JP2001294571A - ε−カプロラクタムのリサイクル方法 - Google Patents

ε−カプロラクタムのリサイクル方法

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JP2001294571A
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caprolactam
nylon
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recycling
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JP2000112565A
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Koji Sugata
孝司 菅田
Kazuhiko Kominami
一彦 小南
Minoru Noda
稔 野田
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

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  • Other In-Based Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】非溶融物を含有するナイロン6廃棄物から、非
溶融物を分離してε−カプロラクタムを効率よく回収す
るリサイクル方法を提供すること。 【解決手段】非溶融物を含有するナイロン6廃棄物に、
該廃棄物中のポリε−カプロラクタム 100重量部に
対し15重量部以下の酸性物質を添加し、220℃以上
400℃以下の温度条件下で加熱処理して溶液粘度を低
下させることにより、効率的に非溶融物を分離でき、結
果として高収率でε−カプロラクタムを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス繊維などの
非溶融物を含有するポリε−カプロラクタム(以下、ナ
イロン6)廃棄物からε−カプロラクタムを回収するε
−カプロラクタムのリサイクル方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ポリアミドは、衣料用、産業用などの繊
維用途のほか、フィルム用途や各種樹脂成形品として幅
広く使用されている。これらポリアミド製品は、一定の
使用期間を経て寿命に達すると廃棄処分にされていた。
しかしながら、近年の地球環境汚染問題や資源枯渇の問
題が叫ばれるようになって以来、使用済みポリアミド製
品を単に廃棄することが、これらの問題を大きくするこ
とに鑑み、有効に再利用するリサイクル方法が重要な技
術課題になってきている。
【0003】従来、ポリアミドの中でも、特にナイロン
6については、これを解重合することによりε−カプロ
ラクタムとして回収する技術が開発されていた。しか
し、この方法は、次の理由から主として重合段階及び後
加工段階で副生するオリゴマーや、ポリマ屑、糸屑等の
リサイクルに限定して採用されてきた。
【0004】すなわち、多くの製品においてナイロン6
が単体で使用されていることは少なく、ナイロン6の特
性を高めて付加価値を上げるためにガラス繊維や無機フ
ィラー、難燃剤、可塑剤、耐熱剤、滑剤、着色剤等が予
めコンパウンドされていたり、あるいは糸やフィルム、
成形品になった後に、別種の樹脂や金属等と組み合わさ
れて使用されることが多い。また、一旦使用された製品
は、埃や油などで汚されていることもある。このような
異種材料や汚れは、解重合反応を化学的あるいは物理的
に阻害し得る。例えば、ナイロン6の融点より低い温度
で分解する樹脂などが混在した場合、その分解成分がε
−カプロラクタムと混ざり、著しく品質を低下させるこ
とがある。あるいはガラス繊維や無機フィラーなどの、
一般的な解重合反応温度では溶融しない物質(以下、非
溶融物)が含まれるナイロン6を処理した場合、非溶融
物が解重合容器内に堆積してε−カプロラクタムを効率
よく得ることができなくなることがある。このような状
況から、使用済みナイロン6のリサイクルは、長い間実
用化されなかったのである。
【0005】このような事態を踏まえ、使用済みナイロ
ン6製品からε−カプロラクタムを回収する技術開発が
進められてきた。例えばチェコ国特許143502号や
米国特許第5241066号などでは、リン酸、硫酸、
酢酸等の酸性物質を溶媒として使用済みナイロン6製品
を溶解させ、不溶物を分離した後解重合を行なってε−
カプロラクタムを得る方法が提案されている。しかし、
かかる方法で使用される溶媒は、使用済みナイロン6製
品に付着する汚れや製品内に含まれる添加剤等によって
汚染されるため、経済的不利益を伴って精製等の方法で
再生するか、あるいは環境に多大な負荷を与えつつ廃棄
しなければならないという問題があった。
【0006】また、特表平10−510280、米国特
許第5457197号、同第5656757号などでは
廃棄物を、ナイロン6と同量以上の水とともに高温高圧
下におき、ナイロン6を加水分解してから不溶物と分離
する方法が提案されている。しかし、かかる方法では、
10MPa以上の高い圧力下において反応を進行せしめ
ることが好適とされており、このため、高耐圧の反応容
器と、高耐圧維持を目的とした、きめ細かいメンテナン
スのために大きな投資が必要になるといった問題があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、非溶
融物分離時に溶媒を使用せず、また、ε−カプロラクタ
ムをリサイクルする一連の過程において反応圧力をでき
る限り低く抑制しつつ、効率よくε−カプロラクタムを
回収する方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のε−カプロラクタムのリサイクル方法は、主として
次の構成を有する。すなわち、ポリε−カプロラクタム
を含む廃棄物からε−カプロラクタムを回収するプロセ
スにおいて、(a)廃棄物に、該廃棄物中のポリε−カ
プロラクタム100重量部に対し15重量部以下の酸性
物質を添加し、220℃以上400℃以下の温度条件下
で加熱処理して溶液粘度を低下させ、(b)非溶融物を
分離し、(c)ポリε−カプロラクタムを含む物質を解
重合反応器に移送し、(d)ポリε−カプロラクタムを
解重合し、ε−カプロラクタムを得る、ことを特徴とす
るε−カプロラクタムのリサイクル方法である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明においてリサイクルの対象
となるナイロン6廃棄物とは、ガラス繊維、フィラーな
どの非溶融物を含有する樹脂成形品などの廃棄物であ
る。樹脂成形品の主なものとしては、自動車のインテー
クマニホールド、シリンダーヘッドカバー、エンジンカ
バー、タイミングベルトカバー、各種オイルタンクなど
が挙げられる。さらに、住宅建材用成形部品、電気電子
成形部品などや、生産工程で発生する製品屑、ペレット
屑、塊状屑なども対象となる。本発明は非溶融物を含有
するナイロン6廃棄物が主たる対象ではあるが、同工程
に非溶融物を含有しないナイロン6廃棄物、すなわち衣
料用繊維構造物(ユニフォーム、スポーツウエア及びイ
ンナーウエア等)、産業用繊維構造物(カーテン、カー
ペット及びシート等)などを一緒にリサイクルすること
もできる。
【0010】本発明で対象となるナイロン6廃棄物を構
成するポリマー成分は、ε−カプロラクタムの回収効率
上、ナイロン6が主成分であることが好ましいが、製品
に添加された他種ポリマー(ナイロン66、ナイロン6
10、ポリオレフィン、ポリフェニレンオキサイドなど
の共重合あるいはアロイ成分)、添加剤(可塑剤、耐熱
剤、滑剤、着色剤など)を含んでいても良い。
【0011】また、本発明で対象となるナイロン6樹脂
成形品を構成する非溶融物は、請求項1のステップ
(a)記載の反応条件下で溶融または溶解しないものを
意味する。無機系、有機系のいずれもあるが、ガラス繊
維、無機フィラー(ワラステナイト、カオリン、マイカ
など)、金属繊維、金属粒子、炭素繊維などが挙げられ
る。非溶融物は単体であっても混合物であっても良い。
【0012】また、ナイロン6樹脂成形品に金属等がイ
ンサート成形されていたり、あるいは、金属や異種樹脂
等が接続されたり組み付けられていたとしても、本発明
の目的が達成される限り問題はない。
【0013】以下に、本発明のリサイクル方法を詳細に
示す。本発明の第一段階(請求項1記載のステップ
(a))では、廃棄物中に含まれるナイロン6の100
重量部に対し、15重量部以下の酸性物質を添加するこ
とを特徴とするが、好ましくは1〜12重量部であり、
さらに好ましくは2〜10重量部である。酸性物質が1
5重量部を越える場合には、添加量増加分あたりの溶液
粘度の低下効果が減少し、過剰な添加は効果がないた
め、経済的に無駄であり、さらに、反応系の温度上昇を
阻害したり、あるいは反応容器の腐食等のトラブルを引
き起こす恐れが生じる。
【0014】この酸性物質は、ナイロン6の分子鎖を切
断させるための触媒として機能するものであり、上記好
ましい範囲の添加量であると、加熱処理時に十分な溶液
粘度低減効果が得られる。
【0015】本発明の第一段階の反応温度は、220℃
以上400℃以下であることを特徴とする。好ましくは
225℃以上350℃以下であり、さらに好ましくは2
30℃以上300℃以下である。温度が220℃未満で
あるとナイロン6が溶融せずに溶液粘度が低下しない
し、一方、400℃を越えるとナイロン6の分解反応が
活発になり、回収されるε−カプロラクタムの収率や品
質の低下を招くことになる。
【0016】反応時間は前述の反応温度条件下、通常、
1分以上保持すればよいが、さらには5分以上4時間以
下、特に10分以上3時間以下とするのが好ましい。
【0017】この第一段階の反応においては、添加する
酸性物質の種類によるものの、これが蒸発する場合があ
る。この蒸発を防ぐために反応容器を閉鎖系にする必要
はなく、容器上部などに還流器を設け、凝縮した物質が
直接あるいは間接的に溶融廃棄物に滴下されるようにし
ておけば、反応容器内圧力は最大でも1MPaを越える
ことはなく、実質、常圧条件の下で、溶液粘度低下が充
分に為される。
【0018】酸性物質は、酢酸、リン酸、ホウ酸、硫
酸、塩酸、有機酸など、解重合反応において酸触媒とし
て効果があるとされている物質を採用することができる
が、反応時の再重合を抑制するという観点から、ナイロ
ン6分子鎖末端と結合しうる、いわゆる末端封鎖剤とし
て作用できる物質が好ましい。例えば、カルボキシル基
を有する酢酸や安息香酸などは、ナイロン6分子鎖のア
ミノ末端部分と結合して末端封鎖が可能であり好まし
い。
【0019】非溶融物の分離は、溶融している廃棄物が
固化しない温度雰囲気下で実施される必要があるが、そ
の方法については特に限定するものではなく、遠心濾
過、遠心沈降、沈殿濃縮、加圧濾過、減圧濾過、圧搾な
ど、様々な方法で実施してよいし、さらに、各種分離方
法を組み合わせて用いてもよい。なお、廃棄物からのナ
イロン6回収率が高いほどリサイクルとして高効率であ
って望ましい方法であるから、遠心濾過や圧搾などの方
法が好ましい。
【0020】非溶融物がガラス繊維のように高硬度材料
である場合の圧搾は通常、最大でも1MPa以下の圧力
で充分である。この際、同時に加熱気体を通気させる
と、ナイロン6回収率は上昇する。
【0021】非溶融物を分離した、ポリε−カプロラク
タムを含む物質は解重合反応器へと移送される。このと
き、移送される当該物質は、ナイロン6の融点以上に保
持して溶融状態を保ったままでもよいし、一旦固化して
から移送してもよい。固化した場合、移送しやすいよ
う、固化する時点で適度な大きさに切断あるいは粉砕し
てもよいし、あるいは固化してから破砕あるいは粉砕等
の処理をしてもよい。
【0022】解重合は、一般に知られている方法であれ
ば、どのような方法でも実行できる。請求項1のステッ
プ(a)の反応において、ナイロン6には既に酸性物質
が添加されている。このため、解重合反応触媒として新
たに触媒を追加しなくてもよいが、同種あるいは異種の
物質を新たに追加したとしても、本発明の目的が達成さ
れる限り、何ら問題はない。
【0023】なお、留出して得られたε−カプロラクタ
ムは、通常、十分に高純度ではあるが、さらに他の精製
手段を加え高純度化をはかることも可能である。他の精
製手段としては、晶析、イオン交換処理、活性炭処理、
酸化剤処理、還元剤処理、水素添加処理などが挙げられ
る。好ましくは、晶析を行う。留出ε−カプロラクタム
の晶析法としては、有機溶媒による晶析、水溶媒による
晶析、溶融晶析など、種々の方法が挙げられる。これら
の方法は組み合わせることができ、繰り返しを行って多
段晶析することもできる。
【0024】本発明で分離したガラス繊維等の非溶融物
は、そのまま再利用してもよいし、付着物質の除去操作
等をしてから再利用してもよい。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。 実施例1 ガラス繊維強化ナイロン6(東レ(株)製、CM101
1G30)を成形してダンベル片とした後、粉砕してペ
レット状のナイロン6廃棄物とした。
【0026】粉砕したペレット状のナイロン6廃棄物2
00gに8.4gの酢酸をまぶした後、ガラス製フラス
コに入れ、加熱・撹拌した。反応温度は250℃、反応
時間は2時間、反応容器内は常圧であった。反応後、こ
の反応処理物の溶液粘度をB型粘度計によって測定した
ところ、10Pa・secであった。この反応処理物
を、耐圧容器(下側にフィルタを取り付けられるように
なっている)に取り付けた目開き10μmの焼結金属フ
ィルタ上に注いだ。ガラス製フラスコには30gのナイ
ロン6廃棄物が付着・残留した。加熱窒素ガスを用い、
0.4MPaの圧力で加圧濾過を行い、充分通気した
後、濾過ケークを0.6MPaの圧力で圧搾しながら再
度加熱窒素ガスを通気したところ、115gの濾液が得
られた(添加した酢酸は全量ナイロン6中に含まれると
仮定する。このとき、燒結金属フィルタ上に移液できた
ナイロン6の回収率92%)。このナイロン6を、リン
酸触媒並びに過熱水蒸気を用いて解重合したところ、1
02gのε−カプロラクタムが得られた。燒結金属フィ
ルタ上に移液できた廃棄物中のナイロン6を基準にした
ε−カプロラクタムの回収率は85%であった。
【0027】実施例2 実施例1の酢酸を安息香酸に変え、他の条件は全く変え
ずにリサイクル実験を行なった。安息香酸共存下で加熱
処理した後(ガラス繊維分離前)の溶液粘度は12Pa
・sec、燒結金属フィルタ上への移液時にガラス製フ
ラスコに残留したナイロン6廃棄物は32g、分離操作
後のナイロン回収量は110g(フィルタ移液物に対す
るナイロン6回収率89%)、解重合後のε−カプロラ
クタムの収量98g(フィルタ移液物に対するε−カプ
ロラクタム回収率83%)であった。
【0028】比較例1 酢酸を添加せず、その他の条件は実施例1と全く同じ条
件で、ナイロン6廃棄物を加熱・撹拌処理した。2時間
経過後にB型粘度計を用いて溶液粘度を測定したとこ
ろ、700Pa・secであった。これを10μmの焼
結金属フィルタ上に注いだところ、ガラス製フラスコに
は62gのナイロン6廃棄物が付着・残留した。実施例
1と同様にガラス繊維分離操作を行なったが、55gの
ナイロン6(ナイロン6の回収率57%)しか回収でき
なかった。
【0029】実施例1と同条件で解重合した結果、51
gのε−カプロラクタムを得た。焼結金属フィルタ上に
移液できた廃棄物中のナイロン6を基準にしたε−カプ
ロラクタムの回収率は53%にすぎなかった。
【0030】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、非溶
融物を溶媒を用いることなく分離でき、また、反応条件
は最大でも1MPaを上回らないという比較的穏和な条
件下において、高収率でε−カプロラクタムを得ること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C034 DE03 4F301 AA27 AB02 AD02 BA01 BA03 BA21 BA29 BE15 BF03 BF12 BF15 BF23 BF31 CA09 CA23 CA33 CA41 CA72

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリε−カプロラクタムを含む廃棄物から
    ε−カプロラクタムを回収するプロセスにおいて、
    (a)廃棄物に、該廃棄物中のポリε−カプロラクタム
    100重量部に対し15重量部以下の酸性物質を添加
    し、220℃以上400℃以下の温度条件下で加熱処理
    して溶液粘度を低下させ、(b)非溶融物を分離し、
    (c)ポリε−カプロラクタムを含む物質を解重合反応
    器に移送し、(d)ポリε−カプロラクタムを解重合
    し、ε−カプロラクタムを得る、ことを特徴とするε−
    カプロラクタムのリサイクル方法。
  2. 【請求項2】酸性物質がカルボキシル基を有する化合物
    であることを特徴とする請求項1記載のε−カプロラク
    タムのリサイクル方法。
  3. 【請求項3】非溶融物がガラス繊維であることを特徴と
    する請求項1または2記載のε−カプロラクタムのリサ
    イクル方法。
  4. 【請求項4】非溶融物を分離する際、遠心濾過または圧
    搾濾過することを特徴とする請求項3記載のε−カプロ
    ラクタムのリサイクル方法。
  5. 【請求項5】解重合が、過熱水蒸気を供給して行われる
    湿式解重合であることを特徴とする請求項1記載のε−
    カプロラクタムのリサイクル方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005054082A (ja) * 2003-08-05 2005-03-03 Matsushita Electric Works Ltd プラスチックの分解・回収方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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