JPH10285227A - Msk信号発生装置 - Google Patents

Msk信号発生装置

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Publication number
JPH10285227A
JPH10285227A JP9199097A JP9199097A JPH10285227A JP H10285227 A JPH10285227 A JP H10285227A JP 9199097 A JP9199097 A JP 9199097A JP 9199097 A JP9199097 A JP 9199097A JP H10285227 A JPH10285227 A JP H10285227A
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JP
Japan
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data
msk
bit
generating means
latch circuits
Prior art date
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Pending
Application number
JP9199097A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Haruyama
信夫 晴山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH10285227A publication Critical patent/JPH10285227A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリアンブルを短くしても受信が可能な、M
SK信号を生成する。 【解決手段】 データの“0”、“1”に応じた2つの
搬送波に対応するデジタルデータを発生するMSKデー
タ発生手段20と、このMSKデータ発生手段20から
のデジタルデータをD/A変換するD/A変換器30と
を備える。MSKデータ発生手段20が、それぞれ正弦
波のゼロクロス点からゼロクロス点までの正弦波に対応
するデータを発生する。MSKデータ発生手段20は、
複数個のビットデータ発生手段21a〜21fと、ビッ
トデータ発生回路21a〜21fの各々のビット出力を
ラッチするための複数個のラッチ回路22a〜22fと
を備える。複数個のラッチ回路22a〜22fの出力の
組みを、正弦波を生成するための各サンプルデータとす
る。データの区切りごとに、複数個のラッチ回路22a
〜22fに共通にリセット信号を供給して、ゼロクロス
点の値に対応するビット値を、複数のラッチ回路22a
〜22fのそれぞれに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、MSK信号発生
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2進のFSK(Frequency S
hift Keying)で、現時点の位相に対して1
シンボル時間後の位相が±90度の進みあるいは遅れと
なるように2つの搬送波f1,f0を選択すると、両信
号は直交関係になり、理想的な復調ができることが知ら
れている。無線回線などでのデジタル信号の授受に用い
られる変調方式の一つであるMSK(Minimum
Shift Keying)変調方式は、このような直
交関係が成り立つ最小の周波数差、すなわち、2(f1
−f0)T=1(T:シンボル時間)が成り立つような
搬送波を選択した連続位相FSKである。
【0003】このMSK変調方式の一つとして、例えば
図7に示すように、シリアルに入力されるデータの
“1”,“0”に応じて、例えば周波数fo=1.2k
Hzの半サイクルを“1”、その2倍の周波数2fo=
2.4kHzの1サイクルを“0”とするMSK信号が
知られている。
【0004】このMSK信号の生成の方法としては、図
7のの半サイクルデータと、の1サイクルデータと
を基本データとして発生するMSKデータ発生回路と、
D/A変換器との組み合わせを用いるようにしている。
この場合、の半サイクルデータと、の1サイクルデ
ータの補数から、の波形データと、の波形データと
を作成する。
【0005】この場合、、、、のいずれの波形
データをMSKデータ発生回路から発生させるかは、現
データと、一つ前データと、前データの符号(前符号)
とにより決定される。この現データ入力から、現符号が
求められるロジック回路は、図8に示すように、1ビッ
トバッファ2と、イクスクルーシブオアゲート3と、オ
アゲート4と、アンドゲート5と、Dフリップフロップ
回路6とにより構成することができる。この図8の回路
の入力端子1に現データを入力すれば、出力端子7には
現符号が、出力端子8には出力データ(現データ)が得
られるものである。
【0006】従来、デジタル波形データの発生回路とし
てのMSKデータ発生回路は、マイクロコンピュータに
より構成されており、波形データの始まりは、一般的に
波形のゼロクロスとは異なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このMSK信号は、受
信側では、帯域フィルタを通じて分離され、復調されて
デコードされ、データが取り出されるようにされるが、
信号分離のため狭帯域フィルタによって直流成分が遮断
される。上述のように、従来は、波形データの始まりは
ゼロクロスではないため、受信側で分離されたMSK信
号の直流電位の浮動があり、最初のデータが再生されに
くいという問題があった。
【0008】従来、この問題を解決するために、クロッ
ク再生のため“1”,“0”を繰り返すプリアンブル区
間を長くする、あるいは、特開平1−305635号公
報に開示されるように、データに先立って数十ビットの
ビット同期信号を検出してからでないと受信状態になら
ないようにする、などの対策が講じられていた。
【0009】しかしながら、このような対策では、クロ
ック再生からデータの受信までの時間が長くなるという
問題が生ずる。
【0010】かかる点に鑑み、この発明の目的は、プリ
アンブル区間を短くしても受信が可能な、MSK信号を
生成することができる、MSK信号発生装置を提供する
ところにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、発明によるMSK信号発生装置は、データの
“0”、“1”に応じた2つの搬送波に対応するデジタ
ルデータを発生するMSKデータ発生手段と、このMS
Kデータ発生手段からのデジタルデータをD/A変換す
るD/A変換器とを備えるMSK信号発生装置におい
て、前記MSKデータ発生手段が、それぞれ正弦波のゼ
ロクロス点からゼロクロス点までの正弦波に対応するデ
ータを発生するようにしたことを特徴とする。
【0012】特に、前記MSKデータ発生手段は、複数
個のビットデータ発生手段と、前記ビットデータ発生回
路の各々のビット出力をラッチするための複数個のラッ
チ回路とを備え、前記複数個のラッチ回路の出力の組み
を、前記正弦波を生成するための各サンプルデータとす
ると共に、前記データの区切りごとに、前記複数個のラ
ッチ回路に共通にリセット信号を供給して、前記ゼロク
ロス点の値に対応するビット値を、前記複数のラッチ回
路のそれぞれに設定するようにしたことを特徴とする。
【0013】この発明によれば、MSK信号は常にゼロ
クロス点の部分から波形が発生するので、受信側で狭帯
域フィルタを通っても、直流電位の揺らぎがなく、最初
のデータからデータ再生が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を参照しなが
ら、この発明によるMSK信号発生装置の実施の形態に
ついて説明する。
【0015】[実施の形態の構成]この発明の実施の形
態の構成を図1に示し、データ判別回路10と、MSK
データ発生回路20と、D/A変換器30とからなる。
【0016】入力シリアルデータはデータ判別回路10
に取り込まれる。このデータ判別回路10は、例えば前
述した図8の回路構成を備え、現符号の情報と、現デー
タとを出力する。これらの現符号の情報と現データとは
MSKデータ発生回路20に供給される。MSKデータ
発生回路20は、例えば1サンプルが6ビットのデジタ
ル波形データを発生する。
【0017】この場合、MSKデータ発生回路20の出
力デジタル波形データは、アナログ波形で示すと、図2
A〜Dに示すように、所定期間Tpの始めのゼロクロス
点から終わりのゼロクロス点まで連続する、1サイクル
分の正弦波のデータと、同様に、所定期間Tpの始めの
ゼロクロス点から終わりのゼロクロス点まで連続する、
半サイクル分の正弦波のデータである。この場合、図2
Aおよび図2Cの波形データは基本データであり、ま
た、図2Bおよび図2Dの波形データは補数データであ
る。いずれの基本データを出力するか、補数データを出
力するかは、入力現データと現符号とにより決められ
る。
【0018】この選択は、直前に取り込まれたデータと
新規に取り込まれたデータとの組み合わせが、
{“1”:“1”}、{“1”:“0”}または
{“0”:“1”}となる場合に、前後の正弦波の極性
が異なるように行われる。
【0019】図3は、MSKデータ発生回路20から発
生する波形データの例を示すもので、6ビットデータで
ある。この場合、前記期間Tp内に、データサンプルA
0からデータサンプルA15までの16個のサンプルデ
ータが発生するように定められている。そして、このA
0〜A15までのデータサンプルが順に発生すること
で、図4に示すように、1サイクル分の基本データおよ
び半サイクル分の基本データで現される波形データが出
力される。
【0020】この場合、MSKデータ発生回路20から
は、データ判別回路13に取り込まれたシリアル・デー
タの“0”,“1”に応じて、図2A〜Dに示すような
4種類の正弦波のデータが、切換点での位相が連続する
ようにして、データが出力される。
【0021】図5は、MSKデータ発生回路20の構成
例を示すもので、MSKデータ発生回路20は、この例
では、1サンプルを構成する6ビットの各ビットデータ
D0(LSB)〜D5(MSB)のそれぞれを発生するための第1〜
第6のビットデータ発生回路21a〜21fと、第1〜
第6のラッチ回路22a〜22fとから構成され、図示
は省略するが、タイミング発生回路からのクロックが共
通に供給されて、前述したデータサンプルA0〜A15
の各ビットデータを発生する。
【0022】また、ビットデータ発生回路21a〜21
fには、データ判別信号が共通に供給され、各ビットデ
ータ発生回路21a〜21fからは、図3に示したデー
タサンプルA0〜A15の各ビットデータを発生する。
【0023】各ビットデータ発生回路21a〜21fか
らの各ビットデータが、対応のラッチ回路22a〜22
fにそれぞれ供給される。また、第1〜第5のラッチ回
路22a〜22eの各クリア端子CLと、第6のラッチ回
路22fのプリセット端子PRとに共通に、リセット信号
が供給される。
【0024】そして、各ラッチ回路22a〜22fか
ら、例えば、6ビットのデータD0(LSB)〜D5(MSB)が出
力されて、前述したD/A変換器30に供給される。
【0025】上述のように、リセット信号が供給されす
ることにより、第1〜第6のラッチ回路22a〜22f
のリセット時には、6ビットのデータD0 〜D5 が、 [D5 D4 D3 D2 D1 D0 ] [1 0 0 0 0 0 ] → [20(HEX )] となる。
【0026】また、6ビットのデータD0 〜D5 の最大
値および最小値は、それぞれ、 [ 1 1 1 1 1 1 ] → [3F(HEX )] [ 0 0 0 0 0 0 ] → [00(HEX )] となる。
【0027】これにより、各ラッチ回路22a〜22f
から出力される、6ビットのデータD0 〜D5 は、その
最大値[3F(HEX) ]および最小値[00(HEX) ]の平
均値である[20(HEX) ]もしくは[1F(HEX) ]から
スタートすることになる。
【0028】例えば、プリアンブル区間では、図6に示
すように、もとのデータの“1”,“0”に応じて、そ
れぞれ所定期間Tpで、平均値から始まり平均値で終わ
る、半サイクル分の正弦波のデータと、1サイクル分の
正弦波のデータとが、位相が連続するように切り換えら
れて送出される。
【0029】上述のように、この実施の形態では、取り
込まれた各ビットの“0”,“1”に応じて、いずれも
ゼロクロス点から始まる、1サイクル分もしくは半サイ
クル分の正弦波のデータが導出されるようにしたので、
受信側で、帯域フィルタにより分離されて、直流成分が
遮断されても、MSK信号の直流電位の揺らぎがなくな
り、最初の受信データから正しく再生することができ
て、送信側でプリアンブル区間を短くすることができ
る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、プリアンブル区間を短くしても受信が可能な、MS
K信号を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるMSK信号発生装置の実施の形
態の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態の要部を説明するための
波形図である。
【図3】この発明の実施の形態のMSKデータ発生装置
で発生する波形データの例を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態のMSKデータ発生装置
で発生する波形データの例を説明するための図である。
【図5】この発明の実施の形態の要部の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】この発明の実施の形態を説明するための波形図
である。
【図7】MSK信号を説明するための波形図である。
【図8】MSK信号の生成を説明するための図である。
【符号の説明】
10…データ判別回路、20…MSKデータ発生回路、
21a〜21f…MSKデータ発生回路、22a〜22
f…ラッチ回路、30…D/A変換器、D0 …LSB、
D5 …MSB

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データの“0”、“1”に応じた2つの搬
    送波に対応するデジタルデータを発生するMSKデータ
    発生手段と、このMSKデータ発生手段からのデジタル
    データをD/A変換するD/A変換器とを備えるMSK
    信号発生装置において、 前記MSKデータ発生手段が、それぞれ正弦波のゼロク
    ロス点からゼロクロス点までの正弦波に対応するデータ
    を発生するようにしたことを特徴とするMSK信号発生
    装置。
  2. 【請求項2】前記MSKデータ発生手段は、複数個のビ
    ットデータ発生手段と、前記ビットデータ発生回路の各
    々のビット出力をラッチするための複数個のラッチ回路
    とを備え、 前記複数個のラッチ回路の出力の組みを、前記正弦波を
    生成するための各サンプルデータとすると共に、 前記データの区切りごとに、前記複数個のラッチ回路に
    共通にリセット信号を供給して、前記ゼロクロス点の値
    に対応するビット値を、前記複数のラッチ回路のそれぞ
    れに設定するようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載のMSK信号発生装置。
JP9199097A 1997-04-10 1997-04-10 Msk信号発生装置 Pending JPH10285227A (ja)

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JP9199097A JPH10285227A (ja) 1997-04-10 1997-04-10 Msk信号発生装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7095490B2 (en) * 2003-01-16 2006-08-22 Kabushiki Kaisha Topcon Electric distance meter

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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