JP2000033562A - 終点検出装置、終点検出方法 - Google Patents

終点検出装置、終点検出方法

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JP2000033562A
JP2000033562A JP20535798A JP20535798A JP2000033562A JP 2000033562 A JP2000033562 A JP 2000033562A JP 20535798 A JP20535798 A JP 20535798A JP 20535798 A JP20535798 A JP 20535798A JP 2000033562 A JP2000033562 A JP 2000033562A
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JP20535798A
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Masahiro Horie
正浩 堀江
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Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄膜加工時の終点を確実に検出することが可
能な終点検出装置および終点検出方法を提供する。 【解決手段】 研磨加工などの薄膜加工が所定の程度に
まで進んだ後に、対象物を特定の単一波長(図8におい
ては600nm)の光で照明し、その反射光を受光して
測定反射率を求める。測定された測定反射率と、あらか
じめ求めた加工終了時における基準反射率とが一致し
(両者の差R=0)、かつ、測定時における測定反射率
の時間的変化傾向が加工終了時における基準反射率の時
間的変化傾向と一致(時間微分dR/dt=0)した際
に加工が終点に到達した(t=100)と判断する。こ
のように反射率(実線グラフ)だけでなく、反射率の時
間的変化傾向(点線グラフ)についても考慮して終点を
判定するので、本来の加工終了時点以前の時点(t=8
0)において生じる誤判定を防止し、確実に終点を検出
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、液
晶表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、
光ディスク用基板等の基板(以下「基板」という)上の
薄膜の膜厚を変化させる加工を行うにあたり、その終点
を検出する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイス製造において、高集積化
・微細化を達成するためには、完全平坦化プロセスが必
要とされている。現在、実用レベルとして開発、運用さ
れているものには、CMP(Chemical Mechanical Poli
shing)によるダマシン配線形成技術がある。これは、
酸化膜に溝を形成した後に金属膜を成膜し、金属膜に選
択的に作用する研磨剤を用いて研磨するものである。こ
の技術を用いると、配線形成と平坦化が同時に達成でき
る。
【0003】しかし、このCMP技術が有する問題点の
1つとして、酸化膜表面に本来削られるべきメタルが削
り残されている状態となっている「メタル残膜」による
欠陥に関するものがある。この問題を解決するため、メ
タル残膜による欠陥が存在しないこと、言い換えれば、
薄膜加工が確実にその終点に到達するまで進んだことを
検出することが求められる。
【0004】従来においては、このような加工における
終点を検出するため、単一波長の光に基づく信号強度か
らメタル層除去の終点を検出する方法が知られている。
これは、加工の進展に伴うメタル層の膜厚の変化により
反射率に差が生じることを利用するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単一波
長の光に基づく信号強度を用いて終点を検出する場合、
メタル残膜による欠陥が存在している状態、すなわち、
薄膜加工が終点に到達していない状態であるにもかかわ
らず、終点に到達したとする誤判定などの問題が存在す
る。これは、メタル層の厚さが小さくなると干渉が生
じ、或る厚さにおいてはメタルが存在しない場合と同様
の反射率となってしまうことに起因する。
【0006】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、薄膜
加工時の終点を確実に検出することが可能な終点検出装
置および終点検出方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の終点検出装置は、所定の母材の表
面上に薄膜が形成される対象物につき、前記薄膜の膜厚
変化を伴う加工の終点を検出する終点検出装置であっ
て、前記対象物を照明する照明手段と、前記対象物から
の反射光を受光することにより特定の単一波長における
前記対象物の反射率を測定する反射率測定手段と、前記
対象物についてあらかじめ求めた反射率である基準反射
率と前記測定された反射率である測定反射率とに基づい
て、前記加工が終点に到達したことを示す終点信号を出
力する終点判定手段と、を備え、前記終点判定手段は、
前記測定反射率が加工終了時における前記基準反射率と
一致し、かつ、前記測定反射率の時間的変化傾向が加工
終了時における前記基準反射率の時間的変化傾向と一致
した際に前記終点信号を出力する、ことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の終点検出装置は、請求項
1に記載の終点検出装置において、前記測定反射率の時
間的変化傾向は、前記測定反射率の時間微分の符号で表
現され、前記基準反射率の時間的変化傾向は、前記基準
反射率の時間微分の符号で表現されることを特徴とす
る。
【0009】請求項3に記載の終点検出装置は、所定の
母材の表面上に薄膜が形成される対象物につき、前記薄
膜の膜厚変化を伴う加工の終点を検出する終点検出装置
であって、前記対象物を照明する照明手段と、前記対象
物からの反射光を受光することにより特定の単一波長に
おける前記対象物の反射率を測定する反射率測定手段
と、前記対象物についてあらかじめ求めた反射率である
基準反射率の加工開始前から加工終了時に至るまでの経
時変化の状況と、複数の時点で前記対象物を測定するこ
とによって得られる測定反射率の経時変化の状況との一
致性に基づいて、前記加工が終点に到達したことを示す
終点信号を出力する終点判定手段と、を備えることを特
徴とする。
【0010】請求項4に記載の終点検出装置は、請求項
1ないし請求項3のいずれかに記載の終点検出装置にお
いて、前記対象物についてあらかじめ求めた加工開始前
における分光反射率および加工終了時における分光反射
率に基づいて、当該両反射率の差が所定の基準を満足す
る波長を前記特定の単一波長として選択することを特徴
とする。
【0011】請求項5に記載の終点検出方法は、所定の
母材の表面上に薄膜が形成される対象物につき、前記薄
膜の膜厚変化を伴う加工の終点を検出する終点検出方法
であって、前記対象物を照明し、前記対象物からの反射
光を受光することにより特定の単一波長における前記対
象物の反射率を求める反射率測定工程と、前記対象物に
ついてあらかじめ求めた反射率である基準反射率と前記
測定された反射率である測定反射率とに基づいて、前記
加工が終点に到達したことを示す終点信号を出力する終
点判定工程と、を含み、前記終点判定工程においては、
前記測定反射率が加工終了時における前記基準反射率と
一致し、かつ、前記測定反射率の時間的変化傾向が加工
終了時における前記基準反射率の時間的変化傾向と一致
した際に前記終点信号が出力される、ことを特徴とす
る。
【0012】請求項6に記載の終点検出方法は、請求項
5に記載の終点検出方法において、前記測定反射率の時
間的変化傾向は、前記測定反射率の時間微分の符号で表
現され、前記基準反射率の時間的変化傾向は、前記基準
反射率の時間微分の符号で表現されることを特徴とす
る。
【0013】請求項7に記載の終点検出方法は、所定の
母材の表面上に薄膜が形成される対象物につき、前記薄
膜の膜厚変化を伴う加工の終点を検出する終点検出方法
であって、前記対象物を照明し、前記対象物からの反射
光を受光することにより特定の単一波長における前記対
象物の反射率を求める反射率測定工程と、前記対象物に
ついてあらかじめ求めた反射率である基準反射率の加工
開始前から加工終了時に至るまでの経時変化の状況と、
複数の時点で前記対象物を測定することによって得られ
る測定反射率の経時変化の状況との一致性に基づいて、
前記加工が終点に到達したことを示す終点信号を出力す
る終点判定工程と、を含むことを特徴とする。
【0014】請求項8に記載の終点検出方法は、請求項
5ないし請求項7のいずれかに記載の終点検出方法にお
いて、前記対象物についてあらかじめ求めた加工開始前
における分光反射率および加工終了時における分光反射
率に基づいて、当該両反射率の差が所定の基準を満足す
る波長を前記特定の単一波長として選択する波長選択工
程、をさらに含むことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】<A.装置の概要>図1は、本発
明の実施形態に係る終点検出装置1の構成を示す模式図
である。終点検出装置1は、所定の母材表面上に薄膜が
形成された対象物である試料9の薄膜に対して膜厚変化
を伴う加工を行うにあたり、その加工の終点を検出する
ものである。
【0016】この終点検出装置1は、試料9へ照射され
る照明光11Lを出射する光源部11、光源部11から
の照明光11Lを試料9へと導く照明光学系20a、試
料9からの反射光31Lを所定の受光位置へと導く結像
光学系20b、試料9からの反射光31Lを受光して反
射光強度を表す電気的な信号を生成するフォトダイオー
ド31を備えている。
【0017】光源部11は、複数のレーザダイオード1
1a,11b,11cを有しており、各レーザダイオー
ド11a,11b,11cに応じた特定の単一波長の光
を選択的に出射することが可能である。
【0018】照明光学系20aは、レンズ21a,21
b、光ファイバ22、およびハーフミラー23を有して
おり、光源部11から出射された照明光11Lがレンズ
21a、光ファイバ22、およびレンズ21bを介して
ハーフミラー23に入射し、ハーフミラー23を透過し
た照明光11Lが試料9上に照射されるようになってい
る。
【0019】結像光学系20bは、ハーフミラー23、
ミラー24、およびレンズ25を有しており、試料9か
らの反射光31Lはハーフミラー23、ミラー24、お
よびレンズ25を順に介してフォトダイオード31へと
導かれる。
【0020】なお、レンズ21b、ハーフミラー23、
ミラー24、レンズ25、およびフォトダイオード31
は、検出ヘッド部HDを構成している。
【0021】また、終点検出装置1はさらに信号変換部
32および制御部40を備えている。フォトダイオード
31で生成された電気信号は、信号変換部32におい
て、A/D(アナログ/デジタル)変換された後、さら
に反射率を表す値に変換される。なお、以下では、この
ように測定によって得られた変換後の反射率を「測定反
射率」と称する。そして、制御部40は、この測定反射
率および後述の「基準反射率(測定対象物のモデルとな
る構造についてあらかじめ求めた反射率)」に基づい
て、加工の終点を検出する。
【0022】図2は、制御部40の概略構成を示す図で
ある。制御部40は、図2に示すように、特定波長決定
部42、終点到達条件決定部44、および終点判定部4
6を有する。
【0023】特定波長決定部42は、試料9のモデルと
なる構造についてあらかじめ求めた加工開始時および加
工終了時のそれぞれにおける分光反射率に基づいて、試
料9を照明する光の特定の波長を決定する。また、終点
到達条件決定部44は、測定反射率がどのような条件を
満たすときに終点に到達したと判定するかの条件を決定
する。そして、終点判定部46は、信号変換部32を介
して得られる測定反射率が終点到達条件を満たしている
かどうかを判定し、終点到達条件を満たしている場合
に、終点信号を出力する。
【0024】また、終点検出装置1は、諸条件のキー入
力を行うキーボード、および画像の表示出力を行うディ
スプレイなどのヒューマンインターフェイスを担当する
入出力部50をも備えている。
【0025】なお、上記の制御部40は、この実施の形
態ではコンピュータ・システム(以下、「コンピュー
タ」という。)を利用して構成されており、特定波長決
定部42、終点到達条件決定部44、終点判定部46
は、プログラムを実行することにより動作する形態とな
っている。これらの構成は全てソフトウェア的に構築さ
れていてもよく、全てハードウェア的に構築されていて
もよい。さらには、部分的にのみソフトウェア的に構築
されていてもよい。
【0026】<B.動作の概要>つぎに、終点検出装置
1において、試料9の薄膜に対して膜厚変化を伴う加工
を行うにあたり、その加工の終点を検出する動作につい
て説明する。以下では、具体的に、ダマシン配線形成に
あたり、CMP技術による研磨加工工程における終点を
検出する場合について説明する。
【0027】図3は、ダマシン配線形成の手順の一例を
示す図である。図3(a)に示すような下部層構造F0
上に生成された酸化膜F1に対して、RIE(Reactive
ionetching)などを行うことによって酸化膜F1の表
面に溝部Gが形成され、図3(b)に示すようなパター
ンが生成される。そして、その溝部Gに埋め込むように
してメタル配線層F2が形成される(図3(c))。そ
して、CMP技術によって余分な堆積部分Hが研磨され
て、図3(d)に示す状態になる。このようにして、メ
タル配線F2(G)が形成される。
【0028】以下では、母材(層構造F0+酸化膜F
1)の表面上に薄膜(メタル配線層F2)が形成される
対象物(試料9)につき、薄膜(メタル配線層F2)の
膜厚減少を伴う研磨加工を行って、図3(c)の状態か
ら図3(d)の状態へと移行するにあたって、その研磨
加工の終点を検出する場合を想定する。なお、以下の終
点検出動作は、研磨加工が所定程度進行する毎に、試料
9に対して行われる。そして、メタル残膜F2(I)が
存在する状態(図4参照)、すなわち、研磨加工が終点
に到達していない場合には、再び研磨加工が続行され
る。また、余分な堆積部分Hが完全に除去された状態
(図3(d))、すなわち、研磨加工が終点に達した状
態であることを確認すると研磨加工は終了される。
【0029】<終点検出の原理>実際の動作説明に先立
って、本発明における終点検出の原理について説明す
る。
【0030】図4は、下部の層構造F0が、シリコン基
板F0a上に下層酸化膜F0bおよび下層メタル配線層
F0cが形成される構成である場合の、研磨加工の中間
状態を示す図である。そして、この層構造F0の上に、
SiO2の酸化膜F1とアルミニウムのメタル配線層F2
が形成される。
【0031】図5は、膜厚D2(図3参照)が十分に大
きい場合のアルミニウムの分光反射率を計算で求めたグ
ラフであり、横軸に波長を、縦軸にシリコン基板に対す
る相対反射率をプロットしたものである。そして、これ
は、研磨加工を開始した時(図3(c))の分光反射率
を表している。また図6は、SiO2酸化膜F1の厚さD
1(図3参照)が700nmである場合の分光反射率を
計算で求めたグラフであり、横軸に波長を、縦軸にシリ
コン基板に対する相対反射率をプロットしたものであ
る。この図6は、図3(d)に示すように、位置PAに
おけるメタル配線層F2の膜厚D2=0となり、研磨加
工が終点に到達した時の分光反射率を表す。このよう
に、研磨加工の進行に伴って、分光反射率は、図5の状
態から図6の状態へと変化していく。
【0032】図7は、研磨加工の各中間状態における分
光反射率を表す図であり、アルミニウムのメタル配線層
F2の膜厚D2が、100、20、5、0nmと順次変
化する場合を示す図である。図中においては、各膜厚D
2に対応する分光反射率を、各曲線(区別のために順に
白丸、白三角、×印、黒丸を付している)で表してい
る。
【0033】また図8は、研磨加工の進行に伴って相対
反射率が図5の状態(加工開始前)から図6の状態(加
工終了時)へと経時的に変化する様子を、特定の単一波
長λ(600nm)について表したグラフである。な
お、横軸には実加工時間tを、縦軸には研磨終了時の相
対反射率との差R、すなわち、実加工時間tにおける相
対反射率から研磨終了時(膜厚D2=0)の相対反射率
を差し引いた値Rをプロットしている。
【0034】この相対反射率の差Rは、時間の経過とと
もに変化し、研磨終了時(t=100)においてゼロと
なる。しかしながら、この本来の研磨終了時(t=10
0)の以前においても相対反射率の差Rがゼロとなる時
点が存在する。たとえば、600nmの波長の光に対し
て、相対反射率の差Rは、時間の経過とともに減少し、
時間t=80において、一旦ゼロとなる。しかしなが
ら、これは、図7に示すように、波長600nmに対し
て、D2=20nmの場合の相対反射率とD2=0nm
の場合の相対反射率とが一致していることに対応し、こ
の時点(t=80)での実際の膜厚は、0nmではな
く、20nmである。そして、さらに(研磨加工が進ん
で)時間が経過すると、相対反射率の差Rは、マイナス
の値となった後に増加して、再びゼロとなる。この再び
ゼロになった点が、本来の終点である。
【0035】したがって、このような場合、単一波長λ
に対する相対反射率のみで終点を判定すると、終点には
未だ到達していないにもかかわらず(たとえばt=80
において)終点として判定してしまうことが起こり得
る。
【0036】そこで、本実施形態においては、以下に説
明するように反射率の時間的変化傾向をも考慮すること
により、確実に終点を判定する。
【0037】図8においては、反射率の差Rの微分値
(時間変化率)dR/dtを点線で表示している。この
微分値dR/dtは、研磨加工開始後、加工の進展に伴
ってt=40から負の値を取りつつ減少してt=80に
おいては負の値であるが、その後増加してt=96にお
いてゼロとなった後、t=100においては正の値とな
る。これは、反射率の差Rが、研磨加工開始後、加工の
進展に伴ってt=40から減少してt=80において一
旦ゼロになり、その後t=96において増加に転じて、
t=100において、再びゼロになることに対応してい
る。
【0038】このように、反射率の差Rがゼロとなるt
=80およびt=100の2つの点において、微分値d
R/dtは、それぞれ、負および正の異なる符号とな
る。この場合には、t=80(すなわち、差Rはゼロで
あるが、微分値dR/dtの値が負である時点)を終点
として誤判定することがなく、t=100(すなわち、
差Rがゼロであり、かつ、微分値dR/dtの値が正で
ある点)を終点として確実に判定することが可能であ
る。
【0039】このように、この微分値dR/dtの符号
の違いをさらに考慮することによって、研磨加工が終点
に到達したかどうかを確実に判定することができる。
【0040】ところで、上記における特定の単一波長λ
としては、加工の進行に伴う相対反射率の差が大きくな
るものを選択することが好ましい。これについて、図9
を参照して説明する。図9は、研磨加工の開始時点(図
5)と終了時点(図6)との間の相対反射率の差(変化
量)を各波長について表すグラフである。図9に示すよ
うに、475nmと600nm付近において、ピークを
有するグラフとなっており、これら2つの波長において
最も大きな変化量を有している。したがって、このよう
なピーク近傍の波長(たとえば475nmおよび600
nm)を特定の単一波長λとして選択することができ
る。あるいは、各ピークの半値巾に収まる範囲内の波長
を特定の単一波長λとして選択することも可能である。
このような基準を満足する波長を用いることにより、フ
ォトダイオード31で生成される信号は経時的に大きな
コントラストを生じ得る。
【0041】<終点検出装置1の終点検出動作>図10
は、終点検出の処理手順を示すフローチャートである。
図10を参照しながら、終点検出装置1における実際の
終点検出動作について説明する。
【0042】まず、ステップSP10において、試料9
の膜構造および各層の光学定数などを入力する。具体的
には、図3における母材(層構造F0+酸化膜F1)の
表面上に薄膜(メタル配線層F2)が形成されるという
膜構造について、各層の光学定数を入力し、対象物であ
る試料9の膜構造のモデルを構築する。
【0043】ステップSP20においては、ステップS
P10において入力された情報に基づいて、以下の動作
で使用する照明光の特定の単一波長λを決定する。な
お、この特定の単一波長λとしては、上述したように、
加工の進行に伴う相対反射率の差が大きくなるものを用
いることが好ましい。
【0044】そのような値を設定するため、(1)ステ
ップSP10において入力された情報に基づいて、対象
物のモデルとなる構造についてあらかじめ加工開始時の
分光反射率(図5)と加工終了時の分光反射率(図6)
とを計算で求めておき、(2)加工開始および終了時の
両反射率の差(図9)が大きくなる波長を特定の単一波
長λとして決定する、という手順にしたがう。このよう
な手順に従って、ここでは、600nmの波長を特定の
単一波長λとして決定する。
【0045】この波長λの光で照明して反射率を測定す
ることによって、加工が終点に到達したかどうかを判定
するのであるが、それらに先立って、測定反射率がどの
ような条件を満たすときに終点に到達したと判定するか
の条件である終点到達条件を決定する(ステップSP3
0)。ここでは、次の2つの条件を終点到達条件とす
る。
【0046】まず、1つめの条件は、測定時点における
測定反射率Rmが加工終了時の基準反射率Reと一致す
ることである。図8における差Rについては、R=Rm
−Reが成り立つので、1つめの条件は、差Rがゼロに
なることとも表現できる。
【0047】また、2つめの条件は、測定時における測
定反射率Rmの時間的変化傾向が加工終了時における基
準反射率Reの時間的変化傾向と一致することである。
具体的には、対象物のモデルとなる構造につき、波長λ
に対する反射率を以下の場合について求める。すなわ
ち、加工終了時(膜厚D2=0nm)の反射率Reと加
工終了直前(たとえば膜厚D2=10nm)の反射率R
epとを求める。そして、両反射率の差ΔRe=(Re
−Rep)を求め、その符号をSe=SIGN(ΔR
e)として、加工終了時の基準反射率の時間微分の符号
として記憶しておく。なお、直接反射率の関数を微分す
ることによって、終了時の反射率の微分値を求めて、そ
の符号を得ることも可能である。そして、測定時の測定
反射率Rmの時間微分の符号Smが、加工終了時の基準
反射率の時間微分の符号Seに一致することが2つめの
条件である。なお、図8の場合には、符号Seは正
(+)である。
【0048】上記の2つの条件(値Reおよび符号Se
に関する条件)の両方の条件を満たすことが終点到達条
件である。すなわち、以下で求める試料9に対する測定
反射率Rmが値Reに一致し、かつ、試料9に対する測
定反射率Rmの時間微分の符号Smが符号Seに一致す
るときに、加工が終点に到達したと判定する。
【0049】ここで、上述したように、測定値Rmが値
Reに一致したことのみを条件とすると、図8におい
て、Rm=Reとなるt=80の時点(膜厚D2=20
nm)を終点として誤判定することが起こり得ることに
注意が必要である。しかしながら、本実施形態において
は、さらに反射率の時間微分の符号に関する条件(上記
の2つめの条件)をもう1つの条件として加えて判定す
ることにより、t=80の時を終点として誤判定するこ
とを防止できる。なぜなら、Rm=Reとなるt=10
0の時点における測定反射率Rmの時間微分の符号Sm
は正(+)となり符号Seの正(+)と一致するという
(1つめの)条件を満足する一方で、t=80の時点に
おける測定反射率Rmの時間微分の符号Smは負(−)
となり符号Seの正(+)と一致するという(2つめ
の)条件を満足しないからである。したがって、t=1
00における本来の終点のみを終点として確実に検出す
ることができる。
【0050】以上のような準備工程が終了したのち、実
際の試料9に対して反射率測定を行う。特定の単一波長
λの光で試料9を照明し、位置PAにおける反射率を測
定する(ステップSP40)。具体的には、600nm
の波長λの光のみを出射するレーザダイオードを選択し
て、この特定の単一波長λの光で対象物を照明して、対
象物である試料9の位置PAにおける反射光をフォトダ
イオード31において受光して、信号変換部32で変換
することなどにより測定反射率Rmを得る。
【0051】そして、測定された反射率(測定反射率)
Rmに基づいて、次のように加工の終点を判定する。
【0052】まず、測定時点における反射率の時間微分
の符号を求める。そのため、現時点における測定反射率
Rmから直前の測定時点における測定反射率Rmpを差
し引いた値ΔRm=(Rm−Rmp)を求め、その符号
をSm=SIGN(ΔRm)として、測定時の反射率の
時間微分の符号とする。なお、測定時点間隔は、短い方
が好ましい。
【0053】ここで、上記で求めた終点到達条件を満足
するとき、すなわち、試料9に対する測定反射率Rmが
値Reに一致し、かつ、試料9に対する測定反射率Rm
の時間微分の符号Smが符号Se(+)に一致するとき
に、研磨加工が終点に到達したと判定される。この判定
は終点判定部46によって行われ、終点に到達と判定さ
れると、終点信号を出力する(ステップSP60)。
【0054】一方、終点到達条件を満足しないときは、
研磨加工を続行したのち、再度、ステップSP40およ
びステップSP50を行う。そして、一定程度にまで加
工が進んだ後においては、終点信号が出力される状態と
なる。この時点で、加工を終了することにより、試料9
上の位置PAにおいてメタル残膜による欠陥が確実に存
在しないように、図3(d)に対応する状態に加工する
ことが可能になる。
【0055】なお、上記において、反射率(測定反射
率、基準反射率)の時間微分の符号は、各時刻における
各反射率の時間的変化傾向を示すものである。また、時
間的変化傾向が一致したと判断するためには、上記のよ
うに時間微分の符号が一致すれば十分であり、時間微分
の値そのものが一致する必要はない。
【0056】<C.その他>上記実施形態においては、
加工の終点の判定にあたって、測定時の測定反射率Rm
が加工終了時の基準反射率Reに一致し、かつ測定時の
測定反射率の時間的変化傾向(たとえば微分値の符号S
m)が加工終了時の基準反射率の時間的変化傾向(たと
えば微分値の符号Se)と一致した点を終点として判定
していたが、これに限定されない。対象物のモデルとな
る構造についてあらかじめ求めた反射率である基準反射
率の加工開始前から加工終了時に至るまでの経時変化状
況と同様の特徴を有する変化を、複数の時点において求
めた測定反射率が辿ることを確認することによって終点
を判定することも可能である。たとえば、図8におい
て、所定の測定時点における測定反射率Rmが一旦加工
終了時の基準反射率Reに一致した(すなわち差Rがゼ
ロになった)ことを記憶しておいて、その後の測定時点
において、再び測定反射率Rmが加工終了時の基準反射
率Reに一致した(すなわち差Rがゼロになった)とき
に終点に到達したとして判定することも可能である。な
お、図11は、このような変形例の終点検出の処理手順
を示すフローチャートである。上記実施形態の場合のフ
ローチャート(図10)と比較すると、ステップSP3
0’(図11)が変更されている。ステップSP30’
においては、「反射率」に加えて、「反射率の反転回
数」を条件として設定している。ここで、「反転回数」
とは、各測定時の測定反射率Rmと加工終了時の基準反
射率Reとの大小関係が経時的な変化の中で反転した回
数である。図8の場合には、この反転回数が1であり、
かつ、反射率についてRm=Reであるとき(t=10
0)を終点として検出することができる。なお、t=8
0においては、反射率についてはRm=Reとなるもの
の、反転回数は未だ0であるので、この時点における誤
検出を防止することができる。
【0057】また、上記実施形態においては、複数の特
定の波長を選択するにあたって、加工開始前の分光反射
率(図5)と加工終了時の分光反射率(図6)とを計算
によって求めていたが、実測によっても求めることがで
きる。たとえば、全くメタル残膜が存在しない理想的な
基準試料をあらかじめ準備し、その理想的な基準試料に
対して、図6に対応する分光反射率を実測により求め
て、適当な特定の波長を選択することが可能である。そ
の後、上記実施形態と同様、測定対象である試料9に対
して終点検出動作を行うことが可能である。計算および
実測のいずれの場合も、実際の測定対象物である試料9
の構造に対応するモデルについての分光反射率から特定
の単一波長を定めていることになる。
【0058】さらに、上記実施形態においては、特定の
単一波長をレーザダイオードが出射していたが、これに
限定されない。たとえば、白色光源などの複数の波長を
含んだ光源から出射された光をバンドパスフィルタを通
過させて、そのバンドパスフィルタを通過する特定の単
一波長の光で対象物を照明することも可能である。ま
た、光源と試料9との間ではなく、試料9とフォトダイ
オード31との間の光路中にバンドパスフィルタを配設
し、特定の単一波長の光のみをフォトダイオード31で
受光しても良い。
【0059】上記実施形態においては、試料9上の所定
の位置(たとえば位置PA)に対して反射率を測定する
ことによってその位置において終点に到達した時点を加
工終了時点としていたが、これに限定されず、試料9上
の複数の所定の位置のそれぞれに対して、本発明を適用
し、全ての位置において終点に到達した時点を加工終了
時点とすることもできる。
【0060】また、上記実施形態では、研磨工程を例示
して説明したが、これに限定されず、エッチング工程な
どの他の加工工程における終点検出にも本発明を適用す
ることができる。また、研磨工程およびエッチング工程
などの膜厚が単純に減少する加工工程に限定されるもの
でもなく、成膜工程などの膜厚が単純に増加する工程に
おいても、本発明を適用してその加工終点を検出するこ
とが可能である。なお、その場合には、膜厚が所定の値
にまで増加したことを終点として検出する。このよう
に、膜厚を単純に増加および単純に減少、すなわち単純
変化させる場合に本発明を適用することが可能である。
【0061】
【発明の効果】以上のように、請求項1,2に記載の終
点検出装置および請求項5,6に記載の終点検出方法に
よれば、所定の母材の表面上に薄膜が形成される対象物
につき、薄膜の膜厚変化を伴う加工の終点を検出するに
あたって、特定の単一波長の光によって対象物の反射率
を測定し、測定反射率が加工終了時における基準反射率
と一致し、かつ、測定時における測定反射率の時間的変
化傾向が加工終了時における基準反射率の時間的変化傾
向と一致した際に前記終点信号を出力する。したがっ
て、測定反射率のみに基づいて終点検出を行う場合に生
じる誤検出を防止して、確実に終点検出を行うことが可
能である。
【0062】請求項3に記載の終点検出装置および請求
項7に記載の終点検出方法によれば、所定の母材の表面
上に薄膜が形成される対象物につき、薄膜の膜厚変化を
伴う加工の終点を検出するにあたって、特定の単一波長
の光によって対象物の反射率を測定し、対象物について
あらかじめ求めた反射率である基準反射率の加工開始前
から加工終了時に至るまでの経時変化の状況と、複数の
時点で対象物を測定することによって得られる測定反射
率の経時変化の状況との一致性に基づいて、加工が終点
に到達したことを示す終点信号を出力する。したがっ
て、測定反射率のみに基づいて終点検出を行う場合に生
じる誤検出を防止して、確実に終点検出を行うことが可
能である。
【0063】請求項4に記載の終点検出装置および請求
項8に記載の終点検出方法によれば、対象物についてあ
らかじめ求めた加工開始前における分光反射率および加
工終了時における分光反射率に基づいて、両反射率の差
が所定の基準を満足する波長を特定の単一波長として選
択する。したがって、コントラストが大きな信号を得る
ことができるので、終点検出を高い精度で行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る終点検出装置1の概略
構成を表す図である。
【図2】制御部40の概略構成を示す図である。
【図3】ダマシン配線形成の手順の一例を示す図であ
る。
【図4】図3の下部の層構造F0を詳細に表示した層構
造を表す図である。
【図5】研磨加工開始時の分光反射率を表すグラフであ
る。
【図6】研磨加工終了時の分光反射率を表すグラフであ
る。
【図7】研磨加工の各中間状態における分光反射率を表
す図である。
【図8】波長600nmに対する相対反射率の研磨加工
中における経時変化を表したグラフである。
【図9】研磨加工の開始時点と終了時点との間の相対反
射率の差(変化量)を表すグラフである。
【図10】終点検出の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図11】変形例に係る終点検出の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 終点検出装置 9 試料 11 光源部 11a,11b,11c レーザダイオード 22 波長選択機構 31 フォトダイオード31 40 制御部 F0 層構造 F1 酸化膜 F2 メタル酸化膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA30 BB17 CC17 CC31 DD03 FF41 GG02 GG06 GG22 HH04 JJ18 LL04 LL12 LL22 QQ03 QQ30 RR06 SS03 SS13 3C058 AA07 AC02 BA01 CB01 DA17 4M106 AA01 AA09 BA04 CA19 CA48 CA57 DH12 DJ13 DJ17 DJ20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の母材の表面上に薄膜が形成される
    対象物につき、前記薄膜の膜厚変化を伴う加工の終点を
    検出する終点検出装置であって、 前記対象物を照明する照明手段と、 前記対象物からの反射光を受光することにより特定の単
    一波長における前記対象物の反射率を測定する反射率測
    定手段と、 前記対象物についてあらかじめ求めた反射率である基準
    反射率と前記測定された反射率である測定反射率とに基
    づいて、前記加工が終点に到達したことを示す終点信号
    を出力する終点判定手段と、を備え、 前記終点判定手段は、前記測定反射率が加工終了時にお
    ける前記基準反射率と一致し、かつ、前記測定反射率の
    時間的変化傾向が加工終了時における前記基準反射率の
    時間的変化傾向と一致した際に前記終点信号を出力す
    る、ことを特徴とする終点検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の終点検出装置におい
    て、 前記測定反射率の時間的変化傾向は、前記測定反射率の
    時間微分の符号で表現され、前記基準反射率の時間的変
    化傾向は、前記基準反射率の時間微分の符号で表現され
    ることを特徴とする終点検出装置。
  3. 【請求項3】 所定の母材の表面上に薄膜が形成される
    対象物につき、前記薄膜の膜厚変化を伴う加工の終点を
    検出する終点検出装置であって、 前記対象物を照明する照明手段と、 前記対象物からの反射光を受光することにより特定の単
    一波長における前記対象物の反射率を測定する反射率測
    定手段と、 前記対象物についてあらかじめ求めた反射率である基準
    反射率の加工開始前から加工終了時に至るまでの経時変
    化の状況と、複数の時点で前記対象物を測定することに
    よって得られる測定反射率の経時変化の状況との一致性
    に基づいて、前記加工が終点に到達したことを示す終点
    信号を出力する終点判定手段と、を備えることを特徴と
    する終点検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の終点検出装置において、 前記対象物についてあらかじめ求めた加工開始前におけ
    る分光反射率および加工終了時における分光反射率に基
    づいて、当該両反射率の差が所定の基準を満足する波長
    を前記特定の単一波長として選択することを特徴とする
    終点検出装置。
  5. 【請求項5】 所定の母材の表面上に薄膜が形成される
    対象物につき、前記薄膜の膜厚変化を伴う加工の終点を
    検出する終点検出方法であって、 前記対象物を照明し、前記対象物からの反射光を受光す
    ることにより特定の単一波長における前記対象物の反射
    率を求める反射率測定工程と、 前記対象物についてあらかじめ求めた反射率である基準
    反射率と前記測定された反射率である測定反射率とに基
    づいて、前記加工が終点に到達したことを示す終点信号
    を出力する終点判定工程と、を含み、 前記終点判定工程においては、前記測定反射率が加工終
    了時における前記基準反射率と一致し、かつ、前記測定
    反射率の時間的変化傾向が加工終了時における前記基準
    反射率の時間的変化傾向と一致した際に前記終点信号が
    出力される、ことを特徴とする終点検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の終点検出方法におい
    て、 前記測定反射率の時間的変化傾向は、前記測定反射率の
    時間微分の符号で表現され、前記基準反射率の時間的変
    化傾向は、前記基準反射率の時間微分の符号で表現され
    ることを特徴とする終点検出方法。
  7. 【請求項7】 所定の母材の表面上に薄膜が形成される
    対象物につき、前記薄膜の膜厚変化を伴う加工の終点を
    検出する終点検出方法であって、 前記対象物を照明し、前記対象物からの反射光を受光す
    ることにより特定の単一波長における前記対象物の反射
    率を求める反射率測定工程と、 前記対象物についてあらかじめ求めた反射率である基準
    反射率の加工開始前から加工終了時に至るまでの経時変
    化の状況と、複数の時点で前記対象物を測定することに
    よって得られる測定反射率の経時変化の状況との一致性
    に基づいて、前記加工が終点に到達したことを示す終点
    信号を出力する終点判定工程と、を含むことを特徴とす
    る終点検出方法。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし請求項7のいずれかに記
    載の終点検出方法において、 前記対象物についてあらかじめ求めた加工開始前におけ
    る分光反射率および加工終了時における分光反射率に基
    づいて、当該両反射率の差が所定の基準を満足する波長
    を前記特定の単一波長として選択する波長選択工程、を
    さらに含むことを特徴とする終点検出方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002031523A (ja) * 2000-05-10 2002-01-31 Rigaku Corp 薄膜測定装置、薄膜測定方法、および薄膜形成システム
WO2003049166A1 (fr) * 2001-12-03 2003-06-12 Nikon Corporation Procede et appareil pour mesurer l'etat d'une couche de film, dispositif de polissage et procede de fabrication de dispositif semi-conducteur

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