JP2001318953A - 原価データ管理システム、原価データ管理方法及びその記録媒体 - Google Patents

原価データ管理システム、原価データ管理方法及びその記録媒体

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JP2001318953A
JP2001318953A JP2001025428A JP2001025428A JP2001318953A JP 2001318953 A JP2001318953 A JP 2001318953A JP 2001025428 A JP2001025428 A JP 2001025428A JP 2001025428 A JP2001025428 A JP 2001025428A JP 2001318953 A JP2001318953 A JP 2001318953A
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cost
manufacturing
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Masahide Mori
雅英 森
Kenichi Yano
顕一 矢野
Shingo Otomo
愼護 大友
Yukio Tokunaga
幸雄 徳永
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NS Solutions Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造データが変更された場合でも、設計デー
タの設計部品単位での原価データを容易に取得すること
ができる原価データ管理システムを提供する。 【解決手段】 設計データ管理システム10の設計管理
用コンピュータ16は設計データを管理する。生産管理
システム20のコンピュータ端末21は製造データに含
まれる各製造部品の原価データを管理する。外部記憶装
置27は、製造データ中で変更がなされた製造部品につ
いて当該製造部品と設計データ中の設計部品との対応関
係が定義された関係定義情報を記憶する。生産管理用コ
ンピュータ26は関係定義情報に基づいて製造部品の原
価データから設計部品の原価データを生成する。設計部
品の原価データは、設計管理用コンピュータ16に送信
され、外部記憶装置17に格納される。各コンピュータ
端末11は設計管理用コンピュータ16にアクセスし
て、所望の設計部品の原価データを検索できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、製品の設
計から製造までを行う企業等において製品やその部品等
の原価データを管理する原価データ管理システム、原価
データ管理方法及びその記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、製品の設計から製造までを行う企
業等では、設計部門で製品の設計が行われ、製造部門
(製造工場)で製品の製造が行われている。特に、最近
では、設計部門には、PDM(production data manage
ment)システムが導入され、かかるシステムを利用し
て、製品の設計開発及び設計変更等が行われている。こ
のPDMシステムとは、設計対象である製品について、
各設計部品の品目データや各設計部品がどのように構成
されているのかを示す構成データ等を含む設計データを
管理するものである。一方、製造部門では、従来より、
生産管理システムを導入し、製品の製造に必要な製造デ
ータや、製造に要した原価の実績を管理している。ここ
で、製造データは設計データに基づいて作成される。
【0003】設計者は、コンピュータを用いて、過去に
設計した製品についての設計データを参照しながら、製
品の設計を行っている。このとき、製品の製造コストを
削減することを目的として、設計対象となる製品の設計
部品についてその製造原価を把握したい場合がある。従
来、かかる場合、設計者は、製造部門の担当者に電話を
かけて原価についての情報を聞くとか、自己のコンピュ
ータから、生産管理システムで管理されているデータベ
ースにアクセスして、所望の原価データを検索したりし
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、製造データ
は必ずしも設計データと同じというわけではなく、製造
部門において製造上の制約を考慮して変更される場合が
ある。例えば、設計部門では、ある設計部品を一体型と
して設計したが、製造部門において、当該設計部品に対
応する製造部品をいくつかの小部品に分割して製造し、
それらから当該製造部品を組み立てるというように製造
データを変更することがある。このとき、生産管理シス
テムでは、当該製造部品については、変更後の製造デー
タに基づいて上記小部品を単位として製造原価が管理さ
れる。このように、生産管理システムで管理されている
原価データの管理単位は必ずしも設計レベルにおける設
計部品単位とは一致しないので、設計者は、自己のコン
ピュータから生産管理システムにアクセスして所望の原
価データを取得するのは容易でなかった。
【0005】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、製造データが変更された場合でも、設計データ
の設計部品単位での原価データを容易に取得することが
できる原価データ管理システム、原価データ管理方法及
びその記録媒体を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明に係る請求項1記載の原価データ管理システ
ムは、設計対象についての各設計部品の設計データを管
理する設計データ管理手段と、設計データに基づいて作
成された製造データ中に含まれる各製造部品の原価デー
タを管理する原価データ管理手段と、少なくとも、製造
データ中で変更がなされた製造部品について当該製造部
品とその製造部品に対応する設計データ中の設計部品と
の対応関係が定義された関係定義情報を記憶する記憶手
段と、前記関係定義情報に基づいて前記原価データ管理
手段で管理されている製造部品の原価データから設計部
品の原価データを生成する原価データ生成手段と、所定
の設計部品の原価データを出力する旨の指示を受けたと
きに、前記原価データ生成手段で生成された当該設計部
品の原価データを出力する出力制御手段と、を具備する
ことを特徴とするものである。
【0007】また、上記の目的を達成するための本発明
に係る請求項4記載の原価データ管理システムは、設計
対象についての各設計部品の設計データを管理する設計
データ管理システムと、製造対象についての各製造部品
の製造データ及び各製造部品の原価データを管理する生
産管理システムとを有し、前記設計データ管理システム
と前記生産管理システムとがネットワークで接続された
原価データ管理システムであって、前記生産管理システ
ムは、少なくとも、製造データ中で変更がなされた製造
部品について当該製造部品とその製造部品に対応する設
計データ中の設計部品との対応関係が定義された関係定
義情報を記憶する記憶手段と、前記関係定義情報に基づ
いて前記原価データ管理手段で管理されている製造部品
の原価データから設計部品の原価データを生成する原価
データ生成手段とを備え、前記設計データ管理システム
は、所定の設計部品の原価データを出力する旨の指示を
受けたときに、前記原価データ生成手段で生成された当
該設計部品の原価データを出力する出力制御手段を備え
ることを特徴とするものである。
【0008】更に、上記の目的を達成するための本発明
に係る請求項5記載の原価データ管理方法は、設計対象
の設計作業が完了したときに、当該設計対象についての
各設計部品の設計データを記憶する第一工程と、設計デ
ータに基づいて作成された製造データ中に含まれる各製
造部品の原価データを記憶する第二工程と、少なくと
も、製造データ中で変更がなされた製造部品について当
該製造部品とその製造部品に対応する設計データ中の設
計部品との対応関係が定義された関係定義情報に基づい
て、製造部品の原価データから設計部品の原価データを
生成する第三工程と、所定の設計部品の原価データを出
力する旨の指示を受けたときに、当該設計部品の原価デ
ータを出力する第四工程と、を備えることを特徴とする
ものである。
【0009】また、上記の目的を達成するための本発明
に係る請求項6記載の記録媒体は、請求項1又は請求項
4に記載の各手段を実行するコンピュータプログラムを
格納したことを特徴とするものである。
【0010】更に、上記の目的を達成するための本発明
に係る請求項7記載の記録媒体は、請求項5に記載の各
工程を実行するコンピュータプログラムを格納したこと
を特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態
である原価データ管理システムの概略構成図、図2はそ
の原価データ管理システムの設計データ管理システムで
管理されている製品の構成図を説明するための図、図3
はその原価データ管理システムの生産管理システムで管
理されている関係定義情報を説明するための図、図4は
その関係定義情報の設定パターンを説明するための図、
図5はその原価データ管理システムの生産管理システム
で管理されている履歴データを説明するための図であ
る。
【0012】本実施形態の原価データ管理システムは、
例えば、製品の設計から製造までを行う企業において、
製品や部品等についての原価データを管理するものであ
り、図1に示すように、設計データ管理システム10
と、生産管理システム20とを備え、搭載されるプログ
ラムにより実行される。ここでは、特に、製品が、多数
の部品を組み立てて製造される、いわゆる組立て加工品
である場合について考える。また、本実施形態では、設
計部門での設計時における部品を設計部品と呼び、製造
部門(製造工場)での実際の製造時における部品を製造
部品と呼ぶことにする。
【0013】設計データ管理システム10は、企業内に
おける設計部門に設けられており、図1に示すように、
複数のコンピュータ端末11,11,・・・ と、設計管理
用コンピュータ16とを有する。複数のコンピュータ端
末11,11,・・・ は、設計管理用コンピュータ16と
接続され、ネットワークが構築されている。これによ
り、複数のコンピュータ端末11,11,・・・ と設計管
理用コンピュータ16との間でデータのやりとりを行う
ことができる。設計部門の各設計者は、自己のコンピュ
ータ端末11を用いて、製品の設計作業、すなわち製品
の設計開発や設計変更等を行う。かかる設計作業で作成
された設計データは、設計管理用コンピュータ16に送
られる。
【0014】設計管理用コンピュータ16は、各コンピ
ュータ端末11とデータの送受信を行うと共に、各コン
ピュータ端末11から入力された設計データを管理する
ものである。設計管理用コンピュータ16には、データ
ベースを記憶する外部記憶装置17が接続されている。
このデータベースに設計データや原価データ等が記憶さ
れる。ここで、設計データには、各製品やその設計部品
についての設計図の他に、品目データ及び設計構成デー
タ等が含まれる。品目データとは、設計部品の種類につ
いてのデータである。例えば、当該設計部品が製造品で
ある、又は購入品であるという内容のものである。設計
構成データとは、各設計部品が他の設計部品とどのよう
な構成上の関係を有しているのかについてのデータであ
る。例えば、当該設計部品はどの設計部品を組み立てる
際に用いられるものであるかを示したものである。ま
た、外部記憶装置17に記憶された原価データは、過去
に設計した製品の各設計部品についてのものであり、後
述するように生産管理システム20から送られる。
【0015】また、設計管理用コンピュータ16は、設
計構成データに基づいて当該製品についての構成図を作
成することができる。図2に製品Aの構成図を表示装置
の画面上にツリー構造で表示した例を示す。図2によれ
ば、製品Aは、設計部品X,Y,Z,・・・ から構成され
ていることが分かる。そして、設計部品Xは設計部品X
1 ,X2 ,・・・ から構成され、設計部品Yは設計部品Y
1 ,Y2 ,・・・ から構成され、設計部品Zは設計部品Z
1 ,Z2 ,・・・ から構成されている。さらに、設計部品
1 は設計部品X11,X12,・・・ から構成されている。
このように、一般に、組立て加工品である製品は、複数
の設計部品からなり、何層にもわたる階層構造を有して
いる。設計部門の設計者は、コンピュータ端末11の画
面上に、過去に製造した製品についての構成図を表示
し、これを参照しながら設計作業を行うことができる。
【0016】生産管理システム20は、図1に示すよう
に、複数のコンピュータ端末21,21,・・・ と、生産
管理用コンピュータ26とを備える。複数のコンピュー
タ端末21,21,・・・ は、生産管理用コンピュータ2
6と接続され、ネットワークが構築されている。これに
より、複数のコンピュータ端末21,21,・・・ と生産
管理用コンピュータ26との間でデータのやりとりを行
うことができる。また、複数のコンピュータ端末21,
21,・・・ 及び生産管理用コンピュータ26は、設計デ
ータ管理システム10とネットワーク接続されている。
これにより、例えば、生産管理用コンピュータ26は、
設計データ管理システム10から設計データを受け取る
ことができる。
【0017】各コンピュータ端末21は、各製造部門、
すなわち各製造工場に設置されており、製品の各製造部
品についての製造データ及び原価データを管理する。各
コンピュータ端末21には、データベースを記憶する外
部記憶装置22が接続されている。このデータベースに
は、製造データ及び原価データの他、発注実績データ、
見積データ、製造実績データ、工程データ等が記憶され
ている。製造データは、品目データや製造構成データ等
を含むものである。この品目データは、製造部品の種類
についてのデータであり、製造構成データとは、各製造
部品が他の製造部品とどのような構造上の関係を有して
いるのかについてのデータである。この製造構成データ
は、同一の製品については、上記設計データに含まれる
設計構成データとほとんど同じものである。但し、製造
データはその内容が修正されることがあり、その場合に
は製造構成データは設計構成データと一致しなくなる。
【0018】発注実績データとは、製造部品が購買品で
ある場合にその発注の実績についてのデータであり、見
積データとは、その購買品の購入先から受け取った見積
もりの内容についてのデータである。また、製造実績デ
ータとは、製造部品が製造品である場合にその製造の実
績についてのデータであり、工程データとは、その製造
品を製造する際の標準作業時間や時間当たりの賃金等を
定めたものである。
【0019】また、各コンピュータ端末21は、原価算
出機能を有しており、これにより、一定期間経過する度
に、例えば週に一回、すべての製造部品について原価を
算出する。ここで、原価を一定期間経過する度に算出す
るのは、各製造工場では原価を実績で管理しており、そ
の原価は日々変わってくるからである。また、本実施形
態では、原価費目を材料費、購入費、加工費、一般管理
費の四つに集約し、これらの費目について原価を算出し
ている。この算出された各製造部品についての原価デー
タは、外部記憶装置22内のデータベースに記憶され
る。
【0020】生産管理用コンピュータ26は、例えば、
当該企業における全社共通部門に設置されている。生産
管理用コンピュータ26には、テンポラリファイルやデ
ータベースを記憶する外部記憶装置27が接続されてい
る。このテンポラリファイルは、設計データ管理システ
ム10から取り込まれた設計データについて所定の作業
を行うための作業用記憶領域である。また、外部記憶装
置27内のデータベースには、製造データ、設計データ
管理システム10から送られた設計データ等が記憶され
る。この製造データは、通常、各コンピュータ端末21
の外部記憶装置22に記憶された製造データと同じもの
である。
【0021】また、生産管理用コンピュータ26は、対
応関係設定機能と、設計用原価データ作成機能とを有す
る。この対応関係設定機能により、設計データ中の設計
部品と製造データ中の製造部品との対応関係を設定する
ことができる。製造工場では、製造上の諸制約があるた
め、設計データを単にコピーして得られる製造データに
基づいて製品を製造することが困難な場合がある。かか
る場合、その製造データの部品構成を変更して、製造デ
ータを修正する必要がある。所定の担当者が対応関係設
計機能を用いて設計部品と製造部品との対応関係を設定
すると、その対応関係の内容に従って製造データの部品
構成が変更される。
【0022】かかる対応関係の集まりである関係定義情
報は、外部記憶装置27内のデータベースに記憶され
る。図3にその関係定義情報の一例を示す。この関係定
義情報は、テーブル構造になっており、そのテーブルに
は、「ID番号」、「設計部品」、「製造部品」の各欄
が設けられている。ここで、「設計部品」の欄と「製造
部品」の欄はそれぞれ複数設けられている。「ID番
号」は各対応関係を識別するものである。図3では、図
2に示す製品Aについて製造データの部品構成を変更し
た場合を例示している。図2によれば、設計データ中で
は、製品Aの設計部品Xは複数の設計部品X1 ,X2
・・・ から構成され、設計部品X2 は単体の物品で構成さ
れることになっている。そして、図3に示すように、I
D番号が「#1」である対応関係では、「設計部品1」
の欄に「X2 」が、「製造部品1」の欄及び「製造部品
2」の欄にそれぞれ「ABC3」、「ABC4」が記載
されている。これは、設計部品X2 に対応する製造部品
を二つの製造部品ABC3,ABC4から構成するよう
に製造データを変更することを表している。また、図2
によれば、設計部品X11は単体の物品で構成することに
なっているが、ID番号が「#2」である対応関係は、
この設計部品X11に対応する製造部品を三つの製造部品
ABC1,ABC2,ABC5から構成するように製造
データを変更することを表している。
【0023】尚、本実施形態では、製造データが変更さ
れた製造部品についてのみ、その製造部品と設計部品と
の対応関係を設定することにしており、したがって、関
係定義情報に含まれていない設計部品については製造デ
ータ中の対応する製造部品と全く同一のものであると理
解される。但し、この場合でも、製造部品と設計部品と
の対応関係を設定することはなんら差し支えない。
【0024】この対応関係の設定パターンとしては、具
体的に、「分割」、「統合」、「代替」、「名称変更」
の四つがある。図4にこれら四つの設定パターンの具体
例を示す。「分割」とは、一の設計部品に対応する製造
部品が複数の製造部品から製造される場合をいい、これ
は、図4に示すように、設計部品と製造部品との対応関
係を1対多の関係で設定した場合が該当する。図3にお
けるID番号「#1」及び「#2」の対応関係が「分
割」の例である。「統合」とは、複数の設計部品に対応
する製造部品が単体の製造部品として製造される場合を
いい、これは、図4に示すように、設計部品と製造部品
との対応関係を多対1の関係で設定した場合が該当す
る。「代替」とは、ある設計部品に対応する製造部品を
別個の製造部品によって代用してもよい場合をいう。例
えば、時計を製造する場合、設計部門では秒針として所
定の型番のものを使用することにしていたが、現在で
は、その型番以外の製造部品でも使用可能であるような
ときには、当初の型番の製造部品とその代用可能な製造
部品のいずれも用いることができる。この「代替」は、
図4に示すように、ある設計部品に対して、当該設計部
品と製造部品との対応関係を複数設定し、且つそれらを
1対1の関係で設定した場合が該当する。また、「名称
変更」とは、ある設計部品に対応する製造部品について
の名称を変更する場合をいう。これは、図4に示すよう
に、設計部品と製造部品との対応関係を1対1の関係で
一つだけ設定した場合が該当する。
【0025】尚、設定パターンとしては、「分割」、
「統合」、「代替」、「名称変更」以外のものも考えら
れるが、現状では、これら四つのパターンを用いるだけ
で十分である。
【0026】この対応関係は、担当者が生産管理用コン
ピュータ26の対応関係設定機能を利用して設定する
が、このとき、設定の履歴データが外部記憶装置27内
のデータベースに登録される。図5にこの履歴データの
一例を示す。かかる履歴データは、テーブル構造になっ
ており、そのテーブルには、各「ID番号」毎に、「登
録者」、「日時」、「パターン」の各欄が含まれてい
る。この「ID番号」により、履歴データと図3の関係
定義情報とのリンクが取られている。「登録者」の欄に
は、当該対応関係を設定した担当者の名前が記載され
る。「日時」の欄には、当該対応関係を設定した日時が
記載される。そして、「パターン」の欄には、当該対応
関係が、上述した四つの設定パターン、すなわち「分
割」、「統合」、「代替」、「名称変更」のいずれに該
当するのか、その区別が記載される。「ID番号」及び
「日時」は、生産管理用コンピュータ26の対応関係設
定機能により自動的に記入されるが、「パターン」につ
いては、担当者が自ら入力しなければならない。また、
「登録者」は、自ら入力してもよいし、端末操作に対す
るユーザ情報を用いて自動設定してもよい。尚、履歴デ
ータのテーブルにおいて、「パターン」の欄を省略して
もよい。
【0027】また、生産管理用コンピュータ26の設計
用原価データ作成機能は、設計部品と製造部品との対応
関係が定義された関係定義情報に基づいて、各コンピュ
ータ端末21の外部記憶装置22に記憶された製造部品
の原価データから設計部品の原価データを作成するもの
である。設計データと製造データとの間で内容の不一致
が生じた場合、設計部門では、製造部品単位の原価デー
タを受け取っても、あまり有効に利用することができな
い。このため、設計用原価データ作成機能により設計デ
ータに含まれる設計部品単位で原価データを作成するこ
とにより、設計部門の設計者は、その原価データの内容
を容易に把握することができ、コスト情報を設計開発や
設計変更等に反映させることができる。
【0028】具体的には、生産管理用コンピュータ26
は、各コンピュータ端末21で週に一回、製造データに
含まれる各製造部品の原価データが算出される度に、各
コンピュータ端末21から当該原価データを受け取り、
かかる原価データ及び関係定義情報に基づいて、設計デ
ータに含まれる各設計部品の原価データ(設計用原価デ
ータ)を作成する。そして、生産管理用コンピュータ2
6は、その作成した設計用原価データを、設計データ管
理システム10の設計管理用コンピュータ16に送信す
る。設計管理用コンピュータ16は、かかる設計用原価
データを外部記憶装置17内のデータベースに格納す
る。
【0029】次に、本実施形態の原価データ管理システ
ムにおける処理の手順について説明する。図6はその原
価データ管理システムにおける各データの流れ及び各デ
ータの処理内容を説明するための図である。尚、この図
6では、設計データ管理システム10及び生産管理シス
テム20については、各コンピュータ端末や管理用コン
ピュータ等を省略して示している。
【0030】設計データ管理システム10では、あるコ
ンピュータ端末11を利用して、製品Aについての設計
開発が行われているとする。製品Aについての設計開発
が完了すると、当該コンピュータ端末11は製品Aにつ
いての設計データ101を設計管理用コンピュータ16
に送り、設計管理用コンピュータ16はその設計データ
101を外部記憶装置17内のデータベースに格納す
る。また、設計管理用コンピュータ16は、製品Aにつ
いての設計データ101を生産管理システム20の生産
管理用コンピュータ26に送信する。生産管理用コンピ
ュータ26は、かかる製品Aについての設計データ10
1を取り込むと(S1)、本社設計データとして外部記
憶装置27内のテンポラリファイルに記憶する。次に、
生産管理用コンピュータ26は、本社設計データをコピ
ーして本社製造データを作成する(S2)。
【0031】次に、製造工場では、本社製造データに基
づいて製品Aの試作が行われる。その後、本社共通部門
において、製造部門の担当者と設計部門の担当者が集ま
り、製品Aに関する会議が行われる。このとき、製品A
が本社製造データ通りに製造することが困難である等、
各種の問題点が出ると、各担当者が討議して、最善の対
応策を案出する。そして、各担当者は、かかる対応策に
従い、生産管理用コンピュータ26の対応関係設定機能
を用いて、本社設計データ中の設計部品と本社製造デー
タ中の製造部品との対応関係を設定することにより、本
社製造データを変更する(S3)。ここでは、図3に示
す対応関係が設定されたとする。こうして、本社製造デ
ータは、図3の対応関係に従った新しい部品構成に変更
される。また、このとき設定された対応関係は関係定義
情報102として外部記憶装置27内のデータベースに
記憶される。
【0032】その後、生産管理用コンピュータ26は、
本社製造データを、製品Aを製造する拠点(製造工場)
の数分だけコピーして、工場別製造データを作成する
(S4)。
【0033】ところで、生産管理用コンピュータ26の
対応関係設定機能により、各工場別製造データを個別に
変更することも可能である(S5)。例えば、本社共通
部門での会議により、ある製造部品を二つの小製造部品
から構成するということが決定されたとする。そして、
ある工場には、能力の高い工作機械が装備されており、
複雑な加工であっても容易に行うことができるものす
る。この場合、当該工場では、当該製造部品をそのまま
製造することができるので、当該工場については工場別
製造データを変更する必要がない。一方、他の工場で
は、当該製造部品をそのまま製造することが困難である
ので、当該他の工場については、当該製造部品を二つの
小製造部品から構成するように工場別製造データを変更
する必要がある。このように各工場毎に設計部品と製造
部品との対応関係を設定するためには、図3に示す関係
定義情報のテーブルに、「工場番号」の欄を付け加える
必要がある。例えば、この「工場番号」の欄には、全社
に共通に適用される対応関係については、全社共通であ
ることを表す番号が付与され、一方、一部の工場につい
てのみ適用される対応関係については、適用対象となる
工場の識別番号が付与される。これにより、各工場毎に
工場別製造データを変更することができる。
【0034】次に、生産管理用コンピュータ26は、本
社設計データ103及び本社製造データ104を外部記
憶装置27内のデータベースに格納する(S6)と共
に、工場別製造データ105を、各工場に設置されたコ
ンピュータ端末21に送信する。各コンピュータ端末2
1は、この工場別製造データ105を取り込むと、外部
記憶装置22内のデータベースに格納する(S7)。こ
のとき、具体的には、当該工場別製造データ105が新
製品についてのものであれば、その工場別製造データ1
05は、外部記憶装置22内のデータベースに新規に追
加して格納される。一方、当該工場別製造データ105
が設計変更製品についてのものであれば、その工場別製
造データ105は、外部記憶装置22内のデータベース
に更新という形で格納される。
【0035】各コンピュータ端末21は、例えば週に一
回というサイクルで、当該工場別製造データ105に含
まれる各製造部品についての原価を、発注実績データ1
06、見積データ107、製造実績データ108及び工
程データ109に基づいて算出する(S8、S9、S1
0)。本実施形態では、かかる原価の算出を、材料費、
購入費、加工費、一般管理費の四つの費目について行
う。このとき、どの費目について原価を算出するかは、
工場別製造データ105に含まれる品目データに基づい
て定められる。例えば、品目データの内容が「製造品」
であれば、材料費、加工費、一般管理費について原価を
算出する。また、品目データの内容が「購入品」であれ
ば、購入費、一般管理費について原価を算出する。ここ
で、材料費又は購入費は、実際に購買が行われていると
きには、発注実績データ106に基づいて算出され、一
方、まだ購入が行われていないときには、見積データ1
07に基づいて算出される。加工費は、実際に製造が行
われているときには、製造実績データ108に基づいて
算出され、一方、まだ製造が行われていないときには、
工程データ109に基づいて算出される。この算出され
た各製造部品の原価データ110は、外部記憶装置22
内のデータベースに格納される。
【0036】また、各コンピュータ端末21は、生産管
理用コンピュータ26に、例えば週に一回というサイク
ルで各製造部品の原価データを送る。生産管理用コンピ
ュータ26は、かかる各製造部品の原価データを受け取
ると、外部記憶装置27内に格納された関係定義情報に
基づいて、各工場毎に、各製造部品の原価データから各
設計部品の原価データ(設計用原価データ)を作成する
(S11)。生産管理用コンピュータ26は、この作成
した設計用原価データを、設計データ管理システム10
の設計管理用コンピュータ16に送信する。そして、設
計管理用コンピュータ16は、設計用原価データ111
を受け取り、外部記憶装置17内のデータベースに格納
する(S12)。これにより、一週間というサイクルで
最新の設計用原価データが、設計部門に送られる。した
がって、設計部門の設計者は、自己のコンピュータ端末
11を利用して設計作業を行う場合、ある設計部品の原
価データを知りたいときには、設計管理用コンピュータ
16にアクセスして、当該設計部品についての最新の原
価データを容易に得ることができる。
【0037】次に、本実施形態の原価データ管理システ
ムにおいて、設計部門の設計者が自己のコンピュータ端
末11の画面上に原価データを表示させる際の操作手順
について説明する。図7は原価データ検索画面の一例を
示す図、図8は検索結果の画面の一例を示す図、図9は
図8の画面上で詳細ボタンを押したときに表示される画
面の一例を示す図である。
【0038】いま、設計者が設計作業中に過去に製造し
た製品Aについて設計部品X2 の原価を知りたいとす
る。この場合、設計者は、まず、図7に示すような原価
データ検索画面を自己のコンピュータ端末11の画面上
に表示させる。この原価データ検索画面には、「製品/
設計部品名」の入力欄と、「検索」のボタンとが設けら
れている。「製品/設計部品名」の欄には、原価を知り
たい製品名又は設計部品名を入力する。ここでは、設計
者は、「製品/設計部品名」の欄に「X2 」と入力した
とする。そして、「検索」のボタンをマウスでクリック
すると、当該コンピュータ端末11は、設計部品X2
ついての原価データを知りたい旨の問い合わせを設計管
理用コンピュータ16に行う。設計管理用コンピュータ
16は、外部記憶装置17のデータベースに記憶されて
いる設計部品X2 の原価データを当該コンピュータ端末
11に送り、当該コンピュータ端末11の画面上には、
図8に示すような検索結果の画面が表示される。
【0039】この検索結果の画面には、当該設計部品X
2 について各工場毎の原価が、材料費、購入費、加工
費、一般管理費の各費目毎に表示されると共に、その合
計額が表示される。図7の例では、第一工場では、設計
部品X2 の原価は400円であり、その内訳は、材料費
が200円、加工費が150円、一般管理費が50円で
ある。また、第二工場では、設計部品X2 の原価は38
0円であり、その内訳は、材料費が190円、加工費が
140円、一般管理費が50円である。設計者は、この
検索結果から、設計部品X2 については第二工場で製造
したときの原価が一番安いことが分かる。尚、この画面
は、工場毎に表示されるようにしてもよい。
【0040】また、検索結果の画面上には、当該設計部
品について対応関係が設定されている場合に、その設定
パターンの内容が表示される。ここでは、設計部品X2
については、図3及び図5に示すように「分割」パター
ンで対応関係が設定されているので、図8に示すよう
に、工場毎の原価欄の右側に、「分割」と表示される。
これにより、設計者は、当該設計部品X2 については設
計変更があったこと及びその内容を容易に知ることがで
きる。
【0041】更に、この検索結果の画面には、図8に示
すように、「詳細」のボタンが設けられている。この
「詳細」のボタンは、図2に示すような製品の構成図に
おいて、当該検索対象である製品又は設計部品を構成す
る設計部品であって、その製品又は設計部品の一つ下の
階層に属する設計部品についての原価データを表示させ
るためのものである。特に、当該検索対象である設計部
品について「分割」というパターンで対応関係が設定さ
れている場合には、その対応関係で特定される各製造部
品についての原価データを表示させる。
【0042】例えば、図8の検索結果の画面上におい
て、設計者がマウスを用いて「詳細」のボタンをクリッ
クすると、当該コンピュータ端末11は、設計部品X2
についての対応関係に記載されている各製造部品ABC
3,ABC4についての原価データを知りたい旨の問い
合わせを設計管理用コンピュータ16に行う。このと
き、設計管理用コンピュータ16は、当該製造部品AB
C3,ABC4についての原価データを管理していない
ので、生産管理システム20に問い合わせを行い、生産
管理システム20から各製造部品ABC3,ABC4の
原価データを受け取る。そして、これらの原価データを
当該コンピュータ端末11に送り、そのコンピュータ端
末11の画面上には、図9に示すような画面が表示され
る。この画面には、各製造部品ABC3,ABC4につ
いて、各工場毎に、製造部品の種類、原価データが表示
される。ここで、「種類」の欄には、当該製造部品につ
いての品目データの内容が記載される。このように、設
計者は、必要に応じて当該設計部品を構成する製造部品
又は設計部品についての原価データを容易に知ることが
できる。
【0043】次に、対応関係として「統合」パターンが
設定されている設計部品についての原価を検索する場合
を説明する。図10は原価データ検索画面の一例を示す
図、図11はその検索結果の画面の一例を示す図であ
る。いま、設計部品「fff」が設計部品「ggg」と
統合され、設計部品「fff」及び設計部品「ggg」
に対応する製造部品が一つの部品「hhh」として製造
されているとする。この場合、設計者が、図10に示す
原価データ検索画面上の「製品/設計部品名」の欄に、
検索対象部品として「fff」を入力し、「検索」のボ
タンをマウスでクリックすると、図11に示すような検
索結果の画面が表示される。このとき、かかる検索結果
の画面上の「製品/設計部品」の欄には、検索対象部品
名「fff」ではなく、実際に原価データを取得した統
合部品名「hhh」が表示される。そして、その統合部
品「hhh」が検索対象部品「fff」と部品「gg
g」とを統合したものであることを示すために、「結合
元部品」の欄に「fff,ggg」が表示される。検索
結果の画面上には、統合部品「hhh」についての各工
場毎の原価が、材料費、購入費、加工費、一般管理費の
各費目毎に表示されると共に、その合計額が表示され
る。また、当該部品については「統合」パターンで対応
関係が設定されているので、工場毎の原価欄の右側に、
「統合」と表示される。尚、この例の場合、図10の原
価データ検索画面上の「製品/設計部品名」の欄に「g
gg」を入力して、検索を行った場合も、図11と同じ
検索結果が得られる。また、図11の検索結果の画面
は、工場毎に表示されるようにしてもよい。
【0044】本実施形態の原価データ管理システムで
は、設計データ中の設計部品と製造データ中の製造部品
との対応関係が定義された関係定義情報を有し、その関
係定義情報に基づいて生産管理システムで管理されてい
る製造部品の原価データから設計部品の原価データを生
成して、設計データ管理システムの外部記憶装置に記憶
しておくことにより、製造データの変更が行われた場合
でも、設計者は設計部品単位の原価データを容易に取得
することができる。尚、本発明は上記の実施形態に限定
されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の
変形が可能である。
【0045】例えば、上記の実施形態では、原価データ
の検索結果の画面には、各工場毎に当該製品又は設計部
品についての原価データを表示する場合について説明し
たが、検索結果の画面には、当該製品又は設計部品につ
いての原価のうち最も安い原価だけを表示させるように
してもよい。この場合、例えば、図7に示す原価データ
検索画面上で「製品/設計部品名」の欄に「A」と入力
し、「検索」ボタンを押すと、図12に示すように、検
索結果の画面には、製品Aについて最も安い原価データ
のみが表示される。そして、「詳細」ボタンを押すと、
図13に示すように、図12の原価データの詳細、すな
わち、製品Aの一つ下の階層に属する各設計部品X,
Y,Z,W,・・・ についての原価データが表示される。
尚、図8、図11のように、「分割」「統合」等のパタ
ーンの表示をするようにしてもよい。
【0046】また、上記の実施形態では、原価データの
検索結果の画面には、製品又は設計部品についての原価
を、材料費、購入費、加工費、一般管理費の四つの費目
に集約した形で表示する場合について説明した。特に、
かかる費目に含まれる詳細な小費目についての原価デー
タを知りたい場合には、各工場に設置されたコンピュー
タ端末で当該小費目についての原価データをも管理する
ことにし、そして、例えば、検索結果の画面上である費
目の金額をマウスでクリックすることにより、当該小費
目についての原価テータを送る旨の問い合わせを生産管
理システムに行うようにしてもよい。
【0047】また、上記の実施形態では、生産管理シス
テムが一定期間経過する度に各設計部品についての原価
データを作成して、設計データ管理システムに送信する
場合について説明した。しかし、例えば、原価データ検
索画面上で「検索」のボタンが押されたときに、設計デ
ータ管理システムが当該製品又は設計部品についての原
価データを送る旨の問い合わせを生産管理システムに行
い、かかる問い合わせを受ける度に、生産管理システム
が原価データを作成して、設計データ管理システムに送
信するようにしてもよい。この場合、生産管理システム
は、当該製品又は設計部品についての原価データと、少
なくとも当該製品又は設計部品の一つ下の階層に属する
設計部品についての原価データとを作成して、設計デー
タ管理システムに送信することが望ましい。
【0048】更に、上記の実施形態では、生産管理シス
テムと設計データ管理システムとをネットワーク接続し
た場合に本発明を適用したが、一つのコンピュータを用
いて本発明の原価データ管理システムを実現するように
してもよい。
【0049】本発明の目的は、上述した実施の形態のシ
ステム及び端末の機能を実現するソフトウエアのプログ
ラムコード(実行形式を含む)を、その全体あるいは一
部を記録した記録媒体により、システムあるいは装置に
供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(又
はCPU、MPU)が記録媒体に格納されたプログラム
コードを読み出して、動作の全部あるいは一部を実行す
ることによっても達成されることは言うまでもない。
【0050】この場合、記録媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本実施の形態の機能を実現すること
となり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本
発明を構成することとなる。
【0051】プログラムコードを供給するための記録媒
体としては、ROM、フロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ
カード等を用いることができる。
【0052】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、本実施の形態の機能が
実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に
基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際
の処理の一部又は全部を行い、その処理によって本実施
の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うま
でもない。
【0053】さらに、記録媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータが接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、そ
の処理によって本実施の形態の機能が実現される場合も
含まれることは言うまでもない。
【0054】加えて、本発明はコンピュータを請求項1
又は請求項4の各手段として機能させるためのプログラ
ムを含むプログラム・プロダクトであってもよい。ま
た、本発明はコンピュータに請求項5の各工程を実行さ
せるためのプログラムを含むプログラム・プロダクトで
あってもよい。ここで、プログラム・プロダクトという
のは、コンピュータ・プログラムだけでなく、プログラ
ムを記録した記録媒体或いはコンピュータを含むもので
ある。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明の原価データ
管理システムによれば、設計部品と製造部品との対応関
係が定義された関係定義情報を有し、その関係定義情報
に基づいて原価データ管理手段で管理されている製造部
品の原価データから設計部品の原価データを生成し、所
定の記憶手段に記憶しておくことにより、製造データの
変更が行われた場合でも、設計者は設計部品単位の原価
データを容易に取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である原価データ管理シス
テムの概略構成図である。
【図2】その原価データ管理システムの設計データ管理
システムで管理されている製品の構成図を説明するため
の図である。
【図3】その原価データ管理システムの生産管理システ
ムで管理されている関係定義情報を説明するための図で
ある。
【図4】その関係定義情報の設定パターンを説明するた
めの図である。
【図5】本実施形態の原価データ管理システムの生産管
理システムで管理されている履歴データを説明するため
の図である。
【図6】その原価データ管理システムにおける各データ
の流れ及び各データの処理内容を説明するための図であ
る。
【図7】原価データ検索画面の一例を示す図である。
【図8】検索結果の画面の一例を示す図である。
【図9】図8の画面上で詳細ボタンを押したときに表示
される画面の一例を示す図である。
【図10】原価データ検索画面の一例を示す図である。
【図11】検索結果の画面の一例を示す図である。
【図12】検索結果の画面の他の例を示す図である。
【図13】図12の画面上で詳細ボタンを押したときに
表示される画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 設計データ管理システム 11 コンピュータ端末 16 設計管理用コンピュータ 17 外部記憶装置 20 生産管理システム 21 コンピュータ端末 22 外部記憶装置 26 生産管理用コンピュータ 27 外部記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大友 愼護 東京都千代田区大手町2丁目6番3号 新 日本製鐵株式会社内 (72)発明者 徳永 幸雄 東京都千代田区大手町2丁目6番3号 新 日本製鐵株式会社内 Fターム(参考) 5B046 CA06 DA01 GA01 HA05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設計対象についての各設計部品の設計デ
    ータを管理する設計データ管理手段と、 設計データに基づいて作成された製造データ中に含まれ
    る各製造部品の原価データを管理する原価データ管理手
    段と、 少なくとも、製造データ中で変更がなされた製造部品に
    ついて当該製造部品とその製造部品に対応する設計デー
    タ中の設計部品との対応関係が定義された関係定義情報
    を記憶する記憶手段と、 前記関係定義情報に基づいて前記原価データ管理手段で
    管理されている製造部品の原価データから設計部品の原
    価データを生成する原価データ生成手段と、 所定の設計部品の原価データを出力する旨の指示を受け
    たときに、前記原価データ生成手段で生成された当該設
    計部品の原価データを出力する出力制御手段と、 を具備することを特徴とする原価データ管理システム。
  2. 【請求項2】 設計部品と製造部品とを1対1、多対1
    又は1対多の関係で対応付けることにより、設計部品と
    製造部品との対応関係を設定する設定手段を備えること
    を特徴とする請求項1記載の原価データ管理システム。
  3. 【請求項3】 前記出力制御手段は、所定の設計部品の
    原価データを出力する旨の指示を受けた場合、当該設計
    部品の原価データを表示手段の画面上に表示すると共
    に、当該設計部品についての対応関係が前記関係定義情
    報に含まれているときに、当該対応関係の内容を前記表
    示手段の画面上に表示することを特徴とする請求項1又
    は2記載の原価データ管理システム。
  4. 【請求項4】 設計対象についての各設計部品の設計デ
    ータを管理する設計データ管理システムと、製造対象に
    ついての各製造部品の製造データ及び各製造部品の原価
    データを管理する生産管理システムとを有し、前記設計
    データ管理システムと前記生産管理システムとがネット
    ワークで接続された原価データ管理システムであって、 前記生産管理システムは、少なくとも、製造データ中で
    変更がなされた製造部品について当該製造部品とその製
    造部品に対応する設計データ中の設計部品との対応関係
    が定義された関係定義情報を記憶する記憶手段と、前記
    関係定義情報に基づいて前記原価データ管理手段で管理
    されている製造部品の原価データから設計部品の原価デ
    ータを生成する原価データ生成手段とを備え、 前記設計データ管理システムは、所定の設計部品の原価
    データを出力する旨の指示を受けたときに、前記原価デ
    ータ生成手段で生成された当該設計部品の原価データを
    出力する出力制御手段を備えることを特徴とする原価デ
    ータ管理システム。
  5. 【請求項5】 設計対象の設計作業が完了したときに、
    当該設計対象についての各設計部品の設計データを記憶
    する第一工程と、 設計データに基づいて作成された製造データ中に含まれ
    る各製造部品の原価データを記憶する第二工程と、 少なくとも、製造データ中で変更がなされた製造部品に
    ついて当該製造部品とその製造部品に対応する設計デー
    タ中の設計部品との対応関係が定義された関係定義情報
    に基づいて、製造部品の原価データから設計部品の原価
    データを生成する第三工程と、 所定の設計部品の原価データを出力する旨の指示を受け
    たときに、当該設計部品の原価データを出力する第四工
    程と、 を備えることを特徴とする原価データ管理方法。
  6. 【請求項6】 請求項1又は請求項4に記載の各手段を
    実行するコンピュータプログラムを格納したことを特徴
    とする記録媒体。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の各工程を実行するコン
    ピュータプログラムを格納したことを特徴とする記録媒
    体。
  8. 【請求項8】 請求項1又は請求項4に記載の各手段と
    してコンピュータを機能させる為のプログラム。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載の各工程をコンピュータ
    に実行させる為のプログラム。
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