JP2006331060A - 原価要素管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】原価要素を用いて階層構造データベースを構築することができ、階層構造データベースを過去から現在のうちの任意の時点においてリアルタイムに生成かつ出力することができる原価要素管理システムを提供する。
【解決手段】原価要素管理システム10では、第1次〜第n次原価要素群に区分された原価要素が過去から現在に向かってシステム10に時系列に記憶され、過去から現在までに記憶した原価要素を用いて原価要素どうしが系列的に関連する複数の階層構造データベースを構築可能である。このシステム10は、過去から現在までのうちの任意の時点における階層構造データベースをリアルタイムに生成するデータベース生成手段と、生成した前記階層構造データベースをリアルタイムに出力するデータベース出力手段とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンピュータ資源を利用して原価に算入すべき上位概念から下位概念に分類された原価要素を管理する原価要素管理システムに関する。
提供する業務の受注契約単位で物品や役務に関する原価管理を行う原価管理システムがある(特許文献1参照)。このシステムは、提供する業務のうちの個々の労務費を表す原価要素に、それら労務費に対する作業工程を表す原価要素を付加し、作業工程別に労務費を算出する。システムは、作業工程別に原価を把握することができ、無駄な作業工程や低効率な作業工程の絞り込みを行うことができる。原価要素のうちの資材費や労務費、経費等の入力はそれらが発生する度に行うリアルタイム入力であり、資材費や労務費、経費等が新たに入力されると、システムに既に記憶されている原価要素に、入力された原価要素が順次積算されて原価データベースが更新される。このシステムでは、入力された原価要素によって現在における原価集計が行われ、原価集計の結果がディスプレイに折れ線グラフで表示される。
特開2003−296557号公報
前記公報に開示の原価管理システムは、入力された各原価要素が積算された状態で記憶され、記憶されたそれら原価要素によって現在の物品や役務に対する原価データベースが形成される。しかし、このシステムは、原価要素がその上位概念から下位概念に向かって系列的に関連する階層構造データベースを形成することはなく、さらに、個々の原価要素を過去から現在に向かって時系列に管理することもないから、過去から現在までに存在する各データベースのうちの任意の時点における原価データベースを階層構造データベースとしてリアルタイムに生成かつ出力することはできない。また、このシステムは、原価要素が順次積算かつ更新され、更新前の原価データベースがシステムに残存することはないから、過去の任意の時点における原価データベースや原価要素を過去に遡って改変することができない。
本発明の目的は、原価要素を用いて階層構造データベースを構築することができ、過去から現在のうちの任意の時点における階層構造データベースをリアルタイムに生成かつ出力することができる原価要素管理システムを提供することにある。本発明の他の目的は、原価要素や階層構造データベースを過去に遡って自由に改変することができる原価要素管理システムを提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の前提は、コンピュータ資源を利用して原価に算入すべき上位概念から下位概念に分類された原価要素を管理する原価要素管理システムである。
前記前提における本発明の特徴は、以下のとおりである。原価要素管理システムでは、原価要素がその上位概念を一纏めにした第1次原価要素群から下位に向かってその下位概念を順番に一纏めにした第n次原価要素群までに区分され、第1次〜第n次原価要素群に区分されたそれら原価要素が過去から現在に向かってこのシステムに時系列に記憶されている。このシステムは、過去から現在までに記憶した原価要素を用いて第1次〜第n次原価要素群に向かって該原価要素どうしが系列的に関連する複数の階層構造データベースを構築可能であり、過去から現在までのうちの任意の時点における階層構造データベースをリアルタイムに生成するデータベース生成手段と、生成した階層構造データベースをリアルタイムに出力するデータベース出力手段とを有する。
本発明の実施態様の一例としては、データベース生成手段が階層構造データベースを第1次〜第n次原価要素群のうちの少なくとも1つの要素群に分けてリアルタイムに生成可能であり、データベース出力手段が第1次〜第n次原価要素群のうちの少なくとも1つの要素群に分けて生成された階層構造データベースをリアルタイムに出力可能である。
本発明の実施態様の他の一例として、原価要素管理システムでは、原価要素の階層構造データベースの構築時点を表す開始標識が各原価要素毎に設定され、原価要素の階層構造データベースからの離脱時点を表す終了標識が該階層構造データベースから外れた原価要素に設定され、開始標識と終了標識とを用いて過去から現在までにおける各階層構造データベースおよび各原価要素の時系列管理が行われる。
本発明の実施態様の他の一例としては、原価要素管理システムが現在または過去に遡って原価要素を改変する原価要素改変手段を有し、原価要素管理システムでは、改変手段を介して原価要素が過去に遡って改変されたときに、原価要素改変時から現在までに存在する原価要素のうちの改変された原価要素に対応して改変されるべき原価要素が自動的に改変される。
本発明の実施態様の他の一例としては、原価要素管理システムが現在または過去に遡って原価要素を改変する原価要素改変手段を有し、原価要素管理システムでは、改変手段を介して上位概念に属する原価要素が現在または過去に遡って改変されたときに、原価要素改変時から現在までに存在する原価要素のうちの改変された原価要素にともなって改変されるべき下位概念の他の原価要素がシステムから自動的に消去される。
本発明の実施態様の他の一例としては、原価要素の改変が該原価要素の追加、変更、削除である。
本発明に係る原価要素管理システムによれば、第1次原価要素群(最上位概念の原価要素群)から第n次原価要素群(最下位概念の原価要素群)までに区分されたそれら原価要素を使用し、過去から現在までのうちの異なる時点における複数の階層構造データベースを構築可能であり、データベース生成手段を介して過去から現在までのうちの任意の時点における階層構造データベースをリアルタイムに生成することができ、データベース出力手段を介して生成した階層構造データベースをリアルタイムに出力することができる。このシステムは、過去から現在までのうちの任意の時点における階層構造データベースを生成かつ出力することで、異なる時点における各階層構造データベースや各原価要素を随時比較検討することができる。このシステムは、生成した階層構造データベースに基づいて各原価要素の系列的な関連性を明確にすることができ、階層構造データベースや原価要素に基づいて適切な原価分析を行うことができる。
データベース生成手段が階層構造データベースを第1次〜第n次原価要素群のうちの少なくとも1つの要素群に分けてリアルタイムに生成可能であり、データベース出力手段が第1次〜第n次原価要素群のうちの少なくとも1つの要素群に分けて生成された階層構造データベースをリアルタイムに出力可能なシステムは、第1次原価要素群から第n次原価要素群までのうちの必要な原価要素群にかかる階層構造データベースを別個に生成かつ出力することができる。このシステムは、階層構造データベースに基づいて原価要素群における各原価要素の相対的な関連性を明確にすることができ、階層構造データベースや原価要素に基づいて適切かつ確実な原価分析を行うことができる。
各原価要素に階層構造データベースの構築時点を表す開始標識と階層構造データベースからの離脱時点を表す終了標識とが設定されるシステムは、原価要素が階層構造データベースを構築する時点や原価要素が階層構造データベースから離脱した時点が明確となり、所定の原価要素が階層構造データベースを構築した期間を特定することができるから、開始標識と終了標識とを使用して各階層構造データベースおよび各原価要素の過去から現在に向かった時系列管理を確実に行うことができる。
現在または過去に遡って原価要素を改変する原価要素改変手段を有し、原価要素が過去に遡って改変されたときに、原価要素改変時から現在までに存在する原価要素のうちの改変された原価要素に対応して改変されるべき原価要素が自動的に改変されるシステムは、過去から現在のうちの任意の時点において各原価要素を自由に改変することができ、改変された原価要素を使用して過去から現在のうちの任意の時点における階層構造データベースを構築することができる。このシステムは、所定の原価要素が過去に遡って改変されたときに、その原価要素に対応する原価要素改変時から現在までの原価要素の全てを個別に改変する必要はなく、原価要素の全てを個別に改変することによる誤りの発生を防ぐことができるとともに、手続の煩雑を防ぐことができる。
現在または過去に遡って原価要素を改変する原価要素改変手段を有し、改変手段を介して上位概念に属する原価要素が現在または過去に遡って改変されたときに、原価要素改変時から現在までに存在する原価要素のうちの改変された原価要素にともなって改変されるべき下位概念の他の原価要素が自動的に消去されるシステムは、過去から現在のうちの任意の時点において各原価要素を自由に改変することができ、改変された原価要素を使用して過去から現在のうちの任意の時点における階層構造データベースを構築することができる。このシステムは、上位概念に属する原価要素の改変にともなって改変されるべき下位概念の原価要素がシステムに残存することはなく、上位概念の原価要素の改変に対応して改変されるべき下位概念の原価要素が階層構造データベースを構築することがないから、原価要素改変時から現在までの間において誤った階層構造データベースの生成を防ぐことができる。
原価要素の改変が該原価要素の追加、変更、削除であるシステムは、システムに記憶されるべき原価要素がシステムから脱落していたとしても、脱落した原価要素をシステムに自由に追加することができ、過去の時点に存する原価要素が誤っていたとしても、正しい原価要素に変更することができるとともに、不要な原価要素がシステムに記憶されていたとしても、過去に遡って不要な原価要素をシステムから削除することができる。
添付の図面を参照し、本発明に係る原価要素管理システムの詳細を説明すると、以下のとおりである。
図1は、一例として示す原価要素管理システム10の構成図である。システム10は、原価に算入すべき第1次原価要素群から第n次原価要素群に分類された原価要素をパーソナルコンピュータ11(コンピュータ資源)を利用して管理する。ここで、第1次原価要素群に属する原価要素は最上位概念の原価要素、第n次原価要素群に属する原価要素は最下位概念の原価要素であり、第1次原価要素群と第n次原価要素群との間の第2次〜第n−1次原価要素群には中間概念の原価要素が属する。このシステム10には、図1に示すように、それを補完するための他のシステムが入出力インターフェイス12を介して接続されている。他のシステムとしては、一般会計システム13、生産管理システム14、購買管理システム15、在庫管理システム16がある。
システム10は、コンピュータ11と、コンピュータ11に入出力インターフェイス12を介して接続された補助記憶装置17とから構成されている。コンピュータ11には、入出力インターフェイス12を介して入力装置18と出力装置19とが接続されている。コンピュータ11は、制御ユニット20および演算ユニット21を有する中央処理装置22(CPU)と、所定のアプリケーションプログラムが格納された主記憶装置23とから形成されている。このシステム10は、アプリケーションプログラムから所定のオペレーティングシステムを起動し、オペレーティングシステムにしたがって後記するデータベース生成手段やデータベース出力手段、原価要素改変手段等を実行する。補助記憶装置17は、原価要素を個別に記憶する原価項目マスタ24と、原価要素の系列的な連結関係を記憶する原価構成マスタ25と、共通在庫部品や在庫日数、保管費等の在庫情報を記憶する在庫マスタ26とを有する。原価項目マスタ24は、原価要素の個別情報を管理する。原価構成マスタ25は、原価要素どうしの連結情報を管理する。入力装置18には、キーボードやテンキーユニット、スキャナ等が使用されている。出力装置19には、液晶ディスプレイやCRT、プリンタ等が使用されている。一般会計システム13や生産管理システム14、購買管理システム15、在庫管理システム16は、原価要素管理システム10と同様に、パーソナルコンピュータを利用して各プロセスを実行する。それらシステム13,14,15,16は、中央処理装置および主記憶装置を有するコンピュータと、コンピュータに入出力インターフェイスを介して接続された入力装置および出力装置とから構成されている(図示せず)。
主記憶装置23には、各原価要素を個別に特定する複数の原価要素特定項目があらかじめ記憶されている。原価要素特定項目の一例としては、直接費や間接費等がある。直接費には、直接材料費、直接労務費、直接経費がある。直接材料費には、主要材料費(原料費)、買入部品費がある。直接労務費には、直接賃金がある。直接経費には、外注加工費がある。間接費には、間接材料費、間接労務費、間接経費等がある。間接材料費には、補助材料費、工場消耗品費、消耗工具器具備品費がある。間接労務費には、間接作業費、間接工賃費、手持ち賃金、休業賃金、給料、従業員賞与手当、退職給与引当金繰入額、福利費(健康保険料負担金等)がある。間接経費には、福利施設負担額、厚生費、減価償却費、賃借料、保険料、修繕料、電力料、ガス代、水道代、租税公課、旅費交通費、通信費、保管費、たな卸減耗費、雑費がある。間接費や加工費の配賦は、原価計算基準に準じて行われる。なお、原価要素特定項目は例示のそれらに限定されず、他の項目を原価要素特定項目として主記憶装置23に格納することもできる。
このシステム10は、主記憶装置23に記憶された原価要素特定項目の他に、原価要素を新規かつ任意に特定する複数の原価要素新規項目を設定可能である。原価要素新規項目は、キーボードやテンキーユニット、スキャナを介してシステム10に入力され、主記憶装置23に記憶される。システム10では、原価要素新規項目に特に限定はなく、原価計算基準に準じて原価要素新規項目を任意かつ自由に設定することができ、設定したそれら原価要素新規項目を主記憶装置23に記憶させることができる。システム10では、原価要素特定項目や原価要素新規項目を主記憶装置23からリアルタイムに抽出可能であり、抽出した原価要素特定項目や原価要素新規項目を使用しつつ、それら項目に対する原価(金額)を設定することで、それら項目や原価が系列的に関連する階層構造データベースを構築することができる。各項目とそれら項目に対する原価とは、原価要素を形成する。
システム10では、原価要素特定項目や原価要素新規項目を主記憶装置23から呼び出して液晶ディスプレイやCRTに表示させ、マウスを使用してそれらの項目を選択しつつ画面上に表示された原価項目入力エリア(図示せず)にドラッグアンドドロップするとともに、各項目に対する原価を原価金額入力エリア(図示せず)に入力して原価要素を特定する。また、キーボードを介して原価要素新規項目を原価項目入力エリアに入力するとともに、各新規項目に対する原価を原価金額入力エリアに入力して原価要素を特定する。原価項目入力エリアや原価金額入力エリアは、第1次原価要素群から第n次原価要素群に区分されて画面上に表示される。各項目を原価項目入力エリアに入力すると、各項目に第1次原価要素群を表す第1次フラグや第2次原価要素群を表す第2次フラグ、第n次原価要素群を表す第n次フラグが自動的に設定される。また、原価を原価金額入力エリアに入力すると、各原価に第1次フラグや第2次フラグ、第n次フラグが自動的に設定される。
中央処理装置22は、第1次〜第n次フラグに基づいて各項目と各原価とを第1次〜第n次原価要素群に区分して補助記憶装置17に出力し、項目と原価とを装置17に記憶させる。補助記憶装置17は、中央処理装置22からの指令に基づき、各項目とそれら項目に個別に対応する原価とを第1次〜第n次原価要素群に区分した状態で原価項目マスタ24に格納する(原価要素記憶手段)。各項目と各原価とは、過去から現在に向かってマスタ24に時系列に記憶される。次に、システム10では、各項目どうしの系列的な連結関係を画面上に表示された連結関係入力エリア(図示せず)に入力する。中央処理装置22は、各項目どうしの連結関係を補助記憶装置17に出力し、連結関係を装置17に記憶させる。補助記憶装置17は、中央処理装置22からの指令に基づき、連結関係を原価構成マスタ25に格納する(原価要素記憶手段)。各項目どうしの連結関係は、過去から現在に向かってマスタ25に時系列に記憶される。
原価要素特定項目や原価要素新規項目、原価、連結関係を現在の時点においてマスタ24,25に記憶させる一例は、項目や原価を原価項目入力エリアや原価金額入力エリアに入力し、各項目どうしの連結関係を連結関係入力エリアに入力するとともに、現時点を示す開始標識(原価要素の階層構造データベースの構築時点を表す開始標識)を画面上に表示された開始標識入力エリア(図示せず)に入力する。中央処理装置22は、各項目に開始標識を設定した後、項目、原価、各項目どうしの連結関係を補助記憶装置17に出力し、それらを装置17に記憶させる。補助記憶装置17は、中央処理装置22からの指令に基づき、開始標識が設定された項目、原価をマスタ24に格納し、連結関係をマスタ25に格納する。なお、原価は項目に対応しているから、項目にそれらの連結関係や開始標識を設定することで、原価どうしの連結関係や原価の階層構造データベースの構築時点が明らかとなる。ゆえに、原価に関してはそれらの連結関係や開始標識を入力する必要はない。
システム10は、項目と原価とが記憶されたマスタ24,25に現在の時点においてあらたな項目や原価を追加することができ(原価要素改変手段)、すでにマスタ24,25に記憶された項目と原価とを現在の時点において変更、削除することができる(原価要素改変手段)。原価要素特定項目や原価要素新規項目、原価を現時点においてマスタ24,25に追加する一例は、追加する項目や原価を原価項目入力エリアや原価金額入力エリアに入力し、追加した項目と他の項目との連結関係を連結関係入力エリアに入力するとともに、現時点(追加時点)を示す開始標識を開始標識入力エリアに入力する。中央処理装置22は、追加した各項目に開始標識を設定した後、追加された項目、原価、追加された項目と他の項目との連結関係を補助記憶装置17に出力し、それらを装置17に記憶させる。補助記憶装置17は、中央処理装置22からの指令に基づき、開始標識が設定された追加項目、原価をマスタ24に格納し、連結関係をマスタ25に格納する。現時点において項目や原価を追加すると、その都度、マスタ24,25のメモリ内容が更新されるが、追加以前(更新以前)のメモリ内容はメモリ記録としてマスタ24,25に保存される。
マスタ24,25に記憶された原価要素特定項目や原価要素新規項目、原価を現時点において変更する一例は、変更する項目を原価項目入力エリアに表示させ、原価項目入力エリアにおいて項目を変更し、変更する原価を原価金額入力エリアに表示させ、原価金額入力エリアにおいて原価を変更する。さらに、変更した項目と他の項目との連結関係を連結関係入力エリアに入力し、現時点(変更時点)を示す開始標識を開始標識入力エリアに入力するとともに、現時点(変更時点または変更時点よりも前)を示す終了標識(原価要素の階層構造データベースからの離脱時点を表す終了標識)を画面上に表示された終了標識入力エリア(図示せず)に入力する。中央処理装置22は、上位概念に属する項目や原価が現時点において変更されると、それらよりも下位概念に属する項目や原価であって、変更された上位概念の項目や原価にともなって変更されるべき下位概念の項目や原価をマスタ24,25から自動的に消去し、消去した下位概念の項目に終了標識を自動的に設定する(自動改変手段)。その具体例としては、第2次原価要素群に属する項目や原価が変更されると、変更された項目や原価に対応して変更されるべき第3次原価要素群以降の他の項目や原価がマスタ24,25から消去され、消去された第3次原価要素群以降の他の項目に終了標識が設定される。変更された項目や原価に対応する下位概念のあらたな項目および原価は改めて原価項目入力エリアや原価金額入力エリアに入力し、項目どうしの連結関係を連結関係入力エリアに入力に入力するとともに、項目に関する開始標識を開始標識入力エリアに入力する。
中央処理装置22は、変更される前の各項目に終了標識を設定し、変更された後の各項目に開始標識を設定した後、変更される前の項目およびその原価、変更された後の項目およびその原価、変更された項目と他の項目との連結関係を補助記憶装置17に出力し、それらを装置17に記憶させる。補助記憶装置17は、中央処理装置22からの指令に基づき、終了標識が設定された項目およびその原価、開始標識が設定された項目およびその原価をマスタ24に格納し、連結関係をマスタ25に格納する。現時点において項目や原価を変更すると、その都度、マスタ24,25のメモリ内容が更新されるが、変更以前(更新以前)のメモリ内容はメモリ記録としてマスタ24,25に保存される。なお、原価は項目に対応しているから、項目に終了標識を設定することで、原価の階層構造データベースからの離脱時点が明らかとなる。ゆえに、原価に関しては終了標識を設定する必要はない。開始標識と終了標識とは、時間を表す単位であればよく、日のみ、日プラス時のいずれでもよい。時は、時間単位または分単位でもよく、秒単位でもよい。
マスタ24,25に記憶された原価要素特定項目や原価要素新規項目、原価を現時点において削除する一例は、削除する項目を原価項目入力エリアに表示させ、原価項目入力エリアにおいて項目を削除し、削除する原価を原価金額入力エリアに表示させ、原価金額入力エリアにおいて原価を削除する。さらに、現時点(削除時点)を示す終了標識を終了標識入力エリアに入力する。中央処理装置22は、上位概念に属する項目や原価が現時点において削除されると、それらよりも下位概念に属する項目や原価であって、削除された上位概念の項目や原価にともなって削除されるべき下位概念の項目や原価をマスタ24,25から自動的に消去し、消去した下位概念の項目に終了標識を自動的に設定する(自動改変手段)。その具体例としては、第2次原価要素群に属する項目や原価が削除されると、削除された項目や原価に対応して削除されるべき第3次原価要素群以降の他の項目や原価がマスタ24,25から消去され、消去された第3次原価要素群以降の他の項目に終了標識が設定される。中央処理装置22は、削除された各項目に終了標識を設定した後、削除された項目およびその原価を補助記憶装置17に出力し、それらを装置17に記憶させる。補助記憶装置17は、中央処理装置22からの指令に基づき、終了標識が設定された削除項目およびその原価をマスタ24に記憶する。現時点において項目や原価を削除すると、その都度、マスタ24,25のメモリ内容が更新されるが、削除以前(更新以前)のメモリ内容はメモリ記録としてマスタ24,25に保存される。
システム10は、各項目と各原価とが記憶されたマスタ24,25にあらたな項目と原価とを現在から過去に遡って追加することができ(原価要素改変手段)、すでにマスタ24,25に記憶された項目と原価とを現在から過去に遡って変更、削除することができる(原価要素改変手段)。原価要素特定項目や原価要素新規項目、原価を過去に遡って追加、変更、削除する一例は、過去の所定の時点を時期入力エリア(図示せず)に入力する。過去の所定の時点を入力すると、過去の所定の時点に戻ったマスタ24,25のメモリ内容(メモリ記録)が出力装置19の画面に表示されるとともに、過去の所定の時点における原価項目入力エリアや原価金額入力エリア、連結関係入力エリア、開始標識入力エリア、終了標識入力エリアが出力装置19の画面に表示される。
原価要素特定項目や原価要素新規項目、原価を過去に遡ってマスタ24,25に追加する一例は、追加する項目や原価を過去の所定の時点における原価項目入力エリアや原価金額入力エリアに入力し、追加した項目と他の項目との連結関係を過去の所定の時点における連結関係入力エリアに入力するとともに、過去の所定の時点を示す開始標識(原価要素の階層構造データベースの構築時点を表す開始標識)を開始標識入力エリアに入力する。中央処理装置22は、追加した各項目に開始標識を設定した後、追加された項目、原価、追加された項目と他の項目との連結関係を補助記憶装置17に出力し、それらを装置17に記憶させる。補助記憶装置17は、中央処理装置22からの指令に基づき、開始標識の時間データを参照し、開始標識が設定された追加項目、原価を過去の追加時点に遡ってマスタ24のメモリ記録に格納し、連結関係を過去の追加時点に遡ってマスタ25のメモリ記録に格納する。項目や原価を過去に遡って追加すると、追加された項目およびその原価、連結関係が現在のマスタ24,25のメモリ内容に取り込まれるほか、追加時点から現在までに存在するメモリ記録に取り込まれ、追加時点から現在までに存在するメモリ記録のすべてが更新される(自動改変手段)。追加以前のメモリ記録は、マスタ24,25にそのまま保存される。
マスタ24,25に記憶された原価要素特定項目や原価要素新規項目、原価を過去に遡って変更する一例は、変更する項目を過去の所定の時点における原価項目入力エリアに表示させ、原価項目入力エリアにおいて項目を変更し、変更する原価を過去の所定の時点における原価金額入力エリアに表示させ、原価金額入力エリアにおいて原価を変更する。さらに、変更した項目と他の項目との連結関係を過去の所定の時点における連結関係入力エリアに入力し、過去の所定の時点を示す開始標識を開始標識入力エリアに入力するとともに、過去の所定の時点を示す終了標識を終了標識入力エリアに入力する。中央処理装置22は、上位概念に属する項目や原価が過去に遡って変更されると、それらよりも下位概念に属する項目や原価であって、変更された上位概念の項目や原価にともなって変更されるべき変更時点から現在までに存在する下位概念の項目や原価を自動的に消去し、消去した下位概念の項目に終了標識を自動的に設定する(自動改変手段)。その具体例としては、第2次原価要素群に属する項目や原価が変更されると、変更された項目や原価に対応して変更されるべき過去の変更時点から現在までに存在する第3次原価要素群以降の他の項目や原価がマスタ24から消去され、消去された第3次原価要素群以降の他の項目に終了標識が設定される。変更された項目や原価に対応する下位概念のあらたな項目や原価は改めて原価項目入力エリアや原価金額入力エリアに入力し、項目どうしの連結関係を連結関係入力エリアに入力に入力するとともに、項目に関する開始標識を開始標識入力エリアに入力する。変更された項目や原価に対応する下位概念のあらたな項目や原価は追加として処理される。
中央処理装置22は、変更される前の各項目に終了標識を設定し、変更された後の各項目に開始標識を設定した後、変更される前の項目およびその原価、変更された後の項目およびその原価、変更された項目と他の項目との連結関係を補助記憶装置17に出力し、それらを装置17に記憶させる。補助記憶装置17は、中央処理装置22からの指令に基づき、終了標識が設定された項目およびその原価、開始標識が設定された項目およびその原価を過去の変更時点に遡ってマスタ24のメモリ記録に格納し、連結関係を過去の変更時点に遡ってマスタ25のメモリ記録に格納する。項目や原価を過去に遡って変更すると、変更された項目およびその原価、連結関係が現在のマスタ24,25のメモリ内容に取り込まれるほか、変更時点から現在までに存在するメモリ記録に取り込まれ、変更時点から現在までに存在するメモリ記録のすべてが更新される(自動改変手段)。すなわち、変更された項目や原価と同一の原価要素群に属し、かつ、変更された項目や原価に対応して変更されるべき過去の変更時点から現在までに存在する項目や原価が自動的に変更される。変更以前のメモリ記録は、マスタ24,25にそのまま保存される。
マスタ24,25に記憶された原価要素特定項目や原価要素新規項目、原価を過去に遡って削除する一例は、削除する項目を過去の所定の時点における原価項目入力エリアに表示させ、原価項目入力エリアにおいて項目を削除し、削除する原価を過去の所定の時点における原価金額入力エリアに表示させ、原価金額入力エリアにおいて原価を削除する。さらに、過去の所定の時点を示す終了標識を終了標識入力エリアに入力する。中央処理装置22は、上位概念に属する項目や原価が過去に遡って削除されると、それらよりも下位概念に属する項目や原価であって、削除された上位概念の項目や原価にともなって削除されるべき削除時点から現在までに存在する下位概念の項目や原価をマスタ24から自動的に消去し、消去した下位概念の項目に終了標識を自動的に設定する(自動改変手段)。その具体例としては、第2次原価要素群に属する項目や原価が削除されると、削除された項目や原価に対応して削除されるべき削除時点から現在までに存在する第3次原価要素群以降の他の項目や原価がマスタ24,25から消去され、消去された第3次原価要素群以降の他の項目に終了標識が設定される。
中央処理装置22は、削除された各項目に終了標識を設定した後、削除された項目およびその原価を補助記憶装置17に出力し、それらを装置17に記憶させる。補助記憶装置17は、中央処理装置22からの指令に基づき、終了標識が設定された削除項目およびその原価を過去の削除時点に遡ってマスタ24のメモリ記録に格納する。項目や原価を過去に遡って削除すると、削除対象の項目およびその原価、連結関係が現在のマスタ24,25のメモリ内容から削除されるほか、削除時点から現在までに存在するメモリ記録から削除され、削除時点から現在までに存在するメモリ記録のすべてが更新される(自動改変手段)。すなわち、削除された項目や原価と同一の原価要素群に属し、かつ、削除された項目や原価に対応して削除されるべき過去の削除時点から現在までに存在する項目や原価が自動的に削除される。削除以前のメモリ記録は、マスタ24,25にそのまま保存される。
一般会計システム13は、たとえば、月次の製造費用のうち、直接労務費や製造間接費、共通費、補助費を部門別(製造部門とその補助部門)に集計し、集計したそれら費用を主記憶部に記憶する。一般会計システム13が集計した各費用は、原価要素管理システム10からの転送要求に基づき、システム13からシステム10に出力される。一般会計システム13では、部門別共通費を個別費が計上された部門へ配賦し、補助部門費を製造部門へ配賦する。部門別共通費の配賦処理は、補助部門費の配賦処理に先行して行われる。部門別共通費の配賦処理では、部門共通費と補助部門費とを分別し、それがどの製造部門や補助部門に対して共通なものかを定義した後、共通費として計上した部門から負担すべき部門に対して同じ勘定科目へ加算する形で行われる。補助部門費の配賦処理としては、直接配賦、相互配賦、階梯式配賦のいずれかに基づいて行われる。
生産管理システム14は、その一例として、品目や製造オーダー、製品構成、工程表、品目別標準時間の各データを保有しているとともに、製品や中間行程の加工完了品に関する生産実績の各データを保有している。生産管理システム14が保有する各データは、原価要素管理システム10からの転送要求に基づき、システム14からシステム10に出力される。購買管理システム15は、その一例として、原材料や部品の購入データ、外注へ加工を委託したときの納品、外注加工費の支払いの各データを保有している。購買管理システム15が保有する各データは、原価要素管理システム10からの転送要求に基づき、システム15からシステム10に出力される。在庫管理システム16は、その一例として、在庫品のみならず、原材料実際消費量や他勘定振替、月初月末在庫残等の各データを保有している。在庫管理システム16では、在庫品の入荷日を在庫品のロット番号を利用して管理する。在庫管理システム16が保有する各データは、原価要素管理システム10からの転送要求に基づき、システム16からシステム10に出力される。
システム10では、一般会計システム13や生産管理システム14、購買管理システム15、在庫管理システム16が保有する各データをそれらシステム13,14,15,16からリアルタイムに抽出可能であり、抽出した各データを特定の原価要素として主記憶装置23に記憶することができる。システム10は、他のシステム13,14,15,16からのデータを使用しつつ、それらデータに対する原価を設定することで、それらデータや原価が系列的に関連する階層構造データベースを構築することができる。各データとそれらデータに対する原価とは、原価要素を形成する。なお、システム10は、原価要素特定項目、原価要素新規項目、他のシステム13,14,15,16からのデータのそれぞれを使用して階層構造データベースを構築することができる。
システム10では、一般会計システム13や生産管理システム14、購買管理システム15、在庫管理システム16が保有するデータをそれらシステム13,14,15,16から液晶ディスプレイやCRTに表示させ、マウスを使用してそれらデータを選択しつつ画面上に表示された原価項目入力エリアにドラッグアンドドロップするとともに、各データに対する原価を原価金額入力エリアに入力して原価要素を特定する。原価項目入力エリアや原価金額入力エリアは、第1次原価要素群から第n次原価要素群に区分されて画面上に表示される。それらエリアに各データや原価が入力されると、各データや原価に第1次〜第n次フラグが自動的に設定される。
中央処理装置22は、第1次〜第n次フラグに基づいて各データと各原価とを第1次〜第n次原価要素群に区分して補助記憶装置17に出力し、データと原価とを装置17に記憶させる。補助記憶装置17は、中央処理装置22からの指令に基づき、各データとそれらデータに個別に対応する原価とを第1次〜第n次原価要素群に区分した状態で原価項目マスタ24に格納する(原価要素記憶手段)。各データと各原価とは、過去から現在に向かってマスタ24に時系列に記憶される。次に、システム10では、各データどうしの系列的な連結関係を画面上に表示された原価要素連結エリアに入力する。中央処理装置22は、各データどうしの連結関係を補助記憶装置17に出力し、連結関係を装置17に記憶させる。補助記憶装置17は、中央処理装置22からの指令に基づき、連結関係を原価構成マスタ25に格納する(原価要素記憶手段)。各データどうしの連結関係は、過去から現在に向かってマスタ25に時系列に記憶される。
システム10からのデータや原価、連結関係を現在の時点においてマスタ24,25に記憶させる一例は、データや原価を原価項目入力エリアや原価金額入力エリアに入力し、各データどうしの連結関係を連結関係入力エリアに入力するとともに、現時点を示す開始標識を開始標識入力エリアに入力する。中央処理装置22は、各データに開始標識を設定した後、データ、原価、各データどうしの連結関係を補助記憶装置17に出力し、それらを装置17に記憶させる。補助記憶装置17は、中央処理装置22からの指令に基づき、開始標識が設定されたデータ、原価をマスタ24に格納し、連結関係をマスタ25に格納する。なお、前記項目に対する原価と同様に、データに対する原価にはそれらの連結関係や開始標識を入力する必要はない。
システム10は、他のシステム13,14,15,16からのデータと原価とが記憶されたマスタ24,25に現在の時点においてあらたなデータや原価を追加することができ(原価要素改変手段)、すでにマスタ24,25に記憶されたデータと原価とを現在の時点において変更、削除することができる(原価要素改変手段)。データや原価を現時点においてマスタ24,25に追加する一例は、追加するデータや原価を原価項目入力エリアや原価金額入力エリアに入力し、追加したデータと他のデータとの連結関係を連結関係入力エリアに入力するとともに、現時点(追加時点)を示す開始標識を開始標識入力エリアに入力する。中央処理装置22は、追加した各データに開始標識を設定した後、追加されたデータ、原価、追加されたデータと他のデータとの連結関係を補助記憶装置17に出力し、それらを装置17に記憶させる。補助記憶装置17は、中央処理装置22からの指令に基づき、開始標識が設定された追加データ、原価をマスタ24に格納し、連結関係をマスタ25に格納する。現時点においてデータや原価を追加すると、その都度、マスタ24,25のメモリ内容が更新されるが、追加以前(更新以前)のメモリ内容はメモリ記録としてマスタ24,25に保存される。
マスタ24,25に記憶されたデータや原価を現時点において変更する一例は、変更するデータを原価項目入力エリアに表示させ、原価項目入力エリアにおいてデータを変更し、変更する原価を原価金額入力エリアに表示させ、原価金額入力エリアにおいて原価を変更する。さらに、変更したデータと他のデータとの連結関係を連結関係入力エリアに入力し、現時点(変更時点)を示す開始標識を開始標識入力エリアに入力するとともに、現時点(変更時点または変更時点よりも前)を示す終了標識を終了標識入力エリアに入力する。中央処理装置22は、上位概念に属するデータや原価が現時点において変更されると、それらよりも下位概念に属するデータや原価であって、変更された上位概念のデータや原価にともなって変更されるべき下位概念のデータや原価を自動的に消去し、消去した下位概念のデータに終了標識を自動的に設定する(自動改変手段)。変更されたデータや原価に対応する下位概念のあらたなデータや原価は改めて原価項目入力エリアや原価金額入力エリアに入力し、項目どうしの連結関係を連結関係入力エリアに入力に入力するとともに、項目に関する開始標識を開始標識入力エリアに入力する。
中央処理装置22は、変更される前の各データに終了標識を設定し、変更された後の各データに開始標識を設定した後、変更される前のデータおよびその原価、変更された後のデータおよびその原価、変更されたデータと他のデータとの連結関係を補助記憶装置17に出力し、それらを装置17に記憶させる。補助記憶装置17は、中央処理装置22からの指令に基づき、終了標識が設定されたデータおよびその原価、開始標識が設定されたデータおよびその原価をマスタ24に格納し、連結関係をマスタ25に格納する。現時点においてデータや原価を変更すると、その都度、マスタ24,25のメモリ内容が更新されるが、変更以前(更新以前)のメモリ内容はメモリ記録としてマスタ24,25に保存される。なお、前記項目に対する原価と同様に、データに対する原価には終了標識を設定する必要はない。
マスタ24,25に記憶されたデータや原価を現時点において削除する一例は、削除するデータを原価項目入力エリアに表示させ、原価項目入力エリアにおいてデータを削除し、削除する原価を原価金額入力エリアに表示させ、原価金額入力エリアにおいて原価を削除する。さらに、現時点(削除時点)を示す終了標識を終了標識入力エリアに入力する。中央処理装置22は、上位概念に属するデータや原価が現時点において削除されると、それらよりも下位概念に属するデータや原価であって、削除された上位概念のデータや原価にともなって削除されるべき下位概念のデータや原価をマスタ24から自動的に消去し、消去した下位概念のデータに終了標識を自動的に設定する(自動改変手段)。中央処理装置22は、削除された各データに終了標識を設定した後、削除されたデータおよびその原価を補助記憶装置17に出力し、それらを装置17に記憶させる。補助記憶装置17は、中央処理装置22からの指令に基づき、終了標識が設定された削除データおよびその原価をマスタ24に記憶する。現時点においてデータや原価を削除すると、その都度、マスタ24,25のメモリ内容が更新されるが、削除以前(更新以前)のメモリ内容はメモリ記録としてマスタ24,25に保存される。
システム10は、各データと各原価とが記憶されたマスタ24,25にあらたなデータと原価とを現在から過去に遡って追加することができ(原価要素改変手段)、すでにマスタ24,25に記憶されたデータと原価とを現在から過去に遡って変更、削除することができる(原価要素改変手段)。データや原価を過去に遡ってマスタ24,25に追加する一例は、過去の所定の時点を時期入力エリアに入力し、追加するデータや原価を過去の所定の時点における原価項目入力エリアや原価金額入力エリアに入力するとともに、追加したデータと他のデータとの連結関係を過去の所定の時点における連結関係入力エリアに入力し、過去の所定の時点を示す開始標識を開始標識入力エリアに入力する。中央処理装置22は、追加した各データに開始標識を設定した後、追加されたデータ、原価、追加されたデータと他のデータとの連結関係を補助記憶装置17に出力し、それらを装置17に記憶させる。補助記憶装置17は、中央処理装置22からの指令に基づき、開始標識の時間データを参照し、開始標識が設定された追加データ、原価を過去の追加時点に遡ってマスタ24のメモリ記録に格納し、連結関係を過去の追加時点に遡ってマスタ25のメモリ記録に格納する。データや原価を過去に遡って追加すると、追加されたデータおよびその原価、連結関係が現在のマスタ24,25のメモリ内容に取り込まれるほか、追加時点から現在までに存在するメモリ記録に取り込まれ、追加時点から現在までに存在するメモリ記録のすべてが更新される(自動改変手段)。追加以前のメモリ記録は、マスタ24,25にそのまま保存される。
マスタ24,25に記憶されたデータや原価を過去に遡って変更する一例は、過去の所定の時点を時期入力エリアに入力し、変更するデータを過去の所定の時点における原価項目入力エリアに表示させ、原価項目入力エリアにおいてデータを変更するとともに、変更する原価を過去の所定の時点における原価金額入力エリアに表示させ、原価金額入力エリアにおいて原価を変更する。さらに、変更したデータと他のデータとの連結関係を過去の所定の時点における連結関係入力エリアに入力し、過去の所定の時点を示す開始標識を開始標識入力エリアに入力するとともに、過去の所定の時点を示す終了標識を終了標識入力エリアに入力する。中央処理装置22は、上位概念に属するデータや原価が過去に遡って変更されると、それらよりも下位概念に属するデータや原価であって、変更された上位概念のデータや原価にともなって変更されるべき変更時点から現在までに存在する下位概念のデータや原価を自動的に消去し、消去した下位概念のデータに終了標識を自動的に設定する(自動改変手段)。変更されたデータや原価に対応する下位概念のあらたなデータや原価は改めて原価項目入力エリアや原価金額入力エリアに入力し、データどうしの連結関係を連結関係入力エリアに入力に入力するとともに、それらに関する開始標識を開始標識入力エリアに入力する。変更されたデータや原価に対応する下位概念のあらたなデータや原価は追加として処理される。
中央処理装置22は、変更される前の各データに終了標識を設定し、変更された後の各データに開始標識を設定した後、変更される前のデータおよびその原価、変更された後のデータおよびその原価、変更されたデータと他のデータとの連結関係を補助記憶装置17に出力し、それらを装置17に記憶させる。補助記憶装置17は、中央処理装置22からの指令に基づき、終了標識が設定されたデータおよびその原価、開始標識が設定されたデータおよびその原価を過去の変更時点に遡ってマスタ24のメモリ記録に格納し、連結関係を過去の変更時点に遡ってマスタ25のメモリ記録に格納する。データや原価を過去に遡って変更すると、変更されたデータおよびその原価、連結関係が現在のマスタ24,25のメモリ内容に取り込まれるほか、変更時点から現在までに存在するメモリ記録に取り込まれ、変更時点から現在までに存在するメモリ記録のすべてが更新される(自動改変手段)。変更以前のメモリ記録は、マスタ24,25にそのまま保存される。
マスタ24,25に記憶されたデータや原価を過去に遡って削除する一例は、過去の所定の時点を時期入力エリアに入力し、削除するデータを過去の所定の時点における原価項目入力エリアに表示させ、原価項目入力エリアにおいてデータを削除するとともに、削除する原価を過去の所定の時点における原価金額入力エリアに表示させ、原価金額入力エリアにおいて原価を削除する。さらに、過去の所定の時点を示す終了標識を終了標識入力エリアに入力する。中央処理装置22は、上位概念に属するデータや原価が過去に遡って削除されると、それらよりも下位概念に属するデータや原価であって、削除された上位概念のデータや原価にともなって削除されるべき削除時点から現在までに存在する下位概念のデータや原価をマスタから自動的に消去し、消去した下位概念のデータに終了標識を自動的に設定する(自動改変手段)。
中央処理装置22は、削除された各データに終了標識を設定した後、削除されたデータおよびその原価を補助記憶装置17に出力し、それらを装置17に記憶させる。補助記憶装置17は、中央処理装置22からの指令に基づき、終了標識が設定された削除データおよびその原価を過去の追加時点に遡ってマスタ24のメモリ記録に格納する。データや原価を過去に遡って削除すると、削除対象のデータおよびその原価、連結関係が現在のマスタ24,25のメモリ内容から削除されるほか、削除時点から現在までに存在するメモリ記録から削除され、削除時点から現在までに存在するメモリ記録のすべてが更新される(自動改変手段)。削除以前のメモリ記録は、マスタ24,25にそのまま保存される。
システム10は、各項目や各データ、原価、開始標識、終了標識がマスタ24に記憶され、各項目どうしの連結関係、各項目とデータとの連結関係、データどうしの連結関係がマスタ25に記憶された後、過去から現在までのうちの所定の時点が時期入力エリアに入力されるとともに、階層構造データベースの生成要求が入力されると、入力された連結関係に基づき、各原価要素を使用した所定の時点における階層構造データベースをリアルタイムに生成する(データベース生成手段)。また、階層構造データベースの出力要求が入力されると、出力装置19を介して生成した階層構造データベースをリアルタイムに出力する(データベース出力手段)。このシステムは、マスタ24,25に記憶された過去から現在までの項目やデータ、原価を使用し、過去から現在までのうちの任意の時点における複数の階層構造データベースを生成することができる。
システム10は、階層構造データベースを第1次〜第n次原価要素群のうちの少なくとも1つの要素群に分けてリアルタイムに生成することができ(データベース生成手段)、第1次〜第n次原価要素群のうちの少なくとも1つの要素群に分けて生成された階層構造データベースをリアルタイムに出力することができる(データベース出力手段)。ここで、階層構造データベースを第1次〜第n次原価要素群のうちの少なくとも1つの要素群に分けて生成かつ出力するとは、たとえば、原価要素が第1次〜第7次原価要素群に区分されてマスタに記憶されていた場合、第2次原価要素群だけの階層構造データベースを生成かつ出力し、または、第1次〜第4次原価要素群の階層構造データベースを生成かつ出力し、あるいは、第3次と第5次と第7次原価要素群の階層構造データベースを生成かつ出力することをいう。
図2,図4,図6,図8は、所定の製品Aの原価に関する階層構造データベースの一例を時系列で表した図である。図3,図5,図7,図9は、各原価要素を記憶した原価項目マスタ24および原価構成マスタ25の概略図である。図2は○○年5月1日における階層構造データベースを示し、図4は○○年5月11日における階層構造データベースを示すとともに、図6は○○年5月21日における階層構造データベースを示し、図8は○○年6月1日における階層構造データベースを示す。なお、図3は図2に対応し、図5は図4に対応する。また、図7は図6に対応し、図9は図8に対応する。この実施形態では、原価要素管理システム10を○○年6月1日に稼働させているものとし、図2,図4,図6の階層構造データベースを過去のそれらとする。また、製品Aの原価は、○○年5月1日にはじめて階層構造データベース化されたものとする。
図2に示す構造データベースにおいて製品Aは、購入部品イと在庫部品ロとから作られている。○○年5月1日における製品Aの原価は、購入部品イの原価(500円)と在庫部品ロの原価(1,850円)と間接費1(1,200円)とを加え合わせた金額であり、3,550円である。購入部品イや在庫部品ロ、それらの原価、間接費1は、第1次原価要素群(最上位概念の原価要素群)に属する。部品イや部品ロ、間接費1には、それらの階層構造データベースの構築時点を表す開始日フラグ5/1(開始標識)が設定されている。
在庫部品ロは、倉庫(A)に保管されていた部品(あ)10個と倉庫(B)に保管されていた部品(い)5個とから形成され、工程(a)によって作られる。在庫部品ロの原価は、部品(あ)の原価(1,100円)と部品(い)の原価(600円)と工程(a)の原価(150円)とを加え合わせた金額である。部品(あ)や部品(い)、工程(a)、それらの原価は、第2次原価要素群(第1次原価要素群の直近下位概念の原価要素群)に属する。部品(あ)や部品(い)、工程(a)には、それらの階層構造データベースの構築時点を表す開始日フラグ5/1(開始標識)が設定されている。部品(あ)は、保管費が1,000円(1日当たりの保管費100円、保管日数10日)、材料費が100円(単価10円)であり、その原価が1,100円である。部品(い)は、保管費が500円(1日当たりの保管費100円、保管日数5日)、材料費が200円(単価20円)であり、その原価が600円である。
工程(a)は、加工(α)と設備(β)とから形成されている。加工(α)は、加工時間が120分であり、その原価が100円である。設備(β)は、使用時間が120分であり、その原価が50円である。加工(α)や設備(β)、それらの原価は、第3次原価要素群(第2次原価要素群の直近下位概念の原価要素群)に属する。加工(α)および設備(β)には、それらの階層構造データベースの構築時点を表す開始日フラグ5/1(開始標識)が設定されている。間接費1は、製造1課X氏と製造1課Y氏とから形成されている。X氏は、労働時間が50分であり、その原価(間接作業費)が500円である。Y氏は、労働時間が70分であり、その原価(間接作業費)が700円である。X氏とY氏とは、第2次原価要素群(第1次原価要素群の直近下位概念の原価要素群)に属する。X氏およびY氏には、それらの階層構造データベースの構築時点を表す開始日フラグ5/1(開始標識)が設定されている。
図2,図4,図6,図8の階層構造データベースでは、原価要素が第1次から第3次原価要素群に分類されているが、原価要素群を第1次から第3次原価要素群までに限定するものではなく、原価要素が第3次原価要素群を超える原価要素群までに分類されていてもよい。なお、図2〜図9における原価要素とは、購入部品イ、在庫部品ロ、在庫部品ロ′、購入部品ハ、購入部品ハ′、部品(あ)、部品(あ′)、部品(い)、部品(い′)、工程(a)、工程(a′)、加工(α)、加工(α′)、設備(β)、設備(β′)、間接費1、製造1課X氏、製造1課Y氏、間接費2、製造2課O氏、製造2課P氏、製造2課Q氏、およびそれらの原価である。
システム10では、図3に示すように、製品A、購入部品イ、間接費1、製造1課X氏、製造1課Y氏を入力装置18を介して原価項目入力エリア(図示せず)に入力し、それらの原価、それらの開始日5/1(開始標識)を入力装置18を介して原価金額入力エリア(図示せず)と開始標識入力エリア(図示せず)とに入力する。製品A、部品イ、間接費1、X氏、Y氏、それらの原価、開始日5/1は、原価項目マスタ24に転送され、マスタ24に格納される。さらに、在庫部品ロ、部品(あ)、部品(い)、工程(a)、加工(α)、設備(β)を入力装置18を介して原価項目入力エリアに入力し、それらの原価、それらの開始日5/1(開始標識)を入力装置18を介して原価金額入力エリアと開始標識入力エリアとに入力する。部品ロ、部品(あ)、部品(い)、工程(a)、加工(α)、設備(β)、それらの原価、開始日5/1は、原価項目マスタ24に転送され、マスタ24に格納される。製品A、部品イ、X氏、Y氏は、原価要素新規項目によって特定される新規かつ任意の原価要素であり、それらをキーボードやテンキーユニットから打ち込み、主記憶装置23に格納する。間接費1は、原価要素特定項目によって特定される原価要素であり、それらを主記憶装置23から取り込む。部品ロ、部品(あ)、部品(い)、工程(a)、加工(α)、設備(β)は、在庫管理システム16が保有するデータであり、システム10からの出力要求によってシステム16から在庫マスタ26に出力され、在庫マスタ26に格納される。部品ロ、部品(あ)、部品(い)、工程(a)、加工(α)、設備(β)は在庫マスタ26から液晶ディスプレイやCRTに呼び出して原価項目入力エリアに入力する。倉庫Aにおける部品(あ)の保管日数や倉庫Bにおける部品(い)の保管日数は、在庫管理システム16において計数され、その結果が在庫マスタ26に転送されてマスタ26に格納される。
次に、製品A、部品イ、間接費1、X氏、Y氏、部品ロ、部品(あ)、部品(い)、工程(a)、加工(α)、設備(β)の系列的な連結関係を入力する。このとき、所定の原価要素とそれの次に来る直近下位概念の原価要素との関係のみが入力される。具体的には、製品Aとその直近下位概念の部品イとの系列的な連結関係、製品Aとその直近下位概念の部品ロとの系列的な連結関係、製品Aとその直近下位概念の間接費1との系列的な連結関係を入力装置18を介して連結関係入力エリア(図示せず)に入力する。製品Aと部品イ、部品ロ、間接費1との連結関係は、原価構成マスタ25に転送され、マスタ25に格納される。連結関係が入力されると、製品Aと部品イとが互いにひも付けられ、製品Aと部品ロとが互いにひも付けられるとともに、製品Aと間接費1とが互いにひも付けられる。これにより、部品イ、部品ロ、間接費1が製品Aの直近下位の概念として存在し、製品Aが部品イ、部品ロ、間接費1から形成され、製品Aの原価が部品イの原価と部品ロの原価と間接費1とを加え合わせたものであることが明らかになる。
部品ロとその直近下位概念の部品(あ)との系列的な連結関係、部品ロとその直近下位概念の部品(い)との系列的な連結関係、部品ロとその直近下位概念の工程(a)との系列的な連結関係を入力装置18を介して連結関係入力エリアに入力する。部品ロと部品(あ)、部品(い)、工程(a)との連結関係は、原価構成マスタ25に転送され、マスタ25に格納される。連結関係が入力されると、部品ロと部品(あ)とが互いにひも付けられ、部品ロと部品(い)とが互いにひも付けられるとともに、部品ロと工程(a)とが互いにひも付けられる。これにより、部品(あ)、部品(い)、工程(a)が部品ロの直近下位の概念として存在し、部品ロが部品(あ)、部品(い)、工程(a)から形成され、部品ロの原価が部品(あ)の原価と部品(い)の原価と工程(a)の原価とを加え合わせたものであることが明らかになる。
工程(a)とその直近下位概念の加工(α)との系列的な連結関係、工程(a)とその直近下位概念の設備(β)との系列的な連結関係を入力装置18を介して連結関係入力エリアに入力する。工程(a)と加工(α)、設備(β)との連結関係は、原価構成マスタに転送され、マスタに格納される。連結関係が入力されると、工程(a)と加工(α)とが互いにひも付けられ、工程(a)と設備(β)とが互いにひも付けられる。これにより、加工(α)、設備(β)が工程(a)の直近下位の概念として存在し、工程(a)が加工(α)、設備(β)から形成され、工程(a)の原価が加工(α)の原価と設備(β)の原価とを加え合わせたものであることが明らかになる。
間接費1とその直近下位概念のX氏との系列的な連結関係、間接費1とその直近下位概念のY氏との系列的な連結関係を入力装置18を介して連結関係入力エリアに入力する。間接費1とX氏、Y氏との連結関係は、原価構成マスタ25に転送され、マスタ25に格納される。連結関係が入力されると、間接費1とX氏とが互いにひも付けられ、間接費1とY氏とが互いにひも付けられる。これにより、X氏、Y氏が間接費1の直近下位の概念として存在し、間接費1がX氏、Y氏から形成され、間接費1がX氏の原価とY氏の原価とを加え合わせたものであることが明らかになる。
システム10では、所定の原価要素から下位に向かって第3番目以降の原価要素との連結関係を保有することはない。具体的には、製品Aと部品(あ)、部品(い)、工程(a)との連結関係や部品ロと加工(α)、設備(β)との連結関係は保有しない。システム10は、各原価要素が原価項目マスタ24に格納され、各原価要素どうしの関係が原価構成マスタ25に格納されると、階層構造データベースの作成要求に基づき、それらが格納された日付(○○年5月1日)における図2の階層構造データベースを自動的に生成する(データベース生成手段)。システム10は、生成した○○年5月1日の階層構造データベースを主記憶装置23または補助記憶装置17に記憶する(データベース記憶手段)。システム10は、階層構造データベースの出力要求に基づき、生成した○○年5月1日の階層構造データベースを液晶ディスプレイやCRT、プリンタを介して出力する(データベース出力手段)。システム10では、○○年5月1日の階層構造データベースを○○年5月1日以降に何時でもリアルタイムに生成することができ、生成した○○年5月1日の階層構造データベースを液晶ディスプレイやCRT、プリンタを介して何時でもリアルタイムに出力することができる(データベース出力手段)。
○○年5月11日には、図4に示すように、○○年5月1日における階層構造データベースと比較し、製品Aを形成する部品として購入部品ハが追加され(原価要素改変手段)、部品(あ)や部品(い)の原価が変更されている(原価要素改変手段)。さらに、Y氏が削除されている(原価要素改変手段)。その他の原価要素は図2のそれらと同一であり、その説明は省略する。図4に示す構造データベースにおいて製品Aは、購入部品イと在庫部品ロと購入部品ハとから作られている。○○年5月11日における製品Aの原価は、購入部品イの原価(500円)と在庫部品ロの原価(2,600円)と購入部品ハの原価(400円)と間接費1(500円)とを加え合わせた金額であり、4,000円である。部品ハは、第1次原価要素群に属する。部品ハには、それの階層構造データベースの構築時点を表す開始日フラグ5/11が設定されている。Y氏には、それの階層構造データベースからの離脱時点を表す終了日フラグ5/10が設定されている。
システム10では、図5に示すように、購入部品ハを入力装置18を介して原価項目入力エリアに入力し、その原価、その開始日5/11を入力装置18を介して原価金額入力エリアと開始標識入力エリアとに入力する。部品ハ、その原価、開始日5/11は、原価項目マスタ24に転送され、マスタ24に格納される。部品ハは、原価要素新規項目によって特定される新規かつ任意の原価要素であり、それらをキーボードやテンキーユニットから打ち込み、主記憶装置23に格納する。次に、部品(あ)、部品(い)の原価を入力装置18を介して原価金額入力エリアに入力する。部品(あ)の原価や部品(い)の原価は、原価項目マスタ24に転送され、マスタ24に格納される。Y氏を出力装置19の画面に表示させて削除し、終了日5/10を入力装置18を介して終了標識入力エリアに入力する。Y氏やその原価には、終了日が自動的に設定される。Y氏、その原価、終了日は、5月10日における原価項目マスタ24にメモリ記録として格納される。
システム10では、製品Aと部品ハとの系列的な連結関係を入力装置18を介して連結関係入力エリアに入力する。製品Aと部品ハとの連結関係は、原価構成マスタ25に転送され、マスタ25に格納される。連結関係が入力されると、製品Aと部品ハとが互いにひも付けられる。これにより、部品ハが製品Aの直近下位の概念として存在し、製品Aが部品イ、部品ロ、部品ハ、間接費1から形成され、製品Aの原価が部品イの原価と部品ロの原価と部品ハの原価と間接費1とを加え合わせたものであることが明らかになる。なお、○○年5月11日における原価項目マスタ24には、部品ハとその原価および開始日、部品(あ)や部品(い)の原価、Y氏とその原価および終了日のみが記憶される(データベース記憶手段)。○○年5月11日における原価構成マスタ25には、製品Aと部品ハとの連結関係のみが記憶される。すなわち、図4に示す階層構造データベースのうちの図2のそれと異なる部分のみが原価項目マスタ24や原価構成マスタ25に記憶される。また、開始日フラグ(開始標識)が設定された項目やデータは、それらに終了日フラグ(終了標識)が設定されない以上、現在から未来に向かって階層構造データベースを形成する。
システム10では、Y氏が原価項目マスタ24から削除され、部品ハが原価項目マスタ24に格納されるとともに、製品Aと部品ハとの連結関係が原価構成マスタ25に格納されると、それらが格納された日付(○○年5月11日)において○○年5月1日の階層構造データベースが更新される(データベース更新手段)。ただし、図2の階層構造データベースは、主記憶装置23または補助記憶装置17にメモリ記録として格納されており、中央処理装置22からの削除要求がない限り、装置17,23から消去されることはない。システム10は、階層構造データベースの作成要求に基づいて、○○年5月11日における図4の階層構造データベースを自動的に生成する(データベース生成手段)。システム10は、階層構造データベースの出力要求に基づいて、生成した○○年5月11日の階層構造データベースを液晶ディスプレイやCRT、プリンタを介してリアルタイムに出力する(データベース出力手段)。システム10は、生成した○○年5月11日の階層構造データベースを主記憶装置23または補助記憶装置17に記憶することもできる。
システム10では、○○年5月11日の階層構造データベースを○○年5月11日以降に何時でもリアルタイムに生成することができ、生成した○○年5月11日の階層構造データベースを液晶ディスプレイやCRT、プリンタを介して何時でもリアルタイムに出力することができる(データベース出力手段)。また、○○年5月11日の階層構造データベースのみならず、○○年5月1日の階層構造データベースを自動的かつ何時でもリアルタイムに生成することができ、生成した○○年5月1日の階層構造データベースを液晶ディスプレイやCRT、プリンタを介してリアルタイムに出力することができる(データベース出力手段)。なお、システム10に○○年5月1日の階層構造データベースを生成させるには、時期入力エリア(図示せず)に○○年5月1日から○○年5月10日のうちのいずれかの日付を入力した後、階層構造データベースの作成要求を行う。
○○年5月21日には、図6に示すように、○○年5月11日における階層構造データベースと比較し、製品Aを形成する部品ロが部品ロ′に、部品ハが部品ハ′に変更され(原価要素改変手段)、間接費1が間接費2に変更されている(原価要素改変手段)。部品ロが部品ロ′に変更されたことによって、部品(あ)が部品(あ′)に、部品(い)が部品(い′)に、工程(a)が工程(a′)に、加工(α)が加工(α′)に、設備(β)が設備(β′)にそれぞれ変更されている。また、間接費1が間接費2に変更されたことによって、X氏が製造2課O氏に変更され、製造2課P氏と製造2課Q氏とが追加されている。なお、その他の原価要素は図4のそれらと同一であり、その説明は省略する。
図6に示す構造データベースにおいて製品Aは、購入部品イと在庫部品ロ′と購入部品ハ′とから作られている。○○年5月21日における製品Aの原価は、購入部品イの原価(500円)と在庫部品ロ′の原価(1,280円)と購入部品ハ′の原価(450円)と間接費2(1,000円)とを加え合わせた金額であり、3,230円である。在庫部品ロ′や購入部品ハ′、それらの原価、間接費2は、第1次原価要素群に属する。在庫部品ロ′や購入部品ハ、間接費2には、それらの階層構造データベースの構築時点を表す開始日フラグ5/21が設定されている。改変前の原価要素である部品ロや部品ハ、間接費1には、それらの階層構造データベースからの離脱時点を表す終了日フラグ5/20(終了標識)が設定されている。
在庫部品ロ′は、倉庫(C)に保管されていた部品(あ′)5個と倉庫(D)に保管されていた部品(い′)10個とから形成され、工程(a′)によって作られる。在庫部品ロ′の原価は、部品(あ′)の原価(650円)と部品(い′)の原価(450円)と工程(a′)の原価(180円)とを加え合わせた金額である。部品(あ′)や部品(い′)、工程(a′)、それらの原価は、第2次原価要素群に属する。部品(あ′)や部品(い′)、工程(a′)には、それらの階層構造データベースの構築時点を表す開始日フラグ5/21が設定されている。改変前の原価要素である部品(あ)や部品(い)、工程(a)には、それらの階層構造データベースからの離脱時点を表す終了日フラグ5/20(終了標識)が設定されている。部品(あ′)は、保管費が500円(1日当たりの保管費100円、保管日数5日)、材料費が150円(単価30円)であり、その原価が650円である。部品(い′)は、保管費が250円(1日当たりの保管費50円、保管日数5日)、材料費が200円(単価20円)であり、その原価が450円である。
工程(a′)は、加工(α′)と設備(β′)とから形成されている。加工(α′)は、加工時間が150分であり、その原価が120円である。設備(β′)は、使用時間が150分であり、その原価が60円である。加工(α′)や設備(β′)、それらの原価は、第3次原価要素群に属する。加工(α′)および設備(β′)には、それらの階層構造データベースの構築時点を表す開始日フラグ5/1(開始標識)が設定されている。改変前の原価要素である加工(α)と設備(β)とには、それらの階層構造データベースからの離脱時点を表す終了日フラグ5/20(終了標識)が設定されている。間接費2は、製造2課O氏と製造2課P氏と製造2課Q氏とから形成されている。O氏は、労働時間が30分であり、その原価(間接作業費)が300円である。P氏は、労働時間が20分であり、その原価(間接作業費)が200円である。Q氏は、労働時間が50分であり、その原価(間接作業費)が500円である。O氏やP氏、Q氏は、第2次原価要素群に属する。O氏やP氏、Q氏には、それらの階層構造データベースの構築時点を表す開始日フラグ5/21(開始標識)が設定されている。改変前の原価要素であるX氏には、それの階層構造データベースからの離脱時点を表す終了日フラグ5/20(終了標識)が設定されている。
システム10では、図7に示すように、購入部品ハ′、間接費2、製造2課O氏、製造2課P氏、製造2課Q氏を入力装置18を介して原価項目入力エリアに入力し、それらの原価とそれらの開始日5/21とを入力装置18を介して原価金額入力エリアと開始標識入力エリアとに入力する。部品ハ′、間接費2、O氏、P氏、Q氏、それらの原価、それらの開始日は、原価項目マスタ24に転送され、マスタ24に格納される。次に、部品ロの終了日5/20、部品ハの終了日5/20、間接費1の終了日5/20を入力装置18を介して終了標識入力エリアに入力する。終了日は、原価項目マスタ24に転送され、マスタ24に格納される。ここで、部品ロを部品ロ′に変更し、部品ロに関する終了日5/20を入力すると、部品ロの下位概念の原価要素である部品(あ)、部品(い)、工程(a)、加工(α)や設備(β)、それらの原価が原価項目マスタ24から自動的に消去されるとともに、それらに終了日5/20が自動的に設定される。また、間接費1を間接費2に変更し、間接費1に関する終了日5/20を入力すると、間接費1の下位概念の原価要素であるX氏、その原価が原価項目マスタ24から自動的に消去されるとともに、それらに終了日5/20が自動的に設定される。X氏、その原価および終了日は、5月20日における原価項目マスタ24にメモリ記録として格納される。
間接費2は、原価要素特定項目であり、主記憶装置23から取り込んで原価項目入力エリアに入力する。間接費2の原価と開始日5/21とは、入力装置18を介して原価金額入力エリアと開始標識入力エリアとに入力する。間接費2、その原価、開始日は、原価項目マスタ24に転送され、マスタ24に格納される。O氏、P氏、Q氏は、新規かつ任意の原価要素新規項目であり、入力装置18を介して原価項目入力エリアに入力する。O氏、P氏、Q氏の原価と開始日5/21とは、入力装置18を介して原価金額入力エリアと開始標識入力エリアとに入力する。O氏、P氏、Q氏、それらの原価、開始日は、原価項目マスタ24に転送され、マスタ24に格納される。部品ロ′およびその下位概念の原価要素である部品(あ′)、部品(い′)、工程(a′)、加工(α′)、設備(β′)は、在庫マスタ26から取り込んで原価項目入力エリアに入力する。部品(あ′)、部品(い′)、工程(a′)、加工(α′)、設備(β′)の原価と開始日5/21とは、入力装置18を介して原価金額入力エリアと開始標識入力エリアとに入力する。部品(あ′)、部品(い′)、工程(a′)、加工(α′)、設備(β′)、それらの原価、開始日は、原価項目マスタ24に転送され、マスタ24に格納される。倉庫Cにおける部品(あ′)の保管日数や倉庫Dにおける部品(い′)の保管日数は、在庫管理システム16によって計数され、その結果が在庫マスタ26に転送されてマスタ26に格納される。
次に、製品Aと部品ロ′との系列的な連結関係、製品Aと部品ハ′との系列的な連結関係、製品Aと間接費2との系列的な連結関係を入力装置18を介して連結関係入力エリアに入力する。製品Aと部品ロ′、部品ハ′、間接費2との連結関係は、原価構成マスタ25に転送され、マスタ25に格納される。連結関係が入力されると、製品Aと部品ロ′とが互いにひも付けられ、製品Aと部品ハ′とが互いにひも付けられるとともに、製品Aと間接費2とが互いにひも付けられる。これにより、部品ロ′と部品ハ′と間接費2とが製品Aの直近下位の概念として存在し、製品Aが部品イ、部品ロ′、部品ハ′、間接費2から形成され、製品Aの原価が部品イの原価と部品ロ′の原価と部品ハ′の原価と間接費2とを加え合わせたものであることが明らかになる。
部品ロ′と部品(あ′)との系列的な連結関係、部品ロ′と部品(い′)との系列的な連結関係、部品ロ′と工程(a′)との系列的な連結関係を入力装置18を介して連結関係入力エリアに入力する。部品ロ′と部品(あ′)、部品(い′)、工程(a′)との連結関係は、原価構成マスタ25に転送され、マスタ25に格納される。連結関係が入力されると、部品ロ′と部品あ′とが互いにひも付けられ、部品ハ′と部品い′とが互いにひも付けられるとともに、部品ロ′と間接費2とが互いにひも付けられる。これにより、部品あ′と部品い′と工程a′とが部品ロ′の直近下位の概念として存在し、部品ロ′が部品あ′、部品い′、工程a′から形成され、部品ロ′の原価が部品あ′の原価と部品い′の原価と部品ハ′の原価と工程a′の原価とを加え合わせたものであることが明らかになる。
工程(a′)と加工(α′)との系列的な連結関係、工程(a′)と設備(β′)との系列的な連結関係を入力装置18を介して連結関係入力エリアに入力する。工程(a′)と加工(α′)、(β′)との連結関係は、原価構成マスタ25に転送され、マスタ25に格納される。連結関係が入力されると、工程a′と加工α′とが互いにひも付けられ、工程a′と設備β′とが互いにひも付けられる。これにより、加工α′と設備β′とが工程a′の直近下位の概念として存在し、工程a′が加工α′と備β′とから形成され、工程a′の原価が加工α′の原価と設備β′の原価とを加え合わせたものであることが明らかになる。
間接費2とO氏との系列的な連結関係、間接費2とP氏との系列的な連結関係、間接費2とQ氏との系列的な連結関係を入力装置18を介して連結関係入力エリアに入力する。間接費2とO氏、P氏、Q氏との連結関係は、原価構成マスタ25に転送され、マスタ25に格納される。連結関係が入力されると、間接費2とO氏とが互いにひも付けられ、間接費2とP氏とが互いにひも付けられるとともに、間接費2とQ氏とが互いにひも付けられる。これにより、O氏、P氏、Q氏が間接費2の直近下位の概念として存在し、間接費2がO氏とP氏とQ氏とから形成され、間接費2がO氏の原価とP氏の原価とQ氏の原価とを加え合わせたものであることが明らかになる。
システム10では、部品ロ′、部品ハ′、間接費2、部品(あ′)、部品(い′)、工程a′、加工α′、設備β′、O氏、P氏、Q氏、それらの原価が原価項目マスタ24に格納され、製品Aと部品ロ′、部品ハ′、間接費2との連結関係、部品ロ′と部品(あ′)、部品(い′)、工程a′との連結関係、工程a′と加工α′、設備β′との連結関係、間接費2とO氏、P氏、Q氏との連結関係が原価構成マスタ25に格納されると、それらが格納された日付(○○年5月21日)において○○年5月11日の階層構造データベースが更新される(データベース更新手段)。ただし、図2や図4の階層構造データベースは、主記憶装置23または補助記憶装置17にメモリ記録として格納されており、中央処理装置22からの削除要求がない限り、装置17,23から消去されることはない。システム10は、階層構造データベースの作成要求に基づいて、○○年5月21日における図6の階層構造データベースを自動的に生成する(データベース生成手段)。システム10は、階層構造データベースの出力要求に基づいて、生成した○○年5月21日の階層構造データベースを液晶ディスプレイやCRT、プリンタを介してリアルタイムに出力する(データベース出力手段)。システム10は、生成した○○年5月21日の階層構造データベースを主記憶装置23または補助記憶装置17に記憶することもできる。
システム10では、○○年5月21日の階層構造データベースを○○年5月21日以降に何時でもリアルタイムに生成することができ、生成した○○年5月21日の階層構造データベースを液晶ディスプレイやCRT、プリンタを介して何時でもリアルタイムに出力することができる(データベース出力手段)。また、○○年5月21日の階層構造データベースのみならず、○○年5月1日や○○年5月11日の階層構造データベースを自動的かつ何時でもリアルタイムに生成することができ、生成した○○年5月1日や○○年5月11日の階層構造データベースを液晶ディスプレイやCRT、プリンタを介してリアルタイムに出力することができる(データベース出力手段)。なお、システム10に○○年5月1日の階層構造データベースを生成させるには、時期入力エリア(図示せず)に○○年5月1日から○○年5月10日のうちのいずれかの日付を入力した後、階層構造データベースの作成要求を行う。システム10に○○年5月11日の階層構造データベースを生成させるには、時期入力エリア(図示せず)に○○年5月11日から○○年5月20日のうちのいずれかの日付を入力した後、階層構造データベースの作成要求を行う。
○○年6月1日には、図8に示すように、○○年5月21日における階層構造データベースと比較し、製品Aを形成する部品イが部品イ′に変更されるとともに、製品Aを形成する部品として購入部品ニが追加されている(原価要素改変手段)。その他の原価要素は図6のそれらと同一であり、その説明は省略する。図8に示す階層構造データベースにおいて製品Aは、購入部品イ′と在庫部品ロ′と購入部品ハ′と購入部品ニとから作られている。○○年6月1日における製品Aの原価は、購入部品イ′の原価(400円)と在庫部品ロ′の原価(1,280円)と購入部品ハ′の原価(450円)と購入部品ニの原価(100円)と間接費2(1,000円)とを加え合わせた金額であり、3,230円である。部品イ′と部品ニとは、第1次原価要素群に属する。部品イ′および部品ニには、それらの階層構造データベースの構築時点を表す開始日フラグ6/1が設定されている。部品イには、それの階層構造データベースからの離脱時点を表す終了日フラグ5/31が設定されている。
システム10では、図9に示すように、購入部品イ′、購入部品ニを入力装置18を介して原価項目入力エリアに入力し、それらの原価とそれらの開始日6/1とを入力装置18を介して原価金額入力エリアと開始標識入力エリアとに入力する。部品イ′、部品ニ、それらの原価、それらの開始日は、原価項目マスタ24に転送され、マスタ24に格納される。次に、部品イの終了日5/31を入力装置18を介して終了標識入力エリアに入力する。部品イ、その原価、終了日は、原価項目マスタ24に転送され、マスタ24に格納される。
製品Aと部品イ′との系列的な連結関係、製品Aと部品ニとの系列的な連結関係を入力装置18を介して連結関係入力エリアに入力する。製品Aと部品イ′、部品ニとの連結関係は、原価構成マスタ25に転送され、マスタ25に格納される。連結関係が入力されると、製品Aと部品イ′とが互いにひも付けられ、製品Aと部品ニとが互いにひも付けられる。これにより、部品イ′と部品ニとが製品Aの直近下位の概念として存在し、製品Aが部品イ′と部品ニとから形成され、製品Aの原価が部品イ′の原価と部品ロ′の原価と部品ハ′の原価と部品ニの原価と間接費2とを加え合わせたものであることが明らかになる。
システム10では、部品イ′、部品ニ、それらの原価が原価項目マスタ24に格納され、製品Aと部品イ′、部品ニとの連結関係が原価構成マスタ25に格納されると、それらが格納された日付(○○年6月1日)において○○年5月21日の階層構造データベースが更新される(データベース更新手段)。ただし、図2,図4,図6の階層構造データベースは、主記憶装置23または補助記憶装置17にメモリ記録として格納されており、中央処理装置22からの削除要求がない限り、装置17,23から消去されることはない。システム10は、階層構造データベースの作成要求に基づいて、○○年6月1日における図8の階層構造データベースを自動的に生成する(データベース生成手段)。システム10は、階層構造データベースの出力要求に基づいて、生成した○○年6月1日の階層構造データベースを液晶ディスプレイやCRT、プリンタを介してリアルタイムに出力する(データベース出力手段)。システム10は、生成した○○年6月1日の階層構造データベースを主記憶装置23または補助記憶装置17に記憶することもできる。
システム10では、○○年6月1日の階層構造データベースを○○年6月1日以降に何時でもリアルタイムに生成することができ、生成した○○年6月1日の階層構造データベースを液晶ディスプレイやCRT、プリンタを介して何時でもリアルタイムに出力することができる(データベース出力手段)。また、○○年6月1日の階層構造データベースのみならず、○○年5月1日や○○年5月11日、○○年5月21日の階層構造データベースを自動的かつ何時でもリアルタイムに生成することができ、生成した○○年5月1日や○○年5月11日、○○年5月21日の階層構造データベースを液晶ディスプレイやCRT、プリンタを介してリアルタイムに出力することができる(データベース出力手段)。なお、システム10に○○年5月1日の階層構造データベースを生成させるには、時期入力エリア(図示せず)に○○年5月1日から○○年5月10日のうちのいずれかの日付を入力した後、階層構造データベースの作成要求を行う。システム10に○○年5月11日の階層構造データベースを生成させるには、時期入力エリア(図示せず)に○○年5月11日から○○年5月20日のうちのいずれかの日付を入力した後、階層構造データベースの作成要求を行う。システム10に○○年5月21日の階層構造データベースを生成させるには、時期入力エリア(図示せず)に○○年5月21日から○○年5月31日のうちのいずれかの日付を入力した後、階層構造データベースの作成要求を行う。システム10は、○○年5月1日の階層構造データベース、○○年5月11日の階層構造データベース、○○年5月21日の階層構造データベース、○○年6月1日の階層構造データベースを第1〜第3次原価要素群のうちの少なくとも1つの要素群に分けてリアルタイムに生成可能であり、第1次〜第3次原価要素群のうちの少なくとも1つの要素群に分けて生成された階層構造データベースをリアルタイムに出力可能である。
このシステム10は、原価要素が第1次原価要素群から第3次原価要素群までに区分され、それら原価要素を使用して○○年5月1日から○○年6月1日までのうちの異なる時点における複数の階層構造データベースを構築可能であり、データベース生成手段を介して○○年5月1日から○○年6月1日までのうちの任意の時点における階層構造データベースをリアルタイムに生成することができ、データベース出力手段を介して生成した階層構造データベースをリアルタイムに出力することができる。システム10は、○○年5月1日から○○年6月1日までのうちの任意の時点における階層構造データベースを生成かつ出力することで、異なる時点における各階層構造データベースや各原価要素を随時比較検討することができる。システム10は、生成した階層構造データベースに基づいて各原価要素の系列的な関連性を明確にすることができ、階層構造データベースや原価要素に基づいて適切な原価分析を行うことができる。
システム10は、データベース生成手段が階層構造データベースを第1〜第3次原価要素群のうちの少なくとも1つの要素群に分けてリアルタイムに生成可能であり、データベース出力手段が第1次〜第3次原価要素群のうちの少なくとも1つの要素群に分けて生成された階層構造データベースをリアルタイムに出力可能であるから、第1次原価要素群から第3次原価要素群までのうちの必要な原価要素群にかかる階層構造データベースを別個に生成かつ出力することができる。システム10は、階層構造データベースに基づいて原価要素群における各原価要素の相対的な関連性を明確にすることができ、階層構造データベースや原価要素に基づいて適切かつ確実な原価分析を行うことができる。
システム10は、各原価要素に階層構造データベースの構築時点を表す開始標識と階層構造データベースからの離脱時点を表す終了標識とが設定されるから、原価要素が階層構造データベースを構築する時点や原価要素が階層構造データベースから離脱した時点が明確となり、所定の原価要素が階層構造データベースを構築した期間を特定することができ、開始標識と終了標識とを介して各階層構造データベースおよび各原価要素の過去から現在に向かった時系列管理を確実に行うことができる。
図10,11は、○○年6月1日から○○年5月25日に遡って原価要素が改変された階層構造データベースの図と、○○年5月25日における原価項目マスタ24および原価構成マスタ25の概略図とであり、図12は、図10に続く○○年6月1日の階層構造データベースの図である。なお、図11は図10に対応する。○○年6月1日では、図10に示すように、○○年5月25日に遡って製品Aを形成する部品ハ′が部品ハ″に変更され、P氏が削除されている(原価要素改変手段)。
図10に示す階層構造データベースにおいて製品Aは、購入部品イと在庫部品ロ′と購入部品ハ″とから作られている。○○年5月25日における製品Aの原価は、購入部品イの原価(500円)と在庫部品ロ′の原価(1,280円)と購入部品ハ″の原価(400円)と間接費2(800円)とを加え合わせた金額であり、2,980円である。部品ハ″は、第1次原価要素群に属する。部品ハ″には、それの階層構造データベースの構築時点を表す開始日フラグ5/25が設定されている。P氏には、それの階層構造データベースからの離脱時点を表す終了日フラグ5/24が設定されている。システム10では、図11に示すように、購入部品ハ″を入力装置18を介して原価項目入力エリアに入力し、それの原価とそれの開始日5/25とを入力装置18を介して原価金額入力エリアと開始標識入力エリアとに入力する。部品ハ″、その原価および開始日は、原価項目マスタ24に転送され、マスタ24に格納される。次に、部品ハ′、P氏の終了日5/24を入力装置18を介して終了標識入力エリアに入力する。部品ハ′、P氏、それらの原価および終了日は、原価項目マスタ24に転送され、マスタ24に格納される。
製品Aと部品ハ″との系列的な連結関係との系列的な連結関係を入力装置18を介して連結関係入力エリアに入力する。製品Aと部品ハ″との連結関係は、原価構成マスタ25に転送され、マスタ25に格納される。連結関係が入力されると、製品Aと部品ハ″とが互いにひも付けられる。これにより、部品ハ″が製品Aの直近下位の概念として存在し、製品Aが部品イと部品ロ′と部品ハ″とから形成され、製品Aの原価が部品イの原価と部品ロ′の原価と部品ハ″の原価と間接費2とを加え合わせたものであることが明らかになる。
○○年5月25日に遡って原価要素が改変されると、それにともなって○○年6月1日の階層構造データベースが自動的に改変される。○○年6月1日では、図12に示すように、部品ハ′が部品ハ″に変更され、P氏が削除されている。図12に示す階層構造データベースにおいて製品Aは、購入部品イ′と在庫部品ロ′と購入部品ハ″と購入部品ニとから作られている。原価要素を○○年5月25日に遡って改変した場合における○○年6月1日の製品Aの原価は、購入部品イ′の原価(400円)と在庫部品ロ′の原価(1,280円)と購入部品ハ″の原価(400円)と購入部品ニの原価(100円)と間接費2(800円)とを加え合わせた金額であり、3,120円である。
システム10では、部品ハ″、それの原価が原価項目マスタ24に格納され、製品Aと部品ハ″との連結関係が原価構成マスタ25に格納されると、それらが格納された日付(○○年5月25日)において○○年5月21日の階層構造データベースが更新される(データベース更新手段)。ただし、図2,図4,図6,図8の階層構造データベースは、主記憶装置23または補助記憶装置17にメモリ記録として格納されており、中央処理装置22からの削除要求がない限り、装置17,23から消去されることはない。システム10は、階層構造データベースの作成要求に基づいて、○○年5月25日における図10の階層構造データベースや○○年6月1日における図12の階層構造データベースを自動的に生成する(データベース生成手段)。システム10は、階層構造データベースの出力要求に基づいて、システム10は、階層構造データベースの出力要求に基づいて、生成した○○年5月25日や○○年6月1日の階層構造データベースを液晶ディスプレイやCRT、プリンタを介してリアルタイムに出力する(データベース出力手段)。システム10は、生成した○○年5月25日や○○年6月1日の階層構造データベースを主記憶装置23または補助記憶装置17に記憶することもできる。
システム10では、○○年5月25日や○○年6月1日の階層構造データベースを○○年6月1日以降に何時でもリアルタイムに生成することができ、生成した○○年5月25日や○○年6月1日の階層構造データベースを液晶ディスプレイやCRT、プリンタを介して何時でもリアルタイムに出力することができる(データベース出力手段)。また、○○年5月25日や○○年6月1日の階層構造データベースのみならず、○○年5月1日や○○年5月11日、○○年5月21日の階層構造データベースを自動的かつ何時でもリアルタイムに生成することができ、生成した○○年5月1日や○○年5月11日、○○年5月21日の階層構造データベースを液晶ディスプレイやCRT、プリンタを介してリアルタイムに出力することができる(データベース出力手段)。なお、システム10に○○年5月1日の階層構造データベースを生成させるには、時期入力エリア(図示せず)に○○年5月1日から○○年5月10日のうちのいずれかの日付を入力した後、階層構造データベースの作成要求を行う。システム10に○○年5月11日の階層構造データベースを生成させるには、時期入力エリア(図示せず)に○○年5月11日から○○年5月20日のうちのいずれかの日付を入力した後、階層構造データベースの作成要求を行う。システム10に○○年5月21日の階層構造データベースを生成させるには、時期入力エリア(図示せず)に○○年5月21日から○○年5月24日のうちのいずれかの日付を入力した後、階層構造データベースの作成要求を行う。システム10に○○年5月25日の階層構造データベースを抽出するには、時期入力エリアに○○年5月25日から○○年5月31日のうちのいずれかの日付を入力した後、階層構造データベースの作成要求を行う。
システム10は、原価要素が過去に遡って改変されたときに、原価要素改変時から現在までに存在する原価要素のうちの改変された原価要素に対応して改変されるべき原価要素が自動的に改変されるから、過去から現在のうちの任意の時点において各原価要素を自由に改変することができ、改変された原価要素を使用して異なる時点における階層構造データベースを構築することができる。システム10は、所定の原価要素が過去に遡って改変されたときに、その原価要素に対応する原価要素改変時から現在までの原価要素の全てを個別に改変する必要はなく、原価要素の全てを個別に改変することによる誤りの発生を防ぐことができるとともに、手続の煩雑を防ぐことができる。
システム10は、上位概念に属する原価要素が過去に遡って改変されたときに、原価要素改変時から現在までに存在する原価要素のうちの改変された原価要素にともなって改変されるべき下位概念の他の原価要素が自動的に消去される。たとえば、○○年6月1日から○○年5月25日に遡って工程a′が削除された場合、その下位概念である加工α′、設備β′がマスタ24,25から自動的に削除され、加工α′、設備β′に終了日フラグ5/24が自動的に設定される。したがって、上位概念に属する原価要素の改変にともなって改変されるべき下位概念の原価要素がシステム10に残存することはなく、上位概念の原価要素の改変に対応して改変されるべき下位概念の原価要素が階層構造データベースを構築することがないから、原価要素改変時から現在までの間において誤った階層構造データベースの生成を防ぐことができる。
一例として示す原価要素管理システムの構成図。 ○○年5月1日の階層構造データベースの図。 図2に対応する各マスタの概略図。 ○○年5月11日の階層構造データベースの図。 図4に対応する各マスタの概略図。 ○○年5月21日の階層構造データベースの図。 図6に対応する各マスタの概略図。 ○○年6月1日の階層構造データベースの図。 図8に対応する各マスタの概略図。 過去に遡って原価要素が改変された階層構造データベースの図。 図10に対応する各マスタの概略図。 図10に続く○○年6月1日の階層構造データベースの図。
符号の説明
1 原価要素管理システム
2 パーソナルコンピュータ(コンピュータ資源)
3 入出力インターフェイス
4 一般会計システム
5 生産管理システム
6 購買管理システム
7 在庫管理システム
8 補助記憶装置
9 入力装置
10 出力装置
11 制御ユニット
12 演算ユニット
13 中央処理装置
14 主記憶装置
15 原価項目マスタ
16 原価構成マスタ
17 在庫マスタ

Claims (6)

  1. コンピュータ資源を利用して原価に算入すべき上位概念から下位概念に分類された複数の原価要素を管理する原価要素管理システムにおいて、
    前記原価要素が、その上位概念を一纏めにした第1次原価要素群から下位に向かってその下位概念を順番に一纏めにした第n次原価要素群までに区分され、前記第1次〜第n次原価要素群に区分されたそれら原価要素が、過去から現在に向かって前記システムに時系列に記憶され、
    前記システムが、過去から現在までに記憶した前記原価要素を用いて前記第1次〜第n次原価要素群に向かって該原価要素どうしが系列的に関連する複数の階層構造データベースを構築可能であり、過去から現在までのうちの任意の時点における前記階層構造データベースをリアルタイムに生成するデータベース生成手段と、生成した前記階層構造データベースをリアルタイムに出力するデータベース出力手段とを有することを特徴とする原価要素管理システム。
  2. 前記データベース生成手段が、前記階層構造データベースを前記第1次〜第n次原価要素群のうちの少なくとも1つの要素群に分けてリアルタイムに生成可能であり、前記データベース出力手段が、前記第1次〜第n次原価要素群のうちの少なくとも1つの要素群に分けて生成された前記階層構造データベースをリアルタイムに出力可能である請求項1記載の原価要素管理システム。
  3. 前記原価要素の階層構造データベースの構築時点を表す開始標識が、各原価要素毎に設定され、前記原価要素の階層構造データベースからの離脱時点を表す終了標識が、該階層構造データベースから外れた原価要素に設定され、前記システムでは、前記開始標識と前記終了標識とを用いて過去から現在までにおける各階層構造データベースおよび各原価要素の時系列管理が行われる請求項1または請求項2に記載の原価要素管理システム。
  4. 前記システムが、現在または過去に遡って前記原価要素を改変する原価要素改変手段を有し、前記システムでは、前記改変手段を介して前記原価要素が過去に遡って改変されたときに、原価要素改変時から現在までに存在する原価要素のうちの改変された原価要素に対応して改変されるべき原価要素が自動的に改変される請求項1ないし請求項3いずれかに記載の原価要素管理システム。
  5. 前記システムが、現在または過去に遡って前記原価要素を改変する原価要素改変手段を有し、前記システムでは、前記改変手段を介して上位概念に属する前記原価要素が現在または過去に遡って改変されたときに、原価要素改変時から現在までに存在する原価要素のうちの改変された原価要素にともなって改変されるべき下位概念の他の原価要素が自動的に消去される請求項1ないし請求項3いずれかに記載の原価要素管理システム。
  6. 前記原価要素の改変が、該原価要素の追加、変更、削除である請求項4または請求項5に記載の原価要素管理システム。
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