JP2779475B2 - ハンドドライヤー - Google Patents
ハンドドライヤーInfo
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- JP2779475B2 JP2779475B2 JP28766393A JP28766393A JP2779475B2 JP 2779475 B2 JP2779475 B2 JP 2779475B2 JP 28766393 A JP28766393 A JP 28766393A JP 28766393 A JP28766393 A JP 28766393A JP 2779475 B2 JP2779475 B2 JP 2779475B2
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- hole
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハンドドライヤーの
改良に関するものである。
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、トイレ内の壁面等に
は、手を洗った後に手を乾燥するためのハンドドライヤ
ーが設置されており、このハンドドライヤーの普及が進
むにつれて、ハンドドライヤーがサービスエリア等の不
特定多数人の出入りするトイレ内に設置される場合が多
くなり、このようなサービスエリア等のトイレでは、清
掃の際、トイレ壁面に散水し、散水により壁面を清掃し
ており、そのような場合に従来のハンドドライヤーでは
散水が内部に侵入し、浸水により内部の温風ファン等の
電気部品に故障を生ずる場合が多いという問題点があっ
た。
は、手を洗った後に手を乾燥するためのハンドドライヤ
ーが設置されており、このハンドドライヤーの普及が進
むにつれて、ハンドドライヤーがサービスエリア等の不
特定多数人の出入りするトイレ内に設置される場合が多
くなり、このようなサービスエリア等のトイレでは、清
掃の際、トイレ壁面に散水し、散水により壁面を清掃し
ており、そのような場合に従来のハンドドライヤーでは
散水が内部に侵入し、浸水により内部の温風ファン等の
電気部品に故障を生ずる場合が多いという問題点があっ
た。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、サービスエリア等のパ
ブリック的なトイレ内等に設置されても内部への浸水を
良好に防ぐことのできるハンドドライヤーを提供せんこ
とを目的とし、その要旨は、手乾燥用の温風を吹き出す
温風ファンを内部に備えトイレ等の壁面に設置されるハ
ンドドライヤーであって、前記壁面側に位置するハンド
ドライヤーの本体背面には、取付金具用孔,電源線用孔
等の開口孔が形成され、該開口孔の少なくとも上部には
該開口孔内への水の侵入を防ぐ前記壁面側へ突出したリ
ブが形成されていることである。
点に鑑み案出したものであって、サービスエリア等のパ
ブリック的なトイレ内等に設置されても内部への浸水を
良好に防ぐことのできるハンドドライヤーを提供せんこ
とを目的とし、その要旨は、手乾燥用の温風を吹き出す
温風ファンを内部に備えトイレ等の壁面に設置されるハ
ンドドライヤーであって、前記壁面側に位置するハンド
ドライヤーの本体背面には、取付金具用孔,電源線用孔
等の開口孔が形成され、該開口孔の少なくとも上部には
該開口孔内への水の侵入を防ぐ前記壁面側へ突出したリ
ブが形成されていることである。
【0004】
【作用】ハンドドライヤーの背面に形成されている取付
金具用孔,電源線用孔等の開口孔にはリブが形成されて
おり、壁面を伝わり取付金具用孔,電源線用孔等の開口
から内部に侵入しようとする水は、このリブに遮られて
下方へ流下され、開口孔内への水の侵入が良好に防がれ
て内部部品の故障を防ぐことができる。
金具用孔,電源線用孔等の開口孔にはリブが形成されて
おり、壁面を伝わり取付金具用孔,電源線用孔等の開口
から内部に侵入しようとする水は、このリブに遮られて
下方へ流下され、開口孔内への水の侵入が良好に防がれ
て内部部品の故障を防ぐことができる。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は前面カバーを外した状態のハンドドライヤ
ーの平面図であり、図2は側面構成図、また図3はハン
ドドライヤーの背面図であり、また図4はハンドドライ
ヤーを下側から見た底面図である。
する。図1は前面カバーを外した状態のハンドドライヤ
ーの平面図であり、図2は側面構成図、また図3はハン
ドドライヤーの背面図であり、また図4はハンドドライ
ヤーを下側から見た底面図である。
【0006】ハンドドライヤー1はその背面側が樹脂製
の背面板2で構成されており、この背面板2の前面に金
属製の前面カバー3が覆設一体化されており、内部には
温風を吹き出す温風ファン4が配設されており、温風フ
ァン4の下端の吹出口4a付近にはセンサーを取り付け
たセンサーフレーム7が配置されており、また、内部に
は端子台6及び制御基盤5が配置されたものとなってい
る。このハンドドライヤー1は前記背面板2の裏側に取
付金具8を嵌め込み、取付金具8はビス9を介しトイレ
等の壁面に固定させて取り付けられるものであり、取付
金具8は図16に示すような形状に形成されており、ビ
ス9を挿通するビス孔8c,8c,8c,8cを有しビ
ス9を介しトイレ等の壁面に固定される固設片8aと、
この固設片8aの下端に前方側へほぼ水平状に突出する
係止片8bを有するL字状に形成されたものであり、こ
の取付金具8の係止片8bにベースシャーシBの突出片
Baの下端が当接して係止されるものである。
の背面板2で構成されており、この背面板2の前面に金
属製の前面カバー3が覆設一体化されており、内部には
温風を吹き出す温風ファン4が配設されており、温風フ
ァン4の下端の吹出口4a付近にはセンサーを取り付け
たセンサーフレーム7が配置されており、また、内部に
は端子台6及び制御基盤5が配置されたものとなってい
る。このハンドドライヤー1は前記背面板2の裏側に取
付金具8を嵌め込み、取付金具8はビス9を介しトイレ
等の壁面に固定させて取り付けられるものであり、取付
金具8は図16に示すような形状に形成されており、ビ
ス9を挿通するビス孔8c,8c,8c,8cを有しビ
ス9を介しトイレ等の壁面に固定される固設片8aと、
この固設片8aの下端に前方側へほぼ水平状に突出する
係止片8bを有するL字状に形成されたものであり、こ
の取付金具8の係止片8bにベースシャーシBの突出片
Baの下端が当接して係止されるものである。
【0007】前記背面板2の詳細を図5〜図12におい
て述べると、図5は背面板2の表側の平面図であり、図
6は背面板2の裏側の平面図であり、また図11は背面
板2の表側を上方から見た斜視図であり、また図12は
背面板2の裏側を下方から見た斜視図である。図におい
て、背面板2の外周側の側部と下部には多数の吸気孔2
a,2a,2aが形成されており、この吸気孔2a,2
a,2aは図9において図6のC−C断面で示すよう
に、前面側から裏面側に向かって下傾した傾斜状に形成
されており、裏面側から侵入する水が前面側へ流入しな
い傾斜形状に形成されている。
て述べると、図5は背面板2の表側の平面図であり、図
6は背面板2の裏側の平面図であり、また図11は背面
板2の表側を上方から見た斜視図であり、また図12は
背面板2の裏側を下方から見た斜視図である。図におい
て、背面板2の外周側の側部と下部には多数の吸気孔2
a,2a,2aが形成されており、この吸気孔2a,2
a,2aは図9において図6のC−C断面で示すよう
に、前面側から裏面側に向かって下傾した傾斜状に形成
されており、裏面側から侵入する水が前面側へ流入しな
い傾斜形状に形成されている。
【0008】図6の裏面図において、この吸気孔2a,
2a,2aの内側には裏面側へ突出する方形状の当接突
枠2dが形成されており、この当接突枠2dがトイレ等
の壁面に当接状に設置されるものである。この当接突枠
2dの内側には前記取付金具8と係合する取付金具を差
し込むための取付金具用孔21,21が一対形成されて
おり、一方の取付金具用孔21の上部にはビス用孔2
3,23が形成されている。この取付金具用孔21及び
ビス用孔23の外周を囲むように裏面側へ突出状に逆U
字状にリブ22,22が形成されており、このリブ2
2,22を突出形成させたために、トイレ等の壁面を伝
わって流れ落ちる散水はリブ22に沿って下方側へ流下
されることとなり、取付金具用孔21及びビス用孔23
内に水が侵入することが良好に防がれるものである。
2a,2aの内側には裏面側へ突出する方形状の当接突
枠2dが形成されており、この当接突枠2dがトイレ等
の壁面に当接状に設置されるものである。この当接突枠
2dの内側には前記取付金具8と係合する取付金具を差
し込むための取付金具用孔21,21が一対形成されて
おり、一方の取付金具用孔21の上部にはビス用孔2
3,23が形成されている。この取付金具用孔21及び
ビス用孔23の外周を囲むように裏面側へ突出状に逆U
字状にリブ22,22が形成されており、このリブ2
2,22を突出形成させたために、トイレ等の壁面を伝
わって流れ落ちる散水はリブ22に沿って下方側へ流下
されることとなり、取付金具用孔21及びビス用孔23
内に水が侵入することが良好に防がれるものである。
【0009】また、一対の逆U字状リブ22,22の下
部中央部には前面側へ凹み状に凹部24が形成されてい
る。即ち、図7のA−A線断面図で示すように、この凹
部24の裏面には前記取付金具8の係止片8bが当接状
に配置されるものであるが、この凹部24の部分では係
止片8bとの間に図2に示すように隙間が形成されるこ
ととなり、従って上方から流下する水が取付金具8の係
止片8b上に溜まった場合にも、この凹部24から水は
下方へ逃げることができ、水を良好に下方側へ排水する
ことができる。
部中央部には前面側へ凹み状に凹部24が形成されてい
る。即ち、図7のA−A線断面図で示すように、この凹
部24の裏面には前記取付金具8の係止片8bが当接状
に配置されるものであるが、この凹部24の部分では係
止片8bとの間に図2に示すように隙間が形成されるこ
ととなり、従って上方から流下する水が取付金具8の係
止片8b上に溜まった場合にも、この凹部24から水は
下方へ逃げることができ、水を良好に下方側へ排水する
ことができる。
【0010】また、この凹部24の下方には一対の水逃
がし受口25,25が形成されている。この水逃がし受
口25は図8において図6のB−B線断面図で示すよう
に、前面側へ突出状に形成されたものであり、その上端
は、背面板2の表側へその上面が開口された上面開口2
5aを形成しており、上面開口25aから裏側へ下傾状
に傾斜面25bが形成されており、ベースシャーシBと
取付金具用孔21の隙間から背面板2の表側、即ちハン
ドドライヤー1の内部に侵入した水をこの水逃がし受口
25の上面開口25aで受け止めて傾斜面25bに沿っ
て裏側へ排出できるように構成されたものである。
がし受口25,25が形成されている。この水逃がし受
口25は図8において図6のB−B線断面図で示すよう
に、前面側へ突出状に形成されたものであり、その上端
は、背面板2の表側へその上面が開口された上面開口2
5aを形成しており、上面開口25aから裏側へ下傾状
に傾斜面25bが形成されており、ベースシャーシBと
取付金具用孔21の隙間から背面板2の表側、即ちハン
ドドライヤー1の内部に侵入した水をこの水逃がし受口
25の上面開口25aで受け止めて傾斜面25bに沿っ
て裏側へ排出できるように構成されたものである。
【0011】さらに、この水逃がし受口25の一方側の
下方には電源引込用孔26が形成されており、この電源
引込用孔26の下部にはV字状に凹んだV溝27が形成
され、このV溝27を介し水を下方側へ良好に流下させ
るように構成されている。この電源引込用孔26には表
側へ突出状に図8で示すように電源引込用筒部28が一
体形成されており、この電源引込用筒部28の前端は上
傾した傾斜部29bに形成され、傾斜部29bの上面側
は開口した上面開口29aを形成しており、この傾斜部
29bと上面開口29aで受口29が形成されている。
下方には電源引込用孔26が形成されており、この電源
引込用孔26の下部にはV字状に凹んだV溝27が形成
され、このV溝27を介し水を下方側へ良好に流下させ
るように構成されている。この電源引込用孔26には表
側へ突出状に図8で示すように電源引込用筒部28が一
体形成されており、この電源引込用筒部28の前端は上
傾した傾斜部29bに形成され、傾斜部29bの上面側
は開口した上面開口29aを形成しており、この傾斜部
29bと上面開口29aで受口29が形成されている。
【0012】従って、電源引込用孔26内への水の侵入
は前記V溝27により防がれるとともに、内部に侵入し
た水は受口29により受けられて傾斜部29bを介し外
部に排出することができる。なお、この電源引込用孔2
6には裏側より電源線が挿入されるものであり、電源線
は傾斜部29bに沿って良好に挿入される。
は前記V溝27により防がれるとともに、内部に侵入し
た水は受口29により受けられて傾斜部29bを介し外
部に排出することができる。なお、この電源引込用孔2
6には裏側より電源線が挿入されるものであり、電源線
は傾斜部29bに沿って良好に挿入される。
【0013】なお、図5の表側からの平面図に示すよう
に、前記電源引込用筒部28の下部の背面板2の表側下
端中央にはフレーム載置部2bが形成されており、この
フレーム載置部2b上にセンサーフレーム7を設置でき
るものとなっており、フレーム載置部2bにはセンサー
フレーム7を固定するためのビス孔2cが形成されてい
る。
に、前記電源引込用筒部28の下部の背面板2の表側下
端中央にはフレーム載置部2bが形成されており、この
フレーム載置部2b上にセンサーフレーム7を設置でき
るものとなっており、フレーム載置部2bにはセンサー
フレーム7を固定するためのビス孔2cが形成されてい
る。
【0014】また、図5に示すように背面板2の表側の
吸気孔2aの内側に枠状に形成された仕切り突部2f上
のDで示す部分には、さらに表側に突出した突起30が
一体形成されており、この突起30は図10に拡大して
示すように、その上端部が外側、即ち吸気孔2a側に下
傾した傾斜部30aを形成しており、この傾斜部30a
を介し、内部に侵入しようとする水を良好に外側へ排出
できるように構成されている。なお、この突起30上に
は、法で定められたアース表示30bが刻字されてお
り、さらにその下方にはアース位置を示す矢印30cが
刻字されている。この矢印30cの示す位置、即ち前記
突起30の内側下部には表側へ突出して複数の端子台取
付ピン2eが突出形成されており、この端子台取付ピン
2e上に、前記電源引込用筒部28を介し内部に引き込
まれた電源線を接続する端子台6を取り付けることがで
きるように構成されている。
吸気孔2aの内側に枠状に形成された仕切り突部2f上
のDで示す部分には、さらに表側に突出した突起30が
一体形成されており、この突起30は図10に拡大して
示すように、その上端部が外側、即ち吸気孔2a側に下
傾した傾斜部30aを形成しており、この傾斜部30a
を介し、内部に侵入しようとする水を良好に外側へ排出
できるように構成されている。なお、この突起30上に
は、法で定められたアース表示30bが刻字されてお
り、さらにその下方にはアース位置を示す矢印30cが
刻字されている。この矢印30cの示す位置、即ち前記
突起30の内側下部には表側へ突出して複数の端子台取
付ピン2eが突出形成されており、この端子台取付ピン
2e上に、前記電源引込用筒部28を介し内部に引き込
まれた電源線を接続する端子台6を取り付けることがで
きるように構成されている。
【0015】なお、前記リブ22は背面板2に形成され
る各種開口孔の外周に突出形成させて、開口孔内への裏
側からの水の侵入を防ぐように構成することもでき、ま
た、前記突起30は仕切り突部2fの全周に亘って複数
形成させて、傾斜部30aを介し外部に水を排出できる
構成とすることもできる。
る各種開口孔の外周に突出形成させて、開口孔内への裏
側からの水の侵入を防ぐように構成することもでき、ま
た、前記突起30は仕切り突部2fの全周に亘って複数
形成させて、傾斜部30aを介し外部に水を排出できる
構成とすることもできる。
【0016】このように本例においては、吸気孔2aを
傾斜状に形成して裏側からの水の侵入を防ぐことがで
き、また、リブ22により開口孔内への裏側からの水の
侵入を良好に防ぐことができ、さらにV溝27により良
好に水を下方へ流下させて開口孔内への侵入を防ぐこと
ができ、さらに内側に侵入した水は水逃がし受口25を
介し良好に裏側へ排出させることができ、さらに凹部2
4により水の下方側への流出を良好化させ、極力水の内
部への侵入を防いだ構造であり、従来のものに比べて内
部への水の侵入が極めて少なくなり、内部の温風ファン
4,制御基盤5等の電気部品への水の悪影響を排除し
て、これら部品の故障の発生を良好に防ぐことができる
構造となっている。なお、前記V溝27はあらゆる開口
の下部に形成させたものであっても良い。
傾斜状に形成して裏側からの水の侵入を防ぐことがで
き、また、リブ22により開口孔内への裏側からの水の
侵入を良好に防ぐことができ、さらにV溝27により良
好に水を下方へ流下させて開口孔内への侵入を防ぐこと
ができ、さらに内側に侵入した水は水逃がし受口25を
介し良好に裏側へ排出させることができ、さらに凹部2
4により水の下方側への流出を良好化させ、極力水の内
部への侵入を防いだ構造であり、従来のものに比べて内
部への水の侵入が極めて少なくなり、内部の温風ファン
4,制御基盤5等の電気部品への水の悪影響を排除し
て、これら部品の故障の発生を良好に防ぐことができる
構造となっている。なお、前記V溝27はあらゆる開口
の下部に形成させたものであっても良い。
【0017】なお、図17に示すように、背面に突出し
た背面突出部40aを有するハンドドライヤー40にお
いては、前記凹部24に代えて、取付金具8の下端の係
止片8bが当接する一部に切欠状に水逃がし凹部24を
形成させ、この水逃がし凹部24を介し係止片8b上に
溜まる水を良好に下方へ流下させる構造としておくこと
ができる。
た背面突出部40aを有するハンドドライヤー40にお
いては、前記凹部24に代えて、取付金具8の下端の係
止片8bが当接する一部に切欠状に水逃がし凹部24を
形成させ、この水逃がし凹部24を介し係止片8b上に
溜まる水を良好に下方へ流下させる構造としておくこと
ができる。
【0018】次に、図14には前記背面板2のフレーム
載置部2b上に載置されるセンサーフレーム7の取付状
態の斜視図を示す。即ち、センサーフレーム7は、前記
フレーム載置部2b上に当接状に載置される底片7aを
有し、この底片7aにはビス孔7bが形成されており、
底片7aの両側に上方へ立ち上げて側片7c,7cが一
体形成されており、この一対の側片7c,7cの上端に
はさらに上方に突出する位置決め用爪片7d,7dが一
体形成されており、爪片7d,7dの下方には赤外線手
検知センサー11を裏側から取り付けるための楕円形の
センサー用孔7fが形成されており、このセンサー用孔
7fの前面に方形状に凹んだ嵌込み凹部7gが形成され
ており、この嵌込み凹部7gの両側部には前方側へ突出
して突起7h,7hが一体形成されている。このセンサ
ー用孔7fの下部には温度センサー10を取り付けるた
めの取付筒部7eが一体形成されている。
載置部2b上に載置されるセンサーフレーム7の取付状
態の斜視図を示す。即ち、センサーフレーム7は、前記
フレーム載置部2b上に当接状に載置される底片7aを
有し、この底片7aにはビス孔7bが形成されており、
底片7aの両側に上方へ立ち上げて側片7c,7cが一
体形成されており、この一対の側片7c,7cの上端に
はさらに上方に突出する位置決め用爪片7d,7dが一
体形成されており、爪片7d,7dの下方には赤外線手
検知センサー11を裏側から取り付けるための楕円形の
センサー用孔7fが形成されており、このセンサー用孔
7fの前面に方形状に凹んだ嵌込み凹部7gが形成され
ており、この嵌込み凹部7gの両側部には前方側へ突出
して突起7h,7hが一体形成されている。このセンサ
ー用孔7fの下部には温度センサー10を取り付けるた
めの取付筒部7eが一体形成されている。
【0019】前記センサー用孔7fの裏側には、発光素
子と受光素子を備えた赤外線センサー11が取り付けら
れるものであり、さらにセンサー用孔7fの前面には板
状フィルター12が前記嵌込み凹部7g内に嵌め込み状
に取り付けられるものである。この板状フィルター12
は、可視光を遮断し赤外線センサー11の前面を覆蓋し
て見栄え性を向上させるためのものであり、この板状フ
ィルター12は、先ず嵌込み凹部7g内に嵌め込まれ、
その後に、前記突起7h,7hをハンダゴテ等で加熱し
て押圧することにより突起7h,7hを潰して、板状フ
ィルター12の側部を潰した部分で係止させることがで
き、突起7h,7hを介し板状フィルター12は嵌込み
凹部7g内に固定状に取り付けられるものである。即
ち、センサーフレーム7は前記背面板2とは別個独立で
ABS等の熱可塑性樹脂で形成しておくことができる。
子と受光素子を備えた赤外線センサー11が取り付けら
れるものであり、さらにセンサー用孔7fの前面には板
状フィルター12が前記嵌込み凹部7g内に嵌め込み状
に取り付けられるものである。この板状フィルター12
は、可視光を遮断し赤外線センサー11の前面を覆蓋し
て見栄え性を向上させるためのものであり、この板状フ
ィルター12は、先ず嵌込み凹部7g内に嵌め込まれ、
その後に、前記突起7h,7hをハンダゴテ等で加熱し
て押圧することにより突起7h,7hを潰して、板状フ
ィルター12の側部を潰した部分で係止させることがで
き、突起7h,7hを介し板状フィルター12は嵌込み
凹部7g内に固定状に取り付けられるものである。即
ち、センサーフレーム7は前記背面板2とは別個独立で
ABS等の熱可塑性樹脂で形成しておくことができる。
【0020】なお、前記温度センサー取付筒部7eの裏
側には温度センサー10が取り付けられ、この温度セン
サー10は下方に差し出された手の温度を検知して吹出
口4a内に設けられるヒーターの温度を制御するもので
ある。なお、温風ファン4の吹出口4aは、センサーフ
レーム7の前記上方に突出した一対の位置決め用爪片7
d,7d間に嵌め込んで固定させることができ、センサ
ーフレーム7を前記フレーム載置部2bに固定した状態
では位置決め用爪片7d,7dの位置も固定され、この
一対の位置決め用爪片7d,7d内に吹出口4aを嵌め
込むことにより、温風ファン4の吹出口4aの位置決め
を良好に行うことができ、温風ファン4の取付時等の位
置決めが正確かつ容易となる。
側には温度センサー10が取り付けられ、この温度セン
サー10は下方に差し出された手の温度を検知して吹出
口4a内に設けられるヒーターの温度を制御するもので
ある。なお、温風ファン4の吹出口4aは、センサーフ
レーム7の前記上方に突出した一対の位置決め用爪片7
d,7d間に嵌め込んで固定させることができ、センサ
ーフレーム7を前記フレーム載置部2bに固定した状態
では位置決め用爪片7d,7dの位置も固定され、この
一対の位置決め用爪片7d,7d内に吹出口4aを嵌め
込むことにより、温風ファン4の吹出口4aの位置決め
を良好に行うことができ、温風ファン4の取付時等の位
置決めが正確かつ容易となる。
【0021】このセンサーフレーム7は前記前面カバー
3により覆蓋されるものであるが、前面カバー3の下部
には図4及び図13に示すように、センサーフレーム7
の整合する位置に開口3aが形成されており、この開口
3aには格子3bが一体形成されたものとなっている。
従って、この格子3bにより前記赤外線センサー11及
び温度センサー10の下部が覆蓋されることとなる。こ
の格子3bの間隔は、子供等の指が入らない程度の間隔
であり、しかも赤外線センサー11からの投光及び手か
らの反射光が良好に通過し、検知に影響が出ないような
格子間隔に形成されており、例えば格子間隔は7mm程度
に設定されている。
3により覆蓋されるものであるが、前面カバー3の下部
には図4及び図13に示すように、センサーフレーム7
の整合する位置に開口3aが形成されており、この開口
3aには格子3bが一体形成されたものとなっている。
従って、この格子3bにより前記赤外線センサー11及
び温度センサー10の下部が覆蓋されることとなる。こ
の格子3bの間隔は、子供等の指が入らない程度の間隔
であり、しかも赤外線センサー11からの投光及び手か
らの反射光が良好に通過し、検知に影響が出ないような
格子間隔に形成されており、例えば格子間隔は7mm程度
に設定されている。
【0022】即ち、本例の赤外線センサー11は図15
に示すように、下方へピンスポット光Pを投射できるよ
うに集光レンズを用いたものであり、格子3b間を通過
させて良好に下方ヘ赤外線を発することができるように
構成されている。また前記制御基盤5内にはセンサーオ
フディレイタイマーが備えられており、ピンスポット光
Pの場合には検知エリアが狭いために、手が検知エリア
から外れた場合に直ちに温風ファン4が停止状態となら
ないように、センサーオフディレイタイマーにより例え
ば1.5秒以上手が検知エリアから離れない限り温風フ
ァン4の運転を継続できるように構成されている。
に示すように、下方へピンスポット光Pを投射できるよ
うに集光レンズを用いたものであり、格子3b間を通過
させて良好に下方ヘ赤外線を発することができるように
構成されている。また前記制御基盤5内にはセンサーオ
フディレイタイマーが備えられており、ピンスポット光
Pの場合には検知エリアが狭いために、手が検知エリア
から外れた場合に直ちに温風ファン4が停止状態となら
ないように、センサーオフディレイタイマーにより例え
ば1.5秒以上手が検知エリアから離れない限り温風フ
ァン4の運転を継続できるように構成されている。
【0023】このようにセンサー11,10を格子3b
で覆蓋したために、特にサービスエリア等の不特定多数
人の出入りするトイレ内等では、従来、センサー部に悪
戯等でガムを付着させたり傷を付けたりする者があった
が、それらの悪戯を良好に防ぐことができ、センサー1
1,10の機能を良好に持続させることができるもので
ある。
で覆蓋したために、特にサービスエリア等の不特定多数
人の出入りするトイレ内等では、従来、センサー部に悪
戯等でガムを付着させたり傷を付けたりする者があった
が、それらの悪戯を良好に防ぐことができ、センサー1
1,10の機能を良好に持続させることができるもので
ある。
【0024】
【発明の効果】本発明は、手乾燥用の温風を吹き出す温
風ファンを内部に備えトイレ等の壁面に設置されるハン
ドドライヤーであって、前記壁面側に位置するハンドド
ライヤーの本体背面には、取付金具用孔,電源線用孔等
の開口孔が形成され、該開口孔の少なくとも上部には該
開口孔内への水の侵入を防ぐ前記壁面側へ突出したリブ
が形成されていることにより、トイレの壁面を散水によ
り掃除する場合等において、壁面を伝わり流下する水は
リブにより遮られてハンドドライヤーの裏側の開口孔内
に侵入することが良好に防がれ、ハンドドライヤー内に
は水が侵入することがなく、内部の電気部品が水の影響
により故障等を生ずることがない。
風ファンを内部に備えトイレ等の壁面に設置されるハン
ドドライヤーであって、前記壁面側に位置するハンドド
ライヤーの本体背面には、取付金具用孔,電源線用孔等
の開口孔が形成され、該開口孔の少なくとも上部には該
開口孔内への水の侵入を防ぐ前記壁面側へ突出したリブ
が形成されていることにより、トイレの壁面を散水によ
り掃除する場合等において、壁面を伝わり流下する水は
リブにより遮られてハンドドライヤーの裏側の開口孔内
に侵入することが良好に防がれ、ハンドドライヤー内に
は水が侵入することがなく、内部の電気部品が水の影響
により故障等を生ずることがない。
【図1】ハンドドライヤーの前面カバーを外した状態の
平面構成図である。
平面構成図である。
【図2】図1の側面構成図である。
【図3】ハンドドライヤーの裏側からの背面図である。
【図4】ハンドドライヤーを下方から見た底面図であ
る。
る。
【図5】ハンドドライヤーの背面板の表側平面図であ
る。
る。
【図6】背面板の裏側からの平面図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】図6のB−B線断面図である。
【図9】図6のC−C線断面図である。
【図10】図5のD部拡大図である。
【図11】背面板の表側を上方から見た斜視図である。
【図12】背面板の裏側を下方から見た斜視図である。
【図13】前面カバーの下部部分の斜視図である。
【図14】センサーフレームの取付状態の斜視構成図で
ある。
ある。
【図15】赤外線センサーから投射されるピンスポット
光の概略構成図である。
光の概略構成図である。
【図16】取付金具の斜視図である。
【図17】ハンドドライヤーの変形例の取付状態の側面
概略構成図である。
概略構成図である。
1 ハンドドライヤー 2 背面板 2a 吸気孔 2b フレーム載置部 2d 当接突枠 2f 仕切り突部 3 前面カバー 3b 格子 4 温風ファン 4a 吹出口 5 制御基盤 6 端子台 7 センサーフレーム 7d 位置決め用爪片 7f センサー用孔 7g 嵌込み凹部 7h 突起 8 取付金具 8b 係止片 10 温度センサー 11 赤外線センサー 12 板状フィルター 21 取付金具用孔 22 リブ 23 ビス用孔 24 凹部 25 水逃がし受口 25a 上面開口 25b 傾斜面 26 電源引込用孔 27 V溝 28 電源引込用筒部 29 受口 29a 上面開口 29b 傾斜部 30 突起 30a 水切り傾斜部 30b アース表示
Claims (1)
- 【請求項1】 手乾燥用の温風を吹き出す温風ファン4
を内部に備えトイレ等の壁面に設置されるハンドドライ
ヤー1であって、前記壁面側に位置するハンドドライヤ
ーの本体背面2には、取付金具用孔21,電源線用孔2
6等の開口孔が形成され、該開口孔の少なくとも上部に
は該開口孔内への水の侵入を防ぐ前記壁面側へ突出した
リブ22が形成されていることを特徴とするハンドドラ
イヤー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28766393A JP2779475B2 (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | ハンドドライヤー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28766393A JP2779475B2 (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | ハンドドライヤー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07116077A JPH07116077A (ja) | 1995-05-09 |
JP2779475B2 true JP2779475B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=17720122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28766393A Expired - Fee Related JP2779475B2 (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | ハンドドライヤー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2779475B2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-21 JP JP28766393A patent/JP2779475B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07116077A (ja) | 1995-05-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |