JP2002025883A - パターン形成方法 - Google Patents
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Abstract
と共に、チップの現像終点を精度良く求めることがで
き、寸法精度及び歩留まりの向上をはかる。 【解決手段】 ウェハ20上のレジストにデバイスパタ
ーンを露光した後、現像によりレジストにデバイスパタ
ーンを形成するパターン形成方法において、デバイスパ
ターンの露光時に、各々のチップ毎にデバイス領域21
と共にモニタ領域23を露光し、デバイスパターンの露
光の後で現像の前に、ウェハ20内で露光時のフォーカ
ス条件が設定値に近く、且つ露光量が平均的な値となっ
ているチップを抽出し、レジストの現像時に、抽出し
たチップ内に配置されたモニタ領域23に光を照射
し、モニタ領域23の反射光強度変化に基づいてデバイ
スパターンが所望寸法に仕上がる現像停止時間を予測
し、予測された現像停止時間にウェハ20上に現像停止
液を供給して現像を停止させる。
Description
するための光リソグラフィーにおいて、被処理基板上に
レジストパターンを形成するためのパターン形成方法に
係わり、特にレジストの現像時にモニタ領域をモニタし
ながら現像終点を判定するパターン形成方法に関する。
方法として、特開平10−300428号公報のよう
に、現像時にデバイスパターンとは別に設けたモニタ領
域のモニタ結果から現像時間を制御する方法がある。こ
の手法では、ウェハの特定のチップに配置されたモニタ
領域をモニタするため、モニタしているチップが何らか
の原因で特異的な条件となっている場合には、モニタし
ているチップの寸法は所望値に仕上がるが、ウェハの平
均的な寸法は大きくずれてしまうという問題があった。
現像前の潜像をモニタし、平均的なチップを抽出し、そ
のチップのモニタパターンを現像中にモニタし、最適な
現像時間で現像を終了させるという方法を既に提案して
いる(特願平11−273212号)。しかし、この手
法では、下地の膜厚が変動する場合には十分な精度が得
られない。また、潜像の変化量としてモニタしているた
め、モニタ領域がフォーカス変動の影響を受けるような
パターンである場合(例えば、デバイスパターンそのも
の)、露光量とフォーカスが共に変動すると、代表的な
チップを精度良く求めることができなかった。
中にモニタリングできる方法として、特許番号2818
689号がある。この手法では、強度変化の極値など、
特異的な点から最終的に現像時間を求めたり、露光量を
求めたりしている。しかし、近年ではパターンサイズの
微細化に伴い、パターンの強度変化の特異点が露光量だ
けでなくフォーカスの変動によっても変わってくるた
め、特異点という1つの情報から最適な現像時間を求め
ることができなくなっている。
イスパターンとは別に設けたモニタ領域のモニタ結果か
ら現像時間を制御する方法では、モニタしているチップ
が何らかの原因で特異的な条件となっている場合には、
ウェハの平均的な寸法は大きくずれてしまうという問題
があった。また、潜像をモニタして平均的なチップを抽
出する方法では、下地の膜厚が変動する場合に十分な精
度が得られない。さらに、モニタ領域がフォーカス変動
の影響を受けるようなパターンの場合は、露光量とフォ
ーカスが共に変動すると、代表的なチップを精度良く求
めることができない問題があった。また、パターンサイ
ズの微細化に伴い、パターンの反射光強度変化の特異点
という1つの情報から最適な現像時間を求めることがで
きなくなっている。
ので、その目的とするところは、ウェハ上の代表的なチ
ップを精度良く求めることができ、且つ該チップの現像
終点を精度良く求めることができ、寸法精度及び歩留ま
りの向上をはかり得るパターン形成方法を提供すること
にある。
するために本発明は次のような構成を採用している。
デバイスパターンを露光した後、現像によりレジストに
デバイスパターンを形成するパターン形成方法におい
て、前記デバイスパターンの露光時に、各々のチップ毎
にデバイス領域と共にモニタ領域を露光する工程と、前
記デバイスパターンの露光の後で現像の前に、前記基板
内で露光時のフォーカス条件が設定値以内で、且つ露光
量が平均的な値となっているチップを抽出する工程と、
前記レジストの現像時に、前記抽出したチップ内に配置
された前記モニタ領域に光を照射し、該モニタ領域の反
射光強度変化に基づいてデバイスパターンが所望寸法に
仕上がる現像停止時間を予測する工程と、前記予測され
た現像停止時間に前記基板上に現像停止液を供給し、現
像を停止させる工程とを含むことを特徴とする。
デバイスパターンを露光した後、現像によりレジストに
デバイスパターンを形成するパターン形成方法におい
て、前記デバイスパターンの露光時に、デバイス領域と
共にモニタ領域を露光する工程と、前記レジストの現像
時に、前記モニタ領域に複数の波長の光を照射し、該モ
ニタ領域から反射される反射光強度の波長分散に基づい
てデバイスパターンが所望寸法に仕上がる現像停止時間
を予測する工程と、前記予測された現像停止時間に前記
基板上に現像停止液を供給し、現像を停止させる工程と
を含むことを特徴とする。
デバイスパターンを露光した後、現像によりレジストに
デバイスパターンを形成するパターン形成方法におい
て、前記デバイスパターンの露光時に、デバイス領域と
共にモニタ領域を露光する工程と、前記レジストの現像
時に、前記モニタ領域に複数の波長の光を照射し、該モ
ニタ領域から反射される反射光の強度変化を位相変化に
変換し、変換した位相に基づいてデバイスパターンが所
望寸法に仕上がる現像停止時間を予測する工程と、前記
予測された現像停止時間に前記基板上に現像停止液を供
給し、現像を停止させる工程とを含むことを特徴とす
る。
は次のものがあげられる。
中のメモリセル領域であること。
ング時の平坦度の情報を基にチップ内で平均的な平坦度
を示す位置に配置されていること。
のレベリング時の平坦度の情報を基に、モニタ領域のフ
ォーカス値と設定フォーカス値のずれを読み取り、ずれ
の値が所定値以下であるチップを抽出すること。
プに対して、モニタ領域の反射光強度を複数の波長に対
して測定した結果を基に、平均的な条件となっているチ
ップを抽出すること。
プに対して、モニタ領域の潜像深さを測定した結果を基
に、平均的な条件となっているチップを抽出すること。
ニタ領域に複数の波長の光を照射し、該モニタ領域から
反射される反射光の強度変化の特異点となる時間から現
像停止時間を予測すること。
ニタ領域に複数の波長の光を照射し、該モニタ領域から
反射される反射光の強度変化の特異点となる時間と、露
光装置から得られるモニタ領域のフォーカス値とから現
像停止時間を予測すること。
ニタ領域に複数の波長の光を照射し、該モニタ領域から
反射される反射光の強度変化の特定時間における反射率
から現像停止時間を予測すること。
ニタ領域に複数の波長の光を照射し、該モニタ領域から
反射される反射光の強度変化の特定時間における反射率
と、露光装置から得られるモニタ領域のフォーカス値と
から現像停止時間を予測すること。
ニタ領域に複数の波長の光を照射し、該モニタ領域から
反射される反射光の強度変化の特定時間における反射率
と、反射光の強度変化の特異点となる時間とから現像停
止時間を予測すること。
度変化の特定時間と反射光の強度変化の特異点となる時
間は、現像時において別の時間帯に設定されているこ
と。
ニタ領域に複数の波長の光を照射し、該モニタ領域から
反射される反射光の強度変化を位相変化に変換し、位相
が所望値になった時を現像停止時間とすること。
ニタ領域に複数の波長の光を照射し、該モニタ領域から
反射される反射光の強度変化を位相変化に変換し、特定
時間の位相から現像停止時間を予測すること。
ニタ領域に複数の波長の光を照射し、該モニタ領域から
反射される反射光の強度変化を位相変化に変換し、複数
の時間の位相から現像停止時間を予測すること。
ニタ領域に複数の波長の光を照射し、該モニタ領域から
反射される反射光の強度変化を位相変化に変換し、特定
時間の位相と位相0になる時間とから現像停止時間を予
測すること。
レジストパターンのモニタ領域の位置を検出するパター
ン位置検出方法において、パターン位置検出の基準情報
として、既に加工されている下層パターンの配置情報を
用い、下層パターンの位置検出結果と、現在加工してい
るレジストパターンのモニタ領域と下層パターンの位置
関係を基に、レジストパターンのモニタ領域の位置を検
出することを特徴とする。
微細化に伴い、ウェハ間でも精密な寸法制御が必要とな
っている。本発明では、ウェハ間の寸法のばらつきを低
減させるためにモニタ領域からの反射光強度を測定した
結果から現像時間の制御を行うことに加え、次の3つの
点を特徴とする。
モニタするのを避けるために、現像工程の前にウェハの
中で代表的な条件で処理されているチップを抽出する。
このとき、チップによってフォーカスが変動している可
能性が大きい場合には、露光装置でのフォーカス情報を
基に、フォーカスが設定量に近いチップを抽出する。そ
の後、抽出したチップの中から、露光量条件が平均的な
チップを抽出する。この場合は、例えばモニタ領域から
反射光強度を多波長にわたって測定し、潜像深さを複数
チップに対して計測することで平均的な条件で処理され
ているチップを抽出する。次に、抽出したチップのモニ
タ領域からの反射光強度測定を行い、現像時間の制御を
行う。これにより、ウェハ間の寸法ばらつきを抑制する
ことができ、寸法精度及び歩留まりの向上をはかること
が可能となる。
タ領域に複数の波長の光を照射し、該モニタ領域の反射
光強度変化に基づいてデバイスパターンが所望寸法に仕
上がる現像停止時間を予測する。即ち、モニタ領域から
の反射光強度を多波長にわたって測定した結果から現像
時間の制御を行う。このように多波長での測定を行うこ
とにより、それぞれの計測の精度を向上させることが可
能となる。
タ領域に複数の波長の光を照射し、該モニタ領域から反
射される反射光の強度変化を位相変化に変換し、変換し
た位相に基づいてデバイスパターンが所望寸法に仕上が
る現像停止時間を予測する。即ち、反射光の強度変化で
はなく位相に注目することにより、現像停止時間を波長
に依存しない一般的な量として表すことができる。この
場合は、複雑な処理がなくなり解析を簡略化することが
可能となる。
形態によって説明する。
像装置を示す概略構成図である。実際のリソグラフィー
工程では、レジスト,反射防止膜の下層には酸化膜など
の膜構造があるが、本実施形態では説明を簡便に説明す
るために、下層がSiの場合を示す。従って、ウェハは
非常に平坦な状態にあるため、ウェハの中心に近いチッ
プはほぼ露光装置で設定したフォーカス量で露光されて
いる。
スを行うのに必要なユニットの他に、モニタを行うため
のモニタヘッド11が配置されている。モニタヘッド1
1には、プローブ光の光源12(400〜800nmの
波長範囲での測定を行うため、この範囲でブロードな波
長分散を持つ光源が望ましい)としてのハロゲンランプ
から光を導入するファイバー13が接続されていて、モ
ニタヘッド11中のレンズにより、ウェハ20を照明で
きるようになっている。
11の中でハーフミラーによりCCDカメラ31と分光
器32の2つに分かれるようになっている。この分かれ
た光のうち、CCDカメラ31に結像される光は、画像
解析部33により解析されて位置検出に用いられる。ま
た、分光器32に導入される光は、強度解析部34によ
り解析されて反射光強度の波長分散を求めるために用い
られる。
ップ内に配置されたモニタ領域をモニタできるように、
制御部35からの信号でウェハ20上をXY方向に走査
可能となっており、マスクのレイアウト及び露光のショ
ットマップを基に特定のチップのモニタ領域が検出でき
る位置に移動される。そして、CCDカメラ31により
画像を取得して画像解析部33に画像を送り、分光器3
2で測定する領域がモニタ領域(メモリセル領域)と一
致しているかを判断し、一致していなければ、モニタヘ
ッド11を移動させて一致するようにする。
基準画像素としては、現在加工しているレイヤーのレジ
ストの潜像を選ぶことができるが、潜像はコントラスト
が低いため、これを基準画像とするとパターンマッチン
グの精度が落ちたり、パターンマッチングができない可
能性がある。このような場合には、既に加工されている
レジストの下層パターンの配置情報をパターン位置検出
の基準情報として選ぶことも可能である。この場合は、
下層のパターンのどの場所に上層のレジストパターンの
モニタ領域が配置されているかという情報と、下層のパ
ターンの配置情報を基準情報としたパターンマッチング
の結果から、レジストパターンのモニタ領域の位置を検
出する。
辺にマーク領域22が配置され、その内側のデバイス領
域21内に複数のメモリセル領域23(200nmのL
/Sパターン)が配置されている。モニタ領域は、デバ
イス領域21のメモリセル領域23である。
現像前の潜像のモニタリング、現像中の潜像のモニタリ
ングを行うと共に、モニタ領域の反射光強度の波長分散
を計測する。
スを、図2に示す。まず、現像ユニット10にウェハ2
0が搬送される(ステップS1)と、ノッチの位置を検
出し、ウェハ20の回転方向の位置調整を行う(ステッ
プS2)。その後、露光時のショットマップ及び露光マ
スクのレイアウトを基に、特定のチップ(i)のモニタ
領域にモニタヘッド11が移動する(ステップS3)。
ここでは、図4に示すように中心付近の9つのチップを
モニタすることになっているが、露光の時点で、フォー
カスがずれているチップをモニタすると、代表的なチッ
プを抽出する精度が低下する。そこで、露光装置からの
情報を基に、フォーカス条件がずれているチップをモニ
タの対象から除去する(ステップS4)。
ップを露光していくときに、露光装置はレベリングを行
いながら、フォーカス値を設定している。つまり、ウェ
ハの平坦度の平均的なところでフォーカスが合ってい
る。従って、モニタ領域が、その平均的な場所に来てい
ることが望ましい。平均的な場所はチップの中心近くに
くる可能性が高いため、ここでは、図1のデバイス領域
21のなかで、メモリセル領域の場所をモニタ領域と
する。さらに、チップ1〜9の中ののモニタ領域の平
坦度が平均的なレベルになっているかを露光装置の干渉
計の読みから判断し、大きく外れているチップを潜像の
モニタ対象としないこととする。この実施形態では9つ
のチップのうち、chip1とchip5が平均的なレベルとな
っていなかったため、モニタするチップから除去した。
もちろん、フォーカスがずれない場合にはこのステップ
は省略してもよい。
ーンを露光しながらスキャンと直交する方向に面の形状
がどうなっているかを検出し、平均的なところに合わせ
てフォーカスを変えながら露光する。途中にフォーカス
測定ポイントがあり、各ポイント毎にフォーカスを合わ
せるという、いわゆるレベリングを行っている。そし
て、このレベリング情報は露光装置内に記憶されてい
る。従って、露光装置に記憶されたレベリング情報を参
照することにより、各チップの露光時のフォーカス条件
を知ることができる。
5)方法について説明する。前記S3におけるヘッド移
動後の観察領域は図3(a)に示す通りである。モニタ
ヘッド11の光学系は、CCDカメラの視野51の中心
に分光器で検出する領域52が入るように調整されてい
る。そのため、図3(a)の状態でモニタリングを行う
と、モニタ領域53以外からの反射光強度も検出してし
まう。従って、モニタヘッド11が移動した後、モニタ
領域53の中心と分光器で検出する領域52の中心のず
れ量(△x,△y)を求め、図3(b)に示すような位
置にモニタヘッド11を移動させる。これにより,モニ
タ領域53のみからの反射光強度の波長分散が分光器3
2で検出可能となる。
調整をする例を説明したが、モニタヘッド11のステー
ジ精度が十分な場合は、一度位置調整を行えば、その後
は調整する必要はない。また、照明光が狭帯域フィルタ
ーてほぼ単色の光となっている場合は、分光器32で強
度を計測せずに、CCDカメラ31の画像を用い、パタ
ーンマッチングにより位置検出を行い、CCDの階調を
反射光強度とすればよい。
ップS6)。モニタ領域の膜厚は、測定した反射光強度
の波長分散から求める。図5に、計測した反射光強度の
波長分散の一例を示す。反射光強度は構成される膜の膜
厚及び光学定数により決まるので、図5のような波長分
散から膜厚を計測することは可能である。ここで、計測
するモニタ領域の膜減り量は、図6に示す通り露光量と
関係がある。従って、モニタ領域の膜減り量を計測すれ
ば、計測しているチップ(i)がどのくらいの露光量で
露光されているかが分かる。ここでは、波長分散からモ
ニタ領域の膜減り量を求める手法を示したが、反射防止
膜の下層が平坦である場合には、特定の波長の反射光強
度からモニタ領域の膜減り量を求めてもよい。
す。chip1とchip5は前述したように、フォーカス条件
がずれているため、測定の対象外としている。この計測
の結果から平均値は11.5nmであることから、ウェ
ハを代表するチップをchip2とし(ステップS8)、こ
のチップのモニタ領域を現像中に計測する。
れる(ステップS9)。現像液が盛られた後、モニタヘ
ッド11はS8で決定されたチップ(ここではchip2)
に移動し、位置を調整し、モニタリングを開始する(ス
テップS10)。現像中のモニタリングは、潜像の膜厚
を計測したときと同じように、モニタ領域からの反射光
強度の波長分散を時間毎に計測していく。
断の方法(ステップS11)について説明する。同時に
多数の波長の反射光強度変化が計測されるが、そのうち
波長550nmの波形を基に説明する。波長550nm
での現像時間とモニタ領域の反射率の関係(実験結果)
を、図8に示す。この反射率変化より、現像の初期では
干渉波形、後半では緩やかな強度変化が観察される。
に求めた結果を、図9に示す。この計算(図9)は、最
初の10秒で露光部(抜き寸法190nm)の領域が膜
減りし、10秒で膜が完全に抜け、その後は10秒で2
nmの割合で横方向に現像が進み、60秒で所望寸法
(残し寸法200nm)になるという条件で行ってい
る。つまり、図8において、初期は露光部の膜減り、後
半は横方向の寸法の変化を表している。
射率の変化(残し寸法210nm→190nm)の関係
を求めた結果を図10に示す。この結果から、いくつか
の波長について反射率を計算し、パターン寸法を求め、
寸法が所定の値に達した時点を現像終点とすればよいこ
とが分かる。しかし、図10において、寸法に対する反
射率の変化量が非常に小さいことから、いくつかの波長
について計算した反射率から寸法を精度良く求めるに
は、処理に時間がかかる可能性が高い。
Siとしているため、反射率が下層の影響を受けない
が、実際には下層は酸化膜であったりするため、酸化膜
の膜厚の変動によって反射率が大きく変わることから、
さらに処理に時間を要する可能性が高い。そういう理由
から、強度変化の特異点となる時間と特定現像時間での
反射率から最適な現像時間を求める。ここで、2つの量
を測定しているのは、寸法を決める要因として、露光量
とフォーカスという2つの物理量があるためである。も
ちろん、露光装置でフォーカスの値が分かっている場合
には、強度変化の特異点か所定時間での反射率のいずれ
かを計測すればよい。通常、強度変化の特異点の方が測
定精度が高いため、このような場合には強度変化の特異
点を計測する。
あるため、露光装置からの情報を基に、フォーカス条件
が外れているチップをモニタの対象から除去(ステップ
S4)している。従って、フォーカスが合っていること
が分かっているので、強度変化の特異点から最適な現像
時間を求める。
ついて説明する。図8において特異点を検出するには、
強度変化の微分値を求めていって、微分値がある値以下
となった時間を求めればよい。本実施形態では、反射防
止膜の下層がSiと分かっているため、予め特異点を求
めるのに適した波長を求めることができる。ここではそ
のような理由から波長550nmの波長を用いて特異点
を求めた。しかし、実際には下層は酸化膜であったりす
るため、その膜厚変動により、特異点を求めるのに適し
た波長が予め分からない場合がある。
測定を行い、特異点付近での傾きの変化が大きい波長を
抽出したあとで、強度変化の微分値がある値以下となる
時間を求めればよい。また、特異点付近での傾きの変化
が大きい波長を複数選んで、それぞれから特異点を求
め、特異点を求める精度を向上させることもできる。こ
の場合、処理時間により何種類の波長まで解析可能かが
決まる。
光量と特異点となる時間の関係を示す。本実施形態で
は、S4でジャストフォーカスであることが分かってい
て、図8の強度変化から特異点となる時間が10秒であ
ることが分かるため、図12の関係より、現像時間が5
4秒と求められる。従って、54秒で現像を終了させる
(ステップS12)。
ハ間の寸法のばらつきを低減させるために現像時間制御
を行う場合に、ウェハの中で代表的な条件で処理されて
いるチップを露光装置でのフォーカス情報及びモニタ領
域の膜厚計測を行うことで抽出する。そして、現像時に
このチップのモニタ領域の強度変化をモニタすること
で、最適な現像時間を求めることが可能になる。これに
より、ウェハ間の寸法のばらつきを大きく低減すること
ができ、寸法精度及び歩留まりが大きく向上する。
態と同様で、前記図1に示す通りである。実際のリソグ
ラフィー工程では、レジスト,反射防止膜の下層には酸
化膜などの膜構造があり、本実施形態では下層が酸化膜
(膜厚のターゲットは300nm)の場合を示す。従っ
て、ウェハの平坦度は第1の実施形態ほど高くなく、ウ
ェハの中心に近いチップでもほぼ露光装置で設定したフ
ォーカス量で露光されていない可能性がある。
像のモニタリング、現像中のモニタリングを行うと共
に、モニタ領域の反射光強度の波長分散を計測する。
スは第1の実施形態と基本的に同様で、前記図2に示す
通りである。ステップS1からS5までは第1の実施形
態と全く同様であるので、その説明は省略する。但し、
本実施形態ではS4において9つのチップのうち、chip
2,chip5,chip9が平均的なレベルとなっていなかっ
たため、これらをモニタするチップから除外した。
る際、モニタ領域の膜厚は、測定した反射光強度の波長
分散から求める。図13に、計測した反射光強度の波長
分散の一例を示す。反射光強度は構成される膜の膜厚及
び光学定数により決まるので、図13のような波長分散
から膜厚を計測することは可能である。ここで計測する
モニタ領域の膜減り量は前記図6に示す通り、露光量と
関係がある。従って、モニタ領域の膜減り量を計測すれ
ば、計測しているチップ(i)がどのくらいの露光量で
露光されているかが分かる。ここでは、波長分散からモ
ニタ領域の膜減り量を求める手法を示したが、反射防止
膜の下層が平坦である場合には、特定の波長の反射光強
度からモニタ領域の膜減り量を求めてもよい。
示す。chip2とchip5とchip9は前述したように、フォ
ーカス条件がずれているため、測定の対象外としてい
る。この計測の結果から平均値は11.4nmであるこ
とから、ウェハを代表するチップをchip1とし(ステッ
プS8)、このチップのモニタ領域を現像中に計測する
ことにする。
れる(ステップS9)。現像液が盛られた後、モニタヘ
ッド11はS8で決定されたチップ(ここではchip1)
に移動し、位置を調整し、モニタリングを開始する(ス
テップS10)。現像中のモニタリングは、潜像の膜厚
を計測したときと同じように、モニタ領域からの反射光
強度の波長分散を時間毎に計測していく。
の判断の方法(ステップS11)について説明する。同
時に多数の波長の反射光強度変化が計測されるが、その
うち波長470nmの波形を基に説明する。この変化を
理論的に求めた結果を、図15に示す。ここでは下地酸
化膜の膜厚の中心値を300nmとして、±5nmの変
動があった場合の波形も併せてプロットしている。この
計算(図15)は、最初の10秒で露光部(寸法190
nm)の領域が膜減りし、10秒で膜が完全に抜け、そ
の後は10秒で2nmの割合で横方向に現像が進み、6
0秒で所望寸法(200nm)になるという条件で行っ
ている。この結果から、下地酸化膜の膜厚が変動すると
反射率が大きく変わることが分かる。
わったときに反射率の波長分散がどのように変わるかを
示す。これらの図より、波長毎に反射率を計算し、それ
を下地の膜厚とパターン寸法とフィッティングすると、
下地の膜厚と寸法が定まることが分かる。そして、寸法
が所定の値に達した時点を現像終点とすればよいことが
分かる。
波長に対する各反射光の強度を検出し、図16(a)〜
(c)でのフィッテングにより、例えば下地膜厚が30
0nmであることが判定したとする。この場合は、図1
6(b)を参照し、各波長で反射光強度(反射率)を測
定した結果をフィッティングすることになり、例えば必
要なパターン寸法が200nmであれば、各波長におい
て反射率がAの曲線と一致する時点を現像終了と判断す
ればよい。図16を見ても分かるように、寸法に対する
反射率の変化は小さいので、1つの波長で反射率の変化
から寸法を判定するのでは精度が低くなるが、複数の波
長で検出することにより十分な精度が得られる。
は処理に時間がかかる場合がある。その場合には、強度
変化の特異点となる時間と特定現像時間での反射率から
最適な現像時間を求める。ここで、2つの量を測定して
いるのは、寸法を決める要因として、露光量とフォーカ
スという2つの物理量があるためである。もちろん、露
光装置でフォーカスの値が分かっている場合には、強度
変化の特異点か所定時間での反射率のいずれかを計測す
ればよい。通常、強度変化の特異点の方が測定精度が高
いため、このような場合には強度変化の特異点を計測す
る。
あるため、露光装置で設定したフォーカスで露光されて
いるとは限らない。そこで、強度変化の特異点と特定現
像時間(現像時間30秒)での反射率から最適な現像時
間を求める。
ついて説明する。前記図15のような波形から特異点を
検出するには、強度変化の微分値を求めていって、微分
値がある値以下となった時間を求めればよい。本実施形
態では、反射防止膜の下層が酸化膜であるため、酸化膜
厚の変動が大きい場合には予め特異点を求めるのに適し
た波長を定めることができない。そこで、複数の波長に
対して、反射率測定を行い、特異点付近での傾きの変化
が大きい波長を抽出したあとで、強度変化の微分値があ
る値以下となる時間を求めればよい。ここではこのよう
にして、強度変化の特異点を求めると11秒であった。
また、特異点付近での傾きの変化が大きい波長を複数選
んで、それぞれから特異点を求め、特異点を求める精度
を向上させることもできる。この場合、処理時間により
何種類の波長まで解析可能かが決まる。
める方法を示す。ここでは、前記図16のような予め分
かっている酸化膜厚,寸法の波長分散から、現像時間3
0秒での寸法が205nmとなった。ここで、特定現像
時間として30秒を選んでいるが、これは強度変化の特
異点となる時間が20秒よりも前であると予め分かって
いるため、最初の25秒は特異点となる時間を精度良く
求める処理を行って、30秒後に反射率から寸法を求め
る処理を行うというように、処理を分けた方が処理速度
が速いためである。従って、これらの両者の処理時間を
考慮して、特定時間を設定すればよい。
光量と現像時間30秒での寸法の関係、図18にフォー
カスが変動した場合の、露光量と特異点となる時間の関
係を示す。現像時間30秒での寸法が205nm、特異
点となる時間が11秒と計測されたので、露光量が2
0.5mJ、フォーカスが0.3μmと計測された。こ
れから現像時間を算出するが、フォーカスは基本的には
ジャストの状態になるように、露光装置側では設定して
いるため、モニタしている領域がずれていると考えられ
るため、現像時間は算出した露光量から求める。従っ
て、前記図12の関係より、現像時間が54秒と求めら
れる。従って、54秒で現像を終了させる(ステップS
12)。
ウェハ間の寸法のばらつきを低減させるために、現像時
間制御を行う場合に、ウェハの中で代表的な条件で処理
されているチップを露光装置でのフォーカス情報及びモ
ニタ領域の膜厚計測を行うことで抽出する。そして、現
像を開始し、このチップのモニタ領域の強度変化をモニ
タする際に、特異点となる時間及び、特定の現像時間に
おける反射率を現像時間に対する波長分散から計測す
る。これにより、露光時の露光量,フォーカス量の両方
を知ることが可能となり、それに応じた最適な現像時間
を求めることができる。これにより、ウェハ間の寸法の
ばらつきを大きく低減することができ、寸法の精度及び
歩留まりが大きく向上する。
態と同様で、前記図1に示す通りである。第1の実施形
態では、反射率から現像の終点を定めたが、本実施形態
では、反射光強度変化を位相に置き換えて、位相から現
像の終点を予測する。
ング、現像中の潜像のモニタリングを行うと共に、モニ
タ領域の反射光強度の波長分散を計測する。そして、現
像中のモニタリングでは、反射光強度の変化を位相に変
換して、位相から現像の終点を予測する。
スは第1の実施形態と基本的に同様で、前記図2に示す
通りである。ステップS1からS9までは第1の実施形
態と全く同様であるので、その説明は省略する。
タヘッド11はS8で決定されたチップ(ここではchip
2)に移動し、位置を調整し、モニタリングを開始する
(ステップS10)。現像中のモニタリングは、潜像の
膜厚を計測したときと同じように、モニタ領域からの反
射光強度の波長分散を時間毎に計測していく。そして、
反射光強度変化を基に位相を求める。
断の方法(ステップS11)について説明する。同時に
多数の波長の反射光強度変化が計測されるが、そのうち
波長550nmの波形を基に説明する。波長550nm
での現像時間とモニタ領域の反射率の関係(実験結果)
を、図19に示す。この反射率変化より、現像の初期で
は干渉波形が見られることが分かる。干渉波形の最後に
特異点が見られるが、これは露光部の膜減りがほぼ終了
した点である。この点を位相が0として反射光強度を位
相に変換する方法を、以下に示す。ここで、位相に着目
するのは、下地の構造やプローブ光の波長に依存しない
物理量であるためである。
るところの位相を−φ、そのときの強度をImax 、強度
変化の極小となるところの位相を−φ+π、そのときの
強度をImin 、特異点の位相を0、そのときの強度をI
o とする。このように定義すると、強度Iと位相θの関
係は下記の式で表される。
強度を代入して計算すると、図21に示すように、位相
と反射光強度の関係が得られる。従って、反射光強度か
ら位相に変換ができた。この変換は、複数の波長を用い
て行うことにより精度が向上する。解析の時間が許す限
り多くの波長を用いて、変換するのがよい。図21の関
係を基に、現像時間と位相の関係を図22に示す。特定
波長の反射率がある値になった時点が所望寸法に仕上が
る時間であるので、図22の関係を基に、特定の位相と
なった時点で現像を終了させる。
の反射光強度0.88が所望寸法に仕上がる強度である
ので、位相16.4度で現像を終了させる。従って、現
像を30秒で終了させる。(ステップS12)。
相が特定の値になった時点としたが、これに限られるも
のではない。第2の実施形態では特異点となる時間と、
特定時間での反射率から求める現像終点を求めたが、特
定時間での反射率を位相と置き換えて現像終点を求める
ことも可能である。その他、特定の時間を2つ設定し
て、そのときの位相から現像終点を求めることも可能で
ある。
ウェハ間の寸法のばらつきを低減させるために、現像時
間制御を行う場合に、ウェハの中で代表的な条件で処理
されているチップを露光装置でのフォーカス情報及びモ
ニタ領域の膜厚計測を行うことで抽出する。現像を開始
し、このチップのモニタ領域の強度変化を位相に変換し
てモニタすることで、最適な現像時間を求めることが可
能になり、ウェハ間の寸法のばらつきを大きく低減する
ことができる。これにより、寸法の精度及び歩留まりが
大きく向上する。また、強度を位相に置きかえることに
より、下地の膜厚やプローブ光の波長に依存しない物理
量でのモニタリングが可能となる。従って、波長分散か
ら寸法を求めるという複雑な処理がなくなり、解析が簡
略化できる。
されるものではない。実施形態では、露光条件(フォー
カス,露光量)が平均的なチップを抽出したが、ウェハ
上の各チップの露光条件が揃っている場合は、チップを
抽出する工程は必ずしも必要としない。また、モニタ領
域は必ずしもデバイスパターン領域内のデバイスパター
ン(実施形態ではメモリセル領域)に限るものではな
く、モニタ専用のパターンであってもよい。さらに、モ
ニタ領域は必ずしもデバイスパターン領域内に限るもの
ではなく、マーク領域に形成したものであってもよい。
で、種々変形して実施することができる。
ェハ間の寸法のばらつきを低減させるために、現像時間
制御を行う場合に、ウェハの中で代表的な条件で処理さ
れているチップを露光装置でのフォーカス情報及びモニ
タ領域の膜厚計測を行うことで抽出する。そして、現像
を開始し、このチップのモニタ領域の強度変化をモニタ
することで、最適な現像時間を求めることが可能にな
る。これにより、ウェハ間の寸法のばらつきを大きく低
減することができ、寸法精度及び歩留まりが大きく向上
する。
点となる時間及び、特定の現像時間における反射率を現
像時間に対する波長分散から計測することにより、露光
時の露光量,フォーカス量の両方を知ることが可能とな
り、それに応じた最適な現像時間を求めることができ
る。また、強度を位相に置き換えることにより、下地の
膜厚やプローブ光の波長に依存しない物理量でのモニタ
リングが可能となり、波長分散から寸法を求めるという
複雑な処理を不要にして解析を簡略化することができ
る。
示す概略構成図。
するためのフローチャート。
を示す図。
示す図。
結果)を示す図。
結果)を示す図。
関係を示す図。
になる時間との関係を示す図。
像時間との関係を示す図。
を示す図。
の反射率変化を示す図。
化を示す図。
での寸法との関係を示す図。
になる時間との関係を示す図。
50nm)との関係を示す図。
明するための図。
図。
Claims (19)
- 【請求項1】被処理基板上のレジストにデバイスパター
ンを露光した後、現像によりレジストにデバイスパター
ンを形成するパターン形成方法において、 前記デバイスパターンの露光時に、各々のチップ毎にデ
バイス領域と共にモニタ領域を露光する工程と、 前記デバイスパターンの露光の後で現像の前に、前記基
板内で露光時のフォーカス条件が設定値以内で、且つ露
光量が平均的な値となっているチップを抽出する工程
と、 前記レジストの現像時に、前記抽出したチップ内に配置
された前記モニタ領域に光を照射し、該モニタ領域の反
射光強度変化に基づいてデバイスパターンが所望寸法に
仕上がる現像停止時間を予測する工程と、 前記予測された現像停止時間に前記基板上に現像停止液
を供給し、現像を停止させる工程とを含むことを特徴と
するパターン形成方法。 - 【請求項2】被処理基板上のレジストにデバイスパター
ンを露光した後、現像によりレジストにデバイスパター
ンを形成するパターン形成方法において、 前記デバイスパターンの露光時に、デバイス領域と共に
モニタ領域を露光する工程と、 前記レジストの現像時に、前記モニタ領域に複数の波長
の光を照射し、該モニタ領域から反射される反射光強度
の波長分散に基づいてデバイスパターンが所望寸法に仕
上がる現像停止時間を予測する工程と、 前記予測された現像停止時間に前記基板上に現像停止液
を供給し、現像を停止させる工程とを含むことを特徴と
するパターン形成方法。 - 【請求項3】被処理基板上のレジストにデバイスパター
ンを露光した後、現像によりレジストにデバイスパター
ンを形成するパターン形成方法において、 前記デバイスパターンの露光時に、デバイス領域と共に
モニタ領域を露光する工程と、 前記レジストの現像時に、前記モニタ領域に複数の波長
の光を照射し、該モニタ領域から反射される反射光の強
度変化を位相変化に変換し、変換した位相に基づいてデ
バイスパターンが所望寸法に仕上がる現像停止時間を予
測する工程と、 前記予測された現像停止時間に前記基板上に現像停止液
を供給し、現像を停止させる工程とを含むことを特徴と
するパターン形成方法。 - 【請求項4】前記モニタ領域は、デバイスパターンの中
のメモリセル領域であることを特徴とする請求項1〜3
の何れかに記載のパターン形成方法。 - 【請求項5】前記モニタ領域は、露光装置でのレベリン
グ時の平坦度の情報を基にチップ内で平均的な平坦度を
示す位置に配置されていることを特徴とする請求項1〜
3の何れかに記載のパターン形成方法。 - 【請求項6】前記チップを抽出する際に、露光装置での
レベリング時の平坦度の情報を基に、モニタ領域のフォ
ーカス値と設定フォーカス値のずれを読み取り、ずれの
値が所定値以下であるチップを抽出することを特徴とす
る請求項1記載のパターン形成方法。 - 【請求項7】前記チップを抽出する際に、複数のチップ
に対して、モニタ領域の反射光強度を複数の波長に対し
て測定した結果を基に、平均的な条件となっているチッ
プを抽出することを特徴とする請求項1記載のパターン
形成方法。 - 【請求項8】前記チップを抽出する際に、複数のチップ
に対して、モニタ領域の潜像深さを測定した結果を基
に、平均的な条件となっているチップを抽出することを
特徴とする請求項1記載のパターン形成方法。 - 【請求項9】前記現像停止時間を予測する工程は、前記
モニタ領域に複数の波長の光を照射し、該モニタ領域か
ら反射される反射光の強度変化の特異点となる時間から
現像停止時間を予測することを特徴とする請求項1記載
のパターン形成方法。 - 【請求項10】前記現像停止時間を予測する工程は、前
記モニタ領域に複数の波長の光を照射し、該モニタ領域
から反射される反射光の強度変化の特異点となる時間
と、露光装置から得られるモニタ領域のフォーカス値と
から現像停止時間を予測することを特徴とする請求項1
記載のパターン形成方法。 - 【請求項11】前記現像停止時間を予測する工程は、前
記モニタ領域に複数の波長の光を照射し、該モニタ領域
から反射される反射光の強度変化の特定時間における反
射率から現像停止時間を予測することを特徴とする請求
項1又は2記載のパターン形成方法。 - 【請求項12】前記現像停止時間を予測する工程は、前
記モニタ領域に複数の波長の光を照射し、該モニタ領域
から反射される反射光の強度変化の特定時間における反
射率と、露光装置から得られるモニタ領域のフォーカス
値とから現像停止時間を予測することを特徴とする請求
項1又は2記載のパターン形成方法。 - 【請求項13】前記現像停止時間を予測する工程は、前
記モニタ領域に複数の波長の光を照射し、該モニタ領域
から反射される反射光の強度変化の特定時間における反
射率と、反射光の強度変化の特異点となる時間とから現
像停止時間を予測することを特徴とする請求項1又は2
記載のパターン形成方法。 - 【請求項14】前記モニタ領域から反射される反射光の
強度変化の特定時間と反射光の強度変化の特異点となる
時間は、現像時において別の時間帯に設定されているこ
とを特徴とする請求項13記載のパターン形成方法。 - 【請求項15】前記現像停止時間を予測する工程は、前
記モニタ領域に複数の波長の光を照射し、該モニタ領域
から反射される反射光の強度変化を位相変化に変換し、
位相が所望値になった時点から現像停止時間を予測する
ことを特徴とする請求項1又は3記載のパターン形成方
法。 - 【請求項16】前記現像停止時間を予測する工程は、前
記モニタ領域に複数の波長の光を照射し、該モニタ領域
から反射される反射光の強度変化を位相変化に変換し、
特定時間の位相から現像停止時間を予測することを特徴
とする請求項1又は3記載のパターン形成方法。 - 【請求項17】前記現像停止時間を予測する工程は、前
記モニタ領域に複数の波長の光を照射し、該モニタ領域
から反射される反射光の強度変化を位相変化に変換し、
複数の時間の位相から現像停止時間を予測することを特
徴とする請求項1又は3記載のパターン形成方法。 - 【請求項18】前記現像停止時間を予測する工程は、前
記モニタ領域に複数の波長の光を照射し、該モニタ領域
から反射される反射光の強度変化を位相変化に変換し、
特定時間の位相と位相0になる時間とから現像停止時間
を予測することを特徴とする請求項1又は3記載のパタ
ーン形成方法。 - 【請求項19】露光と現像の間の工程で、レジストパタ
ーンのモニタ領域の位置を検出するパターン位置検出方
法において、パターン位置検出の基準情報として、既に
加工されている下層パターンの配置情報を用い、下層パ
ターンの位置検出結果と、現在加工しているレジストパ
ターンのモニタ領域と下層パターンの位置関係を基に、
レジストパターンのモニタ領域の位置を検出することを
特徴とするパターン位置検出方法。
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