JP2000035542A - 顕微鏡対物レンズ - Google Patents

顕微鏡対物レンズ

Info

Publication number
JP2000035542A
JP2000035542A JP10216546A JP21654698A JP2000035542A JP 2000035542 A JP2000035542 A JP 2000035542A JP 10216546 A JP10216546 A JP 10216546A JP 21654698 A JP21654698 A JP 21654698A JP 2000035542 A JP2000035542 A JP 2000035542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
lens group
group
object side
microscope objective
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10216546A
Other languages
English (en)
Inventor
Shintaro Kudo
慎太郎 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP10216546A priority Critical patent/JP2000035542A/ja
Publication of JP2000035542A publication Critical patent/JP2000035542A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 工業顕微鏡での使用時の作業性の観点から十
分な作動距離を確保し、且つ十分な解像力を有する優れ
た結像性能を有し、顕微鏡対物レンズを提供すること。 【解決手段】 物体側より順に、物体側に凹面を向けた
1群のメニスカスレンズ成分より構成される第1レンズ
群G1と、正屈折力の第2レンズ群G2と、複数の接合
レンズ成分を含み、正屈折力の第3レンズ群G3と、最
も像側の面が像側に向いた凹面であり、負屈折力の第4
レンズ群G4とを備え、所定の条件を満足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は顕微鏡対物レンズ、
特に中程度の倍率の工業顕微鏡対物レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体ICパターンの検査等
に工業顕微鏡がよく利用されている。そして、シリコン
ウェハ上のパターンを観察する際などは対物レンズとの
接触による被検物の破損等を防ぐため、ある程度十分な
作動距離が要求される。このため、作動距離に重点を置
いた長作動距離を特徴とする顕微鏡対物レンズが従来よ
り提案されている。例えば、20倍程度の中倍率の顕微
鏡対物レンズの例として、特開平9−265044号公
報や特開昭60−14215号公報に開示されたレンズ
などが知られている。上記開示例による対物レンズは非
常に長い作動距離を有しているので、パッケージされた
チップのパターンなど大きい凹凸の構造を有する被検物
の低部の観察等に特に適している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般に長作動
距離と収差補正の両立は非常に困難であり、作動距離を
長くするためには解像力(NA)の面で妥協せざるを得
ない。上記開示例においても、NAがそれぞれ0.3
5、0.4と小さくなっている。従って、上述のシリコ
ンウェハのようなほぼ平面の被検物を観察する場合は、
あまりに長い作動距離は必要がなく、却って解像力を損
してしまうことになる。
【0004】また、NAに重点を置いた20倍程度の中
倍率の顕微鏡対物レンズとしては、例えば特開平 9−
33818号公報や特開昭55−79406号公報など
に開示されたレンズが提案されている。しかし、これら
の開示例では主に生物顕微鏡での使用を主目的としてい
るので、解像力に関するNAはそれぞれ0.5、0.6
5と大きいのだが、前者の開示例とは逆に作動距離がか
なり短く、作業性の観点において十分なスペックとは言
い難い。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、工業顕微鏡での使用時の作業性の観点から十分な
作動距離を確保し、且つ十分な解像力を有する優れた結
像性能を有し、顕微鏡対物レンズを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、物体側より順に、物体側
に凹面を向けた1群のメニスカスレンズ成分より構成さ
れる第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レン
ズ群G2と、複数の接合レンズ成分を含み、正の屈折力
を有する第3レンズ群G3と、最も像側の面が像側に向
いた凹面であり、負の屈折力を有する第4レンズ群G4
とを備え、顕微鏡対物レンズ全系の焦点距離をf、前記
顕微鏡対物レンズの軸上全長をL、前記第1レンズ群の
焦点距離をf1、前記第1レンズ群の最も物体側の凹面
の曲率半径をr1、前記第1レンズ群の軸上全長をL
1、前記第1レンズ群の最も像側の凸面のガラスの基準
波長であるd線(λ=587.6nm)での屈折率をn
G1rとしたとき、 −0.1<f/f1<0.1 (1) 0.72<f/|r1|<1.25 (2) 0.25<L1/L<0.5 (3) 1.75<nG1r (4) の各条件を満足することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明における顕微鏡対物
レンズの構成について説明する。視野周辺まで優れた結
像性能を得るためには、像面湾曲を補正する際の必要条
件であるペッツバール和の補正が重要である。そこで、
先頭の前記第1レンズ群G1を物体側に凹面を向けた屈
折力の弱いメニスカスレンズ成分とすることで、球面収
差の発生を極力抑えると同時にペッツバール和を補正し
ている。また、正の屈折力の第3レンズ群G3は、色収
差及び球面収差等を良好に補正するために複数の接合レ
ンズ成分を有している。
【0008】また、ペッツバール和の補正に配慮した屈
折力の弱い前記第1レンズ群G1から射出したNAの大
きい光束を後続するレンズ群がそのまま受けたのでは、
色収差補正と高次の球面収差補正の両立が困難となって
しまう。そこで、第1レンズ群G1と第3レンズ群G3
の間に適当な正の屈折力を有する第2レンズ群G2を配
置している。この第2レンズ群G2の正の屈折力の作用
により第3レンズ群G3に入射する光束のNAをある程
度小さくし、第3レンズ群G3においてできるだけ高次
収差を発生させずに良好に収差補正できるようにしてい
る。
【0009】また、第4レンズ群G4は、負の屈折力に
よって第1レンズ群G1とバランスよく分担してペッツ
バール和を補正している。さらに、最も像側の面を像側
に向けた凹面とすることで像面湾曲を良好に補正する構
成としている。
【0010】また、本発明では以下の条件式(1)、 −0.1<f/f1<0.1 (1) を満足することが望ましい。ここで、fは顕微鏡対物レ
ンズ全系の焦点距離、f1は第1レンズ群G1の焦点距
離をそれぞれ表している。
【0011】条件式(1)は、第1レンズ群G1をある
程度弱い屈折力で構成する際の適正な屈折力の範囲を規
定している。条件式(1)の上限値を上回る場合は、第
1レンズ群G1の正屈折力が強くなるので、ペッツバー
ル和が補正不足となり、また像面の平坦性が保てなくな
ってしまう。逆に、条件式(1)の下限値を下回る場合
は、第1レンズ群G1の負屈折力が強くなるので、ペッ
ツバール和の補正には都合がよいが、第2レンズ群G2
の負担が大きくなるので球面収差やコマ収差の良好な補
正が困難となってしまう。
【0012】また、本発明では、以下の条件式(2)、 0.72<f/|r1|<1.25 (2) を満足することが望ましい。ここで、r1は第1レンズ
群G1の最も物体側の凹面の曲率半径を表している。
【0013】条件式(2)は、第1レンズ群G1の最も
物体側の面の適切な曲率の範囲を規定おり、ペッツバー
ル和の補正と、落射照明時の結像コントラスト低下の一
要因である反射光フレアノイズの低減とを両立させるた
めの条件である。工業顕微鏡では落射照明となるので対
物レンズ自身が照明光学系を兼ねることになる。その
際、対物レンズの各面によって照明光が反射して迷光と
なり観察視野に到達した場合はフレアノイズとして結像
コントラストを低下させてしまう。そこで、各面に反射
防止膜を施して反射率を低くする事、さらに各面で反射
した迷光を可能な限り視野外方向に反射させて視野内に
到達させないようにする事により効果的に結像コントラ
ストの低下を防ぐことができる。具体的には、光束に対
して各面が垂直入射の状態に近くなり過ぎないように光
学系を構成することで迷光の反射角をできるだけ大きく
なるようにする。
【0014】条件式(2)の上限値を上回る場合は、曲
率半径が小さくなるのでペッツバール和の補正には都合
がよい。しかし、レンズ面が光束に対して垂直入射に近
い状態になり過ぎるので、フレアノイズが増大してしま
い結像コントラストを低下させてしまう。逆に、条件式
(2)の下限値を下回る場合は、曲率半径が大きくなる
のでフレアノイズの低減には都合がよい。しかし、ペッ
ツバール和の補正が極めて困難となり像面の平坦性が保
てなくなってしまう。
【0015】また、本発明では以下の条件式(3)、 0.25<L1/L<0.5 (3) を満足することが望ましい。ここで、Lは顕微鏡対物レ
ンズの軸上全長、L1は第1レンズ群G1の軸上全長を
それぞれ表している。
【0016】条件式(3)は、第1レンズ群G1の厚さ
の適正な範囲を規定している。第1レンズ群G1は、そ
の厚みをある程度大きくすることでメニスカスレンズ成
分の像側の凸面の曲率を弱くするようにして良好なペッ
ツバール和補正を実現している。
【0017】条件式(3)の上限値を上回る場合は、第
1レンズ群G1が厚くなるので近軸光線高が必要以上に
大きくなり過ぎてしまう。この場合ペッツバール和の補
正には都合がよいが、結像倍率を整えるために第2レン
ズ群G2、第3レンズ群G3の正屈折力と、第4レンズ
群G4の負屈折力をそれぞれ強くせざるを得ないので球
面収差やコマ収差の良好な補正が困難となってしまう。
逆に、条件式(3)の下限値を下回る場合は、第1レン
ズ群G1の厚さが小さくなるので像側凸面での近軸光線
高が小さくなり過ぎてしまう。このため、像側凸面を弱
い曲率で構成することができず、ペッツバール和を良好
に補正することが困難となる。
【0018】また、本発明は以下の条件式(4)、 1.75<nG1r (4) を満足することが望ましい。ここで、nG1rは第1レ
ンズ群G1の最も像側の凸面のガラスの基準波長である
d線(λ=587.6nm)の屈折率を表している。
【0019】条件式(4)は、第1レンズ群G1の最も
像側の像側に向けた凸面のガラスの基準波長(d線)で
の屈折率nG1rの下限を規定している。条件式(4)
の下限値を下回る場合は、第1レンズ群G1の像側凸面
のガラスの屈折率nG1rが低くなるのでメニスカスレ
ンズ成分の像側の凸面を弱い曲率で構成することができ
ない。このため、ペッツバール和を良好に補正すること
が困難となる。
【0020】また、本発明では以下の条件式(5)、 0.5<f/|rG4r|<1.25 (5) を満足することが望ましい。ここで、rG4rは第4レ
ンズ群G4の最も像側の像側に向けた凹面の曲率半径を
表している。
【0021】条件式(5)は、ペッツバール和補正と諸
収差補正の両立をより良好に達成するための条件であ
る。条件式(5)の上限値を上回る場合は、第4レンズ
群G4の最も像側の像側に向けた凹面の曲率が強くなっ
てしまうので、コマ収差の良好な補正が極めて困難とな
る。逆に、条件式(5)の下限値を下回る場合は、第4
レンズ群G4の最も像側の像側に向けた凹面の曲率が弱
くなってしまうので、ペッツバール和を良好に補正する
ことが困難になる。
【0022】また、本発明では、以下の条件式(6)、 0.2<D34/L<0.5 (6) を満足することが望ましい。ここで、D34は第3レン
ズ群G3の最も像側の面と第4レンズ群G4の最も物体
側の面との軸上空気間隔を表している。条件式(6)の
上限値を上回る場合は、D34が長くなるので第3レン
ズ群G3のスペース取り分が不十分となり、貼り合せ面
の曲率を適当に強くすることができない。このため、色
収差や球面収差等を良好に補正することが困難となる。
逆に、条件式(6)の下限値を下回る場合は、D34が
短くなるので、結像倍率を整えるために第2レンズ群G
2、第3レンズ群G3の正屈折力と、第4レンズ群G4
の負屈折力とをそれぞれ強くする必要がある。このた
め、ペッツバール和は補正できるが、球面収差やコマ収
差の良好な補正が困難となってしまう。
【0023】また、本発明では、以下の条件式(7)、 0.2<f/|f4|<0.6 (7) を満足することが望ましい。ここで、f4は第4レンズ
群G4の焦点距離を表している。
【0024】条件式(7)は、第4レンズ群G4の焦点
距離の適切な範囲を規定している。条件式(7)の上限
値を上回る場合は、第4レンズ群G4の負屈折力が強く
なるのでコマ収差を良好に補正するのが困難となる。逆
に、条件式(7)の下限値を下回る場合は、第4レンズ
群G4の負の屈折力が弱くなるのでペッツバール和を良
好に補正することが困難となる。
【0025】また、本発明では、以下の条件式(8)、 −0.1<f/rG4f<0.1 (8) を満足することが望ましい。ここで、rG4fは第4レ
ンズ群G4の最も物体側の面の曲率半径を表している。
【0026】条件式(8)は、落射照明の際の反射フレ
アノイズの低減と良好な像面湾曲の補正とを良好に両立
させるための条件である。条件式(8)の上限値を上回
る場合は、第4レンズ群G4の最も物体側の面が物体側
に向けた強い曲率の凸面となってしまうので、落射照明
光の反射迷光の反射角が小さくなる。このため、フレア
ノイズが増大し結像コントラストを大きく低下させてし
まう。逆に、条件式(8)の下限値を下回る場合は、第
4レンズ群G4の最も物体側の面が物体側に向けた強い
曲率の凹面となってしまう。このため、反射フレアノイ
ズの低減には都合がよいが、像面湾曲を良好に補正する
ことが困難となってしまう。
【0027】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の数値実施
例を説明する。 (第1実施例)図1は本発明の第1実施例にかかる顕微
鏡対物レンズの構成を示す図である。本実施例の顕微鏡
対物レンズは、物体側に凹面を向けた負メニスカスレン
ズと物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズとの正の
屈折力を有する接合レンズ成分L11の1群で構成され
ている第1レンズ群G1と、像側により強い曲率を有す
る両凸単レンズ成分L21の1群で構成されている第2
レンズ群G2と、物体側より順に、物体側に凸面を向け
た負メニスカスレンズと両凸レンズとの接合レンズ成分
L31と、両凸レンズと物体側に凹面を向けた負メニス
カスレンズとの接合レンズ成分L32との2群より構成
されている第3レンズ群G3と、両凸レンズと両凹レン
ズとの接合レンズ成分L41の1群で構成されている第
4レンズ群G4とを備えている。
【0028】以下の表1に本実施例の諸元値を掲げる。
表において、fは顕微鏡対物レンズ全系の焦点距離(単
位:mm)、NAは開口数、βは後述する結像レンズと
組み合わせたときの倍率、doは物体面と対物レンズ第
1面との軸上間隔(単位:mm)をそれぞれ表してい
る。また、左端の数字は物体側からの各レンズ面の順
序、rは各レンズ面の曲率半径(単位:mm)、dは各
レンズ面間隔(単位:mm)、nはd線(λ=587.
6nm)に対する屈折率、νはアッベ数をそれぞれ示し
ている。なお、以下全ての実施形態において同様の符号
を用いる。
【0029】
【表1】 f = 9.984 N.A.= 0.45 β =−20.030 do = 4.66 r d nd νd 1 -10.2121 10.40 1.83481 42.723 2 -45.0520 5.00 1.90265 35.724 3 -17.1192 0.201 4 970.5200 3.20 1.49782 82.516 5 -19.7944 0.20 1 6 80.5860 1.20 1.72151 29.235 7 18.7884 4.70 1.48563 85.198 8 -30.5486 0.20 1 9 23.9931 4.40 1.48563 85.198 10 -23.9931 1.50 1.72151 29.235 11 -339.8457 14.50 1 12 246.1973 2.70 1.84666 23.776 13 -14.5912 1.30 1.61266 44.405 14 10.8860 (条件対応値) (1)f/f1 =0.048 (2)f/|r1| =0.978 (3)L1/L =0.311 (4)nG1r =1.90265 (5)f/|rG4r|=0.917 (6)D34/L =0.293 (7)f/|f4| =0.357 (8)f/rG4f =0.041
【0030】図2は本実施例における諸収差図である。
各収差図において、NAは開口数、Yは像高、dはd線
(λ=587.6nm)、CはC線(λ=656.3n
m)、FはF線(λ=486.1nm)、gはg線(λ
=435.8nm)をそれぞれ示している。また、非点
収差図および、歪曲収差図は基準波長としてのd線に対
する収差を示している。さらに、非点収差図において、
実線はサジタル像面を、破線はメリディオナル像面をそ
れぞれ示している。また、コマ収差図は像高Y=9mm
におけるコマ収差を示している。なお、以下全ての実施
形態において同様の符号を用いる。各収差図から明らか
なように、諸収差が良好に補正されていることがわか
る。
【0031】(第2実施例)図3は、本発明の第2実施
例にかかる顕微鏡対物レンズの構成を示す図である。本
実施例の顕微鏡対物レンズは、物体側に凹面を向けた負
メニスカスレンズと物体側に凹面を向けた正メニスカス
レンズとの正の屈折力を有する接合レンズ成分L11の
1群で構成されている第1レンズ群G1と、像側により
強い曲率を有する両凸単レンズ成分L21の1群で構成
されている第2レンズ群G2はと、物体側より順に、物
体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸レンズと
の接合レンズ成分L31と、両凸レンズと物体側に凹面
を向けた負メニスカスレンズとの接合レンズ成分L32
との2群より構成されている第3レンズ群G3と、両凸
レンズと両凹レンズとの接合レンズ成分L41の1群で
構成されている第4レンズ群G4とを備えている。表2
に本実施例の諸元値を掲げる。
【0032】
【表2】 f = 10.004 N.A.= 0.45 β =−19.990 do = 4.66 r d nd νd 1 -9.8000 10.40 1.80454 39.613 2 -39.6744 5.00 1.90265 35.724 3 -16.9058 0.20 1 4 970.0000 3.00 1.49782 82.516 5 -20.4192 0.20 1 6 69.7714 1.20 1.74000 28.192 7 18.8863 4.70 1.49782 82.516 8 -33.5151 0.20 1 9 25.7699 4.20 1.49782 82.516 10 -25.0293 1.20 1.74000 28.192 11 -196.7195 14.45 1 12 327.6510 2.70 1.84666 23.815 13 -14.5316 1.30 1.61266 44.405 14 10.8165 (条件対応値) (1)f/f1 =0.049 (2)f/|r1| =1.021 (3)L1/L =0.316 (4)nG1r =1.90265 (5)f/|rG4r|=0.925 (6)D34/L =0.296 (7)f/|f4| =0.370 (8)f/rG4f =0.031
【0033】図4は、本実施例の顕微鏡対物レンズの諸
収差を示す図である。各収差図から明らかなように、諸
収差が良好に補正されていることがわかる。
【0034】(第3実施例)図5は、本発明の第3実施
例にかかる顕微鏡対物レンズの構成を示す図である。本
実施例の顕微鏡対物レンズは、物体側に凹面を向けた正
の屈折力を有するメニスカス単レンズ成分L11の1群
で構成されている第1レンズ群G1と、像側により強い
曲率を有する両凸単レンズ成分L21の1群で構成され
ている第2レンズ群G2と、物体側より順に、物体側に
凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸レンズとの接合
レンズ成分L31と、両凸レンズと物体側に凹面を向け
た負メニスカスレンズとの接合レンズ成分L32との2
群より構成されている第3レンズ群G3と、両凸レンズ
と両凹レンズとの接合レンズ成分L41の1群で構成さ
れている第4レンズ群G4とを備えている。表3に本実
施例の諸元の値を掲げる。
【0035】
【表3】 f = 9.999 N.A.= 0.45 β =−20.000 do = 4.66 r d nd νd 1 -10.3500 15.50 1.90265 35.724 2 -16.8688 0.20 1 3 980.0000 3.20 1.49782 82.516 4 -19.5156 0.20 1 5 80.0377 1.20 1.72151 29.235 6 18.1455 4.70 1.48563 85.198 7 -36.6669 0.20 1 8 24.5908 4.40 1.48563 85.198 9 -24.5908 1.50 1.69895 30.127 10 -141.3118 14.50 1 11 260.2140 2.70 1.84666 23.776 12 -14.9152 1.30 1.61266 44.405 13 10.8550 (条件対応値) (1)f/f1 =0.043 (2)f/|r1| =0.966 (3)L1/L =0.313 (4)nG1r =1.90265 (5)f/|rG4r|=0.921 (6)D34/L =0.292 (7)f/|f4| =0.364 (8)f/rG4f =0.038
【0036】図6は本実施例の顕微鏡対物レンズの諸収
差を示す図である。各収差図から明らかなように、諸収
差が良好に補正されていることがわかる。
【0037】(第4実施例)図7は、本発明の第4実施
例にかかる顕微鏡対物レンズの構成を示す図である。本
実施例の顕微鏡対物レンズは、物体側に凹面を向けた負
メニスカスレンズと物体側に凹面を向けた正メニスカス
レンズとの負の屈折力を有する接合レンズ成分L11の
1群で構成されている第1レンズ群G1と、物体側に凹
面を向けた正の屈折力を有するメニスカス単レンズ成分
L21の1群で構成されている第2レンズ群G2と、物
体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレン
ズと両凸レンズとの接合レンズ成分L31と、両凸レン
ズと物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズとの接合
レンズ成分L32との2群より構成されている第3レン
ズ群G3と、両凸レンズと両凹レンズとの接合レンズ成
分L41の1群で構成されている第4レンズ群G4とを
備えている。表4に本実施例の諸元の値を掲げる。
【0038】
【表4】 f = 9.999 N.A.= 0.45 β =−20.000 do = 4.66 r d nd νd 1 -10.2300 10.40 1.90265 35.724 2 -60.0000 5.00 1.86994 39.816 3 -17.2738 0.20 1 4 -236.5107 3.20 1.49782 82.516 5 -17.7804 0.20 1 6 65.6003 1.20 1.71736 29.463 7 20.9972 4.70 1.48563 85.198 8 -34.2792 0.20 1 9 22.6294 4.40 1.48563 85.198 10 -22.6294 1.50 1.75692 31.623 11 -159.7712 13.35 1 12 284.9314 2.70 1.84666 23.776 13 -14.8000 1.30 1.61266 44.405 14 10.5049 (条件対応値) (1)f/f1 =−0.010 (2)f/|r1| = 0.977 (3)L1/L = 0.319 (4)nG1r = 1.86994 (5)f/|rG4r|= 0.952 (6)D34/L = 0.276 (7)f/|f4| = 0.385 (8)f/rG4f = 0.035
【0039】図8は本実施例の顕微鏡対物レンズの諸収
差を示す図である。各収差図から明らかなように、諸収
差が良好に補正されていることがわかる。
【0040】(第5実施例)図9は本発明の第5実施例
にかかる顕微鏡対物レンズの構成を示す図である。本実
施例の顕微鏡対物レンズは、物体側に凹面を向けた負メ
ニスカスレンズと物体側に凹面を向けた正メニスカスレ
ンズとの正の屈折力を有する接合レンズ成分L11の1
群で構成されている第1レンズ群G1と、像側により強
い曲率を有する両凸単レンズ成分L21の1群で構成さ
れている第2レンズ群G2と、物体側より順に、物体側
に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸レンズとの接
合レンズ成分L31と、両凸レンズと物体側に凹面を向
けた負メニスカスレンズとの接合レンズ成分L32との
2群より構成されている第3レンズ群G3と、物体側に
凹面を向けた正メニスカスレンズと両凹レンズとの接合
レンズ成分L41の1群で構成されている第4レンズ群
G4とを備えている。表5に本発明の第5実施例の諸元
の値を掲げる。
【0041】
【表5】 f = 10.024 N.A.= 0.45 β =−19.950 do = 4.66 r d nd νd 1 -10.2121 10.40 1.83481 42.723 2 -45.0520 5.00 1.90265 35.724 3 -17.1433 0.20 1 4 970.5200 3.20 1.49782 82.516 5 -19.9448 0.20 1 6 57.4440 1.20 1.72151 29.235 7 16.9268 4.70 1.48563 85.198 8 -30.6447 0.20 1 9 25.8748 4.40 1.48563 85.198 10 -25.8748 1.50 1.72151 29.235 11 -970.5200 14.50 1 12 -299.2455 2.70 1.80518 25.346 13 -13.6121 1.3 1.55200 49.712 14 10.74386 (条件対応値) (1)f/f1 = 0.047 (2)f/|r1| = 0.982 (3)L1/L = 0.311 (4)nG1r = 1.90265 (5)f/|rG4r|= 0.933 (6)D34/L = 0.293 (7)f/|f4| = 0.350 (8)f/rG4f =−0.033
【0042】図10は本実施例の顕微鏡対物レンズの諸
収差を示す図である。各収差図から明らかなように、諸
収差が良好に補正されていることがわかる。
【0043】また、上記各実施例においては、第3レン
ズ群G3を、物体側より順に物体側に凸面を向けた負メ
ニスカスレンズと両凸レンズとの接合レンズ成分L31
と、両凸レンズと物体側に凹面を向けた負メニスカスレ
ンズとの接合レンズ成分L32との2群の接合レンズ成
分で構成している。この順序で貼り合せ面を配置するこ
とで色収差並びに球面収差を良好に補正するとともにコ
マ収差の良好な補正を達成している。
【0044】また、第1レンズ群G1の最も像側の凸面
に、基準波長での屈折率が1.80以上のガラスを使用
することで、十分にペッツバール和を補正したうえで良
好なコマ収差も補正できる。
【0045】また、第2レンズ群G2は、収差補正の観
点のみならば屈折力を分担させるため複数のレンズ成分
で構成してもよい。しかし、落射照明での使用を考慮す
れば、フレアノイズ低減の観点より、その反射迷光発生
の要因であるレンズ面そのものをできるだけ少なく構成
した方が好ましいので、第2レンズ群G2を単レンズ成
分L21のみで構成している。
【0046】また、上記各実施例の顕微鏡対物レンズ
は、工業顕微鏡での使用を主目的にしているため、物体
面と対物レンズとの間に何も存在しないが、カバーガラ
スを光路に挿入した場合でもカバーガラスで発生する球
面収差との収差補正マッチングは第3レンズ群G3等で
容易に対応できる。したがって、本発明は生物顕微鏡等
に対しても比較的作動距離の長い対物レンズとして適用
できることは明らかである。
【0047】また、上記各実施例の顕微鏡対物レンズは
無限遠系設計されているので、対物レンズの像側に結像
レンズを配置し、対物レンズと結像レンズとを組み合わ
せて用いる。表6に結像レンズの諸元値を掲げる。
【0048】
【表6】 r d nd νd 1 75.0430 5.10 1.62280 57.033 2 -75.0430 2.00 1.74950 35.191 3 1600.5800 7.50 1 4 50.2560 5.10 1.66755 41.963 5 -84.5410 1.80 1.61266 44.405 6 36.9110
【0049】上記各実施例の諸収差図は、対物レンズと
結像レンズとの軸上空気間隔が140mmの場合の諸収
差図である。ただし、これに限られるものではなく軸上
空気間隔がある程度変化しても、収差の変動がほとんど
ない。
【0050】図11は、結像レンズの構成を示す図であ
る。各実施例の顕微鏡対物レンズと組み合わせて使用さ
れる結像レンズは、物体側から順に両凸レンズと両凹レ
ンズとの接合レンズ成分G5と、両凸レンズと両凹レン
ズとの接合レンズ成分G6とから構成されている。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば作
業性の観点からも十分な作動距離を確保しつつ、且つ十
分な解像力を有し、また落射照明時の反射フレアノイズ
の低減も考慮された高い結像性能を有する中倍率程度の
顕微鏡対物レンズを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる顕微鏡対物レンズ
の構成を示す図である。
【図2】第1実施例における諸収差図である。
【図3】本発明の第2実施例にかかる顕微鏡対物レンズ
の構成を示す図である。
【図4】第2実施例における諸収差図である。
【図5】本発明の第3実施例にかかる顕微鏡対物レンズ
の構成を示す図である。
【図6】第3実施例における諸収差図である。
【図7】本発明の第4実施例にかかる顕微鏡対物レンズ
の構成を示す図である。
【図8】第4実施例における諸収差図である。
【図9】本発明の第5実施例にかかる顕微鏡対物レンズ
の構成を示す図である。
【図10】第5実施例における諸収差図である。
【図11】結像レンズの構成を示す図である。
【符号の説明】
G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群 G3 第3レンズ群 G4 第4レンズ群

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に、物体側に凹面を向けた
    1群のメニスカスレンズ成分より構成される第1レンズ
    群と、 正の屈折力を有する第2レンズ群と、 複数の接合レンズ成分を含み、正の屈折力を有する第3
    レンズ群と、 最も像側の面が像側に向いた凹面であり、負の屈折力を
    有する第4レンズ群とを備え、 顕微鏡対物レンズ全系の焦点距離をf、 前記顕微鏡対物レンズの軸上全長をL、 前記第1レンズ群の焦点距離をf1、 前記第1レンズ群の最も物体側の凹面の曲率半径をr
    1、 前記第1レンズ群の軸上全長をL1、 前記第1レンズ群の最も像側の凸面のガラスのd線(λ
    =587.6nm)での屈折率をnG1rとしたとき、 −0.1<f/f1<0.1 (1) 0.72<f/|r1|<1.25 (2) 0.25<L1/L<0.5 (3) 1.75<nG1r (4) の各条件を満足することを特徴とする顕微鏡対物レン
    ズ。
  2. 【請求項2】 前記第4レンズ群の最も像側の像側に向
    けた凹面の曲率半径をrG4rとしたとき、 0.5<f/|rG4r|<1.25 (5) の条件を満足することを特徴とする請求項1記載の顕微
    鏡対物レンズ。
  3. 【請求項3】 前記第3レンズ群の最も像側の面と前記
    第4レンズ群の最も物体側の面との軸上空気間隔をD3
    4としたとき、 0.2<D34/L<0.5 (6) の条件を満足することを特徴とする請求項1又は2記載
    の顕微鏡対物レンズ。
  4. 【請求項4】 前記第4レンズ群の焦点距離をf4とし
    たとき、 0.2<f/|f4|<0.6 (7) の条件を満足することを特徴とする請求項1、2又は3
    記載の顕微鏡対物レンズ。
  5. 【請求項5】 前記第4レンズ群で最も物体側の面の曲
    率半径をrG4fとしたとき、 −0.1<f/rG4f<0.1 (8) の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれか1項に記載の顕微鏡対物レンズ。
  6. 【請求項6】 前記第3レンズ群は、物体側より順に、
    物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸レンズ
    との接合レンズ成分と、両凸レンズと物体側に凹面を向
    けた負メニスカスレンズとの接合レンズ成分との2群の
    接合レンズ成分からなることを特徴とする請求項1乃至
    5のいずれか1項に記載の顕微鏡対物レンズ。
JP10216546A 1998-07-16 1998-07-16 顕微鏡対物レンズ Withdrawn JP2000035542A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10216546A JP2000035542A (ja) 1998-07-16 1998-07-16 顕微鏡対物レンズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10216546A JP2000035542A (ja) 1998-07-16 1998-07-16 顕微鏡対物レンズ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000035542A true JP2000035542A (ja) 2000-02-02

Family

ID=16690139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10216546A Withdrawn JP2000035542A (ja) 1998-07-16 1998-07-16 顕微鏡対物レンズ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000035542A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104267490A (zh) * 2014-10-29 2015-01-07 南京康庄光电仪器有限公司 一种显微镜物镜

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104267490A (zh) * 2014-10-29 2015-01-07 南京康庄光电仪器有限公司 一种显微镜物镜
CN104267490B (zh) * 2014-10-29 2016-08-24 南京康庄光电仪器有限公司 一种显微镜物镜

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3559623B2 (ja) 結像レンズ
JP3573575B2 (ja) 光学系
JPH10274742A (ja) 液浸系顕微鏡対物レンズ
JPH08122632A (ja) 内視鏡用対物レンズ
US8199408B2 (en) Immersion microscope objective lens
US5835286A (en) Standard lens system having a large aperture ratio
JP2007133071A (ja) 液浸系の顕微鏡対物レンズ
US5978147A (en) Immersion microscope objective
JPH09138352A (ja) 液浸系顕微鏡対物レンズ
JP3540349B2 (ja) バックフォーカスの長い広角レンズ
JP2005189732A (ja) 顕微鏡対物レンズ
JP2000035541A (ja) 液浸系顕微鏡対物レンズ
JP3724521B2 (ja) 顕微鏡対物レンズ
JP2002098903A (ja) 液浸系顕微鏡対物レンズ
US5889618A (en) Object lens for microscope
JP4097781B2 (ja) 対物レンズ
JP4552248B2 (ja) 顕微鏡用対物レンズ
JPS61275812A (ja) 顕微鏡対物レンズ
JPH09222565A (ja) 顕微鏡対物レンズ
JP2000035542A (ja) 顕微鏡対物レンズ
JP3427461B2 (ja) 再結像光学系
JP3435920B2 (ja) 顕微鏡対物レンズ
JP2000241710A (ja) 顕微鏡対物レンズ
JP4288394B2 (ja) 長作動距離顕微鏡対物レンズ
JP3414853B2 (ja) 顕微鏡対物レンズ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20051004