JP2000027081A - 熱可逆変色性皮革及びその製造方法 - Google Patents

熱可逆変色性皮革及びその製造方法

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JP2000027081A JP10186311A JP18631198A JP2000027081A JP 2000027081 A JP2000027081 A JP 2000027081A JP 10186311 A JP10186311 A JP 10186311A JP 18631198 A JP18631198 A JP 18631198A JP 2000027081 A JP2000027081 A JP 2000027081A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】付着された熱可逆変色性インキの塗料割れや密
着不良が生じることなく、温度変化により色彩が可逆的
に変化する熱可逆変色性皮革及びその製造方法を提供す
る。 【解決手段】皮革層1aの上側に、熱可逆変色性材料と
水溶性バインダーとを配合した熱可逆変色性インキが塗
布された熱可逆変色性インキ塗布層1dが形成されて熱
可逆変色性皮革1が構成されており、温度変化により可
逆的に熱可逆変色性皮革1の表面の色彩が変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の温度で皮革
表面の色が変化する熱可逆変色性皮革及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】温度変化により色彩が可逆的に変化する
熱可逆変色性材料、すなわちサーモクロミック材料とし
て、酸顕色性物質及び酸性物質からなる2成分混合物、
これと溶媒との3成分からなる混合物、コレステリック
液晶等が知られている。この熱可逆変色性材料は変色機
能を保持するために、合成樹脂中に分散したマトリック
スの微粉末として、又は高分子化合物のマイクロカプセ
ルに内包されて使用されている。この熱可逆変色性材料
のマイクロカプセルを用いてインキを組成し、シルクス
クリーン印刷により紙、ポリエステル又は塩化ビニル等
からなるベースシート上に着色を施す方法は知られてい
る。また、セルロース繊維を有してなる繊維製品を染色
する方法として、この繊維製品をカチオン性化合物で処
理した後、熱可逆変色性材料の微粒子を高分子化合物中
に分散させた液中に浸漬させ、さらにこの繊維製品をバ
インダーを含む水中に浸漬して処理する方法も提案され
ている(特開平5−33276号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来知られた
処方で前記熱可逆変色性材料を含むインキを作製し、こ
れを天然皮革に塗布した場合には、天然皮革の組成が一
定でないことから、インキの塗料割れや密着不良が生じ
るという問題があった。本発明は係る事情に鑑みてなさ
れたものであり、付着された熱可逆変色性インキの塗料
割れや密着不良が生じることなく、温度変化により色彩
が可逆的に変化する熱可逆変色性皮革及びその製造方法
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明の熱可逆変色性皮革は、温度変化により色彩
が可逆的に変化する熱可逆変色性材料と水溶性バインダ
ーとを含む熱可逆変色性インキを用いて皮革表面が着色
されたことを特徴とする(請求項1)。この熱可逆変色
性皮革によれば、前記熱可逆変色性インキにより着色さ
れているので、付着されたインキの塗料割れや密着不良
が生じることがなく、温度変化により皮革表面の色彩が
可逆的に変化する。
【0005】請求項1記載の熱可逆変色性皮革は、皮革
表面に形成された模様の上に前記熱可逆変色性インキを
用いて着色が施されており、温度変化により前記熱可逆
変色性インキの色彩が消失して前記模様が出現するもの
であってもよく(請求項2)、この場合には、皮革の色
彩の変化の視覚的効果がさらに大きくなる。
【0006】請求項1記載の熱可逆変色性皮革は、前記
熱可逆変色性材料が、酸顕色性物質及び酸性物質の2成
分混合物、これと溶媒との3成分混合物、又はコレステ
リック液晶の中から選ばれ、高分子化合物のマイクロカ
プセルに内包されていてもよい(請求項3)。前記3成
分混合物は、色彩の種類が豊富で発色濃度も高く、有色
と無色との間で劇的に色彩変化する。2成分混合物は、
発色濃度が3成分混合物より高く、コレステリック液晶
は、任意の温度範囲で赤、黄、緑、青、紫等に鋭敏に色
彩変化させることができる。前記熱可逆変色性材料が以
上のような特徴を有しているので、請求項3記載の熱可
逆変色性皮革は、任意の色彩を有し、任意の温度範囲で
鋭敏に色彩変化することができる。そして、前記熱可逆
変色性材料は、その成分が厳密な一定比率系を維持する
場合においてのみ優れた変色機能を発揮するものであ
り、これが高分子化合物のマイクロカプセルに内包され
てその成分の比率が一定に維持されているので、その機
能が保持されている。
【0007】この発明の熱可逆変色性皮革の製造方法
は、前記熱可逆変色性材料と前記水溶性バインダーとを
配合して前記熱可逆変色性インキを作製し、この熱可逆
変色性インキを皮革にスプレーにより塗布することを特
徴とする(請求項4)。前記製造方法によれば、塗料割
れや密着不良が生じることなく、熱可逆変色性インキを
皮革に付着させることができる。
【0008】請求項4記載の熱可逆変色性皮革の製造方
法は、前記熱可逆変色性材料が、酸顕色性物質及び酸性
物質の2成分混合物、これと溶媒との3成分混合物、又
はコレステリック液晶の中から選ばれ、高分子化合物の
マイクロカプセルに内包されていてもよい(請求項
5)。前記製造方法によれば、色彩の種類が豊富で、任
意の温度範囲で鋭敏に色彩変化する熱可逆変色性皮革が
得られる。そして前記熱可逆変色性材料が高分子化合物
のマイクロカプセルに内包されているので、その優れた
変色機能が保持される。
【0009】請求項4記載の熱可逆変色性皮革の製造方
法は、前記バインダーを40〜50重量部配合して前記
熱可逆変色性インキを作製するものであってもよい(請
求項6)。前記製造方法によれば、塗料割れや密着不良
が生じることなく、熱可逆変色性インキを皮革にさらに
確実に付着させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しながら詳述する。本発明に使用す
る熱可逆変色性インキの組成を以下に示す。 示温材料 25〜35重量部 カゼイン 0〜 5重量部 水 10〜30重量部 レベリング剤 2〜 5重量部 浸透剤 0〜 5重量部 バインダー 40〜50重量部 水溶性シリコン 0〜 2重量部
【0011】前記示温材料は、酸顕色性物質及び酸性物
質の2成分混合物、これと溶媒との3成分混合物、又は
コレステリック液晶の中から選ばれた熱可逆変色性材料
が高分子化合物のマイクロカプセルに内包されたもの
(以下、サーモクロミックカプセルと称す)45重量
部、水溶性糊料5重量部、水50重量部を配合してペー
スト状にしたものである。2成分混合物及び3成分混合
物における酸顕色性物質としては、トリフェニルメタン
フタリド化合物、フタリド化合物、フタラン化合物、ア
シルロイコメチレンブルー化合物、フルオラン化合物、
トリフェニルメタン化合物、ジフェニルメタン化合物、
スピロピラン化合物等を例示することができる。3成分
混合物及び2成分混合物における酸性物質としては、1
・2・3−ベンゾトリアゾール類、フェノール類、チオ
尿酸誘導体、オキシ芳香族カルボン酸等を例示すること
ができる。前記コレステリック液晶としては、コレステ
ロールアセテート、コレステロールベンゾエート、コレ
ステロールノナネート、コレステロールプロピオネー
ト、コレステロールオレイルカルボネート、コレステロ
ールクロライド等の2種以上を配合したものが挙げられ
る。前記2成分混合物、3成分混合物、又はコレステリ
ック液晶の中から熱可逆変色性材料を選び、これと皮膜
形成物質としての高分子化合物、必要に応じて界面活性
剤、保護コロイド、pH調整剤、電解質等を配合し、水
中にて界面重合法、インサイト重合法等のカプセル化法
を実施すると、前記熱可逆変色性材料がマイクロカプセ
ルに内包される。熱可逆変色性材料がマイクロカプセル
に内包されてその成分の比率が一定に維持されているの
で、その変色機能が保持される。
【0012】水溶性バインダーとしては、アクリル酸エ
ステルエマルジョン、ブタジエンエマルジョン、アクリ
ル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、塩化ビニル
樹脂等があり、これらを配合することにより、熱可逆変
色性インキの塗料割れ及び密着不良が防止される。
【0013】カゼインは、耐摩擦性の向上、つや出し、
増粘効果を図って添加される。レベリング剤としては界
面活性剤が用いられ、塗装表面をフラットにする効果が
ある。浸透剤としては、エチルセロソルブ、ブチルセロ
ソルブ、酢酸ブチル、イソプロピルアルコール、キシロ
ール等の溶剤が挙げられる。
【0014】前記の組成は、靴、バッグ、財布等の小
物、ベルト等の皮革の用途によって、適宜、配合する物
質の内容とその配合量とを選択する。例えば、靴等のよ
うに屈曲した部分があったり、財布等のように折れ曲が
った部分がある製品向けの皮革は、その部分が塗料割れ
し易いので、水溶性バインダーの配合量を多くする。
【0015】
【実施例】以下に、実施例を挙げて具体的に説明する
が、本発明は実施例に限定されるものではない。 [実施例1]実施例1に係る熱可逆変色性皮革の断面図
を図1に、平面図を図2に示す。天然皮革である皮革層
1aの上に、ピグメントペーストカラーでピンク色に着
色された基盤色層1bが形成されており、その上にプリ
ント印刷によって模様層1cが形成されており、さらに
その上に熱可逆変色性インキ塗布層1dが形成されてい
る。熱可逆変色性インキは、示温材料(商品名;クロミ
ック シルク スクリーン カラー ベース ピンク:
松井色素化学工業所製)30重量部、アクリル樹脂40
重量部、ポリウレタン樹脂10重量部、水15重量部、
界面活性剤及びカゼイン5重量部を配合したものであ
り、これをスプレーにより塗布することで、熱可逆変色
性インキ塗布層1dが形成される。熱可逆変色性インキ
塗布層1dの上には、ニトロセルロースラッカー33〜
40重量部とシンナー67〜60重量部とを配合したも
のが塗布されて、保護膜層1eが形成されている。この
熱可逆変色性皮革1は、常温では基盤色層1bのピンク
色と熱可逆変色性インキ塗布層1dを構成しているサー
モクロミックマイクロカプセルのピンク色とが混じって
濃いピンク色を呈しているが、体温による熱の伝播や気
温の変化により、サーモクロミックマイクロカプセルが
昇温するとその部分はピンク色が消失して、基盤色層1
bのピンク色のみを呈することになって色彩が薄くな
り、その部分の模様が鮮明になる(図2参照)。
【0016】[実施例2]天然皮革を型押しして模様を
形成した後、手で黄色に柄色付けを行い、さらにその上
に、示温材料(商品名;クロミック シルク スクリー
ン カラー ベース ブルー:松井色素化学工業所製)
35重量部、アクリル樹脂35重量部、ポリウレタン樹
脂10重量部、水15重量部、界面活性剤及びカゼイン
5重量部を配合した熱可逆変色性インキをスプレーによ
り塗布した。その後、ニトロセルロースラッカー33〜
40重量部とシンナー67〜60重量部とを配合したも
のを塗布し、保護膜を形成した。このようにして得られ
た熱可逆変色性皮革1の平面図を図3に示す。この熱可
逆変色性皮革1は、常温では模様に色付けした黄色と熱
可逆変色性インキを構成しているサーモクロミックマイ
クロカプセルの青色とが混じって青色を基調とした色を
呈しており、模様は隠された状態であるが、体温による
熱の伝播や気温の変化により、サーモクロミックマイク
ロカプセルが昇温するとその部分は青色が消失して、模
様に色付けした黄色のみを呈することになり、その部分
の模様が鮮明に現れることになる。
【0017】[実施例3]実施例3に係る熱可逆変色性
皮革1の断面図は図1、平面図は図2と同様であり、後
述するように各層の色と熱可逆変色性インキ塗布層1d
の組成とが実施例1と異なる。天然皮革である皮革層1
aの上に、ピグメントペーストカラーで黄色に着色され
た基盤色層1bが形成されており、その上にプリント印
刷によって模様層1cが形成されており、さらにその上
に熱可逆変色性インキ塗布層1dが形成されている。熱
可逆変色性インキは、示温材料(商品名;クロミック
シルク スクリーン カラー ベース ブルー:松井色
素化学工業所製)30重量部、ブタジエンエマルジョン
35重量部、ポリウレタン樹脂10重量部、水15重量
部、界面活性剤及びカゼイン5重量部、浸透剤3重量
部、水溶性シリコン2重量部を配合したものである。熱
可逆変色性インキ塗布層1dの上には、ニトロセルロー
スラッカー33〜40重量部とシンナー67〜60重量
部とを配合したものが塗布されて、保護膜層1eが形成
されている。この熱可逆変色性皮革1は、常温では基盤
色層1bの黄色と熱可逆変色性インキ塗布層1dを構成
しているサーモクロミックマイクロカプセルの青色とが
混じって青色を基調とした色を呈しており、模様は隠さ
れた状態であるが、体温による熱の伝播や気温の変化に
より、サーモクロミックマイクロカプセルが昇温すると
その部分は青色が消失して、基盤色層1bの黄色のみを
呈することになり、その部分の模様が鮮明に現れること
になる。
【0018】本発明の熱可逆変色性皮革は、前記のよう
に示温材料と水溶性バインダー等とを配合して得られた
熱可逆変色性インキをスプレーにより皮革に塗布してい
るので、この塗布層に塗料割れや密着不良が生じること
がない。そして、模様の上にこの熱可逆変色性インキを
用いて着色を施した場合には、温度変化により前記熱可
逆変色性インキの色彩が消失して前記模様が出現するの
で、皮革の色彩の変化の効果がさらに大きなものとな
る。
【0019】なお、前記実施形態においては、酸顕色性
物質及び酸性物質の2成分混合物、これと溶媒との3成
分混合物、又はコレステリックの中から選ばれた熱可逆
変色性材料が高分子化合物のマイクロカプセルに内包さ
れた場合につき説明しているが、これに限定されるもの
ではなく、他の熱可逆変色性材料を使用したり、熱可逆
変色性材料を合成樹脂中に分散したマトリックスの微粉
末の形で使用することにしてもよい。但し、前記実施形
態で例示した熱可逆変色性材料は、色彩の種類が豊富で
発色濃度も高く、任意の温度範囲で鋭敏に色彩変化させ
ることができるので、これを使用することが好ましい。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明の熱可逆変色性皮
革は、熱可逆変色性材料と水溶性バインダーとを含む熱
可逆変色性インキを用いて着色したものであるので、温
度変化によりその色彩を可逆的に変化させることができ
る。請求項2記載の熱可逆変色性皮革は、皮革表面に形
成された模様の上に前記熱可逆変色性インキを用いて着
色が施されており、温度変化により熱可逆変色性インキ
の色彩が消失して模様が出現するものであるので、皮革
の色彩の変化の視覚的効果がさらに大きくなる。
【0021】請求項3記載の熱可逆変色性皮革は、前記
熱可逆変色性材料が、酸顕色性物質及び酸性物質の2成
分混合物、これと溶媒との3成分混合物、又はコレステ
リック液晶の中から選ばれたものであるので、任意の色
彩を有し、任意の温度範囲で鋭敏に色彩変化することが
できる。そして前記熱可逆変色性材料が高分子化合物の
マイクロカプセルに内包されているので、その優れた変
色機能が保持される。
【0022】請求項4記載の熱可逆変色性皮革の製造方
法は、前記熱可逆変色性材料と前記水溶性バインダーと
を配合して前記熱可逆変色性インキを作製し、この熱可
逆変色性インキを皮革にスプレーにより塗布するもので
あるので、塗料割れや密着不良が生じることなく、熱可
逆変色性インキを皮革に付着させることができる。
【0023】請求項5記載の熱可逆変色性皮革の製造方
法は、前記熱可逆変色性材料が、酸顕色性物質及び酸性
物質の2成分混合物、これと溶媒との3成分混合物、又
はコレステリック液晶の中から選ばれたものであるの
で、任意の色彩を有し、任意の温度範囲で鋭敏に色彩変
化する熱可逆変色性皮革が得られる。そしてこの熱可逆
変色性材料が高分子化合物のマイクロカプセルに内包さ
れているので、その優れた変色機能が保持される。請求
項6記載の熱可逆変色性皮革の製造方法は、前記バイン
ダーを40〜50重量部配合したものであるので、塗料
割れや密着不良が生じることなく、熱可逆変色性インキ
を皮革にさらに確実に付着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施形態に係る熱可逆変色性皮革
の断面図である。
【図2】本発明の一の実施形態に係る熱可逆変色性皮革
の平面図である。
【図3】本発明の他の実施形態に係る熱可逆変色性皮革
の平面図である。
【符号の説明】
1 熱可逆変色性皮革 1a 皮革層 1b 基盤色層 1c 模様層 1d 熱可逆変色性インキ塗布層 1e 保護膜層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温度変化により色彩が可逆的に変化する熱
    可逆変色性材料と水溶性バインダーとを含む熱可逆変色
    性インキを用いて皮革表面が着色されたことを特徴とす
    る熱可逆変色性皮革。
  2. 【請求項2】皮革表面に形成された模様の上に前記熱可
    逆変色性インキを用いて着色が施されており、温度変化
    により前記熱可逆変色性インキの色彩が消失して前記模
    様が出現する請求項1記載の熱可逆変色性皮革。
  3. 【請求項3】前記熱可逆変色性材料が、酸顕色性物質及
    び酸性物質の2成分混合物、これと溶媒との3成分混合
    物、又はコレステリック液晶の中から選ばれ、高分子化
    合物のマイクロカプセルに内包されている請求項1記載
    の熱可逆変色性皮革。
  4. 【請求項4】前記熱可逆変色性材料と前記水溶性バイン
    ダーとを配合して前記熱可逆変色性インキを作製し、こ
    の熱可逆変色性インキを皮革にスプレーにより塗布する
    ことを特徴とする熱可逆変色性皮革の製造方法。
  5. 【請求項5】前記熱可逆変色性材料が、酸顕色性物質及
    び酸性物質の2成分混合物、これと溶媒との3成分混合
    物、又はコレステリック液晶の中から選ばれ、高分子化
    合物のマイクロカプセルに内包されている請求項4記載
    の熱可逆変色性皮革の製造方法。
  6. 【請求項6】前記水溶性バインダーを40〜50重量部
    配合して前記熱可逆変色性インキを作製する請求項4記
    載の熱可逆変色性皮革の製造方法。
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