JP2000031834A - 可変長符号の復号化回路 - Google Patents

可変長符号の復号化回路

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JP2000031834A
JP2000031834A JP10198623A JP19862398A JP2000031834A JP 2000031834 A JP2000031834 A JP 2000031834A JP 10198623 A JP10198623 A JP 10198623A JP 19862398 A JP19862398 A JP 19862398A JP 2000031834 A JP2000031834 A JP 2000031834A
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Toshihiro Honma
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は復号化回路に関し、特に回転処理を
行わずに可変長符号化されたデータを固定長符号データ
に変換する簡易な回路構成を提供する。 【解決手段】 可変長符号化されたシリアル入力データ
をパラレルデータに変換するシリアル−パラレル変換部
11と、そのパラレルデータを記憶するレジスタ部12
と、記憶されたパラレルデータから可変長符号を検出し
固定長符号に変換出力してその可変符号長を出力する符
号変換部15と、シリアル入力データからデータブロッ
クの区切りを示す同期信号を検出する同期検出部18
と、その同期検出信号により、所定の初期値から符号変
換部からの可変符号長にその出力を切換える選択部5
2、及び選択部からの所定の初期値及び可変符号長に基
づいて前記シリアル入力データを可変符号長に対応した
任意のタイミングでレジスタ部に記憶するロードパルス
を発生するパルス生成部51と、から構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は復号化回路及びその
方法に関し、特に可変長符号化されたデータを固定長符
号データに変換する復号化回路及びその方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】データ伝送におけるデータの符号化に
は、各データに固定長の符号を割り当てる固定長符号化
と、可変長の符号を割り当てる可変長符号化とがある。
前者の場合は、符号化/復号化の処理が簡易であるが、
データの伝送効率は固定の符号長によって制限される。
【0003】一方、後者の場合は、伝送する原データの
統計的な偏りを利用し、発生確率の高いデータには短い
符号長を割り当て、発生確率の低いデータには長い符号
長を割当てる。その結果、伝送するデータの平均語長が
短くなり、データの伝送効率は向上するが、符号化/復
号化における処理は複雑となる。
【0004】図1は、可変長符号化の一例を示したもの
である。図1の(a)は、画像信号や音声信号等のアナ
ログ信号波形を所定周期でサンプリングし、隣接する各
サンプリング信号間の差分値(Δ)を求める場合を示し
ている。画像信号や音声信号等のように相関のある信号
を差分信号に変換すると、その差分値(Δ)の発生確率
は、発生確率の最も高いΔ=0を中心にそれから離れる
に従って発生確率が指数関数的に低下するような生起分
布を示す。従って、このような差分値(Δ)を可変長符
号化することによってデータ転送効率が大幅に改善され
る。
【0005】図1の(b)は、固定長符号と可変長符号
との間の符号化/復号化の変換規則の一例を示したもの
である。ここでは、4ビット固定長符号とそれに対応す
る2〜8ビットで構成した可変長符号の相互間の変換規
則を示している。例えば、上述したように相関のある信
号を差分伝送する場合に、Δ値=0(固定長符号;00
00(0))の発生確率が50%、その前後のΔ値(固
定長符号;0001(+1)及び1111(−1))の
発生確率がそれぞれ25%とすると、前記3つの値(図
1の(b)の範囲A)によってほぼ100%の信号伝送
が行われることになる。
【0006】上記伝送に可変長符号を用いた場合、図1
の(c)に示すように3つの値に対応する可変長符号の
発生確率(P)はP[11]=0.5、P[011]=
0.25、P[101]=0.25となり、また各符号
長は2ビット、3ビット、3ビットであるから、信号伝
送に用いられる平均語長は2.5ビットとなる。
【0007】その結果、4ビットの固定長符号を用いる
場合と比べて顕著に伝送効率が改善される。図1の
(b)の復号化の過程では、2〜8ビットの可変長符号
を対応する4ビット固定長符号に復号化する必要があ
る。可変長符号から固定長符号への逆変換は、01,0
11のように”0”が検出されたあとに”1”または”
11”を検出した時に符号の区切りと判定される。
【0008】図2は可変長符号データを復号する従来の
復号化回路の一例を示したものである。また、図3〜5
は図2の復号化回路の動作説明図である。以下、図3に
示す可変長符号データを復号化する場合について説明す
る。図3の(a)は図2の復号化回路によって復号化さ
れる可変長符号データを示しており、図3の(b)は復
号化の過程で算出される各データの可変符号長(ビット
長)を示しており、そして図3の(c)は最終的に復元
(逆変換)される4ビット固定長符号を示している。
【0009】図4の復号化処理タイムチャート(1)
は、図2の8ビットのシフトレジスタ(SR)11から
なるシリアル−パラレル変換回路、8ビットのフリップ
フロップ回路(FF)12、13からなる2段構成のラ
ッチ回路、及びデータクロックを1/n(n=8)分周
してフリップフロップ回路(FF)12、13のロード
パルス信号を発生させる分周回路16の各動作を示して
いる。
【0010】図4において、可変長入力信号()はク
ロック信号()に従って順次シフトレジスタ11に入
力され、8ビット毎に分周回路16から出力されるロー
ドパルス信号()によって初段のフリップフロップ回
路12に8ビットのパラレルデータとしてラッチされる
()。そのラッチデータは、さらに次のラッチ信号に
よって次段のフリップフロップ回路(FF)13にラッ
チされる()。
【0011】図5は、入力信号の開始点を表す同期信号
を検出するための同期検出部18、前記2段のフリップ
フロップ回路12、13でラッチしたデータの回転処理
を行う回転処理部14、前記回転処理したデータから4
ビット固定長データを復元(逆変換)する符号変換部1
5、そして前記符号変換部15からの信号を基に次の受
信データ回転処理のための演算処理を行う加算部19及
びデコーダ部17の各動作を示している。なお、図5の
(a)〜(c)で示す各タイミングは図4の同タイミン
グ(a)〜(c)と対応している。
【0012】同期検出部18は、入力データ列からその
先頭を表すフレーム同期パターン信号(以降、「F信
号」と呼ぶ)を検出する。シリアル入力データ列からF
信号を検出すると、それに続くデータが入力データの先
頭となる。パラレル変換されたデータ列と入力データの
先頭位置との関係は、同期パターンの検出時点とロード
パルス信号()との間の位相関係から判定できる。こ
の位相差が後述する回転処理の初期シフト量となる。な
お、本例でF信号は説明の便宜上1ビットで表している
が、実際のF信号にはユニークワードが使われる。
【0013】回転処理部14は、前記F信号の検出によ
り図5のt1のタイミングで内部に設けられた前段及び
後段の各8ビットシフトレジスタ(図示せず、なお前段
は後述のように7ビットで可)へ前記各フリップフロッ
プ回路12、13でラッチされた信号を取り込む。その
際、前記初期シフト量(本例では3ビット())に相
当する回転処理を行う。回転処理は、次段の符号変換部
15において変換ROMテーブル等を使用して復号化処
理を行うためにその特定ビット位置に可変長データを移
動させるために行われる。
【0014】本例では後段のシフトレジスタのMSBに
入力データ列の先頭が移動する。よって、F信号はLS
Bに移動する()。同様の回転処理は前段のシフトレ
ジスタに対しても行なわれる()。その結果、後段の
シフトレジスタのMSB〜3ビット目までの5(=8−
3)ビットデータ“11011”と、前段のシストレジ
スタの2ビット目〜LSBの3ビットデータ“101”
とによって連続した8ビット入力データ“110111
01”が得られる(図5の各太枠参照)。
【0015】符号変換部15は、前記後段のシフトレジ
スタのMSB側から可変長符号を検出し、検出された可
変長符号“11”に対応する4ビット固定長符号“00
00”及びその符号長「2」を出力する。前記符号長
「2」は加算部19に与えられる。加算部19では、内
部に保持したそれまでの演算結果と前記与えられた符号
長とを加算してモジュロ8の演算出力を行い、その結果
を次の回転処理のシフト量(3+2=5)を求め、デコ
ーダ部17を介して前記回転処理部14に与える。ま
た、演算結果が8を超える場合にはキャリー信号を出力
する。
【0016】回転処理部14は前記与えられたシフト量
に対応する回転処理を逐次行い、上述した符号変換部1
5以降の処理が受信した連続する8ビット信号の処理終
了を示すキャリー信号が出力されるまで繰り返される。
本例では、次に可変長符号“011”が検出され(t
2)、その処理によりシフト量が5+3=8(0)、キ
ャリー信号“1”となり、これによりタイミング(a)
でラッチされた8ビット信号の復号化処理が終了する。
そして、次のラッチタイミング(b)で続く新たな8ビ
ット信号がラッチされ上述した復号化処理が開始する
(t3)。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
可変長符号を復号化する回路は複雑で大規模になるとい
う問題があった。図6は、上述した回転処理部14の具
体的な回路構成例を示したものであり、図7はその動作
の一例を示している。
【0018】図6において、回転処理部14内部に設け
られた前段のシストレジスタは7段であり、そして後段
のシフトレジスタは8段で構成される。図7の(b)に
示すように最大符号長nビットデータの回転出力を得る
には最大符号長n×2−1ビット長のシフトレジスタが
必要となる。n=8の場合には8×2−1=15ビット
のシフトレジスタ構成となる。これは、上段の7ビット
分を下段8ビットの点線枠内に移動配置することにより
8ビットの回転出力が得られることからも明らかであ
る。
【0019】図6の回路構成によれば、前後段の各7及
び8ビットシフトレジスタ21〜27及び28〜35に
同一のシフトクロックが与えられる。また、各シフトレ
ジスタ21〜27及び28〜35を構成するビット対応
レジスタ群には順次1ビットシストした値が設定され
る。
【0020】8ビット信号の回転出力を与える選択スイ
ッチ36〜42は、2−1セレクタからなり、入力信号
のビットシフト量に応じて前後段のシフトレジスタ21
〜27及び28〜35の何れか一方の適宜ビットを選択
する。その選択信号はデコーダ部44によって与えられ
る。
【0021】図7の(a)には、図6の回路で3ビット
シフト動作を行う場合の一例を示している。後段のビッ
ト対応シフトレジスタ群28〜35の各出力値(YB0
〜YB7)は3個のシフトクロックによって“**F1
1011”から“11011**F”に回転シフトす
る。ここで有効なビット値はYB7〜YB3“1101
1”の5ビットである。
【0022】同様に、前段のビット対応シフトレジスタ
群21〜27の各出力値(YA1〜YA7)も同じ3個
のシフトクロックによって“1010001”から“0
001101”に回転シフトする。ここで有効なビット
値はYA1〜YA3の“101”の3ビットである。
【0023】デコーダ部44は、3ビットのシフト動作
から前記5ビットは後段のシフトレジスタから、そして
前記3ビットは前段のシフトレジスタから選択する選択
信号“1111000”(1:後段選択、0:前段選
択)を出力する。なお、YB7ビットは常に後段から選
択されるため前記選択信号には含まれない。その結果、
連続した8ビットの回転出力が得られる。
【0024】上述したように、従来処理においては回転
処理が必要とされるが、図6で示したように従来例の可
変長符号変換方式はシリアルパラレル変換後のデータに
対して回転処理回路を設けることにより復号化する方式
であり、可変長符号が長くなればパラレルデータのビッ
ト数が増加して回路規模が急激に増大(n×2−1;n
は最大符号長)するという問題があった
【0025】そこで、本発明の目的は、上記問題点に鑑
み、可変長符号化されたシリアルデータを復号化する際
に、パラレルデータの回転処理を行わず、検出した可変
長号の各符号長に応じて逐次シリアルーパラレル変換タ
イミング信号の生成制御を行うことで可変長符号の復号
化を簡易な回路構成で実現する可変長符号の復号化回路
を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、可変長
符号化されたシリアル入力データをパラレルデータに変
換するシリアル−パラレル変換部と、前記シリアル−パ
ラレル変換部からのパラレルデータを一時記憶するレジ
スタ部と、前記レジスタ部に一時記憶されたパラレルデ
ータから可変長符号を検出し、それを固定長符号に変換
出力するとともにその可変符号長を出力する符号変換部
と、前記シリアル入力データからデータブロックの区切
りを示す同期信号を検出する同期検出部と、前記同期検
出部からの同期検出信号により、所定の初期値から前記
符号変換部からの可変符号長にその出力を切換える選択
部と、前記同期検出部からの同期検出信号により、前記
選択部からの所定の初期値及び可変符号長に基づいて前
記シリアル入力データを可変符号長に対応した任意のタ
イミングで前記レジスタ部に逐次記憶するためのロード
パルスを発生するパルス生成部と、から成る可変長符号
の復号化回路が提供される。
【0027】前記所定の初期値は、最大可変符号長と対
応する。また、前記パルス生成部は、前記シリアル入力
データの入力クロックが与えられるアップカウンタ又は
ダウンカウンタから成り、前記符号変換部からの可変符
号長が出力される毎にそれをカウンタの初期値として設
定し、前記可変符号長のカウント終了時にロードパルス
を発生する。
【0028】さらに、前記パルス生成部は、前記シリア
ル入力データの入力クロックをカウントするカウンタ
と、前記カウンタのカウント値と前記符号変換部からの
可変符号長とを比較する比較部とから成り、前記比較部
は、前記カウンタのカウント値と前記符号変換部からの
可変符号長とが一致した時にロードパルスを発生する。
【0029】さらにまた、前記パルス生成部は、複数の
位相でロードパルスタイミング信号を発生するカウンタ
と、前記符号変換部からの可変符号長が与えられる演算
部と、前記複数の位相のロードパルスタイミング信号の
1つを前記ロードパルスとして選択出力するセレクタと
から成り、前記演算部は、与えられた可変符号長を基に
次の可変符号長に相当する位相のロードパルスタイミン
グ信号を求め、その選択信号を前記セレクタに与える。
【0030】
【発明の実施の形態】図8は、本発明による可変長符号
の復号化回路の基本構成を示したものである。図8にお
いて、シリアル−パラレル変換を行うシフトレジスタ
(SR)11、前記シフトレジスタ11からのパラレル
データをラッチするフリップ−フロップ回路(FF)1
2、入力信号の開始点を示すF信号を検出する同期検出
部18、及び可変長符号を固定長符号に復号化する符号
変換部15は、図2の従来例と同様である。
【0031】本発明の構成では、従来の回転処理を行う
回転処理部14、ロードパルスを発生させる分周回路1
6、演算処理を行う加算部19及びデコーダ部17に代
えてパルス生成部51及びスイッチ部52が新たに設け
られる。パルス生成部51は、シリアルデータを任意の
タイミングでラッチするためのロードパルスを発生す
る。スイッチ部52は、同期検出部18から与えられる
同期検出後のデータの先頭位置と符号変換部15から与
えられる復号化過程で生成されるロードパルス位置とを
切り換える。
【0032】本発明によれば、復号化過程において、受
信した可変長符号の長さに相当する時間分だけフリップ
−フロップ回路12のロードパルスの生成時間を調整す
ることにより逐次可変長符号を固定長符号に変換する。
従って、従来の回転処理部に相当する部分は不要とな
り、回路の簡易化が格段に達成される。
【0033】以下、図9の復号化処理タイムチャートを
参照してその動作について説明する。図9において、同
期検出部18は、F信号を検出すると同期信号パルスS
(=1)を発生させる()。スイッチ部52は、前記
同期信号パルスSによってその選択を初期値入力側(A
側)から符号変換部15の出力側(B側)へ切換える。
前記初期値には同期信号パルスSの発生から最初のロー
ドパルスを発生するためのクロックカウント値が与えら
れる。
【0034】パルス生成部51は、同期信号パルスSの
発生によって前記初期値を取り込む。パルス生成部51
は前記初期値で示された時間経過後にロードパルスを発
生する()。その結果、受信の先頭から1バイト分の
信号“11011101”がフリップ−フロップ回路1
2にラッチされる()。
【0035】これにより、後段の符号変換部15は、直
ちにラッチデータのMSB側から可変長符号パターン
“11”を検出し()、ROM変換テーブル等を用い
てそれを固定長符号“0000”に変換すると同時にそ
の符号長「2」()を出力する。前記符号長「2」は
スイッチ部52を介してパルス生成部に与えられ、パル
ス生成部51はそれを次のロードパルスを発生させるた
めのカウント値として設定する。
【0036】その結果、パルス生成部51は2クロック
後にロードパルスを発生し()、符号変換部15はフ
リップ−フロップ回路12のラッチデータから次の可変
長符号パターン“001”検出する(及び)。以降
は、上述の動作を繰り返す。本例の場合、受信信号の復
号化処理の終了を示す5ビット以上連続する「1」を検
出した時点でスイッチ部52は初期値側(A側)へ切換
えられる。以降、次の同期信号の検出まで待機状態とな
る。
【0037】図10〜13には、図8のパルス生成部の
具体的な実施例(1)〜(3)を示している。図10
は、パルス生成部のアップ/ダウンカウンタによる実施
例を示したものである。図10(a)はアップダウンカ
ウンタを用いた回路構成例を、図10(b)(i)はダ
ウンカウンタを使用した場合のタイミング図を、そして
図10(b)(ii)はアップカウンタを使用した場合
のタイミング図をそれぞれ示している。
【0038】図10の(a)において、速度変換部は、
図8のシフトレジスタ11及びフリップフロップ回路1
2を合わせたものである。本例では図8のパルス生成部
51はアップカウンタ又はダウンカウンタ61によって
構成される。図10(b)(i)のダウンカウンタ61
を使用した場合には、同期検出部18でF信号を検出し
た時にスイッチ部52から初期カウント値「7」(最大
可変符号長n=8の場合)がダウンカウンタ51に設定
される。
【0039】その結果、8クロックカウント後にロード
パルス(ゼロフラグ等)が発生し、受信データの先頭か
ら8ビット分のパラレルデータが速度変換部11、12
にラッチされる。それを基に符号変換部15で検出され
た符号長「x」からカウント値(x−1)がダウンカウ
ンタ61に設定され、続くxカウント後に次のロードパ
ルスが発生する。
【0040】図10(b)(ii)のアップカウンタを
使用した場合には、同期検出部18でF信号を検出した
時にスイッチ部52から例えば初期カウント値「F7
h」(最大可変符号長n=8の場合)がアップカウンタ
61に設定される。その結果、8クロックカウント後に
ロードパルス(キャリーフラグ等)が発生し、受信デー
タの先頭から8ビット分のパラレルデータが速度変換部
11、12にラッチされる。
【0041】それを基に符号変換部15で検出された符
号長「x」の補数値が次にアップカウンタ61に設定さ
れる。例えば、符号長「3」の場合にはその補数値「F
Ch」が設定され、続く3カウント後にカウント値は
「FFh」となって次のロードパルスが発生する。な
お、符号長「x」の補数値は、インバータを介すること
によって容易に得られる。
【0042】図11は、パルス生成部のカウンタと比較
器による実施例を示したものである。図11の(a)は
カウンタと比較器とを用いた回路構成例を、図10の
(b)そのタイミング図を示している。
【0043】図11の(a)において、図8のパルス生
成部51はカウンタ63と比較器62とによって構成さ
れる。本例では、符号変換部15は、変換処理開始前
(受信待機状態)において符号長として例えば「FF
h」を比較器62の一方の入力に与えられる。
【0044】同期検出部18でF信号を検出するとセレ
クタ64(スイッチ部52に相当)から初期値「F7
h」(最大可変符号長n=8の場合)がアップカウンタ
63に設定される。アップカウンタ63のカウント出力
は比較器62の他方の入力に与えられる。
【0045】アップカウンタ63は8クロックカウント
後に「FFh」を出力し、比較器61は前記符号長の値
「FFh」との一致を検出してしてロードパルスを出力
する。その結果、速度変換部11、12は受信データの
先頭から8ビット分のパラレルデータをラッチする。前
記一致出力は、またセレクタ64を介してカウンタ62
をクリアする。
【0046】符号変換部15は速度変換部11、12の
ラッチデータから検出した可変長符号の符号長「x」を
求め、それを比較器62一方の入力に与える。アップカ
ウンタ63はクロック入力によって自走しており、リセ
ットからxクロックカウント後に比較器61は入力一致
を検出してロードパルスを出力する。以降、この動作を
繰り返す。なお、本例ではアップカウンタ63を用いて
いるが、前述した図10の場合と同様にダウンカウンタ
を用いることも可能である。
【0047】図12は、パルス生成部をタイマ、セレク
タ、及び加算器で構成した実施例を示してたものであ
る。図13は、図12の動作説明図である。タイマ(T
IM)66は、複数のロードタイミング信号を出力す
る。加算器67は、前記複数のロードタイミング信号の
選択信号を符号長に基づくモジュロ演算によって求め
る。セレクタ65は、前記演算結果を選択信号として複
数のロードタイミング信号の1つを選択する。
【0048】図13を参照してその動作を説明する。な
お、本例では図面の簡単化のために最大符号長4(n=
4)の場合について示してある。従って、図12の速度
変換部11、12は4ビット構成である。タイマ(TI
M)66は本例ではクロック入力をカウントして4位相
(位相0〜3)のロードタイミング信号を自走出力す
る。加算器67はそれまでの加算結果を保持し、それと
与えられた可変長符号の符号長「x」とのモジュロ4の
演算結果(0〜3)を出力する。
【0049】セレクタ65は、前記演算値を選択信号と
して対応する位相のロードタイミング信号をロードパル
スとして速度変換部11,12に与える。ここで、同期
検出部18がF信号を検出するとタイマ(TIM)66
及び加算器67を強制リセットする。これによって、タ
イマ(TIM)66と加算器67との間の同期動作が保
証される()。本例では、先頭の4ビット受信信号を
ラッチするための初期値1が加算器67に設定される。
【0050】その結果、セレクタ65によって最初に選
択されるロードパルス信号は位相1のものが選択され
()、速度変換部11、12には“A1、A2、A
3、B1”の4ビットがラッチされる。符号変換部15
では“A1、A2、A3”の3ビットの可変長符号を検
出し、符号長「3」を加算器67に与える。加算器67
では1+3=0(モジュロ4)の演算結果を出力し、従
って次は位相0のロードパルス信号が選択される
()。以降、上述した動作が繰り返される。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、可
変長符号の復号化過程において従来の回転処理を実行す
ることなく、受信した可変長符号の長さに相当する時間
分だけ受信符号のラッチタイミングの生成時間を調整す
ることにより、簡易な回路構成によって逐次可変長符号
を固定長符号に変換することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】可変長符号化の一例を示した図である。
【図2】従来の復号化回路の一例を示した図である。
【図3】可変長符号データの一例を示した図である。
【図4】復号化処理タイムチャート(1)を示した図で
ある。
【図5】復号化処理タイムチャート(2)を示した図で
ある。
【図6】回転処理部の具体的な回路構成例を示した図で
ある。
【図7】回転処理部の動作説明図である。
【図8】本発明による可変長符号の復号化回路の基本構
成を示した図である。
【図9】図8の復号化処理タイムチャートを示した図で
ある。
【図10】図8のパルス生成部の実施例(1)を示した
図である。
【図11】図8のパルス生成部の実施例(2)を示した
図である。
【図12】図8のパルス生成部の実施例(3)を示した
図である。
【図13】図12の動作説明図である。
【符号の説明】
11、21〜27、28〜35…シフトレジスタ 12、13…フリップフロップ回路 14…回転処理部 15…符号変換部 16…分周回路 17…デコーダ部 18…同期検出部 19、67…加算部 36〜42、52、65…セレクタ 51…パルス生成部 61、63…カウンタ 62…比較器 66…タイマ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変長符号化されたシリアル入力データ
    をパラレルデータに変換するシリアル−パラレル変換
    部、 前記シリアル−パラレル変換部からのパラレルデータを
    一時記憶するレジスタ部、 前記レジスタ部に一時記憶されたパラレルデータから可
    変長符号を検出し、それを固定長符号に変換出力すると
    ともにその可変符号長を出力する符号変換部、 前記シリアル入力データからデータブロックの区切りを
    示す同期信号を検出する同期検出部、 前記同期検出部からの同期検出信号により、所定の初期
    値から前記符号変換部からの可変符号長にその出力を切
    換える選択部、 前記同期検出部からの同期検出信号により、前記選択部
    からの所定の初期値及び可変符号長に基づいて前記シリ
    アル入力データを可変符号長に対応した任意のタイミン
    グで前記レジスタ部に逐次記憶するためのロードパルス
    を発生するパルス生成部、から構成することを特徴とす
    る可変長符号の復号化回路。
  2. 【請求項2】 前記所定の初期値は、最大可変符号長と
    対応する請求項1記載の復号化回路。
  3. 【請求項3】 前記パルス生成部は、前記シリアル入力
    データの入力クロックが与えられるアップカウンタ又は
    ダウンカウンタから成り、 前記符号変換部からの可変符号長が出力される毎にそれ
    をカウンタの初期値として設定し、前記可変符号長のカ
    ウント終了時にロードパルスを発生する請求項1記載の
    復号化回路。
  4. 【請求項4】 前記パルス生成部は、前記シリアル入力
    データの入力クロックをカウントするカウンタと、前記
    カウンタのカウント値と前記符号変換部からの可変符号
    長とを比較する比較部とから成り、 前記比較部は、前記カウンタのカウント値と前記符号変
    換部からの可変符号長とが一致した時にロードパルスを
    発生する請求項1記載の復号化回路。
  5. 【請求項5】 前記パルス生成部は、複数の位相でロー
    ドパルスタイミング信号を発生するカウンタと、前記符
    号変換部からの可変符号長が与えられる演算部と、前記
    複数の位相のロードパルスタイミング信号の1つを前記
    ロードパルスとして選択出力するセレクタとから成り、 前記演算部は、与えられた可変符号長を基に次の可変符
    号長に相当する位相のロードパルスタイミング信号を求
    め、その選択信号を前記セレクタに与える請求項1記載
    の復号化回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006284270A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Pasuko:Kk レーザ計測方法及びレーザ計測システム
JP2014236449A (ja) * 2013-06-04 2014-12-15 国立大学法人 筑波大学 データ圧縮器及びデータ解凍器

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