JP2000224403A - 電子透かし処理装置とその動作表示方法 - Google Patents

電子透かし処理装置とその動作表示方法

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JP2000224403A
JP2000224403A JP11018474A JP1847499A JP2000224403A JP 2000224403 A JP2000224403 A JP 2000224403A JP 11018474 A JP11018474 A JP 11018474A JP 1847499 A JP1847499 A JP 1847499A JP 2000224403 A JP2000224403 A JP 2000224403A
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JP11018474A
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English (en)
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Toshiyuki Iijima
利幸 飯島
Takeshi Iizuka
健 飯塚
Ariyoshi Kato
有美 加藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音データと画像データの何れか一方または双
方を含む入力データに対し、電子透かし情報を埋め込む
埋込状況を表示可能な電子透かし処理装置を提供する。 【解決手段】 電子透かし処理装置200は、電子透か
し情報D2を記憶する記憶手段28と、入力データが入
力される入力手段21と、入力手段21に入力された前
記入力データが所定量づつ供給され、前記所定量毎に電
子透かし情報D2を埋め込む埋込手段25と、埋込手段
25が電子透かし情報D2を埋込処理中に、埋込処理中
である旨を表示する表示手段27とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音データと画像デ
ータの何れか一方または双方を含む入力データに対し、
電子透かし情報を埋め込む電子透かし処理装置とその動
作表示方法とに関する。また、前記入力データから電子
透かし情報を検出する電子透かし処理装置とその動作表
示方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、不正コピーを検出するシステム
を説明する図である。電子透かしエンコーダ2は、音デ
ータまたは画像データを示すマルチメディアデータ(ソ
ース)D1に対し、マルチメディアデータD1の付加情
報を電子透かし情報D2として埋め込む。電子透かし情
報D2が埋め込まれたマルチメディアデータは、記録媒
体に記録される。ここでは、一例として記録媒体を光デ
ィスク3としている。電子透かし情報D2は、マルチメ
ディアデータの著作権情報や複製の許可/禁止を示すコ
ピー管理情報などの情報により構成される。
【0003】図1のシステムでは、光ディスク3の記録
データをダビングする場合は、電子透かしデコーダ4に
より電子透かし情報D2を検出し、コピーを許可するソ
ースのみ、光磁気ディスク5、テープ6、CD−R(Co
mpact Disc - Recordable )7等の記録媒体へのコピー
を許可する。テープ6は、例えばディジタルオーディオ
テープやディジタルビデオテープなどで構成する。一
方、マルチメディアデータがコピーされた記録媒体であ
って市場に流通した記録媒体に対しては、記録媒体の記
録データから電子透かしデコーダ8により電子透かし情
報D2を検出し、これにより違法コピーを検出すること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】マルチメディアデータ
を入力して電子透かし情報を埋め込む場合、埋込みが終
了した時にのみ終了した旨を表示手段に表示する方法で
は、埋込みが全て終了するまでの間、現在状況や途中経
過(進捗状況)等の情報を得ることが困難である。その
ため、長いソースに対して電子透かし情報を埋め込んで
いる場合には、埋込処理中における現在状況や進捗状況
等を把握し難いので、不便である。更に、埋込処理が何
らかの原因で停止した場合、その埋込処理の停止に気付
くのが遅れるおそれがある。
【0005】また、マルチメディアデータを入力して電
子透かし情報を検出する場合、検出が終了した時にのみ
終了した旨を表示手段に表示する方法では、検出が全て
終了するまでの間、現在状況や途中経過(進捗状況)等
の情報を得ることが困難である。そのため、長いソース
に対して電子透かし情報を検出している場合には、検出
処理中における現在状況や進捗状況等を把握し難いの
で、不便である。更に、検出処理が何らかの原因で停止
した場合、その検出処理の停止に気付くのが遅れるおそ
れがある。
【0006】本発明の第1の目的は、音データと画像デ
ータの何れか一方または双方を含む入力データに対し、
電子透かし情報を埋め込む埋込状況を表示可能な電子透
かし処理装置とその動作表示方法とを提供することにあ
る。本発明の第2の目的は、音データと画像データの何
れか一方または双方を含む入力データに対し、電子透か
し情報を検出する検出状況を表示可能な電子透かし処理
装置とその動作表示方法とを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の電子
透かし処理装置は、音データと画像データの何れか一方
または双方を含む入力データが入力される入力手段と、
前記入力手段に入力された前記入力データに電子透かし
情報を埋め込む埋込手段と、前記埋込手段が前記電子透
かし情報を埋め込む埋込処理中に、埋込処理中である旨
を表示する表示手段とを有する。
【0008】本発明に係る第2の電子透かし処理装置
は、音データと画像データの何れか一方または双方を含
む入力データであって電子透かし情報が埋め込まれた入
力データが入力される入力手段と、前記入力手段に入力
された前記入力データから前記電子透かし情報を検出す
る検出手段と、前記検出手段が前記電子透かし情報を検
出する検出処理中に、検出処理中である旨を表示する表
示手段とを有する。
【0009】本発明に係る第1の電子透かし処理装置の
動作表示方法では、音データと画像データの何れか一方
または双方を含む入力データが入力され、入力された前
記入力データに電子透かし情報を埋め込む埋込状況を表
示する電子透かし処理装置の動作表示方法であって、前
記入力された前記入力データのデータ量である第1のデ
ータ量を検出し、前記電子透かし情報の埋込処理が行わ
れた前記入力データのデータ量の累積値である第2のデ
ータ量を検出し、前記第1のデータ量に対する前記第2
のデータ量の割合を表示する。
【0010】本発明に係る第2の電子透かし処理装置の
動作表示方法では、音データと画像データの何れか一方
または双方を含む入力データが入力され、入力された前
記入力データから電子透かし情報を検出する検出状況を
表示する電子透かし処理装置の動作表示方法であって、
前記入力された前記入力データのデータ量である第3の
データ量を検出し、前記電子透かし情報の検出処理が行
われた前記入力データのデータ量の累積値である第4の
データ量を検出し、前記第3のデータ量に対する前記第
4のデータ量の割合を表示する。
【0011】本発明に係る第1の電子透かし処理装置で
は、埋込手段は、入力手段から入力データが供給される
と、供給された前記入力データに対して電子透かし情報
を埋め込む。表示手段は、埋込手段が電子透かし情報を
埋め込む埋込処理中に、埋込処理中である旨を表示す
る。電子透かし処理装置の操作者は、電子透かし処理装
置の動作状況を表示手段の表示から知ることができる。
【0012】本発明に係る第2の電子透かし処理装置で
は、検出手段は、入力手段から前記入力データが供給さ
れると、供給された前記入力データ中の電子透かし情報
を検出する。表示手段は、検出手段が電子透かし情報を
検出する検出処理中に、検出処理中である旨を表示す
る。電子透かし処理装置の操作者は、電子透かし処理装
置の動作状況を表示手段の表示から知ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。
【0014】電子透かし技術 先ず、電子透かし(Watermark )技術について述べる。
近年、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Video
Disc)などのディジタルメディアや、ディジタル放送、
インターネットなどの普及に伴い、マルチメディアデー
タの著作権保護の観点から電子透かし技術が注目されて
いる。電子透かし技術は、人間の目や耳では知覚し難い
形態でマルチメディアデータ等のデータに透かし情報
(電子透かし情報)を埋め込んで隠し持たせる際に用い
られる。電子透かし技術に関しては、日経エレクトロニ
クス(1997.2.24(no.683))、日経エ
レクトロニクス(1997.3.10(no.68
4))などに記載がある。
【0015】マルチメディアデータに電子透かし情報を
埋め込む手法は、種々の方法が提案されている。ここで
は、多値レベルで表現される画像データに電子透かし情
報を埋め込む手法を例示して説明する。
【0016】図2は、画素の輝度(濃度)の階調とその
輝度の表現パターンとの対応を示す説明図である。画像
データの各画素は2ドット×2ドットの4ドットに対応
し、各画素の濃度は4ドットを用いて0〜4の輝度とし
て示されるものとする。図2に示すように、輝度が0、
1、2、3、4の場合のデータの表現方法としては、そ
れぞれ1、4、6、4、1通りの方法がある。このう
ち、輝度が1、2、3の場合において、ある特定の1パ
ターン(パターンS)は通常使用せず、電子透かし情報
を画像データに隠し持たせるときに使用する。図2にお
いて、斜線を施したパターンが前記パターンSである。
【0017】電子透かし情報を隠し持たせるため、パタ
ーンSを利用して例えばパターンSが連続した場合には
「0」を表し、1つ空けた場合には「1」を表し、2つ
空けた場合には電子透かし情報の開始点であるヘッダ部
を表すこととする。なお、輝度0または輝度4の画素が
途中にある場合には、その画素は読み飛ばしてその画素
がないものと見なす。隠し持たせる情報は、バイナリコ
ード表され、LSB(Least Significant Bit )ファー
ストとした場合、例えば「A」は「10000010」
とし、「B」は「01000010」とする。電子透か
し情報を検出する検出手段はパターンSを探し、ヘッダ
部と後続の情報とを読み取る。
【0018】図3は、電子透かし技術を用いて画像デー
タに電子透かし情報を隠し持たせるデータ隠蔽方法の一
例を示す説明図である。図3(A)は、画像と輝度との
関係を示す説明図である。図3(B)は、画素の輝度
と、元の画像データと、電子透かし情報を埋め込んだ後
の画像データとの関係を示す説明図である。ここでの画
像データは、一例として球体を示す画像データである。
【0019】この画像は「12222341332…」
の輝度の画素を有し、輝度が画素データであり、画素デ
ータにより画像データが構成されている。この画像デー
タで1番目に現れる「1」の画素は、電子透かし情報を
埋め込むために、輝度1のパターンSに書き換える。4
番目に現れる「2」の画素は、電子透かし情報を埋め込
むために、輝度2のパターンSに書き換える。6番目に
現れる「3」の画素は、電子透かし情報を埋め込むため
に、輝度3のパターンSに書き換える。8番目に現れる
「1」の画素は、電子透かし情報を埋め込むために、輝
度1のパターンSに書き換える。9番目に現れる「3」
の画素は、電子透かし情報を埋め込むために、輝度3の
パターンSに書き換える。11番目に現れる「2」の画
素は、電子透かし情報を埋め込むために、輝度2のパタ
ーンSに書き換える。
【0020】すると、電子透かし情報が埋め込まれた画
像データでは、1番目と4番目とにパターンSがあるか
ら、この部分がヘッダ部となる。また、4番目と6番目
のパターンSの画素の間に輝度2の画素があって1つ空
いているから、この部分は電子透かし情報1を示すこと
になる。また、6番目と8番目のパターンSの画素の間
に濃度4の画素があって1つ空いているが、この部分は
読み飛ばされて電子透かし情報0を示すことになる。ま
た、8番目と9番目のパターンSは隣接しており、連続
しているから電子透かし情報0を示すことになる。ま
た、9番目と11番目のパターンSの画素の間に輝度3
の画素があって1つ空いているから、この部分は電子透
かし情報1を示すことになる。したがって、この画像デ
ータには電子透かし情報「1001」が埋め込まれてい
ることになる。
【0021】電子透かし処理装置の第1の実施の形態 図4は、本発明に係る電子透かし処理装置の第1の実施
の形態を示す概略ブロック図である。この電子透かし処
理装置200は、入力手段21と、記憶手段22,28
と、埋込手段25と、出力手段29と、マイクロプロセ
ッサユニット(MPU)20と、表示手段27とを有す
る。MPU20は、制御手段23と、カウンタ24,2
6とを有する。
【0022】入力手段21は、例えば入力インタフェー
ス回路を有する。入力手段21には、音データと画像デ
ータの何れか一方または双方を含む入力データの一例で
あるマルチメディアデータが入力される。入力手段21
は、入力データが入力された場合に、入力データが入力
されたことを示す信号である開始信号を制御手段23に
出力する。入力手段21に入力された入力データのデー
タ量は、制御手段23の制御の下で、カウンタ24を利
用してカウントされる。入力手段21は、入力データを
記憶手段22に出力して記憶させる。
【0023】記憶手段22は、書込み可能なメモリを有
する。記憶手段22は、入力手段21から出力された入
力データを記憶し、記憶した入力データを埋込手段25
に出力する。
【0024】記憶手段28は、書込み可能なメモリを有
する。記憶手段28は、制御手段23の制御の下で電子
透かし情報D2を記憶し、記憶した電子透かし情報D2
を埋込手段25に出力する。
【0025】埋込手段25は、例えば電子透かしエンコ
ーダを有する。埋込手段25は、記憶手段22に記憶さ
れた入力データが供給され、記憶手段28に記憶された
電子透かし情報D2を、前記入力データに埋め込む。埋
込手段25は、電子透かし情報D2が埋め込まれた前記
入力データを、出力手段29に出力する。記憶手段22
から埋込手段25に出力された入力データのデータ量
は、制御手段23の制御の下で、カウンタ26を利用し
てカウントされる。出力手段29は、例えば出力インタ
フェース回路を有する。出力手段29は、埋込手段25
から供給された入力データを外部装置に出力する。
【0026】MPU20は、表示手段27と、入力手段
21と、記憶手段22と、埋込手段25と、出力手段2
9と、記憶手段28とを制御するコントローラである。
MPU20内の制御手段23は、記憶手段22に入力デ
ータが転送されると、カウンタ24のカウント動作を開
始させる。カウンタ24は、一定量の入力データが記憶
手段22に転送された回数c1をカウントする。制御手
段23は、記憶手段22に入力データが記憶されると、
記憶されたデータ量をカウント値c1を利用して計算す
る。全ての入力データが記憶手段22に記憶されると、
記憶手段22は埋込手段25に入力データを一定量づつ
転送する。そして、一定量の入力データが転送された回
数c2を、制御手段23の制御の下で、カウンタ26は
カウントする。
【0027】制御手段23は、埋込手段25にデータ転
送される毎に、入力データの全データ量に対するデータ
転送量の割合を計算し、前記割合を示すプログレスバー
等を表示手段27に表示させる。表示手段22のプログ
レスバー等の表示は、記憶手段22に記憶されている入
力データが全て埋込手段25に転送されるまで行われ
る。
【0028】電子透かし処理装置の動作 図5と図6は、電子透かし処理装置200の動作および
MPU20の制御動作を説明する概略フローチャートで
ある。ステップS401では、MPU20内の制御手段
23は、電子透かし情報を記憶手段28に記憶させる。
ステップS402では、入力データが入力手段21に入
力され、入力手段21は開始信号を制御手段23に出力
する。ステップS404では、入力手段21はnバイト
の入力データを記憶手段22に出力して記憶させる。ス
テップS405では、カウンタ24のカウント動作を開
始させ、カウント値c1をカウントアップする。このス
テップS405では、nバイトの入力データが転送され
た回数をカウントする。なお、カウント値c1,c2
は、本フローチャートの開始時にカウント値がリセット
されている。
【0029】ステップS406では、記憶手段22に記
憶された入力データのデータ量(n×c1)が、入力デ
ータの総データ量である入力サイズに等しいか否かを判
定する。前記入力サイズがn×c1に等しくない場合
は、ステップS404に戻り、次のnバイトの入力デー
タが記憶手段22に記憶される。前記入力サイズがn×
c1に等しい場合は、ステップS407に進む。なお、
ここでは、前記入力サイズは、一例としてnバイトの自
然数倍のデータ量とする。
【0030】ステップS407では、記憶手段22はm
バイトの入力データを埋込手段25に転送する。ステッ
プS408では、mバイトの入力データが埋込手段25
に転送された回数をカウンタ26でカウントし、この回
数を示すカウント値c2をカウントアップする。ステッ
プS409では、表示手段27は、プログレスバー(バ
ーグラフのバー)の表示可能な長さをLとした場合に、
L×(m×c2)/(n×c1)の長さをプログレスバ
ーとして表示する。(n×c1)は、入力手段21に入
力された入力データのデータ量(第1のデータ量)であ
る。(m×c2)は、埋込手段25に供給された入力デ
ータのデータ量の累積値(第2のデータ量)である。L
×(m×c2)/(n×c1)の長さのプログレスバー
により、第1のデータ量に対する第2のデータ量の割合
を表示することができる。
【0031】ステップS410では、(m×c2)をα
で割り算した余りが0であるか否かを判定する。ここ
で、αは埋込手段25が1度にエンコードできる(電子
透かし情報を埋め込むことができる)データ量である。
余りが0でない場合、ステップS407に戻り、記憶手
段22は埋込手段25にmバイトの入力データを転送す
る。余りが0である場合、ステップS411に進み、埋
込手段25に新たに転送されたデータ量αの入力データ
に対し、埋込手段25は、記憶手段28に記憶されてい
る電子透かし情報を埋め込む。ステップS412では、
埋込手段25は、電子透かし情報が埋め込まれた入力デ
ータを出力手段29に出力する。出力手段29は、入力
データを外部装置に出力する。ステップS413では、
(n×c1)の値と(m×c2)の値とが等しいか否か
を判定する。等しくない場合は、ステップS407に戻
り、記憶手段22は埋込手段25にmバイトの入力デー
タを転送する。等しい場合は、全ての入力データに対し
て電子透かし情報の埋込みが終了したとみなし、このフ
ローチャートを終了する。
【0032】電子透かし処理装置の第2の実施の形態 図7は、本発明に係る電子透かし処理装置の第2の実施
の形態を示す概略ブロック図である。電子透かし処理装
置300は、入力手段31と、記憶手段32,38と、
検出手段35と、出力手段39と、マイクロプロセッサ
ユニット(MPU)30と、表示手段37とを有する。
また、MPU30は、制御手段33とカウンタ34,3
6とを有する。
【0033】入力手段31は、例えば入力インタフェー
ス回路を有する。入力手段31には、音データと画像デ
ータの何れか一方または双方を含む入力データであって
電子透かし情報D2が埋め込まれた入力データの一例で
あるマルチメディアデータが入力される。入力手段31
は、入力データが入力された場合に、入力データが入力
されたことを示す信号である開始信号を制御手段33に
出力する。入力手段31に入力された入力データのデー
タ量は、制御手段33の制御の下で、カウンタ34を利
用してカウントされる。入力手段31は、入力データを
記憶手段32に出力して記憶させる。
【0034】記憶手段32は、例えば書込み可能なメモ
リを有する。記憶手段32は、入力手段31から出力さ
れた入力データを記憶し、記憶した入力データを検出手
段35に出力する。
【0035】記憶手段38は、例えば書込み可能なメモ
リを有する。記憶手段38は、検出手段35で検出され
た電子透かし情報D2を記憶し、記憶した電子透かし情
報D2を制御手段33に出力する。
【0036】検出手段35は、例えば電子透かしデコー
ダを有する。検出手段35には、記憶手段32に記憶さ
れた入力データが入力され、前記入力データに埋め込ま
れている電子透かし情報D2を検出し、電子透かし情報
D2を記憶手段38に出力する。検出手段35は、電子
透かし情報D2が埋め込まれた前記入力データを、出力
手段39に出力する。記憶手段32から検出手段35に
出力された入力データのデータ量は、制御手段33の制
御の下で、カウンタ36を利用してカウントされる。出
力手段39は、例えば出力インタフェース回路を有す
る。出力手段39は、検出手段35から供給された入力
データを外部装置に出力する。
【0037】MPU30は、表示手段37と、入力手段
31と、記憶手段32と、検出手段35と、出力手段3
9と、記憶手段38とを制御するコントローラである。
MPU30内の制御手段33は、入力データが記憶手段
32に転送されると、カウンタ34のカウント動作を開
始させる。カウンタ34は、一定量の入力データが記憶
手段32に転送された回数c3をカウントする。制御手
段33は、記憶手段32に入力データが記憶されると、
記憶されたデータ量をカウント値c3を利用して計算す
る。全ての入力データが記憶手段32に記憶されると、
記憶手段32は検出手段35に一定量の入力データづつ
転送する。そして、一定量の入力データが転送された回
数c4を、制御手段33の制御の下でカウンタ36はカ
ウントする。
【0038】制御手段33は、検出手段35にデータ転
送される毎に、入力データの全データ量に対するデータ
転送されたデータ量の割合を計算し、前記割合を示すプ
ログレスバー等を表示手段37に表示させる。表示手段
37のプログレスバー等の表示は、記憶手段32に記憶
されている入力データが全て検出手段35に転送される
まで行われる。表示手段37において電子透かし情報の
検出の進捗状況を表示する必要がない場合は、入力デー
タの入力サイズの計算は不要であり、電子透かし情報の
検出処理の開始から終了までの間に、電子透かし情報を
検出中である旨を表示してもよい。
【0039】電子透かし処理装置の動作 図8と図9は、電子透かし処理装置300の動作および
MPU30の制御動作を説明する概略フローチャートで
ある。ステップS502では、入力データが入力手段3
1に入力される。ステップS503では、入力手段31
はpバイトの入力データを記憶手段32に出力して記憶
させる。ステップS504では、カウンタ34のカウン
ト動作を開始させ、カウント値c3をカウントアップす
る。このステップS504では、pバイトの入力データ
が転送された回数をカウントする。なお、カウント値c
3,c4は、本フローチャートの開始時にカウント値が
リセットされている。
【0040】ステップS505では、記憶手段32に記
憶された入力データのデータ量(p×c3)が、入力デ
ータの総データ量である入力サイズに等しいか否かを判
定する。前記入力サイズが(p×c3)に等しくない場
合は、ステップS503に戻り、次のpバイトの入力デ
ータが記憶手段32に記憶される。前記入力サイズが
(p×c3)に等しい場合は、ステップS506に進
む。なお、ここでは、前記入力サイズは、一例としてp
バイトの自然数倍のデータ量とする。
【0041】ステップS506では、記憶手段32はq
バイトの入力データを検出手段35に転送する。ステッ
プS507では、qバイトの入力データが転送された回
数をカウンタ36でカウントし、この回数を示すカウン
ト値c4をカウントアップする。ステップS508で
は、表示手段37は、プログレスバー(バーグラフのバ
ー)の表示可能な長さをLとした場合に、L×(q×c
4)/(p×c3)の長さをプログレスバーとして表示
する。(p×c3)は、入力手段31に入力された入力
データのデータ量(第3のデータ量)である。(q×c
4)は、検出手段35に供給された入力データのデータ
量の累積値(第4のデータ量)である。L×(q×c
4)/(p×c3)の長さのプログレスバーにより、第
3のデータ量に対する第4のデータ量の割合を表示する
ことができる。
【0042】ステップS509では、(q×c4)をβ
で割り算した余りが0であるか否かを判定する。ここ
で、βは検出手段35が1度にデコードできる(入力デ
ータから電子透かし情報を検出できる)データ量であ
る。余りが0でない場合、ステップS506に戻り、次
のpバイトの入力データが検出手段35に転送される。
余りが0である場合、ステップS510に進み、検出手
段35に新たに転送されたデータ量βの入力データに対
し、電子透かし情報の検出処理を行う。ステップS51
1では、記憶手段38は、検出手段35で検出された電
子透かし情報を記憶する。ステップS512では、表示
手段37は記憶手段38に記憶されている電子透かし情
報を表示する。例えば、電子透かし情報としては、コピ
ー管理情報や著作権情報である。
【0043】ステップS513では、検出手段35は、
入力データを出力手段39に出力する。出力手段39
は、入力データを外部装置に出力する。但し、制御手段
33は、電子透かし情報が複製禁止を示すコピー管理情
報の場合に、出力手段39が入力データを出力すること
を禁止してもよい。
【0044】ステップS514では、(p×c3)の値
と(q×c4)の値とが等しいか否かを判定する。等し
くない場合は、ステップS506に戻り、次のpバイト
の入力データが検出手段35に転送される。等しい場合
は、全ての入力データに対して電子透かし情報の検出が
終了したとして、このフローチャートを終了する。
【0045】表示手段の表示例 図10〜図13は、電子透かし処理装置において電子透
かし情報の埋込処理中であること、または電子透かし情
報の検出処理中であることを表示手段に表示した表示画
面(スクリーン)を例示する図である。電子透かし処理
装置は、一例として、コンピュータディスプレイ装置
と、このコンピュータディスプレイ装置を表示制御する
コンピュータ本体と、このコンピュータ本体に接続され
たマウスとを有する。表示手段は、前記コンピュータデ
ィスプレイ装置で構成されている。図10の表示画面6
0には、第1〜第3の矩形領域61〜63が表示されて
いる。第1の矩形領域61には、一例として「File Sel
ect 」の文字が表示されている。第2の矩形領域62に
は、一例として「Watermark Encode」の文字が表示され
ている。
【0046】マウスを操作してマウスポインタを第1の
矩形領域61に移動させ、マウスのボタンをクリックし
て第1の矩形領域61を選択すると、入力データが選択
されるようになっている。このとき、第3の矩形領域6
3には、選択された入力データの番号を表示してもよ
い。次に、マウスを操作してマウスポインタを第2の矩
形領域62に移動させ、マウスのボタンをクリックして
第2の矩形領域62を選択すると、選択された入力デー
タが前記電子透かし処理装置に入力され、電子透かし情
報の埋込処理または検出処理が開始される。
【0047】電子透かし情報の埋込処理が開始される
と、第3の矩形領域63は、「Now Encoding!」などの
コメントを表示して、電子透かし情報を埋込み中である
旨を表示する。電子透かし情報の検出処理が開始される
と、第3の矩形領域63は、「Now Decoding!」などの
コメントを表示して、電子透かし情報を検出中である旨
を表示する。なお、電子透かし処理装置に発光ダイオー
ド(LED)を設け、電子透かし情報の埋込みが開始さ
れると発光ダイオードを点滅させることで、電子透かし
情報を埋込み中である旨を表示してもよい。また、電子
透かし処理装置に発光ダイオード(LED)を設け、電
子透かし情報の検出が開始されると発光ダイオードを点
滅させることで、電子透かし情報を検出中である旨を表
示してもよい。
【0048】図11の表示画面60には、第1、第2、
第4の矩形領域61、62、64が表示されている。マ
ウスを操作してマウスポインタを第1の矩形領域61に
移動させ、マウスのボタンをクリックして第1の矩形領
域61を選択すると、入力データが選択されるようにな
っている。このとき、第4の矩形領域64には、選択さ
れた入力データの番号を表示してもよい。次に、マウス
を操作してマウスポインタを第2の矩形領域62に移動
させ、マウスのボタンをクリックして第2の矩形領域6
2を選択すると、選択された入力データが前記電子透か
し処理装置に入力され、電子透かし情報の埋込処理また
は検出処理が開始される。電子透かし情報の埋込処理が
開始されると、第4の矩形領域64は、プログレスバー
を表示して、電子透かし情報を埋め込む進捗状況を表示
する。電子透かし情報の検出処理が開始されると、第4
の矩形領域64は、プログレスバーを表示して、電子透
かし情報を検出する進捗状況を表示する。
【0049】図12の表示画面60には、第1、第2の
矩形領域61、62と円形領域65が表示されている。
マウスを操作してマウスポインタを第1の矩形領域61
に移動させ、マウスのボタンをクリックして第1の矩形
領域61を選択すると、入力データが選択されるように
なっている。このとき、円形領域65には、選択された
入力データの番号を表示してもよい。次に、マウスを操
作してマウスポインタを第2の矩形領域62に移動さ
せ、マウスのボタンをクリックして第2の矩形領域62
を選択すると、選択された入力データが前記電子透かし
処理装置に入力され、電子透かし情報の埋込処理または
検出処理が開始される。
【0050】電子透かし情報の埋込処理が開始される
と、円形領域65は、円グラフを表示して、円グラフを
塗りつぶす面積で電子透かし情報を埋め込む進捗状況を
表示する。電子透かし情報の検出処理が開始されると、
円形領域65は、円グラフを表示して、円グラフを塗り
つぶす面積で電子透かし情報を検出する進捗状況を表示
する。
【0051】図13の表示画面60には、第1〜第4の
矩形領域61〜64が表示されている。マウスを操作し
てマウスポインタを第1の矩形領域61に移動させ、マ
ウスのボタンをクリックして第1の矩形領域61を選択
すると、入力データが選択されるようになっている。こ
のとき、第3の矩形領域63には、選択された入力デー
タの番号を表示してもよい。次に、マウスを操作してマ
ウスポインタを第2の矩形領域62に移動させ、マウス
のボタンをクリックして第2の矩形領域62を選択する
と、選択された入力データが前記電子透かし処理装置に
入力され、電子透かし情報の埋込処理または電子透かし
情報の検出処理が開始される。
【0052】電子透かし情報の埋込処理が開始される
と、第3の矩形領域63は、「Now Encoding!」などの
コメントを表示して、電子透かし情報を埋込み中である
旨を表示する。また、第4の矩形領域64は、プログレ
スバーを表示して、電子透かし情報を埋め込む進捗状況
を表示する。電子透かし情報の検出処理が開始される
と、第3の矩形領域63は、「Now Decoding!」などの
コメントを表示して、電子透かし情報を検出中である旨
を表示する。また、第4の矩形領域64は、プログレス
バーを表示して、電子透かし情報を検出する進捗状況を
表示する。
【0053】オーサリングシステム 図14は、オーサリングシステムの構成例を示す説明図
である。エンコードの場合を例示している。HDD(Ha
rd Disc Drive )サーバー1105,1107は、音声
や映像等のマルチメディアデータを一時的に記録する装
置である。ミキサー(Mixing Console)1106は、H
DDサーバー1105からのマルチメディアデータを編
集する装置である。コンピュータディスプレイ装置11
09は、画像を表現する装置である。コンピュータ本体
1110は、電子透かし情報のエンコードを制御する装
置である。キーボード1111は、電子透かし情報を入
力する入力装置である。スピーカ1113は、音声を再
現する装置である。
【0054】このオーサリングシステムは、電子透かし
処理装置を有しており、この電子透かし処理装置は、H
DDサーバー1107と、電子透かしエンコーダ110
8と、コンピュータ本体1110と、コンピュータディ
スプレイ装置1109と、キーボード1111と、マウ
ス1121とを有する。このオーサリングシステムが有
する電子透かし処理装置と図4の電子透かし処理装置2
00とを対応させると、次のようになる。コンピュータ
ディスプレイ装置1109は、表示手段27に相当す
る。コンピュータ本体1110は、制御手段23とカウ
ンタ24,26とを構成するMPU20を有する。HD
Dサーバー1107は、入力手段21と、記憶手段2
2,28と、出力手段29とを有する。電子透かしエン
コーダ1108は、埋込手段25に対応する。キーボー
ド1111とマウス1121とから入力されたデータ
は、制御手段23に供給されるようになっている。入力
手段21は、ミキシングコンソール1106からマルチ
メディアデータが供給され、出力手段29は、電子透か
し情報が埋め込まれたマルチメディアデータをAVアン
プ1112等に出力する。
【0055】入力データの一例であるマルチメディアデ
ータが記録された記録媒体から、マルチメディアデータ
をUマチック・ビデオテープレコーダ(Umatic VT
R)1101、DAT(Digital Audio Tape)プレーヤ
1102、CD(Compact Disc)プレーヤ1103、D
V(Digital Video )プレーヤ1104等のプレーヤで
再生し、ディジタルデータからなるマルチメディアデー
タをHDDサーバー1105で一時的に記録する。な
お、Umatic VTR1101で再生したマルチメディア
データは、PCM(Pulse Code Modulation )プロセッ
サ1100を介してHDDサーバー1105に供給して
もよい。HDDサーバー1105に記録されたマルチメ
ディアデータをミキサー1106で編集し、編集された
マルチメディアデータをHDDサーバー1107に一時
的に記録しておく。HDDサーバー1107に記録して
あるマルチメディアデータに対し、電子透かし情報エン
コーダ1108は、キーボード1111から入力された
データを電子透かし情報として埋め込む(エンコードす
る)。
【0056】HDDサーバー1107は、電子透かしエ
ンコーダ1108で電子透かし情報が埋め込まれたマル
チメディアデータを一時的に記録し、前記マルチメディ
アデータをコンピュータ本体1110の制御下で、AV
アンプ1112、CD−R(Compact Disc - Recordabl
e )用の書込装置(ライタ)1114、Umatic VTR
1115、DATレコーダ1116、DVレコーダ11
17等に送る。
【0057】AVアンプ1112に入力されたマルチメ
ディアデータの音データは、スピーカ1113から音と
して出力される。CD−Rの書込装置1114とUmatic
VTR1115とに入力されたマルチメディアデータ
は、記録用ディスク1118に記録される。DATレコ
ーダ1116に入力されたマルチメディアデータは、記
録用オーディオテープ1119に記録される。DVレコ
ーダ1117に入力されたマルチメディアデータは、記
録用ビデオテープ1120に記録される。電子透かし情
報をエンコードしている状況は、コンピュータディスプ
レイ装置1109の表示画面60に表示される。
【0058】コンピュータディスプレイ装置1109
は、マルチメディアデータに電子透かし情報の埋込みが
終了するまで、現在状況(「Now Encoding!」、「Now
Waiting !」等)を表示する。これにより、オーサリン
グシステムの操作者は、埋込処理が行われているか否か
等の情報を知ることが可能となる。
【0059】図14のオーサリングシステムにおいて、
電子透かしエンコーダ1108に代えて電子透かしデコ
ーダを接続し、オーサリングシステムが電子透かし処理
装置を有する構成としてもよい。この場合、オーサリン
グシステムが有する電子透かし処理装置は、前記電子透
かしデコーダと、HDDサーバー1107と、コンピュ
ータ本体1110と、コンピュータディスプレイ装置1
109と、キーボード1111と、マウス1121とを
有する。
【0060】このオーサリングシステムが有する電子透
かし処理装置と図7の電子透かし処理装置300とを対
応させると、次のようになる。コンピュータディスプレ
イ装置1109は、表示手段37に相当する。コンピュ
ータ本体1110は、制御手段33とカウンタ34,3
6とを構成するMPU30を有する。HDDサーバー1
107は、入力手段31と、記憶手段32,38と、出
力手段39とを有する。前記電子透かしデコーダは、検
出手段35に対応する。キーボード1111とマウス1
121とから入力されたデータは、制御手段33に供給
されるようになっている。入力手段31は、ミキシング
コンソール1106からマルチメディアデータが供給さ
れ、出力手段39は、マルチメディアデータをAVアン
プ1112等に出力する。コンピュータディスプレイ装
置1109は、マルチメディアデータ中の電子透かし情
報の検出が終了するまで、現在状況(「Now Decoding
!」、「Now Waiting !」等)を表示する。これによ
り、オーサリングシステムの操作者は、検出処理が行わ
れているか否か等の情報を知ることが可能となる。
【0061】また、電子透かし情報の埋込処理または検
出処理が終了するまでの間に、プログレスバーやグラフ
等の表示を順次更新することにより、終了するまでにど
れ位の時間がかかるのか、現在は全体中のどれ位の場所
の処理をしているのか、などの情報を知ることが可能と
なる。長いマルチメディアデータについて電子透かし情
報を埋め込む場合または電子透かし情報を検出する場合
には特に有効であり、電子透かし情報の埋込処理または
検出処理が途中で停止した場合も、停止した時点でその
状況が把握できるので、停止したことの対応策を素早く
採ることができ、処理時間を短縮することが可能とな
る。
【0062】
【発明の効果】本発明に係る第1の電子透かし処理装置
は、電子透かし情報の埋込処理中に、埋込処理中である
旨を表示する表示手段とを有する。この表示手段によ
り、電子透かし情報を埋め込む埋込状況を表示すること
ができ、電子透かし処理装置の操作者は電子透かし情報
の埋込状況を知ることができる。例えば、電子透かし情
報の埋込処理が何らかの原因で停止した場合に、埋込処
理が停止したことを操作者は表示手段により知ることが
できる。
【0063】本発明に係る第2の電子透かし処理装置
は、電子透かし情報の検出処理中に、検出処理中である
旨を表示する表示手段とを有する。この表示手段によ
り、電子透かし情報を検出する検出状況を表示すること
ができ、電子透かし処理装置の操作者は電子透かし情報
の検出状況を知ることができる。例えば、電子透かし情
報の検出処理が何らかの原因で停止した場合に、検出処
理が停止したことを操作者は表示手段により知ることが
できる。
【0064】本発明に係る第1の電子透かし処理装置の
動作表示方法では、前記第1のデータ量に対する前記第
2のデータ量の割合を表示する。これにより、電子透か
し情報を埋め込む埋込状況を表示することができ、電子
透かし処理装置の操作者は電子透かし情報の埋込状況を
知ることができる。
【0065】本発明に係る第2の電子透かし処理装置の
動作表示方法では、前記第1のデータ量に対する前記第
2のデータ量の割合を表示する。これにより、電子透か
し情報を検出する検出状況を表示することができ、電子
透かし処理装置の操作者は電子透かし情報の検出状況を
知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】不正コピーを検出するシステムを説明する図で
ある。
【図2】画素の輝度の階調とその輝度の表現パターンと
の対応を示す図である。
【図3】画像データに電子透かし情報を隠し持たせるデ
ータ隠蔽方法の一例を示す図である。
【図4】本発明に係る第1の電子透かし処理装置の実施
の形態を示す概略ブロック図である。
【図5】電子透かし処理装置の動作およびMPUの制御
動作を説明する概略フローチャートである。
【図6】図5に続いて、電子透かし処理装置の動作およ
びMPUの制御動作を説明する概略フローチャートであ
る。
【図7】本発明に係る第2の電子透かし処理装置の実施
の形態を示す概略ブロック図である。
【図8】電子透かし処理装置の動作およびMPUの制御
動作を説明する概略フローチャートである。
【図9】図8に続いて、電子透かし処理装置の動作およ
びMPUの制御動作を説明する概略フローチャートであ
る。
【図10】表示手段の表示画面を例示する第1の説明図
である。
【図11】表示手段の表示画面を例示する第2の説明図
である。
【図12】表示手段の表示画面を例示する第3の説明図
である。
【図13】表示手段の表示画面を例示する第4の説明図
である。
【図14】オーサリングシステムの構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
2…電子透かしエンコーダ(wmエンコーダ)、3…光
ディスク、4,8…電子透かしデコーダ(wmデコー
ダ)、5…フロッピーディスク、6…テープ、7…CD
−R、20,30…MPU(マイクロプロセッサユニッ
ト)、21,31…入力手段、22,32…記憶手段、
23,33…制御手段、24,26,34,36…カウ
ンタ、25…埋込手段、27,37…表示手段、28,
38…記憶手段、29,39…出力手段、35…検出手
段、60…表示画面(スクリーン)、61…第1の矩形
領域(第1の表示領域)、62…第2の矩形領域(第2
の表示領域)、63…第3の矩形領域(第3の表示領
域)、64…第4の矩形領域(第4の表示領域)、65
…円形領域(第5の表示領域)、200,300…電子
透かし処理装置、1100…PCMプロセッサ、110
1,1115…Uマチック・ビデオテープレコーダ(Um
atic VTR)、1102…DATプレーヤ、1103
…CDプレーヤ、1104…DVプレーヤ、1105,
1107…HDDサーバー、1106…ミキシングコン
ソール、1108…電子透かしエンコーダ、1109…
コンピュータディスプレイ装置、1110…コンピュー
タ本体、1111…キーボード、1112…AVアン
プ、1113…スピーカ、1114…CD−R用の書込
装置、1116…DATレコーダ、1117…DVレコ
ーダ、1118…記録用ディスク、1119…記録用オ
ーディオテープ、1120…記録用ビデオテープ、11
21…マウス、D1…マルチメディアデータ、D2…電
子透かし情報。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音データと画像データの何れか一方または
    双方を含む入力データが入力される入力手段と、 前記入力手段に入力された前記入力データに電子透かし
    情報を埋め込む埋込手段と、 前記埋込手段が前記電子透かし情報を埋め込む埋込処理
    中に、埋込処理中である旨を表示する表示手段とを有す
    る電子透かし処理装置。
  2. 【請求項2】前記表示手段は、前記埋込手段が前記電子
    透かし情報を埋め込む進捗状況を表示する請求項1記載
    の電子透かし処理装置。
  3. 【請求項3】前記入力手段に入力された前記入力データ
    のデータ量である第1のデータ量を検出する手段と、 前記埋込手段により前記電子透かし情報の埋込処理が行
    われた前記入力データのデータ量の累積値である第2の
    データ量を検出する手段とを更に有し、 前記表示手段は、前記第1のデータ量に対する前記第2
    のデータ量の割合を表示する請求項2記載の電子透かし
    処理装置。
  4. 【請求項4】前記第2のデータ量は、前記埋込手段に供
    給された前記入力データのデータ量の累積値である請求
    項3記載の電子透かし処理装置。
  5. 【請求項5】前記表示手段は、前記第1のデータ量に対
    する前記第2のデータ量の割合をグラフにより表示する
    請求項3記載の電子透かし処理装置。
  6. 【請求項6】前記埋込手段は、前記入力手段に入力され
    た前記入力データが所定量毎に供給され、前記所定量毎
    に前記電子透かし情報を埋め込む請求項1記載の電子透
    かし処理装置。
  7. 【請求項7】音データと画像データの何れか一方または
    双方を含む入力データであって電子透かし情報が埋め込
    まれた入力データが入力される入力手段と、 前記入力手段に入力された前記入力データから前記電子
    透かし情報を検出する検出手段と、 前記検出手段が前記電子透かし情報を検出する検出処理
    中に、検出処理中である旨を表示する表示手段とを有す
    る電子透かし処理装置。
  8. 【請求項8】前記表示手段は、前記検出手段が前記電子
    透かし情報を検出する進捗状況を表示する請求項7記載
    の電子透かし処理装置。
  9. 【請求項9】前記入力手段に入力された前記入力データ
    のデータ量である第3のデータ量を検出する手段と、 前記検出手段により前記電子透かし情報の検出処理が行
    われた前記入力データのデータ量の累積値である第4の
    データ量を検出する手段とを更に有し、 前記表示手段は、前記第3のデータ量に対する前記第4
    のデータ量の割合を表示する請求項8記載の電子透かし
    処理装置。
  10. 【請求項10】前記第4のデータ量は、前記検出手段に
    供給された前記入力データのデータ量の累積値である請
    求項9記載の電子透かし処理装置。
  11. 【請求項11】前記表示手段は、前記第3のデータ量に
    対する前記第4のデータ量の割合をグラフにより表示す
    る請求項9記載の電子透かし処理装置。
  12. 【請求項12】前記検出手段は、前記入力手段に入力さ
    れた前記入力データが所定量づつ供給され、前記所定量
    毎に前記電子透かし情報を検出する請求項7記載の電子
    透かし処理装置。
  13. 【請求項13】音データと画像データの何れか一方また
    は双方を含む入力データが入力され、入力された前記入
    力データに電子透かし情報を埋め込む埋込状況を表示す
    る電子透かし処理装置の動作表示方法であって、 前記入力された前記入力データのデータ量である第1の
    データ量を検出し、 前記電子透かし情報の埋込処理が行われた前記入力デー
    タのデータ量の累積値である第2のデータ量を検出し、 前記第1のデータ量に対する前記第2のデータ量の割合
    を表示する電子透かし処理装置の動作表示方法。
  14. 【請求項14】前記第1のデータ量に対する前記第2の
    データ量の割合を、グラフにより表示する請求項13記
    載の電子透かし処理装置の動作表示方法。
  15. 【請求項15】音データと画像データの何れか一方また
    は双方を含む入力データが入力され、入力された前記入
    力データから電子透かし情報を検出する検出状況を表示
    する電子透かし処理装置の動作表示方法であって、 前記入力された前記入力データのデータ量である第3の
    データ量を検出し、 前記電子透かし情報の検出処理が行われた前記入力デー
    タのデータ量の累積値である第4のデータ量を検出し、 前記第3のデータ量に対する前記第4のデータ量の割合
    を表示する電子透かし処理装置の動作表示方法。
  16. 【請求項16】前記第3のデータ量に対する前記第4の
    データ量の割合を、グラフにより表示する請求項15記
    載の電子透かし処理装置の動作表示方法。
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