JP2000024371A - 洗濯機の制御装置 - Google Patents

洗濯機の制御装置

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JP2000024371A
JP2000024371A JP10198492A JP19849298A JP2000024371A JP 2000024371 A JP2000024371 A JP 2000024371A JP 10198492 A JP10198492 A JP 10198492A JP 19849298 A JP19849298 A JP 19849298A JP 2000024371 A JP2000024371 A JP 2000024371A
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光幸 木内
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和彦 麻田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インバータ回路により駆動されるモータによ
り撹拌翼または洗濯槽を駆動する洗濯機の制御装置にお
いて、実装面積を小型化し、ノイズによる誤動作を低減
し、低価格で信頼性が高い洗濯機の制御装置を実現す
る。 【解決手段】 交流電源1に接続された整流回路4の直
流電力をインバータ回路5により交流電力に変換し、イ
ンバータ回路5によりモータ6を駆動して撹拌翼または
洗濯槽を駆動し、制御手段12によりインバータ回路5
とスイッチング手段7を制御して、洗濯槽内に給水する
給水弁8および洗濯槽内の洗濯液を排水する排水弁9の
開閉を制御する。整流回路4と、インバータ回路5と、
スイッチング手段7と、制御手段12を同一制御基板上
に分けて実装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ回路に
より駆動されるモータにより撹拌翼または洗濯槽を駆動
する洗濯機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、洗濯機は、インバータ装置により
モータの周波数を変えてモータの回転数を大幅に変える
ことにより、洗浄性能、あるいは脱水性能を向上させる
ものが提案されている。
【0003】従来、この種の洗濯機は、特開平9−10
469号公報に示すように構成されていた。すなわち、
モータを駆動するインバータ回路とその制御手段、洗濯
運転を制御する制御手段、あるいは、排水弁や給水弁を
制御する双方向性サイリスタ回路が別々の制御基板に実
装されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の洗濯機の制御装置では、モータ駆動用のインバータ
回路の制御基板と、洗濯運転制御のための制御手段の制
御基板とが分かれていたので、インバータ制御用のマイ
クロコンピュータと洗濯制御用のマイクロコンピュータ
の2種類のマイクロコンピュータが必要となったり、あ
るいは、1つのマイクロコンピュータを使うと配線が複
雑となり、信頼性が低下し、ノイズにより誤動作するな
どの問題があった。
【0005】本発明は上記従来課題を解決するもので、
実装面積を小型化し、ノイズによる誤動作を低減し、低
価格で信頼性が高い洗濯機の制御装置を実現することを
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、交流電源に接続された整流回路の直流電力
をインバータ回路により交流電力に変換し、インバータ
回路によりモータを駆動して撹拌翼または洗濯槽を駆動
し、制御手段によりインバータ回路とスイッチング手段
を制御して、洗濯槽内に給水する給水弁および洗濯槽内
の洗濯液を排水する排水弁の開閉を制御し、整流回路
と、インバータ回路と、スイッチング手段と、制御手段
を同一制御基板上に分けて実装するようにしたものであ
る。
【0007】これにより、実装面積を小型化することが
でき、ノイズによる誤動作を低減することができるの
で、低価格で信頼性が高い洗濯機の制御装置を実現でき
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、交流電源に接続された整流回路と、前記整流回路の
直流電力を交流電力に変換するインバータ回路と、前記
インバータ回路により駆動され撹拌翼または洗濯槽を駆
動するモータと、前記洗濯槽内に給水する給水弁と、前
記洗濯槽内の洗濯液を排水する排水弁と、前記給水弁お
よび前記排水弁の開閉を制御するスイッチング手段と、
前記インバータ回路と前記スイッチング手段を制御する
制御手段とを備え、前記整流回路と、前記インバータ回
路と、前記スイッチング手段と、前記制御手段を同一制
御基板上に分けて実装するようにしたものであり、制御
手段とインバータ回路の配線パターンを短くでき、実装
面積を小型化できて、ノイズによる制御手段の誤動作を
低減することができるので、低価格で信頼性が高い洗濯
機の制御装置を実現できる。
【0009】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、制御基板は、インバータ回路とス
イッチング手段を同一基板上に分けて実装し、分けた境
界部近傍に交流電源からの接続端子を配置して共通イン
ピーダンスを減らすようにしたものであり、インバータ
回路とスイッチング手段への電流供給経路を別々に分け
ることができ、パターン幅を狭くすることができ、実装
面積を減らすことができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、インバータ回路の負電圧側ライン
に制御手段の直流電源の負電圧ラインを接続し、前記制
御手段の直流電源の負電圧ラインを雑音防止用アースパ
ターンとして、前記インバータ回路と前記制御手段の境
界部に設けたものであり、制御手段へ侵入するインバー
タ回路のスイッチングノイズを低減することができ、制
御手段の誤動作を防止することができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、上記請求項3に
記載の発明において、インバータ回路は、3相ブリッジ
インバータ回路を構成する上アームパワースイッチング
手段と下アームパワースイッチング手段を有し、制御手
段は、前記パワースイッチング手段を駆動する駆動回路
と、前記上アームパワースイッチング手段の駆動電圧を
発生させるブートストラップ回路を備え、前記ブートス
トラップ回路と前記駆動回路の境界部に、雑音防止用ア
ースパターンを設けたものであり、ブートストラップ回
路から侵入するスイッチングノイズの影響を低減するこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0013】(実施例1)図1に示すように、交流電源
1よりラインフィルタ2と漏電検知手段3を介して、整
流回路4に交流電力を加え直流電力に変換する。整流回
路4の出力直流電力をインバータ回路5により交流電力
に変換し、モータ6に交流電力を加える。整流回路4
は、ダイオードブリッジ40とコンデンサ41a、41
bよりなり、倍電圧整流回路を構成している。インバー
タ回路5は、パワースイッチング手段50と電流検知手
段51とで構成している。電流検知手段51は、モータ
6またはインバータ回路5の過電流を検出し、パワース
イッチング手段50の出力を遮断する。
【0014】パワースイッチング手段50は、トランジ
スタと逆並列接続したダイオードよりなるスイッチング
素子を6個用いて3相ブリッジ回路を構成し、3相交流
電流をモータ6に加えている。スイッチング手段7は、
洗濯機の給水弁8、排水弁9、クラッチ10、ポンプ1
1などを開閉運転制御するもので、双方向性サイリスタ
などの半導体スイッチング素子で構成している。
【0015】制御手段12は、位置検出手段13の信号
に応じてパワースイッチング手段50の導通を制御する
ことにより3相交流電力を発生させてモータ6を制御
し、スイッチング手段7を制御して洗い、すすぎ、脱水
の一連の行程を逐次制御する。操作表示手段14は、使
用者からの指示を伝え、運転内容を報知、表示するもの
で、スイッチと発光ダイオードなどの表示灯で構成し、
制御手段12に接続している。
【0016】整流回路4またはスイッチング手段7への
電流を制御するために、電源開閉手段15を設け、電源
開閉手段15は、制御手段12からの信号により開閉制
御されるリレーより構成している。電源開閉手段15と
並列関係に、電源入りスイッチ16と抵抗17を接続
し、モーメンタリー動作の電源入りスイッチ16を押す
と、制御手段12に電源が供給され、電源が供給される
と制御手段12からの信号により電源開閉手段15が閉
じて自己保持し、整流回路4、インバータ回路5、スイ
ッチング手段7、制御手段12へ電源が供給される。
【0017】漏電検知手段3は、モータ6、給水弁8、
排水弁9またはポンプ11の漏電を検出する零相変流器
と検知用集積回路とで構成し、漏電を検出すると漏電検
知信号を制御手段12に入力し、制御手段12の信号に
より電源開閉手段15を動作させて電源を遮断する。
【0018】制御手段12は、電源回路120と、マイ
クロコンピュータを制御の中枢とする制御回路121
と、インバータ回路5のパワースイッチング手段50を
駆動するインバータ駆動回路122と、スイッチング手
段7および電源開閉手段15を駆動するスイッチング手
段駆動回路123とで構成している。
【0019】電源回路120は、制御手段12および操
作表示手段14の直流電源を構成するもので、整流回路
4のコンデンサ41bの両端に接続されたスイッチング
電源より構成し、制御回路121のマイクロコンピュー
タの5V電源、パワースイッチング手段50の15V駆
動電源、操作表示手段14の絶縁された5V電源など、
複数の直流電源を供給している。
【0020】電源開閉手段15の出力交流電圧は、制御
基板上で、整流回路4とインバータ回路5、スイッチン
グ手段7のそれぞれ別に分けられて供給されている。
【0021】このような制御装置を具備した洗濯機は、
図2に示すように構成している。筐体18に吊り棒19
を介して水受け槽20を設置し、水受け槽20内に洗濯
槽21を回転自在に設け、洗濯槽21の底部に回転自在
に配設した撹拌翼22をモータ6により駆動する。給水
弁8より水受け槽20内に水道水を供給し、排水弁9
は、脱水行程前の排水行程にて水受け槽20内の洗濯水
を排水する。
【0022】通常の洗い撹拌時には撹拌翼22を駆動
し、脱水運転時には洗濯槽21を回転駆動する。また、
給水しながらすすぎを行う給水すすぎ行程では、給水し
ながら洗濯槽21を低速回転させる。また、循環洗いの
一手段として洗濯槽21を回転させながら洗濯する場合
も洗濯槽21を低速回転させる。
【0023】モータ6は、回転子60と固定子61とで
構成し、回転子60の固定子側表面には永久磁石62を
固着している。永久磁石62の位置検出のために位置検
知手段13をモータ6の内部に配置し、固定子61から
の磁力と永久磁石62の磁力により回転運動が継続する
ように、位置検出手段13の出力信号に応じてインバー
タ回路5のパワースイッチング手段50の導通を制御す
る。
【0024】撹拌翼22を回転駆動する場合には、モー
タ6の軸23は、遊星歯車による減速機構24に接続
し、減速機構24の出力軸25は撹拌翼22に接続され
ており、モータ6の回転子60の回転数を減速してトル
クコンバータを構成しているので、モータ6の最大出力
トルクを減らすことができ、モータ6を小型化できる。
【0025】しかしながら、モータ6の出力が大きい場
合、すなわち、過電流が流れた場合には出力トルクが増
加し、結果的に減速機構24に過大トルクが発生し、減
速機構24の磨耗等の故障となる。よって、モータ6の
電流を高速で検出して遮断し、永久磁石62の減磁と、
減速機構24の故障を防ぐ必要がある。脱水運転のよう
に、洗濯槽21のみ回転駆動する場合には、クラッチ機
構10により減速機構24は介さず、モータ6と洗濯槽
21が直結される。
【0026】図2に示すように、モータ6を減速機構2
4の下部中心に取り付けると、重心が低くなり振動騒音
が減少する特徴があるが、モータ6の位置が低くなるた
め、防水パンと呼ばれる洗濯機からの排水受けに水が溜
まった場合にはモータ6が冠水し、漏電する可能性があ
る。その時には、前述したように漏電を検出してインバ
ータ回路5を停止させ電源を高速遮断する。
【0027】このような制御装置の部品は、図3に示す
ように、制御基板26上に配置している。制御基板26
上に、整流回路4を構成するダイオードブリッジ40お
よびコンデンサ41a、41bと、インバータ回路5を
構成するパワースイッチング手段50と、スイッチング
手段7を構成する双方向性サイリスタ7a、7bと、制
御手段12を構成するマイクロコンピュータよりなる制
御回路121とを含む部品を実装している。
【0028】交流電源1から供給される交流入力端子2
0をインバータ回路5とスイッチング手段7を配置した
境界近傍に配置している。零相変流器30および電源開
閉手段15は、交流端子コネクタ20近傍に配置し、ス
イッチング手段7と電源入りスイッチ16へ接続するコ
ネクタ70aもインバータ回路5とスイッチング手段7
を配置した境界近傍に配置している。
【0029】インバータ出力端子52はパワースイッチ
ング手段50と制御基板26の端面間に配置し、スイッ
チング手段7の出力端子コネクタ70bは、スイッチン
グ手段7の近傍に配置する。交流端子コネクタ20か
ら、零相変流器30および電源開閉手段15を介した
後、配線パターンは、整流回路4とインバータ回路5へ
のパターンと、スイッチング手段7へのパターンに分け
られ、共通インピーダンスを減らすようにしている。
【0030】コンデンサ41a、41bの充電電流が大
きいので、インバータ回路5の電流値が増加し、配線パ
ターンの発熱が増加する。しかし、給水弁8や排水弁9
の電流はわずかであるが共通インピーダンスをなくすた
めに発熱を減らし、共通インピーダンスによる相互影響
をなくすことができる。さらに、インバータ回路5のス
イッチングノイズの影響も減らすことができる。
【0031】このように、本実施例によれば、整流回路
4と、インバータ回路5と、給水弁8や排水弁9を制御
するスイッチング手段7と、インバータ回路5とスイッ
チング手段7を制御する制御手段12を同一制御基板2
6上に分けて実装するようにしたので、インバータ回路
5のスイッチングノイズによる誤動作を防ぐことがで
き、さらに、インバータ回路5とスイッチング手段7の
境界近傍に交流端子コネクタ20を配置することによ
り、配線パターンを簡略化でき、さらに、共通インピー
ダンスを減らして電圧変動あるいはパターンの発熱等の
相互影響を減らすことができる。
【0032】(実施例2)図4に示すように、制御基板
27は、インバータ回路5の負電圧側ライン28に制御
手段12の直流電源の負電圧ライン29を接続し、制御
手段12の直流電源の負電圧ライン29を雑音防止用ア
ースパターンとして、インバータ回路5を構成するパワ
ースイッチング手段50と、制御手段12を構成するマ
イクロコンピュータよりなる制御回路121の境界部に
設けている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0033】上記構成において作用を説明すると、制御
手段12の直流電源の負電圧ライン29を雑音防止用ア
ースパターンとして、パワースイッチング手段50と、
マイクロコンピュータよりなる制御回路121の境界部
に設けることで、パワースイッチング手段50のスイッ
チングノイズが制御回路121へ侵入するのを防止する
ことができ、制御回路121の誤動作を防止することが
できる。
【0034】(実施例3)図5に示すように、上アーム
パワースイッチング手段50aと下アームパワースイッ
チング手段50bは、パワースイッチング手段50を構
成するもので、インバータ回路5を構成している。上ア
ームパワースイッチング手段50aは整流回路4の正電
圧側に接続され、下アームパワースイッチング手段50
bは負電圧側に接続される。上アームパワースイッチン
グ手段50aのU、V、W相にそれぞれに、駆動用集積
回路である高耐圧IC122a、122b、122cを
設け、下アームパワースイッチング手段50bには低電
圧IC122dを設けている。
【0035】高耐圧IC122a〜122cにより、上
アームパワースイッチング手段50aをフォトカプラー
なしで直接駆動することができ、さらに、上アームパワ
ースイッチング手段50aのスイッチング素子をIGB
TあるいはパワーMOSのようなハイインピーダンス入
力素子で構成することにより、ブートストラップ回路で
通常15Vの駆動電源を容易に作ることができる。
【0036】ブートストラップ回路124は、15V直
流電源120aと直列関係に抵抗125a〜125cと
ダイオード126a〜126cの直列体を接続し、高耐
圧IC122a〜122cと並列関係に接続したブート
ストラップコンデンサ127a〜127cより構成し、
上アームパワースイッチング手段50aのU、V、W相
にそれぞれに接続している。
【0037】例えば、U相を例に説明すると、下アーム
パワースイッチング手段50bがオンしたとき、15V
直流電源120aと抵抗125a、ダイオード126
a、ブートストラップコンデンサ127aと、下アーム
パワースイッチング手段50bのスイッチング素子50
2aの閉ループでブートストラップコンデンサ127a
に15V電圧が充電され、上アームのスイッチング素子
駆動回路の15V電源ができる。
【0038】モータ6の駆動中においては、スイッチン
グ素子502a、あるいは逆並列ダイオード503aが
導通した時に、ブートストラップコンデンサ127aが
充電される。モータ6の起動前には、下アームパワース
イッチング手段50bを同時にオンオフしてブートスト
ラップコンデンサ127の充電動作を行う。
【0039】図6は、制御回路(図示せず)に侵入する
パワースイッチング手段50のスイッチングノイズを減
らすために、制御回路に接続したインバータ駆動回路1
22(図1参照)とブートストラップ回路124との間
の境界部にアースパターン30を設けている。
【0040】このアースパターン30は交流ノイズを減
らすもので、制御回路の負電圧パターンでも、正電圧パ
ターンでも効果は同じである。このときのパワースイッ
チング手段50は、インテリジェント・パワー・モジュ
ール(IPM)と呼ばれるもので、スイッチング素子と
逆並列ダイオードと駆動用高耐圧ICが1つのパッケー
ジにモジュール化されている。
【0041】スイッチング素子のオンオフノイズと、逆
並列ダイオードのリカバリー電流によるノイズが非常に
大きく、特に、スイッチング素子のターンオン時のdv
/dtが大きいので、スイッチング素子と接続されたブ
ートストラップ回路124に制御回路を近づけると、静
電結合ノイズが発生し、制御回路が誤動作する。
【0042】ブートストラップ回路124と制御回路に
接続したインバータ駆動回路122との間にアースパタ
ーンを設けることにより静電結合を減らすことができ、
ノイズ誤動作を防止できる。静電結合は面積と比誘電率
に比例し、距離に半比例するので、結合面積を減らし、
距離を減らすようにする。特に、ブートストラップコン
デンサ127のアルミニューム外装ケースからのノイズ
が大きいので、ブートストラップコンデンサ127は制
御回路12の信号レベルパターンからできるだけ離す必
要がある。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、交流電源に接続された整流回路と、前記
整流回路の直流電力を交流電力に変換するインバータ回
路と、前記インバータ回路により駆動され撹拌翼または
洗濯槽を駆動するモータと、前記洗濯槽内に給水する給
水弁と、前記洗濯槽内の洗濯液を排水する排水弁と、前
記給水弁および前記排水弁の開閉を制御するスイッチン
グ手段と、前記インバータ回路と前記スイッチング手段
を制御する制御手段とを備え、前記整流回路と、前記イ
ンバータ回路と、前記スイッチング手段と、前記制御手
段を同一制御基板上に分けて実装するようにしたから、
制御手段とインバータ回路の配線パターンを短くでき、
実装面積を小型化できて、ノイズによる制御手段の誤動
作を低減することができるので、低価格で信頼性が高い
洗濯機の制御装置を実現できる。
【0044】また、請求項2に記載の発明によれば、制
御基板は、インバータ回路とスイッチング手段を同一基
板上に分けて実装し、分けた境界部近傍に交流電源から
の接続端子を配置して共通インピーダンスを減らすよう
にしたから、インバータ回路とスイッチング手段への電
流供給経路を別々に分けることができ、パターン幅を狭
くすることができ、実装面積を減らすことができ、制御
基板を小型化できる。
【0045】また、請求項3に記載の発明によれば、イ
ンバータ回路の負電圧側ラインに制御手段の直流電源の
負電圧ラインを接続し、前記制御手段の直流電源の負電
圧ラインを雑音防止用アースパターンとして、前記イン
バータ回路と前記制御手段の境界部に設けたから、制御
手段へ侵入するインバータ回路のスイッチングノイズを
低減することができ、制御手段の誤動作を防止すること
ができる。
【0046】また、請求項4に記載の発明によれば、イ
ンバータ回路は、3相ブリッジインバータ回路を構成す
る上アームパワースイッチング手段と下アームパワース
イッチング手段を有し、制御手段は、前記パワースイッ
チング手段を駆動する駆動回路と、前記上アームパワー
スイッチング手段の駆動電圧を発生させるブートストラ
ップ回路を備え、前記ブートストラップ回路と前記駆動
回路の境界部に、雑音防止用アースパターンを設けたか
ら、ブートストラップ回路から侵入するスイッチングノ
イズの影響を低減することができ、1枚の基板上にイン
バータ回路と、給水弁や排水弁を駆動するスイッチング
手段と、制御手段を実装面積をとらずに実装できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機の制御装置の一
部ブロック化した回路図
【図2】同洗濯機の制御装置を備えた洗濯機の断面図
【図3】同洗濯機の制御装置の制御基板の平面図
【図4】本発明の第2の実施例の洗濯機の制御装置の制
御基板の導電パターンの要部を示す下面図
【図5】本発明の第3の実施例の洗濯機の制御装置の一
部ブロック化した回路図
【図6】同洗濯機の制御装置の制御基板に形成するアー
スパターンを付加した要部回路図
【符号の説明】
1 交流電源 4 整流回路 5 インバータ回路 6 モータ 7 スイッチング手段 8 給水弁 9 排水弁 12 制御手段 21 洗濯槽 22 撹拌翼 26 制御基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 両角 英樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA10 BB05 BB19 CA05 CA16 CB06 EA12 FA30 FC03 GC06 HB10 HC06 HC07 JB04 JB24 KA34 KB11 LA14 LB17 LC15 LC28

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源に接続された整流回路と、前記
    整流回路の直流電力を交流電力に変換するインバータ回
    路と、前記インバータ回路により駆動され撹拌翼または
    洗濯槽を駆動するモータと、前記洗濯槽内に給水する給
    水弁と、前記洗濯槽内の洗濯液を排水する排水弁と、前
    記給水弁および前記排水弁の開閉を制御するスイッチン
    グ手段と、前記インバータ回路と前記スイッチング手段
    を制御する制御手段とを備え、前記整流回路と、前記イ
    ンバータ回路と、前記スイッチング手段と、前記制御手
    段を同一制御基板上に分けて実装するようにした洗濯機
    の制御装置。
  2. 【請求項2】 制御基板は、インバータ回路とスイッチ
    ング手段を同一基板上に分けて実装し、分けた境界部近
    傍に交流電源からの接続端子を配置して共通インピーダ
    ンスを減らすようにした請求項1記載の洗濯機の制御装
    置。
  3. 【請求項3】 インバータ回路の負電圧側ラインに制御
    手段の直流電源の負電圧ラインを接続し、前記制御手段
    の直流電源の負電圧ラインを雑音防止用アースパターン
    として、前記インバータ回路と前記制御手段の境界部に
    設けた請求項1記載の洗濯機の制御装置。
  4. 【請求項4】 インバータ回路は、3相ブリッジインバ
    ータ回路を構成する上アームパワースイッチング手段と
    下アームパワースイッチング手段を有し、制御手段は、
    前記パワースイッチング手段を駆動する駆動回路と、前
    記上アームパワースイッチング手段の駆動電圧を発生さ
    せるブートストラップ回路を備え、前記ブートストラッ
    プ回路と前記駆動回路の境界部に、雑音防止用アースパ
    ターンを設けた請求項3記載の洗濯機の制御装置。
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