(1,7)符号列)に同期したクロックCLKを抽出する。
クロックCLKの周波数は現在のディスク回転速度に対応する。このため、CLVプロセッサ111では、イコライザ/PLL回路104からクロックCLKを入力し、所定のCLV速度(図3参照)に対応する基準値と比較することにより誤差情報を得て、この誤差情報をスピンドルエラー信号SPEを生成するための信号成分として利用する。また、クロックCLKは、例えばRLL(1,7)復調回路106をはじめとする、所要の信号処理回路系における処理のためのクロックとして利用される。
ビタビデコーダ105は、イコライザ/PLL回路104から入力された二値化RF信号について、いわゆるビタビ復号法に従った復号処理を行う。これにより、RLL(1,7)符号列としての再生データが得られることになる。
この再生データはRLL(1,7)復調回路106に入力され、ここでRLL(1,7)復調が施されたデータストリームとされる。
RLL(1,7)復調回路106における復調処理により得られたデータストリームは、データバス114を介してバッファメモリ42に対して書き込みが行われ、バッファメモリ42上で展開される。
このようにしてバッファメモリ42上に展開されたデータストリームに対しては、先ず、ECC処理回路116により、RS−PC方式に従って誤り訂正ブロック単位によるエラー訂正処理が施され、更に、デスクランブル/EDCデコード回路117により、デスクランブル処理と、EDCデコード処理(エラー検出処理)が施される。
これまでの処理が施されたデータが再生データDATApとされる。この再生データDATApは、転送クロック発生回路121にて発生された転送クロックに従った転送レートで、例えばデスクランブル/EDCデコード回路117からビデオ信号処理部3のデータ処理/システムコントロール回路31に対して伝送されることになる。
転送クロック発生回路121は、例えば、クリスタル系のクロックに基づいてメディアドライブ部4とビデオ信号処理部3間のデータ伝送や、メディアドライブ部4内における機能回路部間でのデータ伝送を行う際に、適宜適正とされる周波数の転送クロック(データ転送レート)を発生するための部位とされる。
また、当該ビデオカメラの動作状態に応じて、メディアドライブ部4及びビデオ信号処理部3の各機能回路部に供給すべき所要の周波数のクロックを発生する。
光学ヘッド53によりディスク51から読み出された検出情報(光電流)は、マトリクスアンプ107に対しても供給される。
マトリクスアンプ107では、入力された検出情報について所要の演算処理を施すことにより、トラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FE、グルーブ情報(ディスク51にウォブルドグルーブWGとして記録されている絶対アドレス情報)GFM等を抽出しサーボ回路45に供給する。即ち抽出されたトラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEはサーボプロセッサ112に供給され、グルーブ情報GFMはADIPバンドパスフィルタ108に供給される。
ADIPバンドパスフィルタ108により帯域制限されたグルーブ情報GFMは、A/Bトラック検出回路109、ADIPデコーダ110、及びCLVプロセッサ111に対して供給される。
A/Bトラック検出回路109では、例えば図2(b)にて説明した方式などに基づいて、入力されたグルーブ情報GFMから、現在トレースしているトラックがトラックTR・A,TR・Bの何れとされているのかについて判別を行い、このトラック判別情報をドライバコントローラ46に出力する。また、ADIPデコーダ110では、入力されたグルーブ情報GFMをデコードしてディスク上の絶対アドレス情報であるADIP信号を抽出し、ドライバコントローラ46に出力する。ドライバコントローラ46では、上記トラック判別情報及びADIP信号に基づいて、所要の制御処理を実行する。
CLVプロセッサ111には、イコライザ/PLL回路104からクロックCLKと、ADIPバンドパスフィルタ108を介したグルーブ情報GFMが入力される。CLVプロセッサ111では、例えばグルーブ情報GFMに対するクロックCLKとの位相誤差を積分して得られる誤差信号に基づき、CLVサーボ制御のためのスピンドルエラー信号SPEを生成し、サーボプロセッサ112に対して出力する。なお、CLVプロセッサ111が実行すべき所要の動作はドライバコントローラ46によって制御される。
サーボプロセッサ112は、上記のようにして入力されたトラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FE、スピンドルエラー信号SPE、ドライバコントローラ46からのトラックジャンプ指令、アクセス指令等に基づいて各種サーボ制御信号(トラッキング制御信号、フォーカス制御信号、スレッド制御信号、スピンドル制御信号等)を生成し、サーボドライバ113に対して出力する。
サーボドライバ113では、サーボプロセッサ112から供給されたサーボ制御信号に基づいて所要のサーボドライブ信号を生成する。ここでのサーボドライブ信号としては、二軸機構を駆動する二軸ドライブ信号(フォーカス方向、トラッキング方向の2種)、スレッド機構を駆動するスレッドモータ駆動信号、スピンドルモータ52を駆動するスピンドルモータ駆動信号となる。
このようなサーボドライブ信号がデッキ部5に対して供給されることで、ディスク51に対するフォーカス制御、トラッキング制御、及びスピンドルモータ52に対するCLV制御が行われることになる。
ディスク51に対して記録動作が実行される際には、例えば、ビデオ信号処理部3のデータ処理/システムコントロール回路31からスクランブル/EDCエンコード回路115に対して記録データDATArが入力されることになる。このユーザ記録データDATArは、例えば転送クロック発生回路121にて発生された転送クロック(データ転送レート)に同期して入力される。
スクランブル/EDCエンコード回路115では、例えば記録データDATArをバッファメモリ42に書き込んで展開し、データスクランブル処理、EDCエンコード処理(所定方式によるエラー検出符号の付加処理)を施す。この処理の後、例えばECC処理回路116によって、バッファメモリ42に展開させている記録データDATArに対してRS−PC方式によるエラー訂正符号を付加するようにされる。
ここまでの処理が施された記録データDATArは、バッファメモリ42から読み出されて、データバス114を介してRLL(1,7)変調回路118に供給される。
RLL(1,7)変調回路118では、入力された記録データDATArについてRLL(1,7)変調処理を施し、このRLL(1,7)符号列としての記録データを磁気ヘッド駆動回路119に出力する。
ところで、MD−DATA2フォーマットでは、ディスクに対する記録方式として、いわゆるレーザストローブ磁界変調方式を採用している。レーザストローブ磁界変調方式とは、記録データにより変調した磁界をディスク記録面に印加すると共に、ディスクに照射すべきレーザ光を記録データに同期してパルス発光させる記録方式をいう。
このようなレーザストローブ磁界変調方式では、ディスクに記録されるピットエッジの形成過程が磁界の反転速度等の過渡特性に依存せず、レーザパルスの照射タイミングによって決定される。
このため、例えば単純磁界変調方式(レーザ光をディスクに対して定常的に照射すると共に記録データにより変調した磁界をディスク記録面に印加するようにした方式)と比較して、レーザストローブ磁界変調方式では、記録ピットのジッタをきわめて小さくすることが容易に可能とされる。つまり、レーザストローブ磁界変調方式は、高密度記録化に有利な記録方式とされるものである。
メディアドライブ部4の磁気ヘッド駆動回路119では、入力された記録データにより変調した磁界が磁気ヘッド54からディスク51に印加されるように動作する。また、RLL(1,7)変調回路118からレーザドライバ120に対しては、記録データに同期したクロックを出力する。レーザドライバ120は、入力されたクロックに基づいて、磁気ヘッド54により磁界として発生される記録データに同期させたレーザパルスがディスクに対して照射されるように、光学ヘッド53のレーザダイオードを駆動する。この際、レーザダイオードから発光出力されるレーザパルスとしては、記録に適合する所要のレーザパワーに基づくものとなる。このようにして、本例のメディアドライブ部4により上記レーザストローブ磁界変調方式としての記録動作が可能とされる。

5.本実施の形態に対応するディスク構造例

次に、本実施の形態に対応するディスク51のデータ構造例について説明する。
先ず、MD−DATA2のフォーマットとしてセクタ、クラスタといわれるデータ単位について述べておく。
セクタは、ディスクからの物理的なデータ読み出しの最小単位であり、各セクタには、PSA(Physical Sector Address)が割り当てられる。
また、クラスタは、ディスクへの物理的なデータ書き込みの最小単位とされ、PSAが0h〜Fhまでの連続する16のセクタの集合により形成される。各クラスタには、PCA(Physical Cluster Address)が割り当てられる。そして、後述するリードインエリア(プリマスタード・エリア)に在るセクターは、PCAによって一意に特定することができる。また、レコーダブルエリアにあるクラスタは同一のPCAを有するクラスタがトラックTr・A,Tr・Bとで1つずつ存在することになる。
図9は、本実施の形態に対応するとされるディスク51のデータ管理形態例を概念的に示している。なお、この図に示すディスク51の物理フォーマットについては、先に図1及び図2により説明した通りである。
ディスク51においては、例えば、管理情報としてPTOC、及びRTOCが設定される。PTOCは、ピット形態により所要の管理情報が記録される。このPTOCの内容は書き換えが不可とされている。
RTOCは、例えばディスクに記録されたデータを管理するのに必要な基本的な情報が記録される。
例えば本例の場合であれば、ディスクに記録されたデータとして、トラック(ファイルと同義の場合有り)、及びフォルダ(トラックをグループ化して管理するための構造)を記録再生時において管理するための情報が格納される。
なお、RTOCの内容は、例えば、これまでのディスクに対するデータの記録結果や、トラック(ファイル)、フォルダの削除等の編集処理結果に従って逐次書き換えが行われるものとされる。
ユーザデータは、1つのルートフォルダ内に置かれたボリュームフォルダ(Volume Folder)として管理される。本実施の形態においてボリューム(Volume)とは、ユーザデータの完全な集合として定義され、1枚のディスクにはただ1つのボリュームが存在するものとして規定される。そして、このボリューム内に含まれるデータは、上記PTOC、RTOCで管理されるものを除いて、ボリュームフォルダ以下のフォルダ及びトラックとして格納されることになる。
ボリュームフォルダ内においては、所定サイズ(例えば12クラスタ)のボリュームインデックストラック(VIT:Volume Index Track)が置かれる。
このボリュームインデックストラックは、例えば上記PTOC、RTOCが主的管理情報とすれば、いわば副管理情報が記録される領域として規定されるもので、トラック(ファイル)、フォルダ、及び補助データ(Auxiliary Data)に関すプロパティ、タイトル、及びトラックを形成するパケットデータを管理するための情報が記録されるテーブルを有する。
また、ボリュームフォルダ内で管理されるトラックとして、サムネイルトラック(Thumbnail Picture Track)がオプションとして配置可能とされている。
本実施の形態においては、ディスクに記録された各ファイルごとに対応付けして、所定解像度による1枚の静止画像をサムネイル画像として有することが可能とされている。サムネイル画像は、ファイルを視覚的に認識可能とするための代表画像として扱われる。
サムネイルトラックには、ディスクに記録されているファイル(トラック)との対応付けと、サムネイル画像の格納位置とが示されるインデックス情報と共に記録される。サムネイルトラックのデータ長は、格納されるサムネイル画像数等に応じて任意に拡張可能とされる。
そして、例えばユーザが撮影等によって記録した画像/音声データはファイル単位で管理され、ボリュームフォルダ内において、トラックとしてボリュームフォルダの下に置かれる、或いは、ボリュームフォルダ以下に置かれるフォルダ内に置かれることになる。
図9では、或る1ファイルが1トラックとして表現された上で、このトラックが或る1つのフォルダ内に格納されている状態が示されている。フォルダは、上述のように、トラック又はフォルダを1グループにまとめて管理するための構造である。
従ってボリュームフォルダ以下の構造においては、ボリュームフォルダ内に格納可能な最大件数と、フォルダの階層構造の最大段数により規定される範囲内で、任意の数のトラック又はフォルダが格納されることになる。
また、ボリュームフォルダ内には、補助データ(Auxiliary Data)が格納される補助データトラック(Auxiliary Data Track)が配置される。
補助データトラックに格納されるべき情報としては、例えば、実際に適用されるアプリケーションによって任意とされる。
本実施の形態においては、再生制御情報としてのスクリプトの情報が格納されることになる。また、ここでの詳しい説明は省略するが、トラック(録画ファイル)に対する「落書き編集」によって作成された画像データ(Image)も格納される。
ところで、上記した管理情報であるPTOC,RTOC、また更にはボリュームインデックストラックに格納された情報(これらの情報を総称しても、本実施の形態では「管理情報」ということにする)は、例えば、ディスク装填時において読み出されて、例えば、メディアドライブ部4のバッファメモリ42(又はバッファメモリ32)の所定領域に保持される。そして、データ記録時や編集時においては、その記録結果や編集結果に応じてバッファメモリに保持されているこれら管理情報について書き換えを行うようにし、その後、所定の機会、タイミングでもって、バッファメモリに保持されている管理情報の内容に基づいて、ディスク51の管理情報を書き換える(更新する)ようにされる(但し、PTOCについては更新は行われない)。
図10は、上記図9に示したデータ管理形態をディスク51の物理構造に対応させて示しているものである。
この図に示すリードインエリアは、ディスク最内周におけるピットエリアであり、ここにPTOCの情報が記録される。
そして、このリードインエリアの外周に対しては、トランジションエリアを介してレコーダブルエリアが形成される。このレコーダブルエリアは、光磁気記録再生が可能とされる光磁気記録領域とされる。このレコーダブルエリアは、先に図1,図2により説明したように、トラックTr・AとトラックTr・Bの2本のトラックがダブルスパイラル上に形成される。
レコーダブルエリアの最内周にあっては、トラックTr・A,Tr・B共に、RTOCエリアが設けられる。そして、トラックTr・AのRTOCエリア内にあっては、4クラスタのサイズのRTOCの情報が3回繰り返して記録される。そしてこれに続けて、12クラスタのサイズのボリュームインデックストラックが配置される。
そして、ボリュームインデックストラックに続けては、サムネイルトラックをオプションとして配置することができることになっている。このRTOCエリア内のサムネイルトラックとしては、少なくとも最初の1クラスタが位置するものと規定されている。そして、例えばファイル数の増加に応じてサムネイル画像データ数が多くなり、RTOCエリア内のサムネイルトラックの容量を超えたときには、後述するレコーダブルデータエリアに対して追加的に記録していくことができる。また、このときのレコーダブルデータエリア上のサムネイルトラックは、ボリュームインデックストラック(又はRTOC)によって管理される。
また、このRTOCエリアのサムネイルトラックに続けて、補助データであるスクリプトとイメージデータを記録する領域をオプションとして設定することができる。
また、これらスクリプトとイメージデータについても、RTOCエリア内にて記録可能な容量を超えたときには、ボリュームインデックストラック(又はRTOC)により管理される形態で、レコーダブルデータエリアに対して追加的に記録していくことができる。
そして、レコーダブルデータエリアスタートアドレスWより示されるアドレス位置からは、レコーダブルデータエリアが設けられる。このレコーダブルデータエリアに対して、AVデータ、即ちトラック(ファイル)のデータが記録される。また、前述したサムネイル画像データ及び補助データも記録可能とされる。
このレコーダブルデータエリアが終了すると、リードアウトエリアスタートアドレスLにより示されるアドレス位置から最外周にかけてリードアウトエリアが形成される。
上記説明は、トラックTr・Aに関するものであるが、トラックTr・Bについても、図10から分かるように、領域設定はトラックTr・Aに準ずる。但し、RTOCエリアについては現段階では未定義とされている。つまり、RTOCエリアは、トラックTr・Aについてのみ実質的に使用されるようにしている。
なお、これら図9及び図10に示すディスク構造例はあくまでも一例であって、ディスク上での各エリアの物理的位置関係は、実際の使用条件等に応じて変更されて構わないし、データが格納される構造も変更されてかまないものである。

6.サムネイル画像生成処理

上記図9及び図10に示したサムネイルトラックに格納されるサムネイル画像は、本実施の形態のビデオカメラにより生成することが可能とされるが、ここで、サムネイル画像の生成処理について説明しておく。なお、ここでは既にディスクに記録された画像ファイルについてのサムネイル画像を生成する場合について説明する。
前述のように、例えばディスク51に記録されている管理情報(PTOC、RTOC、ボリュームインデックストラック)は、ディスク装填時などの所定のタイミングで読み出されて、バッファメモリ42(或いはバッファメモリ32)に対して格納されているものとされる。
そして、ドライバコントローラ46は、例えばバッファメモリ42に格納されている管理情報を参照して、これよりサムネイル画像を生成すべきファイルについて、サムネイル画像として指定されている画像データが記録されているディスク上のアドレスを求め、このアドレスにアクセスしてディスクに対する読み出し動作を実行させることで、サムネイル画像の生成元としての画像データを得るようにされる。
この画像データは、順次メディアドライブ部4からビデオ信号処理部3に伝送され、データ処理/システムコントロール回路31に供給される。
なお、管理情報によりサムネイル画像の生成元として規定される画像データは、特段の指定が無ければ、例えばファイル中における先頭のフレーム(又はフィールド)画像データが指定されているものとされる
そして、データ処理/システムコントロール回路31では、供給された画面データについて、先ず、MPEG2ビデオ信号処理回路33を制御してMPEG2フォーマットに従った伸張処理を施し、フィールド画像単位の画像データのレベルにまでデコードしたデータを獲得するようにされる。
例えば、上記フィールド画像単位のレベルにまでデコードされた画像データの段階では、通常は、表示画面に対してほぼフルサイズで表示されるだけの画像サイズ(画素数)を有したデータとされる。
そこで、上記フィールド画像単位によるフルサイズの画像データが得られた後は、このフルサイズの画像データについて縮小処理を行って、実際に必要とされるサムネイル画像のサイズが得られるように処理を行うことになる。
このような画像サイズの縮小のためには、例えば元のフルサイズの画像データに対して、適切なタイミングで画素データに対するサンプリングを行い、このサンプリングした画素データによって画像データを再構成するように信号処理を実行すればよい。
そして、例えばビデオコントローラ38は、このようにして得られたサムネイル画像データについてのインデックス情報(図9により説明)を生成し、このインデックス情報と共にこのサムネイル画像データをディスクのサムネイルトラックに記録するように制御を実行する。
このようにして、ファイルごとに対応したサムネイル画像データが得られ、ディスクに記録される。
なお、本実施の形態としては、これまでの説明から分かるように、画像データ(音声データを含む)の他、音声のみによる音声データ、更には文字情報データなどもファイルとして記録可能とされるが、例えば、音声データ、文字情報データ等、そのファイル内にサムネイル画像の生成元となる画像データが無いような場合には、例えば、予め音声データや文字情報データであることを視覚的に認識できるような絵柄の画像データを用意しておき(例えばビデオコントローラ38のROM内に格納しておいたり、ディスクの所定領域に格納するなどしておけばよい)、この画像データをサムネイル画像として利用するようにすればよいものである。

7.スクリプト

また、本実施の形態においては、当該ビデオカメラにより記録したファイル(主として録画ファイル)についての、再生順指定や再生時に所要の特殊効果を与えるなどの編集処理を行うことができる。
上記のような編集を行うのにあたり、本実施の形態では、録画ファイルについて所要の再生出力態様を与えることのできる再生制御情報としてのスクリプトを用意し、ビデオカメラにおいては、例えばビデオコントローラ38がこのスクリプトを解釈することで、編集結果に応じた再生出力態様(例えば再生順)を得るようにするものである。また、編集段階においては、スクリプトの内容の更新を行うことで編集処理を実行するように構成されるものである。なお、ここでいう「スクリプト」とは、動画像データ、静止画像データ、音声データ、更には文書データ等を同時タイミングで再生出力するために、所定のプログラム言語により記述された手続き書き構造をいうものとされる。
そこで先ず、本実施の形態において再生制御情報として利用されるスクリプトについて概略的に説明する。
本実施の形態としては、スクリプトとしてSMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)を採用するものとする。
SMILとは、例えばインターネット上でのテレビ番組放送、プレゼンテーション等を実現するために、W3C(インターネットの標準化団体)で標準化が行われている言語であり、XML(HTMLのスーパーセット)の文法に基づき、時系列的なプレゼンテーション等を実現しようとするものである。
先ず、スケジューリングは<seq>,<par>の2つのタグにより表現される。
<seq>は、seqential、つまり直列を意味し、このタグで囲まれた情報は時間順に再生されることになる。
<par>は、parallel、つまり並列を意味し、このタグで囲まれた情報は同期して再生されることになる。
ここで、例えばディスクに記録されているとされるファイルにおいて、video1,video2,video3として表される画像データのファイルについて、video1→video2→video3の順に再生するように指定した場合には、

<seq>
<video src=”video1”>
<video src=”video2”>
<video src=”video3”>
</seq>
或いは
<seq>
<play video1>
<play video2>
<play video3>
</seq>

のようにして記述が行われる。
また、ファイルvideo1→video2→video3の順に再生すると共に、video1に対しては、音声データのファイルであるaudio1をアフレコトラックとして同時再生させたいときには、

<seq>
<par>
<video src=”video1”>
<audio src=”audio1”>
</par>
<video src=”video2”>
<video src=”video3”>
</seq>

のようにして記述が行われることになる。
また、或るファイルと同期再生させるべきファイルについて、この或るファイルが再生されて何秒後の位置から再生させる等の指定を行うための記述も用意されている。
例えば、video1の画像ファイルが表示(再生)されてから5秒後にキャプション(例えば文字情報としての画像)を表示させるような場合には、

<par>
<video src=”video1”>
<image src=”scratch1”begin=”5s”>
</par>

のようにして記述が行われることになる。
また、例えば静止画ファイルとしてのファイルpicture1を5秒間表示するように指示するのであれば、
<image src=”picture1” dur = ”5s”>
のようにして記述される。
また、いわゆるフレームミュートといわれ、或る動画ファイルの一部を抜き出すようにして再生する場合には、「range」を利用する。例えば、タイムコードとしてSMPTE(Society of Motion Picture and Television)の規格を採用しているとして、

<video src=”video1”range=”smpte:10:07:00−10:07:33”>

のようにして記述することができる。
また、或るファイルを指定してリピートを行うのには、「repeat」を利用する。例えばvideo1のファイルを10回リピートするのであれば、

<video src = ”video1”repeat = ”10”>

のようにして記述する。
そして本実施の形態においては、このような、SMILといわれるスクリプトを利用し、サムネイル表示として所要の表示形態を与えるための表示制御を実行可能に構成されるものである。
このため、例えば本実施の形態のビデオカメラシステムにおいては、このSMILに対応した解釈、及びスクリプトの記述(生成)が行えるように、XMLのサブセットが用意されることになる。これは、例えばビデオコントローラ38が実行すべきプログラムとして、ビデオコントローラ38内のROM等に予め格納したり、或いはディスクのアプリケーションレイヤーに対して記録して、読み出しが行えるようにしておけばよい。
本実施の形態においては、このようなスクリプトは、例えば、編集段階(又は録画操作を行っている段階)において、ビデオコントローラ38が生成又は更新を行って、例えばバッファメモリ32内の所定領域に保持しておくものとされる。
そして、このようにしてバッファメモリ32に保持されたスクリプトを、所定の機会、又はタイミングでもってディスクに記録するようにされる。このスクリプトのデータは、図9及び図10にて説明した補助データトラック(Auxiliary Data Track)に対して、スクリプトファイルとして格納されることになる。このようにしてディスクにスクリプトが記録されることで、次にこのディスクを新たに装填したときには、このディスクに記録されたスクリプトを読み出し、例えば、バッファメモリ32に対して保持させてこれを参照することで、以前の編集により得られた再生順等に従って編集再生等を行うことが可能となるものである。

8.操作画面表示

本実施の形態のビデオカメラでは、ディスクに記録されたファイルの検索、また各種編集、設定処理を行うのにあたり、表示パネル67に対して、操作画面の表示を行う。
この操作画面としては、現在装填されているディスク、及びこのディスクに記録されたファイル等についての各種情報を提示するようにしている。そして、この操作画面に対する押圧操作(以降はポインティング操作という)と、各種操作子に対する操作の併用によって、或る目的に従った各種操作が実現されるようにしている。
ここで、本実施の形態の操作画面としては、現在装填されているディスクに記録されたファイルごとに対応するサムネイル画像(小画像)を提示する、いわゆるサムネイル表示を行うようにもされている。つまり、ユーザは、この操作画面に表示されるサムネイル画像を見ることで、ディスクに記録されたファイル(トラック)の内容を視覚的に確認できる。また、このサムネイル画像に対する操作によって、ファイルの検索や再生等を行うことができる。
図11は、本実施の形態のビデオカメラの表示パネル67に表示される操作画面の表示形態例を示している。
この操作画面は、例えばディスクが装填された状態で再生/編集モードとされると初期画面として表示されるようになっている。
この図にあっては、先ず、表示領域の上段において、情報表示エリアA1が設けられる。この情報表示エリアA1においては、ユーザにとって必要とされる各種情報が提示されるもので、ここでは、バッテリ残量表示エリアA1−1、スポーツモード表示エリアA1−2、再生モード表示エリアA1−3、記録残り時間表示エリアA1−4、ディスクアイコンA1−5が配置される。
バッテリ残量表示エリアA1−1では、バッテリ残量をバッテリのシンボルと時間によって示すようにしている。
また、ここでは詳しい説明は省略するが、本実施の形態のビデオカメラでは、再生モードとして、例えばコマ送り再生などが行われてユーザが撮影した被写体等の運動の動きを確認可能なスポーツモードを設定可能とされている。そして、スポーツモード表示エリアA1−2では、スポーツモードが設定されていると、例えば図のように「SPORT」という文字によって現在スポーツモードが設定されていることを通知する。
再生モード表示エリアA1−3では、例えばシャッフル再生、リピート再生、A−B間再生など、各種特殊再生モードを文字、シンボル等によって提示する。
記録残り時間表示エリアA1−4は、ディスクの記録可能な残り容量を時間によって示している。
ディスクアイコンA1−5は、例えばディスクが装填されていると表示され、このディスクアイコンA1−5に対してポインティング操作を行うと、この図に示す操作画面から、現在装填されているディスクに関する各種情報が表示される、ディスク情報画面の表示に切り換えることが可能となっている。
この情報表示エリアA1の下側には、サムネイル表示エリアA2が設けられる。ここでは、最大9枚(9ファイル分)のサムネイル画像を表示可能とされており、ここでは、A〜Iのサムネイル画像SNが表示されている状態が示されている。ここでは示していないが、例えば実際には、各サムネイル画像SNとしては、例えばそのファイルが録画ファイルであれば、その録画ファイルにおいて抜き出された画像が静止画像として表示されている。
また、ここでA〜Iのアルファベット順による各サムネイル画像SNの配列順は、基本的には再生順に従っている。つまり、本実施の形態においては、スクリプトにより指定されるファイル再生順に従った所定の配列順によってサムネイル画像を表示可能とされている。但し、ソートなどの操作が行われれば、そのソート順に従ってサムネイルが表示される。
この場合、一度に表示可能なサムネイル画像数は9つとされているが、例えばディスクに記録されているトラック(ファイル)数が9よりも多く、従ってサムネイル画像数も9より多い場合には、サムネイル表示エリアA2の右横に表示されるスクロールバーA4に対して、ポインティングを行って例えばドラッグ操作を行うことで、サムネイル表示エリアA2に表示されているサムネイル画像をスクロール、若しくはページ切り換えをさせながら表示させることができるようになっている。
また、サムネイル表示エリアA2に表示されている各サムネイル画像SN上においては、各種アイコンが重畳表示されている。
これらアイコンとして、先ず動画アイコンi1は、このアイコンが重畳表示されているサムネイル画像が対応するファイルが動画を記録したファイルであることを示している。図11の場合であれば、サムネイル画像(A,B,C,D,E)が動画ファイルであることが認識される。
また、サムネイル画像(G)に表示されているアイコンは、静止画アイコンi2であり、このアイコンによって、そのファイルが静止画ファイルであることが示される。
サムネイル画像(H)に表示されているのはインタビューファイルアイコンi3であり、前述したインタビューモードによって記録されたインタビューファイルであることが示される。
また、サムネイル画像(I)に表示されているのはグループアイコンi4である。本実施の形態のビデオカメラでは、サムネイル表示上での管理として、再生順的に連続する複数のファイルを1纏めにしてグループ化し、このようにしてグループ化した複数ファイルを1つのサムネイル画像として表示することができる。グループアイコンi4は、このようにしてグループ化に対応したサムネイル画像に対して重畳表示される。
また、サムネイル画像(F)に表示されているアイコンは、メモファイルアイコンi5である。本実施の形態のビデオカメラでは、編集機能として、ユーザがメモ書きをした内容を1つの独立したファイルとして作成可能とされている。このようなメモファイルを例えば任意のファイルの前に挿入して再生させれば、そのファイルのタイトル的な内容がメモファイルによって表示されるようにすることができる。メモファイルアイコンi5は、そのファイルがメモファイルであることを示す。
また、例えばサムネイル画像(C,E)に表示されている鉛筆を模したアイコンは、落書きアイコンi6である。本実施の形態のビデオカメラの編集機能として、既に記録した画像ファイルに対して、ユーザがペン320等によって行ったパネル表示部67への操作軌跡や、スタンプ画像などの貼り付け操作等によって、落書き的な画像を追加させることが可能とされている。
落書きアイコンi6は、この落書き機能によって落書きされたファイルであることを示す。
また、サムネイル画像(B,E)にはマークアイコンi7が表示されている。ユーザは、後述するような操作によって、任意のファイルに対してマークを付すことができる。例えばユーザは、自分にとって重要度の高いファイルについてその覚えとしてマークを行うようにされる。そしてマークアイコンi7は、このマークが付されていることを示す。
サムネイル画像(A,E)にはロックアイコンi8が表示されている。ユーザは、これも後述する操作によって、任意のファイルについて削除、及び編集等の変更等を行わせないように「ロック」を設定することができる。ロックアイコンi8は、そのファイルがロックされていることを示す。
また、サムネイル画像(A,E)の下側には、エフェクトアイコンi9が表示されている。本実施の形態では、例えば各種シーンチェンジや、モザイクなどの特殊再生効果をファイルに与えることが可能とされているが、エフェクトアイコンi9はこのような特殊効果が与えられたファイルであることを示している。
本実施の形態では、このようにして、各種アイコンをサムネイル画像上に重畳表示することで、そのサムネイル画像が対応するファイルの種別、各種設定状況等の諸属性を、ユーザに対して視覚的に認識させることが可能となっている。
また、サムネイル画像(E)の画像を枠取るようにして表示されるポインタアイコンi10は、例えばユーザがペン320などによって、サムネイル画像上をポインティング操作することで、そのポインティング操作されたサムネイル画像に対して移動して表示されるものである。そして、このポインタアイコンi10が配置表示されているサムネイル画像が、現在選択されていることになる。
ここで、例えばユーザが再生/ポーズキー308を操作したとすると、このポインタアイコンi10が配置されて選択されているトラックから再生が開始されるようになっている。
サムネイル表示エリアA2の左側には、各種メニューキーが表示されるメニューキーエリアA3が設けられる。
このメニューキーエリアA3においては、上から順に、再生メニューキーA3−1、編集メニューキーA3−2、落書き・効果メニューキーA3−3、スタジオメニューキーA3−4、設定メニューキーA3−5、アドバンストメニューキーA3−6が配置表示される。
再生メニューキーA3−1は、各種再生に関するメニューを提示し、設定を行うためのキーであり、例えば再生モード表示エリアA1−3に反映される再生モード等を設定することができる。
編集メニューキーA3−2は、記録されたファイル単位での編集に関連する各種項目が提示され、例えば、トラック(ファイル)の移動、コピー、削除、トラック分割、ファイルのグループ化、静止画取りだし(例えばサムネイル画像として表示させる静止画の選択である)が行える。また、トラック情報を提示すると共にトラック情報ごとに関する各種設定が行えるトラック情報画面への移行のための操作もここで行える。
落書き・効果メニューキーA3−3は、落書き機能、及びシーンチェンジ(フェードイン、フェードアウト、ワイプなど)、音声特殊効果、画像特殊効果(モザイク、セピア処理)などの各種特殊再生効果の設定を行うためのメニューが提示される。
また、本実施の形態のビデオカメラでは、ユーザがGUIに従って録画及び操作を行っていくことで、簡易に映像作品を作成できる機能を有している。スタジオメニューキーA3−4は、このような簡易映像作品作成機能に対応したメニューが提示される。
設定メニューキーA3−5は、例えば表示部6Aとしての画面の明るさ、パネル色の濃淡、ビューファインダーの明るさ、日時設定、静止画設定時間等の各種設定を行うためのメニューが提示される。
アドバンストメニューキーA3−6は例えばパーソナルコンピュータとの接続機能やデモモード等に関してのメニューを提示する。
また、表示領域の下段には、トラック情報表示エリアA5が設けられる。このトラック情報表示エリアA5には、サムネイル表示エリアA2において選択されている(ポインタアイコンi10が配置されている)サムネイル画像が対応するトラックについての情報が表示される。
ここでは、先ずトラックナンバ表示エリアA5−1においてトラックナンバが示され、続いて、日時/タイトル表示エリアA5−2において、記録日時とそのトラックに対して付されているタイトルが所定時間(例えば数秒)ごとに交互に表示される。時間表示エリアA5−3には、そのトラックの総時間が表示される。
また、ショートカットアイコンA5−4は、選択されているサムネイル画像が対応するファイルの種別、グループ化設定の有無等に対応して、先に述べた各種アイコン(例えば、動画アイコンi1、静止画アイコンi2、インタビューファイルアイコンi3、グループアイコンi4、メモファイルアイコンi5)の何れかが表示される。そして、このショートカットアイコンA5−4に対してポインティング操作を行うと、トラック情報画面に移行することができるようになっている。
また、サムネイル表示エリアA2内において、横方向に配列された各サムネイル画像SNの各間には、図示するように、三角形の頂点が右方向に向くようにされた順序指示標識アイコンi11が表示される。これは、例えば順序指示標識アイコンi11の左側に位置するサムネイル画像SNに対応する録画ファイルの再生が終了した次は、その右側に位置するサムネイル画像SNが再生されることを示している。
前述もしたように、サムネイル表示エリアA2内において、A〜Iのアルファベット順による各サムネイル画像SNの配列順は、再生順(時系列順)に従っているものであるが、上記のようにして順序指示標識アイコンi11が表示されることで、サムネイル表示エリアA2上で、その順序がより視覚的に把握できるようにされるものである。
ここで、メニューキーエリアA3に対する操作例として、再生メニューキーA3−1の場合を例に挙げて、図12により説明しておく。
例えば図12に示すようにして、再生メニューキーA3−1に対して例えばペン320などによりポインティング操作を行ったとすると、第1ポップアップメニューが表示される。第1ポップアップメニューには、この場合、「←戻る」、「スポーツ分析モード」「プレイモード」「ソート」のメニュー項目が表示されている。この第1ポップアップメニューが表示されている状態で、例えばジョグダイヤル303を回転操作(或いはペン等による画面に対するドラッグ操作などとしてもよい)すると、その回転方向に応じて、選択される項目が移動していくようにされる。そして、例えば図のようにして、「プレイモード」を選択して、ジョグダイヤル303を押圧操作する(或いはペンによる一定時間以上のポインティング操作などとしてもよい)と第2ポップアップメニューが表示される。
ここで、第2ポップアップメニューには、「ノーマル」「ディスクリピート」「シャッフル」「イントロスキャン」の4つの項目が表示されている。そして、ユーザは、この第2ポップアップメニュー上で、上記した第1ポップアップメニューに対する操作と同様の操作を行うことで、これらの項目のうちから所望の項目を選択、決定することができる。このようにして設定されたプレイモードは、例えば図11に示した再生モード表示エリアの表示内容として反映される。

9.アフレコ編集
9−1.操作手順

続いて、本実施の形態のアフレコ編集について説明する。ここでいうアフレコ編集とは、既にディスクに記録されている画像データに対応づけて、この画像データの再生時間に同期させるようにして後からオーディオデータを付加(録音)するという編集をいうものである。一般にアフレコ編集で付加されるオーディオデータである音声としては、例えばナレーションやいわゆるBGM等である。
そこで、本実施の形態のビデオカメラにおいてアフレコ編集を行うための操作手順例について、図13〜図16を参照して説明する。図13〜図16には、ユーザが行った操作に応じた表示パネル67における表示態様例が示されている。
ユーザが何らかの編集を行う場合には、メインダイヤル300を操作することで、再生/編集モードとする。
再生/編集モードとした場合には、図13(a)に示すようにして初期画面が示される。この画面は、例えば先に図11及び図12に示したのと同様の画面とされる。なお、以降の説明においては、この初期画面については「インデックス画面」ということにして、この後の操作に応じて表示される他の種類の画面と区別する。
そして、アフレコ編集を行う場合には、この図13(a)に示す画面上に表示される落書き・効果メニューキーA3−3に対して、例えばペン320などによりポインティング操作を行うようにされる。
このようなペン320によるポインティング操作、つまり押圧操作が行われた場合には、表示パネル67に備えられるタッチパネル6Aがその押圧位置を検出し、例えばデータ処理/システムコントロール回路31が現在表示中の画像と、検出された押圧位置との対応を識別することで、ペン320によるポインティング操作に対応する指示がどのようなものであるのかを判別するようにされる。例えば上記の場合であれば、落書き・効果メニューキーA3−3からメニューを提示するための操作が行われたのであることを判別することになる。
また、上記した操作を含め、以降説明していく操作は、そのすべてについてジョグダイヤル303によっても行うことが可能とされているが、これについては、後述する。
そして、上記のようにして落書き・効果メニューキーA3−3に対してポインティング操作が行われた場合には、図13(b)に示すようにして、落書き効果や特殊効果などの設定を行うためのポップアップメニューPUM1が表示される。
この場合のポップアップメニューPUM1には、編集項目としてアフレコ編集を示す「アフレコ」が含まれていることから、ユーザは、例えばポインティング操作などによってこの「アフレコ」の編集項目を選択指定する。
これにより、表示パネル67には、アフレコ編集のための初期設定画面である図14(a)の画面に移行する。図14(a)については後述する。
上記図13(a)→図13(b)→図14(a)としての示される操作は、順当な操作手順を示したものであるが、本実施の形態においては、いわゆるショートカット的な操作手順によって、図13(a)に示すインデックス画面からアフレコ編集のための操作画面に移行させることができる。
本実施の形態のアフレコ編集にあっては、後述するようにして、アフレコ編集対象である画像データの範囲を指定するために、その起点となるファイルのサムネイル画像と終点となるファイルのサムネイル画像とを指定することが必要とされている。
例えばここで、図13(a)に表示されているサムネイル画像SNのうち、おけるサムネイル画像(A)がアフレコ編集対象の起点となるファイルであるとすると、ユーザは、このサムネイル画像(A)に対して例えば長押し的なポインティング操作を行うようにされる。すると、この場合には、図13(c)に示すようにして、サムネイル画像(A)に付随するようにして、各種の編集項目を提示したポップアップメニューPUM2が表示される。そしてユーザは、このポップアップメニューPUM2に提示されている項目のうちから、「アフレコ」の項目を選択指定する操作を行うことにより、アフレコ編集を指定することが可能とされる。この場合には、図14(a)の画面ではなく、後述する図14(b)の画面に移行することになる。
つまり、本来の順当な操作手順であれば図13(a)→図13(b)→図14(a)のようにして進行するところを、上記したショートカット的な操作手順によっては、図13(a)→図13(c)→図14(b)のようにして進行させることができる。つまり、図14(a)に相当する操作手順を省くことができるものである。これは、結果的には、図13(c)に示す操作によっては、編集項目についてアフレコ編集を選択することと、編集対象となる画像データの範囲(アフレコ範囲)の起点を指定することを同時に行っていることになる。
上述の図13(a)→図13(b)により説明した操作を行った場合には、図14(a)に示す操作画面に移行する。ここで、図14(a)(b)(c)に示す画面は、編集対象となる画像データについてのアフレコ範囲の設定操作を行うための「アフレコ範囲設定画面」となる。
図14(a)においては、トラック情報表示エリアA5に対して「起点を選んで下さい」ともあるように、アフレコ範囲として起点となる録画ファイルを指定するための操作画面となる。
また、この図14(a)に示す画面は、アフレコ編集のみのための操作画面としては最初に表示されるものであるが、このようにして何らかの編集に特化された操作画面を表示しているときには、本実施の形態では、例えば情報表示エリアA1の右端側に対して、操作段階表示600が配置表示される。
このアフレコ編集の場合の操作段階表示600としては、図示するように、例えば○印による3つの段階マーク601,602,603が横方向に配列表示される。ここで、段階マーク数は、その編集についてのおおまかな手順数を示している。つまり、アフレコ編集に関すれば、段階マークが3つ在ることで、全部で3段階の手順を要することを示している。そして、段階マークが複数表示されている場合においては、左から右への方向に従って、その段階順が示されることになる。
また、これらの段階マーク(601,602,603)は、非強調表示と強調表示との2とおりの表示態様で切り換え可能とされており、強調表示されている場合には、既にその手順を終了しているか、若しくは現在その段階の手順にあることを示している。アフレコ編集に関しては、最初の手順はアフレコ範囲の設定となり、図14(a)は、アフレコ範囲の設定のための画面であることから、図14(a)においては、段階マーク(601,602,603)のうち、最初の手順に対応する最も左の段階マーク601が強調表示(図では黒塗りにより示す)されており、残る段階マーク602,603については、非強調表示となっているものである。なお、以降説明する図14(b)(c)についても、アフレコ範囲の設定のための画面であることは、図14(a)と同様なので、操作段階表示600における段階マーク601,602,603の強調/非協調表示のパターンについては同様となっている。
また、この図14(a)、及び次に説明する図14(b)、図14(c)の画面のトラック情報表示エリアA5内には、中止ボタンBT1が配置表示されているが、この中止ボタンBT1についてクリック操作を行った場合には、アフレコ範囲設定画面からインデックス画面に戻るようにされ、アフレコ編集もキャンセルされることになる。なお、中止ボタンBT1を操作することによるアフレコ編集のキャンセルについては、以降説明する図15及び図16の場合についても同様となる。
図14(a)に示されるアフレコ範囲の起点を設定するための画面上に対しては次のような操作を行うことができる。
ここで、ユーザは、アフレコ範囲の起点として、録画ファイルAを選びたいと思ったとする。この場合、ユーザは、録画ファイルAのサムネイル画像SNに対してポインティング操作を行うようにされる。すると、画面は図14(b)に示す表示に切り換わることとなる。
図14(b)においては、録画ファイルAが起点ファイルとして指定されていることを示す表示が行われている。つまり、録画ファイルAのサムネイル画像SNの周囲を選択表示枠701により強調表示することで、録画ファイルAが、指定されたアフレコ範囲内にあることを示すようにされる。そしてまた、例えば図示するように、その録画ファイルが起点であることを示す起点マーク702が付加されて表示される。なお、このようにして録画ファイルAを起点として選択した場合には、その実際の起点は、録画ファイルAの再生開始位置となるものである。
なお、先にも述べたように、図13(a)→図13(c)による操作手順であった場合には、図13(c)に示す操作段階で、起点とする録画ファイルAの指定も行われていることから、直接、この図14(b)の画面に移行することになる。
そして、この図14(c)に示す画面では、そのトラック情報表示エリアA5に対しては「終点を選んで下さい」ともあるように、アフレコ範囲として終点となる録画ファイルを指定することが促される。
ここでユーザは、アフレコ範囲の終点として、録画ファイルEを選択しようと思ったとする。この場合、ユーザは、アフレコ範囲全体としては、録画ファイルAから始まり、録画ファイルB→録画ファイルC→録画ファイルDと続き、最後に録画ファイルEの再生終了位置までを指定しようと意図していることになる。
そこで、この場合には、ユーザは、録画ファイルEのサムネイル画像SNに対してポインティング操作を行うことで、録画ファイルEを終点として指定する。
すると、表示画面は、図14(c)に示すものに切り換わることになる。
図14(c)に示す表示画面では、これまでの操作によってアフレコ範囲の起点及び終点が指定されたのに応じて、アフレコ範囲が視覚的に認識可能なように表示を行っている。
つまり、録画ファイルA,B,C,D,Eがアフレコ範囲とされることに対応して、図示するように、録画ファイルA,B,C,D,Eの各々に対して選択表示枠701が付加表示される。そして、終点のファイルである録画ファイルEに対応するサムネイル画像SNに対しては、終点ファイルであることを示す終点マーク703が付加表示される。
このような表示が行われることで、ユーザは、自身が指定したアフレコ範囲を視覚的に確認することができ、また、上記のような選択表示枠701、起点マーク702、終点マーク703等の表示を伴うことで、その視覚的確認は、とても分かりやすいものとなっている。
また、このようにしてアフレコ範囲が指定されたことに伴って、トラック情報表示エリアA5では、アフレコ範囲全体の再生時間の合計を、「合計時間」として示すようにされている。ここでは具体例として、録画ファイルA,B,C,D,Eの合計時間として「12:04(12分4秒)」であることが示されている。
そして、この図14(c)に示す表示を見てユーザがアフレコ範囲を確認し、これでよいと思ったのであれば、トラック情報表示エリアA5に表示されている[次へ]ボタンBT2に対してクリック操作を行うようにされる。これにより、表示パネル67は図15(a)に示す画面表示に切り換わり、操作手順としては次の段階に移行する。
なお、ここで中止ボタンBT1に対して操作を行えば、例えば前述もしたように図13(a)に示すインデックス画面に戻るようにされ、先に述べた手順によって、これまでの編集操作をやり直すことも可能とされる。
ところで、これまでの説明によると、本実施の形態においては、先ず、編集項目を指定した後に、その編集対象の指定を行うという手順を踏むことになる。つまり、上記図13及び図14の場合には、先ず編集対象としてアフレコ編集を指定しており、これにより、続けては、アフレコ編集のためのGUI画面が表示されて、この表示画面上に対するGUI操作により、編集対象、即ちアフレコ範囲を指定する操作が行われるようになっている。
例えば、編集項目の選択及び編集対象の指定に関しては、上記の場合とは逆に、編集対象を予め指定しておき、この後、指定した編集対象に対してどのような編集を行うのか決定するための編集項目の指定操作を行わせるようにする、という手順も考えられるものである。このような手順の代表的な例としては、パーソナルコンピュータなどにおけるコピー、削除などの操作が挙げられる。つまり、ユーザは、先ず、文字列等に対して範囲指定(編集対象の指定)を行う。そして、この後に、コピーを実行させるための操作(編集項目の指定操作)を行えば、範囲指定された文字列のコピーが行われる。あるいは、削除を実行させるための操作が行われれば、範囲指定された文字列は削除される。
しかし、このような操作を、民生用機器である本実施の形態のビデオカメラのような編集機能に応用した場合には、編集対象の指定に、かえって自由度があることになるから、逆に、目的とする編集を行うのには不都合となることがある。例えば、ユーザが行った編集対象の指定がユーザが目的とする編集にはそぐわないものであったような場合には、次に行われる編集項目の指定操作が無効となるが、このようなユーザインターフェイスでは、民生機器のみしか普段扱わないような一般的なユーザには、操作に関して違和感を与えてしまうことになる。
これに対して、本実施の形態のような操作手順であれば、先ず編集項目の指定が行われるために、次に表示すべきGUI画像としては、指定された編集項目に適した編集対象等の指定操作に限定したものとすることが可能となる。例えば、図14に示したようにして、メッセージ表示などを伴いながら、ユーザにはアフレコ範囲を指定する操作をわかりやすく促すことができる。つまり、操作性が向上されるものである。
図15(a)(b)(c)は、上記のようにして指定されたアフレコ範囲の画像データに対して、アフレコ音声としてのオーディオデータを対応づけて録音する編集作業を行う場合に対応する、「録音画面」とされる。但し、ここでいう録音とは、以降の説明からも分かるように、必ずしも、実際に音声をオーディオデータとして記録することのみを意味するものではなく、例えば、既にディスクに記録されているオーディオデータのファイルを動画像の再生時間に対応づけるための編集も含まれる。
また、図15(a)(b)(c)に対応する録音のための操作手順は、図14(a)(b)(c)に示したアフレコ範囲設定に続く2番目の段階となる。このため、操作段階表示600としては、段階マーク601,602,603のうち、左から2つの段階マーク601,602についてまで強調表示が進むこととなる。
そして、図15(a)は、録音画面としての初期表示状態が示されているのであるが、ここには、例えば画像表示エリア605としての表示領域が設けられる。この画像表示エリア605は、アフレコ範囲として設定した録画ファイルの再生画像を表示する領域であるが、この初期状態にあっては、例えばアフレコ範囲として指定した録画ファイルAの先頭の画像が静止状態で表示されているものとされる。
また、その右側には、時間情報表示エリア606が設けられており、ここには、記録時間と残り時間との両者が表示されることになっている。これら記録時間と残り時間は、以降説明するアフレコ音声の録音の進行による時間経過に伴って、表示される時間が変化していくようにされている。
また、画像表示エリア605及び時間情報表示エリア606の下側に対しては、進度表示エリア607が設けられる。この進度表示エリア607には、アフレコ音声として付加すべきオーディオデータの進行が示されるように、後述するようにして、進度バー608による表示が行われる。
そして、この場合のトラック情報表示エリアA5に対しては、「録音して下さい」というコメントが表示されることで、ユーザに対して、アフレコ音声の録音を促すようにされる。
そして、ユーザは、アフレコ音声を録音する準備を整えるようにされる。本実施の形態の場合、アフレコ音声を録音するための準備としては、2つの態様が考えられる。
1つは、例えば外部からの音声若しくはオーディオデータを取り込んで取得するための準備をすることである。ここで、外部からの音声若しくはオーディオデータを取得する方法としては、例えばビデオカメラのマイクロフォン202により音声を入力する方法がある。また、外部インターフェイス8を介して、オーディオデータを出力可能な他の機器からオーディオデータを転送させることで取得するようにする方法もある。
また、もう1つの態様としては、例えば既にディスク51に記録してあるオーディオデータファイルをアフレコ音声として指定することである。これまでの操作手順には示していないが、本実施の形態においては、ディスク51に記録されたオーディオデータをアフレコ編集により、画像データに対して付加すべき音声として指定することができるようになっている。
以上のようにして、アフレコ音声を録音可能な準備を整えたうえで、ユーザは録音ボタンBT3を操作するようにされる。
これにより、図15(a)から図15(b)に示す表示に切り換わり、アフレコ録音が開始される。
アフレコ録音が開始されると、以降は、図15(b)に示すようにして、画像表示エリア605には、アフレコ範囲として指定された録画ファイルA〜Eが、実際の再生時間に従って表示されていくことになる。なお、このときに表示される動画像としては、規定のフレーム周期に従ってフレーム画像を表示させるようにしてもよいのであるが、例えば一定間隔ごとにサンプリングを行ったフレーム画像を順次表示出力させてもよい。このようして一定のサンプリング間隔で表示させた場合には、再生される動画像としての動きの滑らかさは損なわれるものの、画像表示エリア605が目的とする、視覚的な再生画像の進行の把握については何ら問題はなく、また、画像表示エリア605における動画像表示のための処理負担も軽いものとすることができる。
また、アフレコ録音が進行する時間経過に従って、時間情報表示エリア606における記録時間は増加していくようにして表示が行われ、また、残り時間は、減少していくようにして表示が行われることになる。
更にまた、進度表示エリア607には、やはりアフレコ録音の時間経過に応じて、進度バー608が左から右方向へ延びるようにして表示されていくようにされる。
また、トラック情報表示エリアA5に対しては、「録音中です」というコメントが表示され、現在録音中であることを示すようにしている。
なお、図15(b)に示す表示が行われている録音途中において、停止ボタンBT4に対してクリック操作を行った場合には、その時点でアフレコ録音が停止されることになる。
そして、アフレコ範囲としての録画ファイルA〜Eまでの再生が終了した時点では、録画画面が図15(c)に示すような表示状態が得られることになる。
つまり、例えば画像表示エリア605においては、アフレコ範囲における最後の録画ファイルEの最終フレーム画像が表示される。また、時間情報表示エリア606における記録時間は、ちょうど、アフレコ範囲の合計再生時間と一致する時間が表示され、逆に、残り時間は、0分0秒が表示されることになる。
なお、このときには、トラック情報表示エリアA5に対しては、「録音完了しました」というコメントが表示される。
そして、この段階では、今回の録音結果に従って、アフレコ範囲の画像データの再生時間に対する、アフレコ音声としてのオーディオデータの同期再生のための設定が内部で完了していることになる。
なお、録音途中において上記した停止ボタンBT4(図15(b))に対する操作が行われた場合には、その操作時点において表示されていた画像表示エリア605、時間情報表示エリア606、及び進度表示エリア607の状態を保った上で、図15(c)に対応する録音終了画面が表示される。
このような録音画面の表示の仕方であれば、ユーザは、画像表示エリア605に表示される再生画像の進行状況を見ながら、アフレコ音声を入力するタイミングをはかり、録音を行っていくことが可能になる。
特に本実施の形態の場合には、進度表示エリア607に対して進度バー608が表示されることで、現在までの時間進行を、アフレコ範囲としての総再生時間に対する割合として表示させることが可能となっている。
そして、例えばユーザが、図15(c)に示すような録音終了画面が表示されている状態の下で、「次へ」ボタンを操作した場合には、図16(a)に示す画面に切り換わることになる。
図16(a)に示す画面は「プレビュー画面」である。図15に示した録音画面からこのプレビュー画面に移行した場合には、次の操作手順に移行したこととなるため、操作段階表示600内においては、これまで強調表示されていた左から2つの段階マーク601,602に加え、最も右に在って最後の手順に対応する段階マーク603も強調表示されることになる。
そして、このプレビュー画面では、図15により説明したようにして行ったアフレコ録音の結果が出力される。つまり、表示パネル67には、アフレコ範囲の録画ファイルA〜Eが例えば通常の再生時間によって、ほぼフルサイズで表示されていく。そしてこれに伴い、録音されたアフレコ音声が、先の録音結果に応じたタイミングで、例えばスピーカ205から出力される。
ユーザは、このプレビュー画面に表示されるアフレコ範囲の画像の進行状況と、同時にスピーカ205から出力されるアフレコ音声を聞くことで、アフレコ音声の録音結果について、自分の意図するとおりに編集を行うことができているかどうかについて確認することが可能である。そして、これまでの操作手順からも分かるように、プレビュー画面の呼び出すのにあたっては、特に複雑な操作や作業を要せず、非常に簡便な操作となっている。
なお、上記したプレビューとしての画像/音声の再生は、中止ボタンBT1、「戻る」ボタンBT5、及び実行ボタンBT6の何れかに対して操作が行われるまで繰り返し継続される。
ここで、例えばプレビューにより確認したアフレコ録音の結果が失敗したとして、もう一度アフレコ録音をやり直したい場合には、「戻る」ボタンBT5に対する操作を行えばよい。この「戻る」ボタンBT5を操作すれば、図15(a)に示した初期の録音画面に戻るようになっており、再度、アフレコ録音を行うことができる。
これに対して、プレビューにより確認したアフレコ録音の結果が成功しており、現在のプレビュー結果をアフレコファイルとして保存したい場合には、実行ボタンBT6を操作する。
なお、中止ボタンBT1を操作すれば、アフレコ編集はキャンセルされて、インデックス画面(図13(a))に戻るようにされる。
実行ボタンBT6に対して操作が行われると、ビデオカメラ内部では、今回のアフレコ編集により作成したとされる新規のアフレコファイル(トラック)を作成する。なお、このアフレコ編集に対応する新規ファイルの作成処理については後述する。
そして、表示画面としては、図16(a)に示すプレビュー画面から、図16(b)に示すインデックス画面に移行する。
このときのインデックス画面には、図示するように、今回のアフレコ編集に対応する新規のアフレコファイルIに対応するサムネイル画像SNが表示される。なお、ここでは、新規に得られたアフレコファイルIは、再生順的には最後のファイルとして扱うようにしており、従って、図のように、アフレコ編集前においては最後のファイルであった録画ファイルHに対応するサムネイル画像SNに対して、その次となる位置に配置表示される。
また、上記図13〜図16に示した操作は、表示パネル67上に対するペン320等によるポインティングを伴う操作によって行うことも可能であるが、本実施の形態としては、ジョグダイヤル303による回転操作と、押圧操作との組み合わせによって、表示パネル67上に対するすべての操作を行うことが可能とされている。
例えば図14に示したアフレコ画面に対する操作であれば、ジョグダイヤル303を回転操作することで、1クリックごとに、サムネイル表示エリア内のサムネイル画像と、トラック情報表示エリアA5内の各ボタンキーとの間で、カーソル(ポインタアイコンi10)を移動させることができる。そして、所望のサムネイル画像SNやボタンキーに対してカーソルを配置させて選択を行った上で、決定操作に対応するジョグダイヤル303に対する押圧操作を行えば、例えばファイルの指定、及びボタンキーに対するクリック操作が行われたことになるものである。
このようにしてジョグダイヤル303により編集操作が行えるようにすれば、ジョグダイヤル303を効率的に使用することができ、また、ユーザにとっても、ジョグダイヤル303という1つの操作子に対する操作のみで、ペン320などによる操作と同等のGUIに対しての操作を行えるために利便性が向上される。また、ペン320が手元になかったり、また、片手がふさがっているなどのために、ペン320などを持って操作できないような場合にも、ジョグダイヤル303を使用すれば同等の操作が可能であり、また、例えば本実施であれば形態のビデオカメラを持った片手のみで操作できるという利点も有している。

9−2.プログラム構成

以降、これまで説明してきたアフレコ編集を実現するためにビデオカメラ内部において実行される処理動作等について説明していくこととし、先ず、上記図13〜図16により説明したアフレコ編集を実現するためのプログラム構成について説明しておく。
図17は、本実施の形態に適用できるGUIプログラムの構造を概念的に示している。
一般的に、GUIプログラムは、周知のように、コンパイラーとリンカにより予め実行可能なオブジェクトランゲージに変換されて、記憶媒体に格納されている。例えばコンピュータ装置であれば、ハードディスクなどをはじめとする記憶媒体に格納される。なお、以降の説明において、単に「プログラム」と記す場合は実行形式のプログラムをいうものとする。
そして、GUIプログラムの実行時には、そのデータを記憶媒体から読み出し、RAMなどの高速処理可能なメモリに書き込んで格納し、CPU(Central Processing Unit)がこれを参照して情報処理、各種制御等を実行することで、表示装置にいわゆるGUI画像を表示する。
図17は、かかるGUIプログラムの一般的構造を模式的に示している。なお、ここでの説明は、一般性を与えることの便宜上、例えばコンピュータ装置上で動作させる場合を前提とする。
この図に示すようにして、GUIプログラム400は、機能的には、アプリケーション401,表示演算ブロック402,対話マネージャ403,デバイスハンドラ404,及びグラフィックデバイスインターフェイス(GDI)405の各機能ブロックにより構成されるものと見ることができる。
また、物理デバイス406は、例えば実際にはメモリとされ、表示装置に表示すべきアプリケーションに従った画像(アプリケーション画像)としての画像データを生成するための作業領域とされる。
GDI405は、いわゆる論理デバイスとなるGUIプログラム400と、論理デバイスと、この論理デバイスが記録されているメモリ領域とを関係つけるものである。
ここで、論理デバイスは、上記したアプリケーション画像を生成するに必要な、例えば、ボタン画像、スクロールバー、窓枠、及びビデオカメラ等から入力された画像などのいわゆる画像コンポーネントを表示装置上で生成して表示するのに必要なプログラムである。
また、上記論理デバイスは、メモリ領域との対応付けとして、例えばマウス等をはじめとするコンピュータ装置を構成する実際のデバイスと対応つけられることもあるが、例えばボタン画像が画面上に表示されているだけで、実際のボタンは存在しないという場合もある。このような場合の論理デバイスは仮想デバイスと呼ばれる。
アプリケーション画像は、論理デバイス及びその位置関係が指定されてGDI405を介してビデオメモリ(物理デバイス406)上にビットマップデータとして形成され、これを繰り返し読み出し表示装置に表示することで、表示装置の画面上にて生成され、結果として表示画像として見えることになる。
外部操作子407とは、例えばコンピュータ装置の場合であれば、マウス、キーボード等に代表される操作手段のことである。
例えばボタンなどの表示装置に表示されている論理デバイスの画像をマウスでクリックすることなどを行えば、イベントが発生することになる。ここで、ビデオメモリ上のアドレスと、表示装置の画面上の座標位置とは対応付けられていることから、どのようなボタンがクリックされたのかがGDI405を介して検知することができる。
このような検知はデバイスハンドラ404が実行する、つまり、デバイスハンドラ404は、外部操作子407によって如何なる論理デバイスが指定されたかを検知し、該当する論理デバイスを獲得するものである。デバイスハンドラ404は論理デバイスを獲得すると、対話マネージャ404と通信を開始する。
対話マネージャ404は、論理デバイスが獲得されたこと(入力イベント)について、それが何を意味するのかをアプリケーションプログラム401と対話する。
ここで、アプリケーション401は、当該GUIプログラムの使用目的に従って作成されたものであり、表示装置に表示されるアプリケーション画像と、外部操作子407からの入力イベントとに対して実行すべき手順が詳細に決められているものである。
アプリケーション401と対話マネージャ403により、入力イベントに対する応答アプリケーション画像の構成が決定されると、アプリケーション401は表示演算プログラム402にその結果を伝える。
表示演算プログラム402は、応答アプリケーション画像の表示方法を演算して決定する機能が与えられており、例えばイベント入力前に生成されていた画像要素の中で変化しなかったものは、そのまま表示することとし、位置変化した画像要素は演算により表示位置を特定し、新しい論理デバイスが必要であれば、そのデバイスを記録されているメモリ領域から読み出し、上述したビデオメモリ上に応答画像のアプリケーション画像を形成するようにGDI405に指示するものである。
以上GUIプログラムについて概略説明したが、上述したGUIプログラムを構成する要素は一括してオブジェクトといわれ、それぞれの識別子を所有している。ソフトウェア記述言語で書かれたクラスに相当するものがこのオブジェクト(インスタンスともいう)に対応している。
続いて、上記したGUIプログラムの基本構造を前提として、これを本実施の形態のビデオカメラに適用して構成される、GUIプログラムの構成例について説明する。なお、ここでは、説明の便宜上、アフレコ編集に必要となるGUIプログラムの構成のみについて述べることとする。
ここで、アフレコ編集のためのGUIプログラムの構成ついて説明するのにあたり、図18の模式図を参照することとする。この図には、本実施の形態のビデオカメラにおけるマスターコントローラであるところの、ビデオコントローラ38の内部構成として、アフレコ編集のためのGUIを実現するための機能部位が示される。ここでは、CPU38a、ROM38b、及びワークRAM38cが示されている。
CPU38aは、ROM38bに格納されている各種のプログラムに基づいて、適宜所要の制御処理を実行する。ROM38bは、例えばフラッシュメモリ等をはじめとする不揮発性のメモリ素子などによるものとされ、上記CPU38aが実行すべき各種プログラムを格納している。なお、そのプログラム内容については以降において順次必要に応じて述べていく。ワークRAM38cは、CPU38aの作業領域として利用され、適宜所要のデータが保持される。
CPU38aは、ROM38bに格納されている基本システム制御プログラム501を読み出して、ワークRAM31bに格納し、これを参照することにより、例えば記憶領域の管理などをはじめとする基本的なシステム機能のための各種処理動作を実現することが可能になる。
また、ROM38bには、GUIアプリケーションプログラム510が格納されており、このGUIアプリケーションプログラム510は、ページ画像生成タスク511、再生順序標識表示タスク512、ページ画像選択/マーカ表示タスク513、アフレコ用音声選択/アフレコ進度表示タスク514、選択フレーム再生タスク515等を有して構成される。
また、アフレコ編集操作に応じてCPU38aが実行すべきとされる各種制御(表示制御を含む)を実現するためのアフレコシステム制御プログラム502が格納される。
さらに、本実施の形態のビデオカメラにおけるGUIの基本的機能を達成するためのGUIプログラム503が格納されている。
ここで、例えば図15の録画画面内における画像表示エリア605に表示される画像、及び図16(a)に示したプレビュー画面に表示される画像は、元の動画像データから一定間隔ごとにフレーム画像データを間引いたものを、元の画像データと同じ再生速度により飛び飛びに再生出力していることを前提とする。そして、例えばファイルごとについて、上記のようにしてフレーム画像データを間引いたものを纏めて、アフレコ編集時における表示用画像データとしたものを、ここではページ画像という。
そしてCPU38aは、ページ画像生成タスク511を参照することで、例えば、上記のようにしてディスクに記録されているファイルの元画像データから一定間隔ごとにフレーム画像を抜き出すようにして、これらのフレーム画像を纏めて1ファイル分のページ画像データを生成する。そして、このようにして生成された、例えば複数のページ画像データを、ページ画像データベースとしてバッファメモリ32における空きの記憶領域に格納する。
また、再生順序標識表示タスク512を参照することによっては、図11に示した、ファイル再生順を示す三角形の順序指示標識アイコンi11を、サムネイル表示エリアA2内に表示させる。
また、CPU38aは、アフレコ編集時において、ページ画像選択/マーカ表示タスク513を参照することで、図14(b)(c)に示されるような、選択表示枠701及び起点マーク702、終点マーク703を表示させる。
また、CPU38aは、アフレコ用音声選択/アフレコ進度表示タスク514を参照して、例えば前述もしたように、アフレコ用の音声素材として選択されたソース(例えばマイクロフォン202や外部インターフェイスにより外部から入力したオーディオデータや、ディスクに記録されているオーディオデータなどから選択される)をバッファメモリ32に取り込み、アフレコ音声をスピーカ205を介して出力させるように制御処理を実行する。
この場合において、アフレコ用のオーディオデータをバッファメモリ32に取り込んでアフレコ音声データベースを形成しておいてもよい。これと同時に、CPU38aはアフレコ録音の進度を示すために、アフレコ用オーディオデータについての読み出し量の進度が、進度バー608(図13参照)として表示されるための制御も実行する。
なお、画像表示のためには、例えばバッファメモリ32の所定領域をビデオメモリとして利用して、このビデオメモリとしての領域に対して表示パネル67に表示すべき画像のビットマップデータを形成する。
また、CPU38aは選択フレーム表示タスク515を参照することで、図15の録音画面内の画像表示エリア605における表示を実行する。
つまり、アフレコ範囲として指定された画像データに対応するページ画像を、バッファメモリ32から読み出し、これが、原画像データの再現速度と等しい速度となるようにして、画像表示エリア605としての表示が行われるようにする。
また、CPU38aは、アフレコシステム制御プログラム502を参照することで、アフレコ編集時において発生したイベントに応じて制御を実行する。
すなわち、操作段階標識の点燈、中止、次へ、戻るなどのボタンがクリックされたときの表示画面及び処理動作モードの切り換えを実行する。特に、例えばアフレコがOKである場合に、図16(a)に示す実行ボタンBT6に対するクリック操作が行われた場合には、アフレコトラックを新規に作成するための処理を実行する。

9−3.処理動作

続いて、これまでの説明を前提として、本実施の形態のアフレコ編集処理を含む編集操作に応じての処理動作について、図19〜図22を参照して説明する。なお、これらの図に示す処理は、例えばビデオコントローラ38がマスターコントローラとして機能したうえで、必要に応じて、データ処理/システムコントロール回路31等が制御処理を実行することにより実現される。また、以降説明する処理の流れにあっては、必要に応じて、図18に示したROM38bに格納される所要のプログラムが適宜参照されることになる。
先ず、ビデオコントローラ38は、図19に示すステップS101において、編集項目の指定操作が行われるのを待機している。そして、編集項目の指定操作が行われたことを判別するとステップS102に進む。
ステップS102では、指定の編集項目に応じてのGUI画面の表示が表示パネル67にて行われるように表示制御を実行する。ここで、例えば図13にて説明したようにして編集項目としてアフレコ編集を指定した操作が行われたとされる場合には、図14(a)若しくは図14(b)に示すアフレコ範囲設定画面が表示される。
先にも述べたように、本実施の形態では、先に編集項目の指定操作を行わせ、この後に編集対象の指定を行う手順としていることで、編集項目指定後のGUI画面としては、その指定された編集項目に応じての編集対象の選択が適切に行われるようにされたものが表示される。上記ステップS101→S102の処理は、このための制御処理となる。
このステップS102により指定の編集項目に応じたGUI画面が表示された後には、ユーザは、そのGUI画面に対して、指定の編集項目に応じてすべき編集対象の指定操作を行うようにされる。例えば、アフレコ編集であれば、サムネイル表示に対して、アフレコ範囲を設定するための操作が行われるし、また、例えばファイルの分割であれば、分割すべきファイルを指定することが行われるものである。
そして、ステップS103では、上記のような編集対象の指定操作が行われるのを待機し、このような操作が行われたのであればステップS104に進むようにされる。
ステップS104においては、編集対象は適切であるか否かが判別されることになる。
例えば編集項目によっては、その編集対象の指定は編集項目には適していなかったり、また、意味のないものであったりすることが生じ得る場合がある。例えば、アフレコ編集であれば、終点ファイルとして、先に指定した起点ファイルよりも前のファイルを選択したような場合である。
このような操作が行われた場合には、ステップS105に進んで、その操作は無効であり、例えばやり直しを促すような警告表示を実行する。そして、再度、ステップS103の処理に戻るようにする。これによって、ユーザは編集対象の指定操作をやり直すことが可能となる。
これに対して、ユーザが行った編集対象が適切であるのならば、ステップS106に進む。
ステップS106においては、これまでの操作により指定された編集対象を示すための表示が行われる。例えばアフレコ編集であれば、図14(c)に示したような選択表示枠701,起点マーク702,終点マーク703などによるアフレコ範囲の確認表示が、このステップS106により行われることになる。
続くステップS107においては、上記のようにして指定された編集対象に対しての実際の編集のための操作開始されるのを待機することになる。例えば、ファイル分割編集などであれば、編集対象として指定したファイルにおける分割位置を設定するための最初の操作となり、アフレコ編集であれば、図14(c)における「次へ」ボタンBT2の操作によって図15(a)に示す録音画面へ移行するための操作となる。
そして、次のステップS108においては、上記ステップS107にて判別された編集開始操作以降において実行すべき編集処理を実行する。これについても、例えば、ファイル分割編集であれば、編集対象として指定したファイルにおける分割位置を設定、変更するなどの操作となり、アフレコ編集であれば、図15(a)→図15(b)→図15(c)に示す録音画面に伴った、アフレコ録音動作を実現するための所要の制御処理が実行されることになる。
ここで、上記ステップS108の編集処理として、アフレコ編集時に対応して実際に実行されるべき処理動作について、図21のフローチャートを参照して説明しておく。
ここでは、先ずステップS201において、GUI画面として、図15に示した録音画面の表示を実行する。このときには、画像表示エリア605におけるアフレコ範囲として指定されたファイルの再生表示が行われる。
この際、前述もしたようにして、画像表示エリア605内で再生出力すべき画像データとして、図18に示したページ画像生成タスク511により作成されたページ画像を利用する場合には、アフレコ範囲として指定された画像データについて作成したページ画像をバッファメモリ32に保持しておき、このバッファメモリ32から読み出したページ画像が、画像表示エリア605にて元画像データと同じ再生時間軸に従って再生されるように表示画像データを生成することになる。
また、進度表示エリア607における進度バー608についても、アフレコ音声であるオーディオデータの読み込みの進度に応じて変化させるように表示を行うようにされ、更に、時間情報表示エリア606における時間表示も、時間経過に応じて変化させながら表示を行うようにされる。
また、アフレコ録音画面では、例えばマイクロフォン202により収音して得られたオーディオデータ、外部インターフェイス8を介して入力されるオーディオデータ、又はディスクに記録したオーディオデータがアフレコ音声として利用されるのであるが、次のステップS202においては、このようにして入力されるオーディオデータを例えばバッファメモリ32に対する取り込みも実行していくようにされる。なお、その処理動作については図示していないが、オーディオデータの入力に際しては、このオーディオデータをスピーカ205により音声として出力させるための制御処理も実行するようにされる。
上記ステップS201→S202の処理は、ステップS203において、録音の完了又は停止となることが判別されるまで継続される。この処理が継続される間においては、例えば時間経過に応じて図15(b)により説明したようにして録音画面の表示が行われることになる。そして、例えば図15(c)に示す表示状態となって録音時間が完了したことが判別される、または、停止ボタンBT4が操作されて停止すべきであることが判別されると、ステップS204に移行する。
ステップS204においては、上記ステップS201→S202の処理に伴うによる録音処理の結果に応じて、アフレコ録音のためのスクリプトを生成する。つまり、指定されたアフレコ範囲の画像データに対して、その再生時間に同期させるようにしてアフレコ音声としてのオーディオデータを再生出力できるように記述された内容のスクリプトを生成するものである。
そして、このようにして作成したスクリプトを次のステップS205においてはバッファメモリ32に対して書き込んで保持させる。
このようにして、ステップS108の処理として、アフレコ録音に対応する処理が実行された場合、このステップS108の処理の終了時においては、少なくともアフレコ録音の実行に伴って入力されたオーディオデータと、上記のようにして作成されたスクリプトがバッファメモリ32に保持されていることになる。 また、画像表示エリア605内の画像データ再生に、前述のページ画像を利用している場合には、このページ画像もバッファメモリ32に保持しておくようにされる。
説明を図19に戻す。ステップS108としての編集処理は、次のステップS109において編集処理が完了したと判別されるまで継続され、例えば所定時間の経過であるとか、完了指示に対応する操作等によって編集が完了したと判別された場合には、図20のステップS110に進むようにされる。
図20におけるステップS110にあっては、確認再生を指示するための操作が行われるのを待機しており、ここで確認再生指示操作が行われたことが判別されるとステップS111に進むようにされる。ここでいう確認再生とは、例えばファイル分割などであれば、先のステップS108により行ったとされる分割位置指定に基づき、この指定された分割位置でよいかどうかをユーザに確認させるために、分割位置をリピート再生することをいう。また、アフレコ編集の場合であれば、図16(a)に示すプレビュー画面によるプレビュー再生のこととなる。
ステップS111においては、確認再生指示操作に応じて確認再生のための制御処理が実行される。ここで、例えば図16(a)に示すアフレコ編集のプレビューの場合であれば、バッファメモリ32に保持されているスクリプトを読み込んでその記述内容にしたがっての再生制御を実行する。このときには、例えばバッファメモリ32にページ画面が保持されているのであれば、このページ画面をバッファメモリ32から読み出して再生出力すると共に、同じく、バッファメモリ32から読み出したアフレコ音声であるオーディオデータを、スクリプトの記述内容に従って、必要なタイミングで読み出して再生出力させる。これによって、先に図16(a)のプレビュー画面の動作としても説明したように、アフレコ範囲の再生画像に同期してアフレコ音声であるオーディオデータが音声として再生出力されることになる。
本実施の形態では、アフレコ編集のプレビューにあたっては、上記のようにしてバッファメモリ32に一時的に保持したデータを読み出して再生出力するようにしている。例えばバッファメモリ32に対するデータの読み出しは、ディスクに対して読み出しを行う場合よりも高速であることから、処理負担等をより軽いものとすることができる。
そして、ステップS111による処理は、ステップS112にて実行(決定)操作があったと判別されるか、又はステップS113にて再編集のための操作が行われたことが判別されるまで繰り返し継続できるようになっている。これをアフレコ編集に対応させれば、図16(a)により説明したようにして、実行ボタンBT6又は「戻る(再編集)」ボタンBT5が操作されるまで、プレビュー再生を繰り返している動作が、上記処理によって実現されるものである。
ここで、ステップS112において実行(決定)操作の行われたことが判別された場合には、ステップS114以降における編集確定に対応する処理に移行することになる。また、ステップS113において再編集を指示する操作が行われた場合には、図19のステップS107に戻るようにされる。これにより、再度、編集対象に対しての編集操作からやり直すことができる。
ステップS114においては、現在指定されている編集項目に対応しての所要の編集確定処理を実行する。
そして、この編集確定処理の例として、本実施の形態のアフレコ編集に対応する処理は、図22に示すものとなる。
図22においては、例えば先ず、ステップS301において、今回のアフレコ編集結果に対応して作成されたスクリプトをバッファメモリ32から読み出し、これを、ディスクの補助データトラック(Auxiliary Data Track:図9及び図10参照)に記録する。そして、続くステップS302において、同じくバッファメモリ32に保持させていたアフレコ音声としてのオーディオデータの読出を行い、これを例えば、1つのファイルとして記録する。つまり、ここでは、編集確定処理として、バッファメモリ32に保持されていた、アフレコ編集のための素材となるデータ(スクリプト、オーディオデータ)をディスクに記録して保存させるための処理となるものである。
このような図20の編集確定処理は、例えばステップS115にて、その処理が完了したことが判別されるまで継続され、処理が完了したのであれば、ステップS116に進む。
ステップS116においては、例えば上記ステップS114による編集確定処理によってディスクに記録されたデータが、ディスク上で適正に管理されるように、ディスクに記録される管理情報(RTOC及びVIT(Volume Index Track))についての更新を行う。
例えばアフレコ編集の場合であれば、編集確定処理の結果、ディスクには、スクリプトが記録され、また、録音時においてオーディオデータを入力していた場合にはこのオーディオデータも新規に記録されることになる。そこで、これらのスクリプトとオーディオデータと、既に記録されていた編集対象としての録画ファイルとを対応づけることで、新規なアフレコファイルが形成されるものであるとして管理されるように、管理情報を更新するようにされる。この際には、今回新規に記録されたスクリプト等のディスク上の記録位置などの情報も管理情報に書き込むようにされる。
そして、続くステップS117においては、上記のようにして更新された管理情報の内容に基づいて、新規なインデックス画面の表示を行う。
例えば、アフレコ編集の場合であれば、今回のアフレコ編集によって作成したとされる新規のアフレコトラックに対応するサムネイル画像SNを生成して、先に図16(b)に示したインデックス画面のようにして表示させるものである。
なお、図19〜図22に示すフローチャートにおいて、その処理は図示してはいないが、編集中止のための操作が行われた場合には、これまでの編集処理結果をクリアして、表示パネル67における表示としては、初期表示であるインデックス画面に戻るようにされる。例えばアフレコ編集図14〜図16に示した場合であれば、中止ボタンBT1に対して操作が行われた場合がこれにあたる。
これまで説明してきた本実施の形態としての編集処理に関する動作は、ビデオカメラに適用されたものではあるが、そのための処理は、ソフトウェアにより行うことができるものであり、このような一連の処理をソフトウェアによって行う場合には、例えば汎用的には、一般のコンピュータによって実現することも可能とされる。
このような場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にインストールされる。
そこで図23に、上述した一連の処理を実行するプログラムがインストールされるコンピュータの構成例を示す。
プログラムは、コンピュータに内蔵されている記録媒体としてのハードディスク705やROM703に予め記録しておくことができる。
あるいはまた、プログラムは、フロッピーディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(Magnet Optical)ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体711に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体711は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体711からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、ディジタル衛星放送用の人工衛星を介して、コンピュータに無線で転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを、通信部708で受信し、内蔵するハードディスク705にインストールすることができる。
コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)702を内蔵している。CPU702には、バス701を介して、入出力インタフェース710が接続されており、CPU702は、入出力インタフェース710を介して、ユーザによって、キーボードや、マウス、マイク等で構成される入力部707が操作等されることにより指令が入力されると、それに従って、ROM(Read Only Memory)703に格納されているプログラムを実行する。あるいは、また、CPU702は、ハードディスク705に格納されているプログラム、衛星若しくはネットワークから転送され、通信部708で受信されてハードディスク705にインストールされたプログラム、またはドライブ709に装着されたリムーバブル記録媒体711から読み出されてハードディスク705にインストールされたプログラムを、RAM(Random Access Memory)707にロードして実行する。これにより、CPU702は、上述した各フローチャートに示した処理を実行する。
そしてCPU702は、その処理結果を、必要に応じて、例えば入出力インタフェース710を介して、LCD(Liquid Crystal Display)やスピーカ等で構成される出力部706から出力、あるいは通信部708から送信、さらにはハードディスク705に記録等させる。
ここで、本明細書において、コンピュータに各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
また、プログラムは、1のコンピュータにより処理されるものであっても良いし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであっても良い。さらに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実行されるものであっても良い。
また、本発明は先の各図により説明した構成に限定されるものではなく、各種変更が可能とされる。
例えば本発明は、実施の形態として示したビデオカメラ装置以外にも適用が可能である。また、画像音声が記録再生される記録媒体としてもディスクには限定されず、例えばフラッシュメモリなどのメモリ素子による記録媒体等、特にランダムアクセスが可能とされる記録媒体であれば良いものとされる。
1 レンズブロック、2 カメラブロック、3 ビデオ信号処理部、4 メディアドライブ部、5 デッキ部、6 表示/画像/音声入出力部、6A 表示部、6B タッチパネル、7 操作部、8 外部インターフェイス、9 電源ブロック、11 光学系、12 モータ部、22 サンプルホールド/AGC回路、23 A/Dコンバータ、24 タイミングジェネレータ、25 カメラコントローラ、31 データ処理/システムコントロール回路、32 バッファメモリ、33 ビデオ信号処理回路、34 メモリ、35 動き検出回路、36 メモリ、37 音声圧縮エンコーダ/デコーダ、38 ビデオコントローラ、41 MD−DATA2エンコーダ/デコーダ、42 バッファメモリ、43 二値化回路、44 RF信号処理回路、45 サーボ回路、46 ドライバコントローラ、51 ディスク、52 スピンドルモータ、53 光学ヘッド、54 磁気ヘッド、55 スレッドモータ、61 ビデオD/Aコンバータ、62 表示コントローラ、63 コンポジット信号処理回路、64 A/Dコンバータ、65 D/Aコンバータ、66 アンプ、101 RFアンプ、103 AGC/クランプ回路、104 イコライザ/PLL回路、105 ビタビデコーダ、106 RLL(1,7)復調回路、107 マトリクスアンプ、108 ADIPバンドパスフィルタ、109 A/Bトラック検出回路、110 ADIPデコーダ、111 CLVプロセッサ、112 サーボプロセッサ、113 サーボドライバ、114 データバス、115 スクランブル/EDCエンコード回路、116 ECC処理回路、117 デスクランブル/EDCデコード回路、118 RLL(1,7)変調回路、119 磁気ヘッド駆動回路、120 レーザドライバ、121 転送クロック発生回路、201 カメラレンズ、202マイクロフォン、203 可動パネル部、204 ビューファインダ、205 スピーカ、300 メインダイヤル、301 レリーズキー、302 削除キー、303 ジョグダイヤル、304 フォトキー、305 ズームキー、306 フォーカスキー、307 逆光補正キー、308 再生/ポーズキー、309 停止キー、310 スロー再生キー、311,312 サーチキー、313 録音キー、314 画面表示キー、315,316 音量キー、320 ペン、SN サムネイル画像、A−1 情報表示エリア、A−2 サムネイル表示エリア、A−3 メニューキーエリア、A−4 スクロールバー、A5 トラック情報表示エリア、i1〜i10 (サムネイル画像上に表示される)アイコン、i11 順序指示標識アイコン、i20 アフレコファイルアイコン、PUM1,PUM2 ポップアップメニュー、400 GUIプログラム、502 アフレコシステム制御プログラム、503 GUIプログラム、510 GUIアプリケーションプログラム、511 ページ画像生成タスク、512 再生順序標識表示タスク、513 ページ画像選択/マーカ表示タスク、514 アフレコ用音声選択/アフレコ進度表示タスク、515 選択フレーム再生タスク、600 操作段階表示、601,602,603 段階マーク、607 進度表示エリア、608 進度バー、A9 モード表示エリア、A10,A13,A18 中止ボタン、A11 詳細設定ボタン、A14 戻るボタン、A15 決定ボタン、Ld ランド、NWG ノンウォブルドグルーブ、WG ウォブルドグルーブ、Tr・A,Tr・B トラック

Claims (5)

  1. 記憶媒体に記憶されるデータに基づいて得られる小画面を表示部に表示出力可能とされると共に、上記記憶媒体に記憶されるデータについての複数のデータに対する編集項目を表示出力させることのできる表示出力手段と、
    表示出力された上記小画面に対して行われた指示を検出する第1の検出手段と、
    表示出力された上記編集項目に対して行われた指示を検出する第2の検出手段と、
    上記第1の検出手段により小画面に対する指示が検出されると、上記表示出力手段は小画面に対する複数のデータに対する編集項目を表示し、上記第2の検出手段による上記新たに表示された編集項目に対する指示に応じて、上記第1の検出手段により検出された上記小画面に対応する上記記憶媒体に記憶されるデータについて所要の編集処理を実行可能にするとともに、上記第2の検出手段による編集項目に対する指示が複数のデータに対する編集項目であった場合に、上記選択されたデータを上記編集対象となるデータ範囲の起点とする編集制御手段と、
    を備え
    上記表示部には、タッチ操作手段が設けられ、上記第1の検出手段により上記表示部上での小画面に対する所定のタッチ操作が検出されると、上記表示出力手段は小画面に対する複数のデータに対する編集項目を表示し、
    上記第1の検出手段は、上記所定のタッチ操作が、ポインティング操作である場合は、該当する小画面が選択され、長押し操作である場合は、複数のデータに対する編集項目を表示し、
    上記編集制御手段は、上記第2の検出手段により検出された編集項目に対する指示に応じて実行すべき編集処理に含まれるとされる、処理手順の段階数を所定の表示態様により示す段階数画像を表示出力させるための上記表示出力手段に対する制御を実行し、上記段階数画像を表示出力させるのに際して、手順の段階の進行状況が視覚的に認識可能なように上記表示出力手段に対する制御を実行し、
    上記表示出力手段は、上記第2の検出手段が検出すべき編集項目の指示のための操作が行われる際において、必要とされる複数の編集項目を表示出力可能とされると共に、指示された編集項目ごとの頻度に応じて、上記複数の編集項目についての優先順位を変更して表示出力するとともに、複数の上記小画面を表示出力させる際に、これら小画面に対応するデータの時系列的な順序を示し得る標識を表示し、
    記編集制御手段は、上記編集処理が、或る制限された時間内においてデータの入力を行うものである場合に、上記データの入力時において、上記時間幅における時間経過が視覚的に認識可能とするための時間進行表示が行われるように、上記表示出力手段を制御可能とされている
    編集装置。
  2. 上記第1の検出手段及び上記第2の検出手段のうち少なくとも1つは、回動操作が可能な回動操作子に対する操作に応じた検出が可能とされている請求項1に記載の編集装置。
  3. 撮像画像又は収音音声をデータに変換する変換手段と、
    上記変換手段により変換されたデータを記憶媒体に対して記憶可能な記憶制御手段と、
    上記記憶媒体に記憶されるデータに基づいて得られる小画面を表示部に表示出力可能とされると共に、上記記憶媒体に記憶されるデータについての複数のデータに対する編集項目を表示出力させることのできる表示出力手段と、
    表示出力された上記小画面に対して行われた指示を検出する第1の検出手段と、
    表示出力された上記編集項目に対して行われた指示を検出する第2の検出手段と、
    上記第1の検出手段により小画面に対する指示が検出されると、上記表示出力手段は小画面に対する複数のデータに対する編集項目を表示し、上記第2の検出手段による上記新たに表示された編集項目に対する指示に応じて、上記第1の検出手段により検出された上記小画面に対応する上記記憶媒体に記憶されるデータについて所要の編集処理を実行可能にするとともに、上記第2の検出手段による編集項目に対する指示が複数のデータに対する編集項目であった場合に、上記選択されたデータを上記編集対象となるデータ範囲の起点とする編集制御手段と、
    を備え
    上記表示部には、タッチ操作手段が設けられ、上記第1の検出手段により上記表示部上での小画面に対する所定のタッチ操作が検出されると、上記表示出力手段は小画面に対する複数のデータに対する編集項目を表示し、
    上記第1の検出手段は、上記所定のタッチ操作が、ポインティング操作である場合は、該当する小画面が選択され、長押し操作である場合は、複数のデータに対する編集項目を表示し、
    上記編集制御手段は、上記第2の検出手段により検出された編集項目に対する指示に応じて実行すべき編集処理に含まれるとされる、処理手順の段階数を所定の表示態様により示す段階数画像を表示出力させるための上記表示出力手段に対する制御を実行し、上記段階数画像を表示出力させるのに際して、手順の段階の進行状況が視覚的に認識可能なように上記表示出力手段に対する制御を実行し、
    上記表示出力手段は、上記第2の検出手段が検出すべき編集項目の指示のための操作が行われる際において、必要とされる複数の編集項目を表示出力可能とされると共に、指示された編集項目ごとの頻度に応じて、上記複数の編集項目についての優先順位を変更して表示出力するとともに、複数の上記小画面を表示出力させる際に、これら小画面に対応するデータの時系列的な順序を示し得る標識を表示し、
    記編集制御手段は、上記編集処理が、或る制限された時間内においてデータの入力を行うものである場合に、上記データの入力時において、上記時間幅における時間経過が視覚的に認識可能とするための時間進行表示が行われるように、上記表示出力手段を制御可能とされている
    記録再生装置。
  4. 記憶媒体に記憶されるデータに基づいて得られる小画面を表示部に表示出力可能とされると共に、上記記憶媒体に記憶されるデータについての複数のデータに対する編集項目を表示出力させる表示出力処理と、
    表示出力された上記小画面に対して行われた指示を検出する第1の検出処理と、
    表示出力された上記編集項目に対して行われた指示を検出する第2の検出処理と、
    上記第1の検出処理により小画面に対する指示が検出されると、上記表示出力処理により小画面に対する複数のデータに対する編集項目を表示し、上記第2の検出処理による上記新たに表示された編集項目に対する指示に応じて、上記第1の検出処理により検出された上記小画面に対応する上記記憶媒体に記憶されるデータについて所要の編集処理を実行可能にするとともに、上記第2の検出処理による編集項目に対する指示が複数のデータに対する編集項目であった場合に、上記選択されたデータを上記編集対象となるデータ範囲の起点とする編集制御処理と、
    を実行可能とされ
    上記表示出力処理においては、上記表示部には、タッチ操作手段が設けられ、上記第1の検出手段により上記表示部上での小画面に対する所定のタッチ操作が検出されると、上記表示出力手段は小画面に対する複数のデータに対する編集項目を表示させ、
    上記第1の検出処理においては、上記所定のタッチ操作が、ポインティング操作である場合は、該当する小画面が選択され、長押し操作である場合は、複数のデータに対する編集項目を表示させ、
    上記編集制御処理においては、上記第2の検出処理において検出された編集項目に対する指示に応じて実行すべき編集処理に含まれるとされる、処理手順の段階数を所定の表示態様により示す段階数画像を表示出力させるための上記表示出力処理における制御を実行し、上記段階数画像を表示出力させるのに際して、手順の段階の進行状況が視覚的に認識可能なように上記表示出力手段に対する制御を実行し、
    上記表示出力処理においては、上記第2の検出手段が検出すべき編集項目の指示のための操作が行われる際において、必要とされる複数の編集項目を表示出力可能とされると共に、指示された編集項目ごとの頻度に応じて、上記複数の編集項目についての優先順位を変更して表示出力するとともに、複数の上記小画面を表示出力させる際に、これら小画面に対応するデータの時系列的な順序を示し得る標識を表示させ、
    記編集制御処理においては、上記編集処理が、或る制限された時間内においてデータの入力を行うものである場合に、上記データの入力時において、上記時間幅における時間経過が視覚的に認識可能とするための時間進行表示が行われるように、上記表示出力処理を制御する
    ことを実行可能とされてい編集方法。
  5. 記憶媒体に記憶されるデータに基づいて得られる小画面を表示部に表示出力可能とされると共に、上記記憶媒体に記憶されるデータについての複数のデータに対する編集項目を表示出力させる表示出力処理と、
    表示出力された上記小画面に対して行われた指示を検出する第1の検出処理と、
    表示出力された上記編集項目に対して行われた指示を検出する第2の検出処理と、
    上記第1の検出処理により小画面に対する指示が検出されると、上記表示出力処理により小画面に対する複数のデータに対する編集項目を表示し、上記第2の検出処理による上記新たに表示された編集項目に対する指示に応じて、上記第1の検出処理により検出された上記小画面に対応する上記記憶媒体に記憶されるデータについて所要の編集処理を実行可能にするとともに、上記第2の検出処理による編集項目に対する指示が複数のデータに対する編集項目であった場合に、上記選択されたデータを上記編集対象となるデータ範囲の起点とする編集制御処理と、
    を実行可能とし、
    上記表示出力処理においては、上記表示部には、タッチ操作手段が設けられ、上記第1の検出手段により上記表示部上での小画面に対する所定のタッチ操作が検出されると、上記表示出力手段は小画面に対する複数のデータに対する編集項目を表示させ、
    上記第1の検出処理においては、上記所定のタッチ操作が、ポインティング操作である場合は、該当する小画面が選択され、長押し操作である場合は、複数のデータに対する編集項目を表示させ、
    上記編集制御処理においては、上記第2の検出処理において検出された編集項目に対する指示に応じて実行すべき編集処理に含まれるとされる、処理手順の段階数を所定の表示態様により示す段階数画像を表示出力させるための上記表示出力処理における制御を実行し、上記段階数画像を表示出力させるのに際して、手順の段階の進行状況が視覚的に認識可能なように上記表示出力手段に対する制御を実行し、
    上記表示出力処理においては、上記第2の検出手段が検出すべき編集項目の指示のための操作が行われる際において、必要とされる複数の編集項目を表示出力可能とされると共に、指示された編集項目ごとの頻度に応じて、上記複数の編集項目についての優先順位を変更して表示出力するとともに、複数の上記小画面を表示出力させる際に、これら小画面に対応するデータの時系列的な順序を示し得る標識を表示させ、
    記編集制御処理においては、上記編集処理が、或る制限された時間内においてデータの入力を行うものである場合に、上記データの入力時において、上記時間幅における時間経過が視覚的に認識可能とするための時間進行表示が行われるように、上記表示出力処理を制御する
    ことを実行可能とするためのプログラムが記憶されてい記憶媒体。
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