JP2000035927A - 電子メール通信機能付き通信端末装置 - Google Patents

電子メール通信機能付き通信端末装置

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JP2000035927A
JP2000035927A JP20512898A JP20512898A JP2000035927A JP 2000035927 A JP2000035927 A JP 2000035927A JP 20512898 A JP20512898 A JP 20512898A JP 20512898 A JP20512898 A JP 20512898A JP 2000035927 A JP2000035927 A JP 2000035927A
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JP20512898A
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Yoshifumi Tanimoto
好史 谷本
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信した電子メールが受信側で再生できない
場合、その旨を送信側で知ることができる通信端末装置
を提供する。 【解決手段】 処理部2は、通信部1を介して電子メー
ルの送受信を行う。受信した電子メールの内容が再生で
きない場合には、再生できない旨の情報と、この通信端
末装置の受信能力に関する受信機能情報と、受信した電
子メールの内容とからなる返信メールを、受信した電子
メールの送信元に対して返送する。これにより送信元で
は、受信先で内容を再生できなかったことを知ることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メール通信機
能を有する通信端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワーク環境の整備ととも
に、電子メールの送受信が盛んに行われるようになって
きた。電子メールとしてはテキストデータのみならず、
画像データや、音声データなど、様々な情報を送信する
ことができ、これらを複合的に組み合わせて送信するこ
ともできる。例えばインターネット上ではMIME(Mul
tipurpose Internet Mail Extenshions)によって、テキ
スト、バイナリデータ、画像、動画、音声など、各種の
情報を複合的に送信することができる。
【0003】しかし、受信側の通信端末装置において
は、電子メールの形式であれば受信することはできて
も、解読できない場合が発生する。例えばテキストデー
タのみが扱える通信端末装置に対して、画像データを有
する電子メールが送られてきても、画像データは意味不
明な文字列のデータとしてしか扱うことができない。
【0004】また、例えば同じ画像データであっても、
様々なデータ形式が提案されている。特に画像データは
データ量が多いため、送り側で適当なデータ形式に基づ
いて画像データを圧縮し、電子メールとして送ることが
多い。通信端末装置がすべてのデータ形式に対応可能で
あれば、どのようなデータ形式の画像データが電子メー
ルとして送られてきても解読して画像を再生できる。し
かし、一般には送信側にしても受信側にしても対応可能
なデータ形式は限られており、対応できないデータ形式
の画像データが電子メールとして送られてきた場合には
受信側で画像を再生することはできない。
【0005】このような対応できないデータ形式の情報
が電子メールとして送られてきた場合の対処方法とし
て、いくつかの方法が考えられている。一つの方法とし
ては、対応できないデータ形式の情報が含まれていた場
合、その電子メールを受信しないか、あるいは受信して
も意味不明であることを出力するのみとすることができ
る。これによって、意味不明の文字列や画像等の出力を
防止することができる。
【0006】しかしこれでは何が送られてきたかは何も
わからない。そのため、別の方法では、自機で対応でき
ないデータ形式の電子メールを受信した場合に、そのデ
ータ形式に対応可能な他の通信端末装置に対して電子メ
ールを転送し、処理してもらう技術も考えられている。
この技術においても、転送可能な他の通信端末装置でも
対応できないデータ形式の電子メールについては、依然
として送られてきた電子メールの内容を知ることはでき
ない。
【0007】このような従来の技術では、いずれも受信
側で種々のデータ形式に対して対応しようとするもので
ある。送信側では、受信側で対応できないデータ形式の
情報が含まれた電子メールであっても、送信できさえす
れば電子メールが受信側に届いたことになる。そのた
め、受信側で電子メールの内容がわからない場合であっ
ても、送信側では正常に送信できたものとして扱ってい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、送信した電子メールが受信
側で再生できない場合、その旨を送信側で知ることがで
き、さらには受信側に応じたデータ形式に再変換して電
子メールを送ることのできる通信端末装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子メール通
信機能を有する通信端末装置において、電子メールの送
受信を行う通信手段と、少なくとも前記通信手段を介し
て受信した受信メールを解析して受信メールに応じた処
理を行って再生する処理手段を有しており、処理手段
は、受信メールが自装置で再生できない場合に再生でき
ない旨の返信メールを、その受信メールの送信元に通信
手段を介して送信する。これによって、送信元では送信
した電子メールが受信側で再生できなかったことを知る
ことができる。
【0010】また、受信メールが自装置で再生できない
旨の返信メールを送信元に送信する際に、自装置の受信
能力に関する受信機能情報を返信メールに含めて送信す
ることができる。これによって送信元では、受信機能情
報に基づいて、送りたい情報を受信側が内容を再生でき
るように加工して再送信すればよく、対処が容易とな
る。
【0011】さらに、送信元で再生できない旨の情報と
送信元の受信能力に関する受信機能情報とメール内容か
らなるメールを受信したとき、メール内容を受信機能情
報に基づいて再変換して送信メールを生成し、生成した
送信メールを受信したメールの送信元に送信する。例え
ばある通信端末装置Aから通信端末装置Bに対して電子
メールを送信したとき、通信端末装置Bでその電子メー
ルを再生できない場合に、通信端末装置Bは送信元で再
生できない旨の情報と送信元の受信能力に関する受信機
能情報とメール内容からなるメールを通信端末装置Aに
送ることができる。このメールを受信した通信端末装置
Aでは、メール内容を通信端末装置Bの受信機能情報に
基づいて再変換して送信メールを生成し、その送信メー
ルを改めて通信端末装置Bに送信することができる。こ
れによって、通信端末装置Bで電子メールの内容を再生
できない場合に、通信端末装置Aにおいて自動的に通信
端末装置Bで再生可能なデータ形式に変換して再送信す
ることができるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の電子メール通信
機能付き通信端末装置の実施の一形態を示すブロック図
である。図中、1は通信部、2は処理部、11はNC
U、12はモデム、21は主制御部、22は表示部、2
3は操作部、24は読取部、25は記録部、26は画像
メモリ、27はRAM、28はROM、29はバスであ
る。本発明の通信端末装置においては種々の機能を有す
る構成とすることができるが、ここでは主に電子メール
通信機能について説明する。
【0013】通信部1は、回線を介して他の通信端末装
置や交換機などとの通信を行う。通信部1は、NCU1
1およびモデム12を有している。NCU11は、回線
を制御して、発呼および着信処理などを行う。処理部2
からの指示に従って与えられた番号に自動発信するオー
トダイヤル機能などを有している。モデム12は、送受
信する情報の変復調を行う。特に、回線を介して受け取
る電子メールの復調処理、および、回線を介して送信す
る電子メールの変調処理を行う。
【0014】処理部2は、電子メールを生成して通信部
1を介して送信する機能、および、他の通信端末装置な
どから送られてきた電子メールを受信し、内容を再生す
る機能を有している。また、電子メールを受信した場合
に、その内容が再生できないときには、再生できない旨
の情報と、この通信端末装置の受信能力に関する受信機
能情報と、受信した電子メールの内容とから新たな電子
メールを生成し、受信した電子メールの送信元に対して
生成した電子メールを返送する機能を有している。さら
に、この通信端末装置から送信した電子メールの受信先
から、送信した電子メールが再生できない旨の情報と、
受信先の通信端末装置の受信能力に関する受信機能情報
と、送信した電子メールの内容とからなる電子メールを
受信した場合に、受信先の通信端末装置の受信機能情報
に基づいて送信した電子メールの内容を変換し、受信先
で内容が再生できる形式で電子メールを再送する機能も
有している。この返送機能と再送機能のうち、いずれか
一方のみを有する構成としてもよい。
【0015】この例では、処理部2は、主制御部21,
表示部22,操作部23,読取部24,記録部25,画
像メモリ26,RAM27,ROM28等を有してお
り、これらがバス29によって互いに接続されている。
また、通信部1もバス29に接続されている。このバス
29によって、各部相互間のデータ転送を可能にしてい
る。もちろん、これらのほか、外部記憶装置など、各種
の機器がバス29に接続されていてもよい。
【0016】主制御部21は、装置全体を制御し、各部
を動作させる。特に、処理部2における諸機能、例え
ば、電子メールの生成および送信機能、電子メールを受
信して内容を再生する機能、受信した電子メールの内容
を再生できない場合の返送機能、送信した電子メールの
内容を受信側で再送できなかった場合の再変換および再
送機能などを実現する。
【0017】表示部22は、使用者に対するメッセージ
や、装置の状態を示すメッセージ、操作ガイダンスな
ど、種々の情報を表示することができる。また、受信し
た電子メールや作成中の電子メールの内容を表示可能に
構成してもよい。操作部23は、使用者からの情報の入
力や、装置に対する各種の指示を行う際に用いられる。
これら表示部22および操作部23を用いて、例えば電
子メールの作成や、作成した電子メールの送信指示、受
信した電子メールの内容表示などを対話的に行うことが
できるように構成することも可能である。またこの例で
は、受信した電子メールの内容を再生できない場合に、
その電子メールの取り扱い方法を操作部23などから指
定できる機能を有しているものとする。この指定とし
て、ここでは、受信した電子メールの内容を再生可能な
他の通信端末装置に対して受信した電子メールを転送す
る機能、あるいは、受信した電子メールの内容を再生で
きなかった旨の返信メールを送信元に返送できる機能を
選択的に設定できるものとする。
【0018】読取部24は、送信あるいはコピーする画
像情報を読み取ることができる。読取部24としては、
例えばイメージスキャナやディジタルカメラなどの画像
入力機器で構成することができる。記録部25は、受信
した電子メールの内容や、その他読取部24で読み取っ
た画像などの種々の情報を被記録媒体上に形成する。こ
の記録部25としては、例えば電子写真方式やインクジ
ェット方式など、種々の記録方式を適用することができ
る。なお、この読取部24および記録部25は、その一
方あるいは両方を有しない構成であってもよい。
【0019】画像メモリ26は、電子メールとして送信
する画像データや受信した電子メール中の画像データ、
読取部24で読み取った画像データ、記録部25で記録
すべき画像データ、その他処理中の画像データなどを蓄
積する。なお、画像データを扱わない場合や、RAM2
7で画像データを格納可能な場合には、この画像メモリ
26を有しない構成としてもよい。
【0020】RAM27は、主制御部21や他の各部の
処理においてデータの保存等に用いられる。送信する電
子メールや受信した電子メールも一旦このRAM27に
保存しておくことができる。ROM28は、主制御部2
1の動作を規定したプログラムや、固定的なデータなど
を格納している。
【0021】次に、本発明の通信端末装置の実施の一形
態における第1の動作例について説明する。電子メール
の送信動作については、従来と同様であるので、ここで
は説明を省略する。図2は、本発明の通信端末装置の実
施の一形態における電子メールの受信動作の第1の例を
示すフローチャートである。通信部1を介して電子メー
ルを受信すると、まずS31において、受信した電子メ
ールの内容が、解析可能であって正常に再生できるか否
かを判定する。解析可能であれば、S32において、受
信した電子メールの内容を再生する。この場合、正常に
電子メールを受信したことになる。
【0022】受信した電子メールの内容が自装置におい
て正常に再生できないものである場合、ここでは受信し
た電子メールの内容を再生可能な他の通信端末装置に対
して受信した電子メールを転送する機能、あるいは、受
信した電子メールの内容を再生できなかった旨の返信メ
ールを送信元に返送できる機能を選択的に設定できるこ
ととしている。S33において、他の通信端末装置に対
して転送する設定になっているか否かを判定する。転送
の設定がなされている場合には、S34において、受信
した電子メールの内容を再生可能な他の通信端末装置を
登録されている中から特定し、その通信端末装置へ受信
した電子メールを転送する。この処理は従来から知られ
ている技術を適用することができる。
【0023】転送の設定がなされていない場合、S35
において返信メールを返送する設定がなされているか否
かを判定する。返信メールを返送する設定がなされてい
る場合には、S36において、受信した電子メールが再
生できない旨を記述した返信メールを生成し、受信した
電子メールの送信元に対して返信メールを送信する。
【0024】電子メールの送信元では、従来は送信して
しまえばその電子メールは送信済みとなっていた。その
ため、受信側で電子メールが再生できない場合には情報
が伝わらない場合もあった。しかし、受信側の通信端末
装置が本発明によるものである場合には、送信した電子
メールが受信側で再生できない場合には、その旨を示す
返信メールが返送されてくる。送信元ではこの返信メー
ルを受け取ることによって、送信した電子メールが受信
側で内容を再生不能であることを知ることができる。こ
れによって、送信元において受信側で内容を再生できる
ように電子メールの内容を変更して再送することが可能
となり、確実に情報を伝達することができるようにな
る。
【0025】次に、本発明の通信端末装置の実施の一形
態における第2の動作例について説明する。上述の第1
の動作例では、返信メールを受け取った通信端末装置で
は、先に送信した電子メールの内容を再変換するなどし
て受信側の通信端末装置にあわせてから送信するといっ
た操作が必要となる。この第2の動作例ではこの操作を
排除し、受信側において受信した電子メールを再生でき
なかった場合に、送信側において受信側で受信可能な形
式に自動的に再変換して再送信する例を示す。
【0026】図3は、本発明の通信端末装置の実施の一
形態における電子メールの受信動作の第2の例を示すフ
ローチャートである。この第2の動作例では、返信メー
ルの作成と、その返信メールを受け取ったときの処理が
追加されている。なお、S31〜S35の処理は図2と
同様である。
【0027】受信した電子メールの内容が再生できず、
返信メールを送信元へ返送する設定がなされている場
合、S35からS40に進む。S40では、受信した電
子メールの内容が再生できない旨の記述とともに、自装
置における受信能力に関する受信機能情報と、受信した
電子メールの内容を含む返信メールを作成する。そして
作成した返信メールを、受信した電子メールの送信元に
対して送信する。
【0028】この第2の実施例では、このような返信メ
ールが返送された場合に、自動的に受信側の受信能力に
あわせて電子メールの内容を再変換して再送信する。そ
の処理をS41〜S44において行う。すなわち、S4
1〜S44は、先の電子メールの送信側において行われ
る処理である。しかし、返信メールもメールの一つであ
るので、メールの受信動作においてその処理を行う。
【0029】S41において、受信した電子メールの内
容から、自装置から送信した電子メールに対する返信メ
ールであるか否かを判定する。すなわち、電子メールの
内容が再生できなかった旨の記述があるか否かを判定す
ればよい。受信した電子メールが返信メールであった場
合には、S42において、返信メールに含まれている受
信機能情報を解析し、その返信メールの送信元、すなわ
ち先に送信した電子メールの受信側の受信能力を調べ
る。S43において、同じく返信メールに添付されてい
る先に送信した電子メールの内容を、S42で解析した
受信能力に合うように再変換する。そして、S44にお
いて、再変換した情報を電子メールとして返信メールの
送信元である受信側に再送信する。再送信を受けた受信
側では、電子メールの内容が自装置の受信能力の範囲内
の情報に変換されているので、正常に内容を再生するこ
とができる。このようにして送信した電子メールの内容
は確実に受信側に伝わることになる。
【0030】なお、返信メールを受信したが、自装置で
は受信側の受信能力に合うように再変換できない場合に
は、再変換可能な他の通信端末装置に変換を依頼した
り、あるいは、返信メールを受信したが再変換できない
旨の情報を発信者に対して通知し、先の電子メールの内
容が受信側に伝わっていないことを報知することができ
る。
【0031】この図3に示したフローチャートでは、受
信側において電子メールを受け取った場合と、送信側に
おいて受信側から返信メールを受け取った場合の処理が
含まれているので、情報を電子メールで送信したい送信
側と、それを受け取る受信側に分けてさらに動作を説明
する。図4は、本発明の通信端末装置の実施の一形態に
おいて第2の動作例を用いて電子メールの送受信を行う
場合の一例を示すシーケンス図である。ここでは、図3
に示した動作を行う2台の通信端末装置、通信端末装置
Aと通信端末装置Bとの間で電子メールの送受信を行う
ものとする。図中、左側が情報を送信使用とする送信側
の通信端末装置Aにおける動作を示し、右側が電子メー
ルを受信する受信側の通信端末装置Bにおける動作を示
している。なお、受信側では返信メールを送信する設定
がなされているものとする。
【0032】S51において、通信端末装置Aから通信
端末装置Bに対して電子メールを送信する。通信端末装
置BではS52においてこの電子メールを受け取る。そ
して、S53において受信した電子メールの内容が再生
可能か否かを判定する。再生可能であれば、そのまま電
子メールの内容を再生し、正常に電子メールを受け取る
ことができる。
【0033】受け取った電子メールの内容が再生できな
い場合、S55において、受信した電子メールの内容が
再生できない旨とともに、自装置における受信能力に関
する受信機能情報と、受信した電子メールの内容とから
返信メールを作成する。そしてS56において、S55
で作成した返信メールを先の電子メールの送信元である
通信端末装置Aに返送する。このS55およびS56の
処理が図3におけるS40の処理に相当する。
【0034】通信端末装置Aでは、S57において、他
の電子メールと同様にして返信メールを受け取る。しか
し内容を解析すると、先に自装置から送信した電子メー
ルに対する返信メールであることがわかる。この場合、
通信端末装置AではS58において返信メール中の通信
端末装置Bの受信機能情報を解析する。さらに、S59
において返信メールに添付されている先に送った電子メ
ールの内容を、解析した通信端末装置Bの受信能力に合
わせて再変換する。そして、S60において、再変換し
た内容を電子メールとして改めて通信端末装置Bに送
る。このS57〜S60の処理は、図3におけるS41
〜S44の処理に相当する。
【0035】通信端末装置Bでは、S61において、他
の電子メールと同様にして、通信端末装置Aから再送信
された電子メールを受け取る。受け取った電子メール
は、通信端末装置Bから通信端末装置Aに対して返信メ
ールで知らせた受信能力に合わせて再変換した情報であ
る。そのため、今度は正しく再生することができ、正常
に電子メールを受信することができる。
【0036】このようにして、送信側から送信した電子
メールが受信側で再生できないとき、受信側から返信メ
ールを送信側に送ることによって、送信側では受信側の
受信能力に合わせて自動的に内容を再変換して再送す
る。これによって、確実に送信側から受信側に電子メー
ルの情報が伝達される。また、送信側で再変換や再送信
のための操作を必要とせず、自動的に再変換や再送信を
行うことができる。
【0037】なお、図3,図4に示した例では、送信側
および受信側に同じ本発明の通信端末装置を用いた場合
を想定して説明したが、例えば受信側の通信端末装置で
は図3におけるS41〜S44の機能を有しない構成で
もよい。また、送信側の通信端末装置ではS40の機能
を有しない構成でもよい。
【0038】また、送信側で上述のような自動的な再変
換および再送信の機能を有していなくても、受信側で受
信機能情報を含めた返信メールを送信側に返送すること
は有効である。すなわち、返信メールを受信した送信側
では、受信側で再生できなかったことを知ることができ
るとともに、その電子メールに対してどのような形式に
変換したらよいかが明確となるという利点がある。
【0039】本発明の通信端末装置の応用例の一つとし
て、例えば電子メールによってファクシミリ送受信を行
う機能を有するファクシミリ装置が考えられる。一般的
にファクシミリ送受信を行う際には、送信する画像をM
H、MR、MMRなどの手法で圧縮してファクシミリ形
式とし、送信している。電子メールでこのファクシミリ
形式の画像を送信する際には、例えば一般的なファイル
形式であるTIFF(Tag Image File Format) 形式のう
ちのClass F というファイル形式で送受信することがで
きる。
【0040】具体的には、画像を送信する際には、送信
する画像をMH、MR、MMRなどの手法で圧縮し、T
IFF(Class F) 形式に変換した後、電子メールとして
送信すればよい。また、受信時には、電子メールを受け
取って内容を取り出し、TIFF形式からMH,MR,
MMR等の圧縮形式に変換してから元の画像を再生すれ
ばよい。
【0041】このとき、ファクシミリ装置に対してこの
ようなファイル形式以外の形式のデータが電子メールで
送られてくる場合がある。その場合には、本発明を利用
することによって、送信元に対して受信できない旨を通
知することができる。さらに、送信側および受信側が上
述の第2の動作例で説明した機能を有している場合に
は、上述のように返信メールを送信側に返送することに
より、送信側で再変換および再送信し、受信側で正常に
画像を受信することが可能となる。すなわち、例えば受
信側で受信した電子メールの内容がTIFF(Class F)
形式以外のデータであった場合には、受信した電子メー
ルが再生できない旨と、TIFF(Class F) 形式で受信
可能である旨の受信機能情報と、受信した電子メールの
本体とからなる返信メールを作成して送信側へ返送す
る。この返信メールを受け取った送信側では、返信メー
ルから先に送った電子メールの本体を取り出し、指示さ
れたTIFF(Class F) 形式に変換して新たな電子メー
ルを作成し、再度受信側に送信すればよい。受信側で
は、電子メールの内容がTIFF(Class F) 形式である
ので、送られてきた画像を正しく再生することができ
る。
【0042】なお、ファクシミリ装置であっても上述の
ファイル形式などは任意であり、種々のファイル形式で
の送受信を可能にしてももちろんよい。また、本発明は
ファクシミリ装置に限らず、通信機能を備えたパーソナ
ルコンピュータなど、通信機能を有するあらゆる通信端
末装置に適用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、受信した電子メールの内容を再生できない場
合、その電子メールの送信元に電子メールの内容を再生
できなかった旨の返信メールを返送するので、送信側か
ら送った電子メールの内容が受信側で再生できないこと
を送信側で知ることができる。これによって、送信元で
は情報を送ったつもりでも受信側では情報を得ていなか
ったという状況を回避し、確実に電子メールによって情
報を送ることができる。
【0044】また、返信メールに受信側の受信能力を示
す受信機能情報を含めておけば、送信側で返信メールを
受け取った際に、電子メールによって情報を受信側に送
信するためにはどのようにしたらよいかが明確になり、
受信側で電子メールの内容を再生できなかった場合の対
処が容易となる。
【0045】さらに、送信元において、返信メールを参
照して受信機能情報に基づいて自動的に再変換し、再送
信することによって、受信側で電子メールの内容が再生
できなかった場合でも、送信元の利用者は何も操作せず
に受信側で受信できる形式で電子メールを再送し、受信
側に情報を確実に送ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子メール通信機能付き通信端末装置
の実施の一形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の通信端末装置の実施の一形態における
電子メールの受信動作の第1の例を示すフローチャート
である。
【図3】本発明の通信端末装置の実施の一形態における
電子メールの受信動作の第2の例を示すフローチャート
である。
【図4】本発明の通信端末装置の実施の一形態において
第2の動作例を用いて電子メールの送受信を行う場合の
一例を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1…通信部、2…処理部、11…NCU、12…モデ
ム、21…主制御部、22…表示部、23…操作部、2
4…読取部、25…記録部、26…画像メモリ、27…
RAM、28…ROM、29…バス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 AA16 AA20 AC07 AD11 AF05 CB02 CB03 5C062 AB38 AC35 AC38 AF00 BA04 BD09 5C075 BA04 CE09 CF01 CF02 5K030 GA08 HA06 HB16 HB18 JT02 LA01 LA19 LD12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メールの送受信を行う通信手段と、
    少なくとも前記通信手段を介して受信した受信メールを
    解析して該受信メールに応じた処理を行って再生する処
    理手段を有し、前記処理手段は、前記受信メールが自装
    置で再生できない場合に再生できない旨の返信メールを
    前記受信メールの送信元に前記通信手段を介して送信す
    ることを特徴とする電子メール通信機能付き通信端末装
    置。
  2. 【請求項2】 前記処理手段は、前記受信メールが自装
    置で再生できない場合に、再生できない旨とともに自装
    置の受信能力に関する受信機能情報を含む返信メールを
    前記受信メールの送信元に前記通信手段を介して送信す
    ることを特徴とする請求項1に記載の電子メール通信機
    能付き通信端末装置。
  3. 【請求項3】 電子メールの送受信を行う通信手段と、
    少なくとも前記通信手段を介して受信した受信メールを
    解析して処理する処理手段を有し、前記処理手段は、前
    記受信メールが送信元で再生できない旨の情報と送信元
    の受信能力に関する受信機能情報とメール内容からなる
    とき前記メール内容を前記受信機能情報に基づいて再変
    換して送信メールを生成し該送信メールを前記受信メー
    ルの送信元に前記通信手段を介して送信することを特徴
    とする電子メール通信機能付き通信端末装置。
JP20512898A 1998-07-21 1998-07-21 電子メール通信機能付き通信端末装置 Pending JP2000035927A (ja)

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