JPH11340839A - パラレル信号シリアル伝送装置 - Google Patents

パラレル信号シリアル伝送装置

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JPH11340839A
JPH11340839A JP14595598A JP14595598A JPH11340839A JP H11340839 A JPH11340839 A JP H11340839A JP 14595598 A JP14595598 A JP 14595598A JP 14595598 A JP14595598 A JP 14595598A JP H11340839 A JPH11340839 A JP H11340839A
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JP
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signal
serial
parallel
bit
separator
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JP14595598A
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English (en)
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Shuichi Isoda
修一 磯田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝播遅延時間が長く、電源投入順序などの伝
送装置の使用方法が制限され、ノイズなどの影響による
同期はずれを生じる。 【解決手段】 基準クロックを発生するクロック発生手
段11、同期信号を発生する同期信号発生手段12及
び、発生した同期信号を付加し、入力パラレル信号3を
シリアル信号に変換するセパレータビット付加並直列変
換手段13を持つ送信部1と、受信シリアル信号からク
ロックを再生するクロック再生手段21、シリアル信号
から同期信号を検出する同期信号検出手段22及び、シ
リアル信号をパラレル信号に変換するセパレータビット
削除直並列変換手段23を持つ受信部2と、シリアル信
号を伝送するシリアル信号伝送路4とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パラレル信号をシ
リアル信号に変換して伝送するパラレル信号シリアル伝
送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にパラレル信号を伝送する場合、転
送する信号の本数だけケーブルなどの伝送路を準備した
り、パラレル信号をシリアル信号に変換し、単一のケー
ブルなどの伝送路を用いて送り、受信側でシリアル信号
をパラレル信号に変換する方法が用いられていた。単一
のケーブルを用いて一方向に信号をシリアル伝送する場
合、送信側と受信側のビットの対応を正しくするため、
信号の同期をとる必要がある。任意のパラレル信号を伝
送し、自動的に同期が取れるようにするには、信号の取
り得る全ての状態以外の状態を同期信号としなければな
らない。すなわち、同期信号は、転送するパラレル信号
のビット数より長いものが必要になる。図8に、同期信
号とパラレルデータの信号を含む有効信号の関係を示
す。図8に示すように、同期信号が占める割合が大きく
なり、実際に有効な信号の転送に用いられる時間は半分
以下になる。
【0003】シリアルデータ伝送装置の使用方法で、送
信側、受信側の電源投入順序を制限すれば、同期方法を
簡略化できる。しかし、操作手順を間違うと同期が取れ
ないという問題や、途中ノイズなどの外乱で同期が外れ
てしまうとやはり同期が取れなくなるという特性を持っ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】パラレル信号を転送す
る信号の本数だけケーブルなどの伝送路を用いて伝送す
る場合、伝送長が長い場合や、単一の伝送路に要する費
用が大きく伝送する信号数が多い場合は、パラレルの伝
送路を実現するために必要な費用は非常に大きくなる。
そのため、単一の伝送路を用いたシリアル伝送が有利に
なる。しかしながら、従来の技術で触れたように、同期
信号が信号伝送時間に占める割合が大きくなり、信号を
伝送する周期が長くなる。図9に、ある1本の信号(信
号Aと呼ぶ)が変化したとき、その信号がシリアル伝送
で受信側に伝わる様子を示す。信号Aがシリアル信号に
埋め込まれるのは、有効信号中の信号Aのスロットとし
て示した部分である。従って、シリアル伝送を使って信
号を伝送する場合は、必ず比較的長い伝播遅延時間が存
在する。パラレル信号のシリアル伝送には、より短い伝
播遅延時間が要求されている。
【0005】また、電源投入順序などの伝送装置の使用
方法を制限することなく、またノイズなどの影響による
同期はずれを無くし、安定した信号伝送を実現すること
も重要なポイントである。
【0006】本発明は、従来のシリアル伝送におけるこ
のような課題を考慮し、比較的短い遅延時間を持ち、操
作が容易で安定した信号伝送が行えるパラレル信号シリ
アル伝送装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、N
+2ビットの同期信号を発生する同期信号発生手段及
び、その発生した同期信号を付加し、入力したパラレル
信号をNビットづつの複数の組に分け、それらの組の間
にセパレータビットを付加し、シリアル信号に変換する
セパレータ付加並直列変換手段を有する送信部と、セパ
レータ付加並直列変換手段から出力されるシリアル信号
を伝送する伝送路と、その伝送路から受信したシリアル
信号から信号再生の基準となる時間位置を検出する同期
信号検出手段及び、その同期信号検出手段の出力を利用
して、受信したシリアル信号のセパレータビットを削除
しながらパラレル信号に変換するセパレータ削除直並列
変換手段を有する受信部とを備えたパラレル信号シリア
ル伝送装置である。
【0008】この構成により、安定な同期特性を持つこ
とができ、同期に必要なビット数を削減でき、遅延時間
を短縮できる。
【0009】請求項2の本発明は、入力したパラレル信
号をシリアル信号に変換する並直列変換手段及び、その
並直列変換手段の出力に対し、Nビットの期間、同期信
号の一部と一致するパターンを検出した場合、1ビット
のセパレータビットを付加するセパレータビット付加手
段及び、N+2ビットの同期信号を発生する同期信号発
生手段及び、セパレータビット付加手段の出力と同期信
号発生手段の出力とを集合し、シリアル信号を発生する
直列信号集合手段を有する送信部と、その発生したシリ
アル信号を伝送する伝送路と、その伝送路から受信した
シリアル信号から信号再生の基準となる時間位置を検出
する同期信号検出手段及び、その同期信号検出手段の出
力を利用して、受信したシリアル信号にNビットの期間
同期信号の一部と一致するパターンを検出した場合にセ
パレータビットを削除するセパレータビット削除手段及
び、そのセパレータビット削除手段の出力をパラレル信
号に変換する直並列変換手段を有する受信部とを備えた
パラレル信号シリアル伝送装置である。
【0010】この構成により、安定な同期特性を持つこ
とができ、同期に必要なビット数を削減でき、遅延時間
を短縮できる。
【0011】請求項3の本発明は、入力したパラレル信
号をシリアル信号に変換する並直列変換手段及び、その
並直列変換手段の出力の後半部分に同期信号の一部と一
致する信号成分を検出する同期信号成分検出回路及び、
その検出された信号成分に一致する部分を除いた期間の
同期信号を発生する部分同期信号発生手段及び、並直列
変換手段の出力と部分同期信号発生手段との出力を集合
し、シリアル信号を発生する直列信号集合手段を有する
送信部と、その発生したシリアル信号を伝送する伝送路
と、その伝送路から受信したシリアル信号から信号再生
の基準となる時間位置を検出する同期信号検出手段及
び、その同期信号検出手段の出力を利用して、受信した
シリアル信号をパラレル信号に変換する直並列変換手段
を有する受信部とを備えたパラレル信号シリアル伝送装
置である。
【0012】この構成により、安定な同期特性を持つこ
とができ、同期に必要なビット数を削減でき、遅延時間
を短縮できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明にかかる実施の形態1
のパラレル信号シリアル伝送装置のブロック図である。
図1において、1は送信部、2は受信部であり、それら
送信部1及び受信部2は、シリアル伝送路4により接続
されている。送信部1は、動作の基準となるクロックを
発生するクロック発生手段11、同期信号を発生する同
期信号発生手段12及び、発生した同期信号を付加し、
入力パラレル信号3をシリアル信号に変換してシリアル
信号伝送路4に出力するセパレータビット付加並直列変
換手段13により構成されている。また、受信部2は、
受信したシリアル信号からクロックを再生するクロック
再生手段21、受信したシリアル信号から同期信号を検
出する同期信号検出手段22及び、検出した同期信号を
用いて、受信したシリアル信号をパラレル信号に変換す
るセパレータビット削除直並列変換手段23により構成
されている。
【0014】次に、上記実施の形態1のパラレル信号シ
リアル伝送装置の動作について、図面を参照しながら説
明する。
【0015】まず、送信側を説明する。クロック発生手
段11は、シリアル信号の信号遷移を制御するために用
いると同時に他の機能ブロックのクロックとしても用い
られるクロックを発生する。セパレータビット付加並直
列変換手段13は、入力パラレル信号3をNビットづつ
の組に分け、それら組の間にセパレータビットを付加し
ながら入力パラレル信号3をシリアル信号に変換する。
セパレータビット付加並直列変換手段13は、同期信号
発生手段12の出力を合わせてシリアル信号として出力
する。
【0016】ここでは、入力パラレル信号3のビット数
を8、Nを4として説明する。同期信号はN+2ビッ
ト、すなわち6ビットで表現でき、”000001”と
する。またセパレータビットは”1”とする。セパレー
タビットによって入力パラレル信号の連続する”0”を
Nビット以下に分断し、同期信号のN+1ビットの連続
する”0”と区別できるようにしている。例えば、パラ
レル入力信号を全て”0”だとすると、セパレータビッ
トを含めたセパレータ付加直並列変換手段13の出力
は、”000010000”となる。同期信号を合わせ
ると、”000010000000001”がシリアル
信号伝送路4を通る信号となる。このように、従来より
も同期信号を加えたときのビット数が少なくなる。
【0017】次に、受信側の説明をする。図1におい
て、クロック再生手段21は、シリアル信号伝送路4か
ら受信したシリアル信号からクロックを再生する。クロ
ック再生手段21は、PLL(フェーズ・ロックド・ル
ープ)技術を使って実現できる。クロック再生手段21
で再生されたクロックは、信号を受信するためのクロッ
クとして用いられる。同期信号検出手段22はシリアル
信号の中の同期信号を検出し、セパレータビット削除直
並列変換手段23を制御し、パラレル信号へ変換するデ
ータ位置を確定する。パラレル信号への変換において
は、出力するパラレル信号としては不要なセパレータビ
ットを捨てる。
【0018】同期信号発生手段12とセパレータビット
付加並直列変換手段13の具体的な回路例を図4に、タ
イムチャートを図5に示す。図4において、31は6ビ
ットのシフトレジスタ、32は9ビットのシフトレジス
タ、33は出力シリアル信号、34はロード、35はク
ロック、36は入力パラレル信号である。また、図5に
おいて、41はクロック、43は出力シリアル信号、4
4はロード、45はタイムスロットを表す。ここでは以
前に述べたように、Nを4、パラレル信号のビット数を
8としてある。
【0019】6ビットシフトレジスタ31は、パラレル
信号のロードが可能なシフトレジスタで、同期信号発生
手段12に相当する。PI0からPI5がパラレル入力
で、LD端子がハイ、すなわちロード34がハイになる
とパラレル信号がロードされる。シリアルの出力端子S
0には、ロード34がハイになるとクロックのプラスエ
ッジでPI0が出力される。ロード34がローになる
と、クロック35のプラスエッジで順にロードしたパラ
レル信号がシフトされていく。
【0020】9ビットシフトレジスタ32はシリアル入
力SIを持ち、6ビットシフトレジスタ31のシリアル
出力端子SOに接続される。従って、6ビットシフトレ
ジスタ31と9ビットシフトレジスタ32は直列に接続
され、全体で15ビットのシフトレジスタを形作ってい
る。9ビットシフトレジスタ32は、ビット数を除き6
ビットシフトレジスタ31と同じ機能を持っている。な
お、9ビットシフトレジスタ32は、セパレータビット
付加並直列変換手段13に相当する。9ビットシフトレ
ジスタ32のパラレル入力には、入力パラレル信号36
とセパレータビットを入力する。図4には示していない
がこの例では、C1に”0”、C2に”1”、C3に”
1”、C4に”0”、C5に”0”、C6に”0”、C
7に”0”、C8に”0”が入力されているとする。
【0021】図5は、図4の動作を説明するタイムチャ
ートを示す。図5において、41はクロック、43は出
力シリアル信号、44はロード、45はタイムスロット
を示す。タイムスロット45は、1クロック期間がどの
信号に割り当てられているかを示し、SYは同期信号、
SPはセパレータビット、C1からC8はパラレル信号
を表している。また、タイムスロットにはT1からT1
5までの番号を振っている。図5の例では、同期信号
を”000001”、先に説明したようにC1からC8
までを”01100000”、セパレータビットを”
1”としてある。図5のロード44は、T1のクロック
41のプラスエッジにおいてハイ、他の期間は”0”で
ある。
【0022】ロード34がハイであれば、6ビットシフ
トレジスタ31と9ビットシフトレジスタ32はパラレ
ル入力をロードし、9ビットシフトレジスタ32のSO
には、9ビットシフトレジスタ32のPI0に入力され
た信号が現れる。T2では全体がシフトされPI1の信
号が現れる。このように9ビットシフトレジスタ32の
SOには、9ビットシフトレジスタ32と6ビットシフ
トレジスタ31のロードされた内容が順に現れ、出力シ
リアル信号43に示すような信号を出力する。なお、同
期信号発生手段12とセパレータビット付加並直列変換
手段13には、図4に示した2つのシフトレジスタ以外
にロード34を発生する回路も必要である。以上のよう
にして9ビットシフトレジスタ32に入力された入力パ
ラレル信号36は、シリアル信号に変換されてSO端子
から出力シリアル信号33として出力される。
【0023】同期信号検出手段22とセパレータビット
削除直並列変換手段23の具体的な回路例を図6に示
す。図6において、51は6ビットシフトレジスタ、5
2は9ビットシフトレジスタ、53は6ビットの比較
器、54は8ビットパラレルレジスタ、55は入力シリ
アル信号、56はクロック、57は出力パラレル信号で
ある。
【0024】6ビットシフトレジスタ51は、シリアル
入力と6ビットのパラレル出力を持っており、シリアル
入力SIに加えられた信号は、クロック56のプラスエ
ッジでパラレル出力PO0に現れ、クロック56の次以
降のプラスエッジでPO1、PO2へと順にシフトされ
ていく。9ビットシフトレジスタ52は、シリアル入力
と9ビットのパラレル出力を持っており、機能は6ビッ
トシフトレジスタ51とビット数を除き同じである。6
ビットシフトレジスタ52のパラレル出力PO5は、9
ビットシフトレジスタ52のシリアル入力SIに加えら
れる。9ビットシフトレジスタ52のパラレル出力はP
O4を除き8ビットパラレルレジスタ54の入力に接続
される。PO4はセパレータビットに該当する。
【0025】8ビットパラレルレジスタ54の出力は出
力パラレル信号57である。6ビットシフトレジスタ5
1のパラレル出力は6ビット比較器53の入力に接続さ
れる。6ビット比較器53の他方の比較入力には同期信
号のパターンである”000001”を加えてある。6
ビット比較器53の出力は、両方の比較入力、A0から
A5とB0からB5が一致すると出力CMPがハイにな
る。このCMP出力は8ビットパラレルレジスタ54の
ロードを制御するLD入力に加えられ、この信号がハイ
になるとパラレル入力D0からD7の信号が、Q0から
Q7に現れる。9ビットシフトレジスタ52と8ビット
パラレルレジスタ54は、セパレータビット削除直並列
変換手段23に、6ビットシフトレジスタ51と6ビッ
ト比較器53は同期信号検出手段22にそれぞれ相当す
る。
【0026】6ビットシフトレジスタ51に同期信号
の”000001”が現れると、6ビット比較器53の
CMP出力がハイになる。そうすると、8ビットパラレ
ルレジスタ54は9ビットシフトレジスタ52の出力を
ロードし、Q0からQ7の出力に伝播する。こうして、
入力シリアル信号がパラレル信号に変換される。なお、
9ビットシフトレジスタ52のPO4出力は、セパレー
タビットに該当するので、8ビットパラレルレジスタ5
4には加えられず、そのデータは捨てられる。
【0027】上記実施の形態では、パラレル信号のビッ
ト数を8、セパレータビットを挿入する元のデータの長
さNを4として説明した。図10には、パラレル信号ビ
ット長を8、12、16、32、64、128、256
ビットに、セパレータビットを挿入する元のデータの長
さN(表ではセパレータ長と表記)を4、6、8、1
2、16ビットにした場合の、同期信号とセパレータビ
ットの総数を示した。図10の中の太い文字で示した箇
所は、同期信号とセパレータビットに必要なビット数が
最小になる組で、扱うパラレル信号のビット長により、
最適なセパレータ長が存在することを示している。
【0028】なお、上記実施の形態では、同期信号のパ
ターンとセパレータビットの例を一つ使って動作を説明
したが、他のパターンの組み合わせも存在する。
【0029】また、上記実施の形態では、時間的にデー
タの後ろに同期信号を付加した例を示したが、同期信号
をデータの前に置くことも可能である。この場合送信部
では同期信号発生手段12とセパレータビット付加並直
列変換手段13の信号経路に対する相対位置を前後すれ
ば実現できる。また同様に受信部では、同期信号検出手
段22とセパレータビット削除直並列変換手段23の信
号経路に対する相対位置を前後すれば実現できる。 (実施の形態2)図2は、本発明にかかる実施の形態2
のパラレル信号シリアル伝送装置のブロック図である。
図2において、1は送信部、2は受信部であり、それら
送信部1及び受信部2は、シリアル伝送路4により接続
されている。送信部1は、動作の基準となるクロックを
発生するクロック発生手段11、同期信号を発生する同
期信号発生手段12、入力パラレル信号3をシリアル信
号に変換する並直列変換手段14、並直列変換手段の出
力信号にセパレータビットを付加するセパレータビット
付加手段15及び、そのセパレータビット付加手段15
の出力と同期信号発生手段12の出力とを集合してシリ
アル信号伝送路4に出力する直列信号集合手段16によ
り構成されている。また、受信部2は、受信したシリア
ル信号からクロックを再生するクロック再生手段21、
受信したシリアル信号から同期信号を検出する同期信号
検出手段22、検出した同期信号を用いて、受信したシ
リアル信号からセパレータビットを削除するセパレータ
ビット削除手段24及び、そのセパレータビット削除手
段24の出力信号をパラレル信号に変換する直並列変換
手段25により構成されている。
【0030】次に、上記実施の形態2のパラレル信号シ
リアル伝送装置の動作について、図面を参照しながら説
明する。
【0031】まず、送信側を説明する。クロック発生手
段11は、シリアル信号の信号遷移を制御するために用
いると同時に他の機能ブロックのクロックとしても用い
られるクロックを発生する。実施の形態1に示した方法
との相違点は、実施の形態1では、固定的にセパレータ
ビットを挿入しているが、本実施の形態2では、データ
の並びを判断し、その判断結果に基づいてセパレータビ
ットを挿入する点が異なる。セパレータビットの挿入規
則を例えば「”0”がN回連続すればセパレータビッ
ト”1”を挿入する」としたものである。
【0032】例えば、セパレータビット挿入規則を「”
0”が4回連続するとセパレータビット”1”を挿入す
る」とし、パラレル信号を8ビット、入力パラレル信号
3を”01100000”とする。そうすると、セパレ
ータビットが挿入された信号は”011000010”
となる。送信部1において、並直列変換手段14は入力
パラレル信号3をシリアル信号に変換し、セパレータビ
ット付加手段15はそのシリアル信号を検査し、連続す
る4つの”0”を検出したならばセパレータビット”
1”を挿入する。直列信号集合手段16は、セパレータ
ビット付加手段15の出力と、同期信号発生手段12が
発生するN+2ビットの同期信号、例えば”00000
1”を集合し、1つのシリアル信号を作り出す。
【0033】次に、受信側の説明をする。図2におい
て、クロック再生手段21は、シリアル信号伝送路4か
ら受信したシリアル信号からクロックを再生する。クロ
ック再生手段21は、PLL(フェーズ・ロック・ドル
ープ)技術を使って実現できる。クロック再生手段21
で再生されたクロックは、信号を受信するためのクロッ
クとして用いられる。同期信号検出手段22はシリアル
信号の中の同期信号を検出する。セパレータビット削除
手段24は、受信したシリアル信号を検査してセパレー
タビット削除規則「”0”がN回連続した後のセパレー
タビット”1”は削除する」を実行する。送信部1の説
明の例にしたがって説明すると、「”0”が4回連続し
た後のセパレータビット”1”は削除する」という規則
となる。シリアル信号”011000010”は”1
1”の後に”0”が4回連続し、”1”が続くので、こ
の”1”は削除する。従って”01100000”を得
ることができる。直並列変換手段25はセパレータビッ
トが削除されたシリアル信号をパラレル信号に変換し、
出力パラレル信号5を作り出す。
【0034】本実施の形態2は、前述の実施の形態1に
比べ、データの内容を判断してセパレータビットを挿入
するため、不必要なセパレータビットの挿入によるデー
タビット長の増加が少ない点が特長である。図11に、
パラレル信号ビット長を8、12、16、32、64、
128、256ビットに、セパレータビットを挿入する
元のデータの長さN(表ではセパレータ長と表記)を
4、6、8、12、16ビットにした場合の、同期信号
とセパレータビットの総数を示した。「6−7」と表記
してある部分は、左側の数値が最小のビット数、右側が
最大のビット数を示している。 (実施の形態3)図3は、本発明にかかる実施の形態3
のパラレル信号シリアル伝送装置のブロック図である。
図3において、1は送信部、2は受信部であり、それら
送信部1及び受信部2は、シリアル伝送路4により接続
されている。送信部1は、動作の基準となるクロックを
発生するクロック発生手段11、入力パラレル信号3を
シリアル信号に変換する並直列変換手段14、その並直
列変換手段14の出力信号の後半部分で同期信号の一部
分と一致する信号成分を検出する同期信号成分検出手段
17、その同期信号成分検出手段17の検出結果に基づ
いて、その同期信号の一部分と一致する信号成分を除い
た残りの部分の同期信号を発生する部分同期信号発生手
段18及び、その部分同期信号発生手段18の出力と並
直列変換手段14の出力とを集合してシリアル信号伝送
路4に出力する直列信号集合手段19により構成されて
いる。また、受信部2は、受信したシリアル信号からク
ロックを再生するクロック再生手段21、受信したシリ
アル信号から同期信号を検出する同期信号検出手段2
2、その同期信号検出手段22の出力に基づいて、受信
したシリアル信号をパラレル信号に変換する直並列変換
手段26により構成されている。
【0035】次に、上記実施の形態3のパラレル信号シ
リアル伝送装置の動作について、図面を参照しながら説
明する。
【0036】本実施の形態3は、信号に含まれる同期信
号と同じ部分を積極的に同期信号として利用する点が特
長である。図7に、データの一部を同期信号として使う
例を示す。データが8ビットで”01100000”、
同期信号を10ビットの”0000000001”とす
る。データの後半部分の”00000”は同期信号の先
頭の部分として使うと、全体は13ビットとなり5ビッ
トの削減ができる。
【0037】まず、送信側を説明する。クロック発生手
段11は、シリアル信号の信号遷移を制御するために用
いると同時に他の機能ブロックのクロックとしても用い
られる。並直列変換手段14は、入力パラレル信号3を
シリアル信号に変換する。同期信号成分検出手段17
は、並直列変換手段14が変換したシリアル信号の中に
含まれる同期信号として利用できる部分の長さを検出す
る。検出した結果は、図7のJに相当する部分の長さで
ある。この検出結果は、部分同期信号発生手段18に送
られる。部分同期信号発生手段18は、同期信号として
利用できる部分の長さを除いた同期信号を発生する。図
7ではSに相当する部分である。直列信号集合手段19
は並直列変換手段14の出力と、部分同期信号発生手段
18の出力を合わせて、一つのシリアル信号を作り出
し、シリアル信号伝送路4にシリアル信号を送出する。
【0038】次に、受信側の説明をする。クロック再生
手段21は、シリアル信号伝送路4から受信したシリア
ル信号からクロックを再生する。クロック再生手段21
は、PLL(フェーズ・ロック・ドループ)技術を使っ
て実現でき、再生されたクロックは、信号を受信するた
めのクロックとして用いられる。同期信号検出手段22
はシリアル信号の中の同期信号を検出する。直並列変換
手段26は、シリアル信号を、同期信号検出手段22の
出力で決定された位置で、出力パラレル信号5に変換す
る。
【0039】本実施の形態は、信号の特定パターンの発
生頻度が多い場合にビット削減の効果が大きい方法であ
る。なお、前述した実施の形態1や実施の形態2の方法
と組み合わせることも可能である。
【0040】このように、本発明のパラレル信号シリア
ル伝送装置は、送信側には、シリアル伝送に必要な同期
信号発生手段や直並列変換手段と、同期信号との識別が
可能になるように、セパレータビットを付加する機構
や、有効なデータ中に同期信号として利用できる部分を
見つけ、実効的に同期信号の長さを減少させる機構を構
成し、受信側には同期信号を検出する同期信号検出手段
と、直並列変換手段、セパレータビットを削除する手段
を構成したものである。
【0041】この構成により、パラレル信号をシリアル
信号に変換した信号には存在し得ない同期信号を用いる
ため、同期乱れが発生しても、最低一周期の期間で同期
が修復でき、かつ同期信号の長さを短縮することができ
るため遅延時間が短いパラレル信号シリアル伝送装置が
得られる。
【0042】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、比較的短い遅延時間を持ち、操作が容易で安定
した信号伝送が行えるパラレル信号シリアル伝送装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の実施の形態のパラレル信
号シリアル伝送装置のブロック図である。
【図2】本発明にかかる第2の実施の形態のパラレル信
号シリアル伝送装置のブロック図である。
【図3】本発明にかかる第3の実施の形態のパラレル信
号シリアル伝送装置のブロック図である。
【図4】上記第1の実施の形態における同期信号発生手
段とセパレータビット付加並直列変換手段の具体的な回
路例を示す図である。
【図5】上記図4の動作をあらわしたタイムチャートで
ある。
【図6】上記第1の実施の形態における同期信号検出手
段とセパレータビット削除直並列変換手段の具体的な回
路例を示す図である。
【図7】上記第3の実施の形態におけるデータの一部を
同期信号として使う例を示す図である。
【図8】同期信号とパラレルデータの信号を含む有効信
号の関係を示すタイムチャートである。
【図9】信号が変化したとき、その信号がシリアル伝送
で受信側に伝わる様子を示すタイムチャートである。
【図10】上記第1の実施の形態におけるパラレル信号
ビット長と、セパレータビットを挿入する元のデータの
長さNに対する同期信号とセパレータビットの総数の関
係を示す図である。
【図11】上記第2の実施の形態におけるパラレル信号
ビット長と、セパレータビットを挿入する元のデータの
長さNに対する同期信号とセパレータビットの総数の関
係を示す図である。
【符号の説明】
1 送信部 2 受信部 3 入力パラレル信号 4 シリアル信号伝送路 5 出力パラレル信号 11 クロック発生手段 12 同期信号発生手段 13 セパレータビット付加並直列変換手段 14 並直列変換手段 15 セパレータビット付加手段 16、19 直列信号集合手段 17 同期信号成分検出手段 18 部分同期信号発生手段 21 クロック再生手段 22 同期信号検出手段 23 セパレータビット削除直並列変換手段 24 セパレータビット削除手段 25、26 直並列変換手段 31、51 6ビットシフトレジスタ 32、52 9ビットシフトレジスタ 53 6ビット比較器 54 8ビットパラレルレジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N+2ビットの同期信号を発生する同期
    信号発生手段及び、その発生した同期信号を付加し、入
    力したパラレル信号をNビットづつの複数の組に分け、
    それらの組の間にセパレータビットを付加し、シリアル
    信号に変換するセパレータ付加並直列変換手段を有する
    送信部と、前記セパレータ付加並直列変換手段から出力
    されるシリアル信号を伝送する伝送路と、その伝送路か
    ら受信した前記シリアル信号から信号再生の基準となる
    時間位置を検出する同期信号検出手段及び、その同期信
    号検出手段の出力を利用して、前記受信したシリアル信
    号のセパレータビットを削除しながらパラレル信号に変
    換するセパレータ削除直並列変換手段を有する受信部と
    を備えたことを特徴とするパラレル信号シリアル伝送装
    置。
  2. 【請求項2】 入力したパラレル信号をシリアル信号に
    変換する並直列変換手段及び、その並直列変換手段の出
    力に対し、Nビットの期間、同期信号の一部と一致する
    パターンを検出した場合、1ビットのセパレータビット
    を付加するセパレータビット付加手段及び、N+2ビッ
    トの同期信号を発生する同期信号発生手段及び、前記セ
    パレータビット付加手段の出力と前記同期信号発生手段
    の出力とを集合し、シリアル信号を発生する直列信号集
    合手段を有する送信部と、その発生したシリアル信号を
    伝送する伝送路と、その伝送路から受信した前記シリア
    ル信号から信号再生の基準となる時間位置を検出する同
    期信号検出手段及び、その同期信号検出手段の出力を利
    用して、前記受信したシリアル信号にNビットの期間同
    期信号の一部と一致するパターンを検出した場合にセパ
    レータビットを削除するセパレータビット削除手段及
    び、そのセパレータビット削除手段の出力をパラレル信
    号に変換する直並列変換手段を有する受信部とを備えた
    ことを特徴とするパラレル信号シリアル伝送装置。
  3. 【請求項3】 入力したパラレル信号をシリアル信号に
    変換する並直列変換手段及び、その並直列変換手段の出
    力の後半部分に同期信号の一部と一致する信号成分を検
    出する同期信号成分検出回路及び、その検出された信号
    成分に一致する部分を除いた期間の同期信号を発生する
    部分同期信号発生手段及び、前記並直列変換手段の出力
    と前記部分同期信号発生手段との出力を集合し、シリア
    ル信号を発生する直列信号集合手段を有する送信部と、
    その発生したシリアル信号を伝送する伝送路と、その伝
    送路から受信したシリアル信号から信号再生の基準とな
    る時間位置を検出する同期信号検出手段及び、その同期
    信号検出手段の出力を利用して、前記受信したシリアル
    信号をパラレル信号に変換する直並列変換手段を有する
    受信部とを備えたことを特徴とするパラレル信号シリア
    ル伝送装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6968025B2 (en) 2000-12-05 2005-11-22 Nec Corporation High-speed transmission system having a low latency
JP2010098561A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Fuji Xerox Co Ltd 直列信号の受信装置、直列伝送システムおよび直列伝送方法
KR101057856B1 (ko) * 2003-11-07 2011-08-19 소니 주식회사 데이터 전송 시스템, 데이터 송신 장치, 데이터 수신 장치, 데이터 전송 방법, 데이터 송신 방법 및 데이터 수신 방법
JP2016152576A (ja) * 2015-02-19 2016-08-22 株式会社メガチップス データ伝送装置並びに送信装置及び受信装置

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