JP2000035617A - 透明微小球体配置シートとこれを用いる透明微小球体配置層を有する透過型スクリーンの製造方法 - Google Patents

透明微小球体配置シートとこれを用いる透明微小球体配置層を有する透過型スクリーンの製造方法

Info

Publication number
JP2000035617A
JP2000035617A JP10202080A JP20208098A JP2000035617A JP 2000035617 A JP2000035617 A JP 2000035617A JP 10202080 A JP10202080 A JP 10202080A JP 20208098 A JP20208098 A JP 20208098A JP 2000035617 A JP2000035617 A JP 2000035617A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transparent
layer
sheet
microsphere
screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10202080A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotaka Ito
寛隆 伊藤
Hidetoshi Watanabe
英俊 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10202080A priority Critical patent/JP2000035617A/ja
Publication of JP2000035617A publication Critical patent/JP2000035617A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明微小球体配置層を有する透過型スクリー
ンを、容易確実に製造することができ、透明微小球体配
置層を構成する透明微小球体や、着色層を構成する顔料
や、トナーの剥離、欠落、スクリーンを構成する基材の
損傷等を効果的に回避できるようにする。 【解決手段】 フレキシブル基材シート31上に、粘着
剤層もしくは接着剤層を介して、透明微小球体12が2
次元的に単粒子層配置をもって隣り合う透明微小球体と
相互に接触ないしは近接して配置された透明微小球体層
と、着色層13とを少なくとも有する微小球体配置層1
4が形成され、この透明微小球体配置層が、上記フレキ
シブル基材シート31とは反対側に貼られた剥離シート
33との間に挟まれた構成としたフレキシブルな透明微
小球体配置シートを構成する。そして、その少なくとも
剥離しーと33を剥離して、少なくともを構成する透明
基材11上に透明微小球体配置層を転写する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明微小球体配置
シートとこれを用いる透明微小球体配置層を有する透過
型スクリーンの製造方法に係わり、特に透明微小球体配
置層を有する透過型スクリーンを具備する背面投射型映
像表示装置いわゆる背面投射型プロジェクタの製造に適
用して好適ならしめたものである。
【0002】
【従来の技術】例えば透明マイクロガラスビーズによる
透明微小球体が配置された透過型スクリーンを具備する
背面投射型映像表示装置いわゆる背面投射型プロジェク
タが、例えば特開平10−48754号公報に開示され
ている。
【0003】この背面投射型映像表示装置は、例えば図
1および図2に、その概略構成図を示すように、映像投
射部1と、透過型スクリーン10Sとを有して成る。
【0004】図1の構成では、透過型スクリーン10S
の背部に映像投射部1を有する投射装置60を配置し、
これよりの投射映像を、スクリーン10Sに投射し、こ
のスクリーン10Sによって垂直および水平両方向に拡
散された透過像を、スクリーン10Sの前方から観察す
る構成としたものである。
【0005】図2の構成では、筐体61の前面に透過型
スクリーン10Sを配置し、この筐体61内に配置した
映像投射部1からの映像を反射ミラー3によって反射さ
せてこのスクリーン10Sによって垂直および水平両方
向に拡散された透過像を、スクリーン10Sの前方から
観察する構成としたものである。
【0006】この透過型スクリーン10Sは、図3にそ
の基本構成の断面図を示すように、光出射側、もしくは
図示しないが光入射側に透明基材11が配置され、この
上に、透明微小球体配置層14が形成されて成る。この
透明微小球体配置層14は、少なくとも透明微小球体1
2と着色層13とを有して成る。透明微小球体12は、
2次元的に単粒子層配置をもって隣り合う透明微小球体
12が相互に接触ないしは近接して配置され、着色層1
3は、光入射側において透明微小球体12の一部を露呈
させるように配置されて成る。また、透明微小球体配置
層14は、その透明微小球体12の光出射側端部におい
て光透過性を高めた構成とする。
【0007】尚、本明細書において透明とは、目的とす
る光、投射映像光に対してこれを透過し得るものである
ことを指称し、いわゆる半透明をも含めて指称するもの
である。
【0008】上述した透明微小球体配置層を有する透過
型スクリーンを有して成る背面投射型映像表示装置は、
その透過型スクリーンが、入射光が透明微小球体による
レンズ作用によって収束され、これより発散することか
ら、入射光は、透明微小球体によって水平垂直の両方向
に関して拡散させることができることによって、水平お
よび垂直の両方向に関して、視野角の拡大をはかること
ができる。また、透明微小球体に入射することがなかっ
た光は、その殆どが透明微小球体配置層の着色層によっ
て吸収され、これが出射することが回避される。また、
光出射側から背面投射型映像表示装置用スクリーンに入
射する外光もまた透明微小球体配置層の着色層によって
吸収されることからコントラストの向上がはかられるも
のである。
【0009】この背面投射型映像表示装置の透過型スク
リーンの作製は、例えば比較的剛性を有するガラス基板
もしくはプラスチック基板、あるいは可撓性いわゆるフ
レキシブル基板による透明基材に直接的に粘着剤層もし
くは接着剤層を形成し、これに、透明微小球体を構成す
る例えば透明ガラスビーズを配列し、これら透明微小球
体間に着色層を形成するという製造方法が採られる。
【0010】ところで、この方法による場合、最終的に
構成されるスクリーン自体の基材を直接的に取り扱うこ
とから、その製造時における搬送、取扱い、保管等にお
いて、基材を損傷させるとか、また着色材を構成する顔
料、トナー、更に透明微小球体の剥離、欠落、傷の発
生、ゴミの混入などが生じ、不良品の発生率を高めるな
どの問題が生じる。
【0011】また、他の方法として転写方法による方法
も考えられている。すなわち、この方法においては、転
写用シート上に、粘着剤層もしくは接着剤層を形成し、
これに接着剤性もしくは粘着性を有する着色層13、あ
るいはこれの下に接着剤性もしくは粘着剤性を有する透
明層を形成し、これら着色層13あるいは透明層に、透
明微小球体を埋込み配列して透明微小球体配置層を構成
し、この転写用シートを、スクリーンを構成する透明基
材に、その透明微小球体配置層側を、透明基材側として
重ね合わせて押圧し、透明基材に透明微小球体配置層を
転写することによってこの透明微小球体配置層を有する
スクリーンを形成する方法である。
【0012】この方法による場合、この転写用シート
を、複数のスクリーンを作製し得る長さもしくは幅に作
製して、ロール状に巻回して置くことによって、その保
管、搬送、取扱いが、簡便となる。また、スクリーン作
製において、多くの工程で、このスクリーンを構成する
透明基材自体を取り扱う場合に比し、またスクリーンの
状態で保管する場合に比し、透明基材の損傷、また着色
材を構成する顔料、トナー、更に透明微小球体の剥離、
欠落、傷の発生、ゴミの混入などが改善される。しかし
ながら、このように、転写用シートを用いる場合におい
ても、その表面に、透明微小球体や、着色層が露呈して
いる場合、この転写シートをロール状に巻回したとき、
その透明微小球体やトナーが、転写用シートの裏面に付
着して、トナー、更に透明微小球体の剥離、欠落、傷の
発生、ゴミの混入などが発生する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した透
明微小球体配置層を有する透過型スクリーンを、容易、
確実に製造することができ、また、透明微小球体や、更
に或る場合は、着色層を構成する顔料や、トナーの剥
離、欠落、スクリーンを構成する基材の損傷等を効果的
に回避することができるようにする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、フレキシブル
基材シート上に、粘着剤層もしくは接着剤層を介して、
透明微小球体が2次元的に単粒子層配置をもって隣り合
う透明微小球体と相互に接触ないしは近接して配置され
た透明微小球体層と、着色層とを少なくとも有する微小
球体配置層が形成され、この透明微小球体配置層が、上
記フレキシブル基材シートとは反対側に貼られた剥離シ
ートとの間に挟まれた構成を有し、全体がフレキシブル
に構成された透明微小球体配置シートを構成する。
【0015】また、本発明は、上述した透明微小球体配
置シートを用いて、その透明微小球体配置層を透明基材
に転写することによって透明微小球体配置層を有する透
過型スクリーンを製造する。
【0016】本発明では、透明微小球体配置層が、フレ
キシブル基材シートと剥離シートとによって挟みこまれ
たフレキシブルな透明微小球体配置シートを構成するこ
とによってその搬送、取扱、保管等を、これをロール状
に巻回した状態で行うことができ、また、その搬送、取
扱、ロール状に巻回において、透明微小球体や、着色層
の構成材料等の剥落、損傷等を回避できるようにするも
のである。そして、この透明微小球体配置シートを用い
て目的とするスクリーンを形成することにより、透明微
小球体の欠落、損傷等を回避することによって高品位の
高いスクリーンを構成する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明による透明微小球体配置シ
ート、および本発明による透明微小球体配置層を有する
透過型スクリーンの製造方法の実施の形態を説明する。
【0018】まず、本発明を用いることのできる透明微
小球体配置層を有する透過型スクリーン具備する背面投
射型映像表示装置について説明する。この背面投射型映
像表示装置は、前述したように、例えば図1および図2
に、それぞれ各一例の概略構成図を示すように、映像投
射部1と、透過型スクリーン10Sとを有して成る。
【0019】図1に示す例では、透過型スクリーン10
Sの背部に映像投射部1を有する投射装置60を配置
し、これよりの投射映像を、スクリーン10Sに投射
し、このスクリーン10Sによって垂直および水平両方
向に拡散された透過像を、スクリーン10Sの前方から
観察する構成としたものである。図2に示す例では、筐
体61の前面に透過型スクリーン10Sを配置し、この
筐体61内に配置した映像投射部1からの映像を反射ミ
ラー3によって反射させてこのスクリーン10Sによっ
て垂直および水平両方向に拡散された透過像を、スクリ
ーン10Sの前方から観察する構成としたものである。
【0020】この透過型スクリーン10Sは、光出射側
もしくは光入射側の、少なくとも一方に透明基材が配置
され、その少なくとも一方の透明基材に透明微小球体配
置層が形成されて成る。
【0021】透明微小球体配置層は、少なくとも透明微
小球体と着色層とを有して成り、透明微小球体は、2次
元的に単粒子層配置をもって隣り合う透明微小球体が相
互に接触ないしは近接して配置される。着色層は、光入
射側において透明微小球体12の一部を露呈させるよう
に配置される。また、透明微小球体配置層は、その透明
微小球体の光出射側端部において光透過性を高めた構成
とする。
【0022】本発明を適用するスクリーンの各例を、図
3〜図23にその模式的断面図を参照して説明するが、
本発明によって構成するスクリーンは、これらに示す例
に限定されるものではない。
【0023】図3で示す構成においては、例えば比較的
剛性を有するガラス基板もしくはプラスチック基板、あ
るいは可撓性いわゆるフレキシブル基板による透明基材
11を、光出射側に配置した場合である。すなわち、こ
の場合、透明基材11の光入射側に、透明微小球体配置
層14を形成した場合である。
【0024】また、この例では、透明微小球体配置層1
4が、接着性ないしは粘着性を有する着色層13に、透
明微小球体12を、隣り合う透明微小球体12が相互に
充分近接して、あるいは接触するように細密充填をもっ
てかつ単粒子層に、各透明微小球体12の各一部を埋設
させることによって固着させたものである。
【0025】つまり、各透明微小球体12は、その光入
射端側が着色層13から所要部分、具体的には、例えば
透明微小球体12の直径の30%以上に相当する部分が
突出するようにし、これとは反対側においては、着色層
13内に埋没させるものであるが、その光出射端におい
ては、各透明微小球体12が、透明基材11に直接的に
接触するか、着色層13が充分薄い厚さで介在するよう
にして、この端部においては殆んど着色層13によって
光の吸収がなされることなく光透過性が高められた構成
として透明微小球体12からの出射される光量が、着色
層13によって吸収されることを軽減させたものであ
る。この着色層13による吸収を軽減させる領域は、透
明微小球体12の光出射端側では、透明微小球体12に
入射した光がこの透明微小球体12によって収束されて
透明微小球体12より導出されることから、微小領域
(面積)とすることができる。
【0026】この透明微小球体配置層14に対し、透明
基材11とは反対側から、投射映像等の例えば平行光と
された入射光Liが、露出した透明微小球体12に入射
されると、この入射光Liは、透明微小球体12による
レンズ効果によって収束され、その後発散することか
ら、出射光Loは拡散し、拡散平面型スクリーンもしく
は視野角拡大型スクリーンが構成される。
【0027】そして、各透明微小球体12の出射端にお
いて、上述したように、着色層13による吸収を軽減さ
せる領域を形成して、この出射光が効率良くスクリーン
10Sの前方に出射することができるようにするもので
あるが、この領域は、各透明微小球体12において、収
束されて透明微小球体12から出射されるようになされ
るものであることから、微小面積とすることができ、そ
の周囲には着色層13すなわち光吸収層が存在すること
から、外光Ldは、この着色層13に有効に吸収されて
その迷走が効果的に回避される。したがって、この外光
Ldによるコントラストの低下が効果的に回避される。
【0028】図4は、他の例のスクリーンを示し、この
例においても、図3で説明した構成を基本構成とするも
のであるが、この場合においては、透明微小球体配置層
14を、それぞれ接着性ないしは粘着性を有する着色層
13と透明層15とによる2層構造とした場合である。
この場合、その光出射側端側に透明層15を配置するこ
とによって、この端部側における光透過性を高めて、透
明微小球体12から高い出射光量が得られるようにした
ものであるが、この構成による場合、透明微小球体12
が着色層13と透明層15とに差し渡って埋め込まれた
構成とされることから、透明微小球体12の保持強度が
高められる。
【0029】図5および図6で示す構成においては、そ
れぞれ図3および図4で示した構成において、その透明
微小球体配置層14の、透明基材11とは反対側に透明
微小球体配置層14に対する接着性ないしは粘着性を有
する保護透明層25を配置して、透明微小球体配置層1
4したがって透明微小球体12の透明基材11を有する
側とは反対側における保護を図った場合である。
【0030】図7および図8で示す構成においては、そ
れぞれ図3および図4で示した透明微小球体配置層14
の光入射側に透明基材11を配置した場合である。この
場合、その透明微小球体配置層14を透明基材11に、
接着性もしくは粘着性を有する透明層26によって接合
した構成とした場合である。
【0031】図9および図10で示す構成においては、
それぞれ図3および図7、図4および図8で示した透明
微小球体配置層14を挟んで透明基材11と、保護透明
基材41とを配置した構成とした場合で、この構成とす
ることによって、スクリーン10Sの強度の保持と、透
明微小球体配置層14の透明微小球体12や着色層13
の損傷ないしは汚損を防止するようにした場合である。
この保護透明基材41は、透明基材11と同一材料、構
成とすることができるが、一方を剛性基板によって構成
し、他方を可撓性いわゆるフレキシブルな基材とするこ
ともできる。
【0032】尚、図4〜図10において、図3と対応す
る部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0033】また、透過型スクリーンは、透明微小球体
配置層14にフレネルレンズ27を接合して一体化した
構成とすることができる。
【0034】図11〜図14においては、透明基材81
にフレネルレンズ27を形成した場合で、図11に示す
例では、図3に示した構成において、フレネルレンズ2
7を接着性もしくは粘着性を有する透明層26によって
接合した構成である。図12に示す例では、図4に示し
た構成において、同様に接着性もしくは粘着性を有する
透明層26によってフレネルレンズ27を接合した場合
である。図13に示す例では、図7に示した構成におい
て、その透明基材11に代えて同様の透明層26によっ
てフレネルレンズ27を接合した場合である。図14に
示す例では、図8に示した構成において、その透明基材
11に代えて同様の透明層26によってフレネルレンズ
27を接合した場合である。
【0035】このように、透明基材11に代えてフレネ
ルレンズ27を接合する構成とするときは、構造の簡潔
化をはかることができる。
【0036】尚、図11〜図14において、図3〜図1
0における各対応する部分に、同一符号を付して重複説
明を省略する。
【0037】また、上述の図3〜図14で示した各構成
において、図15〜図26に示すように、その光入射側
および光出射側の最外側における表面に、それぞれ反射
防止層28を被着形成することができる。このようにす
るときは、有効に入射光の入射および出射光の出射を得
ることができる。図15〜図26においては、光入射側
および光出射側の最外側における両表面に、それぞれ反
射防止層28を被着形成した場合であるが、いずれか一
方に配置した構成とすることもできる。また、これら外
側面にグレア防止層(図示せず)を被着形成することも
できる。更に、反射防止層28に代えて、もしくはこれ
の上に、あるいは一方の反射防止層28に代えて、最外
側の透明基材、透明微小球体配置層等を保護する防傷処
理層等保護透明層を形成することができる。このように
反射防止層28の形成とか、防傷処理層等の保護透明層
の形成によって光の透過率の増加および反射率の低減
化、損傷の発生の回避による光学的性能の向上をはかる
ことができる。
【0038】尚、図15〜図26において、図3〜図1
4と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略
する。
【0039】上述の透明基材11、41および81は、
レンズ作用を生じさせる光に対し透過性を有する透明な
いしは半透明の剛性を有する例えば比較的厚い基板、も
しくは比較的薄く可撓性を有するすなわちフレキシブル
なシートによって構成することができる。
【0040】また、透明微小球体12は、上述したガラ
スビーズのほかアクリル樹脂、ポリスチレン樹脂等のプ
ラスチックビーズによって構成することができ、その屈
折率は、1.4以上で光入射側でこれに接する部材、例
えば保護透明層25、接着のための透明層26に比し、
その屈折率が大なる屈折率を有する材料によって構成し
て、入射光が効果的にこの透明微小球体12に導入され
て、レンズ作用を受けることができるようにする。
【0041】この透明微小球体12の大きさは、直径1
00μm以下例えば直径50μm程度に選定する。この
直径を100μm以下、望ましくは50μm程度に選定
するのは、透明微小球体12の大きさがこれより大きく
なると、例えば背面投射型プロジェクタ用スクリーンを
構成した場合において、通常の使用態様では、透明微小
球体12間の隙間が観察者による肉眼での観察がされ易
くなって解像度が低下し、投射画像の画質を損なうこと
が確認されたことによる。因みに、この透明微小球体1
2の直径を100μm以下とするとき、例えば100μ
mでは、その解像度は、5/mmとなり、50μmで
は、10/mmとなるが、透明微小球体12の大きさが
余り小さい場合には、透明微小球体12を単粒子層とし
て配置することが困難になったり、接着層の形成や厚さ
の均一化が困難になるという状態が発生する。
【0042】また、透明微小球体12の大きさのばらつ
きは、その平均直径の10%以下の範囲にあるようにす
る。これは、この直径のばらつきが大きくなると、透明
微小球体配置層14における透明微小球体12の細密充
填が良好にかつ均一に行われなくなることを認めたこと
に因る。
【0043】透明微小球体12の屈折率は、その周囲、
特に入射端側の周囲における屈折率より大に選定される
ものであるが、充分な収束レンズ効果を得る上で、その
屈折率は、実際には上述したように1.4以上に選定す
る。
【0044】透明微小球体の入射端側の周囲の屈折率と
透明微小球体の屈折率の値は、光の収束効果を決定し、
透明微小球体の出射端側での拡散角を決定する。よっ
て、本発明におけるスクリーンの拡散角度は、光学にお
ける屈折の法則(スネルの法則)によって定められ、ス
クリーンの各部材の屈折率を選定することで、所望の拡
散角を得ることができる。
【0045】また、透明微小球体12は、全透明微小球
体12に関して同一の屈折率を有する球体を配列する場
合に限られるものではなく、屈折率を異にする2種以上
の透明微小球体12を所要の分布をもって配列すること
ができる。
【0046】すなわち、透明微小球体配置層14の透明
微小球体12は、その屈折率が大きいほどそのレンズ作
用、すなわち収束効果が強まり、したがって拡散角が大
となる。つまり、ほぼ真正面からの観察では屈折率が大
きいほど暗く、屈折率が小さいほど明るく観察される。
【0047】この現象に着目して1枚のスクリーンにお
いて、異なる屈折率を有する2種以上の透明微小球体を
混合して用いるとか、所要の分布、例えばその中央部と
周辺部とで段階的にもしくは漸次屈折率が変化する構成
とすることによって、1枚のスクリーンにおける各部に
おいて、所要の明るさが得られるようにすることができ
る。
【0048】例えば図27に示すように、スクリーン1
0Sにおいて、その中心部の領域Aにおいては、屈折率
n=1.9の透明微小球体12を配置し、その外周の領
域Bにおいては、屈折率n=1.8の透明微小球体12
を配置し、更に最外周の領域Cにおいては、屈折率n=
1.7の透明微小球体12を配置する。
【0049】あるいは図28に示すように、スクリーン
10Sにおいて、その中心から最外周に向かって漸次屈
折率n=1.9からn=1.7へと漸次すなわちなだら
かに変化させる構成とする。この場合においては、屈折
率の異なる透明微小球体12を複数種用意して順次屈折
率の異なる透明微小球体12を同心的に配置することも
できるが、屈折率を異にする透明微小球体12の混合比
を変化させて結果的にその中心から最外周に向かって漸
次屈折率n=1.9からn=1.7へと漸次すなわちな
だらかに変化させる構成とすることができる。
【0050】このようにスクリーン10Sが中心部から
周辺に向かって屈折率が変化する構成とすることによ
り、例えばその各水平および垂直の中心輝度の例えば5
0%を示す拡散角領域をスクリーンの中心部で大、周辺
部で小となり、例えば、屈折率n=1.9とする領域で
は、水平および垂直の拡がり角α≧45°となり、屈折
率n=1.7とする領域では、水平および垂直の拡がり
角αは約15°となる。
【0051】つまり、スクリーン10Sのゲイン分布
が、中心部で小さく、周辺部で大きくなることから、照
度分布を補償して、このスクリーン10Sの透過後の明
るさを平坦化することができる。
【0052】上述の例では、その照度分布が中心におい
て最も大きくこれより遠ざかるにしたがって小となる場
合において、明るさの均一化をはかる場合であるが、逆
にスクリーン10Sに照射される光の照度分布が、中心
において小で、これより遠ざかるにしたがって大となる
場合において、その明るさの均一化をはかる場合には、
上述とは逆に、透明微小球体12の屈折率nを、中心部
で小、周辺部に向かって大とする構成とする。
【0053】また、上述した例では、スクリーン10S
の透過光の明るさを各部において均一化した場合である
が、均一化に限らず所定の分布に積極的に補正する場合
においても透明微小球体12における屈折率を変化させ
る構成とすることもできる。
【0054】そして、上述した各例において、透明微小
球体12の表面には、反射防止処理、撥水処理のいずれ
かもしくはその双方を施した構成とすることができる。
【0055】また、この透明微小球体12は、その表面
を光学的滑面とすることもできるが、透明微小球体12
の細密充填を損なうことのない程度において微細凹凸を
有する面として散乱効果の制御、調整を行うようにする
ことができる。あるいは、透明微小球体12の表面での
不要な反射や散乱を回避することが望まれる場合には、
透明微小球体12の表面に反射防止処理を施すことがで
き、また、製造工程上必要に応じて撥水処理を施すこと
ができる。例えば水溶性の着色層を形成する場合、透明
微小球体12の光入射端側に、着色層が回り込むことを
回避するために、予め透明微小球体12の表面に撥水処
理を行っておくことができる。
【0056】透明微小球体配置層14における着色層1
3は、カーボンなどの黒色顔料とか、カーボンにバイン
ダーを加え混合したいわゆるトナーなどの黒色顔料と
か、アニリン系等の黒色染料、あるいはアクリル樹脂、
ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィン樹脂、塩化ビニ
ル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、エポキ
シ樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエーテルスルホン樹
脂、シリコーン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂
等の透明性を有する樹脂に、黒色顔料を分散するか、黒
色染料によって染色した黒色化した材料層によって構成
することができる。この着色層13は、上述したよう
に、スクリーンの構造上、製造上から粘着性や接着性な
どの機能を有する材料層によって構成することができ
る。
【0057】また、着色層は黒色に限らず、赤、緑、青
などの分光分布を有するものでもよい。また、異なる分
光特性を有する複数の顔料または染料を混合したものに
よって着色層を形成することもできる。
【0058】また、この着色層13は、その吸光度もし
くは分光吸光度を、その厚さ方向に段階的にもしくは漸
次変化させた構成、例えば光出射側に向かって減少させ
る構成とすることができる。例えば、着色層13を、そ
の厚さ方向に、上述の顔料もしくは染料の濃度を漸次変
化させる構成とするとか複数の材料層を積層するとか、
上述の顔料もしくは染料の濃度を漸次変化させる構成と
することができる。
【0059】また、透明微小球体配置層14において、
その着色層13よりの透明微小球体12の光入射側から
の突出量すなわち露出量は、透明微小球体12の直径の
30%以上、好ましくは40%以上、さらに好ましくは
50%以上に相当する部分とする。これは30%未満で
は、入射光の透明微小球体12への取り込み量が減少し
て、有効な透明微小球体12による入射光の拡散効果が
充分行われなくなるおそれが生じるものであり、その入
射側での着色層13からの露出量が大になるにつれ、こ
の透明微小球体12への入射光量が増加し、輝度を高め
ることができる。しかしながら、その上限は、着色層1
3に要求される厚さによって制約される。すなわち、着
色層13の厚さは、透明微小球体12の直径の70%未
満に相当する厚さとなるが、その下限は、着色層13の
吸光度ないしは分光吸光度に応じて決定される。すなわ
ち、この吸光度ないしは分光吸光度が小さい場合は、入
射光のこの着色層13の厚さが薄い場合、この着色層1
3を通じての入射光の透過を発生し、これが透明微小球
体12による拡散効果を受けない光が多くなって、スク
リーン本来の特性を損ない、また出射側からの外光に対
する吸収が低下することによってコントラストの低下を
来す。
【0060】次に、図29以下を参照して本発明による
透明微小球体配置シートと、これを用いて目的とする透
明微小球体配置層を有する透過型スクリーンを製造する
本発明製造方法の例を説明するが、本発明はこの例に限
定されるものではない。
【0061】図29Aは、図10で説明したスクリーン
10Sを製造する場合に用いられる本発明による透明微
小球体配置シート30の要部の概略断面図を示す。この
透明微小球体配置シート30は、フレキシブル基材シー
ト31に第1の粘着剤層もしくは接着剤層32を介して
前述の透明微小球体12が、細密充填もしくは隣り合う
透明微小球体12と接近するように配列され、粘着剤層
もしくは接着剤層32とは反対側に、前述の着色層13
が形成され、これの上に、第2の粘着剤層もしくは接着
剤層34が形成され、これにポリエチレンテレフタレー
トシート等の剥離シート33が貼られて成る。
【0062】この例では、フレキシブル基材シート31
は、それぞれ最終的に形成する図10で示したスクリー
ンの保護透明基材41を構成することのできる透明フレ
キシブルシートによって構成され、第1および第2の粘
着剤層もしくは接着剤層32および34は、それぞれ同
様に図10で示したスクリーンの透明層26および15
に相当する接着性もしくは粘着性を有する前述の構成材
料による透明の粘着剤層もしくは接着剤層によって構成
する。
【0063】そして、本発明製造方法においては、この
透明微小球体配置シート30を用いて、スクリーンを製
造する。この製造に当たっては、図29Bに示すよう
に、スクリーン10Sを構成する透明基材11上に、透
明微小球体配置シート30の剥離シート33を逐次剥離
しながら、その剥離シート33の剥離によって露呈した
剥離面fを透明基材11の上面に衝合して、透明微小球
体配置シート30を、透明基材11上に積層し、貼着し
て行く。この貼着は、例えば透明微小球体配置シート3
0を透明基材11上に積層させた状態で、その背面に配
置した圧接ローラ40を転動させて、このローラ40と
透明基材11とを矢印aおよびbに示すように相対的に
移動させて押圧貼着する。
【0064】次に、この構成による透明微小球体配置シ
ート30の製造装置とその製造方法の一例を、図30を
参照して説明する。この場合、予め上述した粘着剤層も
しくは接着剤層32が塗布された透明基材11を構成す
るフレキシブル基材シート31が用意され、これが、例
えばガイドローラ46GRが配列されて成る案内手段4
6によって、矢印cに示す一方向に移行するようになさ
れる。
【0065】この粘着剤層もしくは接着剤層32は、例
えば前述したように、透明層26を構成する材料によっ
て構成するものであり、例えば紫外線硬化型の接着性樹
脂によって構成することができる。
【0066】一方、このフレキシブル基材シート31の
移行途上に、順次、透明微小球体12の供給手段42、
押圧手段43、吸引手段44、着色剤の供給手段45、
剥離シート33の供給手段50が配置される。
【0067】透明微小球体12の供給手段42は、例え
ばガラスビーズを供給するいわゆるホッパーによって構
成することができ、これにより移行するフレキシブル基
材シート31上の粘着剤層もしくは接着剤層32上に、
透明微小球体12の例えばガラスビーズを、充分な供給
量をもって供給する。
【0068】このようにして透明微小球体12が供給載
置されたフレキシブル基材シート31は、押圧手段、例
えば押圧ローラ下に移行し、これによって透明微小球体
12を粘着剤層もしくは接着剤層32に向かって押しつ
ける。このとき、最下層にある透明微小球体12のみ
が、その底部の一部を粘着剤層もしくは接着剤層32に
埋込むように押圧する。つまり、透明微小球体12の単
粒子層のみが、粘着剤層もしくは接着剤層32によって
保持されるようにする。
【0069】この押圧のなされたフレキシブル基材シー
ト31は、真空ポンプが連結された吸引手段44の吸引
口下を通過するようになされ、粘着剤層もしくは接着剤
層32に入り込めず浮き上がった余剰の透明微小球体1
2、すなわち単粒子層から余った透明微小球体12を吸
引除去する。
【0070】このようにして、粘着剤層もしくは接着剤
層32を介して透明微小球体12の単粒子層が形成され
たフレキシブル基材シート31は、着色剤の供給手段4
5の配置部に移行するようになされ、この供給手段45
から、着色剤例えば前述したトナーを供給する。このよ
うにして各透明微小球体12間に着色剤を充填するもの
であるが、この場合、透明微小球体12の頂部を着色剤
によって覆うことがないように、必要に応じて、供給手
段45の次段に着色剤の除去手段47例えば回転ブラシ
を配置し、これによって透明微小球体12の頂部上の着
色剤を除去する。
【0071】また、例えば粘着剤層もしくは接着剤層3
2が、紫外線硬化型の接着性樹脂によって構成される場
合には、フレキシブル基材シート11の背面側に配置し
た紫外線ランプ等の紫外線照射手段49から紫外線照射
を行って、透明微小球体12および着色剤の保持強度を
高める。
【0072】その後、フレキシブル基材シート31は、
剥離シート31の供給手段50の配置部に移行するよう
になされ、供給手段46から供給される剥離シート31
が貼着される。この剥離シート31は、その一方の面に
予め粘着剤層もしくは接着剤層34が塗布されていて、
その粘着剤層もしくは接着剤層34側が、フレキシブル
基材シート31上に透明微小球体12の配列面に衝合す
るように重ねられて、その背面に配置された押圧ローラ
48が加圧転動することによって粘着剤層もしくは接着
剤層34によって剥離シート33が、フレキシブル基材
シート31の透明微小球体12の配列表面を覆って貼ら
れる。
【0073】このようにして、図29Aで説明した透明
微小球体配置シート30が形成される。そして、このよ
うにして作製された透明微小球体配置シート30は、図
30には図示しないが、剥離シート34の貼着後、ロー
ル状に巻回されて、保管、運搬等の取扱がなされる。す
なわち、この透明微小球体配置シート30は、複数のス
クリーンに相当する面積に形成される。
【0074】尚、上述した例では、余剰の透明微小球体
12を吸引手段44によって吸引排除した場合である
が、或る場合は、例えば透明微小球体の供給手段42に
おいて、スキージング等を行うようにして、最初から単
粒子層が形成されるようにすることによって、この吸引
手段44を省略する構成とすることもできる。
【0075】そして、このようにして作製した透明微小
球体配置シート30を用いて、図29Bで説明したよう
に、その剥離シート33を剥がして、透明基材11上に
貼着することによって目的とする図10で示したスクリ
ーン10Sを作製する。この場合の装置および方法は、
例えば図31に示すように、透明微小球体配置シート3
0が巻回されたロール82から、透明微小球体配置シー
ト30を繰り出して、これを所要の大きさ、例えば目的
とするスクリーンを構成する透明基材11の大きさにカ
ッター83によって切断し、この切断された透明微小球
体配置シート30を、図29Bで説明したように、スク
リーン10Sを構成する透明基材11上に、透明微小球
体配置シート30の剥離シート33を逐次剥離しなが
ら、その剥離シート33の剥離によって露呈した剥離面
fを透明基材11の上面に衝合し、押圧貼着する。この
貼着の後、更に例えば粘着剤層もしくは接着剤層32、
この例では透明層26が、紫外線硬化型である場合は、
紫外線照射を行うとか、また熱硬化型である場合は、ラ
ンプアニール等を行う。
【0076】このように、本発明においては、透明微小
球体配置シート30を構成し、スクリーン10Sの製造
において、この透明微小球体配置シート30を所要の大
きさに切り出して、剥離シート33を剥離してその透明
微小球体配置層を、スクリーンを構成する基材に転写す
るようにしたことから、スクリーンの製造を、能率的に
量産的に行うことができる。
【0077】また、透明微小球体配置シート30は、フ
レキシブルに構成することから、スクリーンの製造に用
いるまでロールに巻回し、この状態で保管、運搬等の取
扱いがなされることから、その保管、運搬等の取扱いが
容易となる。
【0078】そして、特に透明微小球体配置シート30
は、透過型スクリーンを構成する透明微小球体配置層を
フレキシブル基材シートと剥離シートとによって挟み込
んで保持する構成としたことから、透明微小球体や、着
色層の顔料、トナー等の剥落、透明微小球体の損傷、透
明微小球体配置層の損傷等を回避できる。
【0079】図29〜図31で示した例は、図10の構
成によるスクリーン10Sを製造する場合を主として説
明したが、本発明による透明微小球体配置シート30お
よびこれを用いて作製するスクリーンは、図10の構成
によらず種々構成、例えば前述した各例のスクリーンに
適用することができる。
【0080】例えば図9で示した構造のスクリーン10
Sにおけるように、透明微小球体配置層14に、図10
に示したスクリーンにおける透明層15が形成されない
構成を有する場合は、図32Aにその概略断面図を示す
ように、図29における第2の粘着剤層もしくは接着剤
層34が省略され、着色層13として粘着性もしくは接
着性を有する材料によって構成し、これに剥離シート3
3を貼る構成とする。そして、この場合、図32Bに示
すように、剥離シート33を剥離して透明基材11にそ
の剥離面fを衝合して重ね合わせて押圧し、透明基材1
1への接合を、粘着性もしくは接着性を有する着色層1
3によって行う。すなわち、粘着性もしくは接着性を有
する着色層13は、剥離シート33に対しては、被着強
度が低く、透明微小球体12および透明基材11に対し
ては高い強度を有する構成とする。尚、図32におい
て、図29に対応に対応する部分に同一符号を付して重
複説明を省略する。
【0081】また、例えば図3に例示したスクリーンに
おけるように、透明微小球体12上に表面に保護透明基
材41等が形成されないスクリーンを製造する場合にお
いては、例えば図33Aにその概略断面図を示す構造に
よる透明微小球体配置シート30を用意する。この透明
微小球体配置シート30は、例えば図30で説明した方
法と同様の方法によって、粘着剤層もしくは接着剤層3
2が塗布されたフレキシブル基材シート31上に、透明
微小球体12を、その各一部を粘着剤層もしくは接着剤
層32内に埋込むように配列し、前述したような粘着性
もしくは接着性を有する着色層13を形成し、これに剥
離シート33を貼り合わせた構成とする。
【0082】そして、この透明微小球体配置シート30
を用いて、図33Bに示すように、先ず図32Bと同様
の方法によって剥離シート33を剥離し、その剥離面f
を透明基材11にして重ね合わせて押圧し、透明基材1
1への接合を、粘着性もしくは接着性を有する着色層1
3によって行う。その後、図33Cに示すように、粘着
剤層もしくは接着剤層32を、フレキシブル基材シート
31と共に、透明微小球体12および着色層13から剥
離する。このようにすることによって図3で示した構造
のスクリーン10Sを製造することができる。
【0083】すなわち、この場合、着色層13と剥離シ
ート33との被着強度は最も小さくされ、次いで粘着剤
層もしくは接着剤層32と、透明微小球体12および着
色層13との被着強度が小さく選定される。また、図3
3において、図32と対応する部分には同一符号を付し
て重複説明を省略する。
【0084】また、図4に示した構造のスクリーン10
Sを製造する場合においては、その透明微小球体配置シ
ート30は、図34にその概略断面図を示すように、図
33Aで示した透明微小球体配置シート30の構造にお
いて、その透明微小球体12および着色層13と剥離シ
ート33との間に透明層15を構成する第2の粘着剤層
もしくは接着剤層34を有する構成とする。この場合、
粘着剤層もしくは接着剤層34と剥離シート33との被
着強度が最も小さく選定され、次いで次いで粘着剤層も
しくは接着剤層32と、透明微小球体12および着色層
13との被着強度が小さく選定される。
【0085】そして、図33BおよびCで説明したと同
様に、剥離シート33を剥離してその剥離面を透明基材
11にして重ね合わせて押圧し、透明基材11への接合
を、この場合は、透明層15を構成する粘着剤層もしく
は接着剤層34によって行い、その後、粘着剤層もしく
は接着剤層32を、フレキシブル基材シート31と共
に、透明微小球体12および着色層13から剥離する。
このようにすることによって図4で示した構造のスクリ
ーン10Sを製造することができる。図34において、
図33Aに対応する部分には同一符号をふして重複説明
を省略する。
【0086】また、図5に示した構造のスクリーン10
Sを製造する場合においては、その透明微小球体配置シ
ート30は、図35にその概略断面図を示すように、図
33Aに対応する構造とするものの、この例では、粘着
剤層もしくは接着剤層32によって、図5における保護
透明層25を構成する。そして、この場合においても着
色層13が粘着性もしくは接着性を有する着色層によっ
て構成し、剥離シート33を、この着色層13によって
貼る構成とする。そして、この場合においては、剥離シ
ート33の被着強度を最も小さくするが、次に、フレキ
シブル基材シート31と粘着剤層もしくは接着剤層32
との被着強度を小さく選定する。
【0087】この構成による透明微小球体配置シート3
0を用いて、図33Bで説明したと同様に、剥離シート
33を剥離してその剥離面を透明基材11にして重ね合
わせて押圧し、透明基材11への接合を透明層15によ
ってる粘着剤層もしくは接着剤層34によって行い、そ
の後、この例では、フレキシブルル基材シート31を粘
着剤層もしくは接着剤層32から剥離する。この場合、
粘着剤層もしくは接着剤層32が保護透明層25を構成
し、図5の構成によるスクリーン10Sを構成すること
ができる。図35において、図33と対応する部分には
同一符号付して重複説明を省略する。
【0088】更にまた、図6に示した構造のスクリーン
10Sを製造する場合においては、その透明微小球体配
置シート30は、図36にその概略断面図を示すよう
に、図34に対応する構造とすることができるものの、
この例では、粘着剤層もしくは接着剤層32によって、
図6における保護透明層25を構成する。そして、この
場合においても剥離シート33の被着強度を最も小さく
するが、次に、フレキシブル基材シート31と粘着剤層
もしくは接着剤層32との被着強度を小さく選定する。
【0089】この構成による透明微小球体配置シート3
0を用いて、図29Bで説明したと同様に、剥離シート
33を剥離してその剥離面を透明基材11にして重ね合
わせて押圧し、透明基材11への接合を透明層15によ
ってる粘着剤層もしくは接着剤層34によって行い、そ
の後、この例では、フレキシブルル基材シート31を粘
着剤層もしくは接着剤層32から剥離する。この場合、
粘着剤層もしくは接着剤層32が保護透明層25を構成
し、図6の構成によるスクリーン10Sを構成すること
ができる。図36において、図34と対応する部分には
同一符号付して重複説明を省略する。
【0090】また、図7および図8のスクリーン10S
においては、透明基材11側から光を入射させるものあ
り、これらスクリーンは、図4および図5に示すスクリ
ーンと類似する構成を有することから、前述した図4お
よび図5に示すスクリーンを作製する場合に用いた透明
微小球体配置シート30に対応する構成の透明微小球体
配置シートを用い、転写することによって構成すること
ができる。
【0091】また、言うまでもなく、上述した各透明微
小球体配置シート30およびこれを用いて作製したスク
リーンにおいて、フレネルレンズを接合するとか、反射
防止層を形成することによって、図11〜図26に示し
たスクリーンを製造することができる。
【0092】更に、各透明微小球体配置シート30にお
ける透明微小球体12を、屈折率が異なる透明微小球体
を所要の分布によって配置することによって図27およ
び図28で説明した構成によるスクリーンを作製するこ
ともできる。
【0093】上述したいずれの例においても、図29で
説明した例におけると同様に、透明微小球体配置シート
30を構成し、スクリーン10Sの製造において、この
透明微小球体配置シート30を所要の大きさに切り出し
て、剥離シート33を剥離してその透明微小球体配置層
を、スクリーンを構成する基材に転写するようにしたこ
とから、スクリーンの製造を、能率的に量産的に行うこ
とができる。
【0094】また、透明微小球体配置シート30は、フ
レキシブルに構成することから、スクリーンの製造に用
いるまでロールに巻回し、この状態で保管、運搬等の取
扱いがなされることから、その保管、運搬等の取扱いが
容易となる。
【0095】そして、特に透明微小球体配置シート30
は、透過型スクリーンを構成する透明微小球体配置層を
フレキシブル基材シートと剥離シートとによって挟み込
んで保持する構成としたことから、透明微小球体や、着
色層の顔料、トナー等の剥落、透明微小球体の損傷、透
明微小球体配置層の損傷等を回避できる。
【0096】尚、上述した各例における各透明層、着色
層、粘着剤層もしくは接着剤層等の透明基材11、フレ
キシブル基材シート31、あるいはこれらの上に配置さ
れた透明微小球体12の配列面等への塗布は、ナイフコ
ート、ロールコート、グラビアコート、キスコート、ス
プレーコート、ブレードコート、ロッドコート等種々の
方法を採ることができる。
【0097】また、上述した透明基材11,81、保護
透明基材41は、剛性に富んだ構成とするときは例えば
ガラス、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の各基
板によって構成する。また、フレキシブルな透明基材1
1,81、保護透明基材41、フレキシブル基材シート
31は、ポリオレフィン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリス
チレン樹脂、ポリエチレン樹脂、エポキシ樹脂、ポリア
リレート樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、シリコーン
樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等によって構成
することができる。
【0098】また、透明層15、25、26等は、例え
ばアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィ
ン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチ
レン樹脂、エポキシ樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエ
ーテルスルホン樹脂、シリコーン樹脂、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂等の透明樹脂によって構成することが
できる。
【0099】また、これら透明層として、UV(紫外
線)硬化併用粘着ないしは接着剤によって構成すること
ができる。例えばベースとなるアクリル樹脂ポリマー中
に二重結合を直接導入し、これに光反応開始剤を混合し
てUV硬化併用粘着ないしは接着剤とする。これによ
り、硬化前はその柔らかさから透明微小球体を埋込み易
く、硬化後は透明微小球体を安定して固定保持すること
ができる。
【0100】また、これら透明層は、それぞれ単一層に
よって構成することもできるが、上述した透明材料等か
ら選定された複数の材料層の積層によって構成すること
もできる。
【0101】粘着剤は、例えばアクリル樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリオレフィン樹脂、塩化ビニル樹脂、
ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、エポキシ樹脂、
ポリアリレート樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、シリ
コーン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等の透明
樹脂によって構成することができる。
【0102】また、反射防止層28、防傷処理層等の保
護透明層は、例えばアクリル樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリオレフィン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリスチレ
ン樹脂、ポリエチレン樹脂、エポキシ樹脂、ポリアリレ
ート樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、シリコーン樹
脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等のほか、TEO
S(テトラ・エチル・オルソ・シリケート)をCVD
(化学的気相成長)法によって形成するとか、SiO2
や金属薄膜を真空蒸着、スパッタ、ゾル・ゲル方法等に
よって被着することによって形成することができる。
【0103】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、透明
微小球体配置シート30を構成し、スクリーン10Sの
製造において、この透明微小球体配置シート30を所要
の大きさに切り出して、剥離シート33を剥離してその
透明微小球体配置層を、スクリーンを構成する基材に転
写するようにしたことから、スクリーンの製造を、能率
的に量産的に行うことができる。
【0104】また、透明微小球体配置シート30は、フ
レキシブルに構成することから、スクリーンの製造に用
いるまでロールに巻回し、この状態で保管、運搬等の取
扱いがなされることから、その保管、運搬等の取扱いが
容易となる。
【0105】そして、特に透明微小球体配置シート30
は、透過型スクリーンを構成する透明微小球体配置層を
フレキシブル基材シートと剥離シートとによって挟み込
んで保持する構成としたことから、例えばその運搬、取
扱時のみならず、これをロール状に巻回したときに、透
明微小球体や、着色層の顔料、トナー等の剥落、他所へ
の付着、透明微小球体の損傷、透明微小球体配置層の損
傷等を回避できる。
【0106】すなわち、本発明による透明微小球体配置
シートによれが、確実に透明微小球体配置層の保持がな
され、また、本発明製造方法によれば、この透明微小球
体配置シートを用いることによって、量産的にかつ高品
位のスクリーンを歩留り良く製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する背面投射型映像表示装置の一
例の構成図である。
【図2】本発明を適用する背面投射型映像表示装置の他
の一例の構成図である。
【図3】そのスクリーンの一例の基本的構成の概略断面
図である。
【図4】本発明を適用するスクリーンの一例の断面図で
ある。
【図5】本発明を適用するスクリーンの一例の断面図で
ある。
【図6】本発明を適用するスクリーンの一例の断面図で
ある。
【図7】本発明を適用するスクリーンの一例の断面図で
ある。
【図8】本発明を適用するスクリーンの一例の断面図で
ある。
【図9】本発明を適用するスクリーンの一例の断面図で
ある。
【図10】本発明を適用するスクリーンの一例の断面図
である。
【図11】本発明を適用するスクリーンの一例の断面図
である。
【図12】本発明を適用するスクリーンの一例の断面図
である。
【図13】本発明を適用するスクリーンの一例の断面図
である。
【図14】本発明を適用するスクリーンの一例の断面図
である。
【図15】本発明を適用するスクリーンの一例の断面図
である。
【図16】本発明を適用するスクリーンの一例の断面図
である。
【図17】本発明を適用するスクリーンの一例の断面図
である。
【図18】本発明を適用するスクリーンの一例の断面図
である。
【図19】本発明を適用するスクリーンの一例の断面図
である。
【図20】本発明を適用するスクリーンの一例の断面図
である。
【図21】本発明を適用するスクリーンの一例の断面図
である。
【図22】本発明を適用するスクリーンの一例の断面図
である。
【図23】本発明を適用するスクリーンの一例の断面図
である。
【図24】本発明を適用するスクリーンの一例の断面図
である。
【図25】本発明を適用するスクリーンの一例の断面図
である。
【図26】本発明を適用するスクリーンの一例の断面図
である。
【図27】本発明を適用するスクリーンの一例の平面図
である。
【図28】本発明を適用するスクリーンの一例の平面図
である。
【図29】Aは、本発明による透明微小球体配置シート
の一例の概略断面図である。Bは、この透明微小球体配
置シートを用いる本発明によるスクリーンの製造方法の
一例の一工程図である。
【図30】本発明による透明微小球体配置シートを得る
一例の工程図である。
【図31】本発明によるスクリーンの製造方法の一例の
工程図である。
【図32】Aは、本発明による透明微小球体配置シート
の他の例の概略断面図である。Bは、この透明微小球体
配置シートを用いる本発明によるスクリーンの製造方法
の一例の一工程図である。
【図33】Aは、本発明による透明微小球体配置シート
の他の例の概略断面図である。BおよびCは、この透明
微小球体配置シートを用いる本発明によるスクリーンの
製造方法の一例の各一工程図である。
【図34】本発明による透明微小球体配置シートの他の
例の概略断面図である。
【図35】本発明による透明微小球体配置シートの他の
例の概略断面図である。
【図36】本発明による透明微小球体配置シートの他の
例の概略断面図である。
【符号の説明】
1 映像投射部、10S 透過型スクリーン、11 透
明基材、12 透明微小球体、13 着色層、14 透
明微小球体配置層、15 透明層、25 保護透明層、
26 透明層、27 フレネルレンズ、28 反射防止
層、30 透明微小球体配置シート、31 フレキシブ
ル基材シート 、 32,34 粘着剤層もしくは接着
剤層、33 剥離シート、40 圧接ローラ、41 保
護透明基材、42 透明微小球体の供給手段、43 押
圧手段、44 吸引手段、45着色剤供給手段、46
案内手段、46GR ガイドローラ、50 剥離シート
の供給手段、81 透明基材、82 ロール、83 カ
ッター、f 剥離面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブル基材シート上に、粘着剤層
    もしくは接着剤層を介して、透明微小球体が2次元的に
    単粒子層配置をもって隣り合う透明微小球体と相互に接
    触ないしは近接して配置された透明微小球体層と、着色
    層とを少なくとも有する微小球体配置層が形成され、 該透明微小球体配置層を挟んで上記フレキシブル基材シ
    ートとは反対側に剥離シートが貼り合わされてされて全
    体がフレキシブルに構成されて成ることを特徴とする透
    明微小球体配置シート。
  2. 【請求項2】 上記フレキシブル基材シートが、透明微
    小球体配置層を有する透過型スクリーンを構成する保護
    透明基材であることを特徴とする請求項1に記載の透明
    微小球体配置シート。
  3. 【請求項3】 上記フレキシブル基材シートが、透明微
    小球体配置層を有する透過型スクリーンを構成する透明
    層であることを特徴とする請求項1に記載の透明微小球
    体配置シート。
  4. 【請求項4】 上記フレキシブル基材シートが、透明微
    小球体配置層を有する透過型スクリーンを構成する保護
    透明層であることを特徴とする請求項1に記載の透明微
    小球体配置シート。
  5. 【請求項5】 フレキシブル基材シート上に、粘着剤層
    もしくは接着剤層を介して、透明微小球体が2次元的に
    単粒子層配置をもって隣り合う透明微小球体と相互に接
    触ないしは近接して配置された透明微小球体層と、着色
    層とを少なくとも有する微小球体配置層が形成され、該
    透明微小球体配置層を挟んで上記フレキシブル基材シー
    トとは反対側に剥離シートが貼り合わされて全体がフレ
    キシブルに構成されて成る透明微小球体配置シートを、 上記剥離シートを剥離して、該剥離面を、透過型スクリ
    ーンを構成する透明基材上に圧接して、上記透明微小球
    体配置層を上記透明基材に転写して透過型スクリーンを
    得ることを特徴とする透明微小球体配置層を有する透過
    型スクリーンの製造方法。
  6. 【請求項6】 上記フレキシブル基材シートが、透明微
    小球体配置層を有する透過型スクリーンを構成する保護
    透明基材であることを特徴とする請求項5に記載の透明
    微小球体配置層を有する透過型スクリーンの製造方法。
  7. 【請求項7】 上記フレキシブル基材シートが、透明微
    小球体配置層を有する透過型スクリーンを構成する透明
    層であることを特徴とする請求項5に記載の透明微小球
    体配置層を有する透過型スクリーンの製造方法。
  8. 【請求項8】 上記フレキシブル基材シートが、透明微
    小球体配置層を有する透過型スクリーンを構成する保護
    透明層であるあることを特徴とする請求項5に記載の透
    明微小球体配置層を有する透過型スクリーンの製造方
    法。
JP10202080A 1998-07-16 1998-07-16 透明微小球体配置シートとこれを用いる透明微小球体配置層を有する透過型スクリーンの製造方法 Pending JP2000035617A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10202080A JP2000035617A (ja) 1998-07-16 1998-07-16 透明微小球体配置シートとこれを用いる透明微小球体配置層を有する透過型スクリーンの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10202080A JP2000035617A (ja) 1998-07-16 1998-07-16 透明微小球体配置シートとこれを用いる透明微小球体配置層を有する透過型スクリーンの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000035617A true JP2000035617A (ja) 2000-02-02

Family

ID=16451638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10202080A Pending JP2000035617A (ja) 1998-07-16 1998-07-16 透明微小球体配置シートとこれを用いる透明微小球体配置層を有する透過型スクリーンの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000035617A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004081618A1 (ja) * 2003-03-07 2004-09-23 Dai Nippon Printing Co., Ltd. 光学部材及びその製造方法
JP2007087649A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Sony Corp 画像表示装置、画像表示装置用前面パネルとその製造方法、及び転写フィルム
JP2007211328A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Technical Research & Development Institute Ministry Of Defence 隣接した光学部品の接着法
JP2013210657A (ja) * 2007-05-17 2013-10-10 Prysm Inc 発光ストライプを有するディスプレイスクリーン
KR20160111432A (ko) * 2014-01-22 2016-09-26 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 글레이징을 위한 미세광학체

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004081618A1 (ja) * 2003-03-07 2004-09-23 Dai Nippon Printing Co., Ltd. 光学部材及びその製造方法
US7403334B2 (en) 2003-03-07 2008-07-22 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Optical member and process of producing the same
JP2007087649A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Sony Corp 画像表示装置、画像表示装置用前面パネルとその製造方法、及び転写フィルム
JP2007211328A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Technical Research & Development Institute Ministry Of Defence 隣接した光学部品の接着法
JP2013210657A (ja) * 2007-05-17 2013-10-10 Prysm Inc 発光ストライプを有するディスプレイスクリーン
KR20160111436A (ko) * 2014-01-22 2016-09-26 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 글레이징을 위한 미세광학체
KR20160111432A (ko) * 2014-01-22 2016-09-26 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 글레이징을 위한 미세광학체
EP3096943A4 (en) * 2014-01-22 2018-03-14 3M Innovative Properties Company Microoptics for glazing
US10513881B2 (en) 2014-01-22 2019-12-24 3M Innovative Properties Company Microoptics for glazing
US10794114B2 (en) 2014-01-22 2020-10-06 3M Innovative Properties Company Microoptics for glazing
US10988979B2 (en) 2014-01-22 2021-04-27 3M Innovative Properties Company Microoptics for glazing
US11125406B2 (en) 2014-01-22 2021-09-21 3M Innovative Properties Company Microoptics for glazing
KR102408061B1 (ko) * 2014-01-22 2022-06-14 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 글레이징을 위한 미세광학체
KR102456918B1 (ko) 2014-01-22 2022-10-19 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 글레이징을 위한 미세광학체

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1177477B1 (fr) Ecran de projection
US6262840B1 (en) Plano lens, rear-projection type projector screen employing the same, and rear-projection type video display apparatus
AU732117B2 (en) Rear projection screen incorporating diffuser
TWI226419B (en) Touch panel-including illuminator and reflective liquid-crystal display device
US10348239B2 (en) Multi-layered solar cell device
CN102308329A (zh) 显示装置和显示装置的制造方法
TW200905313A (en) Optical package , method for manufacturing the same, illuminator, and display
JP2010256844A (ja) 光学シート、面光源装置および透過型表示装置
JP3829358B2 (ja) 平面型レンズとその製造方法
JP2006178092A (ja) 光拡散部材及び透過型スクリーン
JP2000035617A (ja) 透明微小球体配置シートとこれを用いる透明微小球体配置層を有する透過型スクリーンの製造方法
JP2007225972A (ja) 光拡散フィルム、光学部材、背面投射型スクリーン及び背面投射型ディスプレイ装置
JP2003107217A (ja) 光拡散板及びその製造方法
JPH09133812A (ja) 面光源装置
JP4135194B2 (ja) 平面型レンズとこれを用いた背面投射型プロジェクタ用スクリーン
CN106324894A (zh) 偏光膜与显示器
JP3879284B2 (ja) 表面処理を施された樹脂板
CN115729026A (zh) 投影屏幕、其制作方法及投影系统
JP3707197B2 (ja) 背面投射型映像表示装置
JPH10206973A (ja) 透過型スクリーン
KR20060124921A (ko) 글라스비드 스크린 및 상기 스크린의 제작방법
JP3384090B2 (ja) 透過型スクリーン、透明板、透過型スクリーンの製造方法及び透明板の製造方法
JPH07234305A (ja) 面光源用フイルムレンズ及びそれを用いた面光源
JPH1195004A (ja) 平面型レンズ及びその製造方法並びに背面投射型プロジェクタ用スクリーン
CN102788310A (zh) 光学片、使用它的背光单元和光学片的制造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070320