JP5479763B2 - 打抜装置及び打抜方法 - Google Patents
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Description
シート保持具907は、直方体状のベースブロックに柔軟な弾性フィン908が上下に整列する態様で多数設けられている。シート保持具907の上端907aは、トムソン中空刃922の下縁部922aよりも上側とされている。
そして、打抜型920が打抜ステーションから取出ステーションへ移送されると、積み重ねられたシート製品990が型穴980から製品取出コンベヤへ押し出される。
前記抜き型は、前記シート製品を通す型穴が上下に貫通しており、
本打抜装置は、
前記シート製品を前記型穴内に積み重ねさせる上側位置と、この上側位置よりも下側の下側位置と、へ移動可能とされた製品積重台と、
前記抜き型と前記受け部とを離反させ、前記シートを前記打抜位置へ搬入し、前記抜き型と前記受け部とを近接させて前記打抜位置のシートから前記シート製品を打ち抜く打抜手段と、
当該シート製品の上から前記型穴に対して進退可能なノックアウト部材を有し、このノックアウト部材を下降させることにより前記シート製品を下降させて前記上側位置にある前記製品積重台上に積み重ね、当該製品積重台が前記上側位置から前記下側位置へ移動するときに前記ノックアウト部材を下降させて前記製品積重台上に積み重ねられたシート製品を押さえるノックアウト手段と、
前記製品積重台を前記上側位置から前記下側位置へ移動させて当該製品積重台上に積み重ねられたシート製品を所定の取出位置へ移動させる積重製品移送手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、下側の抜き型と上側の受け部との間の打抜位置に搬送方向へ連続したシート(フィルムを含む)を搬入し、当該シートからシート製品を打ち抜いて積み重ねる打抜方法であって、
前記シート製品を通す上下に貫通した型穴を前記抜き型に設け、
前記シート製品を前記型穴内に積み重ねさせる上側位置と、この上側位置よりも下側の下側位置と、へ移動可能に製品積重台を配置し、
前記抜き型と前記受け部とを離反させ、前記シートを前記打抜位置へ搬入し、前記抜き型と前記受け部とを近接させて前記打抜位置のシートから前記シート製品を打ち抜き、当該シート製品の上から前記型穴に対して進退可能なノックアウト部材を下降させることにより前記シート製品を下降させて前記上側位置にある前記製品積重台上に積み重ね、当該製品積重台が前記上側位置から前記下側位置へ移動するときに前記ノックアウト部材を下降させて前記製品積重台上に積み重ねられたシート製品を押さえ、前記製品積重台を前記上側位置から前記下側位置へ移動させて当該製品積重台上に積み重ねられたシート製品を所定の取出位置へ移動させることを特徴とする。
上記発明では、シート製品の積み重ねられた状態をより確実に保つことができる。
前記抜き型は、前記シート製品を通す型穴が上下に貫通しており、
本打抜装置は、
前記型穴の下方に配置された製品積重台と、
前記抜き型と前記受け部とを離反させ、前記シートを前記打抜位置へ搬入し、前記抜き型と前記受け部とを近接させて前記打抜位置のシートから前記シート製品を打ち抜く打抜手段と、
当該シート製品の上から前記型穴に対して進退可能なノックアウト部材を有し、このノックアウト部材を下降させることにより前記シート製品を下降させて前記製品積重台上に積み重ねるノックアウト手段と、
前記製品積重台上に積み重ねられたシート製品を所定の取出位置へ移動させる積重製品移送手段とを備え、
前記ノックアウト手段は、前記シートの厚みの入力を受け付けるシート厚入力手段を有し、前記シート製品をノックアウトする毎に下降させる前記ノックアウト部材の下限位置を前記シート厚入力手段で入力された厚みの分ずつ上昇させることを特徴とする。
さらに、本発明は、下側の抜き型と上側の受け部との間の打抜位置に搬送方向へ連続したシート(フィルムを含む)を搬入し、当該シートからシート製品を打ち抜いて積み重ねる打抜方法であって、
前記シート製品を通す上下に貫通した型穴を前記抜き型に設け、
前記型穴の下方に製品積重台を配置し、
前記シートの厚みの入力を受け付けるシート厚入力手段を設け、
前記抜き型と前記受け部とを離反させ、前記シートを前記打抜位置へ搬入し、前記抜き型と前記受け部とを近接させて前記打抜位置のシートから前記シート製品を打ち抜き、当該シート製品の上から前記型穴に対して進退可能なノックアウト部材を下降させることにより前記シート製品を下降させて前記製品積重台上に積み重ね、前記製品積重台上に積み重ねられたシート製品を所定の取出位置へ移動させ、
前記シート製品をノックアウトする毎に下降させる前記ノックアウト部材の下限位置を前記シート厚入力手段で入力された厚みの分ずつ上昇させることを特徴とする。
上記発明では、シート製品の積み重ねられた状態をより確実に保つことができる。
上部に前記下型を固定した昇降可能な下テーブルと、
この下テーブルを昇降させるためのクランク機構と、
このクランク機構を駆動して前記下テーブルを昇降させるクランク駆動手段と、
このクランク駆動手段により前記下テーブルを下降させて前記下型と前記上型とを離反させ、前記シートを前記打抜位置へ搬入し、前記クランク駆動手段により前記下テーブルを上昇させて前記下型と前記上型とを近接させて前記打抜位置のシートから前記シート製品を打ち抜く打抜手段とを備え、
前記クランク機構は、
前記打抜位置の下方から前記搬送方向へずれて長手方向を前記シートの幅方向に向けて配置された駆動側クランク軸と、
前記打抜位置の下方から前記シートの幅方向外側となる両位置にそれぞれ前記シートの幅方向に向けて配置された第一の従動側クランク軸及び第二の従動側クランク軸と、
前記駆動側クランク軸と前記第一の従動側クランク軸とに架け渡された第一の駆動側コンロッドと、
前記駆動側クランク軸と前記第二の従動側クランク軸とに架け渡された第二の駆動側コンロッドと、
前記第一の従動側クランク軸と前記下テーブルとに架け渡された第一の従動側コンロッドと、
前記第二の従動側クランク軸と前記下テーブルとに架け渡された第二の従動側コンロッドとを有し、
前記クランク駆動手段は、前記駆動側クランク軸を回転駆動することにより前記下テーブルを昇降させることを特徴とする。
上記発明では、製品積重台の下方の空間をシート製品排出に利用することができる好適な例を提供することができる。
前記シートが幅方向の基準位置を表す目印を有するシートとされ、
前記抜き型は、前記シート製品を通す型穴が上下に貫通しており、
本打抜装置は、
前記型穴の下方に配置された製品積重台と、
前記抜き型と前記受け部とを離反させ、前記シートを前記打抜位置へ搬入し、前記抜き型と前記受け部とを近接させて前記打抜位置のシートから前記シート製品を打ち抜く打抜手段と、
当該シート製品の上から前記型穴に対して進退可能なノックアウト部材を有し、このノックアウト部材を下降させることにより前記シート製品を下降させて前記製品積重台上に積み重ねるノックアウト手段と、
前記製品積重台上に積み重ねられたシート製品を所定の取出位置へ移動させる積重製品移送手段とを備え、
前記打抜手段は、前記打抜位置へ搬入されるシートの前記目印の位置を検出する目印位置検出手段を有し、検出された前記目印の位置が前記シートの幅方向に対して基準外となったときに前記シート製品の打ち抜きを休止するとともに、前記目印位置検出手段で検出された前記目印の位置が所定回数連続して前記シートの幅方向に対して基準外となったときに前記シートの搬送を停止させることを特徴とする。
さらに、本発明は、下側の抜き型と上側の受け部との間の打抜位置に搬送方向へ連続したシート(フィルムを含む)を搬入し、当該シートからシート製品を打ち抜いて積み重ねる打抜方法であって、
前記シートが幅方向の基準位置を表す目印を有するシートとされ、
前記シート製品を通す上下に貫通した型穴を前記抜き型に設け、
前記型穴の下方に製品積重台を配置し、
前記抜き型と前記受け部とを離反させ、前記シートを前記打抜位置へ搬入し、前記抜き型と前記受け部とを近接させて前記打抜位置のシートから前記シート製品を打ち抜き、当該シート製品の上から前記型穴に対して進退可能なノックアウト部材を下降させることにより前記シート製品を下降させて前記製品積重台上に積み重ね、前記製品積重台上に積み重ねられたシート製品を所定の取出位置へ移動させ、
前記打抜位置へ搬入されるシートの前記目印の位置を検出し、検出した前記目印の位置が前記シートの幅方向に対して基準外となったときに前記シート製品の打ち抜きを休止するとともに、検出した前記目印の位置が所定回数連続して前記シートの幅方向に対して基準外となったときに前記シートの搬送を停止させることを特徴とする。
上記発明では、シートの幅方向におけるシート製品の打抜精度を向上させることができる。
本発明において、上記シートは、フィルムを含むものとする。
抜き型と受け部とを離反させることには、抜き型と受け部の両方を移動させて両者を離すこと、受け部を移動させずに抜き型を受け部から離すこと、抜き型を移動させずに受け部を抜き型から離すこと、が含まれる。抜き型と受け部とを近接させることには、抜き型と受け部の両方を移動させて両者を近付けること、受け部を移動させずに抜き型を受け部に近付けること、抜き型を移動させずに受け部を抜き型に近付けること、が含まれる。
上記抜き型における刃部と基部とは、別々の部材で形成されてもよいし、一体化された部材とされてもよい。
請求項4に係る発明では、所定枚数積み重ねたシート製品が取出位置へ移動するので、利便性を向上させることができる。
請求項5に係る発明では、シート製品を曲げずに製品積重台へ積み重ねることができる。
請求項9に係る発明では、シートの幅方向の両縁部を保持して搬送する場合にシート製品の打抜精度を向上させることができる。
請求項12〜請求項14に係る発明では、積み重ねたシート製品を効率よく製造することが可能な打抜方法を提供することができる。
図1,2は、本発明の一実施形態に係る打抜装置1の概略を示している。本実施形態の打抜装置1は、シート供給部2、打抜部3、製品取出部7、スクラップ回収部9、を備え、下側の抜き型31と上側の受け部41との間の打抜位置L1に搬送方向D1へ連続したシートS1を搬入し、当該シートS1からシート製品S3を打ち抜いて積み重ねる。スクラップ回収部9は、打抜後のスクラップシートS2を回収する。本明細書において、シートは、薄く、一般にその厚さが長さと幅の割には小さい平らなものをいい、フィルムを含むものとする。フィルムは、長さ及び幅に比べて厚さが極めて小さく、最大厚さが任意に限定されている薄い平らなものをいい、通常、厚さが0.25mm未満とされる。
図10に示すように、抜き型31は、打抜刃(刃部)32と基部33,34を備え、シート製品S3を通す型穴C1が上下に貫通している。打抜刃32は、シートS1に当てるための刃先32bを上側に向け、かつ、刃先32bよりも下側の内周32aが刃先32bよりも内側とされている。基部33,34は、刃部32よりも下側の内周33a,34aが刃部の内周32aよりも外側とされている。ここで、内周の内側又は外側は、型穴C1を中心とした内側又は外側を意味するものとする。
図9に示すように、受け型41は、受け型本体42と刃受け43を備え、打抜時の打抜刃32の刃先32bを受ける。
打抜手段50は、抜き型31と受け型41とを離反させ、シートS1を打抜位置L1へ搬入し、抜き型31と受け型41とを近接させて打抜位置L1のシートS1からシート製品S3を打ち抜く。
図9に示すように、ノックアウト手段60は、シート製品S3の上から型穴C1に対して進退可能なノックアウト部材64を有している。図24に示すように、ノックアウト手段60は、ノックアウト部材64の下端65を打抜刃32の下側まで下降させることにより、シート製品S3を下降させて製品移送コンベヤ38上に積み重ねる。ノックアウト部材の下端65が打抜刃32の下側であるとは、当該下端65が打抜刃32の下縁32cを超えて下がっていることを意味し、当該下端65が打抜刃の下縁32cを超えて下がっている限りノックアウト部材64の大部分は打抜刃の下縁32cよりも上側にあってもよい。
ここで、打抜刃32の下側の内周32aが刃先32bよりも内側とされ、この内周32aよりも抜き型基部の内周33a,34aが外側とされているので、ノックアウト部材の下端65が打抜刃32の下縁32cよりも下側まで下降することにより、シート製品S3が打抜刃32の方へ戻り難い。
シートS1は、合成樹脂シートのような樹脂シート、紙シート、等を用いることができ、模様が印刷された印刷シートでもよいし、印刷が施されていないシートでもよい。前記樹脂シートは、熱可塑性樹脂等の樹脂のみからなるシートでも、樹脂に充てん材等の添加剤が添加された材質からなるシートでもよく、単層シートでも、異なる材質をラミネートした積層シートでもよい。熱可塑性樹脂シートの素材には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、等を利用可能である。シートの厚みは、1〜2mm程度、0.25〜1mm程度、0.05〜0.25mm程度、等、様々な厚みとすることが可能である。本実施形態のように、シートS1がロール状にされると、シート製品を連続して打ち抜くのに好適である。
シート製品S3は、食品容器等の容器のラベルに用いられるフィルム製品、紙製品、等が考えられる。
シート供給部2は、例えば、ロール状のシートS1を解いてクランプチェーン(搬送手段)52に供給する。図3に示すように、本実施形態のシート供給部2は、張力保持装置21を備えるとともに、シート縁部位置検出センサ(シート縁部位置検出手段)24及び幅方向位置調整手段25を備えている。幅方向位置調整手段25は、コントローラ26とセンタリング機構27を有している。
張力保持装置21は、ダンサローラ23を含むローラ22を有し、ロールから解かれたシートS1の張力変化を少なくさせる。また、張力保持装置21は、シートの幅方向D2へ移動可能とされている。
なお、両縁部S1a,S1a近傍のリード線S12,S12の位置を検出する場合、例えば、両位置のずれを平均して張力保持装置21を幅方向D2へ移動させるようにすればよい。
本実施形態のクランプチェーン(搬送手段)52は、打抜前のシートS1及びスクラップシートS2の両縁部S1a,S1a近傍にそれぞれ設けられ、シートS1,S2の幅方向D2の両縁部S1a,S1aを保持して所定の打抜位置L1を通る搬送方向D1へ間欠的に搬送する。すなわち、クランプチェーン52は、制御盤10の制御に従って断続的に駆動し、上下のテーブル30,40が近接するときにシートS1,S2の搬送を停止し、両テーブル30,40が離間しているときに打ち抜き1ショット分のシートS1,S2を搬送方向D1へ搬送する。
なお、シートの縁部を保持する機構は、上記クランプ機構以外にも、スパイク部材でシート縁部を突き刺して保持するスパイク保持機構、等でもよい。
図9に示すように、打抜部3は、上部に抜き型31を固定した昇降可能な下テーブル30が打抜位置L1の下側に設けられ、下部に受け型(受け部)41を固定した昇降可能な上テーブル40が打抜位置L1の上側に設けられている。これにより、両テーブル30,40が上下方向D3に近接及び離反可能とされ、上下の型31,41が上下方向D3に近接及び離反可能とされている。
下テーブル30は、製品移送コンベヤ38の昇降空間SP1が形成され、この昇降空間SP1内で製品移送コンベヤ38が昇降可能に組み付けられている。下テーブル30において昇降空間SP1に面する幅方向D2の部位には、製品移送コンベヤ38を昇降させる機構を取り付けるための板状の取付部材30bが設けられている。製品移送コンベヤ38は、下テーブル30が昇降するときに下テーブル30とともに昇降することになり、かつ、下テーブル30に対して相対的に昇降可能とされていることになる。昇降空間SP1は、抜き型31の型穴C1に繋がっている。
上テーブル40は、ノックアウト部材64の昇降空間SP2が形成され、この昇降空間SP2に対して昇降可能にノックアウト部材64が設けられている。従って、ノックアウト部材64は、上テーブル40が昇降するときに上テーブル40とともに昇降することになり、かつ、上テーブル40に対して相対的に昇降可能とされていることになる。昇降空間SP2は、受け型41の型穴C2に繋がっており、ノックアウト時に抜き型31の型穴C1に繋がることになる。
各打抜刃32には、シートS1を押し切るためのトムソン刃等を用いることができる。図11に示すように、打抜刃32は、シート製品S3の形状に合わせた筒状に形成されている。具体的には、打抜刃32の刃先32bがシート製品S3の大きさに合わせられた環状とされている。刃先32bは、シート製品S3を囲む位置で上方へ向けられ、上方に向かって内周が外側へ拡大するとともに外周が内側へ縮小している。従って、打抜刃32は、刃先32bよりも下側の内周32aが刃先32bよりも内側とされている。刃先32bと下側部分の内周32aとのずれは、様々な設定が可能であり、例えば、0.1〜2mm(より好ましくは0.2〜1mm)とすることができる。むろん、刃先32bと下側部分の外周32dとのずれも、様々な設定が可能であり、例えば、0.1〜2mm(より好ましくは0.2〜1mm)とすることができる。図10に示す打抜刃32は、刃先32bよりも下側の内周32a及び外周32dが鉛直面となるように配置され、下縁32cが水平面となるように配置されている。刃先32bの内周が上方に向かって拡大するテーパ面状に形成されているので、刃先32bで打ち抜かれたシート製品S3は、打抜刃32の部分の型穴C1内に圧入されることになる。
基部の内周33a,34aと打抜刃の内周32aとのずれは、様々な設定が可能であり、例えば、0.1〜2mm(より好ましくは0.2〜1mm)とすることができる。
なお、抜き型31の各部は、例えば、主に金属を加工することにより形成することができる。ここで、打抜刃32を比較的硬度の高い金属材料とすれば耐久性を良好にさせることができ、基部33,34をアルミニウム合金等の比較的硬度の低い金属材料とすれば加工を容易にさせることができる。
受け型本体42は、各ノックアウト部材64に対応する複数の型穴C2が形成され、上テーブル40の下面に取り付けられる。型穴C2は、ノックアウト部材64を通過させる大きさとされている。受け型本体42は、例えば、主に金属を加工することにより形成することができる。
刃受け43は、打抜刃の刃先32bに合わせた環状に形成され、受け型本体42の下面に取り付けられている。刃受け43には、例えば、合成樹脂の成形品、合成ゴムの成形品、アルミニウム合金等の比較的硬度の低い金属の加工品、等を用いることができる。
駆動側クランク軸35aは、製品移送コンベヤ38(打抜位置L1)の下方から搬送方向D1へずれて長手方向をシートの幅方向D2に向けて配置されている。図7では、製品移送コンベヤ38の下方を二点鎖線で示してあり、駆動側クランク軸35aが製品移送コンベヤ38の下方からシートの搬送方向D1の上流側にずれた位置L11に設置されていることが示されている。
第一の駆動側コンロッド35dは、図7に示すように、駆動側クランク軸35aと第一の従動側クランク軸35bとに架け渡されている。具体的には、コンロッド35dの一端が軸受を介して駆動側クランク軸35aのクランクピン35a1に対して鉛直面内で回転可能に取り付けられ、コンロッド35dの他端が軸受を介して第一の従動側クランク軸35bのクランクピン35b1に対して鉛直面内で回転可能に取り付けられている。
第二の駆動側コンロッド35eは、図8に示すように、駆動側クランク軸35aと第二の従動側クランク軸35cとに架け渡されている。具体的には、コンロッド35eの一端が軸受を介して駆動側クランク軸35aのクランクピン35a1に対して鉛直面内で回転可能に取り付けられ、コンロッド35eの他端が軸受を介して第二の従動側クランク軸35cのクランクピン35c1に対して鉛直面内で回転可能に取り付けられている。
第二の従動側コンロッド35gは、図8に示すように、第二の従動側クランク軸35cと下テーブル30とに架け渡されている。具体的には、コンロッド35gの一端が軸受を介して第二の従動側クランク軸35cのクランクピン35c2に対して鉛直面内で回転可能に取り付けられ、コンロッド35gの他端が軸受を介して下テーブル30の背面部位に対して鉛直面内で回転可能に取り付けられている。
シートの幅方向に架け渡されるクランク軸が下テーブルの下方にあると、このクランク軸を回転駆動するモータも下テーブルの下方に配置する必要がある。この場合、積み重ねたシート製品を下テーブルの下から排出する構造を設けるのは容易ではない。本実施形態では、シートの幅方向に架け渡されるクランク軸が製品移送コンベヤの下方からシートの搬送方向へずれて配置されているので、製品移送コンベヤの下方の空間をシート製品排出に利用することができる。
すなわち、駆動側クランク軸45aは、ノックアウト部材64の上方から搬送方向D1の上流側へずれて長手方向をシートの幅方向D2に向けて配置されている。第一の従動側クランク軸45b及び第二の従動側クランク軸45cは、ノックアウト部材64の上方からシートの幅方向D2の外側となる両位置にそれぞれシートの幅方向D2に向けて配置されている。第一の駆動側コンロッド45dは、一端が軸受を介して駆動側クランク軸45aのクランクピン45a1に対して鉛直面内で回転可能に取り付けられ、他端が軸受を介して第一の従動側クランク軸45bのクランクピン45b1に対して鉛直面内で回転可能に取り付けられている。第二の駆動側コンロッド45eは、一端が軸受を介して駆動側クランク軸45aのクランクピン45a1に対して鉛直面内で回転可能に取り付けられ、他端が軸受を介して第二の従動側クランク軸45cのクランクピン45c1に対して鉛直面内で回転可能に取り付けられている。第一の従動側コンロッド45fは、一端が軸受を介して第一の従動側クランク軸45bのクランクピン45b2に対して鉛直面内で回転可能に取り付けられ、他端が軸受を介して上テーブル40の正面部位に対して鉛直面内で回転可能に取り付けられている。第二の従動側コンロッド45gは、一端が軸受を介して第二の従動側クランク軸45cのクランクピン45c2に対して鉛直面内で回転可能に取り付けられ、他端が軸受を介して上テーブル40の背面部位に対して鉛直面内で回転可能に取り付けられている。
本実施形態では、シートの幅方向に架け渡されるクランク軸がノックアウト部材の上方からシートの搬送方向へずれて配置されているので、上テーブルの上方の空間を有効利用することができる。
本実施形態の製品移送コンベヤ38は、複数のローラに無端状のベルトが巻かれたベルトコンベヤとされ、製品移送コンベヤ駆動モータ38aの動作によりベルトが周回動作してシート製品S3を積み重ねられた状態で移送する。製品移送コンベヤ駆動モータ38aは、サーボモータとされ、制御盤10の制御に従ってベルトを周回駆動する。また、製品移送コンベヤ38において昇降空間SP1に面する幅方向D2の部位には、製品移送コンベヤ38を昇降させる機構を取り付けるための板状の取付部材38bが設けられている。
ノックアウト部材64は、長手方向を上下に向けて上テーブル40の昇降空間SP1から受け型41の型穴C2にかけて昇降可能に配置され、打抜刃32で打ち抜かれたシート製品S3の上から型穴C1に対して進退可能とされている。ノックアウト部材64の下端65は、シート製品S3の形状に合わせた平たい形状とされている。ノックアウト部材の下端65は、図9に示す退避位置L4から図27に示す型穴C1を通過した突き出し位置L5まで昇降可能とされている。ノックアウト部材64は、図示しない保持構造により軸周りに回転しないようにされている。
ノックアウト部材64の上端には、長手方向を上下に向けたボールねじ67dが固定されている。ボールねじ67dは、図示しない保持構造により軸周りに回転しないようにされている。このボールねじ67dには、従動プーリ67cが取り付けられている。
両プーリ67a,67cには、無端状のベルトが掛け回されている。
図5に示すように、目印位置検出手段56は、撮像装置56aと画像処理部56bとを備えている。撮像装置56aは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)といった撮像素子を多数配列したデジタルカメラとされ、打抜位置L1から所定ショット数NB(NBは正の整数)の前に相当する所定範囲のシートS1を撮像する。図5に示す例では、NB=3とされている。前記所定範囲は、目印S13の位置ずれが無ければ目印S13を中心として目印S11及びその周辺を含む範囲となる。撮像される画像は、撮像素子に対応させて画素を多数配列した画像となる。画像処理部56bは、制御盤10に設けられ、撮像装置56aで撮像された画像に基づいて目印S13の幅方向D2の位置YM及び搬送方向D1の位置XMを検出する。例えば、撮像画像の中から目印の濃さを表す画素を抽出し、これらの画素の中心部分が撮像画像のどの位置になるかを求めることにより、目印の位置を検出することができる。
また、打抜手段50は、画像処理部56bで検出された目印S13の位置が所定回数連続してシートの幅方向D2に対して基準外となったときにシートS1の搬送を停止させる。
なお、1回の打ち抜きで複数の目印の位置を検出する場合、例えば、両位置の搬送方向D1のずれを平均してシートS1の搬送量を調整すればよい。
なお、クランプチェーン52を含む打抜部3の主要部、例えば、テーブル30,40、クランク機構35,45、製品移送コンベヤの取付部材38b、ノックアウト部材64、無端チェーン52b、等は、主に金属を加工することにより形成することができる。
図1,2に示すように、積重製品移送手段70は、下側位置L7にある製品移送コンベヤ38からシート製品S3を積み重ねられた状態で取出位置L2まで排出可能な製品排出コンベヤ71を有している。本実施形態の製品排出コンベヤ71は、排出するシート製品S3をスクラップシートS2の下方からずらすため、複数のコンベヤで構成されている。各コンベヤは、複数のローラに無端状のベルトが巻かれたベルトコンベヤとされ、製品排出コンベヤ駆動モータ71aの動作によりベルトが周回動作してシート製品S3を積み重ねられた状態で移送する。製品排出コンベヤ駆動モータ71aは、サーボモータとされ、制御盤10の制御に従ってベルトを周回駆動する。製品排出コンベヤ71には、積み重ねられたシート製品S3が取出位置L2に到着したことを検知するための製品検知センサ71bが取出位置L2に取り付けられている。製品排出コンベヤ駆動モータ71aは、積み重ねられたシート製品S3が製品検知センサ71bで検知されると停止するようにされている。
図15に示すように、下テーブル30の取付部材30bには、長手方向を上下に向けた一対のレール部材(案内部)72,72が固定され、駆動プーリ74b及び従動プーリ74cが回転可能に取り付けられている。両プーリ74b,74cには、無端状のベルト74dが掛け回されている。ベルト74dには、L字状の連結部材74eが取り付けられている。
製品移送コンベヤ38の取付部材38bには、レール部材72,72に沿って上下方向D3へ案内される一対のガイド部材(被案内部)73,73が固定され、連結部材74eが固定されている。ガイド部材73は、移送コンベヤ38を上側位置L6及び下側位置L7とする位置において製品移送コンベヤ38に固定されている。
上述した各部74a〜74eは、ガイド部材73をレール部材72に案内させて製品移送コンベヤ38を上下方向D3へ駆動する製品移送コンベヤ昇降駆動手段74を構成する。
積重製品移送手段70は、製品移送コンベヤ昇降駆動手段74により製品移送コンベヤ38を上側位置L6から下側位置L7へ下降させ、製品移送コンベヤ38を駆動させて製品移送コンベヤ38からシート製品S3を積み重ねられた状態で製品排出コンベヤ71に移動させて取出位置L2まで排出させる。
以上より、積み重ねたシート製品S3の製造効率が向上する。
図1に示すように、スクラップ回収装置90は、シート製品S3の周囲にあるシートS1から生じるスクラップシートS2をシートS1に繋がった状態で進行方向D1に移送して回収する。スクラップ回収装置90は、回転モータ等で構成され、制御盤10の制御に従ってスクラップシートS2の巻取軸を回転駆動してスクラップシートS2を所定の回転方向に巻き取る。
図17は、制御盤10を中心とした打抜装置1の電気回路構成を示している。制御盤10には、図18に示す打抜装置1の各部、撮像装置56a、スクラップ回収装置90、等が電気的に接続されている。制御盤10は、該制御盤全体の動作を制御する中央制御回路11、打抜装置1の各部に対して信号を入出力するI/O回路(入出力回路)10a、撮像画像を処理する画像処理部56b、スクラップ回収装置90の動作を制御するスクラップ回収制御部12、警報出力部13、情報出力部14、操作部15、等を備えている。
警報出力部13は、警報を外部へ出力する。警報を外部へ出力することには、ブザー音等の所定の警報音を外部へ出力すること、電球等の照明を点灯すること、印刷用紙に所定の警報内容を印刷すること、これらの組み合わせ、等が含まれる。情報出力部14は、例えばディスプレイや音声出力器やプリンタで構成され、利用者から操作入力を受け付けた各種設定の内容や打抜装置1の運転状況を表す各種情報を表示等により出力する。操作部15は、例えば複数のボタンで構成され、利用者から操作入力を受け付ける。
なお、制御盤10は、クランプチェーン52や撮像装置56aとともに打抜手段50を構成し、ノックアウト機構60aとともにノックアウト手段60を構成し、製品排出コンベヤ71や製品移送コンベヤ昇降用の機構72〜74とともに積重製品移送手段70を構成する。
本実施形態の制御盤10は、図19〜22に示すフローチャートに従って打抜処理を行う。これらのフローチャートの各ステップには、対応する手段の符号を付している。以下、図9,23〜28等を参照して、打抜装置1の動作並びに作用及び効果を説明する。
なお、設定画面DI1には、他の設定値の入力欄も設けられている。
なお、クランプチェーン52に保持されたシートS1が打抜位置L1に配置されて停止しているものとする。
処理を開始すると、制御盤10は、シート製品S3をスタックする前に必要な前処理を行う(S202)。スタック前処理は、打抜装置1の各部を図9に示す状態にさせ、RAM11cに設けられた各種変数をリセットする処理である。このとき、製品移送コンベヤ38にはシート製品S3が載置されていない。S202では、必要に応じて製品移送コンベヤ昇降用モータ74aを駆動させて製品移送コンベヤ38を上側位置L6に配置させ、RAM11cに設けられた打抜カウンタCC、幅方向基準外カウンタCY、及び、搬送方向ずれ量ΔXに0を代入する。S204では、必要に応じてノックアウト駆動モータ66を駆動させてノックアウト部材64を退避位置L4に配置させる。S206では、必要に応じてクランク用モータ36,46を駆動して上下のテーブル30,40を離反させる。すなわち、図7に示す下クランク機構35のクランク軸が右回りに回った状態とされ、上クランク機構45のクランク軸が左回りに回った状態とされる。この時点で、シート製品S3を除いて打抜装置1の各部が図9に示す位置に配置されることになる。
S212では、打抜位置L1から所定ショット数NBの前に相当する所定範囲のシートS1を撮像装置56aに撮像させ、撮像装置56aから撮像画像を入力し、画像処理部56bにより撮像画像に基づいて目印S13の幅方向D2の位置YM及び搬送方向D1の位置XMを検出する。S214では、検出した目印S13の位置XM,YMが基準内、すなわち、目印S13の位置ずれΔX=XM−X0,ΔY=YM−Y0が−X1≦ΔX≦X1かつ−Y1≦ΔY≦Y1の条件を満たすか否かを判断する。条件不成立時には、図21に示すS232に進む。
また、S218では、(ノックアウト初期下限位置Z0)+(フィルム厚T)×(打抜カウンタCC)を変数Zに代入し、シート製品S3をノックアウトする毎に下降させるノックアウト部材64の下限位置L3をフィルム厚Tの分ずつ上昇させている。従って、シート製品S3の積み重ねられた状態がより確実に保たれる。
S222では、幅方向基準外カウンタCYと搬送方向ずれ量ΔXに0を代入する。S224では、打抜カウンタCCがスタック枚数NSに到達したか否かを判断する。条件成立時には、図22のS252へ進む。条件不成立時には、S204に戻ってノックアウト部材64を退避位置L4へ上昇させ、テーブル30,40を離反させ(図25に示す状態)、シートS1,S2を搬送し、テーブル30,40を近接させ、ノックアウト部材64を下限位置L3へ下降させる、一連の処理が繰り返される。
S232では、目印S13の搬送方向の検出位置XMからシートS1の搬送方向の基準位置X0を差し引いた値を変数ΔXに代入する。これにより、S208で設定搬送量Xが調整され、打抜位置L1へ搬入するシートS1の搬送量が基準内となる搬送量に調整される。
条件成立時には、幅方向基準外カウンタCYの値を1増やし(S236)、幅方向基準外カウンタCYが所定回数M(Mは2以上の整数。例えばM=5)に到達したか否かを判断する(S238)。条件不成立時には、図20に示すS208に戻る。条件成立時には、警報出力部13から警報を出力し(S240)、警報を解除する所定の操作が操作部15に対して行われるまで待機して(S242)、図20に示すS208に戻る。従って、検出された目印S13の位置がM回(所定回数)連続して基準外となったときにシートS1の搬送が停止することになる。
図21に示す処理が行われることにより、シートS1の幅方向D2及び搬送方向D1におけるシート製品S3の打抜精度が向上する。
打抜カウンタCCがスタック枚数NSとなったとき、図26に示すように、製品移送コンベヤ38上にNS枚のシート製品S3が積み重ねられている。S252では、トルク制限をかけながらノックアウト部材64を下降させる指令をノックアウト駆動モータ66へ出力する。これにより、ノックアウト部材64は、製品移送コンベヤ38上のNS枚のシート製品S3を下方へ押さえ付ける。
S256では、ノックアウト部材64を退避位置L4へ上昇させる指令をノックアウト駆動モータ66へ出力し、ノックアウト部材64を突き出し位置L5から退避位置L4まで上昇させる。
また、特開2006-192513号公報記載の打抜装置では、トムソン中空刃の内側で積み重ねたシート製品を打抜ステーションから取出ステーションへ移送する必要があるため、フィルムのように極薄のシートからフィルム製品を打ち抜く場合、打抜ステーションでトムソン中空刃からフィルム製品が落下してしまう懸念がある。本実施形態の打抜装置1は、シート製品S3を打ち抜いた位置L1で製品移送コンベヤ38上に積み重ねるので、打抜位置でシート製品が落下する懸念が無い。
さらに、本打抜装置1は、打抜刃32でシート製品S3を打ち抜いた後、打抜刃32の中のシート製品S3を完全に下方へ通過させ、製品移送コンベヤ38上にスタックさせるので、シート製品S3のスタック状態の安定性が良好である。
さらに、本打抜装置1は、同じ打抜位置L1でシート製品S3の打ち抜きとスタックとを行うため、打抜刃の位置決め精度が良好であり、打抜刃の寿命が向上するとともに、一連の処理のサイクロタイムを短くすることができる。
従って、本実施形態の打抜装置及び打抜方法は、積み重ねたシート製品S3を効率よく製造することが可能となる。
前記抜き型は、前記シート製品を通す型穴が上下に貫通しており、
本打抜装置は、
前記シート製品を前記型穴内に積み重ねさせる上側位置と、この上側位置よりも下側の下側位置と、へ移動可能とされた製品積重台と、
前記抜き型と前記受け部とを離反させ、前記シートを前記打抜位置へ搬入し、前記抜き型と前記受け部とを近接させて前記打抜位置のシートから前記シート製品を打ち抜く打抜手段と、
当該シート製品の上から前記型穴に対して進退可能なノックアウト部材を有し、このノックアウト部材を下降させることにより前記シート製品を下降させて前記上側位置にある製品積重台上に積み重ねるとともに、当該製品積重台が前記上側位置から前記下側位置へ移動するときに前記ノックアウト部材の下端が前記型穴を通過するまで当該ノックアウト部材を下降させて前記製品積重台上に積み重ねられたシート製品を押さえるノックアウト手段と、
前記製品積重台を前記上側位置から前記下側位置へ移動させて当該製品積重台上に積み重ねられたシート製品を所定の取出位置へ移動させる積重製品移送手段とを備える側面を有する。むろん、本発明は、当該打抜装置に対応する打抜方法の側面も有する。
一方、本打抜装置は、製品積重台が上側位置から下側位置へ移動するとき、ノックアウト部材の下端が型穴を通過するまでノックアウト部材が下降して製品積重台上に積み重ねられたシート製品が押さえられる。従って、シート製品の積み重ねられた状態をより確実に保つことが可能な打抜装置を提供することができる。
前記抜き型は、前記シート製品を通す型穴が上下に貫通しており、
本打抜装置は、
上部に前記抜き型を固定した下テーブルと、
前記シート製品を前記型穴内に積み重ねさせる上側位置と、この上側位置よりも下側の下側位置と、へ移動可能とされた製品移送コンベヤと、
前記抜き型と前記受け部とを離反させ、前記シートを前記打抜位置へ搬入し、前記抜き型と前記受け部とを近接させて前記打抜位置のシートから前記シート製品を打ち抜く打抜手段と、
当該シート製品の上から前記型穴に対して進退可能なノックアウト部材を有し、このノックアウト部材を下降させることにより前記シート製品を下降させて前記上側位置にある製品移送コンベヤ上に積み重ねるノックアウト手段と、
長手方向を上下に向けて前記下テーブルと前記製品排出コンベヤの一方に固定された案内部と、前記製品移送コンベヤを前記上側位置及び前記下側位置とする位置において前記下テーブルと前記製品移送コンベヤの他方に固定され前記案内部に沿って上下方向へ案内される被案内部と、この被案内部を前記案内部に案内させて前記製品移送コンベヤを上下方向へ駆動する製品移送コンベヤ昇降駆動手段とを有し、この製品移送コンベヤ昇降駆動手段により前記製品移送コンベヤを前記上側位置から前記下側位置へ下降させ、当該製品移送コンベヤを駆動させて当該製品移送コンベヤ上に積み重ねられたシート製品を所定の取出位置へ移動させる積重製品移送手段とを備える側面を有する。むろん、本発明は、当該打抜装置に対応する打抜方法の側面も有する。
一方、本打抜装置は、打ち抜いたシート製品が打抜位置で製品移送コンベヤ上に積み重ねられ、この製品移送コンベヤが下降してシート製品のスタックが取出位置へ移動するので、打抜位置でシート製品が落下する懸念が無い。従って、積み重ねたシート製品を効率よく製造することが可能な打抜装置を提供することができる。
上部に前記下型を固定した昇降可能な下テーブルと、
この下テーブルを昇降させるためのクランク機構と、
このクランク機構を駆動して前記下テーブルを昇降させるクランク駆動手段と、
このクランク駆動手段により前記下テーブルを下降させて前記下型と前記上型とを離反させ、前記シートを前記打抜位置へ搬入し、前記クランク駆動手段により前記下テーブルを上昇させて前記下型と前記上型とを近接させて前記打抜位置のシートから前記シート製品を打ち抜く打抜手段とを備え、
前記クランク機構は、
前記打抜位置の下方から前記搬送方向へずれて長手方向を前記シートの幅方向に向けて配置された駆動側クランク軸と、
前記打抜位置の下方から前記シートの幅方向外側となる両位置にそれぞれ前記シートの幅方向に向けて配置された第一の従動側クランク軸及び第二の従動側クランク軸と、
前記駆動側クランク軸と前記第一の従動側クランク軸とに架け渡された第一の駆動側コンロッドと、
前記駆動側クランク軸と前記第二の従動側クランク軸とに架け渡された第二の駆動側コンロッドと、
前記第一の従動側クランク軸と前記下テーブルとに架け渡された第一の従動側コンロッドと、
前記第二の従動側クランク軸と前記下テーブルとに架け渡された第二の従動側コンロッドとを有し、
前記クランク駆動手段は、前記駆動側クランク軸を回転駆動することにより前記下テーブルを昇降させる側面を有する。むろん、本発明は、当該打抜装置に対応する打抜方法の側面も有する。
一方、本打抜装置は、シートの幅方向に架け渡されるクランク軸が打抜位置の下方からシートの搬送方向へずれて配置されているので、打抜位置の下方の空間を有効利用することができる。
本発明は、様々な変形例が考えられる。
抜き型の受け部は、打抜刃と摺接することによりシートを切断する刃物等でもよい。
テーブル30,40の一方は、移動しないように固定されていてもよい。すなわち、下テーブルと上テーブルとを離反させることには、両テーブルを移動させて両者を離すこと、上テーブルを移動させずに下テーブルを上テーブルから離すこと、下テーブルを移動させずに上テーブルを下テーブルから離すこと、が含まれる。下テーブルと上テーブルとを近接させることには、両テーブルを移動させて両者を近付けること、上テーブルを移動させずに下テーブルを上テーブルに近付けること、下テーブルを移動させずに上テーブルを下テーブルに近付けること、が含まれる。
製品移送コンベヤは、上側位置及び下側位置以外の位置へ移動可能とされてもよい。
製品積重台は、ベルトコンベヤ以外のコンベヤでもよいし、シート製品のスタックを搬送アーム等に渡すための台であってもよい。
シート製品をノックアウトする際には、ノックアウト部材の下端が製品積重台上に積み重ねられたシート製品を下へ押さえる位置までノックアウト部材を下降させてもよい。
積重製品移送手段を構成するレール部材(案内部)が製品排出コンベヤに固定され、ガイド部材(被案内部)が下テーブルに固定されてもよい。
図19〜22で示した処理の各ステップの順番は、適宜、変更可能である。例えば、S204のノックアウト部材退避処理とS206のテーブル離反処理とは、順番が逆にされてもよいし、同時に行われてもよい。
このような抜き型131を用いる場合でも、ノックアウト部材の下端を刃部132の下側まで下降させることによりシート製品S3を下降させて製品積重台38上に積み重ねるようにすれば、上述した作用、効果が得られる。
むろん、本発明は、上述した実施形態や変形例に限られず、上述した実施形態及び変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術並びに上述した実施形態及び変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も含まれる。
2…シート供給部、3…打抜部、7…製品取出部、9…スクラップ回収部、
10…制御盤、
21…張力保持装置、
24…シート縁部位置検出センサ(シート縁部位置検出手段)、
25…幅方向位置調整手段、26…コントローラ、27…センタリング機構、
30…下テーブル、30b…取付部材、
31…抜き型、
32…打抜刃(刃部)、32a…内周、32b…刃先、32c…下縁、32d…外周、
33…保持部材(基部)、33a…内周、33b…刃保持面、33c…段部、
34…型ベース(基部)、34a…内周、
35…下クランク機構、35a…駆動側クランク軸、
35b…第一の従動側クランク軸、35c…第二の従動側クランク軸、
35d…第一の駆動側コンロッド、35e…第二の駆動側コンロッド、
35f…第一の従動側コンロッド、35g…第二の従動側コンロッド、
36…下クランク用モータ(下クランク駆動手段)、
38…製品移送コンベヤ(製品積重台)、
38a…製品移送コンベヤ駆動モータ、38b…取付部材、38c…上面、
40…上テーブル、
41…受け型(受け部)、42…受け型本体、43…刃受け、
50…打抜手段、
52…クランプチェーン(搬送手段)、52a…搬送用モータ、
56…目印位置検出手段、56a…撮像装置、56b…画像処理部、
60…ノックアウト手段、60a…ノックアウト機構、
62…シート厚入力部(シート厚入力手段)、
64…ノックアウト部材、65…下端、66…ノックアウト駆動モータ、
70…積重製品移送手段、
71…製品排出コンベヤ、
71a…製品排出コンベヤ駆動モータ、71b…製品検知センサ、
72…レール部材(案内部)、73…ガイド部材(被案内部)、
74…製品移送コンベヤ昇降駆動手段、74a…製品移送コンベヤ昇降用モータ、
C1,C2…型穴、
D1…搬送方向、D2…幅方向、D3…上下方向、
L1…打抜位置、L2…取出位置、
L3…下限位置、L4…退避位置、L5…突き出し位置、
L6…上側位置、L7…下側位置、
L11…製品積重台の下方から搬送方向へずれた位置、
L12…製品積重台の下方からシートの幅方向外側となる位置、
S1…シート、S1a…縁部、S2…スクラップシート、S3…シート製品、
S11…模様、S12…リード線、S13…目印、
SP1,SP2…昇降空間。
Claims (14)
- 下側の抜き型と上側の受け部との間の打抜位置に搬送方向へ連続したシート(フィルムを含む)を搬入し、当該シートからシート製品を打ち抜いて積み重ねる打抜装置であって、
前記抜き型は、前記シート製品を通す型穴が上下に貫通しており、
本打抜装置は、
前記シート製品を前記型穴内に積み重ねさせる上側位置と、この上側位置よりも下側の下側位置と、へ移動可能とされた製品積重台と、
前記抜き型と前記受け部とを離反させ、前記シートを前記打抜位置へ搬入し、前記抜き型と前記受け部とを近接させて前記打抜位置のシートから前記シート製品を打ち抜く打抜手段と、
当該シート製品の上から前記型穴に対して進退可能なノックアウト部材を有し、このノックアウト部材を下降させることにより前記シート製品を下降させて前記上側位置にある前記製品積重台上に積み重ね、当該製品積重台が前記上側位置から前記下側位置へ移動するときに前記ノックアウト部材を下降させて前記製品積重台上に積み重ねられたシート製品を押さえるノックアウト手段と、
前記製品積重台を前記上側位置から前記下側位置へ移動させて当該製品積重台上に積み重ねられたシート製品を所定の取出位置へ移動させる積重製品移送手段とを備えることを特徴とする打抜装置。 - 上部に前記抜き型を固定するとともに前記製品積重台の昇降空間であって前記抜き型の型穴に繋がった昇降空間が形成された下テーブルが設けられ、
前記積重製品移送手段は、前記下側位置にある前記製品積重台から前記シート製品を積み重ねられた状態で前記取出位置まで排出可能な製品排出コンベヤを有し、前記昇降空間内とされた前記上側位置から前記昇降空間よりも下側とされた前記下側位置へ前記製品積重台を下降させ、当該製品積重台から前記シート製品を積み重ねられた状態で前記製品排出コンベヤに移動させて前記取出位置まで排出させることを特徴とする請求項1に記載の打抜装置。 - 前記製品積重台は、前記上側位置から前記下側位置へ移動したときに前記シート製品を積み重ねられた状態で前記製品排出コンベヤへ移送可能な製品移送コンベヤとされ、
前記積重製品移送手段は、
長手方向を上下に向けて前記下テーブルと前記製品排出コンベヤの一方に固定された案内部と、
前記製品移送コンベヤを前記上側位置及び前記下側位置とする位置において前記下テーブルと前記製品移送コンベヤの他方に固定され、前記案内部に沿って上下方向へ案内される被案内部と、
この被案内部を前記案内部に案内させて前記製品移送コンベヤを上下方向へ駆動する製品移送コンベヤ昇降駆動手段とを有し、
この製品移送コンベヤ昇降駆動手段により前記製品移送コンベヤを前記上側位置から前記下側位置へ下降させ、当該製品移送コンベヤを駆動させて当該製品移送コンベヤから前記シート製品を積み重ねられた状態で前記製品排出コンベヤに移動させて前記取出位置まで排出させることを特徴とする請求項2に記載の打抜装置。 - 前記積重製品移送手段は、前記製品積重台に前記シート製品が載置されていない状態から前記シート製品を打ち抜いた回数を計数し、計数した回数が所定回数となったときに前記製品積重台上に積み重ねられたシート製品を所定の取出位置へ移動させることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の打抜装置。
- 前記抜き型は、
前記シートに当てるための刃先を上側に向け、かつ、該刃先よりも下側の内周が該刃先よりも内側とされた刃部と、
この刃部よりも下側の内周が当該刃部の内周よりも外側とされた基部とを有し、
前記抜き型の基部は、前記刃部よりも下側の内周が、前記刃先で囲まれる大きさとされるか、前記刃先で囲まれる大きさよりも大きくされていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の打抜装置。 - 下側の抜き型と上側の受け部との間の打抜位置に搬送方向へ連続したシート(フィルムを含む)を搬入し、当該シートからシート製品を打ち抜いて積み重ねる打抜装置であって、
前記抜き型は、前記シート製品を通す型穴が上下に貫通しており、
本打抜装置は、
前記型穴の下方に配置された製品積重台と、
前記抜き型と前記受け部とを離反させ、前記シートを前記打抜位置へ搬入し、前記抜き型と前記受け部とを近接させて前記打抜位置のシートから前記シート製品を打ち抜く打抜手段と、
当該シート製品の上から前記型穴に対して進退可能なノックアウト部材を有し、このノックアウト部材を下降させることにより前記シート製品を下降させて前記製品積重台上に積み重ねるノックアウト手段と、
前記製品積重台上に積み重ねられたシート製品を所定の取出位置へ移動させる積重製品移送手段とを備え、
前記ノックアウト手段は、前記シートの厚みの入力を受け付けるシート厚入力手段を有し、前記シート製品をノックアウトする毎に下降させる前記ノックアウト部材の下限位置を前記シート厚入力手段で入力された厚みの分ずつ上昇させることを特徴とする打抜装置。 - 下型と上型との間の打抜位置に搬送方向へ連続したシート(フィルムを含む)を搬入し、当該シートからシート製品を打ち抜いて積み重ねる打抜装置であって、
上部に前記下型を固定した昇降可能な下テーブルと、
この下テーブルを昇降させるためのクランク機構と、
このクランク機構を駆動して前記下テーブルを昇降させるクランク駆動手段と、
このクランク駆動手段により前記下テーブルを下降させて前記下型と前記上型とを離反させ、前記シートを前記打抜位置へ搬入し、前記クランク駆動手段により前記下テーブルを上昇させて前記下型と前記上型とを近接させて前記打抜位置のシートから前記シート製品を打ち抜く打抜手段とを備え、
前記クランク機構は、
前記打抜位置の下方から前記搬送方向へずれて長手方向を前記シートの幅方向に向けて配置された駆動側クランク軸と、
前記打抜位置の下方から前記シートの幅方向外側となる両位置にそれぞれ前記シートの幅方向に向けて配置された第一の従動側クランク軸及び第二の従動側クランク軸と、
前記駆動側クランク軸と前記第一の従動側クランク軸とに架け渡された第一の駆動側コンロッドと、
前記駆動側クランク軸と前記第二の従動側クランク軸とに架け渡された第二の駆動側コンロッドと、
前記第一の従動側クランク軸と前記下テーブルとに架け渡された第一の従動側コンロッドと、
前記第二の従動側クランク軸と前記下テーブルとに架け渡された第二の従動側コンロッドとを有し、
前記クランク駆動手段は、前記駆動側クランク軸を回転駆動することにより前記下テーブルを昇降させることを特徴とする打抜装置。 - 前記打抜手段は、前記シートの幅方向の両縁部を保持して前記搬送方向へ搬送する搬送手段を有することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の打抜装置。
- 前記搬送手段に保持される前の前記シートの縁部の位置を検出するシート縁部位置検出手段と、
検出されたシート縁部の位置に基づいて前記搬送手段に保持させる前記シートの幅方向の位置を基準内に調整する幅方向位置調整手段とが設けられていることを特徴とする請求項8に記載の打抜装置。 - 下側の抜き型と上側の受け部との間の打抜位置に搬送方向へ連続したシート(フィルムを含む)を搬入し、当該シートからシート製品を打ち抜いて積み重ねる打抜装置であって、
前記シートが幅方向の基準位置を表す目印を有するシートとされ、
前記抜き型は、前記シート製品を通す型穴が上下に貫通しており、
本打抜装置は、
前記型穴の下方に配置された製品積重台と、
前記抜き型と前記受け部とを離反させ、前記シートを前記打抜位置へ搬入し、前記抜き型と前記受け部とを近接させて前記打抜位置のシートから前記シート製品を打ち抜く打抜手段と、
当該シート製品の上から前記型穴に対して進退可能なノックアウト部材を有し、このノックアウト部材を下降させることにより前記シート製品を下降させて前記製品積重台上に積み重ねるノックアウト手段と、
前記製品積重台上に積み重ねられたシート製品を所定の取出位置へ移動させる積重製品移送手段とを備え、
前記打抜手段は、前記打抜位置へ搬入されるシートの前記目印の位置を検出する目印位置検出手段を有し、検出された前記目印の位置が前記シートの幅方向に対して基準外となったときに前記シート製品の打ち抜きを休止するとともに、前記目印位置検出手段で検出された前記目印の位置が所定回数連続して前記シートの幅方向に対して基準外となったときに前記シートの搬送を停止させることを特徴とする打抜装置。 - 前記シートが前記搬送方向の基準位置を表す目印を有するシートとされ、
前記打抜手段は、前記打抜位置へ搬入されるシートの前記目印の位置を検出する目印位置検出手段を有し、検出した前記目印の位置が前記シートの搬送方向に対して基準外となったときに前記打抜位置へ搬入する前記シートの搬送量を当該シートの搬送方向の位置が基準内となる搬送量に調整することを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載の打抜装置。 - 下側の抜き型と上側の受け部との間の打抜位置に搬送方向へ連続したシート(フィルムを含む)を搬入し、当該シートからシート製品を打ち抜いて積み重ねる打抜方法であって、
前記シート製品を通す上下に貫通した型穴を前記抜き型に設け、
前記シート製品を前記型穴内に積み重ねさせる上側位置と、この上側位置よりも下側の下側位置と、へ移動可能に製品積重台を配置し、
前記抜き型と前記受け部とを離反させ、前記シートを前記打抜位置へ搬入し、前記抜き型と前記受け部とを近接させて前記打抜位置のシートから前記シート製品を打ち抜き、当該シート製品の上から前記型穴に対して進退可能なノックアウト部材を下降させることにより前記シート製品を下降させて前記上側位置にある前記製品積重台上に積み重ね、当該製品積重台が前記上側位置から前記下側位置へ移動するときに前記ノックアウト部材を下降させて前記製品積重台上に積み重ねられたシート製品を押さえ、前記製品積重台を前記上側位置から前記下側位置へ移動させて当該製品積重台上に積み重ねられたシート製品を所定の取出位置へ移動させることを特徴とする打抜方法。 - 下側の抜き型と上側の受け部との間の打抜位置に搬送方向へ連続したシート(フィルムを含む)を搬入し、当該シートからシート製品を打ち抜いて積み重ねる打抜方法であって、
前記シート製品を通す上下に貫通した型穴を前記抜き型に設け、
前記型穴の下方に製品積重台を配置し、
前記シートの厚みの入力を受け付けるシート厚入力手段を設け、
前記抜き型と前記受け部とを離反させ、前記シートを前記打抜位置へ搬入し、前記抜き型と前記受け部とを近接させて前記打抜位置のシートから前記シート製品を打ち抜き、当該シート製品の上から前記型穴に対して進退可能なノックアウト部材を下降させることにより前記シート製品を下降させて前記製品積重台上に積み重ね、前記製品積重台上に積み重ねられたシート製品を所定の取出位置へ移動させ、
前記シート製品をノックアウトする毎に下降させる前記ノックアウト部材の下限位置を前記シート厚入力手段で入力された厚みの分ずつ上昇させることを特徴とする打抜方法。 - 下側の抜き型と上側の受け部との間の打抜位置に搬送方向へ連続したシート(フィルムを含む)を搬入し、当該シートからシート製品を打ち抜いて積み重ねる打抜方法であって、
前記シートが幅方向の基準位置を表す目印を有するシートとされ、
前記シート製品を通す上下に貫通した型穴を前記抜き型に設け、
前記型穴の下方に製品積重台を配置し、
前記抜き型と前記受け部とを離反させ、前記シートを前記打抜位置へ搬入し、前記抜き型と前記受け部とを近接させて前記打抜位置のシートから前記シート製品を打ち抜き、当該シート製品の上から前記型穴に対して進退可能なノックアウト部材を下降させることにより前記シート製品を下降させて前記製品積重台上に積み重ね、前記製品積重台上に積み重ねられたシート製品を所定の取出位置へ移動させ、
前記打抜位置へ搬入されるシートの前記目印の位置を検出し、検出した前記目印の位置が前記シートの幅方向に対して基準外となったときに前記シート製品の打ち抜きを休止するとともに、検出した前記目印の位置が所定回数連続して前記シートの幅方向に対して基準外となったときに前記シートの搬送を停止させることを特徴とする打抜方法。
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