JPH08168588A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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Publication number
JPH08168588A
JPH08168588A JP6314408A JP31440894A JPH08168588A JP H08168588 A JPH08168588 A JP H08168588A JP 6314408 A JP6314408 A JP 6314408A JP 31440894 A JP31440894 A JP 31440894A JP H08168588 A JPH08168588 A JP H08168588A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top cover
electronic unit
decorative plate
water
cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP6314408A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nishimura
博司 西村
Takashi Nonogaki
隆 野々垣
Masahiro Teranishi
政弘 寺西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6314408A priority Critical patent/JPH08168588A/ja
Publication of JPH08168588A publication Critical patent/JPH08168588A/ja
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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子ユニットに対する防水性を確保しなが
ら、飾り板の外観、形状を自由にデザインすることが可
能な洗濯機を提供する。 【構成】 操作部6を覆う飾り板7が外周に沿って下方
向に突出する前リブ19を有すると共に、トップカバー
3は操作部6に前リブ19が係合し飾り板7を取着する
凹溝11を有し、この凹溝11の最下部位が操作部6上
面に形成された表示開口18等よりも下方側に位置して
いる。このためトップカバー3に水が掛かった場合で
も、飾り板7が操作部6に当接する取着部分の隙間に入
った水は凹溝11が操作部6上面の表示開口18等より
も下方側に位置するので凹溝11に回収され、凹溝11
の最下部位からトップカバー3の表面に溢れ出て排出さ
れ、電子ユニット10の大きさよりも飾り板7が小さく
デザインされていても電子ユニット10に水が掛かるこ
とがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トップカバー内に電子
ユニットを備えた洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、全自動洗濯機を始め多くの
洗濯機は運転制御のためにスイッチ機構や表示装置等を
有する電子ユニットを装備している。例えば、全自動洗
濯機では回転槽や水受け槽を内部に配設した外箱の上部
にトップカバーを設け、このトップカバーの操作部の下
方に位置するように電子ユニットを収納している。
【0003】またトップカバーは、操作部にスイッチ機
構の操作を行うための開口や表示装置の表示を行うため
の開口を有し、さらに、この開口を覆うよう操作表示内
容等が記された飾り板を取着している。これによりスイ
ッチ操作や操作した内容を明確にすると共に、開口から
トップカバー内に水が入らないようにし、電子ユニット
に水が掛かるのを防止している。
【0004】そして、こうした飾り板の操作部への取り
付けは、飾り板が操作表示等を印刷したポリカーボネー
ト樹脂製のシートの場合には両面に粘着材を有する粘着
テープによってトップカバーに貼付し、また、飾り板が
樹脂成形品である場合には電子ユニット全体を覆うよう
な大きさに形成し、飾り板に設けた爪をトップカバーに
形成した取付孔に係合する等して取り付けを行ってい
る。
【0005】しかしながら上記の従来技術において飾り
板がシートである場合には、貼付したシートに波打ち等
が生じ、これによって外観を損なう虞がある。さらにこ
れは飾り板で覆う部分が大きくなるほどシートの面積が
広くなって顕著となる。
【0006】また、飾り板が樹脂成形品である場合に
は、飾り板を電子ユニットよりも小さくするとトップカ
バーの操作部に形成した取付孔等が電子ユニットの直上
に位置し、電子ユニットに水が掛かる虞があるため、常
に電子ユニットの大きさや取り付け位置を考慮して飾り
板の外観、形状を決定しなければならない。このため、
洗濯機全体を含む外観を自由にデザインすることによっ
て見映えがして操作し易いものにする上で制約を受けて
いた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにトップカ
バーの操作部に取着する飾り板はその外観、形状が、ト
ップカバー内に収納した電子ユニットの防水性を確実に
する必要から、該電子ユニットの大きさや取り付け位置
に制約され、デザインする上での自由度が少なく、見映
えがして操作し易いものにすることが困難であった。こ
のような状況に鑑みて本発明はなされたもので、その目
的とするところは、電子ユニットに対する防水性を確保
しながら、見映えがして操作し易くするよう飾り板の外
観、形状を自由にデザインすることが可能な洗濯機を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の洗濯機は、内部
に槽を配設してなる外箱と、この外箱上に設けた操作部
を有するトップカバーと、このトップカバー内に設けた
電子ユニットと、この電子ユニット上方のトップカバー
の操作部に該操作部を覆うように取着した飾り板とを備
える洗濯機において、飾り板は外周に沿って下方向に突
出するリブを有すると共にトップカバーは操作部にリブ
が係合し飾り板を取着する溝を有し、この溝の最下部位
が操作部上面に形成された開口よりも下方側に位置して
いることを特徴とするものであり、さらに、少なくとも
リブ外側面もしくは該リブ下端にシール部材を設けたこ
とを特徴とするものであり、さらに、トップカバーと飾
り板の間に操作部に形成された開口の全周を囲むようシ
ール部材を設けたことを特徴とするものであり、また、
内部に槽を配設してなる外箱と、この外箱上に設けられ
た操作部を有するトップカバーと、このトップカバー内
に設けられた電子ユニットと、この電子ユニット上方の
トップカバーの操作部に該操作部を覆うように取着され
た飾り板とを備える洗濯機において、飾り板は外周に下
方向に突出するリブを有すると共にトップカバーの操作
部に前記リブが係合し前記飾り板を取着する溝を有し、
この溝が操作部上面に形成された開口よりも下方側に位
置し且つ底部に水抜き孔を備え、さらにこの水抜き孔を
電子ユニットの直上以外の位置に配置したことを特徴と
するものであり、また、内部に槽を配設してなる外箱
と、この外箱上に設けられた操作部を有するトップカバ
ーと、このトップカバー内に設けられた電子ユニット
と、この電子ユニット上方のトップカバーの操作部に該
操作部を覆うように取着された飾り板とを備える洗濯機
において、飾り板は外周に下方向に突出するリブを有す
ると共にトップカバーの操作部にリブが係合し飾り板を
取着する溝を有し、この溝が操作部上面に形成された開
口よりも下方側に位置し且つ底部に水抜き孔を備え、さ
らにこの水抜き孔の下方に位置する電子ユニットを覆う
カバーを設けたことを特徴とするものであり、さらに、
カバーに電子ユニットよりも外側に水抜き孔からの水を
排出する水路を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記のように構成された洗濯機は、第1の発明
においては操作部を覆う飾り板が外周に沿って下方向に
突出するリブを有すると共に、トップカバーは操作部に
リブが係合し飾り板を取着する溝を有し、この溝の最下
部位が操作部上面に形成された開口よりも下方側に位置
しているものであり、第2の発明においては操作部を覆
う飾り板が外周に下方向に突出するリブを有すると共
に、トップカバーの操作部にリブが係合し飾り板を取着
する溝を有し、この溝が操作部上面に形成された開口よ
りも下方側に位置し且つ底部に水抜き孔を備え、さらに
この水抜き孔が電子ユニットの直上に設けられていない
ものであり、第3の発明においては操作部を覆う飾り板
が外周に下方向に突出するリブを有すると共にトップカ
バーの操作部にリブが係合し飾り板を取着する溝を有
し、この溝が操作部上面に形成された開口よりも下方側
に位置し且つ底部に水抜き孔を備え、さらにこの水抜き
孔の下方に位置する電子ユニットを覆うようカバーを設
けたものである。
【0010】このため、トップカバーに水が掛かった場
合でも、飾り板が操作部に当接する取着部分の隙間に入
った水は溝が操作部上面に形成された開口よりも下方側
に位置するので溝に回収され、溝の最下部位からトップ
カバーの表面に溢れ出て排出されたり、水抜き孔から電
子ユニットに掛からないようにトップカバー内に流れ落
ちたり、電子ユニットを覆うカバー上を流れて排出され
る。それ故、電子ユニットの大きさよりも例え飾り板の
大きさが小さくても電子ユニットに水が掛かることがな
い。その結果、電子ユニットに対する防水性を確保しな
がらも、見映えがして操作し易くするよう飾り板の外
観、形状を自由にデザインすることが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0012】先ず第1の実施例を図1乃至図3により説
明する。図1は全自動洗濯機の斜視図であり、図2は要
部を分解して示す斜視図であり、図3は部分断面図であ
る。
【0013】図1乃至図3において、全自動洗濯機1
は、図示しないが回転槽と水受け槽を内外二重に外箱2
の内部に配設しており、この外箱2の上部にトップカバ
ー3を装着し、底部に脚4を設けている。またトップカ
バー3には洗濯物出入口が設けられていると共に、この
洗濯物出入口を開閉する蓋5が枢設されている。
【0014】さらにトップカバー3には上面前部の緩く
前下がりとなった傾斜部分に操作部6が設けられてい
て、この操作部6には飾り板7が外側から取着されてい
る。また、トップカバー3の操作部6の下方には、運転
制御を行い且つ制御内容等を表示するためのスイッチ機
構8や発光ダイオード(LED)でなる表示装置9等を
有する電子ユニット10が収納されている。なお、飾り
板7は操作し易く且つ見映えがするよう考慮してデザイ
ンがなされていて、本実施例では電子ユニット10の大
きさよりも飾り板7の大きさが小さななものとなってい
る。
【0015】そしてトップカバー3に設けられた操作部
6は、その傾斜下方側に弧状で無孔の凹溝11を有し、
この凹溝11の後縁に係合突出部12が設けられてい
る。また操作部6の傾斜上方側となっている後部には、
電子ユニット10の直上とならない位置に横長の取付孔
13が凹溝11と端部で連通するように形成されてい
て、この取付孔13の内面には係合突起14が設けられ
ている。この結果、凹溝11と取付孔13とが操作部6
の全周を連続して囲んでいる。
【0016】また操作部6の上面が前方に傾斜している
中間部には、電子ユニット10のスイッチ機構8のスイ
ッチ釦15に対応する操作釦16と、これを弾性支持す
るための曲杆状の弾性支持部17、さらに表示装置9に
対応する表示開口18がトップカバー3の成形時に同時
成形することによって形成されている。こうした操作釦
16及び弾性支持部17を形成する際にその周囲に生じ
た開口や表示開口18は、その上面側の縁が弧状の凹溝
11の最下部位よりも上方側、すなわち凹溝11の最下
部位は各開口よりも下方側に位置したものとなってい
る。
【0017】一方、飾り板7は合成樹脂による成形品で
トップカバー3の操作部6の上面を覆うような形状とな
っていて、その前側外周には、飾り板7をトップカバー
3に取着した時に凹溝11の前壁に当接する弧状の前リ
ブ19が下方向に突出している。そして、この前リブ1
9の後方側近傍には凹溝11の後縁の係合突出部12に
係合する係止爪20が設けられている。
【0018】また飾り板7の後部には、トップカバー3
に取着する際、取付孔13に挿入する後リブ21が下方
向に突出していて、この後リブ21には係合突起14が
係合する係止孔22が形成されている。
【0019】さらに、飾り板7にはトップカバー3の操
作釦16と表示開口18に対応して、操作釦16を操作
するための操作窓23と表示窓24が形成されている。
これら各窓にはポリカーボネート樹脂シートによりドー
ム状の操作窓カバー25と表示カバー26が、それぞれ
飾り板7を成形する際、成形型に樹脂シートをセットし
て同時にアウトサート成形し各カバーを飾り板7に気密
に固着するように設けられている。なお、飾り板7の表
面には操作表示等が操作窓23や表示窓24及びその近
傍に表示されている。
【0020】このように構成したものでは、全自動洗濯
機1の組み立てを行う過程でトップカバー3の操作部6
に飾り板7を取着する際、前リブ19を凹溝11の前壁
に当接するようにしながら係止爪20が係合突出部12
に係合するまで飾り板7を挿入する。同時に後リブ21
も取付孔13に挿入し、係止孔22と係合突起14が係
合するようにする。
【0021】その後、飾り板7が取着されたトップカバ
ー3を電子ユニット10が取り付けられている外箱2の
上部に装着する。これにより飾り板7よりも大きい電子
ユニット10は取付孔13よりも前方側の飾り板7の直
下に収納される。そして電子ユニット10の中間部の直
上に飾り板7の前側外周が位置するが、この部分には外
部とトップカバー3内とを連通する開口部分が設けられ
ていない。
【0022】また、トップカバー3の操作釦16周囲の
開口や表示開口18はトップカバー3内に連通する開口
部分であるが、この部分には飾り板7が覆うように取着
されており、さらにこれらは凹溝11の最下部位である
最前部分よりも上方側に位置している。
【0023】このため、洗濯を行っているときにトップ
カバー3に水が掛った場合、大部分の水は上面を流れて
しまうものの取付孔13から水がトップカバー3内に浸
入しても、電子ユニット10はトップカバー3の取付孔
13よりも前方側に収納してありこの部分には開口がな
いので、トップカバー3内に水が浸入しても電子ユニッ
ト10に水が掛かる虞がない。また、飾り板7の外周が
当接するトップカバー3との合わせ目部分に掛かった水
が、合わせ目部分の隙間から入るようなことがあったと
しても、水は凹溝11内に溜まるのみトップカバー3内
に浸入しない。
【0024】さらに、凹溝11内に水が多く溜まるよう
なことになると、水は凹溝11の最下部位の縁からトッ
プカバー3の上面に溢れ出てしまい、飾り板7で覆われ
た凹溝11の最下部位よりも上方側に位置する表示開口
18等からトップカバー3内に浸入することはない。
【0025】以上のように、飾り板7の大きさを見映え
がして操作し易いように電子ユニット10の大きさより
も小さくしたとしても、トップカバー3に水が掛った場
合にトップカバー3内に収納した電子ユニット10には
水が掛からず、十分に防水性が確保でき電子ユニット1
0の信頼性が向上する。
【0026】次に第2の実施例を図4及び図5により説
明する。図4は要部を分解して示す斜視図であり、図5
は部分断面図である。なお、本実施例は第1の実施例と
飾り板が一部構成を異にするのみで、以下異なる構成に
ついて主に説明する。
【0027】図4及び図5において、飾り板31は合成
樹脂による成形品でトップカバー3の操作部6の上面を
覆うような形状となっていて、操作し易く且つ見映えが
するよう考慮してデザインしてあり、その大きさは電子
ユニット10の大きさよりも小さななものとなってい
る。さらに飾り板31の前側外周には弧状の前リブ32
が下方向に突出している。
【0028】また、前リブ32はその前面に段部33が
形成されていて、この段部33には帯状のシール部材3
4が貼着されている。このシール部材34は前リブ32
の前面から若干突出するようになっていて、飾り板31
をトップカバー3に取着した時にシール部材34は凹溝
11の前壁に水密となるよう当接される。
【0029】そして、トップカバー3の操作部6に飾り
板31を取着する際、前リブ32を凹溝11の前壁にシ
ール部材34が水密に当接するようにしながら係止爪2
0が係合突出部12に係合するまで飾り板31を挿入す
る。同時に後リブ21も取付孔13に挿入し係止孔22
と係合突起14が係合するようにする。
【0030】その後、飾り板31が取着されたトップカ
バー3を電子ユニット10が取り付けられている外箱2
の上部に装着する。これにより飾り板31よりも大きい
電子ユニット10は取付孔13よりも前方側の飾り板3
1の直下に収納される。従って、上記のように構成され
た本実施例では、飾り板31の外周が当接するトップカ
バー3との合わせ目部分の隙間から凹溝11内に水がよ
り入り込み難くなって、第1の実施例と同様の作用、効
果が得られる。
【0031】次に第3の実施例を図6及び図7により説
明する。図6は要部を分解して示す斜視図であり、図7
は部分断面図である。なお、本実施例は第2の実施例と
飾り板へのシール部材の設け方が異なるのみであり、以
下この異なる構成について主に説明する。
【0032】図6及び図7において、飾り板35は合成
樹脂による成形品でトップカバー3の操作部6の上面を
覆うような形状となっていて、操作し易く且つ見映えが
するよう考慮してデザインしてあり、その大きさは電子
ユニット10の大きさよりも小さななものとなってい
る。さらに飾り板35の前側外周には弧状の前リブ36
が下方向に突出している。
【0033】そしてこの前リブ36には、その下端に帯
状のシール部材37が貼着されている。このシール部材
37は前リブ36の前面から若干前方に突出するように
設けてあり、飾り板35をトップカバー3に取着した時
にシール部材37が凹溝11の前壁に水密となるよう当
接すると共に、凹溝11の底面にも同じく水密となるよ
う当接する。
【0034】そして、トップカバー3の操作部6に飾り
板35を取着する際、前リブ36を凹溝11の前壁にシ
ール部材37が水密に当接するようにしながら係止爪2
0が係合突出部12に係合するまで飾り板35を挿入
し、シール部材37を凹溝11の底面に同じく水密に当
接させる。同時に後リブ21も取付孔13に挿入し係止
孔22と係合突起14とを係合させる。
【0035】その後、飾り板35が取着されたトップカ
バー3を電子ユニット10が取り付けられている外箱2
の上部に装着する。これにより飾り板35よりも大きい
電子ユニット10は取付孔13よりも前方側の飾り板3
5の直下に収納される。従って、上記のように構成され
た本実施例では、飾り板35の外周が当接するトップカ
バー3との合わせ目部分の隙間から凹溝11内に水がよ
り入り込み難くなって、第1の実施例と同様の作用、効
果が得られる。
【0036】次に第4の実施例を図8及び図9により説
明する。図8は要部を分解して示す斜視図であり、図9
は部分断面図である。なお、本実施例は第1の実施例と
トップカバーの操作部及び飾り板が一部構成を異にする
のみであり、以下異なる構成について主に説明する。
【0037】図8及び図9において、外箱2の上部に装
着したトップカバー38には、上面前部の緩く前下がり
となった傾斜部分に操作部39が設けられていて、この
操作部39に飾り板40が外側から取着されている。ま
た、トップカバー38の操作部39の下方には電子ユニ
ット10が収納されており、飾り板40は操作し易く且
つ見映えがするよう考慮してデザインしてあり、本実施
例では電子ユニット10の大きさよりも飾り板40の大
きさが小さななものとなっている。
【0038】そして操作部39は、その傾斜下方側に弧
状で無孔の凹溝11を有し、また傾斜上方側の電子ユニ
ット10の直上とならない位置に横長の取付孔13が凹
溝11と端部で連通するように形成されている。
【0039】さらに操作部39には、操作釦16や弾性
支持部17、さらに表示開口18の周囲に環状のシール
部材41,42が貼付されている。これにより操作釦1
6及び弾性支持部17の周囲に生じた開口も、表示開口
18がシール部材42で周囲を取り囲まれた状態となる
と同様にシール部材41によって周囲を取り囲まれた状
態となる。
【0040】一方、飾り板40は合成樹脂による成形品
でトップカバー38の操作部39の上面を覆うような形
状を有し、前側外周には弧状の前リブ19が下方向に突
出している。さらに飾り板40の操作窓23と表示窓2
4の下面側の周囲には、操作部39のシール部材41,
42に対応する凹部43,44が形成されている。
【0041】そして、トップカバー38の操作部39に
飾り板40を取着する際、前リブ19を凹溝11の前壁
に当接させながら係止爪20が係合突出部12に係合す
るまで飾り板40を挿入する。同時に後リブ21も取付
孔13に挿入し係止孔22と係合突起14とを係合させ
る。
【0042】これにより操作部39のシール部材41,
42は、飾り板40の凹部43,44に装着されて飾り
板40とトップカバー38との間に挟持された状態とな
る。そして、シール部材41,42は操作釦16及び弾
性支持部17の周囲の開口及び表示開口18の周囲を水
密状態で取り囲む。
【0043】その後、飾り板40が取着されたトップカ
バー38を電子ユニット10が取り付けられている外箱
2の上部に装着する。これにより飾り板40よりも大き
い電子ユニット10は取付孔13よりも前方側の飾り板
40の直下に収納される。従って、上記のように構成さ
れた本実施例では、操作釦16及び弾性支持部17の周
囲の開口及び表示開口18からトップカバー38内に水
が入り難くなって電子ユニット10に水が掛かる虞がな
くなり、第1の実施例と同様の作用、効果が得られる。
【0044】次に第5の実施例を図10及び図11によ
り説明する。図10は要部を分解して示す斜視図であ
り、図11は部分断面図である。なお、本実施例は第1
の実施例とトップカバーの操作部が一部構成を異にし、
以下この異なる構成について主に説明する。
【0045】図10及び図11において、外箱2の上部
に装着したトップカバー45には、上面前部の緩く前下
がりとなった傾斜部分に操作部46が設けられていて、
この操作部46は、その傾斜下方側に弧状の凹溝47を
有し、この凹溝47の最下部位の底部、すなわちに最前
部の底部に水抜き孔48が形成されている。そして操作
部46の下方には、運転制御を行い且つ制御内容等を表
示するためのスイッチ機構8や発光ダイオード(LE
D)でなる表示装置9等を有する電子ユニット49が収
納されている。
【0046】また操作部46には、その傾斜上方側の電
子ユニット49の直上とならない位置に横長の取付孔1
3が凹溝47と端部で連通するように形成されている。
なお、凹溝47の水抜き孔48は取付孔13と同様に、
トップカバー45内の外箱2上部に収納された電子ユニ
ット49の直上に位置しないようになっている。
【0047】そして、トップカバー45の操作部46に
飾り板7を取着する際、前リブ19を凹溝48の前壁に
当接させながら係止爪20が係合突出部12に係合する
まで飾り板7を挿入する。同時に後リブ21も取付孔1
3に挿入し係止孔22と係合突起14とを係合させる。
【0048】その後、飾り板7が取着されたトップカバ
ー45を電子ユニット49が取り付けられている外箱2
の上部に装着する。
【0049】こうしてトップカバー45は、開口部分で
ある操作釦16周囲の開口や表示開口18が飾り板7を
取着することで覆われ、また他の開口部分である水抜き
孔48や取付孔13については、その直下に電子ユニッ
ト49が位置していないことになる。また操作釦16周
囲の開口や表示開口18は凹溝47の最下部位である最
前部分よりも上方側に位置することになる。
【0050】このような構成のものでは、洗濯を行って
いるときにトップカバー45に水が掛っても大部分の水
はトップカバー45の上面を流れてしまう。また飾り板
7の外周が当接するトップカバー45との合わせ目部分
に掛かった水は、合わせ目部分の隙間を通り凹溝47内
に入り、凹溝47内を最前部分方向に流れて水抜き孔4
8からトップカバー45内に流れ落ちる。さらに取付孔
13から浸入した水についても同様に合わせ目部分の隙
間を通りトップカバー45内に流れ落ちる。しかし、水
抜き孔48や取付孔13の直下に電子ユニット49が位
置しないので、電子ユニット49に水が掛かる虞がな
い。
【0051】またこの時、飾り板7で覆われた操作釦1
6周囲の開口や表示開口18が凹溝47の最下部位の縁
よりも上方に位置しているので、これらの開口等からは
トップカバー45内に浸入することはない。
【0052】以上のように、トップカバー45に水が掛
った場合でもトップカバー3内に収納した電子ユニット
49には水が掛からず、十分に防水性が確保でき電子ユ
ニット49の信頼性が向上する。
【0053】次に第6の実施例を図12及び図13によ
り説明する。図12は要部を分解して示す斜視図であ
り、図13は部分断面図である。なお、本実施例は第5
の実施例とはカバーを電子ユニット上に覆うように設け
た点において異なり、以下この異なる構成について主に
説明する。
【0054】図12及び図13において、外箱2の上部
に装着したトップカバー45の操作部46の下方には、
運転制御を行い且つ制御内容等を表示するためのスイッ
チ機構8や発光ダイオード(LED)でなる表示装置9
等を有する電子ユニット50が収納されている。なお、
飾り板7は操作し易く且つ見映えがするよう考慮してデ
ザインがなされていて、本実施例では電子ユニット50
の大きさよりも飾り板7の大きさが小さななものとなっ
ている。
【0055】そして電子ユニット50は、操作部46の
傾斜上方側の取付孔13直下に位置しないよう取付孔1
3直下よりも前方側に設けられていると共に、その外周
に立設されたフレーム51には、電子ユニット50の上
方を覆うようにカバー52が取着されている。このカバ
ー52は凹溝47の水抜き孔48の直下に、電子ユニッ
ト50の外に向けて水を排出するよう下り傾斜を有する
よう設けられている。
【0056】このような構成のものでは、洗濯を行って
いるときにトップカバー45に水が掛った場合、大部分
の水は上面を流れてしまうものの取付孔13から水がト
ップカバー45内に浸入しても、電子ユニット50はト
ップカバー45の取付孔13よりも前方側に収納してあ
るので電子ユニット50に水が掛かる虞がない。
【0057】さらに、飾り板7の外周が当接するトップ
カバー45との合わせ目部分に掛かった水は、合わせ目
部分の隙間を通り凹溝47内に入り、凹溝47内を最前
部分方向に流れて水抜き孔48からトップカバー45内
に流れ落ちる。しかし、水抜き孔48の直下の電子ユニ
ット50はカバー52によって覆われているので、水抜
き孔48から流れ落ちた水はカバー52によって外に排
出され、電子ユニット50に水が掛かる虞がない。
【0058】またこの時、飾り板7で覆われた操作釦1
6周囲の開口や表示開口18が凹溝47の最下部位の縁
よりも上方に位置しているので、これらの開口等からは
トップカバー45内に浸入することはない。
【0059】以上のように、飾り板7の大きさを見映え
がして操作し易いように電子ユニット50の大きさより
も小さくしたとしても、トップカバー45に水が掛った
場合にトップカバー3内に収納した電子ユニット50に
は水が掛からず、十分に防水性が確保でき電子ユニット
50の信頼性の向上を図ることができる。
【0060】次に第7の実施例を図14及び図15によ
り説明する。図14は要部を分解して示す斜視図であ
り、図15は部分断面図である。なお、本実施例は第6
の実施例とはカバーの構成が異なり、以下この異なる構
成について主に説明する。
【0061】図14及び図15において、電子ユニット
50には、その上方を覆うようにカバー53が外周に立
設されたフレーム51に取着されている。このカバー5
3は凹溝47の水抜き孔48の直下に配置されており、
さらにカバー53には電子ユニット50の外に向けて水
を排出するよう下り傾斜を有する水路54が設けられて
いる。
【0062】このような構成のものでは、洗濯を行って
いるときにトップカバー45に水が掛った場合、大部分
の水は上面を流れてしまうものの飾り板7の外周が当接
するトップカバー45との合わせ目部分に掛かった水
は、合わせ目部分の隙間を通り凹溝47内に入り、凹溝
47内を最前部分方向に流れて水抜き孔48からトップ
カバー45内に流れ落ちる。
【0063】しかし、水抜き孔48の直下の電子ユニッ
ト50はカバー53によって覆われているので、水抜き
孔48から流れ落ちた水はカバー53の水路54を通じ
て外に排出され、電子ユニット50に水が掛かる虞がな
い。従って、上記のように構成された本実施例において
も、第6の実施例と同様の作用、効果が得られる。
【0064】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、電子ユニットに対する防水性を確保しながら、
見映えがして操作し易くするよう飾り板の外観、形状を
自由にデザインすることが可能となる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施例の要部を分解して示す斜
視図である。
【図3】本発明の第1の実施例の部分断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例の要部を分解して示す斜
視図である。
【図5】本発明の第2の実施例の部分断面図である。
【図6】本発明の第3の実施例の要部を分解して示す斜
視図である。
【図7】本発明の第3の実施例の部分断面図である。
【図8】本発明の第4の実施例の要部を分解して示す斜
視図である。
【図9】本発明の第4の実施例の部分断面図である。
【図10】本発明の第5の実施例の要部を分解して示す
斜視図である。
【図11】本発明の第5の実施例の部分断面図である。
【図12】本発明の第6の実施例の要部を分解して示す
斜視図である。
【図13】本発明の第6の実施例の部分断面図である。
【図14】本発明の第7の実施例の要部を分解して示す
斜視図である。
【図15】本発明の第7の実施例の部分断面図である。
【符号の説明】
2…外箱 3…トップカバー 6…操作部 7…飾り板 10…電子ユニット 11…凹溝 18…表示開口 19…前リブ 34,37…シール部材 52,53…カバー 54…水路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に槽を配設してなる外箱と、この外
    箱上に設けた操作部を有するトップカバーと、このトッ
    プカバー内に設けた電子ユニットと、この電子ユニット
    上方の前記トップカバーの操作部に該操作部を覆うよう
    に取着した飾り板とを備える洗濯機において、前記飾り
    板は外周に沿って下方向に突出するリブを有すると共に
    前記トップカバーは操作部に前記リブが係合し前記飾り
    板を取着する溝を有し、この溝の最下部位が前記操作部
    上面に形成された開口よりも下方側に位置していること
    を特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 少なくともリブ外側面もしくは該リブ下
    端にシール部材を設けたことを特徴とする請求項1記載
    の洗濯機。
  3. 【請求項3】 トップカバーと飾り板の間に操作部に形
    成された開口の全周を囲むようシール部材を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 内部に槽を配設してなる外箱と、この外
    箱上に設けられた操作部を有するトップカバーと、この
    トップカバー内に設けられた電子ユニットと、この電子
    ユニット上方の前記トップカバーの操作部に該操作部を
    覆うように取着された飾り板とを備える洗濯機におい
    て、前記飾り板は外周に下方向に突出するリブを有する
    と共に前記トップカバーの操作部に前記リブが係合し前
    記飾り板を取着する溝を有し、この溝が前記操作部上面
    に形成された開口よりも下方側に位置し且つ底部に水抜
    き孔を備え、さらにこの水抜き孔を前記電子ユニットの
    直以外の位置に配置したことを特徴とする洗濯機。
  5. 【請求項5】 内部に槽を配設してなる外箱と、この外
    箱上に設けられた操作部を有するトップカバーと、この
    トップカバー内に設けられた電子ユニットと、この電子
    ユニット上方の前記トップカバーの操作部に該操作部を
    覆うように取着された飾り板とを備える洗濯機におい
    て、前記飾り板は外周に下方向に突出するリブを有する
    と共に前記トップカバーの操作部に前記リブが係合し前
    記飾り板を取着する溝を有し、この溝が前記操作部上面
    に形成された開口よりも下方側に位置し且つ底部に水抜
    き孔を備え、さらにこの水抜き孔の下方に位置する電子
    ユニットを覆うカバーを設けたことを特徴とする洗濯
    機。
  6. 【請求項6】 カバーに電子ユニットよりも外側に水抜
    き孔からの水を排出する水路を設けたことを特徴とする
    請求項5記載の洗濯機。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005193029A (ja) * 2003-12-30 2005-07-21 Lg Electronics Inc ドラム洗濯機のドア、ドラム洗濯機のヘアーラインシートを持つドアの製造方法及びそのドアに使用されるヘアーラインシートの製造方法
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