JP2000039030A - 多板クラッチのためのケ―シング - Google Patents

多板クラッチのためのケ―シング

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JP2000039030A
JP2000039030A JP11174352A JP17435299A JP2000039030A JP 2000039030 A JP2000039030 A JP 2000039030A JP 11174352 A JP11174352 A JP 11174352A JP 17435299 A JP17435299 A JP 17435299A JP 2000039030 A JP2000039030 A JP 2000039030A
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    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/22Friction clutches with axially-movable clutching members
    • F16D13/38Friction clutches with axially-movable clutching members with flat clutching surfaces, e.g. discs
    • F16D13/52Clutches with multiple lamellae ; Clutches in which three or more axially moveable members are fixed alternately to the shafts to be coupled and are pressed from one side towards an axially-located member
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60Y2200/00Type of vehicle
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    • B60Y2200/11Passenger cars; Automobiles
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    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49764Method of mechanical manufacture with testing or indicating
    • Y10T29/49778Method of mechanical manufacture with testing or indicating with aligning, guiding, or instruction
    • Y10T29/4978Assisting assembly or disassembly

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な方法で組み立てることが可能であり、
且つ可能な限り小さい質量、すなわち可能な限り小さい
慣性モーメントしかもたないように考慮され得る、多板
クラッチのためのケーシングを提供する。 【解決手段】 多板クラッチのためのケーシング(1
2)が、内周面に周方向に分散して配置されてリング縦
方向に延在している複数のディスク連行歯を有する歯付
リング(16)と、前記歯付リング(16)にそれの第
一の端部(44)に共同の回転のために結合しているフ
ライホイール(14)、前記歯付リング(16)にそれ
の第二の端部(50)に共同の回転のために結合してい
る蓋体をもっている。その際、前記歯付リング(16)
が前記フライホイール(14)と溶接によって結合させ
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、その内周面に周方
向に分散して配置されてリング縦方向に延在している複
数のディスク連行歯を有する歯付リングと、一緒に回転
するために前記歯付リングとそれの第一の端部にて結合
させられているフライホイールと、一緒に回転するため
に前記歯付リングとそれの第二の端部で結合させられて
いる蓋体とをもっている、多板クラッチ、特に動力車多
板クラッチのためのケーシングに関する。
【0002】
【従来の技術】このようなケーシングを有する多板クラ
ッチは、例えばドイツ特許出願公開第19545972
号明細書(DE 195 45 972 A1)により知られている。この
ような周知の多板クラッチの場合には、ケーシングが、
すなわちフライホイール、歯付リング、及び蓋体が、こ
れらの三つの構成要素を軸方向に貫通するねじ付ボルト
(ねじ付ピン、スタッド、Schraubbolzen)によって結
び合わされる。その際、当該ねじ付ボルトは、それぞ
れ、ディスク連行歯を貫通する開口部内へ及びフライホ
イール並びに蓋体における対応する開口部内へ案内され
ている。
【0003】このような多板クラッチは一般にレースス
ポーツの分野で使用され、目標設定は、これらのクラッ
チを可能な限り小さい重量及び可能なかぎり小さい慣性
モーメントしかもたないように構成することである。し
かしながら、この要求は、複数のねじ付ボルトを用いて
ケーシングを形成する構成要素をまとめて固定すること
と反する。なぜならば、これらは、一方では所望の安定
なまとまり(結合)を与えるために非常にマッシブ(ず
っしりして)に構成されねばならず、他方ではケーシン
グの半径方向外側の領域にポジショニングされており、
その結果、それらがこのようなクラッチの慣性モーメン
トへの主要な寄与を与えるからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、簡単な方法で組み立てることが可能であり、且つ可
能な限り小さい質量、すなわち可能な限り小さい慣性モ
ーメントしかもたないように考慮され得る、多板クラッ
チのためのケーシングを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明により、この課題
は、歯付リングであって、それの内周面に周方向に分散
して配置されてリング縦方向に延在している複数のディ
スク連行歯を備える歯付リングをもっており、一緒に回
転するために前記歯付リングとそれの第一の端部にて結
合しているフライホイールをもっており、一緒に回転す
るために前記歯付リングとそれの第二の端部にて結合し
ている蓋体をもっている、多板クラッチ、特に動力車多
板クラッチのためのケーシングによって解決される。
【0006】本発明に係るケーシングでは、前記フライ
ホイールあるいは前記蓋体あるいはそれらの両方が前記
歯付リングと溶接によって、好ましくは電子線溶接ある
いはレーザ溶接によって結合させられていることが考慮
にいれられている。
【0007】このような構造によって、各ケーシング構
成要素の結合のためになんらかのねじ付ボルトを設ける
ことが完全に放棄され得る。このことは、質量を減少さ
せ、それによって本発明に係るケーシングの慣性モーメ
ントを著しく低下させ、且つ明らかなコスト削減にも寄
与する。なぜならば、従来技術においてケーシングをば
らばらにならないようにまとめるために使用される、一
般にはテンション・ボルト(tension bolt、pre-loaded
screw、レデュースト・シャフト・ボルト、Dehnschrau
ben)として形成されるねじ付ボルトが高い精密さで製造
されねばならず、従って費用がかさんだからである。
【0008】本発明に係るケーシングでは、フライホイ
ールあるいは蓋体あるいはそれら両方と歯付リングとが
本質的に全周方向領域にわたって溶接によって互いと結
合させられているとき、結合安定性がさらに改善され得
る。このことは、さらに、歯付リングの補強に寄与す
る。
【0009】可能な限り最高の結合安定性を獲得するた
めに、フライホイールないし蓋体と歯付リングとが同一
の材料から形成されていることが提案される。レースス
ポーツの領域において可能な限り軽い構成要素を使用す
ることの要求に基づいて、フライホイールないし蓋体と
歯付リングとがチタン材料製であることが提案される。
【0010】本発明に係るケーシングの場合に重量を、
それによって慣性モーメントをさらに低下させ得るよう
に、少なくとも一つのディスク連行歯、好ましくはすべ
てのディスク連行歯がこれを前記リング縦方向に貫通す
る空所を有することが提案される。
【0011】その際さらに本発明に係るケーシングを備
え付けられたクラッチについて改善された熱搬出のため
に強化された通風作用を与えるために、前記空所が半径
方向外側に向かってあるいは半径方向内側に向かってあ
るいはそれら両方に向かって開いていることが提案され
る。
【0012】フライホイールないし蓋体が歯付リングに
はめこまれており、且つ当該フライホイールないし当該
蓋体の外周面の領域において当該歯付リングの内周面と
溶接されていると、安定性の増大及び製造工程の簡素化
が獲得され得る。
【0013】例えば車両の駆動システムのような、回転
するシステムでは、回転数を認識することが必要であ
る。このことは、一般に以下のことによって達成され
る。すなわち、回転する構成要素のうちの一つに、一つ
あるいは複数の信号発生突出部を有する信号発生リング
が設けられており、当該信号発生突出部が信号発生器ユ
ニット(Signalerzeugereinheit)、一般に信号発生器コ
イル(Signalerzeugerspule)のかたわらを通って運動す
る際にパルスを発生させることによって達成される。そ
の結果、時間単位ごとに発生させられるパルスの数によ
って回転数を推し量ることができる。この信号発生機能
を多板クラッチに統合できるように、本発明の別の視点
により、所望の場合には前述の視点と関連して、ケーシ
ングがさらに信号発生リングをもっており、その際、当
該信号発生リングがケーシングにて歯付リングとフライ
ホイールあるいは蓋体との間に保持されていることが考
慮にいれられている。それによって、このような信号発
生リングを回転するシステムに統合するために、例えば
ねじ留め等のような追加の措置が講じられる必要がな
い。
【0014】このために、例えば、前記信号発生リング
が半径方向内側に向かって突き出ている少なくとも一つ
の固定用突出部を有し、当該固定用突出部が歯付リング
に設けられている好ましくは軸方向に開いている固定用
空所にはまり込むことが考慮にいれられるとよい。
【0015】その際、前記固定用空所が周方向において
一つのディスク連行歯と位置を合わされている(すなわ
ち軸方向にまっすぐにそろえられている)とよく、前記
少なくとも一つの固定用突出部がほぼ当該歯の輪郭に適
合させられた輪郭を有するとよい。
【0016】さらに、前記固定用空所が周方向において
一つのディスク連行歯と位置をあわされており、且つ当
該ディスク連行歯内へ及んでおり、そのとき、前記固定
用突出部が、当該ディスク連行歯において発生させられ
ている空所輪郭に相当する輪郭を有することが可能であ
る。
【0017】特に溶接による歯付リングとフライホイー
ルないし蓋体との結合の際に、歯付リングとフライホイ
ールないし蓋体との間の溶接結合部が固定用空所の領域
において中断しており、且つ当該溶接結合部の少なくと
も一つの端部に当該溶接結合部を切る(切り目をいれ
る、切り取る)負荷軽減孔(Entlastungsbohrung)が設け
られていると有利である。それによって、溶接継ぎ目の
この端部領域において運転中に刻み目ストレス(切り欠
きストレス、切り目をいれるストレス、Kerbspannunge
n)が発生することが回避され得る。
【0018】信号発生リングは、好ましくは歯付リング
の外周面にぴったりはめられており、好ましくは歯付リ
ング及びフライホイールないし蓋体とは別の材料からな
る。電磁誘導によって信号を発生させることができるよ
うに、信号発生リングが磁気的な材料(磁性材料)から
形成されていることが提案される。
【0019】本発明は、さらに、溶接により、好ましく
は電子線溶接あるいはレーザ溶接によりフライホイール
あるいは蓋体あるいはそれらの両方と歯付リングとを結
合するステップを含む、多板クラッチのケーシングの製
造のための方法に関する。
【0020】この方法では、これらの構成要素を溶接す
る前に、信号発生リングが歯付リングとフライホイール
あるいは蓋体との間に配置されて、それからはじめて溶
接結合工程が行われることが考慮にいれられるとよい。
【0021】本発明は、さらに、本発明に係るケーシン
グを備え付けられた多板クラッチに関する。
【発明の実施の形態】
【0022】以下に、本発明を添付の図面に関連して有
利な実施形態をもとにして詳細に説明する。図1は、フ
ライホイールとの歯付リングの結合を示す本発明に係る
ケーシングの縦断面図を示し、図2は、図1の円領域II
に含まれる部分の拡大された図を示し、図3は、歯のう
ちの一つ歯の領域で切断された歯付リングの部分縦断面
図を示し、図4は、半径方向外側から見た歯付リングの
図を示し、図5は、本発明に係るケーシングの別の形態
の分解図を示し、図6は、図5において分解図で示され
たケーシングの縦断面図を示し、図7は、図6における
注視方向VIIにおいて軸方向に見た拡大された図を示
し、図8は、図6において円領域VIIIで示された部分の
拡大図を示し、図9は、多板クラッチの一般的な構造を
示す部分縦断面図を示す。
【0023】本発明の詳細に立ち入るまえに、図9に関
連して一般的に多板クラッチ(マルチプレートクラッ
チ、Lamellenkupplung)の構造を説明する。多板クラッ
チ10は、フライホイール14、歯付リング(かみ合わ
せリング、歯切りリング、Verzahnungsring)16、及
び蓋体18から形成された全体として符号12を付され
たケーシングをもっている。フライホイール14は、複
数のねじ付ボルト(ねじ付ピン、スタッド、Schraubbol
zen)20を用いて駆動軸(ドライブシャフト)、例え
ば内燃機関のクランクシャフトにねじ留めされ得る。そ
の結果、ケーシング12は駆動システムへの統合ののち
にこの駆動軸によって駆動されて回転軸心Aのまわりで
回転するだろう。
【0024】歯付リング16は、周方向に分散してそれ
の内周面22に、軸心Aの延在方向に相当するリング縦
方向に延在している複数のディスク連行歯(複数のプレ
ートを連行する歯)24を有する。ディスク連行歯24
には、図9ではそれらのうちの四つが認識され得る外側
ディスク(外側プレート、外側板)28のそれぞれの外
側かみ合わせ部(外側歯切り部)26が係合する。それ
によって、これらの外側ディスク28は、ケーシング1
2と回転固定に(すなわち相対回転しないように)結合
しており、しかしながら、当該ケーシングに関して軸方
向には移動させられ得る。さらに、押しつけプレート3
0が、対応する外側かみあわせ部32を介してケーシン
グ12と回転固定に結合しており、しかしながら軸方向
には移動させられ得る。押しつけプレート30と蓋体1
8との間では、エネルギーアキュムレータ(蓄力器、Kr
aftspeicher)、ここではそれ自体は周知のようにして
不図示の間隔ボルト(間隔ピン、Distanzbolzen)によ
って蓋体18に保持されているダイアフラムスプリング
34の形でのエネルギーアキュムレータが働く。当該ダ
イアフラムスプリング34は、それの半径方向外側の領
域において押しつけプレート30を押す。その結果、他
方また、これは外側ディスク28を、それぞれ外側ディ
スクの間に配置された内側ディスク(内側プレート、内
側板)36とともにフライホイール14の方へ押す。こ
の押しつけによって、ケーシング12に回転固定に結合
した外側ディスク26とハブ38に回転固定に結合した
内側ディスク36との間のトルク伝達結合が作られる。
この目的のために、内側ディスク36がそれぞれ内側か
み合わせ部(内側歯切り部)40を有し、当該内側かみ
合わせ部がハブ38の対応する外側かみ合わせ部と係合
する。さらに、ハブ38が内側かみ合わせ部42を有
し、当該内側かみ合わせ部によってこれがクラッチ出力
軸、一般には伝動装置入力軸(クラッチシャフト)と回
転係合させられ得る。
【0025】多板クラッチ10の前述の構造は、一般的
に知られている。この構造では、各構成要素、特に外側
ディスクないし内側ディスクの形態、数、及びポジショ
ニング、エネルギーアキュムレータの形態等に関して多
数の変更が行われ得ることを指摘しておく。本発明の原
理は、多板クラッチのバリエーションに依存せずにこれ
らの領域で使用可能である。
【0026】本発明では、フライホイール14と歯付リ
ング16とが溶接プロセスによって互いと結合させられ
ることが考慮にいれられている。図1において、そのた
めに歯付リング16が、それがフライホイール14との
結合のために予定された第一の軸方向の端部44に内周
側凹所46を形成されており、当該内周側凹所にフライ
ホイール14がはめ込まれ、その結果当該フライホイー
ルが外周面48によって歯付リング16に当接するよう
に形成されることがわかる。その際、凹所46の領域に
は半径方向肩部52が形成されており、当該半径方向肩
部がフライホイール14のための軸方向ストッパを、そ
れによって歯付リング16へのこの構成要素についての
非常に精密なポジショニングを与える。そのとき、これ
らの互いに当接する表面領域の領域において電子線溶接
(Elektronenstrahlschweissen)あるいはレーザ溶接(Las
erschweissen)が行われる。その結果、これらの両方の
構成要素が互いに固定結合される。溶接を可能にするた
めに、両方の構成要素は、好ましくはチタン、例えばTi
Al6V4、から製造されている。その結果、高い溶接安定
性と並んで軽い材料の使用による重量削減が達成され
る。それによって、これらの構成要素の結合のためのね
じ付ボルトの使用が放棄され得る。このことは、一方で
は、質量の減少に、それによって慣性モーメントの低下
に寄与し、他方では製造コストを明らかに下げる。さら
に、周方向にめぐっている(取り巻いている)溶接結合
部によって、高められた結合安定性及びさらに歯付リン
グ16の領域におけるケーシング12の補強が獲得され
る。
【0027】フライホイール14との溶接結合のかわり
に、歯付リング16がその第二の軸方向の端部50にお
いて対応した方法で蓋体と溶接によって結合されてもよ
いということを指摘しておく。しかしながら、フライホ
イール14との溶接結合が有利である。なぜならば、そ
のとき、ケーシング12が蓋体側から手をいれることが
できて、駆動システムへのこのようなケーシングないし
はこのようなケーシングを備え付けられたクラッチの統
合の後に、すなわち駆動軸へのフライホイール14のね
じ留めの後に、伝動装置(トランスミッション)側から
簡単に整備作業あるいは交換作業が行われ得るからであ
る。
【0028】図3及び図4は、本発明に係るケーシング
で使用され得る歯付リング16の有利な形態を示す。図
3における断面図においてわかるように、内側に向かっ
て張り出しているディスク連行歯24は中空に(空洞
に)形成されている。すなわち、それらは、縦方向に延
在する空所54を有する。当該空所は、これらの歯を好
ましくは完全に貫通している。さらに、この空所54
は、二つの軸方向の領域56、58にて開口部60、6
2によって半径方向外側に向かって開いており、対応す
る開口部64、66によって半径方向内側に向かって開
いている。従って、図4においてわかるように、前記領
域56、58の間に周方向に取り囲んでいる細条部(ウ
エブ、Steg)68が産み出される。対応して、好ましく
は、各歯24(それらは図4の図では破線で示されてい
る、なぜならばそれらの歯は歯付リング16の内側に位
置するからである)の間に、前記領域56、58に開口
部70、72が形成されている。これらの開口部の間に
は同様に細条部102が生み出されている。それによっ
て、周方向において、細条部102と68とが交互にあ
り、一つの連続したリングを形成する。これらの開口部
を設けることによって、ないしは、歯24の少なくとも
部分的に中空な形態によって、歯付リング16の質量及
びそれによってケーシング12全体の質量が減少させら
れ得ることが達成される。その結果、対応して慣性モー
メントも低下させられ得る。さらに、前記開口部がケー
シングの内部への空気の貫流を可能にする。その結果、
運転中に互いに摩擦する構成要素のための傑出した冷却
作用が与えられ得る。
【0029】全ての歯24がそのように構成されなけれ
ばならないわけではなく、歯付リング16の剛性を高め
るために中身のある歯が維持されてよいことを指摘して
おく。
【0030】図5〜図8は、本発明の別の視点を示す。
歯付リング16とフライホイール14との間に信号発生
リング74が統合されており、前記構成要素、歯付リン
グ16及びフライホイール14、の結合によりケーシン
グ12にしっかりと保持されていることがわかる。この
目的のために、歯付リング16がそれの軸方向の端部領
域44に周方向に分散して複数の空所あるいは開口部7
6を有する。当該空所あるいは開口部は、図示された実
施形態では、周方向において好ましくはそれぞれ歯24
のうちの一つと位置を合わされている(まっすぐにそろ
えられている)。図5〜8においては歯24が限定され
た軸方向の広がりを有してだけ構成されているあるいは
示されているが、これらが前述の装置の場合と全く同様
に歯付リング16の全体長を越えて延在してもよいこと
を指摘しておく。空所76は、それらが少なくとも部分
的に、それらが位置を合わされている歯の中へ延びてい
るようであってよい。信号発生リング74は、それぞれ
の空所76に対応配置されて固定用突出部78を有す
る。当該固定用突出部が、歯付リング16へ信号発生リ
ング74を軸方向に導く際に空所76へないしは付設さ
れた歯24におけるその延長部分へ入る。特に図6及び
図8においてわかるように、歯付リング16が端部44
の領域にその外周面82におけるへこみ部80を有して
形成されている。その結果、半径方向(放射方向)に向
けられたストッパ肩部84が信号発生リング74のため
に形成される。すなわち、半径方向においてへこみ部8
0へのそれの内周面86の確実なスナグフィット(適合
嵌合、Passsitz)によって取り付け保持されている信号
発生リング74が軸方向において図示では左側へ向かっ
て一方では肩部84によって且つ他方では固定用突出部
78によって保持されている。それから、歯付リング1
6上への信号発生リング74の装着の後に、前述したよ
うに、フライホイール14が歯付リング16内へはめ込
まれる。くわしくいうと、それが軸方向において信号発
生リング74の固定用突出部78に突き当たるまではめ
込まれる。それから、結合工程、例えば溶接の後に、信
号発生リング74が軸方向における別の方向においても
ケーシング12に固定されており、例えば旋盤での仕上
げ(ツルーイング、ドレッシング、Abdrehen)等によっ
て高い精度で完全に加工され得る。
【0031】信号発生リング74は、回転動作中にセン
サ(アキュムレータ、フィーダ、ピックアップ、Aufneh
mer)、例えばセンサコイル(Aufnehmerspule)と協働し
て回転数検知のための信号を発生させることに用いられ
る。この目的のために、信号発生リング74はその外周
に少なくとも一つの突出部88を有する。当該突出部
は、センサコイルのかたわらを通って運動する際に電気
的なパルスを発生させる。この目的のために、信号発生
リング74は磁気的な材料から形成されている。ケーシ
ング12への信号発生リング74の取り付け固定が歯付
リング16とフライホイール14との間でそれをはさん
で締め付けることによるだけで与えられているので、こ
の信号発生リング74は、問題なく、歯付リング16及
びフライホイール14とは別の材料から構成され得る。
従って当該歯付リング及びフライホイールはさらに引き
続いてチタンから形成されて溶接によって結合されてよ
い。従来どおりの方法でフライホイールと歯付リングと
がねじ付ボルトによって互いに結合させられるときにも
ケーシング12への信号発生リング74のこの統合が全
く同様に獲得され得ることを指摘しておく。また、原理
的に、信号発生リング74を蓋体18との歯付リング1
6の結合領域において統合することも考えられる。
【0032】軸方向に開いている空所76を設けること
に基づいて、フライホイール(あるいは蓋体)と歯付リ
ングとの間の溶接結合の際に、図7において太く描かれ
た溶接継ぎ目90の中断が発生させられている。溶接継
ぎ目90の端部92、94に刻み目ストレス(切り欠き
ストレス、Kerbspannungen)が発生しないように、これ
らの端部に孔98、100が設けられている。当該孔
が、溶接継ぎ目を切り(切り取り、anschneiden)且つ
それによってストレスなしの溶接継ぎ目端部を発生させ
る。
【0033】信号発生リングの磁気的な作用は、電気溶
接工程の実施を侵害することもない。なぜならば、この
作用は、歯付リング16とフライホイール14との相互
の配置によって本質的に遮蔽されるからである。
【0034】多板クラッチのケーシングの本発明に係る
構造によって、製造コストを低下させつつ、一方では高
められた結合強度及び歯付リングの補強が与えられ且つ
他方では従来技術において必要な構成要素、すなわちケ
ーシング部材のための結合ねじの省略によって質量が減
少させられ及びそれによって慣性モーメントが低下させ
られ得ることによって運転中に著しい利点が獲得され
る。さらに、本発明に係る多板クラッチでは、ないしは
そのケーシングでは、あまり大きな構造上の変更なし
に、回転数検知のための信号発生リングが統合され得
る。その際、これはその材料に関してケーシングの別の
構成要素の材料に独立に選択され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】フライホイールとの歯付リングの結合を示す本
発明に係るケーシングの縦断面図である。
【図2】図1の円領域IIに含まれる部分の拡大図であ
る。
【図3】歯のうちの一つ歯の領域で切断された歯付リン
グの部分縦断面図である。
【図4】半径方向外側から見た歯付リングの図である。
【図5】本発明に係るケーシングの別の形態の分解図で
ある。
【図6】図5において分解図で示されたケーシングの縦
断面図である。
【図7】図6における注視方向VIIにおいて軸方向に見
た拡大図である。
【図8】図6において円領域VIIIで示された部分の拡大
図である。
【図9】多板クラッチの一般的な構造を示す部分縦断面
図である。
【符号の説明】
10 多板クラッチ 12 ケーシング 14 フライホイール 16 歯付リング 18 蓋体 22 歯付リングの内周面 24 ディスク連行歯 44 歯付リングの第一の軸方
向の端部 48 外周面 50 歯付リングの第二の軸方
向の端部 54 空所 60、62、64、66 開口部 74 信号発生リング 76 固定用空所 78 固定用突出部 82 歯付リングの外周面 92、94 溶接継ぎ目(溶接結合)
の端部 98、100 負荷軽減孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月10日(1999.11.
10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項10】 前記信号発生リング(74)が、半径
方向内側に向かって突き出ている少なくとも一つの固定
用突出部(78)を有し、当該固定用突出部が、前記歯
付リング(16)に設けられた、好ましくは軸方向に開
いた固定用空所(76)に係合することを特徴とする、
請求項8あるいは請求項9に記載のケーシング。
【請求項11】 前記固定用空所(76)が、周方向に
てディスク連行歯(24)と位置合わせされているこ
と、及び、前記の少なくとも一つの固定用突出部(7
8)が、本質的に歯輪郭に適合させられた輪郭を有する
ことを特徴とする、請求項10に記載のケーシング。
【請求項12】 前記固定用空所(76)が、周方向に
てディスク連行歯(24)と位置合わせされており、当
該ディスク連行歯(24)内へ延びていること、及び、
前記少なくとも一つの固定用突出部(78)が、前記デ
ィスク連行歯(24)に作られた空所輪郭に相当する輪
郭を有することを特徴とする、請求項10に記載のケー
シング。
【請求項13前記フライホイール(14)あるいは
(及び)前記蓋体(18)が、前記歯付リング(16)
と、溶接によって、好ましくは電子線溶接あるいはレー
ザ溶接によって結合させられていること、及び、前記歯
付リング(16)と前記フライホイール(14)ないし
前記蓋体(18)との間の溶接結合が、前記固定用空所
(76)の領域にて中断していること、及び前記溶接結
合の少なくとも一つの端部(92、94)に前記溶接結
合を切る負荷軽減孔(98、100)が設けられている
ことを特徴とする、請求項10〜12のいずれか一項に
記載のケーシング。
【請求項14】 前記信号発生リング(74)が、前記
歯付リング(16)の外周面(82)にぴったりはめら
れていることを特徴とする、請求項8〜13のいずれか
一項に記載のケーシング。
【請求項15】 前記信号発生リング(74)が、前記
歯付リング(16)及び前記フライホイール(14)な
いし前記蓋体(18)とは別の材料から形成されている
ことを特徴とする、請求項8〜14のいずれか一項に記
載のケーシング。
【請求項16】 前記信号発生リング(74)が磁気的
な材料から形成されていることを特徴とする、請求項8
15のいずれか一項に記載のケーシング。
【請求項17】 多板クラッチ(10)のケーシング
(12)、特に請求項1〜16のいずれか一項に記載の
ケーシングの製造のための方法にして、溶接、好ましく
は電子線溶接あるいはレーザ溶接によりフライホイール
(14)あるいは(及び)蓋体(18)と歯付リング
(16)とを結合することを含んでいる方法。
【請求項18】 前記歯付リング(16)と前記フライ
ホイール(14)あるいは前記蓋体(18)との間に信
号発生リング(74)を配置すること、それから前記歯
付リング(16)を前記フライホイール(14)ないし
前記蓋体(18)と溶接することを含んでいる、請求項
17に記載の方法。
【請求項19】 請求項1〜16のいずれか一項に記載
のケーシング(12)をもっている多板クラッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス ルードルフ ドイツ連邦共和国 デー・97337 デッテ ルバッハ ビュルガーマイスター・クネー トゲン・シュトラーセ 8 (72)発明者 ヴェルナー ゼルツァム ドイツ連邦共和国 デー・97537 ヴィプ フェルト ツェーントグラーフェンシュト ラーセ 26 (72)発明者 ホルスト フリードリヒ ドイツ連邦共和国 デー・97491 アイト ハウゼン/ハッパーツハウゼン ハウプト シュトラーセ 8 (72)発明者 クラウス オルト ドイツ連邦共和国 デー・97529 メンヒ シュトックハイム ゼーシュトラーセ 3 (72)発明者 クラウス ホフマン ドイツ連邦共和国 デー・97618 ロイタ ースハウゼン アム ガルテンヴェーク 13

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯付リングであって、それの内周面(2
    2)に周方向に分散して配置されてリング縦方向に延在
    している複数のディスク連行歯(24)を有する歯付リ
    ング(16)、 前記歯付リング(16)にそれの第一の端部(44)に
    て共同の回転のために結合しているフライホイール(1
    4)、 前記歯付リング(16)にそれの第二の端部(50)に
    て共同の回転のために結合している蓋体(18)をもっ
    ている、多板クラッチ、特に動力車多板クラッチのため
    のケーシングにおいて、 前記フライホイール(14)あるいは(及び)前記蓋体
    (18)が、前記歯付リング(16)と、溶接によっ
    て、好ましくは電子線溶接あるいはレーザ溶接によって
    結合させられていることを特徴とするケーシング。
  2. 【請求項2】 前記フライホイール(14)あるいは
    (及び)前記蓋体(18)と前記歯付リング(16)と
    が、本質的に全周領域にわたって溶接によって結合させ
    られていることを特徴とする、請求項1に記載のケーシ
    ング。
  3. 【請求項3】 前記フライホイール(14)ないし前記
    蓋体(18)と前記歯付リング(16)とが同一の材料
    から形成されていることを特徴とする、請求項1または
    請求項2に記載のケーシング。
  4. 【請求項4】 前記フライホイール(14)ないし前記
    蓋体(18)と前記歯付リングとがチタン材料から形成
    されていることを特徴とする、請求項3に記載のケーシ
    ング。
  5. 【請求項5】 少なくとも一つのディスク連行歯、好ま
    しくは全てのディスク連行歯(24)が、これらをリン
    グ縦方向に貫通する空所(54)を有することを特徴と
    する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のケーシン
    グ。
  6. 【請求項6】 前記空所(54)が半径方向外側に向か
    ってあるいは(及び)半径方向内側に向かって開いてい
    る(60、62、64、66のところで)ことを特徴と
    する、請求項5に記載のケーシング。
  7. 【請求項7】 前記フライホイール(14)ないし前記
    蓋体(18)が、前記歯付リング(16)にはめられて
    おり、且つ当該フライホイールないし当該蓋体の外周面
    (48)の領域にて前記歯付リング(16)の内周面と
    溶接されていることを特徴とする、請求項1〜6のいず
    れか一項に記載のケーシング。
  8. 【請求項8】 さらに信号発生リング(74)をもって
    いる請求項1に記載のあるいは請求項1の上位概念部分
    に記載のケーシングにして、当該信号発生リング(7
    4)が前記ケーシング(12)にて前記歯付リング(1
    6)と前記フライホイール(14)あるいは前記蓋体
    (18)との間に保持されている、場合によっては請求
    項1〜7のいずれか一項の特徴部分と結び付けられてい
    るケーシング。
  9. 【請求項9】 前記信号発生リング(74)が、半径方
    向内側に向かって突き出ている少なくとも一つの固定用
    突出部(78)を有し、当該固定用突出部が、前記歯付
    リング(16)に設けられた、好ましくは軸方向に開い
    た固定用空所(76)に係合することを特徴とする、請
    求項8に記載のケーシング。
  10. 【請求項10】 前記固定用空所(76)が、周方向に
    てディスク連行歯(24)と位置合わせされているこ
    と、及び、前記の少なくとも一つの固定用突出部(7
    8)が、本質的に歯輪郭に適合させられた輪郭を有する
    ことを特徴とする、請求項9に記載のケーシング。
  11. 【請求項11】 前記固定用空所(76)が、周方向に
    てディスク連行歯(24)と位置合わせされており、当
    該ディスク連行歯(24)内へ延びていること、及び、
    前記少なくとも一つの固定用突出部(78)が、前記デ
    ィスク連行歯(24)に作られた空所輪郭に相当する輪
    郭を有することを特徴とする、請求項9に記載のケーシ
    ング。
  12. 【請求項12】 前記歯付リング(16)と前記フライ
    ホイール(14)ないし前記蓋体(18)との間の溶接
    結合が、前記固定用空所(76)の領域にて中断してい
    ること、及び前記溶接結合の少なくとも一つの端部(9
    2、94)に前記溶接結合を切る負荷軽減孔(98、1
    00)が設けられていることを特徴とする、請求項9〜
    11のいずれか一項に記載の及び請求項1の特徴部分に
    記載のケーシング。
  13. 【請求項13】 前記信号発生リング(74)が、前記
    歯付リング(16)の外周面(82)にぴったりはめら
    れていることを特徴とする、請求項8〜12のいずれか
    一項に記載のケーシング。
  14. 【請求項14】 前記信号発生リング(74)が、前記
    歯付リング(16)及び前記フライホイール(14)な
    いし前記蓋体(18)とは別の材料から形成されている
    ことを特徴とする、請求項8〜13のいずれか一項に記
    載のケーシング。
  15. 【請求項15】 前記信号発生リング(74)が磁気的
    な材料から形成されていることを特徴とする、請求項8
    〜14のいずれか一項に記載のケーシング。
  16. 【請求項16】 多板クラッチ(10)のケーシング
    (12)、特に請求項1〜15のいずれか一項に記載の
    ケーシングの製造のための方法にして、溶接、好ましく
    は電子線溶接あるいはレーザ溶接によりフライホイール
    (14)あるいは(及び)蓋体(18)と歯付リング
    (16)とを結合することを含んでいる方法。
  17. 【請求項17】 前記歯付リング(16)と前記フライ
    ホイール(14)あるいは前記蓋体(18)との間に信
    号発生リング(74)を配置すること、それから前記歯
    付リング(16)を前記フライホイール(14)ないし
    前記蓋体(18)と溶接することを含んでいる、請求項
    16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 請求項1〜15のいずれか一項に記載
    のケーシング(12)をもっている多板クラッチ。
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