JPH04211403A - 乳化重合の停止方法 - Google Patents

乳化重合の停止方法

Info

Publication number
JPH04211403A
JPH04211403A JP3059797A JP5979791A JPH04211403A JP H04211403 A JPH04211403 A JP H04211403A JP 3059797 A JP3059797 A JP 3059797A JP 5979791 A JP5979791 A JP 5979791A JP H04211403 A JPH04211403 A JP H04211403A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
sodium
hydroperoxide
polymerization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3059797A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2951741B2 (ja
Inventor
Vries Sijtske Minnie De
セイトスケ・ミンニエ・デ・フリエス
Johannes Arnoldus Maria Willemsen
ヨハンネス・アルノルドス・マリア・ウイレムセン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shell Internationale Research Maatschappij BV
Original Assignee
Shell Internationale Research Maatschappij BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shell Internationale Research Maatschappij BV filed Critical Shell Internationale Research Maatschappij BV
Publication of JPH04211403A publication Critical patent/JPH04211403A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2951741B2 publication Critical patent/JP2951741B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2/00Processes of polymerisation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2/00Processes of polymerisation
    • C08F2/38Polymerisation using regulators, e.g. chain terminating agents, e.g. telomerisation
    • C08F2/42Polymerisation using regulators, e.g. chain terminating agents, e.g. telomerisation using short-stopping agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F36/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds
    • C08F36/02Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds
    • C08F36/04Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、一般に、−20〜70℃にてリドックス開始
剤を使用して行われる水性乳化遊離ラジカル重合法にお
ける(所望によりビニル置換芳香族化合物が混じった)
共役ジエンの重合停止法に関する。特に、所望によりス
チレンが混じったブタジエン(例えばESBR)の水性
遊離ラジカル乳化重合の停止法に関する。水性乳化遊離
ラジカル重合の分野は、十分確立された技術によって構
成されている。現在使われている系は、一般に、194
0年代および1950年代に確立されたものである。乳
化重合方法では、モノマーを、石けんや合成乳化剤など
の乳化剤によって水などの媒体中で乳化する。モノマー
は、最初、連続した水相に分散したエマルジョン小滴の
形で存在する。現在の知見によれば、エマルジョン小滴
は、ほんの小さな役割を果たすのみであり、エマルジョ
ン系での重合は、主に水相で起こり、モノマー小滴中で
はない。最近10年間に発行されたかなりの著書は、乳
化重合法が以前信じられていたよりも複雑かつ微妙な技
術であることを示しており、粒子の大きさ、重合反応と
時間との関係、重合反応における粒子の大きさおよび分
子量の依存性、並びに界面活性剤、開始剤およびモノマ
ーの影響などの実験データを説明するために、幾つかの
理論が展開されている。遊離ラジカル乳化重合における
連鎖反応は、過酸化物もしくはジアゾ化合物の分解によ
ってまたは酸化−還元反応(リドックスカップル)によ
って生成するラジカルにより開始される。50℃以上で
行った遊離ラジカル乳化重合(ホット重合)の初期は、
遊離ラジカルの生成速度(従って重合の生成速度)の温
度依存性を反映している。その後の研究により、−40
℃という低い温度(コールド重合)において適正な重合
速度を得るのに十分な数のラジカルを発生し得る酸化−
還元反応が発見された。一般に使用される解離開始剤は
、パーオキシ二硫酸カリウム(K2S2O8)、過酸化
ベンゾイルおよびアゾビスイソブチロニリトル(AIB
N)であり、一方、クメンヒドロパーオキシドおよびp
−メンタンヒドロパーオキシドは、リドックスカップル
の酸化剤である。パーオキシ二硫酸カリウムとドデシル
メルカプタンなどのメルカプタンとの組み合わせを使用
すると、例えば、ブタジエンおよびスチレンを重合する
ことができる。ホット重合では、メルカプタンが、パー
オキシ二硫酸塩との反応により遊離ラジカルを与え、生
長しているポリマー鎖と反応して停止させることにより
ポリマーの分子量を制限する。その結果得られるチイル
(thiyl)ラジカルは、別の鎖の生長を開始する。 この連鎖移動剤または調整剤としてメルカプタンを使用
することは、乳化SBRおよびポリブタジエンの製造に
おいて工業的重要性が大きい。というのは、メルカプタ
ンにより製品の靭性が調節されるが、そうでなければ、
それ以上の加工が制限されるかもしれないからである。 50℃におけるポリマーへの転化速度は5〜6%/時で
ある。重合は、転化率70〜75%以下で停止する。な
ぜならば、転化率がもっと高くなると、たぶんラテック
ス粒子における架橋によりミクロゲルまたは高度に分岐
した構造が形成されるので、物理的性質の劣ったポリマ
ーになるからである。より活性の大きいラジカル開始シ
ステムを使用すれば、SBR製造が更に改善され、5℃
での重合が高い反応速度で可能となるであろう。この低
温で生成したコールドSBRポリマーは、転化率60%
で停止するが、ホットSBRよりも優れた特性を有する
ことが見い出されていた。5℃における60%の転化率
は約8〜12時間で起こる。過硫酸塩を用いるホット重
合は、メルカプタンにより開始し、メルカプタンが連鎖
移動剤として機能するが、コールドリドックス重合では
、メルカプタンは開始に必要ではない。その主な違いは
開始系にある。通常使用するリン酸塩およびエチレンジ
アミン四酢酸(EDTA)は緩衝剤として作用し、鉄(
II)イオンと錯体を形成することにより、一定の溶解
性を維持し、その反応性を制限する。この反応は、0℃
では非常に早い。乳化成分は別の相にあり、反応は、界
面においてのみ生じる。多くのコールド重合では、スル
ホキシル酸塩などの副還元剤を、リドックスサイクルの
成分として使用する。すなわち、鉄(III)イオンが
還元されて鉄(II)の状態になる。還元糖は高価であ
り、貯蔵中、バクテリアに侵され易いことから、もはや
一般には使用されない。この重合開始剤系は、主に、い
わゆるコールド重合に使用されるが、このような系は、
より高温の重合にも適用することができると理解される
。特性をコントロールする理由から、重合の停止は、停
止剤の転化によって行うのが十分確立された慣習である
。停止剤はラジカルおよび酸化剤と急速に反応し、かく
して残存する開始剤およびポリマーの遊離ラジカルを破
壊し、新しいラジカルの生成を防ぐ。次いで、未反応モ
ノマーを除去する。つまり、第1に、共役ジエン、特に
ブタジエンを、大気圧その後の減圧下でのフラッシュ蒸
留によって除去し、第2に、スチレンを、通常はカラム
中での蒸気ストリッピングによって除去する。生成物は
、酸化防止剤の分散体を加えて保護される。そのラテッ
クスは所望により油と混合し、希酸(例えば希硫酸)お
よび所望により塩(例えば、硫酸アルミニウムまたは塩
化ナトリウム)を加えて凝固させる。特に、停止剤組成
物は、例えば、D.  C.  Blackley  
“Emulsion  Polymerization
”  Theory  and  Practice 
 1975,  p.406  f.f.に開示されて
いる要件を満たすべきである。そのような化学物質とし
ては、例えば、硫化水素、硫化アンモニウム、アルカリ
金属またはアルカリ土類金属の硫化物またはヒドロ硫化
物などの水溶性硫化物とキノンなどのキノイド構造を有
する有機化合物またはヒドロキノンなどの酸化されてキ
ノイド構造のものになる有機化合物との混合物;N−置
換ジチオカルバメート;アルキレンポリアミンと硫黄(
硫化物、二硫化物、ポリ硫化物および/またはこれらの
混合物並びに他の化合物を含み得る)との反応生成物;
ジアルキルヒドロキシルアミン,N,N′−ジアルキル
−N,N′−メチレンビスヒドロキシルアミン、ジニト
ロクロロベンゼン、ジヒドロキシジフェニルスルフィド
およびジニトロフェニルベンゾチアジルスルフィドが挙
げられる。選択した停止剤の有効性は、とりわけ、使用
すべき開始剤の種類に依存することが理解される。特に
、米国特許第2,469,017号は、過酸化物の存在
下、水性エマルジョン中でのブタジエン−1,3の重合
方法を開示している。該方法は、モノマー転換率が20
〜80%のときにキノン構造を有する有機化合物と硫化
水素、硫化アンモニウム、並びに、アルカリ金属の硫化
物およびアルカリ金属のヒドロ硫化物から成る群の水溶
性無機硫化物とをエマルジョンに加えることを含む。こ
こで、キノイド構造の化合物は、少なくとも該硫化物の
すぐあとで、重合前のエマルジョン中に最初に存在した
モノマー材料の量に対して0.001〜0.05重量%
の量をエマルジョンに加え、硫化物は、エマルジョン中
に最初に存在したモノマー材料の量に対して0.01〜
0.2重量%の量をエマルジョンに加える。こうするこ
とにより、モノマーが更に重合するのを直ちに停止する
。好適な過酸化物としては、過酸化水素、アルカリ金属
またはアンモニウムの過硫酸塩または過ホウ酸塩が示さ
れており、特に過硫酸カリウムが好ましく、一方、停止
剤の共成分としてヒドロキノンを使用するのが好ましい
。特に、第3欄第19〜21行から、ヒドロキノンなし
で硫化物を使用すると、かなり高転換率になるまで重合
が進行することがわかる。米国特許第2,602,07
8号からは、乳化重合反応用の効果的な停止剤としてN
−置換ジチオカルバメートを使用することが公知である
。その使用により、実質的に純白である生成ポリマーの
性質が実質的に改善される。特に、この特許の第4欄第
62〜68行に関連した第1欄第20〜33行から、例
えば硫化ナトリウムおよびヒドロキノンを乳化重合で使
用することは障害を生み出し、好ましくないことがわか
る。更に、米国特許第2,616,875号の実施例I
Iからは、チオ硫酸ナトリウムおよび硫化ナトリウムは
、各々、アルキレンポリアミンとイオウとの反応により
得られる停止剤の活性成分としてみなすことができない
ことが公知である。更に、米国特許第2,662,87
6号は、所望により他の共重合可能なモノマー材料と混
合したブタジエン−1,3の水性エマルジョン中での重
合が、所望するどんな重合段階でも、エマルジョンに下
記(1)および(2)から成る物質の組み合わせを添加
することにより効率的に停止できることが公知である。 (1)  イオウ、アルキルチウラム(thiuram
)ポリスルフィド、アルキルキサンドゲンポリスルフィ
ドおよび水溶性無機スルフィドから成る群から選択され
る試薬の溶液、および (2)  ジチオカルバミン酸の水溶性塩の水溶液。 ここで、物質(1)は、該エマルジョンに最初に存在す
るモノマーの重量に対して0.01〜0.10重量%の
イオウに相等する量を添加し、物質(2)は同様の重量
に対して0.01〜0.1重量%の量を添加する。好ま
しい無機の水溶性ポリスルフィドとしては、ポリ硫化ナ
トリウムが提案されている。しかし、特に、当該特許の
実施例3から、停止剤として硫化ナトリウムのみを用い
ると、イオウ−カルバメート停止剤と比較して活性がか
なり小さいことがわかるであろう。その他の実験では、
例えば実質的に純粋な硫化ナトリウムのみでは、モノマ
ー100重量部に対して0.015〜0.1重量部の濃
度で、ブタジエン−1,3およびスチレンの水性エマル
ジョン重合を停止することはできないことが示されてい
る。 基を含みブタジエン−1,3炭化水素と共重合可能な化
合物(例えば、スチレン)との混合物の水性乳化重合用
停止剤が、アルカリ金属のヒドロ亜硫酸塩、アルカリ金
属の水酸化物およびアルカリ金属の硝酸塩の組み合わせ
から成り、そしてアルカリ金属のヒドロ亜硫酸塩の添加
量が最初に存在する重合可能なモノマー材料100重量
部に対して0.1〜1重量部であり、アルカリ金属の水
酸化物の添加量が添加したヒドロ亜硫酸塩1モルに対し
て0.5〜3モルであり、アルカリ金属の硝酸塩の添加
量が添加したアルカリ金属のヒドロ亜硫酸塩1モルに対
して0.1〜2モルであることは、例えば、米国特許第
3,322,736号から公知である。米国特許第4,
242,477号からは、約40℃〜約60℃の温度に
て、重合開始剤として過硫酸カリウムまたは過硫酸アン
モニウムを用いて行われる乳化遊離ラジカル重合方法に
おけるブタジエンとスチレンとの重合を停止するための
改善された方法が公知である。この方法は、アスコルビ
ン酸またはそのナトリウム塩またはカリウム塩を使用し
、アスコルビン酸またはその塩の量は、重合系に仕込ん
だブタジエンとスチレンとを合わせた100重量部に対
して約0.1〜約0.75重量部である。生成ポリマー
は、変色せず、無臭である。また、ポリマーを食品また
は医薬関連の用途に使用する際に有害となる化学物質を
含まないように思われる。しかし、これらの停止剤は、
コールドリドックスまたはホットリドックス重合系での
停止剤としては使用すべきでないことが示されている。 長年にわたって、工業的に広く使用されているリドック
ス開始系用停止剤として好ましく、より最適なのは、ジ
チオカルバメートと所望により硝酸ナトリウムと混合し
たポリ硫化ナトリウムとの組み合わせから成る。 後者の成分が、停止した重合反応混合物から未反応モノ
マーを回収する際にこれらのモノマーが好ましくない、
制御されない重合を行うのを防ぐのに好ましいと見なさ
れている。このいわゆるワイルドな重合では、最終ポリ
マーの分子量が増大し、好ましくない架橋ポリマー(ポ
ップコーンポリマー)が生成する。その結果、ブタジエ
ン蒸留・フラッシング装置のよごれおよびパイプの破裂
さえも生じる。これは、D.  C.  Blackl
ey,  “Emulsion  Polymeriz
ation”,  Theory  and  Pra
ctice,  1975,  p.430−435よ
り公知である。しかし、そのような組み合わせの欠点は
、ジチオカルバメートおよび硝酸塩が、発癌性であると
思われるニトロソアミンの生成の前駆体であることであ
る。公知文献の一般的知見によれば、硫化物は、少しで
もあるならば、停止剤の成分の一つとして使用されるの
みであり、確かに唯一の停止剤としてではないことは、
当業者であれば理解されるだろう。これも、例えば、D
.  C.  Blackley,  “Emulsi
on  Polymerization”,  The
ory  and  Practice,  1975
,  p.406−417、特にp416およびその参
考文献による。一方、ゴム工業における現在の研究およ
び開発においては、乳化SBR製造の際、停止剤中の考
えられる前駆体からN−ニトロソ化合物が生成するのを
防ぐべく多くの努力が払われている。 これは、例えば特願昭58−5,349、同58−5,
350、同58−2,337、同57−212,243
およびソ連特許第971,850号から明らかである。 従って、本発明の目的は、N−ニトロソアミンの生成の
前駆体と見なされ得る共成分を実質的に含まず、しかも
、所望によりビニル置換芳香族化合物と混合した共役ジ
エンからリドックス系により開始される乳化重合に適用
するとき、今まで記した特定の要件をできるだけ満たす
効果的な停止剤を提供することである。更に、本発明の
もう一つの目的は、目指すそのうような停止剤をうまく
適用した、経済的に好ましく、より簡単な方法を提供す
ることである。更に研究および実験を行った結果、驚く
べきことに、所望によりビニル置換芳香族化合物と混合
した共役ジエン由来のポリマーを、目指す効果的な停止
剤を用いた水性乳化重合、特にESBRによって製造す
る方法が見い出された。従って、本発明は、温度−20
〜70℃にて、開始剤としてのヒドロパーオキシドと、
二価の遷移金属(好ましくは鉄(II))、還元剤およ
び所望によりキレート剤を含むリドックス活性化剤系と
を使用し、所望により調整剤の存在下で行なわれる水性
乳化重合方法における共役ジエン、好ましくはブタジエ
ン−1,3と所望によりビニル置換芳香族化合物、好ま
しくはスチレンとの遊離ラジカル重合の停止方法におい
て、唯一の停止剤として、アルカリ金属のポリ硫化物を
、重合系に最初に仕込んだ全モノマー100重量部に対
して少なくとも0.01重量部、好ましくは0.02〜
0.5重量部の量で使用することを特徴とする方法であ
る。本明細書中で使用する「アルカリ金属のポリ硫化物
」とは、一般式Me2Sx  [式中、xは1.5〜6
.0の値、好ましくは2.5〜4.5、最も好ましくは
約4の値を有し、Meはアルカリ金属を表わす。]の化
合物を意味する。好適なアルカリ金属のポリ硫化物とし
て、ナトリウム塩またはカリウム塩を用いることができ
、ナトリウム塩が特に好ましい。好適な還元剤としては
、例えば、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム
、亜硫酸ナトリウム、ベンズアルデヒドスルホキシル酸
ナトリウムまたは還元糖を用いることができる。中でも
、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウムが好まし
い。キレート剤としては、例えば、エチレンジアミン四
酢酸ナトリウム(EDTA)、ケイ酸ナトリウム、ピロ
リン酸ナトリウムまたはポリリン酸ナトリウムを用いる
ことができる。中でも、EDTAが好ましい。本発明に
よれば、停止剤を、共役ジエン、特にブタジエン−1,
3、イソプレン、クロロプレン、ピペリレン、2,3−
ジメチル−1,3−ブタジエンなどまたはそれらの混合
物(そのうち、純粋ブタジエン−1,3または少量の他
の共役ジエンと混合したブタジエン−1,3が好ましい
)の(ホモ)ポリマーの製造、もしくは、そのような共
役ジエンとピニル置換芳香族化合物、例えば、スチレン
、α−メチルスチレン、ビニルナフタレン、2,4−ジ
クロロスチレン、p−メトキシスチレン、p−メチルス
チレン、3,4−ジメチルスチレン、ジピニルベンゼン
、α−プロピルスチレン、o−ヒドロキシスチレン、α
−ウンデシルスチレン、o−メチル−α−メチルスチレ
ンなどまたはそれらの混合物(そのうち、純粋スチレン
、または所望により少量の1種以上の他のビニル置換芳
香族モノマーと混合したスチレンが好ましい)とのコポ
リマーの製造に適用することができる。本発明方法によ
れば、ホモポリマーおよびコポリマーを製造することが
でき、その場合モノマー比は広い範囲にわたって変える
ことができる。共役ジエン、例えばブタジエンと、ある
ならばビニル置換芳香族化合物、例えばスチレンとの重
量比は、好ましくは80:20〜50:50の範囲で変
えることができる。本発明による水性乳化重合方法は、
−20〜70℃の温度で行うことができ、特に、温度範
囲が−20〜10℃のいわゆる「コールド重合」および
温度範囲が40〜70℃のいわゆる「ホット重合」がよ
い。本発明方法に適用すべき好適な開始剤としては、パ
ラメンタンヒドロパーオキシド、クメンヒドロパーオキ
シド、ピナンヒドロパーオキシド、ジイソプロピルトル
エンヒドロパーオキシド、ジイソプロピルベンゼンヒド
ロパーオキシド、p−t−ブチルクメンヒドロパーオキ
シド、過酸化水素、1,1−ジフェニルエタンヒドロパ
ーオキシドなどまたはそれらの混合物を使用することが
できる。中でも、パラメンタンヒドロパーオキシドが好
ましい。該開始剤の使用料は、通常、最初に充填したモ
ノマー100重量部に対して0.01〜0.4重量部で
ある。該ヒドロパーオキシドは、使用すべきリドックス
活性化剤としての鉄(II)化合物/スルホキシル酸塩
/キレート剤の組み合わせと合わせる。そのような活性
化剤成分の好適な例は、鉄(II)化合物、好ましくは
硫酸鉄(II)とスルホキシル酸塩成分、好ましくはホ
ルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウムおよびEDT
Aとの組み合わせから成る。該活性化剤は、通常、最初
に充填したモノマー100重量部に対して0.001〜
0.04重量部の硫酸鉄(II)、0.01〜0.2重
量部のスルホキシル酸塩および0.005〜0.2重量
部のキレート剤を含む。より好ましくは、硫酸鉄(II
)、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウムおよび
EDTAを指示範囲内で組み合わせたものを、停止すべ
き重合の活性化剤として使用する。(共)重合中の好適
な調整剤としては、例えば、二硫化キサントゲン、チオ
エーテル、チオホスフェートおよびアルキル部分の炭素
数が9〜16であるアルキルメルカプタン、好ましくは
t−ドデシルメルカプタンを用いることができる。他の
好適な調整剤として、n−ドデシルメルカプタン、t−
ヘキサデシルメルカプタンから選択してもよい。調整剤
の使用料は、通常、最初に充填したモノマー100重量
部に対して0.05〜0.6重量部である。本発明方法
に従って行う場合、温度は−20℃〜約70℃の範囲で
変えることができ、通常は0〜50℃の温度が好ましい
。重合を、凝固点降下剤を用いないで水性エマルジョン
中で行うときは、水の凝固点以下の温度を使用すること
はできない。一般に、エマルジョンは、「o/w」型で
、水性媒体とモノマー材料との比(重量部)が0.5:
1〜5:1、好ましくは1.5:1〜2.75:1であ
るのが好ましい。その比が小さいと、エマルジョンの粘
度が大きくなる傾向にあり、比が大きいと、反応器の単
位体積及び単位時間当たりの収率が低い。本発明の実施
にあたっては、エマルジョンを製造して維持し、反応熱
を除去して所望の反応温度を保つための適正な手段が必
要である。使用する乳化剤は、一般に、脂肪酸および/
またはロジン酸石けん、ジ−t−ブチル安息香酸または
Versatic  acid(商標)の誘導体である
。重合用処方物には、リン酸三ナトリウムまたは塩化カ
リウムなどの1種以上の電解質を少量含んでもよい。ま
た、一般に、少量の界面活性剤、例えば、ナフタレンス
ルホン酸ポリマーのナトリウム塩を加えてもよい。更に
、必要ならば、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム
などの塩基を加えて、必要とされるアルカリ性に調節し
てもよい。好ましいpH値は9〜13、最も好ましくは
10〜11の範囲である。重合は、半連続的または連続
的にバッチ法で行うことができる。 反応物にかかる全圧は、好ましくは、混合物の全蒸気圧
と同じ大きさにして、最初の反応物が液相に存在するよ
うにする。モノマーからポリマーへの転換率が所望の値
、通常は55〜90%の範囲に達したら、停止剤を加え
て重合を停止する。未反応モノマーの除去中にポリマー
が更に生成するのを効果的に防ぐために、本発明に従っ
て使用する停止剤の使用料は、重合系に最初に充填した
全モノマー100重量部に対して少なくとも0.01重
量部、好ましくは0.02〜0.5重量部、より好まし
くは0.04〜0.06重量部である。ラテックスは、
1個または2個のタンク、一般には2個のタンクに通し
て、そこで圧力を最終的に約20cmHgまで下げ、未
反応共役ジエン(例えばブタジエン)の大部分を蒸発さ
せて頭上蒸気流として除去する。前述のタンク中に、ポ
ップコーンの生成を防ぐための試薬を所望により導入し
てもよい。好ましくは、コロイド上のイオウ懸濁物をこ
の目的に使用する。製造方法の一般的態様の一つによれ
ば、ラテックスとストリッピングカラムに送り、そこで
残留ブタジエンおよび未反応スチレンを除去する。その
ようなストリッピングカラムから化学的および/または
機械的な凝集・回収装置へラテックスを送って乾燥ポリ
マーを最終的に回収するか、あるいはラテックスを濃縮
装置へ送って約45〜約65%のポリマー固体を有する
ラテックスを得る。別の態様によれば、ストリッピング
によりブタジエンが実質的に除去されているラテックス
を化学的および/または機械的に凝集し、その凝集ゴム
を機械的ドライヤーで乾燥することにより、乾燥中に、
遊離のビニル置換芳香族(スチレン)モノマーを回収す
る。本発明方法に従って停止剤を使用すると、有効な結
果が得られることが理解できるであろう。これは、先に
述べた従来技術の状態、特に、純粋な硫化ナトリウムは
停止剤として不活性であるということに留意している当
業者には予期あるいは予想すら確かにできなかったもの
である。本発明方法によりゴムが得られるが、製造およ
びそれに続く混合工程、ならびにその他の加工工程の際
に、そのゴム中に存在する化合物から発癌性のニトロソ
アミンが生成するのが防止される。更に、こうして製造
したゴムは、幾つかの成分を含む従来の停止剤組成物と
比べて使用する化学物質の量が少ないという事実により
、また実際の製造条件に応じた量の加硫促進剤のゴム生
成物への導入をもたらし得るジメチルジチオカルバミン
酸ナトリウムなどの化合物が存在しないことにより、よ
り再現性のある品質を示す。この特徴により、本発明方
法が更に利点を有することが理解されるであろう。本発
明を以下の実施例により説明するが、本発明は以下の実
施例により限定されるものではない。
【実施例】実施例1 スチレンおよびブタジエンを、10l容反応器中、脂肪
酸/ロジン酸石けんの50/50混合物(モノマーに対
する濃度:4重量%)によって調製した水性エマルジョ
ン中で重合して、23/77の比を有するポリマーにす
る。開始剤系としては、硫酸鉄(II)/ホルムアルデ
ヒドスルホキシル酸ナトリウム/パラメンタンヒドロパ
ーオキシドを使用し、最少に仕込んだモノマー100重
量部に対して硫酸鉄(II)を0.007phm、ホル
ムアルデヒドスルキシル酸ナトリウム(SFS)を0.
04phm、パラメンタンヒドロパーオキシド(PMH
P)を0.03phmの量にする。調整剤としては、t
−ドデシルメルカプタン(0.11phm)を使用し、
反応は、5℃で転換率60%になるまで行う。次いで、
モノマー100重量部に対して0.05重量部のポリ硫
化ナトリウムNs2Sx(式中、xは約4の値を有する
]を重合混合物の一部に加え(A)、−方、混合物の別
の部分には、0.015phmのポリ硫化ナトリウム、
0.04phmの硝酸ナトリウムおよび0.10phm
のジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム(SDD)を
含む従来の停止剤を加える(B)。続いて、まだ未反応
モノマーを含む重合混合物を50℃に加熱する。 両方の処方(レシピ)とも、次の表1からわかるように
、ゴムのムーニー粘度(MV)の増加および固体含量(
すなわち、転換率)の増加は見られない。 得られたゴムの各々のニトロソアミン含量は次の通りと
思われる。       A:500μgジメチルニトロソアミン(
DMNA)/kgコポリマー      B:<10μ
gDMNA/kgコポリマー実施例2 スチレン/ブタジエン混合物を、一連の反応器中で連続
法により重合し、23重量%のスチレンおよび77重量
%のブタジエンを含むポリマーにする。重合は、実施例
1と同じ開始剤系および調整剤を使用し、5℃で、転換
率が60%に達するまで行う。停止剤の添加後、そのラ
テックス(まだ未反応モノマーを含む)を室温(25℃
)で数日間保持し、ムーニー粘度および固体含量を測定
する。結果を表2にまとめる。 (DSEC*=エチレンビス(ジチオカルバミン酸)二
ナトリウムレシピAおよびBは反応停止が良好であるが
、レシピCは良好でない(粘度および固体含量、すなわ
ち、転換率が増大した)。 実施例3 ポリマー全重量に対して23.5重量%のスチレンおよ
び76.5重量%の1,3−ブタジエンならびにコポリ
マー重量に対して27.5重量%の増量用オイルを含む
スチレン/ブタジエンポリマーを、実施例1と同じ乳化
剤・開始剤系および調整剤を用い、5℃にて、連続重合
により合成する。転換率が60%になった後、重合の停
止を本発明および従来技術に従って行い、各々、25℃
および70℃で未反応のブタジエンおよびスチレンモノ
マーを除去する。最後に、増量用オイルと混合した後、
ゴムをラテックスから回収する。生成物のムーニー粘度
およびニトロソアミン含量を表3にまとめる。 結  論:停止剤の有効性における相違はないが、ニト
ロソアミン含量は10μg/kg以下に減少する。 実施例4 実施例3とほぼ同様の方法で(増量用オイルの使用は除
く)、調整剤として純粋なロジン酸石けんを使用して、
22.5重量%のスチレンおよび77.5重量%のブタ
ジエンを含むスチレン/ブタジエンコポリマーを製造す
る。重合反応の停止は、同じバッチの異なる部分に対し
て表4に示す2種の停止剤レシピを用い、転換率64%
のところで行う。得られた生成物の各々のムーニー粘度
およびニトロソアミン含量を表4に示す。 結  論:停止剤の有効性における相違はないが、DM
NA含量はかなり減少する。 実施例5 実施例3とほぼ同様の方法で、コポリマー重量に対して
31重量%のスチレンおよび69重量%のブタジエン並
びにコポリマー重量に対して27.5%の増量用オイル
を含むスチレン/ブタジエンコポリマーを製造する。重
合反応の停止は、同じバッチの異なった部分に対して2
種の異なる停止剤を用い、転換率60%のところで行う
。得られた生成物の各々のムーニー粘度およびニトロソ
アミン含量を表5にまとめる。 結  論:2種のレシピの停止剤の有効性における相違
は認められないが、DMNA含量はかなり減少する。 実施例6 実施例3とほぼ同様の方法で、23重量%のスチレンお
よび77重量%のブタジエンを含むスチレン/ブタジエ
ンコポリマーを製造する。転換率が64%になった後、
重合の停止を、公知の停止剤数種および本発明による1
種の停止剤を用いて行ない、ラテックス(まだ未反応モ
ノマーを含む)を25℃で数日間保管した。始めと48
時間後の各々のムーニー粘度を次の表6に示す。 これらのデータから、レシピA,BおよびCは等しく有
効であるが、レシピDおよびEは、十分な反応停止を示
さないと結論づけられる。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  温度−20〜70℃にて、開始剤とし
    てのヒドロパーオキシドと、二価の遷移金属、還元剤お
    よび所望によりキレート剤を含むリドックス活性化剤系
    とを利用し、所望により調整剤の存在下で行われる水性
    乳化重合方法における共役ジエンと所望によりビニル置
    換芳香族化合物との遊離ラジカル重合の停止方法におい
    て、唯一の停止剤として、アルカリ金属のポリ硫化物を
    、重合系に最初に仕込んだ全モノマー100重量部に対
    して少なくとも0.01重量部の量で使用することを特
    徴とする停止方法。
  2. 【請求項2】  停止剤を、全モノマー100重量部に
    対して0.02〜0.5重量部の量で使用することを特
    徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】  停止剤をモノマー100重量部に対し
    て0.04〜0.06重量部の量で使用することを特徴
    とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】  ブタジエン−1,3の重合を停止する
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】  ブタジエン−1,3とスチレンとの共
    重合を停止することを特徴とする請求項4に記載の方法
  6. 【請求項6】  停止剤として、式Me2Sx[式中、
    xは1.5〜6.0の範囲の値を有し、Meはアルカリ
    金属を表わす。]の化合物を使用することを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】  xが2.5〜4.5の範囲の値である
    ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】  xの値が約4であることを特徴とする
    請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】  ナトリウム塩を使用することを特徴と
    する請求項6〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】  鉄(II)化合物を活性化剤系に使
    用することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】  硫酸鉄(II)を使用することを特
    徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】  活性化剤系の還元剤として、ホルム
    アルデヒドスルホキシル酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウ
    ム、ベンズアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム還元糖
    から成る群から選択された化合物を使用することを特徴
    とする請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】  還元剤としてホルムアルデヒドスル
    ホキシル酸ナトリウムを使用することを特徴とする請求
    項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】  利用するキレート剤が、エチレンジ
    アミン四酢酸ナトリウム(EDTA)、ケイ酸ナトリウ
    ム、ピロリン酸ナトリウムまたはポリリン酸ナトリウム
    から成る群から選択されることを特徴とする請求項1に
    記載の方法。
  15. 【請求項15】  キレート剤がEDTAであることを
    特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】  活性化剤系が、最初に仕込まれるモ
    ノマー100重量部に対して、0.001〜0.04重
    量部の硫酸鉄(II);0.01〜0.2重量部のスル
    ホキシル酸塩;および0.005〜0.2重量部のキレ
    ート剤を含むことを特徴とする請求項10〜15のいず
    れかに記載の方法。
  17. 【請求項17】  硫酸鉄(II)、ホルムアルデヒド
    スルホキシル酸ナトリウムおよびEDTAの組み合わせ
    を使用することを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】  開始剤が、パラメンタンヒドロパー
    オキシド、ジイソプロピルトルエンヒドロパーオキシド
    、クメンヒドロパーオキシド、ピナンヒドロパーオキシ
    ド、ジイソプロピルベンゼンヒドロパーオキシド、p−
    t−ブチルクメンヒドロパーオキシド、過酸化水素、1
    ,1−ジフェニルエタンヒドロパーオキシドまたはそれ
    らの混合物から成る群から選択されることを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  19. 【請求項19】  開始剤を、モノマー100重量部に
    対して0.01〜0.4重量部の量で使用することを請
    求項14に記載の方法。
  20. 【請求項20】  パラメンタンヒドロパーオキシドを
    使用することを特徴とする請求項18または19に記載
    の方法。
  21. 【請求項21】  停止すべき前記(共)重合方法の調
    整剤として、t−ドデシルメルカプタン、n−ドデシル
    メルカプタン、t−ヘキサデシルメルカプタン、二硫化
    キサントゲン、チオエーテルおよびチオホスフェートか
    ら選択された化合物を使用することを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
  22. 【請求項22】  調整剤としてt−ドデシルメルカプ
    タンを使用することを特徴とする請求項21に記載の方
    法。
  23. 【請求項23】  共役ジエンとビニル置換芳香族化合
    物とのコポリマーを、モノマー重量比80:20〜50
    :50で合成することを特徴とする請求項1〜22のい
    ずれかに記載の方法。
  24. 【請求項24】  合成中並びにそれに続く配合および
    その他の加工工程中に発癌性ニトロソアミンを生成し得
    る化合物は実質的に含まない、請求項1〜23のいずれ
    かに記載の方法に従って得られるポリマー物質。
JP3059797A 1990-01-09 1991-01-07 乳化重合の停止方法 Expired - Lifetime JP2951741B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB909000436A GB9000436D0 (en) 1990-01-09 1990-01-09 Process for shortstopping an emulsion polymerization
GB9000436.7 1990-01-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04211403A true JPH04211403A (ja) 1992-08-03
JP2951741B2 JP2951741B2 (ja) 1999-09-20

Family

ID=10669004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3059797A Expired - Lifetime JP2951741B2 (ja) 1990-01-09 1991-01-07 乳化重合の停止方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5177164A (ja)
EP (1) EP0437293B1 (ja)
JP (1) JP2951741B2 (ja)
KR (1) KR0178400B1 (ja)
BR (1) BR9100038A (ja)
DE (1) DE69120549T2 (ja)
GB (1) GB9000436D0 (ja)
IN (1) IN180360B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001122913A (ja) * 1999-09-09 2001-05-08 Atofina Chemicals Inc 遊離基乳化重合のショートストップのためのニトロソアミン阻害性組成物

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1265250B1 (it) * 1993-12-03 1996-10-31 Enichem Elastomers Procedimento per la terminazione di polimerizzazione in emulsione che non genera nitrosammine
KR100408362B1 (ko) * 1994-09-09 2004-03-24 이데미쓰세끼유가가꾸가부시끼가이샤 비닐화합물의중합방지방법
CN1260814A (zh) 1997-05-28 2000-07-19 赖克霍德公司 用于橡胶制品的高弹材料
US5910533A (en) * 1997-08-04 1999-06-08 Reichhold Chemicals, Inc. Elastomeric material for rubber articles
KR100308616B1 (ko) * 1999-03-31 2001-09-24 박찬구 변색에 강한 반응정지제를 이용한 음이온 중합체의 제조방법
US6369154B1 (en) 1999-07-26 2002-04-09 Reichhold, Inc. Compositions suitable for making elastomeric articles of manufacture
US6624274B1 (en) 2000-11-09 2003-09-23 Dow Reichhold Specialty Latex Llc Polymers having novel cure system
CN111560096B (zh) * 2019-02-14 2023-02-10 中国石油天然气股份有限公司 丁苯橡胶的制备方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2469017A (en) * 1945-06-08 1949-05-03 Goodrich Co B F Method of terminating the polymerization of butadiene-1,3 hydrocarbons
US2574020A (en) * 1946-06-17 1951-11-06 Phillips Petroleum Co Shortstopping an emulsion polymerization reaction with alkyl polysulfide
BE606000A (ja) * 1947-11-18
US2662876A (en) * 1951-03-29 1953-12-15 Goodrich Co B F Method of terminating the polymerization of monomeric materials in aqueous emulsion and a nonstaing, nondiscoloring composition for use therein
US2616875A (en) * 1951-09-06 1952-11-04 Us Rubber Co Shortstopping of butadiene-1,3 emulsion polymerization
US3322736A (en) * 1962-06-13 1967-05-30 Texas Us Chem Co Shortstop for emulsion polymerization
US3855188A (en) * 1973-05-16 1974-12-17 Phillips Petroleum Co Emulsion polymerization process utilizing organosulfur molecular weight modifier premixed with emulsifier and reducing agent
CA1135450A (en) * 1979-08-01 1982-11-09 Ahti A. Koski Short-stop
SU971850A1 (ru) * 1980-12-11 1982-11-07 за вители Резинова смесь дл изделий медицинской и пищевой промышленности
JPS57212243A (en) * 1981-06-24 1982-12-27 Koshin Gomme Kogyo Kk Preventing method for formation of nitrosamine in rubber
JPS582337A (ja) * 1981-06-29 1983-01-07 Koshin Gomme Kogyo Kk ゴム中でのニトロソアミンの生成防止方法
JPS585350A (ja) * 1981-07-01 1983-01-12 Pijiyon Kk ゴム製品中に含まれるn−ニトロソ化合物含量の低減法
JPS585349A (ja) * 1981-07-01 1983-01-12 Pijiyon Kk ゴム製品中のn−ニトロソ化合物の生成防止法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001122913A (ja) * 1999-09-09 2001-05-08 Atofina Chemicals Inc 遊離基乳化重合のショートストップのためのニトロソアミン阻害性組成物

Also Published As

Publication number Publication date
KR910014400A (ko) 1991-08-31
DE69120549D1 (de) 1996-08-08
EP0437293B1 (en) 1996-07-03
DE69120549T2 (de) 1997-01-02
US5177164A (en) 1993-01-05
EP0437293A3 (en) 1991-11-13
JP2951741B2 (ja) 1999-09-20
EP0437293A2 (en) 1991-07-17
BR9100038A (pt) 1991-10-22
GB9000436D0 (en) 1990-03-07
KR0178400B1 (ko) 1999-05-15
IN180360B (ja) 1998-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3557592B2 (ja) ジエン系単量体のラジカル重合反応の脱活性化法
US8481657B2 (en) Increased monomer conversion in emulsion polymerization
DE2849414C2 (de) Verfahren zur Polymerisation von konjugierten Dienkohlenwasserstoffen mit 4 bis 6 Kohlenstoffatomen und/oder Chloropren, gegebenenfalls im Gemisch mit einem geringeren Gewichtsanteil mindestens eines copolymerisierbaren Monomeren mit nicht mehr als 14 Kohlenstoffatomen in wäßriger Emulsion
US4013824A (en) Mixing of organosulfur molecular weight modifier with emulsifier in presence of monomer or diluent
JP2951741B2 (ja) 乳化重合の停止方法
US2615009A (en) Process for emulsion polymerization at low temperatures
JPS61207409A (ja) ペンダントイソシアネート基含有重合体の製造法
US6369158B1 (en) Dibenzyltrithiocarbonate molecular weight regulator for emulsion polymerization
US4125481A (en) Mixing of organosulfur molecular weight modifier with emulsifier for emulsion polymerization systems
US3795647A (en) Agglomerating latices of diene polymers
US2702798A (en) Alkali metal silicates as stabilizers for low temperature synthetic rubber latices
JPH0247483B2 (ja)
US4839447A (en) Polymerization of chloroprene
US2897167A (en) Process for polymerizing monomeric materials comprising conjugated diolefins and methyl isopropenyl ketone
US3347837A (en) Process for isolating carboxylic acidbearing chloroprene polymers
US3855188A (en) Emulsion polymerization process utilizing organosulfur molecular weight modifier premixed with emulsifier and reducing agent
US3928498A (en) Preformed polymer latex in emulsion polymerization systems
US4150004A (en) Process for the production of synthetic rubber latices having a high solids content
US3594453A (en) Method of producing alpha-methylstyrene resin
US2706192A (en) Method for increasing polymerization rate in salt-antifreeze emulsion polymerization systems
US3091602A (en) Polymerization shortstopping
US2630426A (en) Treatment of rosin soaps, and use of resulting soaps in emulsion polymerization
US3935148A (en) Recovery and recycle of latex produced in used aqueous suspension medium
US3337515A (en) Shortstopping of emulsion polymerization of synthetic rubbers
US4079101A (en) Diolefin polymerization process in the presence of seed polymers