JP3384090B2 - 透過型スクリーン、透明板、透過型スクリーンの製造方法及び透明板の製造方法 - Google Patents

透過型スクリーン、透明板、透過型スクリーンの製造方法及び透明板の製造方法

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JP3384090B2
JP3384090B2 JP04856294A JP4856294A JP3384090B2 JP 3384090 B2 JP3384090 B2 JP 3384090B2 JP 04856294 A JP04856294 A JP 04856294A JP 4856294 A JP4856294 A JP 4856294A JP 3384090 B2 JP3384090 B2 JP 3384090B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、裏面側より映像が投射
され表面側より該映像を観賞される透過型スクリーン及
びこの透過型スクリーンの製造方法並びにこのような透
過型スクリーンに使用される透明板及びこの透明板の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、裏面側よりビデオプロジェクタの
如き映写機により映像が投射され、この映像を透過させ
て表面側に出射させ、該表面側より観賞されるように構
成された透過型スクリーンが提案されている。このよう
な透過型スクリーンは、合成樹脂や硝子の如き透明材料
により平板状に形成され、この透過型スクリーンを透過
した映像の明度やコントラストの向上のため、フレネル
レンズ部及びレンチキュラー部を有して構成されてい
る。
【0003】例えば、特開平3−220542号公報に
記載されている透過型スクリーンは、PMMA(ポリメ
チルメタクリレート)樹脂の如き透明材料よりなる平板
状のスクリーン部材を有して構成されている。このスク
リーン部材は、映像が投射される裏面部がフレネルレン
ズ部となされており、該映像が出射される表面部がレン
チキュラー部となされている。上記フレネルレンズ部
は、上記スクリーン部材の全体を一の凸レンズとする効
果を有する、同心円状の段差状の凹凸からなる。また、
上記レンチキュラー部は、上記スクリーン部材の表面側
に膨出された縦方向の円筒面状の突状が、このスクリー
ン部材の全面に亘って平行に配列されて形成されてい
る。
【0004】そして、上記スクリーン部材の表面部に
は、フッ素樹脂化合物からなる反射防止膜が被着形成さ
れている。このフッ素樹脂化合物からなる反射防止膜
は、上記スクリーン部材の表面部における外光の反射を
抑え、このスクリーン部材を透して出射される映像のコ
ントラストを向上させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な透過型スクリーンにおける反射防止膜を形成するフッ
素樹脂化合物は、上記スクリーン部材に対する密着性
や、耐摩耗性、耐擦傷性が充分ではないため、該スクリ
ーン部材のさらに前面側に保護板を配設する必要を生じ
させている。すなわち、上記反射防止膜が被着形成され
た上記スクリーン部材の前面側には、透明材料よりなる
平板状の透明板が配設される。
【0006】ところが、上記透明板は、硝子により形成
した場合には、透過型スクリーン全体の重量を増加させ
ることとなり、この透過型スクリーンの搬送や取扱いを
困難なものとなしてしまう。また、上記透明板は、合成
樹脂により形成した場合には、この透明板の表面部にお
ける外光の反射により、上記スクリーン部材を透して観
賞される映像の画質を著しく劣化させてしまう。
【0007】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、スクリーン部材または透明板を
透過して観賞される映像のコントラスト等の画質が充分
に向上され、かつ、反射防止膜の耐摩耗性、耐擦傷性等
の耐久力について充分な特性を有し、さらに、搬送や取
扱いが容易である透過型スクリーン及びこのような透過
型スクリーンの製造方法並びにこのような透過型スクリ
ーンに使用される透明板及びこの透明板の製造方法を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明に係る透過型スクリーン
は、裏面側より順に積層配設されたフレネルレンズ部、
レンチキュラー部及び透明板を備え、該裏面側より映像
が投射され表面側に該映像を出射して該表面側より観賞
される透過型スクリーンであって、透明板は、透明基材
と、この透明基材の映像出射側に形成された透明ウレタ
ン層とを有し、この透明ウレタン層の表面側にフッ素樹
脂化合物よりなる反射防止膜が形成されており、この反
射防止膜は、透明基材と透明ウレタン層とを有する透明
板の該透明ウレタン層の表面部にフッ素樹脂化合物の溶
液が塗布されこのフッ素樹脂化合物の溶液が108°C
以上に加熱されて形成されたものであることを特徴とす
るものである。
【0009】また、本発明に係る透明板は、透明基材
と、この透明基材の映像出射側に形成された透明ウレタ
ン層とを有し、この透明ウレタン層の表面側にフッ素樹
脂化合物よりなる反射防止膜が形成され、この反射防止
膜は、透明基材と透明ウレタン層とを有する透明板の該
透明ウレタン層の表面部にフッ素樹脂化合物の溶液が塗
布されこのフッ素樹脂化合物の溶液が108°C以上に
加熱されて形成されたものであり、裏面側より映像が投
射され表面側に該映像を出射して該表面側より観賞され
ることを特徴とするものである。
【0010】そして、本発明に係る透過型スクリーンの
製造方法は、透明基材と透明ウレタン層とを有する透明
板の該透明ウレタン層の表面部にフッ素樹脂化合物の溶
液を塗布し、透明板に塗布されたフッ素樹脂化合物の溶
液を108°C以上に加熱して反射防止膜となし、この
反射防止膜が形成された透明板をフレネルレンズ部及び
レンチキュラー部よりも映像出射側に配設することを特
徴とするものである。
【0011】さらに、本発明に係る透明板の製造方法
は、裏面側より映像が投射され表面側に該映像を出射し
て該表面側より観賞される透明板の製造方法であって、
透明基材と透明ウレタン層とを有する透明板の該透明ウ
レタン層の表面部にフッ素樹脂化合物の溶液を塗布し、
透明板に塗布されたフッ素樹脂化合物の溶液を108°
C以上に加熱して反射防止膜とし、反射防止膜が形成さ
れた面を映像が出射される表面側とすることを特徴とす
るものである。
【0012】
【作用】本発明に係る透過型スクリーンの透明板及び本
発明に係る透明板は、透明基材とこの透明基材の映像出
射側に形成された透明ウレタン層とからなり、この透明
ウレタン層の表面部にフッ素樹脂化合物よりなる反射防
止膜が被着形成されており、この反射防止膜は、透明基
材と透明ウレタン層とを有する透明板の該透明ウレタン
層の表面部にフッ素樹脂化合物の溶液が塗布されこのフ
ッ素樹脂化合物の溶液が108°C以上に加熱されて形
成されたものであるので、外光の反射を防止し、この透
明板を透過する映像の画質を向上させることができ、ま
た、反射防止膜の透明板に対する密着性、耐摩耗性、耐
擦傷性を向上させることができる。
【0013】そして、本発明に係る透過型スクリーンの
製造方法及び透明板の製造方法においては、透明基材と
透明ウレタン層とを有する透明板の該透明ウレタン層の
表面部にフッ素樹脂化合物の溶液を塗布し、該透明板に
塗布されたフッ素樹脂化合物の溶液を108°C以上に
加熱して反射防止膜となしており、すなわち、フッ素樹
脂化合物は、硝子転移点を越えて加熱された後に透明ウ
レタン層上に反射防止膜を形成するので、透明板に対す
る密着性、耐摩耗性、耐擦傷性の良好な反射防止膜を形
成する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。
【0015】本発明に係る透過型スクリーンは、図1及
び図2に示すように、枠部6に積層状に支持されたフレ
ネルレンズ板1、レンチキュラー板2及び本発明に係る
透明板5を有して構成されている。上記フレネルレンズ
板1、レンチキュラー板2及び透明板5は、それぞれ透
明な材料により略々平板状に形成され、この透過型スク
リーンの裏面側より、該フレネルレンズ板1、該レンチ
キュラー板2、該透明板5の順に、積層配設されてい
る。この透過型スクリーンは、図1に示すように、裏面
側より、第1及至第3のビデオプロジェクタ7B,7
G,7Rにより映像が投射され、表面側に該映像を透過
させて出射させ、該表面側より観賞者8により観賞され
る。
【0016】なお、上記第1のビデオプロジェクタ7B
は、投影される映像のうちの青色成分のみを青色光によ
り投射する。また、上記第2のビデオプロジェクタ7G
は、投影される映像のうちの緑色成分のみを緑色光によ
り投射する。そして、上記第3のビデオプロジェクタ7
Rは、投影される映像のうちの赤色成分のみを赤色光に
より投射する。これら各色成分の映像は、上記透過型ス
クリーン上において重ね合わされて、原映像を再現す
る。
【0017】上記フレネルレンズ板1は、図3に示すよ
うに、PMMA(ポリメチルメタクリレート)樹脂の如
き透明な合成樹脂材料により、略々平板状に形成され、
図3中矢印Aで示す光入射側、すなわち、裏面部が平面
状の入射面部1aとなされており、光出射側、すなわ
ち、表面部がフレネルレンズ部1bとなされている。上
記フレネルレンズ部1bは、上記フレネルレンズ板1の
全面を一の凸レンズとする効果を有する、同心円状の段
差状の凹凸からなる。
【0018】そして、上記レンチキュラー板2は、PM
MA樹脂の如き透明な合成樹脂材料により、略々平板状
に形成され、裏面部及び表面部にレンチキュラー部を形
成するレンチキュラー入射面2a及びレンチキュラー出
射面2bが形成されている。上記レンチキュラー入射面
2aは、上記レンチキュラー板2の裏面側に膨出された
縦方向の円筒面状の突状が、このレンチキュラー板2の
全面に亘って平行に配列されて形成されている。そし
て、上記レンチキュラー出射面2bは、上記レンチキュ
ラー板2の表面側に膨出された縦方向の円筒面状の突状
が、このスクリーン部材の全面に亘って、平行に配列さ
れて形成されている。上記レンチキュラー射出面2bを
なす各円筒面状の突状は、上記レンチキュラー入射面2
aをなす各円筒面状の突状よりも幅が狭く、かつ、該レ
ンチキュラー入射面2aをなす各円筒面状の突状の前方
に位置している。上記レンチキュラー射出面2bをなす
各円筒面状の突状の間には、外光吸収部2cが介在され
ている。この外光吸収部2cは、上記レンチキュラー板
2の上下に亘る複数の細い帯状の部分であって、平面状
に形成されている。この外光吸収部2cは、表面部が黒
色に印刷処理されている。
【0019】上記フレネルレンズ板1と上記レンチキュ
ラー板2とは、スクリーン部材3を構成している。
【0020】上記レンチキュラー板2の前面側に配設さ
れた上記透明板5は、透明合成樹脂材料より平板状に形
成され、少なくとも一方の主面部に、フッ素樹脂化合物
よりなる反射防止膜が被着形成されている。すなわち、
この透明板5は、図4に示すように、透明基材5pと、
この透明基材5pの映像出射側に形成された透明ウレタ
ン層5cとを有し、この透明ウレタン層5cの表面側に
反射防止膜4が被着形成されて構成されている。
【0021】上記透明基材5pは、PC(ポリカーボネ
イト)、メタクリル樹脂、あるいは、スチレン・メチル
メタアクリレート共重合樹脂により、厚さが1.5mm
及至5mm程度の平板状に形成されている。この透明基
材5pの表裏両面部には、接着層である紫外線硬化樹脂
層5a,5aを介して、厚さが100μm及至500μ
mのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム5
b,5bが接着されている。上記紫外線硬化樹脂層5a
は、30μm及至300μmの厚さを有する。この紫外
線硬化樹脂層5aをなす材料としては、カヤラック樹脂
(商品名:日本化薬(株)製)、APR樹脂(商品名:
旭化成(株)製)、グランディック樹脂(商品名:大日
本インク(株)製)が挙げられる。上記PETフィルム
5bは、両面が予めプライマー処理されており、上記紫
外線硬化樹脂及び後述する透明ウレタン樹脂との接性が
向上されている。これらPETフィルム5b,5bは、
上記透明基材5aの両面側に被着されることにより、該
透明基材5pの反りを防止している。
【0022】上記透明基材5pの表面側に配設された上
記PETフィルム5bの表面上には、厚さが50μm及
至300μmの透明ウレタン樹脂層5cが被着形成され
ている。この透明ウレタン樹脂層5cは、いわゆるキャ
スティング法により形成されている。
【0023】そして、上記透明ウレタン層5cの表面部
には、フッ素樹脂化合物の薄膜よりなる反射防止膜4が
被着形成されている。このフッ素樹脂化合物としては、
サイトップ(商品名:旭硝子株式会社製透明フッ素樹
脂)を使用することができる。
【0024】なお、上記反射防止膜4は、図4に示すよ
うに、上記透明板5の裏面部にも形成するようにしても
よい。この例においては、上記反射防止膜4は、いわゆ
るディッピング法により形成されており、上記透明板5
の両面部に形成されている。
【0025】上記反射防止膜4の厚さをd、この反射防
止膜4をなすフッ素樹脂化合物の屈折率をn、この反
射防止膜4が被着される基材の屈折率をn、波長をλ
としたとき、 nd=λ/4 が成立するとき、波長λの外光の反射が最も抑えられ
る。例えば、緑色(λ=550nm)に対しては、上記
厚さdは、約100nm程度(93nm及至103nm
程度)に形成すればよく、この場合、反射率rは、 r={(n−n )/(n+n )} で示すことができる。上記反射防止膜4の厚さを最適に
制御することにより、以下の〔表1〕に示すように、外
光の表面反射率を大幅に低減させることができる。この
〔表1〕より、上記反射防止膜4の効果、また、この反
射防止膜4の材料としてはフッ化マグネシウム(MgF
)よりも上記フッ素樹脂化合物が優れていることがわ
かる。
【0026】
【表1】
【0027】上述のように上記透明ウレタン樹脂層5c
上に上記フッ素樹脂化合物よりなる反射防止膜4を形成
した場合においては、反射率は、0.8%である。
【0028】なお、上記反射防止膜4の膜厚は、後述す
るディッピング工程において使用するフッ素樹脂化合物
溶液の濃度及び温度に依存する粘度と、このディッピン
グ工程における上記透明板5の該溶液よりの引き上げ速
度とにより、制御することができる。
【0029】そして、上記反射防止膜4の耐摩耗性、耐
擦傷性を確認するため、ミル・スタンダード(MI
L)、C−675C 4・5・10番及びC−675C
4・5・11番の試験を行った結果が、以下の〔表
2〕に示すものである。
【0030】
【表2】
【0031】すなわち、PC(ポリカーボネイト)基材
上に、透明ウレタン層を介して、フッ素樹脂化合物(サ
イトップ)を塗布し、120°Cにて30分間乾燥処理
したもの(〔表2〕中の(4))が、C−675C 4
・5・10番の試験(Severe abrasio
n)において略々良好、C−675C 4・5・11番
の試験(Moderate abrasion)におい
て良好との結果を得た。その他の、乾燥温度条件につい
ての条件を欠くもの(80°Cで30分間乾燥、〔表
2〕中の(1)、(3))及び上記透明ウレタン層を欠
くもの(〔表2〕中の(1)、(2))については、い
ずれの試験においても、不良との結果を得た。
【0032】次に、〔表3〕に示すように、上記透明板
5のみならず、上記スクリーン部材3に対しても上記反
射防止膜4を被着形成した透過型スクリーンを作成し、
外光の映り込みについて、多数人による視覚的比較評価
を調べた。
【0033】
【表3】
【0034】すなわち、サンプルAは、上記透明板5及
び上記スクリーン部材3の双方に上記反射防止膜4を被
着形成したものである。サンプルBは、上記スクリーン
部材3のみに上記反射防止膜4を被着形成したものであ
る。サンプルCは、上記透明板5のみに上記反射防止膜
4を被着形成したものである。サンプルDは、上記スク
リーン部材3及び上記透明板5のいずれにも上記反射防
止膜4を形成しないものである。この結果としては、サ
ンプルCは、サンプルAに対して大きな遜色はなく、ま
た、サンプルB及びサンプルDは、サンプルCに対して
大きく劣っていた。すなわち、外光の映り込みについて
は、上記透明板5上の上記反射防止膜4の有無が大きな
要因となっている。
【0035】また、これらサンプルA及至サンプルDに
ついて、裏面側より投射された映像のコントラストの改
善状況を測定した。この結果を、以下の〔表4〕に示
す。
【0036】
【表4】
【0037】各透過型スクリーンを透過した映像のコン
トラストは、サンプルAが38.0、サンプルBが3
5.0、サンプルCが31.0、サンプルDが26.0
であり、上記反射防止膜4を全く有さないサンプルDを
基準とする改善率は、サンプルAが1.46、サンプル
Bが1.35、サンプルCが1.20である。したがっ
て、本発明に係る透過型スクリーンにおいては、上記ス
クリーン部材3にも上記反射防止膜4を設ければ、より
コントラストを向上させることができるが、該反射防止
膜4は、上記透明板5のみに設けることとしても、充分
な画質向上を図ることができる。なお、上記スクリーン
部材3に上記反射防止膜4を設け、上記透明板5を取り
除いた状態においては、上記コントラストが、33.
7、上記改善率が1.29であった。
【0038】そして、上述のような透過型スクリーンを
構成するための本発明に係る透過型スクリーンの製造方
法は、図5及至図12に示すように、上記透明基材5p
と上記透明ウレタン層5cとを有する透明板5の該透明
ウレタン層5cの表面部にフッ素樹脂化合物の溶液18
を塗布するディッピング工程と、該透明板5に塗布され
たフッ素樹脂化合物の溶液18を該フッ素樹脂化合物の
硝子転移点である108°C以上に加熱して乾燥させて
上記反射防止膜4となす乾燥工程と、上記反射防止膜4
が形成された上記透明板5を上記フレネルレンズ板1及
び上記レンチキュラー板2よりも映像出射側に配設する
組立工程とを有している。
【0039】すなわち、上記透過型スクリーンに使用さ
れる本発明に係る透明板5を形成するには、まず、図5
に示すように、第1の塗布工程により、上記透明基材5
pの一面部上に上記紫外線硬化樹脂層5aとなる紫外線
硬化樹脂11aを塗布する。上記透明基材5pは、PC
(ポリカーボネイト)、メタクリル樹脂、あるいは、ス
チレン・メチルメタアクリレート共重合樹脂により、厚
さが1.5mm及至5mm程度の平板状に形成されたも
のである。
【0040】上記透明基材5pとなる平板状部材は、コ
ンベア装置10により搬送されつつ、樹脂フィーダより
流出される紫外線硬化樹脂11aを塗布される。この紫
外線硬化樹脂11aは、ウレタンアクリレート系、また
は、エステルアクリレート系のものである。すなわち、
この紫外線硬化樹脂11aとしては、カヤラック樹脂
(商品名:日本化薬(株)製)、APR樹脂(商品名:
旭化成(株)製)、グランディック樹脂(商品名:大日
本インク(株)製)が挙げられる。塗布条件は、樹脂粘
度が500及至1900(CPS/at25°C)、透
明基材5pの搬送速度が20及至100(m/mi
n)、塗布量が80及至300(gr/m)程度が望
ましい。塗布された紫外線硬化樹脂11aは、厚さが3
0μm及至300μmの紫外線硬化樹脂層5aを形成す
る。
【0041】次の第1の貼着(ラミネート)工程におい
ては、図6に示すように、上記透明ウレタン層5cとな
る所定の大きさに裁断された透明ウレタンシートが、図
6中矢印Cで示すように、上記紫外線硬化樹脂層5aが
形成された上記透明基材5pの一面部上に供給され、上
下の加圧ロール12a,13aにより該透明基材5pと
ともに挟持され、図6中矢印Bで示す該透明基材5pの
搬送に伴って該一面部に対して貼着される。ここで供給
される透明ウレタンシートは、厚さが50μm及至30
0μm程度のものであり、予め、厚さが100μm及至
500μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)フ
ィルムの裏打ち処理がなされている。透明ウレタンシー
トは、伸びによる変形を生じ易いため、PETフィルム
を貼着することにより、変形を防止されているのであ
る。上記透明ウレタンシートは、上記PETフィルムが
貼着された側の面を、上記透明基材5pの側となして、
上記紫外線硬化樹脂層5aに貼着される。
【0042】上記透明ウレタン層5cが形成された透明
基材5pは、上下面を反転されて、図7に示すように、
第1の硬化工程に送られ、上記紫外線硬化樹脂層5aを
硬化される。すなわち、上記紫外線硬化樹脂層層5a
は、上記透明基材5pの側より、紫外線ランプ15,1
5を有する紫外線照射装置16aにより、被照射面強度
が20(mw/cm)にて15及至40(sec)間
にわたり紫外線を照射されて、硬化される。
【0043】次に、上記透明基材5pは、図8に示すよ
うに、第2の塗布工程に送られる。ここでは、上記透明
基材5pの他面部上に、上記紫外線硬化樹脂層5aとな
る紫外線硬化樹脂11bが塗布される。上記透明基材5
pは、コンベア装置10により搬送されつつ、樹脂フィ
ーダより流出される紫外線硬化樹脂11bを塗布され
る。この紫外線硬化樹脂11bは、上述の第1の塗布工
程における紫外線硬化樹脂11aと同様の、ウレタンア
クリレート系、または、エステルアクリレート系のもの
である。望ましい塗布条件は、樹脂粘度が500及至1
900(CPs/at25°C)、透明基材5pの搬送
速度が20及至100(m/min)、塗布量が80及
至300(gr/m)程度である。
【0044】次の第2の貼着(ラミネート)工程におい
ては、図9に示すように、所定の大きさに裁断され厚さ
が100μm及至500μmのPETフィルム5bが、
図9中矢印Cで示すように、上記紫外線硬化樹脂層5a
が形成された上記透明基材5pの他面部上に供給され、
上下加圧ロール12b,13bにより該透明基材5aと
ともに挟持され、図9中矢印Bで示す該透明基材5pの
搬送に伴って該他面部に対して貼着される。
【0045】上記第2の貼着工程において上記PETフ
ィルム5bを貼着された透明基材5pは、図10に示す
ように、第2の硬化工程に送られ、上記透明基材5pの
他面側の紫外線硬化樹脂層5aを硬化される。この紫外
線硬化樹脂層層5aは、上記透明基材5pの他面側よ
り、紫外線ランプ15,15を有する紫外線照射装置1
6bにより、被照射面強度が20(mw/cm)にて
15及至40(sec)間にわたり紫外線を照射され
て、硬化される。
【0046】両面側に上記PETフィルム5b,5bが
被着され、さらに、一面側に上記透明ウレタン層5cが
被着された透明基材5pは、図11に示すように、ディ
ッピング工程に送られる。このディッピング工程では、
上記透明基材5pは、吊り下げ装置21により保持され
て、図11中矢印Dで示すように、上記フッ素樹脂化合
物溶液18が満たされたディッピング槽17中に浸積さ
れ、該フッ素樹脂化合物溶液18を両面側、すなわち、
上記透明ウレタン層5c上及び上記PETフィルム5b
上に塗布される。このフッ素樹脂化合物としては、上述
したサイトップ(商品名:旭硝子株式会社製透明フッ素
樹脂)を使用することができる。
【0047】ここで、上記フッ素樹脂化合物溶液18の
粘度及び上記透明基材5pを該フッ素樹脂化合物溶液1
8中より引き上げる速度により、該透明基材槽5p上に
塗布されるフッ素樹脂化合物層の厚さを制御できる。上
記フッ素樹脂化合物溶液18の粘度は、このフッ素樹脂
化合物溶液18の濃度及び温度により決まる。望ましい
条件としては、上記フッ素樹脂化合物溶液18の濃度が
1.5(wt%)、温度が22及至23(°C)、上記
透明基材5pの引き上げ速度が200及至250(mm
/min)程度である。
【0048】上記フッ素樹脂化合物を塗布された透明基
材5pは、図12に示すように、乾燥工程に送られる。
ここでは、上記透明基材5pの両面側に塗布されたフッ
素樹脂化合物溶液18が乾燥されて上記反射防止膜4と
なされ、上記透明板5が完成する。すなわち、この乾燥
工程においては、上記透明基材5pは、吊り下げ部材2
0により乾燥炉19中にて保持され、加熱されて、上記
フッ素樹脂化合物層を乾燥される。乾燥の条件として
は、上記フッ素樹脂化合物の硝子転移点である108°
C以上の温度、例えば110及至130(°C)程度に
て、30分間の乾燥を行う。
【0049】そして、組立工程においては、上記透明板
5は、上記透明ウレタン層5cの設けられている一面側
を前面側となして、上記フレネルレンズ板1及び上記レ
ンチキュラー板2とともに、これらフレネルレンズ板1
及びレンチキュラー板2の前面側に位置されて、上記枠
部6により保持される。
【0050】なお、この透過型スクリーンの透明板5に
おいては、上記透明基材5pの両面側に上記透明ウレタ
ン層5cを形成するようにしてもよい。ただし、前面側
となる上記透明基材5pの一面側は、組立作業者や使用
者の手指等が接触する可能性が大きいため、上記透明ウ
レタン層5cを形成して上記反射防止膜4の剥離を防止
することが必要である。
【0051】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る透過型スク
リーンの透明板及び本発明に係る透明板は、透明基材と
この透明基材の映像出射側に形成された透明ウレタン層
とからなり、この透明ウレタン層の表面部にフッ素樹脂
化合物よりなる反射防止膜が被着形成されており、この
反射防止膜は、透明基材と透明ウレタン層とを有する透
明板の該透明ウレタン層の表面部にフッ素樹脂化合物の
溶液が塗布されこのフッ素樹脂化合物の溶液が108°
C以上に加熱されて形成されたものであるので、外光の
反射を防止し、この透明板を透過する映像の画質を向上
させることができ、また、反射防止膜の透明板に対する
密着性、耐摩耗性、耐擦傷性を向上させることができ
る。
【0052】そして、本発明に係る透過型スクリーンの
製造方法及び透明板の製造方法においては、透明基材と
透明ウレタン層とを有する透明板の該透明ウレタン層の
表面部にフッ素樹脂化合物の溶液を塗布し、該透明板に
塗布されたフッ素樹脂化合物の溶液を108°C以上に
加熱して反射防止膜となしており、すなわち、フッ素樹
脂化合物は、硝子転移点を越えて加熱された後に透明ウ
レタン層上に反射防止膜を形成するので、透明板に対す
る密着性、耐摩耗性、耐擦傷性の良好な反射防止膜を形
成する。
【0053】また、上述の透明板において、透明基材の
表裏両面部に、接着層を介して、ポリエチレンテレフタ
レートフィルムを接着しておくことにより、この透明基
板の反りを防止することができる。
【0054】すなわち、本発明は、スクリーン部材また
は透明板を透過して観賞される映像のコントラスト等の
画質が充分に向上され、かつ、反射防止膜の耐摩耗性、
耐擦傷性等の耐久力について充分な特性を有し、さら
に、搬送や取扱いが容易である透過型スクリーン及びこ
のような透過型スクリーンの製造方法並びにこのような
透過型スクリーンに使用される透明板及びこの透明板の
製造方法を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る透過型スクリーンの構成を示す横
断面図を含んでこの透過型スクリーンの使用状態を示す
平面図である。
【図2】上記透過型スクリーンの構成を示す斜視図であ
る。
【図3】上記透過型スクリーンの要部の構成を示す要部
拡大横断面図である。
【図4】上記透過型スクリーンの透明板の構成を示す要
部拡大断面図である。
【図5】本発明に係る透過型スクリーンの製造方法のう
ち、第1の塗布工程を模式的に示す側面図である。
【図6】上記透過型スクリーンの製造方法のうち、第1
の貼着(ラミネート)工程を模式的に示す側面図であ
る。
【図7】上記透過型スクリーンの製造方法のうち、第1
の硬化工程を模式的に示す側面図である。
【図8】上記透過型スクリーンの製造方法のうち、第2
の塗布工程を模式的に示す側面図である。
【図9】上記透過型スクリーンの製造方法のうち、第2
の貼着(ラミネート)工程を模式的に示す側面図であ
る。
【図10】上記透過型スクリーンの製造方法のうち、第
2の硬化工程を模式的に示す側面図である。
【図11】上記透過型スクリーンの製造方法のうち、フ
ッ素樹脂化合物を塗布するディッピング工程を模式的に
示す側面図である。
【図12】上記透過型スクリーンの製造方法のうち、フ
ッ素樹脂化合物を乾燥させる乾燥工程を模式的に示す側
面図である。
【符号の説明】
1 フレネルレンズ板 1b フレネルレンズ部 2 レンチキュラー板 2a レンチキュラー部入射面 2b レンチキュラー部出射面 3 スクリーン部材 4 反射防止層 5 透明板 5p 透明基材 5b PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム 5c 透明ウレタン層

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面側より順に積層配設されたフレネル
    レンズ部、レンチキュラー部及び透明板を備え、該裏面
    側より映像が投射され表面側に該映像を出射して該表面
    側より観賞される透過型スクリーンであって、 上記透明板は、透明基材と、この透明基材の映像出射側
    に形成された透明ウレタン層とを有し、この透明ウレタ
    ン層の表面側にフッ素樹脂化合物よりなる反射防止膜が
    形成されており、 上記反射防止膜は、透明基材と透明ウレタン層とを有す
    る透明板の該透明ウレタン層の表面部にフッ素樹脂化合
    物の溶液が塗布され、このフッ素樹脂化合物の溶液が1
    08°C以上に加熱されて形成されたものである ことを
    特徴とする 透過型スクリーン。
  2. 【請求項2】 透明基材と、この透明基材の映像出射側
    に形成された透明ウレタン層とを有し、この透明ウレタ
    ン層の表面側にフッ素樹脂化合物よりなる反射防止膜が
    形成され、 上記反射防止膜は、上記透明基材と上記透明ウレタン層
    とを有する透明板の該透明ウレタン層の表面部にフッ素
    樹脂化合物の溶液が塗布され、このフッ素樹脂化合物の
    溶液が108°C以上に加熱されて形成されたものであ
    り、 裏面側より映像が投射され表面側に該映像を出射して該
    表面側より観賞される ことを特徴とする透明板。
  3. 【請求項3】 透明基材は、表裏両面部に、接着層を介
    して、ポリエチレンテレフタレートフィルムが接着され
    ていることを特徴とする請求項2記載の透明板。
  4. 【請求項4】 透明基材と透明ウレタン層とを有する透
    明板の該透明ウレタン層の表面部にフッ素樹脂化合物の
    溶液を塗布し、 上記透明板に塗布されたフッ素樹脂化合物の溶液を10
    8°C以上に加熱して反射防止膜となし、 上記反射防止膜が形成された上記透明板をフレネルレン
    ズ部及びレンチキュラー部よりも映像出射側に配設する
    ことを特徴とする透過型スクリーンの製造方法。
  5. 【請求項5】 裏面側より映像が投射され表面側に該映
    像を出射して該表面側より観賞される透明板の製造方法
    であって、 透明基材と透明ウレタン層とを有する透明板の該透明ウ
    レタン層の表面部にフッ素樹脂化合物の溶液を塗布し、 上記透明板に塗布されたフッ素樹脂化合物の溶液を10
    8°C以上に加熱して反射防止膜とし、 上記反射防止膜が形成された面を上記映像が出射される
    表面側とする ことを特徴とする透明板の製造方法。
  6. 【請求項6】 透明基材には、表裏両面部に、接着層を
    介して、ポリエチレンテレフタレートフィルムを接着し
    てあることを特徴とする請求項5記載の透明板の製造方
    法。
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