JP2000038429A - ポリアセタール共重合体 - Google Patents
ポリアセタール共重合体Info
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Abstract
面硬度が高く摺動特性にも優れたポリアセタール樹脂を
提供する。 【解決手段】 (A) トリオキサン 100重量部、(B) 下記
一般式(I) で示されるグリシジルエーテル化合物から選
ばれた少なくとも1種の化合物0.01〜10重量部及び(C)
トリオキサンと共重合可能な環状エーテル化合物(但
し、上記(B) のグリシジルエーテル化合物を除く)0〜
20重量部を共重合して得られるポリアセタール共重合
体。 【化1】 (式中、R1は炭素数1〜30のアルキル基、炭素数2〜20
のアルケニル基もしくはアルキニル基、R2は炭素数1〜
30のアルキレン基を表し、n は0〜20の整数である。)
Description
ープ特性に優れ、更には表面硬度が高く摺動特性にも優
れたポリアセタール樹脂に関する。
的特性、電気的特性、摺動性、成形性等において、優れ
た特性を持っており、主に構造材料や機構部品等として
電気機器、自動車部品、精密機械部品等に広く使用され
ている。しかし、ポリアセタール樹脂が利用される分野
の拡大に伴い、剛性やクリープ特性の一層の向上が要求
される場合がある。このような物性を向上させるための
手段として、ポリアセタール樹脂に繊維状フィラーを充
填する方法、また、ポリアセタールコポリマーにおいて
はコモノマー量を減少する方法等が知られている。しか
しながら、繊維状フィラーの充填においては成形品の外
観不良や摺動特性の低下等の問題、また、コモノマー減
量の手法に於いてはポリマーの熱安定性低下等の問題が
生じ、必ずしも要求に応え得るものではなかった。この
ような従来技術の問題点に鑑み、本発明者は、ポリマー
骨格自体の変性によるポリマーの本質的な剛性やクリー
プ特性の向上に着目した。一方、ポリマー骨格自体の変
性に関して、特開平3−170526号公報等には、ト
リオキサンとエチレンオキシド、1,3 −ジオキソラン、
1,3 −ジオキセパン、1,3,5 −トリオキセパン、1,3,6
−トリオキソカンから選ばれた少なくとも1種の環状エ
ーテル化合物および、グリシジルフェニルエーテル、ス
チレンオキシド、グリシジルナフチルエーテルから選ば
れた少なくとも一つの化合物を共重合した変性ポリアセ
タール共重合体が開示されている。しかしながら、この
変性ポリアセタール共重合体は、結晶化速度増大による
成形性の改善、特にハイリサイクル性を目的としたもの
であり、しかも、本発明者らの検討によれば、これらの
共重合体による剛性改良効果は必ずしも満足できるもの
ではなかった。
の如き課題を解決し、高剛性でクリープ特性に優れ、さ
らには表面特性、摺動特性等も優れた共重合ポリアセタ
ール樹脂を提供することにある。
達成するために鋭意検討した結果、ある種の特定のグリ
シジルエーテル化合物を共重合することによって分岐構
造を導入したポリアセタール共重合体により、意外に
も、従来予期されなかった程の剛性の向上、クリープ特
性の改善が可能であることを見出し、本発明に達した。
即ち、本発明は、(A) トリオキサン 100重量部、(B) 下
記一般式(I) で示されるグリシジルエーテル化合物から
選ばれた少なくとも1種の化合物0.01〜10重量部及び
(C) トリオキサンと共重合可能な環状エーテル化合物
(但し、上記(B) のグリシジルエーテル化合物を除く)
0〜20重量部を共重合して得られるポリアセタール共重
合体である。
炭素数2〜20のアルケニル基もしくはアルキニル基、R2
は炭素数1〜30のアルキレン基を表し、n は0〜20の整
数である。)
重合体について詳細に説明する。まず、本発明において
用いられるトリオキサン(A) とは、ホルムアルデヒドの
環状三量体であり、一般的には酸性触媒の存在下でホル
ムアルデヒド水溶液を反応させることによって得られ、
これを蒸留等の方法で精製して用いられる。重合に用い
るトリオキサン(A) は、水、メタノール、蟻酸などの不
純物を極力含まないものが好ましい。
ける(B) 成分のグリシジルエーテル化合物は、前記一般
式(I) で示されるものであり、好ましい化合物の例とし
ては、メチルグリシジルエーテル、エチルグリシジルエ
ーテル、ブチルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシ
ルグリシジルエーテル、2−メチルオクチルグリシジル
エーテル等が挙げられる。(B) 成分の共重合量は(A) 成
分のトリオキサン100重量部に対して0.01〜10重量部で
あり、好ましくは、 0.1〜10重量部である。(B) 成分の
共重合量がこれより過少では本発明の目的とする剛性、
クリープ特性の改善効果が得られず、逆に過大になると
結晶性が低下し十分な剛性が得られない等の問題が生じ
る。
トリオキサン(A) と共重合可能な環状エーテル化合物
(C) としては、エチレンオキシド、プロピレンオキシ
ド、ブチレンオキシド、エピクロロヒドリン、エピブロ
モヒドリン、スチレンオキシド、オキセタン、3,3 −ビ
ス(クロルメチル)オキセタン、テトラヒドロフラン、
トリオキセパン、1,3 −ジオキソラン、エチレングリコ
ールホルマール、プロピレングリコールホルマール、ジ
エチレングリコールホルマール、トリエチレングリコー
ルホルマール、1,4 −ブタンジオールホルマール、1,5
−ペンタンジオールホルマール、1,6 −ヘキサンジオー
ルホルマール等が挙げられる。本発明において、環状エ
ーテル化合物(C) の共重合量は、(A) 成分のトリオキサ
ン 100重量部に対して0〜20重量部であり、好ましくは
0.05〜15重量部、特に好ましくは0.1〜10重量部であ
る。かかる環状エーテル化合物(C) は、本発明が目的と
する剛性、クリープ特性の改善のためには特に必須とす
るものではないが、重合反応を安定化させると共に生成
したポリアセタール共重合体の熱安定性を高めるために
は、環状エーテル化合物(C) を共重合成分として用いる
のが好ましい。一方、環状エーテル化合物(C) の共重合
割合が過大になると、本発明が目的とする剛性、クリー
プ特性の改善が不十分なものになる。環状エーテル化合
物(C) の上記の如き共重合割合は、このような観点を考
慮して決められたものである。
的にはトリオキサン(A) とグリシジルエーテル化合物
(B) および環状エーテル化合物(C) を、必要に応じて適
量の分子量調節剤を添加して、カチオン重合触媒を用い
て塊状重合を行う等の方法で得られる。
はアブラミ指数m =3であることが好ましく、この要件
を満足する場合は剛性、クリープ特性等が一層優れたポ
リアセタール共重合体となる。尚、アブラミ指数は、熱
走査型熱量系(DSC)を使用して、窒素雰囲気下、20
0 ℃加熱状態で3分間保持の後、結晶化温度まで冷却、
保持し、得られる結晶化ピークの形状から次式に基づき
算出される。 v=(4π/3){G(t−τ)}3 X0 =∫t 0 Nvdτ=ktm X=1−exp(−X0 )=1−exp(−ktm ) (式中、Xは形態結晶化度、τは球晶の成長が始まるま
での待ち時間、vは一個の球晶から成長する球晶の体
積、Nは結晶核数、X0 はt時間後の球晶が占める全体
積割合、kは速度定数、m がアブラミ定数) 上記の如き好ましい要件を満足するためには、重合によ
るポリアセタール共重合体の製造に際して、トリオキサ
ン(A) 、グリシジルエーテル化合物(B) 、環状エーテル
化合物(C) を十分に混合した均一溶液を重合機に供給
し、触媒を添加して重合させる方法、あらかじめグリシ
ジルエーテル化合物(B) 、環状エーテル化合物(C) 及び
触媒を均一混合しておき、これを更にトリオキサン(A)
の溶融物と混合して重合機に供給して重合するか、また
は別途重合機に供給されるトリオキサン(A) の溶融物に
前記混合物を添加して重合させる方法が極めて有効であ
る。このように、あらかじめ混合し均一溶液状態として
おくことでグリシジルエーテル化合物に由来する分岐構
造の分散状態が良好となり、アブラミ指数m =3である
ポリアセタール共重合が得られ易く、剛性、クリープ特
性の優れたものになる。これに対し、トリオキサン(A)
、グリシジルエーテル化合物(B) 、環状エーテル化合
物(C) を別々に重合機中に供給した後、触媒を添加する
方法、或いはトリオキサン(A) に触媒を添加した後、残
余成分を添加する方法等では、ポリアセタール骨格中に
おけるグリシジルエーテル化合物に由来する分岐構造の
分散が不十分になり易く、この時にはアブラミ指数m =
3が達成できず、剛性やクリープ特性の改良効果は前記
に比べるとやや劣るものとなる。
るにあたり、重合装置は特に限定されるものではなく、
公知の装置が使用され、バッチ式、連続式等、何れの方
法も可能である。また、重合温度は65〜135 ℃に保つこ
とが好ましい。重合後の失活は、重合反応後、重合機よ
り排出される生成反応物、あるいは、重合機中の反応生
成物に塩基性化合物、あるいは、その水溶液等を加えて
行う。
は、四塩化鉛、四塩化スズ、四塩化チタン、三塩化アル
ミニウム、塩化亜鉛、三塩化バナジウム、三塩化アンチ
モン、五フッ化リン、五フッ化アンチモン、三フッ化ホ
ウ素、三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート、三フッ化
ホウ素ジブチルエーテラート、三フッ化ホウ素ジオキサ
ネート、三フッ化ホウ素アセチックアンハイドレート、
三フッ化ホウ素トリエチルアミン錯化合物等の三フッ化
ホウ素配位化合物、過塩素酸、アセチルパークロレー
ト、t−ブチルパークロレート、ヒドロキシ酢酸、トリ
クロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン
酸等の無機および有機酸、トリエチルオキソニウムテト
ラフロロボレート、トリフェニルメチルヘキサフロロア
ンチモネート、アリルジアゾニウムヘキサフロロホスフ
ェート、アリルジアゾニウムテトラフロロボレート等の
複合塩化合物、ジエチル亜鉛、トリエチルアルミニウ
ム、ジエチルアルミニウムクロライド等のアルキル金属
塩、ヘテロポリ酸、イソポリ酸等が挙げられる。その中
でも特に三フッ化ホウ素、三フッ化ホウ素ジエチルエー
テラート、三フッ化ホウ素ジブチルエーテラート、三フ
ッ化ホウ素ジオキサネート、三フッ化ホウ素アセチック
アンハイドレート、三フッ化ホウ素トリエチルアミン錯
化合物等の三フッ化ホウ素配位化合物が好ましい。これ
らの触媒は有機溶剤等で予め希釈して用いることもでき
る。
おいて、上記成分の他に、分岐構造を形成しうる化学成
分を併用することも可能である。分岐構造を形成しうる
成分としては、例えば、エチレングリコールジグリシジ
ルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテ
ル、1,4 −ブタンジオールジグリシジルエーテル、ヘキ
サメチレングリコールジグリシジルエーテル、レゾルシ
ノールジグリシジルエーテル、ビスフェノールAジグリ
シジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジル
エーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエー
テル、ポリブチレングリコールジグリシジルエーテル、
グリセリン及びその誘導体、ペンタエリスリトール及び
その誘導体等が挙げられる。
チラール、メトキシメチラール、ジメトキシメチラー
ル、トリメトキシメチラール、オキシメチレンジ−n−
ブチルエーテル等のアルコキシ基を有する低分子量アセ
タール化合物、メタノール、エタノール、ブタノール等
のアルコール類、エステル化合物などが例示される。そ
の中でも、アルコキシ基を有する低分子量アセタール化
合物が特に好ましい。また、これらの分子量調整剤の添
加量は、本発明の効果を損なわない範囲であれば、何ら
限定されるものではない。
合物としては、アンモニア、或いは、トリエチルアミ
ン、トリブチルアミン、トリエタノールアミン、トリブ
タノールアミン等のアミン類、或いは、アルカリ金属、
アルカリ土類金属の水酸化物塩類、その他公知の触媒失
活剤が用いられる。また、重合反応後、生成物にこれら
の水溶液を速やかに加え、失活させることが好ましい。
かかる重合方法および失活方法の後、必要に応じて更
に、洗浄、未反応モノマーの分離回収、乾燥等を従来公
知の方法にて行う。
物質による不安定末端の封止等、必要に応じて公知の方
法にて安定化処理を行い、必要な各種安定剤を配合す
る。ここで用いられる安定剤としては、ヒンダートフェ
ノール系化合物、窒素含有化合物、アルカリ或いはアル
カリ土類金属の水酸化物、無機塩、カルボン酸塩等のい
ずれか1種または2種以上を挙げることができる。更
に、本発明を阻害しない限り、必要に応じて、熱可塑性
樹脂に対する一般的な添加剤、例えば染料、顔料等の着
色剤、滑剤、核剤、離型剤、帯電防止剤、界面活性剤、
或いは、有機高分子材料、無機または有機の繊維状、粉
体状、板状の充填剤等を1種または2種以上添加するこ
とができる。
等については特に制約はなく、その使用目的や成形手段
に応じた重合度等の調整が可能であるが、成形用に供す
る場合、温度 190℃、荷重2.06kgにおいて測定されるメ
ルトインデックス(MI)が1〜100 g/10分であるこ
とが好ましく、特に好ましくは2〜90g/10分である。
性、クリープ特性において優れた効果を示す機構は必ず
しも明確ではないが、本発明者は概略次のように推測す
る。結晶性樹脂であるポリアセタール重合体は、成形等
において溶融状態から冷却固化する過程で分子が折りた
たまれ、ラメラ構造をとる。成形品に曲げ、引っ張り等
の荷重を加えていくと、ラメラ界面でのすべりが生じ、
歪みが生じると共に応力緩和が起こるが、限界値以上に
なると破壊が生じる。これに対し本発明のポリアセター
ル共重合体は分岐構造を有するため、1つのラメラを構
成するポリマー分子の分岐部が隣接するラメラを構成す
るポリマー分子と絡み合うか又は該ラメラ中に嵌入する
ことによりアンカー効果が生じ、応力下でのラメラ界面
でのすべりに対する抵抗性が増大し、剛性、クリープ特
性の向上に寄与しているものと推測され、また、本発明
において使用するグリシジルエーテル化合物(C) から派
生する如き適度の分岐長さ或いは適度の分子量の分岐
が、上記機構に伴う一層の効果を生じさせる要因になっ
ているものと推測される。
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。尚、実施例における特性評価項目及びその測定方法
は以下の通りである。アブラミ指数 アブラミ指数は、前記記載の方法により算出した。引張強度 射出成形機を用いて、ダンベル型試験片を成形し、ASTM
D638 法に準じて測定を行った。曲げ試験 射出成形機を用いて、試験片を成形し、ASTM法に準じて
測定を行った。ロックウェル硬度測定 射出成形機を用いて、試験片を成形し、ASTM法に準じて
測定を行った。
の円が一部重なる形状を有するバレルと、パドル付き回
転軸で構成される連続式混合反応機を用い、パドルを付
した2本の回転軸をそれぞれ150rpmで回転させながら、
トリオキサン、1,3 −ジオキソランと表1に示す(B) 化
合物との混合による均一溶液(以下、溶液添加法と呼
ぶ)を重合機中に供給し、更に分子量調節剤としてメチ
ラール、触媒の三フッ化ホウ素ジブチルエーテラートの
ジブチルエーテル溶液をトリオキサンに対して三フッ化
ホウ素換算で0.01重量%となる様に連続的に添加供給し
塊状重合を行った。重合機から排出された反応生成物は
速やかに破砕機に通しながら、トリエチルアミンを0.05
重量%含有する60℃の水溶液に加え触媒を失活した。更
に、分離、洗浄、乾燥後、粗ポリアセタール共重合体を
得た。ついで、この粗ポリアセタール樹脂 100重量部に
対して、トリエチルアミン5重量%水溶液を4重量%、
ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5 −ジ−te
rt−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト〕を0.3 重量%添加し2軸押出機にて 210℃で溶融混
練し不安定部分を除去した。更に安定剤としてペンタエ
リスリチル−テトラキス〔3−(3,5 −ジ−tert−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕を0.03
重量部、およびメラミン0.15重量部を添加し、2軸押出
機にて 210℃で溶融混練し、ペレット状のポリアセター
ル共重合体を得た。
−ジオキラン、(B) 化合物、分子量調節剤としてメチラ
ールを別々に連続的に供給し(個別添加法と呼ぶ)重合
を行い、更に不安定部分の除去処理を行ったのち安定剤
を溶融混練してペレット状のポリアセタール共重合体を
得た。
ない以外は実施例1〜5と同様の装置及び方法で重合、
不安定部分の除去、安定剤の添加混練を行い、ペレット
状のポリアセタール共重合体を得た。
ない以外は実施例6と同様の装置及び方法で重合、不安
定部分の除去、安定剤の添加混練を行い、ペレット状の
ポリアセタール共重合体を得た。表1に各評価結果を示
した。
2)
ない以外は実施例6と同様の装置及び方法で重合、不安
定部分の除去、安定剤の添加混練を行い、ペレット状の
ポリアセタール共重合体を得た。表1に各評価結果を示
した。尚、上記実施例1〜6及び比較例1〜4におい
て、粗ポリアセタール共重合体の不安定部分除去のため
溶融混練した時の樹脂の状態はいずれも非常に良好で、
発泡現象は見られなかった。
Claims (4)
- 【請求項1】 (A) トリオキサン 100重量部、(B) 下記
一般式(I) で示されるグリシジルエーテル化合物から選
ばれた少なくとも1種の化合物0.01〜10重量部及び(C)
トリオキサンと共重合可能な環状エーテル化合物(但
し、上記(B) のグリシジルエーテル化合物を除く)0〜
20重量部を共重合して得られるポリアセタール共重合
体。 【化1】 (式中、R1は炭素数1〜30のアルキル基、炭素数2〜20
のアルケニル基もしくはアルキニル基、R2は炭素数1〜
30のアルキレン基を表し、n は0〜20の整数である。) - 【請求項2】 グリシジルエーテル化合物(B) が一般式
(II)で示されるグリシジルエーテル化合物から選ばれた
少なくとも1種以上である請求項1記載のポリアセター
ル共重合体。 【化2】 (式中、R1は炭素数1〜30のアルキル基) - 【請求項3】 環状エーテル化合物(C) の共重合割合が
0.1〜10重量部である請求項1又は2記載のポリアセタ
ール共重合体。 - 【請求項4】 ポリアセタール共重合体が、m =3のア
ブラミ指数を示すものである請求項1〜3の何れか1項
記載のポリアセタール共重合体。
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