JP2000033104A - 顎運動装置 - Google Patents

顎運動装置

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JP2000033104A
JP2000033104A JP10203926A JP20392698A JP2000033104A JP 2000033104 A JP2000033104 A JP 2000033104A JP 10203926 A JP10203926 A JP 10203926A JP 20392698 A JP20392698 A JP 20392698A JP 2000033104 A JP2000033104 A JP 2000033104A
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linear guide
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Masatoshi Onishi
正俊 大西
Kayoko Otsuki
佳代子 大月
Atsuo Takanishi
淳夫 高西
英明 ▲高▼信
Hideaki Takanobu
Akihisa Okino
晃久 沖野
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Waseda University
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OKINO KOGYO KK
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61HPHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
    • A61H2205/00Devices for specific parts of the body
    • A61H2205/02Head
    • A61H2205/026Mandible

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開閉方向の他に前後方向に対しても顎運動の
訓練を行うことができるようにする。 【解決手段】 上レバー部1及び下レバー部2は、それ
ぞれ一端を荷重側4、他端を開口側5とする。荷重側4
には、治療者又は患者自身が力を加えて開閉動作を行
う。開口側5には、患者が顎運動の訓練を行えるよう
に、口、歯、歯列又は顎等にあてる。連結部3は、上レ
バー部1及び下レバー部2の荷重側4を閉じる(又は開
く)ことにより、開口側5を開く(又は閉じる)支点と
なり、且つ、上レバー部1及び下レバー部2を前後反対
方向(患者の正面・背面方向)に相互動作する機構を有
する。治療者又は患者自身は、ハンドルギア部33を回
転することにより、上レバー部1を、リニアガイド部3
1に添って下レバー部2と相互に反対に前後動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顎運動装置に係
り、特に、上顎及び下顎について相対的に開閉運動及び
前後運動をすることにより顎運動の訓練を行うための多
自由度の顎運動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、開閉口障害症例に対して、機能
訓練治療の一環として開口訓練が行われる。その際に、
例えばある種の顎関節症に対する治療として、顎が十分
に開かないところを外力により強制的に開くようにする
開閉口訓練を行うための顎運動装置が用いられる。
【0003】図10に、従来の顎運動装置の構成図を示
す。図10に示される従来の顎運動装置においては、上
レバー部110と下レバー部120が連結部130を支
点として結合されている。この装置では、治療者側の上
レバー部110及び下レバー部120を閉じる(又は開
く)ことにより、患者側の顎が開く(又は閉じる)。な
お、上レバー部110及び下レバー部120の間には、
補助的に牽引ゴム140等を備える場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来は、開閉運動の
み、即ち1自由度のみの顎運動の訓練を行う顎運動装置
であるため、実際の顎運動は前後を含めて複雑な動きを
するにもかかわらず、開閉以外の方向に顎を動かすこと
はできなかった。すなわち、実際には、顎は前後方向に
も曲線等を描いて運動するが、このような運動方向には
動かず、また、前後方向の訓練をすることが困難であっ
た。
【0005】本発明は、以上の点に鑑み、開閉方向の他
に前後方向に対しても運動訓練を行うことができる顎運
動装置を提供することを目的とする。本発明は、治療者
又は患者自身が患者の顎の反力を感じながら適切な開閉
動作及び前後動作の外力を加えるようにした顎運動装置
を提供することを目的とする。また、本発明は、顎の寸
法、運動範囲、運動力等を適宜調整し、また、適当な速
さで徐々に運動外力を加えることができる顎運動装置を
提供することを目的とする。
【0006】また、本発明は、前後及び開閉の顎運動を
簡単な手動式の構成により安価に且つ安全に行い、大き
な治療効果をあげることを目的とする。さらに、本発明
は、開閉のラッチ機構を備えることにより、一度閉じた
レバーは治療者又は患者自身が手を放しても患者側で一
定の開口距離(開口量、開口角等)を保つようにし、前
後動作のみを安定して運動訓練することを目的とする。
【0007】また、本発明は、開口動作ストッパを備え
ることにより、治療者は一定の力以上でレバーを握って
いれば開口部は一定の開口距離でその状態を保持して前
後動作をするようにし、治療者は常に患者の顎の開閉力
を感じつつ、前後動作により開閉口に過大な力が発生し
た場合には迅速に対応できるようにしたことを目的とす
る。また、本発明は、脱着式マウスピースを採用するこ
とにより、衛生的・安全で、保守の容易な顎運動装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の解決手段
によると、一端を荷重側、他端を開口側とする第1のレ
バー部及び第2のレバー部と、前記第1及び第2のレバ
ー部の荷重側を閉じる又は開くことにより、開口側をそ
れぞれ開く又は閉じるための支点となり、且つ、前記第
1及び第2のレバー部を前後反対方向に相互動作するた
めの連結部を備えた顎運動装置を提供する。
【0009】また、本発明の第2の解決手段によると、
一端を荷重側、他端を開口側とする第1のレバー部と、
一端を荷重側とする前記第2のレバー部と、前記第1及
び第2のレバー部の荷重側を開閉することにより開口側
を開閉する支点となる連結部と、前記第2のレバー部に
一方が取り付けられ他方に開口側を有し、前後方向に移
動可能としたリニアガイド部、及び、前記リニアガイド
部の開口側を前後方向に移動させるための操作部を含む
前後移動部を備えた顎運動装置を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に、本発明に係る顎運動装置
の正面図を示す。図2に、本発明に係る顎運動装置の平
面図及び背面図を示す。顎運動装置は、上レバー部1、
下レバー部2及び連結部3を備える。上レバー部1及び
下レバー部2は、それぞれ一端を荷重側4、他端を開口
側5とする。荷重側4には、治療者又は患者自身が力を
加えて開閉動作を行う。一方、開口側5は、患者が顎運
動の訓練を行えるように、口、歯、歯列又は顎等にあて
る。開口側5には、マウスピース(トゥースピース)
を、取り外し可能に又は固定的に適宜設けることができ
る。
【0011】連結部3は、上レバー部1及び下レバー部
2の荷重側4を閉じる(又は開く)ことにより、開口側
5を開く(又は閉じる)支点となり、且つ、上レバー部
1及び下レバー部2を前後反対方向(患者の正面・背面
方向)に相互に動作するための機構を有する。連結部3
は、リニアガイド部31、ラック部32及びハンドルギ
ア部33を備える。リニアガイド部31は、上レバー部
1及び下レバー部2を、患者の前後方向に相互に反対に
スライドするガイドとなる。ラック部32は、上レバー
部1に取り付けられ、これと連動する。治療者又は患者
自身は、ハンドルギア部33を回転することにより、上
レバー部1を、リニアガイド部31に添って下レバー部
2と相互に前後動作する。すなわち、ハンドルギア部3
3の回転方向により、上レバー部1を患者の前面に下レ
バー部2を患者の背面に動かすことによって、またこの
逆に、上レバー部1を患者の背面に下レバー部2を患者
の前面に動かすことによって、顎の前後動作の運動訓練
を行うことができる。
【0012】このように、本発明では、上レバー部1及
び下レバー部2の右端を患者の上下の歯に当て、左端を
治療者(術者)又は患者自身が手で握ることで、患者の
顎を開かせることができるとともに、ハンドルギア部3
3を回すことによって上レバー部1及び下レバー部2が
図の左右方向に相対的に移動し、患者の顎を前後に動か
すことができる。また、顎関節の複雑な動きに応じて、
開閉動作の際に前後方向にも動き多自由度の動作ができ
るので、スムーズで有効な開閉訓練を実施することがで
きる。さらに、本発明の顎運動装置によると、治療者又
は患者自身が患者の顎の反力を感じながら、適切な開閉
口及び前後動作の外力を加えることができる。
【0013】つぎに、図3に、本発明に係る顎運動装置
の断面図を示す。この図は、図1におけるA−A’断面
図である。以下に、この断面図を参照して、特に連結部
3について詳細に説明する。上レバー部1については、
上顎レバー10が、軸支え11にネジ12で固定され
る。下レバー部2については、下顎レバー20が、軸支
え21にネジ22で固定される。
【0014】連結部3のリニアガイド部31は、スライ
ドレール311、スライドブロック312、スライドブ
ロックベース313及び軸受け314を有する。スライ
ドレール311は、下レバー部2の下顎レバー20に固
定される。また、軸受け314は、開閉軸315及び止
め輪316により、上レバー部1の軸支え11に回転す
るよう取り付けられる。連結部3のラック部32は、ス
ライドブロックベース313に固定され、上レバー部1
の前後運動に連動する。また、連結部3のハンドルギア
部33は、前後操作ハンドル331及びピニオンギア3
32を備える。前後操作ハンドル331は、ピニオンギ
ア332と連結され、これを回転させるものである。ハ
ンドルギア部33は、止め輪335及びハンドル軸33
6により、下レバー部2の軸支え21に回転するよう取
り付けられる。
【0015】なお、ラック部32とピニオンギア331
とは、この例では歯車で連動する構成であるが、この他
にも、表面の摩擦による連動、プーリ・ベルトによる連
動等の適宜の連動手段により構成することができる。ま
た、ハンドルギア部33は、前後操作ハンドル331を
設けずに、単にピニオンギア332による構成とするこ
ともできる。この場合、ジョグダイヤルのように回転す
ることにより、上レバー部1及び下レバー部2を相互に
反対方向に前後動作することができる。また、荷重側4
又は開口側5に牽引ゴム・スプリング・弾性部品等を適
宜設けるようにしても良い。本装置では、このような構
成・動作により、多自由度な顎運動訓練を行うことがで
きる。
【0016】つぎに、図4に、開口距離を保持する保持
部の構成図を示す。ここでは、一例として、上レバー部
1及び下レバー部2の荷重側に、開閉ラッチ機構を設け
た場合を説明する。保持部4は、図示のように、ラチェ
ット431、爪432、バネ433及び434、ストッ
パ435を備える。このような構成により、保持部4
は、上レバー部1及び下レバー部2の荷重側を閉じるよ
うに荷重する際、一度閉じると荷重側はそれ以上開かな
いようになる。よって、開口側の開口距離(開口量、開
口角等)を一度開いた開口距離以下にならないように保
持することができる。このような機構により、一度閉じ
たレバーは、治療者又は患者自身が手を放しても開かな
いため、一定の開口距離で前後動作のみを安定して行う
ことができる。また、爪432のA部またはラチェット
431のB部を押すことで、開口動作をする上レバー1
及び下レバー2は、解放される。
【0017】なお、開口側に同様の機能を有する開閉ラ
ッチ機構を設けることもできる。その際は、ラッチギア
に関する構成が以上の説明と反対とすればよい。さら
に、ラッチギアの保持方向を反対にすることもできる。
また、保持部として、開閉軸315等の軸に一方の回転
方向のみに回転するようにした構成(例えば、ワンウェ
イクラッチ)を採用することもできる。
【0018】図5に、ストッパの構成図を示す。図5
(A)には、一例として、上顎レバー10及び下顎レバ
ー20の荷重側に設けられた開口動作ストッパの構成図
を示す。ここでは、ネジ51が上顎レバー10に取り付
けられている。ネジ51を適宜調整することにより、下
顎レバー部20と接触し、一定以上に閉じないようにな
る。すなわち、治療者又は患者自身は、一定の力以上で
レバーを握っていれば開口側はほぼ一定の開口距離でそ
の状態を保持したまま、上顎・下顎の前後運動を行うこ
とができる。この場合では、レバーを握り続けていなけ
ればならないが、治療者又は患者自身は、常に患者の顎
の開閉力を感じていることができるため、前後動作によ
り開閉口に過大な力が発生した場合には迅速に対応する
ことができる。また、患者に過大な負荷をかけすぎない
ように一定以下に開口距離を抑えることができる。
【0019】また、図5(B)には、上顎レバー10及
び下顎レバー20の荷重側に設けられた閉口動作ストッ
パの一例を示す。これは、先程とは逆に、ネジ52を適
宜調整することにより、一定量以下に開口側が閉じない
ように固定するものである。また、ネジ52は、長穴5
3内を移動することにより、開口側はほぼ一定の開口距
離でその状態を保持したまま、上顎・下顎の前後運動を
行うこともできる。
【0020】図6に、着脱式マウスピースの説明図を示
す。図6(A)及び(B)に、マウスピース脱着部の正
面断面図及び右側面図を示す。この構成は、上顎レバー
部10及び下顎レバー20の開口側に設けられるもので
ある。また、図6(C)に、脱着されるマウスピースの
構成図を示す。
【0021】上顎レバー部10及び下顎レバー20の開
口側には、先端に穴645があけられる。そこにバネ6
41により、ピン641が穴645の内部に突出するよ
うに取り付けられる。マウスピース(トゥースピース)
644は、患者の歯列に合わせて作られており、それが
マウスピースレバー642に取付られている。マウスピ
ースレバー642には、ピン640に合わせた穴643
が設けられる。このような構成で、マウスピースレバー
642を、ピン640を引いて穴645に挿入し、ピン
640をバネ力で穴643に押し込むことで、マウスピ
ースレバー642を固定することができる。また、マウ
スピースレバー642は、ピン640を引くことで簡単
に取り外すことができる。
【0022】このように、患者の個々の歯列に合わせた
マウスピースを用いることで、治療をより適切かつ効果
的に行うことができる。また、消毒する部分をマウスピ
ースに限定することができ、衛生上も顕著な効果があ
る。なお、この例では、取り付けのための機構として穴
645を設けたが、この他にも、凹凸、段、平面、曲面
等の適宜のレバー端部構成に、ネジ、ストッパ、はめ込
み等の適宜の取り付け機構を用いて、取り付けることが
できる。
【0023】図7に、角度調整部を備えたマウスピース
の構成図を示す。図1のように上顎レバー部10及び下
顎レバー20の先端を歯列の1点に押し当てて開口する
場合は、その角度はそれほど問題にならないが、図6の
ようなマウスピースを歯列に当てる場合は、レバーと顎
の開度により歯列とマウスピースとの角度が変化するた
め、それが適切に密着しなくなる。そこで、この例は、
マウスピースの下顎側若しくは上顎側の角度、又は下顎
側と上顎側の両方の角度を受動的に自在に変えられるよ
うにしたものである。
【0024】上マウスピースレバー742には、固定マ
ウスピース743が取り付けられ、一方、下マウスピー
スレバー744には、角度調整部7が設けられる。角度
調整部7は、例えば、ヒンジピン745及び可動マウス
ピース746を含む。可動マウスピース746は、患者
の顎や歯列の角度に応じて、下マウスピースレバー74
4に対して回転可能となる。なお、各種マウスピースや
マウスピースレバー等は、上顎レバー10及び/又は下
顎レバー20に固定的に取り付けられてもよい。
【0025】図8に、本発明に係る顎運動装置の他の実
施の形態の構成図を示す。図8は、図1に示した機構
を、前後移動部と開閉動作部(開閉する支点となる連結
部)とに分けたものである。この例では、前後移動部
は、リニアガイドにより前後に滑動するリニアガイド部
93、ラック部94、ハンドルギア部96、前後操作ハ
ンドル95、前後レバー97を備え、これらが上レバー
部91に取り付けられている。これにより、開口側5の
開閉動作は上レバー部91及び下レバー部92の開閉に
より実現でき、前後動は前後操作ハンドル95の回転に
より行う。したがって、上レバー部91と下レバー部9
2が相対的に前後の平行運動を行うことはなくなり、開
閉口と前後動の2方向の操作が独立となる。前後レバー
97を自由にすれば、開口側5での顎の前後動は、開閉
口訓練時にも自由に行うことが可能となる。なお、本実
施の形態においても、マウスピースを取り付けること
で、治療・訓練を効果的且つ衛生的に行うことができ
る。
【0026】図9に、本発明に係る顎運動装置のさらに
他の実施の形態の構成図を示す。図9(A)には、前後
移動レバーによる前後移動部を示す。この例では、前後
移動部は、リニアガイド部81と前後移動レバー82を
備える。リニアガイド部81は、一方が開口側5に連結
する。開口側5には、上述のように、各種のマウスピー
ス83を取り付けることもできる。また、リニアガイド
部81の他方は、下顎レバー20に固定される。前後移
動レバー82は、リニアガイド部81の開口側5が連結
されている部分に作用点が連結され、下顎レバー20に
その支点が連結される。この前後移動部では、前後移動
レバー82を操作することにより、下顎レバー部20の
開口側5をリニアガイド部81に添って前後移動する。
【0027】図9(B)には、ネジ機構による前後移動
部を示す。この例では、前後移動部は、リニアガイド部
85、ネジ機構86、回転ハンドル87、フレキシブル
ジョイント89及び軸受け90を備える。リニアガイド
部85は、一方が開口側5に連結され、他方が下顎レバ
ー20に固定される。開口側5には、上述のように、各
種のマウスピース88を取り付けることもできる。回転
ハンドル87を回転すると、ネジ機構86により、リニ
アガイド部85の開口側5が前後方向に移動する。ま
た、ネジ部に大リードのボールネジを使用することで、
前後移動の反力をハンドルのトルクとして治療者側に伝
えることもできる。このように、図8及び図9に示した
構成によると、前後移動部と開閉動作部(開閉する支点
となる連結部)とに分けたため、開口距離を一定に保っ
たままで前後移動を訓練することができる。
【0028】なお、以上説明した各実施の形態及び各例
において、上レバー部1及び下レバー部2とそれに関連
する連結部3の構成は、上下逆にするようにしても良
い。また、ストッパ、マウスピース脱着部、角度調整
部、前後移動部等の各構成は、それぞれ開口側・荷重側
を上述の説明と反対に設けても良いし、また、上レバー
部1・下レバー部2に関する構成を上述の説明と反対に
設けるようにしても良い。また、これらの各構成を、開
口側及び荷重側の両方、又は、上レバー部1及び下レバ
ー部2の両方に設けるようにしても良い。さらに、スト
ッパ、マウスピース脱着部、角度調整部、前後移動部等
の適宜の構成を、適宜組み合わせて設けるようにするこ
ともできる。また、本発明の他の実施の形態に、ストッ
パ、マウスピース脱着部、角度調整部、前後移動部等の
適宜の構成を、適宜組み合わせることもできる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、開閉方
向の他に前後方向に対しても運動訓練を行うことができ
る顎運動装置を提供することができる。本発明による
と、治療者又は患者自身が患者の顎の反力を感じながら
適切な開閉動作及び前後動作の外力を加えるようにする
ことができ、また、顎の寸法、運動範囲、運動力等を適
宜調整したり、適当な速さで徐々に運動外力を加えたり
することができる。
【0030】また、本発明によると、前後及び開閉の顎
運動を簡単な手動式の構成により安価に且つ安全に行
い、大きな治療効果をあげることができる。さらに、本
発明によると、開閉のラッチ機構を備えることにより、
一度閉じたレバーは治療者又は患者自身が手を放しても
患者側で一定の開口距離を保つため、前後動作のみを安
定して訓練することができる。。
【0031】また、本発明によると、開口動作ストッパ
を備えることにより、治療者は一定の力以上でレバーを
握っていれば開口部は一定の開口距離でその状態を保持
して前後動作することができ、治療者は常に患者の顎の
開閉力を感じつつ、前後動作により開閉口に過大な力が
発生した場合には迅速に対応することができる。また、
本発明によると、脱着式マウスピースを採用することに
より、衛生的・安全で、保守の容易な顎運動装置を提供
することができる。
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る顎運動装置の正面図。
【図2】本発明に係る顎運動装置の平面図及び背面図。
【図3】本発明に係る顎運動装置の断面図。
【図4】開口距離を保持する保持部の構成図。
【図5】ストッパの構成図。
【図6】着脱式マウスピースの説明図。
【図7】角度調整部を備えたマウスピースの構成図。
【図8】本発明に係る顎運動装置の他の実施の形態の構
成図。
【図9】本発明に係る顎運動装置のさらに他の実施の形
態の構成図。
【図10】従来の顎運動装置の構成図。
【符号の説明】
1 上レバー部 2 下レバー部 3 連結部 4 荷重側 5 開口側 31 リニアガイド部 32 ラック部 33 ハンドルギア部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大月 佳代子 東京都渋谷区代々木5−36−11 (72)発明者 高西 淳夫 東京都中野区松が丘2−19−9−216 (72)発明者 ▲高▼信 英明 東京都三鷹市上連雀8−1−25−23 (72)発明者 沖野 晃久 東京都杉並区浜田山3−30−16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端を荷重側、他端を開口側とする第1の
    レバー部及び第2のレバー部と、 前記第1及び第2のレバー部の荷重側を閉じる又は開く
    ことにより、開口側をそれぞれ開く又は閉じるための支
    点となり、且つ、前記第1及び第2のレバー部を前後反
    対方向に相互動作するための連結部を備えた顎運動装
    置。
  2. 【請求項2】前記連結部は、 前記第1及び第2のレバー部を前後反対方向に相互動作
    するためのガイドとなるリニアガイド部と、 前記第1のレバー部に設けられたラック部と、 前記第2のレバー部に設けられ、前記ラック部と連動す
    るハンドルギア部を備え、 前記ハンドルギア部を回転することにより、前記第1及
    び第2のレバー部を前記リニアガイド部に添って前後反
    対方向に相互動作させるようにした請求項1に記載の顎
    運動装置。
  3. 【請求項3】一端を荷重側、他端を開口側とする第1の
    レバー部と、 一端を荷重側とする前記第2のレバー部と、 前記第1及び第2のレバー部の荷重側を開閉することに
    より開口側を開閉する支点となる連結部と、 前記第2のレバー部に一方が取り付けられ他方に開口側
    を有し、前後方向に移動可能としたリニアガイド部、及
    び、前記リニアガイド部の開口側を前後方向に移動させ
    るための操作部を含む前後移動部を備えた顎運動装置。
  4. 【請求項4】前記前後移動部は、 前記リニアガイド部と作用点が連結され、前記第2のレ
    バー部に固定点が連結されることにより、前記第2のレ
    バー部を前記リニアガイド部に添って前後移動させるた
    めの前後移動レバー、又は、回転することにより前記第
    2のレバー部を前記リニアガイド部に添って前後移動さ
    せるための回転ハンドルのいずれかを備えた請求項3に
    記載の顎運動装置。
  5. 【請求項5】前記第1及び第2のレバー部の荷重側を閉
    じるように荷重する際、一度開いた開口側の開口距離以
    上に開口距離を保持する保持部をさらに備えた請求項1
    乃至4のいずれかに記載の顎運動装置。
  6. 【請求項6】前記第1及び第2のレバー部の開口側の開
    口距離が、一定以上に開口又は閉口しないようにするス
    トッパをさらに備えた請求項1乃至5のいずれかに記載
    の顎運動装置。
  7. 【請求項7】前記第1のレバー部及び/又は第2のレバ
    ー部の開口側に、マウスピースを脱着可能としたマウス
    ピース着脱部をさらに備えた請求項1乃至6のいずれか
    に記載の顎運動装置。
  8. 【請求項8】前記第1又は第2のレバー部の開口側に設
    けられ、前記第1又は第2のレバー部とマウスピースと
    の角度を調整する角度調整部をさらに備えた請求項1乃
    至7のいずれかに記載の顎運動装置。
JP20392698A 1998-07-17 1998-07-17 顎運動装置 Expired - Fee Related JP4191818B2 (ja)

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