JP2000028405A - 流量検出器 - Google Patents

流量検出器

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JP2000028405A
JP2000028405A JP10196324A JP19632498A JP2000028405A JP 2000028405 A JP2000028405 A JP 2000028405A JP 10196324 A JP10196324 A JP 10196324A JP 19632498 A JP19632498 A JP 19632498A JP 2000028405 A JP2000028405 A JP 2000028405A
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JP
Japan
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flapper
flow
flow rate
case
rate detector
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JP10196324A
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English (en)
Inventor
Kenji Ando
健司 安藤
Yasuhiro Abe
康宏 阿部
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Nippon Aleph Corp
Original Assignee
Nippon Aleph Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定流量で完全にフラッパが倒れるようにフ
ラッパの安定かつ適正動作を確保し、高い検出精度が得
られる流量検出器を提供する。 【解決手段】 流量検出器10は、流量を検出すべき管
路の途中に設置されたケース11内で流れ方向に回動可
能に保持されたフラッパ12を備える。フラッパ12に
よってケース11外側面のリードスイッチ15を作動さ
せる。また、フラッパ12の回動軌跡に沿った流路を形
成する水流制御部18aを有するフローセットリング1
8が装着され、フラッパ12の回動軌跡に対応して円弧
状の流路を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば風呂釜給湯
装置等において、管路の流量が所定値以上であることを
検出するために使用される、流量検出器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の流量検出器は例えば図5
に示すようなものが知られている。図5は、従来のこの
ような流量検出器の要部基本構成を概略的に示してい
る。図5において、従来の流量検出器は、流量を検出す
べき管路6内に固定された円筒状の固定部1と、この固
定部1の一端の一側に揺動可能に連結されたフラッパ2
と、このフラッパ2の端部に取り付けられたマグネット
4と、管路6の外側面に配設されたリードスイッチ5と
から構成されている。
【0003】図5において、固定部1は、流量を検出す
べき管路6内に固定されている。固定部1の内壁にはレ
バーもしくはフラッパ2が枢支点3のまわりに回動可能
に取り付けられている。
【0004】この流量検出器によれば、図5にて実線矢
印で示すように流体(水)が流れると、流体の流れに応
じてフラッパ2は流体から圧力を受けることになる。こ
の圧力によって、フラッパ2は点線で示すように回動
し、これによりフラッパ2に取り付けられたマグネット
4の磁束が、リードスイッチ5に作用する。かくして、
リードスイッチ5がオンされることにより、管路内の流
体の流量が所定値以上であることが検出されることにな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
流量検出器において流量検出時に所定流量が流れると、
フラッパ2はその重量と流体圧力とのバランスのとれた
位置にある。つまりフラッパ2は完全に回動しきらず
に、たとえば点線で示すような中間位置になる。
【0006】この場合、流体の脈流あるいはリードスイ
ッチ5やマグネット4の温度特性を考慮すると、リード
スイッチ5のオン位置がばらついて高い検出精度を確保
するのが難しくなる。また、所定流量以上の流体を流し
たとしても、ある程度フラッパ2が回動する(開く)と
流体抵抗が低下し、フラッパ2は完全に開ききらなくな
る。このような場合にもリードスイッチ5の適正動作が
難しくなる。
【0007】本発明は以上の点に鑑み、所定流量で完全
にフラッパが倒れるようにフラッパの安定かつ適正な動
作を確保し、高い検出精度が得られる流量検出器を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の流量検出器は、流量を検出すべき管路の途
中に設置されたケース内で流れ方向に回動可能に保持さ
れたフラッパを備え、このフラッパによってケース外側
面のリードスイッチを作動させるようにした流量検出器
であって、フラッパの回動軌跡に沿った流路を形成する
水流制御部を有するフローセットリングが装着されたこ
とを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の水流制御部が、フラッパの回動軌跡に対応して円弧
状の流路を形成することを特徴とする。請求項3に記載
の流量検出器にあっては、前記水流制御部によって形成
される流路に対するフラッパの面積の比率が一定である
よう構成している。請求項4に記載の流量検出器にあっ
ては、請求項2に記載の前記フラッパの円弧部に、前記
流路とフラッパの面積比率を変化させて検出流量の設定
をしたことを特徴とする。請求項5に記載の発明によれ
ば、請求項1に記載の構成に加え、前記ケース外側面適
所にマグネットを配置し、このマグネットによって前記
フラッパを吸着して保持するようにしたことを特徴とす
る。さらに、請求項6に記載の流量検出器にあっては、
前記フラッパの揺動支点近傍にケース内面に当接可能な
凸部を設け、このフラッパが回動したとき凸部を介して
ケース内面との間隙が形成されるようにしたことを特徴
とする。
【0010】本発明によれば、フローセットリングの水
流制御部により、フラッパ先端部の回動軌跡に対応する
円弧状の流路が形成される。このような流路を設けるこ
とで、水流がフラッパに対してつねに直角に当たるよう
にし、フラッパは中間位置で止まることなく完全に回動
し倒れる。したがって所定流量が流れると、フラッパが
完全に倒れてリードスイッチを必ずオン作動させること
ができる。
【0011】また、水流制御部によって形成される流路
に対するフラッパの面積の比率を一定とすることで、乱
れのない安定した流れが形成される。このような流れに
よりフラッパの円滑で安定した回動動作を確保すること
ができる。また、流路に対するフラッパの面積比率を設
定することにより、フラッパに対する流体抵抗を変え、
検出流量値を適宜簡単に変更設定することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4に基づき、本発
明による流量検出器の好適な実施の形態を説明する。図
1は、この実施形態における流量検出器10を示してい
る。図1において、11はその流量(たとえば、水であ
ってよい。)を検出すべき流体管路の途中に設置された
ケースであり、概略中空円筒状を呈している。12はケ
ース11内で矢印で示した流れ方向に回動可能に磁力で
保持されたフラッパ、14はフラッパ12内に一体に設
けられたマグネット、15はケース11の外側面に配置
されたリードスイッチを示す。
【0013】また、ケース11の外側面にマグネット1
6が配置されており、このマグネット16の磁力によっ
てフラッパ12を吸着し保持し得るようになっている。
さらにこのフラッパ12は管路内に凸部19が形成され
ているため、流体により管路の内壁面から浮き上がって
揺動支持され、磁力により揺動支点が形成されるように
なっている。なお図1において、17は水温測定用サー
ミスタを示す。
【0014】ケース11内のフラッパ12の下流側に
は、フローセットリング18が装着されている。このフ
ローセットリング18は、フラッパ12の回動軌跡に沿
った流路を形成する水流制御部18aを有する。水流制
御部18aは図2にも示されるように、フラッパ12の
先端部の回動軌跡に対応して円弧状の流路、すなわち1
/4球形の流路を形成する。また、水流制御部18aと
フラッパ12とによって形成される流路に対するフラッ
パ12の面積の比率は一定になっている。つまり、フラ
ッパ12の倒れている角度に関係なく、管路内でふさい
でいる面積(フラッパ12の面積)と、ふさいでいない
面積(水流制御部18aとフラッパ12との間隙の面
積)との比率を一定にしている。なお、水流制御部18
aの上流であって対向する側部に第2の水流制御部42
を設けると、水流がスムーズになって好ましい。
【0015】図2において示す流量検出器では、フラッ
パ12が固定部1に設けられた枢軸13に、流れ方向に
対して回動に軸支されている。またフラッパ12の先端
にマグネット14が一体的に設けられており、フラッパ
12の円弧部の形状及び水流制御部18aは図1に示す
流量検出器と同様である。
【0016】次に検出流量の設定について説明する。図
3に示すようにフラッパ12の円弧部30の形状は、検
出する流量に応じて変える。すなわち、流路とフラッパ
12の面積比率を変化させて検出流量を設定する。ここ
で、図3に示すようにフラッパ12は、この例では半円
形に形成されている。したがって、フラッパ12の円弧
状の形状に応じて形成された水流制御部18aは、フラ
ッパ12の半円形と整合するようにほぼ半円形の断面形
状となっている。フラッパ12の形状を変える場合は、
例えば図3の斜線で示すフラッパ12の両側部の領域1
2aおよび12bを適宜カットする。つまり領域12
a、あるいは領域12aおよび12bの双方をカットす
ることでフラッパ12の面積を変更し、すなわち流路と
フラッパ12の面積比率を変化させて検出流量を設定す
るのである。
【0017】上記のようにフラッパの形状を変えた場
合、領域12aあるいは12bをカットした後でも図3
の扇形領域12cの外周アール形状ができるだけ残るよ
うにする。つまり、このようにアール形状を残すこと
で、水流制御部18aによって形成される流路の断面と
の整合性が維持される。
【0018】ここで、図4に示すようにフラッパ12の
揺動支点近傍にケース11の内面に当接可能な凸部19
が設けられている。ところで、フラッパ12を支持する
揺動支点は、ケース11の内壁から適度に浮き上がった
位置に設定されており、これにより揺動支点付近に引っ
掛かった異物等が水流によって流されるようになってい
る。
【0019】揺動支点を上記のように浮かせて設定する
のに対応して、フラッパ12をケース11内でその内壁
から浮かせて、かつ平行に支持し得るために凸部19が
設けられ、これによりフラッパ12が回動したとき凸部
19を介してケース11内面との間隙が形成されるよう
にしている。
【0020】図6を参照すると、フラッパ12をケース
11内の内壁から浮かせて支持するために、図示のよう
にケース11の内面に凸部20を設けること自体は、設
計的に可能である。しかしながら、この場合ケース11
内面に水流制御部42及び凸部20の2つの凸部がある
ことで、成形性が著しく難しくなり、金型構造もかなり
複雑化する。本発明では上記のようにフラッパ12側に
凸部19を設けるため、成形し易い金型構造とすること
ができ、容易に成形可能である。
【0021】上記構成において、フローセットリング1
8の水流制御部18aによってフラッパ12に対して流
体がつねに直角に当たり、しかも水流制御部18aの流
路がフラッパ12の形状と整合しているから、フラッパ
12は中間位置で止まることなく完全に回動して倒れ
る。したがって所定流量が流れると、フラッパ12が完
全に倒れてリードスイッチ15を必ずオン作動させるこ
とができ、安定してしかも正確な流量検出を実現するこ
とができる。
【0022】また、検出流量の設定方法につき、流路と
フラッパ12の面積比率を変化させて検出流量の設定が
できる。つまりフラッパ12の両側部の領域12aある
いは12bを適宜カットして、フラッパ12の面積を広
狭調整することにより、フラッパ12に対する流体抵抗
を変えて検出流量の設定ができる。この場合フラッパ1
2の重量は主要因にならず、フラッパ12の面積の変更
によって検出流量値を適宜簡単に設定することができ
る。また、他の方法として、フラッパの円弧部分とフロ
ーセットリングの水流制御部とのすき間を調整して検出
流量値を設定することもできる。
【0023】なお、上記実施形態において、フラッパ1
2の形状を半円形とした例を示したが、必ずしも図示例
の形状等にのみ限定されることはなく、必要に応じて適
宜変更可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、こ
の種の流量検出器において流体がフラッパに対してつね
に直角に当たるようにして、所定流量でフラッパを完全
に倒すことでフラッパの安定かつ適正動作を確保するこ
とができ、これによりリードスイッチを的確かつ円滑に
作動させることで高い検出精度が得られる。また、管路
内の凸部とフラッパの凸部とを別々に設けたので、製造
に際して成形し易い金型構造とすることができ、成形が
容易で金型も複雑化することがないため実質的にコスト
低減を図ることができる等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による流量検出器の実施形態における非
通水時と通水時の状態を示すそれぞれ断面図である。
【図2】本発明による流量検出器の要部基本構成を概略
的に示す図である。
【図3】本発明による流量検出器に係るフラッパを示す
図である。
【図4】本発明による流量検出器に係る凸部の作用を概
略的に示す図である。
【図5】従来の流量検出器の要部基本構成を概略的に示
す図である。
【図6】本発明との比較においてフラッパの支持構造の
例を示す参考断面図である。
【符号の説明】
10 流量検出器 11 ケース 12 フラッパ 13 枢軸 13a,13b 側部領域 13c 扇形領域 14 マグネット 15 リードスイッチ 16 マグネット 17 サーミスタ 18 フローセットリング 18a 水流制御部 19 凸部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流量を検出すべき管路の途中に設置され
    たケース内で流れ方向に回動可能に保持されたフラッパ
    を備え、このフラッパによってケース外側面のリードス
    イッチを作動させるようにした流量検出器であって、 フラッパの回動軌跡に沿った流路を形成する水流制御部
    を有するフローセットリングが装着されたことを特徴と
    する流量検出器。
  2. 【請求項2】 前記水流制御部は、前記フラッパの回動
    軌跡に対応して円弧状の流路を形成することを特徴とす
    る、請求項1に記載の流量検出器。
  3. 【請求項3】 前記水流制御部と前記フラッパとによっ
    て形成される流路に対するフラッパの面積の比率が一定
    であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の流量
    検出器。
  4. 【請求項4】 前記フラッパの円弧部に、前記流路とフ
    ラッパの面積比率を変化させて検出流量の設定をしたこ
    とを特徴とする、請求項1乃至3の何れかに記載の流量
    検出器。
  5. 【請求項5】 前記ケース外側面適所にマグネットを備
    え、このマグネットによって前記フラッパを吸着して保
    持するようにしたことを特徴とする、請求項1に記載の
    流量検出器。
  6. 【請求項6】 前記フラッパの揺動支点近傍にケース内
    面に当接可能な凸部を設け、該フラッパが回動したとき
    凸部を介してケース内面との間隙が形成されるようにし
    たことを特徴とする、請求項1乃至5の何れか1項に記
    載の流量検出器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100435140B1 (ko) * 2002-03-19 2004-06-09 한기벽 액체 감지용 플로우 스위치
WO2006062007A1 (ja) * 2004-12-09 2006-06-15 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 流量測定装置
JP6007283B1 (ja) * 2015-04-20 2016-10-12 株式会社川本製作所 流量検出装置
GB2570495A (en) * 2018-01-29 2019-07-31 Stratec Biomedical Ag Flow detection device and method for detecting a flow of liquid

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