JP4191818B2 - 顎運動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顎運動装置に係り、特に、上顎及び下顎について相対的に開閉運動及び前後運動をすることにより顎運動の訓練を行うための多自由度の顎運動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、開閉口障害症例に対して、機能訓練治療の一環として開口訓練が行われる。その際に、例えばある種の顎関節症に対する治療として、顎が十分に開かないところを外力により強制的に開くようにする開閉口訓練を行うための顎運動装置が用いられる。
【0003】
図10に、従来の顎運動装置の構成図を示す。
図10に示される従来の顎運動装置においては、上レバー部110と下レバー部120が連結部130を支点として結合されている。この装置では、治療者側の上レバー部110及び下レバー部120を閉じる(又は開く)ことにより、患者側の顎が開く(又は閉じる)。なお、上レバー部110及び下レバー部120の間には、補助的に牽引ゴム140等を備える場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来は、開閉運動のみ、即ち1自由度のみの顎運動の訓練を行う顎運動装置であるため、実際の顎運動は前後を含めて複雑な動きをするにもかかわらず、開閉以外の方向に顎を動かすことはできなかった。すなわち、実際には、顎は前後方向にも曲線等を描いて運動するが、このような運動方向には動かず、また、前後方向の訓練をすることが困難であった。
【0005】
本発明は、以上の点に鑑み、開閉方向の他に前後方向に対しても運動訓練を行うことができる顎運動装置を提供することを目的とする。
本発明は、治療者又は患者自身が患者の顎の反力を感じながら適切な開閉動作及び前後動作の外力を加えるようにした顎運動装置を提供することを目的とする。また、本発明は、顎の寸法、運動範囲、運動力等を適宜調整し、また、適当な速さで徐々に運動外力を加えることができる顎運動装置を提供することを目的とする。
【0006】
また、本発明は、前後及び開閉の顎運動を簡単な手動式の構成により安価に且つ安全に行い、大きな治療効果をあげることを目的とする。
さらに、本発明は、開閉のラッチ機構を備えることにより、一度閉じたレバーは治療者又は患者自身が手を放しても患者側で一定の開口距離(開口量、開口角等)を保つようにし、前後動作のみを安定して運動訓練することを目的とする。
【0007】
また、本発明は、開口動作ストッパを備えることにより、治療者は一定の力以上でレバーを握っていれば開口部は一定の開口距離でその状態を保持して前後動作をするようにし、治療者は常に患者の顎の開閉力を感じつつ、前後動作により開閉口に過大な力が発生した場合には迅速に対応できるようにしたことを目的とする。
また、本発明は、脱着式マウスピースを採用することにより、衛生的・安全で、保守の容易な顎運動装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の解決手段によると、
一端を荷重側、他端を開口側とする第1のレバー部及び第2のレバー部と、
前記第1及び第2のレバー部の荷重側を閉じる又は開くことにより、開口側をそれぞれ開く又は閉じるための支点となり、且つ、前記第1及び第2のレバー部を前後反対方向に相互動作するための連結部
を備えた顎運動装置を提供する。
【0009】
また、本発明の第2の解決手段によると、
一端を荷重側、他端を開口側とする第1のレバー部と、
一端を荷重側とする前記第2のレバー部と、
前記第1及び第2のレバー部の荷重側を開閉することにより開口側を開閉する支点となる連結部と、
前記第2のレバー部に一方が取り付けられ他方に開口側を有し、前後方向に移動可能としたリニアガイド部、及び、前記リニアガイド部の開口側を前後方向に移動させるための操作部を含む前後移動部
を備えた顎運動装置を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明に係る顎運動装置の正面図を示す。図2に、本発明に係る顎運動装置の平面図及び背面図を示す。
顎運動装置は、上レバー部1、下レバー部2及び連結部3を備える。上レバー部1及び下レバー部2は、それぞれ一端を荷重側4、他端を開口側5とする。荷重側4には、治療者又は患者自身が力を加えて開閉動作を行う。一方、開口側5は、患者が顎運動の訓練を行えるように、口、歯、歯列又は顎等にあてる。開口側5には、マウスピース(トゥースピース)を、取り外し可能に又は固定的に適宜設けることができる。
【0011】
連結部3は、上レバー部1及び下レバー部2の荷重側4を閉じる(又は開く)ことにより、開口側5を開く(又は閉じる)支点となり、且つ、上レバー部1及び下レバー部2を前後反対方向(患者の正面・背面方向)に相互に動作するための機構を有する。連結部3は、リニアガイド部31、ラック部32及びハンドルギア部33を備える。リニアガイド部31は、上レバー部1及び下レバー部2を、患者の前後方向に相互に反対にスライドするガイドとなる。ラック部32は、上レバー部1に取り付けられ、これと連動する。治療者又は患者自身は、ハンドルギア部33を回転することにより、上レバー部1を、リニアガイド部31に添って下レバー部2と相互に前後動作する。すなわち、ハンドルギア部33の回転方向により、上レバー部1を患者の前面に下レバー部2を患者の背面に動かすことによって、またこの逆に、上レバー部1を患者の背面に下レバー部2を患者の前面に動かすことによって、顎の前後動作の運動訓練を行うことができる。
【0012】
このように、本発明では、上レバー部1及び下レバー部2の右端を患者の上下の歯に当て、左端を治療者(術者)又は患者自身が手で握ることで、患者の顎を開かせることができるとともに、ハンドルギア部33を回すことによって上レバー部1及び下レバー部2が図の左右方向に相対的に移動し、患者の顎を前後に動かすことができる。また、顎関節の複雑な動きに応じて、開閉動作の際に前後方向にも動き多自由度の動作ができるので、スムーズで有効な開閉訓練を実施することができる。さらに、本発明の顎運動装置によると、治療者又は患者自身が患者の顎の反力を感じながら、適切な開閉口及び前後動作の外力を加えることができる。
【0013】
つぎに、図3に、本発明に係る顎運動装置の断面図を示す。この図は、図1におけるA−A’断面図である。以下に、この断面図を参照して、特に連結部3について詳細に説明する。
上レバー部1については、上顎レバー10が、軸支え11にネジ12で固定される。下レバー部2については、下顎レバー20が、軸支え21にネジ22で固定される。
【0014】
連結部3のリニアガイド部31は、スライドレール311、スライドブロック312、スライドブロックベース313及び軸受け314を有する。スライドレール311は、下レバー部2の下顎レバー20に固定される。また、軸受け314は、開閉軸315及び止め輪316により、上レバー部1の軸支え11に回転するよう取り付けられる。連結部3のラック部32は、スライドブロックベース313に固定され、上レバー部1の前後運動に連動する。また、連結部3のハンドルギア部33は、前後操作ハンドル331及びピニオンギア332を備える。前後操作ハンドル331は、ピニオンギア332と連結され、これを回転させるものである。ハンドルギア部33は、止め輪335及びハンドル軸336により、下レバー部2の軸支え21に回転するよう取り付けられる。
【0015】
なお、ラック部32とピニオンギア331とは、この例では歯車で連動する構成であるが、この他にも、表面の摩擦による連動、プーリ・ベルトによる連動等の適宜の連動手段により構成することができる。また、ハンドルギア部33は、前後操作ハンドル331を設けずに、単にピニオンギア332による構成とすることもできる。この場合、ジョグダイヤルのように回転することにより、上レバー部1及び下レバー部2を相互に反対方向に前後動作することができる。また、荷重側4又は開口側5に牽引ゴム・スプリング・弾性部品等を適宜設けるようにしても良い。
本装置では、このような構成・動作により、多自由度な顎運動訓練を行うことができる。
【0016】
つぎに、図4に、開口距離を保持する保持部の構成図を示す。ここでは、一例として、上レバー部1及び下レバー部2の荷重側に、開閉ラッチ機構を設けた場合を説明する。
保持部4は、図示のように、ラチェット431、爪432、バネ433及び434、ストッパ435を備える。このような構成により、保持部4は、上レバー部1及び下レバー部2の荷重側を閉じるように荷重する際、一度閉じると荷重側はそれ以上開かないようになる。よって、開口側の開口距離(開口量、開口角等)を一度開いた開口距離以下にならないように保持することができる。このような機構により、一度閉じたレバーは、治療者又は患者自身が手を放しても開かないため、一定の開口距離で前後動作のみを安定して行うことができる。また、爪432のA部またはラチェット431のB部を押すことで、開口動作をする上レバー1及び下レバー2は、解放される。
【0017】
なお、開口側に同様の機能を有する開閉ラッチ機構を設けることもできる。その際は、ラッチギアに関する構成が以上の説明と反対とすればよい。さらに、ラッチギアの保持方向を反対にすることもできる。また、保持部として、開閉軸315等の軸に一方の回転方向のみに回転するようにした構成(例えば、ワンウェイクラッチ)を採用することもできる。
【0018】
図5に、ストッパの構成図を示す。図5(A)には、一例として、上顎レバー10及び下顎レバー20の荷重側に設けられた開口動作ストッパの構成図を示す。ここでは、ネジ51が上顎レバー10に取り付けられている。ネジ51を適宜調整することにより、下顎レバー部20と接触し、一定以上に閉じないようになる。すなわち、治療者又は患者自身は、一定の力以上でレバーを握っていれば開口側はほぼ一定の開口距離でその状態を保持したまま、上顎・下顎の前後運動を行うことができる。この場合では、レバーを握り続けていなければならないが、治療者又は患者自身は、常に患者の顎の開閉力を感じていることができるため、前後動作により開閉口に過大な力が発生した場合には迅速に対応することができる。また、患者に過大な負荷をかけすぎないように一定以下に開口距離を抑えることができる。
【0019】
また、図5(B)には、上顎レバー10及び下顎レバー20の荷重側に設けられた閉口動作ストッパの一例を示す。これは、先程とは逆に、ネジ52を適宜調整することにより、一定量以下に開口側が閉じないように固定するものである。また、ネジ52は、長穴53内を移動することにより、開口側はほぼ一定の開口距離でその状態を保持したまま、上顎・下顎の前後運動を行うこともできる。
【0020】
図6に、着脱式マウスピースの説明図を示す。図6(A)及び(B)に、マウスピース脱着部の正面断面図及び右側面図を示す。この構成は、上顎レバー部10及び下顎レバー20の開口側に設けられるものである。また、図6(C)に、脱着されるマウスピースの構成図を示す。
【0021】
上顎レバー部10及び下顎レバー20の開口側には、先端に穴645があけられる。そこにバネ641により、ピン641が穴645の内部に突出するように取り付けられる。マウスピース(トゥースピース)644は、患者の歯列に合わせて作られており、それがマウスピースレバー642に取付られている。マウスピースレバー642には、ピン640に合わせた穴643が設けられる。このような構成で、マウスピースレバー642を、ピン640を引いて穴645に挿入し、ピン640をバネ力で穴643に押し込むことで、マウスピースレバー642を固定することができる。また、マウスピースレバー642は、ピン640を引くことで簡単に取り外すことができる。
【0022】
このように、患者の個々の歯列に合わせたマウスピースを用いることで、治療をより適切かつ効果的に行うことができる。また、消毒する部分をマウスピースに限定することができ、衛生上も顕著な効果がある。なお、この例では、取り付けのための機構として穴645を設けたが、この他にも、凹凸、段、平面、曲面等の適宜のレバー端部構成に、ネジ、ストッパ、はめ込み等の適宜の取り付け機構を用いて、取り付けることができる。
【0023】
図7に、角度調整部を備えたマウスピースの構成図を示す。
図1のように上顎レバー部10及び下顎レバー20の先端を歯列の1点に押し当てて開口する場合は、その角度はそれほど問題にならないが、図6のようなマウスピースを歯列に当てる場合は、レバーと顎の開度により歯列とマウスピースとの角度が変化するため、それが適切に密着しなくなる。そこで、この例は、マウスピースの下顎側若しくは上顎側の角度、又は下顎側と上顎側の両方の角度を受動的に自在に変えられるようにしたものである。
【0024】
上マウスピースレバー742には、固定マウスピース743が取り付けられ、一方、下マウスピースレバー744には、角度調整部7が設けられる。角度調整部7は、例えば、ヒンジピン745及び可動マウスピース746を含む。可動マウスピース746は、患者の顎や歯列の角度に応じて、下マウスピースレバー744に対して回転可能となる。
なお、各種マウスピースやマウスピースレバー等は、上顎レバー10及び/又は下顎レバー20に固定的に取り付けられてもよい。
【0025】
図8に、本発明に係る顎運動装置の他の実施の形態の構成図を示す。
図8は、図1に示した機構を、前後移動部と開閉動作部(開閉する支点となる連結部)とに分けたものである。この例では、前後移動部は、リニアガイドにより前後に滑動するリニアガイド部93、ラック部94、ハンドルギア部96、前後操作ハンドル95、前後レバー97を備え、これらが上レバー部91に取り付けられている。これにより、開口側5の開閉動作は上レバー部91及び下レバー部92の開閉により実現でき、前後動は前後操作ハンドル95の回転により行う。したがって、上レバー部91と下レバー部92が相対的に前後の平行運動を行うことはなくなり、開閉口と前後動の2方向の操作が独立となる。前後レバー97を自由にすれば、開口側5での顎の前後動は、開閉口訓練時にも自由に行うことが可能となる。なお、本実施の形態においても、マウスピースを取り付けることで、治療・訓練を効果的且つ衛生的に行うことができる。
【0026】
図9に、本発明に係る顎運動装置のさらに他の実施の形態の構成図を示す。
図9(A)には、前後移動レバーによる前後移動部を示す。この例では、前後移動部は、リニアガイド部81と前後移動レバー82を備える。リニアガイド部81は、一方が開口側5に連結する。開口側5には、上述のように、各種のマウスピース83を取り付けることもできる。また、リニアガイド部81の他方は、下顎レバー20に固定される。前後移動レバー82は、リニアガイド部81の開口側5が連結されている部分に作用点が連結され、下顎レバー20にその支点が連結される。この前後移動部では、前後移動レバー82を操作することにより、下顎レバー部20の開口側5をリニアガイド部81に添って前後移動する。
【0027】
図9(B)には、ネジ機構による前後移動部を示す。この例では、前後移動部は、リニアガイド部85、ネジ機構86、回転ハンドル87、フレキシブルジョイント89及び軸受け90を備える。リニアガイド部85は、一方が開口側5に連結され、他方が下顎レバー20に固定される。開口側5には、上述のように、各種のマウスピース88を取り付けることもできる。回転ハンドル87を回転すると、ネジ機構86により、リニアガイド部85の開口側5が前後方向に移動する。また、ネジ部に大リードのボールネジを使用することで、前後移動の反力をハンドルのトルクとして治療者側に伝えることもできる。
このように、図8及び図9に示した構成によると、前後移動部と開閉動作部(開閉する支点となる連結部)とに分けたため、開口距離を一定に保ったままで前後移動を訓練することができる。
【0028】
なお、以上説明した各実施の形態及び各例において、上レバー部1及び下レバー部2とそれに関連する連結部3の構成は、上下逆にするようにしても良い。また、ストッパ、マウスピース脱着部、角度調整部、前後移動部等の各構成は、それぞれ開口側・荷重側を上述の説明と反対に設けても良いし、また、上レバー部1・下レバー部2に関する構成を上述の説明と反対に設けるようにしても良い。また、これらの各構成を、開口側及び荷重側の両方、又は、上レバー部1及び下レバー部2の両方に設けるようにしても良い。さらに、ストッパ、マウスピース脱着部、角度調整部、前後移動部等の適宜の構成を、適宜組み合わせて設けるようにすることもできる。また、本発明の他の実施の形態に、ストッパ、マウスピース脱着部、角度調整部、前後移動部等の適宜の構成を、適宜組み合わせることもできる。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、本発明によると、開閉方向の他に前後方向に対しても運動訓練を行うことができる顎運動装置を提供することができる。
本発明によると、治療者又は患者自身が患者の顎の反力を感じながら適切な開閉動作及び前後動作の外力を加えるようにすることができ、また、顎の寸法、運動範囲、運動力等を適宜調整したり、適当な速さで徐々に運動外力を加えたりすることができる。
【0030】
また、本発明によると、前後及び開閉の顎運動を簡単な手動式の構成により安価に且つ安全に行い、大きな治療効果をあげることができる。
さらに、本発明によると、開閉のラッチ機構を備えることにより、一度閉じたレバーは治療者又は患者自身が手を放しても患者側で一定の開口距離を保つため、前後動作のみを安定して訓練することができる。。
【0031】
また、本発明によると、開口動作ストッパを備えることにより、治療者は一定の力以上でレバーを握っていれば開口部は一定の開口距離でその状態を保持して前後動作することができ、治療者は常に患者の顎の開閉力を感じつつ、前後動作により開閉口に過大な力が発生した場合には迅速に対応することができる。
また、本発明によると、脱着式マウスピースを採用することにより、衛生的・安全で、保守の容易な顎運動装置を提供することができる。
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る顎運動装置の正面図。
【図2】本発明に係る顎運動装置の平面図及び背面図。
【図3】本発明に係る顎運動装置の断面図。
【図4】開口距離を保持する保持部の構成図。
【図5】ストッパの構成図。
【図6】着脱式マウスピースの説明図。
【図7】角度調整部を備えたマウスピースの構成図。
【図8】本発明に係る顎運動装置の他の実施の形態の構成図。
【図9】本発明に係る顎運動装置のさらに他の実施の形態の構成図。
【図10】従来の顎運動装置の構成図。
【符号の説明】
1 上レバー部
2 下レバー部
3 連結部
4 荷重側
5 開口側
31 リニアガイド部
32 ラック部
33 ハンドルギア部

Claims (6)

  1. 一端を荷重側、他端を開口側とする第1のレバー部及び第2のレバー部と、
    前記第1及び第2のレバー部の荷重側を閉じる又は開くことにより、開口側をそれぞれ開く又は閉じるための支点となり、且つ、前記第1及び第2のレバー部を前後反対方向に相互動作するための連結部
    を備え
    前記連結部は、
    前記第1及び第2のレバー部を前後反対方向に相互動作するためのガイドとなるリニアガイド部と、
    前記第1のレバー部に設けられたラック部と、
    前記第2のレバー部に設けられ、前記ラック部と連動するハンドルギア部を備え、
    前記ハンドルギア部を回転することにより、前記第1及び第2のレバー部を前記リニアガイド部に沿って前後反対方向に相互動作させることにより、開閉方向の他に前後方向に対しても顎運動の訓練を行うための多自由度の顎運動装置。
  2. 一端を荷重側、他端を開口側とする第1のレバー部と、
    一端を荷重側とする前記第2のレバー部と、
    前記第1及び第2のレバー部の荷重側を開閉することにより開口側を開閉する支点となる連結部と、
    前記第2のレバー部に一方が取り付けられ他方に開口側を有し、前後方向に移動可能としたリニアガイド部、及び、前記リニアガイド部の開口側を前後方向に移動させるための操作部を含む前後移動部
    を備え
    前記前後移動部は、
    前記リニアガイド部と作用点が連結され、前記第2のレバー部に固定点が連結されることにより、前記第2のレバー部を前記リニアガイド部に沿って前後移動させるための前後移動レバー、又は、回転することにより前記第2のレバー部を前記リニアガイド部に沿って前後移動させるための回転ハンドルのいずれかを備え、
    前記移動レバーを操作することにより又は前記回転ハンドルを回転することにより、開閉方向の他に前後方向に対しても顎運動の訓練を行うための多自由度の顎運動装置。
  3. 前記第1及び第2のレバー部の荷重側を閉じるように荷重する際、一度開いた開口側の開口距離以上に開口距離を保持する保持部をさらに備えた請求項1又は2に記載の顎運動装置。
  4. 前記第1及び第2のレバー部の開口側の開口距離が、一定以上に開口又は閉口しないようにするストッパをさらに備えた請求項1乃至のいずれかに記載の顎運動装置。
  5. 前記第1のレバー部及び/又は第2のレバー部の開口側に、マウスピースを脱着可能としたマウスピース着脱部をさらに備えた請求項1乃至のいずれかに記載の顎運動装置。
  6. 前記第1又は第2のレバー部の開口側に設けられ、前記第1又は第2のレバー部とマウスピースとの角度を調整する角度調整部をさらに備えた請求項1乃至のいずれかに記載の顎運動装置。
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