JP2000026492A - ソイルリリ―スオリゴエステル - Google Patents

ソイルリリ―スオリゴエステル

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソイルリリースオリゴエステルを提供する。 【解決手段】 a)一種以上のジカルボン酸またはそのエ
ステル40〜52モル%、b)エチレングリコールおよび
/またはプロピレングリコール10〜40モル%、c)ポ
リエチレングリコール3〜20モル%、d)5〜80モル
%のアルキレンオキシドと1モルのC1-C24- アルコー
ル、C6-C18- アルキルフェノールまたはC8-C 24- アルキ
ルアミンの水溶性付加生成物0.5〜10モル%、e)3
〜6のヒドロキシル基を有する一種以上のポリオール
0.4〜10モル%の重縮合によって得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソイルリリースオ
リゴエステル、その製造方法およびそれを洗剤および洗
浄剤組成物に使用する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ソイルリリースポリマーは、長い間集中
的に開発されてきた。これらは、元来は合成繊維、特に
ポリエステル繊維の仕上げのための繊維製品助剤として
開発されてきたが、今日では家庭用洗濯機の洗剤および
洗浄剤組成物の洗浄助剤としても使用されている。「ソ
イルリリースポリマー」の他に、汚れ分離能力(dirt-de
taching capacity) を有するこの種の化合物のためのそ
の他の通常の用語は、「ソイルリペレント(soil repell
ents) 」である。というのも、これらは、汚れを寄せ付
けない処理された表面特性を付与するからである。
【0003】ソイルリリースポリマーの大部分は、テレ
フタル酸、ポリアルキレングリコールおよびモノマー性
グリコールを基材としたポリエステルである。
【0004】これらの化合物は、その構造的な類似性の
ために、水溶液または洗浄液からポリエステル繊維製品
またはポリエステルブレンド繊維製品に容易に吸収さ
れ、そして疎水性繊維製品の上に親水性膜を形成する。
この膜は、疎水性の油状および脂状の汚れに対する繊維
製品の親和力を低減する作用を有する。同時に、水性洗
浄液によるポリエステル繊維製品の湿潤力が高められ
る。両方の作用により、一般にポリエステル繊維製品か
ら取り除くのが非常に困難である油状または脂状の汚れ
の分離が非常に容易になる。さらに、処理された疎水性
繊維製品、例えばポリエステルまたはポリエステル/コ
ットンブレンド繊維製品の湿分の移動(吸水性および吸
収性)が大きく改善され、これは摩耗特性に対して明確
な効果を有している。さらに、このソイルリリースポリ
マーは、帯電防止および滑り特性をも改善する。これに
よって、繊維製品加工において繊維製品の取扱いが容易
になる。
【0005】多数の特許および特許出願により、ソイル
リリースポリマーを製造する方法、その作用の改善、お
よびその適用方法が開示されている。以下の文中では、
略字ET(=エチレンテレフタレート)、PET (=ポリエ
チレンテレフタレート)およびPOET(=ポリオキシエチ
レンテレフタレート)を使用する。
【0006】米国特許第3 557 039 号明細書には、酢酸
カルシウムおよび三酸化アンチモンを含有する触媒の存
在下にジメチルテレフタレートおよびエチレングリコー
ルから出発してソイルリリースポリエステルを製造する
方法が開示されている。米国特許第3 959 280 号明細書
には、米国特許第3 557 039 号明細書の方法と類似した
合成方法において、追加的に反応物としてポリエチレン
オキシドを使用する上記方法が開示されている。この結
果得られるポリエステルは、ET:POETのモル比が25:
75から35:65であり、POET中のポリエチレンオキ
シドのモル重量が300〜700であり、モル重量が2
5,000〜約55,000でありそして融点が100
℃未満であるという特徴を有している。
【0007】米国特許第4 125 370 号明細書には、50
00〜200,000の平均分子量を有するランダムPE
T-POETコポリマーが記載されている。PET :POET比は、
20:80から90:10で変化する。ポリエチレンオ
キシド単位は、300〜10,000のモル重量を有し
ている。これらのポリマーの製造方法は、米国特許第3
959 280 号明細書および米国特許第3 479 212 号明細書
に記載されている。
【0008】ヨーロッパ特許出願公開第A-0 241 985 号
明細書から公知のポリエステルは、オキシエチレン基お
よびテレフタル酸単位だけでなく、1,2−プロピレ
ン、1,2−ブチレンおよび/または3−メトキシ−
1,2−プロピレン基を含有しており、そして末端がC1
-C4-アルキル基でキャップされている。
【0009】ヨーロッパ特許出願公告第B-0 185 427 号
明細書には、ジメチルテレフタレート、エチレングリコ
ールおよび/またはプロピレングリコールおよびメチル
−またはエチルポリエチレングリコールを基材とし、そ
の際各分子が平均して4〜11のテレフタル酸単位を含
有するオリゴエステルが記載されている。
【0010】米国特許第4 956 447 号明細書によれば、
ソイルリリースポリマーの性能は、第四窒素化合物の取
り込みを介してカチオン化することによって増進するこ
とができる。
【0011】米国特許第4 427 557 号明細書およびヨー
ロッパ特許出願公開第A-0 066 944号明細書には、スル
ホイソフタル酸のナトリウム塩を使用してアニオン性に
変性されたポリエステルが記載されている。使用される
ポリエチレングリコールは、200〜1000g/mol の
モル重量を有している。エチレングリコールとテレフタ
ル酸の重合により、2000〜10,000g/mol のモ
ル重量を有するオリゴエステルが得られる。
【0012】ヨーロッパ特許出願公開第A-0 274 907 号
明細書には、スルホエチレン末端キャップテレフタレー
ト含有ソイルリリースポリエステルが記載されている。
【0013】米国特許第3 712 873 号明細書には、テレ
フタル酸、ポリエチレングリコールおよびC2-C4-アルキ
レングリコールを基材とする、3000〜5000のモ
ル重量を有する1〜5%のポリエステルを含有する繊維
製品仕上げ配合物が記載されている。この配合物は、噴
霧またはパジングにより適用することができる。
【0014】米国特許第3 512 920 号明細書には、アル
キレングリコール、ポリアルキレングリコールおよびテ
レフタル酸並びにデンプン誘導体またはセルロース誘導
体を基材とする低分子量ポリエステルを用い、引き続い
て熱硬化することによるコットン/ポリエステル繊維製
品の処理が記載されている。
【0015】ドイツ特許出願公開第A-22 53 063 号明細
書には、ジカルボン酸およびアルキレンポリグリコール
またはシクロアルキレンポリグリコールのコポリマーお
よび場合によってはアルキレングリコールおよびシクロ
アルキレングリコールを含有する酸性繊維製品仕上げ組
成物が記載されている。
【0016】WO-92/17523 号明細書には、末端メチル基
を有するソイルリリースポリエステルを洗剤、特に繊維
製品柔軟剤配合物に使用する方法が記載されている。
【0017】ポーランド特許第93 133号明細書およびポ
ーランド特許第121 510 号明細書には、コットンまたは
コットン/ポリエステルブレンド繊維製品からなる繊維
製品の仕上げのためのソイルリリース仕上げ剤におい
て、1540の平均分子量を有するジメチルテレフタレ
ート、エチレングリコール、グリセロールおよびポリエ
チレングリコールの縮合により得られるソイルリリース
ポリマーを含有する上記仕上げ剤が記載されている。ポ
ーランド特許第125 292 号明細書には、上記のソイルリ
リースポリマーを使用する繊維製品の多官能性仕上げの
方法が記載されている。
【0018】ドイツ特許出願公開第A-22 00 911 号明細
書には、ノニオン性界面活性剤およびポリオキシエチレ
ングリコールおよびポリエチレンテレフタレートのコポ
リマーを含有する洗剤が記載されている。
【0019】ヨーロッパ特許出願公開第A-0 319 094 号
明細書には、衣類乾燥機中の洗濯物の処理にET/POET コ
ポリマーを使用する方法が記載されている。ソイルリリ
ースポリマーとしての作用の他に、その処理された洗濯
物に対する帯電防止作用が強調される。
【0020】ソイルリリースポリマーの配合構成は、ド
イツ特許出願公開第A-33 24 258 号明細書に記載されて
いる。液状ノニオン性界面活性剤中にPET/POETポリエス
テルを、PET :POET=2〜6:1で溶解または分散さ
せ、そしてビルダーにこの混合物を噴霧することによ
り、配合物が生じる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、従来の技術背景に対して改善されたソイルリリース
オリゴエステルを開発することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】この度、ジカルボン酸、
多価アルコール、エチレングリコールおよび/または
1,2−プロピレングリコールおよびポリアルキレング
リコールを基材とし、末端がアルキルポリエチレングリ
コールおよび/またはアリールポリエチレングリコール
で封鎖されているオリゴエステルが、従来技術によるソ
イルリリース特性よりも著しく優れた特性を有している
ことが見いだされた。
【0023】本発明は、 a)一種またはそれ以上のジカルボン酸またはそのエステ
ル40〜52モル%、好ましくは45〜50モル%、 b)エチレングリコールおよび/またはプロピレングリコ
ール10〜40モル%、好ましくは20〜35モル%、 c)ポリエチレングリコール3〜20モル%、好ましくは
10〜15モル%、 d)5〜80モル%のアルキレンオキシドと1モルのC1-C
24- アルコール、C6-C18- アルキルフェノールまたはC8
-C24- アルキルアミンとの水溶性付加生成物0.5〜1
0モル%、好ましくは1〜7.5モル%および e)3〜6のヒドロキシル基を有する一種またはそれ以上
のポリオール0.4〜10モル%、好ましくは0.5〜
8モル%の重縮合によって得られるオリゴエステルを提
供する。
【0024】ポリエステルの製造のための好適な成分a)
の例は、テレフタル酸、フタル酸、イソフタル酸および
C1-C6-アルコールとのモノ−およびジアルキルエステ
ル、例えばジメチルテレフタレート、ジエチルテレフタ
レートおよびジ-n- プロピルテレフタレートである。ポ
リエステルの製造のための成分a)として使用することが
できる化合物のその他の例は、シュウ酸、コハク酸、グ
ルタル酸、アジピン酸、フマル酸、マレイン酸、イタコ
ン酸、およびカルボン酸とC1-C6-アルコールとのモノ−
およびジアルキルエステル、例えばジエチルオキサレー
ト、ジエチルスクシネート、ジエチルグルタレート、メ
チルアジペート、ジエチルアジペート、ジ-n- ブチルア
ジペート、エチルフマレートおよびジメチルマレエート
である。好適なジカルボン酸が無水物の形態をとること
ができる場合には、少なくとも2つのカルボキシル基を
有するカルボン酸の無水物もポリエステルを製造するた
めの成分a)の化合物として好適であり、例えば無水マレ
イン酸、無水フタル酸または無水コハク酸である。成分
a)のための特に好適な化合物は、テレフタル酸、フタル
酸、イソフタル酸およびそのジメチル、ジエチル、ジプ
ロピルおよびジブチルエステルである。当然、異なるカ
ルボン酸または異なるエステルの混合物を使用すること
も可能である。同様に、例えばカルボン酸とエステルの
混合物またはカルボン酸と無水物の混合物を縮合に使用
することも可能である。
【0025】成分c)としては、500〜5000、好ま
しくは1000〜3000のモル重量を有するポリエチ
レングリコールが使用される。
【0026】ポリエステルを製造するための成分d)とし
て、5〜80モルの少なくとも一種のアルキレンオキシ
ドと1モルのC1-C18- アルコール、C6-C18- アルキルフ
ェノールまたはC8-C24- アルキルアミンの水溶性付加生
成物が好適である。ポリエチレングリコールのモノメチ
ルエーテルが好ましい。成分d)の化合物の製造のために
使用されるアルキレンオキシドは、好ましくはエチレン
オキシドおよびエチレンオキシドとプロピレンオキシド
の混合物である。エチレンオキシドとプロピレンオキシ
ドおよび/またはブチレンオキシドの混合物、エチレン
オキシド、プロピレンオキシドおよびイソブチレンオキ
シドの混合物、またはエチレンオキシドおよび少なくと
も一種のブチレンオキシドの混合物も好適である。これ
らのアルキレンオキシドの水溶性付加生成物は界面活性
剤である。アルキレンオキシドの混合物を使用して製造
した場合には、そこに存在するアルキレンオキシドは、
ブロックまたはランダム配置であることができる。
【0027】アルコキシル化される好適なアルコール
は、例えばオクチルアルコール、デシルアルコール、ラ
ウリルアルコール、ミリスチルアルコールまたはステア
リルアルコールであるが、特に好適にはメタノールおよ
びチーグラー法により得ることのできる8〜24個の炭
素原子を有するアルコール、または対応するオキソアル
コールである。アルキルフェノールのうち、オクチルフ
ェノール、ノニルフェノールおよびドデシルフェノール
が、対応する界面活性剤の製造に特に重要である。好適
なアルキルアミンのうち、特にC12-C18-モノアルキルア
ミンが水溶性界面活性剤の製造に使用される。
【0028】好適なポリオール(成分e))は、例えばペ
ンタエリスリトール、トリメチロールエタン、トリメチ
ロールプロパン、1,2,3−ヘキサントリオール、ソ
ルビット、マンニトールおよびグリセロールである。
【0029】本発明によるオリゴエステルは、それ自体
公知の方法によって、最初に大気圧下に触媒を添加して
成分a)、b)、c)、d)およびe)を160〜220℃に加熱
することによって合成される。引き続いて、この反応
は、過剰なグリコールを蒸留して除去しながら、160
〜約240℃の温度で減圧下に継続される。この反応の
ための好適なエステル交換および縮合触媒は従来公知の
ものであり、例えばチタンテトライソプロピレート、ジ
ブチルスズ酸化物または三酸化アンチモン/酢酸カルシ
ウムである。この工程を実施するためのその他の詳細事
項に関しては、ヨーロッパ特許第442 101 号明細書を参
照することができる。
【0030】本発明は、特に油および脂状の汚れに関す
る洗浄力を改善するために、これらのエステルを洗剤お
よび洗浄剤組成物に使用する方法、およびこれらの洗剤
および洗浄剤組成物も提供する。
【0031】本発明によるオリゴエステルを使用するこ
とのできる洗剤および洗浄剤配合物は、粉状、顆粒状、
ペースト状またはゲル状または液状であるか、または固
形洗濯石鹸(washing bar) である。これらは、少なくと
も0.1%、好ましくは0.1〜10%、特に好ましく
は0.2〜3%の本発明によるオリゴエステルを含有す
る。その望まれる用途に応じて、配合物の組成は、洗浄
される繊維製品または洗浄される表面の性質に適合され
る。これらは従来技術に従った通常の洗剤および洗浄剤
成分を含有する。このような洗剤および洗浄剤成分の代
表例を以下に示す。
【0032】最終的な洗剤および洗浄剤配合物中の界面
活性剤の全体の濃度は、1〜99%、好ましくは5〜8
0%(すべて重量%)であることができる。使用される
界面活性剤は、アニオン性、ノニオン性、両性またはカ
チオン性であることができる。これらの界面活性剤の混
合物も使用することができる。好ましい洗剤および洗浄
剤配合物は、アニオン性および/またはノニオン性界面
活性剤およびそれとその他の界面活性剤との混合物を含
有する。
【0033】好適なアニオン性界面活性剤は、スルフェ
ート、スルホネート、カルボキシレート、ホスフェート
およびその混合物である。ここで好適なカチオンは、ア
ルカリ金属、例えばナトリウムまたはカリウム、または
アルカリ土類金属、例えばカルシウムまたはマグネシウ
ムおよびアンモニウム、モノ−、ジ−またはトリエタノ
ールアンモニウムカチオンを包含する置換アンモニウム
化合物、およびその混合物である。以下の種類のアニオ
ン性界面活性剤が特に好ましい。
【0034】以下に記載するようなアルキルエステルス
ルホネート、アルキルスルフェート、アルキルエーテル
スルフェート、アルキルベンゼンスルホネート、第二ア
ルカンスルホネートおよび石鹸。
【0035】アルキルエステルスルホネートは、とりわ
け"The Journal of the American Oil Chemists Societ
y" 52 (1975), 第323−329頁に記載されているよ
うに気体状SO3 を使用してスルホン化されるC8-C20- カ
ルボン酸(すなわち脂肪酸)の直鎖状エステルである。
好適な出発材料は、天然脂肪、例えば牛脂、ヤシ油およ
びパーム油であるか、または実在の合成品であることが
できる。特に洗剤用途のための好ましいアルキルエステ
ルスルホネートは、以下の式
【0036】
【化1】 (式中、R1は、C8-C20- 炭化水素基、好ましくはアルキ
ルであり、そしてR は、C1-C6-炭化水素基、好ましくは
アルキルである)で表される化合物である。M は、アル
キルエステルスルホネートとともに水溶性塩を形成する
カチオンである。好適なカチオンは、ナトリウム、カリ
ウム、リチウムまたはアンモニウムカチオン、例えばモ
ノエタノールアミン、ジエタノールアミンおよびトリエ
タノールアミンである。好ましくはR1は、C10-C16-アル
キルであり、そしてR は、メチル、エチルまたはイソプ
ロピルである。特に好ましくはR1がC10-C16-アルキルで
あるメチルエステルスルホネートである。
【0037】ここでアルキルスルフェートは、式ROSO3M
(式中、R は、C10-C24-炭化水素基、好ましくはC10-C
20-アルキル成分を有するアルキルまたはヒドロキシア
ルキル基であり、特に好ましくはC12-C18-アルキルまた
はヒドロキシアルキル基である)で表される水溶性塩ま
たは酸である。M は、水素またはカチオン、例えばアル
カリ金属カチオン(例えばナトリウム、カリウム、リチ
ウム)、またはアンモニウムまたは置換アンモニウム、
例えばメチル−、ジメチル−、およびトリメチルアンモ
ニウムカチオンおよび第四アンモニウムカチオン、例え
ばテトラメチルアンモニウムおよびジメチルピペリジニ
ウムカチオンおよびアルキルアミン、例えばエチルアミ
ン、ジエチルアミン、トリエチルアミンおよびその混合
物から誘導された第四アンモニウムカチオンである。C
12-C16-アルキル鎖は、低い洗浄温度(例えば約50℃
未満)で好ましく、そしてC16-C18-アルキル鎖は、高い
洗浄温度(例えば約50℃以上)で好ましい。
【0038】アルキルエーテルスルフェートは、式RO
(A) m SO3M(式中、R は、置換されていないC10-C24-ア
ルキルまたはヒドロキシアルキル基、好ましくはC12-C
20-アルキルまたはヒドロキシアルキル基、特に好まし
くはC12-C18-アルキルまたはヒドロキシアルキル基であ
る)で表される水溶性塩または酸である。A は、エトキ
シまたはプロポキシ単位であり、m は、0よりも大きい
数、好ましくは約0.5〜約6、特に好ましくは約0.
5〜約3であり、そしてM は、水素原子またはカチオ
ン、例えばナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウ
ム、マグネシウム、アンモニウムまたは置換アンモニウ
ムカチオンである。置換アンモニウムカチオンの好適な
例は、メチル−、ジメチル−、トリメチルアンモニウム
および第四アンモニウムカチオン、例えばテトラメチル
アンモニウムおよびジメチルピペリジニウムカチオン、
およびアルキルアミン、例えばエチルアミン、ジエチル
アミン、トリエチルアミンまたはその混合物から誘導さ
れたものである。例えば、1モルの脂肪アルコールエー
テルスルフェート当たりEO含有量が1、2、2.5、3
または4モルであり、そしてM がナトリウムまたはカリ
ウムであるC12-C18-脂肪アルコールエーテルスルフェー
トがあげられる。
【0039】第二アルカンスルホネートでは、アルキル
基は、飽和であっても不飽和であってもよく、分岐鎖状
または直鎖状であり、そして置換されていないかまたは
ヒドロキシル基によって置換されている。スルホ基は、
炭素鎖のいずれの位置にあってもよいが、鎖の出発点お
よび終点の第一メチル基はスルホネート基を有していな
い。好ましい第二アルカンスルホネートは、約9〜25
個、好ましくは約10〜約20個、特に好ましくは約1
3〜17個の炭素原子を有する直鎖状アルキル鎖を有す
る。カチオンは、例えばナトリウム、カリウム、アンモ
ニウム、モノ−、ジ−またはトリエタノールアンモニウ
ム、カルシウムまたはマグネシウムおよびその混合物で
ある。カチオンとしてはナトリウムが好ましい。
【0040】その他の好適なアニオン性界面活性剤は、
アルケニル−またはアルキルベンゼンスルホネートであ
る。このアルケニルまたはアルキル基は、分岐鎖状また
は直鎖状であってもよく、そして置換されていないかま
たはヒドロキシル基で置換されていてもよい。好ましい
アルキルベンゼンスルホネートは、約9〜25個、好ま
しくは約10〜約13個の炭素原子を有する直鎖状アル
キル鎖を含有し、そしてカチオンは、ナトリウム、カリ
ウム、アンモニウム、モノ−、ジ−またはトリエタノー
ルアンモニウム、カルシウムまたはマグネシウムおよび
これらの混合物である。標準の洗浄用途にはナトリウム
が好ましいが、マイルドな界面活性剤系には、カチオン
としてマグネシウムが好ましい。同じことがアルケニル
ベンゼンスルホネートにも言える。
【0041】「アニオン性界面活性剤」という用語に
は、C12-C24-、好ましくはC14-C16-α−オレフィンを三
酸化硫黄でスルホン化し、次いで中和して得られるオレ
フィンスルホネートも含まれる。製造工程のために、こ
れらのオレフィンスルフェートは、比較的少量のヒドロ
キシアルカンスルホネートおよびアルカンジスルホネー
トを含有する場合がある。α−オレフィンスルホネート
の特定の混合物が米国特許第3,332,880 号明細書に記載
されている。
【0042】その他の好ましいアニオン性界面活性剤
は、カルボキシレート、例えば脂肪酸石鹸および同様の
界面活性剤である。この石鹸は、飽和であるかまたは不
飽和であってもよく、そして種々の置換基、例えばヒド
ロキシル基またはα−スルホネート基を含有していても
よい。疎水性部分として約6〜約30個、好ましくは約
10〜約18個の炭素原子を有する直鎖状の飽和または
不飽和炭化水素基が好ましい。
【0043】その他の好適なアニオン性界面活性剤は、
アシルアミノカルボン酸の塩、アルカリ媒体中で脂肪酸
塩化物とナトリウムサルコシネートを反応させて得られ
るアシルサルコシネート;脂肪酸塩化物とオリゴペプチ
ドを反応させて得られる脂肪酸−タンパク質縮合生成
物;アルキルスルファミドカルボン酸の塩;アルキルお
よびアルキルアリールエーテルカルボン酸の塩;C8-C24
- オレフィンスルホネート、例えば英国特許第1,082,17
9 号明細書に記載されているアルカリ土類金属クエン酸
塩の熱分解生成物をスルホン化して得られるスルホン化
ポリカルボン酸;アルキルグリセロールスルフェート、
オレイルグリセロールスルフェート、アルキルフェノー
ルエーテルスルフェート、第一パラフィンスルホネー
ト、アルキルホスフェート、アルキルエーテルホスフェ
ート、イセチオネート、例えばアシルイセチオネート、
N-アシルタウリド、アルキルスクシネート、スルホスク
シネート、スルホスクシネートのモノエステル(特に飽
和および不飽和C12-C18-モノエステル)およびスルホス
クシネートのジエステル(特に飽和および不飽和C12-C1
8-ジエステル)、アシルサルコシネート、アルキルポリ
サッカリドのスルフェート、例えばアルキルポリグリコ
シドのスルフェート、分岐した第一アルキルスルフェー
トおよびアルキルポリエトキシカルボキシレート、例え
ば式RO(CH2CH2)kCH2COO- M + (式中、R は、C8-C22-
アルキルであり、k は0〜10の数であり、そしてM は
カチオンである)で表されるもの、樹脂酸または水素化
された樹脂酸、例えばロジンまたは水素化ロジンまたは
トール油樹脂およびトール油樹脂酸である。その他の例
は、Surface Active Agents and Detergents (Vol. I a
nd II, Schwartz, Perry and Berch) に記載されてい
る。
【0044】好適なノニオン性界面活性剤の例は以下の
化合物である。
【0045】アルキルフェノールのポリエチレン、ポリ
プロピレンおよびポリブチレンオキシド縮合物。
【0046】これらの化合物は、直鎖状または分岐鎖状
のC6-C20- アルキル基を有するアルキルフェノールとア
ルケンオキシドの縮合生成物を含有する。1モルのアル
キルフェノール当たり約5〜25モルのアルケンオキシ
ドを含有する化合物が好ましい。市販されているこの種
の界面活性剤は、例えばIgepal(登録商標)CO-630、Tr
iton(登録商標)X-45、X-114 、X-100 およびX-102 お
よびArkopal-N (登録商標)製品(クラリアント社)で
ある。これらの界面活性剤は、アルキルフェノールアル
コキシレートと言われ、例えばアルキルフェノールエト
キシレートである。
【0047】脂肪族アルコールと約1〜約25モルのエ
チレンオキシドの縮合生成物。
【0048】脂肪族アルコールのアルキル鎖は、直鎖状
であるかまたは分岐鎖状の第一または第二であってもよ
く、そして一般に約8〜約22個の炭素原子を含有す
る。1モルのアルコール当たり約2〜約18モルのエチ
レンオキシドを有するC10-C20-アルコールの縮合生成物
が特に好ましい。アルキル鎖は、飽和であるかまたは不
飽和であってもよい。アルコールエトキシレートは、エ
チレンオキシドの狭い(狭い範囲のエトキシレート)ま
たは広い(広い範囲のエトキシレート)同族分布(homol
og distribution)を有していてもよい。市販されている
この種のノニオン界面活性剤の例は、Tergitol(登録商
標)15-S-9(C11-C15 直鎖状第二アルコールと9モルの
エチレンオキシドの縮合生成物)、Tergitol(登録商
標)24-L-NMW(狭いモル重量分布を有する、6モルのエ
チレンオキシドとC12-C14 直鎖状第一アルコールの縮合
生成物)である。この類の生成物は、クラリアント社の
Genapol (登録商標)製品をも包含する。
【0049】プロピレンオキシドとプロピレングリコー
ルの縮合により形成される疎水性ベースとエチレンオキ
シドの縮合生成物。
【0050】これらの化合物の疎水性部分は、好ましく
は約1500〜約1800の分子量を有している。この
疎水性部分へのエチレンオキシドの付加により、水溶性
が改善される。この生成物は、縮合生成物の全体の重量
の約50%までのポリオキシエチレン含有量の液体であ
り、これは約40モルまでのエチレンオキシドとの縮合
に相当する。市販されているこの類の製品の例は、BASF
社のPluronic(登録商標)製品およびクラリアント社の
Genapol (登録商標)PF製品である。
【0051】プロピレンオキシドとエチレンジアミンの
反応生成物とエチレンオキシドの縮合生成物。
【0052】これらの化合物の疎水性単位は、エチレン
ジアミンと過剰なプロピレンオキシドの反応生成物から
なり、一般に約2500〜3000の分子量を有する。
エチレンオキシドは、約40〜約80重量%のポリオキ
シエチレンの含有量および約5000〜約11000の
分子量まで、この疎水性単位に添加される。市販されて
いるこの類の化合物の例は、BASF社のTetronic(登録商
標)製品およびクラリアント社のGenapol (登録商標)
PN製品である。
【0053】半極性ノニオン性界面活性剤。
【0054】ノニオン性化合物のカテゴリーは、それぞ
れ約10〜約18個の炭素原子を有するアルキル基を有
する、水溶性アミンオキシド、水溶性ホスフィンオキシ
ドおよび水溶性スルホキシドを包含する。半極性ノニオ
ン性界面活性剤は、下記式
【0055】
【化2】 (式中、R は、約8〜約22個の炭素原子の鎖長を有す
るアルキル、ヒドロキシアルキルまたはアルキルフェノ
ール基であり、R2は、約2〜3個の炭素原子を有するア
ルキレンまたはヒドロキシアルキレン基またはその混合
物であり、各R1基は、約1〜約3個の炭素原子を有する
アルキルまたはヒドロキシアルキル基または約1〜約3
のエチレンオキシド単位を有するポリエチレンオキシド
基であり、そしてx は、約0〜約10の数である)で表
されるアミンオキシドを包含する。このR1基は、酸素ま
たは窒素原子を介して互いに結合していてもよく、従っ
て環を形成していてもよい。この種のアミンオキシド
は、特にC10-C18-アルキルジメチルアミンオキシドおよ
びC8-C12- アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミン
オキシドである。
【0056】脂肪酸アミド。
【0057】脂肪酸アミドは、下記式
【0058】
【化3】 (式中、R は、約7〜約21,好ましくは約9〜約17
個の炭素原子を有するアルキル基であり、そして各R1
は、水素、C1-C4-アルキル、C1-C4-ヒドロキシアルキル
または(C2H4O) xH (式中、x は約1〜約3で変化す
る)である)を有する。C8-C20- アミド、モノエタノー
ルアミド、ジエタノールアミドおよびイソプロパノール
アミドが好ましい。
【0059】その他の好適なノニオン性界面活性剤は、
アルキルおよびアルケニルオリゴグリコシド、およびそ
れぞれ脂肪アルキル基に8〜20個、好ましくは12〜
18個の炭素原子を有する脂肪酸ポリグリコールエステ
ルまたは脂肪アミンポリグリコールエステル、アルコキ
シル化トリグリカミド(triglycamides) 、混合エーテル
または混合ホルミル、アルキルオリゴグリコシド、アル
ケニルオリゴグリコシド、脂肪酸N-アルキルグルカミ
ド、ホスフィンオキシド、ジアルキルスルホキシドおよ
びタンパク質加水分解物である。
【0060】両性および双性界面活性剤の代表例は、ア
ルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アミノプロ
ピオネート、アミノグリシネート、または下記式
【0061】
【化4】 (式中、R1は、C8-C22- アルキルまたは−アルケニルで
あり、R2は、水素またはCH2CO2M であり、R3は、CH2CH2
OHまたはCH2CH2OCH2CH2CO2M であり、R4は、水素、CH2C
H2OHまたはCH2CH2COOMであり、Z は、CO2MまたはCH2CO2
M であり、n は、2または3であり、好ましくは2であ
り、M は、水素またはカチオン、例えばアルカリ金属、
アルカリ土類金属、アンモニウムまたはアルカノールア
ンモニウムである)で表される両性イミダゾリニウム化
合物である。
【0062】この式で表される好ましい両性界面活性剤
は、モノカルボキシレートおよびジカルボキシレートで
ある。これらの例は、ココアンフォカルボキシプロピオ
ネート、ココアミドカルボキシプロピオン酸、ココアン
フォカルボキシグリシネート(ココアンフォジアセテー
トとも言われる)およびココアンフォアセテートであ
る。
【0063】その他の好ましい両性界面活性剤は、約8
〜約22個、好ましくは8〜18個、特に好ましくは約
12〜約18個の炭素原子を有する直鎖状または分岐鎖
状のアルキル基を有するアルキルジメチルベタインおよ
びアルキルジポリエトキシベタインである。これらの化
合物は、例えばクラリアント社からGenagen (登録商
標)LAB という商品名で市販されている。
【0064】好適なカチオン性界面活性剤は、R1N(CH3)
3 + X - 、R1R2N(CH3)2 + X - 、R1R2R3N(CH3)+ X -
たはR1R2R3R4N + X - で表される類の置換されているか
または置換されていない直鎖状または分岐鎖状の第四ア
ンモニウム塩である。基R1、R2、R3およびR4は、好まし
くは互いに無関係に、8〜24個、好ましくは10〜1
8個、の炭素原子の鎖長を有する置換されていないアル
キル、約1〜約4個の炭素原子を有するヒドロキシアル
キル、フェニル、C2-C18- アルケニル、C7-C24- アルア
ルキル、(C2H4O) x H (式中、x は、約1〜約3であ
る)、1つまたはそれ以上のエステル基を含有するアル
キル基、または環状第四アンモニウム塩である。X は、
適当なアニオンである。
【0065】本発明において包含することができる追加
的な洗剤および洗浄剤成分は、水の硬度を低減させるた
めに無機および/または有機ビルダーを含有する。
【0066】これらのビルダーは、洗剤および洗浄剤組
成物中に約5〜約80重量%の割合で存在することがで
きる。無機ビルダーは、例えばポリホスフェート、例え
ばトリポリホスフェート、ピロホスフェートおよびガラ
ス状ポリマー性メタホスフェート、ホスホネート、シリ
ケート、炭酸水素塩およびセスキカーボネート(sesquic
arbonate) を含む炭酸塩、スルフェートおよびアルミノ
シリケートのアルカリ金属、アンモニウムおよびアルカ
ノールアンモニウム塩を包含する。
【0067】シリケートビルダーの例は、アルカリ金属
シリケート、特にSiO2:Na2O 比が1.6:1から3.
2:1であるもの、およびフィロシリケートであり、例
えば米国特許第4,664,839 号明細書に記載されているよ
うなクラリアント社からSKS (登録商標)、SKS-6 (登
録商標)の商品名で入手できるフィロケイ酸ナトリウム
がフィロシリケートビルダーとして特に好適である。
【0068】アルミノシリケートビルダーは本発明にお
いて特に好適である。特に式Naz [(AlO2) z (SiO2)y ]4
xH2O(式中、z およびy は、少なくとも6の数であり、
y に対するz の比率は1.0〜約0.5であり、そして
x は、約15〜約264の数である)を有するゼオライ
トが好ましい。
【0069】適当なアルミノシリケートベースのイオン
交換剤は市販されている。これらのアルミノシリケート
は、結晶質または非晶質の構造であることができ、そし
て天然に生じるものであるかまたは合成したものである
ことができる。アルミノシリケートを基材とするイオン
交換剤の製造方法は、米国特許第3,985,669 号明細書お
よび米国特許第4,605,509 号明細書に記載されている。
合成した結晶質アルミノシリケートを基材とする好まし
いイオン交換剤は、ゼオライトA、ゼオライトP(B)
(ヨーロッパ特許出願公開第A-0 384 070 号明細書に記
載されたものを包含する)およびゼオライトXの名称で
得られる。約0.1〜10μmの粒径を有するアルミノ
シリケートが好ましい。
【0070】好適な有機ビルダーは、ポリカルボキシ化
合物、例えば米国特許第3,128,287号明細書および米国
特許第3,635,830 号明細書に記載されているようなエー
テルポリカルボキシレートおよびオキシジスクシネート
を包含する。同様に米国特許第4,663,071 号明細書に記
載されている"TMS/TDS" ビルダーも好ましい。
【0071】その他の好適なビルダーは、エーテルヒド
ロキシポリカルボキシレート、無水マレイン酸とエチレ
ンまたはビニルメチルエーテルのコポリマー、1,3,
5−トリヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホ
ン酸およびカルボキシメチルオキシコハク酸、ポリ酢酸
のアルカリ金属、アンモニウムおよび置換アンモニウム
塩、例えばエチレンジアミンテトラ酢酸およびニトリロ
トリ酢酸、およびポリカルボン酸、例えばメリト酸、コ
ハク酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン
−1,3,5−トリカルボン酸、カルボキシメチルオキ
シコハク酸およびそれらの可溶性塩を包含する。
【0072】クエン酸塩ベースのビルダー、例えばクエ
ン酸およびその可溶性塩、特にナトリウム塩は、特にゼ
オライトおよび/またはフィロシリケートとともに粒状
配合物に使用することもできる好ましいポリカルボン酸
ビルダーである。その他の好適なビルダーは、3,3−
ジカルボキシ−4−オキサ−1,6−ヘキサンジオエー
トおよび米国特許第4,566,984 号明細書に記載されてい
る関連する化合物である。
【0073】リンベースのビルダーを使用することがで
きる場合および特に本発明が手で洗うための石鹸棒(soa
p bar)の配合を目的とする場合には、種々のアルカリ金
属ホスフェート、例えばナトリウムトリポリホスフェー
ト、ナトリウムピロホスフェートおよびナトリウムオル
トホスフェートを使用することができる。同様にホスホ
ネートビルダー、例えばエタン−1−ヒドロキシ−1,
1−ジホスホネートおよび例えば米国特許第3,159,581
号明細書、米国特許第3,213,030 号明細書、米国特許第
3,422,021 号明細書、米国特許第3,400,148 号明細書お
よび米国特許第3,422,137 号明細書に記載されているよ
うなその他の公知のホスホネートを使用することもでき
る。
【0074】本発明の好ましい態様では、通常の洗浄剤
成分は、洗浄剤組成物に代表的である成分、例えば界面
活性剤およびビルダーから選択することができる。場合
によっては、洗浄剤成分は、一種またはそれ以上の洗浄
助剤または洗浄作用を高めるか、洗浄される物品の処理
またはケアのために使用されるかまたは洗浄剤組成物の
使用特性を変えるその他の材料を含有することができ
る。洗浄剤組成物中の好適な洗浄助剤は、米国特許第3,
936,537 号明細書に特定される物質を包含する。本発明
の洗浄剤組成物中に使用することのできる洗浄助剤は、
例えば酵素、特にプロテアーゼ、リパーゼおよびセルラ
ーゼ、発泡助剤、発泡制限剤、抗変色剤(antitarnish)
および/または腐食防止剤、懸濁助剤、着色剤、フィラ
ー、蛍光増白剤、消毒剤、アルカリ、ヒドロトロープ(h
ydrotropic) 化合物、酸化防止剤、酵素安定剤、香料、
溶媒、可溶化剤、再汚染防止剤、分散剤、色移り防止
剤、例えばポリアミンN-オキシド、例えばポリ(4−ビ
ニルピリジンN-オキシド)、ポリビニルピロリドン、ポ
リ-N- ビニル-N- メチルアセトアミドおよびN-ビニルイ
ミダゾールとN-ビニルピロリドンのコポリマー、加工助
剤、柔軟剤および帯電防止助剤を含有する。
【0075】本発明による洗剤および洗浄剤組成物は、
場合によっては、本発明によるソイルリリースオリゴエ
ステルと反応しない一種またはそれ以上の通常の漂白剤
および活性剤または安定剤、特にペルオキシ酸を含有し
ていてもよい。一般に、使用される漂白剤は、洗浄剤成
分と相溶性であることが保証されなければならない。従
来の試験方法、例えば貯蔵時間の関数としての既製の洗
浄剤組成物の漂白活性の測定をこの目的に使用すること
ができる。
【0076】ペルオキシ酸は、遊離ペルオキシ酸である
か、または過酸塩とペルオキシ酸前駆体の混合物を水に
溶解した場合にペルオキシ酸に転化する、無機過酸塩、
例えば過ホウ酸ナトリウムまたは過炭酸ナトリウムと有
機ペルオキシ酸前駆体との混合物であることができる。
有機ペルオキシ酸前駆体は、しばしば漂白活性剤として
従来技術において言及されている。
【0077】好適な有機ペルオキシ酸の例は、例えば米
国特許第4,374,035 号明細書、米国特許第4,681,592 号
明細書、米国特許第4,634,551 号明細書、米国特許第4,
686,063 号明細書、米国特許第4,606,838 号明細書およ
び米国特許第4,671,891 号明細書に記載されている。
【0078】洗濯物の漂白に好適であり、そして過ホウ
酸漂白剤および活性剤を含有する組成物の例は、米国特
許第4,412,934 号明細書、米国特許第4,536,314 号明細
書、米国特許第4,681,695 号明細書および米国特許第4,
539,130 号明細書に記載されている。
【0079】本発明に使用するのに好ましいペルオキシ
酸の例は、ペルオキシドデカン二酸(DPDA)、ペルオキシ
コハク酸のノニルアミド(NAPSA) 、ペルオキシアジピン
酸のノニルアミド(NAPAA) およびデシルジペルオキシコ
ハク酸(DDPSA) を包含する。このペルオキシ酸は、好ま
しくは米国特許第4,374,035 号明細書の方法に従って可
溶性粒に含まれる。好ましい粒状漂白剤配合物は、重量
百分率で、発熱して溶解する化合物、例えばホウ酸1〜
50%;ペルオキシ酸と相溶性の界面活性剤成分、例え
ばC13LAS1〜25%;一種またはそれ以上のキレート安
定剤、例えばナトリウムピロホスフェート0.1〜10
%;および水溶性塩、例えば硫酸ナトリウム10〜70
%を含有する。
【0080】ペルオキシ酸を含有する漂白剤は、有効酸
素レベルが約0.1〜約10%、好ましくは約0.5〜
約5%、特に好ましくは約1〜4%に上昇するような量
で使用される。この百分率は、洗浄剤組成物の全体の重
量に基づいている。
【0081】本発明による洗浄剤組成物の使用単位量を
基準として、15〜60℃で約65リットルの水を含有
する代表的な洗浄液に使用した場合に、好適な量のペル
オキシ酸含有漂白剤は、約1ppm〜約150ppmの
有効酸素、好ましくは約2ppm〜約20ppmの有効
酸素を形成する。この洗浄液は、適当な漂白作用を提供
するために、7〜11、好ましくは7.5〜10.5の
pHを有しているべきである。米国特許第4,374,035 号
明細書の第6カラム第1〜10行の記載を参照する。
【0082】この代わりに、この漂白剤組成物は、アル
カリ性水溶液中で過酸化水素と反応した際に上記のペル
オキシ酸の1つを形成する適当な有機ペルオキシ酸前駆
体を含有していてもよい。過酸化水素供給源は、水溶液
中で過酸化水素を放出するいずれの無機過酸化物であっ
てもよく、例えば過ホウ酸ナトリウム(一水和物および
四水和物)および過炭酸ナトリウムである。
【0083】新規の洗浄剤組成物中の過酸化物含有漂白
剤の割合は、約0.1重量%〜約95重量%であり、好
ましくは約1重量%〜約60重量%である。漂白剤組成
物が完全に配合された洗浄剤組成物でもある場合には、
過酸化物含有漂白剤の含有量は約1重量%〜約20重量
%であることが好ましい。
【0084】本発明のソイルリリースオリゴエステルと
ともに使用することのできる漂白活性剤の量は、一般に
約0.1〜60重量%、好ましくは約0.5〜40重量
%である。使用される漂白剤組成物が、同時に完全に配
合された洗剤組成物である場合には、そこに含まれる漂
白活性剤の量は約0.5〜20重量%であることが好ま
しい。
【0085】ペルオキシ酸および本発明によるソイルリ
リースオリゴエステルは、ペルオキシ酸からの有効酸素
と本発明によるソイルリリースオリゴエステルとの重量
比が約4:1から約1:30、好ましくは約2:1から
約1:15、特に好ましくは約1:1から約1:7.5
であることが好ましい。この組合せは、完全に配合され
た生成物としてまたは洗剤の添加剤としてのいずれでも
使用することができる。
【0086】本発明による洗浄剤組成物は、本発明によ
る新規のソイルリリースオリゴエステルと反応しない一
種またはそれ以上の通常の酵素を含有していてもよい。
特に好ましい酵素はセルラーゼである。ここで使用され
るセルラーゼは、バクテリアまたは真菌から得られるも
のであってもく、最適なpH範囲が約5〜9.5である
特徴を有するべきである。好適なセルラーゼは、米国特
許第4,435,307 号明細書に記載されている。このセルラ
ーゼは、Humicola insolens 種、特にHumicolaDSM 1800
種またはAeromonas 属に属する他のセルラーゼ-212-
生産真菌により製造されるもの、および特定の海洋軟体
動物の肝膵臓から抽出されたセルラーゼでもある。好適
なセルラーゼは、同様に英国特許出願公開第A-2,075,02
8 号明細書、英国特許出願公開第A-2,085,275 号明細書
およびドイツ特許出願公開第A-2,247,832 号明細書に記
載されている。
【0087】好ましいセルラーゼは、WO-91/17243 号明
細書に記載されている。本発明による洗浄剤組成物は、
1gの洗浄剤組成物当たり約50mgまで、好ましくは
約0.01mg〜約10mgの量で酵素を含有する。本
発明によるソイルリリースオリゴエステルを含有する洗
剤および洗浄剤組成物の重量を基準とした酵素の割合
は、少なくとも0.001重量%、好ましくは約0.0
01〜約5重量%、特に好ましくは約0.001〜約1
重量%、殊に好ましくは約0.01〜約1重量%であ
る。
【0088】約1〜約180ppm、好ましくは約30
〜約90ppmの濃度で水性繊維製品洗浄液中に使用さ
れる本発明によるソイルリリースオリゴエステルは、ポ
リエステル、ポリエステル/コットンブレンドおよびそ
の他の合成繊維製品に対して効果的な洗浄および汚れ分
離処理をもたらす。繊維製品洗浄液は、好ましくは約7
〜約11、特に好ましくは約7.5〜約10.5のpH
を有するアルカリ性であり、その際代表的な洗剤成分が
含まれる。驚くべきことに、特にpHおよびアニオン性
界面活性剤を考慮する限り、洗剤および洗浄剤組成物に
通常存在する洗剤成分(detersive) を従来技術に相当す
る量で本発明による洗浄剤組成物中に使用することもで
きる。これらの組成物中において、それらは、例えば本
発明によるソイルリリースオリゴエステルの汚れ分離特
性に悪影響を及ぼすことなく、その使用目的、すなわち
繊維製品の洗浄または漂白を満足する。
【0089】ソイルリリース仕上げ剤を得るために、本
発明のソイルリリースオリゴエステルを、通常の市販の
家庭用用途の繊維製品柔軟剤に使用することもできる。
これらは、本質的に柔軟化成分、共柔軟剤、乳化剤、香
料、着色剤および電解質を含有し、そして7未満、好ま
しくは3〜5の酸性pHに配合される。
【0090】使用される柔軟化成分は、以下の式
【0091】
【化5】 (式中、R1は、C8-C24-n- またはイソ−アルキル、好ま
しくはC10-C18-n-アルキルであり、R2は、C1-C4-アルキ
ル、好ましくはメチルであり、R3は、R1またはR2であ
り、R4は、R2またはヒドロキシエチルまたはヒドロキシ
プロピルまたはそのオリゴマーであり、X - は、臭化
物、塩化物、ヨウ化物、メトスルフェート、アセテー
ト、プロピオネート、ラクテートである)で表される種
類の第四アンモニウム塩である。
【0092】この例は、ジステアリルジメチルアンモニ
ウムクロリド、二牛脂アルキルジメチルアンモニウムク
ロリド、二牛脂アルキルメチルヒドロキシプロピルアン
モニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウムクロ
リドまたは対応するベンジル誘導体、例えばドデシルジ
メチルベンジルアンモニウムクロリドである。環状第四
アンモニウム塩、例えばアルキル−モルホリン誘導体も
同様に使用することができる。
【0093】第四アンモニウム化合物に加えて、さらに
以下の式
【0094】
【化6】 (式中、R は、C8-C24-n- またはイソ−アルキル、好ま
しくはC10-C18-n-アルキルであり、X は、臭化物、塩化
物、ヨウ化物、メトスルフェートであり、A は、-NH-CO
- 、-CO-NH- 、-O-CO-、-CO-O-である)で表されるイミ
ダゾリニウム化合物(1)およびイミダゾリン誘導体
(2)を使用することもできる。
【0095】特に好ましい類の化合物はいわゆるエステ
ルクオート(ester quat)と呼ばれるものである。これら
は、アルカノールアミンと脂肪酸の反応生成物であり、
引き続いて通常のアルキル化剤またはヒドロキシアルキ
ル化剤で四級化されたものである。
【0096】好ましいアルカノールアミンは、下記式
【0097】
【化7】 (式中、R1は、C1-C3-ヒドロキシアルキル、好ましくは
ヒドロキシエチルであり、R2、R3は、R1またはC1-C3-ア
ルキル、好ましくはメチルである)で表される化合物で
ある。
【0098】トリエタノールアミンおよびメチルジエタ
ノールアミンが特に好適である。
【0099】エステルクオートのためのその他の特に好
ましい出発材料は、アミノグリセロール誘導体、例えば
ジメチルアミノプロパンジオールである。
【0100】アルキル化剤またはヒドロキシアルキル化
剤は、アルキルハライド、好ましくはメチルクロリド、
ジメチルスルフェート、エチレンオキシドおよびプロピ
レンオキシドである。
【0101】エステルクオートの例は、下記式で表され
る化合物である。
【0102】
【化8】 上記式中、R-C-O は、飽和または不飽和のC8-C24- 脂肪
酸から誘導される。これらの例は、カプロン酸、カプリ
ン酸、水素化されているか、水素化されていないかまた
は部分的に水素化されている牛脂脂肪酸、ステアリン
酸、オレイン酸、リノレン酸、ベヘン酸、パルミトステ
アリン酸、ミリスチン酸およびエライジン酸である。n
は0〜10、好ましくは0〜3、特に好ましくは0〜1
の範囲である。
【0103】本発明によるソイルリリースオリゴエステ
ルと組み合わせることができるその他の好ましい洗濯用
柔軟剤原料は、例えばジアルキルトリアミンおよび長鎖
脂肪酸を基材とするアミド−アミンおよびそのエトキシ
レートおよび/または四級化物である。これらの化合物
は、以下の式
【0104】
【化9】 (式中、R1およびR2は、互いに無関係に、C8-C24-n- ま
たはイソ−アルキル、好ましくはC10-C18-n-アルキルで
あり、A は、-CO-NH- または-NH-CO- であり、n は、1
〜3、好ましくは2であり、そしてm は、1〜5、好ま
しくは2〜4である)で表される構造を有している。
【0105】第三アミノ基の四級化の際に、C1-C4-アル
キル、好ましくはメチルであることのできる基R3、およ
び塩化物、臭化物、ヨウ化物またはメチルスルフェート
であることのできるカウンターイオンX を、追加的に取
り込むことも可能である。アミドアミノエトキシレート
およびその四級化誘導体は、Varisoft(登録商標)510
、Varisoft(登録商標)512 、Rewopal (登録商標)V
3340およびRewoquat(登録商標)W 222 LMの商品名で
市販されている。
【0106】繊維製品柔軟剤配合物に本発明によるオリ
ゴエステルが使用される好ましい濃縮物は、洗剤配合物
のために特定されるものに対応する。
【0107】上記した洗剤および繊維製品柔軟剤/洗濯
後処理組成物への用途に加えて、本発明によるオリゴエ
ステルは、疎水性の汚れに関して良好なソイルリリース
効果を得るために、全ての家庭用洗浄剤組成物および全
ての工業用洗浄剤組成物に使用することができる。家庭
用および工業用洗浄剤組成物は、上記した界面活性剤、
ビルダー、蛍光増白剤、漂白剤および酵素の代表例を含
んでいてもよい。
【0108】家庭用洗浄剤組成物の例は、万能洗浄剤、
食器洗い用洗剤、カーペット洗浄剤および浸漬組成物、
床およびその他の硬質表面、例えばプラスチック、セラ
ミックまたはガラス用の洗浄剤およびポリッシャーであ
る。
【0109】工業用洗浄剤組成物の例は、ケーシングお
よび車用の備品のようなプラスチック用の洗浄剤および
ポリッシャーおよび車体のような塗装された表面用の洗
浄剤およびポリッシャーである。
【0110】液体として配合されそして本発明によるオ
リゴエステルを含有する洗浄剤組成物は、一般に中性か
ら酸性のpHを有している。
【0111】
【実施例】実施例1 KPG 攪拌機、Claisen ブリッジを有する20cmのVigreux
カラム、内部温度計およびガス導入管を備えた1リット
ルの4つ口フラスコに、194.2gのジメチルテレフタレー
ト、39.8g のエチレングリコール、96.6g の1,2−プ
ロピレングリコール、9.2gのグリセロール、0.37g の無
水酢酸ナトリウムおよび0.19g のチタンテトライソプロ
ピレートを導入する。次いで、この混合物を窒素で不活
性にして、30分間かけて165〜167℃に加熱す
る。さらに2.5時間かけて温度を215〜220℃に
上昇させる。エステル交換およびメタノールの蒸留が約
165℃の内部温度で始まる。約5時間後に、98%を
越える予想される量のメタノールが蒸留される。この混
合物を約80℃に冷却し、次いで72.0g のメチルポリエ
チレングリコール750 、91.2g のメチルポリエチレング
リコール1820および387.5gのポリエチレングリコール15
00を添加する。このフラスコを再び不活性にし、そして
200〜220℃に加熱し、そして約1時間かけて圧力
を1〜5mbarとし、そしてさらに2〜5時間の間縮合を
行い、その際にエチレングリコールおよび1,2−プロ
ピレングリコールの混合物が蒸留される。縮合の終了後
に、混合物に窒素を流し、そして冷却する。室温に冷却
する際に、生成物は固形塊に固化する。収量は730gであ
る。
【0112】実施例1と同様に、以下の原料を用いても
本発明によるオリゴエステルを製造することができる。 実施例2 213.5g のジメチルテレフタレート 43.7g のエチレングリコール 106.2g の1,2−プロピレングリコール 4.5g のペンタエリスリトール 0.41g の無水酢酸ナトリウム 0.21g のチタンテトライソプロピレート 39.6g のメチルポリエチレングリコール750 50.2g のメチルポリエチレングリコール1820 426.3g のポリエチレングリコール1500 収量:720g 実施例3 145.6g のジメチルテレフタレート 109.0g の1,2−プロピレングリコール 1.4g のマンニトール 0.28g の無水酢酸ナトリウム 0.14g のチタンテトライソプロピレート 82.2g のメチルポリエチレングリコール750 581.3g のポリエチレングリコール3000 収量:800g 実施例4 194.2g のジメチルテレフタレート 39.8g のエチレングリコール 96.6g の1,2−プロピレングリコール 6.0g のトリメチロールエタン 0.37g の無水酢酸ナトリウム 0.19g のチタンテトライソプロピレート 54.0g のメチルポリエチレングリコール750 68.4g のメチルポリエチレングリコール1820 68.9g のポリエチレングリコール1500 129.2g のポリエチレングリコール800 258.3g のポリエチレングリコール3000 収量:760g 実施例5 223.3g のジメチルテレフタレート 45.7g のエチレングリコール 111.1g の1,2−プロピレングリコール 1.6g のペンタエリスリトール 0.42g の無水酢酸ナトリウム 0.22g のチタンテトライソプロピレート 28.2g のメチルポリエチレングリコール750 35.7g のメチルポリエチレングリコール1820 445.6g のポリエチレングリコール1500 収量:720g 実施例6 174.7g のジメチルテレフタレート 19.0g のエチレングリコール 107.5g の1,2−プロピレングリコール 3.3g のトリメチロールエタノール 0.33g の無水酢酸ナトリウム 0.17g のチタンテトライソプロピレート 83.8g のメチルポリエチレングリコール750 174.4g のポリエチレングリコール1500 348.8g のポリエチレングリコール3000 収量:765g 実施例7 48.5g のジメチルテレフタレート 10.0g のエチレングリコール 24.2g の1,2−プロピレングリコール 3.5g のグリセロール 0.10g の無水酢酸ナトリウム 0.05g のチタンテトライソプロピレート 730g のメチルポリエチレングリコール20,000 97.0g のポリエチレングリコール1500 収量:880g 実施例8 233.0g のジメチルテレフタレート 47.7g のエチレングリコール 115.9g の1,2−プロピレングリコール 8.1g の1,2,3−ヘキサントリオール 0.44g の無水酢酸ナトリウム 0.23g のチタンテトライソプロピレート 22.8g のn-ブチルポリエチレングリコール200 465.0g のポリエチレングリコール1500 収量:700g 実施例9 194.2g のジメチルテレフタレート 39.8g のエチレングリコール 96.6g の1,2−プロピレングリコール 1.0g のグリセロール 0.37g の無水酢酸ナトリウム 0.19g のチタンイソプロピレート 226.5g の牛脂脂肪アルコール+80モルのエチレンオ
キシド 387.5g のポリエチレングリコール1500 収量:800g 実施例10 194.2g のジメチルテレフタレート 39.8g のエチレングリコール 96.6g の1,2−プロピレングリコール 4.6g のグリセロール 0.37g の無水酢酸ナトリウム 0.19g のチタンテトライソプロピレート 180.3g のノニルフェノール+23モルのエチレンオキ
シド 387.5g のポリエチレングリコール1500 収量:805g ソイルリリース効果に関して、本発明によるソイルリリ
ースオリゴエステルを従来のソイルリリースポリマーと
比較した。
【0113】この目的のために、ポリエステル試験織布
WFK 30 A(WFK =Waeschereiforschungsanstalt [Laund
ry Research Institute] Krefeld)の予備洗浄に使用し
た洗浄液に、洗剤配合物(表2)を基準として、1%お
よび2%(活性成分)の濃度で物質を添加した。この方
法で予備処理した繊維製品を乾燥し、そしてエンジンオ
イルを使用して汚した。1時間作用させてオイルを除去
した後に、本発明によるソイルリリースオリゴエステル
または従来技術によるソイルリリースポリマーを添加し
ないで試験標本を洗浄した。次いで試験織布の反射率を
測定した。使用した従来のソイルリリースポリマーは以
下の化合物である。 比較実施例1:ヨーロッパ特許出願公告第B-0 185 427
号明細書、第23頁、表IV、第4行に記載の化合物、そ
れぞれの場合において表中に示した量で使用した。 比較実施例2:ヨーロッパ特許出願公告第B-0 185 427
号明細書、第23頁、表IV、第5行に記載の化合物、そ
れぞれ場合において表中に示した量で使用した。 比較実施例3:Repel-O-Tex SRP 4, Rhoene-Poulenc 、
それぞれの場合において表中に示した量で使用した。 比較実施例4:Sokalan 9976, BASF、それぞれの場合に
おいて表中に示した量で使用した。 汚れたWFK の試験織布に対する洗浄増進作用に関して、
同様に本発明によるソイルリリースオリゴエステルを試
験した。
【0114】この目的のために、これらを、表2に示し
た液体洗剤とともに適用した。従来のソイルリリースポ
リマーを比較として使用した。次いで、汚れた試験織布
WFK30 CおよびWFK 30 Dを洗浄し、そして反射率を測定
した。それぞれ4つの洗浄サイクルで行った。洗浄条件
は表1のものに相当する。以下の結果が得られた。 使用した商品名のリスト Genapol (登録商標)OA 080/ 8EOを有する純粋なC14/C15 脂肪アルコール クラリアント エトキシレート Hostapur(登録商標)SAS 60/ 第二C13-C17-n-アルカンスルホネートナトリウ クラリアント ム塩、60%濃度 Repel-O-Tex (登録商標)/ 70%までのエチレングリコール−ポリエチレ Rhoene-Poulenc ングリコール−テレフタル酸コポリマー、残部 のナトリウムスルフェートおよびナトリウムア ルミニウムシリケート Sokalan (登録商標)9976/ 50%Na2SO4の50%のノニオン性重縮合物 BASF Dequest (登録商標)2066/ ジエチレントリアミン−ペンタ(メチレンリン Monsanto 酸)のヘプタナトリウム塩の25%濃度水溶液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨハネス・ベヒエレル ドイツ連邦共和国、63477マインタール、 ヴアイデンゼーストラーセ、8 (72)発明者 マイクル・ウエッスリング アメリカ合衆国、ノース・カロライナ州 28210、シャルロッテ、オールド・チャペ ル・レイン、3130 (72)発明者 アレクサンダー・レルヒ ドイツ連邦共和国、63571ゲルンウハゼン、 ミッテルストラーセ、2

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)一種またはそれ以上のジカルボン酸ま
    たはそのエステル40〜52モル%、好ましくは45〜
    50モル%、 b)エチレングリコールおよび/またはプロピレングリコ
    ール10〜40モル%、好ましくは20〜35モル%、 c)ポリエチレングリコール3〜20モル%、好ましくは
    10〜15モル%、 d)5〜80モル%のアルキレンオキシドと1モルのC1-C
    24- アルコール、C6-C18- アルキルフェノールまたはC8
    -C24- アルキルアミンとの水溶性付加生成物0.5〜1
    0モル%、好ましくは1〜7.5モル%および e)3〜6のヒドロキシル基を有する一種またはそれ以上
    のポリオール0.4〜10モル%、好ましくは0.5〜
    8モル%の重縮合によって得られるオリゴエステル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のオリゴエステルを製造
    する方法において、最初に大気圧下に触媒を添加して成
    分a)、b)、c)、d)およびe)を160〜220℃の温度に
    加熱し、次いで減圧下に160〜240℃の温度で反応
    を継続することを包含する上記方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のオリゴエステルを、繊
    維製品用の洗剤および洗浄剤組成物、洗剤助剤、洗濯後
    処理組成物および硬質表面の洗浄剤組成物に使用する方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のオリゴエステルを、粉
    末状、粒状、ペースト状、ゲル状または液状、固形石
    鹸、しみ除去剤、洗濯のりおよび型つけ剤(stiffener)
    、アイロンがけ助剤、繊維柔軟化剤、万能洗浄剤、食
    器洗い用洗剤、プラスチックおよび塗装表面の洗浄剤お
    よびポリッシャー、およびカーペット洗浄および浸漬組
    成物の形態であることができる、ヘビーデューティー洗
    剤、ライトデューティー洗剤、色物用洗剤、ウール用洗
    剤、ドレープ洗剤、モジュラー洗剤に使用する方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のオリゴエステルを、繊
    維製品のソイルリリース仕上げ剤を得るための水溶液ま
    たは調製物に使用する方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のオリゴエステルを、液
    状、ペースト状、ゲル状または粒状で使用する方法。
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