JP2000037726A - 熱可塑性樹脂製品類のリサイクル方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂製品類のリサイクル方法

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JP2000037726A
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Kazuhiko Kominami
一彦 小南
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非燃焼性物質を含有する熱可塑性樹脂をリサ
イクルするにあたり、ε−カプロラクタムなどの樹脂成
分を効率よく回収し、かつ、非燃焼性の金属部品やガラ
ス繊維なども再利用できるように分離するリサイクル方
法を提供する。 【解決手段】 解重合などの樹脂成分の回収方法と、非
燃焼性物質に付着した樹脂成分を焼き飛ばす方法を組み
合わせることにより、ε−カプロラクタムなどの樹脂原
料成分と、金属部品やガラス繊維など非燃焼性物質も再
利用可能な形で分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属部品、ガラス
繊維などの非燃焼性物質を含有する熱可塑性樹脂製品類
のリサイクル方法に関し、さらに詳しくは、熱可塑性樹
脂がナイロン6であって解重合によりε−カプロラクタ
ムを回収し、かつ、金属部品やガラス繊維も回収するリ
サイクル方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ここでは、熱可塑性樹脂の代表例でであ
るポリアミドを例にとって説明する。
【0003】ポリアミドは、衣料用、産業用等の繊維用
途のほか、各種樹脂成形品としても幅広く使用されてい
る。そして、これらのポリアミド製品は、一定の使用期
間を経て寿命に達すると廃棄処分にされていた。しかし
ながら、近年の地球環境汚染問題や資源枯渇の問題が叫
ばれるようになって以来、使用済みポリアミド製品を単
に廃棄することが、これらの問題を大きくすることに鑑
み、有効に再利用するリサイクル方法が重要な技術課題
になってきている。
【0004】従来、ポリアミド製品の中でも、特にポリ
ε−カプロラクタム(以下、ナイロン6と略称する)に
ついては、これを解重合、蒸留することによりε−カプ
ロラクタムを回収する方法が採用されている。しかし、
この方法の実施において対象になるポリアミド原材料
は、次の理由から主として重合階段及び後加工階段で副
生するポリアミドオリゴマーや、ポリマ屑、糸屑等に限
定されていた。
【0005】すなわち、多くのポリアミド製品には、樹
脂を強化するガラス繊維、無機フィラー、さらには、樹
脂に埋め込まれた金属部品などの非燃焼性物質を含有し
ているため、このようなポリアミド製品を直接解重合、
蒸留すると、反応系内に非燃焼性物質が堆積し効率よく
ε−カプロラクタムが効率よく得られなくなること、ま
た、系内に堆積した非燃焼性物質であるガラス繊維や金
属部品を再利用することができないことなどの問題があ
ったためである。
【0006】一方、他素材を含むナイロン6製品類から
ナイロン6またはε−カプロラクタムを回収する方法と
して、酸溶媒等によりナイロン6成分を溶解し、或いは
さらにナイロン6を解重合する方法が提案されている
(特開昭52−26555号公報、米国特許第5241
066号明細書等)。しかし、この提案には、非燃焼性
物質の効率的な分離方法が開示されていないため、その
ままでは工業的規模で実用に供することができないとい
う問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、金属
部品、ガラス繊維などの非燃焼性物質を含有する熱可塑
性樹脂製品類から、樹脂成分、非燃焼性物質ともに利用
可能な形でリサイクル使用とするものである。さらに詳
しくは、熱可塑性樹脂がナイロン6であって解重合によ
りε−カプロラクタムを回収し、かつ、金属部品やガラ
ス繊維もともに利用可能な形で効率よく回収できるリサ
イクル方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のリサイクル方法は、解重合などの樹脂成分の回収方
法と、非燃焼性物質に付着した樹脂成分を焼き飛ばす方
法を組み合わせることにより、ε−カプロラクタムなど
の樹脂原料成分と、金属部品やガラス繊維など非燃焼性
物質も再利用可能な形で分離できるようにすることを特
徴とするものである。
【0009】すなわち、本発明は次からなる。 (1) 非燃焼性物質を含有する熱可塑性樹脂製品類を
リサイクルするにあたり、熱可塑性樹脂成分の30重量
%以上を分離・回収した後、非燃焼性物質に付着した熱
可塑性樹脂成分を焼き飛ばして非燃焼性物質を回収する
熱可塑性樹脂製品類のリサイクル方法。 (2) 前記非燃焼性物質が、ガラス繊維、無機フィラ
ー及び金属部品のうちの少なくとも1種である前記
(1)記載の熱可塑性樹脂製品類のリサイクル方法。 (3) 前記熱可塑性樹脂がポリアミドである前記
(1)又は(2)記載の熱可塑性樹脂製品類のリサイク
ル方法。 (4) 前記熱可塑性樹脂がナイロン6であって、熱可
塑性樹脂成分のの分離・回収方法が解重合によるε−カ
プロラクタムの分離・回収方法である前記(3)記載の
熱可塑性樹脂製品類のリサイクル方法。 (5) 前記熱可塑性樹脂がナイロン66であって、熱
可塑性樹脂の分離・回収方法が、アミノリシス、水素添
加反応によるヘキサメチレンジアミンの分離・回収であ
る前記(3)記載の熱可塑性樹脂製品類のリサイクル方
法。 (6) 熱可塑性樹脂を溶融して金属部品を分離・回収
し、樹脂の解重合工程においてガラス繊維及び/又は無
機フィラーを分離・回収する前記(2)〜(5)のいず
れかに記載の熱可塑性樹脂製品類のリサイクル方法。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明におけるリサイクルの対象
は、非燃焼性物質を含有する熱可塑性樹脂いずれであっ
ても良い。非燃焼性物質としては、ボルト、ナットなど
の樹脂製品に埋め込まれた金属部品、あるいは、樹脂の
補強剤として用いられるガラス繊維、無機フィラーが挙
げられる。
【0011】また、熱可塑性樹脂としては、公知の熱可
塑性樹脂、たとえば、ポリプロピレンなどのポリオレフ
ィン類、ナイロン6、ナイロン66などのポリアミド、
ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレ
ートなどが挙げられる。樹脂成分の再利用の点では、ケ
ミカルリサイクル可能なポリアミドが好ましく、ε−カ
プロラクタムが短い解重合工程で分離できるナイロン6
が特に好ましい。
【0012】本発明においてリサイクルの対象となるナ
イロン6製品とは、ガラス繊維、フィラーなどの非燃焼
性物質を含有する樹脂成形品などである。ナイロン6製
品類の対象としては、使用済み自動車の、インテークマ
ニホールド、シリンダーヘッドカバー、エンジンカバ
ー、タイミングベルカバー、各種オイルタンクなどのガ
ラス繊維強化ナイロン6製品などである。さらには、住
宅建材用成形部品、電気電子成形部品、衣料用繊維構造
物(古着、ユニホーム、スポーツウエア及びインナーウ
エア等)、産業用繊維構造物(カーテン、カーペット及
びシート等)などがある。さらには、これらの生産工程
で発生する製品屑、ペレット屑、塊状屑なども対象とな
る。非燃焼性物質を含有するナイロン6製品類が対象で
はあるが、同工程に非溶解物を含有しないナイロン6製
品類を一緒に投入することもできる。
【0013】本発明で対象となるナイロン6製品類を構
成するポリマー成分は、ε−カプロラクタムの回収効率
上、ナイロン6が主成分であることが好ましいが、製品
に添加された他種ポリマー(ナイロン66、ナイロン6
10、ポリオレフィン、ポリフェニレンオキサイドなど
の共重合あるいはアロイ成分)、添加剤(可塑剤、耐熱
剤、滑剤など)を含んでいても良い。
【0014】以下に、本発明のリサイクル方法を詳細に
示す。本発明では、樹脂成分や、樹脂のモノマー成分で
あるε−カプロラクタムなどを有用な形で分離しつつ、
非燃焼性物質もリサイクル可能にするところに特徴があ
る。従来の解重合工程では非燃焼性物質を利用すること
が考えられておらず、一貫したリサイクルシステムには
なっていなかった。
【0015】本発明における熱可塑性樹脂成分を分離回
収する方法としては、熱溶融する方法と、ケミカルリサ
イクルする方法などが挙げられる。
【0016】熱溶融する方法では、加熱して熱可塑性樹
脂成分を溶融状態にした後、金属部品などの比較的大き
な非燃焼性物(1×1×1mm以上)を沈降法あるいは
金属網による分離法で分離する。分離後の熱可塑性樹脂
はペレット状にして再利用することもできる。
【0017】ケミカルリサイクルする方法では、ナイロ
ン6の場合にはナイロン6の解重合によりモノマーであ
るε−カプロラクタムにして粘度を低下させ、沈降法や
ろ過法でガラス繊維やフィラーなどの微細な(1×1×
1mm未満)非燃焼性物質を分離することができる。ま
た、ナイロン66では、アミノリシス、水素添加してヘ
キサメチレンジアミンを得る反応工程の低粘度状態時を
利用して沈降法やろ過法でガラス繊維やフィラーなどの
微細な(1×1×1mm未満)非燃焼性物質を分離する
ことができる。
【0018】熱溶融する方法とケミカルリサイクルする
方法をそれぞれ別々に用いることもできるが、熱溶融時
に金属部品を分離し、解重合などからなるケミカルリサ
イクル時にガラス繊維、および/または、無機フィラー
を分離する工程をとることにより極めて効率的なリサイ
クルができる。
【0019】本発明では上記の工程により、熱可塑性樹
脂成分の30重量%以上が分離回収されている必要があ
り、好ましくは50重量%以上である。完全に樹脂が上
記工程で回収されるのは理想であるが、ろ過との分離の
工程上0.01重量%以上、通常0.1重量%以上、7
0重量%未満、通常50重量%未満の、樹脂成分が残
る。本発明では残留した樹脂成分を400℃以上で焼き
飛ばし、非燃焼性物質も再利用できるようにするもので
ある。有機物(樹脂成分)を焼く温度としては、有機物
が焼き飛ばされる温度で非燃焼性物質が再利用できる形
で残る範囲であればよい。ガラス繊維のように溶融して
再利用するものについてはガラス繊維の形状を留める必
要はかならずしもない。焼成温度としては400℃以
上、好ましくは600℃、さらに好ましくは700℃以
上である。
【0020】本発明で樹脂成分が焼き飛ばされて得られ
た非燃焼性物質は、水洗などしてそのままネジやガラス
繊維、無機フィラーとして利用することもできるが、ガ
ラスや金属の原料として再溶融して使用することもでき
る。
【0021】ケミカルリサイクルの中でもナイロン6を
解重合する方法が極めて有効であるので以下に詳細に説
明する。解重合は、いかなる公知解重合方法で作ったも
のでも良い。通常、ナイロン6は加熱により解重合さ
れ、触媒を用いても良く、水の不存在下でも(乾式)、
存在下でも良い(湿式)。
【0022】解重合温度は、通常、100〜400℃で
あり、好ましくは、200〜350℃、さらに好ましく
は、220〜300℃である。温度が低いと、ナイロン
6が溶融しないうえ、解重合速度が遅くなる。温度が高
いと、不必要なナイロン6の分解が起こり、回収ε−カ
プロラクタムの純度低下をもたらす。
【0023】触媒を用いる場合は、通常、酸、あるいは
塩基触媒などを用いる。酸触媒としては、リン酸、ホウ
酸、硫酸、有機酸、有機スルホン酸、固体酸、およびこ
れらの塩、また塩基触媒としては、アルカリ水酸化物、
アルカリ塩、アルカリ土類水酸化物、アルカリ土類塩、
有機塩基、固体塩基などが挙げられる。好ましくは、リ
ン酸、ホウ酸、有機酸、アルカリ水酸化物、アルカリ塩
などが挙げられる。さらに好ましくは、リン酸、リン酸
ナトリウム、リン酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素
ナトリウム、炭酸水素カリウムなどが挙げられる。
【0024】触媒の使用量は、通常、ナイロン6製品類
に含まれるナイロン6成分に対して、0.01〜100
重量%である。好ましくは、0.1〜50重量%、さら
に好ましくは、1〜20重量%である。触媒使用量は少
ないと、反応速度が遅くなり、多いと、副反応が多くな
るうえ、触媒コストがかさみ経済的に不利になる。
【0025】乾式解重合を行う場合は、通常、生成した
ε−カプロラクタムを反応器から減圧蒸留により留出さ
せ、回収ε−カプロラクタムを得る。解重合反応が終了
してから、減圧蒸留によりε−カプロラクタムを取り出
しても良いし、反応の進行とともに、連続的に取り出し
ても良い。
【0026】湿式解重合を行う場合は、通常、生成した
ε−カプロラクタムを反応器から水とともに留出させ、
回収ε−カプロラクタム水溶液を得る。解重合反応が終
了してから、蒸留によりε−カプロラクタム水溶液を取
り出しても良いし、反応の進行とともに、連続的に取り
出しても良い。好ましくは、反応器へ連続的に、水を供
給し、かつ、生成するε−カプロラクタム水溶液を反応
器から連続的に取り出す。さらに好ましくは、常圧で、
反応器へ連続的に水蒸気を供給し、かつ生成するε−カ
プロラクタム水溶液を反応器から連続的に取り出す。
【0027】湿式解重合の水使用量は、通常、熱可塑性
物に含まれるナイロン6成分に対して、0.1〜100
重量倍である。好ましくは、0.5〜50重量倍、さら
に好ましくは、1〜20重量倍である。水の使用量は、
少ないと、反応速度が遅くなり、多いと、回収ε−カプ
ロラクタム水溶液の濃度が低くなり、ε−カプロラクタ
ムの取得上、不利になる。
【0028】本発明における解重合反応液は投入時のナ
イロン6成分量に対して濃縮されていていてもいなくて
もよいが、溶解すべき成分が減少する点で濃縮されてい
ることが好ましい。濃縮は解重合時のε−カプロラクタ
ムの蒸留により行うことができる。N6成分(ポリマ
ー、オリゴマ、ε−カプロラクタム)の濃縮率は、5%
以上が好ましく、さらには20%以上、さらには30%
以上が好ましく、90%以下、さらには、70%以下が
好ましい。ε−カプロラクタムに溶解するためには濃縮
率が高い方が有利であるが、濃縮率が高すぎると溶解時
に非燃焼性物質と団子状になる。
【0029】解重合で得られたガラス繊維などからなる
解重合残渣を、そのまま焼成して有機物(樹脂成分)を
焼き飛ばすこともできる。
【0030】さらに、樹脂成分を少なくするため解重合
反応液にε−カプロラクタム添加して溶液粘度を低下さ
せ、直ちにろ過等で分離する方法も有効である。ε−カ
プロラクタムの添加量は、非燃焼性物質を含む解重合反
応液100重量部に対して、5〜5000重量部が好ま
しく、10〜1000重量部がさらに好ましく、20〜
800重量部が特に好ましい。ε−カプロラクタムとと
もに水を添加して溶解させることもできる。
【0031】解重合、ε−カプロラクタム添加後の非燃
焼性物質の分離方法は、ろ過、遠心分離、沈降法などの
方法を用いることができる。必要に応じて、熱時ろ過な
どのように熱を加えながら粘度をコントロールして行う
ことも有用である。
【0032】分離した後の解重合反応液とε−カプロラ
クタムとからなる混合液は、さらに解重合してε−カプ
ロラクタムを回収し、蒸留により精製して有用なε−カ
プロラクタムを得ることができる。
【0033】回収ε−カプロラクタムの蒸留方法として
は、単蒸留、薄膜蒸留、ストリッピング、あるいは精留
などが挙げられる。また、蒸留操作としては、バッチ式
に、予め塩基性物質と回収ε−カプロラクタムを蒸留缶
に仕込んで、蒸留することもできるし、連続式に、塩基
性物質と回収ε−カプロラクタムを蒸留缶に仕込みなが
ら、同時にε−カプロラクタムを留出させ、蒸留するこ
ともできる。
【0034】なお、留出して得られたε−カプロラクタ
ムは、通常、十分に高純度ではあるが、さらに他の精製
手段を加え高純度化をはかることも可能である。他の精
製手段としては、晶析、イオン交換処理、活性炭処理、
酸化剤処理、還元剤処理、水素添加処理などが挙げられ
る。好ましくは、晶析を行う。留出ε−カプロラクタム
の晶析法としては、有機溶媒による晶析、水溶媒による
晶析、溶融晶析など、種々の方法が挙げられる。これら
の方法は組み合わせることができ、繰り返し行って多段
晶析することもできる。
【0035】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。実施例は、何ら本発明を限定するものではな
い。
【0036】[実施例1]ガラス繊維を30%含有する
ナイロン6樹脂(東レ(株)製、CM1011G30)
を成形して、ナット状の金属カラーの付いた成形片とし
た後、粉砕してペレット状のナイロン6製品廃材とし
た。金属カラーには樹脂が付着したままであった。粉砕
したペレット状のナイロン6製品廃材250gを4つ口
フラスコに入れ、260℃のオイルバスで加熱して溶融
状態にした。ピンセットで樹脂が付着した金属カラーを
取り出した。この金属カラーはさらにガスで焼き、樹脂
の付いていない再利用可能な金属カラーとなった。
【0037】加熱したフラスコにさらに85%リン酸水
溶液12.5gを加え、260℃のスーパースチームを
吹き込み、4時間、ε−カプロラクタムを流出させなが
ら解重合反応を進行させた。得られたε−カプロラクタ
ムは100gであった。また、得られた約120gの反
応残渣をルツボに移し、800℃で焼成して約75gの
ガラス繊維を得た。有機物の付着はほとんどなく、再利
用可能なきれいなガラス繊維であった。
【0038】[比較例1]実施例1において、ピンセッ
トで分離した金属カラーをガスで焼くことなく利用しよ
うとしたが樹脂が付いていて利用できなかった。また、
実施例1の解重合の残さをガラス繊維としてそのまま利
用しようとしたが、有機物が多く利用に値しなかった。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、解重合などの樹脂成分
の回収方法と、非燃焼性物質に付着した樹脂成分を焼き
飛ばす方法を組み合わせることにより、ε−カプロラク
タムなどの樹脂原料成分と、金属部品やガラス繊維など
非燃焼性物質も再利用可能な形で分離できるようにな
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非燃焼性物質を含有する熱可塑性樹脂製
    品類をリサイクルするにあたり、熱可塑性樹脂成分の3
    0重量%以上を分離・回収した後、非燃焼性物質に付着
    した熱可塑性樹脂成分を焼き飛ばして非燃焼性物質を回
    収する熱可塑性樹脂製品類のリサイクル方法。
  2. 【請求項2】 前記非燃焼性物質が、ガラス繊維、無機
    フィラー及び金属部品のうちの少なくとも1種である請
    求項1記載の熱可塑性樹脂製品類のリサイクル方法。
  3. 【請求項3】 前記熱可塑性樹脂がポリアミドである請
    求項1又は2記載の熱可塑性樹脂製品類のリサイクル方
    法。
  4. 【請求項4】 前記熱可塑性樹脂がナイロン6であっ
    て、熱可塑性樹脂成分のの分離・回収方法が解重合によ
    るε−カプロラクタムの分離・回収方法である請求項3
    記載の熱可塑性樹脂製品類のリサイクル方法。
  5. 【請求項5】 前記熱可塑性樹脂がナイロン66であっ
    て、熱可塑性樹脂の分離・回収方法が、アミノリシス、
    水素添加反応によるヘキサメチレンジアミンの分離・回
    収である請求項3記載の熱可塑性樹脂製品類のリサイク
    ル方法。
  6. 【請求項6】 熱可塑性樹脂を溶融して金属部品を分離
    ・回収し、樹脂の解重合工程においてガラス繊維及び/
    又は無機フィラーを分離・回収する請求項2〜5のいず
    れかに記載の熱可塑性樹脂製品類のリサイクル方法。
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