JP2000026492A - ソイルリリ―スオリゴエステル - Google Patents
ソイルリリ―スオリゴエステルInfo
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Abstract
ステル40〜52モル%、b)エチレングリコールおよび
/またはプロピレングリコール10〜40モル%、c)ポ
リエチレングリコール3〜20モル%、d)5〜80モル
%のアルキレンオキシドと1モルのC1-C24- アルコー
ル、C6-C18- アルキルフェノールまたはC8-C 24- アルキ
ルアミンの水溶性付加生成物0.5〜10モル%、e)3
〜6のヒドロキシル基を有する一種以上のポリオール
0.4〜10モル%の重縮合によって得られる。
Description
リゴエステル、その製造方法およびそれを洗剤および洗
浄剤組成物に使用する方法に関する。
的に開発されてきた。これらは、元来は合成繊維、特に
ポリエステル繊維の仕上げのための繊維製品助剤として
開発されてきたが、今日では家庭用洗濯機の洗剤および
洗浄剤組成物の洗浄助剤としても使用されている。「ソ
イルリリースポリマー」の他に、汚れ分離能力(dirt-de
taching capacity) を有するこの種の化合物のためのそ
の他の通常の用語は、「ソイルリペレント(soil repell
ents) 」である。というのも、これらは、汚れを寄せ付
けない処理された表面特性を付与するからである。
フタル酸、ポリアルキレングリコールおよびモノマー性
グリコールを基材としたポリエステルである。
ために、水溶液または洗浄液からポリエステル繊維製品
またはポリエステルブレンド繊維製品に容易に吸収さ
れ、そして疎水性繊維製品の上に親水性膜を形成する。
この膜は、疎水性の油状および脂状の汚れに対する繊維
製品の親和力を低減する作用を有する。同時に、水性洗
浄液によるポリエステル繊維製品の湿潤力が高められ
る。両方の作用により、一般にポリエステル繊維製品か
ら取り除くのが非常に困難である油状または脂状の汚れ
の分離が非常に容易になる。さらに、処理された疎水性
繊維製品、例えばポリエステルまたはポリエステル/コ
ットンブレンド繊維製品の湿分の移動(吸水性および吸
収性)が大きく改善され、これは摩耗特性に対して明確
な効果を有している。さらに、このソイルリリースポリ
マーは、帯電防止および滑り特性をも改善する。これに
よって、繊維製品加工において繊維製品の取扱いが容易
になる。
リリースポリマーを製造する方法、その作用の改善、お
よびその適用方法が開示されている。以下の文中では、
略字ET(=エチレンテレフタレート)、PET (=ポリエ
チレンテレフタレート)およびPOET(=ポリオキシエチ
レンテレフタレート)を使用する。
カルシウムおよび三酸化アンチモンを含有する触媒の存
在下にジメチルテレフタレートおよびエチレングリコー
ルから出発してソイルリリースポリエステルを製造する
方法が開示されている。米国特許第3 959 280 号明細書
には、米国特許第3 557 039 号明細書の方法と類似した
合成方法において、追加的に反応物としてポリエチレン
オキシドを使用する上記方法が開示されている。この結
果得られるポリエステルは、ET:POETのモル比が25:
75から35:65であり、POET中のポリエチレンオキ
シドのモル重量が300〜700であり、モル重量が2
5,000〜約55,000でありそして融点が100
℃未満であるという特徴を有している。
00〜200,000の平均分子量を有するランダムPE
T-POETコポリマーが記載されている。PET :POET比は、
20:80から90:10で変化する。ポリエチレンオ
キシド単位は、300〜10,000のモル重量を有し
ている。これらのポリマーの製造方法は、米国特許第3
959 280 号明細書および米国特許第3 479 212 号明細書
に記載されている。
明細書から公知のポリエステルは、オキシエチレン基お
よびテレフタル酸単位だけでなく、1,2−プロピレ
ン、1,2−ブチレンおよび/または3−メトキシ−
1,2−プロピレン基を含有しており、そして末端がC1
-C4-アルキル基でキャップされている。
明細書には、ジメチルテレフタレート、エチレングリコ
ールおよび/またはプロピレングリコールおよびメチル
−またはエチルポリエチレングリコールを基材とし、そ
の際各分子が平均して4〜11のテレフタル酸単位を含
有するオリゴエステルが記載されている。
ソイルリリースポリマーの性能は、第四窒素化合物の取
り込みを介してカチオン化することによって増進するこ
とができる。
ロッパ特許出願公開第A-0 066 944号明細書には、スル
ホイソフタル酸のナトリウム塩を使用してアニオン性に
変性されたポリエステルが記載されている。使用される
ポリエチレングリコールは、200〜1000g/mol の
モル重量を有している。エチレングリコールとテレフタ
ル酸の重合により、2000〜10,000g/mol のモ
ル重量を有するオリゴエステルが得られる。
明細書には、スルホエチレン末端キャップテレフタレー
ト含有ソイルリリースポリエステルが記載されている。
フタル酸、ポリエチレングリコールおよびC2-C4-アルキ
レングリコールを基材とする、3000〜5000のモ
ル重量を有する1〜5%のポリエステルを含有する繊維
製品仕上げ配合物が記載されている。この配合物は、噴
霧またはパジングにより適用することができる。
キレングリコール、ポリアルキレングリコールおよびテ
レフタル酸並びにデンプン誘導体またはセルロース誘導
体を基材とする低分子量ポリエステルを用い、引き続い
て熱硬化することによるコットン/ポリエステル繊維製
品の処理が記載されている。
書には、ジカルボン酸およびアルキレンポリグリコール
またはシクロアルキレンポリグリコールのコポリマーお
よび場合によってはアルキレングリコールおよびシクロ
アルキレングリコールを含有する酸性繊維製品仕上げ組
成物が記載されている。
を有するソイルリリースポリエステルを洗剤、特に繊維
製品柔軟剤配合物に使用する方法が記載されている。
ーランド特許第121 510 号明細書には、コットンまたは
コットン/ポリエステルブレンド繊維製品からなる繊維
製品の仕上げのためのソイルリリース仕上げ剤におい
て、1540の平均分子量を有するジメチルテレフタレ
ート、エチレングリコール、グリセロールおよびポリエ
チレングリコールの縮合により得られるソイルリリース
ポリマーを含有する上記仕上げ剤が記載されている。ポ
ーランド特許第125 292 号明細書には、上記のソイルリ
リースポリマーを使用する繊維製品の多官能性仕上げの
方法が記載されている。
書には、ノニオン性界面活性剤およびポリオキシエチレ
ングリコールおよびポリエチレンテレフタレートのコポ
リマーを含有する洗剤が記載されている。
明細書には、衣類乾燥機中の洗濯物の処理にET/POET コ
ポリマーを使用する方法が記載されている。ソイルリリ
ースポリマーとしての作用の他に、その処理された洗濯
物に対する帯電防止作用が強調される。
イツ特許出願公開第A-33 24 258 号明細書に記載されて
いる。液状ノニオン性界面活性剤中にPET/POETポリエス
テルを、PET :POET=2〜6:1で溶解または分散さ
せ、そしてビルダーにこの混合物を噴霧することによ
り、配合物が生じる。
は、従来の技術背景に対して改善されたソイルリリース
オリゴエステルを開発することにある。
多価アルコール、エチレングリコールおよび/または
1,2−プロピレングリコールおよびポリアルキレング
リコールを基材とし、末端がアルキルポリエチレングリ
コールおよび/またはアリールポリエチレングリコール
で封鎖されているオリゴエステルが、従来技術によるソ
イルリリース特性よりも著しく優れた特性を有している
ことが見いだされた。
ル40〜52モル%、好ましくは45〜50モル%、 b)エチレングリコールおよび/またはプロピレングリコ
ール10〜40モル%、好ましくは20〜35モル%、 c)ポリエチレングリコール3〜20モル%、好ましくは
10〜15モル%、 d)5〜80モル%のアルキレンオキシドと1モルのC1-C
24- アルコール、C6-C18- アルキルフェノールまたはC8
-C24- アルキルアミンとの水溶性付加生成物0.5〜1
0モル%、好ましくは1〜7.5モル%および e)3〜6のヒドロキシル基を有する一種またはそれ以上
のポリオール0.4〜10モル%、好ましくは0.5〜
8モル%の重縮合によって得られるオリゴエステルを提
供する。
の例は、テレフタル酸、フタル酸、イソフタル酸および
C1-C6-アルコールとのモノ−およびジアルキルエステ
ル、例えばジメチルテレフタレート、ジエチルテレフタ
レートおよびジ-n- プロピルテレフタレートである。ポ
リエステルの製造のための成分a)として使用することが
できる化合物のその他の例は、シュウ酸、コハク酸、グ
ルタル酸、アジピン酸、フマル酸、マレイン酸、イタコ
ン酸、およびカルボン酸とC1-C6-アルコールとのモノ−
およびジアルキルエステル、例えばジエチルオキサレー
ト、ジエチルスクシネート、ジエチルグルタレート、メ
チルアジペート、ジエチルアジペート、ジ-n- ブチルア
ジペート、エチルフマレートおよびジメチルマレエート
である。好適なジカルボン酸が無水物の形態をとること
ができる場合には、少なくとも2つのカルボキシル基を
有するカルボン酸の無水物もポリエステルを製造するた
めの成分a)の化合物として好適であり、例えば無水マレ
イン酸、無水フタル酸または無水コハク酸である。成分
a)のための特に好適な化合物は、テレフタル酸、フタル
酸、イソフタル酸およびそのジメチル、ジエチル、ジプ
ロピルおよびジブチルエステルである。当然、異なるカ
ルボン酸または異なるエステルの混合物を使用すること
も可能である。同様に、例えばカルボン酸とエステルの
混合物またはカルボン酸と無水物の混合物を縮合に使用
することも可能である。
しくは1000〜3000のモル重量を有するポリエチ
レングリコールが使用される。
て、5〜80モルの少なくとも一種のアルキレンオキシ
ドと1モルのC1-C18- アルコール、C6-C18- アルキルフ
ェノールまたはC8-C24- アルキルアミンの水溶性付加生
成物が好適である。ポリエチレングリコールのモノメチ
ルエーテルが好ましい。成分d)の化合物の製造のために
使用されるアルキレンオキシドは、好ましくはエチレン
オキシドおよびエチレンオキシドとプロピレンオキシド
の混合物である。エチレンオキシドとプロピレンオキシ
ドおよび/またはブチレンオキシドの混合物、エチレン
オキシド、プロピレンオキシドおよびイソブチレンオキ
シドの混合物、またはエチレンオキシドおよび少なくと
も一種のブチレンオキシドの混合物も好適である。これ
らのアルキレンオキシドの水溶性付加生成物は界面活性
剤である。アルキレンオキシドの混合物を使用して製造
した場合には、そこに存在するアルキレンオキシドは、
ブロックまたはランダム配置であることができる。
は、例えばオクチルアルコール、デシルアルコール、ラ
ウリルアルコール、ミリスチルアルコールまたはステア
リルアルコールであるが、特に好適にはメタノールおよ
びチーグラー法により得ることのできる8〜24個の炭
素原子を有するアルコール、または対応するオキソアル
コールである。アルキルフェノールのうち、オクチルフ
ェノール、ノニルフェノールおよびドデシルフェノール
が、対応する界面活性剤の製造に特に重要である。好適
なアルキルアミンのうち、特にC12-C18-モノアルキルア
ミンが水溶性界面活性剤の製造に使用される。
ンタエリスリトール、トリメチロールエタン、トリメチ
ロールプロパン、1,2,3−ヘキサントリオール、ソ
ルビット、マンニトールおよびグリセロールである。
公知の方法によって、最初に大気圧下に触媒を添加して
成分a)、b)、c)、d)およびe)を160〜220℃に加熱
することによって合成される。引き続いて、この反応
は、過剰なグリコールを蒸留して除去しながら、160
〜約240℃の温度で減圧下に継続される。この反応の
ための好適なエステル交換および縮合触媒は従来公知の
ものであり、例えばチタンテトライソプロピレート、ジ
ブチルスズ酸化物または三酸化アンチモン/酢酸カルシ
ウムである。この工程を実施するためのその他の詳細事
項に関しては、ヨーロッパ特許第442 101 号明細書を参
照することができる。
る洗浄力を改善するために、これらのエステルを洗剤お
よび洗浄剤組成物に使用する方法、およびこれらの洗剤
および洗浄剤組成物も提供する。
とのできる洗剤および洗浄剤配合物は、粉状、顆粒状、
ペースト状またはゲル状または液状であるか、または固
形洗濯石鹸(washing bar) である。これらは、少なくと
も0.1%、好ましくは0.1〜10%、特に好ましく
は0.2〜3%の本発明によるオリゴエステルを含有す
る。その望まれる用途に応じて、配合物の組成は、洗浄
される繊維製品または洗浄される表面の性質に適合され
る。これらは従来技術に従った通常の洗剤および洗浄剤
成分を含有する。このような洗剤および洗浄剤成分の代
表例を以下に示す。
活性剤の全体の濃度は、1〜99%、好ましくは5〜8
0%(すべて重量%)であることができる。使用される
界面活性剤は、アニオン性、ノニオン性、両性またはカ
チオン性であることができる。これらの界面活性剤の混
合物も使用することができる。好ましい洗剤および洗浄
剤配合物は、アニオン性および/またはノニオン性界面
活性剤およびそれとその他の界面活性剤との混合物を含
有する。
ート、スルホネート、カルボキシレート、ホスフェート
およびその混合物である。ここで好適なカチオンは、ア
ルカリ金属、例えばナトリウムまたはカリウム、または
アルカリ土類金属、例えばカルシウムまたはマグネシウ
ムおよびアンモニウム、モノ−、ジ−またはトリエタノ
ールアンモニウムカチオンを包含する置換アンモニウム
化合物、およびその混合物である。以下の種類のアニオ
ン性界面活性剤が特に好ましい。
ルホネート、アルキルスルフェート、アルキルエーテル
スルフェート、アルキルベンゼンスルホネート、第二ア
ルカンスルホネートおよび石鹸。
け"The Journal of the American Oil Chemists Societ
y" 52 (1975), 第323−329頁に記載されているよ
うに気体状SO3 を使用してスルホン化されるC8-C20- カ
ルボン酸(すなわち脂肪酸)の直鎖状エステルである。
好適な出発材料は、天然脂肪、例えば牛脂、ヤシ油およ
びパーム油であるか、または実在の合成品であることが
できる。特に洗剤用途のための好ましいアルキルエステ
ルスルホネートは、以下の式
ルであり、そしてR は、C1-C6-炭化水素基、好ましくは
アルキルである)で表される化合物である。M は、アル
キルエステルスルホネートとともに水溶性塩を形成する
カチオンである。好適なカチオンは、ナトリウム、カリ
ウム、リチウムまたはアンモニウムカチオン、例えばモ
ノエタノールアミン、ジエタノールアミンおよびトリエ
タノールアミンである。好ましくはR1は、C10-C16-アル
キルであり、そしてR は、メチル、エチルまたはイソプ
ロピルである。特に好ましくはR1がC10-C16-アルキルで
あるメチルエステルスルホネートである。
(式中、R は、C10-C24-炭化水素基、好ましくはC10-C
20-アルキル成分を有するアルキルまたはヒドロキシア
ルキル基であり、特に好ましくはC12-C18-アルキルまた
はヒドロキシアルキル基である)で表される水溶性塩ま
たは酸である。M は、水素またはカチオン、例えばアル
カリ金属カチオン(例えばナトリウム、カリウム、リチ
ウム)、またはアンモニウムまたは置換アンモニウム、
例えばメチル−、ジメチル−、およびトリメチルアンモ
ニウムカチオンおよび第四アンモニウムカチオン、例え
ばテトラメチルアンモニウムおよびジメチルピペリジニ
ウムカチオンおよびアルキルアミン、例えばエチルアミ
ン、ジエチルアミン、トリエチルアミンおよびその混合
物から誘導された第四アンモニウムカチオンである。C
12-C16-アルキル鎖は、低い洗浄温度(例えば約50℃
未満)で好ましく、そしてC16-C18-アルキル鎖は、高い
洗浄温度(例えば約50℃以上)で好ましい。
(A) m SO3M(式中、R は、置換されていないC10-C24-ア
ルキルまたはヒドロキシアルキル基、好ましくはC12-C
20-アルキルまたはヒドロキシアルキル基、特に好まし
くはC12-C18-アルキルまたはヒドロキシアルキル基であ
る)で表される水溶性塩または酸である。A は、エトキ
シまたはプロポキシ単位であり、m は、0よりも大きい
数、好ましくは約0.5〜約6、特に好ましくは約0.
5〜約3であり、そしてM は、水素原子またはカチオ
ン、例えばナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウ
ム、マグネシウム、アンモニウムまたは置換アンモニウ
ムカチオンである。置換アンモニウムカチオンの好適な
例は、メチル−、ジメチル−、トリメチルアンモニウム
および第四アンモニウムカチオン、例えばテトラメチル
アンモニウムおよびジメチルピペリジニウムカチオン、
およびアルキルアミン、例えばエチルアミン、ジエチル
アミン、トリエチルアミンまたはその混合物から誘導さ
れたものである。例えば、1モルの脂肪アルコールエー
テルスルフェート当たりEO含有量が1、2、2.5、3
または4モルであり、そしてM がナトリウムまたはカリ
ウムであるC12-C18-脂肪アルコールエーテルスルフェー
トがあげられる。
基は、飽和であっても不飽和であってもよく、分岐鎖状
または直鎖状であり、そして置換されていないかまたは
ヒドロキシル基によって置換されている。スルホ基は、
炭素鎖のいずれの位置にあってもよいが、鎖の出発点お
よび終点の第一メチル基はスルホネート基を有していな
い。好ましい第二アルカンスルホネートは、約9〜25
個、好ましくは約10〜約20個、特に好ましくは約1
3〜17個の炭素原子を有する直鎖状アルキル鎖を有す
る。カチオンは、例えばナトリウム、カリウム、アンモ
ニウム、モノ−、ジ−またはトリエタノールアンモニウ
ム、カルシウムまたはマグネシウムおよびその混合物で
ある。カチオンとしてはナトリウムが好ましい。
アルケニル−またはアルキルベンゼンスルホネートであ
る。このアルケニルまたはアルキル基は、分岐鎖状また
は直鎖状であってもよく、そして置換されていないかま
たはヒドロキシル基で置換されていてもよい。好ましい
アルキルベンゼンスルホネートは、約9〜25個、好ま
しくは約10〜約13個の炭素原子を有する直鎖状アル
キル鎖を含有し、そしてカチオンは、ナトリウム、カリ
ウム、アンモニウム、モノ−、ジ−またはトリエタノー
ルアンモニウム、カルシウムまたはマグネシウムおよび
これらの混合物である。標準の洗浄用途にはナトリウム
が好ましいが、マイルドな界面活性剤系には、カチオン
としてマグネシウムが好ましい。同じことがアルケニル
ベンゼンスルホネートにも言える。
は、C12-C24-、好ましくはC14-C16-α−オレフィンを三
酸化硫黄でスルホン化し、次いで中和して得られるオレ
フィンスルホネートも含まれる。製造工程のために、こ
れらのオレフィンスルフェートは、比較的少量のヒドロ
キシアルカンスルホネートおよびアルカンジスルホネー
トを含有する場合がある。α−オレフィンスルホネート
の特定の混合物が米国特許第3,332,880 号明細書に記載
されている。
は、カルボキシレート、例えば脂肪酸石鹸および同様の
界面活性剤である。この石鹸は、飽和であるかまたは不
飽和であってもよく、そして種々の置換基、例えばヒド
ロキシル基またはα−スルホネート基を含有していても
よい。疎水性部分として約6〜約30個、好ましくは約
10〜約18個の炭素原子を有する直鎖状の飽和または
不飽和炭化水素基が好ましい。
アシルアミノカルボン酸の塩、アルカリ媒体中で脂肪酸
塩化物とナトリウムサルコシネートを反応させて得られ
るアシルサルコシネート;脂肪酸塩化物とオリゴペプチ
ドを反応させて得られる脂肪酸−タンパク質縮合生成
物;アルキルスルファミドカルボン酸の塩;アルキルお
よびアルキルアリールエーテルカルボン酸の塩;C8-C24
- オレフィンスルホネート、例えば英国特許第1,082,17
9 号明細書に記載されているアルカリ土類金属クエン酸
塩の熱分解生成物をスルホン化して得られるスルホン化
ポリカルボン酸;アルキルグリセロールスルフェート、
オレイルグリセロールスルフェート、アルキルフェノー
ルエーテルスルフェート、第一パラフィンスルホネー
ト、アルキルホスフェート、アルキルエーテルホスフェ
ート、イセチオネート、例えばアシルイセチオネート、
N-アシルタウリド、アルキルスクシネート、スルホスク
シネート、スルホスクシネートのモノエステル(特に飽
和および不飽和C12-C18-モノエステル)およびスルホス
クシネートのジエステル(特に飽和および不飽和C12-C1
8-ジエステル)、アシルサルコシネート、アルキルポリ
サッカリドのスルフェート、例えばアルキルポリグリコ
シドのスルフェート、分岐した第一アルキルスルフェー
トおよびアルキルポリエトキシカルボキシレート、例え
ば式RO(CH2CH2)kCH2COO- M + (式中、R は、C8-C22-
アルキルであり、k は0〜10の数であり、そしてM は
カチオンである)で表されるもの、樹脂酸または水素化
された樹脂酸、例えばロジンまたは水素化ロジンまたは
トール油樹脂およびトール油樹脂酸である。その他の例
は、Surface Active Agents and Detergents (Vol. I a
nd II, Schwartz, Perry and Berch) に記載されてい
る。
化合物である。
プロピレンおよびポリブチレンオキシド縮合物。
のC6-C20- アルキル基を有するアルキルフェノールとア
ルケンオキシドの縮合生成物を含有する。1モルのアル
キルフェノール当たり約5〜25モルのアルケンオキシ
ドを含有する化合物が好ましい。市販されているこの種
の界面活性剤は、例えばIgepal(登録商標)CO-630、Tr
iton(登録商標)X-45、X-114 、X-100 およびX-102 お
よびArkopal-N (登録商標)製品(クラリアント社)で
ある。これらの界面活性剤は、アルキルフェノールアル
コキシレートと言われ、例えばアルキルフェノールエト
キシレートである。
チレンオキシドの縮合生成物。
であるかまたは分岐鎖状の第一または第二であってもよ
く、そして一般に約8〜約22個の炭素原子を含有す
る。1モルのアルコール当たり約2〜約18モルのエチ
レンオキシドを有するC10-C20-アルコールの縮合生成物
が特に好ましい。アルキル鎖は、飽和であるかまたは不
飽和であってもよい。アルコールエトキシレートは、エ
チレンオキシドの狭い(狭い範囲のエトキシレート)ま
たは広い(広い範囲のエトキシレート)同族分布(homol
og distribution)を有していてもよい。市販されている
この種のノニオン界面活性剤の例は、Tergitol(登録商
標)15-S-9(C11-C15 直鎖状第二アルコールと9モルの
エチレンオキシドの縮合生成物)、Tergitol(登録商
標)24-L-NMW(狭いモル重量分布を有する、6モルのエ
チレンオキシドとC12-C14 直鎖状第一アルコールの縮合
生成物)である。この類の生成物は、クラリアント社の
Genapol (登録商標)製品をも包含する。
ルの縮合により形成される疎水性ベースとエチレンオキ
シドの縮合生成物。
は約1500〜約1800の分子量を有している。この
疎水性部分へのエチレンオキシドの付加により、水溶性
が改善される。この生成物は、縮合生成物の全体の重量
の約50%までのポリオキシエチレン含有量の液体であ
り、これは約40モルまでのエチレンオキシドとの縮合
に相当する。市販されているこの類の製品の例は、BASF
社のPluronic(登録商標)製品およびクラリアント社の
Genapol (登録商標)PF製品である。
反応生成物とエチレンオキシドの縮合生成物。
ジアミンと過剰なプロピレンオキシドの反応生成物から
なり、一般に約2500〜3000の分子量を有する。
エチレンオキシドは、約40〜約80重量%のポリオキ
シエチレンの含有量および約5000〜約11000の
分子量まで、この疎水性単位に添加される。市販されて
いるこの類の化合物の例は、BASF社のTetronic(登録商
標)製品およびクラリアント社のGenapol (登録商標)
PN製品である。
れ約10〜約18個の炭素原子を有するアルキル基を有
する、水溶性アミンオキシド、水溶性ホスフィンオキシ
ドおよび水溶性スルホキシドを包含する。半極性ノニオ
ン性界面活性剤は、下記式
るアルキル、ヒドロキシアルキルまたはアルキルフェノ
ール基であり、R2は、約2〜3個の炭素原子を有するア
ルキレンまたはヒドロキシアルキレン基またはその混合
物であり、各R1基は、約1〜約3個の炭素原子を有する
アルキルまたはヒドロキシアルキル基または約1〜約3
のエチレンオキシド単位を有するポリエチレンオキシド
基であり、そしてx は、約0〜約10の数である)で表
されるアミンオキシドを包含する。このR1基は、酸素ま
たは窒素原子を介して互いに結合していてもよく、従っ
て環を形成していてもよい。この種のアミンオキシド
は、特にC10-C18-アルキルジメチルアミンオキシドおよ
びC8-C12- アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミン
オキシドである。
個の炭素原子を有するアルキル基であり、そして各R1基
は、水素、C1-C4-アルキル、C1-C4-ヒドロキシアルキル
または(C2H4O) xH (式中、x は約1〜約3で変化す
る)である)を有する。C8-C20- アミド、モノエタノー
ルアミド、ジエタノールアミドおよびイソプロパノール
アミドが好ましい。
アルキルおよびアルケニルオリゴグリコシド、およびそ
れぞれ脂肪アルキル基に8〜20個、好ましくは12〜
18個の炭素原子を有する脂肪酸ポリグリコールエステ
ルまたは脂肪アミンポリグリコールエステル、アルコキ
シル化トリグリカミド(triglycamides) 、混合エーテル
または混合ホルミル、アルキルオリゴグリコシド、アル
ケニルオリゴグリコシド、脂肪酸N-アルキルグルカミ
ド、ホスフィンオキシド、ジアルキルスルホキシドおよ
びタンパク質加水分解物である。
ルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アミノプロ
ピオネート、アミノグリシネート、または下記式
あり、R2は、水素またはCH2CO2M であり、R3は、CH2CH2
OHまたはCH2CH2OCH2CH2CO2M であり、R4は、水素、CH2C
H2OHまたはCH2CH2COOMであり、Z は、CO2MまたはCH2CO2
M であり、n は、2または3であり、好ましくは2であ
り、M は、水素またはカチオン、例えばアルカリ金属、
アルカリ土類金属、アンモニウムまたはアルカノールア
ンモニウムである)で表される両性イミダゾリニウム化
合物である。
は、モノカルボキシレートおよびジカルボキシレートで
ある。これらの例は、ココアンフォカルボキシプロピオ
ネート、ココアミドカルボキシプロピオン酸、ココアン
フォカルボキシグリシネート(ココアンフォジアセテー
トとも言われる)およびココアンフォアセテートであ
る。
〜約22個、好ましくは8〜18個、特に好ましくは約
12〜約18個の炭素原子を有する直鎖状または分岐鎖
状のアルキル基を有するアルキルジメチルベタインおよ
びアルキルジポリエトキシベタインである。これらの化
合物は、例えばクラリアント社からGenagen (登録商
標)LAB という商品名で市販されている。
3 + X - 、R1R2N(CH3)2 + X - 、R1R2R3N(CH3)+ X - ま
たはR1R2R3R4N + X - で表される類の置換されているか
または置換されていない直鎖状または分岐鎖状の第四ア
ンモニウム塩である。基R1、R2、R3およびR4は、好まし
くは互いに無関係に、8〜24個、好ましくは10〜1
8個、の炭素原子の鎖長を有する置換されていないアル
キル、約1〜約4個の炭素原子を有するヒドロキシアル
キル、フェニル、C2-C18- アルケニル、C7-C24- アルア
ルキル、(C2H4O) x H (式中、x は、約1〜約3であ
る)、1つまたはそれ以上のエステル基を含有するアル
キル基、または環状第四アンモニウム塩である。X は、
適当なアニオンである。
的な洗剤および洗浄剤成分は、水の硬度を低減させるた
めに無機および/または有機ビルダーを含有する。
成物中に約5〜約80重量%の割合で存在することがで
きる。無機ビルダーは、例えばポリホスフェート、例え
ばトリポリホスフェート、ピロホスフェートおよびガラ
ス状ポリマー性メタホスフェート、ホスホネート、シリ
ケート、炭酸水素塩およびセスキカーボネート(sesquic
arbonate) を含む炭酸塩、スルフェートおよびアルミノ
シリケートのアルカリ金属、アンモニウムおよびアルカ
ノールアンモニウム塩を包含する。
シリケート、特にSiO2:Na2O 比が1.6:1から3.
2:1であるもの、およびフィロシリケートであり、例
えば米国特許第4,664,839 号明細書に記載されているよ
うなクラリアント社からSKS (登録商標)、SKS-6 (登
録商標)の商品名で入手できるフィロケイ酸ナトリウム
がフィロシリケートビルダーとして特に好適である。
いて特に好適である。特に式Naz [(AlO2) z (SiO2)y ]4
xH2O(式中、z およびy は、少なくとも6の数であり、
y に対するz の比率は1.0〜約0.5であり、そして
x は、約15〜約264の数である)を有するゼオライ
トが好ましい。
交換剤は市販されている。これらのアルミノシリケート
は、結晶質または非晶質の構造であることができ、そし
て天然に生じるものであるかまたは合成したものである
ことができる。アルミノシリケートを基材とするイオン
交換剤の製造方法は、米国特許第3,985,669 号明細書お
よび米国特許第4,605,509 号明細書に記載されている。
合成した結晶質アルミノシリケートを基材とする好まし
いイオン交換剤は、ゼオライトA、ゼオライトP(B)
(ヨーロッパ特許出願公開第A-0 384 070 号明細書に記
載されたものを包含する)およびゼオライトXの名称で
得られる。約0.1〜10μmの粒径を有するアルミノ
シリケートが好ましい。
合物、例えば米国特許第3,128,287号明細書および米国
特許第3,635,830 号明細書に記載されているようなエー
テルポリカルボキシレートおよびオキシジスクシネート
を包含する。同様に米国特許第4,663,071 号明細書に記
載されている"TMS/TDS" ビルダーも好ましい。
ロキシポリカルボキシレート、無水マレイン酸とエチレ
ンまたはビニルメチルエーテルのコポリマー、1,3,
5−トリヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホ
ン酸およびカルボキシメチルオキシコハク酸、ポリ酢酸
のアルカリ金属、アンモニウムおよび置換アンモニウム
塩、例えばエチレンジアミンテトラ酢酸およびニトリロ
トリ酢酸、およびポリカルボン酸、例えばメリト酸、コ
ハク酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン
−1,3,5−トリカルボン酸、カルボキシメチルオキ
シコハク酸およびそれらの可溶性塩を包含する。
ン酸およびその可溶性塩、特にナトリウム塩は、特にゼ
オライトおよび/またはフィロシリケートとともに粒状
配合物に使用することもできる好ましいポリカルボン酸
ビルダーである。その他の好適なビルダーは、3,3−
ジカルボキシ−4−オキサ−1,6−ヘキサンジオエー
トおよび米国特許第4,566,984 号明細書に記載されてい
る関連する化合物である。
きる場合および特に本発明が手で洗うための石鹸棒(soa
p bar)の配合を目的とする場合には、種々のアルカリ金
属ホスフェート、例えばナトリウムトリポリホスフェー
ト、ナトリウムピロホスフェートおよびナトリウムオル
トホスフェートを使用することができる。同様にホスホ
ネートビルダー、例えばエタン−1−ヒドロキシ−1,
1−ジホスホネートおよび例えば米国特許第3,159,581
号明細書、米国特許第3,213,030 号明細書、米国特許第
3,422,021 号明細書、米国特許第3,400,148 号明細書お
よび米国特許第3,422,137 号明細書に記載されているよ
うなその他の公知のホスホネートを使用することもでき
る。
成分は、洗浄剤組成物に代表的である成分、例えば界面
活性剤およびビルダーから選択することができる。場合
によっては、洗浄剤成分は、一種またはそれ以上の洗浄
助剤または洗浄作用を高めるか、洗浄される物品の処理
またはケアのために使用されるかまたは洗浄剤組成物の
使用特性を変えるその他の材料を含有することができ
る。洗浄剤組成物中の好適な洗浄助剤は、米国特許第3,
936,537 号明細書に特定される物質を包含する。本発明
の洗浄剤組成物中に使用することのできる洗浄助剤は、
例えば酵素、特にプロテアーゼ、リパーゼおよびセルラ
ーゼ、発泡助剤、発泡制限剤、抗変色剤(antitarnish)
および/または腐食防止剤、懸濁助剤、着色剤、フィラ
ー、蛍光増白剤、消毒剤、アルカリ、ヒドロトロープ(h
ydrotropic) 化合物、酸化防止剤、酵素安定剤、香料、
溶媒、可溶化剤、再汚染防止剤、分散剤、色移り防止
剤、例えばポリアミンN-オキシド、例えばポリ(4−ビ
ニルピリジンN-オキシド)、ポリビニルピロリドン、ポ
リ-N- ビニル-N- メチルアセトアミドおよびN-ビニルイ
ミダゾールとN-ビニルピロリドンのコポリマー、加工助
剤、柔軟剤および帯電防止助剤を含有する。
場合によっては、本発明によるソイルリリースオリゴエ
ステルと反応しない一種またはそれ以上の通常の漂白剤
および活性剤または安定剤、特にペルオキシ酸を含有し
ていてもよい。一般に、使用される漂白剤は、洗浄剤成
分と相溶性であることが保証されなければならない。従
来の試験方法、例えば貯蔵時間の関数としての既製の洗
浄剤組成物の漂白活性の測定をこの目的に使用すること
ができる。
か、または過酸塩とペルオキシ酸前駆体の混合物を水に
溶解した場合にペルオキシ酸に転化する、無機過酸塩、
例えば過ホウ酸ナトリウムまたは過炭酸ナトリウムと有
機ペルオキシ酸前駆体との混合物であることができる。
有機ペルオキシ酸前駆体は、しばしば漂白活性剤として
従来技術において言及されている。
国特許第4,374,035 号明細書、米国特許第4,681,592 号
明細書、米国特許第4,634,551 号明細書、米国特許第4,
686,063 号明細書、米国特許第4,606,838 号明細書およ
び米国特許第4,671,891 号明細書に記載されている。
酸漂白剤および活性剤を含有する組成物の例は、米国特
許第4,412,934 号明細書、米国特許第4,536,314 号明細
書、米国特許第4,681,695 号明細書および米国特許第4,
539,130 号明細書に記載されている。
酸の例は、ペルオキシドデカン二酸(DPDA)、ペルオキシ
コハク酸のノニルアミド(NAPSA) 、ペルオキシアジピン
酸のノニルアミド(NAPAA) およびデシルジペルオキシコ
ハク酸(DDPSA) を包含する。このペルオキシ酸は、好ま
しくは米国特許第4,374,035 号明細書の方法に従って可
溶性粒に含まれる。好ましい粒状漂白剤配合物は、重量
百分率で、発熱して溶解する化合物、例えばホウ酸1〜
50%;ペルオキシ酸と相溶性の界面活性剤成分、例え
ばC13LAS1〜25%;一種またはそれ以上のキレート安
定剤、例えばナトリウムピロホスフェート0.1〜10
%;および水溶性塩、例えば硫酸ナトリウム10〜70
%を含有する。
素レベルが約0.1〜約10%、好ましくは約0.5〜
約5%、特に好ましくは約1〜4%に上昇するような量
で使用される。この百分率は、洗浄剤組成物の全体の重
量に基づいている。
基準として、15〜60℃で約65リットルの水を含有
する代表的な洗浄液に使用した場合に、好適な量のペル
オキシ酸含有漂白剤は、約1ppm〜約150ppmの
有効酸素、好ましくは約2ppm〜約20ppmの有効
酸素を形成する。この洗浄液は、適当な漂白作用を提供
するために、7〜11、好ましくは7.5〜10.5の
pHを有しているべきである。米国特許第4,374,035 号
明細書の第6カラム第1〜10行の記載を参照する。
カリ性水溶液中で過酸化水素と反応した際に上記のペル
オキシ酸の1つを形成する適当な有機ペルオキシ酸前駆
体を含有していてもよい。過酸化水素供給源は、水溶液
中で過酸化水素を放出するいずれの無機過酸化物であっ
てもよく、例えば過ホウ酸ナトリウム(一水和物および
四水和物)および過炭酸ナトリウムである。
剤の割合は、約0.1重量%〜約95重量%であり、好
ましくは約1重量%〜約60重量%である。漂白剤組成
物が完全に配合された洗浄剤組成物でもある場合には、
過酸化物含有漂白剤の含有量は約1重量%〜約20重量
%であることが好ましい。
ともに使用することのできる漂白活性剤の量は、一般に
約0.1〜60重量%、好ましくは約0.5〜40重量
%である。使用される漂白剤組成物が、同時に完全に配
合された洗剤組成物である場合には、そこに含まれる漂
白活性剤の量は約0.5〜20重量%であることが好ま
しい。
リースオリゴエステルは、ペルオキシ酸からの有効酸素
と本発明によるソイルリリースオリゴエステルとの重量
比が約4:1から約1:30、好ましくは約2:1から
約1:15、特に好ましくは約1:1から約1:7.5
であることが好ましい。この組合せは、完全に配合され
た生成物としてまたは洗剤の添加剤としてのいずれでも
使用することができる。
る新規のソイルリリースオリゴエステルと反応しない一
種またはそれ以上の通常の酵素を含有していてもよい。
特に好ましい酵素はセルラーゼである。ここで使用され
るセルラーゼは、バクテリアまたは真菌から得られるも
のであってもく、最適なpH範囲が約5〜9.5である
特徴を有するべきである。好適なセルラーゼは、米国特
許第4,435,307 号明細書に記載されている。このセルラ
ーゼは、Humicola insolens 種、特にHumicolaDSM 1800
種またはAeromonas 属に属する他のセルラーゼ-212-
生産真菌により製造されるもの、および特定の海洋軟体
動物の肝膵臓から抽出されたセルラーゼでもある。好適
なセルラーゼは、同様に英国特許出願公開第A-2,075,02
8 号明細書、英国特許出願公開第A-2,085,275 号明細書
およびドイツ特許出願公開第A-2,247,832 号明細書に記
載されている。
細書に記載されている。本発明による洗浄剤組成物は、
1gの洗浄剤組成物当たり約50mgまで、好ましくは
約0.01mg〜約10mgの量で酵素を含有する。本
発明によるソイルリリースオリゴエステルを含有する洗
剤および洗浄剤組成物の重量を基準とした酵素の割合
は、少なくとも0.001重量%、好ましくは約0.0
01〜約5重量%、特に好ましくは約0.001〜約1
重量%、殊に好ましくは約0.01〜約1重量%であ
る。
〜約90ppmの濃度で水性繊維製品洗浄液中に使用さ
れる本発明によるソイルリリースオリゴエステルは、ポ
リエステル、ポリエステル/コットンブレンドおよびそ
の他の合成繊維製品に対して効果的な洗浄および汚れ分
離処理をもたらす。繊維製品洗浄液は、好ましくは約7
〜約11、特に好ましくは約7.5〜約10.5のpH
を有するアルカリ性であり、その際代表的な洗剤成分が
含まれる。驚くべきことに、特にpHおよびアニオン性
界面活性剤を考慮する限り、洗剤および洗浄剤組成物に
通常存在する洗剤成分(detersive) を従来技術に相当す
る量で本発明による洗浄剤組成物中に使用することもで
きる。これらの組成物中において、それらは、例えば本
発明によるソイルリリースオリゴエステルの汚れ分離特
性に悪影響を及ぼすことなく、その使用目的、すなわち
繊維製品の洗浄または漂白を満足する。
発明のソイルリリースオリゴエステルを、通常の市販の
家庭用用途の繊維製品柔軟剤に使用することもできる。
これらは、本質的に柔軟化成分、共柔軟剤、乳化剤、香
料、着色剤および電解質を含有し、そして7未満、好ま
しくは3〜5の酸性pHに配合される。
しくはC10-C18-n-アルキルであり、R2は、C1-C4-アルキ
ル、好ましくはメチルであり、R3は、R1またはR2であ
り、R4は、R2またはヒドロキシエチルまたはヒドロキシ
プロピルまたはそのオリゴマーであり、X - は、臭化
物、塩化物、ヨウ化物、メトスルフェート、アセテー
ト、プロピオネート、ラクテートである)で表される種
類の第四アンモニウム塩である。
ウムクロリド、二牛脂アルキルジメチルアンモニウムク
ロリド、二牛脂アルキルメチルヒドロキシプロピルアン
モニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウムクロ
リドまたは対応するベンジル誘導体、例えばドデシルジ
メチルベンジルアンモニウムクロリドである。環状第四
アンモニウム塩、例えばアルキル−モルホリン誘導体も
同様に使用することができる。
以下の式
しくはC10-C18-n-アルキルであり、X は、臭化物、塩化
物、ヨウ化物、メトスルフェートであり、A は、-NH-CO
- 、-CO-NH- 、-O-CO-、-CO-O-である)で表されるイミ
ダゾリニウム化合物(1)およびイミダゾリン誘導体
(2)を使用することもできる。
ルクオート(ester quat)と呼ばれるものである。これら
は、アルカノールアミンと脂肪酸の反応生成物であり、
引き続いて通常のアルキル化剤またはヒドロキシアルキ
ル化剤で四級化されたものである。
ヒドロキシエチルであり、R2、R3は、R1またはC1-C3-ア
ルキル、好ましくはメチルである)で表される化合物で
ある。
ノールアミンが特に好適である。
ましい出発材料は、アミノグリセロール誘導体、例えば
ジメチルアミノプロパンジオールである。
剤は、アルキルハライド、好ましくはメチルクロリド、
ジメチルスルフェート、エチレンオキシドおよびプロピ
レンオキシドである。
る化合物である。
酸から誘導される。これらの例は、カプロン酸、カプリ
ン酸、水素化されているか、水素化されていないかまた
は部分的に水素化されている牛脂脂肪酸、ステアリン
酸、オレイン酸、リノレン酸、ベヘン酸、パルミトステ
アリン酸、ミリスチン酸およびエライジン酸である。n
は0〜10、好ましくは0〜3、特に好ましくは0〜1
の範囲である。
ルと組み合わせることができるその他の好ましい洗濯用
柔軟剤原料は、例えばジアルキルトリアミンおよび長鎖
脂肪酸を基材とするアミド−アミンおよびそのエトキシ
レートおよび/または四級化物である。これらの化合物
は、以下の式
たはイソ−アルキル、好ましくはC10-C18-n-アルキルで
あり、A は、-CO-NH- または-NH-CO- であり、n は、1
〜3、好ましくは2であり、そしてm は、1〜5、好ま
しくは2〜4である)で表される構造を有している。
キル、好ましくはメチルであることのできる基R3、およ
び塩化物、臭化物、ヨウ化物またはメチルスルフェート
であることのできるカウンターイオンX を、追加的に取
り込むことも可能である。アミドアミノエトキシレート
およびその四級化誘導体は、Varisoft(登録商標)510
、Varisoft(登録商標)512 、Rewopal (登録商標)V
3340およびRewoquat(登録商標)W 222 LMの商品名で
市販されている。
ゴエステルが使用される好ましい濃縮物は、洗剤配合物
のために特定されるものに対応する。
後処理組成物への用途に加えて、本発明によるオリゴエ
ステルは、疎水性の汚れに関して良好なソイルリリース
効果を得るために、全ての家庭用洗浄剤組成物および全
ての工業用洗浄剤組成物に使用することができる。家庭
用および工業用洗浄剤組成物は、上記した界面活性剤、
ビルダー、蛍光増白剤、漂白剤および酵素の代表例を含
んでいてもよい。
食器洗い用洗剤、カーペット洗浄剤および浸漬組成物、
床およびその他の硬質表面、例えばプラスチック、セラ
ミックまたはガラス用の洗浄剤およびポリッシャーであ
る。
よび車用の備品のようなプラスチック用の洗浄剤および
ポリッシャーおよび車体のような塗装された表面用の洗
浄剤およびポリッシャーである。
リゴエステルを含有する洗浄剤組成物は、一般に中性か
ら酸性のpHを有している。
カラム、内部温度計およびガス導入管を備えた1リット
ルの4つ口フラスコに、194.2gのジメチルテレフタレー
ト、39.8g のエチレングリコール、96.6g の1,2−プ
ロピレングリコール、9.2gのグリセロール、0.37g の無
水酢酸ナトリウムおよび0.19g のチタンテトライソプロ
ピレートを導入する。次いで、この混合物を窒素で不活
性にして、30分間かけて165〜167℃に加熱す
る。さらに2.5時間かけて温度を215〜220℃に
上昇させる。エステル交換およびメタノールの蒸留が約
165℃の内部温度で始まる。約5時間後に、98%を
越える予想される量のメタノールが蒸留される。この混
合物を約80℃に冷却し、次いで72.0g のメチルポリエ
チレングリコール750 、91.2g のメチルポリエチレング
リコール1820および387.5gのポリエチレングリコール15
00を添加する。このフラスコを再び不活性にし、そして
200〜220℃に加熱し、そして約1時間かけて圧力
を1〜5mbarとし、そしてさらに2〜5時間の間縮合を
行い、その際にエチレングリコールおよび1,2−プロ
ピレングリコールの混合物が蒸留される。縮合の終了後
に、混合物に窒素を流し、そして冷却する。室温に冷却
する際に、生成物は固形塊に固化する。収量は730gであ
る。
本発明によるオリゴエステルを製造することができる。 実施例2 213.5g のジメチルテレフタレート 43.7g のエチレングリコール 106.2g の1,2−プロピレングリコール 4.5g のペンタエリスリトール 0.41g の無水酢酸ナトリウム 0.21g のチタンテトライソプロピレート 39.6g のメチルポリエチレングリコール750 50.2g のメチルポリエチレングリコール1820 426.3g のポリエチレングリコール1500 収量:720g 実施例3 145.6g のジメチルテレフタレート 109.0g の1,2−プロピレングリコール 1.4g のマンニトール 0.28g の無水酢酸ナトリウム 0.14g のチタンテトライソプロピレート 82.2g のメチルポリエチレングリコール750 581.3g のポリエチレングリコール3000 収量:800g 実施例4 194.2g のジメチルテレフタレート 39.8g のエチレングリコール 96.6g の1,2−プロピレングリコール 6.0g のトリメチロールエタン 0.37g の無水酢酸ナトリウム 0.19g のチタンテトライソプロピレート 54.0g のメチルポリエチレングリコール750 68.4g のメチルポリエチレングリコール1820 68.9g のポリエチレングリコール1500 129.2g のポリエチレングリコール800 258.3g のポリエチレングリコール3000 収量:760g 実施例5 223.3g のジメチルテレフタレート 45.7g のエチレングリコール 111.1g の1,2−プロピレングリコール 1.6g のペンタエリスリトール 0.42g の無水酢酸ナトリウム 0.22g のチタンテトライソプロピレート 28.2g のメチルポリエチレングリコール750 35.7g のメチルポリエチレングリコール1820 445.6g のポリエチレングリコール1500 収量:720g 実施例6 174.7g のジメチルテレフタレート 19.0g のエチレングリコール 107.5g の1,2−プロピレングリコール 3.3g のトリメチロールエタノール 0.33g の無水酢酸ナトリウム 0.17g のチタンテトライソプロピレート 83.8g のメチルポリエチレングリコール750 174.4g のポリエチレングリコール1500 348.8g のポリエチレングリコール3000 収量:765g 実施例7 48.5g のジメチルテレフタレート 10.0g のエチレングリコール 24.2g の1,2−プロピレングリコール 3.5g のグリセロール 0.10g の無水酢酸ナトリウム 0.05g のチタンテトライソプロピレート 730g のメチルポリエチレングリコール20,000 97.0g のポリエチレングリコール1500 収量:880g 実施例8 233.0g のジメチルテレフタレート 47.7g のエチレングリコール 115.9g の1,2−プロピレングリコール 8.1g の1,2,3−ヘキサントリオール 0.44g の無水酢酸ナトリウム 0.23g のチタンテトライソプロピレート 22.8g のn-ブチルポリエチレングリコール200 465.0g のポリエチレングリコール1500 収量:700g 実施例9 194.2g のジメチルテレフタレート 39.8g のエチレングリコール 96.6g の1,2−プロピレングリコール 1.0g のグリセロール 0.37g の無水酢酸ナトリウム 0.19g のチタンイソプロピレート 226.5g の牛脂脂肪アルコール+80モルのエチレンオ
キシド 387.5g のポリエチレングリコール1500 収量:800g 実施例10 194.2g のジメチルテレフタレート 39.8g のエチレングリコール 96.6g の1,2−プロピレングリコール 4.6g のグリセロール 0.37g の無水酢酸ナトリウム 0.19g のチタンテトライソプロピレート 180.3g のノニルフェノール+23モルのエチレンオキ
シド 387.5g のポリエチレングリコール1500 収量:805g ソイルリリース効果に関して、本発明によるソイルリリ
ースオリゴエステルを従来のソイルリリースポリマーと
比較した。
WFK 30 A(WFK =Waeschereiforschungsanstalt [Laund
ry Research Institute] Krefeld)の予備洗浄に使用し
た洗浄液に、洗剤配合物(表2)を基準として、1%お
よび2%(活性成分)の濃度で物質を添加した。この方
法で予備処理した繊維製品を乾燥し、そしてエンジンオ
イルを使用して汚した。1時間作用させてオイルを除去
した後に、本発明によるソイルリリースオリゴエステル
または従来技術によるソイルリリースポリマーを添加し
ないで試験標本を洗浄した。次いで試験織布の反射率を
測定した。使用した従来のソイルリリースポリマーは以
下の化合物である。 比較実施例1:ヨーロッパ特許出願公告第B-0 185 427
号明細書、第23頁、表IV、第4行に記載の化合物、そ
れぞれの場合において表中に示した量で使用した。 比較実施例2:ヨーロッパ特許出願公告第B-0 185 427
号明細書、第23頁、表IV、第5行に記載の化合物、そ
れぞれ場合において表中に示した量で使用した。 比較実施例3:Repel-O-Tex SRP 4, Rhoene-Poulenc 、
それぞれの場合において表中に示した量で使用した。 比較実施例4:Sokalan 9976, BASF、それぞれの場合に
おいて表中に示した量で使用した。 汚れたWFK の試験織布に対する洗浄増進作用に関して、
同様に本発明によるソイルリリースオリゴエステルを試
験した。
た液体洗剤とともに適用した。従来のソイルリリースポ
リマーを比較として使用した。次いで、汚れた試験織布
WFK30 CおよびWFK 30 Dを洗浄し、そして反射率を測定
した。それぞれ4つの洗浄サイクルで行った。洗浄条件
は表1のものに相当する。以下の結果が得られた。 使用した商品名のリスト Genapol (登録商標)OA 080/ 8EOを有する純粋なC14/C15 脂肪アルコール クラリアント エトキシレート Hostapur(登録商標)SAS 60/ 第二C13-C17-n-アルカンスルホネートナトリウ クラリアント ム塩、60%濃度 Repel-O-Tex (登録商標)/ 70%までのエチレングリコール−ポリエチレ Rhoene-Poulenc ングリコール−テレフタル酸コポリマー、残部 のナトリウムスルフェートおよびナトリウムア ルミニウムシリケート Sokalan (登録商標)9976/ 50%Na2SO4の50%のノニオン性重縮合物 BASF Dequest (登録商標)2066/ ジエチレントリアミン−ペンタ(メチレンリン Monsanto 酸)のヘプタナトリウム塩の25%濃度水溶液
Claims (6)
- 【請求項1】 a)一種またはそれ以上のジカルボン酸ま
たはそのエステル40〜52モル%、好ましくは45〜
50モル%、 b)エチレングリコールおよび/またはプロピレングリコ
ール10〜40モル%、好ましくは20〜35モル%、 c)ポリエチレングリコール3〜20モル%、好ましくは
10〜15モル%、 d)5〜80モル%のアルキレンオキシドと1モルのC1-C
24- アルコール、C6-C18- アルキルフェノールまたはC8
-C24- アルキルアミンとの水溶性付加生成物0.5〜1
0モル%、好ましくは1〜7.5モル%および e)3〜6のヒドロキシル基を有する一種またはそれ以上
のポリオール0.4〜10モル%、好ましくは0.5〜
8モル%の重縮合によって得られるオリゴエステル。 - 【請求項2】 請求項1に記載のオリゴエステルを製造
する方法において、最初に大気圧下に触媒を添加して成
分a)、b)、c)、d)およびe)を160〜220℃の温度に
加熱し、次いで減圧下に160〜240℃の温度で反応
を継続することを包含する上記方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載のオリゴエステルを、繊
維製品用の洗剤および洗浄剤組成物、洗剤助剤、洗濯後
処理組成物および硬質表面の洗浄剤組成物に使用する方
法。 - 【請求項4】 請求項1に記載のオリゴエステルを、粉
末状、粒状、ペースト状、ゲル状または液状、固形石
鹸、しみ除去剤、洗濯のりおよび型つけ剤(stiffener)
、アイロンがけ助剤、繊維柔軟化剤、万能洗浄剤、食
器洗い用洗剤、プラスチックおよび塗装表面の洗浄剤お
よびポリッシャー、およびカーペット洗浄および浸漬組
成物の形態であることができる、ヘビーデューティー洗
剤、ライトデューティー洗剤、色物用洗剤、ウール用洗
剤、ドレープ洗剤、モジュラー洗剤に使用する方法。 - 【請求項5】 請求項1に記載のオリゴエステルを、繊
維製品のソイルリリース仕上げ剤を得るための水溶液ま
たは調製物に使用する方法。 - 【請求項6】 請求項1に記載のオリゴエステルを、液
状、ペースト状、ゲル状または粒状で使用する方法。
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