JP3611585B2 - 記録及び/又は再生装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ディスク状記録媒体を用いてデータの記録や再生を行うことができる記録/再生装置に関わり、特に、ディスク状記録媒体を記録/再生するための規定の位置に自動装填するローディング機構を備えて構成されている記録/再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ディスク、光磁気ディスクを記録媒体として用い、ユーザーが音楽データ等を再生、又は記録/再生することのできるシステムが知られており、例えばCD(コンパクトディスク)プレーヤやMD(ミニディスク)プレーヤ/レコーダとして普及している。
【0003】
ところで上記のような記録/再生装置においては、ディスクを回転させるディスクドライブに係わる機構部や、データの読み出し/記録を行う光学ヘッドや磁気ヘッド等を保護するためにこれらが外部から触れることのできない機器内部に配置されているものも多く、このような機器においてはディスクの装填をメカ機構により自動的に行う、いわゆるローディング機構を有するものが各種知られている。
これは例えば、初期位置にセットされたディスクを、ローディングモータ等により駆動される機構部により機器内部に引き込んで、最終的に信号の記録/再生が行われる所定の位置(以下これを記録/再生位置とする)に対して装填することのできる機構のことである。また、この記録/再生位置とは、例えばディスクを回転させるターンテーブルにディスクがセットされる位置のことであり、この後、ディスクはターンテーブルと保持盤により上下から保持(チャッキング)されて回転可能な状態とされ、データの読み出しあるいは記録が行われることとなる。
また、ディスクを取り出す場合には、例えばローディングモータが逆方向に回転されることにより、ローディング機構が駆動されて初期位置までディスクが送り出されてくるようにされる。
【0004】
このようなローディング機構を有する記録/再生装置においては、ディスクが例えば前述の記録/再生位置に装填されたかどうかを検出することが行われる。そして、ローディングが終了した後、フォーカスサーチ動作やフォーカス、トラッキング、スピンドルサーボがかけられる立ち上げ動作がなされ、その後データの読み出し動作が開始されることとなる。
【0005】
このようなディスクの装填検出は機器内部に設けられたディスク装填検出用のスイッチにより行われる。ディスクのローディングは機器内部の所定の部品が組み合わされ、それぞれが連係した動作を行うことにより行われるが、例えばディスクを保持して記録/再生位置まで移動させていく部品が記録/再生位置にある場合に、この部品により押圧される位置にディスク検出用のスイッチを設けるものである。
そして、このスイッチがローディング機構の所定の可動部によって押圧されてオンとされることでローディング機構によるディスクの装填動作が終了したことが検出され、この際ディスクがあれチャッキングが行われて回転駆動され、サーボ制御やデータの読み出し動作が行われることとなる。
一方、ローディング動作がなされた場合にディスクが実際になかった場合、もしくは所定以外のディスク状の物が装填されていたような場合、例えば立ち上げ動作が実行されてもフォーカス制御信号等が得られないのでこの時点でディスクが実際には装填されていないことが検出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記したようにディスク装填の検出にスイッチを用いるような場合、このスイッチはメカ的機構であるから、物理的原因による不良の可能性が当然生じる。特にこのスイッチはローディング機構の動作の度にオン/オフ動作を繰り返すので長期使用による接触不良や疲労等の問題も抱えている。
すなわち、ディスク装填検出のためのスイッチは機器全体としての不良、故障要因の1つとされる。機器としてはこのような不良発生の要素はできるだけ削減されることが望ましい。
【0007】
また、ディスクの有無の検出は、前述のようにこのディスク装填検出スイッチにより装填動作の終了が検出された後、光学ヘッドから出力されるそのディスクからの反射光より得られる信号に基づいて行われることから、ディスクの有無が検出されるまでにある程度の時間が必要とされる。このためディスク無しの検出に応じた対応処理(例えば、ディスクチェンジャー機構を有する物ではアンローディング動作とディスク再ローディング動作)が遅れることになり、再生開始の遅れにもつながる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明の記録及び/又は再生装置は上記した問題点を解決するため、カートリッジに収納された光ディスクを再生するために当該光ディスクに対して光を照射する光照射手段と、上記光ディスクから反射した反射光を検出する光検出手段と、上記光ディスクを収納したカートリッジの挿入に応じて、上記カートリッジを保持して当該カートリッジの挿入位置から上記光ディスクを再生する再生位置の真上に移動させ、次に上記光ディスクが上記光照射手段に向かって接近するように上記光ディスクを下降させるローディング手段と、
上記光ディスクの下降のときに上記光照射手段から照射された光を上記光検出手段が検出することに応じて上記光ディスクを認識する認識手段と、
上記カートリッジが上記再生位置の真上に移動されたとき、上記光照射手段をその上下移動可能範囲における上限位置となるように規定させる制御手段とを備えるようにした。
【0009】
上記光ディスクはカートリッジに収納されたものを使用することができ、そのため上記ローディング手段はカートリッジに収納された光ディスクを搬送することができるように構成されている。
なお、上記反射検出信号として光学ヘッド部のフォーカス制御に用いられるフォーカス制御信号を用いることができる。
【0010】
【作用】
したがって、ローディング動作時に反射光を検出することで、ディスク盤面が光学ヘッドと接離する方向において移動される際に得られる反射光情報、例えばFOK信号、FZC信号等のフォーカス制御信号に基づいて、ディスクが記録/再生位置に装填されたことを検出することができる。これによりディスク装填検出用のスイッチを削除することができる。また、装填動作の完了とディスクの有無を同時に検出することが可能となる。
【0011】
【実施例】
以下、本発明における一実施例について説明する。この実施例は光磁気ディスクを記録媒体として用いた記録再生装置とする。
【0012】
図1は記録再生装置の要部のブロック図を示している。
図1において、1は例えば音声データが記録されている光磁気ディスクを示し、スピンドルモータ2により回転駆動される。3は光磁気ディスク1に対して記録/再生時にレーザ光を照射する光学ヘッドであり、記録時には記録トラックをキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出力をなし、また再生時には磁気カー効果により反射光からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出力をなす。
【0013】
このため、光学ヘッド3はレーザ出力手段としてのレーザダイオード、偏向ビームスプリッタや対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するためのディテクタが搭載されている。対物レンズ3aは2軸機構4によってディスク半径方向及びディスクに接離する方向に変位可能に保持されている。
【0014】
また、6は供給されたデータによって変調された磁界を光磁気ディスクに印加する磁気ヘッドを示し、光磁気ディスク1を挟んで光学ヘッド3と対向する位置に配置されている。光学ヘッド3全体及び磁気ヘッド6は、スレッド機構5によりディスク半径方向に移動可能とされている。
【0015】
再生動作によって、光学ヘッド3により光磁気ディスク1から検出された情報はRFアンプ7に供給される。RFアンプ7は供給された情報の演算処理により、再生RF信号、トラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FE、絶対位置情報(光磁気ディスク1にプリグルーブ(ウォブリンググルーブ)として記録されている絶対位置情報)、アドレス情報、後述するFOK信号等を抽出する。そして、抽出された再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8に供給される。また、トラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEはサーボ回路9に供給され、アドレス情報はアドレスデコーダ10に供給される。さらに絶対位置情報、FOK信号は例えばマイクロコンピュータによって構成されるシステムコントローラ11に供給される。
【0016】
サーボ回路9は供給されたトラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEや、システムコントローラ11からのトラックジャンプ指令、シーク指令、スピンドルモータ2の回転速度検出情報等により各種サーボ駆動信号を発生させ、2軸機構4及びスレッド機構5を制御してフォーカス及びトラッキング制御をなし、またスピンドルモータ2を一定角速度(CAV)又は一定線速度(CLV)に制御する。またフォーカスエラー信号FEを基準電圧と比較することによりFZC信号(フォーカスゼロクロス)を生成し、システムコントローラ11に供給している。
【0017】
ところで、フォーカスサーボが可能な範囲(フォーカス引込可能範囲)は比較的狭いため、記録/再生動作の開始時やトラックアクセス後においては、まずフォーカスサーチ動作を実行してフォーカス引込可能範囲にまで対物レンズ位置を制御し、その後フォーカスサーボループをオンとしてフォーカスサーボが実行されるようにしている。
【0018】
フォーカスサーチ動作としては、例えば対物レンズをディスク盤面から最も離れた位置と最も近接した位置の間において強制的に移動させる。
この際に、光学ヘッドにおいて反射光を検出する4分割ディテクタの出力の演算処理によって得られるフォーカスエラー信号EF としては、ある地点で図2(b)のようにS字カーブが得られる。また、このとき再生RF信号としては図2(a)のようになる。ここで、例えばRFアンプ7にてRF信号を所定のスレッショルド値Thと比較することによって図2(c)のようにFOK信号が得られるが、このFOK信号はフォーカス引込可能範囲を示すものとなる。
【0019】
フォーカスサーチ動作により、対物レンズ位置をこのFOK信号のH期間であるフォーカス引込可能範囲に制御した段階で、フォーカスサーボをオンとすると適正なフォーカス制御が実行される。つまり、フォーカス引込可能範囲において図2(d)のFZC信号、即ちフォーカスオン検出信号の立下り地点に対して対物レンズを制御するフォーカスサーボ制御が実行される。
【0020】
図1において、RFアンプ7から出力された再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8でEFM復調、CIRC等のデコード処理された後、メモリコントローラ12によって一旦バッファRAM13に書き込まれる。なお、光学ヘッド3による光磁気ディスク1からのデータの読み取り及び光学ヘッド3からバッファRAM13までの系における再生データの転送は1.41Mbit/secで、しかも間欠的に行なわれる。
【0021】
バッファRAM13に書き込まれたデータは、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミングで読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給される。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再生信号処理を施され、D/A変換器15によってアナログ信号とされ、端子16から所定の増幅回路部へ供給されて再生出力される。例えばL,Rオーディオ信号として出力される。
【0022】
ここで、バッファRAM13へのデータの書込/読出は、メモリコントローラ12によって書込ポインタと読出ポインタの制御によりアドレス指定されて行なわれるが、書込ポインタ(書込アドレス)は上記したように1.41Mbit/secのタイミングでインクリメントされ、一方、読出ポインタ(読出アドレス)は0.3Mbit/sec のタイミングでインクリメントされていくため、この書込と読出のビットレートの差異により、バッファRAM13内には或る程度データが蓄積された状態となる。バッファRAM13内にフル容量のデータが蓄積された時点で書込ポインタのインクリメントは停止され、光学ヘッド3による光磁気ディスク1からのデータ読出動作も停止される。ただし読出ポインタRのインクリメントは継続して実行されているため、再生音声出力はとぎれないことになる。
【0023】
その後、バッファRAM13から読出動作のみが継続されていき、或る時点でバッファRAM13内のデータ蓄積量が所定量以下となったとすると、再び光学ヘッド3によるデータ読出動作及び書込ポインタWのインクリメントが再開され、再びバッファRAM13のデータ蓄積がなされていく。
【0024】
このようにバッファRAM13を介して再生音響信号を出力することにより、例えば外乱等でトラッキングが外れた場合などでも、再生音声出力が中断してしまうことはなく、データ蓄積が残っているうちに例えば正しいトラッキング位置までにアクセスしてデータ読出を再開することで、再生出力に影響を与えずに動作を続行できる。即ち、耐震機能を著しく向上させることができる。
【0025】
図1において、アドレスデコーダ10から出力されるアドレス情報や制御動作に供されるサブコードデータはエンコーダ/デコーダ部8を介してシステムコントローラ11に供給され、各種の制御動作に用いられる。
さらに、記録/再生動作のビットクロックを発生させるPLL回路のロック検出信号、及び再生データ(L,Rチャンネル)のフレーム同期信号の欠落状態のモニタ信号(GFS信号)もシステムコントローラ11に供給される。
【0026】
また、システムコントローラ11は光学ヘッド3におけるレーザダイオードの動作を制御するレーザ制御信号を出力しており、レーザダイオードの出力をオン/オフ制御するとともに、オン制御時としては、レーザパワーが比較的低レベルである再生時の出力と、比較的高レベルである記録時の出力とを切り換えることができるようになされている。
【0027】
光磁気ディスク1に対して記録動作が実行される際には、端子17に供給された記録信号(アナログオーディオ信号)は、A/D変換器18によってデジタルデータとされた後、エンコーダ/デコーダ部14に供給され、音声圧縮エンコード処理を施される。エンコーダ/デコーダ部14によって圧縮された記録データはメモリコントローラ12によって一旦バッファRAM13に書き込まれ、また所定タイミングで読み出されてエンコーダ/デコーダ部8に送られる。そしてエンコーダ/デコーダ部8でCIRCエンコード、EFM変調等のエンコード処理された後、磁気ヘッド駆動回路15に供給される。
【0028】
磁気ヘッド駆動回路15はエンコード処理された記録データに応じて、磁気ヘッド6に磁気ヘッド駆動信号を供給する。つまり、光磁気ディスク1に対して磁気ヘッド6によるN又はSの磁界印加を実行させる。また、このときシステムコントローラ11は光学ヘッドに対して、記録レベルのレーザ光を出力するように制御信号を供給する。
【0029】
19はユーザー操作に供されるキーが設けられた操作入力部、20は例えば液晶ディスプレイによって構成される表示部を示す。操作入力部19には録音キー、再生キー、停止キー、AMSキー、サーチキー等がユーザー操作に供されるように設けられている。
【0030】
また、ディスク1に対して記録/再生動作を行なう際には、ディスク1に記録されている管理情報、即ちP−TOC、U−TOCを読み出して、システムコントローラ11はこれらの管理情報に応じてディスク1上の記録すべきセグメントのアドレスや、再生すべきセグメントのアドレスを判別することとなるが、この管理情報はバッファRAM13に保持される。このためバッファRAM13は、上記した記録データ/再生データのバッファエリアと、これら管理情報を保持するエリアが分割設定されている。
【0031】
そして、システムコントローラ11はこれらの管理情報を、ディスク1が装填された際に管理情報の記録されたディスクの最内周側の再生動作を実行させることによって読み出し、バッファRAM13に記憶しておき、以後そのディスク1に対する記録/再生動作の際に参照できるようにしている。
【0032】
また、U−TOCはデータの記録や消去に応じて編集され、書き換えられるものであるが、システムコントローラ11は記録/消去動作のたびにこの編集処理をバッファRAM13に記憶されたU−TOC情報に対して行ない、その書換動作に応じて所定のタイミングでディスク1のU−TOCエリアについても書き換えるようにしている。
【0033】
次に上記構成の記録/再生装置に用いられる光磁気ディスク1を収納して構成されるディスクカートリッジについて図3〜図5を参照して説明する。
これらの図に示すように、このディスクカートリッジ21は上下ハーフ22、23を組み合わせて構成されるカートリッジ本体24内に楽曲等のデータが記録済あるいは記録可能とされる光磁気ディスク1が回転自在に収納されている。
【0034】
この光磁気ディスク1を収納するカートリッジ本体24の上下面の相対向する位置には、光磁気ディスク1の信号記録領域の一部を径方向にわたって露出させ、光学ヘッド及び磁気ヘッドによる記録/再生が可能とされる記録/再生開口部26、27が設けられている。またカートリッジ本体24下面側の中央部には、図4に示すように光磁気ディスク1を回転操作するディスク回転駆動機構の一部とされるターンテーブルが進入するターンテーブル用開口部28が設けられている。
【0035】
また、カートリッジ本体24には、ディスクカートリッジ21が記録再生装置に装着しない非使用状態である時に、記録再生開口部26、27を閉塞しておく断面コ字状のシャッタ部材29がスライド可能に取り付けられている。このシャッタ部材29は、記録再生開口部26、27を閉塞した状態にある時、このシャッタ部材29の一部を折曲して形成したロック片30をカートリッジ本体24内に配設したシャッタロック部材31に係合させて記録再生開口部26、27を閉塞する位置でロックされて、スライド移動が規制されるようになっている。
【0036】
そしてこのシャッタ部材29は、ディスクカートリッジ21が後述するように記録再生装置に挿入される際には、記録再生装置側のカートリッジホルダに設けられたシャッタ部材開放操作片により押圧操作されて記録再生開口部26、27を開放させる方向にスライド移動する。
【0037】
つまり、カートリッジ本体24のシャッタ部材29が嵌合された前面24a側には、シャッタ部材開放操作片が進入すると、カートリッジ本体4内に配設されたシャッタロック部材31がシャッタ部材開放操作片により押圧変位されて、ロック片30の係合を解除させる。このロック片30のシャッタロック部材31に対する係合が解除されることにより、シャッタ部材29はスライド可能な状態になる。そしてディスクカートリッジ21を機器側のカートリッジホルダへ挿入するに伴い、シャッタ部材開放操作片がシャッタ部材29を図2及び図3の矢印A方向にスライド操作して記録再生開口部26、27を開放することとなる。
【0038】
なお、カートリッジ本体24の一側面24bの上面側には,図3に示すようにこの一側面24b側が挿入端であり、正規の挿入方向であることを示す挿入方向指示マークが設けられている。
【0039】
また、カートリッジ本体24のシャッタ部材開放操作片が進入する溝部32が形成された前面24a側と対向する後面24c側には、カートリッジホルダに対する挿入方向を誤らないようにするため、挿入方向を規制する誤挿入規制溝33が設けられている。この誤挿入規制溝33は、カートリッジ本体24の挿入端側となる一側面24b側に開放端23aを有するようにして、後面24cの中途部にわたって形成されている。
【0040】
次に、本実施例の記録再生装置において、上記構成のディスクカートリッジ21を挿入位置から記録/再生位置であるターンテーブル90まで自動装填するローディング機構について図6及び図7を参照して概略的に説明する。
【0041】
図6は、記録再生装置のローディング機構に関わる構成部分を示す分解斜視図であり、40は装置の外装筐体内に固定して取り付けられる基体で、この基体40の底面部にはゴムやスプリング等の弾性を有する材料により構成されて、振動を吸収する機能を有する弾性支持部41、41、41が底面部に設けられ、正面からみて右の側面部には後端側に逃げ孔が設けられた長孔のシャフト挿通孔42、43が、左の側面部にも同様の形状のシャフト挿通孔44がそれぞれ設けられる。また左の側面部の前端には底面部と平行に突起が設けられており、この突起にはアーム連結長孔45が形成される。そして、右の側面部の前端にも底面部と平行に突起が設けられており、この突起にはアーム連結軸46が形成されている。
【0042】
50は、ターンテーブル90やスピンドルモータ2(図1に示す)等により構成される回転駆動部や光学ヘッド3が半径方向に移動可能とされるスレッド機構等が取り付けられる駆動部プレートで断面コ字状に形成されている。そして、この駆動部プレート50の底面下部には、先端が球状の嵌合突起軸51、51、51が弾性支持部41、41、41と対応する位置に設けられている。また、正面からみて右の側面部にはL字状のシャフトガイド孔52、53が、左の側面部には同様にL字状のシャフトガイド孔54がそれぞれ設けられる。
【0043】
60はディスクカートリッジ21を保持して、後述するように初期位置と記録/再生位置間の移動が行われるカートリッジホルダーで、上面部と左右の側面部と、この左右の側面部の下端部に上面部と平行に設けられているディスク支持レーン65、65により形成される空間にディスクカートリッジ21が挿入、保持される。そして、この空間の前面の開口部がディスク挿入口61とされ、初期位置にある時はこのディスク挿入口61が機器外部に表出して、ここからディスクカートリッジ21が挿入可能とされる。
また、このカートリッジホルダー60の正面から見て右の側面部にはシャフト62、63が、左の側面部にはシャフト64がそれぞれ植設されている。
また、右の側面部の内壁側には前述のシャッタ部材開放操作片66が設けられる。これにより、カートリッジホルダー60に対してディスクカートリッジ21が挿入、保持された状態においてはシャッタ部材29がスライドして記録再生開口部26、27が開放されることとなる。
【0044】
70はカートリッジホルダ搬送体で、正面から見て右の側面部にはカートリッジホルダー60のシャフト62、63が係脱するための開放端を有するカム溝71、72が形成され、同様に左の側面部にはシャフト64が係脱するためのカム溝73が形成されている。
また、上面部の左前端にはアーム連結長孔74が形成される。そして、上面部右の前端にはアーム連結軸75が設けられている。
【0045】
80は開閉アームであり、この開閉アーム80は一対のアーム部材81、82のそれぞれの中心が回転軸83により回転可能に組まれて構成されている。そして、アーム部材81の両端には軸受け穴85、支軸86が設けられ、アーム部材82の両端には軸受け穴87、支軸84が設けられている。
【0046】
そして先ず、基体40の底面部の弾性支持部41、41、41に対して駆動部プレート50の底面下部の嵌合突起軸51、51、51を嵌合させた状態で取付ける。これにより、駆動部プレート50は基体40上にて変位可能なフローティング状態で支持されて耐震性を得ている。
次に、シャフト62、63、64のそれぞれが、駆動部プレート50のシャフトガイド孔52、53、54および基体40のシャフト挿通孔42、43、44に挿通した状態でカートリッジホルダー60が取付けられる。これによりカートリッジホルダー60は駆動部プレート50のシャフトガイド孔52、53、54のL字形状に従ったスライド及び上下移動が可能となる。
【0047】
次に、カートリッジホルダ搬送体70の左右の側面部が基体40の左右の側面部の外側に位置する状態で、かつ基体40の左右の側面部から突出しているシャフト62、63、64のそれぞれに対してカム溝71、72、73が係合する状態に取付けられる。
この状態から、図のように開閉アーム80のアーム部材81の軸受け穴85、支軸86がそれぞれ、カートリッジホルダ搬送体70のアーム連結軸75、基体40のアーム連結長孔45に対して、回転あるいは移動可能に連結される。同様にアーム部材82の軸受け穴87、支軸84がそれぞれ、基体40の連結軸46、カートリッジホルダ搬送体70のアーム連結長孔74に対して連結される。これにより、カートリッジホルダ搬送体70は基体40に対して一定範囲内の前後方向における移動可能に保持される。
【0048】
また、図示しないが実際にはカートリッジホルダ搬送体70のカム溝73が設けられている側面に対してギア群が取付けられ、これらのギア群が図示しないローディングモータにより駆動されることで、カートリッジホルダ搬送体70の移動が行われることとなる。
【0049】
そこで、上記構成によるローディング機構の動作について図7の側面図を参照して説明する。この図はローディング機構の動作に伴うディスクカートリッジ21の移動の軌跡を示す便宜上、ローディング機構としてカートリッジホルダー60と駆動部プレート50を示し、他のローディング機構の構成部分は省略している。
図7(a)は、カートリッジホルダー60が初期位置にある状態を示している。ここでいう初期位置とは、ディスクカートリッジ21が挿入されておらずディスクカートリッジ21の挿入を待機している状態あるいは、イジェクト動作が完了した状態にあたり、この状態ではシャフト62、63(及び対向する側面のシャフト64)がシャフトガイド孔52、53(及び54)の前端部に位置しており、カートリッジホルダー60が移動可能範囲内においてもっとも前方にある状態にある。
そして、図のように初期位置にあるカートリッジホルダー60にディスクカートリッジ21が挿入されて、前述のようにシャッタ部材29がスライドして記録再生開口部26、27が開放された状態で保持されると、例えば図示しないスイッチが押圧されてこれに従い前述のローディングモータが回転駆動する。これにより、カートリッジホルダ搬送体70が後方に移動していくことになるが、図6にて説明したようにカートリッジホルダー60のシャフト62、63、64が、それぞれカートリッジホルダ搬送体70のカム溝71、72、73と係合しているために、カートリッジホルダ搬送体70の移動にともないカートリッジホルダー60も後方に移動していくこととなる。そして、この動作によりカートリッジホルダー60がもっとも後方に移動された状態では図7(b)に示すように、ディスクカートリッジ21も後方に移動し、実際には機器内部に引き込まれた状態となる。
【0050】
ここからさらにモータが回転してカートリッジホルダ搬送体70が後方へ移動すると、カートリッジホルダー60のシャフト62、63、64とカートリッジホルダ搬送体70のカム溝71、72、73との係合が解除される。すると、カートリッジホルダー60はシャフトガイド孔52、53(及び54)のL字形状に従って下降し、図7(c)に示すように、シャフト62、63、(64)がシャフトガイド孔52、53(及び54)の下端部に当接する状態となる。これにともない、カートリッジホルダー60に保持されているディスクカートリッジ21も下降することになる。
なお、実際にはシャフトに対してはばね部材等により常に下方へ付勢された状態にあるので、スムーズにカートリッジホルダー60の下降が行われる。
【0051】
この図7に示すディスクカートリッジ21の位置が、すなわちディスクカートリッジ21内に収納されている光磁気ディスク1への記録や光磁気ディスク1からの再生が可能とされる記録/再生位置であり、例えばこの位置にて光磁気ディスク1がターンテーブル90上に装填され、ディスクを回転駆動するためのチャッキングが行われることとなる。
【0052】
そこで上述してきた構成による本実施例の記録再生装置においては、光学ヘッド3から得られるフォーカス制御信号であるFOK信号に基づいて、光磁気ディスク1が記録/再生位置に対して装填されたことを検出するように構成されるが、以下この動作について説明する。
【0053】
先ず、上述のように初期位置にある状態のカートリッジホルダー60にディスクカートリッジ21がセットされてローディングスイッチが押圧され、ローディングモータが回転してローディング動作を開始したとすると、システムコントローラ11はこの場合には、対物レンズ3aを前述したフォーカスサーチ時の上下移動可能範囲における上限位置、つまりディスク盤面と最短距離となる位置に規定させるための制御を行う。そして、レーザー光出力をオンとする。
【0054】
図8は、図7(b)→(c)に示すローディング動作時における光磁気ディスク1に対するターンテーブル90及び光学ヘッド3の位置関係を示し、図8(a)は図7(b)と、図8(b)は図7(c)の状態と対応している。なお、ターンテーブル90はスピンドルモータ2の回転軸2aに取付けられて回転駆動されるようになっている。
例えば、上記したローディング動作が継続し、ディスクカートリッジ21が図7(b)にて説明した状態にまで移動された場合には、光磁気ディスク1は図8(a)に示すように、記録/再生位置の真上に位置する状態とされる。このときには、対物レンズ3aは実線で示すように、上下移動可能範囲Lにおけるもっとも上の位置に規定されたままの状態にある。ただし、このとき光磁気ディスク1はチャッキング位置(記録/再生位置)よりかなり上方にあるため、ディスク盤面と対物レンズ3a間の距離Sは、フォーカス引込可能範囲とされる場合のディスク盤面と対物レンズ3a間の距離よりも長い状態にある。
【0055】
さらに上記の状態からローディング動作が継続し、光磁気ディスク1が図8(b)に示すチャッキング位置に向かって下降していく過程では、ディスク盤面と対物レンズ3a間の距離Sは徐々に短くなっていく。ところで、図8(b)に示す光磁気ディスク1は記録/再生位置にある状態であるから、この図におけるディスク盤面と対物レンズ3a間の距離Sはフォーカス引込可能範囲よりも当然短い。このため、図8(a)→(b)のローディング動作の途中でのある時点で、距離Sはフォーカス引込可能範囲が得られると同等の距離となる。
【0056】
図2にて説明したように、フォーカスサーチ時においてディスク盤面と対物レンズ3a間の距離がフォーカス引込可能範囲にある場合には、このことを示すFOK信号(図2(c))がRFアンプ7からCPU11に入力されるが、本実施例では対物レンズ3aは上下移動可能範囲Lにおけるもっとも上の位置にあるため、ローディングにおけるディスクカートリッジ21の下降動作時のある期間においてもFOK信号が得られることとなる。
そこで、本実施例の記録再生装置のCPU11においてはローディング時にFOK信号が入力されたならばディスクが記録/再生位置に装填されたと判別し、FOK信号が入力されないならばディスクが記録/再生位置に装填されていない、すなわちディスクはカートリッジホルダー60には保持されていなかったと判別することとなる。
なお、実際にこのFOK信号が得られる期間は、ディスクは下降中で記録/再生位置に完全にセットされてはいないが、この後直ちに光磁気ディスク1は図8(b)に示すようにターンテーブル90にセットされた状態となるから、上記FOK信号が得られた場合には、光磁気ディスク1が記録/再生位置に装填されたとみなしてよいこととなるわけである。
【0057】
また、従来では例えばディスク装填検出スイッチによりローディング動作の完了を検出した後、光学ヘッドから得られる信号に基づいてディスクの有無を検出していたが、本実施例では、ディスクからのレーザー光の反射情報により得られるFOK信号に基づく検出方法であることから、ディスクの記録/再生位置への装填の検出とディスクの有無の検出が同時に判別可能となる。
【0058】
このようにして、ディスクの記録/再生位置への装填が行われたと判別された場合には、この後CPU11はローディングの完了を待って、例えば通常の再生動作を行うための制御を行うこととなる。すなわち、先ずフォーカスサーチ、フォーカスサーボを行い、次にトラッキング、およびスピンドルのサーボ制御を実行していくと共に、信号再生に関わる各機能回路部への制御を行うこととなる。この場合、上述のようにローディングの完了した時点で既にディスクの有無が判別されているため、直ちに再生のための処理動作に移行することが可能であり、ローディング後から例えば音声再生までの時間を短縮することができる。
一方、ディスクの記録/再生位置への装填が行われない、つまりローディング動作の期間内においてFOK信号が入力されなかった場合には、この時点でディスクがないものと判別され、ローディングモータを逆方向に回転させてローディング機構がイジェクト動作を行うように制御をすることとなる。
【0059】
そこで次に、上述してきたローディング動作時におけるCPU11の処理動作を図9のフローチャートを参照して説明する。
CPU11は先ず、カートリッジホルダ60に対するディスクカートリッジ25の挿入を待機している(F101) 、つまり前述の挿入検出スイッチが押圧されたかどうかを判別している。なお、このときは記録再生装置に対してディスクカートリッジ25が挿入、あるいは格納されていない状態であり、ローディング機構を構成するカートリッジホルダ60をはじめとする各部品は図7(a)にて説明したように初期位置に対応する状態にある。
そして、この状態からカートリッジホルダ60に対してディスクカートリッジ25が挿入され、挿入検出スイッチが押圧されてオンとなると、CPU11は前述のローディングモータを駆動してカートリッジホルダ搬送体70を移動させることでローディング動作を開始させ(F102) 、ステップF103に進んでローディング動作期間に相当する所定時間が設定されたタイマーをセットする。これによって、カートリッジホルダ60はディスクカートリッジ25を保持した状態で、記録/再生位置まで移動を始めることになる。
次に、CPU11はステップF104に進んで、光学ヘッド3の動作をオン、すなわちレーザー出力を開始させると共に、前述の上下移動可能範囲における上限位置に対物レンズ3aを維持させるための制御信号をフォーカスコイルに出力し、この状態でステップF105に進み光学ヘッド3からFOK信号が入力されるかどうかをみることとなる。
この間、ローディング動作は継続して行われており、カートリッジホルダ60に保持されたディスクカートリッジ25は図7にて説明した軌跡に従って移動している。そしてこのローディング動作中においてFOK信号が検出されない状態では、CPU11はステップF110に進んでタイマー時間が終了したかどうかを判別して、タイマー時間が終了していなければ再びステップF105に戻るという処理を繰り返している。
そしてローディングがさらに継続して、図7(b)→(c)に示すディスクカートリッジ25が降下していく際のある期間においてFOK信号が検出されると、CPU11はステップF106に進んでタイマー時間(すなわちローディング動作時間の終了時間)まで待機して、タイマー時間が終了したらローディングモータの回転を停止させてローディングを終了(F107) させた後、前述のように各種サーボ制御動作を立ち上げて(F108) 、次に再生動作に移ることとなる(F109) 。一方、何らかの理由でカートリッジホルダ60にディスクカートリッジ25が挿入されずにローディング動作が行われているような場合には、ステップF110にてタイマー時間の終了(ローディング動作の終了)が判別されることから、ステップF111に進んでローディングモータを停止させてローディングを終了させる。そして次にローディングモータを逆方向に回転させることによってローディング機構を初期位置に戻すイジェクト動作を行って(F112) 、処理を終了することとなる。
【0060】
上述してきたように記録再生装置を構成することで、従来設けられていたディスク装填検出スイッチを設けなくても、フォーカス制御信号であるFOK信号によりディスクが記録/再生位置に装填されたことを検出することができる。また、同時にディスクの有無を判別することも可能となった。
【0061】
なお、上記実施例においてはFOK信号によって検出が行われたが、これに限定されるものでなく、例えば図2(d)に示したFZC信号に基づいても同様に検出を行うことが可能とされる。
また、本実施例ではディスクを機器内に引き込んだ後にいわゆる落とし込みが行われる構造のローディング機構について説明したが、例えばディスクトレーにディスクをセットしてローディングを行うような機構に対しても応用が可能である。このような構造では通常、ディスクトレーが機器内に引き込まれてチャッキングが行われる際に、ディスクトレーの下方からターンテーブルが上昇してきてディスクを支持することでディスクが上方向に移動するので、本実施例と同様、対物レンズを上限位置に規定させておけば、チャッキング完了までのある時点でFOK信号を検出することができることとなる。
さらに、本実施例では光磁気ディスクを用いた記録再生装置について説明したが、ローディング機構を備えた再生専用装置や記録専用装置に対しても応用が可能であることはいうまでもなく、また、CDプレーヤやLD(レーザーディスク)プレーヤ等の光学ヘッドを有する機器に対しても応用が可能である。また、本発明をチェンジャー機能を有するディスクプレーヤに応用した場合、次のディスクの演奏待機時間が短縮されて機器の使用感が向上することになるので、非常に有用となる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の記録/再生装置は、ローディング動作時に移動して下降しているディスクに対するレーザー反射光から得られる信号に基づいて、ディスクが記録/再生位置に装填されたことを検出するよう構成したことにより、光ディスクの挿入直後のきわめて早段階で、ディスクが装着されたか否かの判別を行うことができる。
また、ディスク装填検出スイッチを設ける必要がなく、これによって不良原因の要素を減らすことができるため、機器に対する信頼性を向上させることができる。さらに、記録/再生位置への装填の検出と同時にディスクの有無も検出することができるためその後の各種処理の迅速化が実現され、また信号再生までの時間が短縮されて機器の使用感が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における記録再生装置を示すブロック回路図である。
【図2】本実施例におけるFOK信号及びFZC信号の説明図である。
【図3】本実施例の記録再生装置に用いられるディスクカートリッジを示す斜視図である。
【図4】本実施例の記録再生装置に用いられるディスクカートリッジを示す斜視図である。
【図5】本実施例の記録再生装置に用いられるディスクカートリッジを示す斜視図である。
【図6】本実施例の記録再生装置のローディング機構の構造を示す分解斜視図である。
【図7】本実施例の記録再生装置のローディング機構の動作を示す側面図である。
【図8】本実施例の記録再生装置のローディング機構動作時のディスクの位置を概念的に示す側面図である。
【図9】本実施例の記録再生装置のローディング機構動作時のCPUの処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク
3 光学ヘッド
3a 対物レンズ
11 システムコントローラ
21 ディスクカートリッジ
60 カートリッジホルダ
70 カートリッジホルダ搬送体
【産業上の利用分野】
本発明は、ディスク状記録媒体を用いてデータの記録や再生を行うことができる記録/再生装置に関わり、特に、ディスク状記録媒体を記録/再生するための規定の位置に自動装填するローディング機構を備えて構成されている記録/再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ディスク、光磁気ディスクを記録媒体として用い、ユーザーが音楽データ等を再生、又は記録/再生することのできるシステムが知られており、例えばCD(コンパクトディスク)プレーヤやMD(ミニディスク)プレーヤ/レコーダとして普及している。
【0003】
ところで上記のような記録/再生装置においては、ディスクを回転させるディスクドライブに係わる機構部や、データの読み出し/記録を行う光学ヘッドや磁気ヘッド等を保護するためにこれらが外部から触れることのできない機器内部に配置されているものも多く、このような機器においてはディスクの装填をメカ機構により自動的に行う、いわゆるローディング機構を有するものが各種知られている。
これは例えば、初期位置にセットされたディスクを、ローディングモータ等により駆動される機構部により機器内部に引き込んで、最終的に信号の記録/再生が行われる所定の位置(以下これを記録/再生位置とする)に対して装填することのできる機構のことである。また、この記録/再生位置とは、例えばディスクを回転させるターンテーブルにディスクがセットされる位置のことであり、この後、ディスクはターンテーブルと保持盤により上下から保持(チャッキング)されて回転可能な状態とされ、データの読み出しあるいは記録が行われることとなる。
また、ディスクを取り出す場合には、例えばローディングモータが逆方向に回転されることにより、ローディング機構が駆動されて初期位置までディスクが送り出されてくるようにされる。
【0004】
このようなローディング機構を有する記録/再生装置においては、ディスクが例えば前述の記録/再生位置に装填されたかどうかを検出することが行われる。そして、ローディングが終了した後、フォーカスサーチ動作やフォーカス、トラッキング、スピンドルサーボがかけられる立ち上げ動作がなされ、その後データの読み出し動作が開始されることとなる。
【0005】
このようなディスクの装填検出は機器内部に設けられたディスク装填検出用のスイッチにより行われる。ディスクのローディングは機器内部の所定の部品が組み合わされ、それぞれが連係した動作を行うことにより行われるが、例えばディスクを保持して記録/再生位置まで移動させていく部品が記録/再生位置にある場合に、この部品により押圧される位置にディスク検出用のスイッチを設けるものである。
そして、このスイッチがローディング機構の所定の可動部によって押圧されてオンとされることでローディング機構によるディスクの装填動作が終了したことが検出され、この際ディスクがあれチャッキングが行われて回転駆動され、サーボ制御やデータの読み出し動作が行われることとなる。
一方、ローディング動作がなされた場合にディスクが実際になかった場合、もしくは所定以外のディスク状の物が装填されていたような場合、例えば立ち上げ動作が実行されてもフォーカス制御信号等が得られないのでこの時点でディスクが実際には装填されていないことが検出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記したようにディスク装填の検出にスイッチを用いるような場合、このスイッチはメカ的機構であるから、物理的原因による不良の可能性が当然生じる。特にこのスイッチはローディング機構の動作の度にオン/オフ動作を繰り返すので長期使用による接触不良や疲労等の問題も抱えている。
すなわち、ディスク装填検出のためのスイッチは機器全体としての不良、故障要因の1つとされる。機器としてはこのような不良発生の要素はできるだけ削減されることが望ましい。
【0007】
また、ディスクの有無の検出は、前述のようにこのディスク装填検出スイッチにより装填動作の終了が検出された後、光学ヘッドから出力されるそのディスクからの反射光より得られる信号に基づいて行われることから、ディスクの有無が検出されるまでにある程度の時間が必要とされる。このためディスク無しの検出に応じた対応処理(例えば、ディスクチェンジャー機構を有する物ではアンローディング動作とディスク再ローディング動作)が遅れることになり、再生開始の遅れにもつながる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明の記録及び/又は再生装置は上記した問題点を解決するため、カートリッジに収納された光ディスクを再生するために当該光ディスクに対して光を照射する光照射手段と、上記光ディスクから反射した反射光を検出する光検出手段と、上記光ディスクを収納したカートリッジの挿入に応じて、上記カートリッジを保持して当該カートリッジの挿入位置から上記光ディスクを再生する再生位置の真上に移動させ、次に上記光ディスクが上記光照射手段に向かって接近するように上記光ディスクを下降させるローディング手段と、
上記光ディスクの下降のときに上記光照射手段から照射された光を上記光検出手段が検出することに応じて上記光ディスクを認識する認識手段と、
上記カートリッジが上記再生位置の真上に移動されたとき、上記光照射手段をその上下移動可能範囲における上限位置となるように規定させる制御手段とを備えるようにした。
【0009】
上記光ディスクはカートリッジに収納されたものを使用することができ、そのため上記ローディング手段はカートリッジに収納された光ディスクを搬送することができるように構成されている。
なお、上記反射検出信号として光学ヘッド部のフォーカス制御に用いられるフォーカス制御信号を用いることができる。
【0010】
【作用】
したがって、ローディング動作時に反射光を検出することで、ディスク盤面が光学ヘッドと接離する方向において移動される際に得られる反射光情報、例えばFOK信号、FZC信号等のフォーカス制御信号に基づいて、ディスクが記録/再生位置に装填されたことを検出することができる。これによりディスク装填検出用のスイッチを削除することができる。また、装填動作の完了とディスクの有無を同時に検出することが可能となる。
【0011】
【実施例】
以下、本発明における一実施例について説明する。この実施例は光磁気ディスクを記録媒体として用いた記録再生装置とする。
【0012】
図1は記録再生装置の要部のブロック図を示している。
図1において、1は例えば音声データが記録されている光磁気ディスクを示し、スピンドルモータ2により回転駆動される。3は光磁気ディスク1に対して記録/再生時にレーザ光を照射する光学ヘッドであり、記録時には記録トラックをキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出力をなし、また再生時には磁気カー効果により反射光からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出力をなす。
【0013】
このため、光学ヘッド3はレーザ出力手段としてのレーザダイオード、偏向ビームスプリッタや対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するためのディテクタが搭載されている。対物レンズ3aは2軸機構4によってディスク半径方向及びディスクに接離する方向に変位可能に保持されている。
【0014】
また、6は供給されたデータによって変調された磁界を光磁気ディスクに印加する磁気ヘッドを示し、光磁気ディスク1を挟んで光学ヘッド3と対向する位置に配置されている。光学ヘッド3全体及び磁気ヘッド6は、スレッド機構5によりディスク半径方向に移動可能とされている。
【0015】
再生動作によって、光学ヘッド3により光磁気ディスク1から検出された情報はRFアンプ7に供給される。RFアンプ7は供給された情報の演算処理により、再生RF信号、トラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FE、絶対位置情報(光磁気ディスク1にプリグルーブ(ウォブリンググルーブ)として記録されている絶対位置情報)、アドレス情報、後述するFOK信号等を抽出する。そして、抽出された再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8に供給される。また、トラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEはサーボ回路9に供給され、アドレス情報はアドレスデコーダ10に供給される。さらに絶対位置情報、FOK信号は例えばマイクロコンピュータによって構成されるシステムコントローラ11に供給される。
【0016】
サーボ回路9は供給されたトラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEや、システムコントローラ11からのトラックジャンプ指令、シーク指令、スピンドルモータ2の回転速度検出情報等により各種サーボ駆動信号を発生させ、2軸機構4及びスレッド機構5を制御してフォーカス及びトラッキング制御をなし、またスピンドルモータ2を一定角速度(CAV)又は一定線速度(CLV)に制御する。またフォーカスエラー信号FEを基準電圧と比較することによりFZC信号(フォーカスゼロクロス)を生成し、システムコントローラ11に供給している。
【0017】
ところで、フォーカスサーボが可能な範囲(フォーカス引込可能範囲)は比較的狭いため、記録/再生動作の開始時やトラックアクセス後においては、まずフォーカスサーチ動作を実行してフォーカス引込可能範囲にまで対物レンズ位置を制御し、その後フォーカスサーボループをオンとしてフォーカスサーボが実行されるようにしている。
【0018】
フォーカスサーチ動作としては、例えば対物レンズをディスク盤面から最も離れた位置と最も近接した位置の間において強制的に移動させる。
この際に、光学ヘッドにおいて反射光を検出する4分割ディテクタの出力の演算処理によって得られるフォーカスエラー信号EF としては、ある地点で図2(b)のようにS字カーブが得られる。また、このとき再生RF信号としては図2(a)のようになる。ここで、例えばRFアンプ7にてRF信号を所定のスレッショルド値Thと比較することによって図2(c)のようにFOK信号が得られるが、このFOK信号はフォーカス引込可能範囲を示すものとなる。
【0019】
フォーカスサーチ動作により、対物レンズ位置をこのFOK信号のH期間であるフォーカス引込可能範囲に制御した段階で、フォーカスサーボをオンとすると適正なフォーカス制御が実行される。つまり、フォーカス引込可能範囲において図2(d)のFZC信号、即ちフォーカスオン検出信号の立下り地点に対して対物レンズを制御するフォーカスサーボ制御が実行される。
【0020】
図1において、RFアンプ7から出力された再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8でEFM復調、CIRC等のデコード処理された後、メモリコントローラ12によって一旦バッファRAM13に書き込まれる。なお、光学ヘッド3による光磁気ディスク1からのデータの読み取り及び光学ヘッド3からバッファRAM13までの系における再生データの転送は1.41Mbit/secで、しかも間欠的に行なわれる。
【0021】
バッファRAM13に書き込まれたデータは、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミングで読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給される。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再生信号処理を施され、D/A変換器15によってアナログ信号とされ、端子16から所定の増幅回路部へ供給されて再生出力される。例えばL,Rオーディオ信号として出力される。
【0022】
ここで、バッファRAM13へのデータの書込/読出は、メモリコントローラ12によって書込ポインタと読出ポインタの制御によりアドレス指定されて行なわれるが、書込ポインタ(書込アドレス)は上記したように1.41Mbit/secのタイミングでインクリメントされ、一方、読出ポインタ(読出アドレス)は0.3Mbit/sec のタイミングでインクリメントされていくため、この書込と読出のビットレートの差異により、バッファRAM13内には或る程度データが蓄積された状態となる。バッファRAM13内にフル容量のデータが蓄積された時点で書込ポインタのインクリメントは停止され、光学ヘッド3による光磁気ディスク1からのデータ読出動作も停止される。ただし読出ポインタRのインクリメントは継続して実行されているため、再生音声出力はとぎれないことになる。
【0023】
その後、バッファRAM13から読出動作のみが継続されていき、或る時点でバッファRAM13内のデータ蓄積量が所定量以下となったとすると、再び光学ヘッド3によるデータ読出動作及び書込ポインタWのインクリメントが再開され、再びバッファRAM13のデータ蓄積がなされていく。
【0024】
このようにバッファRAM13を介して再生音響信号を出力することにより、例えば外乱等でトラッキングが外れた場合などでも、再生音声出力が中断してしまうことはなく、データ蓄積が残っているうちに例えば正しいトラッキング位置までにアクセスしてデータ読出を再開することで、再生出力に影響を与えずに動作を続行できる。即ち、耐震機能を著しく向上させることができる。
【0025】
図1において、アドレスデコーダ10から出力されるアドレス情報や制御動作に供されるサブコードデータはエンコーダ/デコーダ部8を介してシステムコントローラ11に供給され、各種の制御動作に用いられる。
さらに、記録/再生動作のビットクロックを発生させるPLL回路のロック検出信号、及び再生データ(L,Rチャンネル)のフレーム同期信号の欠落状態のモニタ信号(GFS信号)もシステムコントローラ11に供給される。
【0026】
また、システムコントローラ11は光学ヘッド3におけるレーザダイオードの動作を制御するレーザ制御信号を出力しており、レーザダイオードの出力をオン/オフ制御するとともに、オン制御時としては、レーザパワーが比較的低レベルである再生時の出力と、比較的高レベルである記録時の出力とを切り換えることができるようになされている。
【0027】
光磁気ディスク1に対して記録動作が実行される際には、端子17に供給された記録信号(アナログオーディオ信号)は、A/D変換器18によってデジタルデータとされた後、エンコーダ/デコーダ部14に供給され、音声圧縮エンコード処理を施される。エンコーダ/デコーダ部14によって圧縮された記録データはメモリコントローラ12によって一旦バッファRAM13に書き込まれ、また所定タイミングで読み出されてエンコーダ/デコーダ部8に送られる。そしてエンコーダ/デコーダ部8でCIRCエンコード、EFM変調等のエンコード処理された後、磁気ヘッド駆動回路15に供給される。
【0028】
磁気ヘッド駆動回路15はエンコード処理された記録データに応じて、磁気ヘッド6に磁気ヘッド駆動信号を供給する。つまり、光磁気ディスク1に対して磁気ヘッド6によるN又はSの磁界印加を実行させる。また、このときシステムコントローラ11は光学ヘッドに対して、記録レベルのレーザ光を出力するように制御信号を供給する。
【0029】
19はユーザー操作に供されるキーが設けられた操作入力部、20は例えば液晶ディスプレイによって構成される表示部を示す。操作入力部19には録音キー、再生キー、停止キー、AMSキー、サーチキー等がユーザー操作に供されるように設けられている。
【0030】
また、ディスク1に対して記録/再生動作を行なう際には、ディスク1に記録されている管理情報、即ちP−TOC、U−TOCを読み出して、システムコントローラ11はこれらの管理情報に応じてディスク1上の記録すべきセグメントのアドレスや、再生すべきセグメントのアドレスを判別することとなるが、この管理情報はバッファRAM13に保持される。このためバッファRAM13は、上記した記録データ/再生データのバッファエリアと、これら管理情報を保持するエリアが分割設定されている。
【0031】
そして、システムコントローラ11はこれらの管理情報を、ディスク1が装填された際に管理情報の記録されたディスクの最内周側の再生動作を実行させることによって読み出し、バッファRAM13に記憶しておき、以後そのディスク1に対する記録/再生動作の際に参照できるようにしている。
【0032】
また、U−TOCはデータの記録や消去に応じて編集され、書き換えられるものであるが、システムコントローラ11は記録/消去動作のたびにこの編集処理をバッファRAM13に記憶されたU−TOC情報に対して行ない、その書換動作に応じて所定のタイミングでディスク1のU−TOCエリアについても書き換えるようにしている。
【0033】
次に上記構成の記録/再生装置に用いられる光磁気ディスク1を収納して構成されるディスクカートリッジについて図3〜図5を参照して説明する。
これらの図に示すように、このディスクカートリッジ21は上下ハーフ22、23を組み合わせて構成されるカートリッジ本体24内に楽曲等のデータが記録済あるいは記録可能とされる光磁気ディスク1が回転自在に収納されている。
【0034】
この光磁気ディスク1を収納するカートリッジ本体24の上下面の相対向する位置には、光磁気ディスク1の信号記録領域の一部を径方向にわたって露出させ、光学ヘッド及び磁気ヘッドによる記録/再生が可能とされる記録/再生開口部26、27が設けられている。またカートリッジ本体24下面側の中央部には、図4に示すように光磁気ディスク1を回転操作するディスク回転駆動機構の一部とされるターンテーブルが進入するターンテーブル用開口部28が設けられている。
【0035】
また、カートリッジ本体24には、ディスクカートリッジ21が記録再生装置に装着しない非使用状態である時に、記録再生開口部26、27を閉塞しておく断面コ字状のシャッタ部材29がスライド可能に取り付けられている。このシャッタ部材29は、記録再生開口部26、27を閉塞した状態にある時、このシャッタ部材29の一部を折曲して形成したロック片30をカートリッジ本体24内に配設したシャッタロック部材31に係合させて記録再生開口部26、27を閉塞する位置でロックされて、スライド移動が規制されるようになっている。
【0036】
そしてこのシャッタ部材29は、ディスクカートリッジ21が後述するように記録再生装置に挿入される際には、記録再生装置側のカートリッジホルダに設けられたシャッタ部材開放操作片により押圧操作されて記録再生開口部26、27を開放させる方向にスライド移動する。
【0037】
つまり、カートリッジ本体24のシャッタ部材29が嵌合された前面24a側には、シャッタ部材開放操作片が進入すると、カートリッジ本体4内に配設されたシャッタロック部材31がシャッタ部材開放操作片により押圧変位されて、ロック片30の係合を解除させる。このロック片30のシャッタロック部材31に対する係合が解除されることにより、シャッタ部材29はスライド可能な状態になる。そしてディスクカートリッジ21を機器側のカートリッジホルダへ挿入するに伴い、シャッタ部材開放操作片がシャッタ部材29を図2及び図3の矢印A方向にスライド操作して記録再生開口部26、27を開放することとなる。
【0038】
なお、カートリッジ本体24の一側面24bの上面側には,図3に示すようにこの一側面24b側が挿入端であり、正規の挿入方向であることを示す挿入方向指示マークが設けられている。
【0039】
また、カートリッジ本体24のシャッタ部材開放操作片が進入する溝部32が形成された前面24a側と対向する後面24c側には、カートリッジホルダに対する挿入方向を誤らないようにするため、挿入方向を規制する誤挿入規制溝33が設けられている。この誤挿入規制溝33は、カートリッジ本体24の挿入端側となる一側面24b側に開放端23aを有するようにして、後面24cの中途部にわたって形成されている。
【0040】
次に、本実施例の記録再生装置において、上記構成のディスクカートリッジ21を挿入位置から記録/再生位置であるターンテーブル90まで自動装填するローディング機構について図6及び図7を参照して概略的に説明する。
【0041】
図6は、記録再生装置のローディング機構に関わる構成部分を示す分解斜視図であり、40は装置の外装筐体内に固定して取り付けられる基体で、この基体40の底面部にはゴムやスプリング等の弾性を有する材料により構成されて、振動を吸収する機能を有する弾性支持部41、41、41が底面部に設けられ、正面からみて右の側面部には後端側に逃げ孔が設けられた長孔のシャフト挿通孔42、43が、左の側面部にも同様の形状のシャフト挿通孔44がそれぞれ設けられる。また左の側面部の前端には底面部と平行に突起が設けられており、この突起にはアーム連結長孔45が形成される。そして、右の側面部の前端にも底面部と平行に突起が設けられており、この突起にはアーム連結軸46が形成されている。
【0042】
50は、ターンテーブル90やスピンドルモータ2(図1に示す)等により構成される回転駆動部や光学ヘッド3が半径方向に移動可能とされるスレッド機構等が取り付けられる駆動部プレートで断面コ字状に形成されている。そして、この駆動部プレート50の底面下部には、先端が球状の嵌合突起軸51、51、51が弾性支持部41、41、41と対応する位置に設けられている。また、正面からみて右の側面部にはL字状のシャフトガイド孔52、53が、左の側面部には同様にL字状のシャフトガイド孔54がそれぞれ設けられる。
【0043】
60はディスクカートリッジ21を保持して、後述するように初期位置と記録/再生位置間の移動が行われるカートリッジホルダーで、上面部と左右の側面部と、この左右の側面部の下端部に上面部と平行に設けられているディスク支持レーン65、65により形成される空間にディスクカートリッジ21が挿入、保持される。そして、この空間の前面の開口部がディスク挿入口61とされ、初期位置にある時はこのディスク挿入口61が機器外部に表出して、ここからディスクカートリッジ21が挿入可能とされる。
また、このカートリッジホルダー60の正面から見て右の側面部にはシャフト62、63が、左の側面部にはシャフト64がそれぞれ植設されている。
また、右の側面部の内壁側には前述のシャッタ部材開放操作片66が設けられる。これにより、カートリッジホルダー60に対してディスクカートリッジ21が挿入、保持された状態においてはシャッタ部材29がスライドして記録再生開口部26、27が開放されることとなる。
【0044】
70はカートリッジホルダ搬送体で、正面から見て右の側面部にはカートリッジホルダー60のシャフト62、63が係脱するための開放端を有するカム溝71、72が形成され、同様に左の側面部にはシャフト64が係脱するためのカム溝73が形成されている。
また、上面部の左前端にはアーム連結長孔74が形成される。そして、上面部右の前端にはアーム連結軸75が設けられている。
【0045】
80は開閉アームであり、この開閉アーム80は一対のアーム部材81、82のそれぞれの中心が回転軸83により回転可能に組まれて構成されている。そして、アーム部材81の両端には軸受け穴85、支軸86が設けられ、アーム部材82の両端には軸受け穴87、支軸84が設けられている。
【0046】
そして先ず、基体40の底面部の弾性支持部41、41、41に対して駆動部プレート50の底面下部の嵌合突起軸51、51、51を嵌合させた状態で取付ける。これにより、駆動部プレート50は基体40上にて変位可能なフローティング状態で支持されて耐震性を得ている。
次に、シャフト62、63、64のそれぞれが、駆動部プレート50のシャフトガイド孔52、53、54および基体40のシャフト挿通孔42、43、44に挿通した状態でカートリッジホルダー60が取付けられる。これによりカートリッジホルダー60は駆動部プレート50のシャフトガイド孔52、53、54のL字形状に従ったスライド及び上下移動が可能となる。
【0047】
次に、カートリッジホルダ搬送体70の左右の側面部が基体40の左右の側面部の外側に位置する状態で、かつ基体40の左右の側面部から突出しているシャフト62、63、64のそれぞれに対してカム溝71、72、73が係合する状態に取付けられる。
この状態から、図のように開閉アーム80のアーム部材81の軸受け穴85、支軸86がそれぞれ、カートリッジホルダ搬送体70のアーム連結軸75、基体40のアーム連結長孔45に対して、回転あるいは移動可能に連結される。同様にアーム部材82の軸受け穴87、支軸84がそれぞれ、基体40の連結軸46、カートリッジホルダ搬送体70のアーム連結長孔74に対して連結される。これにより、カートリッジホルダ搬送体70は基体40に対して一定範囲内の前後方向における移動可能に保持される。
【0048】
また、図示しないが実際にはカートリッジホルダ搬送体70のカム溝73が設けられている側面に対してギア群が取付けられ、これらのギア群が図示しないローディングモータにより駆動されることで、カートリッジホルダ搬送体70の移動が行われることとなる。
【0049】
そこで、上記構成によるローディング機構の動作について図7の側面図を参照して説明する。この図はローディング機構の動作に伴うディスクカートリッジ21の移動の軌跡を示す便宜上、ローディング機構としてカートリッジホルダー60と駆動部プレート50を示し、他のローディング機構の構成部分は省略している。
図7(a)は、カートリッジホルダー60が初期位置にある状態を示している。ここでいう初期位置とは、ディスクカートリッジ21が挿入されておらずディスクカートリッジ21の挿入を待機している状態あるいは、イジェクト動作が完了した状態にあたり、この状態ではシャフト62、63(及び対向する側面のシャフト64)がシャフトガイド孔52、53(及び54)の前端部に位置しており、カートリッジホルダー60が移動可能範囲内においてもっとも前方にある状態にある。
そして、図のように初期位置にあるカートリッジホルダー60にディスクカートリッジ21が挿入されて、前述のようにシャッタ部材29がスライドして記録再生開口部26、27が開放された状態で保持されると、例えば図示しないスイッチが押圧されてこれに従い前述のローディングモータが回転駆動する。これにより、カートリッジホルダ搬送体70が後方に移動していくことになるが、図6にて説明したようにカートリッジホルダー60のシャフト62、63、64が、それぞれカートリッジホルダ搬送体70のカム溝71、72、73と係合しているために、カートリッジホルダ搬送体70の移動にともないカートリッジホルダー60も後方に移動していくこととなる。そして、この動作によりカートリッジホルダー60がもっとも後方に移動された状態では図7(b)に示すように、ディスクカートリッジ21も後方に移動し、実際には機器内部に引き込まれた状態となる。
【0050】
ここからさらにモータが回転してカートリッジホルダ搬送体70が後方へ移動すると、カートリッジホルダー60のシャフト62、63、64とカートリッジホルダ搬送体70のカム溝71、72、73との係合が解除される。すると、カートリッジホルダー60はシャフトガイド孔52、53(及び54)のL字形状に従って下降し、図7(c)に示すように、シャフト62、63、(64)がシャフトガイド孔52、53(及び54)の下端部に当接する状態となる。これにともない、カートリッジホルダー60に保持されているディスクカートリッジ21も下降することになる。
なお、実際にはシャフトに対してはばね部材等により常に下方へ付勢された状態にあるので、スムーズにカートリッジホルダー60の下降が行われる。
【0051】
この図7に示すディスクカートリッジ21の位置が、すなわちディスクカートリッジ21内に収納されている光磁気ディスク1への記録や光磁気ディスク1からの再生が可能とされる記録/再生位置であり、例えばこの位置にて光磁気ディスク1がターンテーブル90上に装填され、ディスクを回転駆動するためのチャッキングが行われることとなる。
【0052】
そこで上述してきた構成による本実施例の記録再生装置においては、光学ヘッド3から得られるフォーカス制御信号であるFOK信号に基づいて、光磁気ディスク1が記録/再生位置に対して装填されたことを検出するように構成されるが、以下この動作について説明する。
【0053】
先ず、上述のように初期位置にある状態のカートリッジホルダー60にディスクカートリッジ21がセットされてローディングスイッチが押圧され、ローディングモータが回転してローディング動作を開始したとすると、システムコントローラ11はこの場合には、対物レンズ3aを前述したフォーカスサーチ時の上下移動可能範囲における上限位置、つまりディスク盤面と最短距離となる位置に規定させるための制御を行う。そして、レーザー光出力をオンとする。
【0054】
図8は、図7(b)→(c)に示すローディング動作時における光磁気ディスク1に対するターンテーブル90及び光学ヘッド3の位置関係を示し、図8(a)は図7(b)と、図8(b)は図7(c)の状態と対応している。なお、ターンテーブル90はスピンドルモータ2の回転軸2aに取付けられて回転駆動されるようになっている。
例えば、上記したローディング動作が継続し、ディスクカートリッジ21が図7(b)にて説明した状態にまで移動された場合には、光磁気ディスク1は図8(a)に示すように、記録/再生位置の真上に位置する状態とされる。このときには、対物レンズ3aは実線で示すように、上下移動可能範囲Lにおけるもっとも上の位置に規定されたままの状態にある。ただし、このとき光磁気ディスク1はチャッキング位置(記録/再生位置)よりかなり上方にあるため、ディスク盤面と対物レンズ3a間の距離Sは、フォーカス引込可能範囲とされる場合のディスク盤面と対物レンズ3a間の距離よりも長い状態にある。
【0055】
さらに上記の状態からローディング動作が継続し、光磁気ディスク1が図8(b)に示すチャッキング位置に向かって下降していく過程では、ディスク盤面と対物レンズ3a間の距離Sは徐々に短くなっていく。ところで、図8(b)に示す光磁気ディスク1は記録/再生位置にある状態であるから、この図におけるディスク盤面と対物レンズ3a間の距離Sはフォーカス引込可能範囲よりも当然短い。このため、図8(a)→(b)のローディング動作の途中でのある時点で、距離Sはフォーカス引込可能範囲が得られると同等の距離となる。
【0056】
図2にて説明したように、フォーカスサーチ時においてディスク盤面と対物レンズ3a間の距離がフォーカス引込可能範囲にある場合には、このことを示すFOK信号(図2(c))がRFアンプ7からCPU11に入力されるが、本実施例では対物レンズ3aは上下移動可能範囲Lにおけるもっとも上の位置にあるため、ローディングにおけるディスクカートリッジ21の下降動作時のある期間においてもFOK信号が得られることとなる。
そこで、本実施例の記録再生装置のCPU11においてはローディング時にFOK信号が入力されたならばディスクが記録/再生位置に装填されたと判別し、FOK信号が入力されないならばディスクが記録/再生位置に装填されていない、すなわちディスクはカートリッジホルダー60には保持されていなかったと判別することとなる。
なお、実際にこのFOK信号が得られる期間は、ディスクは下降中で記録/再生位置に完全にセットされてはいないが、この後直ちに光磁気ディスク1は図8(b)に示すようにターンテーブル90にセットされた状態となるから、上記FOK信号が得られた場合には、光磁気ディスク1が記録/再生位置に装填されたとみなしてよいこととなるわけである。
【0057】
また、従来では例えばディスク装填検出スイッチによりローディング動作の完了を検出した後、光学ヘッドから得られる信号に基づいてディスクの有無を検出していたが、本実施例では、ディスクからのレーザー光の反射情報により得られるFOK信号に基づく検出方法であることから、ディスクの記録/再生位置への装填の検出とディスクの有無の検出が同時に判別可能となる。
【0058】
このようにして、ディスクの記録/再生位置への装填が行われたと判別された場合には、この後CPU11はローディングの完了を待って、例えば通常の再生動作を行うための制御を行うこととなる。すなわち、先ずフォーカスサーチ、フォーカスサーボを行い、次にトラッキング、およびスピンドルのサーボ制御を実行していくと共に、信号再生に関わる各機能回路部への制御を行うこととなる。この場合、上述のようにローディングの完了した時点で既にディスクの有無が判別されているため、直ちに再生のための処理動作に移行することが可能であり、ローディング後から例えば音声再生までの時間を短縮することができる。
一方、ディスクの記録/再生位置への装填が行われない、つまりローディング動作の期間内においてFOK信号が入力されなかった場合には、この時点でディスクがないものと判別され、ローディングモータを逆方向に回転させてローディング機構がイジェクト動作を行うように制御をすることとなる。
【0059】
そこで次に、上述してきたローディング動作時におけるCPU11の処理動作を図9のフローチャートを参照して説明する。
CPU11は先ず、カートリッジホルダ60に対するディスクカートリッジ25の挿入を待機している(F101) 、つまり前述の挿入検出スイッチが押圧されたかどうかを判別している。なお、このときは記録再生装置に対してディスクカートリッジ25が挿入、あるいは格納されていない状態であり、ローディング機構を構成するカートリッジホルダ60をはじめとする各部品は図7(a)にて説明したように初期位置に対応する状態にある。
そして、この状態からカートリッジホルダ60に対してディスクカートリッジ25が挿入され、挿入検出スイッチが押圧されてオンとなると、CPU11は前述のローディングモータを駆動してカートリッジホルダ搬送体70を移動させることでローディング動作を開始させ(F102) 、ステップF103に進んでローディング動作期間に相当する所定時間が設定されたタイマーをセットする。これによって、カートリッジホルダ60はディスクカートリッジ25を保持した状態で、記録/再生位置まで移動を始めることになる。
次に、CPU11はステップF104に進んで、光学ヘッド3の動作をオン、すなわちレーザー出力を開始させると共に、前述の上下移動可能範囲における上限位置に対物レンズ3aを維持させるための制御信号をフォーカスコイルに出力し、この状態でステップF105に進み光学ヘッド3からFOK信号が入力されるかどうかをみることとなる。
この間、ローディング動作は継続して行われており、カートリッジホルダ60に保持されたディスクカートリッジ25は図7にて説明した軌跡に従って移動している。そしてこのローディング動作中においてFOK信号が検出されない状態では、CPU11はステップF110に進んでタイマー時間が終了したかどうかを判別して、タイマー時間が終了していなければ再びステップF105に戻るという処理を繰り返している。
そしてローディングがさらに継続して、図7(b)→(c)に示すディスクカートリッジ25が降下していく際のある期間においてFOK信号が検出されると、CPU11はステップF106に進んでタイマー時間(すなわちローディング動作時間の終了時間)まで待機して、タイマー時間が終了したらローディングモータの回転を停止させてローディングを終了(F107) させた後、前述のように各種サーボ制御動作を立ち上げて(F108) 、次に再生動作に移ることとなる(F109) 。一方、何らかの理由でカートリッジホルダ60にディスクカートリッジ25が挿入されずにローディング動作が行われているような場合には、ステップF110にてタイマー時間の終了(ローディング動作の終了)が判別されることから、ステップF111に進んでローディングモータを停止させてローディングを終了させる。そして次にローディングモータを逆方向に回転させることによってローディング機構を初期位置に戻すイジェクト動作を行って(F112) 、処理を終了することとなる。
【0060】
上述してきたように記録再生装置を構成することで、従来設けられていたディスク装填検出スイッチを設けなくても、フォーカス制御信号であるFOK信号によりディスクが記録/再生位置に装填されたことを検出することができる。また、同時にディスクの有無を判別することも可能となった。
【0061】
なお、上記実施例においてはFOK信号によって検出が行われたが、これに限定されるものでなく、例えば図2(d)に示したFZC信号に基づいても同様に検出を行うことが可能とされる。
また、本実施例ではディスクを機器内に引き込んだ後にいわゆる落とし込みが行われる構造のローディング機構について説明したが、例えばディスクトレーにディスクをセットしてローディングを行うような機構に対しても応用が可能である。このような構造では通常、ディスクトレーが機器内に引き込まれてチャッキングが行われる際に、ディスクトレーの下方からターンテーブルが上昇してきてディスクを支持することでディスクが上方向に移動するので、本実施例と同様、対物レンズを上限位置に規定させておけば、チャッキング完了までのある時点でFOK信号を検出することができることとなる。
さらに、本実施例では光磁気ディスクを用いた記録再生装置について説明したが、ローディング機構を備えた再生専用装置や記録専用装置に対しても応用が可能であることはいうまでもなく、また、CDプレーヤやLD(レーザーディスク)プレーヤ等の光学ヘッドを有する機器に対しても応用が可能である。また、本発明をチェンジャー機能を有するディスクプレーヤに応用した場合、次のディスクの演奏待機時間が短縮されて機器の使用感が向上することになるので、非常に有用となる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の記録/再生装置は、ローディング動作時に移動して下降しているディスクに対するレーザー反射光から得られる信号に基づいて、ディスクが記録/再生位置に装填されたことを検出するよう構成したことにより、光ディスクの挿入直後のきわめて早段階で、ディスクが装着されたか否かの判別を行うことができる。
また、ディスク装填検出スイッチを設ける必要がなく、これによって不良原因の要素を減らすことができるため、機器に対する信頼性を向上させることができる。さらに、記録/再生位置への装填の検出と同時にディスクの有無も検出することができるためその後の各種処理の迅速化が実現され、また信号再生までの時間が短縮されて機器の使用感が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における記録再生装置を示すブロック回路図である。
【図2】本実施例におけるFOK信号及びFZC信号の説明図である。
【図3】本実施例の記録再生装置に用いられるディスクカートリッジを示す斜視図である。
【図4】本実施例の記録再生装置に用いられるディスクカートリッジを示す斜視図である。
【図5】本実施例の記録再生装置に用いられるディスクカートリッジを示す斜視図である。
【図6】本実施例の記録再生装置のローディング機構の構造を示す分解斜視図である。
【図7】本実施例の記録再生装置のローディング機構の動作を示す側面図である。
【図8】本実施例の記録再生装置のローディング機構動作時のディスクの位置を概念的に示す側面図である。
【図9】本実施例の記録再生装置のローディング機構動作時のCPUの処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク
3 光学ヘッド
3a 対物レンズ
11 システムコントローラ
21 ディスクカートリッジ
60 カートリッジホルダ
70 カートリッジホルダ搬送体
Claims (1)
- カートリッジに収納された光ディスクを再生するために当該光ディスクに対して光を照射する光照射手段と、
上記光ディスクから反射した反射光を検出する光検出手段と、
上記光ディスクを収納したカートリッジの挿入に応じて、上記カートリッジを保持して当該カートリッジの挿入位置から上記光ディスクを再生する再生位置の真上に移動させ、次に上記光ディスクが上記光照射手段に向かって接近するように上記光ディスクを下降させるローディング手段と、
上記光ディスクの下降のときに上記光照射手段から照射された光を上記光検出手段が検出することに応じて得られるフォーカス制御信号によって上記光ディスクを認識する認識手段と、
上記カートリッジが上記再生位置の真上に移動されたとき、上記光照射手段をその上下移動可能範囲における上限位置となるように規定させる制御手段とを備え、
上記ローディング手段による上記光ディスクの下降の途中でのある
時点で、前記フォーカス制御信号が得られるようになされていることを特徴とする記録及び/又は再生装置。
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JPH06342550A JPH06342550A (ja) | 1994-12-13 |
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ID=15485188
Family Applications (1)
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JP14990693A Expired - Fee Related JP3611585B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 記録及び/又は再生装置 |
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JP (1) | JP3611585B2 (ja) |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP14990693A patent/JP3611585B2/ja not_active Expired - Fee Related
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