JP2000040761A - パッケージ組立装置 - Google Patents

パッケージ組立装置

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JP2000040761A
JP2000040761A JP10208172A JP20817298A JP2000040761A JP 2000040761 A JP2000040761 A JP 2000040761A JP 10208172 A JP10208172 A JP 10208172A JP 20817298 A JP20817298 A JP 20817298A JP 2000040761 A JP2000040761 A JP 2000040761A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体素子が溶接手段で密封されてなるパッ
ケージの組立装置に関し、金属キャップ溶接作業の生産
性向上を図ることを目的とする。 【構成】 半導体素子搭載済の筐体開口面に金属キャッ
プをシーム溶接するパッケージ組立装置2を、基台 15
と該基台 15 上の回転ステージ162 と該回転ステージ上
に配設されるキャップ封止装置 21 とローラ電極163 と
を含めて構成し、前記キャップ封止装置 21 を、前記筐
体を載置する封止装置本体211 と該封止装置本体の筐体
載置領域周辺の各複数箇所に立設したガイドピンに嵌挿
されたばね212 を介して該封止装置本体に装着される4
個のガイド板213 とで構成し、絶縁材からなる前記各ガ
イド板213 を筐体側の側面は該筐体側面と対応して位置
するようにまた上面が前記筐体を越える高さに位置する
ように形成して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば光半導体モジ
ュールの如く半導体素子が不活性ガスで充満された筐体
内に密封されてなるパッケージを組み立てるパッケージ
組立装置の構成に係り、特に金属キャップをシーム溶接
するときにおける該金属キャップの筐体に対する位置決
め固定を確実化して金属キャップ溶接作業としての生産
性向上を図ったパッケージ組立装置に関する。
【0002】近年の光通信分野では多くの光半導体モジ
ュールが実用化されているが、かかる光半導体モジュー
ルではモジュールとしての特性安定化を実現するために
例えば窒素の如き不活性ガスの雰囲気中でモジュールを
構成する等、モジュールとしての構成に特別な配慮が必
要となる。
【0003】そして上記の如く不活性ガス雰囲気中でモ
ジュールを構成する場合には、例えば窒素チャンバ中に
位置せしめた筐体上に載置した板状の金属キャップをシ
ーム溶接手段等で該筐体に一体化させるようにしている
が、溶接中に上記キャップが上記筐体に対して移動し易
い等のことから封止不良が発生し易く、その対応が強く
望まれている。
【0004】
【従来の技術】図12は光半導体モジュール等における
従来のパッケージの構成を概略的に説明する図であり、
図13は従来のパッケージ組立装置をパッケージ組立工
程と共に説明する図である。
【0005】図12は光半導体モジュールが通常の不活
性ガス密閉型である場合を例として説明するものであ
り、パッケージ1は例えば表面に金めっき処理が施され
たコバール等からなる平面視正方形状で有底箱形の金属
ケース111の内部に光半導体素子を含む複数の部品が
実装されている筐体11と、外形サイズが該筐体11の
平面視サイズと等しい大きさで該筐体11の開口端面部
に固定される上記コバール等からなる平板状の金属キャ
ップ12とで構成されるものである。
【0006】そして上述した筐体11内の半導体素子を
含む複数の部品に繋がるリード線112は、上記金属ケ
ース111の側壁111aに設けられた絶縁ブッシュ1
13を貫通して外部に導出されるようになっている。
【0007】そこで、上記筐体11を例えば 真空度<
1×10-1 Torr 程度の減圧雰囲気中で100°C ・
2時間程度放置する真空ベーキング処理等で該筐体11
内の部品接続部等を充分に除水した後、窒素を充満した
チャンバ中に該筐体11を設置し、更に該筐体11上に
載置した上記金属キャップ12をその周辺での該金属ケ
ース111に対するシーム溶接で一体化させて、所要の
パッケージ1を構成するようにしている。
【0008】図13はかかるパッケージ1の組立工程を
パーケージ組立装置と共に説明するものであり、図(1
3a)は組立直前の状態を、図(13b)は組立途中の
状態を、また図(13c)は組立直後の状態をそれぞれ
示したものである。
【0009】すなわち図の(13a)において、基台1
5に配設されたパッケージ組立装置16は、該基台15
上に位置するチャンバ161と、該基台15の表面に装
着された回転ステージ162と、該回転ステージ上方の
対応位置に対をなして配設された通常のローラ電極16
3とを含んでなるものである。
【0010】そしてこの場合の回転ステージ162は、
基台15の表面に装着された状態で該基台15の表面に
沿って移動し得ると同時に該表面に沿った面内で少なく
とも90度を越える角度範囲内で回動し得るようになっ
ている。
【0011】またこの場合の一対のローラ電極163
は、対をなしたまま上下方向に往復動し得るようになっ
ている。なお、上記回転ステージ162の移動と回転及
び上記ローラ電極163の上下動は、いずれも基台15
に内設されている図示されない制御部からの信号によっ
て動作できるように構成されている。
【0012】また上記チャンバ161の対向する側壁1
61aのそれぞれには、マニュアル作業用の開口窓16
1bがゴム手袋161cを備えて設けられている。そこ
で、図12で説明した真空ベーキング処理が完了した前
記筐体11を、上記ゴム手袋161cを介するマニュア
ル作業で上記回転ステージ162上に設置した後、上記
金属キャップ12を該筐体11の開口端面に載置する。
【0013】そして上記金属キャップ12の外周を筐体
11の外周に合致させた図示の状態で上記マニュアル作
業を解除する。続いて図(13b)に示す如く、該チャ
ンバ161に窒素ガスを充満させてから図示されない制
御部からの信号で上記各ローラ電極163を降下させ、
該各ローラ電極163のローラ電極斜面163aを上金
属キャップ12の上側稜線に当接させる。
【0014】次いで、上記制御部からの信号によって各
ローラ電極163間に所定の電位を印加したまま該各ロ
ーラ電極163が矢印A1 方向に回転できるように紙面
手前側から奥方向に移動させると、矢印A2 のように金
属キャップ12を経由する電流によって該キャップ12
の上記ローラ電極163と接する対向する2辺を筐体1
1の金属ケース111にシーム溶接することができる。
【0015】続いて図の(13c)に示すように、上記
各ローラ電極163を元位置まで上昇させた状態で上記
制御部からの信号によって元位置に戻した上記回転ステ
ージ162を90°回動せしめた後、上記同様に該各ロ
ーラ電極163を降下させる。
【0016】更に図(13b)で説明したのと同じ方法
で金属キャップ12の残余の対向する2辺の金属ケース
111をシーム溶接することで、該キャップ12が周辺
で前記筐体11にシーム溶接されてなる所要のパッケー
ジ1を得ることができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したシー
ム溶接方法では、チャンバ内におけるマニュアル作業が
すべてゴム手袋161cを介して行われるため、金属キ
ャップ12の金属ケース111ひいては筐体11に対す
る位置合わせに時間がかかると共に、溶接時に該金属キ
ャップ12がマニュアルで押さえられないことから該金
属キャップ12が金属ケース111上に載置されただけ
で溶接されるため、溶接作業中の金属キャップのずれに
よって該金属キャップが金属ケースに対してずれたまま
溶接される場合があり、結果的に溶接作業に工数がかか
ると共に特性的・外観的に不良になり易いと言う問題が
あった。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題は、半導体素子
が搭載された有底箱形の筐体の開口端面に金属キャップ
を不活性ガス雰囲気中でシーム溶接するパッケージ組立
装置が、基台と、該基台上面に配設されている回転ステ
ージと、該回転ステージ上面に固定されるキャップ封止
装置と、該キャップ封止装置の上方から降下し得るロー
ラ電極とを含んでなり、前記キャップ封止装置は、前記
筐体を載置する封止装置本体と、該封止装置本体周辺の
複数箇所に立設したガイドピンに嵌挿されたばねを介し
て該封止装置本体に装着されるガイド板とで構成され、
前記ガイド板は絶縁材からなり、前記封止装置本体に装
着したときの筐体側の面が前記筐体を位置決めすると共
に上面が該筐体を越える高さに位置するように形成され
ているパッケージ組立装置によって解決される。
【0019】また、半導体素子が搭載された有底箱形の
筐体の開口端面に金属キャップを不活性ガス雰囲気中で
シーム溶接するパッケージ組立装置が、基台と、該基台
上面に配設されている回転ステージと、該回転ステージ
上面に固定されるキャップ封止装置と、該キャップ封止
装置の上方から降下し得るローラ電極とを含んでなり、
前記キャップ封止装置は、前記筐体を載置する領域周辺
の複数箇所に前記ローラ電極との当接で該ローラ電極の
移動方向に弾力的に反り得るガイド片を備え、前記ガイ
ド片が、筐体側の側面で前記筐体を位置決めすると共に
上面が該筐体を越える高さに位置する絶縁材からなるガ
イドを、先端に備えているパッケージ組立装置によって
解決される。
【0020】金属キャップが金属ケースに対して位置決
めできた状態で溶接できるようにキャップ封止装置を構
成すると、金属キャップの金属ケース上への載置作業の
容易化が実現できると共に溶接時の金属キャップのずれ
が抑制できるので、特別な溶接電極等を使用することな
く金属キャップと金属ケース間の確実なシーム溶接を実
現することができる。
【0021】そこで本発明では、金属ケースの各側壁周
面それぞれと対応する領域に該金属ケース上面より突出
し且つ前記ローラ電極との当接で該ローラ電極が金属キ
ャップに接触し得るようなガイドを備えて上記キャップ
封止装置を構成するようにしている。
【0022】このため、上記ガイドによって金属キャッ
プの金属ケースひいては筐体に対する位置決めができる
ことからチャンバ内におけるマニュアル作業の容易化が
実現できると共に、上記ローラ電極による溶接作業中の
金属キャップのずれも抑制できる。
【0023】従って、マニュアル作業の容易化と特性的
・外観的な不良抑制とが同時に実現できて、パッケージ
組立作業の生産性向上を期待することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明になるパッケージ組
立装置を説明する図であり、図2は図1におけるキャッ
プ封止装置を説明する図、図3は図2における封止装置
本体を説明する図,図4は図2におけるガイド板を説明
する図、図5は図1のパッケージ組立装置でのパッケー
ジ組立工程を説明する図、図6は金属キャップ溶接時の
状態を説明する図、図7は図1のパッケージ組立装置で
の作用効果を説明する図である。
【0025】なお図ではいずれも図12で説明したパッ
ケージに適用させた場合を例としているので、図12,
図13と同じ対象部材や部位には同一の記号を付して表
わすと共に重複する説明についてはそれを省略する。
【0026】図1で基台15上に配置された本発明にな
るパッケージ組立装置2は、チャンバ161と、上記基
台15に固定された回転ステージ162と、該回転ステ
ージ162上に設置されるキャップ封止装置21と、該
キャップ封止装置21上方の対応位置に対をなして配設
される前記ローラ電極163とを含んでなるものであ
る。
【0027】図2は図1におけるパッケージ組立装置2
内のキャップ封止装置を示した図であり、図(2a)は
全体斜視図、図(2b)は一部断面視した側面図であ
る。すなわちこの場合のキャップ封止装置21は、図2
で示す如く、ベースとなる封止装置本体211と該封止
装置本体211に装着されるコイルばね212と該コイ
ルばね212を介して封止装置本体211に組合せられ
るガイド板213とで構成されている。
【0028】ここで理解し易くするため、上記封止装置
本体とガイド板について図3と図4で説明する。図3は
図2における封止装置本体を説明する図であり、図(3
a)は全体斜視図、図(3b)は一部断面視した側面図
である。
【0029】図3で、封止装置本体211は、絶縁材か
らなる平面視四角形の基板211aの片面(図では上
面)に平面視サイズが該基板より小さい角枠211bが
突出して形成されていると共に、該角枠211bの外側
の各四隅近傍2箇所の合計8箇所にガイドピン211c
が立設して構成されているものである。
【0030】そして上記角枠211bの内法は、図12
で説明した金属ケース111の外形に合致するように形
成され、また上記ガイドピン211cはその長さすなわ
ち高さは上記金属ケース111の高さより低く設定され
ている。
【0031】また上記コイルばね212は、圧縮可能な
捲回部の径が上記ガイドピン211cにほぼ対応するよ
うに形成されているものである。一方、図4は図2にお
けるガイド板を説明する図であり、図(4a)は全体斜
視図、図(4b)は一部断面視した側面図を示す。
【0032】図4で、絶縁材からなるガイド板213
は、平面視が図12で説明した金属ケース111の各一
辺の長さより短い長さを長手方向として有するする長方
形であり、その厚さ方向の片面(図では下面)213a
には長手方向中央域に凹形の段差面213bが設けられ
ているものである。
【0033】なお該凹形の段差面213bの長手方向の
長さa5 は、図12で説明した筐体11における絶縁ブ
ッシュ113の長さa6 を少なくとも越えるように形成
されている。
【0034】そして、該凹形の段差面形成域を除く長手
方向両サイドには該長手方向に長い長孔213cが貫通
して形成されている。そして該各長孔213cは、その
幅a1 が図3で説明した封止装置本体211におけるガ
イドピン211cの径a2 にほぼ対応し両端が該ガイド
ピンに対応する半円状に形成されていると共に、該2個
の長孔213cのそれぞれ外側に位置する半円中心間の
ピッチp1 は上記封止装置本体211におけるガイドピ
ン間のピッチp2 よりも僅かに大きく設定されている。
【0035】更に該ガイド板213の片側の側面213
dから該長孔213cの中心線までの隔たりa3 は、上
記封止装置本体211におけるガイドピン211cの角
枠内法面211b′からの隔たりa4 と一致するように
なっている。
【0036】そして上記の封止装置本体とガイド板とは
以下のように組み立てられるものである。すなわち、先
ず図3で説明した上記封止装置本体211の各ガイドピ
ン211cのそれぞれに上記コイルばね212を嵌挿す
る。
【0037】次いで、上記ガイド板213の上記側面2
13dが内側を向くように配置した該ガイド板213
を、長孔213cと上記ガイドピン211cとの嵌め合
いで該封止装置本体211上に載置することで、該ガイ
ド板213が上記コイルばね212を介して封止装置本
体211に装着されてなるキャップ封止装置21を図2
で示すように構成することができる。
【0038】なおこの状態で、上記ガイド板213の上
面213eが、封止装置本体に載置されたパッケージ1
としての全高さすなわち筐体11の高さと金属キャップ
12の厚さを加えた高さよりも少なくとも突出するよう
になっている。
【0039】かかるキャップ封止装置21では、ガイド
板213が上述したように上記コイルばね212を介し
て封止装置本体211に装着されているので上方からの
押圧とその解除によって上下動し得ると共に、該ガイド
板213の上記側面213dが上記角枠211bにおけ
る内法面換言すれば載置時の筐体11の側面と一致した
状態にある。
【0040】そこで、図1の回転ステージ162の上に
上記キャップ封止装置21を取り付けて固定すること
で、所要のパッケージ組立装置2を構成することができ
る。図5はかかるパッケージ組立装置2でパッケージを
組み立てる工程を説明する図であり、図(5a)はパッ
ケージ組立前の状態を、図(5b)はガイド板取付け時
の状態を、図(5c)は金属キャップ取付け時の状態を
それぞれ示したものである。
【0041】すなわち図(5a)で、基台15に配設さ
れたチャンバ161内の回転ステージ162上には、上
記キャップ封止装置21で説明した封止装置本体211
が前記コイルばね212を備えて装着されており、該封
止装置本体211には図12で説明したのと同じ真空ベ
ーキング処理が完了した前記筐体11が角枠211bで
位置決めして載置されている。
【0042】なおこの場合の該筐体11のマニュアルに
よる載置作業は、該筐体11自体が封止装置本体211
に設けた上記角枠211bによって位置決めされるので
容易である。
【0043】次いで図(5b)に示す如く上述したガイ
ド板213をマニュアルで装着するが、この時点では該
ガイド板213の上記側面213dが上記筐体11の側
壁面とほぼ接して位置すると同時に該ガイド板213の
上面213eは該筐体11より突出した状態にある。
【0044】更に図(5c)に示す如く、前述した金属
キャップ12をマニュアルで上記ガイド板213で囲ま
れた領域に落とし込むことで、シーム溶接前のパッケー
ジを組み立てることができる。
【0045】なおこの状態では、筐体11自体は角枠2
11bと上記ガイド板213の側面213dとによって
位置決めされ、また金属キャップ12自体も該ガイド板
の上記側面213dで位置決めされているので、相対的
にずれることがない。
【0046】続いて図6に示す如く、ローラ電極163
を降下させると、該各ローラ電極163の斜面163a
が上記ガイド板213を前記コイルばね212に抗して
押圧降下させることから、該斜面163aを金属キャッ
プ12の上側稜線に当接させることができる。
【0047】次いで、図13で説明した場合と同様に、
図示されない制御部からの信号で対をなすローラ電極1
63間に所定の電位を印加したまま、制御部からの信号
で前記回転ステージ162を該各ローラ電極163が矢
印A1 方向に回転するように移動させることで、該キャ
ップ12の一方の対向する2辺を筐体11にシーム溶接
することができる。
【0048】更に、上記ローラ電極163を元位置まで
上昇させた状態で、制御部からの信号で上記回転ステー
ジ162を元位置に戻してから90°回動せしめた後、
該各ローラ電極163を降下させることで、該キャップ
12が周辺で前記筐体11にシーム溶接されてなる所要
のパッケージ1を得ることができる。
【0049】図7はかかるキャップ封止装置21による
溶接時の作用効果を説明する図であり、図(7a)は上
記ローラ電極163が降下していないときの状態を、図
(7b)は該ローラ電極が金属キャップ12の一端側に
位置しているときの状態を、図(7c)は該ローラ電極
が他端側に移動したときの状態をそれぞれ示したもので
ある。
【0050】すなわち図(7a)で、ガイド板213は
コイルばね212を介して封止装置本体211の基板2
11aの領域に装着されている。そしてこの状態では、
図示されない金属キャップ12の上面は一点鎖線Bで示
す如くガイド板213の上面213eより低く位置して
いる。
【0051】そこで、図6で示したように該ガイド板2
13の片側端部近傍(図示C1 )に位置するローラ電極
163を降下させると、ガイド板213の該ローラ電極
と接した領域すなわち片側のガイドピン側がコイルばね
212に抗して降下するが、他方の端部近傍(図示
2 )はコイルばね212によって押し上げられている
ので、結果的に該ガイド板213が傾いて図(7b)に
示す状態となる。
【0052】なお、上記ガイド板の傾きは該ガイド板2
13に設けるガイドピン用の孔を長孔213cにする
(図4参照)ことで実現できるが、この長孔213cの
幅を上述したようにガイドピン211cの径にほぼ対応
させているのでガイド板としての幅方向すなわち紙面厚
さ方向に傾くことはなく、上記図示C2 近傍ではガイド
板の上面213eが上記一点鎖線Bがガイド板の上面2
13eより低く位置していることもあって金属キャップ
12としての位置決めが継続することとなる。
【0053】そして上記回転ステージ162の移動につ
れてガイド板213の傾きが逆方向に変化し、該ローラ
電極163が他端側に位置したときに図(7c)で示す
状態となって対向する二辺のシーム溶接を完了させるこ
とができる。
【0054】このことは上記金属キャップ12がローラ
電極163によるシーム溶接の開始直後までは少なくと
も上記ガイド板213によって位置決めされていること
を意味するので、結果的に該金属キャップ12の筐体1
1に対するずれが確実に抑制できるメリットがある。
【0055】なお、上述したキャップ封止装置21では
4個のガイド板213によっても上記筐体11が位置決
めできるので、封止装置本体211に設けた角枠211
bを除去しても同じ効果を得ることができる。
【0056】従って、上記角枠211bをなくすことで
封止装置本体211としての低廉価化が実現できるメリ
ットがある。また、図8は本発明になる他のパッケージ
組立装置を説明する図であり、図9は図8におけるキャ
ップ封止装置を説明する図、図10は図8のパッケージ
組立装置でのパッケージ組立工程を説明する図、図11
は図8のパッケージ組立装置での金属キャップ溶接状態
を説明する図である。
【0057】図8で本発明になる他のパッケージ組立装
置3は、前記基台15に固定された前記チャンバ161
と、前記回転ステージ162と、該回転ステージ162
上に設置されるキャップ封止装置31と、該キャップ封
止装置31上方の対応位置に対をなして配設される前記
ローラ電極163とを含んでなるものである。
【0058】ここで図9で本発明に係わる上記キャップ
封止装置31を説明する。図(9a)は全体斜視図であ
り図(9b)は一部断面視した側面図である。すなわち
この場合のキャップ封止装置31は、絶縁材からなる平
面視四角形の基板31aの片面(図では上面)に前記封
止装置本体211における角枠211bの四隅に対応す
るL形突起31bが形成されていると共に、該封止装置
本体211におけるガイドピン211cと対応するそれ
ぞれの位置に当接した前記ローラ電極163の移動方向
に対して弾力的に変移できるガイド片31cを立てた状
態に植設して構成したものである。
【0059】そしてこの場合のガイド片31cは、例え
ば燐青銅板の如く弾性を有する舌片状金属板31dの先
端に絶縁材からなるガイド31eが例えば圧入等の手段
で固定されているものであり、該ガイド片31cを上記
舌片状金属板31dの厚さ方向が上記ローラ電極163
の移動方向に向くように該舌片状金属板の他端側で上記
基板31aに植設してキャップ封止装置31を構成した
ものである。
【0060】従って、横方向に移動する前記ローラ電極
が該ガイド片31cの上記ガイド31eの先端領域に当
接すると、該ガイド片31cが上記舌片状金属板の露出
領域での変移で、該ローラ電極の移動方向に矢印D1
2 の如く弾力的に変移させされる。
【0061】そしてこの場合の上記ガイド片31cは、
舌片状金属板31dとしての厚さと幅および露出長さを
上記ローラ電極の大きさに合わせて適当に設定すること
で、使用するローラ電極に対応する変移量を決めること
ができる。
【0062】また、キャップ封止装置31としての基板
31a面から上記ガイド31eのガイド上面31e′ま
での高さb1 は、図12で説明したパッケージ1の金属
キャップを含めた高さより僅かに高くなるように設定さ
れていると共に、上記ガイド31eの内側端面31e″
の位置が前記封止装置本体211における角枠内法面2
11b′換言すれば上記L形突起31bの内法面31
b′と一致するように設定されている。
【0063】従って、図12で説明した筐体11を上記
L形突起31bによる位置決めで該キャップ封止装置3
1に載置したときに、上記ガイド31eの上面31e′
が該筐体11から突出して位置すると共に該ガイド31
eの内側端面31e″を該筐体11の側壁面に当接させ
ることができる。
【0064】そこで、図1の回転ステージ162の上に
上記キャップ封止装置31を取り付けて固定すること
で、所要のパッケージ組立装置3を図8で示すように構
成することができる。
【0065】かかるパッケージ組立装置3でパッケージ
を組み立てるには図10で示す如く、先ず前述した筐体
11を上記L形突起31bをガイドとしてキャップ封止
装置31に載置した後、上記ガイド片31cのガイド3
1eを案内として前記金属キャップ12をマニュアルで
落とし込むことで、シーム溶接前のパッケージを組み立
てることができる。
【0066】なおこの時点で、筐体11自体は基板31
aに対しては上記L形突起31bによって位置決めさ
れ、また金属キャップ12自体も上記ガイド31eによ
って位置決めされているので、相対的にずれることがな
い。
【0067】そこで、図13で説明したように図示され
ない制御部からの信号でローラ電極163を図11に示
す如く降下させると、該各ローラ電極163の斜面16
3aを上記金属キャップ12の上側稜線に当接させるこ
とができる。
【0068】従って、前記同様に各ローラ電極163間
に所定の電位を付加したまま該各ローラ電極163が矢
印A1 方向に回転するように上記回転ステージ162を
移動させるが、該ローラ電極163が上記ガイド片31
cと接触した時点で該ガイド片31cが変移して該ロー
ラ電極163をそのまま通過させるので、結果的に該キ
ャップ12の対向する2辺を筐体11にシーム溶接する
ことができる。
【0069】更に、上記制御部からの信号で上記ローラ
電極163を元位置に戻した状態で、上記回転ステージ
162を90°回動せしめてから上記同様に該各ローラ
電極163を降下させることで、該キャップ12が周辺
で前記筐体11にシーム溶接されてなる所要のパッケー
ジ1が得られることは図13で説明した場合と同様であ
る。
【0070】かかるキャップ封止装置31では、キャッ
プ封止装置21によるパッケージの組立工程で必要とし
たガイド板の装着工数が不要となるため組立工数削減に
よる生産性向上が実現できるメリットがある。
【0071】また上述したキャップ封止装置31でも、
前述したキャップ封止装置21と同様に8個のガイド片
31cによって上記筐体11が位置決めできるので、該
キャップ封止装置31に設けたL形突起31bを除去し
ても同じ効果を得ることができる。
【0072】従って、上記L形突起31bをなくすこと
でキャップ封止装置31としての更なる低廉価化が実現
できるメリットがある。なお上述したキャップ封止装置
21と31では、ガイド板213の上面213eとガイ
ド31eの上面31e′とをいずれもパッケージ1とし
ての全高さを越える位置に設定しているが、上記上面2
13eと31e′とを筐体11に載置する金属キャップ
12が位置決めできる程度に該筐体11の上面から僅か
に突出させても同等の効果が得られることは明らかであ
る。
【0073】
【発明の効果】上述の如く本発明により、シーム溶接時
におけるキャップの筐体に対する位置決め固定の確実化
を実現してキャップ溶接作業としての生産性向上を図っ
たパッケージ組立装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になるパッケージ組立装置を説明する
図。
【図2】 図1におけるキャップ封止装置を説明する
図。
【図3】 図2における封止装置本体を説明する図。
【図4】 図2におけるガイド板を説明する図。
【図5】 図1のパッケージ組立装置でのパッケージ組
立工程を説明する図。
【図6】 金属キャップ溶接時の状態を説明する図。
【図7】 図1のパッケージ組立装置での作用効果を説
明する図。
【図8】 本発明になる他のパッケージ組立装置を説明
する図。
【図9】 図8におけるキャップ封止装置を説明する
図。
【図10】 図8のパッケージ組立装置でのパッケージ
組立工程を説明する図。
【図11】 図8のパッケージ組立装置での金属キャッ
プ溶接状態を説明する図。
【図12】 従来のパッケージの構成を概略的に説明す
る図。
【図13】 従来のパッケージ組立装置をパッケージ組
立工程と共に説明する図。
【符号の説明】
2,3 パッケージ組立装置 11 筐体 12 金属キャップ 15 基台 21,31 キャップ封止装置 31a 基板 31b L形突起 31b′ 内法面 31c ガイド片 31d 舌片状金属板 31e ガイド 31e′ ガイド上面(上面) 31e″ 内側端面(側面) 161 チャンバ 162 回転ステージ 163 ローラ電極 163a ローラ電極斜面(斜面) 211 封止装置本体 211a 基板 211b 角枠 211b′ 内法面 211c ガイドピン 212 コイルばね 213 ガイド板 213a 片面 213b 凹の段差面 213c 長孔 213d 側面 213e 上面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 23/04 H01L 23/04 G

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子が搭載された有底箱形の筐体
    の開口端面に金属キャップを不活性ガス雰囲気中でシー
    ム溶接するパッケージ組立装置が、 基台と、該基台上面に配設されている回転ステージと、
    該回転ステージ上面に固定されるキャップ封止装置と、
    該キャップ封止装置の上方から降下し得るローラ電極と
    を含んでなり、 前記キャップ封止装置は、前記筐体を載置する封止装置
    本体と、該封止装置本体周辺の複数箇所に立設したガイ
    ドピンに嵌挿されたばねを介して該封止装置本体に装着
    されるガイド板とで構成され、 前記ガイド板は絶縁材からなり、前記封止装置本体に装
    着したときの筐体側の面が前記筐体を位置決めすると共
    に上面が該筐体を越える高さに位置するように形成され
    ていることを特徴とするパッケージ組立装置。
  2. 【請求項2】 前記封止装置本体が、 前記筐体を底面で位置決めする手段を備えていることを
    特徴とする請求項1記載のパッケージ組立装置。
  3. 【請求項3】 前記各ガイド板が、 前記ローラ電極の降下に伴う押圧で降下するように構成
    されていることを特徴とする請求項1記載のパッケージ
    組立装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド板が、 前記ローラ電極の降下に伴う押圧で傾斜すると共に、該
    ローラ電極の前記横方向の移動に追従して該傾斜が変化
    するように構成されていることを特徴とする請求項1記
    載のパッケージ組立装置。
  5. 【請求項5】 半導体素子が搭載された有底箱形の筐体
    の開口端面に金属キャップを不活性ガス雰囲気中でシー
    ム溶接するパッケージ組立装置が、 基台と、該基台上面に配設されてている回転ステージ
    と、該回転ステージ上面に固定されるキャップ封止装置
    と、該キャップ封止装置の上方から降下し得るローラ電
    極とを含んでなり、 前記キャップ封止装置は、前記筐体を載置する領域周辺
    の複数箇所に前記ローラ電極との当接で該ローラ電極の
    移動方向に弾力的に反り得るガイド片を備え、 前記ガイド片が、筐体側の側面で前記筐体を位置決めす
    ると共に上面が該筐体を越える高さに位置する絶縁材か
    らなるガイドを、先端に備えていることを特徴とするパ
    ッケージ組立装置。
  6. 【請求項6】 前記キャップ封止装置が、 前記筐体を底面で位置決めする手段を備えていることを
    特徴とする請求項5記載のパッケージ組立装置。
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CN110480147A (zh) * 2019-08-30 2019-11-22 武汉电信器件有限公司 一种to封焊夹具及其使用方法

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