JP2000025033A - 未加硫ゴムシートの製造装置 - Google Patents

未加硫ゴムシートの製造装置

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JP2000025033A
JP2000025033A JP19290698A JP19290698A JP2000025033A JP 2000025033 A JP2000025033 A JP 2000025033A JP 19290698 A JP19290698 A JP 19290698A JP 19290698 A JP19290698 A JP 19290698A JP 2000025033 A JP2000025033 A JP 2000025033A
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Masahiro Ichikawa
昌宏 市川
Toshio Kida
俊雄 木田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ゴムシート製品を製造する際の作業の効率化を
図ることができ、而も高品質なゴムシート製品を製造で
きるようにする。 【解決手段】押出機10、および圧延ロール11から成
るシート形成部2と、シート形成部で圧延された未加硫
ゴムシート50を冷却する第1の搬送部6と、冷却され
た未加硫ゴムシートをゴムシート製品51に打抜く打抜
部3と、第1の搬送部および打抜部間に設けられ搬送さ
れてくる未加硫ゴムシートを蓄えるアキュームレータ1
7が設けられた第2の搬送部7とを備えている。また、
打抜部で打抜かれたゴムシート製品を計量する計量部4
と、計量部で計量されたゴムシート製品の重量を補正す
る重量補正手段19と、計量部で計量されたゴムシート
製品を重量補正手段に搬送する第3の搬送部8とを備え
ている。さらに、打抜部にはゴムシート製品を計量部に
移載する吸着・移載機構18が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は未加硫ゴムを圧延
・成型する未加硫ゴムシートの製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、未加硫ゴムから所定形状のゴ
ムシート製品を製造するために、押出機、圧延ロールお
よび打抜機が用いられている。押出機に未加硫ゴムが供
給されると、この未加硫ゴムは混練・均質化され、さら
に強力に圧縮されて所定形状の未加硫ゴム平板に形成さ
れる。この未加硫ゴム平板は圧延ロールにて所望の厚さ
の未加硫ゴムシートに圧延され巻取機で巻き取られる。
なお、巻取機で未加硫ゴムシートを巻き取る際、未加硫
ゴムシートは冷却され形状変化を防いでいる。そして、
この巻き取られた未加硫ゴムシートを打抜機にセット
し、所定形状の製品ゴムシートに打抜いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな製造工程では、圧延中の外部要因に加え、冷却途中
の未加硫ゴムシートや巻きとられている時の未加硫ゴム
シートに生ずる外力によって、当該未加硫ゴムシートが
指定された厚さから大きくばらつく虞があった。また、
未加硫ゴムシートを所定形状のゴムシート製品に打抜く
際、圧延ロールで圧延した未加硫ゴムシートを、一旦、
巻取機で巻き取ってから、別途、打抜機で打抜かなけれ
ばならず、製造工程が非連続作業になるので、作業効率
が悪くなっていた。
【0004】さらに、打抜機で打抜かれたゴムシート製
品の製品重量を管理する場合、1枚ずつ人手によって計
量補正若しくはロットアウトしなければならず、また、
この製品ゴムシートは人手によって指定ロット毎にまと
めなければならないので、作業効率が悪くなっていた。
本発明は、このような従来の難点を解決するためになさ
れたもので、作業の効率化を図ることができ、而も高品
質なゴムシート製品を製造できる未加硫ゴムシートの製
造装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明の未加硫ゴムシートの製造装置は、未加硫ゴム
を混練・均質化して所定形状の未加硫ゴム平板を押出す
押出機、および当該押出機から所定形状で押出された未
加硫ゴム平板を所望の厚さのシートに圧延する圧延ロー
ルから成るシート形成部と、シート形成部で所望の厚さ
に圧延された未加硫ゴムシートを冷却する第1の搬送部
と、第1の搬送部から搬送される未加硫ゴムシートを一
定のサイクルで所定形状のゴムシート製品に打抜く打抜
部と、第1の搬送部および打抜部間に設けられ当該打抜
部で前記未加硫ゴムシートを打抜く際に停止することな
く搬送されてくる当該未加硫ゴムシートを蓄えるアキュ
ームレータが設けられた第2の搬送部とを備えたもので
ある。
【0006】このような未加硫ゴムシートの製造装置に
よれば、搬送されてくる未加硫ゴムシートを打抜部で打
抜く際に、当該打抜部において未加硫ゴムシートが停止
しても、第2の搬送部のアキュームレータによって、停
止することなく搬送されてくる未加硫ゴムシートを蓄え
ることができるので、押出工程、圧延工程、冷却工程お
よび打抜き工程を人手によらずに連続して行うことがで
きるので、作業の効率化を図れる。また、搬送される未
加硫ゴムシートに巻き取りなどの外力が加わらなくなる
ので、高品質なゴムシート製品を安定供給することがで
きる。
【0007】また、本発明の未加硫ゴムシートの製造装
置においては、打抜部で打抜かれたゴムシート製品を計
量する計量部と、打抜部で打抜かれたゴムシート製品を
計量部に移載する吸着・移載機構とを備えたものが好ま
しい。なお、この吸着・移載機構は、打抜部そのものに
設けることが好ましい。これにより、押出工程、圧延工
程、冷却工程、打抜き工程および計量工程を人手によら
ずに連続して行うことができるので、作業の効率化を図
れる。
【0008】また、本発明の未加硫ゴムシートの製造装
置においては、計量部で計量されたゴムシート製品の重
量実測値が当該ゴムシート製品の重量管理値の下限値を
越えたときに、予め準備されている極薄ゴムシートを重
量実測値と重力管理値との差分だけ切り出して当該ゴム
シート製品に融着させる重量補正手段と、計量部で計量
されたゴムシート製品を重量補正手段に搬送する第3の
搬送部とを備えたものが好ましい。これにより、ゴムシ
ート製品を歩留まりよく製造することができる。
【0009】また、本発明の未加硫ゴムシートの製造装
置においては、第3の搬送部から搬送されるゴムシート
製品を吸着パッドで吸着して所定位置に積層する製品積
載部を備えたものが好ましい。これにより、ゴムシート
製品を人手によらず指定単位ごとに積層することができ
るので、作業の効率化を図れる。また、本発明の未加硫
ゴムシートの製造装置において製品積載部は、吸着パッ
ドで吸着されたゴムシート製品を載置する製品トレー
と、ゴムシート製品が載置された製品トレーを段積みす
る段積用吸着パッドとを備えたものが好ましい。これに
より、ゴムシート製品を人手によらず製品トレーへ載置
すると共に、この製品トレーを指定単位ごとに積層する
ことができるので、作業の効率化を図れると共に、次工
程での作業がやり易くなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の未加硫ゴムシート
の製造装置の実施の一形態について、図面を参照して説
明する。本発明の未加硫ゴムシートの製造装置は図1
(a)、(b)に示すように、シート形成部2、打抜部
3、計量部4および製品積載部5から構成され、シート
形成部2および打抜部3間には第1の搬送部6および第
2の搬送部7が、打抜部3および計量部4間には第3の
搬送部8がそれぞれ設けられている。
【0011】シート形成部2は、予め添加剤、加硫剤な
どが配合された未加硫ゴムを混練・均質化して所定形状
の未加硫ゴム平板を押出す押出機10と、当該押出機1
0から所定形状で押出された未加硫ゴム平板を所望の厚
さのシートに圧延するカレンダーロールなどの圧延ロー
ラ11とから成る。押出機10には真空引き装置12が
接続され、押出機10内の未加硫ゴム平板を高い真空度
下におくことができる。これにより、未加硫ゴム平板の
内部から気泡を除去することができる。圧延ローラ11
は、未加硫ゴム平板を上下の2本のローラ11a、11
b間を通すことにより所望の厚さのシートに圧延する。
この際、押出機10から排出される時の排出圧力の変動
を計測し、その変化に伴い、押出速度あるいは圧延ロー
ルによる圧延速度を変化させてもよい。また、押出機1
0から押出された未加硫ゴムシート50の厚さを光セン
サなどによって計測し、その計測値に基づき押出速度あ
るいは圧延ロールによる圧延速度を変化させてもよい。
これらの計測方法により、圧延厚さの精度を向上させる
ことが可能になる。また、圧延ローラ11は除電機能
(図示せず)を具備している。除電機能は、2本のロー
ラ11a、11bで圧延した未加硫ゴムシート50が、
帯電して何れか一方のローラに引き付けられてしまうこ
とを防ぐためのもので、例えば、電荷された空気を吹付
ける除電装置等が使用される。
【0012】このシート形成部2で所望の厚さに圧延さ
れた未加硫ゴムシート50は、第1の搬送部6および第
2の搬送部7によって次工程である打抜部3に搬送され
る。この第1の搬送部6は、熱伝導率のよい、例えばス
テンレス製の搬送ベルト13を備えたベルトコンベアが
使用され、さらに、搬送中の未加硫ゴムシート50を冷
却することができる冷却機構が備えられている。冷却機
構は、例えば、未加硫ゴムシート50を搬送する搬送ベ
ルト13の裏側から冷却水を噴出する噴射ノズル14
と、搬送ベルト13の表側から未加硫ゴムシート50自
体に風を吹き付ける冷却用ファン15とが第1の搬送部
6に設置されているものがよい。これにより、第1の搬
送部6の下流において、常温程度まで冷却された精度の
高い未加硫ゴムシート50が得られる。
【0013】この第1の搬送部6から搬送された未加硫
ゴムシート50は第2の搬送部7を介して打抜部3に搬
送される。この第2の搬送部7には伸縮可能な搬送ベル
ト16を備えたベルトコンベアが使用され、このベルト
コンベア7には、後述する打抜部3で未加硫ゴムシート
50を打抜く際に、停止することなく搬送されてくる当
該未加硫ゴムシート50を蓄えるアキュームレータ17
が設けられている。アキュームレータ17は上下動可能
な移動プーリで、この移動プーリ17が下方へ移動する
ことにより搬送ベルト16に支持されている未加硫ゴム
シート50の支持長さが長くなるので、打抜部3で未加
硫ゴムシート50を打抜くために、移動している未加硫
ゴムシート50を当該打抜部3の位置で停止させても、
第1の搬送部13から搬送されてくる未加硫ゴムシート
50を第2の搬送部7自体に蓄えることができる。即
ち、第2の搬送部7の投入側の搬送速度は第1の搬送部
6の搬送速度に常に同調しているが、排出側の搬送速度
は打抜部3が作動していない時は第1の搬送部6の搬送
速度より速くなり、また、作動している時はゼロにな
る。したがって、第1の搬送部6から搬送されてくる未
加硫ゴムシート50は、打抜部3が作動している時には
第2の搬送部7の搬送ベルト16による支持長さが徐々
に長くなるが、打抜部3による打抜きが終了すると長く
支持された分が解消されるように打抜部3に搬送され
る。これにより、押出工程、圧延工程、冷却工程および
打抜き工程を人手によらずに連続して行うことができる
ので、作業の効率化を図れる。
【0014】打抜部3は、未加硫ゴムシート50を一定
のサイクルで所定形状のゴムシート製品51に打抜くも
ので、例えば、円形のゴム層と金属板とが交互に積層さ
れた免震アイソレータのゴム層として用いられる一対の
半円形状のゴムシート51A、51B(図2)を、ゴム
シート製品として交互に打抜くことができるプレス機構
を具備している。また、打抜部3には、打抜かれたゴム
シート製品51を計量部4に移載する吸着・移載機構1
8が設けられている。吸着・移載機構18は、打抜かれ
たゴムシート製品51を、例えば吸着パッド(図示せ
ず)で吸着して、計量部4に移載させるものである。な
お、計量部4には秤量器が用いられる。
【0015】計量部4で計量されたゴムシート製品51
は、第3の搬送部8によって製品積載部5へ搬送され
る。このような第3の搬送部8は図3に示すように、計
量部4で計量されたゴムシート製品51を載置させる固
定板32と、この固定板32に載置されたゴムシート製
品51を載置された状態で製品積載部5方向へ押出す搬
送バー26と、この搬送バー26を一定の方向へ移動さ
せるチェーン駆動機構33とから構成されている。チェ
ーン駆動機構33は、搬送バー26が所定間隔で接続さ
れている2本の無端チェーン33a、33bと、2本の
無端チェーン33a、33bが巻き掛けられる駆動スプ
ロケット33cおよび従動スプロケット33dとから成
り、モータ等により駆動される駆動スプロケット33c
によって2本の無端チェーン33a、33bが同一回転
するので、搬送バー26がゴムシート製品51を押出す
ことができる。
【0016】また、第3の搬送部8には、計量部4で計
量されたゴムシート製品51の重量実測値が当該ゴムシ
ート製品の重量管理値の下限値を超えたときに、予め準
備されている極薄ゴムシートを重量実測値と重量管理値
との差分だけ切り出して当該ゴムシート製品51に融着
させる重量補正手段19が設けられている。重量補正手
段19は、計量部4で計量されたゴムシート製品51を
搬送する第3の搬送部8の上部に設けられ、図4に示す
ように、極薄ゴムシート20および粘着防止用セパレー
タ22が重ねられた状態で巻き取られたシートロール2
1と、極薄ゴムシート20をゴムシート製品51に融着
させる前に粘着防止用セパレータ22を極薄ゴムシート
20から剥がすロール25と、極薄ゴムシート20から
剥がされた粘着防止用セパレータ22を巻き取るロール
23と、極薄ゴムシート20を一定量取り出す駆動ロー
ル24と、駆動ロール24によって一定量取り出された
極薄ゴムシート20を切断するカッタ31とから構成さ
れている。
【0017】このような重量補正手段19によれば、搬
送されているゴムシート製品51の流れに沿って極薄ゴ
ムシート20が当該ゴムシート製品51に接していくの
で、未加硫ゴム同士の自己融着によって極薄ゴムシート
20を確実にゴムシート製品51に固着できる。したが
って、ゴムシート製品51を歩留まりよく製造すること
ができる。
【0018】この計量や重量補正が終了したゴムシート
製品51は図1(a)、(b)に示すように、第3の搬
送部8の搬送バー26によって押出されて製品積載部5
に搬送される。製品積載部5は、このゴムシート製品5
1を吸着パッド27で吸着して所定位置に積層させる。
これにより、ゴムシート製品51を人手によらず指定単
位ごとに積層することができるので、作業の効率化を図
れる。なお、積層するゴムシート製品51間には離型性
のあるシートを介在させるとよい。具体的には、離型性
のあるシートが巻き取られたシートロールから定尺で切
り出して搬送ロボットなどによって交互に介在させる
か、予め定尺に裁断された離型性のあるシートを搬送ロ
ボットなどによって交互に介在させる。これにより、ゴ
ムシート製品51同士が粘着することを防ぐことができ
る。
【0019】また、製品積載部5は、吸着パッド27で
吸着されたゴムシート製品51を載置する製品トレー2
8と、ゴムシート製品51が載置された製品トレー28
を段積みする段積用吸着パッド29とを備えるとよい。
これにより、ゴムシート製品51を人手によらず製品ト
レー28へ載置すると共に、この製品トレー28を指定
単位ごとに積層することができるので、作業の効率化を
図れると共に、次工程での作業がやり易くなり、また、
ゴムシート製品51同士が粘着することを防ぐことがで
きる。
【0020】このように構成された未加硫ゴムシートの
製造装置1は、A/D制御やコンピュータ等によって制
御される。以下、このような制御装置による未加硫ゴム
シートの製造装置1の動作について、図5に示すフロー
チャートを用いて説明する。なお、製造すべきゴムシー
ト製品は、免震アイソレータのゴム層として用いられる
一対の半円形状のゴムシート51A、51B(図2)と
する。また、製品積載部5は、吸着パッド27と共に製
品トレー28および段積用吸着パッド29を備えたもの
を使用する。
【0021】まず、予め添加剤、加硫剤などを配合した
未加硫ゴムを、シート形成部2の押出機10に投入する
(ステップ101)。押出機10は投入された未加硫ゴ
ムを混練・均質化して所定形状の未加硫ゴム平板を押出
す(ステップ102)。この際、真空引き装置12によ
って押出機10内の未加硫ゴム平板を高い真空度下にお
くことにより、未加硫ゴム平板の内部から気泡を除去す
ることができる。これにより、高品質な未加硫ゴム平板
を圧延ロール11に押出すことができる。
【0022】圧延ロール11は、この押出された未加硫
ゴム平板を所望の厚さの未加硫ゴムシートに圧延する
(ステップ103)。圧延された未加硫ゴムシートは、
第1の搬送部6によって第2の搬送部7へと搬送され
る。この際、搬送中の未加硫ゴムシートは、第1の搬送
部6の冷却機構である噴射ノズル14および冷却用ファ
ン15によって常温程度まで冷却されるので、精度の高
い未加硫ゴムシートが得られる(ステップ104)。
【0023】第2の搬送部7へと搬送された未加硫ゴム
シートは、さらに打抜部3へと搬送される。そして、打
抜部3で未加硫ゴムシートを一定のサイクルで一対の半
円形状のゴムシート51A、51Bを交互に打抜く。こ
の際、第1の搬送部6から停止することなく搬送されて
くる未加硫ゴムシート50は、第2の搬送部7のアキュ
ームレータ17により蓄えられるので、押出工程、圧延
工程、冷却工程および打抜き工程を人手によらずに連続
して行うことができる(ステップ105、ステップ10
6)。なお、打抜部3で半円形状のゴムシート51A、
51Bが打抜かれた未加硫ゴムシートの滓50′は滓用
巻取機30によって巻き取られる(ステップ107)。
【0024】打抜部3で打抜かれた半円形状のゴムシー
ト51Aあるいは51Bは、吸着・移載機構18の吸着
パッドで吸着して計量部4に移載し、当該計量部4に載
置させる(ステップ108、109)。計量部4がこの
半円形状のゴムシート51Aあるいは51Bを計量し
て、重量実測値が当該ゴムシートの重量管理値の下限値
を超えたときには、第3の搬送部8の搬送バー26で重
量補正手段19に搬送する。重量補正手段19は、極薄
ゴムシート20を重量実測値と重量管理値との差分だけ
カッタ31で切り出してゴムシート51Aあるいは51
Bに融着させ、重量を補正する(ステップ110、11
1)。この補正されたゴムシート51Aあるいは51B
を、再度、計量するために搬送バー26で計量部4へと
搬送する。そして、計量部4において、ゴムシートの重
量管理値の上限値あるいは下限値を超えた場合は、吸着
・移載機構18の吸着パッドで廃棄部(図示せず)へと
廃棄される(ステップ112)。なお、最初の計量にお
いてゴムシートの重量管理値の上限値を超えている場合
にも、吸着・移載機構18の吸着パッドで廃棄部へと廃
棄される(ステップ112)。
【0025】この計量部4で計量されたゴムシート51
A、51Bが重量管理値内の場合は、第3の搬送部8の
搬送バー26によって製品積載部5へと搬送される。製
品積載部5は、段積用吸着パッド29で空の製品トレー
28を所定位置から製品積載部5へと移動させる(ステ
ップ113)。そして、第3の搬送部8の固定板32か
らゴムシート51Aあるいは51Bを、吸着パッド27
で吸着して空の製品トレー28へ移載する(ステップ1
14、115)。この際、ゴムシート51Aと51Bと
は1つの製品トレー28へ移載される。なお、ステップ
112〜115は、製品トレー28が予め定められた段
数になるまで繰返される(ステップ116)。
【0026】このゴムシート51A、51Bが移載され
た製品トレー28が予め定められた段数になると、出荷
用倉庫(図示せず)へと運び出される(ステップ11
7)。このように製品積載部5では、ゴムシート51
A、51Bを人手によらず製品トレー28へ載置すると
共に、この製品トレー28を指定単位ごとに積層するこ
とができるので、次工程での作業がやり易くなる。
【0027】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の未加硫
ゴムシートの製造装置によれば、各作業工程を自動的に
連続して行うことができるので、作業の効率化を図るこ
とができる。また、搬送される未加硫ゴムシートに巻き
取りなどの外力が加わらなくなるので、高品質なゴムシ
ート製品を安定供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の未加硫ゴムシートの製造装置の実施の
一形態を示す説明図で、(a)は上面図、(b)は側面
図。
【図2】本発明の未加硫ゴムシートの製造装置で製造さ
れるゴムシート製品の実施の一形態を示す説明図。
【図3】本発明の未加硫ゴムシートの製造装置の第3の
搬送部を示す部分詳細図。
【図4】本発明の未加硫ゴムシートの製造装置に用いら
れる重量補正手段の実施の一形態を示す説明図。
【図5】本発明の未加硫ゴムシートの製造装置の動作を
示すフローチャート図。
【符号の説明】
1・・・・・未加硫ゴムシートの製造装置 2・・・・・シート形成部 3・・・・・打抜部 4・・・・・計量部 6・・・・・第1の搬送部 7・・・・・第2の搬送部 8・・・・・第3の搬送部 10・・・・・押出機 11・・・・・圧延ロール 17・・・・・アキュームレータ 18・・・・・吸着・移載機構 27・・・・・吸着パッド 19・・・・・重量補正手段 20・・・・・極薄ゴムシート 28・・・・・製品トレー 29・・・・・段積用吸着パッド 50・・・・・未加硫ゴムシート 51・・・・・ゴムシート製品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F201 AA45 AG01 AR15 BA01 BA03 BC02 BC13 BC15 BD02 BD05 BN11 BQ02 BQ10 BQ14 BQ36 BQ39 BQ54 BQ60

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】未加硫ゴムを混練・均質化して所定形状の
    未加硫ゴム平板を押出す押出機、および当該押出機から
    所定形状で押出された前記未加硫ゴム平板を所望の厚さ
    のシートに圧延する圧延ロールから成るシート形成部
    と、前記シート形成部で前記所望の厚さに圧延された前
    記未加硫ゴムシートを冷却する第1の搬送部と、前記第
    1の搬送部から搬送される前記未加硫ゴムシートを一定
    のサイクルで所定形状のゴムシート製品に打抜く打抜部
    と、前記第1の搬送部および前記打抜部間に設けられ当
    該打抜部で前記未加硫ゴムシートを打抜く際に停止する
    ことなく搬送されてくる当該未加硫ゴムシートを蓄える
    アキュームレータが設けられた第2の搬送部とを備えた
    ことを特徴とする未加硫ゴムシートの製造装置。
  2. 【請求項2】前記打抜部で打抜かれた前記ゴムシート製
    品を計量する計量部と、前記打抜部で打抜かれた前記ゴ
    ムシート製品を前記計量部に移載する吸着・移載機構と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の未加硫ゴムシ
    ートの製造装置。
  3. 【請求項3】前記計量部で計量された前記ゴムシート製
    品の重量実測値が当該ゴムシート製品の重量管理値の下
    限値を越えたときに、予め準備されている極薄ゴムシー
    トを前記重量実測値と前記重力管理値との差分だけ切り
    出して当該ゴムシート製品に融着させる重量補正手段
    と、前記計量部で計量された前記ゴムシート製品を前記
    重量補正手段に搬送する第3の搬送部とを備えたことを
    特徴とする請求項2記載の未加硫ゴムシートの製造装
    置。
  4. 【請求項4】前記第3の搬送部から搬送される前記ゴム
    シート製品を吸着パッドで吸着して所定位置に積層する
    製品積載部を備えたことを特徴とする請求項2または3
    記載の未加硫ゴムシートの製造装置。
  5. 【請求項5】前記製品積載部は、前記吸着パッドで吸着
    された前記ゴムシート製品を載置する製品トレーと、前
    記ゴムシート製品が載置された前記製品トレーを段積み
    する段積用吸着パッドとを備えたことを特徴とする請求
    項4記載の未加硫ゴムシートの製造装置。
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