JP2016052786A - 画像記録方法、画像記録システム - Google Patents
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Description
そこで本出願人は、下地の色が白色とは限らない媒体に対しても細かな模様や文字をカラーで付すのに適したカラー印刷物品の製造方法を提供することを目的とし、媒体の被印刷面に対して白色の下地層を形成した後、インクジェット方式の記録ヘッドから各色のインク滴を吐出して前記下地層の上にカラー印刷を行う技術を提案している(特許文献1参照)。
しかしながら特許文献2には、下記で説明する本発明の主要な見地、すなわち下地層に残存する揮発成分量と、その上に形成されるカラー画像のにじみ具合との関係については、何ら開示または示唆されていない。
また、本発明は、にじみが抑制された高画質な画像を与える画像記録システムを提供することを目的とする。
本発明は上記知見に基づきなされたものであり、即ち、下記の通りである。
(2) 前記第一の工程において下地層を形成してから前記第二の工程によってカラー画像層を形成するまでの間に前記下地層を乾燥させるための乾燥工程を有することを特徴とする上記(1)に記載の画像記録方法。
(3) 前記下地層形成用インク組成物が、金属顔料を含有する光輝性インク組成物、または、金属化合物および中空樹脂粒子の何れかを白色色材として含む白色インク組成物であることを特徴とする上記(1)または(2)記載の画像記録方法。
(4) 前記下地層形成用インク組成物およびプロセスカラーインク組成物の主溶媒が水であることを特徴とする上記(1)〜(3)の何れか一項に記載の画像記録方法。
(5) 前記下地層形成用インク組成物の固形分量が3〜20質量%であることを特徴とする上記(1)〜(4)の何れか一項に記載の画像記録方法。
(6) 前記第二の工程において、前記下地層に残存する揮発成分量が10〜25質量%となった状態で、前記下地層に前記プロセスカラーインク組成物によりカラー画像層を記録することを特徴とする上記(1)〜(5)の何れか一項に記載の画像記録方法。
(7) 前記第二の工程の後、基材上に形成された下地層とカラー画像層とを乾燥する工程を更に有することを特徴とする上記(1)〜(6)の何れか一項に記載の画像記録方法。
(8) 前記基材がインク非吸収性または低吸収性であることを特徴とする上記(1)〜(7)の何れか一項に記載の画像記録方法。
(9) 前記画像記録方法が、複数のノズルからなるノズル列を有する記録ヘッドと、前記基材を主走査方向に交差する副走査方向へ搬送する被記録材搬送手段と、を備えた記録装置を用いて行なわれ、
前記下地層形成用インク組成物および前記プロセスカラーインク組成物は、前記基材に対向して設けられる記録ヘッドから基材に対して吐出され、前記記録ヘッドは前記下地層形成用インク組成物を前記基材に対して吐出してから所定の時間の後、前記プロセスカラーインク組成物を前記基材に対して吐出することを特徴とする上記(1)〜(8)の何れか一項に記載の画像記録方法。
(10) 前記下地層形成用インク組成物の吐出は、前記プロセスカラーインク組成物の吐出よりも、前記基材の搬送方向における上流側において行なわれることを特徴とする上記(9)に記載の画像記録方法。
(11) 前記記録装置は、前記記録ヘッドを搭載して前記主走査方向へ往復移動するキャリッジを備え、
前記基材の搬送が停止された状態で、前記キャリッジの往復移動に伴って前記下地層形成用インク組成物が前記記録ヘッドから前記基材に対して吐出された後、さらに前記キャリッジの往復移動に伴って前記プロセスカラーインク組成物が前記記録ヘッドから前記基材に対して吐出されることを特徴とする上記(9)に記載の画像記録方法。
(12) 前記記録装置が更に前記基材を加熱する手段を備え、
前記下地層を形成した後、前記基材を加熱することを特徴とする上記(9)〜(11)の何れか一項に記載の画像記録方法。
(13) インクジェット記録方式により行なわれることを特徴とする、上記(1)〜(12)の何れか一項に記載の画像記録方法。
(14) 上記(1)〜(13)の何れか一項に記載の画像記録方法により得られることを特徴とする、記録物。
(15) 基材上に下地層形成用インク組成物により下地層を記録する下地層形成手段と、前記下地層の揮発成分残存率が5〜50質量%となった状態で、前記下地層にプロセスカラーインク組成物によりカラー画像層を記録するカラー画像層形成手段と、を有することを特徴とする画像記録システム。
本発明の画像記録方法は、基材上に下地層形成用インク組成物により下地層を記録する第一の工程と、前記下地層の揮発成分残存量が5〜50質量%となった状態で、前記下地層にプロセスカラーインク組成物によりカラー画像層を記録する第二の工程と、を有することを特徴とする。
尚、残存する揮発成分量は、印刷面に記録されたインクの重量から算出することができる。
まず、本発明に使用される下地層形成用インク組成物について説明する。本発明においては下地層形成用インク組成物は特に限定されることはなく、好ましくは金属顔料を含有する光輝性インク組成物、または、金属化合物および中空樹脂粒子の何れかを白色色材として含有する白色インク組成物が挙げられる。
本発明における光輝性インク組成物は、金属顔料を含有する。
前記金属顔料(メタリック顔料ともいう)は、平板状粒子であり、該平板状粒子の平面上の長径をX、短径をY、厚みをZとした場合、該平板状粒子のX−Y平面の面積より求めた円相当径の50%平均粒子径R50が0.5〜3μmであり、かつ、R50/Z>5の条件を満たす金属顔料であることが好ましい。
本発明における白色インク組成物は、白色色材として金属化合物および中空樹脂粒子から選ばれる少なくとも1種と、前記色材を定着する樹脂成分とを含むことが望ましい。
上記金属化合物の含有量は、白色インク組成物の全質量に対して、好ましくは1〜20質量%であり、より好ましくは5〜15質量%である。金属酸化物の含有量が20質量%を超えると、インクジェット式記録ヘッドの目詰まりなど信頼性を損なうことがある。一方、1質量%未満であると、白色度等の色濃度が不足する傾向にある。
これらの定着樹脂の含有量は、インク組成物の全質量に対して、好ましくは0.5〜10質量%であり、より好ましくは0.5〜3質量%である。
次に、本発明の第二の工程で使用されるカラー画像を形成するためのプロセスカラーインク組成物について説明する。
本発明におけるプロセスカラーインク組成物は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)またはK(ブラック)の色材を含むものであればよく、白色以外を呈するカラーインク組成物である。本発明におけるプロセスカラーインク組成物は特に限定されることなく、市販のプロセスカラーインク組成物を使用することができる。
カラー色材としては、顔料系および染料系のいずれでも良く、例えば、特開2003−192963号、特開2005−23253号公報、特開平9−3380号公報、特開2004−51776号公報に記載されたカラーインク組成物を好適に使用することができる。
また、本発明における“カラー”とは特定の色領域ではなく一般的に色があると言われている領域全てを指す。つまり、“L*a*b*座標上でL*=100、a*=0、b*=0(理想的な白)以外の座標に位置する色”を示す。
本発明で用いられるプロセスカラーインク組成物は主溶媒として水を含むものであることが望ましい。
3−1.インクジェット記録方式
本発明の画像記録方法においては、下地層およびカラー画像の形成は、下記で説明するインクジェット記録方式によりなされるのが好ましい。インクジェット記録方式以外にも種々のアナログ印刷、たとえばオフセット印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷などに適用することが可能である。
第一の方法としては、静電吸引方式があり、この方式はノズルとノズルの前方に置いた加速電極の間に強電界を印加し、ノズルからインクを液滴状で連続的に噴射させ、インク滴が偏向電極間を飛翔する間に印刷情報信号を偏向電極に与えて記録する方式、またはインク滴を偏向することなく印刷情報信号に対応して噴射させる方式である。
本発明の画像形成方法では、上記揮発成分量を達成するために、第一の工程の直後に、形成された下地層を乾燥することが好ましい。乾燥方法は特に制限されないが、例えば、基材に熱源を接触させて加熱する方法、赤外線やマイクロウェーブ(2,450MHz程度に極大波長を持つ電磁波)などを照射し、または熱風を吹き付けるなど基材に接触させずに加熱する方法などが挙げられる。加熱温度は基材の種類や下地層の顔料種にもよるが、30〜80℃が好ましく、40〜60℃がより好ましい。熱をかけないでファンなどによって風を送る方法もよく、自然乾燥も可能である。
記録装置に基材を加熱する手段を設置する方法としては、例えば特開平10−86353号が挙げられる。
本発明で用いられる基材とは、インク非吸収性および低吸収性の記録媒体である。インク非吸収性および低吸収性の記録媒体とは、インクの吸収層を備えていない、あるいは、インクの吸収層が乏しい記録媒体をいう。より定量的には、インク非吸収性および低吸収性の記録媒体とは、印字面が、ブリストー(Bristow)法において接触開始から30msec1/2までの水吸収量が10mL/m2以下である記録媒体を示す。このブリストー法は、短時間での液体吸収量の測定方法として最も普及している方法であり、日本紙パルプ技術協会(JAPAN TAPPI)でも採用されている。試験方法の詳細は「JAPAN TAPPI紙パルプ試験方法2000年版」の規格No.51「紙及び板紙−液体吸収性試験方法−ブリストー法」に述べられている。インク非吸収性の記録媒体として、例えば、インクジェット印刷用に表面処理をしていない(すなわち、インク吸収層を形成していない)プラスチックフィルム、紙等の基材上にプラスチックがコーティングされているものやプラスチックフィルムが接着されているもの等が挙げられる。ここでいうプラスチックとしては、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン等が挙げられる。また金属、ガラス等も挙げられる。インク低吸収性の記録媒体として、アート紙、コート紙、マット紙等の印刷本紙等が挙げられる。
本実施形態の記録物は、本発明の画像記録方法、好ましくは上記インクジェット記録方式を利用して記録が行われたものである。この記録物は、本発明の画像記録方法により得られるものであるので、カラー画像のにじみが抑制され、良質な画像を提供できる。
本発明の画像記録システムは、基材上に下地層形成用インク組成物により下地層を記録する下地層形成手段と、前記下地層の揮発成分残存率が5〜50質量%となった状態で、前記下地層にプロセスカラーインク組成物によりカラー画像層を記録するカラー画像層形成手段と、を有することを特徴とする。かかる画像記録システムは、前記下地層形成手段と前記カラー画像層形成手段とが一体化された装置であってもよく、両者が別体となった装置(例えば、インクジェット記録装置で記録後、別体のインクジェット記録装置でカラー画像層を形成する)であってもよい。
表1に記載の組成に従って、金属化合物を色材として含む白色インク組成物(インク1)を調製した。尚、表中の数値は質量%である。
「BYK−348」(ビックケミー・ジャパン株式会社製)は、ポリシロキサン系界面活性剤である。
ウレタン樹脂は、「WBR−022U」(大成ファインケミカル社(製))を用いた。
(2−1)印刷評価試験-1
評価には、インクジェットプリンタPX−A650(セイコーエプソン(株)製)を2台用いた。1台は、白色インク組成物の出力用(白出力用)とし、他の1台は、プロセスカラーインク組成物の出力用(カラー出力用)とした。白出力用は、黒用インクカートリッジに白色インク組成物を充填させ、これを通常黒用インクカートリッジが装着される部分に装着して使用した。カラー出力用は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)またはK(ブラック)の色材をそれぞれ含む、水系の純正のインクカートリッジ(ICBK31、ICC42、ICM42、ICY42)をそのまま用いた。
A:カラー画像のにじみがまったく認められない。
B:カラー画像にわずかににじみ、特に黒色とその他のカラーとの境界付近にのみ認められる。
C:カラー画像のベタ部にムラやにじみが認められるが、実用レベルと判断できる。
D:カラー画像のにじみが激しく、画質に耐えられない。
これに対し、下地層に残存する揮発成分量が5〜50質量%の範囲外では、カラー画像ににじみが発生する。下地層の揮発残存成分量が少ない場合、換言すれば下地層が十分に乾燥している状態であっても、上記揮発残存成分量の範囲が外れると、カラー画像ににじみが発生するのは予測外の結果であった。尚、揮発残存成分量が5質量%程度であると、下地層に残存する揮発成分は略揮発しているのみも関わらず、白色インク組成物は指で簡単に流れてしまう程度の乾燥状態であった。一方、揮発残存成分量が50質量%程度であると全く乾燥していない状態であった。
以下、印刷評価試験−2における画像記録方法の概略を図面に基づき説明する。
図1の左右方向(主走査方向X)の1方に主走査(パス)させ、基材1上に白色インクによる下地層を形成する(第1記録)。続いて、当該パス(第1記録)後に前記白色インクにより形成された下地層上にプロセスカラーインクのみ記録するパス(第2記録)を行う。上記印刷を可能とするため、ノズル列は、図2に示すように全ノズルを使用するとともに、パスごとに白インクとプロセスカラーインクとが交互に印刷されるように配列する(即ち、ノズル列1〜8の各列の主走査方向の上流側に白色インク用ノズル(W(ホワイト))が(斜線部分)、各列の主走査方向の下流側にプロセスカラーインク用ノズル(C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)およびK(ブラック))が配列される(ノズル列のノズルピッチ:180dpi、副走査方向の記録解像度:180dpi))。
ここで、第1記録から第2記録へキャリッジが走査移動する移動時間を保持することでプロセスカラーインクのにじみ具合を判断した。結果を表3に示す。評価基準は印刷評価試験−1と同様である。また、表3における時間は白インク吐出直後からの時間であり、揮発残存率は同じ評価を20回繰り返した際の平均値である。
揮発残存量は第1記録終了直後の基材1の質量と時間経過後の基材1の質量から求めた。尚、ヒーター13を停止させ基材1を加熱せず室温にて揮発残存量を求めることで、前記印刷評価試験−1を行なうことができる。室温の場合は、上記の移動時間保持は、より長時間となる。
図3は印刷評価試験−3における画像記録方法の各工程を示す概略図である。
記録ヘッド23には、副走査方向yに沿って複数のノズルが配列したノズル列23aが形成されており、各インクは副走査方向yに沿って同色が並ぶように配列されている。
まず、基材1を副走査方向yに搬送し、ヒーター22を有するプラテン部分で停止させる。そして記録ヘッド23が搭載されたキャリッジを図3の左右方向(主走査方向X)の1方に主走査(パス)させ、基材1上に白色インクによる下地層24を形成する(第1記録(図3(a)))。
次いで、基材1を継続して停止させたまま、キャリッジの走査によってプロセスカラーインク組成物によりカラー画像層25を記録するパス(第2記録)を行う(図3(b))。尚、本試験においてはカラー画像25として文字を記録している。次に基材1を副走査方向yへ搬送して次の第3記録(図3(c))に備える。
以後、上記の第1記録と第2記録を繰り返し行い(第3記録(図3(c))および第4記録(図3(d)))、プリンタから基材1を排出する。
Claims (15)
- 基材上に下地層形成用インク組成物により下地層を記録する第一の工程と、前記下地層の揮発成分残存量が5〜50質量%となった状態で、前記下地層にプロセスカラーインク組成物によりカラー画像層を記録する第二の工程と、を有することを特徴とする画像記録方法。
- 前記第一の工程において下地層を形成してから前記第二の工程によってカラー画像層を形成するまでの間に前記下地層を乾燥させるための乾燥工程を有することを特徴とする請求項1に記載の画像記録方法。
- 前記下地層形成用インク組成物が、金属顔料を含有する光輝性インク組成物、または、金属化合物および中空樹脂粒子の何れかを白色色材として含む白色インク組成物であることを特徴とする請求項1または2記載の画像記録方法。
- 前記下地層形成用インク組成物およびプロセスカラーインク組成物の主溶媒が水であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像記録方法。
- 前記下地層形成用インク組成物の固形分量が3〜20質量%であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の画像記録方法。
- 前記第二の工程において、前記下地層に残存する揮発成分量が10〜25質量%となった状態で、前記下地層に前記プロセスカラーインク組成物によりカラー画像層を記録することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の画像記録方法。
- 前記第二の工程の後、基材上に形成された下地層とカラー画像層とを乾燥する工程を更に有することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の画像記録方法。
- 前記基材がインク非吸収性または低吸収性であることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の画像記録方法。
- 前記画像記録方法が、複数のノズルからなるノズル列を有する記録ヘッドと、前記基材を主走査方向に交差する副走査方向へ搬送する被記録材搬送手段と、を備えた記録装置を用いて行なわれ、
前記下地層形成用インク組成物および前記プロセスカラーインク組成物は、前記基材に対向して設けられる記録ヘッドから基材に対して吐出され、前記記録ヘッドは前記下地層形成用インク組成物を前記基材に対して吐出してから所定の時間の後、前記プロセスカラーインク組成物を前記基材に対して吐出することを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の画像記録方法。 - 前記下地層形成用インク組成物の吐出は、前記プロセスカラーインク組成物の吐出よりも、前記基材の搬送方向における上流側において行なわれることを特徴とする請求項9に記載の画像記録方法。
- 前記記録装置は、前記記録ヘッドを搭載して前記主走査方向へ往復移動するキャリッジを備え、
前記基材の搬送が停止された状態で、前記キャリッジの往復移動に伴って前記下地層形成用インク組成物が前記記録ヘッドから前記基材に対して吐出された後、さらに前記キャリッジの往復移動に伴って前記プロセスカラーインク組成物が前記記録ヘッドから前記基材に対して吐出されることを特徴とする請求項9に記載の画像記録方法。 - 前記記録装置が更に前記基材を加熱する手段を備え、
前記下地層を形成した後、前記基材を加熱することを特徴とする請求項9〜11の何れか一項に記載の画像記録方法。 - インクジェット記録方式により行なわれることを特徴とする、請求項1〜12の何れか一項に記載の画像記録方法。
- 請求項1〜13の何れか一項に記載の画像記録方法により得られることを特徴とする、記録物。
- 基材上に下地層形成用インク組成物により下地層を記録する下地層形成手段と、前記下地層の揮発成分残存率が5〜50質量%となった状態で、前記下地層にプロセスカラーインク組成物によりカラー画像層を記録するカラー画像層形成手段と、を有することを特徴とする画像記録システム。
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