JP2001327174A - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

Info

Publication number
JP2001327174A
JP2001327174A JP2000139978A JP2000139978A JP2001327174A JP 2001327174 A JP2001327174 A JP 2001327174A JP 2000139978 A JP2000139978 A JP 2000139978A JP 2000139978 A JP2000139978 A JP 2000139978A JP 2001327174 A JP2001327174 A JP 2001327174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
voltage
inverter
power supply
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000139978A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4441981B2 (ja
Inventor
Mitsusachi Kiuchi
光幸 木内
Sadayuki Tamae
貞之 玉江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000139978A priority Critical patent/JP4441981B2/ja
Publication of JP2001327174A publication Critical patent/JP2001327174A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4441981B2 publication Critical patent/JP4441981B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インバータ回路によりモータを駆動するイン
バータ装置において、インバータ回路に印加される直流
電圧が過電圧であるとき、整流回路、インバータ回路を
過電圧から保護し、信頼性および安全性を向上する。 【解決手段】 交流電源1より電源開閉手段3を介して
整流回路4に接続し、整流回路4の直流電力を交流電力
に変換するインバータ回路5によりモータ6を駆動し、
制御手段11によりインバータ回路5を制御する。制御
手段11は、電源開閉手段3とインバータ回路5を制御
するインバータ制御回路11aと、インバータ制御回路
11aの出力信号によりインバータ回路5を駆動するイ
ンバータ駆動回路11bと、電源開閉手段3を開閉制御
するリレー駆動回路11cと、インバータ回路5の直流
電圧を検出する電圧検知回路11dを有し、電圧検知回
路11dにより検出した直流電圧が設定値以上ならば電
源開閉手段3を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ回路に
よりモータを駆動するインバータ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭用の電気洗濯機、または食器
洗浄機はインバータ装置によりモータの回転数を制御し
て脱水性能、またはポンプ性能を向上させるものが提案
されている。
【0003】従来、この種の洗濯機は、特開平9−13
0960号公報に示すように構成していた。すなわち、
洗濯モータ、または風呂水から給水するポンプモータを
直流ブラシレスモータとし、インバータ回路により駆動
して省電力、低騒音の洗濯機を実現するようにしてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の構成では、家庭の単相3線式交流電源の中性点欠相
事故等による過電圧印加異常において、インバータ回路
のパワースイッチング素子または直流電源を構成する電
解コンデンサが破壊する欠点があった。
【0005】本発明は上記従来課題を解決するもので、
交流電源の過電圧に起因してインバータ回路に印加され
る直流電圧が過電圧であるとき、整流回路、インバータ
回路を過電圧から保護し、信頼性および安全性を向上す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、交流電源より電源開閉手段を介して整流回
路に接続し、整流回路の直流電力を交流電力に変換する
インバータ回路によりモータを駆動し、制御手段により
インバータ回路を制御するよう構成し、制御手段は、電
源開閉手段とインバータ回路を制御するインバータ制御
回路と、インバータ制御回路の出力信号によりインバー
タ回路を駆動するインバータ駆動回路と、電源開閉手段
を開閉制御するリレー駆動回路と、インバータ回路の直
流電圧を検出する電圧検知回路とを有し、電圧検知回路
により検出した直流電圧が設定値以上ならば電源開閉手
段を遮断するようにしたものである。
【0007】これにより、交流電源に過電圧異常が発生
した場合に、この交流電源の過電圧に起因してインバー
タ回路に印加される直流電圧の過電圧を検出して交流電
源を遮断することにより、整流回路、インバータ回路を
過電圧から保護することができ、信頼性および安全性を
向上することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、交流電源と、この交流電源の開閉を制御する電源開
閉手段と、前記電源開閉手段と前記交流電源に直列に接
続した整流回路と、前記整流回路の直流電力を交流電力
に変換するインバータ回路と、前記インバータ回路によ
り駆動されるモータと、前記インバータ回路を制御する
制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電源開閉手段
と前記インバータ回路を制御するインバータ制御回路
と、前記インバータ制御回路の出力信号により前記イン
バータ回路を駆動するインバータ駆動回路と、前記電源
開閉手段を開閉制御するリレー駆動回路と、前記インバ
ータ回路の直流電圧を検出する電圧検知回路とを有し、
前記電圧検知回路により検出した直流電圧が設定値以上
ならば前記電源開閉手段を遮断するようにしたものであ
り、交流電源の中性点欠相事故等により、交流電源に過
電圧異常が発生した場合に、インバータ回路に印加する
直流電圧の過電圧を検出して交流電源を遮断することに
より、直流電源を生成する整流回路を構成する電解コン
デンサ、インバータ回路のパワースイッチング素子など
の過電圧による破壊を防止することができ、信頼性およ
び安全性を向上することができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、制御手段は、電圧検知回路により
検出した直流電圧が過電圧設定値以上ならばインバータ
回路の出力を停止させて電源開閉手段を遮断するように
したものであり、インバータ回路を停止させてインバー
タ回路電流を零にしてから電源開閉手段を遮断するの
で、アーク電流が流れない状態で遮断でき、電源開閉手
段の遮断特性を向上させ接点の損傷を防止することがで
きる。
【0010】請求項3に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、制御手段は、電圧検知回路により
検出した直流電圧が過電圧設定値以上ならばインバータ
回路の出力を停止させて電源開閉手段を遮断するように
し、低電圧異常設定値以下ならばインバータ回路の出力
を停止させるようにしたものであり、1つの電圧検知回
路で低電圧異常と過電圧異常を検知して保護することが
でき、低電圧におけるインバータ電流の異常増加による
パワースイッチング素子の破壊を防止できるとともに、
過電圧による直流電源、またはインバータ回路の破壊を
防止することができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、整流回路は、2個のコンデンサを
直列に接続して倍電圧を得る倍電圧整流回路より構成
し、前記倍電圧整流回路の片方のコンデンサに充電され
た直流電圧を低電圧に変換するDC−DCコンバータ回
路により制御手段の直流電源を構成するようにしたもの
であり、DC−DCコンバータ回路の入力直流電圧を倍
電圧整流回路の出力電圧の半分にして部品の電圧耐量を
下げることができ、交流電源電圧が異常電圧になった場
合でもDC−DCコンバータ回路を動作させて制御手段
が破壊することなく電源開閉手段を遮断させることがで
きる。
【0012】請求項5に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、整流回路は、単相全波整流回路よ
り構成し、前記単相全波整流回路の出力コンデンサに充
電された直流電圧を低電圧に変換するDC−DCコンバ
ータ回路により制御手段の直流電源を構成するようにし
たものであり、DC−DCコンバータ回路の入力直流電
圧を交流電源電圧のピーク値とほぼ同じにして部品の電
圧耐量を下げることができ、交流電源電圧が異常電圧に
なった場合でも、DC−DCコンバータ回路を動作させ
て制御手段が破壊することなく電源開閉手段を遮断させ
ることができるので、信頼性の高いインバータ装置を実
現できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を洗濯機に適用した実施例につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0014】(実施例1)図1に示すように、交流電源
1は、ラインフィルター2に接続され、電源開閉手段3
を介して整流回路4に交流電力を加え、整流回路4によ
り直流電力に変換する。電源開閉手段3は、電源リレー
30と、並列関係に接続された起動スイッチ3と抵抗3
2の直列接続体より構成する。整流回路4は倍電圧整流
回路を構成し、交流電源1が正電圧のとき、全波整流ダ
イオード40によりコンデンサ41aを充電し、交流電
源1が負電圧のとき、コンデンサ41bを充電し、直列
接続したコンデンサ41a、41bの両端には倍電圧直
流電圧が発生し、インバータ回路5に倍電圧直流電圧を
加える。
【0015】インバータ回路5は、6個のパワースイッ
チング半導体と逆並列ダイオードよりなる3相フルブリ
ッジインバータ回路により構成し、通常、パワートラン
ジスタと逆並列ダイオード、およびその駆動回路と保護
回路を内蔵したインテリジェントパワーモジュール(以
下、IPMという)で構成している。インバータ回路5
の出力端子にはモータ6を接続し、撹拌翼(図示せず)
または脱水槽(図示せず)を駆動する。
【0016】モータ6は直流ブラシレスモータにより構
成し、回転子を構成する永久磁石と固定子との相対位置
(回転子位置)を位置検出手段6aにより検出する。位
置検出手段6aは、通常、ホールICにより構成してい
る。
【0017】電源開閉手段3の出力交流電圧端子間に
は、給水弁7、排水弁8、クラッチ9を接続し、スイッ
チング手段10により制御する。給水弁7は水道水を洗
濯槽(図示せず)に給水するもので、電磁弁により構成
し、排水弁8は洗濯槽内の水の排水を制御する。クラッ
チ9は、モータ6の回転駆動軸を撹拌翼に結合するか脱
水槽に結合するかを制御する。スイッチング手段10
は、双方向性サイリスタなどのソリッドステートリレ
ー、またはメカニカルリレーで構成している。
【0018】制御手段11は、電源開閉手段3、インバ
ータ回路5およびスイッチング手段10を制御するもの
で、マイクロコンピュータより構成されるインバータ制
御回路11aと、インバータ制御回路11aの出力信号
によりインバータ回路5を制御してモータ6の回転駆動
を制御するインバータ駆動回路11bと、インバータ制
御回路11aの出力信号により電源開閉手段3の電源リ
レー30を駆動するリレー駆動回路11cと、整流回路
4の出力電圧、すなわち、インバータ回路5の入力直流
電圧を検出する電圧検知回路11dと、倍電圧整流回路
を構成する整流回路4の片方のコンデンサ41bの直流
電圧をインバータ制御回路11aまたはリレー駆動回路
11c等の直流低電圧に変換するDCーDCコンバータ
回路11eと、スイッチング手段10を制御するスイッ
チング手段駆動回路11fとを有している。
【0019】電源開閉手段3により電源を入れるには、
モーメンタリ動作の起動スイッチ31を押すことによ
り、起動スイッチ31と抵抗32を介して整流回路4の
コンデンサ41a、41bに直流電圧が充電され、コン
デンサ41bの両端に接続されたDCーDCコンバータ
回路11eが発振動作を開始してインバータ制御回路1
1a、またはリレー駆動回路11cに直流電圧を加え
る。インバータ制御回路11aはマイクロコンピュータ
とその周辺回路より構成され、マイクロコンピュータの
リセット回路が解除動作するとマイクロコンピュータの
プログラムが動作し、最初にリレー駆動回路11cによ
り電源リレー30を駆動してリレーの自己保持動作を行
う。
【0020】運転を終了する場合には、インバータ制御
回路11aによりインバータ駆動回路11bの出力信号
をオフし、モータ6の駆動を停止させてから、リレー駆
動回路11cの出力をオフさせ電源リレー30を遮断す
る。
【0021】電圧検知回路11dの出力信号は、インバ
ータ制御回路11aのアナログ・ディジタル変換入力端
子(A/D変換入力端子)に加えられ、マイクロコンピ
ュータが整流回路4の直流出力電圧を常にモニターし、
過電圧異常ならばリレー駆動回路11cの出力をオフし
て電源リレー30を遮断する。
【0022】整流回路4の片方のコンデンサ41bの両
端にDCーDCコンバータ回路11eを接続することに
より、DCーDCコンバータ回路11eのパワースイッ
チング素子の印加電圧を低くすることができ、交流電源
1の電圧が瞬時的に異常電圧となってもパワースイッチ
ング素子は過電圧により破壊する可能性がほとんどなく
なる特徴がある。なお、DCーDCコンバータ回路11
eは、絶縁形のスイッチングレギュレータ、または非絶
縁形のチョッパー回路でも特に問題はない。
【0023】上記構成において異常電圧が印加されたと
きの動作について、図2を参照しながら説明する。
【0024】ステップ100より異常電圧保護プログラ
ムのサブルーチンが開始し、ステップ101にてインバ
ータ回路5の直流電圧VDCを入力する。インバータ回路
5の直流電圧VDCの入力は、交流電源1の周波数に同期
して検知しても特に問題はない。ピーク電圧を検出する
ために、交流電源1のピーク値となる位相、すなわち、
90度と270度近傍で検知する必要がある。
【0025】つぎに、ステップ102に進んで直流電圧
VDCと低電圧異常設定値VLを比較し、VL以下ならば低
電圧異常と判定し、ステップ103に進んでインバータ
駆動回路11bの出力をオフさせてインバータ回路5の
駆動を停止させ、ステップ101に戻る。
【0026】インバータ回路5の直流電圧VDCが低い状
態でモータ6を所定回転数で駆動するとパワーが一定と
なり、インバータ回路5の電流値が増加し、パワースイ
ッチング素子が破壊する恐れがあるので、インバータ回
路5を停止してパワースイッチング素子の破壊を防止す
る。
【0027】直流電圧VDCが低電圧異常設定値VLより
も高ければ、ステップ104に進んで直流電圧VDCと過
電圧設定値VHを比較し、直流電圧VDCが過電圧設定値
VHよりも高ければ過電圧異常と判定し、ステップ10
5に進んでインバータ回路5を停止させ、ステップ10
6に進んで電源リレー30を遮断し、ステップ107に
て異常報知、または異常のメモリ等の異常処理を行って
ステップ108でプログラムが終了する。
【0028】ステップ104にて直流電圧VDCが過電圧
設定値VHよりも低ければ、ステップ109に進んで運
転状態を継続し、ステップ110に進んで異常電圧保護
サブルーチンをリターンする。
【0029】なお、説明を省略したが、異常カウンタを
設けて異常判定が2回連続するとインバータ回路5を停
止するようにすれば、ノイズ等による誤動作を防ぐこと
ができ、異常判定の信頼性を高めることができる。
【0030】整流回路4が、図1に示すように、倍電圧
整流回路の場合、定常電圧をDC280Vとすると、低
電圧異常設定値VLはDC200V程度に設定し、過電
圧設定値VHはDC350〜400V程度に設定する。
【0031】家庭に配線されている交流電源1は、通常
単相3線式で、中性点の欠相事故が発生すると通常AC
100Vの電圧がAC200V近くなる場合があり、整
流回路4の出力直流電圧は通常DC280V程度の電圧
がDC500V以上になる場合がある。そのとき、本発
明の如き過電圧保護装置がなければ、パワースイッチン
グ素子、または整流回路4のコンデンサが過電圧破壊し
て短絡電流が流れ発煙発火の恐れがある。また、インバ
ータ直流電源を入力とするDC−DCコンバータ回路1
1eのパワースイッチング素子の破壊の恐れもある。
【0032】本発明によれば、整流回路4の出力直流電
圧の過電圧を検知して電源リレー30を遮断するので、
整流回路4、またはインバータ回路5の高電圧部品の破
壊を防ぐことができる。特に、電解コンデンサの耐圧劣
化は数100msec以上経過しないと進まないので、
本発明のように、交流電源1に同期して異常電圧を判定
しても数10msec以内で電源リレー30を遮断する
ことができ、電解コンデンサの耐圧劣化を防ぐことがで
きる。
【0033】(実施例2)図3に示すように、整流回路
4’は、全波整流ダイオード40’とコンデンサ41’
とよりなる全波整流回路で構成し、インバータ回路5’
およびDC−DCコンバータ回路11e’の入力直流電
圧を整流回路4’の出力電圧としている。したがって、
コンデンサ41’に充電する電圧は交流電源1のピーク
電圧とほぼ等しくなり、インバータ回路5’のパワート
ランジスタへの印加電圧は、上記実施例1(図1参照)
に示す倍電圧整流回路の半分となる。
【0034】また、DC−DCコンバータ回路11e’
の入力電圧とコンデンサ41’の印加電圧は、上記実施
例1(図1参照)と同じで、DC−DCコンバータ回路
11e’のパワースイッチング素子の印加電圧もほぼ同
じになるので、インバータ回路5とDC−DCコンバー
タ回路11e’の部品の耐圧に余裕を持たせると、倍電
圧が印加しても回路部品が破壊することはない。
【0035】電圧検知回路11d’の検知電圧は、通
常、上記実施例1(図1参照)の電圧検知回路11dの
半分となり、異常設定値は実施例1の異常設定電圧の半
分にするとよい。
【0036】上記構成において異常電圧が印加されたと
きの基本的な電圧保護動作は、上記実施例1の動作(図
2参照)と殆ど同じであり、低電圧異常設定値VLと過
電圧設定値VHの数値のみ変更し、約半分にすればよ
い。
【0037】すなわち、交流電源1の電圧が中性点欠相
事故等により過電圧となると、電圧検知回路11d’に
より異常電圧を検知してインバータ回路5’の駆動を停
止して電源リレー30により遮断することにより、コン
デンサ41’への印加電圧が長時間破壊電圧以上となる
ことはなく、コンデンサ41’が破壊することはない。
【0038】以上のように、本発明はインバータ回路5
の直流電源の過電圧を検知して電源リレー30により遮
断するものであり、実施例で述べた洗濯機に限らず、食
器洗浄機等のインバータ装置に適用できることは明らか
である。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、交流電源と、この交流電源の開閉を制御
する電源開閉手段と、前記電源開閉手段と前記交流電源
に直列に接続した整流回路と、前記整流回路の直流電力
を交流電力に変換するインバータ回路と、前記インバー
タ回路により駆動されるモータと、前記インバータ回路
を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電
源開閉手段と前記インバータ回路を制御するインバータ
制御回路と、前記インバータ制御回路の出力信号により
前記インバータ回路を駆動するインバータ駆動回路と、
前記電源開閉手段を開閉制御するリレー駆動回路と、前
記インバータ回路の直流電圧を検出する電圧検知回路と
を有し、前記電圧検知回路により検出した直流電圧が設
定値以上ならば前記電源開閉手段を遮断するようにした
から、交流電源の中性点欠相事故等による過電圧異常が
発生しても電源開閉手段を遮断してインバータ回路直流
電源やインバータ回路パワースイッチング素子の破壊を
防止することができ、信頼性および安全性を向上するこ
とができる。
【0040】また、請求項2に記載の発明によれば、制
御手段は、電圧検知回路により検出した直流電圧が過電
圧設定値以上ならばインバータ回路の出力を停止させて
電源開閉手段を遮断するようにしたから、インバータ回
路を停止させてインバータ回路電流を零にしてから電源
開閉手段を遮断するので、アーク電流が流れない状態で
遮断でき、電源開閉手段の遮断特性を向上させ接点の損
傷を防止することができる。
【0041】また、請求項3に記載の発明によれば、制
御手段は、電圧検知回路により検出した直流電圧が過電
圧設定値以上ならばインバータ回路の出力を停止させて
電源開閉手段を遮断するようにし、低電圧異常設定値以
下ならばインバータ回路の出力を停止させるようにした
から、低電圧におけるインバータ電流の異常増加による
パワースイッチング素子やモータの温度上昇や破壊焼損
の防止と、過電圧による整流回路、またはインバータ回
路の防止が同時に可能となり、電源電圧変動の大きい環
境使用可能なインバータ装置を実現できる。
【0042】また、請求項4に記載の発明によれば、整
流回路は、2個のコンデンサを直列に接続して倍電圧を
得る倍電圧整流回路より構成し、前記倍電圧整流回路の
片方のコンデンサに充電された直流電圧を低電圧に変換
するDC−DCコンバータ回路により制御手段の直流電
源を構成するようにしたから、DC−DCコンバータ回
路の入力直流電圧を倍電圧整流回路の出力電圧の半分に
して部品の電圧耐量を下げることができ、交流電源電圧
が異常電圧になった場合でもDC−DCコンバータ回路
を動作させて制御手段が破壊することなく電源開閉手段
を遮断させることができる。
【0043】また、請求項5に記載の発明によれば、整
流回路は、単相全波整流回路より構成し、前記単相全波
整流回路の出力コンデンサに充電された直流電圧を低電
圧に変換するDC−DCコンバータ回路により制御手段
の直流電源を構成するようにしたから、DC−DCコン
バータ回路の入力直流電圧を交流電源電圧のピーク値と
ほぼ同じにして部品の電圧耐量を下げることができ、交
流電源電圧が異常電圧になった場合でも、DC−DCコ
ンバータ回路を動作させて制御手段が破壊することなく
電源開閉手段を遮断させることができるので、信頼性の
高いインバータ装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のインバータ装置のブロ
ック回路図
【図2】同インバータ装置の異常電圧保護プログラムの
フローチャート
【図3】本発明の第2の実施例のインバータ装置のブロ
ック回路図
【符号の説明】
1 交流電源 3 電源開閉手段 4 整流回路 5 インバータ回路 6 モータ 11 制御手段 11a インバータ制御回路 11b インバータ駆動回路 11c リレー駆動回路 11d 電圧検知回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源と、この交流電源の開閉を制御
    する電源開閉手段と、前記電源開閉手段と前記交流電源
    に直列に接続した整流回路と、前記整流回路の直流電力
    を交流電力に変換するインバータ回路と、前記インバー
    タ回路により駆動されるモータと、前記インバータ回路
    を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電
    源開閉手段と前記インバータ回路を制御するインバータ
    制御回路と、前記インバータ制御回路の出力信号により
    前記インバータ回路を駆動するインバータ駆動回路と、
    前記電源開閉手段を開閉制御するリレー駆動回路と、前
    記インバータ回路の直流電圧を検出する電圧検知回路と
    を有し、前記電圧検知回路により検出した直流電圧が設
    定値以上ならば前記電源開閉手段を遮断するようにした
    インバータ装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、電圧検知回路により検出し
    た直流電圧が過電圧設定値以上ならばインバータ回路の
    出力を停止させて電源開閉手段を遮断するようにした請
    求項1記載のインバータ装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は、電圧検知回路により検出し
    た直流電圧が過電圧設定値以上ならばインバータ回路の
    出力を停止させて電源開閉手段を遮断するようにし、低
    電圧異常設定値以下ならばインバータ回路の出力を停止
    させるようにした請求項1記載のインバータ装置。
  4. 【請求項4】 整流回路は、2個のコンデンサを直列に
    接続して倍電圧を得る倍電圧整流回路より構成し、前記
    倍電圧整流回路の片方のコンデンサに充電された直流電
    圧を低電圧に変換するDC−DCコンバータ回路により
    制御手段の直流電源を構成するようにした請求項1記載
    のインバータ装置。
  5. 【請求項5】 整流回路は、単相全波整流回路より構成
    し、前記単相全波整流回路の出力コンデンサに充電され
    た直流電圧を低電圧に変換するDC−DCコンバータ回
    路により制御手段の直流電源を構成するようにした請求
    項1記載のインバータ装置。
JP2000139978A 2000-05-12 2000-05-12 インバータ装置 Expired - Fee Related JP4441981B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000139978A JP4441981B2 (ja) 2000-05-12 2000-05-12 インバータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000139978A JP4441981B2 (ja) 2000-05-12 2000-05-12 インバータ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001327174A true JP2001327174A (ja) 2001-11-22
JP4441981B2 JP4441981B2 (ja) 2010-03-31

Family

ID=18647338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000139978A Expired - Fee Related JP4441981B2 (ja) 2000-05-12 2000-05-12 インバータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4441981B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015023791A (ja) * 2013-07-16 2015-02-02 エルエス産電株式会社Lsis Co., Ltd. インバータ制御装置及びその制御方法
JP2016197951A (ja) * 2015-04-03 2016-11-24 ジョンソンコントロールズ ヒタチ エア コンディショニング テクノロジー(ホンコン)リミテッド インバータ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015023791A (ja) * 2013-07-16 2015-02-02 エルエス産電株式会社Lsis Co., Ltd. インバータ制御装置及びその制御方法
US9520768B2 (en) 2013-07-16 2016-12-13 Lsis Co., Ltd. Inverter control apparatus and control method thereof
JP2016197951A (ja) * 2015-04-03 2016-11-24 ジョンソンコントロールズ ヒタチ エア コンディショニング テクノロジー(ホンコン)リミテッド インバータ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4441981B2 (ja) 2010-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6989649B2 (en) Switch assembly, electric machine having the switch assembly, and method of controlling the same
CN109159669B (zh) 一种电驱动系统的保护系统和方法
JP4380012B2 (ja) モータ駆動装置
JPH11311436A (ja) 空気調和機
JP2001320894A (ja) モータ駆動装置
JP3255115B2 (ja) インバータ装置
CN113054887A (zh) 一种电动工具的过压保护电路、方法以及电动工具
JP2001327175A (ja) インバータ装置
US6008602A (en) Arrangement with an electronically commutated motor
JP2001327174A (ja) インバータ装置
JP4158253B2 (ja) インバータ装置
JP3739165B2 (ja) 洗濯機
JPH08182329A (ja) インバータ装置を備えた空気調和機
JP5011778B2 (ja) モータ駆動システムおよびその制御方法
CN112468026A (zh) 一种三档定速可调无刷电机及其工作方法
JP2000032771A (ja) インバータ装置
CN210363402U (zh) 电动车驱动控制系统
JPH11308864A (ja) インバータ装置
JP3777804B2 (ja) インバータ装置
JP2019097286A (ja) 電力変換器の制御回路
JP2003326084A (ja) 洗濯機
JP2003305294A (ja) 洗濯機
KR20090004004A (ko) 삼상유도전동기의 리액터식 절전구동장치
JP2001300184A (ja) 洗濯機の制御装置
JPH09322586A (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060809

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090929

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100104

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees