JPH053114Y2 - - Google Patents

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JPH053114Y2
JPH053114Y2 JP11362386U JP11362386U JPH053114Y2 JP H053114 Y2 JPH053114 Y2 JP H053114Y2 JP 11362386 U JP11362386 U JP 11362386U JP 11362386 U JP11362386 U JP 11362386U JP H053114 Y2 JPH053114 Y2 JP H053114Y2
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soap
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は石けん液と手洗水を吐出して手の洗浄
を行う手洗機に関する。
<従来の技術> 従来、この種の手洗機として、例えば第7図に
示す実開昭50−60243号公報のものがある。
この第7図のものについて説明すると、石けん
液容器101及び洗浄水容器102をケーシング
103内に収容して手洗機104の上方に配設
し、感知部105による使用者の感知に基づいて
石けん液容器101と洗浄水容器102の下流側
に夫々設けた供給部106,107を電気的に作
動させることにより、石けん液と手洗水を所定順
序で断続的に吐出させるものである。
しかし、第7図のものは石けん液容器101内
に石けん液を補給すると、注入された石けん液が
石けん液容器101内に貯留された石けん液の表
面を叩いて空気が混入されるため、その液面が見
え難くなりつい石けん液を注入し過ぎて溢れさせ
るという不都合があつた。
<考案が解決しようとする問題点> 本考案が解決しようとする問題点は、石けん液
補給時の泡立ちを防止することである。
<問題点を解決するための手段> 上記問題点を解決するために本考案が講ずる技
術的手段は、手洗器内に石けん液を吐出する石け
ん液吐出装置と、手洗水を吐出する手洗水吐出装
置とを備えた手洗機において、上記石けん液吐出
装置の石けん液容器の注ぎ口に注入漏斗を設け、
該注入漏斗の先端部を石けん液容器の内側面に向
けて弯曲させたことを特徴とするものである。
<作用> 本考案の作用は注入漏斗に注入した石けん液を
弯曲した先端部から石けん液容器の内側面に沿う
ように流下させることにより、貯留される石けん
液内への空気の混入を極力抑えるものである。
<実施例> 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
この実施例は第1図で示す如く、手洗器1を、
石けん液吐出装置2及び手洗水吐出装置6と共に
ケーシング3内に収めたものであり、更にボール
洗浄装置7及び乾燥装置8をも該ケーシング3内
に備えている。
手洗器1は陶磁器や合成樹脂等により略すり鉢
状に形成して内部にボール部1aを形成すると共
に、その上面から前面中途部に亙つて斜め上向き
に開口し、底面には排水口(図示せず)を開穿し
てこれに排水管1bを接続する。
ケーシング3はその前面部に手洗器1のボール
部1aを開口に対応して手差し込み用の開口部3
aを開設し、該開口部3aはボール部1aの開口
より小さく、その開口縁には内方へ折曲されて通
水リム1c内側に延び、ケーシング3と手洗器1
との隙間を隠す筒状部3bが形成される。
石けん液吐出装置2は石けん液容器2aと、こ
の容器2aの下流側に接続した石けん液供給管2
bと、該石けん液供給管2bの中途部に設けた電
磁ポンプや電磁弁等の供給部2cと、石けん液供
給管2b先端にボール部1a内へ臨むように取付
けた石けん液吐出ノズル2dからなり、上記供給
部2cの作動によつて石けん液を石けん液容器2
aから石けん液吐出ノズル2dに送り、これを該
ノズル2dから吐出して手洗用に供するものあ
る。
図示例では上記供給部2cを電磁ポンプで構成
し、該電磁ポンプ2cは後述する感知部9による
使用者の感知或いは操作パネル5の石けん用スイ
ツチ5bの押動に基づいて作動開始信号を制御部
4に出力することにより、所定時間例えば1〜2
秒間作動させるようになつている。
石けん液容器2aは合成樹脂等により箱状又は
円筒状に形成された中空体で、上記ケーシング3
内に手洗器1の上方に位置して略水平状に設けた
取着プレート3cの上面に載置固定し、その上面
に開設した注ぎ口2a1に注入漏斗2a2を設けると
共に、下面に開設した流出口2a3には石けん液供
給管2bを接続する。
注ぎ口2a1は前記ケーシング3の上面に開設し
た点検口3dの下方に配置され、本実施例では点
検口3dを開閉自在な蓋3eにより被蓋すると共
に、注ぎ口2a1の周縁を下方へ延長して漏斗状に
形成しその先端に注入漏斗2a2を固着している。
注入漏斗2a2は合成樹脂等により成型され、そ
の上部2a21を円筒状に形成してその内周面に網
状に形成したストレーナー2a4を着脱自在に装着
すると共に、中間部2a22を下方へ向うに従つて
漸次小径となるように形成する。
また、注入漏斗2a2の下部2a23は石けん液容
器2aの内側面2a′に向けて弯曲し、その先端開
口を内側面2a′に近接させる。
而して、斯る手洗機はケーシング3の蓋3dを
開いて点検口3cを開口させ、石けん液容器2a
の注ぎ口2a1から石けん液を補給すれば、先ずス
トレーナー2a4にて石けん液内に混入するゴミ等
の異物を除去し、漏斗状の中間部2a22及び弯曲
した下部2a23を経て石けん液容器2aの内側面
2a′に向つて吐出され、石けん液はそのまま内側
面2a′に沿つて流下し徐々に液面が上昇する。
この時、内側面2a′に沿つて流下する石けん液
は石けん液容器2a内に貯留される石けん液の表
面を叩くことなく貯留される。
更に、石けん液容器2aの側面上部にはオーバ
ーフロー管2a5を接続し、石けん液容器2aの内
部には水位検知器2eを設ける。
水位検知器2eは石けん液の水位の昇降に伴つ
て上下方向へ移動する浮子2e1と、この浮子2e1
の上下移動に伴つてON・OFFに切替わるスイツ
チ2e2とからなり、該スイツチ2e2は制御部4を
介して上記ケーシング3の前面に配備される操作
パネル5に設けた警告ランプ5aに電気的に連絡
する。
本実施例では浮子2e1が縦長の中空棒状に形成
され、その上部を石けん液容器2aの上面に開穿
した通孔2a6内に上下移動自在に挿通させると共
に、上端には板状の遮蔽部分2e11を突設し、該
遮蔽部分2e11がスイツチ2e2を構成する光電セ
ンサーの投光素子と受光素子との間に位置してい
る。
投光素子及び受光素子は石けん液容器2aの上
面に突設した平面コの字型のスイツチ取付台2
e21に夫々対向して配備され、通常石けん液容器
2a内に石けん液が充分に入つている状態では投
光素子から投光した赤外線が遮蔽部分2e11によ
り遮断されて受光素子に受光せず制御部4へ信号
を出力しないが、石けん液容器2a内の石けん液
の水位が下降して設定水位置に達した場合には遮
蔽部分2e11が下方へ移動し投光素子からの赤外
線を受光素子が受光して制御部4へ信号を出力す
るようになつている。
制御部4は上記電磁ポンプ2c、水位検知器2
eのスイツチ2e2及び操作パネル5に設けた警告
ランプ5aに夫々電気的に連絡すると共に、電源
とも電気的に連絡しスイツチ2e2からの信号によ
り警告ランプ5a及び電磁ポンプ2cへの通電を
ON・OFF制御している。
従つて、警告ランプ5aが点灯してからは、石
けん液容器2aより石けん液が所定量しか吐出せ
ず、該所定量を石けん液容器2a内が完全な空状
態にならないように設定すれば、石けん液の固化
による電磁ポンプ2cの作動不良を防止できる。
また、その後使用者が警告ランプ5aに気付き
石けん液容器2a内に石けん液を補給すれば、水
位検知器2eからの信号の出力がなくなり警告ラ
ンプ5aは消灯する。
一方、手洗水吐出装置6は給水源に連絡する手
洗水供給管6aと、この手洗い水供給管6aの中
途部に設けた電磁フラツシユバルブ6b及び加熱
タンク6cと、手洗水供給管6a先端にボール部
1a内へ臨むように取付けた手洗い水吐出ノズル
6dとからなり、上記電磁フラツシユバルブ6b
の作動によつて加熱タンク6c内に貯溜された湯
を押し出し手洗水吐出ノズル6dからシヤワー状
に吐出して手洗用に供するものである。
ボール洗浄装置7は、手洗器1のボール部1a
開口内周面に環状に形成した通水リム1cに給水
する洗浄水供給管7aと、この洗浄水供給管7a
の中途部に設けた電磁フラツシユバルブ7bのと
からなり、上記フラツシユバルブ7bの作動によ
つて通水リム1cの底面に多数開穿した流水孔1
d…からボール部1a内面に洗浄水を流して洗浄
するものである。
乾燥装置8は加熱ヒーター8a及び送風フアン
8bを内装した温風発生機8cと、この温風発生
機8cの出口に接続した送風管8dと、この送風
管8d先端にボール部1a内へ臨むように取付け
た温風吹き出しノズル8eとからなり、上記加熱
ヒーター8a及び送風フアン8bの作動によつて
温風吹き出しノズル8eから温風を吹き出して手
洗後の漏れた手の乾燥に供するものである。
上述した各装置、即ち石けん液吐出装置2、手
洗水吐出装置6、ボール洗浄装置7及び乾燥装置
8は感知部9の使用者感知に基づいてその作動を
制御部4により電気的に制御される。
感知部9は光電センサーからなり、前記取着プ
レート3cか又はケーシング3に開設した開口部
3a口縁に沿つてボール部1a内方に折曲形成さ
れた筒状部3bに、その投射光線が開口部3aを
横断し、手洗いのために開口部3aからボール部
1a内に挿入される手を感知し得るように取付け
られている。
更に制御部4は上記石けん液吐出装置2の電気
ポンプ2c、手洗水吐出装置6の電磁フラツシユ
バルブ6b、ボール洗浄装置7の電磁フラツシユ
バルブ7b、乾燥装置8の加熱ヒーター8aと送
風フアン8b及び感知部9に夫々電気的に連絡
し、感知部9の感知信号に基づいて所定の信号を
発生し、上記夫々を自動的に作動せしめて手洗い
及び乾燥を行う。
また、手洗い及び乾燥を所望時間行うためには
各装置の作動を手動制御することが必要であり、
本実施例ではその手動制御を操作パネル5におい
てスイツチ操作により行うようにしてある。
操作パネル5はケーシング3において手洗器1
の上方位置に設けられ、第5図に示す如く押しボ
タンスイツチからなる石けん用スイツチ5b、洗
浄用スイツチ5c及び乾燥用スイツチ5dとその
入力状態を示す発光ダイオード5e,5f,5
g,,5hと、同じく押しボタンスイツチからな
る停止用スイツチ5iと、制御が自動であるか手
動であるかの表示とその実行を示す発光ダイオー
ド5j,5kとが設けられ、制御部4に電気的に
接続されている。
次に、第6図に示すものは他の実施例であり、
このものは手洗器1の後部上面に、感知部9によ
る使用者感知に基づいてその作動を制御部4によ
り電気的に制御される石けん液吐出装置2と手洗
吐出装置6を設け、該石けん液吐出装置2の石け
ん液容器2aを手洗水吐出装置6の電磁弁6e及
び制御部4が収められるケーシング3内に配備す
ると共に、石けん液吐出ノズル2dを手洗水吐出
ノズル6dと並設し、更に上記ケーシング3の前
面に警告ランプ5aを設けたものである。
<考案の効果> 本考案は上記の構成であるから、以下の利点を
有する。
注入漏斗に注入した石けん液を弯曲した先端
部から石けん液容器の内側面に沿うように流下
させることにより、貯留された石けん液内への
空気の混入を極力抑えたので、石けん液補給時
の泡立ちを完全に防止でき、その液面が見え難
くなることがない。
従つて、石けん液を石けん液容器に注入し過
ぎて溢れさせるような無駄がなく経済的であ
る。
石けん液容器に石けん液の残量を検知する浮
子を上下移動自在に配設した場合には泡が浮子
に付着して固化することにより生じる浮子の作
動不良も防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す手洗機の縦断
面図、第2図は同平面図で一部切欠して示し、第
3図は第2図の−線に沿える断面図、第4図
は石けん液吐出装置の給水系統を示す拡大断面
図、第5図は手動制御用操作パネルの拡大正面
図、第6図は他の実施例を示す手洗機の一部切欠
正面図、第7図は従来の手洗機の一例を示す一部
切欠正面図である。 1……手洗器、2……石けん液吐出装置、2a
……石けん液容器、2a′……内側面、2a1……注
ぎ口、2e2……注入漏斗、6……手洗水吐出装
置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 手洗器内に石けん液を吐出する石けん液吐出装
    置と、手洗水を吐出する手洗水吐出装置とを備え
    た手洗機において、上記石けん液吐出装置の石け
    ん液容器の注ぎ口に注入漏斗を設け、該注入漏斗
    の先端部を石けん液容器の内側面に向けて弯曲さ
    せたことを特徴とする手洗機。
JP11362386U 1986-07-23 1986-07-23 Expired - Lifetime JPH053114Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11362386U JPH053114Y2 (ja) 1986-07-23 1986-07-23

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11362386U JPH053114Y2 (ja) 1986-07-23 1986-07-23

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JPS6319381U JPS6319381U (ja) 1988-02-08
JPH053114Y2 true JPH053114Y2 (ja) 1993-01-26

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JPH0626238Y2 (ja) * 1988-03-15 1994-07-20 東陶機器株式会社 石けん液タンク
JP4721173B2 (ja) * 2001-04-19 2011-07-13 Toto株式会社 手洗装置
JP4622993B2 (ja) * 2006-11-17 2011-02-02 Toto株式会社 洗面化粧台
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