JP2000030351A - 記録装置及び記録装置の制御方法 - Google Patents

記録装置及び記録装置の制御方法

Info

Publication number
JP2000030351A
JP2000030351A JP10198193A JP19819398A JP2000030351A JP 2000030351 A JP2000030351 A JP 2000030351A JP 10198193 A JP10198193 A JP 10198193A JP 19819398 A JP19819398 A JP 19819398A JP 2000030351 A JP2000030351 A JP 2000030351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magneto
recording
optical disk
recording medium
mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10198193A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000030351A5 (ja
Inventor
Masanori Hoshino
政則 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10198193A priority Critical patent/JP2000030351A/ja
Publication of JP2000030351A publication Critical patent/JP2000030351A/ja
Publication of JP2000030351A5 publication Critical patent/JP2000030351A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、記録装置及び記録装置の制御方法
に関し、例えば携帯型の光磁気ディスク装置に適用し
て、手動により記録媒体を取り出し得るように構成され
た記録装置においても、管理用データを確実に更新する
ことができるようにし、これにより管理用データの異
常、編集作業のやり直し等を防止する。 【解決手段】 外部の機器の制御により記録媒体をアク
セスする場合、外部の機器に接続されると少なくとも管
理用データの書き換えを必要とする動作の間、記録媒体
を排出する操作を受け付けないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置及び記録
装置の制御方法に関し、例えば携帯型の光磁気ディスク
装置に適用することができる。本発明は、外部機器の制
御により記録媒体をアクセスする場合、外部機器に接続
されると少なくとも管理用データの書き換えを必要とす
る動作の間、記録媒体を排出する操作を受け付けないよ
うにすることにより、手動により記録媒体を取り出し得
るように構成された記録装置においても、管理用データ
を確実に更新することができるようにし、これにより管
理用データの異常、編集作業のやり直し等を防止する。
【0002】
【従来の技術】従来、光磁気ディスクにおいては、記録
可能な情報記録面が同心円状にプログラムエリアとUT
OCエリアとに分割され、プログラムエリアを管理する
UTOC(Table Of Contents )のデータをUTOCエ
リアに記録するようになされている。
【0003】すなわちこのUTOCのデータは、プログ
ラムエリアの管理用データであり、プログラムエリアの
空き領域、プログラムエリアに記録されたオーディオデ
ータのアドレス等が割り当てられる。従って光磁気ディ
スクにおいては、オーディオデータを記録する等により
プログラムエリアの内容を更新した場合、これに伴って
UTOCエリアの内容も更新する必要があり、このUT
OCエリアの更新を怠ると、更新したプログラムエリア
を正しくアクセスすることが困難になる。因みに、オー
ディオデータを記録した場合には、この記録したオーデ
ィオデータをアクセスすることが困難になる。
【0004】これにより従来の据え置き型の光磁気ディ
スク装置においては、マイクロコンピュータにより制御
されるオートローディング機構により光磁気ディスクを
装填、排出するように構成され、UTOCエリアの内容
を更新するまでの間、排出の操作を受け付けないように
することにより、確実にUTOCエリアの内容を更新し
て光磁気ディスクを排出するようになされている。
【0005】また携帯型の光磁気ディスク装置において
は、変調コイルを保持する機構と連動させて蓋の開閉を
制限する等により、UTOCエリアの内容を更新するま
での間、光磁気ディスクを取り出し得ないようにし、こ
れにより確実にUTOCエリアの内容を更新した後、光
磁気ディスクを排出するようになされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで据え置き型の
光磁気ディスク装置においては、パーソナルコンピュー
タ、コンパクトディスクプレイヤーに接続して、パーソ
ナルコンピュータにより制御可能なオーディオシステム
を構成できるようになされたものがある。このようにシ
ステムを構成した場合、光磁気ディスク装置において
は、全ての動作の制御をコンピュータ等の外部機器に委
ねることにより、UTOCエリアの内容を更新した後、
光磁気ディスクを排出することができると考えられる。
【0007】このようなシステムを携帯型の光磁気ディ
スク装置によっても構成することができれば、この種の
光磁気ディスク装置の使い勝手を向上でき、便利である
と考えられる。
【0008】ところが携帯型の光磁気ディスク装置にお
いては、手動により蓋を開いて光磁気ディスクを取り出
し得るようにした構成のものもある。このような光磁気
ディスク装置によりこの種のオーディオシステムを構成
すると、UTOCエリアの更新が完了しないうちに光磁
気ディスクが誤って取り出される場合も考えられ、この
場合例えばUTOCの異常により折角更新したプログラ
ムエリアを正しくアクセスすることが困難になり、また
編集作業をやり直さなければならなくなる。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、手動により記録媒体を取り出し得るように構成され
た記録装置においても、管理用データを確実に更新する
ことができる記録装置、記録装置の制御方法を提案しよ
うとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、動作を制御する外部機器に接続さ
れると、少なくとも管理用データの書き換えを必要とす
る動作の間、記録媒体を排出する操作を受け付けないよ
うにする。
【0011】また記録媒体をアクセスする記録部と記録
部の動作を制御する制御部とを有し、この記録部が単体
で使用可能な場合に、記録部が制御部に接続されると、
少なくとも管理用データの書き換えを必要とする動作の
間、記録媒体を排出する操作を受け付けないようにす
る。
【0012】さらにこの種の記録装置の制御方法におい
て、外部機器により記録装置の動作を制御する際に、外
部機器に接続されると、少なくとも管理用データの書き
換えを必要とする動作の間、記録媒体を排出する操作を
受け付けないようにする。
【0013】動作を制御する外部機器に接続されると、
少なくとも管理用データの書き換えを必要とする動作の
間、記録媒体を排出する操作を受け付けないようにすれ
ば、手動により記録媒体を取り出し得るように構成され
た記録装置においても、録音等の途中で記録媒体を排出
する動作を防止することができる。これにより必要に応
じて外部機器より制御して管理用データを確実に更新し
た後、記録媒体を排出することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0015】(1)実施の形態の構成 図2は、本発明の実施の形態に係るオーディオシステム
を示すブロック図である。このオーディオシステム1
は、パーソナルコンピュータ2の制御によりコンパクト
ディスクプレイヤー3で再生したオーディオ信号SAを
携帯型の光磁気ディスク装置4で光磁気ディスクに記録
し、またこの光磁気ディスクに記録されたオーディオデ
ータを編集し、さらには各楽曲のタイトルを記録する。
【0016】すなわちこのオーディオシステム1におい
て、パーソナルコンピュータ2は、このオーディオシス
テム1の制御プログラムであるアプリケーションプログ
ラムをユーザーが起動すると、このアプリケーションプ
ログラム上におけるユーザーの操作に従って動作要求の
制御コマンドDC、光磁気ディスクに記録するテキスト
データ等を変換ボックス5に出力し、また制御コマンド
DCに対応する動作状況のデータDS、光磁気ディスク
のタイトルデータ等を変換ボックス5より入力する。
【0017】このときパーソナルコンピュータ2は、一
連の処理において、表示画面に操作子を示すアイコンを
表示し、このアイコンがマウス等により操作されると、
光磁気ディスクの排出を許可する排出許可の情報を変換
ボックス5に出力する。
【0018】さらにパーソナルコンピュータ2は、この
アプリケーションプログラムの実行により所定周期で変
換ボックス5に所定のコマンドを発行し、このコマンド
の応答を監視することにより変換ボックス5との間の接
続、変換ボックス5とコンパクトディスクプレイヤー3
との間の接続、変換ボックス5と光磁気ディスク装置4
との間の接続を監視する。パーソナルコンピュータ2
は、これらの監視により、これら何れかの接続が取り外
されたと判断される場合、ケーブルが接続されていない
ことにより、録音等の処理を実行できない旨のメッセー
ジを表示画面に表示し、オペレータによる編集等の処理
を受け付けないようにする。なおパーソナルコンピュー
タ2は、これらのデータをRS−232C用のインター
フェースにより入出力する。
【0019】変換ボックス5は、このパーソナルコンピ
ュータ2、コンパクトディスクプレイヤー3、光磁気デ
ィスク装置4間におけるデータ転送方式の変換回路であ
る。すなわち図3に示すように、変換ボックス5は、R
S−232Cによる制御コマンドDC等とこの種のオー
ディオ機器の制御フォーマットによるシリアルデータと
を変換する第1の変換ブロック5Aと、この第1の変換
ブロックによるデータフォーマットを携帯型光磁気ディ
スク装置4に対応するデータフォーマットに変換する第
2の変換ブロック5Bとにより構成される。
【0020】すなわち第1の変換ブロック5Aは、RS
−232C用のコネクタを介してパーソナルコンピュー
タ2より電源回路9に電源の供給を受け、この電源回路
9より出力される電源により第2の変換ブロック5Bと
共に動作する。また第1の変換ブロック5Aは、この電
源の立ち上がりによりリセット回路12でマイコン11
をリセットし、RS−232C用のインターフェースで
あるドライバ10を介してパーソナルコンピュータ2及
びマイコン11との間で制御コマンドDC等を入出力す
る。さらに第1の変換ブロック5Aは、このマイコン1
1及びシリアルインターフェース(I/F)13との間
で、制御コマンドDC等を入出力し、このシリアルイン
ターフェース13がコンパクトディスクプレイヤー3、
据え置き型の光磁気ディスク装置等に接続される。
【0021】これに対して第2の変換ブロック5Bは、
第1の変換ブロック5Aより供給される電源の立ち上が
りによりリセット回路14でマイコン15をリセット
し、シリアルインターフェース(I/F)16が第1の
変換ブロック5Aに接続される。第2の変換ブロック5
Bは、シリアルインターフェース16及びマイコン15
との間で制御コマンドDC等を入出力し、さらにこのマ
イコン15及びシリアルインターフェース(I/F)1
7との間で、制御コマンドDC等を入出力し、このシリ
アルインターフェース17が光磁気ディスク装置4に接
続される。ここでシリアルインターフェース17は、伝
送に供する制御コマンド等に同期信号を付加した形成し
たパケットの交換により制御コマンド等を光磁気ディス
ク装置との間で入出力する。
【0022】この光磁気ディスク装置4との接続におい
て、第2の変換ブロック5Bは、この光磁気ディスク装
置4のイヤホンジャックとリモート制御用の端子とを一
体に接続する接続ケーブルにより光磁気ディスク装置4
と接続され、光磁気ディスク装置4との間で制御コマン
ドDC等を入出力すると共に、光磁気ディスク装置4よ
り出力されるオーディオ信号を受け、内蔵のコネクタJ
1及び又はJ2によりこのオーディオ信号をイヤホーン
19に出力できるようになされている。
【0023】かくするにつき光磁気ディスク装置4は
(図2)、この変換ボックス5を接続するコネクタに、
変換ボックス5の接続ケーブルに代えてリモートコマン
ダ20からのケーブルを適用することにより、単品で携
帯して遠隔制御により使用できるようになされている。
【0024】すなわち図4は、この光磁気ディスク装置
4の全体構成を示す斜視図であり、光磁気ディスク装置
4は、全体が薄型の略長方形形状に形成される。光磁気
ディスク装置4は、この略長方形形状の長手側の側面
に、変換ボックス5との接続ケーブルのコネクタCNが
接続される。さらに光磁気ディスク装置4は、このコネ
クタCNに隣接して蓋開閉用のスライドスイッチ21が
配置され、何ら動作していない状態でこのスライドスイ
ッチ21を矢印Aにより示すようにスライドさせると、
矢印Bにより示すように蓋22が開くようになされてい
る。
【0025】ここでこの蓋22は、光磁気ディスクを内
部に保持したディスクカートリッジ23を差し込んで保
持できるように、内側にガイドが形成される。これによ
り光磁気ディスク装置4は、矢印Cにより示すように、
このガイドにディスクカートリッジ23を差し込んだ
後、矢印Dにより示すように、蓋22を本体側に押圧し
て回動させることにより、蓋22を閉じて光磁気ディス
クを装填できるようになされている。またこれとは逆
に、スライドスイッチ21をスライドさせて蓋22を開
いて、光磁気ディスクを取り出すことができるようにな
されている。
【0026】図5は、このスライドスイッチ21に関連
する構成を示す平面図である。スライドスイッチ21
は、操作子21Aが自由にスライドできるようにケース
に配置され、矢印Eにより示すように、この操作子21
Aがコイルスプリング26により操作方向とは逆方向に
押圧されて保持されるよう配置される。操作子21A
は、ケースの内側にてケースの側面に沿って延長する押
圧部材27の一端と接続され、この押圧部材27の他端
27Aがケース29の内側方向に折れ曲がるように形成
される。ここで押圧部材27は、金属板材を加工して形
成される。この押圧部材27は、操作子21Aのスライ
ド方向にスライドできるように配置され、操作子21A
を介してコイルスプリング26により押圧されて保持さ
れるようになされている。
【0027】押圧部材28は、押圧部材27と同様にケ
ース29の側面に沿って延長するように配置され、一端
が蓋22の側に立ち上がって、その先端に蓋22を引っ
掛ける切り欠き28Aが形成されるようになされてい
る。この押圧部材28は、押圧部材27と同様に、金属
板材を加工して形成される。この押圧部材28は、ケー
ス29の側面に沿ってスライドできるように配置され、
矢印Fにより示すように、コイルスプリング30により
押圧部材27と同方向に押圧されて保持されるようにな
されている。
【0028】押圧部材28は、図4において矢印Dによ
り示したように、蓋22を回動させてケース本体に蓋2
2を押圧すると、切り欠き28Aの先端が蓋22の内側
に形成された所定の係止機構により矢印Fとは逆方向に
押圧されて全体が変位した後、係止機構による押圧が終
了して元の位置まで変位するようになされ、この元の位
置に変位した状態で切り欠き28Aが蓋22の係止機構
と噛み合うことにより蓋22を閉じた状態に保持できる
ようになされている。
【0029】さらに押圧部材28は、他端28B側がケ
ース29の内側に折れ曲がって形成され、この他端28
Bが所定の間隔を隔てて押圧部材27の他端27Aと対
向するように配置される。
【0030】ここでこれら押圧部材28の他端28B
と、押圧部材27の他端27Aとの間には、弾性部材で
あるコイルスプリング31の一端が配置される。ここで
このコイルスプリング31は、所定の回動軸32を回動
中心にしてこの先端が回動するように配置され、かつこ
れら他端28Bと他端27Aとの間で、この先端がコの
字状に折れ曲がるように形成される。
【0031】これにより図6において矢印Gにより示す
ように、押圧部材28は、コイルスプリング26の押圧
力に抗してスライドスイッチ21が操作されると、矢印
Hにより示すように、押圧部材27の他端27Aがこれ
と連動して変位することにより、矢印Iにより示すよう
に、コイルスプリング31の先端を介して押圧部材27
の他端27Aにより他端28Bが押圧され、切り欠き2
8Aと蓋22の係止機構との噛み合いが解除されるよう
になされている。これにより光磁気ディスク装置4で
は、蓋22が図示しないバネの付勢力により開くように
なされている。
【0032】このようにしてスライドスイッチ21の操
作を押圧部材28に伝達するコイルスプリング31は、
回動軸32と共に、金属板材を加工して形成されたプレ
ート35に保持される。ここでこのプレート35は、ケ
ース29の短辺方向に延長する1対の長孔35A及び3
5Bがこの短辺方向に並ぶように形成され、各長孔35
A及び35Bを貫通するピン36A及び36Bによりケ
ース29に保持される。これによりプレート35は、ス
ライドスイッチ21に近づいたり遠ざかったりすること
ができるように、ケース29に保持される。
【0033】プレート35は、スライドスイッチ21に
最も近づいた状態で、スライドスイッチ21の操作をコ
イルスプリング31の先端により押圧部材28に伝達す
ることができるように構成され、また図7において矢印
Jにより示すように、スライドスイッチ21より最も遠
ざかった状態で、スライドスイッチ21の操作をコイル
スプリング31の先端により押圧部材28に伝達するこ
とが困難になるように、すなわち押圧部材27の他端2
7Aによりコイルスプリング31の他端を押圧すること
が困難になるように構成される。
【0034】かくするにつき、このように押圧部材27
の他端27Aによりコイルスプリング31の先端を押圧
することが困難になると、矢印Kにより示すようにスラ
イドスイッチ21が操作されて矢印Lにより示すように
押圧部材27が変位しても、押圧部材28においては、
矢印Mにより示すように、コイルスプリング30により
付勢されたままの状態に保持され、これにより蓋22を
開くことが困難になる。
【0035】プレート35は、コイルスプリング31側
とは逆側において、長孔35A及び35Bの配置方向と
ほぼ平行に延長する端面にネジ山35Cが形成され、ケ
ース29には、このネジ山に噛み合う歯車38が配置さ
れる。この歯車38は(図7)、ウォーム歯車と平歯車
とによる減速機構39を介してモータ40により回転駆
動されるようになされている。
【0036】これによりプレート35は、このモータ4
0の駆動によりスライドスイッチ21の操作を押圧部材
28に伝達して、スライドスイッチ21の操作により蓋
22を開くことができる状態(以下開許可モードと呼
ぶ)と、スライドスイッチ21の操作を押圧部材28に
伝達困難にして、スライドスイッチ21の操作によって
も蓋22を開くことができない状態(以下開禁止モード
と呼ぶ)を形成できるようになされている。
【0037】さらにプレート35は、コイルスプリング
31側とは逆側の部位がケース29の奥に向かって延長
し、この延長した先端に矩形形状の貫通孔35Dが形成
される。蓋22は、プレート35と同様に、長孔45A
及び45Bとピン46A及び46Bとによりスライド自
在に連結部材45を保持し、この連結部材45の一部が
折れ曲がって貫通孔35Dに差し込まれて保持されるよ
うになされている。
【0038】これによりプレート35は、モータ40の
駆動によりスライドスイッチ21に近づいたり遠ざかっ
たりすると、この動きに連動して連結部材45を前後に
移動させるようになされている。
【0039】連結部材45は、金属板材を加工して形成
され、長孔45A及び45Bが形成されている部位がケ
ース29の短辺に沿って配置される。連結部材45は、
スピンドルモータによる回転軸MOに対して、この部位
の側より逆側に細長く延長するように形成され、この細
長く延長した先端が長孔45A及び45Bの並ぶ方向に
細長く延長するように形成される。連結部材45は、こ
の先端の部分が図面にて紙面の上方に折れ曲がって当接
片45Cが形成され、またこの当接片45Cよりスライ
ドスイッチ21側にて、同様に先端の部分が図面にて紙
面の上方に折れ曲がって爪45Dが形成されるようにな
されている。
【0040】光磁気ディスク装置4は、スピンドルモー
タによる回転軸MOに対して、これら当接片45C及び
爪45Dが形成されてなる側に、光ピックアップが配置
され、この光ピックアップに対向するように蓋22に変
調コイル47が配置される。
【0041】ここで変調コイル47は、光ピックアップ
によるレーザービーム照射位置に変調磁界を印加するも
ので、弾性部材である板バネ48を介して図面にて紙面
の下方向(光磁気ディスクの情報記録面側)に付勢され
た状態で、アーム49に保持される。ここでアーム49
は、光磁気ディスクの情報記録面に対して先端側が遠ざ
かったり近づいたりできるように、根本の部分を回動軸
にして回動自在に蓋22に保持される。
【0042】アーム49は、所定の回動軸50Aを回動
中心にして、連結部材45と連動して回動するヘッド昇
降板50により回動し、これにより開許可モードにおい
ては、光磁気ディスクの情報記録面より変調コイル47
を離間し、開禁止モードにおいては、光磁気ディスクの
情報記録面に変調コイル47を近接して保持する。
【0043】すなわちヘッド昇降板50は、金属板材を
加工して形成され、アーム49より光磁気ディスク側に
配置される。ヘッド昇降板50は、ほぼアーム49の下
部より連結部材45の当接片45Cの部分までの大きさ
により本体部分が略長方形形状に形成され、この本体部
分の短辺が折り曲げられて、蓋22の根本側にそれぞれ
延長するように形成される。ヘッド昇降板50は、この
延長した先端の部分が蓋22に軸支され、この軸支され
る部分を回動軸50Aにして回動自在に保持されるよう
になされている。
【0044】ヘッド昇降板50は、本体部分の連結部材
45側において、当接片45Cに覆いかぶさるように、
突起50Bが形成され、開許可モードにおいては、この
突起50Bが当接片45Cにより押し上げられることに
より、アーム49を押し上げて光磁気ディスクの情報記
録面より変調コイル47を離間させる(図5及び図
6)。
【0045】これとは逆に、ヘッド昇降板50は、モー
タ40の駆動によりプレート35がスライドスイッチ2
1より十分に遠ざかると、連結部材45の移動により突
起50Bが当接片45Cにより押し上げられなくなり、
これによりアーム49の押し上げを中止して光磁気ディ
スクの情報記録面に変調コイル47を近づける(図
7)。
【0046】かくするにつきヘッド昇降板50は、モー
タ40の駆動によりプレート35がスライドスイッチ2
1より遠ざかって開禁止モードに設定された後、さらに
モータ40の駆動によりプレート35がスライドスイッ
チ21より遠ざかると、このようにアーム49の押し上
げを中止して光磁気ディスクの情報記録面に変調コイル
47を近づけるようになされている(図7)。
【0047】これにより光磁気ディスク装置4では、モ
ータ40の駆動により変調コイル47を光磁気ディスク
に近接して配置して熱磁気記録可能な状態においては、
動作モードを開禁止モードに設定して蓋22を開くこと
ができないようにする。また変調コイル47を光磁気デ
ィスクより離間している状態においては、モータ40の
駆動量が小さい場合は動作モードを開禁止モードに、モ
ータ40の駆動量が十分に大きい場合は開許可モードに
設定し、開許可モードにおいて蓋22を開くことができ
るようになされている。
【0048】なおヘッド昇降板50は、本体部分の連結
部材45側において、突起50Bに近接して突起50C
が形成され、開禁止モードにおいて変調コイル47を光
磁気ディスクに近接して保持した場合には、連結部材4
5の爪45Dがこの突起50Cの上方に覆い被さること
により、外力により振動しないようになされている。
【0049】なお光磁気ディスク装置4は、モータ40
の上側にスイッチ51が配置され、光磁気ディスクを蓋
22にセットして蓋22を閉じると、このスイッチ51
を光磁気ディスクのディスクカートリッジ23が押圧し
て接点をオン状態に切り換え、これにより光磁気ディス
クの装填を検出できるようになされている。
【0050】図8は、このモータ40の駆動系を中心に
して光磁気ディスク装置4を示すブロック図である。光
磁気ディスク装置4は、変換ボックス5のシリアルイン
ターフェース17とマイコン60との間のパケット通信
により、制御コマンド等を入力し、またステータスデー
タ等を出力する。
【0051】このデータの入出力において、シリアルイ
ンターフェース17は、出力端OUTに接続されたシリ
ーズ抵抗R1を介して制御コマンド等を出力し、またこ
のシリーズ抵抗R1の光磁気ディスク装置4側端を入力
端INに接続して光磁気ディスク装置4より送出された
データを受信する。このデータ通信の際、シリアルイン
ターフェース17は、出力端OUTをLレベルに保持す
る。
【0052】マイコン60は、操作子の操作に応動し
て、また変換ボックス5を介して入力される制御コマン
ドに応動して、さらに変換ボックス5に代えてリモート
コマンダ20が接続された場合には、このリモートコマ
ンダ20より入力される制御コマンドに応動して、この
光磁気ディスク装置4全体の動作を制御する。
【0053】この制御コマンドの入力において、マイコ
ン60は、データ入出力端を抵抗R2によりプルアップ
するように構成される。ここでこのプルアップ抵抗R2
は、シリアルインターフェース17のシリーズ抵抗R1
に比して、格段的に大きな抵抗値に設定されるようにな
されている。これによりマイコン60は、定期的にこの
データ入出力端の論理レベルを確認して、この論理レベ
ルがLレベルのとき、正しく変換ボックス5が接続され
ていると判断できるのに対し、この論理レベルがHレベ
ルの場合、変換ボックス5の接続が途絶えていると判断
できるようになされている。
【0054】マイコン60は、これら制御コマンド、操
作子の操作に応動してモータドライバ61を駆動するこ
とにより、このモータドライバ61を介してモータ40
を駆動する。これによりマイコン60は、必要に応じて
動作モードを開許可モード、開禁止モードに設定するよ
うになされている。
【0055】図9は、この光磁気ディスク装置4をパー
ソナルコンピュータ2等の制御機器に接続しないで、光
磁気ディスク装置4を単体で使用する場合(以下単体モ
ードと呼ぶ)の状態を示す状態遷移図である。なおこの
単体モードにおいては、光磁気ディスク装置4に接続さ
れたリモートコマンダ20の操作により動作を切り換え
る場合も含まれる。
【0056】すなわち光磁気ディスク装置4において、
マイコン60は、電源が立ち上げられると、スイッチ5
1の接点がオン状態に保持されているか否か判断するこ
とにより、光磁気ディスクが装填されているか否か判断
する。またマイコン60は、待機状態に全体の動作モー
ドをセットする。ここで図10に示すように、この待機
状態においては、スライドスイッチ21により蓋22を
開くことができる開許可モードに設定され、またこれに
対応して変調コイル47は、光磁気ディスクより離間す
るように保持されている。
【0057】この待機状態においてスイッチ51の接点
がオン状態に保持されていることが検出されると、マイ
コン60は、光ピックアップを光磁気ディスクの内周側
に移動してPTOC、UTOCを再生し、その後光磁気
ディスクをいつでも再生可能な状態で待機する。
【0058】すなわちマイコン60は、この待機状態に
おいて、再生の操作子が操作されるとUTOCのデータ
に従ってプログラムエリアをアクセスし、これにより光
磁気ディスクに記録されたオーディオデータを再生し、
また停止の操作子が操作されると、この再生の動作を停
止する。
【0059】これに対して待機状態において、録音、編
集の操作子が操作されると、マイコン60は、充分な駆
動量によりモータ40を逆回転させ、これにより開禁止
モードであって、かつ変調コイルが光磁気ディスクより
離間している中間状態を通り越して、開禁止モードに全
体の動作モードを遷移させる(編集録音状態)。これに
より光磁気ディスク装置4では、必要に応じてオーディ
オデータを熱磁気記録し、また記録した内容を編集でき
るようになされ、これら録音及び編集に対応してUTO
Cの内容を更新するまでの間で、誤って蓋22を開くこ
とが無いようになされている。
【0060】これに対してこの編集録音状態において、
再生、停止の操作子が操作されると、マイコン60は、
UTOCの更新が完了するのを待って、所定量だけモー
タ40を正回転し、これにより待機状態に遷移させる。
【0061】図1は、変換ボックス5を介してパーソナ
ルコンピュータに接続された場合における光磁気ディス
ク装置4の状態遷移を示す略線図である。マイコン60
においては、一定の周期で図11及び図12に示す処理
手順を実行することにより、必要に応じてパーソナルコ
ンピュータに接続されたモード(以下パソコン接続モー
ドと呼ぶ)に全体の動作モードを切り換え、さらに全体
の動作を各状態に遷移させる。なおここでパソコン接続
モードとは、変換ボックス5等を介して外部制御機器と
論理的な通信が確立されている状態を意味するものと
し、いつでもこの外部制御機器により光磁気ディスク装
置4の動作を切り換えることができるモードを意味する
ものである。
【0062】すなわちマイコン60は、ステップSP1
からステップSP2に移り、ここで直前の動作モードが
単体モードが否か判断する。ここで電源が既に単独で立
ち上げられている場合、肯定結果が得られることにより
マイコン60は、ステップSP3に移る。
【0063】ここでマイコン60は、変換ボックス5と
の間で通信が確立されたか否か判断する。ここで光磁気
ディスク装置4の電源が立ち上げられてパーソナルコン
ピュータ2のアプリケーションプログラムが立ち上げら
ていない場合、さらには光磁気ディスク装置4の電源が
立ち上げられた状態でパーソナルコンピュータ2、変換
ボックス5とに接続されていない場合、否定結果が得ら
れることにより、マイコン60は、ステップSP4に移
り、動作モードを単体モードにセットした後、ステップ
SP5に移って処理手順を終了する。
【0064】これに対して光磁気ディスク装置4の電源
が立ち上げられた状態でパーソナルコンピュータ2のア
プリケーションプログラムが立ち上げられた場合、さら
には光磁気ディスク装置4の電源が立ち上げられた状態
でパーソナルコンピュータ2、変換ボックス5とに接続
された場合、肯定結果が得られることにより、マイコン
60は、ステップSP3からステップSP6に移り、パ
ソコン接続モードに全体の動作モードを設定する。この
とき光磁気ディスク装置4は、スイッチ51の接点とそ
の後のフォーカスサーチの処理により、光磁気ディスク
が装填されていない場合、待機状態によるパソコン接続
モードに全体の動作モードを設定する(図1において遷
移A1)。これによりマイコン60は、必要に応じて光
磁気ディスクを装填できるようにする。
【0065】これに対して光磁気ディスクが装填されて
いる場合、待機状態と編集録音状態との中間の状態によ
るパソコン接続モードに全体の動作モードを設定し(図
1において遷移A2)、これにより光磁気ディスクが装
填されてない場合以外においては、パーソナルコンピュ
ータ2と接続されてパソコン接続モードになると動作モ
ードを開禁止モードに設定する。その後マイコン60
は、ステップSP5に移ってこの処理手順を終了する。
【0066】これに対してステップSP2において否定
結果が得られると、マイコン60は、ステップSP7に
移り、ここで現在の状態が待機状態か否か判断する。こ
こで肯定結果が得られると、ステップSP8に移り、ケ
ーブルが断線したか否か判断する。ここでマイコン60
は、制御コマンド、ステータスデータによるパケットの
送受を開始する直前のタイミングで入出力端の論理レベ
ルを判定することにより、図8について上述したように
して変換ボックス5との接続を検出する。マイコン60
は、この論理レベルの判定により変換ボックス5に接続
されていないと判断した場合、ステップSP9に移り、
単体モードに全体の動作モードを切り換えた後(図1に
おける遷移Fである)、ステップSP5に移ってこの処
理手順を終了する。これによりマイコン60は、光磁気
ディスクが光磁気ディスク装置4より取り出されてケー
ブルが取り外されたような場合には、単独で動作できる
ように動作モードを切り換える。
【0067】これに対してステップSP8において、変
換ボックス5が接続されていると判断した場合、マイコ
ン60は、ステップSP10に移り、スイッチ51の状
態を検出することにより、光磁気ディスクが装填されて
蓋22が閉じられたか否か判断する。ここで未だ光磁気
ディスクが装填されていない場合、否定結果が得られる
ことにより、マイコン60は、ステップSP11に移
り、全体の動作モードを待機状態である開許可モードに
保持したままステップSP5に移ってこの処理手順を終
了する。
【0068】これに対してステップSP10において肯
定結果が得られると、マイコン60は、ステップSP1
2に移り、全体の動作モードを中間状態に遷移させた後
(図1における遷移C)、ステップSP5に移ってこの
処理手順を終了する。これにより光磁気ディスク装置4
は、このオーディオシステム1全体の動作を立ち上げた
後、光磁気ディスクが装填された場合でも、開禁止モー
ドである中間の状態に全体の状態をセットする。
【0069】これに対してステップSP7において、否
定結果が得られると、マイコン60は、ステップSP1
3に移り(図12)、現在の状態が中間の状態か否か判
断する。ここで肯定結果が得られると、マイコン60
は、ステップSP14に移り、ケーブルが断線したか否
か判断する。ここでマイコン60は、ステップSP8に
おいて上述したと同様にして変換ボックス5との接続を
確認し、変換ボックス5に接続されていないと判断した
場合、ステップSP15に移り、単体モードに全体の動
作モードを切り換えた後(図1における遷移Hであ
る)、ステップSP5に移ってこの処理手順を終了す
る。なおこの場合、マイコン60は、単体モードにおい
て待機状態に状態を切り換える。
【0070】これに対してステップSP14において否
定結果が得られると、マイコン60は、ステップSP1
6に移る。ここでマイコン60は、パーソナルコンピュ
ータ2より録音、編集の要求が入力されたか否か判断
し、ここで肯定結果が得られると、ステップSP17に
移る。ここでマイコン60は、モータ40をさらに逆回
転させ、開禁止モードであり、かつ変調コイル47が光
磁気ディスクに充分に近接して保持された編集録音状態
に全体の動作モードを切り換えた後(図1において遷移
E)、ステップSP5に移り、この処理手順を終了す
る。
【0071】これに対してステップSP16において否
定結果が得られると、マイコン60は、ステップSP1
8に移る。ここで排出許可の情報がパーソナルコンピュ
ータ2より入力されたか否か判断し、ここで肯定結果が
得られると、マイコン60は、ステップSP19に移
り、全体の動作モードを切り換えた後(図1において遷
移B)、ステップSP5に移り、この処理手順を終了す
る。これにより光磁気ディスク装置4は、光磁気ディス
クが装填された場合、原則としてスライドスイッチ21
の操作によっては光磁気ディスクを排出困難にした状態
で、パーソナルコンピュータ2において所定のアイコン
が操作されると、この原則の状態から開許可モードに遷
移して光磁気ディスクを交換できるようになされてい
る。
【0072】これに対してステップSP18において否
定結果が得られると、マイコン60は、ステップSP2
0に移り、ここで中間状態による開禁止モードに全体の
動作モードを維持したまま、ステップSP5に移ってこ
の処理手順を終了する。
【0073】これに対してステップSP13において否
定結果が得られると、マイコン60は、ステップSP2
1に移り、編集録音状態か否か判断する。ここで肯定結
果が得られると、マイコン60は、ステップSP22に
移り、ケーブルが断線したか否か判断する。ここでマイ
コン60は、ステップSP8において上述したと同様に
して変換ボックス5との接続を確認し、変換ボックス5
に接続されていないと判断した場合、ステップSP23
に移り、単体モードに全体の動作モードを切り換えた後
(図1における遷移Gである)、ステップSP5に移っ
てこの処理手順を終了する。なおこの場合、マイコン6
0は、単体モードにおいて待機状態に状態を切り換え
る。
【0074】これに対してステップSP22において否
定結果が得られると、マイコン60は、ステップSP2
4に移る。ここでマイコン60は、パーソナルコンピュ
ータ2より録音、編集の要求が入力されたか否か判断
し、ここで肯定結果が得られると、ステップSP25に
移る。ここでマイコン60は、UTOCの更新を待っ
て、モータ40を逆回転させ、開禁止モードであり、か
つ変調コイル47が光磁気ディスクより離間して保持さ
れた中間の状態に全体の動作モードを切り換えた後(図
1において遷移D)、ステップSP5に移り、この処理
手順を終了する。
【0075】これに対してステップSP24において否
定結果が得られると、マイコン60は、ステップSP2
6に移り、ここで編集録音状態による開禁止モードに全
体の動作モードを維持したまま、ステップSP5に移っ
てこの処理手順を終了する。
【0076】このようにして状態を遷移させるマイコン
60においては、中間の状態においては、再生等の制御
コマンドに応動して光磁気ディスクを再生するように全
体の動作を制御し、また編集録音状態においては、編集
録音の制御コマンドに応動して光磁気ディスクをアクセ
スする。
【0077】(2)実施の形態の動作 以上の構成において、この光磁気ディスク装置4は(図
2)、単体で動作させる場合、さらにはケーブルにより
変換ボックス5に接続されてはいるもののパーソナルコ
ンピュータ2において対応するアプリケーションプログ
ラムが立ち上げられていない場合、単体モードにより動
作を開始する。
【0078】この単体モードにおいて動作を開始する
と、光磁気ディスク装置4は、待機状態に保持され(図
9)、モータ40の駆動によりプレート35及び連結部
材45がスライドスイッチ21側に近づいてスライドス
イッチ21の操作を押圧部材28に伝達できる状態の蓋
22を開くことができる状態(開許可モード)に保持さ
れる。また連結部材45の移動によりヘッド昇降板50
が押し上げられて、変調コイル47が光磁気ディスクよ
り離間した状態に保持される(図5〜図7)。
【0079】これにより光磁気ディスク装置4は、スラ
イドスイッチ21を操作して蓋22を開くことができ、
光磁気ディスクを蓋22に配置して蓋22を閉じること
により、所望の光磁気ディスクを装填することが可能と
なる。またこの状態で、再生、停止等の操作子が操作さ
れると、これらの操作に応動して光磁気ディスクがアク
セスされ、再生されたオーディオ信号をイヤホーン等に
より試聴することが可能となる(図4)。
【0080】これに対して編集録音の操作子が操作され
ると、モータ40が充分に逆回転して編集録音状態に切
り換わる。すなわちモータ40の駆動によりプレート3
5及び連結部材45がスライドスイッチ21より遠ざか
り、スライドスイッチ21の操作を押圧部材28に伝達
できない状態である蓋22を開くことが困難な状態(開
禁止モード)に保持される。また連結部材45の移動に
よりヘッド昇降板50の押し上げが中止され、変調コイ
ル47が光磁気ディスクに近接して保持される(図5〜
図7)。
【0081】これにより光磁気ディスク装置4は、スラ
イドスイッチ21を操作して蓋22を開くことが困難に
なり、この状態で操作子の操作に応動した編集録音の処
理が実行される。
【0082】この処理が完了して、再生、停止等の操作
子が操作されると、光磁気ディスク装置4は、UTOC
の更新を待って、待機状態に切り換えられ、これにより
録音編集等のUTOCの書き換えを必要とする処理にお
いては、この処理が完了するまでの間、光磁気ディスク
を取り出すことができない状態が形成される。これによ
り手動により光磁気ディスクを取り出す場合でも、管理
用データを確実に更新することができ、管理用データの
異常、編集作業のやり直し等を防止することが可能とな
る。
【0083】このようにして単体モードにより動作して
いる状態で、パーソナルコンピュータ2の対応するアプ
リケーションプログラムが立ち上げられると、またこの
アプリケーションプログラムが立ち上げられた状態で変
換ボックス5を介してパーソナルコンピュータ2に接続
されると、光磁気ディスク装置4においては、マイコン
60のデータ入出力端の電位によりこれらの状態が検出
され、単体モードよりパソコン接続モードに動作モード
が切り換わる(図10、図11及び図12)。またアプ
リケーションプログラムが立ち上げられた状態で、かつ
変換ボックス5を介してパーソナルコンピュータ2に接
続された状態で電源が立ち上げられた場合も同様に、パ
ソコン接続モードに動作モードがセットされる。
【0084】このとき光磁気ディスク装置4は、何れの
手順によりパソコン接続モードに動作を切り換えた場合
でも、待機状態と編集録音状態の中間の状態である開禁
止モードであり、かつ変調コイル47が光磁気ディスク
より離間した状態にセットされる。これによりこのパソ
コン接続モードにおいては、パーソナルコンピュータ2
の操作によってのみ蓋22を開いて光磁気ディスクを交
換可能な状態が形成され、編集処理だけでなく、この編
集処理過程における再生等の処理においても、誤って光
磁気ディスクを取り出すことがないようになされる。
【0085】これにより手動により光磁気ディスクを取
り出す場合で、かつ外部制御機器により 制御する場合
でも、管理用データを確実に更新することができ、管理
用データの異常、編集作業のやり直し等を防止すること
が可能となる。
【0086】これに対して光磁気ディスクが装填されて
いない場合には、単体モードにおける場合と同様に、例
外的に待機状態に保持され、これにより必要に応じてス
ライドスイッチ21を操作して光磁気ディスクを装填す
ることが可能となる。
【0087】このようにして光磁気ディスクを装填した
状態で、再生等の制御コマンドが入力されると、光磁気
ディスク装置4においては、この中間の状態において、
光磁気ディスクをアクセスし、これによりパーソナルコ
ンピュータ2の制御により光磁気ディスクに記録された
オーディオデータを試聴することが可能となる。
【0088】これに対して編集録音等のコマンドが入力
されると、編集録音状態に遷移し、UTOCの更新を待
って再生等の制御コマンドが入力されるまでの間、編集
録音状態に保持される。これによっても管理用データを
確実に更新することができ、管理用データの異常、編集
作業のやり直し等を防止することが可能となる。
【0089】(3)実施の形態の効果 以上の構成によれば、手動により光磁気ディスクを取り
出すことができる光磁気ディスク装置において、パーソ
ナルコンピュータ2に接続して制御する場合に、パーソ
ナルコンピュータ2に接続されると、光磁気ディスクを
排出する操作を受け付けない開禁止モードに設定したこ
とにより、パーソナルコンピュータ2より開禁止モード
を開許可モードに切り換える制御コマンドが入力されな
い限り、再生等の処理を含めて、これらの処理中に誤っ
て光磁気ディスクを取り出すことが無いようにすること
ができる。これにより外部機器により制御する場合で
も、管理用データを確実に更新することができ、管理用
データの異常、編集作業のやり直し等を防止することが
できる。
【0090】またこのとき光磁気ディスクが装填されて
いない場合には、例外的に光磁気ディスクを排出する操
作子であるスライドスイッチ21の操作を受け付けるよ
うにしたことにより、光磁気ディスクを装填しないで外
部機器に接続した場合に、いちいちこの外部機器の操作
によりスライドスイッチ21の操作を受け付ける状態に
設定しなくても光磁気ディスクを装填でき、これにより
使い勝手を向上することができる。
【0091】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、外部の制御機器に接
続されると、光磁気ディスクが装填されていない場合を
除いて動作モードを開禁止モードにセットする場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、必要に応じて編
集、録音等の管理用データを更新することが必要な場合
についてだけ開禁止モードにセットすれば良く、このよ
うにして上述の実施の形態と同様の効果を得ることがで
きる。
【0092】また上述の実施の形態においては、外部機
器の制御によりオーディオデータを記録、編集する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、コンピュー
タのデータ、ビデオデータ等を記録する場合等にも広く
適用することができる。
【0093】また上述の実施の形態においては、記録媒
体として光磁気ディスクを使用する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、種々の光ディスクを使用す
る場合、さらには磁気ディスク、磁気テープを使用する
場合等に広く適用することができる。
【0094】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、外部の機
器の制御により記録媒体をアクセスする場合、外部の機
器に接続されると少なくとも管理用データの書き換えを
必要とする動作の間、記録媒体を排出する操作を受け付
けないようにすることにより、手動により記録媒体を取
り出し得るように構成された記録装置においても、管理
用データを確実に更新することができ、これにより管理
用データの異常、編集作業のやり直し等を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る光磁気ディスク装置
のパソコン接続モードにおける状態遷移を示す状態遷移
図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るオーディオシステム
を示すブロック図である。
【図3】図2の変換ボックスの構成を示すブロック図で
ある。
【図4】光磁気ディスク装置の全体構成を示す斜視図で
ある。
【図5】開許可モードの説明に供する平面図である。
【図6】開許可モードでスライドスイッチが操作された
場合の説明に供する平面図である。
【図7】開禁止モードの説明に供する平面図である。
【図8】光磁気ディスク装置を示すブロック図である。
【図9】単体モードにおける光磁気ディスク装置の状態
遷移を示す状態遷移図である。
【図10】図9の各状態の説明に供する図表である。
【図11】図1の状態遷移の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図12】図11に続く処理を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1……オーディオシステム、2……パーソナルコンピュ
ータ、4……光磁気ディスク装置、5……変換ボック
ス、21……スライドスイッチ、47……変調コイル、
51……スイッチ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローディング機構の動作により記録媒体
    を排出できるようになされ、前記記録媒体に所望のデー
    タと前記データを管理する管理用データとを記録する記
    録装置において、 前記記録装置の操作子の操作により前記記録媒体をアク
    セスする単体の動作モードにおいて、 少なくとも前記管理用データの書き換えを必要とする動
    作の間、前記記録媒体を排出する操作を受け付けないよ
    うにし、 動作を制御する外部機器に接続されると、 少なくとも前記管理用データの書き換えを必要とする動
    作の間、前記記録媒体を排出する操作を受け付けないよ
    うにしたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記ローディング機構は、 手動により前記記録媒体を排出できるようになされたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記外部機器との接続を、接続線の電位
    により検出することを特徴とする請求項1に記載の記録
    装置。
  4. 【請求項4】 前記外部機器による制御において、 前記管理用データの書き換えを必要とする動作以外の期
    間においても前記記録媒体を排出する操作を受け付けな
    いようにし、 前記外部機器からの制御により前記記録媒体を排出する
    操作を受け付けるようにすることを特徴とする請求項1
    に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体をアクセスする記録部と、 前記記録部の動作を制御する制御部とを有し、 前記記録部は、 単体で使用可能で、ローディング機構の動作により前記
    記録媒体を排出できるようになされ、 前記記録媒体に所望のデータと前記データを管理する管
    理用データとを記録し、 前記単体で使用される単体の動作モードにおいて、少な
    くとも前記管理用データの書き換えを必要とする動作の
    間、前記記録媒体を排出する操作を受け付けないように
    し、 前記制御部に接続されると、 少なくとも前記管理用データの書き換えを必要とする動
    作の間、前記記録媒体を排出する操作を受け付けないよ
    うにしたことを特徴とする記録装置。
  6. 【請求項6】 前記ローディング機構は、 手動により前記記録媒体を排出できるようになされたこ
    とを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録部は、 前記制御部との接続を、接続線の電位により検出するこ
    とを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録部は、 前記制御部による制御において、 前記管理用データの書き換えを必要とする動作以外の期
    間においても前記記録媒体を排出する操作を受け付けな
    いようにし、 前記制御部からの制御により前記記録媒体を排出する操
    作を受け付けるようにすることを特徴とする請求項5に
    記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 単体で使用可能で、ローディング機構の
    動作により記録媒体を排出できるようになされた記録装
    置の制御方法であって、 前記記録装置は、 前記記録媒体に所望のデータと前記データを管理する管
    理用データとを記録し、 単体で使用される単体の動作モードにおいて、少なくと
    も前記管理用データの書き換えを必要とする動作の間、
    前記記録媒体を排出する操作を受け付けないようにし、 前記記録装置の制御方法は、 外部機器により前記記録装置の動作を制御する際に、前
    記外部機器に接続されると、少なくとも前記管理用デー
    タの書き換えを必要とする動作の間、前記記録媒体を排
    出する操作を受け付けないようにすることを特徴とする
    記録装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記ローディング機構が、 手動により前記記録媒体を排出できるようになされたこ
    とを特徴とする請求項9に記載の記録装置の制御方法。
  11. 【請求項11】前記外部機器との接続を、接続線の電位
    により検出することを特徴とする請求項9に記載の記録
    装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記外部機器による制御において、 前記管理用データの書き換えを必要とする動作以外の期
    間においても前記記録媒体を排出する操作を受け付けな
    いようにし、 前記外部機器からの制御により前記記録媒体を排出する
    操作を受け付けるようにすることを特徴とする請求項9
    に記載の記録装置の制御方法。
JP10198193A 1998-07-14 1998-07-14 記録装置及び記録装置の制御方法 Pending JP2000030351A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10198193A JP2000030351A (ja) 1998-07-14 1998-07-14 記録装置及び記録装置の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10198193A JP2000030351A (ja) 1998-07-14 1998-07-14 記録装置及び記録装置の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000030351A true JP2000030351A (ja) 2000-01-28
JP2000030351A5 JP2000030351A5 (ja) 2005-09-08

Family

ID=16387027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10198193A Pending JP2000030351A (ja) 1998-07-14 1998-07-14 記録装置及び記録装置の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000030351A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100437793C (zh) * 2003-12-02 2008-11-26 蒂雅克股份有限公司 记录媒体驱动装置
JP2008296368A (ja) * 2008-09-01 2008-12-11 Sony Corp 脚式移動ロボット
JP2010060678A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Kenwood Corp デバイス装置、プログラム、及び制御方法
JP2010287291A (ja) * 2009-06-12 2010-12-24 Teac Corp 記録再生装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100437793C (zh) * 2003-12-02 2008-11-26 蒂雅克股份有限公司 记录媒体驱动装置
JP2008296368A (ja) * 2008-09-01 2008-12-11 Sony Corp 脚式移動ロボット
JP2010060678A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Kenwood Corp デバイス装置、プログラム、及び制御方法
JP2010287291A (ja) * 2009-06-12 2010-12-24 Teac Corp 記録再生装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000215456A (ja) ディスク及び記録再生装置、及び記録再生方法
KR100392917B1 (ko) 디스크 유닛
JP2000030351A (ja) 記録装置及び記録装置の制御方法
JP3525572B2 (ja) 媒体自動交換装置および記録再生装置
KR101410094B1 (ko) 미디어 드라이브 장치, 미디어 드라이브 장치의 동작 방법,정보 처리 장치, 정보 처리 장치의 기록재생 액세스 방법,프로그램, 프로그램 기록 매체
JP2009004070A (ja) 複数の光ディスクにアクセスする光ディスク装置及びその動作方法
JPH06223490A (ja) 情報記録再生装置
JP4129422B2 (ja) ディスク再生装置
JP3207648B2 (ja) 情報記録再生装置
JPH0648607Y2 (ja) ディスク再生装置
JP3281745B2 (ja) 光学式情報記録装置
JP3475462B2 (ja) データ再生装置、指示データ送信装置及びデータ再生方法
JP3751235B2 (ja) ディスクチェンジャ装置
JPH11296946A (ja) 光ディスク装置
JP2758306B2 (ja) テープ状媒体オートチェンジャ装置
JP3611585B2 (ja) 記録及び/又は再生装置
JPH06101191B2 (ja) コンパクトデイスクプレ−ヤ
JP2001101817A (ja) 光ディスク記録再生装置
JP2002197848A (ja) 再生装置
JPH11238285A (ja) カートリッジのシャッター開放装置及び方法
JPH09198836A (ja) 情報の記録再生装置、それに用いるカートリッジ及び情報の記録再生システム
JPH06162642A (ja) 光ディスク装置
JP2005255005A (ja) 車載用機器、車載用機器の制御方法、制御プログラムおよび記録媒体
JPH06195948A (ja) ディスク状記録媒体の交換機能を有するディスク状記録媒体の再生装置及び連続再生方法
JPH0765563A (ja) 媒体記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050301

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050301

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20050301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070905

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071226