JP2000037942A - 二液を用いたインクジェット記録方法およびそれを用いた装置 - Google Patents

二液を用いたインクジェット記録方法およびそれを用いた装置

Info

Publication number
JP2000037942A
JP2000037942A JP10205264A JP20526498A JP2000037942A JP 2000037942 A JP2000037942 A JP 2000037942A JP 10205264 A JP10205264 A JP 10205264A JP 20526498 A JP20526498 A JP 20526498A JP 2000037942 A JP2000037942 A JP 2000037942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
reaction liquid
ink
ink composition
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10205264A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3552151B2 (ja
Inventor
Kiyohiko Takemoto
本 清 彦 竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP20526498A priority Critical patent/JP3552151B2/ja
Publication of JP2000037942A publication Critical patent/JP2000037942A/ja
Priority to US09/544,039 priority patent/US6341854B1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3552151B2 publication Critical patent/JP3552151B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2107Ink jet for multi-colour printing characterised by the ink properties
    • B41J2/2114Ejecting specialized liquids, e.g. transparent or processing liquids
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/0011Pre-treatment or treatment during printing of the recording material, e.g. heating, irradiating
    • B41M5/0017Application of ink-fixing material, e.g. mordant, precipitating agent, on the substrate prior to printing, e.g. by ink-jet printing, coating or spraying
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/54Inks based on two liquids, one liquid being the ink, the other liquid being a reaction solution, a fixer or a treatment solution for the ink
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/0011Pre-treatment or treatment during printing of the recording material, e.g. heating, irradiating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M7/00After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock
    • B41M7/009After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock using thermal means, e.g. infrared radiation, heat

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体に、反応液とインク組成物との二液
を用いて、印字を行うインクジェット記録方法であっ
て、良好な画像が得られる方法の提供。 【解決手段】 二液を印字するインクジェット記録方法
において、反応液を記録媒体に付着させ、その後この記
録媒体を複数のロールにより加圧、および加熱する。そ
の後、この反応液が付着した記録媒体上にインク組成物
を塗布して印字する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】発明の分野 本発明は、インクジェット記録方法に関するものであ
り、特に記録媒体に反応液とインク組成物とを付着させ
て印字を行うインクジェット記録方法およびそれを用い
る装置に関するものである。
【0002】背景技術 インクジェット記録方法は、インク組成物の小滴を飛翔
させ、紙等の記録媒体に付着させて印刷を行う印刷方法
である。この方法は、比較的安価な装置で高解像度、高
品位な画像を、高速で印刷可能であるという特徴を有す
る。通常インクジェット記録に使用されるインク組成物
は、水を主成分とし、これに着色成分および目詰まり防
止等の目的でグリセリン等の湿潤剤を含有したものが一
般的である。
【0003】一方、インクジェット記録方法として、最
近新たに、多価金属塩溶液を記録媒体に適用した後、少
なくとも一つのカルボキシル基を有する染料を含むイン
ク組成物を適用する方法が提案されている(例えば、特
開平5−202328号公報)。この方法においては、
多価金属イオンと染料とから不溶性複合体が形成され、
この複合体の存在により、耐水性がありかつカラーブリ
ードがない高品位の画像を得ることができるとされてい
る。
【0004】また、少なくとも浸透性を付与する界面活
性剤または浸透性溶剤および塩を含有するカラーインク
と、この塩との作用により増粘または凝集するブラック
インクとを組合せて使用することにより、画像濃度が高
くかつカラーブリードがない高品位のカラー画像が得ら
れるという提案もなされている(特開平6−10673
5号公報)。すなわち塩を含んだ第一の液と、インク組
成物との二液を印字することで、良好な画像が得られる
とするインクジェット記録方法が提案されている。ま
た、その他にも二液を印字するインクジェット記録方法
が提案されている(例えば、特開平3−240557号
公報、特開平3−240558号公報)。
【0005】このような二液を用いたインクジェット記
録方法にあっては、反応液とインク組成物とが接触する
ことで良好な印字が実現できる。すなわち、反応液とイ
ンク組成物とが接触すると、反応液中の反応剤がインク
組成物中の着色剤などの分散状態を破壊し、着色剤成分
などを凝集させる。この凝集物が記録媒体上に付着し、
色濃度の高い、にじみ、ムラの少ない印字を実現するも
のと考えられる。さらに、カラー画像においては、異な
る色の境界領域での不均一な色混じり、すなわちカラー
ブリードを有効に防止できるとの利点を有するものであ
る。
【0006】
【発明の概要】本発明者等は、今般、このような二液を
印字するインクジェット記録方法において、反応液を記
録媒体に付着させた後、その記録媒体を加圧、および必
要に応じて加熱することで、より良好な画像が得られる
との知見を得た。本発明はかかる知見に基づくものであ
る。よって、本発明は、良好な画像が形成できる二液を
用いて印字するインクジェット記録方法の提供をその目
的するものである。
【0007】そして、本発明によるインクジェット記録
方法は、媒体に、反応剤を含んでなる反応液と、インク
組成物とを付着させて、印字を行うインクジェット記録
方法であって、反応液を記録媒体上に付着させる工程
と、反応液が付着した記録媒体を加圧、および必要に応
じて加熱する工程と、そして記録媒体上にインク組成物
の液滴を吐出して画像を記録する工程とを含んでなるも
のである。
【0008】
【発明の具体的説明】インクジェット記録方法および装
本発明によるインクジェット記録方法は、反応液を記録
媒体上に付着させ、反応液が付着したこの記録媒体を加
圧することを含んでなるものである。
【0009】本発明によれば、反応液が付着した記録媒
体を加圧することで、記録媒体のしわの発生を防ぎ、さ
らに記録媒体のカールの発生を有効に防止することがで
きる。二液を用いたインクジェット記録方法にあって
は、反応液とインク組成物との二種類の液体を記録媒体
に付着させる。そのために比較的大量の水媒体が記録媒
体に付着することとなり、記録媒体のしわおよびカール
の発生が比較的生じやすい。本発明にあっては、反応液
を記録媒体に付着させた後に加圧することで、しわおよ
びカールの発生を抑制しようとするものである。
【0010】さらに、本発明によればしわおよびカール
の抑制に加えて、インク組成物に対する反応液の量が比
較的少量であっても良好な画像が実現できるとの利点を
有する。言い換えれば反応液中の反応剤の量を少なくす
ることができる。具体的には加圧工程を行わない場合と
比較して、反応剤の量を1/10〜1/2程度の量とし
ても同等の画像を実現することができる。反応液、即ち
反応剤の量を少なくできることは、経済的な観点から好
ましい。さらに、反応剤は後記する成分からなるが、こ
れらの成分は反応液中で析出物を形成することがある。
【0011】この析出物は、インクジェット記録方法に
おいてノズルの目詰まりの原因となる恐れがある。反応
液中の反応剤の量を少なくすることができることは、こ
の析出物の発生も有効に抑制できるという点で望ましい
ことといえる。加圧によって反応液の必要量が減少する
ことは意外な事実であったといえる。
【0012】本発明の好ましい態様によれば、記録媒体
の加圧は、0.01〜1kgf/cm2 程度が好まし
く、より好ましくは0.2〜1kgf/cm2 程度であ
る。加圧の手段は特に限定されないが、例えば、複数の
ロールによって圧廷する方法、より具体的には記録媒体
を二本のロール間に通して圧廷する方法が好ましい。更
に、記録媒体にロールを支点に引張荷重を掛け、ロール
により記録媒体を加圧する方法も本発明においては利用
可能である。
【0013】本発明の好ましい態様によれば、記録媒体
の加圧と同時に加熱を行うことが好ましい。加熱によ
り、反応液中の溶媒水分の蒸発が促され、記録媒体のし
わの発生を防ぎ、さらに記録媒体のカールの発生を有効
に防止することができる。加熱によりさらに、より少な
い反応剤の量で有効な画像を実現できるとの利益を享受
することができる。加熱温度は、50〜150℃程度が
好ましく、より好ましくは60〜100℃程度である。
【0014】本発明の好ましい態様によれば、反応液を
記録媒体に染み込みにくいもの、即ち緩浸透性のものと
するのが好ましい。緩浸透性の反応液の使用により、よ
り少ない反応液量で良好な画像を実現できるとの利点が
得られる。以下はあくまでも仮定であって、これによっ
て本発明が限定的に解釈されないことを条件にその理由
を述べれば以下の通りである。緩浸透性の反応液は記録
媒体に染み込みにくいため、記録媒体への付着直後、反
応液は記録媒体の比較的表面にとどまる。この記録媒体
の比較的表面に止まっている反応液は、加圧により押し
広げられるものと思われる。その結果、反応剤は記録媒
体に深く浸透せず、一方で記録媒体表面に広く広がる。
二液を用いたインクジェット記録方法にあっては、反応
剤とインク組成物との反応によって凝集物を生じさせ、
この凝集物によってにじみを抑制しようとするものであ
る。従って、反応液とインク組成物との反応は、記録媒
体の比較的表面において生じることが有効であり、記録
媒体の深い部分でこのような反応が生じてもにじみの抑
制にはあまり有効とならないものと思われる。よって、
反応液の有効な利用によりその必要量を抑制できる点で
極めて有利であるといえる。
【0015】この態様における反応液の緩浸透性の程度
は、その表面張力で表すと20℃において40〜60m
N/m程度が好ましく、より好ましくは45〜60mN
/m程度である。反応液の緩浸透性を上記表面張力の程
度範囲とすることにより後述する他の反応液構成組成物
を調整することができる。
【0016】本発明において反応液の記録媒体への付着
は、その液滴を形成し、その液滴を飛翔させて付着させ
るインクジェット記録方式によって行われても、また反
応液を記録媒体に塗布することによって行われてもよ
い。本発明の好ましい態様によれば、反応液はインクジ
ェット記録方式によって行われることが好ましい。
【0017】本発明においては、反応液とインク組成物
とを記録媒体上で接触させる。具体的には、記録媒体上
にインク組成物を付着させる工程は、反応液を記録媒体
に付着させた後に行われても、また反応液を記録媒体に
付着させる前に行われてもよい。本発明の好ましい態様
によれば、記録媒体上にインク組成物を付着させる工程
は、反応液を記録媒体上に付着させた後に行なわれるの
が好ましい。
【0018】更に本発明によるインクジェット記録方法
を実施する記録装置を説明する。
【0019】図1に本発明による記録装置は、ロール1
とロール2とからなる2本ロールと、記録媒体3と、反
応液を記録媒体に付着させる反応液付着手段4と、そし
てインクを記録媒体に付着させるインク組成物付着手段
5と、クリーニング手段6と、を含んで構成されるもの
である。更にこの記録装置にあっては、記録媒体を挟む
手段であるロール7を備えてなるものである。
【0020】ロール1とロール2とからなる2本ロール
は、図示しない駆動手段によって回転し、またその2本
ロールの両表面により記録媒体3が十分圧廷され得るよ
うに構成されている。またロール1とロール2とからな
る2本ロールの双方またはいずれか一方が加熱されるよ
うに構成されている。反応液付着手段4はインクジェッ
ト記録ヘッドであって、反応液の液滴を形成し、それを
飛翔させて記録媒体3に付着させる。反応液が付着した
記録媒体3は2本ロールの回転に従って移送され、2本
ロールにより圧廷、加熱される。この態様においては、
記録媒体3上において、後記するインクジェット記録手
段によるインク組成物の印字位置と、記録媒体に付着さ
れる反応液の付着位置とが一致するよう、その印字が制
御される。
【0021】2本ロールを構成するロール1およびロー
ル2は、記録媒体上への付着効率を高めるために非液体
吸収性の性質を有しているのが好ましいことから、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステ
ル、ポリ塩化ビニルなどの水不溶性樹脂、Fe、Ni、
Si、Al、Sn、Znなどの金属またはその酸化物、
黄銅、ステンレス鋼などの合金によって形成されてなる
のが好ましい。
【0022】なお、記録媒体3への反応液の付着が終了
したロール1の表面は、クリーニング手段6によって清
浄化される。なお、ロール2についてもクリーニング手
段6と同様手法により洗浄化してもよい。
【0023】記録媒体3に反応液を付着させ加圧および
加熱した後、インク組成物による記録を行う場合には、
インク組成物用インクジェット記録ヘッドを図中の5の
位置に設ける。一方、記録媒体3に反応液を付着させる
前に、インク組成物による記録を行う場合には、インク
組成物用インクジェット記録ヘッドを図中の4の位置に
設ける。これらインクジェット記録ヘッドは通常のイン
クジェット記録ヘッドと同様であってよい。
【0024】反応液 本発明において用いられる反応液は、インク組成物中の
着色剤などの分散状態を破壊し、着色剤成分などを凝集
させる性質を有する反応剤を含有してなる。
【0025】本発明において用いられる反応液の例は、
反応剤として多価金属塩、ポリアリルアミン、ポリアリ
ルアミン誘導体、酸性液体、カチオン性界面活性剤など
を含んでなるものである。
【0026】反応剤が多価金属塩である場合、その好ま
しい例としては、二価以上の多価金属イオンとこれら多
価金属イオンに結合する陰イオンとから構成され、水に
可溶な塩が挙げられる。多価金属イオンの具体例として
は、Ca2+、Cu2+、Ni2+、Mg2+、Zn2+、Ba2+
などの二価金属イオンAl3+、Fe3+、Cr3+などの三
価金属イオンがあげられる。陰イオンとしては、C
- 、NO3 -、I- 、Br- 、ClO3 -よびCH3 CO
- などがあげられる。
【0027】とりわけ、Ca2+またはMg2+より構成さ
れる金属塩は、反応液のpH、得られる印刷物の品質と
いう二つの観点から、好適な結果を与える。
【0028】これら多価金属塩の反応液中における濃度
は印字品質、目詰まり防止の効果が得られる範囲で適宜
決定されてよいが、好ましくは0.1〜40重量%程度
であり、より好ましくは5〜25重量%程度である。
【0029】本発明の好ましい態様においては、反応液
に含まれる多価金属塩は、二価以上の多価金属イオン
と、これら多価金属イオンに結合する硝酸イオンまたは
カルボン酸イオンとから構成され、水に可溶なものであ
る。
【0030】ここで、カルボン酸イオンは、好ましくは
炭素数1〜6の飽和脂肪族モノカルボン酸または炭素数
7〜11の炭素環式モノカルボン酸から誘導されるもの
である。炭素数1〜6の飽和脂肪族モノカルボン酸の好
ましい例としては、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、
イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ピバル酸、ヘキサン酸
などが挙げられる。特に蟻酸、酢酸が好ましい。
【0031】このモノカルボン酸の飽和脂肪族炭化水素
基上の水素原子は水酸基で置換されていてもよく、その
ようなカルボン酸の好ましい例としては、乳酸が挙げら
れる。
【0032】さらに、炭素数6〜10の炭素環式モノカ
ルボン酸の好ましい例としては、安息香酸、ナフトエ酸
等が挙げられ、より好ましくは安息香酸である。
【0033】反応剤として好ましく用いられるポリアリ
ルアミン及びポリアリルアミン誘導体は水に可溶で、水
中でプラスに荷電するカチオン系高分子である。例え
ば、下記の式(I)、式(II)、および式(III)
が挙げられる。
【0034】
【化1】 (式中、X- は塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物
イオン、硝酸イオン、燐酸イオン、硫酸イオン、酢酸イ
オン等を表す)
【0035】これら以外にもアリルアミンとジアリルア
ミンが共重合したポリマーやジアリルメチルアンモニウ
ムクロライドと二酸化硫黄との共重合体を使用すること
もできる。これらポリアリルアミン及びポリアリルアミ
ン誘導体の含有量は、反応液の0.5〜10重量%であ
ることが好ましい。
【0036】本発明の好ましい態様によれば、反応液は
高沸点有機溶媒からなる湿潤剤を含んでいてもよい。高
沸点有機溶媒は、反応液の乾燥を防ぐことによりヘッド
の目詰まりを防止する。高沸点有機溶媒の好ましい例と
しては、前記ポリオールとも一部重なるが、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、
1,2,6−ヘキサントリオール、チオグリコール、ヘ
キシレングリコール、グリセリン、トリメチロールエタ
ン、トリメチロールプロパンなどの多価アルコール類;
エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリ
コールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
メチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエー
テル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリ
エチエレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレ
ングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコ
ールモノブチルエーテルなどの多価アルコールのアルキ
ルエーテル類、尿素、2−ピロリドン、N−メチル−2
−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノ
ン、トリエタノールアミンなどがあげられる。
【0037】高沸点有機溶媒の添加量は特に限定されな
いが、好ましくは0.5〜40重量%程度であり、より
好ましくは2〜20重量%程度である。
【0038】本発明の好ましい態様によれば、反応液は
低沸点有機溶剤を含んでいてもよい。低沸点有機溶剤の
好ましい例としては、メタノール、エタノール、n−プ
ロピルアルコール、iso−プロピルアルコール、n−
ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノー
ル、iso−ブタノール、n−ペンタノールなどがあげ
られる。特に一価アルコールが好ましい。低沸点有機溶
剤は、インクの乾燥時間を短くする効果がある。低沸点
有機溶剤の添加量は0.5〜10重量%が好ましく、よ
り好ましくは1.5〜6重量%の範囲である。
【0039】本発明の好ましい態様によれば、反応液は
浸透剤を含んでいてもよい。浸透剤としては、アニオン
性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤
等の各種界面活性剤、メタノール、エタノール、iso
−プロピルアルコール等のアルコール類、エチレングリ
コールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
エチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエー
テル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、プ
ロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレン
グリコールモノブチルエーテル等の多価アルコールの低
級アルキルエーテルなどがあげられる。
【0040】なお、反応液は後記のインク組成物の項で
説明するカラー着色剤を添加して着色され、インク組成
物の機能を兼ね備えたものとされてもよい。
【0041】インク組成物 本発明においてインク組成物とは、モノクロ印字を行う
場合にはブラックインク組成物を意味し、さらにカラー
印字を行う場合にはカラーインク組成物、具体的にはイ
エローインク組成物、マゼンタインク組成物、およびシ
アンインク組成物、更に場合によってブラックインク組
成物を意味するものとする。
【0042】本発明において用いられるインク組成物
は、少なくとも着色剤と水とを含んでなる。
【0043】本発明において用いられるインク組成物に
含まれる着色剤としては、染料、顔料のいずれであって
もよいが、インク組成物の不溶化あるいは増粘等の作用
によって、インク中の着色成分の浸透を抑制する場合
は、水性媒体中に溶解している染料よりも分散している
顔料の方が有利である。
【0044】染料としては、直接染料、酸性染料、食用
染料、塩基性染料、反応性染料、分散染料、建染染料、
可溶性建染染料、反応分散染料、など通常インクジェッ
ト記録に使用する各種染料を使用することができる。
【0045】顔料としては、特別な制限なしに無機顔
料、有機顔料を使用することができる。無機顔料として
は、酸化チタンおよび酸化鉄に加え、コンタクト法、フ
ァーネス法、サーマル法などの公知の方法によって製造
されたカーボンブラックを使用することができる。ま
た、有機顔料としては、アゾ顔料(アゾレーキ、不溶性
アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料などを含
む)、多環式顔料(例えば、フタロシアニン顔料、ペリ
レン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナク
リドン顔料、ジオキサジン顔料、チオインジゴ顔料、イ
ソインドリノン顔料、キノフラロン顔料など)、染料キ
レート(例えば、塩基性染料型キレート、酸性染料型キ
レートなど)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブ
ラックなどを使用できる。
【0046】本発明の好ましい態様によれば、これらの
顔料は、分散剤または界面活性剤で水性媒体中に分散さ
せて得られた顔料分散液としてインクに添加されるのが
好ましい。好ましい分散剤としては、顔料分散液を調製
するのに慣用されている分散剤、例えば高分子分散剤を
使用することができる。
【0047】分散剤または界面活性剤の好ましい例とし
ては、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、アクリル酸
−アクリロニトリル共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸
エステル共重合体、アクリル酸−アクリル酸アルキルエ
ステル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、スチ
レン−メタクリル酸共重合体、スチレン−アクリル酸−
アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−メタ
クリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチ
レン−α−メチルスチレン−アクリル酸共重合体、スチ
レン−α−メチルスチレン−アクリル酸−アクリル酸ア
ルキルエステル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合
体、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合体、酢酸ビニ
ル−エチレン共重合体、酢酸ビニル−脂肪酸ビニルエチ
レン共重合体、酢酸ビニル−マレイン酸エステル共重合
体、酢酸ビニル−クロトン酸共重合体、酢酸ビニル−ア
クリル酸共重合体が挙げられる。
【0048】本発明の好ましい態様によれば、これらの
共重合体は重量平均分子量が3.000〜50.000
程度であるのが好ましく、より好ましくは5.000〜
30.000程度、最も好ましくは7.000〜15.
000程度である。
【0049】分散剤の添加量は、顔料を安定に分散さ
せ、本発明による他の効果を失わない範囲で適宜添加さ
れて良い。本発明の好ましい態様によれば、その使用量
は顔料:分散剤として1:0.06〜1:3程度の範囲
が好ましく、より好ましくは1:0.125〜1:3程
度の範囲である。
【0050】なお、この顔料分散液に含まれる分散剤お
よび界面活性剤がインク組成物の分散剤および界面活性
剤としても機能するであろうことは当業者に明らかであ
ろう。
【0051】インクへの顔料の添加量は、0.5〜25
重量%程度が好ましく、より好ましくは2〜15重量%
程度である。
【0052】本発明において用いられるインク組成物
は、分散剤または界面活性剤を含むことができる。分散
剤または界面活性剤の例としては、前記樹脂エマルジョ
ンの説明で記載した各種の界面活性剤が挙げられる。
【0053】本発明の好ましい態様によれば、インク組
成物は樹脂エマルジョンを含んでなるのが好ましい。こ
こで、樹脂エマルジョンとは、連続相が水であり、分散
相が次のような樹脂成分であるエマルジョンを意味す
る。分散相の樹脂成分としては、アクリル系樹脂、酢酸
ビニル系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、塩化ビニ
ル系樹脂、アクリル−スチレン系樹脂、ブタジエン系樹
脂、スチレン系樹脂、架橋アクリル樹脂、架橋スチレン
樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、フェノール樹脂、シリコ
ーン樹脂、エポキシ樹脂、などがあげられる。
【0054】本発明の好ましい態様によれば、この樹脂
は親水性部分と疎水性部分とを併せ持つ重合体であるの
が好ましい。また、これらの樹脂成分の粒子径はエマル
ジョンを形成する限り特に限定されないが、150nm
程度以下が好ましく、より好ましくは5〜100nm程
度である。
【0055】これらの樹脂エマルジョンは、樹脂モノマ
ーを、場合によって界面活性剤とともに水中で分散重合
することによって得ることができる。例えば、アクリル
系樹脂またはスチレン−アクリル系樹脂のエマルジョン
は、(メタ)アクリル酸エステル、または(メタ)アク
リル酸エステルおよびスチレンを、界面活性剤とともに
水中で分散重合させることによって得ることができる。
樹脂成分と界面活性剤との混合の割合は、通常10:1
〜5:1程度とするのが好ましい。界面活性剤の使用量
が前記範囲にあることでより良好なインクの耐水性、浸
透性が得られる。界面活性剤は特に限定されないが、好
ましい例としてはアニオン性界面活性剤(例えばドデシ
ルベンゼルスルホン酸ナトリウム、ラウリル酸ナトリウ
ム、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェート
のアンモニウム塩など)、非イオン性界面活性剤(例え
ば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポ
リオキシエチレンアルキルアミドなど)があげられ、こ
れらを単独または二種以上を混合して用いることができ
る。また、アセチレングリコール(オレフィンY、なら
びにサーフィノール82、104、440、465、お
よび485(いずれもAir Products and Chemicals In
c. 製))を用いることも可能である。また、分散相成
分としての樹脂と水との割合は、樹脂100重量部に対
して水60〜400重量部、好ましくは100〜200
の範囲が適当である。
【0056】また、市販の樹脂エマルジョンを使用する
ことも可能であり、例えばマイクロジェルE−100
2、E−5002(スチレン−アクリル系樹脂エマルジ
ョン、日本ペイント株式会社製)、ボンコート4001
(アクリル系樹脂エマルジョン、大日本インキ化学工業
株式会社製)ボンコート5454(スチレン−アクリル
系樹脂エマルジョン、大日本インキ化学工業株式会社
製)、SAE−1014(スチレン−アクリル系樹脂エ
マルジョン、日本ゼオン株式会社製)、サイビノールS
K−200(アクリル系樹脂エマルジョン、サイデン化
学株式会社製)、などがあげられる。
【0057】本発明に使用するインクは、樹脂エマルジ
ョンを、その樹脂成分がインクの0.1〜40重量%と
なるよう含有するのが好ましく、より好ましくは1〜2
5重量%の範囲である。
【0058】樹脂エマルジョンは、多価金属イオンとの
相互作用により、着色成分の浸透を抑制し、さらに記録
媒体への定着を促進する効果を有する。また、樹脂エマ
ルジョンの種類によっては記録媒体上で皮膜を形成し、
印刷物の耐擦性をも向上させる効果も有する。
【0059】本発明の好ましい態様によれば、インク組
成物は樹脂エマルジョン形態の熱可塑性樹脂を含んでな
るのが好ましい。ここで、熱可塑性樹脂とは、軟化温度
が50℃〜250℃、好ましくは60℃〜200℃、の
ものである。ここで、軟化温度という語は、熱可塑性樹
脂のガラス転移点、融点、粘性率が1011〜1012
ポアズになる温度、流動点、樹脂エマルジョンの形態に
ある場合その最低造膜温度(MFT)のうち最も低い温
度を意味するものとする。このような樹脂エマルジョン
を含んでなるインク組成物を用いた場合、記録後記録媒
体を熱可塑性樹脂の軟化温度以上の温度で加熱する加熱
工程を実施するのが好ましい。
【0060】また、これらの樹脂としてはは、軟化また
は溶融温度以上に加熱され冷却された際に強固な耐水
性、耐擦性のある膜を形成させるものを選択するのが好
ましい。
【0061】水不溶性の熱可塑性樹脂の具体例として
は、ポリアクリル酸、ポリメタアクリル酸、ポリメタア
クリル酸エステル、ポリエチルアクリル酸、スチレン‐
ブタジエン共重合体、ポリブタジエン、アクリロニトリ
ル‐ブタジエン共重合体、クロロプレン共重合体、フッ
素樹脂、フッ化ビニリデン、ポリオレフィン樹脂、セル
ロース、スチレン‐アクリル酸共重合体、スチレン‐メ
タアクリル酸共重合体、ポリスチレン、スチレン‐アク
リルアミド共重合体、ポリイソブチルアクリレート、ポ
リアクリロニトリル、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアセ
タール、ポリアミド、ロジン系樹脂、ポリエチレン、ポ
リカーボネート、塩化ビニリデン樹脂、セルロース系樹
脂、酢酸ビニル樹脂、エチレン‐酢酸ビニル共重合体、
酢酸ビニル‐アクリル共重合体、塩化ビニル樹脂、ポリ
ウレタン、ロジンエステル等が挙げられるがこれらに限
定されるものではない。
【0062】低分子量の熱可塑性樹脂の具体例として
は、ポリエチレンワックス、モンタンワックス、アルコ
ールワックス、合成酸化ワックス、αオレフィン‐無水
マレイン酸共重合体、カルナバワックス等の動植物系ワ
ックス、ラノリン、パラフィンワックス、マイクロクリ
スタリンワックス等が挙げられる。
【0063】このような樹脂エマルジョンとして、公知
の樹脂エマルジョンを用いることも可能であり、例えば
特公昭62−1426号、特開平3−56573号、特
開平3−79678号、特開平3−160068号、特
開平4−18462号などに記載の樹脂エマルジョンを
そのまま用いることができる。
【0064】本発明の好ましい態様によれば、インク組
成物はアルギン酸誘導体を含んでなるのが好ましい。ア
ルギン酸誘導体の好ましい例としては、アルギン酸アル
カリ金属塩(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩)アル
ギン酸有機塩(例えば、トリエタノールアミン塩)、ア
ルギン酸アンモニウム塩、等が挙げられる。
【0065】このアルギン酸誘導体のインク組成物への
添加量は、好ましくは0.01〜1重量%程度であり、
より好ましくは0.05〜0.5重量%程度である。
【0066】アルギン酸誘導体の添加により良好な画像
が得られる理由は確定できないが、反応液に存在する反
応剤、特に多価金属塩が、インク組成物中のアルギン酸
誘導体と反応し、着色剤の分散状態を変化させ、着色剤
の記録媒体への定着が促進されることに起因するものと
考えられる。
【0067】また、本発明に用いられるインク組成物
は、無機酸化物コロイドを含んでいてもよい。無機酸化
物コロイドの好ましい例としては、コロイダルシリカ、
アルミナコロイドがあげられる。これらは、一般的に
は、SiO2 、Al2 3 等の超微粒子を水または有機
溶媒中に分散したコロイド溶液である。市販されている
無機酸化物コロイドとしては、分散媒が水、メタノー
ル、2−プロパノール、n−プロパノール、キシレンな
どであり、SiO2 、Al2 3 等の粒子の粒径が5〜
100nmであるものが一般的である。また、無機酸化
物コロイド溶液のpHは中性領域ではなく酸性またはア
ルカリ性に調製されているものが多い。これは、無機酸
化物コロイドの安定分散領域が酸性側かアルカリ性側に
存在するためであり、インク組成物に添加する場合に
は、無機酸化物コロイドの安定分散領域のpHとインク
のpHとを考慮して添加する必要がある。
【0068】インク組成物中の無機酸化物コロイドの添
加量は、0.1〜15重量%となるよう添加するのが好
ましく、二種以上の添加も可能である。
【0069】本発明の好ましい態様によれば、インク組
成物は有機溶媒を含んでなるのが好ましい。この有機溶
媒は、好ましくは低沸点有機溶剤であり、その好ましい
例としては、メタノール、エタノール、n−プロピルア
ルコール、iso−プロピルアルコール、n−ブタノー
ル、sec−ブタノール、tert−ブタノール、is
o−ブタノール、n−ペンタノールなどがあげられる。
特に一価アルコールが好ましい。低沸点有機溶剤は、イ
ンクの乾燥時間を短くする効果がある。
【0070】また、本発明の好ましい態様によれば、本
発明に使用するインク組成物は、さらに高沸点有機溶媒
からなる湿潤剤を含んでなることが好ましい。高沸点有
機溶媒剤の好ましい例としては、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、プロ
ピレングリコール、ブチレングリコール、1,2,6−
ヘキサントリオール、チオグリコール、ヘキシレングリ
コール、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチ
ロールプロパンなどの多価アルコール類、エチレングリ
コールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノブチルエーテル、トリエチエレング
リコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコール
モノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチ
ルエーテルなどの多価アルコールのアルキルエーテル
類、尿素、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリド
ン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、トリエ
タノールアミンなどがあげられる。
【0071】これら湿潤剤の添加量は、インクの0.5
〜40重量%が好ましく、より好ましくは2〜20重量
%の範囲である。また、低沸点有機溶剤の添加量はイン
クの0.5〜10重量%が好ましく、より好ましくは
1.5〜6重量%の範囲である。
【0072】本発明の好ましい態様によれば、インク組
成物は糖を含有してなるのが好ましい。糖類の例として
は、単糖類、二糖類、オリゴ糖類(三糖類および四糖類
を含む)および多糖類があげられ、好ましくはグルコー
ス、マンノース、フルクトース、リボース、キシロー
ス、アラビノース、ガラクトース、アルドン酸、グルシ
シール、(ソルビット)、マルトース、セロビオース、
ラクトース、スクロース、トレハロース、マルトトリオ
ース、などがあげられる。ここで、多糖類とは広義の糖
を意味し、アルギン酸、α−シクロデキストリン、セル
ロースなど自然界に広く存在する物質を含む意味に用い
ることとする。
【0073】また、これらの糖類の誘導体としては、前
記した糖類の還元糖(例えば、糖アルコール(一般式H
OCH2 (CHOH)n CH2 OH(ここで、n=2〜
5の整数を表す)で表される)、酸化糖(例えば、アル
ドン酸、ウロン酸など)、アミノ酸、チオ糖などがあげ
られる。特に糖アルコールが好ましく、具体例としては
マルチトール、ソルビットなどがあげられる。
【0074】これら糖類の含有量は、インクの0.1〜
40重量%、好ましくは0.5〜30重量%の範囲が適
当である。
【0075】その他、必要に応じて、pH調整剤、防腐
剤、防かび剤等を添加しても良い。
【0076】
【実施例】本発明を以下の実施例によって詳細に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるれものではない。
【0077】以下の組成のブラックインクおよびカラー
インクを調製した。ブラックインク カーボンブラックMA7(三菱化学株式会社製) 5重量% スチレン−アクリル酸共重合体(分散剤) 1重量% マイクロジェルE−5002 3.5重量% (スチレン−アクリル系樹脂エマルジョン、樹脂成分29.2%、日本ペイン ト株式会社製) スクロース 0.7重量% マルチトール 6.3重量% グリセリン 10重量% 2−ピロリドン 2重量% 水酸化カリウム 0.1重量% 純水 残量
【0078】カラーインク 顔料 シアンインク C.I.ピグメントブルー15:3 2重量% マゼンタインク C.I.ピグメントレッド122 3重量% イエローインク C.I.ピグメントイエロー74 3重量% 液媒体 スチレン−アクリル酸共重合体(分散剤) 0.5重量% パーミュセンRU−9008 5重量% (ウレタン樹脂エマルジョン、樹脂成分40%、スタール株式会社製) スクロース 0.7重量% マルチトール 6.3重量% グリセリン 10重量% 2−ピロリドン 2重量% エチレンジアミン四酢酸2ナトリウム(キレート剤) 0.01重量% Proxel−XLII(ICI社製−防腐剤) 0.3重量% 純水 残量
【0079】以下の反応液1および2を調製した。反応液1 硝酸マグネシウム・六水和物 25重量% グリセリン 5重量% エタノール 3重量% Proxel−XLII(ICI社製−防腐剤) 0.3重量% 純水 残量 表面張力 49mN/m
【0080】反応液2 ポリアリルアミン PAA−HCl−3L 20重量% (樹脂成分50%、日東紡績社製) ジエチレングリコール 15重量% Proxel−XLII(ICI社製−防腐剤) 0.3重量% 純水 残量 表面張力 55mN/m
【0081】評価試験 以下の評価試験において、印刷方法1、2、および3は
下記の印刷方法を意味する。印刷方法1 MJ930Cプリンター(セイコーエプソン株式会社
製)に用いられているインクジェットヘッドを備えた図
1に示される構成を有する装置にて記録紙に印刷を行っ
た。反応液を360dpiの密度で、0.02μg/d
otの吐出量で塗布した後、ロール1および2の間を通
すことにより記録紙に0.5kgf/cm2 の圧力を加
えた。その後、インクを360dpiの密度で、0.0
8μg/dotの吐出量で印字した。
【0082】印刷方法2 MJ930Cプリンター(セイコーエプソン株式会社
製)に用いられているインクジェットヘッドを備えた図
1に示される構成を有する装置にて記録紙に印刷を行っ
た。反応液を360dpiの密度で、0.02μg/d
otの吐出量で塗布した後、熱ヒートロール1および2
を通すことにより記録紙に0.3kgf/cm2 の圧力
を加え、かつ60℃に加熱した。その後、インクを36
0dpiの密度で、0.08μg/dotの吐出量で印
字した。
【0083】印刷方法3 MJ930Cプリンター(セイコーエプソン株式会社
製)にて、記録紙に反応液を360dpiの密度で、
0.02μg/dotの吐出量で塗布した後、インクを
同じくMJ930Cプリンターにて360dpiの密度
で、0.08μg/dotの吐出量で印字した。
【0084】評価1:印字品質(にじみ) Ricopy 6000紙(リコー株式会社製)、Xe
rox 4024紙(ゼロックス株式会社製)、Nee
nah Bond紙(キンバリークラーク社製)の各紙
にブラックインクによって文字を印刷し、にじみの発生
の有無を調べた。その結果を以下の基準で評価した。 評価A:にじみがなく鮮明な印字が得られる 評価B:ひげ状のにじみが発生する紙がある 評価C:文字の輪郭がはっきりしないほどにじみが発生
する紙がある
【0085】評価2:印刷品質(ブラックのベタ埋ま
り) Xerox P紙(ゼロックス株式会社製)にブラック
インクによってベタ印字(100%duty)を行なっ
た。得られた印刷部のインクの埋まり方を以下の基準で
評価した。 評価A:良好である 評価B:ドット径が小さいため、白スジが目立ち、色が
うすい
【0086】評価3:紙シワ Xerox P紙(ゼロックス株式会社製)にシアンイ
ンクによる単色のベタ印字と、マゼンタとシアンの10
0%ずつの混色であるレッドのベタ印字をそれぞれ3c
m×3cmの大きさで印刷した。得られた印刷物の紙シ
ワの有無を以下の基準で評価した。 評価A:レッド部分においても紙シワが発生しない 評価B:シアン単色部分においては紙シワは発生しない
が、レッド部分において紙シワが発生する 評価C:シアン単色部分においても紙シワ発生する
【0087】印刷方法および反応液の組み合せを下記の
表の通りとした。実施例1〜4ならびに比較例1および
2についての結果は下記の表に示される通りであった。
【0088】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインクジェット記録方法を実施す
るためのインクジェット記録装置を示す図である。記録
媒体3に反応液付着手段インクジェット記録ヘッド4に
より反応液が付着された後、ロール1およびロール2に
より記録紙は加圧、加熱されて、その後にインク組成物
付着手段インクジェット記録ヘッド5からインクが塗布
されて印字が行われる。
【符号の説明】
1 ロール1 2 ロール2 3 記録媒体 4 反応液付着手段インクジェット記録ヘッド 5 インク組成物付着手段インクジェット記録ヘッド 6 クリーニング手段 7 ロール
フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 FC01 HA42 2H086 BA02 BA05 BA55 BA59 BA60 4J039 AD03 AD05 AD08 AD10 AD15 AD17 AD23 AE02 AE03 AE05 AE11 AF07 BA10 BA11 BA17 BA30 BA31 BA32 BA36 BA37 BA38 BA39 BC19 BE01 BE03 BE04 BE05 BE08 BE09 BE28 BE33 CA06 EA15 EA17 EA19 GA24

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体に、反応剤を含んでなる反応液
    と、インク組成物とを付着させて印字を行うインクジェ
    ット記録方法であって、 反応液を記録媒体上に付着させる工程と、 反応液が付着した記録媒体を加圧する工程と、そして記
    録媒体上にインク組成物の液滴を吐出して画像を記録す
    る工程とを含んでなる、方法。
  2. 【請求項2】反応液が40mN/m以上の表面張力を有
    するものである、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】加圧が0.01〜1kgf/cm2 の範囲
    で行うものである、請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】反応液が付着した記録媒体を加熱する工程
    を更に含んでなる、請求項1〜3のいずれか一項に記載
    の方法。
  5. 【請求項5】加熱が50〜150℃の範囲で行うもので
    ある、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】反応液の記録媒体上への付着が、その液滴
    を吐出し、該液滴を記録媒体に付着させるインクジェッ
    ト記録方式によって行われる、請求項1〜5のいずれか
    一項に記載の方法。
  7. 【請求項7】記録媒体上にインク組成物の液滴を吐出し
    て画像を記録する工程が、反応液が付着した記録媒体を
    加圧する工程の後に行われる、請求項1〜6のいずれか
    一項に記載の方法。
  8. 【請求項8】記録媒体上にインク組成物の液滴を吐出し
    て画像を記録する工程が、反応液が付着した記録媒体を
    加圧する工程の前に行われる、請求項1〜6のいずれか
    一項に記載の方法。
  9. 【請求項9】反応剤が多価金属塩および/またはポリア
    リルアミンである、請求項1〜8のいずれか一項に記載
    の方法。
  10. 【請求項10】多価金属塩が硝酸塩またはカルボン酸塩
    である、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】インク組成物が着色剤と樹脂エマルジョ
    ンとを含んでなるものである、請求項1〜10のいずれ
    か一項に記載の方法。
  12. 【請求項12】インク組成物の着色剤が顔料である、請
    求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】請求項1〜12のいずれか一項に記載の
    方法によって印字された、記録物。
  14. 【請求項14】記録媒体に、反応剤を含んでなる反応液
    と、インク組成物と用いて印字を行うインクジェット記
    録装置であって、 記録媒体と、 反応液を記録媒体上に付着させる手段と、 反応液が付着した記録媒体を加圧する手段と、 記録媒体上にインク組成物の液滴を吐出して画像を記録
    する手段と、そして反応液が付着した記録媒体上に、イ
    ンク組成物のインク液滴を吐出させて、画像を形成させ
    るインクジェット記録手段とを含んでなる、装置。
  15. 【請求項15】加圧が0.01〜1kgf/cm2 の範
    囲で行うものである、請求項14に記載の装置。
  16. 【請求項16】反応液が付着した記録媒体を加熱する工
    程を更に含んでなる、請求項14または15に記載の装
    置。
  17. 【請求項17】加熱が50〜150℃の範囲で行うもの
    である、請求項16に記載の装置。
JP20526498A 1998-07-21 1998-07-21 二液を用いたインクジェット記録方法およびそれを用いた装置 Expired - Fee Related JP3552151B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20526498A JP3552151B2 (ja) 1998-07-21 1998-07-21 二液を用いたインクジェット記録方法およびそれを用いた装置
US09/544,039 US6341854B1 (en) 1998-07-21 2000-04-06 Ink jet recording method using two liquids and ink jet recording apparatus with the method

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20526498A JP3552151B2 (ja) 1998-07-21 1998-07-21 二液を用いたインクジェット記録方法およびそれを用いた装置
US09/544,039 US6341854B1 (en) 1998-07-21 2000-04-06 Ink jet recording method using two liquids and ink jet recording apparatus with the method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000037942A true JP2000037942A (ja) 2000-02-08
JP3552151B2 JP3552151B2 (ja) 2004-08-11

Family

ID=26514967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20526498A Expired - Fee Related JP3552151B2 (ja) 1998-07-21 1998-07-21 二液を用いたインクジェット記録方法およびそれを用いた装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6341854B1 (ja)
JP (1) JP3552151B2 (ja)

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1400365A1 (en) 2002-09-17 2004-03-24 Canon Kabushiki Kaisha Reaction solution for ink-jet recording, apparatus and ink-jet recording method using the solution
JP2004114692A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Eastman Kodak Co 水性インクジェットインクと受容体の組合わせ
JP2004167996A (ja) * 2002-11-22 2004-06-17 Brother Ind Ltd 画像記録方法
US6786588B2 (en) * 2001-03-23 2004-09-07 Ricoh Company Limited Pretreatment liquid for recording material and image recording method using the pretreatment liquid
US6929362B2 (en) 2002-09-17 2005-08-16 Canon Kabushiki Kaisha Ink set and image forming process, and water-based ink used therein
JP2005298809A (ja) * 2004-03-16 2005-10-27 Canon Inc 水性インク、反応液と水性インクのセット及び画像形成方法
JP2008000961A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Fujifilm Corp インクジェット記録方法
US7537329B2 (en) 2004-12-09 2009-05-26 Canon Kabushiki Kaisha Reaction liquid, set of ink composition and reaction liquid, and image recording method
JP2009196309A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Fujifilm Corp 画像形成方法及び画像形成装置
JP2009208350A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Fujifilm Corp 画像形成装置及び画像形成方法
EP2123461A1 (en) 2008-05-23 2009-11-25 Fujifilm Corporation Image forming method
EP2123462A1 (en) 2008-05-23 2009-11-25 Fujifilm Corporation Inkjet recording method and apparatus
JP2010030313A (ja) * 2009-11-09 2010-02-12 Mimaki Engineering Co Ltd インクジェットプリンタ
JP2010214883A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Fujifilm Corp インクジェット記録用インクセット
US8109625B2 (en) 2008-03-12 2012-02-07 Fujifilm Corporation Application apparatus and inkjet recording apparatus
US8162470B2 (en) 2003-04-18 2012-04-24 Mimaki Engineering Co., Ltd. Inkjet printer
US8162423B2 (en) 2008-06-30 2012-04-24 Fujifilm Corporation Inkjet recording method and apparatus
JP2012111105A (ja) * 2010-11-24 2012-06-14 Brother Industries Ltd 画像記録装置
US8215744B2 (en) 2007-12-14 2012-07-10 Fujifilm Corporation Image forming method and image forming apparatus
US8317283B2 (en) 2008-12-26 2012-11-27 Fujifilm Corporation Image forming apparatus, image forming method, remote monitoring system, and method of providing maintenance service
JP2013220565A (ja) * 2012-04-16 2013-10-28 Seiko Epson Corp 記録物の製造方法、脱墨パルプの製造方法
JP2013256122A (ja) * 2013-07-16 2013-12-26 Ricoh Co Ltd インクジェット記録装置
US8733878B2 (en) 2010-08-31 2014-05-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid discharger and image forming apparatus having the same
JP2015186879A (ja) * 2014-03-27 2015-10-29 セイコーエプソン株式会社 処理液、記録方法
JP2016052786A (ja) * 2008-12-09 2016-04-14 セイコーエプソン株式会社 画像記録方法、画像記録システム
JP2019167451A (ja) * 2018-03-23 2019-10-03 セイコーエプソン株式会社 インクセット及び記録方法
CN115087550A (zh) * 2020-02-04 2022-09-20 柯尼卡美能达株式会社 喷墨记录方法以及图像记录物

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040092622A1 (en) * 2002-07-01 2004-05-13 Pearlstine Kathryn Amy Inkjet ink with reduced bronzing
US6932465B2 (en) * 2002-09-17 2005-08-23 Canon Kabushiki Kaisha Reaction solution, set of reaction solution and ink, ink jet recording apparatus and image recording method
US6848781B2 (en) * 2002-09-30 2005-02-01 Canon Kabushiki Kaisha Image forming process, image-recorded article, liquid composition and ink-jet recording apparatus
CN101734019B (zh) * 2003-04-18 2012-09-19 御牧高科技股份有限公司 喷墨打印机
US7556339B2 (en) * 2004-02-12 2009-07-07 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet printing apparatus
JP5088659B2 (ja) * 2006-04-03 2012-12-05 セイコーエプソン株式会社 インク組成物及びそれを用いたインクジェット記録方法
JP2009234054A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Fujifilm Corp 画像形成装置及び画像形成方法
JP6503737B2 (ja) * 2015-01-05 2019-04-24 セイコーエプソン株式会社 記録方法及びインクセット

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4349402A (en) * 1980-02-08 1982-09-14 Transfer Print Foils, Inc. Method for producing a bright metalized foil or board
JPH0825330B2 (ja) * 1989-03-03 1996-03-13 富士ゼロックス株式会社 インク記録方法
JP3064318B2 (ja) 1990-02-20 2000-07-12 セイコーエプソン株式会社 印写方法
JPH03240558A (ja) 1990-02-20 1991-10-25 Seiko Epson Corp 印写方法
EP0534634A1 (en) 1991-09-23 1993-03-31 Hewlett-Packard Company Method and compositions for producing stable, water-fast printed images
US5750592A (en) * 1992-08-04 1998-05-12 Seiko Epson Corporation Ink composition for ink jet recording
EP0587164B1 (en) * 1992-09-10 1998-12-23 Canon Kabushiki Kaisha Method and apparatus for ink jet recording
EP0588316B1 (en) 1992-09-17 1999-02-03 Canon Kabushiki Kaisha Set of ink-jet ink containing penetrants and recording apparatus
JP3658765B2 (ja) 1996-08-01 2005-06-08 セイコーエプソン株式会社 二液を用いたインクジェット記録方法

Cited By (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6786588B2 (en) * 2001-03-23 2004-09-07 Ricoh Company Limited Pretreatment liquid for recording material and image recording method using the pretreatment liquid
US7033013B2 (en) 2001-03-23 2006-04-25 Ricoh Company Limited Pretreatment liquid for recording material and image recording method using the pretreatment liquid
US6929362B2 (en) 2002-09-17 2005-08-16 Canon Kabushiki Kaisha Ink set and image forming process, and water-based ink used therein
US6935732B2 (en) 2002-09-17 2005-08-30 Canon Kabushiki Kaisha Reaction solution, set of reaction solution and ink, inkjet recording apparatus and image recording method
EP1400365A1 (en) 2002-09-17 2004-03-24 Canon Kabushiki Kaisha Reaction solution for ink-jet recording, apparatus and ink-jet recording method using the solution
JP2004114692A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Eastman Kodak Co 水性インクジェットインクと受容体の組合わせ
JP2004167996A (ja) * 2002-11-22 2004-06-17 Brother Ind Ltd 画像記録方法
US8162470B2 (en) 2003-04-18 2012-04-24 Mimaki Engineering Co., Ltd. Inkjet printer
US8444262B2 (en) 2003-04-18 2013-05-21 Mimaki Engineering Co., Ltd. Inkjet printing system
JP2005298809A (ja) * 2004-03-16 2005-10-27 Canon Inc 水性インク、反応液と水性インクのセット及び画像形成方法
US7537329B2 (en) 2004-12-09 2009-05-26 Canon Kabushiki Kaisha Reaction liquid, set of ink composition and reaction liquid, and image recording method
JP2008000961A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Fujifilm Corp インクジェット記録方法
US8215744B2 (en) 2007-12-14 2012-07-10 Fujifilm Corporation Image forming method and image forming apparatus
JP2009196309A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Fujifilm Corp 画像形成方法及び画像形成装置
JP2009208350A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Fujifilm Corp 画像形成装置及び画像形成方法
US8109625B2 (en) 2008-03-12 2012-02-07 Fujifilm Corporation Application apparatus and inkjet recording apparatus
US8337953B2 (en) 2008-05-23 2012-12-25 Fujifilm Corporation Inkjet recording method and apparatus
EP2123461A1 (en) 2008-05-23 2009-11-25 Fujifilm Corporation Image forming method
US8414118B2 (en) 2008-05-23 2013-04-09 Fujifilm Corporation Image forming method
EP2123462A1 (en) 2008-05-23 2009-11-25 Fujifilm Corporation Inkjet recording method and apparatus
US8162423B2 (en) 2008-06-30 2012-04-24 Fujifilm Corporation Inkjet recording method and apparatus
JP2016052786A (ja) * 2008-12-09 2016-04-14 セイコーエプソン株式会社 画像記録方法、画像記録システム
US8317283B2 (en) 2008-12-26 2012-11-27 Fujifilm Corporation Image forming apparatus, image forming method, remote monitoring system, and method of providing maintenance service
JP2010214883A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Fujifilm Corp インクジェット記録用インクセット
JP2010030313A (ja) * 2009-11-09 2010-02-12 Mimaki Engineering Co Ltd インクジェットプリンタ
US8733878B2 (en) 2010-08-31 2014-05-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid discharger and image forming apparatus having the same
US8534795B2 (en) 2010-11-24 2013-09-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image recording apparatus
JP2012111105A (ja) * 2010-11-24 2012-06-14 Brother Industries Ltd 画像記録装置
JP2013220565A (ja) * 2012-04-16 2013-10-28 Seiko Epson Corp 記録物の製造方法、脱墨パルプの製造方法
JP2013256122A (ja) * 2013-07-16 2013-12-26 Ricoh Co Ltd インクジェット記録装置
JP2015186879A (ja) * 2014-03-27 2015-10-29 セイコーエプソン株式会社 処理液、記録方法
JP2019167451A (ja) * 2018-03-23 2019-10-03 セイコーエプソン株式会社 インクセット及び記録方法
JP7310093B2 (ja) 2018-03-23 2023-07-19 セイコーエプソン株式会社 インクセット及び記録方法
CN115087550A (zh) * 2020-02-04 2022-09-20 柯尼卡美能达株式会社 喷墨记录方法以及图像记录物
CN115087550B (zh) * 2020-02-04 2024-03-08 柯尼卡美能达株式会社 喷墨记录方法以及图像记录物

Also Published As

Publication number Publication date
US6341854B1 (en) 2002-01-29
JP3552151B2 (ja) 2004-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3552151B2 (ja) 二液を用いたインクジェット記録方法およびそれを用いた装置
JP3658765B2 (ja) 二液を用いたインクジェット記録方法
JP3206797B2 (ja) インクジェット記録方法
JP3550637B2 (ja) インクジェット記録方法
US6084619A (en) Ink jet recording method
JP3829993B2 (ja) インク組成物
US5948512A (en) Ink jet recording ink and recording method
EP0778321B1 (en) Ink set for ink jet recording and ink jet recording method using the same
EP0831135B1 (en) Color ink jet recording method
JP4365896B2 (ja) インクジェット記録用インクセットおよびインクジェット記録方法
JP2001030616A (ja) 非吸収性記録媒体に対するインクジェット記録方法
JP4511279B2 (ja) インクジェット記録用インクセットおよびインクジェット記録方法
JPH1134478A (ja) インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置、ならびにそれらにより記録されるインクジェット記録物
JP3693212B2 (ja) カラーインクジェット記録方法
JP3661412B2 (ja) インクジェット記録方法およびその装置
JP2002029140A (ja) 記録媒体に二液を用いて印刷する記録方法
JPH11115303A (ja) インクジェット記録方法
JP3904120B2 (ja) 二液を用いたインクジェット記録方法に用いられる反応液およびそれを用いたインクジェット記録方法
JP2002052804A (ja) 記録媒体に二液を用いて印刷する記録方法
JP2001138629A (ja) 記録媒体に二液を用いて印刷する記録方法
JP2000212486A (ja) 超浸透性顔料系インク組成物
EP0885744A1 (en) Ink jet recording method using two solutions
JPH09234943A (ja) インクジェット記録用インク組成物および記録方法
JP3956313B2 (ja) カラーインクジェット記録方法
JPH11105415A (ja) インクジェット記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040422

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080514

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120514

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514

Year of fee payment: 10

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees