JP2000025945A - 搬送物の仕分け装置 - Google Patents

搬送物の仕分け装置

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JP2000025945A
JP2000025945A JP10210469A JP21046998A JP2000025945A JP 2000025945 A JP2000025945 A JP 2000025945A JP 10210469 A JP10210469 A JP 10210469A JP 21046998 A JP21046998 A JP 21046998A JP 2000025945 A JP2000025945 A JP 2000025945A
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sorting
sliding contact
inclined roller
roller
transport
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JP10210469A
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English (en)
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Junji Furuichi
潤二 古市
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Okamura Corp
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Okamura Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で安価な装置で搬送物を所望の仕
分け方向に選択的に瞬時に、かつ確実に仕分けることが
出来る搬送物の仕分け装置を提供すること。 【解決手段】 仕分け片の下部が案内レール27に案内
されて分岐部T2の傾斜ローラ34に到達されると、仕
分け片の下部に設けられた摺接面が傾斜ローラ34の上
面外周部近傍に接触された状態で傾斜ローラに乗り上が
り、傾斜ローラ34の回転とともに傾斜ローラ34の外
周部近傍に沿うように徐々に移動され、傾斜ローラ34
の外周最上部における接線方向にスムーズに方向変換さ
れる。また、切換手段37により傾斜軸31aを回転さ
せるだけで、接触音等が生じることなく傾斜ローラ34
の向きが水平方向に変換されるため、仕分け片を連続的
に方向変換出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば配送センタ
ー等において、物品等を行き先別に仕分ける際に使用さ
れる搬送物の仕分け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、搬送路内を搬送してきた搬送物を
行き先別に仕分ける際においては、搬送面とともに移動
可能な仕分け片の下部を前記搬送面の下方に敷設された
案内レール内に案内させ、搬送方向と直交する方向に移
動させることにより搬送物を行き先別に仕分け可能とし
た搬送物の仕分け装置としては、例えば特開平5−72
2号公報、特開平6−227649号公報等が開示され
ている。
【0003】これらの搬送物の仕分け装置における仕分
け片の方向変換は、前者の場合は案内レールの分岐部に
設けられた切換レールの切換えにより行われ、また、後
者の場合は電磁石を介して仕分け片を変換方向に吸引す
ることにより行われるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
方法にあっては、搬送物の搬送速度の高速化に対応して
切換レールの切換速度を高めようとすると、装置の製品
コストが高くなり、頻繁な保守点検等が必要となるばか
りか、切換時において他の案内溝との接触により生じる
接触音が大きくなるといった問題があった。また、後者
の方法にあっては、磁気が搬送物に悪影響を及ぼす恐れ
があった。
【0005】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、構造が簡単で安価な装置で搬送物を所望
の仕分け方向に選択的に瞬時に、かつ確実に仕分けるこ
とが出来る搬送物の仕分け装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の搬送物の仕分け装置は、搬送物が載置され
た状態で搬送方向に移動する搬送部と、この搬送部とと
もに搬送方向に移動するとともに、かつ搬送部内を搬送
方向に対して横切るように移動することにより前記搬送
物を所望の方向に仕分け可能とする仕分け片と、この仕
分け片の下部所定箇所を所望の移動方向に案内する案内
レールと、前記案内レールの途中に設けられる分岐部に
おいて、前記仕分け片の移動方向を変換する方向変換装
置とを備える搬送物の仕分け装置において、前記方向変
換装置は、前記搬送部の搬送面に対して垂直な軸線に対
して所定角度傾斜され、前記軸線周りに回動自在に設け
られた傾斜軸の先端に軸心周りに回動自在に設けられた
略円盤状の傾斜ローラであり、前記傾斜軸を、切換手段
を介して前記搬送面に対して垂直な軸線周りに回動させ
ることで前記傾斜ローラの向きが切換え可能になってい
るとともに、前記仕分け片の下部に、前記傾斜ローラの
少なくとも一部に摺接する摺接面が形成されていること
を特徴としている。この特徴によれば、仕分け片の下部
が案内レールに案内されて分岐部の傾斜ローラに到達さ
れると、仕分け片の下部に設けられた摺接面が傾斜ロー
ラの上面外周部近傍に接触された状態で傾斜ローラに乗
り上がり、傾斜ローラの回転とともに傾斜ローラの外周
部近傍に沿うように徐々に移動され、傾斜ローラの外周
最上部における接線方向にスムーズに方向変換される。
また、切換手段により傾斜軸を回転させるだけで、接触
音等が生じることなく傾斜ローラの向きが水平方向に変
換されるため、仕分け片を連続的に方向変換出来る。
【0007】本発明の搬送物の仕分け装置は、前記摺接
面が、仕分け片の下部において前記搬送部の搬送面に対
して垂直な軸線周りに回転自在に設けられた摺接板の下
面に形成されていることが好ましい。このようにすれ
ば、傾斜ローラに乗り上げた摺接板が、傾斜ローラとと
もに回転しながら方向変換されていくので、傾斜ローラ
と摺接板の下面との間に滑りが生じて変換方向へのエネ
ルギーが大きく損失されることがないので、確実に方向
変換される。
【0008】本発明の搬送物の仕分け装置は、前記摺接
面が、付勢手段により傾斜ローラ方向に付勢されている
ことが好ましい。このようにすれば、接触面が傾斜ロー
ラに強く押圧されることで、両者が互いに滑りにくくな
り、変換方向へのエネルギーの損失が抑制されるので、
仕分け片をより確実に所望の方向に変換させることが出
来る。
【0009】本発明の搬送物の仕分け装置は、前記仕分
け片の下部に、前記案内レールに接触した時に移動方向
に転動するガイドローラが設けられていることが好まし
い。このようにすれば、ガイドローラが回転することで
案内レールとの接触により生じる摩擦抵抗が抑制される
ため、ガイドローラが分岐部近傍の案内レールに摺接、
もしくは接触してもスムーズに方向変換される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明すると、まず図1には本発明の実施例として
の搬送装置1の要部が示されており、2は搬送装置1の
側板であり、両側板2、2間には搬送物Hを移動する搬
送路が形成されている。搬送路は図中左右方向を向くメ
イン搬送路Aと、メイン搬送路Aの途中の分岐部T1か
ら斜め側方に延設される分岐路Bとからなる。
【0011】搬送路Aにおける側板2の長手方向両端部
には、図3に示されるような回転軸3が回転自在に配設
されており、一方の回転軸3は図示しないモータにより
回転駆動されるようになっている。側板2、2間におけ
る回転軸3の両側にはスプロケット4が固着されてお
り、長手方向両端部のスプロケット4、4間には無端状
のチェーン5が張設されている。
【0012】図2に示されるようにチェーン5、5の一
部の連結軸6は内方に延出されており、走行ローラ7が
回転自在に取り付けられている。両スプロケット4、4
の上・下端部間には、内向きに開口する断面コ字状の走
行レール8が設けられており、この走行レール8内を走
行可能とする走行ローラ7を介してチェーン5が移動可
能に収納されている。
【0013】搬送路長手方向両側のスプロケット4、4
間には、板状に形成された複数のスラット9が互いに近
接して連続的に並列に配設されて搬送部が構成されてお
り、その上面には搬送物Hの搬送面10が形成されてい
る。各スラット9の両側面9aにはチェーン5より延設
された連結軸6が固着されており、チェーン5の移動と
ともにスラット9が搬送方向に移動されるようになって
いる。
【0014】各スラット9には、図4に示されるように
搬送物Hの仕分け片としてのスライドシュー11が該ス
ラット9の長手方向に摺動自在に環装されている。この
スライドシュー11は中空状に形成され、内部上面11
aがスラット9の上面すなわち搬送面10の長手方向に
わたって突設される凸条12の上端部により摺接可能に
支持されている。なお、このスライドシュー11の形状
は任意であり、種々の形状のものが使用されていてもよ
く、また、各スラット9に個々に設けられていなくても
よい。
【0015】スライドシュー11の下面略中央位置から
は挿通路13を有する筒体14が突設されており、挿通
路13内には、上部にスラット9の下面に摺接する円盤
状の摺接板15が形成された中空の軸管16が軸線周り
に回転自在に挿通されている。この軸管16は下方に延
設されており、この軸管16下方所定箇所には、外周面
に固着された基体17にベアリング18を介してガイド
ローラ19が軸管16周りに回転自在に設けられてい
る。
【0016】中空の軸管16内には、下部に後述する摺
接板20と軸21を介して回転自在に連結するための連
結部材22が形成された伸縮管23が下方より嵌挿され
ている。この伸縮管23における連結部材22と基体1
7との間の外周にはバネ24が嵌装されている。なお、
軸管16は挿通路13内に軸心周りに回転可能に挿通さ
れているので、摺接板20も軸管16周りに回転自在に
なっている。
【0017】図1、4、5に示されるように、搬送路A
におけるスラット9の下方には、底板25と2枚の側板
26、26とから上面が開口する縦断面略コ字状に形成
される案内溝27、27’が、搬送路A長手方向左右側
にそれぞれ敷設されている。この案内溝27における搬
送路Aの分岐部T1付近には特に図5に示されるような
分岐部T2が形成されており、この分岐部T2からは反
対側の案内溝27’に連通する分岐案内溝28が分岐搬
送路Bに対して略平行に設けられている。
【0018】この案内溝27、27’及び分岐案内溝2
8内には、前述した各スライドシュー11の下方に設け
られたガイドローラ19、及びさらに下方の摺接板20
が移動自在に嵌合されている。ガイドローラ19は図4
に示されるように左右の側板26、26にガイドされ、
スライドシュー11が案内溝27、27’及び分岐案内
溝28に沿ってスムーズに移動されるようになってい
る。また、摺接板20の下面20aは、上方向への移動
が摺接板15を介してスラット9により規制されたバネ
24により案内溝27の底板25の上面25a方向に押
圧されており、スラット9の移動とともに底板25上面
25aを摺動するようになっている。なお、摺接板20
の前部は上方に湾曲形成されている。
【0019】案内溝27の分岐部T2における底板25
には図5、6に示されるように開口部29が形成されて
おり、開口部29内上流側には摺接板20の方向変換装
置30が搬送物Hの進入方向に対して左右方向に複数配
設されている。この方向変換装置30は、特に図6に示
されるように、複数のスラット9の上面により構成され
る搬送物の搬送面10に対して垂直な垂直軸31bと、
この垂直軸31bに対して上方が所定角度α(本実施例
においては約45度)傾斜された傾斜軸31aとからな
る軸部材31と、傾斜軸31aの上端に上方に向かって
テーパ状に広がる受部材32上に、傾斜軸31aの軸3
3(図9参照)周りに回転自在に軸着された傾斜ローラ
34とから構成されている。
【0020】垂直軸31bの下端は両側板2、2間に横
架される基板51内に挿通され、この基板51の上・下
面を挟むように設けられたフランジ部35により、基板
51上において軸心周りに回動自在に設けられている。
また、垂直軸31bの下部所定箇所には、基板51上所
定箇所に立設されるガイド部材36を介して、搬送物の
進入方向に対して左右方向に摺動自在に設けられた直線
状のラック37に噛合するピニオン38が固着されてい
る。
【0021】ラック37の一端側には図8に示されるよ
うに駆動モータ39が設けられており、この駆動モータ
39には減速装置40が連結されている。そしてこの減
速装置40の上端より突出される連結軸41に固着され
た駆動ピニオン42がラック37に噛合されており、駆
動モータ39を駆動させることにより、ラック37を左
右方向に移動できるようになっている。すなわち、この
ラック37の移動により、垂直軸31bが軸線周りに回
動され、傾斜軸31a及び傾斜ローラ34の向きが、図
8中2点鎖線で示されるように切り換わるようになって
いる。
【0022】この駆動モータ39は、適宜箇所に設けら
れた制御装置に連結されており、所望の場所にて駆動出
来るようになっている。また、駆動モータ39には、駆
動軸の回転数等を測定するロータリーエンコーダ(図示
略)が内設されており、傾斜ローラ34の向きや切換角
度等を制御できるようになっている。さらに、ラック3
7のギヤ部とピニオン38、および駆動ピニオン42の
ギヤ部とが確実に噛合されるように、バネ43を介して
ラック37をピニオン38方向に付勢するガイドローラ
44が基板51上に立設された垂直板45に設けられて
いる。
【0023】分岐部T2における方向変換装置30の下
流側には、図5、6に示されるように回動自在な支持ロ
ーラ46が、両側板2、2間において搬送面10に対し
て略平行に横架される基板47上に設けられている。支
持ローラ46は、図6に示すように、基体48に設けら
れた略半球状の凹部内に任意方向に転動自在に設けられ
るボールキャスターであり、その最上部が、傾斜ローラ
34の最上部とほぼ同高さに位置するように基板47上
に複数設けられている。
【0024】図7における傾斜ローラ34は、図9
(a)に示されるように、傾斜軸31aが、垂直軸31
bの軸心を中心として摺接板20の進入方向(図中白抜
き矢印)に対して所定角度θ(約θ=45度)傾斜され
た状態に設定されている。そしてこの状態において、傾
斜ローラ34の上面34a外周の最上部近傍が、図7に
示されるように、案内溝27の底板25の上面25aよ
りも高さh分上方に位置するように設定されている。
【0025】ここで図1に戻って、分岐搬送路Bは、分
岐部T1から斜め方向に延設される側板2、2と、両側
板2、2間に支軸49を介して回転自在に設けられる複
数のローラ50とからなり、分岐部T1より送られてく
る搬送物Hを所定の仕分け方向に搬送することが出来る
ようになっている。なお、このローラ50は適宜駆動モ
ータにより駆動する駆動ローラにより構成されていても
よい。
【0026】次に、この傾斜ローラ34による摺接板2
0の方向変換時における作用を図面に基づいて説明する
と、まず図9(a)に示されるように傾斜軸31aの摺
接板20の進入方向に対する傾斜角度がθ=約45度に
設定されている場合、上流側から次々と移動されてくる
摺接板20が分岐部T2に到達すると、図7に示される
ように摺接板20の先端部が、傾斜ローラ34の外周部
近傍、すなわち図7及び図9(a)における点P1近傍
に接触される。
【0027】ここで、摺接板20はバネ24により下方
に付勢されているため、摺接板20の移動に伴い傾斜ロ
ーラ34が回転され、摺接板20と傾斜ローラ34との
接触点が、P1近傍位置から図9(a)中斜線で示され
る位置に沿って傾斜ローラ34の外周部に乗り上がるよ
うに移動され、徐々に傾斜ローラ34の回転方向に向か
って方向変換される。
【0028】そして最上部のP2近傍位置において、摺
接板20は傾斜ローラ34の回転力を受けて傾斜ローラ
34の接線方向に送り出されるように移動するととも
に、この摺接板20の移動に従転する支持ローラ46に
支持されて先端部が分岐案内溝28内に進入される。さ
らにスラット9が移動されるとガイドローラ19が分岐
案内溝28の側板26に摺接して斜め前方に案内移動さ
れることになる。
【0029】こうして摺接板20がスラット9の移動と
ともに方向変換され、分岐案内溝28内に進入すると、
スライドシュー11は図1、図5に示されるようにスラ
ット9の移動とともに反対側の案内溝27’方向に移動
されていく。よって図1に示されるように搬送路A上を
スラット9とともに移動する搬送物Hが、分岐部T1に
おいてスライドシュー11により分岐搬送路B方向に徐
々に送り出されていく。
【0030】なお、分岐案内溝28から案内溝27’内
に合流された摺接板20はそのまま案内溝27’内を下
流側に向かって移動され、図示しない搬送路Aの終端部
適宜箇所において再び適宜分岐案内溝等を介して案内溝
27内に戻され、スライドシュー11が一列に整列され
るようになっている。
【0031】このように摺接板20は傾斜ローラ34に
接触して図5、6に示されるように乗り上げることによ
り、この傾斜ローラ34の回転により徐々に方向変換さ
れ、かつ方向変換装置30に適宜駆動力を付与すること
なく、摺接板20を所望の方向にスムーズに送り出すこ
とが出来る。
【0032】また、この方向変換装置30の傾斜軸31
aの垂直軸31bに対する傾斜角度α、および摺接板2
0の進入方向に対する傾斜角度θはそれぞれ任意に変更
可能であり、適宜制御装置を介して駆動モータ39を駆
動させてラック37により2つの傾斜ローラ34、34
を水平方向に回動させ、図9(b)に示されるように傾
斜角度θを90度、もしくは特に図示しないが−90
度、すなわち反対側に90度傾斜させると、方向を変換
させることなく、摺接板20をそのまま直線的に下流側
に送り出すことが出来る。この時スライドシュー11は
案内溝27’方向に移動しないため、搬送物Hは仕分け
られることなく、搬送路Aにおける分岐部T1の下流側
に送り出される。
【0033】なお、これら傾斜ローラ34の少なくとも
上面外周近傍は、滑り摩擦抵抗の高い高摩擦部材部材、
例えば硬質ゴム等により構成すれば、垂直軸31bに対
する傾斜軸31aの傾斜角度αを大きくすることなく、
摺接板20の移動方向を所望の方向に確実に変換するこ
とが出来る。
【0034】このように本発明実施例としての方向変換
装置30を用いれば、適宜制御装置を介して傾斜ローラ
34の向きを水平方向に回動するだけで、摺接板20を
所望の方向にスムーズに、かつ瞬時に方向変換させるこ
とが出来る。
【0035】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
【0036】例えば、傾斜ローラの形状、大きさ、また
分岐部における配設位置等も任意であり、種々に変形可
能である。さらに、切換手段は手動式のものでもよく、
また、複数の傾斜軸を配設場所等に対応して個々に回動
させることが出来るようにしてもよい。
【0037】また、本実施例においては案内レールが底
板25を有する案内溝27であったが、摺接板20下面
20aが傾斜ローラ34の一部に摺接可能に設けられて
いれば、特に底板25はなくてもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明は以下の効果を奏する。
【0039】(a)請求項1項の発明によれば、仕分け
片の下部が案内レールに案内されて分岐部の傾斜ローラ
に到達されると、仕分け片の下部に設けられた摺接面が
傾斜ローラの上面外周部近傍に接触された状態で傾斜ロ
ーラに乗り上がり、傾斜ローラの回転とともに傾斜ロー
ラの外周部近傍に沿うように徐々に移動され、傾斜ロー
ラの外周最上部における接線方向にスムーズに方向変換
される。また、切換手段により傾斜軸を回転させるだけ
で、接触音等が生じることなく傾斜ローラの向きが水平
方向に変換されるため、仕分け片を連続的に方向変換出
来る。
【0040】(b)請求項2項の発明によれば、傾斜ロ
ーラに乗り上げた摺接板が、傾斜ローラとともに回転し
ながら方向変換されていくので、傾斜ローラと摺接板の
下面との間に滑りが生じて変換方向へのエネルギーが大
きく損失されることがないので、確実に方向変換され
る。
【0041】(c)請求項3項の発明によれば、接触面
が傾斜ローラに強く押圧されることで、両者が互いに滑
りにくくなり、変換方向へのエネルギーの損失が抑制さ
れるので、仕分け片をより確実に所望の方向に変換させ
ることが出来る。
【0042】(d)請求項4項の発明によれば、ガイド
ローラが回転することで案内レールとの接触により生じ
る摩擦抵抗が抑制されるため、ガイドローラが分岐部近
傍の案内レールに摺接、もしくは接触してもスムーズに
方向変換される。
【0043】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の適用された搬送装置を示す要
部平面図である。
【図2】図1の搬送装置の要部を示す一部破断斜視図で
ある。
【図3】図1の搬送装置を示す概略側面図である。
【図4】図1のI−I断面図である。
【図5】案内溝における分岐部近傍を示す平面図であ
る。
【図6】図5のII−II断面図である。
【図7】方向変換装置の作用を示す側面図である。
【図8】方向変換装置の要部を示す平面図である。
【図9】(a)は約45度方向に方向変換させる場合の
方向変換装置を示し、(b)は方向変換させない場合の
方向変換装置を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 搬送装置 2 側板 3 回転軸 4 スプロケット 5 チェーン 6 連結軸 7 走行ローラ 8 走行レール 9 スラット(搬送部) 9a 側面 10 搬送面 11 スライドシュー(仕分け片) 11a 上面 12 凸条 13 挿通路 14 筒体 15 摺接板 16 軸管 17 基体 18 ベアリング 19 ガイドローラ 20 摺接板 20a 下面(摺接面) 21 軸 22 連結部材 23 伸縮管 24 バネ(付勢手段) 25 底板 25a 上面 26 側板 27、27’ 案内溝(案内レール) 28 分岐案内溝 29 開口部 30 方向変換装置 31 軸部材 31a 傾斜軸 31b 垂直軸 32 受部材 33 軸 34 傾斜ローラ 34a 上面 35 フランジ部 36 ガイド部材 37 ラック 38 ピニオン 39 駆動モータ 40 減速装置 41 連結軸 42 駆動ピニオン 43 バネ 44 ガイドローラ 45 垂直板 46 支持ローラ 47、51 基板 48 基体 49 支軸 50 ローラ T1、T2 分岐部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送物が載置された状態で搬送方向に移
    動する搬送部と、この搬送部とともに搬送方向に移動す
    るとともに、かつ搬送部内を搬送方向に対して横切るよ
    うに移動することにより前記搬送物を所望の方向に仕分
    け可能とする仕分け片と、この仕分け片の下部所定箇所
    を所望の移動方向に案内する案内レールと、前記案内レ
    ールの途中に設けられる分岐部において、前記仕分け片
    の移動方向を変換する方向変換装置とを備える搬送物の
    仕分け装置において、 前記方向変換装置は、前記搬送部の搬送面に対して垂直
    な軸線に対して所定角度傾斜され、前記軸線周りに回動
    自在に設けられた傾斜軸の先端に軸心周りに回動自在に
    設けられた略円盤状の傾斜ローラであり、前記傾斜軸
    を、切換手段を介して前記搬送面に対して垂直な軸線周
    りに回動させることで前記傾斜ローラの向きが切換え可
    能になっているとともに、前記仕分け片の下部に、前記
    傾斜ローラの少なくとも一部に摺接する摺接面が形成さ
    れていることを特徴とする搬送物の仕分け装置。
  2. 【請求項2】 前記摺接面が、仕分け片の下部において
    前記搬送部の搬送面に対して垂直な軸線周りに回転自在
    に設けられた摺接板の下面に形成されている請求項1に
    記載の搬送物の仕分け装置。
  3. 【請求項3】 前記摺接面が、付勢手段により傾斜ロー
    ラ方向に付勢されている請求項1または2に記載の搬送
    物の仕分け装置。
  4. 【請求項4】 前記仕分け片の下部に、前記案内レール
    に接触した時に移動方向に転動するガイドローラが設け
    られている請求項1ないし3のいずれかに記載の搬送物
    の仕分け装置。
JP10210469A 1998-07-09 1998-07-09 搬送物の仕分け装置 Withdrawn JP2000025945A (ja)

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