JP2000034835A - 工事管理システム及び工事管理方法並びにコンピュ―タ可読媒体 - Google Patents

工事管理システム及び工事管理方法並びにコンピュ―タ可読媒体

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JP2000034835A
JP2000034835A JP12068099A JP12068099A JP2000034835A JP 2000034835 A JP2000034835 A JP 2000034835A JP 12068099 A JP12068099 A JP 12068099A JP 12068099 A JP12068099 A JP 12068099A JP 2000034835 A JP2000034835 A JP 2000034835A
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JP
Japan
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work
construction
program
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schedule
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JP12068099A
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Kenichi Itamiya
憲一 板宮
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NADEISU KK
R K M KK
TAKIYA KENSETSU KOGYO KK
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NADEISU KK
R K M KK
TAKIYA KENSETSU KOGYO KK
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Information and communication technology [ICT] specially adapted for implementation of business processes of specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/08Construction
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】工事の進行状況が容易に把握可能な工事管理シ
ステムを提供すること。 【解決手段】工事着工後、実績データが入力されると、
作業のバーグラフ171は、ブルー171aとレッド1
71bの色分けにより作業の出来高を示すようになる。
全体に対するレッドの割合が、その作業の進行状況を示
す。また、グリーンのバーグラフ172はその作業が稼
働した日を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築や、土木工事等
の工事一般を管理する工事管理システム及び工事管理方
法に関し、特に、コンピュータを用いた工事管理システ
ム及び工事管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、工事の計画・管理は手書きの
書類によって行われることが一般的であった。例えば、
日々の作業の進行状況を日報に書込み、作業の出来高や
資材の投入量等の数量を一定期間の日報を集計すること
によって導いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、毎日、日報の集計を行うことは面倒であり、
毎日の作業の進行状況や、累積投入資材や費用等を把握
することは困難であった。
【0004】本発明は上記従来技術の課題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、工事の
計画が容易に作成可能で、且つその進行状況が容易に把
握可能な工事管理システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為、
本発明に係るコンピュータ可読媒体は、工事における作
業の進行を管理する工事管理プログラムを格納したコン
ピュータ可読媒体であって、前記工事管理プログラム
は、前記作業に関する計画日程、計画数量及び実績数量
を獲得する獲得プログラムと、前記獲得プログラムで獲
得した計画数量及び実績数量に基づいて前記作業に関す
る出来高を算出する出来高算出プログラムと、前記計画
日程に応じた時間軸上の位置及び長さを持ち、且つ、内
部に識別可能に前記出来高を表わすバーチャートをコン
ピュータ画面上に表示する表示プログラムと、を含むこ
とを特徴とする。
【0006】これにより、工事管理者であるユーザは、
計画日程、計画数量、及び実績数量を入力するのみで、
工事の日程及びその進行状況を一つのバーチャートで非
常に簡単に把握することができる。
【0007】ここで、前記表示プログラムは、前記出来
高を、前記バーチャート内部の色の変化によって表現す
るプログラムであることは好適である。
【0008】これにより、工事の進行状況が非常に把握
しやすくなる。
【0009】前記表示プログラムは更に、実際に作業が
稼働した日をバーチャートで表示することは好適であ
る。
【0010】これにより、作業の稼働日と、その稼働に
よる出来高との関係が明確に把握でき、日程的な作業の
進行状況も把握できる。
【0011】前記獲得プログラムは、前記工事の名称、
該工事に含まれる工種の名称、及び該工種に含まれる作
業の名称と、前記工事、前記工種、前記作業のそれぞれ
の計画日程とを獲得するプログラムを含み、前記表示プ
ログラムは、コンピュータ画面上に、前記獲得プログラ
ムで獲得した前記工事の名称、前記工種の名称、及び前
記作業の名称を階層的に表示し、更に、階層的に表示さ
れた前記工事の名称と対応した位置に該工事の計画日程
を示すバーチャートを表示し、階層的に表示された前記
工種の名称と対応した位置に該工種の計画日程を示すバ
ーチャートを表示し、階層的に表示された前記作業の名
称と対応した位置に、該作業の計画日程に応じた時間軸
上の位置及び長さを持ち、且つ、内部に識別可能に前記
出来高を表わすバーチャートを表示することは好適であ
る。
【0012】工事管理者は、工事を工種から作業へ階層
的に捉える為、このように階層的に表示すれば、より工
事管理者の思考に沿った形で、計画及び進行状況を把握
することができる。
【0013】前記獲得プログラムは、複数の作業に関す
る計画日程、計画数量及び実績数量を獲得するプログラ
ムであって、前記表示プログラムは、前記複数の作業に
ついての前記バーチャートを同時に表示するプログラム
であることも好適である。
【0014】これにより、複数の作業の計画日程及び進
行状況を比較して表示することができる。
【0015】前記獲得プログラムは、前記複数の作業間
の前後関係を示す作業間リンク情報とを獲得するプログ
ラムを含み、前記表示プログラムは、前記複数の作業の
前記計画日程に応じた時間軸上の位置を持つ複数のノー
ドと、前記作業間リンク情報に応じて該複数のノード間
を結ぶ矢印と、を示すネットワーク図をコンピュータ画
面上に表示するプログラムを含むことも好適である。
【0016】これにより、ユーザは作業間の関係を容易
に把握することができる。
【0017】前記獲得プログラムは、前記複数の作業に
必要な所定の資材の計画投入数量を獲得するプログラム
を更に含み、前記表示プログラムは、前記獲得プログラ
ムにより獲得した前記資材の計画投入数量に基づいて、
各時間における前記資材の投入計画数量を時間軸上に表
した山積み図を表示するプログラムを含むことも好適で
ある。
【0018】これにより、各時間での資材の投入数量を
容易に把握することができ、その投入数量の管理を容易
に行なうことができる。
【0019】前記工事管理プログラムは、前記各時間に
おける前記資材の投入計画数量が所定の上限を越えない
ように前記作業の計画日程を変更する処理を行なう山崩
しプログラムを更に含み、前記表示プログラムは、前記
山崩しプログラムにより計画日程を変更された場合に、
各時間における前記資材の投入計画数量を時間軸上に表
した前記山積み図を山崩し図として表示するプログラム
を含むことも好適である。
【0020】これにより、資材の投入数量の上限を定め
た計画を立てることができる。
【0021】前記表示プログラムは、前記山崩しプログ
ラムによる前記作業の計画日程の変更を、前記バーチャ
ートにも反映するプログラムであることも好適である。
【0022】これにより、前記獲得プログラムは、前記
作業に関する計画日程及び計画数量として、前記作業に
必要な資材の投入計画日程、投入計画数量、及び実際の
投入数量を獲得し、前記出来高算出プログラムは、前記
資材の投入計画数量と実際の投入数量とに基づいて前記
出来高として前記資材の消費率を算出し、前記表示プロ
グラムは、長さによって前記資材の投入計画日程を表わ
し、且つ、内部に識別可能に前記消費率を表わすバーチ
ャートを表示することも好適である。
【0023】これにより、工事の進行状況及び資材の消
費状況を一目で把握することができる。
【0024】前記表示プログラムは、同一の資材を複数
の作業で消費する場合に、それぞれの作業ごとの前記資
材のバーチャートを同時に表示することも好適である。
【0025】これにより、複数の資材の消費状況を容易
に比較することができる。
【0026】前記獲得プログラムは、前記資材の単価を
獲得するプログラムを含み、前記工事管理プログラム
は、前記投入計画数量、前記実際の投入数量、及び前記
単価によって、計画費用及び実際の投入費用を算出する
費用算出プログラムを更に含むことも好適である。
【0027】これにより、計画の把握とそれに係る費用
を容易に把握することができ、さらには費用に応じた計
画の変更を容易に行なうことができる。
【0028】工事における作業の進行を管理する工事管
理プログラムを格納したコンピュータ可読媒体であっ
て、前記工事管理プログラムは、前記工事の名称、該工
事に含まれる工種の名称、及び該工種に含まれる作業の
名称と、前記工事、前記工種、前記作業のそれぞれの計
画日程とを獲得する獲得プログラムと、コンピュータ画
面上に、前記獲得プログラムで獲得した前記工事の名
称、前記工種の名称、及び前記作業の名称を階層的に表
示し、更に、前記工事の名称と該工事の計画日程を示す
バーチャートとを対応させ、前記工種の名称と該工種の
計画日程を示すバーチャートとを対応させ、前記作業の
名称と該作業の計画日程を示すバーチャートとを対応さ
せて表示する表示プログラムと、を含むことを特徴とす
る。
【0029】これにより、工事の計画及びその進行状況
を、より工事管理者に理解しやすい形で表示することが
できる。
【0030】工事における作業の進行を管理する工事管
理プログラムを格納したコンピュータ可読媒体であっ
て、前記工事管理プログラムは、前記作業に関する計画
日程を獲得し前記記憶手段に記憶する獲得プログラム
と、前記獲得プログラムで獲得した前記計画日程に応じ
た時間軸上の位置及び長さを持つバーチャートを表示す
る表示プログラムと、前記表示プログラムで表示された
前記バーチャートの位置及び/又は長さを変更するバー
チャート変更指示を獲得するバーチャート変更指示獲得
プログラムと、前記バーチャート変更指示獲得プログラ
ムによって獲得したバーチャートの変更指示に応じて前
記記憶手段に記憶された前記計画日程を更新する計画日
程更新プログラムと、を含むことを特徴とする。
【0031】これにより、計画の変更を非常に容易に行
なうことができる。
【0032】工事における複数の作業の進行を管理する
工事管理プログラムを格納したコンピュータ可読媒体で
あって、前記工事管理プログラムは、前記複数の作業に
関する計画日程と、該複数の作業間の前後関係を示す作
業間リンク情報とを獲得し前記記憶手段に記憶する獲得
プログラムと、前記複数の作業の前記計画日程に応じた
時間軸上の位置を持つ複数のノードと、前記作業間リン
ク情報に応じて該複数のノード間を結ぶ矢印と、を示す
ネットワーク図をコンピュータ画面上に表示する表示プ
ログラムと、を含むことを特徴とする。
【0033】これにより、工事における作業間の関係を
容易に把握することができる。
【0034】ここで、前記獲得プログラムは、前記複数
の作業に必要な所定の資材の計画投入数量を獲得するプ
ログラムを含み、前記表示プログラムは、時間軸上に各
時間における前記資材の投入計画数量を表した山積み図
を表示するプログラムを含むことは好適である。
【0035】前記工事管理プログラムは、前記各時間に
おける前記資材の投入計画数量が所定の上限を越えない
ように前記作業の計画日程を変更する処理を行なう山崩
しプログラムを更に含み、前記表示プログラムは、前記
山崩しプログラムにより計画日程を変更された場合に、
各時間における前記資材の投入計画数量を時間軸上に表
した前記山積み図を山崩し図として表示するプログラム
を含むも好適である。
【0036】本発明に係る工事管理システムは、工事に
おける作業の進行を管理する工事管理システムであっ
て、前記作業に関する計画日程及び計画数量を記憶する
記憶手段と、前記作業に関する実績数量を入力する入力
手段と、前記記憶手段に記憶された計画数量と前記入力
手段によって入力された実績数量とに基づいて前記作業
に関する出来高を算出する出来高算出手段と、時間軸上
の位置及び長さによって前記計画日程を表わし、且つ、
内部に識別可能に前記出来高を表わすバーチャートを表
示する表示手段と、を有することを特徴とする。
【0037】また、工事における作業の進行を管理する
工事管理システムであって、前記工事の名称、該工事に
含まれる工種の名称、及び該工種に含まれる作業の名称
と、前記工事、前記工種、前記作業のそれぞれの計画日
程とを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された
前記工事の名称、前記工種の名称、及び前記作業の名称
を階層的に示す工程表と、前記工事の計画日程を示すバ
ーチャート、前記工種の計画日程を示すバーチャート、
及び前記作業の計画日程を示すバーチャートと、を互い
に対応させて表示する表示手段と、を有することを特徴
とする。
【0038】更に、工事における作業の進行を管理する
工事管理システムであって、前記作業に関する計画日程
を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記
計画日程に応じた時間軸上の位置及び長さを持つバーチ
ャートを表示する表示手段と、前記表示手段に表示され
た前記バーチャートの位置及び/又は長さを変更するバ
ーチャート変更手段と、前記バーチャート変更手段によ
るバーチャートの変更に応じて前記記憶手段に記憶され
た前記計画日程を更新する計画日程更新手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0039】本発明に係る工事管理方法は、コンピュー
タによって工事における作業の進行を管理する工事管理
方法であって、前記作業に関する計画日程、計画数量及
び実績数量を獲得する獲得工程と、前記獲得工程で獲得
した計画数量及び実績数量に基づいて前記作業の出来高
を算出する出来高算出工程と、時間軸上の位置及び長さ
によって前記計画日程を表わし、且つ、内部に識別可能
に前記出来高を表わすバーチャートをコンピュータ画面
上に表示する表示工程と、を有することを特徴とする。
【0040】また、コンピュータによって工事における
作業の進行を管理する工事管理方法であって、前記工事
の名称、該工事に含まれる工種の名称、及び該工種に含
まれる作業の名称と、前記工事、前記工種、前記作業の
それぞれの計画日程とを獲得する獲得工程と、前記獲得
工程で獲得した前記工事の名称、前記工種の名称、及び
前記作業の名称を階層的に示す工程表と、前記工事の計
画日程を示すバーチャート、前記工種の計画日程を示す
バーチャート、及び前記作業の計画日程を示すバーチャ
ートと、を互いに対応させてコンピュータ画面上に表示
する表示工程と、を有することを特徴とする。
【0041】さらに、記憶手段を有するコンピュータに
よって工事における作業の進行を管理する工事管理方法
であって、前記作業に関する計画日程を獲得し前記記憶
手段に記憶する記憶工程と、前記獲得工程で獲得した前
記計画日程に応じた時間軸上の位置及び長さを持つバー
チャートを表示する表示工程と、前記表示工程で表示さ
れた前記バーチャートの位置及び/又は長さを変更する
バーチャート変更指示を獲得するバーチャート変更指示
獲得工程と、前記バーチャート変更手段によるバーチャ
ートの変更に応じて前記記憶手段に記憶された前記計画
日程を更新する計画日程更新工程と、を有することを特
徴とする。
【0042】本発明に係る他の工事管理システムは、工
事における所定の作業の進行を管理する工事管理システ
ムであって、前記作業に関する計画数量と実績数量との
対比図を表示する表示手段と、前記作業に関する情報を
所定時間ごとに入力する入力手段と、を有し、前記対比
図に表示される実績数量は、前記入力手段により入力さ
れた情報に対応して変化することを特徴とする。
【0043】前記対比図は計画数量と実績数量とを色分
けしたグラフであることを特徴とする。
【0044】前記計画数量は計画される作業全体の量を
含み、前記実績数量は表示時点までの作業の累積出来高
を含み、前記情報は前記所定時間当たりの作業の出来高
を含むことを特徴とする。
【0045】前記計画数量は作業全体に要する資源を含
み、前記実績数量は表示時点までに投入した資源を累積
した量を含み、前記情報は前記所定時間に投入した資源
の量を含むことを特徴とする。
【0046】前記対比図は複数の作業についての前記計
画数量及び前記実績数量を同時に対比した図であること
を特徴とする。
【0047】前記表示手段は、工程表を表示可能であ
り、該工程表における作業と、前記対比図における該作
業に関する前記計画数量及び前記実績数量と、を対応さ
せて表示することを特徴とする。
【0048】前記工程表は作業とその作業の属する区分
との階層的構造を有することを特徴とする。
【0049】前記表示手段は前記区分に属する1又は複
数の作業全体に関する計画数量及び実績数量を表示可能
であることを特徴とする。
【0050】前記入力手段は日ごとに情報を入力可能で
あることを特徴とする。
【0051】前記入力手段は一日における時間単位の作
業計画及び作業実績を入力可能であることを特徴とす
る。
【0052】前記作業、前記作業に必要な資源及び該資
源の投入に要する費用の対応関係を示す対応表を記憶す
る記憶手段を更に有していることを特徴とする。
【0053】前記記憶手段に記憶された対応表を用い
て、前記計画される作業全体に必要な費用及び前記累積
出来高を得るのに必要とした費用を計算可能な計算手段
を更に有することを特徴とする。
【0054】前記入力手段は工事に充てられた予算を入
力可能であり、前記表示手段は該予算と、前記計算手段
により求められた費用とを対比して表示可能であること
を特徴とする。
【0055】前記入力手段は、前記工事全体にあてた予
定期間と、前記作業にあてた予定期間とを入力可能であ
り、前記表示手段は前記工事全体にあてた予定期間と、
前記作業にあてた予定期間と、実際に該作業を行った稼
働期間とを同時に表示可能であることを特徴とする。
【0056】前記入力手段は、前記作業の作業期間と、
複数の作業間の前後関係を示す作業間リンク情報とを入
力可能であって、前記表示手段は、前記入力手段により
入力された前記作業期間及び前記作業間リンク情報に基
づいて、前記作業に対応して配置されるノードと該ノー
ドを結ぶ矢印とを含むネットワーク図を更に表示するこ
とを特徴とする。
【0057】前記表示手段は前記作業に必要な資源の量
を所定時間ごとに積算した山積み図を更に表示すること
を特徴とする。
【0058】前記表示手段は、所定時間ごとに必要な前
記資源の量が所定の上限を越えないように作業計画を変
更して平均化する平均化処理を前記山積み図に対して行
なった山崩し図を更に表示することを特徴とする。
【0059】前記平均化処理による、作業計画の変更
は、前記対比図にも反映されることを特徴とする。
【0060】本発明に係る他の工事管理システムは、工
事における所定の作業の計画及び進行を管理する工事管
理システムであって、前記作業の作業期間、複数の作業
間の前後関係を示す作業間リンク情報を入力する入力手
段と、前記入力手段により入力された前記作業期間及び
前記作業間リンク情報に基づいて、前記作業に対応して
配置されるノードと該ノードを結ぶ矢印とを含むネット
ワーク図を表示する表示手段と、を有することを特徴と
する。
【0061】また、本発明に係る工事管理方法は、工事
における所定の作業の進行を管理する工事管理方法であ
って、所定時間当たりの前記作業に関する情報を入力す
る入力工程と、前記作業に関する計画数量と実績数量と
を対比して表示する表示工程と、を有し、表示された前
記実績数量が前記情報に対応して変化することを特徴と
する。
【0062】更に、本発明に係るコンピュータ可読媒体
は、工事における所定の作業の進行を管理する工事管理
プログラムを格納したコンピュータ可読媒体であって、
前記工事管理プログラムは、所定時間当たりの前記作業
に関する情報を入力する入力プログラムと、前記作業に
関する計画数量と前記情報に対応して変化する実績数量
とを対比して表示する表示プログラムと、を含むことを
特徴とする。
【0063】前記作業と前記作業に必要な資源のデータ
を対応させて記憶したデータベースを更に格納し、前記
表示プログラムで表示される計画数量は前記データベー
スから読み出した資源のデータを含み、前記情報は前記
所定時間当たりの資源投入量を含み、前記実績数量は表
示時点までの該資源投入量を累積した累積投入量を含む
ことを特徴とする。
【0064】前記データベースは、更に、前記資源の投
入に要する費用のデータを前記資源のデータと対応させ
て記憶しており、前記データベースから読み出した前記
費用のデータを用いて、計画時点での作業に必要な費用
及び、実際に要した費用を導く計算プログラムを更に有
することを特徴とする。
【0065】前記入力プログラムは、前記作業の作業期
間と、複数の作業間の前後関係を示す作業間リンク情報
とを入力するプログラムであって、前記表示プログラム
は、前記入力手段により入力された前記作業期間及び前
記作業間リンク情報に基づいて、前記作業に対応して配
置されるノードと該ノードを結ぶ矢印とを含むネットワ
ーク図を更に表示可能なプログラムであることを特徴と
する。
【0066】前記表示プログラムは前記作業に必要な資
源の量を所定時間ごとに積算した山積み図を更に表示可
能なプログラムであることを特徴とする。
【0067】前記表示プログラムは、所定時間ごとに必
要な前記資源の量が所定の上限を越えないように作業計
画を変更して平均化する平均化処理を前記山積み図に対
して行なった山崩し図を更に表示可能なプログラムであ
ることを特徴とする。
【0068】前記表示プログラムは、前記平均化処理に
よる作業計画の変更を、前記対比図にも反映するプログ
ラムであることを特徴とする。
【0069】前記コンピュータ可読媒体は、CD−RO
Mであることを特徴とする。
【0070】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照してこの発明の
好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、こ
の実施の形態に記載されている構成の相対配置、処理の
順序、表示画面等は、特に特定的な記載がない限りは、
この発明の範囲をこれらのみに限定する趣旨のものでは
ない。なお、本発明において、出来高とは、計画数量に
対する実績数量の割合、つまり、作業の達成率や資源の
消費率等のことをいう。また、資材とは、普通作業員や
特殊作業員等の人的資源に限らず、工事に使用する機材
や工事用機器などの物的資源をも含む。
【0071】(第1の実施の形態)本発明に係る工事管
理システムの実施の形態について図1乃至10を用いて
説明する。本実施の形態はコンピュータ上で所定のプロ
グラムを実行させることにより工事管理システムを実現
できるものである。受任した工事の作業計画と、日々の
実績数量及び資材の投入量を入力することによって、容
易に工事の進行状況を把握できるものである。特に、作
業の種類と、資材と、費用とを互いにリンクして記憶
し、工事の管理を効率的に行う。
【0072】[工事管理システム利用の背景]図1は、
本実施の形態の工事管理システムを用いる環境における
処理の流れの概略を示すブロック図である。
【0073】例えば、建設会社が建設省等から公共工事
等を発注される場合、いつまでに、どこの場所を、どの
ように工事するかを指定した工事計画が現場説明会にお
いて示される(S1)。工事に必要な所定の工種につい
ては、その工種に必要な作業、その作業に必要な資材
(人員、減価償却を含む)、及び、その資材の投入に要
する費用が、建設省が発行する積算表に定められてい
る。従って、その工事計画全体に最低限必要と考えられ
る費用がその表から大まかに計算される。
【0074】次に、建設会社は、建設省などの業者指名
登録の後、各作業をどのような順序で行うか、資材をい
かに効率よく利用するか、そしてその結果として費用を
いかに抑えるかを考慮しつつ独自の工事計画をたてる
(S2)。そして、その計画によれば、費用がいくら必
要かを積算する。この積算額を用いて、入札が行われ、
落札できれば、受注と同時に請け負い金額が決まる(S
3)。
【0075】受注後は、更に詳細な工事計画を作成し
(S4)、その工事計画を改良しつつ着工を行う(S
5)。着工後は、日々の作業の実績数量及び資材の投入
量を日報に記録しつつ、工事を進行させる。もちろん計
画通り工事が進行するとは限らず、多くの場合、工事進
行中に計画の変更を余儀なくされる。
【0076】工事が完了すると(S6)、現場から社内
管理部へ結果の報告を行う(S7)。最終的に消費した
資材の量や、要した費用、請負金額に対する損益等を日
報から算出して、報告書の形式にまとめ、提出する。
【0077】本実施の形態における工事管理システム
は、このような工事計画の提示を受けてから、工事終了
後の報告までの、すべての段階で受注者をサポートする
ものである。即ち、計画、現場での工事の管理、報告書
の作成を、矛盾なく統一的に、しかも簡便に行うための
システムである。
【0078】[工事管理システム全体の概略]次に、図
2、図3を用いて、本システム全体の構成及びその動作
について説明する。図2は、計画段階、工事進行中、報
告書作成において本システムを利用する場合の処理の概
略について示す図である。また、図3は本システムを実
現可能なハードウェア構成を示すブロック図である。図
3に示すように一定のハードウェア構成を含むパーソナ
ルコンピュータに所定のデータを記憶させ、プログラム
を実行させることで、そのパーソナルコンピュータを工
事管理装置として用いることができる。
【0079】図3において、11は本装置全体を制御す
る演算・制御用のCPU、12はCPU11で実行する
プログラムや固定値等を格納するROMである。13は
一時記憶用のRAMであり、ロードされるプログラムを
一時格納するプログラムロード領域13a等を含む。1
4はハードディスク(以下HD)であり、オペレーショ
ンシステム(OS)14a以外に、後述する実績データ
14b、計画データ14c、表示用データ14d等の各
データが格納されている。
【0080】15はVRAMであって、CRT等に対す
る表示の際、ビットマップデータが一時格納される。1
6はCD−ROMドライブである。このCD−ROMド
ライブ16は、CD−ROM17をセットした状態を示
しており、このCD−ROM17も本システムの一部を
構成する。CD−ROM17には工事管理プログラム1
7aと、工種マスタデータベース17b及び資材マスタ
データベース17c等のデータベース(以下DB)が予
め格納されている。もちろんこれらのプログラムやDB
は、CD−ROM17からHD14にインストールした
状態で使用してもよい。
【0081】工事管理プログラム17aは計画データ作
成モジュール17aa、実績データ入力モジュール17
ab、表示モジュール17ac、出力モジュール17a
dを含む。
【0082】18は、装置外部との間で画像データを入
出力する入出力インタフェース(I/O)であり、この
I/Oを介して、キーボード19、マウス20等の入力
装置や、CRT21、プリンタ22等の出力装置との間
でデータのやり取りを行う。また、通信部23を介して
外部装置とデータのやり取りを行うことも可能なように
構成されている。なお、HD14の代わりに他の記憶装
置を用いてもよく、CD−ROM17の代わりに他の記
憶媒体(HDを含む)を用いてもよい。さらに、CRT
21の代わりに液晶表示装置を用いることができること
は言うまでもない。
【0083】工事管理プログラム17aの計画データ作
成モジュール17aaの実行を入力装置19、20で指
示することにより、そのモジュールのプログラムコード
がCD−ROM17からRAM13のプログラムロード
領域13aに送られ、CPU11により実行することが
可能となる。計画データの作成にあたっては、図2に示
すようにCD−ROM17に格納された工種マスタDB
17b及び資材マスタDB17cからその工事に必要な
作業及び資材を選択、登録し(ステップ2a〜2c)、
更に、その作業を行う日程データを入力する(ステップ
3)。
【0084】工種マスタDB17b、資材マスタDB1
7cは図1において説明した積算表に相当するものであ
り、建設省や地方自治体といった外部団体等により一般
に市販されているものである。工種マスタDB17b
は、あらゆる工事データを幾つかの大きな工種に分け、
更にこの大区分工種の下に中区分工種が、中区分工種の
下に小区分工種が存在するように、ツリー状に分類して
格納している。工事データは、最終的に作業のカテゴリ
ーに達するまで細かく分類され、各作業に必要な資材及
びその資材を所定単位用いるのに要する費用がその作業
のカテゴリーに対応して格納されている。
【0085】一方、資材マスタDB17cはあらゆる資
材のリストがやはり工種、作業、資材の順にツリー状に
分類、格納されており、さらに各資材を所定単位用いる
のに要する費用が定められている。資材マスタDB17
cにおいては、各作業に用いられる可能性のある資材全
てが、その作業に対応して定められている。
【0086】工種マスタDB17bは、まず、土工、基
礎工等のカテゴリーに分けられており、さらに土木の中
には機械土工、人力土工等のカテゴリーが含まれ、更に
機械土工の中にはブルドーザ掘削押土等のカテゴリーが
含まれている。さらにそのカテゴリーには、距離や、砂
質等に応じた複数種類の作業が含まれている。例えば、
ブルドーザの種類毎に異なる作業として定められてい
る。また、それらの作業それぞれについて必要な資材が
定められている。例えば、ブルドーザの種類及び初期設
定された作業の量に応じて、特殊運転手が何時間運転
し、軽油が何リットル必要で、そしてブルドーザの損料
がいくらであるかが定められている。工種マスタDB1
7bにおいて作業に対応づけられた資材を変更する際に
は資材マスタDB17cからの登録を行う。また、資材
の歩掛りの変更も可能である。
【0087】登録された工種、作業、資材のデータ及び
入力された日程データはHD14に、計画データ14c
として格納される。図3に示すように計画データ14c
の工種データは、やはりツリー構造をなしており、それ
ぞれの工種データ、作業データには入力された日程デー
タが対応づけられ、それぞれの作業データには必要な資
材データへのポインタが対応づけられて格納される。
【0088】計画データ14cの更に詳細な構成図を図
31に示す。図のように計画データ14cには、工事テ
ーブル(a)、大区分工種テーブル(b)、小区分工種
テーブル(c)、作業テーブル(d)、資材テーブル
(e)が含まれる。もちろん、中区分工種テーブルとし
て、複数のテーブルが用意されていてもよい。工事テー
ブル(a)には、工事名称データ、その計画日程データ
及びその工事に含まれる大区分工種テーブルへのポイン
タが1レコードとして登録される。このポインタはその
工事に含まれるいくつかの大区分工種の、大区分工種テ
ーブル上の位置を示す。大区分工種テーブル(b)及び
小区分工種テーブル(c)には、工種名称、計画日程、
計画数量、及び下の階層(小区分工種テーブル、又は作
業テーブル)へのポインタが1レコードとして登録され
る。作業テーブル(d)には、作業名称、計画日程、稼
働日、計画数量、実績数量、及び資材テーブルへのポイ
ンタが1レコードとして登録される。資材テーブル
(e)には、資材名称、計画数量及び投入数量が1レコ
ードとして登録される。
【0089】このように工事テーブル、いくつかの工種
テーブル、作業テーブル、資材テーブルをそれぞれポイ
ンタで結び、ツリー状に構成することによって、工事に
含まれる工種、工種に含まれる作業、作業に必要な資材
が、明確になる。これらのテーブルと、資材及びその単
価を対応させた単価テーブルとを組み合わせれば、工事
Iに投入した全費用を容易に求めることができる。
【0090】また、所定の作業の出来高を算出する場合
には、上記作業テーブルからその作業の計画数量及び実
績数量を読出し、CPUにおいて、実績数量を計画数量
で割る処理が行なわれる。このように求めた出来高につ
いて登録するフィールドを、図31の作業テーブル
(d)に設けてもよい。資材の消費率を算出する際にも
同じく、CPUにおいて、投入数量を計画数量で割るこ
とによって求められる。
【0091】また、工事管理プログラム17aの実績デ
ータ入力モジュール17abを実行することにより、計
画データ14cの各作業について日報という形で実績デ
ータ入力5(図2)を行うことができる。ここで実績デ
ータとは主に各作業の実績数量及び資材の投入量をいう
が、毎日の天気や、時間割、その他のコメントをも含む
情報である。実績データ14bは図3に示したように日
報データと、その日報データを月ごとに累積した月報デ
ータと、全部累積した累積データとを含む。
【0092】工事管理プログラム17aの表示モジュー
ル17acを実行すると、計画データ14cや、実績デ
ータ14bから、作業の日程や、進行状況等がバーチャ
ートの形式でCRT21に表示される。この処理につい
ては後で詳述する。
【0093】工事管理プログラム17aの出力モジュー
ル17adを実行することによりHD14に格納された
計画データ14cや実績データ14bから、実行予算書
の作成6及び表作成7が可能となる。作成された実行予
算書9はCRT21に表示された後、プリンタ22で印
刷したり、通信部23から外部に送信したりすることが
できる。
【0094】[工事管理システムの実際の操作]次に、
図4乃至図21を用いて本システムの実際の操作及び表
示、印刷出力について説明する。
【0095】1.工事計画段階 図4は工事計画段階で本システムを利用する際の処理の
流れを示すフローチャートである。
【0096】まず、工事の概要として、工事場所や工期
開始日、工期終了日と請負金額を入力し、更に、一月あ
たりの労働日数や、一日の標準労働時間、労働時間の超
過割り増し係数の入力、休日の指定を行なう。そして、
先述したように工種及び作業ごとに計画データを入力し
(S41)、訂正があるときは適宜訂正を行う(S4
2)。図5は工種に関する計画データ入力のための表示
画面の例を示す図である。51はこの画面で計画入力で
きる工種の名称であり、この例では普通程度の地山であ
って、砂或いは砂質の土からなる箇所を20mブルドー
ザで掘削押土する場合の計画データを入力する画面であ
ることを示している。52は日程入力部、53は計画数
量(ここでは単位はm3)入力部である。工事が進んだ
段階では実行日程が54に示され、実績数量が55に、
出来高が56に示される。
【0097】図6は、作業に関する計画データ入力の際
の表示画面の例を示す図である。画面の構成は図5と近
似しており、作業名称が61に表示され、その作業を行
なう計画日程を62に、その作業に投じる計画数量を6
3に入力する。作業の計画数量は工種の計画数量に従っ
て予め定められていることが一般的であるが、実際の作
業現場の状況に合わせて自由に変更可能である。そし
て、工事が進んだ段階では実行日程が64に示され、実
績数量が65に、出来高が66に示される。
【0098】工種の計画データ入力画面と異なり、作業
の計画データ入力画面には投入資材の計画データの入力
部(図下段)が設けられている。67は投入する資材の
リストであり、そのリストのうち選択された(白抜き文
字で表現されたもの、以下同じ)資材に関する計画数量
68、及び日当たりの標準投入数(日当投入数)69が
表示される。これらの数量も上位階層である工種の計画
数量によって予め定められているが、自由に変更可能で
ある。
【0099】資材リスト67に列挙された資材以外の資
材をこの作業に用いたい場合には、資材追加ボタン70
をクリックする。すると、図7に示すようなダイアログ
が表示される。分類表示部71で、資材の分類(例え
ば、要員、損料、消費資材等)を選択すると、前記図6
で計画データの入力を行っていた作業に対してその分類
に属する資材が資材マスタDBから読み出され、72の
ようにリスト表示される。
【0100】図7は、資材の分類として、要員や損料や
賃貸料などを除いた純粋な消費資材(71には単に資材
と表示される)を選択し、資材リスト72を表示させた
上で、その資材リスト72から選択資材欄73に示され
ているように、生コンクリートを選択した場合の表示画
面である。選択資材(ここでは生コンクリート)につい
ては74に費用が、75には稼働率が示され、その単位
及び単位分類も同時に示される。これらは共に変更可能
である。この状態で資材追加ボタン76をクリックする
と、選択資材(生コンクリート)が図6の資材リスト6
7に加えられる。資材リスト72には更に新しい資材を
追加したり、リストに存在する資材を変更/削除したり
することも可能である。
【0101】以上の操作により一通り計画データを入力
すると、次に、バーチャートによる表示処理を行うこと
ができる(S43)。図8は、このバーチャート表示の
サブルーチンにおける処理の流れを示すフローチャート
である。バーチャート表示指示を待ち(S81)、表示
指示があると、HD14(或いは格納前であればRAM
13)から計画データ14cが読み出される(S8
2)。読み出された計画データ14cは表示データに変
換後、予めCD−ROMから読み出していた表示フォー
マットと共に、表示用データ14dとしてHD14に格
納される。次に表示用データ14dは展開され(S8
3)、VRAMに格納される(S84)。一時的にVR
AMに格納された画像データはI/O18を介してCR
T21に送られ、表示される(S85)。
【0102】図9は、バーチャートの表示例を示す図で
ある。工種の計画日程はグレーのグラフ91、作業の計
画日程はブルーのグラフ92で示されている。各バーグ
ラフの長さ及び横方向の位置は日付欄93に対応してお
り、右欄94のバーグラフの縦方向の位置は左欄95の
ツリー状工程表のそれぞれの工種名及び作業名に対応し
ている。即ち、最も上方に位置するバーグラフ91は土
工を3月30日から5月1日まで行う計画であることを
示している。
【0103】作業の計画日程を示すバーグラフは、実際
に工事が進行すると、作業の出来高分だけブルーからレ
ッドに変化して表示される。したがって、ここで、すべ
ての作業グラフがブルーであることは、工事が未だ進行
していないことを示している。
【0104】また、このバーグラフ上にマウス等のポイ
ンタを合わせ、ドラッグアンドドロップ等の操作するこ
とで、バーを伸ばしたり、移動させたりすることが可能
である。このような操作をこのバーチャート上で行え
ば、それに応じて図5及び図6の計画日程入力部52、
62の値も変化する。即ち、このバーチャート上で、バ
ーグラフを操作することによって、効率的に、工種や作
業の計画を練ることが可能である。
【0105】さらに、資材ごとのバーチャートの表示も
可能である。図10はそのような資材ごとのバーチャー
ト表示画面の例を示す図である。
【0106】図9と同様に、資材分類単位の資材投入日
程はグレーのグラフ101、作業用資材単位の資材投入
日程はブルーのグラフ102で示されている。各バーグ
ラフの長さ及び横方向の位置は日付欄103に対応して
おり、右欄104のバーグラフの縦方向の位置は左欄1
05のツリー状資材工程表のそれぞれの資材分類名及び
作業用資材名に対応している。図9と同様に、このバー
チャートにより、異なる作業に同種の資材が用いられる
場合、作業の日程をどのようにすれば、資材が効率的に
利用可能であるかを容易に把握できる。例えば、特殊運
転手が同日に3人以上必要にならないように日程を組む
ことも、バーグラフの重なりを調整することによって容
易に可能となる。なお、横軸を日付欄とし、縦軸を資材
の投入量とするような、資材ごとの投入量の変化を表現
するチャートを作成することも可能である。この場合、
チャートは縦のバーチャートであっても、折れ線チャー
トであってもよい。
【0107】図4に戻り、計画のバーチャート表示(S
43)を行った状態で、適宜計画の訂正を行い、ある程
度計画が確定すると、計画数量表の出力を行うかどうか
選択し(S44)、出力する場合には計画数量表の作成
を指示する(S45)。計画数量表は工種ごと、作業ご
とに計画段階で得られるデータをまとめたものである。
図11は計画数量表の一例を示す図である。工種とその
数量、費用、日程及び資材とその数量、費用が表として
示される。
【0108】再び、図4において、実行予算書の提出を
行うかどうか選択する(S46)。実行予算書は、請負
金額と工事にかかる費用との比較により導き出した利益
額の報告をその主な目的とするものである。図12はス
テップS46において実行予算書の提出を行うべく指示
した場合に表示されるダイアログの図である。121に
は実行予算書の作成日を入力する。また、122におい
て、実行予算書がどのような状況下でのものかを選択す
る。つまり、受注前であれば「当初」を、受注後、着工
前であれば「先行」を選択し、その後、工事着工後に、
計画が変更された場合であれば「変更」を選択し、その
変更が何回目であるかを入力する。最終的に工事が完了
した時点でも、最終的な利益額の算出し、報告するため
に実行予算書を作成する場合があり、その場合には「精
算」を選択する。
【0109】図13は実際に出力される実行予算書の例
である。当初の欄131、当初の欄132は、計画
変更に伴う各種費用、利益額の変化を把握するためのも
のであり、計画変更によってそれぞれの額がどれだけ変
化したかが、−の欄に記載される。
【0110】このような、計画数量表や実行予算書は、
図4のフローチャートに示した処理順でなくとも、任意
のタイミングで出力することができる。
【0111】2.着工後 図14は工事着工後に本システムを利用する際の処理の
流れを示すフローチャートである。
【0112】工事着工後は工事の進行状況を管理するた
め、実績データを日報のかたちで入力する(S14
1)。日報入力は、通信部23を通じて外部より行うこ
とも可能である。図15は日報の入力指示を行った場合
に表されるダイアログの表示画面の図である。図15に
おいて、151は日付入力部であり、日報の内容と対応
する日付を示す。日付は自由に変更可能であり、変更に
よって後述する作業リスト155や資材リスト158等
の内容も変化する。152には本日の作業が稼働である
かそれとも本日は休日であるかが表示される。初期設定
では、土曜及び日曜が休日とされ、それ以外の日は稼働
日とされているがこれも変更可能である。153にはそ
の日の天候を入力することができる。154はメモ欄で
あり、その日の作業に関することなど自由にコメントを
書込むことができる。
【0113】その日に行うべき作業を示す作業リスト1
55は、計画データから導き出されるものであり、作業
を行う(或いは行った)のであれば、左側のボックスを
チェックする(マウスでクリックする)。作業リスト1
55に記載されている作業を削除したり、計画データの
工種ツリーから新たな作業をリストに加えたりすること
も可能である。また、それぞれの作業について、今日の
実績数量欄156に出来高を入力する。即ち、累積数量
欄157の値が図6の実績数量欄65の値に一致する。
この例では車道の維持/修繕を3月30日に100m
だけ実行したことを示している。累積出来高は0である
から、この日が、この作業を開始した日である。更に、
計画数量に対する実績数量(累積出来高)のパーセンテ
ージを達成率として表示する。この値は図6の出来高欄
66の値に一致する。
【0114】158は作業リストにおいて選択されてい
る作業に要する資材のリストである。その資材を投入す
ればチェックする。資材リスト158の各資材を選択
し、それぞれのその日の投入数量を159に入力する。
この例では3月30日に車道の維持・修繕のため道路用
砕石を25m投入したことを示している。さらに、1
60は作業時間の入力部であり、作業ごとに予定時間
と、実行時間を入力する。作業時間は、時間グラフボタ
ン161をクリックすることで、バーチャートで表示可
能である。図16は各作業についての時間割を表示した
図である。図16のように各作業(左欄163)に対応
させて、予定時間割(ブルーのバーグラフ)164と、
実際に実行した時間割(グリーンのバーグラフ)165
とを色分けで表示する。
【0115】一方、日報への情報の入力を完了すると図
15の更新ボタン162をクリックして実績データを更
新する(図14のS142)。実績データが更新される
と、バーチャートの表示も変化する。図17は図14の
ステップS143でバーチャートを表示した場合の表示
画面の例を示す図である。工事着工後、実績データが入
力されると、作業のバーグラフ171は、ブルー171
aとレッド171bの色分けにより作業の出来高を表現
するようになる。バーグラフ全体に対するレッドの割合
が、その作業の進行状況を示す。また、グリーンのバー
グラフ172はその作業が稼働した日を示す。
【0116】図17には、作業を示すバーグラフ(グレ
ー以外のもの)が6本示されているが、その一番上方に
位置する作業バーグラフ171からは、 ・15t、141馬力のブルドーザによる作業が4月2
3日から5月2日まで計画されていること ・4月23日、24日、27日、28日の4日間稼働し
たこと ・作業が約4分の3ほど終了していること が分かる。
【0117】このように、日報により入力した実績デー
タが計画日程を示すバーチャートの内部に表示できるの
で、作業の進行状況の把握が非常に容易となる。また、
計画段階と同様に各資材ごとのバーチャート表示も可能
であり(図10参照)、この場合、図17と同様に、計
画した投入量に対する実際の投入実績量の割合が色分け
によって表示される。これによって、資材の投入量の割
合を把握することが容易になる。なお、表示されるカラ
ーは自由に変更可能である。
【0118】バーチャートの表示画面上の日付欄173
をマウスでクリックすることにより月ごと、年ごとのバ
ーチャートを表示することができ、長期間にわたる工事
の進行の把握には便利である。また、日付をクリックす
ることによって、その日の日報入力ダイアログ(図1
5)が表示されるようにしてもよい。
【0119】図14に戻ると、更新された実績データに
従って各種の表を出力するように処理することもできる
(S144)。この処理はバーチャート表示処理S14
3よりも前に行うことも可能である。
【0120】図18は表出力のサブルーチンでの処理の
流れを示すフローチャートである。まず、表選択画面に
おいて、いずれの表を作成するかを選択する(S18
0)。次に、作業日報を作成するかどうか判断し(S1
81)、作成しない場合にはステップS183に進む。
作業日報を作成する場合には、ステップS182に進
む。ステップS182では、実績データから日報データ
を読み出し、作業日報のフォーマットにして出力する。
出力は印刷出力でも、オンラインでの送信出力でも可能
である。図19は作業日報の出力結果の例を示す図であ
る。作業日報には図15のダイアログにおいて入力した
情報の全てを書込むことができる。
【0121】ステップS183では次に工種別資材数量
表を作成するかどうか判断する。作成しない場合にはス
テップS185に進む。工種別資材数量表を作成する場
合にはS184に進み、指定した集計期間の指定した工
種について、資材の計画した投入量と実際の投入実績
量、さらに、計画段階での費用見積もりと実績としてか
かった費用が表出力される。この出力も印刷出力、送信
出力何れでも可能である。図20は工種別数量表の出力
結果の例を示す図である。
【0122】ステップS185では月別資材投入表を作
成するかどうか判断する。作成しない場合には、この表
出力処理を終了する。月別資材投入表を作成する場合に
は、ステップS186に進み、実績データに含まれる月
報データから月別の資材の投入量が表出力される。図2
1は月別資材投入表の出力結果の例を示す図である。な
お、図14で示したフローチャートは表出力処理の一例
にすぎず、表作成の判断の順番はこれに限らない。ま
た、これらの表出力を同時に行うことも可能であり、任
意のタイミングで表出力を行うことができる。このよう
に出力された表は、十分に報告書としての役割をはたす
ものであり、日報の入力さえ行えば、容易に正確な報告
書が作成されることになる。
【0123】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、計画、現場での工事の管理、報告書の作成を、簡易
な操作で矛盾なく統一的に行うことができる。また、工
事の進行状況の把握を容易に行うことができるので、工
事の管理を適切に行うことが可能となる。
【0124】なお、本実施の形態では、工事の進行を色
分けしたバーチャートによって示しているが、作業に関
する計画日程と出来高を表現するものであれば、これに
限らず、他の図やグラフによる表現方法を用いてもよ
い。例えば、作業の出来高を、バーチャート端部からの
模様の変化や境界線の位置で表現してもよく、バーチャ
ート全体の色の濃度や色合いの変化で表現してもよい。
更に、出来高を表す値をバーチャート内部に表してもよ
い。
【0125】また、本実施の形態では、日報において、
一つ一つの作業ごとにその日の出来高を入力し、バーチ
ャートを表示する際にも、一つ一つの作業についてバー
グラフで累積出来高を表示している。しかし、いくつか
の作業をまとめた作業群ごとに、日々の出来高を入力
し、作業群ごとのバーグラフに累積出来高を表示しても
よい。
【0126】(第2の実施の形態)次に、図22〜図3
1を用いて、本発明の第2の実施の形態について説明す
る。本実施の形態は、前記第1の実施の形態としての工
事管理システムに、ネットワーク図作成機能及び、山積
み・山崩し機能を加えたものである。その他の構成につ
いては、第1の実施の形態と同様であるためその説明は
省略する。
【0127】本実施の形態では、図4のS41におい
て、計画データを入力する際、作業間のリンクを設定す
る。作業間のリンクとは、ある作業Aと、その作業Aを
行なうため先行して行われなければならない先行作業B
と、その作業Aの完了後にしか行なうことができない後
続作業Cとを関連づけたものである。一つの作業Aに対
して、先行作業B及び後続作業Cはそれぞれ複数存在し
ても、あるいは全く存在していなくてもよい。
【0128】図22は、リンクの設定画面の例を示す図
である。図22は、図9の左欄95のツリー状工程表等
からリンクを設定したい作業を選択した上で、リンク設
定コマンドを実行することによって表示される。
【0129】図中、221は操作対象を表示する欄であ
り、リンクを設定したい作業が表示される。また、22
2には、この作業がどのような工種に属するかを階層表
示されている。223は、先行リンクのリストを表示す
る欄であり、この図では、第1種縦断地下排水と、第2
種縦断地下排水とが、操作対象である土砂の先行リンク
に設定されている。つまり、これらの排水工事の終了後
にのみ、土砂工事を行なうことができることを示してい
る。また、本実施の形態に係るシステムでは、図22の
リンク設定ダイヤログを表示させた状態で、図9の左欄
95のツリー状工程表等から作業を左クリックにより選
択し、同じ作業上で右クリックすれば、その作業が操作
対象たる作業の先行リンクとして設定される。
【0130】先行リンクリスト223中の作業を選択
し、先行リンク解除ボタン224をクリックすれば、そ
の作業は先行リンクリスト223から、削除される。ま
た、225は後続リンクリストを表示する欄であり、ボ
タン226は224と同様に、その中で選択された後続
リンクを解除するボタンである。
【0131】このように設定された作業間リンク情報を
HD14に登録するには、図31の作業テーブル(d)
の各レコードに他の作業へのポインタを示すフィールド
を設ければよい。
【0132】次に、ネットワーク図表示コマンドを実行
すると、上記のように設定されたリンクを反映したネッ
トワーク図が自動的に作成され、表示される。これによ
り、計画データとして入力した作業間の相互関係が、容
易に視認できる形態で表現される。
【0133】図23は、ネットワーク図表示画面の例を
示す図である。本実施の形態の工事管理システムでは、
ネットワーク図231と並列して出来高グラフ232を
表示している。出来高グラフは計画出来高と、累積出来
高の両方の変化を示すことができる。
【0134】ネットワーク図231と出来高グラフ23
2は、ともに暦日形式で、どのような作業を行なってい
るときにどのように出来高が変化するかがひと目で分か
るようになっている。
【0135】また、図23のようにネットワーク図を表
示すると、ダイヤログ233が表示され、このダイヤロ
グ233によって様々なコマンドを実行することができ
る。図に表示したものはその一例であり、ネットワーク
図の初期化、ネットワーク図の表示レベルの上下、出来
高の再計算、クリティカルパスの表示、山崩し法による
修正、山積み計算の実行、山崩し図の表示、山積み図の
表示、作業名称リスト、という10個のコマンドが用意
されている。
【0136】ダイヤログ233から「クリティカルパス
の表示」コマンドを選択すれば、フロートと、設定され
たリンクの関係からクリティカルパスが導かれる。
【0137】図24は、「クリティカルパスの表示」コ
マンド実行画面の例を示す写真である。本実施の形態で
はクリティカルパスは太矢印240で示される。この図
では、作業ノード番号で2→3→4→5→6→8→9→
12という2から12までの一連の作業がクリティカル
パスを構成する。
【0138】ネットワーク図231は、工種と作業の内
容、及びその開始時期を表すノード241と、工種・作
業の前後関係を表すアロウ242から構成されている。
【0139】ノード241には、工種ノード241a
と、作業ノード241bの2種類あり、図では、工種ノ
ード241aが円形で、作業ノード241bが楕円形で
表されている。工種ノード241a内には、工種ノード
番号が、その周辺には工種名称、工種日数(括弧内は実
際に作業を行なう日数)が表示される。作業ノード24
1b内には、作業番号(中央)と最早開始日(上側)と
最遅開始日(下側)とが、その周辺には作業名称、作業
日数(括弧内は実際に作業を行なう日数)が表示され
る。
【0140】図22の画面でリンク設定された作業間を
示すアロウは実線242aで表示されており、余裕日数
(フロート)を示すアロウは点線242bで示されてい
る。
【0141】このようなネットワーク図は、前記第1の
実施の形態において示したバーチャートを作成した上
で、その計画データから自動的に生成してもよいし、逆
に、作業の計画日程と作業間リンクのみを設定した状態
で、例えば全ての作業を最早日に開始するようなネット
ワーク図を作成させてもよい。その場合、ネットワーク
図上で所望の作業ノードを最遅日までの間でずらして任
意の計画を作成してもよい。
【0142】ダイヤログ233から「山積み計算の実
行」コマンドを選択すると、図25のような山積み図表
示ダイヤログが表示される。資材リスト251から山積
みの対象となる資材を選択し、山積みの対象日欄252
から、計画日、最早日、最遅日のいずれかを選択してO
Kボタン253を押すと、選択された資材が各作業日で
どれほどの量使用されるかが山積み図によって示され
る。図26の260は、図23のネットワーク図に示さ
れた工事計画において、各作業日ごとの普通作業員の人
数を示した山積み図である。各作業に対する資材の量
は、作業ごとにボックス261で示される。ボックス内
の数字262は、作業ノード番号に対応する。
【0143】山積み図で示された資材の、各作業日に対
する配分に偏りがあり、工事の効率が良くない場合に
は、ダイヤログ233から「山崩し法による修正」コマ
ンドを選択することによって、資材の配分を平均化する
ことができる。これは、クリティカルパス上の作業以外
の作業の開始を、フロートを利用してずらすことによっ
て、最大資材量をユーザが求める数量以下にするもので
ある。例えば、図26においては、11月9日と10日
は普通作業員が3人必要となる。他の日はほとんど1人
であるのに対し、この2日のみ2人の普通作業員の増員
を行なわなければならないのは効率が悪い。そこで、山
崩し法による修正を行なうことにより、普通作業員の最
大必要人数を2人に抑えるように自動的に計画を変更す
る。
【0144】図27は山崩し法修正ダイアログの表示画
面の例を示す図である。どの作業を優先的に考えるか
(計画を維持するか)を設定する欄271が用意されて
おり、ここで、PERT計算に用いるパラメータを選択
する。本実施の形態では、指定作業、トータルフロート
の少ない作業、作業時間の少ない作業、作業時間の多い
作業、のいずれかを選択可能である。また、山崩しの対
象資材、適用期間、上限値を設定する欄272も用意さ
れている。
【0145】図28の281は、図25の山積み図に対
し、普通作業員の人数を最大2人に抑えるように山崩し
法を用いた結果の山崩し図である。山崩し法による修正
の結果は、ネットワーク図及び作業日程(バーチャー
ト)にも反映される。図28の282は、281のよう
な山崩しを行なった結果を反映したネットワーク図であ
る。図24のネットワーク図と比較すると2〜5日、い
くつかの作業の開始日が移動していることが分かる。山
崩しの結果、設定したリンクに反するような作業日程に
なった場合には、エラー表示がなされる。
【0146】また、ダイアログ233から、「作業名称
リスト」コマンドを選択すると、図29のように、山崩
し図に表された作業の一覧が表示される。
【0147】図30は、山崩し法による修正処理を示す
フローチャートである。
【0148】まず、S310で、ユーザが、前記図27
に示したダイヤログ上で、作業についての優先順位の条
件、その他、資材名称、適用開始日、適用終了日、資材
投入数量上限値等の条件を入力し、OKボタンがクリッ
クされるのを待つ。ユーザによる条件入力が完了する
と、PERT解析により、その期間の各作業の最早、最
遅日、クリティカルパスが導かれる(S311)。これ
らの情報が他のコマンドですでに導かれている場合はそ
れを利用する。
【0149】次に、ユーザによって入力された山崩し法
適用期間の初日において、求めた最早日、最遅日、クリ
ティカルパスから、開始できる作業をリストアップし、
開始可能作業リストを作成する(S312)。工事が進
行中であれば、計画の変更を行なうことのできる最初の
日、つまり、この山崩し法を実施する日における開始可
能作業をリストアップする。このリストには、進行中の
作業も、未完了の先行作業とリンクしている作業も含ま
れない。このリストには、ユーザがダイヤログで入力し
た優先順位を決める条件にしたがって、順番に作業が書
込まれる。開始日を移動できない、クリティカルパス上
の作業は、最優先の作業と設定される。
【0150】次に、開始可能作業リスト中の優先順位の
最も高いもの、つまり、開始日を最も移動したくない作
業のデータを参照する。そして、ユーザがS310で設
定した資材について、その作業に要する資材量と、資材
投入数量上限値とを比較する(S313)。ここで、最
優先作業に要する資材が資材投入数量上限値以下である
場合には、その作業を実施してもよいことになるので、
開始可能作業リストから削除し、実施作業リストに書込
む(S314)。同時に、資材投入量上限値から、実施
作業分の資材量を減算する。
【0151】次に、開始可能作業リストに、作業が存在
するかどうか調べ(S315)、存在する場合には、S
313に戻る。
【0152】S313で開始可能作業リストの最優先作
業に要する資材が、資材投入数量上限値を越えている場
合には、その日はもう作業を実施することができないこ
とになるので、S316に進み、未開始作業が存在する
かどうか判断する。未開始作業が存在する場合には、S
317に進む。
【0153】S317に進み、日付を進めて、前の日ま
でに完了した作業は実施作業リストから削除し、資材投
入数量上限値を、ユーザがその日の上限値として入力し
た値に戻す。また、日付を進めた結果、ユーザが山崩し
を行なうべく設定した期間を越えた場合には、資材投入
数量上限値として無限大を設定する。更にS318で、
実施作業リスト中の作業に要する資材を資材投入数量上
限値から減算する。そして、次の工事稼働日についてS
312からの処理を繰り返す。
【0154】S315で開始可能作業リストに作業が何
も存在しなくなった場合には、S316に進み、未開始
作業が存在するかどうか判断する。未開始作業が存在す
る場合には、S317に進む。未開始作業が存在しない
場合には、行なうべき全ての作業が開始されたというこ
とになるため、山崩し解析を終了し、結果を表示する。
また、以上の処理にエラーが存在していた場合には、そ
の内容を表示する。例えば、設定した作業間リンクに矛
盾が生じる場合や、全ての作業の終了日が、元々計画さ
れていた工期を越えている場合等がある。
【0155】図30に示した山崩し法による修正は、上
記したように、図25のような山積み図をみてから、そ
の資材投入量の調整を行なうために実施されるのが一般
的である。しかし、S313においてnoとならないよ
うに条件を入力することで、ユーザが入力した優先順位
に従った最短工期の計画を作成することも可能である。
例えば、資材投入数量上限値を、実際には計画の調整が
不要な値に設定して、山崩しを行なえば、S313か
ら、常にS314に進むことになり、開始可能な作業は
全て実施されることになる。従って、全ての作業が前倒
しになり、最短工期の計画が作成される。
【0156】上記のように、本実施の形態によれば、上
記第1の実施の形態の効果に加えてネットワーク図によ
り作業間の関係をわかりやすく表示することができる。
また、山崩し法によって、作業間の前後関係を保ちつ
つ、効率的に資材を投入できるような作業計画を容易に
作成することができる。
【0157】(他の実施の形態)上記実施の形態では、
プログラムコードを供給するための記憶媒体として、C
D−ROMを用いているが、これ以外にも、例えば、フ
ロッピディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気
ディスク,CD−R,CD−WR,磁気テープ,不揮発
性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0158】
【発明の効果】本発明は、工事の進行状況が容易に把握
可能な工事管理システム及び工事管理方法並びに工事管
理プログラムを記憶したコンピュータ可読媒体を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の工事管理システムを用いる環境
における処理の流れの概略を示すブロック図である。
【図2】計画段階、工事進行中、報告書作成において本
システムを利用する場合の処理の概略について示す図で
ある。
【図3】本システムのハードウェア構成を示すブロック
図である。
【図4】工事計画段階で本システムを利用する際の処理
の流れを示すフローチャートである。
【図5】工種に関する計画データ入力の際の表示画面の
例を示す図である。
【図6】作業に関する計画データ入力の際の表示画面の
例を示す図である。
【図7】図6の資材リスト67の編集を行うための表示
画面の例を示す図である。
【図8】図4の表示ステップのサブルーチンにおける処
理の流れを示すフローチャートである。
【図9】工種の計画日程と、作業の計画日程のバーチャ
ート表示画面の例を示す写真である。
【図10】資材ごとの投入日程のバーチャート表示画面
の例を示す写真である。
【図11】計画数量表の例を示す図である。
【図12】実行予算書の提出を行うべく指示した場合に
表示されるダイアログの表示画面の例を示す図である。
【図13】実行予算書の例を示す図である。
【図14】本発明の好適な実施の形態の工事管理システ
ムを工事着工後に利用する際の処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図15】日報の入力指示を行った場合に表されるダイ
アログの表示画面の例を示す図である。
【図16】各作業についての時間割の表示画面の例を示
す写真である。
【図17】工事進行中のバーチャート表示画面の例を示
す写真である。
【図18】表出力のサブルーチンでの処理の流れを示す
フローチャートである。
【図19】作業日報の出力結果の例を示す図である。
【図20】工種別数量表の出力結果の例を示す図であ
る。
【図21】月別資材投入表の出力結果の例を示す図であ
る。
【図22】作業間リンクの設定画面の例を示す図であ
る。
【図23】ネットワーク図表示画面の例を示す写真であ
る。
【図24】クリティカルパスを表示したネットワーク図
の表示画面の例を示す写真である。
【図25】山積み図表示ダイヤログの表示画面の例を示
す図である。
【図26】山積み図の表示画面の例を示す写真である。
【図27】山崩し法修正ダイアログの表示画面の例を示
す図である。
【図28】山崩し図の表示画面の例を示す写真である。
【図29】山崩し図に表された作業の一覧の表示画面の
例を示す図である。
【図30】山崩し法による修正処理を示すフローチャー
トである。
【図31】図3の計画データ14cの内容を詳細に説明
する図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月18日(1999.5.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】削除
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】削除
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】削除
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】削除
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】削除
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】削除
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】削除
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】削除
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】削除
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】削除
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】削除
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】削除
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】削除
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】削除
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】削除
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】削除
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】削除
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】削除
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】削除
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】削除

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工事における作業の進行を管理する工事管
    理プログラムを格納したコンピュータ可読媒体であっ
    て、 前記工事管理プログラムは、 前記作業に関する計画日程、計画数量及び実績数量を獲
    得する獲得プログラムと、 前記獲得プログラムで獲得した計画数量及び実績数量に
    基づいて前記作業に関する出来高を算出する出来高算出
    プログラムと、 前記計画日程に応じた時間軸上の位置及び長さを持ち、
    且つ、内部に識別可能に前記出来高を表わすバーチャー
    トをコンピュータ画面上に表示する表示プログラムと、 を含むことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
  2. 【請求項2】前記表示プログラムは、前記出来高を、前
    記バーチャート内部の色の変化によって表現するプログ
    ラムであることを特徴とする請求項1に記載のコンピュ
    ータ可読媒体。
  3. 【請求項3】前記表示プログラムは更に、実際に作業が
    稼働した日をバーチャートで表示することを特徴とする
    請求項1に記載のコンピュータ可読媒体。
  4. 【請求項4】前記獲得プログラムは、前記工事の名称、
    該工事に含まれる工種の名称、及び該工種に含まれる作
    業の名称と、前記工事、前記工種、前記作業のそれぞれ
    の計画日程とを獲得するプログラムを含み、 前記表示プログラムは、コンピュータ画面上に、 前記獲得プログラムで獲得した前記工事の名称、前記工
    種の名称、及び前記作業の名称を階層的に表示し、 更に、階層的に表示された前記工事の名称と対応した位
    置に該工事の計画日程を示すバーチャートを表示し、 階層的に表示された前記工種の名称と対応した位置に該
    工種の計画日程を示すバーチャートを表示し、 階層的に表示された前記作業の名称と対応した位置に、
    該作業の計画日程に応じた時間軸上の位置及び長さを持
    ち、且つ、内部に識別可能に前記出来高を表わすバーチ
    ャートを表示することを特徴とする請求項1に記載のコ
    ンピュータ可読媒体。
  5. 【請求項5】前記獲得プログラムは、複数の作業に関す
    る計画日程、計画数量及び実績数量を獲得するプログラ
    ムであって、 前記表示プログラムは、前記複数の作業についての前記
    バーチャートを同時に表示するプログラムであることを
    特徴とする請求項1に記載のコンピュータ可読媒体。
  6. 【請求項6】前記獲得プログラムは、前記複数の作業間
    の前後関係を示す作業間リンク情報とを獲得するプログ
    ラムを含み、 前記表示プログラムは、前記複数の作業の前記計画日程
    に応じた時間軸上の位置を持つ複数のノードと、前記作
    業間リンク情報に応じて該複数のノード間を結ぶ矢印
    と、を示すネットワーク図をコンピュータ画面上に表示
    するプログラムを含むことを特徴とする請求項5に記載
    のコンピュータ可読媒体。
  7. 【請求項7】前記獲得プログラムは、前記複数の作業に
    必要な所定の資材の計画投入数量を獲得するプログラム
    を更に含み、 前記表示プログラムは、前記獲得プログラムにより獲得
    した前記資材の計画投入数量に基づいて、各時間におけ
    る前記資材の投入計画数量を時間軸上に表した山積み図
    を表示するプログラムを含むことを特徴とする請求項6
    に記載のコンピュータ可読媒体。
  8. 【請求項8】前記工事管理プログラムは、前記各時間に
    おける前記資材の投入計画数量が所定の上限を越えない
    ように前記作業の計画日程を変更する処理を行なう山崩
    しプログラムを更に含み、 前記表示プログラムは、前記山崩しプログラムにより計
    画日程を変更された場合に、各時間における前記資材の
    投入計画数量を時間軸上に表した前記山積み図を山崩し
    図として表示するプログラムを含むことを特徴とする請
    求項7に記載のコンピュータ可読媒体。
  9. 【請求項9】前記表示プログラムは、前記山崩しプログ
    ラムによる前記作業の計画日程の変更を、前記バーチャ
    ートにも反映するプログラムであることを特徴とする請
    求項8に記載のコンピュータ可読媒体。
  10. 【請求項10】前記獲得プログラムは、前記作業に関す
    る計画日程及び計画数量として、前記作業に必要な資材
    の投入計画日程、投入計画数量、及び実際の投入数量を
    獲得し、 前記出来高算出プログラムは、前記資材の投入計画数量
    と実際の投入数量とに基づいて前記出来高として前記資
    材の消費率を算出し、 前記表示プログラムは、長さによって前記資材の投入計
    画日程を表わし、且つ、内部に識別可能に前記消費率を
    表わすバーチャートを表示することを特徴とする請求項
    1に記載のコンピュータ可読媒体。
  11. 【請求項11】前記表示プログラムは、同一の資材を複
    数の作業で消費する場合に、それぞれの作業ごとの前記
    資材のバーチャートを同時に表示することを特徴とする
    請求項10に記載のコンピュータ可読媒体。
  12. 【請求項12】前記獲得プログラムは、前記資材の単価
    を獲得するプログラムを含み、 前記工事管理プログラムは、前記投入計画数量、前記実
    際の投入数量、及び前記単価によって、計画費用及び実
    際の投入費用を算出する費用算出プログラムを更に含む
    ことを特徴とする請求項10に記載のコンピュータ可読
    媒体。
  13. 【請求項13】工事における作業の進行を管理する工事
    管理プログラムを格納したコンピュータ可読媒体であっ
    て、 前記工事管理プログラムは、 前記工事の名称、該工事に含まれる工種の名称、及び該
    工種に含まれる作業の名称と、前記工事、前記工種、前
    記作業のそれぞれの計画日程とを獲得する獲得プログラ
    ムと、 コンピュータ画面上に、 前記獲得プログラムで獲得した前記工事の名称、前記工
    種の名称、及び前記作業の名称を階層的に表示し、 更に、階層的に表示された前記工事の名称と対応した位
    置に該工事の計画日程を示すバーチャートを表示し、 階層的に表示された前記工種の名称と対応した位置に該
    工種の計画日程を示すバーチャートを表示し、 階層的に表示された前記作業の名称と対応した位置に、
    該作業の計画日程に応じた時間軸上の位置及び長さを持
    ち、且つ、内部に識別可能に前記出来高を表わすバーチ
    ャートを表示する表示プログラムと、 を含むことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
  14. 【請求項14】工事における作業の進行を管理する工事
    管理プログラムを格納したコンピュータ可読媒体であっ
    て、 前記工事管理プログラムは、 前記作業に関する計画日程を獲得し記憶手段に記憶する
    獲得プログラムと、 前記獲得プログラムで獲得した前記計画日程に応じた時
    間軸上の位置及び長さを持つバーチャートを表示する表
    示プログラムと、 前記表示プログラムで表示された前記バーチャートの位
    置及び/又は長さを変更するバーチャート変更指示を獲
    得するバーチャート変更指示獲得プログラムと、 前記バーチャート変更指示獲得プログラムによって獲得
    したバーチャートの変更指示に応じて前記記憶手段に記
    憶された前記計画日程を更新する計画日程更新プログラ
    ムと、 を含むことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
  15. 【請求項15】工事における複数の作業の進行を管理す
    る工事管理プログラムを格納したコンピュータ可読媒体
    であって、 前記工事管理プログラムは、 前記複数の作業に関する計画日程と、該複数の作業間の
    前後関係を示す作業間リンク情報とを獲得し記憶手段に
    記憶する獲得プログラムと、 前記複数の作業の前記計画日程に応じた時間軸上の位置
    を持つ複数のノードと、前記作業間リンク情報に応じて
    該複数のノード間を結ぶ矢印と、を示すネットワーク図
    をコンピュータ画面上に表示する表示プログラムと、 を含むことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
  16. 【請求項16】前記獲得プログラムは、前記複数の作業
    に必要な所定の資材の計画投入数量を獲得するプログラ
    ムを含み、 前記表示プログラムは、各時間における前記資材の投入
    計画数量を時間軸上に表した山積み図を表示するプログ
    ラムを含むことを特徴とする請求項15に記載のコンピ
    ュータ可読媒体。
  17. 【請求項17】前記工事管理プログラムは、 前記各時間における前記資材の投入計画数量が所定の上
    限を越えないように前記作業の計画日程を変更する処理
    を行なう山崩しプログラムを更に含み、 前記表示プログラムは、前記山崩しプログラムにより計
    画日程を変更された場合に、各時間における前記資材の
    投入計画数量を時間軸上に表した前記山積み図を山崩し
    図として表示するプログラムを含むことを特徴とする請
    求項16に記載のコンピュータ可読媒体。
  18. 【請求項18】工事における作業の進行を管理する工事
    管理システムであって、 前記作業に関する計画日程及び計画数量を記憶する記憶
    手段と、 前記作業に関する実績数量を入力する入力手段と、 前記記憶手段に記憶された計画数量と前記入力手段によ
    って入力された実績数量とに基づいて前記作業に関する
    出来高を算出する出来高算出手段と、 時間軸上の位置及び長さによって前記計画日程を表わ
    し、且つ、内部に識別可能に前記出来高を表わすバーチ
    ャートを表示する表示手段と、 を有することを特徴とする工事管理システム。
  19. 【請求項19】工事における作業の進行を管理する工事
    管理システムであって、 前記工事の名称、該工事に含まれる工種の名称、及び該
    工種に含まれる作業の名称と、前記工事、前記工種、前
    記作業のそれぞれの計画日程とを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記工事の名称、前記工種の
    名称、及び前記作業の名称を階層的に示す工程表と、前
    記工事の計画日程を示すバーチャート、前記工種の計画
    日程を示すバーチャート、及び前記作業の計画日程を示
    すバーチャートと、を互いに対応させて表示する表示手
    段と、 を有することを特徴とする工事管理システム。
  20. 【請求項20】工事における作業の進行を管理する工事
    管理システムであって、 前記作業に関する計画日程を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記計画日程に応じた時間軸
    上の位置及び長さを持つバーチャートを表示する表示手
    段と、 前記表示手段に表示された前記バーチャートの位置及び
    /又は長さを変更するバーチャート変更手段と、 前記バーチャート変更手段によるバーチャートの変更に
    応じて前記記憶手段に記憶された前記計画日程を更新す
    る計画日程更新手段と、 を有することを特徴とする工事管理システム。
  21. 【請求項21】コンピュータによって工事における作業
    の進行を管理する工事管理方法であって、 前記作業に関する計画日程、計画数量及び実績数量を獲
    得する獲得工程と、 前記獲得工程で獲得した計画数量及び実績数量に基づい
    て前記作業の出来高を算出する出来高算出工程と、 時間軸上の位置及び長さによって前記計画日程を表わ
    し、且つ、内部に識別可能に前記出来高を表わすバーチ
    ャートをコンピュータ画面上に表示する表示工程と、 を有することを特徴とする工事管理方法。
  22. 【請求項22】コンピュータによって工事における作業
    の進行を管理する工事管理方法であって、 前記工事の名称、該工事に含まれる工種の名称、及び該
    工種に含まれる作業の名称と、前記工事、前記工種、前
    記作業のそれぞれの計画日程とを獲得する獲得工程と、 前記獲得工程で獲得した前記工事の名称、前記工種の名
    称、及び前記作業の名称を階層的に示す工程表と、前記
    工事の計画日程を示すバーチャート、前記工種の計画日
    程を示すバーチャート、及び前記作業の計画日程を示す
    バーチャートと、を互いに対応させてコンピュータ画面
    上に表示する表示工程と、 を有することを特徴とする工事管理方法。
  23. 【請求項23】記憶手段を有するコンピュータによって
    工事における作業の進行を管理する工事管理方法であっ
    て、 前記作業に関する計画日程を獲得し前記記憶手段に記憶
    する記憶工程と、 前記記憶工程で獲得した前記計画日程に応じた時間軸上
    の位置及び長さを持つバーチャートを表示する表示工程
    と、 前記表示工程で表示された前記バーチャートの位置及び
    /又は長さを変更するバーチャート変更指示を獲得する
    バーチャート変更指示獲得工程と、 前記バーチャート変更指示獲得工程でのバーチャートの
    変更指示に応じて前記記憶手段に記憶された前記計画日
    程を更新する計画日程更新工程と、 を有することを特徴とする工事管理方法。
  24. 【請求項24】工事における所定の作業の進行を管理す
    る工事管理システムであって、 前記作業に関する計画数量と実績数量とを対比して表示
    する表示手段と、 所定時間当たりの前記作業に関する情報を入力する入力
    手段と、 を有し、 前記表示手段によって表示される実績数量は、前記入力
    手段により入力された情報に対応して変化することを特
    徴とする工事管理システム。
  25. 【請求項25】前記表示手段での表示は計画数量と実績
    数量とを色分けしたグラフによる表示であることを特徴
    とする請求項24に記載の工事管理システム。
  26. 【請求項26】前記計画数量は計画される作業全体の量
    を含み、前記実績数量は表示時点までの作業の累積出来
    高を含み、前記情報は前記所定時間当たりの作業の出来
    高を含むことを特徴とする請求項24又は25に記載の
    工事管理システム。
  27. 【請求項27】前記計画数量は作業全体に要する資源を
    含み、前記実績数量は表示時点までの資源の累積投入量
    を含み、前記情報は前記所定時間当たりの資源投入量を
    含むことを特徴とする請求項24、25又は26に記載
    の工事管理システム。
  28. 【請求項28】前記表示手段は複数の作業についての前
    記計画数量及び前記実績数量を同時に表示可能であるこ
    とを特徴とする請求項24、25又は26に記載の工事
    管理システム。
  29. 【請求項29】前記表示手段は、工程表を表示可能であ
    り、該工程表における作業と、その作業に関する前記計
    画数量及び前記実績数量と、を対応させて表示可能であ
    ることを特徴とする請求項24乃至28のいずれかに記
    載の工事管理システム。
  30. 【請求項30】前記工程表は作業とその作業の属する区
    分との階層的構造を有することを特徴とする請求項29
    に記載の工事管理システム。
  31. 【請求項31】前記表示手段は前記区分に属する1又は
    複数の作業全体に関する計画数量及び実績数量を表示可
    能であることを特徴とする請求項30に記載の工事管理
    システム。
  32. 【請求項32】前記入力手段は日ごとに情報を入力可能
    であることを特徴とする請求項24乃至31のいずれか
    に記載の工事管理システム。
  33. 【請求項33】前記入力手段は一日における時間単位の
    作業計画及び作業実績を入力可能であることを特徴とす
    る請求項24乃至32のいずれかに記載の工事管理シス
    テム
  34. 【請求項34】前記作業、前記作業に必要な資源及び該
    資源の投入に要する費用の対応関係を示す対応表を記憶
    する記憶手段を更に有していることを特徴とする請求項
    24乃至33のいずれかに記載の工事管理システム。
  35. 【請求項35】前記記憶手段に記憶された対応表を用い
    て、前記計画される作業全体に必要な費用及び前記累積
    出来高を得るのに必要とした費用を計算可能な計算手段
    を更に有することを特徴とする請求項34に記載の工事
    管理システム。
  36. 【請求項36】前記入力手段は工事に充てられた予算を
    入力可能であり、 前記表示手段は該予算と、前記計算手段により求められ
    た費用とを対比して表示可能であることを特徴とする請
    求項35に記載の工事管理システム。
  37. 【請求項37】前記表示手段は前記工事全体にあてた予
    定期間と、前記作業に充てた予定期間と、実際に該作業
    を行った稼働期間とを同時に表示可能であることを特徴
    とする請求項24乃至36のいずれかに記載の工事管理
    システム。
  38. 【請求項38】工事における所定の作業の進行を管理す
    る工事管理方法であって、 所定時間当たりの前記作業に関する情報を入力し、 前記作業に関する計画数量と実績数量とを対比して表示
    し、 前記実績数量が前記情報に対応して変化させることを特
    徴とする工事管理方法。
  39. 【請求項39】工事における所定の作業の進行を管理す
    る工事管理プログラムを格納したコンピュータ可読媒体
    であって、 所定時間当たりの前記作業に関する情報を入力する入力
    工程のプログラムモジュールと、 前記作業に関する計画数量と前記情報に対応して変化す
    る実績数量とを対比して表示する表示工程のプログラム
    モジュールと、 を格納することを特徴とするコンピュータ可読媒体。
  40. 【請求項40】前記作業と前記作業に必要な資源のデー
    タを対応させて記憶したデータベースを更に格納し、 前記表示工程における計画数量は前記データベースから
    読み出した資源のデータを含み、前記情報は前記所定時
    間当たりの資源投入量を含み、前記実績数量は表示時点
    までの該資源投入量を累積した累積投入量を含むことを
    特徴とする請求項39に記載のコンピュータ可読媒体。
  41. 【請求項41】前記データベースは、更に、前記資源の
    投入に要する費用のデータを前記資源のデータと対応さ
    せて記憶しており、 前記データベースから読み出した前記費用のデータを用
    いて、計画時点での作業に必要な費用及び、実際に要し
    た費用を導く計算工程のプログラムモジュールを更に有
    することを特徴とする請求項40に記載のコンピュータ
    可読媒体。
  42. 【請求項42】前記コンピュータ可読媒体はCD−RO
    Mであることを特徴とする請求項1乃至17、39乃至
    41のいずれか一つに記載のコンピュータ可読媒体。
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