JPH06244874A - ディジタル通信における符号化方式 - Google Patents

ディジタル通信における符号化方式

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JPH06244874A
JPH06244874A JP5025543A JP2554393A JPH06244874A JP H06244874 A JPH06244874 A JP H06244874A JP 5025543 A JP5025543 A JP 5025543A JP 2554393 A JP2554393 A JP 2554393A JP H06244874 A JPH06244874 A JP H06244874A
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JP
Japan
Prior art keywords
bit
section
block
signal
communication
Prior art date
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Pending
Application number
JP5025543A
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English (en)
Inventor
Akira Yugawa
章 湯川
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Opt KK
Original Assignee
Opt KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタル通信において、調歩同期式を採用
する場合でも通信電文長が制限されることがなく、しか
も周波数成分および直流成分をともに低く抑えることの
できる符号化方式を提供する 【構成】 信号の1ビットを3等分に時分割して、その
第1番目の区間A1を信号伝送の同期を取るためのクロ
ック成分で構成して、当該1ビットのスタート区間とす
る。また、第2番目の区間A2 を、この1ビットの信号
が「0」もしくは「1」のいずれかのデータであるかを
決定するための区間とするとともに、第3番目の区間A
3 を第1の区間に対して2値の逆の電圧レベルにして、
当該1ビットのエンド区間としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル通信に関
し、さらに詳しくは、ディジタル信号を伝送路に送り出
す際に符号化する方式に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル信号を伝送する代表的な方式
として次の三つの方式がある。 (a) NRZ(Non Return to Zero)方式:ディジタルの
「0」と「1」とを、それぞれ二つの電圧レベルに対応
させる方式〔図5(a) 〕。
【0003】(b) マンチェスタ方式:1ビットの中央で
の遷移の方向(位相)によってディジタルの「0」と
「1」とを区別する方式〔図5(b) 〕。 (c) FM(Frequency Modilation)方式:搬送周波数をベ
ース・バンド信号の振幅に応じて変化させ、その1ビッ
トの周波数の相違に基づいて「0」と「1」とを区別す
る方式〔図5(b) 〕。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディジタル
通信には同期式と調歩同期式があり、その調歩同期式を
採用した場合に要求される条件として、まずビットセ
ルの切れ目が識別できること、また、同一の伝送路を
使用した場合、周波数成分が高い程、伝送速度を高速に
できないといった理由から周波数成分が低いこと、さら
に、受信側のローパスフィルタによる影響により、直
流成分が多いと、同じ符号が続いた時に、「H」か
「L」レベルであるかが判別し難くなることから、直流
成分が少ないこと等が挙げられる。
【0005】そこで、それらの条件〜の各項目につ
いて、上記した三つの伝送方式(a)〜(c) の各々の良否
を、以下に述べる。まず、の項目について、NRZ方
式では、同じ符号が続くとビットセルの切れ目が判らな
くなり、その通信電文長は、通常8〜10ビット長程度
が限界となる。一方、マンチェスタ方式ではビットセル
の切れ目はほぼ完全に、さらにFM方式では完全に判
る。
【0006】次に、の項目について、同一伝送路を使
用した際、マンチェスタ方式では、周波数成分がNRZ
方式に比べて約2倍ほど高いため、伝送速度をNRZ方
式の約1/2にする必要があり、同様に、FM方式で
は、伝送速度をNRZ方式の約1/4にする必要があ
る。
【0007】さらに、の項目については、三つの方式
のうち、FM方式が直流成分が最も少なく、次にマンチ
ェスタ方式で、最も多いのはNRZ方式である。以上の
ように従来の伝送方式では、各々、一長一短がある。
【0008】本発明はそのような事情に鑑みてなされた
もので、同じ符号が続いてもビットセルの切れ目を完全
に判別でき、さらに周波数成分および直流成分をともに
低く抑えることのできるディジタル信号の符号化方式の
提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明方式では、実施例に対応する図1に示すよ
うに、伝送する信号の1ビットを3等分に時分割して、
当該1ビットに三つの区間を設定し、その第1番目の区
間A1 を信号伝送の同期を取るためのクロック成分で構
成して、当該1ビットのスタート区間とし、かつ、第2
番目の区間A2を、この1ビットの信号が「0」もしく
は「1」のいずれかのデータであるかを決定するための
区間とするとともに、第3番目の区間A3 を第1の区間
A1 に対して2値の逆の電圧レベルにして、当該1ビッ
トのエンド区間としている。
【0010】
【作用】1ビットごとにクロック成分を存在させること
で、同じ符号が続いてもビットセルの切れ目を完全に判
別できるため、従来の調歩同調方式通信の通信電文長の
制限を取り去ることができる。
【0011】
【実施例】本発明方式の実施例を、以下、図面に基づい
て説明する。まず、この実施例では、図1(a) および
(b) に示すように、信号の1ビットを3等分に時分割し
て、その1ビット内に三つの区間A1,A2 およびA3 を
設定している。
【0012】そして、それら三つの区間のうち、第1番
目の区間A1 を、信号伝送の同期を取るためのクロック
成分で構成して、1ビットのスタート区間としており、
この例では2値の「L」レベルに設定している。
【0013】また、第2番目の区間A2 を、この1ビッ
トの信号が「0」もしくは「1」のいずれかのデータで
あるかを決定するための区間としており、さらに、第3
番目の区間A3 を第1の区間A1 に対して2値の逆の電
圧レベル「H」にして、1ビットのエンド区間としてい
る。
【0014】次に、本発明の符号化方式を、多重(ポー
リング)通信システムに適用した例を以下に説明する。
図2はその多重通信のシステム構成を示す図で、図3は
送信信号の波形例を示す図である。
【0015】まず、この通信システムにおいては、COMM
ラインLが通常は「H」レベルで、通信マスタ1側で、
送信スイッチSW1 をON/OFF することで、データを各
通信スレーブ2・・に送出する。
【0016】さて、図3に示す信号波形において、第1
のブロックのデータはアドレス・コマンド情報で、その
伝送方向は通信マスタ1→通信スレーブ2となる。一
方、第2のブロックでは、通信マスタ1はコード「0」
を送出し、この第2のブロックの期間中に通信スレーブ
2側で、送信スイッチSW2 をONとすることによってデ
ータを通信マスタ1に送信する。
【0017】ここで、通信スレーブ2側から、データを
送信するときに、通信マスタ1から送信された「0」の
符号を、そのクロック成分をそのまま生かしながら、例
えばオープンコレクタドライブ等の手法によって「1」
の符号に変換して(図3のラインLの波形参照)、通信
マスタ1側へと送信できるので、各通信スレーブ2・・側
には精密なクロックが不要となる。
【0018】なお、本発明の符号化方式において、符号
の作成方は、先の図1に示したもののほか、図4の(a)
〜(c) に示す3通りの手法がある。また、送信スイッチ
SW1,SW2 は、トランジスタ等で代替させるのが一般
的である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の符号化方
式によれば、信号の1ビットごとにクロック成分が存在
しているので、同じ符号が続いてもビットセルの切れ目
を完全に判別することができ、これにより、調歩同期式
を採用する場合であっても、通信電文長が制限されるこ
とがなくなる。しかも、周波数成分および直流成分を、
従来の代表的なマンチェスタ方式と同程度に低く抑える
ことが可能となる。
【0020】また、1ビットを3等分して、その第1番
目の区間にクロック成分を存在させているので、通信ス
レーブ側からデータを送信するときに、通信マスタから
送信された「0」の符号を、そのクロック成分をそのま
ま生かしつつ「1」の符号に変換して、通信マスタ側へ
と送信することが可能で、これによって、通信スレーブ
側に精密なクロック源を持たす必要がなくなり、しか
も、送信と受信とを切り換える時間も不要となって、デ
ータの伝送効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の符号化方式の実施例の説明図
【図2】本発明の符号化方式を適用する多重通信システ
ムの構成図
【図3】その多重通信システムの送信信号の波形例を示
す図
【図4】本発明の符号化方式の他の実施例の説明図
【図5】ディジタル信号の伝送方式の代表的な例を示す
【符号の説明】
A1 ・・・・第1番目の区間(スタート区間) A2 ・・・・第2番目の区間 A3 ・・・・第3番目の区間(エンド区間) 1・・・・通信マスタ 2・・・・通信スレーブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル通信において伝送路に送り出
    す信号を符号化する方式であって、信号の1ビットを3
    等分に時分割して、当該1ビットに三つの区間を設定
    し、その第1番目の区間を信号伝送の同期を取るための
    クロック成分で構成した当該1ビットのスタート区間と
    し、かつ、第2番目の区間を、この1ビットの信号が
    「0」もしくは「1」のいずれかのデータであるかを決
    定するための区間とするとともに、第3番目の区間を上
    記第1の区間に対して2値の逆の電圧レベルにして、当
    該1ビットのエンド区間とすることを特徴とするディジ
    タル通信における符号化方式。
JP5025543A 1993-02-15 1993-02-15 ディジタル通信における符号化方式 Pending JPH06244874A (ja)

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JPH06244874A true JPH06244874A (ja) 1994-09-02

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003505955A (ja) * 1999-07-16 2003-02-12 トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム 制御信号ビットストリームを生成するための方法および装置
JP2006303663A (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Nec Electronics Corp 光結合型絶縁回路
JP2014030124A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Denso Corp 復号化回路
JP2019154235A (ja) * 2019-06-24 2019-09-12 セイコーエプソン株式会社 制御装置及び電子機器

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