JPH0443220Y2 - - Google Patents

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JPH0443220Y2
JPH0443220Y2 JP12818587U JP12818587U JPH0443220Y2 JP H0443220 Y2 JPH0443220 Y2 JP H0443220Y2 JP 12818587 U JP12818587 U JP 12818587U JP 12818587 U JP12818587 U JP 12818587U JP H0443220 Y2 JPH0443220 Y2 JP H0443220Y2
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wheelchair
seat
storage
driver
road board
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、車両に車椅子を積み降ろしする場
合に使用する車両用車椅子積み降ろし装置に関す
るものである。
従来技術 近年、車椅子を使用している身体障害者(以下
「身障者」という)が運転できる自動車が開発さ
れ、多くの身障者が免許を取得し、実際に自動車
を運転して、行動の不便さを解消している。
かかる自動車を運転するには、身障者は、ま
ず、車椅子から運転席に乗り移る。しかる後、こ
の車椅子を折り畳んで腕力により車内内に格納し
て走行を行うようにしている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、このような車椅子は、所定の強
度を確保するため、比較的重量が重いため、身障
者が運転席に乗り込んだ後、この車椅子を車内内
に積み込む作業は、身体の不自由な身障者にとつ
ては、大変は労力を要する作業である。特に非力
な女性や年寄り等の身障者が自動車を使う場合に
は、車椅子を積み降ろし作業が一層大変であるた
め、車椅子を簡単に車両に対して積み降ろすこと
ができる装置の提供が要望されている。
問題点を解決するための手段 この考案は、かかる従来の要望を満足すべく成
されたもので、折畳んだ車椅子が載置されて収納
される収納台を、運転席の後方のフロア上に略車
幅方向に沿つて配設し、前記運転席後側のドア開
口を通つて地面近傍まで延びる道板を、車室内か
ら出入れ自在となるように、前記収納の一端部に
配設し、さらに、前記車椅子を収納台上まで前記
道板を介して引き上げる引上げ装置を設けた車両
用車椅子積み降ろし装置としたことを特徴として
いる。
作 用 かかる手段によれば、身障者が自動車を運転す
るには、フロントドアを開成した後、車椅子から
運転席に乗り移る。そして、運転席の後側の所定
の大きさのドア開口を通して、収納台の一端部に
設けられた道板を、地面近傍なで延ばす。しかる
後、引上げ装置で、車椅子を道板を介して収納台
上まで引き上げる。
その後、道板をドア開口から車室内に収納し、
ドア開口を開成して、車椅子の収納作業を完了す
る。
また、車椅子を降ろす場合には、上記と反対の
操作を行う。
従つて、このような車椅子積み降ろし装置を使
用すれば、大きな人力を殆ど必要とせず、少ない
労力で車椅子の積み降ろしをすることができる。
実施例 以下、この考案を実施例に基づいて説明する。
第1図ないし第4図は、この考案の一実施例を
示す図である。
まず構成を説明すると、この実施例の車椅子積
み降ろし装置は、2ドアタイプの自動車に適用さ
れ、以下のように構成となつている。
まず、運転席Aの後側のフロアFに、長方形状
のベース部材1が車幅方向に沿つて配設されてい
る。このベース部材1上には、このベース部材1
と略同じ大きさの収納台2が配設されている。こ
の収納台2は、第1図に示すように、助手席Bの
後方部位が、ベース部材1に回動軸3を介して回
動自在に取付けられる一方、ベース部材1上に
は、大略くの字状に折曲する案内部材1aが固定
され、この案内部材1a上を収納台2裏面に設け
られたローラ(図示省略)が転動するように設定
されている。これで収納台2が回動軸3を中心と
して回動するようになつている。また、この収納
台2には、運転席A側の側部にレバー2dが設け
られ、このレバー2dを回動させることにより、
図示省略の機構にて収納台2とベース部材1との
係止状態が解除されて、収納台2が回動可能とな
るように設定されている。そして、この収容台2
をベース部材1上から第1図中実線に示す位置ま
で回動させた状態で、収納台2の一端部である先
端部材2aが運転席Aの後側のフロントドア開口
4から車外に臨むように設定されている。第1図
に示す運転席Aの位置は、通常の運転位置より車
両前方へスライドさせた状態にある。
そして、この収納台2aの先端部2aには、道
板5がヒンジ6により、回動自在に接続されてい
る。このように回動自在に配設されることによ
り、道板5は、前記フロントドア開口4を通して
出入れ自在に設定され、このフロントドア開口4
から車外に出した状態では、第2図に示すよう
に、地面の近傍まで接近する長さに設定されてい
る。また、この道板5は、車体のサイドシル8を
回避して地面に接近するようにくの字状に折曲さ
れている。この道板5の先端部5aには、地面に
接する一対の脚部7が配設されている。なお、こ
の脚部7の代わりに、道板5の裏面側に、車体の
サイドシル8に当接するゴム等の弾性部材を配設
することもできる。さらにまた、この道板5に
は、主に第4図に示すように、車椅子Kの大車輪
K4をロツクするロツク装置9が配設されている。
このロツク装置9は、ノブ9aを回転させること
により、一対のアーム9bを介して、車椅子Kの
大車輪K4を押圧する押圧係止部材9cが軸9d
を中心に回動されるように設定されている。この
押圧係止部材9cは、回動されることにより、押
圧部9eが道板5のスリツト5cを介して道板5
表面側に出没するように構成されている。
さらに、この道板5と収納台2には、それぞれ
車椅子Kの主に大車輪K4を案内するガイド板部
材5b,2bが所定の間隔で平行に設けられてい
る。これら平行なガイド板部5b,2bは、逆ハ
の字型に形成され、大車輪K4等の外れを防止し
ている。
また、前記収納台2には、車椅子Aを道板5を
介して、この収容台2まで引き上げる引上装置1
0が配設されている。具体的には、まず、大略L
字状を呈するアーム部材11の基端部11aが回
動軸12を介して収納台2に回動自在に配設され
ている。このアーム部材11の先端部11bに
は、第3図のように、車椅子Kのパイプフレーム
K1のリング部K2に引掛けて係止するフツク装置
13が回動自在に配設されている。このフツク装
置13は、リング部K2を引掛ける一対のフツク
棒13aが、ナツト部材13bにより、締緩され
るようになつている。
さらに、このアーム部材11を回動させる駆動
装置14が設けられている。この駆動装置14
は、駆動モータ15が前記収納台2の裏面側に固
定されると共に、この駆動モータ14には、螺旋
体16が複式ボールジヨイント17を介して連結
されている。そして、螺旋体16には、前記アー
ム部材11の略中間部に回動自在に配設されたナ
ツト18が螺合されている。この螺旋体16の回
転により、ナツト18がこの螺旋体16上を移動
することにより、アーム部材11が基端部11a
を中心に回動するようになつている。
次に、かかる構成の車両用車椅子積み降ろし装
置の作用について説明する。
身障者が自動車を運転する場合には、運転席A
側のフロントドアFDを開け、車椅子Kから運転
席Aに乗り移る。その後、身障者は、第1図中二
点鎖線に示すように、運転席Aを前方にスライド
させる。次いで、レバー2dを回動させて収容台
2とベース部材1との係止状態を解除させ、この
レバー2dを引いて、車幅方向を向いている収納
台2を、第1図中実線に示す位置まで回動させ
る。そして、収納台2の先端部2aを運転席Aの
後側のフロントドア開口4から車外側に臨ませ
る。しかる後、道板5をヒンジ6を中心に回動さ
せて倒し、そのフトントドア開口4を通して車外
側に延ばし、先端部5aの脚部7を地面に当接さ
れて支持する(第1図ないし第3図参照)。
そして、図示省略の操作スイツチを操作して駆
動モータ15を所定の方向に駆動させて螺旋体1
6を回転させて、ナツト18を介してアーム部材
11を基端部11aを中心に回動させ、このアー
ム部材11を第1図ないし第3図中実線に示すよ
うに、前倒しする。
この状態から、アーム部材11の先端部11b
に設けられたフツク装置13のナツト部材13を
緩めて、折畳んだ車椅子AのパイプフレームK1
のリング部K2に一対のフツク棒13aを引掛け
る。その後、ナツト部材13bを締め付けて、フ
ツク棒13aのリング部K2からの外れを防止す
る。
次いで、操作スイツチにより駆動モータ15を
前記と逆回転させることにより、螺旋体16およ
びナツト18等を介してアーム部材11を回動さ
せて、車椅子Kを道板5を介して、第3図中実線
に示す状態から、破線、一点鎖線、二点鎖線に示
す状態まで順次移動させて、収納台2上まで引き
上げる。この引上げ時には、車椅子Kは、道板5
および収納台2に設けられたガイド板部5b,2
bに案内されて引き上げられる。この実施例で
は、車椅子KのパイプフレームK1の下端部にロ
ーラK3を設けることにより、まず、このローラ
K3が、道板5に当接して車椅子Kの引き上げが
円滑に行われる。特に、この実施例では、道板5
の角度等の関係で、ローラK3を設けているが、
道板5と地面との角度等を小さくすれば、ローラ
K3を設けることなく、車椅子Kを円滑に引き上
げることも可能となる。
そして、引き上げが完了した時点で、車椅子K
の大車輪K4が、収納台2上に設けられたストツ
パ部2cに当接して移動が停止される。
その後、道板5を回動させて起立させて、大車
輪K4に沿わせた状態で、ロツク装置9により第
4図に示すようにロツクする。つまり、このロツ
ク装置9のノブ9aを回動させて、一対のアーム
9bを介して押圧係止部材9cを軸9dを中心に
回動させ、この押圧係止部材9cの押圧部9e
を、第4図に示すように、道板5表面側に露出さ
せて大車輪K4に当接させて、この一対の押圧係
止部材9cで大車輪K4を挟持した状態でロツク
し、車椅子Kの移動を防止する。
次いで、前記レバー2dを持つて、収納台2を
回動軸3を中心にベース部材11上まで回動させ
て車幅方向に沿わせ、このレバー2dを回動させ
て収納台2をベース部材1にロツクする。
これで、車椅子Kの格納が完了し、身障者は、
運転席Aを後退させて、元の位置に戻して運転を
開始することとなる。
なお、自動車から下りる場合には、上記と反対
の操作を行つて車椅子Kを自動車から降ろす。
このように車椅子積み降ろし装置を使用するこ
とにより、非常に簡単に、車椅子Kの積降ろしを
行うことができる。特に、この実施例のように2
ドアタイプの自動車にあつては、運転席Aの後側
のフロントドア開口4が狭いため、この開口4か
ら、身障者が車椅子Kを持ち上げて車室内に格納
するのは、極めて大変であつたが、この実施例の
ような車椅子積み降ろし装置を使用すれば、その
ような不具合は解消されることとなる。
なお、上記実施例では、2ドアタイプの自動車
に、この考案の車椅子積み降ろし装置を適用した
が、これに限らず、フロントドアの後側にスライ
ドドアが設けられたような自動車にも、適用でき
ることは勿論である。この場合には、収納台を回
動式とする必要はない。また、道板は上記実施例
では、回動式としたが、これに限らず、収納台側
からスライド式として出入れ自在とすることもで
きる。
考案の効果 以上説明してきたように、この考案によれば、
折畳んだ車椅子が載置されて収納される収納台
を、運転席の後方のフロア上に略車幅方向に沿つ
て配設し、前記運転席後側のドア開口を通つて地
面近傍まで延びる道板を、車室内から出入れ自在
となるように、前記収納台の一端部に配設し、さ
らに、前記車椅子を収納台上まで前記道板を介し
て引き上げる引上げ装置を設けた車椅子積み降ろ
し装置を提供したため、身障者は、この車椅子積
み降ろし装置を使用することにより、車椅子を車
室内に簡単に積み降ろしすることができ、車椅子
積み降ろし作業における作業労力を従来より大幅
に軽減することができる、という実用上有益な効
果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
各図はこの考案の車両用車椅子積み降ろし装置
の一実施例を示す図で、第1図は同装置の使用状
態の概略を示す平面図、第2図は同装置の使用状
態を示す自動車の斜め側方から見た斜視図、第3
図は同装置の使用状態の概略を示す側面図、第4
図は第3図の−線に沿う位置におけるロツク
装置の断面図である。 2……収納台、2a……先端部(一端部)、4
……フロントドア開口(ドア開口)、5……道板、
10……引上げ装置、A……運転席、F……フロ
ア、K……車椅子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 折畳んだ車椅子が載置されて収納される収納台
    を、運転席の後方のフロア上に略車幅方向に沿つ
    て配設し、前記運転席後側のドア開口を通つて地
    面近傍まで延びる道板を、車室内から出入れ自在
    となるように、前記収納台の一端部に配設し、さ
    らに、前記車椅子を収納台上まで前記道板を介し
    て引き上げる引上げ装置を設けたことを特徴とす
    る車両用車椅子積み降ろし装置。
JP12818587U 1987-08-24 1987-08-24 Expired JPH0443220Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12818587U JPH0443220Y2 (ja) 1987-08-24 1987-08-24

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JP12818587U JPH0443220Y2 (ja) 1987-08-24 1987-08-24

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Publication Number Publication Date
JPS6434016U JPS6434016U (ja) 1989-03-02
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