JP2000026547A - 乳化剤を含まないカルボキシル化ニトリルゴムラテックスゴム - Google Patents

乳化剤を含まないカルボキシル化ニトリルゴムラテックスゴム

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JP2000026547A
JP2000026547A JP11125608A JP12560899A JP2000026547A JP 2000026547 A JP2000026547 A JP 2000026547A JP 11125608 A JP11125608 A JP 11125608A JP 12560899 A JP12560899 A JP 12560899A JP 2000026547 A JP2000026547 A JP 2000026547A
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Pascale Francine Jeanne Muller
パスカル・フランシーヌ・ジャンヌ・ミュラー
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Goodyear Tire and Rubber Co
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Goodyear Tire and Rubber Co
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08F236/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カルボキシル化ニトリルゴムの合成における
乳化剤の必要性を消去する。 【解決手段】 カルボキシル化ニトリルゴムの合成方法
であって、(1)水性重合媒質中での、1,3−ブタジ
エン、アクリロニトリル及びメタクリル酸の三元重合
を、過硫酸カリウム及び過硫酸カリウムの共開始剤の添
加によって開始する工程、ここで三元重合は少なくとも
60%充満である反応器内で開始され、(2)約25℃
〜約80℃の範囲内の温度で、少なくとも約20%の固
体含量が達成されるまで三元重合を進行させて、シード
ポリマーラテックスを製造する工程、(3)追加の1,
3−ブタジエン、アクリロニトリル及び過硫酸カリウム
を該シードポリマーラテックスに少なくとも1時間にわ
たって加えて、第2の重合媒質を製造する工程、並びに
(4)第2の重合媒質内で少なくとも0.5時間重合を
継続させて、カルボキシル化ニトリルゴムラテックスを
製造する工程を含む、前記の方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にカルボキシ
ル化ニトリルゴムラテックスの合成に関する。さらに詳
細には、本発明は乳化剤を含まないカルボキシル化ニト
リルゴムラテックスの製造に関する。
【0002】
【従来の技術】カルボキシル化ニトリルゴムラテックス
は広い種類の産業用途において使用されている。例え
ば、カルボキシル化ニトリルゴムラテックスは、手袋/
グローブ、不織布帛、マスキングテープ、ガスケット、
シール、接着剤、繊維結合剤、保護及び装飾コーティン
グ、フォーム、紙コーティング、カーペット及び椅子張
り、コンクリート及びビチューメン改質剤、糸及び織物
改質剤及び他の一連の製品の製造において広く使用され
る。カルボキシル化ニトリルゴムは慣用的に乳化重合に
よって合成され、その間にアクリロニトリル、メタクリ
ル酸及び1,3−ブタジエンは乳化剤の存在下に水性エ
マルジョン中で三元重合される。
【0003】
【発明が解決使用とする課題】本発明の方法を利用し
て、乳化剤を含まないカルボキシル化ニトリルゴムラテ
ックスが合成できる。このことは、多数の利点を提供す
る。例えば、そのような乳化剤を含まないラテックス中
で製造されたゴム製品は残留乳化剤を含まない。このこ
とは、残留乳化剤がアレルギー反応を起こすグローブの
ようないくつかの製品においての主要な利点である。乳
化剤の非存在はまた、ラテックスと組み合わせて利用さ
れる洗浄水中に残留乳化剤が存在しないので、環境の見
地からも有利である。不織布帛及びマスキングテープの
ような乳化剤を含まないラテックスで製造された製品は
また、水に対するより高い抵抗を有する利点を提供す
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、さらに詳細に
はカルボキシル化ニトリルゴラテックスの合成方法であ
って、(1)水性重合媒質中での、1,3−ブタジエ
ン、アクリロニトリル及びメタクリル酸の三元重合を、
過硫酸カリウム及び過硫酸カリウム共開始剤の添加によ
って開始する工程、ここで三元重合は少なくとも60%
充満である反応器内で開始され、(2)約25℃〜約8
0℃の範囲内の温度で、少なくとも約20%の固体含量
が達成されるまで三元重合を進行させて、シードポリマ
ーラテックスを製造する工程、(3)追加の1,3−ブ
タジエン、アクリロニトリル及び過硫酸カリウムを該シ
ードポリマーラテックスに少なくとも1時間にわたって
加えて、第2の重合媒質を製造する工程、並びに(4)
第2の重合媒質内で少なくとも0.5時間重合を継続さ
せて、カルボキシル化ニトリルゴムラテックスを製造す
る工程を含む、前記の方法を開示する。
【0005】比較的低い固体含量を有するラテックスが
必要な用途においては、本発明の方法の第3及び第4の
工程を削除することも可能である。従って、本発明はさ
らに、カルボキシル化ニトリルゴラテックスの合成方法
であって、(1)水性重合媒質中での、1,3−ブタジ
エン、アクリロニトリル及びメタクリル酸の三元重合
を、過硫酸カリウム及び過硫酸カリウム共開始剤の添加
によって開始する工程、ここで三元重合は少なくとも6
0%充満である反応器内で開始され、(2)約25℃〜
約80℃の範囲内の温度で、少なくとも約20%の固体
含量が達成されるまで三元重合を進行させて、カルボキ
シル化ニトリルゴムラテックスを製造する工程を含む前
記の方法を開示する。
【0006】本発明の、乳化剤を含まないカルボキシル
化ニトリルゴムラテックスは新規な重合方法を利用して
合成できる。この方法において、メタクリル酸、アクリ
ロニトリル及び1,3−ブタジエンは遊離基重合条件下
で水性エマルジョン内で三元重合される。これによって
製造されるカルボキシル化ニトリルゴムは、1,3−ブ
タジエンモノマー、メタクリル酸モノマー及びアクリロ
ニトリルモノマーから誘導される繰り返し単位を含む。
この1,3−ブタジエンモノマー、メタクリル酸モノマ
ー及びアクリロニトリルモノマーから誘導される繰り返
し単位は、重合によって二重結合が消費される誘導元の
モノマーと異なる。
【0007】本発明の方法の第1段階において、1,3
−ブタジエンモノマー、アクリロニトリルモノマー及び
メタクリル酸モノマーの三元重合は水性媒質中で開始さ
れる。この工程が、少なくとも60%満たされている反
応器内で実施されることが重要である。換言すれば、反
応器の少なくとも60%が水並びに水に分散及び/また
は溶解している、水とモノマーの水性液体混合物で充填
されていなければならない。従って、反応器の少なくと
も60%が液体で満たされる。反応器が、少なくとも6
5%満たされているのが好ましく、そして反応器が少な
くとも70%満たされているのがさらに好ましい。
【0008】重合が過硫酸カリウム及び過硫酸カリウム
用共開始剤で開始されることが重要である。過硫酸カリ
ウム共開始剤が、酸性条件下で活性である共開始剤であ
るべきである。メタ重亜硫酸ナトリウム(Sodium
metabisulfite)は高度に好ましい過硫
酸カリウム共開始剤の代表的な例である。メタ重亜硫酸
ナトリウムが使用される場合には、それは約0.10:
1〜約0.15:1の過硫酸カリウムへの比で使用され
る。
【0009】三元重合が開始された後、本発明の方法の
第2工程において、少なくとも20%のモノマー転化率
が実現されるまで、約25℃〜約80℃の範囲内である
温度で該重合を進行させる。この方法工程の間、液体水
性相は全反応器容量の少なくとも60%を維持しつづけ
なければならない。この三元重合が、反応器が少なくと
も65%充満である間に実施されるのが好ましく、この
三元重合が、反応器が少なくとも70%充満である間、
実施されるのが最も好ましい。
【0010】本発明の方法の第2工程で実施される三元
重合は、好ましくは約40℃〜約70℃の範囲内である
温度で実施される。本発明の方法の第2工程において実
施される三元重合が、約45〜約65℃の範囲内である
温度で実施されるのが典型的にさらに好ましい。三元重
合は好ましくは、約25〜約32%の範囲内の固体含量
が達成されるまで実施されるのが好ましい。約27%〜
31%の範囲内である固体含量が達成されるまで三元重
合が実施されるのが典型的にさらに好ましい。
【0011】水性重合媒質は、少なくとも約10phm
(初期重合工程に基づくモノマー100部あたりの部
数)のアクリロニトリル及び少なくとも4phmのメタ
クリル酸(残部のモノマーがブタジエン)を典型的に含
む。水性重合媒質が約20〜約40重量%のアクリロニ
トリル、5〜9重量%のメタクリル酸及び約51〜約7
5重量%の1,3−ブタジエンを含むのが典型的に好ま
しい。水性重合媒質が約30〜約35重量%のアクリロ
ニトリル、6〜8重量%のメタクリル酸及び約57〜約
64重量%の1,3−ブタジエンを含むのが典型的にさ
らに好ましい。
【0012】第2の重合媒質は通常、水性重合媒質内の
モノマー及び水の全重量に基づき、約20〜53重量%
のモノマーを含む。水性重合媒質が約25〜約50重量
%のモノマーを含むのが典型的に好ましく、水性重合媒
質が40〜45重量%のモノマーを含むのが最も好まし
い。
【0013】初期重合工程において望ましい転化率が達
成された後、追加の開始剤、1,3−ブタジエンン及び
アクリロニトリルがシードポリマーラテックスに加えら
れる(ラテックスの固体含量をさらに増すことが望まし
い場合)。このことは、単に追加の開始剤及び追加のモ
ノマーをシードポリマーラテックスに加えることによっ
て達成できる。しかし、高い最終固体含量が望まれる場
合には、シードポリマーラテックスを異なる重合反応器
に移すことが一般に必要である。もちろん、これは、初
期反応器が少なくとも60%充満であり、そして望まれ
る最終固体含量を達成するために要求される追加量のモ
ノマーを収容するために必要な容量を有しないだろうか
らである。いくらかの場合には、シードポリマーラテッ
クスをより小さいバッチに分けることが便利である。こ
れらのバッチは、利用できる重合反応器が開始剤及びモ
ノマーの追加の必要量を共に保持するのに十分小さくあ
るべきである。
【0014】一般に、装填された1,3−ブタジエンモ
ノマー及びアクリロニトリルモノマーの全量の約56%
までが、本発明の方法の第3工程においてシードポリマ
ーラテックス内に供給される(本発明の方法の第2工程
において、44〜100%の1,3−ブタジエンモノマ
ー及びアクリロニトリルモノマーが、シードポリマーラ
テックス製造において重合される)。装填された1,3
−ブタジエンモノマー及びアクリロニトリルモノマーの
全量の30〜50%が、本発明の方法の第3工程におい
てシードポリマーラテックスに供給されるのが典型的に
好ましい。装填された1,3−ブタジエンモノマー及び
アクリロニトリルモノマーの全量の約45〜50%が、
本発明の方法の第3工程においてシードポリマーラテッ
クスに供給されるのが典型的に最も好ましい。追加のメ
タクリル酸は典型的に本発明の方法の第3工程において
シードポリマーラテックス内に装填されない(本発明の
方法の第1工程において水性媒質内に100%のメタク
リル酸が装填される)。
【0015】シードポリマーラテックス内に装填される
モノマー組成物は典型的に、10〜60重量%のアクリ
ロニトリル及び40〜90重量%の1,3−ブタジエン
を含む。このモノマー装填物は好ましくは20〜45重
量%のアクリロニトリル及び55〜80重量%の1,3
−ブタジエンを含む。このモノマー装填物は好ましくは
30〜40重量%のアクリロニトリル及び60〜70重
量%の1,3−ブタジエンを含む。
【0016】カルボキシル化ニトリルゴム内の結合モノ
マーの比は、モノマーの重合速度における差異によっ
て、ポリマーの合成において利用されるモノマー装填比
から変動する。従って、カルボキシル化ニトリルゴムは
異なる比の繰り返し単位を有することができ、これらは
モノマー転化率が100%未満である場合にモノマー装
填物内に利用された種々のモノマーから誘導される。装
填組成物中に利用されるモノマーの比は変動でき、そし
てもちろん合成されるカルボキシル化ニトリルゴムのた
めに望まれる結合モノマーの比と共に変動する。
【0017】追加のモノマー及び追加の開始剤は典型的
に、約1時間の時間にわたって連続的にシードポリマー
ラテックスに加えられる。追加のモノマー及び追加の開
始剤が、少なくとも約2時間にわたってシードポリマー
ラテックスに連続的に加えられるのが通常好ましい。追
加のモノマー及び追加の開始剤が、少なくとも約3時間
の時間にわたってシードポリマーラテックスに連続的に
加えられるのが典型的に最も好ましい。追加のモノマー
及び開始剤が装填された後に、重合を少なくとも約0.
5時間継続させるのが概して有利である。
【0018】t−ドデシルメルカプタンのようなメルカ
プタンを、重合の第1または第2工程において連鎖移動
剤として加えて、グローブ、不織布帛及びマスキングテ
ープのようなある種の用途において必要とされる最終物
理的性質を達成するために必要な機械的性質を達成する
ことができる。第1工程において添加されるメルカプタ
ンの量は典型的には0〜約0.5phmの範囲内であ
り、そして第2段階において加えられる量は典型的には
0〜約1phmの範囲内である。0〜約0.4phmの
メルカプタンが第1段階において加えられ、そして0〜
0.8phmのメルカプタンが第2段階において加えら
れるのが通常好ましい。
【0019】望まれる程度のモノマー転化率及び固体含
量が達成された後、ヒドロキノンのような慣用の停止剤
を重合媒質に加えて重合を停止させることができる。し
かし、重合は典型的には高いレベルの転化率が達成され
るまで継続される。ほとんどの場合、達するモノマー転
化率は少なくとも約75%であり、少なくとも約80%
のモノマー転化率が好ましい。
【0020】重合が停止された後、エマルジョンから未
反応のモノマーをストリップすることが一般に望まし
い。このことは、水蒸気ストリッピングのような慣用の
技術を使用して達成される。なんらかのストリッピング
操作が完了した後、抗酸化剤がニトリルゴム含有エマル
ジョンに加えられて、安定化されたカルボキシル化ニト
リルゴムラテックスを製造することができる。
【0021】実際的に、いかなるタイプの抗酸化剤でも
この目的のために使用できる。例えば、ポリマーが酸化
的に劣化する自動酸化過程を化学的に妨害することによ
って、酸化性攻撃にに対してポリマーをより非感受性に
することができるどのような抗酸化剤でも使用できる。
さらに詳細には、抗酸化剤は鎖破断抗酸化剤、過酸化物
分解抗酸化剤、紫外線遮断剤、トリプレットクエンチャ
ーまたは金属失活剤であり得る。
【0022】通常、約0.25phm〜約3phmの抗
酸化剤を添加して、望まれる程度の安定性を有するカル
ボキシル化ニトリルゴムラテックスを得る。約0.5p
hm〜2phmの抗酸化剤を工程(1)において添加す
るのが一般に好ましい。ほとんどの場合、抗酸化剤が約
1phm〜約1.5phmの範囲内のレベルで存在する
のがさらに好ましい。
【0023】本発明の方法によって製造されたカルボキ
シル化ニトリルゴムラテックスは多数の完成品を製造す
るために使用できる。例えば、これらのゴムが伝統的な
用途、例えば手袋/グローブ、不織布帛、マスキングテ
ープ、ガスケット、シール、接着剤、繊維結合剤、保護
及び装飾コーティング、フォーム、紙コーティング、カ
ーペット及び椅子張り、コンクリート及びビチューメン
改質剤、糸及び織物改質剤の製造のために使用し得るこ
とが考えられる。さらに、蛋白質固定剤、電子用途(回
路板のためのフォトレジスト、電池内、導電性塗料)、
及びモレキュラー電子工学装置内のコンパウンドのよう
なさらに最近の用途。ニトリルゴムは典型的にこれらの
製品を製造する際に使用される方法において典型的に硬
化される。
【0024】本発明の実施がさらに以下の実施例によっ
て例示され、これは本発明の範囲の代表であって、限定
するものではない。他に示さない限り、全ての部及び百
分率は重量によって与えられる。
【0025】
【実施例1】この試験において、カルボキシル化ニトリ
ルゴムラテックスを、乳化剤を含まない方法によって製
造した。利用して手順において、2683gの水、1.
96gのドデシル硫酸ナトリウム及び2gのナフタレン
スルホン酸ナトリウムを最初に、5リットルの容量を有
する重合反応器内に装填した。反応器を前もって50℃
の温度に設定し、そして攪拌速度を250rpmに設定
した。反応器内の水溶液が50℃に達したとき、360
gのアクリロニトリル及び80gのメタクリル酸を反応
器内に装填した。次に、0.96gのメタ重亜硫酸ナト
リウムを反応器内に装填した。メタ重亜硫酸ナトリウム
を反応器内に装填した後、652gの1,3−ブタジエ
ンを反応器内に供給した。次に、154gの5重量%の
過硫酸カリウム溶液を反応器に装填した。
【0026】1.5時間の重合時間の後、ラテックスは
9〜10%の固体含量に達し、そして反応器温度を55
℃に設定した。追加の3.5時間の重合時間(5時間の
全重合時間)の後、ラテックスは25%の固体含量に達
し、そして反応器温度をさらに60℃に上昇させた。追
加の1.5時間の重合時間(6.5時間の全重合時間)
の後、ラテックスは27%の固体含量に達し、そして反
応器温度をさらに63℃に上昇させた。追加の3時間の
重合時間(9.5時間の全重合時間)の後、ラテックス
は27%の理論固体含量に達した。このラテックスはも
ちろん、わずか29%の固体含量が受容できる商業的用
途において使用できる。しかし、この試験において、こ
のラテックスは続く重合におけるシードポリマーとして
使用され、ラテックスの固体含量をさらに増加させた。
【0027】続く重合において、3085gのシードポ
リマーラテックスを、5リットルの容量を有する重合反
応器内に装填した。反応器温度を前もって55℃に設定
し、そして攪拌速度を250rpmに設定した。次に1
44gのアンモニア10%溶液を反応器内に装填し、ラ
テックスが55℃に加熱される間に中和が起こった。5
5℃に達した後、258gのアクリロニトリル、469
gの1,3−ブタジエン及び120gの過硫酸カリウム
5重量%溶液を連続的に3時間にわたって反応器内に装
填した。追加時間の終わりに(3時間後)、ラテックス
は34〜36%の固体含量に達した。追加の0.5時間
の重合時間の後、温度は60℃に達し、そしてその1時
間後、温度を再度63℃に上げた。次に、重合を63℃
で追加の3時間継続させた。
【0028】ある代表的な態様及び詳細を本発明を例示
するために示してきたが、本技術における当業者には、
本発明の範囲ない逸脱することなく、種々の変更及び修
正がさし得ることは明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 590002976 1144 East Market Stre et,Akron,Ohio 44316− 0001,U.S.A. (72)発明者 パスカル・フランシーヌ・ジャンヌ・ミュ ラー フランス共和国 78830 ビュリオン,リ ュー・ド・ラキズィスィオン 275

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルボキシル化ニトリルゴムの合成方法
    であって、(1)水性重合媒質中での、1,3−ブタジ
    エン、アクリロニトリル及びメタクリル酸の三元重合
    を、過硫酸カリウム及び過硫酸カリウム共開始剤の添加
    によって開始する工程、ここで三元重合は少なくとも6
    0%満たされている反応器内で開始され、(2)約25
    ℃〜約80℃の範囲内の温度で、少なくとも約20%の
    固体含量が達成されるまで三元重合を進行させて、シー
    ドポリマーラテックスを製造する工程、(3)追加の
    1,3−ブタジエン、アクリロニトリル及び過硫酸カリ
    ウムを該シードポリマーラテックスに少なくとも1時間
    にわたって加えて、第2の重合媒質を製造する工程、並
    びに(4)第2の重合媒質内で少なくとも0.5時間重
    合を継続させて、カルボキシル化ニトリルゴムラテック
    スを製造する工程を含む、前記の方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも10phmのアクリロニトリ
    ル及び少なくとも約4phmのメタクリル酸が工程
    (2)の三元重合中に存在し、そして少なくとも1約1
    0phmのアクリロニトリルが工程(3)のシードポリ
    マーラテックスに加えられる、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 反応器が工程(2)の三元重合中に少な
    くとも60%満たされており、そして反応器が工程
    (1)及び工程(2)の間、少なくとも65%満たされ
    ており、過硫酸カリウムの共開始剤がメタ重亜硫酸ナト
    リウムであり、約20phm〜約40phmのアクリロ
    ニトリル、約5〜約9phmのメタクリル酸及び51p
    hm〜75phmの1,3−ブタジエンが工程(2)に
    おいて三元重合され、約20phm〜約45phmのア
    クリロニトリルがシードポリマーラテックスに工程
    (3)において添加され、そして工程(2)、(3)及
    び(4)の重合が約40℃〜約70℃の範囲内の温度で
    実施される、請求項2に記載の方法。
JP11125608A 1998-05-05 1999-05-06 乳化剤を含まないカルボキシル化ニトリルゴムラテックスゴム Pending JP2000026547A (ja)

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