JP2000037596A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2000037596A
JP2000037596A JP10205302A JP20530298A JP2000037596A JP 2000037596 A JP2000037596 A JP 2000037596A JP 10205302 A JP10205302 A JP 10205302A JP 20530298 A JP20530298 A JP 20530298A JP 2000037596 A JP2000037596 A JP 2000037596A
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JP
Japan
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panel
switch
rib
base panel
operation hole
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Pending
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JP10205302A
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English (en)
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Shigemitsu Suzuki
重光 鈴木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Push-Button Switches (AREA)
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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作パネルを、ベースパネルと、このベース
パネルの上面に装着した化粧パネルとにより構成するも
のにおいて、それの防水性を、組立性、分解性、及び外
観性を損ねずに良好に得ることができるようにする。 【解決手段】 スイッチ53のための化粧パネル38の
操作孔46の周囲部から下方に、ベースパネル37の操
作孔39の内周を覆って、下端部がベースパネル37の
下面よりも下方に位置する環状のリブ47を形成し、こ
れによって、水が化粧パネル38の操作孔46部分に至
っても、リブ47の内周を伝ってリブ47の下端から落
ち、化粧パネル38とベースパネル37との間に浸入す
ることのないようにした。この場合、特に、化粧パネル
38はプラスチック製であり、このプラスチック製の化
粧パネル38には、型成形によって、リブ47を上述の
浸水の防止に充分な効果のある長さで形成することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は操作パネル及びこれ
に設けられるスイッチの部分を改良した洗濯機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、洗濯機においては、図9に示
すように、操作パネル1を一枚のパネル材により構成
し、この操作パネル1に印刷により各種表示2を施すと
共に、操作孔3を形成し、更に、その操作孔3の周囲部
から下方に環状のリブ4を形成して、操作孔3内に、例
えば押ボタン式スイッチ5の操作部5aを位置させ、操
作孔3及びリブ4の下方に、該スイッチ5の本体部5b
を位置させたものが供されている。
【0003】一方、それとは異なるものとして、図10
に示すように、操作パネル11を、ベースパネル12
と、このベースパネル12の上面に装着した化粧パネル
13とにより構成したものも供されている。このもので
は、更に、化粧パネル13を、防水フィルム14を被着
したパネル材15、又は防水フィルム14のみによって
構成しており、該化粧パネル13及びベースパネル12
に、操作孔16,17をほゞ同心状に形成している。
又、ベースパネル12の操作孔17の周囲部から下方及
び上方には、それぞれ環状のリブ18,19を形成して
いて、操作孔17内に、例えば押ボタン式スイッチ20
の操作部20aを位置させ、操作孔17及びリブ18の
下方に、該スイッチ20の本体部20bを位置させてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のもののう
ち、後者(図10)では、スイッチ20のほかに、更
に、タクトスイッチ等のキー操作タイプのスイッチ21
を具えており、それを操作するための操作キー22をベ
ースパネル12に設けている。しかし、前者(図9)で
は、それは操作パネル1に設けられていない。
【0005】これは、操作キー22が、操作に基づき変
位するための、透溝23のある弾性部24を伴って形成
されるからであって、後者では、その透溝23を化粧パ
ネル13の防水フィルム14で覆って防水できるのに対
し、前者では、それを覆うものがなく、防水できないか
らである。このため、前者では、タクトスイッチ等のキ
ー操作タイプのスイッチ21は具えられておらず、操作
の種類が少なく限られてしまっていた。
【0006】これに対し、後者では、操作キー22及び
スイッチ21を所望に設けることができるから、操作の
種類を多くすることができる。しかしながら、このもの
の場合、操作パネル11の上面に水が落ちて、それが化
粧パネルの操作孔16部分に至ると、化粧パネル13と
ベースパネル12との間に水が浸入し、それが毛管現象
により操作キー22の周辺部分にまで至って、スイッチ
21部分に達することにより、該スイッチ21に、水に
よる絶縁不良や、錆による接触不良の問題を惹起してし
まう。
【0007】このため、後者では、化粧パネル13をベ
ースパネル12に接着剤により厳密に密着接合させてい
る。しかし、それには手間がかかり、組立性が悪くなっ
て、価格の上昇を来たしていた。又、修理時や廃却時の
分解性にも劣るようになっていた。加えて、ベースパネ
ル12の操作孔17の周囲部から上方に形成したリブ1
9は、化粧パネル13の組立て時の位置決めをするため
のものであるが、しかし、その上端部は化粧パネル13
の操作孔16の内周で上方に露出するものであり、これ
が使用者に見えて、外観を損ねていた。
【0008】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、操作パネルを、ベースパネ
ルと、このベースパネルの上面に装着した化粧パネルと
により構成するものにおいて、それの防水性を、組立
性、分解性、及び外観性を損ねずに良好に得ることので
きる洗濯機を提供するにあって、更に、スイッチ部分に
ついての価格性や操作性等をも良くすることのできる洗
濯機を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の洗濯機は、操作パネルを、ベースパネル
と、このベースパネルの上面に装着したプラスチック製
の化粧パネルとにより構成し、これらベースパネル及び
化粧パネルに操作孔を形成して、この操作孔内にスイッ
チの操作部を位置させ、操作孔の下方に該スイッチの本
体部を位置させたものにおいて、前記化粧パネルの操作
孔の周囲部から下方に、ベースパネルの操作孔の内周を
覆って、下端部がベースパネルの下面よりも下方に位置
する環状のリブを形成したことを特徴とする(請求項1
の発明)。
【0010】このものによれば、操作パネルの上面に水
が落ちて、それが化粧パネルの操作孔部分に至っても、
それは、操作孔の周囲部から下方に形成したリブの内周
を伝ってリブの下端から落ち、化粧パネルとベースパネ
ルとの間に浸入することが避けられる。この場合、化粧
パネルはプラスチック製であり、このプラスチック製の
化粧パネルには、型成形によって、リブを充分な長さで
形成することができる。よって、そのリブによる、化粧
パネルとベースパネルとの間への水の浸入の防止も、よ
り確実になし得るものであり、それによって、化粧パネ
ルをベースパネルに厳密に密着接合させる必要がなくな
る。
【0011】又、ベースパネルに対する化粧パネルの位
置決めは、上述のリブをベースパネルの操作孔に嵌入す
ることでなされるもので、ベースパネルには位置決め用
のリブは必要なく、そのリブの上端部が上方に露出する
こともなくなる。
【0012】この場合、操作パネルが傾斜するものにお
いては、その傾斜面に対して、スイッチを操作部の操作
方向がほゞ直角方向となるように配設するのが好ましい
(請求項2の発明)。このものでは、スイッチに操作パ
ネルの傾斜に関係のない汎用タイプのものが使用できる
と共に、スイッチの取付け固定をする部分等も普通に形
成できる。又、スイッチの操作は、操作パネルの傾斜に
対し、ほゞ直角の方向に操作部を操作することででき
る。
【0013】更に、この場合、リブは、操作パネルの傾
斜面と関係なくほゞ鉛直に形成し、このリブを、少なく
とも操作パネルの傾斜の上側では化粧パネルの操作孔の
内周よりも外側に形成するのが好ましい(請求項3の発
明)。
【0014】このものでは、ほゞ鉛直のリブで先の防水
が確実にできることから、操作パネルはその傾斜を自由
に設定できるもので、例えば傾斜が各部で異なる球面の
ようなものでも良いなど、操作パネルの形状の自由度を
増すことができる。又、この場合、リブを含む化粧パネ
ルの成形については、単純な鉛直方向抜きの型でその成
形ができ、更に、少なくとも操作パネルの傾斜の上側で
は、リブが化粧パネルの操作孔の内周よりも外側に位置
することにより、スイッチの操作部にリブが触れること
が避けられ、リブに邪魔されることなくスイッチの操作
ができるようになる。
【0015】加えて、操作パネルが左右方向に傾斜した
ものでは、その傾斜面に対して、スイッチを操作部の操
作方向が非傾斜方向となるように配設するのが好ましい
(請求項4の発明)。このものでは、スイッチの操作が
操作パネルの左右方向の傾斜に関係なくできる。
【0016】そして、化粧パネル上面の操作孔周囲部分
には、操作孔に向かって漸次降下するテーパ面を形成す
る良い(請求項5の発明)。このものでは、スイッチの
操作時に、使用者の指先や爪が操作孔の上縁部にかかる
ことが避けられる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につ
き、図1ないし図4を参照して説明する。まず図3に
は、洗濯機の外観構成を示しており、槽や駆動機構など
洗濯機の主体(図示せず)を収容した外箱31の上部に
トップカバー32を装着している。トップカバー32に
は、後部に、給水ホース接続口33を有する後パネル3
4を装着しており、その前方部に、例えば2つ折り構造
の蓋35を枢着し、更にその前方部(トップカバー32
の最前部)に、操作パネル36を装着している。
【0018】図4には、操作パネル36を単体で示して
おり、この操作パネル36は、図1にも示すように、ベ
ースパネル37と、これの上面に装着した化粧パネル3
8とから成っている。このうち、ベースパネル37はプ
ラスチック製であり、これには例えば円形の操作孔39
を形成し、この操作孔39の前側(図1では左側)近傍
部位に操作キー40を、これの上下変位のための、透溝
41を有する弾性部42で一体につないで形成してい
る。
【0019】又、図2に示すように、ベースパネル37
の操作孔39の右側近傍部位から下方へは、ボス43を
突設しており、このボス43と対称的に、ベースパネル
37の左側部から下方へもボス(図示せず)を突設して
いる。
【0020】これに対して、化粧パネル38は、更に、
パネル材44と、これの上面に被着した防水フィルム4
5とから成るもので、そのうちのパネル材44はベース
パネル37と同じくプラスチック製であり、これには、
ベースパネル37の操作孔39とほゞ同心状に、それよ
り径小な同じく円形の操作孔46を形成している。又、
その操作孔46の周囲部である内周部から下方へは、環
状のリブ47を形成しており、このリブ47をベースパ
ネル37の操作孔39に嵌入して、ベースパネル37に
対する化粧パネル38の位置決めをしている。そして、
その組立状態で、リブ47は、ベースパネル37の操作
孔39の内周を覆って、下端部がベースパネル37の下
面よりも下方に位置している。
【0021】更に、パネル材44には、図1に示すよう
に、前記ベースパネル37の操作キー40、透溝41、
及び弾性部42と対応する部分にも、操作孔48を形成
しており、防水フィルム45は、その操作孔48を覆っ
て、パネル材44の上面から操作孔46の内周まで被着
している。なお、防水フィルム45も、その材質はプラ
スチックである。
【0022】そして、これら化粧パネル38及びベース
パネル37から成る操作パネル36の下方には、電子ユ
ニットケース49を配置して、これを、図2に示すよう
に、前記ボス43及びそれと対称的に設けた図示しない
ボスに、それぞれねじ50によって取付けている。この
電子ユニットケース49は、主体部49aに、洗濯機の
操作や表示に係る各種の電子部品を実装した配線基板を
収納しているもので、その電子部品の一つに、図1に示
すように、前記ベースパネル37の操作キー40によっ
て押圧操作されるキー操作タイプのスイッチ、例えばタ
クトスイッチ51が存する。
【0023】又、この電子ユニットケース49には、図
2に示すように、スイッチ収納部52を主体部49aと
の並設状態に形成しており、このスイッチ収納部52
に、例えば押ボタン式スイッチ53の本体部53aを収
納して、該本体部53a上面のつば部54の外周部から
上方に形成したリブ55の上端部を、スイッチ収納部5
2上端の爪部56に係合させることにより抜止めしてい
る。スイッチ53は、例えば電源スイッチであり、洗濯
機の電源の入り切りをするためのもので、本体部53a
上に有する操作部53bを押圧操作することにより、本
体部53a内に存する接点(図示せず)が開閉されるよ
うになっている。
【0024】しかして、このようなスイッチ53をスイ
ッチ収納部52に取付けた電子ユニットケース49を、
前述のごとく操作パネル36の下方に取付けることによ
り、操作部53bを、化粧パネル38のリブ47内か
ら、該化粧パネル38の操作孔46内、及びベースパネ
ル37の操作孔39内に位置させており、本体部53a
をそれらの下方に位置させている。
【0025】なお、スイッチ53の操作部53bには、
下端部に、前記化粧パネル38のリブ47より径大なつ
ば部57を形成しており、本体部53aのつば部54は
それよりも更に径方向に大きく形成している。又、リブ
55は、図1に示すように、つば部54の外周部のうち
の前部を除いて形成しており、その除かれた前部を排水
部58として機能させるようにしている。更に、これに
対して、スイッチ53の本体部53aは、接続端子59
を後側に有しており、従って、排水部58はその接続端
子59の存する位置とは異なる位置、特には反対側の位
置に形成している。
【0026】更に、前記電子ユニットケース49に収納
された配線基板が有する電子部品には、前記スイッチ5
1のほかにもそれと同様のスイッチが多数存していて、
これを、図3から明らかなように、操作キー40と並べ
てベースパネル37に設けた多数の操作キー(詳しくは
図示せず)によりそれぞれ押圧操作できるようにしてい
る。なお、これらのスイッチは、例えば洗濯機の運転の
コースや行程等についての各種設定を行うためのもので
あり、スイッチ51は設定した運転の例えばスタート及
び一時停止の選択を行うためのものである。
【0027】次に、上記構成のものの作用を述べる。
今、操作パネル36の上面に水が落ちて、それが化粧パ
ネル38の操作孔46の部分に至ったとすると、その水
は、操作孔46の内周から下方に形成したリブ47の内
周を伝ってリブ47の下端から落ちるもので、従来のも
ののように化粧パネル38とベースパネル37との間に
浸入するということはない。
【0028】この場合、化粧パネル38はプラスチック
製であり、このプラスチック製の化粧パネル38は、リ
ブ47をプレス加工で形成するのが一般的な例えばアル
ミニウム板など金属板製のものと違って、リブ47を型
成形により充分な長さで形成することができる。
【0029】よって、リブ47による、上述の化粧パネ
ル38とベースパネル37との間への水の浸入の防止も
一段と確実なものにし得るものであり、これによって、
毛管現象による操作キー40の部分までの浸水も、より
確実に防止でき、水がスイッチ51部分に、より確実に
達することのないようにできるから、該スイッチ51
に、水による絶縁不良や、錆による接触不良の問題を惹
起することを確実に回避できる。
【0030】よって、このものの場合、化粧パネル38
をベースパネル37に厳密に密着接合させる必要がなく
なり、その分、組立性を良くできて、価格の低減化がで
きると共に、修理時や廃却時の分解性をも良くすること
ができる。
【0031】又、ベースパネル37に対する化粧パネル
38の位置決めは、上述のリブ47をベースパネル37
の操作孔39に嵌入することでなされるもので、ベース
パネル37には従来のもののような位置決め用のリブ
(19)は必要なく、そのリブの上端部が上方に露出す
るということもなくなるので、それが使用者に見えると
いうこともなくなり、外観を良くすることができる。
【0032】加えて、上記構成のものの場合には、スイ
ッチ53の操作部53bに上述のリブ47よりも径大な
つば部57を形成しており、又、スイッチ53の本体部
53aにはそれよりも更に径方向に大きいつば部54を
形成している。これらによって、スイッチ53の本体部
53aへの水のかかりを防止することができる。
【0033】しかも、つば部54には、リブ55と排水
部58とを形成しており、これによって、スイッチ53
の本体部53aへの水のかかりを一層確実に防止できる
と共に、更に、排水部58はスイッチ53の接続端子5
9の存する位置とは異なる位置に形成しているので、特
に防水が必要な接続端子59の水のかかりを防止するこ
とができる。
【0034】以上に対して、図5ないし図8は本発明の
第2実施例を示すもので、第1実施例と同一の部分には
同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分について
のみ述べる。このものの場合、操作パネル61を、前述
の操作パネル36に代わって、全体に前下がりの傾斜状
を成すように設けており、且つ、左右の両側部もその左
右方向に外下がりの傾斜状を成すように設けている。
【0035】このような操作パネル61の前下がりの傾
斜に対して、電子ユニットケース49はそれと平行に取
付けており、これによって、スイッチ53は、操作部5
3bの操作方向が操作パネル61の前下がりの傾斜面に
対してほゞ直角方向となるように配設しており、本体部
53aは排水部58がつば部54の上面の周囲部の中で
最も低く位置するように配設している(図6参照)。
又、操作パネル61の両側部、特には右側部の右外下が
りの傾斜に対しては、スイッチ53は、操作部53bの
操作方向が非傾斜方向となるように配設している(図7
参照)。
【0036】更に、操作パネル61を構成する、プラス
チック製のベースパネル62と、これの上面に装着した
同じくプラスチック製の化粧パネル63とのうち、ベー
スパネル62には、前述の操作孔39に代わる操作孔6
4をベースパネル62の傾斜に関係なくほゞ鉛直に形成
し、この操作孔64の前側近傍部位に、前述の操作キー
40、透溝41、及び弾性部42に代わる、操作キー6
5、透溝66、及び弾性部67を同じくほゞ鉛直に形成
している(図6参照)。
【0037】又、ベースパネル62の操作孔64の右側
近傍部位から下方へは、前述のボス43に代わるボス6
8を突設しており、このボス68と、それと対称的にベ
ースパネル62の左側部から下方へ同じくほゞ直角に突
設したボス(図示せず)とに上記電子ユニットケース4
9をねじ50によって取付けている(図7参照)。
【0038】そして、化粧パネル63を構成する、パネ
ル材69と、これの上面に被着した防水フィルム70と
のうち、パネル材69には、ベースパネル62の操作孔
64とほゞ同心状に、操作孔71を、化粧パネル63の
傾斜に関係なくほゞ鉛直に形成している。又、その操作
孔71の周囲部から下方へは、環状のリブ72を、同じ
く化粧パネル63の傾斜に関係なくほゞ鉛直に形成して
いる。この場合、操作パネル61の前下がりの傾斜の上
側では、リブ72は、操作孔71の内周より外側に位置
させて形成している(図6及び図8参照)。なお、この
リブ72は、その全部を操作孔71の内周より外側に位
置させて形成しても良い。
【0039】更に、化粧パネル63上面の操作孔71周
囲部分には、操作孔71に向かって漸次降下するテーパ
面73を、パネル材69及び防水フィルム70の双方に
ついて形成している。しかして、リブ72をベースパネ
ル62の操作孔64に嵌入して、ベースパネル62に対
する化粧パネル63の位置決めをしており、この組立状
態で、リブ72は、ベースパネル62の操作孔64の内
周を覆って、下端部がベースパネル62の下面よりも下
方に位置している。
【0040】更に、パネル材69には、前記ベースパネ
ル62の操作キー65、透溝66、及び弾性部67と対
応する部分にも、操作孔74を形成しており、防水フィ
ルム70は、その操作孔74を覆って、パネル材69の
上面から操作孔71の内周まで被着している。
【0041】このようにしたものでは、リブ72が前述
のリブ47と同様に機能するもので、すなわち、操作パ
ネル61の上面に水が落ちて、それが化粧パネル63の
操作孔71の部分に至っても、それは、リブ72の内周
を伝ってリブ72の下端から落ち、化粧パネル63とベ
ースパネル62との間に浸入することが避けられる。
【0042】又、この場合も、化粧パネル63はプラス
チック製であり、このプラスチック製の化粧パネル63
には、リブ72を型成形により充分な長さで形成するこ
とができ、上述の化粧パネル63とベースパネル62と
の間への水の浸入の防止を一段と確実なものにし得る。
よって、このものの場合にも、化粧パネル63をベース
パネル62に厳密に密着接合させる必要がなく、組立性
を良くできて、価格の低減化ができると共に、修理時や
廃却時の分解性をも良くすることができる。
【0043】又、ベースパネル62に対する化粧パネル
63の位置決めは、リブ72をベースパネル62の操作
孔64に嵌入することでなされるもので、ベースパネル
62には従来のもののような位置決め用のリブは必要な
いから、そのリブの上端部が上方に露出して使用者に見
えるということもなくなり、外観を良くすることができ
る。
【0044】そして、特にこのものの場合、操作パネル
61の前下がりの傾斜に対して、スイッチ53は操作部
53bの操作方向がほゞ直角方向となるように配設して
いる。これにより、スイッチ53には、その傾斜に合わ
せて作製したような特別のものが必要とされず、操作パ
ネル61の傾斜に関係のない汎用タイプのものが使用で
きる。しかも、この場合、電子ユニットケース49にお
けるスイッチ53の取付け固定をする部分である爪部5
6等に傾斜を持たせるような必要もないものであり、普
通に形成できるから、価格の上昇を来たさないようにで
きる。更に、この場合、スイッチ53の操作は、操作パ
ネル61の傾斜に対し、ほゞ直角の方向に操作部53b
を操作することでできるので、洗濯機の前方から操作す
るのが通常の使用者にとって、操作性を良くできる。
【0045】一方、リブ72は、操作パネル61の傾斜
と関係なくほゞ鉛直に形成している。これにより、ほゞ
鉛直のリブ72で先の防水が確実にできるから、操作パ
ネル61はその傾斜を自由に設定できるもので、例えば
上述のような傾斜のほかに、傾斜が各部で異なる球面の
ようなものでも良いなど、操作パネル61の形状の自由
度を増すことができる。又、この場合、リブ72を含む
化粧パネル63の成形については、単純な鉛直方向抜き
の型でその成形ができるから、成形性を良くできて、価
格の上昇を来たさないようにできる。
【0046】更に、少なくとも操作パネル61の前下が
りの傾斜の上側では、リブ72を化粧パネル63の操作
孔71の内周よりも外側に位置させて形成したことによ
り、スイッチ53の操作部53bにそのリブ72が触れ
ることが避けられるから、リブ72に邪魔されることな
くスイッチ53の操作ができて、操作性を良くできる。
【0047】加えて、操作パネル61の両側部、特には
右側部の右外下がりの傾斜に対しては、スイッチ53
を、操作部53bの操作方向がそれとほゞ直角方向とな
るように配設してしまうと、操作部53bが外側に傾斜
してしまって、洗濯機の前方から操作するのが通常の使
用者にとっては、操作がしにくくなる。これに対して、
上記構成のものでは、スイッチ53を、操作部53bの
操作方向が非傾斜方向となるように配設しているので、
操作部53bが外側に傾斜せず、スイッチ53の操作が
操作パネル61の左右方向の傾斜に関係なくできて、操
作性を良くできる。
【0048】しかも、この場合、リブ72は操作パネル
61の外下がりの傾斜のそれぞれ上側と下側とで長さが
異なり、それらの下端を同一の高さ位置で合わせてい
る。これにより、スイッチ52の操作部53bのつば部
75と、リブ72の下端との隙間を左右で小さく同一に
でき、操作孔71に浸入した水の飛散をより少なく抑え
ることができる。又、このようにリブ72の下端を同一
の高さ位置で合わせているからこそ、スイッチ53を操
作部53bの操作方向が非傾斜方向となるように配設で
きる。
【0049】そして、このように防水に一層の効果があ
り、且つ、スイッチ53の非傾斜配設に効果のあるリブ
72の長さの違う成形も、化粧パネル63がプラスチッ
ク製であるからこそ、型成形により所望にできるもので
ある。
【0050】加えて、化粧パネル63上面の操作孔71
周囲部分には、操作孔71に向かって漸次降下するテー
パ面73を形成しており、これによって、スイッチ53
の操作時に、使用者の指先や爪が操作孔71の上縁部に
かかることが避けられるので、操作性を良くできる。
【0051】なお、スイッチ53は押ボタン式に限られ
ず、タイマー等のような回転操作式のものであっても良
い。又、テーパ面73は第1実施例の操作パネル38に
同様に形成しても良い。そのほか、本発明は上記し且つ
図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、要
旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
【0052】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1の洗濯機によれば、化粧
パネルをベースパネルに厳密に密着接合させることな
く、それら化粧パネルとベースパネルとの間への水の浸
入を確実に防止できるから、組立性を良くできて、価格
の低減化ができると共に、修理時や廃却時の分解性をも
良くすることができ、その上、ベースパネルに対する化
粧パネルの位置決めをするリブの上端部が使用者に見え
るということもなくなるので、外観を良くすることがで
きる。
【0053】請求項2の洗濯機によれば、スイッチに操
作パネルの傾斜に関係のない汎用タイプのものが使用で
きると共に、スイッチの取付け固定をする部分等も普通
に形成できて、価格の上昇を来たさないようにできる。
併せて、スイッチの操作は、操作パネルの傾斜に対し、
ほゞ直角の方向に操作部を操作することでできるから、
操作性を良くできる。
【0054】請求項3の洗濯機によれば、ほゞ鉛直のリ
ブで化粧パネルとベースパネルとの間の防水が確実にで
きることにより、操作パネルの形状の自由度を増すこと
ができる。又、この場合、リブを含む化粧パネルの成形
が、単純な鉛直方向抜きの型できるから、成形性を良く
できる。更に、スイッチの操作部にリブが触れることが
避けられるから、スイッチの操作性を良くできる。
【0055】請求項4の洗濯機によれば、スイッチの操
作が操作パネルの左右方向の傾斜に関係なくできて、ス
イッチの操作性を良くできる。請求項5の洗濯機によれ
ば、スイッチの操作時に、使用者の指先や爪が操作孔の
上縁部にかかることが避けられるから、スイッチの操作
性を良くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す、図3のA−A線に
沿う主要部分の縦断側面図
【図2】図3のB−B線に沿う主要部分の縦断正面図
【図3】洗濯機全体の外観斜視図
【図4】操作パネル単体の斜視図
【図5】本発明の第2実施例を示す主要部分の外観斜視
【図6】図5のC−C線に沿う主要部分の縦断側面図
【図7】図5のD−D線に沿う主要部分の縦断正面図
【図8】主要部分の平面図
【図9】従来例を示す図1相当図
【図10】異なる従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
36は操作パネル、37はベースパネル、38は化粧パ
ネル、39,46は操作孔、47はリブ、53はスイッ
チ、53aは本体部、53bは操作部、61は操作パネ
ル、62はベースパネル、63は化粧パネル、64,7
1は操作孔、72はリブ、73はテーパ面を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作パネルを、ベースパネルと、このベ
    ースパネルの上面に装着したプラスチック製の化粧パネ
    ルとにより構成し、これらベースパネル及び化粧パネル
    に操作孔を形成して、この操作孔内にスイッチの操作部
    を位置させ、操作孔の下方に該スイッチの本体部を位置
    させたものにおいて、 前記化粧パネルの操作孔の周囲部から下方に、ベースパ
    ネルの操作孔の内周を覆って、下端部がベースパネルの
    下面よりも下方に位置する環状のリブを形成したことを
    特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 操作パネルが傾斜し、その傾斜面に対し
    て、スイッチを操作部の操作方向がほゞ直角方向となる
    ように配設したことを特徴とする請求項1記載の洗濯
    機。
  3. 【請求項3】 リブを、操作パネルの傾斜面と関係なく
    ほゞ鉛直に形成すると共に、このリブを、少なくとも操
    作パネルの傾斜の上側で化粧パネルの操作孔の内周より
    外側に形成したことを特徴とする請求項2記載の洗濯
    機。
  4. 【請求項4】 操作パネルが左右方向に傾斜し、その傾
    斜面に対して、スイッチを操作部の操作方向が非傾斜方
    向となるように配設したことを特徴とする請求項1記載
    の洗濯機。
  5. 【請求項5】 化粧パネル上面の操作孔周囲部分に、操
    作孔に向かって漸次降下するテーパ面を形成したことを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の洗濯
    機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040011976A (ko) * 2002-07-31 2004-02-11 엘지전자 주식회사 드럼세탁기의 다이알 놉 어셈블리
CN101409160B (zh) * 2008-11-20 2010-10-20 傅国红 一种取暖器防水开关盒
WO2012111075A1 (ja) * 2011-02-14 2012-08-23 トヨタ車体 株式会社 ロータリスイッチの防水構造
JP2016036498A (ja) * 2014-08-07 2016-03-22 株式会社東芝 操作パネル及び洗濯機
CN106988084A (zh) * 2013-10-25 2017-07-28 东芝生活电器株式会社 操作面板以及洗衣机

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