JP2728818B2 - 可変長復号化器 - Google Patents

可変長復号化器

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JP2728818B2 JP30753891A JP30753891A JP2728818B2 JP 2728818 B2 JP2728818 B2 JP 2728818B2 JP 30753891 A JP30753891 A JP 30753891A JP 30753891 A JP30753891 A JP 30753891A JP 2728818 B2 JP2728818 B2 JP 2728818B2
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克利 真鍋
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は可変長符号化されたデ
ータを復号する可変長復号化器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の可変長復号化器を示すブロ
ック構成図であり、例えば、三菱電機技報Vol.6
0,No.10(1986.10)の40頁に示された
「図3.ビデオコーデックの構成」の受信側のブロック
構成図の可変長復号化ブロックの内部を展開したもので
ある。
【0003】図中、2はリセット信号により次ノード番
号を初期化する初期化部、3a,3bは同期回路を構成
するためのDタイプフリップフロップ、4は引き続き可
変長復号化を行なうために必要な次ノード番号を生成す
る次ノード番号生成部、5は復号インデックスを生成す
る復号インデックス生成部である。
【0004】次に動作について説明する。
【0005】先ず、従来例の具体的動作についての説明
に先立ち、可変長符号の構造、及び復号方法の概念につ
いて簡単に説明する。可変長符号は、一般的にトリー
(Tree)構造になっており、例えば、図3に示すよ
うな固定長3ビットのインデックスと、それに対応する
1ビットから7ビットの可変長符号では、図4に示すよ
うなトリー構造となっている。トリーの枝は各ノードに
おいて各ビットの値が‘0’か‘1’に対応して分岐し
ており、辿ってきた枝の末端にある固定長インデックス
値が辿ってきたビットで構成される可変長符号に対応し
ている。例えば、可変長符号「001」は、図4のノー
ド番号0から始まってノード番号1、ノード番号2を辿
って到達するインデックス2に対応している。
【0006】可変長復号は、入力する可変長符号化デー
タに従い、図4に示したようなトリー構造をノード番号
0から固定長インデックスのある枝の末端まで辿るとい
う動作を繰り返すことにより達成される。
【0007】この復号方法を念頭において、図5に示す
従来の可変長復号化器の動作について説明する。入力さ
れた1ビットシリアルの可変長符号化データ102は、
当該データのビット伝送速度(以下、ビットレートと呼
ぶ)に等しいクロック101によりDタイプフリップフ
ロップ3aでラッチされ、復号用データ302として次
ノード番号生成部4、及び復号インデックス生成部5へ
入力する。一方、初期化部2は、実次ノード番号201
として、リセット時にはリセット信号103により起点
となるノード番号、即ち図4でいえばノード番号0を出
力し、通常時は次ノード番号生成部4からの次ノード番
号401を出力する。実次ノード番号201は、可変長
符号化データ102と同様にDタイプフリップフロップ
3aでラッチされ、現ノード番号301として次ノード
番号生成部4及び復号インデックス生成部5へ入力す
る。次ノード番号生成部4は、現ノード番号301と復
号用データ302とから前述の可変長符号トリーを辿
り、次に移るノード番号を求めて次ノード番号401と
して出力する。
【0008】図4の例で具体的に説明すると、例えば現
ノード番号301が0、復号用データ302が0の場合
は次ノード場合401として1を、現ノード番号301
が2、復号用データ302が0の場合は次ノード番号4
01として3を、というふうに出力する。また、例えば
現ノード番号301が0で、復号用データ302が1で
ある場合、インデックス0が復号されるが、この時は引
き続き復号動作を繰り返させるために、次ノード番号4
01として0を出力する。
【0009】復号インデックス生成部5は、可変長符号
トリーの末端に到達した場合のみインデックスが復号さ
れたことを示す検出フラグ501と復号されたインデッ
クスである復号インデックス502を出力する。そし
て、上記検出フラグ501と復号インデックス502
は、クロック101によりDタイプフリップフロップ3
bにてラッチされ、出力検出フラグ311と出力復号イ
ンデックス312として出力される。
【0010】以上のように、リセット信号103による
リセットを起点として、次ノード番号401をフィード
バックさせながら、毎クロック同様の動作を繰り返すこ
とにより、出力検出フラグ311、及び出力復号インデ
ックス312が順次出力される。図6は、図3、図4に
示す可変長符号の一例について、上記動作を示すタイミ
ングチャートであり、可変長符号化データ102として
「0,1,1,0,0,0,0,1,・・・」が入力さ
れたとき、復号インデックス502として「1,0,
4,・・・」が符号される様子を示している。本図から
明らかなように、復号インデックス502は最小、クロ
ック101の1クロック周期で復号される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の可変長復号化器
は以上のように構成されているので、1クロックで可変
長符号化データ1ビットしか処理できず、そのため高い
ビットレートの可変長符号化データを処理するにはクロ
ック周波数を上げなければならないが、処理に使用する
素子の動作速度には制限があるため、処理できる可変長
符号化データのビットレートを上げるにも限界が発生す
るという課題があった。
【0012】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、高いビットレートの可変長符号化
データを復号できる可変長復号化器を得ることを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係る可変長復号化器は、 復号インデック
ス確定対象であるシリアル入力の可変長符号化データ
を、そのビット伝送速度と等しいクロックによりNビッ
トのパラレル信号に変換するシリアル/パラレル(S/
P)変換部と、所定の可変長符号トリーに従い復号する
際に、求めるインデックスがどの部分にあるかを順次辿
るための次ノード番号を生成し復号インデックス生成部
にフィードバックする最終次ノード番号生成部と、最終
次ノード番号生成部からフィードバックされ同期回路で
ラッチされた現ノード番号と、S/P変換出力のNビッ
トのパラレル信号とから、可変長符号トリーを辿って検
出される最大N個の復号インデックスのうちの、第1番
目に辿りついた復号インデックスを生成する第1の復号
インデックス生成部から第N番目に辿りついた復号イン
デックスを生成する第Nの復号インデックス生成部まで
の、最大N個の並列の復号インデックス生成部を備え
て、 クロックのN倍周期で順次に、最大N個の復号イン
デックス生成部から、最大N個の復号インデックスを同
時に確定出力するようにした。
【0014】
【作用】上記のように構成された可変長復号化器では、
入力する可変長符号化データをシリアル/パラレル変換
部を介して複数ビットにパラレル変換することにより、
データ速度が落ち、処理クロック生成部で発生する上記
データ速度に見合った遅い処理クロックにて復号動作を
行なうことにより、高いビットレートの可変長符号化デ
ータを復号することが可能となる。また、複数の復号イ
ンデックス生成部により同一処理クロック内に複数の復
号インデックスが復号される。
【0015】
【実施例】実施例1.以下、この発明の実施例1を図を
参照して説明する。
【0016】図1は、本発明を適用して可変長符号化デ
ータを4ビットにパラレル変換する場合の可変長復号化
器を示すブロック構成図であり、図5の従来例に相当す
る部分には同一符号を付してその説明を省略する。図
中、6は4ビットパラレルに入力する復号用データ30
3を現ノード番号から可変長符号トリーに従い復号して
いった時に最終的に辿りつく次ノード番号を生成する最
終次ノード番号生成部、7は4ビットパラレルに入力す
る復号用データ303を現ノード番号から可変長符号ト
リーに従い復号していった時に1番目に検出される復号
インデックスを生成する第1復号インデックス生成部、
8は上記第1復号インデックス生成部7と同様に2番目
に検出される復号インデックスを生成する第2復号イン
デックス生成部、9も第1復号インデックス生成部7と
同様に3番目に検出される復号インデックスを生成する
第3復号インデックス生成部、10も第1復号インデッ
クス生成部7と同様に4番目に検出される復号インデッ
クスを生成する第4復号インデックス生成部、11はシ
リアル入力の可変長符号化データをそのビットレートと
等しい入力クロックにより4ビットパラレルに変換する
シリアル/パラレル変換部(以下、S/P変換部と呼
ぶ)、12は入力クロックから復号処理に必要な1/4
の周波数(4倍の周期)の処理クロックを生成する処理
クロック生成部である。
【0017】次に動作について説明する。
【0018】可変長符号の構造、及び復号方法の概念に
ついては、従来の技術で述べた内容と同様であるので省
略する。
【0019】入力された1ビットシリアルの可変長符号
化データ102は、入力されるデータのビットレートに
等しいクロック101により、S/P変換部11にて4
ビットパラレルのパラレル可変長符号化データ1101
に変換される。また、上記クロック101は、処理クロ
ック生成部12にて1/4分周され、処理クロック12
01として同期回路を構成するDタイプフリップフロッ
プ3a,と3bの各部へ分配される。
【0020】上記パラレル可変長符号化データ1101
は、上記の処理クロック1201によりDタイプフリッ
プフロップ3aでラッチされ、パラレル復号用データ3
03として最終次ノード番号生成部6、第1復号インデ
ックス生成部7、第2復号インデックス生成部8、第3
復号インデックス生成部9、第4復号インデックス生成
部10へ入力する。一方、従来技術の説明で述べたのと
同様の実次ノード番号201もDタイプフリップフロッ
プ3aにてラッチされ、現ノード番号301として最終
次ノード番号生成部6及び第1〜第4復号インデックス
生成部7〜10へ入力する。
【0021】次に、最終次ノード番号生成部6は、入力
される現ノード番号301と4ビットのパラレル復号用
データ303とから、可変長符号トリーを4ビット分辿
り、最終的に辿りついたノード番号を次ノード番号40
1として出力する。例えば、図4に示した可変長符号ト
リーの例でいえば、現ノード番号が0、パラレル復号用
データが4(=0,1,0,0)であった場合、可変長
符号トリーを下記のように辿る。 (ノード番号0) ↓ ‘0’の枝 ノード番号1 ↓ ‘1’の枝 インデックス1検出 (ノード番号0より再スタート) ↓ ‘0’の枝 ノード番号1 ↓ ‘0’の枝 ノード番号2 このとき、次ノード番号401としてはノード番号2が
出力される。また、ノード番号で終わらず、インデック
スの検出で終わった場合には、次ノード番号401とし
てノード番号0を出力する。
【0022】一方、第1復号インデックス生成部7は、
入力される現ノード番号301と4ビットのパラレル復
号用データ303とから可変長符号トリーを4ビット辿
り、最初に検出されたインデックスを1番目のインデッ
クスが検出されたことを示す第1検出フラグ701とと
もに第1復号インデックス702として出力する。ここ
で、1つもインデックスが検出されなかった場合、第1
検出フラグ701と第1復号インデックス702は出力
されない。第2復号インデックス生成部8は、上記第1
復号インデックス生成部7と同様で、2番目に検出され
たインデックスを第2検出フラグ801とともに第2復
号インデックス802として出力する。ここで、検出さ
れたインデックスの数が1個以下であった場合、第2検
出フラグ801と第2復号インデックス802は出力さ
れない。
【0023】第3復号インデックス生成部9も上記第1
復号インデックス生成部7と同様で、3番目に検出され
たインデックスを第3検出フラグ901とともに第3復
号インデックス902として出力する。ここで、検出さ
れたインデックスの数が2個以下であった場合、第3検
出フラグ901と第3復号インデックス902は出力さ
れない。
【0024】第4復号インデックス生成部10も上記第
1復号インデックス生成部7と同様で、4番目に検出さ
れたインデックスを第4検出フラグ1001とともに第
4復号インデックス1002として出力する。ここで、
検出されたインデックスの数が3個以下であった場合、
第4検出フラグ1001と第4復号インデックス100
2は出力されない。
【0025】以上のような動作を、リセット信号103
によるリセットを起点とし、次ノード番号401をフィ
ードバックさせながら毎処理クロック繰り返すことによ
り、復号されたインデックスが順次出力される。
【0026】図2は、図3、図4に示す可変長符号の一
例について、上記動作を行なうときのタイミングチャー
トであり、可変長符号化データ102として「0,1,
1,0,0,0,0,1,・・・」が入力されるとき、
復号インデックスとして「1,0,4,・・・」が復号
される様子を示している。本図から明らかなように、復
号インデックスは最小、処理クロック1201の1クロ
ック周期、言い換えるとクロック101の4クロック周
期で復号される。
【0027】このように、可変長符号化データ102を
シリアルから4ビットパラレルに変換しながら可変長復
号動作を行なうことにより、処理クロック1201とし
ては、クロック101の4倍の周期のクロックで処理す
ることが可能となる。
【0028】なお、上記実施例1では、1ビットから4
ビットにシリアル/パラレル変換しながら可変長復号動
作を行なった場合を例に説明したが、これに限るもので
なく、これを拡張して、1ビットからNビットにシリア
ル/パラレル変換しながら可変長復号動作を行なうこと
もできる。この場合、処理クロックは入力するクロック
のN倍の周期のクロックとなる。
【0029】また、上記実施例1では、復号インデック
ス生成部を第1〜第4の4個設けた例について説明した
が、可変長符号の内容によっては、パラレル復号用デー
タから同時に4個復号インデックスが復号されないもの
もあり、このような場合には復号インデックス生成部を
適宜減らした構成にすればよい。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、シリ
アル入力の可変長符号化データをNビットパラレルに
し、次ノード番号と最大N個並列接続の復号インデック
ス生成部の出力をNビット内で同時に処理して復号イン
デックスを確定するようにしたので、入力クロックのN
倍の周期の遅いクロックで可変長復号ができる、または
可変長符号化の処理に対してシリアル入力のビットレー
トをN倍と高速にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す可変長復号化器のブ
ロック構成図である。
【図2】図1の可変長復号化器の動作を示すタイミング
チャートである。
【図3】可変長符号の一例を示す図である。
【図4】図3の可変長符号例をトリー状に表わした図で
ある。
【図5】従来例の可変長復号化器を示すブロック構成図
である。
【図6】図5の可変長復号化器の動作を示すタイミング
チャートである。
【符号の説明】
2 初期化部 3a Dタイプフリップフロップ(同期回路) 3b Dタイプフリップフロップ(同期回路) 6 最終次ノード番号生成部 7 第1復号インデックス生成部 8 第2復号インデックス生成部 9 第3復号インデックス生成部 10 第4復号インデックス生成部 11 S/P変換部(シリアル/パラレル変換部) 12 処理クロック生成部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 復号インデックス確定対象であるシリア
    ル入力の可変長符号化データを、そのビット伝送速度と
    等しいクロックによりNビットのパラレル信号に変換す
    るシリアル/パラレル(S/P)変換部と、 所定の可変長符号トリーに従い復号する際に、求めるイ
    ンデックスがどの部分にあるかを順次辿るための次ノー
    ド番号を生成し復号インデックス生成部にフィードバッ
    クする最終次ノード番号生成部と、 上記最終次ノード番号生成部からフィードバックされ同
    期回路でラッチされた現ノード番号と、上記S/P変換
    出力のNビットのパラレル信号とから、可変長符号トリ
    ーを辿って検出される最大N個の復号インデックスのう
    ちの、第1番目に辿りついた復号インデックスを生成す
    る第1の復号インデックス生成部から第N番目に辿りつ
    いた復号インデックスを生成する第Nの復号インデック
    ス生成部までの、最大N個の並列の復号インデックス生
    成部を備えて、 上記クロックのN倍周期で順次に、上記最大N個の復号
    インデックス生成部から、最大N個の復号インデックス
    を同時に確定出力するようにしたことを特徴とする可変
    長復号化器。
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