JP2000038377A - ナイロン6製品類のリサイクル方法 - Google Patents

ナイロン6製品類のリサイクル方法

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Kazuhiko Kominami
一彦 小南
Koji Sugata
孝司 菅田
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
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    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非溶融物質を含有するナイロン6製品類か
ら、非溶融物質を効率的に分離・除去することにより、
ε−カプロラクタムを効率よく回収でき、かつ、非溶融
物質であるガラス繊維なども再利用可能に分離・回収で
きるリサイクル方法を提供する。 【解決手段】 ガラス繊維のような非溶融物質を含有す
るナイロン6製品類を解重合した後、解重合反応液にε
−カプロラクタムを添加して低粘度化して、非溶融物質
を濾過などにより分離・回収する。さらに解重合してε
−カプロラクタムを回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス繊維などの
非溶融物質を含有するナイロン6製品類のケミカルリサ
イクル方法に関し、さらに詳しくは、非溶融物質を分離
・回収しつつε−カプロラクタムを効率的に回収するリ
サイクル方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリアミドは、衣料用、産業用等の繊維
用途のほか、各種樹脂成形品としても幅広く使用されて
いる。そして、これらのポリアミド製品類は、一定の使
用期間を経て製品寿命に達すると廃棄処分にされてい
た。しかしながら、近年の地球環境汚染問題や資源枯渇
の問題が叫ばれるようになって以来、使用済みポリアミ
ド製品類を単に廃棄することが、これらの問題を大きく
することに鑑み、有効に再利用するリサイクル方法が重
要な技術課題になってきている。
【0003】従来、ポリアミド製品類の中でも、特にポ
リε−カプロラクタム(以下、ナイロン6と略称する)
については、これを解重合、蒸留することによりε−カ
プロラクタムを回収するケミカルリサイクル方法が採用
されている。しかし、この方法の実施において対象にな
るポリアミド材料は、次の理由から主として重合段階や
後加工段階で副生したポリアミドオリゴマーや、ポリマ
屑、糸屑等に限定されていた。
【0004】すなわち、多くのポリアミド製品類、特
に、ナイロン6樹脂成形品には、ガラス繊維、無機フィ
ラーなどの非溶融物質が含有されているため、このよう
なポリアミド製品類を直接に解重合してε−カプロラク
タムを回収していくと、反応系内に非溶融物質が堆積し
ていきε−カプロラクタムの効率的な回収が困難となっ
てくること、また、系内に堆積した非溶融物質(ガラス
繊維等)を再利用可能な形で取出すことができないこと
などの問題があったためである。
【0005】一方、非溶融物質以外の他素材を含むナイ
ロン6製品類からナイロン6またはε−カプロラクタム
を回収する方法として、酸溶媒等によりナイロン6成分
を溶解する方法、或いはさらにナイロン6を解重合する
方法が提案されている(特開昭52−26555号公
報、米国特許第5241066号明細書等)。しかし、
これら方法でも、非溶融物質の効率的な分離方法までは
開示されてなく、開示されたそのままの方法では、非溶
融物質を含有するナイロン6製品類の工業的規模リサイ
クルに採用できないものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、非溶
融物質を含有するナイロン6製品類から、非溶融物質を
効率的に分離・除去することにより、ε−カプロラクタ
ムを効率よく回収でき、かつ、非溶融物質であるガラス
繊維なども再利用可能に分離・回収できるリサイクル方
法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のリサイクル方法は、ナイロン6の解重合によ
り生成したε−カプロラクタムやアミドオリゴマーと、
非溶融物質とを含む解重合反応液に、ε−カプロラクタ
ムを添加することによりその液粘度を低下させ、容易に
ろ過、沈降、遠心分離等による非溶融物質の分離・回収
ができるようにすることを特徴とするものである。
【0008】すなわち本発明は次からなる。 (1) 非溶融物質を含有するナイロン6製品類を解重
合した後、解重合反応液にε−カプロラクタムを添加
し、非溶融物質を分離・回収するナイロン6製品類のリ
サイクル方法。 (2) 前記非溶融物質がガラス繊維である上記(1)
記載のナイロン6製品類のリサイクル方法。 (3) 前記解重合工程において、解重合反応器へ水蒸
気を供給して、解重合により生成したε−カプロラクタ
ムを取出す上記(1)又は(2)記載のナイロン6製品
類のリサイクル方法。 (4) 前記解重合工程において取出したε−カプロラ
クタムを、非溶融物質分離・回収工程前添加のε−カプ
ロラクタムとして用いる上記(1)〜(3)のいずれか
に記載のナイロン6製品類のリサイクル方法。 (5) 前記解重合反応液がナイロン低重合物を含む溶
液であり、非溶融物質の分離・回収の後、さらに解重合
してε−カプロラクタムを回収する上記(1)〜(4)
のいずれかに記載のナイロン6製品類のリサイクル方
法。 (6) 前記解重合工程において、リン酸および/また
はリン酸塩を触媒として用いる上記(1)〜(5)のい
ずれかに記載のナイロン6製品類のリサイクル方法。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明においてリサイクルの対象
となるナイロン6製品類とは、ガラス繊維、フィラーな
どの非溶融物を含有する樹脂成形品などである。その具
体的な対象としては、使用済み自動車から回収された、
インテークマニホールド、シリンダーヘッドカバー、エ
ンジンカバー、タイミングベルカバー、各種オイルタン
クなどのガラス繊維強化ナイロン6製品などである。さ
らには、住宅建材用成形部品、電気電子成形部品、衣料
用繊維構造物(古着、ユニホーム、スポーツウエア及び
インナーウエア等)、産業用繊維構造物(カーテン、カ
ーペット及びシート等)などがある。さらには、これら
の生産工程で発生する製品屑、ペレット屑、塊状屑など
も対象となる。本発明は非溶融物を含有するナイロン6
製品類のリサイクルが対象ではあるが、そのリサイクル
工程においては非溶融物質を実質的に含有しないナイロ
ン6製品類も一緒に投入してリサイクル処理することも
できる。
【0010】本発明で対象となるナイロン6製品類を構
成するポリマー成分は、ε−カプロラクタムの回収効率
上、ナイロン6が主成分であることが好ましいが、製品
に添加された他種ポリマー(ナイロン66、ナイロン6
10、ポリオレフィン、ポリフェニレンオキサイドなど
の共重合あるいはアロイ成分)、添加剤(可塑剤、耐熱
剤、滑剤など)をε−カプロラクタム回収を阻害しない
程度ならば含んでいてもよい。
【0011】また、本発明で対象となるナイロン6製品
類中に含有される非溶融物質は、解重合温度において溶
融も分解もせず、かつ、解重合時の解重合反応液に溶解
も市内物質であり、ガラス繊維、無機フィラー(ワラス
テナイト、カオリン、マイカなど)、金属繊維、金属粒
子、炭素繊維などの無機系物質で代表されるが、有機系
の非溶融物質であってもよい。それら非溶融物質は混合
物であってもよいが、分離・回収した非溶融物質をリサ
イクルする点ではガラス繊維などの単体であることが好
ましい。また、解体時に取外すことができなかった部品
類が混入していても本発明の所期の目的の達成を阻害し
ない限り問題はない。
【0012】以下に、本発明のリサイクル方法を詳細に
説明する。本発明では、非溶融物質を効率よく分離・回
収し、ε−カプロラクタムだけでなく非溶融物質も回収
してリサイクル可能にするものである。従来法のように
単に解重合しただけで、解重合反応液から非溶融物質を
ろ過あるいは沈降により分離しようとすると、解重合飯
能液の粘度が高すぎて分離することができない。本発明
ではε−カプロラクタムを溶媒として解重合反応液を希
釈することにより非溶融物質が分離できるまで粘度を低
下させるものである。
【0013】本発明における解重合反応液は、いかなる
解重合方法で作ったものでもよい。通常、ナイロン6は
加熱により解重合され、触媒を用いてもよく、水の不存
在下でも(乾式)、存在下でもよい(湿式)。
【0014】その解重合温度は、通常、100〜400
℃であり、好ましくは、200〜350℃、さらに好ま
しくは、220〜300℃である。その温度が低過ぎる
と、ナイロン6が溶融しないうえ、解重合速度が遅くな
る。温度が高過ぎると、不必要なナイロン6の分解が起
こり、回収ε−カプロラクタムの純度低下をもたらす。
【0015】触媒を用いる場合は、通常、酸、あるいは
塩基触媒などを用いる。酸触媒としては、リン酸、ホウ
酸、硫酸、有機酸、有機スルホン酸、固体酸、およびこ
れらの塩、また塩基触媒としては、アルカリ水酸化物、
アルカリ塩、アルカリ土類水酸化物、アルカリ土類塩、
有機塩基、固体塩基などが挙げられる。好ましくは、リ
ン酸、ホウ酸、有機酸、アルカリ水酸化物、アルカリ塩
などが挙げられる。さらに好ましくは、リン酸、リン酸
ナトリウム、リン酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素
ナトリウム、炭酸水素カリウムなどが挙げられる。
【0016】触媒の使用量は、通常、ナイロン6製品類
に含まれるナイロン6成分に対して、0.01〜100
重量%である。好ましくは、0.1〜50重量%、さら
に好ましくは、1〜20重量%である。触媒使用量が少
な過ぎると反応速度が遅くなり、多過ぎると副反応が多
くなるうえ、触媒コストがかさみ経済的に不利になる。
【0017】乾式解重合を行う場合は、通常、生成した
ε−カプロラクタムを反応器から減圧蒸留により留出さ
せ、回収ε−カプロラクタムを得る。解重合反応が終了
してから、減圧蒸留によりε−カプロラクタムを取り出
しても良いし、反応の進行とともに、連続的に取り出し
ても良い。
【0018】湿式解重合を行う場合は、通常、生成した
ε−カプロラクタムを反応器から水とともに留出させ、
回収ε−カプロラクタムを得る。解重合反応が終了した
後に、蒸留によりε−カプロラクタムを取り出してもよ
いし、解重合反応の進行とともに、連続的に取り出して
もよい。好ましくは、解重合反応器へ連続的に水又は水
蒸気を供給し、かつ、生成するε−カプロラクタムを反
応器から連続的に取り出す。さらに好ましくは、常圧
で、反応器へ連続的に水蒸気を供給し、かつ生成するε
−カプロラクタムを反応器から連続的に取り出す。
【0019】湿式解重合時における水使用量は、通常、
熱可塑性物質中に含まれるナイロン6成分に対して、
0.1〜100重量倍である。好ましくは、0.5〜5
0重量倍、さらに好ましくは、1〜20重量倍である。
水の使用量は、少な過ぎると反応速度が遅くなり、多過
ぎると回収ε−カプロラクタム水溶液の濃度が低くな
り、ε−カプロラクタムの取得上、不利になる。
【0020】本発明における解重合反応液は、投入した
ナイロン6製品類中のナイロン6成分量に対して濃縮さ
れていていてもいなくてもよいが、溶解すべき成分が減
少する点で濃縮されていることが好ましい。濃縮は解重
合時におけるε−カプロラクタムの蒸留により行うこと
ができる。そのナイロン6系成分(ポリマー、オリゴ
マ、ε−カプロラクタム)の濃縮率は、5%以上、さら
には20%以上、さらには30%以上が好ましく、上限
は90%以下、さらには70%以下が好ましい。解重合
反応器仲に残ったナイロン6系成分を、非溶融物質の分
離・回収前に添加するε−カプロラクタムに溶解させる
ためにはその濃縮率が高い方が有利であるが、濃縮率が
高すぎると非溶融物質と団子状になりε−カプロラクタ
ムを添加しても溶解困難となるので好ましくない。
【0021】本発明における解重合反応液に添加させる
ε−カプロラクタムは、精製されたものであっても未精
製のものであってもよい。本発明の解重合工程において
生成し回収したε−カプロラクタムを未精製で用いるこ
とが効率上好ましい。そのε−カプロラクタムの添加量
は、非溶融物質質を含む解重合反応液100重量部に対
して、5〜5000重量部が好ましく、10〜1000
重量部がさらに好ましく、20〜800重量部が特に好
ましい。ε−カプロラクタムとともに多少の水を添加し
て溶解させることもできる。
【0022】解重合反応液にε−カプロラクタムを添加
して低粘度化した後の温度、および、非溶融物質分離ま
での時間は、重合反応が促進されて分離が困難にならな
い範囲であれば特に制限はない。通常、温度としては2
40℃以下さらには220℃以下、30℃以上さらに5
0℃以上特に80℃以上が好ましい。非溶融物質分離ま
での時間は温度との兼ね合いではあるが、180℃以上
に置かれる時間は5時間以下、さらには1時間以下が好
ましい。150℃以下では特に放置時間に制限は必要な
い。
【0023】本発明における非溶融物質の分離・回収方
法は、ろ過、遠心分離、沈降法などの方法を用いること
ができる。必要に応じて、熱時ろ過などのように熱を加
えながら粘度をコントロールしつつ行うことも有用であ
る。
【0024】非溶融物質の分離・回収した後の液は、解
重合反応液とε−カプロラクタムとからなる混合液であ
り、さらに解重合してε−カプロラクタムを回収し、蒸
留により精製して有用なε−カプロラクタムを回収する
ことが好ましい。
【0025】回収ε−カプロラクタムの蒸留方法として
は、単蒸留、薄膜蒸留、ストリッピング、あるいは精留
などが挙げられる。また、蒸留操作としては、バッチ式
に、予め塩基性物質と回収ε−カプロラクタムを蒸留缶
に仕込んで、蒸留することもできるし、連続式に、塩基
性物質と回収ε−カプロラクタムを蒸留缶に仕込みなが
ら、同時にε−カプロラクタムを留出させ、蒸留するこ
ともできる。
【0026】なお、留出して得られたε−カプロラクタ
ムは、通常、十分に高純度ではあるが、さらに他の精製
手段を加え高純度化をはかることも可能である。他の精
製手段としては、晶析、イオン交換処理、活性炭処理、
酸化剤処理、還元剤処理、水素添加処理などが挙げられ
る。好ましくは、晶析を行う。留出ε−カプロラクタム
の晶析法としては、有機溶媒による晶析、水溶媒による
晶析、溶融晶析など、種々の方法が挙げられる。これら
の方法は組み合わせることができ、繰り返し行って多段
晶析することもできる。
【0027】本発明で分離したガラス繊維等の非溶融物
質は、さらに水洗等の処理を行って再利用に供すること
ができる。
【0028】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。以下の実施例は、何ら本発明を限定するもので
はない。
【0029】[実施例1]ガラス繊維を30%含有する
ナイロン6樹脂(東レ(株)製、CM1011G30)
を成形してダンベル片とした後、粉砕してペレット状の
ナイロン6製品廃材とした。粉砕したペレット状のナイ
ロン6製品廃材250gと85%リン酸水溶液12.5
gを4つ口フラスコに入れ、260℃のオイルバスで加
熱下、260℃のスーパースチームを吹き込み、2時
間、ε−カプロラクタムを留出させながら解重合反応を
進行させ、約180gの解重合反応液を得た。この解重
合反応液に、ε−カプロラクタム360gを添加して2
00℃にするとガラス繊維が沈降した。即座にグラスフ
ィルターを用いて200℃下で熱時ろ過して、ガラス繊
維を分離・回収し、解重合反応液のε−カプロラクタム
溶液にした。
【0030】得られた解重合反応液のε−カプロラクタ
ム溶液は、さらに、260℃下、260℃のスーパース
チームを吹き込みながら解重合とともに水蒸気蒸留を
し、さらに単蒸留して約430gのε−カプロラクタム
を回収した。
【0031】[比較例1]実施例1と同様にして得られ
た約180gの解重合反応液をそのままグラスフィルタ
ーを用いて200℃下で熱時ろ過しようと試みたが、粘
度が高過ぎてろ過することができなかった。
【0032】
【発明の効果】本発明によると、非溶融物質を含有する
ナイロン6製品類から、非溶融物質を効率的に分離・除
去することにより、ε−カプロラクタムを効率よく回収
でき、かつ、非溶融物質であるガラス繊維なども再利用
可能に分離・回収できる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非溶融物質を含有するナイロン6製品類
    を解重合した後、解重合反応液にε−カプロラクタムを
    添加し、非溶融物質を分離・回収するナイロン6製品類
    のリサイクル方法。
  2. 【請求項2】 前記非溶融物質がガラス繊維である請求
    項1記載のナイロン6製品類のリサイクル方法。
  3. 【請求項3】 前記解重合工程において、解重合反応器
    へ水蒸気を供給して、解重合により生成したε−カプロ
    ラクタムを取出す請求項1又は2記載のナイロン6製品
    類のリサイクル方法。
  4. 【請求項4】 前記解重合工程において取出したε−カ
    プロラクタムを、非溶融物質分離・回収工程前添加のε
    −カプロラクタムとして用いる請求項1〜3のいずれか
    に記載のナイロン6製品類のリサイクル方法。
  5. 【請求項5】 前記解重合反応液がナイロン低重合物を
    含む溶液であり、非溶融物質の分離・回収の後、さらに
    解重合してε−カプロラクタムを回収する請求項1〜4
    のいずれかに記載のナイロン6製品類のリサイクル方
    法。
  6. 【請求項6】 前記解重合工程において、リン酸および
    /またはリン酸塩を触媒として用いる請求項1〜5のい
    ずれかに記載のナイロン6製品類のリサイクル方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1371644A1 (de) * 2002-06-10 2003-12-17 Zimmer Aktiengesellschaft Verfahren zur Herstellung von Caprolactam aus Polyamid-haltigen Abfällen
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US7538143B2 (en) 2003-07-23 2009-05-26 Zimmer Aktiengesellschaft Method for the treatment of waste containing polyamide with the reprocessing of the depolymerisation residue
JP2020114904A (ja) * 2019-01-18 2020-07-30 トヨタ自動車株式会社 炭素繊維回収方法

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