JP2000024038A - 乗用車取付用介護リフト - Google Patents
乗用車取付用介護リフトInfo
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- JP2000024038A JP2000024038A JP10229902A JP22990298A JP2000024038A JP 2000024038 A JP2000024038 A JP 2000024038A JP 10229902 A JP10229902 A JP 10229902A JP 22990298 A JP22990298 A JP 22990298A JP 2000024038 A JP2000024038 A JP 2000024038A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 介護者が小さな労力で、被介護者を標準的な
乗用車又はバンの標準シートに乗り降りさせることがで
きる乗用車取付用介護リフトを提供する。 【解決手段】 車椅子等と、乗用車との間の乗り降りを
容易にするための乗用車取付用介護リフトであり、アー
ムホルダー,アームの2部分から構成される。アームホ
ルダーの一端は、自動車のルーフに取付けたキャリアに
回動自在に固定され、此処を中心に扇状に回動し、助手
席又は後部座席ドア開口に望む位置にアーム部を位置さ
せることが出来る。アームとアームホルダーは、二重管
の構造を持ち、ローラーベアリングで保持され軽くスラ
イドする。又、アーム部は電動モーター駆動昇降装置を
持ち、被介護者を助手席又は後部ドア付近で車椅子等か
らリフトアップしアームをスライドさせ車のシート上に
移動させリフトダウンすることにより着座させることが
できる。
乗用車又はバンの標準シートに乗り降りさせることがで
きる乗用車取付用介護リフトを提供する。 【解決手段】 車椅子等と、乗用車との間の乗り降りを
容易にするための乗用車取付用介護リフトであり、アー
ムホルダー,アームの2部分から構成される。アームホ
ルダーの一端は、自動車のルーフに取付けたキャリアに
回動自在に固定され、此処を中心に扇状に回動し、助手
席又は後部座席ドア開口に望む位置にアーム部を位置さ
せることが出来る。アームとアームホルダーは、二重管
の構造を持ち、ローラーベアリングで保持され軽くスラ
イドする。又、アーム部は電動モーター駆動昇降装置を
持ち、被介護者を助手席又は後部ドア付近で車椅子等か
らリフトアップしアームをスライドさせ車のシート上に
移動させリフトダウンすることにより着座させることが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、身障者・老齢者
を簡単に標準的な乗用車又はバンの標準シートに楽に乗
り降りさせる乗用車取付用介護リフトに関するものであ
る。
を簡単に標準的な乗用車又はバンの標準シートに楽に乗
り降りさせる乗用車取付用介護リフトに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来身障者・老齢者を車に乗り降りさせ
る時 (イ)キャブオーバー型車等の荷室高の高い車を改造
し、車椅子に乗ったまま固定型リフト等で後部ドアから
乗り降りさせる。 (ロ)助手席を回転式(電動・手動)に改造し、そのシ
ートに乗り降りさせる。 (ハ)身障者・老齢者を人力で抱え上げ、助手席または
後部座席に乗り降りさせる。 等の方法を取っていた。
る時 (イ)キャブオーバー型車等の荷室高の高い車を改造
し、車椅子に乗ったまま固定型リフト等で後部ドアから
乗り降りさせる。 (ロ)助手席を回転式(電動・手動)に改造し、そのシ
ートに乗り降りさせる。 (ハ)身障者・老齢者を人力で抱え上げ、助手席または
後部座席に乗り降りさせる。 等の方法を取っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような方法では、 (イ)の場合 車椅子は、現在体格に合わせて作るオー
ダーメイドが普及しており、身体の大きな人がオーダー
メイドの車椅子を使用する時かなり車室高の高い車でな
いと天井に頭がつかえる、あるいは天井とのすきまがほ
とんどなく車体の上下動により頭をぶつけることがあ
る。また体感の悪い人が乗る場合は、運転者以外の介護
者が不可欠となり外出をよりさまたげる原因となってい
る。しかもリフト取付費用が高価であり他の車への付替
もできず車と共に廃棄せざるを得ない。 (ロ)の場合 シートへの乗り降りは人力又は別のリフ
トが必要。シート改造費用が高価である。 (ハ)の場合 体重にもよるが一人では無理、介護者も
腰等傷める危険がある。
ような方法では、 (イ)の場合 車椅子は、現在体格に合わせて作るオー
ダーメイドが普及しており、身体の大きな人がオーダー
メイドの車椅子を使用する時かなり車室高の高い車でな
いと天井に頭がつかえる、あるいは天井とのすきまがほ
とんどなく車体の上下動により頭をぶつけることがあ
る。また体感の悪い人が乗る場合は、運転者以外の介護
者が不可欠となり外出をよりさまたげる原因となってい
る。しかもリフト取付費用が高価であり他の車への付替
もできず車と共に廃棄せざるを得ない。 (ロ)の場合 シートへの乗り降りは人力又は別のリフ
トが必要。シート改造費用が高価である。 (ハ)の場合 体重にもよるが一人では無理、介護者も
腰等傷める危険がある。
【0004】したがって、安価で、介護者が女性であっ
ても軽く簡単に操作でき、身障者・老齢者を標準的な乗
用車又はバンの標準シートに乗り降りさせることが出来
るリフトの発明が望まれていた。本発明は、こうした強
い要望にこたえるために発明されたのである。
ても軽く簡単に操作でき、身障者・老齢者を標準的な乗
用車又はバンの標準シートに乗り降りさせることが出来
るリフトの発明が望まれていた。本発明は、こうした強
い要望にこたえるために発明されたのである。
【0005】
【問題を解決するための手段】この発明は、かかる課題
に着目してなされたもので、標準的な乗用車又はバンに
市販ルーフキャリアを取付け、此れに本リフトを固定す
る。リフトはアームホルダー部・アーム部から構成され
る。アームホルダー部の一端はルーフキャリアの運転席
側の側縁部に車体の前後方向に係止されたアシストバー
中心付近に取り付けられ、他端部に取り付けられたキャ
スターの転動により、助手席側ルーフキャリア上に前後
方向に敷設された平板上を回動し、助手席又は後部ドア
近傍にアーム部を位置させることができる。アームとア
ームホルダーは2重筒の構造を持ち、ベアリングローラ
ーで保持されているため軽くスライドし電動駆動モータ
ー付シリンダーにより第二アームを昇降させることで被
介護者をリフトアップ・ダウンし車椅子等の介護乗物と
乗用車との間の乗り降りを容易に介護できる。
に着目してなされたもので、標準的な乗用車又はバンに
市販ルーフキャリアを取付け、此れに本リフトを固定す
る。リフトはアームホルダー部・アーム部から構成され
る。アームホルダー部の一端はルーフキャリアの運転席
側の側縁部に車体の前後方向に係止されたアシストバー
中心付近に取り付けられ、他端部に取り付けられたキャ
スターの転動により、助手席側ルーフキャリア上に前後
方向に敷設された平板上を回動し、助手席又は後部ドア
近傍にアーム部を位置させることができる。アームとア
ームホルダーは2重筒の構造を持ち、ベアリングローラ
ーで保持されているため軽くスライドし電動駆動モータ
ー付シリンダーにより第二アームを昇降させることで被
介護者をリフトアップ・ダウンし車椅子等の介護乗物と
乗用車との間の乗り降りを容易に介護できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0007】図1,図2及び図3は、この発明の実施の
形態を示すものである。
形態を示すものである。
【0008】まず構成を説明すると、車体のルーフに市
販品のルーフキャリア1を固定する。標準的にはバー2
本で構成されているが、被介護者の体重等により、3〜
4本取り付け強度を保つ。又運転席側側縁部に前後方向
に1本アシストバー9を係止し助手席側側縁部に平板1
0を係止する。
販品のルーフキャリア1を固定する。標準的にはバー2
本で構成されているが、被介護者の体重等により、3〜
4本取り付け強度を保つ。又運転席側側縁部に前後方向
に1本アシストバー9を係止し助手席側側縁部に平板1
0を係止する。
【0009】アームホルダー2は、アーム突出側と反対
側の端部7でアシストバー9に回動自在に係止されアー
ム突出側に固定されたキャスター8に支えられ平板10
上を扇動する。此れにより助手席及び後部座席ドア近傍
にアームを位置させることができる。図3に示す。
側の端部7でアシストバー9に回動自在に係止されアー
ム突出側に固定されたキャスター8に支えられ平板10
上を扇動する。此れにより助手席及び後部座席ドア近傍
にアームを位置させることができる。図3に示す。
【0010】アーム3はアーム端部に取り付けたローラ
ーベアリング13とアームホルダー2の突出側に取り付
けたローラーベアリング12により支持され自在にスラ
イドする。またアーム3bはアーム3aに固定ピン14
で係止され固定ピン15,16でアーム3aに係止され
た駆動モーター付シリンダー4の伸縮によってフック5
に掛着したスリングシート6に乗った被介護者を昇降さ
せる。
ーベアリング13とアームホルダー2の突出側に取り付
けたローラーベアリング12により支持され自在にスラ
イドする。またアーム3bはアーム3aに固定ピン14
で係止され固定ピン15,16でアーム3aに係止され
た駆動モーター付シリンダー4の伸縮によってフック5
に掛着したスリングシート6に乗った被介護者を昇降さ
せる。
【0011】したがって、被介護者をスリングシート6
を敷いた車椅子等で助手席または後部座席ドア開口部近
辺まで誘導しスリングシート6をフック5に掛着、駆動
モーター付シリンダー4を動作させアーム3bのフック
5側を上昇させ車椅子から離脱させる。次いでアーム3
を車体方向にスライドさせ車室内に被介護者を入れたあ
と駆動モーター付シリンダー4を動作させアーム3bの
フック5側を下降させシートに着座させる。
を敷いた車椅子等で助手席または後部座席ドア開口部近
辺まで誘導しスリングシート6をフック5に掛着、駆動
モーター付シリンダー4を動作させアーム3bのフック
5側を上昇させ車椅子から離脱させる。次いでアーム3
を車体方向にスライドさせ車室内に被介護者を入れたあ
と駆動モーター付シリンダー4を動作させアーム3bの
フック5側を下降させシートに着座させる。
【0012】逆に、被介護者の乗用車から車椅子等に乗
り移らせる場合は、前述した乗車方法とは、逆の操作を
すればよい。
り移らせる場合は、前述した乗車方法とは、逆の操作を
すればよい。
【0013】又、アーム端部に取り付けたローラーベア
リング13は、アームが車幅方向軸に対し360度自由
に回動できると共にホルダーに対してはスライドするだ
けで回転しない構造をもっている。此れにより、不使用
時には、アーム部をアームホルダ部にスライド方向を軸
に約90度振り上げて格納し平板に固定されたホルダー
11にアーム3bを係止する。
リング13は、アームが車幅方向軸に対し360度自由
に回動できると共にホルダーに対してはスライドするだ
けで回転しない構造をもっている。此れにより、不使用
時には、アーム部をアームホルダ部にスライド方向を軸
に約90度振り上げて格納し平板に固定されたホルダー
11にアーム3bを係止する。
【0013】
【発明の効果】上述したように、本発明は簡単な構造で
あり、小さな労力で簡単に被介護者を乗用車の座席に乗
り降りさせることができる。
あり、小さな労力で簡単に被介護者を乗用車の座席に乗
り降りさせることができる。
【図1】 本発明の乗用車取付け用介護リフトを示す斜
視図である。
視図である。
【図2】 本発明の乗用車取付け用介護リフトを示す側
面図である。
面図である。
【図3】 図2のリフトの平面図である。
【図4】 ルーフキャリアの平面図である。
【図5】 アームホルダー部の断面図である。
【図6】 アームの側面図である。
【図7】 ルーフキャリアを後方から見た図面である。
【図8】 アームホルダー部の斜視図である。
1 ルーフキャリア 2 アームホルダー 3a 3b アーム 4 駆動モーター付シリンダー 5 フック 6 スリングシート 7 係止ピン 8 キャスター 9 アシストバー 10 平板 11 ホルダー 12 13 ローラーベアリング 14 15 16 固定ピン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月8日(1999.7.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 乗用車取付用介護リフト
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、身障者・老齢者
を簡単に標準的な乗用車又はバンの標準シートに楽に乗
り降りさせる乗用車取付用介護リフトに関するものであ
る。
を簡単に標準的な乗用車又はバンの標準シートに楽に乗
り降りさせる乗用車取付用介護リフトに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来身障者・老齢者を車に乗り降りさせ
る時 (イ)キャブオーバー型車等の荷室高の高い車を改造
し、車椅子に乗ったまま固定型リフト等で後部ドアから
乗り降りさせる。 (ロ)助手席を回転式(電動・手動)に改造し、そのシ
ートに乗り降りさせる。 (ハ)身障者・老齢者を人力で抱え上げ、助手席または
後部座席に乗り降りさせる。 等の方法を取っていた。
る時 (イ)キャブオーバー型車等の荷室高の高い車を改造
し、車椅子に乗ったまま固定型リフト等で後部ドアから
乗り降りさせる。 (ロ)助手席を回転式(電動・手動)に改造し、そのシ
ートに乗り降りさせる。 (ハ)身障者・老齢者を人力で抱え上げ、助手席または
後部座席に乗り降りさせる。 等の方法を取っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような方法では、 (イ)の場合 車椅子は、現在体格に合わせて作るオー
ダーメイドが普及しており、身体の大きな人がオーダー
メイドの車椅子を使用する時かなり車室高の高い車でな
いと天井に頭がつかえる、あるいは天井とのすきまがほ
とんどなく車体の上下動により頭をぶつけることがあ
る。また体感の悪い人が乗る場合は、運転者以外の介護
者が不可欠となり外出をよりさまたげる原因となってい
る。しかもリフト取付費用が高価であり他の車への付替
もできず車と共に廃棄せざるを得ない。 (ロ)の場合 シートへの乗り降りは人力又は別のリフ
トが必要。シート改造費用が高価である。 (ハ)の場合 体重にもよるが一人では無理、介護者も
腰等傷める危険がある。
ような方法では、 (イ)の場合 車椅子は、現在体格に合わせて作るオー
ダーメイドが普及しており、身体の大きな人がオーダー
メイドの車椅子を使用する時かなり車室高の高い車でな
いと天井に頭がつかえる、あるいは天井とのすきまがほ
とんどなく車体の上下動により頭をぶつけることがあ
る。また体感の悪い人が乗る場合は、運転者以外の介護
者が不可欠となり外出をよりさまたげる原因となってい
る。しかもリフト取付費用が高価であり他の車への付替
もできず車と共に廃棄せざるを得ない。 (ロ)の場合 シートへの乗り降りは人力又は別のリフ
トが必要。シート改造費用が高価である。 (ハ)の場合 体重にもよるが一人では無理、介護者も
腰等傷める危険がある。
【0004】したがって、安価で、介護者が女性であっ
ても軽く簡単に操作でき、身障者・老齢者を標準的な乗
用車又はバンの標準シートに乗り降りさせることが出来
るリフトの発明が望まれていた。本発明は、こうした強
い要望にこたえるために発明されたのである。
ても軽く簡単に操作でき、身障者・老齢者を標準的な乗
用車又はバンの標準シートに乗り降りさせることが出来
るリフトの発明が望まれていた。本発明は、こうした強
い要望にこたえるために発明されたのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、かかる課題
に着目してなされたもので、標準的な乗用車又はバンに
市販ルーフキャリアを取付け、此れに本リフトを固定す
る。本リフトは、自動車のルーフキャリアに着脱自在に
係止されたアームホルダー部と、アームホルダー内にス
ライド自在にホールドされた電動モーター駆動昇降装置
付アーム部から構成する。前記アームホルダーは、角筒
の形状をしており一端は運転席側のルーフキャリア側縁
部に上下方向の軸を中心に回動自在に取り付け、他端に
取り付けたキャスターの転動により助手席側ルーフキャ
リア上に前後方向に敷設された平板上を回動し、助手席
又は後部座席ドア近傍にアーム部を位置させることがで
きる。又、前記アーム部は円筒状であり角筒状のアーム
ホルダー内をスライド自在に保持する為、アーム部突出
側と反対側に第1ローラーベアリングを、アームホルダ
ーの助手席側下部に第2ローラーベアリングを取り付け
る。この二つのローラーベアリングにより、アームはス
ムーズにホルダー内をスライドする。前記第1ローラー
ベアリングは、該アームがホルダー軸に対しアームは3
60度回転できるがスライド方向にだけ回転しホルダー
軸に対しては回転しないように取り付ける。これにより
アーム部をアームホルダー部にスライド方向を軸に約9
0度振り上げて格納し平板に固定されたホルダーにアー
ムを係止できる。又、第2アーム一端に係止された電動
モーター駆動シリンダーにより第2アーム反対側端部に
掛着したスリングシートを昇降させ被介護者をリフトア
ップ・ダウンし車椅子等の介護乗物と乗用車との間の乗
り降りを容易に介護できる。
に着目してなされたもので、標準的な乗用車又はバンに
市販ルーフキャリアを取付け、此れに本リフトを固定す
る。本リフトは、自動車のルーフキャリアに着脱自在に
係止されたアームホルダー部と、アームホルダー内にス
ライド自在にホールドされた電動モーター駆動昇降装置
付アーム部から構成する。前記アームホルダーは、角筒
の形状をしており一端は運転席側のルーフキャリア側縁
部に上下方向の軸を中心に回動自在に取り付け、他端に
取り付けたキャスターの転動により助手席側ルーフキャ
リア上に前後方向に敷設された平板上を回動し、助手席
又は後部座席ドア近傍にアーム部を位置させることがで
きる。又、前記アーム部は円筒状であり角筒状のアーム
ホルダー内をスライド自在に保持する為、アーム部突出
側と反対側に第1ローラーベアリングを、アームホルダ
ーの助手席側下部に第2ローラーベアリングを取り付け
る。この二つのローラーベアリングにより、アームはス
ムーズにホルダー内をスライドする。前記第1ローラー
ベアリングは、該アームがホルダー軸に対しアームは3
60度回転できるがスライド方向にだけ回転しホルダー
軸に対しては回転しないように取り付ける。これにより
アーム部をアームホルダー部にスライド方向を軸に約9
0度振り上げて格納し平板に固定されたホルダーにアー
ムを係止できる。又、第2アーム一端に係止された電動
モーター駆動シリンダーにより第2アーム反対側端部に
掛着したスリングシートを昇降させ被介護者をリフトア
ップ・ダウンし車椅子等の介護乗物と乗用車との間の乗
り降りを容易に介護できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0007】図1,図2及び図3は、この発明の実施の
形態を示すものである。
形態を示すものである。
【0008】まず構成を説明すると、車体のルーフに市
販品のルーフキャリア1を固定する。標準的にはバー2
本で構成されているが、被介護者の体重等により、3〜
4本取り付け強度を保つ。又運転席側側縁部に前後方向
に1本アシストバー9を係止し助手席側側縁部に平板1
0を係止する。
販品のルーフキャリア1を固定する。標準的にはバー2
本で構成されているが、被介護者の体重等により、3〜
4本取り付け強度を保つ。又運転席側側縁部に前後方向
に1本アシストバー9を係止し助手席側側縁部に平板1
0を係止する。
【0009】アームホルダー2は、アーム突出側と反対
側の端部7でアシストバー9に回動自在に係止されアー
ム突出側に固定されたキャスター8に支えられ平板10
上を扇動する。此れにより助手席及び後部座席ドア近傍
にアームを位置させることができる。図3に示す。
側の端部7でアシストバー9に回動自在に係止されアー
ム突出側に固定されたキャスター8に支えられ平板10
上を扇動する。此れにより助手席及び後部座席ドア近傍
にアームを位置させることができる。図3に示す。
【0010】アーム3はアーム端部に取り付けた第1ロ
ーラーベアリング13とアームホルダー2の突出側に取
り付けた第2ローラーベアリング12により支持され自
在にスライドする。またアーム3bはアーム3aに固定
ピン14で係止され固定ピン15,16でアーム3aに
係止された駆動モーター付シリンダー4の伸縮によって
フック5に掛着したスリングシート6に乗った被介護者
を昇降させる。
ーラーベアリング13とアームホルダー2の突出側に取
り付けた第2ローラーベアリング12により支持され自
在にスライドする。またアーム3bはアーム3aに固定
ピン14で係止され固定ピン15,16でアーム3aに
係止された駆動モーター付シリンダー4の伸縮によって
フック5に掛着したスリングシート6に乗った被介護者
を昇降させる。
【0011】したがって、被介護者をスリングシート6
を敷いた車椅子等で助手席または後部座席ドア開口部近
辺まで誘導しスリングシート6をフック5に掛着、駆動
モーター付シリンダー4を動作させアーム3bのフック
5側を上昇させ車椅子から離脱させる。次いでアーム3
を車体方向にスライドさせ車室内に被介護者を入れたあ
と駆動モーター付シリンダー4を動作させアーム3bの
フック5側を下降させシートに着座させる。
を敷いた車椅子等で助手席または後部座席ドア開口部近
辺まで誘導しスリングシート6をフック5に掛着、駆動
モーター付シリンダー4を動作させアーム3bのフック
5側を上昇させ車椅子から離脱させる。次いでアーム3
を車体方向にスライドさせ車室内に被介護者を入れたあ
と駆動モーター付シリンダー4を動作させアーム3bの
フック5側を下降させシートに着座させる。
【0012】逆に、被介護者の乗用車から車椅子等に乗
り移らせる場合は、前述した乗車方法とは、逆の操作を
すればよい。
り移らせる場合は、前述した乗車方法とは、逆の操作を
すればよい。
【0013】又、アーム端部に取り付けたローラーベア
リング13は、アームが車幅方向軸に対し360度自由
に回動できると共にホルダーに対してはスライドするだ
けで回転しない構造をもっている。此れにより、不使用
時にはアーム部をアームホルダ部にスライド方向を軸に
約90度振り上げて格納し平板に固定されたホルダー1
1にアーム3bを係止する。
リング13は、アームが車幅方向軸に対し360度自由
に回動できると共にホルダーに対してはスライドするだ
けで回転しない構造をもっている。此れにより、不使用
時にはアーム部をアームホルダ部にスライド方向を軸に
約90度振り上げて格納し平板に固定されたホルダー1
1にアーム3bを係止する。
【0014】
【発明の効果】上述したように、本発明は簡単な構造で
あり、小さな労力で簡単に被介護者を乗用車の座席に乗
り降りさせることができる。
あり、小さな労力で簡単に被介護者を乗用車の座席に乗
り降りさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の乗用車取付け用介護リフトを示す斜
視図である。
視図である。
【図2】 本発明の乗用車取付け用介護リフトを示す側
面図である。
面図である。
【図3】 図2のリフトの平面図である。
【図4】 ルーフキャリアの平面図である。
【図5】 アームホルダー部の断面図である。
【図6】 アームの側面図である。
【図7】 ルーフキャリアを後方から見た図面である。
【図8】 アームホルダー部の斜視図である。
【符号の説明】 1 ルーフキャリア 2 アームホルダー 3a 第1アーム 3b 第2アーム 4 駆動モーター付シリンダー 5 フック 6 スリングシート 7 係止ピン 8 キャスター 9 アシストバー 10 平板 11 ホルダー 12 第2ローラーベアリング 13 第1ローラーベアリング 14・15・16 固定ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下村 雅一 兵庫県明石市松が丘5丁目22番10号 (72)発明者 阿部 恵子 兵庫県明石市松が丘3丁目23番5号 (72)発明者 木村 葆 兵庫県明石市大久保町高丘3丁目9番6号 (72)発明者 上田 陽一 兵庫県神戸市西区春日台2丁目10番11号
Claims (5)
- 【請求項1】 自動車のルーフキャリアに着脱自在に係
止されたアームホルダー部と、アームホルダーにスライ
ド自在にホールドされた電動モータ駆動昇降装置付アー
ム部から構成する、車椅子等の介護乗物と、乗用車との
乗り降りを介護するための乗用車取付用介護リフト。 - 【請求項2】 前記アームホルダーは、角筒の形状をし
ており一端は運転席側のルーフキャリア側縁部に車体の
前後方向に係止されたアシストバー中心付近に上下方向
の軸を中心に回動自在に取り付けられ、他端部に取り付
けられたキャスターの転動により、助手席側ルーフキャ
リア上に前後方向に敷設された平板上を回動し、助手席
又は後部座席ドア近傍にアーム部を位置させることがで
きる請求項1に記載の乗用車取付用介護リフト。 - 【請求項3】 前記アーム部は、円筒状であり突出側と
反対側の端部に取り付けたローラーベアリングと、アー
ムホルーダの助手席側下部に取り付けたローラーベアリ
ングにより車幅方向にスライド自在に保持された請求項
1または2に記載の乗用車取付用介護リフト。 - 【請求項4】 前記アーム部取り付けのローラーベアリ
ングは、走行時アームをルーフ上に固定するためホルダ
ー軸に対し360度回転でき、なおかつスライド自在に
保持できるように取り付けられた請求項1〜3のいずれ
か1項に記載の乗用車取付用介護リフト。 - 【請求項5】 前記アーム部は、屈曲した第一アームと
中央部を第一アーム先端に回動自在に係止された第二ア
ーム及び第一アーム屈曲部下と第二アーム端部に係止さ
れた電動モーター駆動シリンダーにより第二アーム反対
側端部に掛着したスリングシートを昇降させ被介護者を
リフトアップ・ダウンさせることができる請求項1〜4
のいずれか1項に記載の乗用車取付用介護リフト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10229902A JP3057489B2 (ja) | 1998-07-12 | 1998-07-12 | 乗用車取付用介護リフト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10229902A JP3057489B2 (ja) | 1998-07-12 | 1998-07-12 | 乗用車取付用介護リフト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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KR101590390B1 (ko) * | 2014-08-21 | 2016-02-03 | 울산대학교 산학협력단 | 슬라이드 리프트타입의 차량용 휠체어 수납시스템 |
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