JP2000031912A - 電子機器と該電子機器における受信データの取得方法 - Google Patents

電子機器と該電子機器における受信データの取得方法

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JP2000031912A
JP2000031912A JP10208535A JP20853598A JP2000031912A JP 2000031912 A JP2000031912 A JP 2000031912A JP 10208535 A JP10208535 A JP 10208535A JP 20853598 A JP20853598 A JP 20853598A JP 2000031912 A JP2000031912 A JP 2000031912A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データで変調された任意の搬送波周波数が受
信可能となるようにした。 【解決手段】 周波数が例えば70KHzの場合、初期
化した後データ受信によりカウンタをリセットした後タ
イマをスタートする(S1→S2→…→S5)。その計
時時間Tmが所定時間T1が経過するとカウンタのカウ
ント値CTを取得し(S6→S7)、カウント値CTが
所定値C1以下の場合はメモリにデータ「0」をセット
し(S8→S9)、所定値C1を超えている場合はメモ
リにデータ「1」をセットし(S8→S10)、1ビッ
ト分のデータを取得する。周波数が70KHzでない場
合、例えば38KHzの場合も、上述と略同様にしてS
12〜S20の処理を実行し、1ビット分のデータを取
得する。そして、この動作を繰り返すことにより所定ビ
ット数のデータを取得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器と該電子機
器における受信データの取得方法に関し、より詳しくは
データで変調された赤外線搬送波を受信する赤外線受信
装置等の電子機器と、該電子機器で受信される赤外線搬
送波等の受信データを処理する電子機器における受信デ
ータの取得方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、テレビリモコンに代表される
赤外線送信装置から出力された赤外線搬送波を利用して
データを取得する赤外線受信装置が知られている。
【0003】図9はこの種従来の赤外線受信装置の受信
回路を示し、図10は該受信回路の各構成要素から出力
される信号波形のタイムチャートである。
【0004】すなわち、図9及び図10において、フォ
トダイオード101は抵抗体102によりバイアスがか
けられており、フォトダイオード101が光信号を受信
すると、該フォトダイオード101からは微小な電気信
号が出力し、アンプ103で増幅された後、バンドパス
フィルタ104によりノイズ成分が除去されて特定周波
数成分のみが搬送波周波数として出力され、さらに信号
波形検出回路105で積分され、波形整形回路106で
デジタルデータに変換され、該デジタルデータがマイク
ロプロセッサ(不図示)のシリアルポートに入力され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の赤外線受信装置は、搬送波周波数のうち、特定周波
数のみが通過するバンドパスフィルタを使用しているた
め、特定の搬送波周波数を有する赤外線送信装置からの
信号しか受信することができず、したがって従来におい
ては、搬送波周波数の異なる種々の赤外線送信装置から
の赤外線搬送波を1台の赤外線受信装置で受信すること
ができないという問題点があった。
【0006】この場合、通過域の異なるバンドパスフィ
ルタを備えた複数の受信回路を赤外線受信装置に設ける
ことにより、1台の赤外線受信装置で搬送波周波数の異
なる複数の赤外線送信装置からの搬送波を受信すること
ができると考えられるが、この場合、赤外線搬送波を送
信する赤外線送信装置の個数と同一個数の受信回路が必
要となり、コスト面を考慮すると実用化は困難である。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
のであって、データで変調された任意の搬送波周波数が
受信可能な赤外線受信装置等の電子機器と該電子機器に
おける受信データの取得方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る電子機器は、データで変調された搬送波
を受信する電子機器において、複数の異なる周波数を有
する搬送波を受信する搬送波受信手段と、該搬送波受信
手段により受信された搬送波の周波数を検知する周波数
検知手段と、該周波数検知手段の検知結果と通信レート
とに基づいて前記データを取得するデータ取得手段とを
備えていることを特徴としている。
【0009】また、本発明に係る電子機器における受信
データの取得方法は、データで変調された搬送波を受信
する電子機器における受信データの取得方法において、
複数の異なる周波数を有する搬送波を受信して該受信し
た搬送波の周波数を検知し、検知した前記周波数と通信
レートとに基づいて前記データを取得するデータことを
特徴としている。
【0010】尚、本発明のその他の特徴は、下記の発明
の実施の形態の記載により明らかとなろう。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳説する。
【0012】図1は本発明に係る電子機器としての携帯
型赤外線受信装置(以下、単に「赤外線受信装置」とい
う)の一実施の形態を示す斜視図であって、該赤外線受
信装置は、各種の入力操作を行なう入力キー群1と、タ
ッチパネル用のシート2が貼着された液晶表示部3と、
入力情報等を印字出力するサーマルラインプリンタ4
と、赤外線送信装置(不図示)から送られてくる赤外線
搬送波を受信する赤外線受信部5とを有している。
【0013】図2は前記赤外線受信装置の要部ブロック
回路図であって、該赤外線受信装置は、赤外線送信装置
からの光信号を受信するフォトダイオード6と、該フォ
トダイオード6にバイアスをかける抵抗体7と、フォト
ダイオード6からの微小電流を増幅するアンプ8と、該
アンプ8から出力されたアナログ信号をデジタル信号に
波形整形する波形整形回路9と、該波形整形回路9から
出力されたデジタル信号をカウントしながらデータ信号
を出力するバイナリカウンタ10と、バイナリカウンタ
10から出力されるデータ信号を取得するマイクロプロ
セッサ11とを備えている。
【0014】また、マイクロプロセッサ11は、タイマ
を内蔵し、該タイマにより計時される所定時間内におけ
るカウント値をデータ信号として取得し、バイナリカウ
ンタ10に適宜クリア信号を発する。そして、該マイク
ロプロセッサ11は、スタートビットを検出してからス
トップビットを検出するまでの間を1ビットとしてデー
タ伝送する調歩同期方式により複数のデータの取得を行
なう。すなわち、データの開始を示すスタートビットと
データの終了を示すストップビットとの間に8個のデー
タビット及び1個のパリティビットを有し、これらデー
タビットの取得を1バイトとして複数のデータ取得を行
なう。
【0015】また、バイナリカウンタ10は、具体的に
は6ビットからなり、該バイナリカウンタ10からは出
力Q1〜Q6を出力する。
【0016】図3は波形整形回路9から出力される波形
整形パルスとバイナリカウンタ10から出力される出力
Q1〜Q6の出力波形、マイクロプロセッサ11から出
力されるクリアパルス信号、及びデータ出力波形の関係
を示すタイムチャートである。
【0017】すなわち、出力Q1は、図3(a)(b)
に示すように、波形整形パルスの立ち上がりに同期して
出力し、分周作用により波形整形パルスの1/2の周波
数でもって出力する。以下同様に分周作用により、出力
Q2は、図3(c)に示すように、波形整形パルスの1
/4の周波数でもって出力し、出力Q3は、図3(d)
に示すように、波形整形パルスの1/8の周波数でもっ
て出力し、出力Q4は波形整形パルスの1/16、出力
Q5は波形整形パルスの1/32、出力Q6は波形整形
パルスの1/64の周波数でもって夫々出力する。
【0018】そして、マイクロプロセッサ11は、デー
タを取得する所定時間毎に図3(h)に示すようにバイ
ナリカウンタ10にクリア信号を発し、したがって、図
3(i)に示すように、出力Q1の発生タイミングから
クリア信号の発生タイミングまでの所要期間tがデータ
出力期間となる。尚、本実施の形態では、搬送波周波数
及び通信レートに応じてバイナリカウンタ10へのクリ
ア信号の発生タイミングを異ならせている。
【0019】以下、AM変調で搬送波周波数70KH
z、通信レート4800bpsでデータ受信する場合
と、AM変調で搬送波周波数38KHz、通信レート1
200bpsでデータ受信する場合について、図4のフ
ローチャートに基づき説明する。
【0020】ここで、搬送波周波数70KHz、通信レ
ート4800bpsでデータ受信する場合は1ビット当
たり約14パルス(=70000/4800)存在し、
搬送波周波数38KHz、通信レート1200bpsの
場合は1ビット当たり約31パルス(=38000/1
200)存在することとなる。尚、本プログラムはマイ
クロプロセッサ11で実行される。
【0021】ステップS1では搬送波周波数が70KH
zか否かを判断する。そして、搬送波周波数が70KH
zであると判断された場合はステップS2に進み、通信
のための初期化処理を行なった後、ステップS3に進
み、データ受信したか否かを判断する。すなわち、マイ
クロプロセッサ11はバイナリカウンタ10を常時監視
し、該バイナリカウンタ10がカウントアップされたか
否かによりデータを受信したか否かを判断する。そし
て、バイナリカウンタ10がカウントアップされていな
い場合はデータを受信していないと判断してデータ受信
を待機する一方、バイナリカウンタ10がカウントアッ
プされた場合はデータを受信したと判断してステップS
4に進む。
【0022】ステップS4ではマイクロプロセッサ11
がバイナリカウンタ10にクリア信号を送出し、バイナ
リカウンタ10のカウント値をリセットし、続くステッ
プS5ではマイクロプロセッサ11に内蔵されたタイマ
の計時をスタートさせ、ステップS6ではタイマの計時
時間Tmが所定時間T1が経過したか否かを判断する。
この場合、通信レートが4800bpsであるため計時
時間Tmが1/4800secを経過したか否かを判断
する。そして、その答が否定(No)のときは所定時間
T1が経過するのを待機する一方、その答が肯定(Ye
s)になるとバイナリカウンタ10のカウント値(パル
ス数)CTを取得する。
【0023】次いで、ステップS8ではステップS7で
取得したバイナリカウンタ10のカウント値CTが所定
値C1を超えているか否かを判断する。ここで所定値C
1は、1ビット当たりのパルス数(=約14)を考慮
し、ノイズ等により実パルス数に変動があった場合であ
ってもデータを判定できるように、例えば、「7」に設
定される。そしてカウンタ値CTが所定値C1以下の場
合はマイクロプロセッサ11内のメモリ(不図示)のデ
ータとして「0」をセットし(ステップS9)、カウン
タ値CTが所定値C1を超える場合は前記メモリのデー
タとして「1」をセットし(ステップS10)、このよ
うにして搬送波周波数70KHz、通信レート4800
bpsにおける1ビット分のデータ処理を行なって処理
を終了する。
【0024】また、ステップS1の答が否定(No)、
すなわち搬送波周波数が38KHzであると判断された
場合は、ステップS12に進んで通信のための初期化処
理を行なった後、ステップS13に進み、データ受信し
たか否かを判断する。そして、バイナリカウンタ10が
カウントアップされていない場合はデータを受信してい
ないと判断してデータ受信を待機する一方、バイナリカ
ウンタ10がカウントアップされた場合はデータを受信
したと判断してステップS14に進む。
【0025】ステップS14ではマイクロプロセッサ1
1はバイナリカウンタ10にクリア信号を送出し、バイ
ナリカウンタ10のカウント値をリセットし、続くステ
ップS15ではマイクロプロセッサ11に内蔵されたタ
イマの計時をスタートさせ、ステップS6ではタイマの
計時時間Tmが所定時間T2が経過したか否かを判断す
る。この場合、通信レートが1200bpsであるため
計時時間Tmが1/1200secを経過したか否かを
判断する。そして、その答が否定(No)のときは所定
時間T2が経過するのを待機する一方、その答が肯定
(Yes)になるとバイナリカウンタ10のカウント値
(パルス数)CTを取得する。
【0026】次いで、ステップS18ではステップS1
7で取得したバイナリカウンタ10のカウント値CTが
所定値C2を超えているか否かを判断する。ここで所定
値C2は、1ビット当たりのパルス数(=約31)を考
慮し、ノイズ等により実パルス数に変動があった場合で
あってもデータを判定できるように、例えば、「16」
に設定される。そしてカウンタ値CTが所定値C2以下
の場合はマイクロプロセッサ11内のメモリ(不図示)
のデータとして「0」をセットし(ステップS19)、
カウンタ値CTが所定値C2を超える場合は前記メモリ
のデータとして「1」をセットし(ステップS20)、
このようにして搬送波周波数38KHzでの通信レート
1200bpsにおける1ビット分のデータ処理を行な
って処理を終了する。
【0027】図5は1バイトのデータを取得する場合の
取得手順を示すフローチャートである。
【0028】すなわち、ステップS31では1バイトの
データ開始を示すスタートビットを上述した図4のステ
ップS4〜ステップS10又はステップS14〜ステッ
プS20を介して取得し、続くステップS32〜ステッ
プS39ではデータビット1〜データビット8について
同様にデータを取得し、続くステップS40でパリティ
ビットを取得してパリティチェックを行い、ステップS
32〜ステップS39で得られたデータが正しいか否か
をチェックした後、ステップS41でストップビットを
取得し処理を終了する。このようにして1バイト分のデ
ータを連続して取得することができる。
【0029】このように本実施の形態においては、搬送
波のパルス数をバイナリカウンタ10で計数してデータ
を取得しているので、バイナリカウンタ10のカウント
値をクリアするタイマの設定値を変更するのみで、所望
の搬送波周波数を有する赤外線搬送波を受信することが
可能となる。
【0030】また、上記実施の形態ではノイズ成分によ
りデータが消失することを考慮してバイナリカウンタ1
0のカウント値CTが所定値C1、C2を超えるか否か
を判断基準とし、その判断結果に基づいてメモリのデー
タとして「0」又は「1」をセットしているが、1ビッ
トに含まれる搬送波のパルス数を複数回に区分して計数
し、該計数されたカウント値に基づいて1ビット毎にデ
ータを取得するようにしてもよい。
【0031】図6は1ビットを2分割して0.5ビット
毎にバイナリカウンタ10のカウント値CTを取得し、
該カウント値CTに基づいて1ビット分のデータを取得
する場合の処理手順を示すフローチャートである。すな
わち、図7に示すように、1ビットのデータを2分割
し、バイナリカウンタ10によるパルス数のカウントを
第1回目と第2回目の2回に分けて行い、2回の計数結
果に基づいて1ビットのデータ判定を行なっている。
【0032】尚、本第2の実施の形態における搬送波周
波数及び通信レートは、第1の実施の形態と同様、夫々
70KHz、4800bps、及び38KHz、120
0bpsであり、したがって、搬送波周波数70KHz
での通信レート4800bpsの場合は0.5ビット当
たり約7パルス(=35000/4800)存在し、搬
送波周波数38KHzでの通信レート1200bpsの
場合は0.5ビット当たり約15パルス(=19000
/1200)存在することとなる。
【0033】ステップS51では搬送波周波数が70K
Hzか否かを判断する。そして、搬送波周波数が70K
Hzであると判断された場合はステップS52に進み、
通信のための初期化処理を行なった後、ステップS53
に進み、データ受信したか否かを判断する。そして、バ
イナリカウンタ10がカウントアップされていないため
データを受信していないと判断された場合はデータ受信
を待機する一方、バイナリカウンタ10がカウントアッ
プされてデータを受信したと判断した場合はステップS
54に進む。
【0034】ステップS54ではマイクロプロセッサ1
1はバイナリカウンタ10にクリア信号を送出し、バイ
ナリカウンタ10のカウント値をリセットし、続くステ
ップS55ではマイクロプロセッサ11に内蔵されたタ
イマの計時をスタートさせ、ステップS56ではタイマ
の計時時間Tmが所定時間T3が経過したか否かを判断
する。この場合、通信レートが4800bpsであるた
め、計時時間Tmが0.5ビットのデータを取得すべく
1/9600secを経過したか否かを判断する。そし
て、その答が否定(No)のときは所定時間T3が経過
するのを待機する一方、その答が肯定(Yes)になる
とバイナリカウンタ10のカウント値(パルス数)CT
を取得する(ステップS57)。
【0035】次いで、ステップS58ではステップS5
7で取得したバイナリカウンタ10のカウント値CTが
所定値C3以下か否かを判断する。ここで所定値C3
は、0.5ビット当たりのパルス数(=約7)を考慮
し、ノイズ等により実パルス数に変動があった場合であ
ってもデータを判定できるように、例えば、「3」に設
定される。そしてカウンタ値CTが所定値C3以下の場
合はマイクロプロセッサ11内のメモリ(不図示)にデ
ータ「0」をセットし(ステップS59)、ステップS
63に進む。また、ステップS58の答が否定(No)
のときはステップS60に進み、カウント値CTが所定
値C4以上か否かを判断する。ここで所定値C4は通常
5ビットの搬送波に含まれるパルス数(=約7)と比較
して異常と考えられる値、例えば、「10」に設定され
る。そして、ステップS60の答が肯定(Yes)のと
きは異常データであるためメモリに「×」をセットし、
ステップS63に進む。また、ステップS60の答が否
定(No)、すなわち、バイナリカウンタ10のカウン
ト値CTがC3≦CT≦C4(例えば、4≦CT≦9)
の場合はメモリに「1」をセットし、ステップS63に
進む。
【0036】次いで、ステップS63では1ビット分の
データを取得したか否かを判断し、その答が否定(N
o)のときはステップS54に戻って、残りの0.5ビ
ットのデータについても上述の処理を繰り返す。
【0037】そして、1ビット分のデータを取得してス
テップS63の答が肯定(Yes)になったときは第1
回目データと第2回目データに基づいて1ビット分のデ
ータを取得し(ステップS64)、処理を終了する。
【0038】また、ステップS51の答が否定(N
o)、すなわち搬送波周波数が38KHzであると判断
された場合は、ステップS65に進んで通信のための初
期化処理を行なった後、ステップS66に進み、データ
受信したか否かを判断する。そして、バイナリカウンタ
10がカウントアップされていないためデータを受信し
ていないと判断された場合はデータ受信を待機する一
方、バイナリカウンタ10がカウントアップされてデー
タを受信したと判断した場合はステップS67に進む。
【0039】ステップS67ではマイクロプロセッサ1
1はバイナリカウンタ10にクリア信号を送出し、バイ
ナリカウンタ10のカウント値をリセットし、続くステ
ップS68ではマイクロプロセッサ11に内蔵されたタ
イマの計時をスタートさせ、ステップS59ではタイマ
の計時時間Tmが所定時間T4を経過したか否かを判断
する。この場合、通信レートが1200bpsであるた
め、計時時間Tmが0.5ビットのデータを取得すべく
1/2400secを経過したか否かを判断する。そし
て、その答が否定(No)のときは所定時間T4が経過
するのを待機する一方、その答が肯定(Yes)になる
とバイナリカウンタ10のカウント値(パルス数)CT
を取得する(ステップS70)。
【0040】次いで、ステップS70ではステップS6
9で取得したバイナリカウンタ10のカウント値CTが
所定値C5以下か否かを判断する(ステップS71)。
ここで所定値C5は、0.5ビット当たりのパルス数
(=約14)を考慮し、ノイズ等により実パルス数に変
動があった場合であってもデータを判定できるように、
例えば、「7」に設定される。そしてカウンタ値CTが
所定値C5以下の場合はマイクロプロセッサ11内のメ
モリ(不図示)にデータ「0」をセットし(ステップS
72)、ステップS63に進む。また、ステップS71
の答が否定(No)のときはステップS73に進み、カ
ウント値CTが所定値C6以上か否かを判断する。ここ
で所定値C6は通常0.5ビットの搬送波に含まれるパ
ルス数(=約14)と比較して異常と考えられる値、例
えば、「19」に設定される。そして、ステップS13
の答が肯定(Yes)のときは異常データであるためメ
モリに「×」をセットし、ステップS76に進む。ま
た、ステップS73の答が否定(No)、すなわち、バ
イナリカウンタ10のカウント値CTがC5≦CT≦C
6(例えば、8≦CT≦18)の場合はメモリに「1」
をセットし、ステップS76に進む。
【0041】次いで、ステップS76では1ビット分の
データを取得したか否かを判断し、その答が否定(N
o)のときはステップS67に戻って、残りの0.5ビ
ットのデータについても上述の処理を繰り返す。
【0042】そして、1ビット分のデータを取得してス
テップS76の答が肯定(Yes)になったときは第1
回目データと第2回目データに基づいてデータビット判
定を行い(ステップS77)、処理を終了する。
【0043】そして、このような処理を8ビット分繰り
返して1バイトのデータを得ることができる。
【0044】図8はデータビット判定を行なう場合のテ
ーブルであって、例えば、第1回目及び第2回目のデー
タが双方とも「0」の場合は総データ(1ビット分のデ
ータ)が「0」にセットとされ、双方とも「1」の場合
は総データが「1」にセットとされ、2個の0.5ビッ
トデータのうち、いずれか一方が異常データ「×」の場
合は、総データは他方のデータに基づき「0」又は
「1」にセットされる。
【0045】このように本第2の実施の形態においては
搬送波の1ビット分に含まれるパルス数に大きな変動が
あったためデータが異常を示した場合であってもデータ
を取得することができる。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る電子機
器と該電子機器における受信データの取得方法によれ
ば、周波数検出手段の検出結果と通信レートとに基づい
て前記データを取得しているので、データで変調された
異なる複数の周波数の搬送波を受信した場合であって
も、所望のデータを取得することができ、複数の搬送波
周波数を受信する場合に対処することができる。
【0047】具体的には、搬送波のパルス数を計数手段
で計数してデータを取得することにより、該計数手段の
計数値をクリアする計時手段の設定値を変更するのみ
で、所望の搬送波周波数を有する赤外線搬送波を受信す
ることが可能となる。
【0048】また、1ビットを複数の小ビットに分割
し、これら分割単位毎にデータを取得することにより、
搬送波の1ビット分に含まれるパルス数に大きな変動が
あったためデータが異常を示した場合であっても、所望
のデータを首尾よく取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子機器としての赤外線受信装置
の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】前記赤外線受信装置の要部ブロック回路図であ
る。
【図3】波形整形パルスの発生タイミングとバイナリカ
ウンタの出力タイミング、クリア信号の発生タイミン
グ、及びデータ出力期間の関係を示すタイムチャートで
ある。
【図4】本発明に係る電子機器における受信データの取
得方法の第1の実施の形態を示すフローチャートであ
る。
【図5】調歩同期方式で1バイトのデータを取得する場
合の取得手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る電子機器における受信データの取
得方法の第2の実施の形態を示すフローチャートであ
る。
【図7】第2の実施の形態におけるバイナリカウンタの
計数方式を説明するための図である。
【図8】第2の実施の形態におけるデータビット判定を
示すテーブルである。
【図9】従来の赤外線受信装置の要部ブロック回路図で
ある。
【図10】従来の赤外線受信装置の各構成要素からの出
力波形を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
6 フォトダイオード(搬送波受信手段) 10 バイナリカウンタ(計数手段) 11 マイクロプロセッサ(周波数検出手段、データ取
得手段、計時手段、時間設定手段)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データで変調された搬送波を受信する電
    子機器において、 複数の異なる周波数を有する搬送波を受信する搬送波受
    信手段と、該搬送波受信手段により受信された搬送波の
    周波数を検知する周波数検知手段と、該周波数検知手段
    の検知結果と通信レートとに基づいて前記データを取得
    するデータ取得手段とを備えていることを特徴とする電
    子機器。
  2. 【請求項2】 前記周波数をデジタル化する波形整形手
    段と、該波形整形手段によりデジタル化されたパルス数
    を計数する計数手段と、該計数手段により計数が開始さ
    れてからの所定時間を計時する計時手段と、前記所定時
    間を前記通信レートに応じて設定する時間設定手段とを
    有し、 前記データ取得手段が、前記所定時間における前記計数
    手段の計数結果に基づいて前記データを取得することを
    特徴とすることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 前記データ取得手段は、前記計数手段の
    計数結果に応じて取得データを異ならせていることを特
    徴とする請求項2記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 前記データ取得手段は、前記計時手段に
    より前記所定時間の計時が終了したときは前記計数手段
    にクリア信号を送出することを特徴とする請求項2又は
    請求項3記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 前記データ取得手段は、1ビットを単位
    にして前記データを取得することを特徴とする請求項1
    乃至請求項4のいずれかに記載の電子機器。
  6. 【請求項6】 前記データ取得手段は、1ビットを複数
    の小ビットに分割した分割単位で前記データを取得し、
    該分割単位で取得した前記データに基づいて1ビット単
    位でのデータを取得することを特徴とする請求項1乃至
    請求項4のいずれかに記載の電子機器。
  7. 【請求項7】 前記変調は振幅変調であることを特徴と
    する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の電子機
    器。
  8. 【請求項8】 前記搬送波は赤外線搬送波であることを
    特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の電
    子機器。
  9. 【請求項9】 データで変調された搬送波を受信する電
    子機器における受信データの取得方法において、 複数の異なる周波数を有する搬送波を受信して該受信し
    た搬送波の周波数を検知し、検知した前記周波数と通信
    レートとに基づいて前記データを取得することを特徴と
    する電子機器における受信データの取得方法。
  10. 【請求項10】 前記周波数をデジタル化し、前記通信
    レートに応じた所定時間内での前記デジタル化したパル
    ス数を計数し、斯かる計数結果に基づいて前記データを
    取得することを特徴とすることを特徴とする請求項9記
    載の電子機器における受信データの取得方法。
  11. 【請求項11】 前記計数結果に応じて取得データを異
    ならせることを特徴とする請求項10記載の電子機器に
    おける受信データの取得方法。
  12. 【請求項12】 前記所定時間の計時を終了したときは
    前記パルス数の計数内容をクリアすることを特徴とする
    請求項10又は請求項11記載の電子機器における受信
    データの取得方法。
  13. 【請求項13】 1ビットを単位にして前記データを取
    得することを特徴とする請求項9乃至請求項12のいず
    れかに記載の電子機器における受信データの取得方法。
  14. 【請求項14】 1ビットを複数の小ビットに分割した
    分割単位で前記データを取得し、該分割単位で取得した
    前記データに基づいて1ビット単位でのデータを取得す
    ることを特徴とする請求項9乃至請求項12のいずれか
    に記載の電子機器における受信データの取得方法。
  15. 【請求項15】 前記変調は振幅変調であることを特徴
    とする請求項9乃至請求項14のいずれかに記載の電子
    機器における受信データの取得方法。
  16. 【請求項16】 前記搬送波は赤外線搬送波であること
    を特徴とする請求項9乃至請求項15のいずれかに記載
    の電子機器における受信データの取得方法。
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